19:40
これより会議を開きます。内閣提出、地方税法等の一部を改正する法律案及び、地方交付税法等の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。この際、お諮りいたします。両案審査のため、本日、政府参考人として、内閣府大臣官房審議官植野祐子(ふえのゆうこ)さん、子ども家庭長、長官官房審議官高橋浩二(たかわしこうじ)さん、子ども家庭長、長官官房総務課資金制度等準備室長熊木雅人(くまきまさと)さん、総務省大臣官房総括審議官指原(いびはら)佐藤(さとし)さん、大臣官房総括審議官藤野(ふじの)雅人(もさる)さん、大臣官房地域力創造審議官山口信子(やまこしのぶこ)さん、自治行政局長山野健(じちぎょうせいきょくしょうやまのけん)さん、自治行政局公務員部長小池信之(こいけのぶゆき)さん、自治財政局長大沢博(おうさわひろし)さん、自治税務局長池田達夫(いけだたつお)さん、情報流通行政局長小笠原陽次(おがさわれようち)さん、消防庁次長小見雄一(ごみゆうち)さん、厚生労働省大臣官房審議官宮本直樹 公正労働省大臣官房審議官鳥居
20:43
大内さん経済産業省大臣官房審議 官井上誠一朗さん経済産業省大臣
20:50
官房審議官真部秀樹さん資源エネルギー 庁省エネルギー新エネルギーブ長井上博さん中小企業長事業環境部長 山本勝則さん国土交通省不動産建設経済局次長川野豊さん国土交通省 水管理国土保全局次長岡沢健一さん国土交通省水管理国土保全局 下水道部長松原誠さん及び環境省大臣官房審議官奥山雅也さんの出席 を求め説明を聴取いたしたいと存じますが御異議ありませんか 御異議なしと認めますよとそのように決しました 質疑の申し出がありますので順次これを許します 中川康博さん おはようございます公明党の中川康博でございます質問の機会を いただきまして大変にありがとうございますきょうは令和六年度地方財政計画 および地方交付税法さらには地方税法の改正案ということで何点 か大臣に始め総務省の皆様にお質問をさせていただきます 最初に子供子育て政策の強化にかかる地方財源の確保について お伺いをいたします この件につきましては本会議で私どもの平橋 議員も大臣に対して答弁を求めておりますが委員会の席で改めて もう少し詳しくお伺いをさせていただきます 令和六年度の地方財政計画では当初その確保が大変危惧をされて おりましたけれどもこの子供子育て政策の地方財源の確保について まずは加速化プランの令和六年度の地方負担分0.2兆円を確保する とともに地方自治体が子供子育て政策の単独事業として実施する 財源についても来年度一般行政経費0.1兆円を増額をいたしました この財源の確保及び増額についてはこれまで一貫して子供子育て 政策の充実を主張してきた公明党として高く評価をするものでございます しかしこの加速化プラン及び地方が今後も独自に行う子供子育て 政策の即答事業は令和六年度限りではなく令和七年度以降も引き 続き継続さらには充実をさせていくものでありその安定的な財源 の確保はこれ各地方自治体にとっては大変に重要な課題でございます そこで改めて総務大臣に伺いますが政府が主導する加速化プラン の地方負担分並びに地方が独自に行う子供子育て政策の財源について は令和七年度以降も国が安定的に確保をしていくことこれが地方 自治体にとっても重要と考えます
23:12
が総務大臣の見解を伺います 松本総務大臣
23:19
ありがとうございます 子供子育て政策の強化は国と地方が車の両輪となって取り組んで いくべきものと認識をしているところでありその旨を子供未来 戦略加速化プランにも盛り込んでいるというふうに理解をいたしております その趣旨は今委員からも御話がございましたように国が進める 政策の地方負担分と地方が独自に展開をする政策の財源の確保 ということいずれもが重要であるということもこの意味の中には 含まれていると考えているところでありまして子供未来戦略におき ましても加速化プランの地方財源を確保すること が盛り込まれまして 令和六年度の地方負担については全額を地方財政計画の最初に 計上し必要な財源を確保することができているところでございます また地方団体がきめ細かに独自の子供子育て政策を実施できる 地方単独のソフト事業について地方財政計画の一般行政経費を 〇一兆円増額をしたところでございますが委員御指摘のとおり子供子育て 政策子育てへの応援というのは引き続き重要な課題であるという ふうに認識をしておりまして令和六年度以降についても地方の 皆様の御意見を十分に踏まえながら各年度の予算編成過程を通じて 適切に地方財源の確保に取り組ん
25:02
はいありがとうございました 大臣の力強い答弁をいただきまして地方もどんな話ができるんじゃない か今回の地方財政計画について地方 六団体からも 大変に高い評価を得ているんですね その一つがやはりこの子供子育て政策の財源の確保というここに あったのではないかなというふうに思っています 子供未来戦略方針のときに大変にこの地方負担分というのが大体 三分の一ぐらい確保するというところがあったんですけれども 非常に危惧されておりましたここは本当に総務省が持っていただ いて財政当局と交渉しながら確保していただいたなというふうに 思っています令和七年度以降もしっかりとここを 確保していくそしてこの子供子育ての政策を充実していくこれは国 の政策としてもさらにはそれを終えられいただくのは地方でございます ので連携をしながらここを充実させていく大変に大事な課題だ と思いますので大臣また引き続きよろしくお願いを申し上げます 続きまして賃上げ促進の観点から二点ほどお伺いをさせていただきます 一点目に会計年度職員の手当てについて伺います 近年食料品や燃油代等の物価上昇が長期化する中この物価上昇を 