1:34:48
これより会議を開きます。内閣提出、地方税法等の一部を改正する法律案及び、地方交付税法等の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。この際、お諮りいたします。両案審査のため、本日参考人として、日本銀行理事、貝塚正明さんの出席を求め、意見を徴収いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めますよと、そのように決しました。引き続き、お諮りいたします。両案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房新しい基本主義実現本部事務局次長坂本龍さん、内閣府大臣官房審議官上野祐子さん、子ども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室長熊木雅人さん、デジタル庁審議官藤田誠太郎さん、総務省大臣官房地域力創造審議官山越信子さん、自治行政局長山野健さん、自治行政局選挙部長笠木隆典さん、自治財政局長大沢宏さん、自治財務局長池田達夫さん、消防庁次長小見雄一さん、財務省大臣官房審議官高橋秀則さん、財務省大臣官房審議官中村秀政さん、財務省大臣官房審議官尾形健太郎さん、財務省財務総合政策研究所副所長鈴木浩介さん、厚生労働省大臣官房審議官宮本恵子さん、中小企業長事業環境部長山本勝則さん及び、国土交通省道路局次長岸川雅一さんの出席を求め、説明を徴収いたしたいと存じますが、合意ありませんか。合意なしと認めますよと、そのように決しました。これより質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。
1:36:39
立憲民主党無主族の大月呉葉です。早速、1問目の質問に入りたいと思います。まずは、地方交付税法等の一部改正案について伺います。さて皆さん、今冬の大きさ、もうすぐ春になってしまいますが、随分今日も暖かいです。朝起きて一番にやることって何ですか。私の出身の北海道では、今はまだまだ雪が多くて、やはりみんな雪かきから始めるんです。この大雪についての質問をさせていただきたいと思います。この北海道では毎年大量の雪が降ります。そして大雪が降るたびに、家の前の除雪はそれぞれの家の責任で、そして道路は毎回毎回除雪はやはりしなくちゃいけない。そしてその費用が、春に溶けてしまう雪のために、そのためにも費用が自治体の財政を圧迫しているんです。今年も北海道の日本海沿岸では、12月の下旬に平年を超える深い積雪となりまして、1月にもまとまった先雪がありました。そして除雪費が増加して、自治体によっては補正予算で除雪費を追加しているような状況になっております。しかも今年の特徴というのが、寒いときは雪が固まって、そこを除雪して排雪すればいいんですけれども、暖かい日もあるんです。そしたら雪が溶けちゃって、またその固まっていた雪がザクザクになってしまって、そこをまた除雪しなきゃいけない。つまり二度手間になってしまって、大きな幹線道路から除雪をしていくので、小さい道を除排雪するのが遅れてしまっている状況なんですね。例えば私の家の前、狭い道なんですけれども、去年は1月13日に入っていた除雪が、今年は1ヶ月遅れた除雪が入っております。このぐらい地方にとっては、除雪の問題って大変な問題なんです。この1ヶ月遅れた影響で、家の前で止まった車を何度も何度も見ました。それでJAFを呼んで助けてもらうというような、そんな生活の中で北海道民は暮らしているんです。さて、そのザクザクになって、暖かくなってザクザクになってしまったときに、地域で起こっている問題というのは、普通の乗用車が埋まるだけじゃないんです。ごみ収集車、毎日皆さんたちの家の前にも来ると思います。このごみ収集車も細い道に入っていくと埋まっちゃうんですよ。埋まると、家の前からごみさえも避けられなくなってしまう。または、そのザクザクの中、ゆっくりゆっくりごみを集めながら進むことによって、ごみ収集車で働く方々、そういった方々が残業代も払って、遅くまでごみを収集している。そんな状況なんです。だから道路の除雪というのは、住民にとっても働く人にとっても、地域の産業を守るために不可欠なことなんです。この除雪費の予算が乏しくなったからといって、自治体が道路の除雪を躊躇するなどといったことがあってはならないんです。かつもう一つ、人口減少の影響もあって、除排列の担い手不足、そして技術の軽傷ももはや今、深刻な問題なんです。そこでまず伺います。自治体が予算の心配をせずに、安心して除雪事業に取り組むことができるように、国交省による除雪費補助等の追加配分や臨時特例措置、そして特別交付税措置の充実などによって、自治体を財政的に支援する必要があると考えますが、現在の各省の検討状況を伺います。
1:40:10
