19:35
これより予算委員会第2文化会を開会いたします。私が本文化会の審査を進めることになりました宮石拓真でございます。よろしくお願いします。本文化会は、総務省所管について審査を行うことになっております。
19:57
令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算、及び令和6年度政府関係機関予算、中、総務省所管について審査を進めます。
20:09
政府から説明を聴取いたします。松本総務大臣。
20:13
はい。令和6年度における総務省所管予算案につきまして、概要を御説明申し上げます。
20:22
予算案につきましては、令和5年度補正予算と一体として、経済財政運営と改革の基本方針2023に沿って、足元の物価高を克服しつつ、持続的で構造的な賃上げや、デフレからの完全脱却と民主主導の持続的な成長の実現に向け、重要な政策課題について、
20:45
必要な予算措置を講ずるなど、メリハリの効いた予算編成を行うという政府方針の下、総務省として、活力ある多様な地域社会の実現に向けた地方業財政基盤の確立、地域DX(地域活性化)の推進、地域DXの推進を支える情報通信環境の整備、防災減災国土強靱化の推進による安全・安心な暮らしの実現、土台となる社会基盤の確保、
21:13
国際競争力の強化、国際連携の進化に向けた先導的取組の推進に特に力を入れて取り組むために編成したものであります。一般会計の予算額は18兆2100億円です。以下、時効などの説明につきましては、委員各位のお許しを得まして、これを省略させていただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
21:39
この際、お諮りいたします。ただいま総務大臣から申し出がありました総務省所管関係の予算の概要につきましては、その詳細は説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。はい。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。以上をもちまして、総務省所管についての説明は終わりました。
22:04
この際、文会員各位に申し上げます。質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。なお、政府当局におかれましては、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。それでは、これより質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
22:31
自由民主党の高木恵でございます。今日は、松本大臣には質問・答弁ございませんので、よろしかっ たらどうぞ、ご退席いただいて、結構でございます。それでは、松本大臣、ご退出を。それでは、質問に入りたいと思います。まず、野党反党自身でお亡くなりになられた方々、また被災をされた皆さんに、一頃からお悔やみお見舞いを申し上げたいと存じます。
23:00
そのことにも関連をいたしますが、最初に防災対策についてお伺いをさせていただきたいと思います。地震、そして風水害、火山噴火など、自然災害がいつどこで起こるかわからないわけでありまして、被災者の救助や復旧作業には、一人でも多くのマンパワーが必要だというふうに思っています。
23:23
自衛隊をはじめとする外部からの応援要員にも、これはおのずと限りがあることでありますから、私は自治体職員はできるだけ被災をした自治体であるとすれば、
23:42
その勤務している自治体の中にできれば居住をしていただいている方が望ましいというふうに私は思っています。特に都市部においては、遠方から通勤してくる職員も多いわけでありまして、いざというときにどれだけ職員が参集できるかも、これもなかなかわからないという状況にもあります。
24:08
自治体の職員の意向を尊重しなければいけないと思いますが、しかし一方でできるだけ職場接近を自治体職員にも進めていくという姿勢も私は必要なんではないかと思うんですが、総務省の所見をお伺いしたいと思います。
24:29
(馬賀)お答えします。自治体職員に関し、できるだけ職場接近を進めることは、先生ご指摘のように当該職員の意向を尊重することが前提ではありますが、災害対応の観点などから重要なご指摘であると考えております。今後自治体の事例なども把握しながら研究してまいりたいと存じます。
24:52
なお発災時自治体職員が迅速に参集し 災害応急対策を行うことは極めて重要なことから、自治体が地域防災計画や業務継続計画に職員の迅速な参集について定めるよう働きかけているところであります。
25:11
ありがとうございます。副大臣から力強い御答弁をいただいて、私は職員はやはり参集をするというのはもちろん大事なんですけれども、参集前提というのもなかなか難しくてですね。
25:27
東京で言えば、東日本大震災のときにも、なかなかあのときは昼間でしたから勤務時間内だったんですけれども、やはり勤務時間外のほうが時間は長いわけなので、そういう意味で言えばできるだけ職場接近を進めていくという姿勢が必要なんではないかなと思っていて、