上回る賃上げを実現することは今や政府の最重要課題の一つでございます そのような状況の中この令和五年人事委員会勧告に伴う給与改定 に要する経費の確保や昨年の地方自治法改正に伴い可能となった 会計年度職員の勤勉手当の支給分を令和六年度の地方財政計画 において〇二兆円確保したことは地方自治体における職員の給与 を確実に引き上げるのとともに社会全体の賃上げを促進するという 意味からも大変重要な取組でございますそこで総務省に伺いますが昨年 の地方自治法改正によって支給可能となったこの会計年度職員 の勤勉手当については現在どのくらいの自治体において令和六 年度からの支給を予定しているのかここをお伺いしたいと思います また併せてこの勤勉手当に先行する形で令和二年度から支給されて おりますこの期末手当につきましても既に全ての自治体で支給されている ものと思いますがその支給状況
27:01
についても併せて御答弁を願います 小池智行政局公務員 部長
27:05
会計年度の入浴職員の勤勉手当 につきましては令和五年十二月一日現時点において令和六年度 から支給する予定の団体は千六百七十三団体支給しない予定の 団体は百十二団体となっておりますまた会計年度入浴職員の期末手当 につきましては令和五年四月一日現時点におきまして支給している 団体は千七百七十七団体支給していない部門又は職種があると答えた団体 は十一団体となってございます総務省としましては制度の適正な 運用について昨年末に改めて助言通知を発出しておりまして今後 とも会計年度入浴職員の期末手当及び勤勉手当の支給につきまして はヒアリングの機会等を活用して適切に対処するよう促してまいり たいと考えております中川佳彦君 ありがとうございました今聞いた限りにおいては相当令和 六年度から勤勉手当については支給を準備をしていただいている こういった印象を持ったわけでございます更には期末手当についてもまだ 何らかの形で支給できていないのが十一団体というお話でございました これは賃上げ促進の観点からもやはり公務員の皆さんの人事院 勧告による給与の引上げさらにはこの会見年度職員の皆さんもやはり しっかりとした手元に所得が確保できるこれは大事な要素だと思 うんですね
28:31
全国でどれだけの割合かという ところを考えましてもやはり公務員
28:33
の皆さんの割合というのは大きい と思いますそこがしっかりとボトムアップ をしていくことによって社会全体の賃上げの促進が図られるそう いった状況があるかと思いますので引き続き現場を細かく見て いただきながら助言通知等になるかと思うんですけれども各地方 においてこの勤勉手当期末手当がしっかりと余りなく引き上げ できるような状況そして再来年度以降もその財源をしっ かりと地方 に私ができるこういった体制をお作りいただきたいと思います のでどうぞよろしくお願いを申し上げます もう一点賃上げの促進の観点から自治体施設管理の委託料について お伺いいたします令和6年度の地方財政計画につきまして は自治体施設の公立費の高騰に対応するとのとともにごみ収集 や学校給食など自治体のサービスや施設管理等の委託料の増加への 対応として今回初めて300億円を計上をしております 私が今回初めて講じられるこの委託料の増額につきましては昨年 全国で問題となった学校給食の運営事業者の事業停止の例など からも必要な措置と考えておりますがこれまでの自治体と委託業者 との契約はそのほとんどがいわゆる競争入札で決定されていたために 物価高騰や人件費増の中においてもなかなかこの委託料に反映されない 状況これが続いていたのではないかこのように感じる1人でございます またその結果委託先で働いている社員の皆様の賃金も上がらない 内市は最低賃金ぎりぎりという状態が続 いていたのではないでしょうか そこで総務省に伺いますが各自治体における施設管理などにおける 委託料については現場において確実な価格転嫁ができているのか さらには十分な人件費の積算となっているかなど今後も現場の 実態及び契約の状況を見ていくのとともに的確に現場のニーズ に対応した額を積算していく必要これがあると考えますがいかが でしょうか
30:30
総務省のお考えを伺います 山野自治行政局長
30:44
施設管理等の委託料の価格転嫁 の実態状況の把握についてのお尋ねですが最近では昨年閣議決定 されました総合経済対策におきまして国地方公共団体等による サービス等について資材価格の高等賃金上昇等の転嫁を進める こととされております総務省としましては都道府県及び 指定都市の資材価格高等賃金上昇等を踏まえた契約変更等の対応 状況をお聞きしながら適切に対応いただくよう助言通知してきた ところでございますまた令和六年度の資材対策に踏 まえまして自治体のサービス施設管理等の委託料の増加に対して も適切に対応いただくよう助言通知を行っております 今後とも各地方自治体においては今般の地方財政対策等を踏まえ 適切に対応していただくことが重要であると認識しておりまして 引き続きこれらの通知の趣旨を徹底するとともに状況の把握に 努めてまいります中川芳生さん ありがとうございました昨年度はいわゆるこの自治体施設 の高熱技の高等ということで七百億円積んでいただいたわけなん ですね本年度はこの高熱技の高等は四 百億円そしてこの委託料の増加で三百億円こういった形にして いただきたわけです各自治体施設においていろいろな 委託等をしているわけですけれどもこの委託料って結構やはり競争 入札だったりとかあと昨年と同じような流れとかいわゆる人件費 の増が全然反映されていないないしはひどいところになると 常在性改革の一端で切られていくこういった状況もあるわけなん ですねそしてある施設ある団体がもういい となるとどこでも違うところある
32:21
よみたいなこんな話にもなるそう するとそこで働いている皆さん
32:25
のこのいわゆる賃金これが上が っていないこういった状況があるのではないかなと思っているんです そういった意味においては今回本当にこの現場に光を当てて三百 億円を計上していただいたこれは私は非常に評価するところであるん ですがこれによってしっかりとそういった委託料についても額 が反映しているのかそしてそこで働く皆さんの社員の給与ここもし っかりと何ていうんかな見れているのか最賃ギリギリというところ もやはりいまだあると思いますのでそういったところも総務省 都道府県を通して見聞きをしていただ きながらやはり皆さんが 豊かな状況でお仕事ができるそういった状況をつくりをいただきたいと思います のでどうぞよろしくお願いをいたします要望とさせていただきます 続きまして外計標準課税について一点お伺いいたします この外計標準課税につきましては昨年の税制大綱の中においても 一番議論になった内容の一つではないかなというふうにも思っています この外計標準課税特に適用対象法人の見直しについてはお伺いいたします この外計標準課税についてはこれまで資本金が一億円超であった 企業が財務会計上単に資本金を資本常用金に振りかえ意図的に 課税逃れを行う原資が大変に大きな問題となっておりました そこで今回の改正案ではその原資対策として資本金一億円超の現行 基準は今後も維持したまま今回新たにこれまで外計標準課税への 対象であった法人が今回の改正案の施行日以降に資本金一億円以下 でかつ資本金と資本常用金の合計額が十億円を超えるものについて は新たに外計標準課税への対象とするとされたところでございます 私は今回 の改正案は今後意図的な原資を防ぐという意味でその 意義は大きいと考えますが同時に今回の改正への本来の目的でありました 既に原資を行い外計標準課税への対象から外れた法人が引き 続き対象外であることについては税の公平性の観点から見ても 疑問を感じざるを得ない1人でございますまた今回の改正案はその施行日 が令和7年4月1日を予定しているためそれまでに課税逃れのための いわゆるかけ込み需要これが働くことを十分予想されます そこで総務省に伺いますが今回の改正案ではその施行日までの かけ込み需要これを防ぐために具体的にどのような措置を講じて いくのかここはしっかりと対策を講じることが大事かと思います がその点総務省のお考えをお伺いします 池田政府参考人お答えをいたします原資への対応につきましては納税 者都道府県の双方の準備期間が必要であることなどを踏まえまして 令和7年4月1日に施行することとしておりますが委員御指摘のとおり 法施行前にかけ込みで資本金一億円以下に 減資する企業が生じ 得ることが想定されますことからその対策を講じることとしております 具体的には交付日前に外形標準課税の対象であった法人が交付日 以降に資本金一億円上から一億円以外に減資した場合でも資本金 と資本条約金の合計額が十億円を超えるとの新たな補充的な基準 に該当すれば外形標準課税の対象とするなどの措置を講ずること としておりますこれによりいわゆるかけ込み減資対策にも対応しつつ 公平公正な税制を実現してまいり
36:01
ありがとうございました 税への公平性というのは非常に大事でありましてそういった意味 においてはこれまで既に減資をしたところが対象にならないという のは私は個人的にはどうかなというふうに思っておったんですがきょう それを議論しても仕方ないわけですのでここは議論しませんが そ れと一点やはり当初税制大綱の協議をしていたときに例は七 年四月一日以降だからそれまでにかけ込み需要をするところが いっぱい出てくるじゃないかというこういった問題点があったわけ であります今日の答弁の中では施行日以降 じゃなくて交付日前にその対象であって交付日以降を減資した ところはもう基本的には対象とするそうすると今もうこれは既に衆議院 で審議していましてこの後参議院で審議をし成立すると成立とともに 交付ということになるのではないかなと思いますのでそうすると 多くのかけ込みを防ぐことができる有効な判断をしていただいたん じゃないかなというふうにも思います今後もこの外国標準課税あるべき 姿について議論を重ねていきたいと思いますのでよろしくお願い をいたします最後に新築住宅に係る固定資産税 の減額措置についてお伺いをします私この固定資産税というのは地方 の大事な税財源ですのでよく質問をするんですがきょうはこの新築 住宅について聞きます昨年十二月に決 定をいたしました 与党税制大綱並びに今回の改正案では今年度末で適用期限を迎える 新築住宅に係る固定資産税の減額措置については引き続きその適用 期限を二年延長するこのようになりましたしかしこの特例は高度経済成長 時住宅ストックが不足していた昭和三十九年度において住宅建設 の促進を目的に法制化されたものであり人口減少や空き家の増加等が大きな 課題となっておる現在においては既にその使命を負いたのではない かとの指摘もあります私もそう感じておる一人でございます 現に昨年の与党税制大綱ではその検討事項の中に新築住宅に係る 固定資産税の税額の減額措置については国として推進すべき住宅政策との 整合性を確保する観点から地方税収の安定的な確保を前提に そのあり方について検討すると明記をされております そこで総務省に伺いますがこの新築住宅に係る固定資産税の 減額措置についてはこれまでのように一律対処とするのではなく今後は例えばその対象を環境性能が高い 住宅に重点化していくなど何らかの角度をつけた見直し これを行う必要があるのではないかというふうに思いますが その点について御答弁をお願いたいと思います
38:38