25:52
そのためには自治体がこういうふうにしたらいいんではないかというアイデアに対して、ぜひ総務省もそれは応援をしてあげていただきたいとこのように思います。例 えば職員住宅を仮に作ったほうがいいと思う自治体があるとすれば、そういうことも防災上の観点からも含めて応援をしてあげていただきたいなというふうに思っています。
26:16
ですから、全国の自治体を所管をする総務省が所管をしているわけですから、そこの総務省としての防災対策における職員の在り方、そして居住の在り方、あるいは参集の在り方、これからもぜひ研究をして進めていっていただきたいとこのように思います。
26:36
都市部においては、特に災害時の避難所スペースが私は圧倒的に足りないというふうに思っています。避難所スペースの確保に今後どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたいと思います。
26:59
お答えいたします。避難所の確保につきましては、災害の規模によっては、発災時に当該地域の大多数の住民が避難することを想定すべきであること、また避難所における良好な生活環境を確保する上でも十分な生活スペースの確保が望まれることから、各自治体において確保の取組を進める必要があると考えております。このため、政府においては、想定される避難者を勘案した上で、指定避難所の一層の指定に取り組むこと、館内の公共施設のみでは指定避難所を量的に確保することが難しい場合には、旅館ですとかホテル、企業の社屋の一部、企業の研修施設や福利構成施設などを活用できるよう、事前に協定を締結することなどを示して取組を促しております。今後とも自治体において、地域の実情を踏まえ、十分な避難所数を確保できるよう、指定避難所となる公共施設を所管する関係省庁等と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。
27:59
私は東京選出なので、地元のことを想定をしながら、全国にそのことも思いをいたしながら質問をするんですが、学校の例えば校舎や体育館あるいは校庭、そういうところが避難所になっていくわけでありますけれども、圧倒的に多分足りない、スペース的には足りないと思っています。それで、スペースにも限りがあって、常時その避難所を用意しておくっていうことはなかなか難しいというの はわかるんですが、何かあったときには転用ができるという、そういうスペースをやっぱりできるだけ確保していくことが必要なんだろうとこう思っています。例えば、スポーツ広場ですとか、公園もそうですけれども、とにかく人が集まるところ、それをできるだけ、総務省だけで考えるんじゃなくて、少々横断的に、スポーツ広場であれば、例えばスポーツ省や文科省やそういうところにも協力をいただかなきゃいけないだろうし、そういうことを、人がたくさん住んでいるところ、あるいはいらっしゃるところ、昼間の人口と夜の人口の違いもあるでしょうし、そういうことをぜひ思い出しながら、避難所スペースの確保を努めていただきたいとこのように思います。そして、避難所のことについてちょっと申し上げたいんですが、今回の野党反党自身も、かつての震災もそうだったように、災害が起こりますと、避難所にやっぱり多くの方が集まってくる。そのときに、避難所の秩序の構築、そして秩序の維持、それはじゃあ誰がやるのかということだと思うんですね。先ほど和服大臣にお答えいただいた、自治体職員の話もそうなんですが、例えば避難所の運営の責任者は誰なのかとか、こういうことをしっかり事前から決めておく必要があると思います。私たちは、前向きなこと、ポジティブなこと、例えば避難所でこうしたほうがいいよね、こうあるべきだよね、こういうことについては、結 構みんな協力をしていただいて、多分前向きに取り組めると思うんですが、逆の、要するにネガティブなこと、こういうことについては、じゃあ誰が責任者なんだと、誰が決めるんだと、避難所の秩序はどうするんだということは、なかなか大変だと思います。例えば私が想定をするのは、避難所には入れる人のキャパシティがあると思います。キャパシティを超えたときに、あなたはもう入れませんよってお断り、誰ができるんでしょうかね。そこの責任者、あるいはその避難所を運営をする責任者というんですかね、例えば200人のキャパシティのところだったら、201人目の人が来たときに、あなたはもう入れませんよとお断りができるんでしょうかということであります。それがスペースがあれば、あちらだったらまだありますからどうぞということは言えるかもしれないし、あるいは体育館に入れなければ、申しわけないんだけど、校庭でテントを張ってくださいということもできるかもしれない。だけども、そういう指揮命令系統を含めて、避難所というのは突然開設をされるわけですから、秩序がないんですね。ですから、この秩序をどう維持するかというときに、スペースの問題を含めて人の確保、そして最終的には自治体職員がどういう役割を果たすかという意味も含めて、私は今回のノートハント自身も踏まえた現実的な対応というものは必要だろうと、こう思っているわけであります。