お答えをいたします 委員御指摘のとおり新築住宅に係る固定資産税の減額措置 これは全国的に住宅の絶対量が不足する中住宅の建設を促進する観点から 昭和39年に創設され以来長年にわたり 延長等の措置が講じられてきたものですが住宅をめぐる社会環境 またその課題は 大きく変化していると認識しております具体的な見直しのあり方については 委員御指摘のような環境性能の高い住宅への重点化以外にも 国として推進すべき住宅政策としてはさまざまな視点が考えられますことから 住宅政策を所管する関係府省とも十分に議論しながら 検討を進めてまいりたいと存じます
39:38
ありがとうございましたこれは昨年の与党税制大綱で 2年延長となったわけですのでこの2年間は基本的には変わらないわけですけれどもこの2年間の中でどう議論していくか ということが非常に大事だと思うんですねそういった意味においては今回検討項目の中に そういった一文が入ったということは私は非常に評価する一人でありますし今環境性能が高いのでやはり税部とか 税地とかそういった住宅があるわけですですから本当にそういったいわゆる 政策誘導というかインセンティブが効くような方向性でやはりこういった 税の仕組みもつくっていくこと併せて小手資産税というのは地方にとっては 基幹税であり大事な財源ですのでそこはしっかりと議論を深めた上で 政策誘導ができるような税制措置これは大事だと思うんですね先ほども答弁がありましたけれどもこれは総務省だけで決める話ではございませんやはり国交省も大きく絡んでまいりますしないしは環境省こういったところも 絡んでくるかと思います関係省庁がしっかりと議論を重ねながらこれは2年後の税制措置においてどうしていくか という問題だと思うんですがそこに向かって議論を重ねていくまた私どももそこに向かって議論を 重ねてまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願いを申し上げます以上を申し上げまして公明党を代表いたしましての質問と させていただきます大変にありがとうございました
41:17
実験民主党無所属の岡本昭子でございます質問の機会をいただいてありがとうございます私からは地方税地方交付税それの元となる地方財政計画に関連して 質疑をさせていただきます地方財政計画上大きな項目として今回所得税地方税の減税それから子ども子育て費の創設がございますまず所得税及び地方税減税について 伺いたいと思います先日の質疑で同僚の道下委員が資料請求ありました地方税については今年の6月分は聴取せず7月から来年の5月までの間11ヶ月で割って聴取をするという やり方が採用されています7月以降実は6月はゼロだけど7月以降割高になっちゃうそういう人がいるんじゃないか という指摘がありましたがどのくらいいるか把握はされていますでしょうか
42:30
お答えをいたします給与所得者につきまして世帯構成や各種控除の状況によりますが7月以降の各月の徴収額は定額減税を行わない場合の各月の徴収額を超える場合があるとは承知しておりますが実際はそれぞれの納税義務者ごとに例えば医療費控除でありますとか住宅労働控除とかさまざまな控除が存在いたしますため具体的な人数をお示しすることは 困難でございますので御理解賜りたいと存じます
43:07
御理解賜りたいと言われてもやはり通税感が残る方現実存在するというのは非常にこの趣旨からすると残念なことだと言わざるを得ません控除できる部分が少ない人ほどこの対象になる可能性があります特に現役でしかも扶養家族が少ない独身で頑張っていらっしゃる方あるいは子どもがいない方などちょっと失礼ながらなかなか控除できるものがない人ほどこういう対象になる可能性があります多分理事会に提出された資料によると引けるだけ引いていって残りは例年通り引くこともできるんじゃないかそれはベンダーさんとかを含めるとなかなか前にもやったことがあるやり方だから前通りという説明だったというのが資料の中に書かれておりましたただ今申し上げたとおり減税の効果を享受することが目的なはずであってシステム回収や前例がそうだからという理由でこの通税感が大きくなるとしたら減税目的としては真逆なんではないかと指摘をさせていただきますこれと併せてぜひ大臣に伺いたいんですがそもそも地方税所得税減税に付き合う必要あるんでしょうかというものです
44:36
確かに所得税が非課税で地方税だけでもということも今までありましたけれども今申し上げたとおり逆に通税感が発生する人がいるあるいは自治体のシステム回収制度設計にコストがかかるこういうことそれから自治体の職員の負担も非常に大きいです国民の関心もあんまり地方税が安くなるよねという話題はあまり聞か ず所得税減税という言葉ばっかり飛び交っていることを考えると地方税の減税への期待自体が薄いと思います総務大臣としては地方税が付き合う必要があるのかそれからやはり地方税の減税のやり方というところも含めて御答弁いただけると助かります
45:27
はい今般の低額減税はコロナ禍やデフレの後に物価高騰がやってきたという大変厳しい状況の中で所得の上昇をより強く実感していただくことを目指して減税という方法がとられたと理解をしているところでございます個人住民税のみを負担されている方もいらっしゃることから減税の効果を広くお届けするため住民税においても減税を行うこととしたと理解をしております申しましたように今回の減税はデフレマインドの払拭につなげることを目的としたものでありますがあり方方法等について既に御委員会でも御答弁も申し上げてきているように方法としてはやはり自治体や事業者の負担にも排除した制度設計としたところでございまして是非年額を通して減税になっているということ御通知も申し上げる中でございますがその点に御理解をいただくようにお願いをしたいと思っております
46:51
私立憲民主党もやはり減税よりも給付の方が現実的じゃないかということは再三指摘をさせていただきました過去にも1989年とか2年連続減税をした過去があると思うんですがあんまりあのとき2年連続で減税あったよねということ自体覚えている方は少ないんじゃないかと思います地方自治体の負担はやはり大きいです少なくとも2種類の税に触るしかも地方税に触るとしたら全国の自治体でシステム回収データのチェック加えて事業者これは給与計算にも関わりますので事業者の民間事業者の給与担当の方にも社員の給与から所得税地方税の減線徴収を計算して1人1人の給与明細をつくらなければならないしかも今年4月毎年ですが4月から6月は健康保険料の負担額の算出の計算もしなければならない給与担当者の事務負担も民間の事業所特に中小零細企業の事業者も負担が大きいです本来はやはり減税ではなく国からの給付でやるべきだと考えます残念ながら防衛増税に始まった増税各種のための減税ではないかと立憲民主党としては再三言わせていただいておりますやはり給付の方がかかるコストそれから本来であれば給付のためにマイナンバーカード普及をして次の給付のためには口座紐付けすると便利ですよとあれだけの言ってカードの普及もあるいは口座紐付けとかも奨励をした政府の一貫性を考えると非常にこれアンマッチングだと思います改めて総務大臣減税ではなく給付の方が本来だったら効率的かつ効果的ではないかと思いますがいかがでしょうか
49:02
申し上げましたように減税という方法をとることで所属の上昇をより強く実感していただくことが大切だということで政策判断をさせていただいたというふうに理解をいたしているところでございます減税という方法わかりやすい方法ではないかとデフレマインドの払拭にもつなげていきたいと思っているところでございますその中で事業者や自治体のご負担ということについても御指摘がありました先ほども御答弁申し上げましたようにそのような方々の事務に携わる方々の負担にも配慮した制度設計とさせていただいたところが今回11ヶ月で慣らす方法をとらせていただいたでもあり繰り返しになりますが年額で減税となっていることをぜひこの場をお借りをしてお示しをさせていただきたいと思っております
50:07
はい私からするとやはり給付の方が現実的効率的効果的ではないかということは重ねて指摘をさせていただきます続きまして子ども子育て費について伺わせていただきます今回の通常国会の冒頭岸田総理の所信表明演説の中で子ども1人当たりの関係支出対GDP費においては今回の加速化プランの3.6兆円増額をするとスウェーデン並になりますと非常に小裸におっしゃいましたこの1人当たり家族関係支出費はスウェーデン並になるというのは本当でしょうか子ども家庭庁お答えください
51:11
岡本委員の御質問にお答えをいたします今先生おっしゃった子ども1人当たりの家族関係支出の対GDP費について ございますけれどもこれは我が国の加速化プランを実施していけば2019年度の国際比較において16%というレベルになるということでございましてこれは欧米のスウェーデンのトップクラスに被験するこういった状況になる ということを見込んでおります以上です
51:54
すいません小川専務官少しやりとりさせて いただければと思いますそうするとこの資料1をごらんくださいスウェーデンが15.4%日本が11%が加速化プラン実施後16%になるということなんですねこれ16%になれば満足ということなんでしょうかこの点もお答えください
52:27
我々が目指しているのはあくまでも少子化対策我が国の将来を考えての少子化対策を実行をあらしめるということで 取り組んでおりますのであくまで国際比較は人々の参考でございますがやはり我が国が子ども子育て予算に どれだけ注力しているかという参考資料としてはこういった指標も有効 ではないかと こういうふうに考えております
52:54
重ねて伺いますがこの指標って今まで国際比較で 使われたことありますかこれもし御当局の方でも 結構なんですがこの指標って歴年例えばこれですね 資料1の参考ってありますよねスウェーデンが3.4%日本が今現在1.7%加速化プランで2.4%これは家族関係支出費の対GDP費なんですが上の指標を国際比較として今まで政府で 使われたということはございますでしょうか担当の方で結構です
53:47
御説明申し上げます先生御指摘のとおりこの資料1の下側の図につきまして家族関係支出社会支出というのがございますこれにつきましては国際的に使用されている 指標であるというふうに認識をしてございますこれにつきましてこの度は人口の構成による影響というものを 考えた方がいいだろうということでございまして子ども1人当たりでどうなのかということを 見ましたのが上の側の16%という指標でございますこれは従いまして国際的に 使用されているものをわかりやすくお示ししたというものでございますわかりやすく今回の家族間プランでどうなるのか ということをお示ししたということでございます
54:34
今まで例えば歴年とかでこの数値を使って国際比較したことがありますかという 質問をさせていただ きましたちょっとレクのときやりとりをさせていただいたらちょっとこの計算式は子ども家庭帳が今回なのか去年なのかわかりませんがちょっと初めて使ったかのような印象を 受けたものですから過去にも国際比較としてこの数値で スウェーデンとどうだったのかあるいは諸外国フランスとか出生率が 上がっている諸外国と比べてどうだったのかというのを比較された実績があるのか この点もう一度お答えください
55:26
お答え申し上げます今回お示ししている比較の仕方ということはこれまで特にお示ししたことはなくて今回初めて使わせていただいた というものでございます
55:39