ですから、よくそのあたりもお考えをいただいて、これからの自治体に対する助言やアドバイスをしていただきたいと、このように思っています。さて、災害時の情報伝達手段について伺うんですが、携帯電話はいまだに通信できる可能性は多分少ないと思います。可能性は低いと思います。さまざまな代替サービスがつくられてきていて、この課題は年々改善されているというふうに私は思っていますが、しかし災害退国とも言われている我が国でありますので、災害時でも自分たちが持っている携帯電話が、通話としてできるだけ使える環境というのを、これから一層目指していってほしいと思うんですが、そのことについての見解を伺いたいと思います。
32:47
お答え申し上げます。通信、特に携帯電話は災害時におけるライフラインとしてつながることが重要であると認識しております。今般の野田半島地震により携帯電話サービスでは、商用電源の停電、基地局の倒壊損傷などによる設備故障、電装炉の断絶といった原因によりまして、野田半島北部六市町において被災前のサービスエリアと比較して、最大でその 約7割から8割のエリアで支障が発生しております。このようなサービス支障に対しまして、これまで官民が連携して早期復旧に向けて、移動電源車や過半型の衛星アンテナ、ドローン技術を活用した臨時の基地局といった応急復旧機材の設置を進めた結果、立ち入り困難地点を除きまして、1月中旬には応急復旧が概ね終了しております。今後、被災の原因やその対応について必要な検証を行い、今回衛星やドローンなど新しい技術を活用した取組も進められたことや、官民の連携が進められたことも踏まえまして、災害時に通信が途絶しないよう、通信環境の一層の強化に向けて取組を進めてまいります。また、特に近年では衛星や清掃船を飛行する無人航空機などを用いて、手持ちのスマートフォンで通話やメールの送受信を行うことができるサービスの将来的な実力化に向けた取組が、関係事業者によって進められていることもございますので、そういった新技術も活用することにより、基地局が被災し、地上のネットワークが停止した場合でも、携帯電話サービスが利用できるような取組も進めてまいりたいと考えております。
34:23
この問題は、相当前から問題提 起もして、そして私も非常に関心を持って取り組んできた課題の一つでありまして、総務省も一生懸命予算をつけたり、いろいろな試みをやっていただいているのは、よく存じ上げているつもりであります。しかし、今回の野党半島地震でも、おおむね通話が復旧をしたのが、だいたい1月1日に発災をし、そして復旧をしたのがだいたい1月18日というふうに言われておりますので、半月以上は今回でもかかっているわけであります。ですから、これが被災地の通話というのは、もちろん通話量が激増して集中をするからなかなか通話しづらくなるというのは、これは事情はよくわかるんですが、しかしそうは言っていても、やはり携帯電話がつながればいろいろなことが進んでいく。特に安否確認をはじめとして、いろいろな作業ができるようになるわけですから、ぜひハードルは高いんですけれども、これは前向きに取り組んでこれからもいただきたいし、衛生を含めてできるだけの技術を駆使して、1日も早く、そしてできればいつでも使える、こういう携帯電話サービスを構築するように取り組んでいきたいと思います。次の質問に入ります。郵政事業についてお伺いをしたいと思います。令和6年度、この4月からのですね、令和6年度の秋からと言われているんですが、郵便料金の値上げが計画をされています。現状の日本郵便の収支見通しでは、その値上げが行われるとですね、令和7年度は若干の黒字となるものの、令和8年度には再び数百億と言われていますが、数百億の赤字になると言われています。郵便事業がこのような赤字体質に陥ったその理由をまず聞かせていただきたいと思います。
36:45
お答え申し上げます。郵便事業につきましては、これまでも日本郵便におきまして、郵便の利用拡大や区分作業の機械化、適正な用意配置などによる業務効率化に取り組んできたところでございますけれども、平成13年度をピークに郵便物質は毎年減少しており、また令和4年度には社員の賃金の引上げや燃料費などの高騰の委託料などへの適正な転換に取り組んだところでございまして、令和4年度の郵便事業の終始は平成19年の郵政民営化以降初めての赤字となったものでございます。この郵便物質の減少傾向は今後も継続することが見込まれる一方、我が国全体がポストカット型経済から成長型経済への変革を目指す中で、賃上げや適正な価格転換には引き続き取り組む必要があることなどを総合的に考慮した結果、消費税増税に伴う改定を除くと、約30年ぶりとなる25年 、25グラム以下の低経郵便物の料金の見直しに取り組んでいるものでございます。しかしながら、文科委員御指摘のとおり、令和8年度以降の収益は再び赤字化する見通しとなっております。このような状況を改善するため、総務省としましては、引き続き様々な機会を捉えまして、日本郵便に対し競争力がある質の高いサービスの提供などによる収益力の向上を求めてまいります。