非常に重要な発言だと思うんです今回初めて使われています私も国際比較ないかいろいろと調べたんですが あんまり見当たらないんですこれですね上の資料2番目の棒グラフこれはしょっちゅう出るんですこれはOECDのファミリーデータベースもともとOECDで公表している数値を使っていますので日本が1.7が次3年後がんばれば加速をすれば2.4を目指せるよというのは分かりますただ資料1のこれはよく 四季を分析してみたんですが実はこれ少子化が厳しいほど数値が上がる計算式になっちゃうんですこれ日本のところをごらんください割る分母のところに1億2600万分の553兆円ありますがこれ分母なのでかけるにするとひっくり返りますよねそうすると553兆円分の1億2600万円が分子に行きます一方で約2000万人子どもの数が分母になるんですねそうすると子どもの数が少なければ少ないほど分子というか子どもに対する人口が高くなりますなので別に3.6兆円がんばらなくても今までどおりの予算でも少子化が進めば進むほど今お示しいただいた数値が上がることになりませんかこの指標をもう一度お答えください
57:51
お答え申し上げます先生御指摘のような点も確かにあろうかというふうに思いますけれどもこの件につきましては一概に単純に言えるというものではございません例えば子どもの割合が大きいつまり働き手の割合が小さいということになりますと当然gdpは小さくなり逆に家族関係支出は大きくなるというようなことでございますのでその比率は比 較的大きなものになるまたその逆も然りということになってくるわけでございますまた子どもの数が少なくなりますと当然子ども一人一人に決まった額が給付される例えば児童手当とかが予算額としては減少するということになりますので家族関係支出自体が減少するということになるということで子どもが少なくなると数値が必ずしも高くなるということではないというふうに考えておるところでございます
58:54
私にはそうは思えないんです次のページにイギリスが例えば2.4とか数値ありますがこの指標で見ると出生率もイギリスは結構頑張っているんですけれども数値でいくと日本の方が高く出てしまうこれちょっと国会図書館に調べていただいたのでやり取りなんで資料がなくて申しわけないんですけれどもこれ本当に頑張っているものが数字として現れにくいということは指摘をさせていただきます私からするとこれ要は3.6兆円つければ子育てを頑張っている先進国頑張っている諸外国並みにできる数値はないかということで何とかつくり出したように思えてならないんですねなので偽装指標ではないかということは指摘をさせていただきますその例としてはやはりこれまでこの指標を使って国際的に比較されたものというのが全然ないということがやはり一つの証拠ではないかと思います重ねて申し上げます3.6兆円追加をしなくても消費化が進めば進むほど日本のこの数値は上がっていってしまいますなのでこれが何%さっきスウェーデン並みということを比較されましたけれども全くこれスウェーデン並みになったということを喜ぶ話にも全くならないということは強く指摘をさせていただきますしやはりじゃあスウェーデン並みに並びましたじゃあスウェーデン並みの消費化を 頑張っている国として当事者の方子どもや若い人たちが実感を持てますかというとまだまだ足りない部分はあるその点は私としてもこれからも 指摘をさせていただきます残念ながらやったふり詐欺のような単なる数字のごまかしのようにこの指標を使うというのは私としては感化できないですしましてや総理が所信表明演説でこの指標を使うということ自体は私としては全く再三申し上げますが偽装指標にも なり得るんじゃないかこの点は厳しく指摘をさせていただきたいと思いますそして今度子ども子育て支援金のことをお伺いさせていただきます結局これは国民負担増でしかないのではないかと思います2028年の支援金の保険料が500円弱になるということは総理もお答えをされましたこれは年間6000円弱と言っていますけれどもこれは加入者1人当たりという 計算をされていらっしゃいます私たち立憲民主党は再三保険料を払う人が一体どのぐらい負担をするのか保険料を支払う人1人当たりで示すのが本来ではないかと指摘をさせていただいておりますこれは医療保険の加入している仕組みによっても変わりますけれどもこの点をなかなかお示しなされないのはなぜなのかということが1点それからやはり結局は2028年300円弱から負担をして2028年500円弱という言葉が出ておりますが社会保険料とか実質負担ごめんなさい支援金とか社会保険料とか実質負担なしという表現を使っていますけれども私からするとやはりこれは子育て増税なんだそして言葉としては増税格子ではないかと思われますこの点についてお考えをお示しください
1:03:22
なぜ支援金の金額がまだ示されていないのかというお問い合わせがございましたので少し細かい点でございますので 私の方から申し上げます確かには500円弱ですとかあるいは令和8年度ですと平均すると300円弱というものを示しておりますこれは加入者1人当たりの金額でございます医療保険制度ごとにいろいろ仕組みが違いますので一般的には医療保険制度全体で数字を申し上げるときには加入者1人当たりで申し上げているというふうに承知をしてございますこの金額制度ごとということだと思いますけれども今の成案をさせていただきまして 各決定を法案させていただきまして今後審議に向かっていくという状況でございます令和8年度なり令和10年度の数字としてお示しする必要があろうと思っておりますのでそのときの加入者の数ですとか あるいは報酬の状況ですとかそういったものを試算した上で しっかりと精査をさせていただいた上でお示しをさせていただきたいというふうに 考えてございますそれから実質負担なしにつきましては これは先生御案内のとおりでございますけれどもまず徹底した歳出改革等で 財源を確保するということでございまして歳出改革とその賃上げによって 実質的な社会保険負担軽減効果を生じさせその範囲内で支援金を構築すると こう申し上げてございますしたがいまして実質的な負担が 生じないということでありましてそれからこれ子育てにしっかりと 充てるということも踏まえまして子育て増税といったようなものではないというふうに 私どもとしては御説明申し上げているところでございます