38:12
手紙、はがき含めて、郵便の取扱い費用が減少していることや、30年ぶりの見直しということで、今まで料金体系の見直しをしないできた努力については、私は評価をするし、本当に頑張られてきたんだろうなと。時代の変化がある中で頑張ってきたんだなと思いますが、一方では、やはり釈然としないのは、何でこうなってしまったのかというところだと思うんですね。いろいろな理由はもちろんあると思いますけれども、一つの理由として、これはよく聞く話でありますが、2015年、平成27年、6200億円で買収したオーストラリアのトールホールディングス、この買収の失敗というのが実は背景にあるのではないかなという気もいたしています。日本郵便にとって、これは致命的な出来事だったのではないかなと思います。この買収で収益が悪化して、2年後の2017年には4000億円の損失を出しています。さらに2021年には674億円の損失を計上し、この一連の責任というのは、誰がどのように取られたのか、私は詳しくは存じ上げませんけれども、少なくとも現在の経営状況は、このことが大ひいているのではないかなという感じもいたしています。このトールホールディングスの買収に関して、社内ではどのような総括的見解が出されたのか、責任の取り方を含めて教えていただきたいというふうに思います。市倉昇日本郵政株式会社 常務執行役お答えいたします。ただいま文会員御指摘のとおり、残念ながら私ども2017年とそれから21年に多額の損失を計上いたしました。17年の減損損失を計上し、それを公表した際には、日本郵政、それから日本郵便の役員が、その報酬の一部を半年間返上をいたしております。その後、トール社の経営陣の殺伸、人員削減や部門の倒廃後等によるコスト削減によりまして、現在トール社の損益は苦労中を確保しております。収益の多様化を図るための海外投資が、このような大きな損失を招いたことにつきましては、大変重く受け止めております。今後とも投資の判断に際しては、この教訓を踏まえて慎重に検討してまいる所存でございます。
41:19
郵便流金の30年間の見直しをしなかったという努力とね、今のトールホールディングスの買収の失敗ということを金合わせ考えてみると、実は値上げをする、今年の令和6年度の秋と言われている値上げをしなければならない。この事情は、トールホールディングスの買収がもし失敗しなければ、もっと先延ばしをして、もっと頑張れたんじゃないかという気がしてならない。というのは私の個人的な感想です。ですから、この投資の失敗というのは、本当に致命的なことになる可能性があるので、郵政民営化が何だったのかということとも、これは結びつく話でもあるかもしれませんが、慎重にというか、国民に負担を求めていくということを最終的に選択をせざるを得ないとするなら、こういうことは本当によく考えた上で、ど ういう要するに会社として経営をしていくのか、運営をしていくのか、このことを一つの大きな教訓にしていただいて、今後の取組を行っていただきたい、健全な経営のために頑張っていただきたい、このように思います。このような失敗もあって、いながらも郵政事業は現在に至っているわけでありますけれども、郵政3事業一体による郵便局ネットワークの維持というのは、私はこれからも国民にとって必要な社会インフラというふうに考えています。まずこの郵政3事業一体による郵便局ネットワークの維持、このことが国民に必要な社会インフラであるという、このことに対する見解をまず伺いたいと思いますし、またそのためには、郵便料金の値上げ以外に、日本郵政グループとして何を行う必要があるというふうに考えているのか、所見を伺いたいと思います。市倉日本郵政常務執行役日本郵便は、日本郵便株式会社法によりまして、郵便貯金保険の3事業業務として、ユニバーサルサービスを郵便局で一体的に、かつあまなく全国において公平に利用できるようにしなければならないとされております。民営化以降、局数の大きな変動はなく、郵便局ネットワークを維持しているところでございます。郵便局ネットワークは、日本郵政グループとお客様との大切な接点であるだけでなく、当グループの最も根幹をなす資産であると考えておりまして、現時点では、現在のネットワーク水準を引き続き維持していく必要があると考えております。日本郵政といたしましても、郵政3事業が一体となってサービスを提供していくことが、郵便局ネットワークの価値向上につながると考えておりまして、日本郵便、郵政銀行、かんぽ生命保険の親会社として、3社の住宅関係、協業関係の維持強化に取り組んでまいりたいと考えております。以上。
44:45