1:04:58
はいちょっとこの点 もう一度確認をさせてください1人当たり500円弱 月額500円弱ということは総理も言葉として使われています私たちは例えば健康保険組合だったら 年間で500円弱だと1人当たり500円弱だと年間6000円弱私たちは例えば健康保険組合だったら 年間17000円今の現行でいくとかかりますよね支払う保険料の人にとってはこの17000円ですよね ということを指摘させていただいていますし多分成案をつくるにあたっては やはり試算をされているんだと思います試算もない中で令和8年度からこれから積み上げます ということは理屈に立っていないと思うのでこの点は指摘をします1点確認なんです この500円弱という表現はイコール国民の皆さんは保険料が払う人が500円弱なんだなと 誤解をされると思うんですが逆に500円弱ということは500円弱かける 家族の人数を負担すると思っていればよろしいのかを1つそれから先ほど歳出削減努力ということで 実質負担なしとおっしゃいましたけれどもこの歳出削減の中で例えばこれから医療の高齢者の窓口負担を高めますよという話が出ていますあるいはこの先質問しますけれども 病院を倒廃後といいますか病院を少なくして患者さんにとってアクセスが不便になっても 医療費が減ったらその分が削減努力になりますよあるいは高 校生の年少不要控除を 廃止しようとしています結局お金の自己負担なしという表現は こうやって行政サービスを特に福祉医療の分野を切り捨てることで結果自己責任の一手小いで負担なし ということにもなりかねませんこの実質負担なしという表現は全く理解できないので ご指摘をさせていただきますこの点もお答えください先ほど申し上げました500円かける家族の人数分の負担だという 理解でよろしいのかお答えください
1:07:39
子ども家庭庁熊木支援金制度登場の 理事長
1:07:46
はいお答え申し上げます医療保険制度いろいろ国民健康保険制度ですとか 健康保険制度と分立しておりまして制度が分かれてございますそれによってもかなり違うと思いますが 少なくとも家族の数を単純にかけるというものではございませんです例えば健康保険で考えていただきますと 所得に応じて保険料設定がされておりますのでご家族が何人かいるということで 保険料が上がるという仕組みにはなってございません国民健康保険制度はやや複雑でございまして 所得に応じる部分ですとかその家族の構成に応じる部分がございますしかしながら今回の支援金につきましては少なくとも 子どもさんの数がふえても支援金の金額が上がらないという措置を講じようとしておりますので少なくとも子どもにつきましては数が多いということで 支援金の金額が上がるということはございません先生おっしゃられましたおそらく1万7000円の健康保険というのは おそらくその老子の事業主の負担分を加味した数字だと思いますのでご本人が支払う分についてはその点は ご考えいただければというふうに思いますそれから歳出削減につきましては窓口負担を求めたりだとか 病院が少なくなるといった御指摘が今ございました年少不要向上につきましてはおそらく歳出改革の問題ではなくて 歳入のものだと思います歳出改革につきましてはそもそも社会保障の改革というものを 全世代型の社会保障として構築するというそういう基本的な考え方のもとで今改革を進めているところでございますその内容につきましては多岐にわたりますが 改革工程という形で検討課題として年末にお示しをさせていただいておりますがこれを実際に進めるにあたっては毎年度毎年度しっかりと 予算編成の中で検討していくということでございますので今の時点で窓口負担がどうするといったことが 決まっているというものではございませんそれぞれ丁寧に検討していく課題であると認識をしてございます
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ただ歳出抑制のリストの中には入っておりますよね結論がまだとはいいつも検討事項には入っているということは強く指摘をしますしあとよくわからないんですけれどもマイナ保険証を使った方が窓口支払いが増えるという診療報酬改定の答えも出ているのも全く患者さんがどんどん不利益を講じて自己負担をしていかないとこの社会保険料の実質負担なしということは実現できないということは納得がいかないということは指摘をしますし別な場で もこれからも議論をさせていただきたいと思います続きまして野党反当自身への対応について伺いたいと思います災害時の職員の支援技術職員確保これは本当に喫緊の課題ですし全国の自治体にとっても必須のテーマですマンパワーが全然不足して非礼をしているボランティアも限られている情報が連日SNSや報道で飛び交っています自治体の職員専門職の方業界や団体から派遣されている方も寝泊りする場所も限られ長時間にわたってゆっくり休むこともできず交代の人がいないため使命感で頑張っている方が大きな災害のときには必ず発生をします東日本大震災でも私も身近で経験をしました過労や精神的疲労などから二次被害に至らないよう注意が必要ですこの点どう支援されるのか伺いたいと思います
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大規模の災害では大量の災害対応事務が業務が短期間に発生いたしますので被災自治体単独での対応は困難でありまた被災自治体の職員の負担を軽減するためにも多くの応援職員が被災自治体に入ることが必要となります総務省では大規模災害発生時に他の自治体から応援職員を派遣する仕組みとして地方3団体等と連携し平成30年に応急対策職員派遣制度を構築し制度開始以降これまで9つの災害において応援職員を派遣しており今回の野党反当自治においても避難所運営等を支援するために職員派遣を行っておりますまた大規模災害からの復旧復興に対応するため自治体における技術職員の確保も重要な課題と認識をしておりますこのため都道府県等が技術職員を確保し平時に技術職員不足の市町村を支援するとともに大規模災害時の中長期派遣要員を確保する復旧復興支援技術職員派遣制度を令和2年度に創設し登録された職員に係る人件費に対して地方公務税措置を講じていますさらにこの 取組を強化するために今年度から定年引上げが始まることも踏まえ地方公務税措置を拡充するとともに技術職員の確保に計画的に取り組むよう要請をしているところです関係省庁とも連携しながら自治体の技術職員の確保に向けて取り組んでまいりたいと考えております
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はいぜひ強化をお願いしたいと思います続きまして自治体間の災害時総合応援協定と対抗支援カウンターパート方式の効果的な組み合わせが必要じゃないかということについて伺いたいと思います各自治体の地域防災計画には災害時総合応援協定を結んでいる例が増えてまいりました私の地元仙台市は40年以上前に宮城県沖地震を発端に自治体と民間団体とも協定を結んで13年前の東日本大震災を経験してさらに強化して直近では243事項そのうち50項目が自治体と協定を結んでいます現在東北6県の県庁所在地や全国の政令指定都市のほか災害がかぶりにくい西日本側あるい東北は九州や北海道の自治体 とも協定を結びいざどちらかに大規模な災害が起きたときには要請に応じるあるいは要請を待たずともいち早く駆けつける用意があるんです残念ながら今回の野田半島地震を見て仙台だけがこんなにすごい数と結んでいるんだなということを逆に思ったんですがぜひ相手の自治体を身内と感じてもらう仕組みというのはいざというときには必要だと思います併せて対抗支援これ総務省地方自治体が協力して速やかに調整をしてマッチングをしてくださっていると思います今回の野田半島でちょっとこの総合応援協定の部分と対抗支援というのがどういうふうに機能しているのかお答えいただきたいことと併せてさらにこの組み合わせ協定を結んでいるところと対抗して支援効果的に連携をすることを求めたいと思いますまとめてお答えください
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令和4年4月に行った調査によりますと野田半島地域の全ての自治体において他の自治体と 災害時の応援協定を締結していると承知しております自治体職員の応援派遣につきましては災害マネジメントを支援する総括支援チームに迅速に現地に入っていただくとともにマンパワーとしての自治体職員の派遣をスムーズに行うため被災市場に対してそれぞれの担当となる都道府県や政令市を決めて現地のニーズを伺いながら現在は1100名程度の応援職員に避難所運営や被災証明書の交付に向けた住家被害認定調査などの業務を支援していただいておりますまた自治体間の災害時における協定につきましては委員御指摘の仙台市の事例のほかに福井県越前市は七尾市に対する災害廃棄物仮置き場運営業務のための職員派遣をまた島根県松江市は須州市に対する被災証明書発行業務のための職員派遣を行うなど各自治体間の災害時の応援協定に基づく支援が行われているところでございますこうした自治体間の災害時の応援協定さらにまた大規模災害などの発生も想定いたしまして応急対策職員派遣制度こういったものにつきましてはしっかりと両者相まって機能するように対応してまいりたいと存じます
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はいRECのときはちょっとそれぞれが別に動いているという話をお聞きしたのでぜひここは連携をして効果的に組み合わせていただきたいということをぜひ大臣にも頭においておいてくださいちょっと時間の関係で最後の質問に移ります宮城県で公立病院それから公的病院の統合再編問題が起きております先ほど歳出削減の中にも医療構想を促進する項目が入っておりましたけれども公立病院の経営強化ガイドラインこれは再編ネットワークという言葉がなくなっているんですねなのでその意図はどういうことなのでしょうかそれから資料3をごらんいただきたいんですが統合ありきという言葉は否定をされていますのでこの点も含めて再編ネットワーク化という言葉を使わなくなった理由をお答えください
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お答えいたします公立病院が医師不足等により厳しい経営に直面する中で地域に必要な医療提供体制を確保するためには医師看護師等の確保を進めながら限られた医師等の医療資源を地域全体で最大限効率的に活用することが重要でございますそのために持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドラインにおきましては病院間の役割分担と医師派遣等による連携強化に主眼を置きまして機能分化連携強化を推進をすることにしております新たなガイドラインは公立病院の党配合を前提とするものではございませんけれども再編等を含む公立病院の在り方につきましては新たなガイドラインに基づく検討を行っていただいた上で持続可能な地域医療提供体制を確保するために各自治体が地域の実情を踏まえて