今、御答弁の中で、現時点ではこのネットワークを維持していきたいというお話がありましたが、現時点ではではなくて、現時点も将来にわたってもと、私はそう思いますよ。現時点ではじゃなくて、将来も含めてこれは大事なんだ。国民にとっての必要なインフラなんだというふうに私は思います。三重化以降も実際の局数はそれほど変化がないというお話がありましたけれども、しかしなくなっているところもありますからね。それから局が格下げになっているところがあるわけですよ。ですから、そういう意味では郵政三事業一体化による郵便局ネットワークの維持というのは、国民にとって必要な私はインフラだと、社会にとって必要なインフラだというふうに思っていますので、この三事業一体による郵便局ネットワークの維持に向けて、ぜひ努力をしていただきたい。間違っても投資の失敗とか、そういう会社経営上の問題で国民サービスが削減をされることがないように、このことだけは私は強く申し上げておきたいというふうに思います。次の質問に入らせていただきたいと思います。地方税に関していくつかお伺いをしたいのですが、まず固定資産税の一つであります消極資産税について伺います。この消極資産税は世界的に見ても、課税をしているわけには少数派だという話がありますし、私もそう聞いています。この経済界からは毎年消極資産税廃止の要望が出ているのですが、この消極資産税に関する総務省の見解を伺いたいと思います。
46:34
お答えをいたします。消極資産に対する課税でございますが、我が国だけではなく、アメリカの州、イギリス、韓国、フィリピンなどといった国でも行われていると承知しております。固定資産税は令和4年度決算ベースで約9.6兆円と、市町村税収の4割兆の税収規模であり、うち消極資産分は約1.9兆円。こういうことでございまして、市町村にとって安定した基幹財源となっております。また、消極資産課税の見直し議論についてでございますが、全国市町会、町村会をはじめ、多くの地方団体から現行制度検示の意見が数多く出されているところでございまして、見直しには慎重な議論が必要かと考えております。一方でございますが、固定資産税については、例えば中小事業者等が取得した生産性向上等に資する消極資産に係る特例措置を講じておりますなど、政策目的などを十分に勘案しつつ、必要な措置を講じているところでございます。今後とも、市町村の基幹税である固定資産税の安定的な確保に十分配慮しながら、必要な措置については、関係省庁とも議論を行ってまいりたいと、このように考えております。
48:03
はい、これ、いくつかの地方税に関する質問をご用意させていただいたんですが、全てにおいて税調の中でも結構議論になっていて、毎年この消極資産税の問題も取り上げられていて、今の答弁なのは、私も御答弁は御答弁として御理解を申し上げるつもりでありますが、世界は、今、194か国と言われているのかな。例に挙げていただいたところは、ある意味で先進国なんでしょうけれども、税体系がどうあるべきなのかというのを、普段に研究をしていただいて、国際競争力とかそういうことも含めた、国税地方税、両方の関係性や在り方というのを、ぜひ追求をしていただきたいと思います。次に収入金課税について伺うんですが、電力ガス事業等に対する収入金課税は、既に課税根拠を私は失っているというふうに思っています。これは独占事業であったときの制度ですから、自由化されているんですので、そろそろこの収入金課税は廃止をされるべきではないのか、これは私は従前からそう思っています。そのことに対する見解を伺いたいと思います。(( 黒岩 貴司 )) 馬場総務副大臣、申し合わせの時間が経過しておりますので、答弁は小池さんにします。収入金額課税制度については、電気ガス供給業に関して、小売の全面自 由化や総廃電、同館部門の法的分離などの事業を取り巻く環境変化を踏まえ、令和2年度、4年度税制改正などにおいて、既に課税方式の見直しが行われたところであります。収入金額課税については、原発立地団体をはじめとする地方団体から、受益に応じた負担を求める課税方式として定着し、税収の安定化にも大きく貢献していること、大規模発電施設は周辺環境への負荷が大きく、多大な行政サービスを受益していること、地方財政団体や電源立地圏をはじめとする個々の地方団体の税収に与える影響が大きいことなどから制度を堅持する強い要望がございます。今後の収入金額課税制度の在り方については、令和6年度与党税制改正大綱において、個々の自治体の税収に与える影響等も考慮しつつ、事業環境や競争状況の変化を踏まえ、その課税の在り方について引き続き検討をするとされており、関係省庁とも議論を深めてまいります。以上。
50:48
引き続き検討を続けていただきたいと思います。時間が来ましたので、以上で終わります。ありがとうございました。これにて高木恵君の質疑は終了いたしました。ありがとうございました。
51:33
日本共産党の宮本徹です。今日はまず、SNSの成りすまし対策についてお伺いしたいと思います。資料をお配りしておりますけれども、最近、著名人、政治家、企業なんかの成りすましのアカウントが相当問題になっております。私自身も昨年秋に、まったくそっくりの成りすましのアカウントが作られました。その裏面を見ていただいたらわかるんですけれども、このxqtwitterでの私の成りすましアカウントは、リプライ機能を使っていろんな人に働きかけている。こういうことをやっている。毎日シェア、給当株、有料成長株、ラインに参加して受け取ることができます。この手のものは、投資詐欺にも多くあると指摘されているわけですが、私が怪しげな投資の勧誘、投資詐欺を行っているかのように、これだけを見ればうつる事態が生まれているわけですね。