お答えいたします。国土交通省では、積雪管理特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法、いわゆる節間法に基づきまして、地方公共団体が管理する道路の除排雪に要する費用の一部を支援しているところでございます。具体的には、年度当初に配分しています防災安全交付金に加えまして、地域の降雪状況などに応じて、道府県には道路除雪費補助、市町村には防災安全交付金を年度末に追加配分することとしております。この冬は暖冬と言われており、全国的には例年と比べて降雪量は多くはないと見込んでいますが、一方で先生お話があったとおり、昨年12月中旬に北日本の日本海側や北陸地方で大割の天気となり、特に北海道の日本海側では、局地的な大雪によって観測史上最大の24時間降雪量を記録するなど、地域の生活に大きく影響を及ぼしました。現在、降雪状況や除排雪経費の執行状況などについて、地方公共団体から聞き取りを行っているところでありまして、引き続き地域の状況を丁寧に把握しながら、道路除排雪への支援に努めてまいります。
1:41:37
お答えいたします。自治体の除排雪経費につきましては、今ほど答弁のありました国土交通省の所管する補助事業がありますほか、普通交付税の算定におきまして、標準的な所要額を措置しております。これに加えまして、実際の所要額が補助金の交付額や普通交付税の措置額を超える場合には、特別交付税によりさらに対応するという仕組みで行っております。現在、特別交付税の3月交付に向けまして、算定作業を進めているところですが、自治体の皆様の除排雪経費の実態を丁寧にお伺いいたしまして、しっかりと対応していきたいと考えております。
1:42:25
はい、ぜひ自治体におけるこの除雪事業の実情をしっかりと把握して、ぜひ声を聞いてください。そして適切に財政支援をしていただくよう改めてよろしくお願いいたします。さて、物価高についてです。この令和5年度の地方財政計画では、自治体施設の高熱費高騰債対策として700億円が増額され、この増額分は、包括算定経費の単位費用に算入して、普通交付税の算定に反映されました。この点について私は、昨年の2月、ちょうど1年前の総務委員会で700億円では足りないのではないですかと、この包括算定経費は関連補正がないため、関連値に丁寧な配分ができないのではないですか、という質問をさせていただきました。それで実際どうだったのかというと、北海道の公共施設では長い冬の期間、感染症対策のために窓を開けたりとかして、換気しなくちゃいけないですし、暖房を運転しながら換気を していると、そういった事情もあって、令和5年度の高熱費が大幅に増加しております。例えば選挙区の一部である札幌市では、令和5年度の電気・ガス料金の増加分として、補正予算で44億円計上したんですけれども、包括算定経費での算定額は6億円に過ぎなかったそうです。結果的に700億円では不足だったんだと思うんですけれども、関連値に丁寧な配分ができなかったのではないのかなと思っております。そこで令和5年度の高熱費の高騰分につきましては、この関連値に丁寧な配分ができなかったことを踏まえて、特別交付税でしっかり追加的な措置を講ずべきだと考えますが、見解をお願いいたします。
1:44:14
ご指摘のありましたとおり、令和5年度の地方財政計画におきましては、自治体施設の高熱費、高騰対応として一般行政経費を700億円増加をいたしまして、普通交付税において措置を講じたところでございます。その後でございますが、令和5年度の補正予算におきまして、これは内閣府の所管でございますけれども、0.5兆円、重点支援地方交付金が追加をされまして、地方自治体が運営する、直接住民のように供する施設においても、活用が可能になったというふうに承知をしております。また、さらに、学校等の地方自治体の施設の暖房費の増加分でありますとか、消防救急車両等の燃料油代の増額など、地方自治体が独自に実施をする原油価格高騰対策に対しまして、特別交付税措置を講じることとしております。物価高騰により、自治体の財政運営に支障が生じないよう、関係省庁とも連携をしながら、適切に対応してまいりたいと考えております。
1:45:29
多少増やしていただいていると思うんですけど、それでも、三無さんには勝てないんですよ、やっぱり。足りないんです。大臣、大臣は、標語だとは思いますけれども、それでも、やっぱり地域によって、電気代、ガス料金、違います。三無さんも違います。冬の雪のあり方だって違います。だからこそ、そういった地域の違いを、普通交付税だけで算定するのには、やっぱり限界があると思います。だから、丁寧に措置する必要があると思います。それが、特別交付税の本来の役割だと思っております。ぜひ、自治体から地域の事情をよく聞き取って、丁寧な対応をお願いしたいと思います。それでは、次の質問に行きます。特別交付税について、もう一つ伺います。ご存知のとおり、今年の1月1日、野田半島沖の地震が発生いたしました。この地震の被害の大きさを鑑みますと、被害自治体に対して、多くの特別交付税を交付する必要があると思います。しかし、この特別交付税の総額は決まって おりますので、この総額の中で、被災自治体とそれ以外の自治体で特別交付税を取り合う形になってしまうわけです。去年の臨時国会での交付税法の改正によって、令和5年度の特別交付税総額が増額されましたが、これは昨年の豪雨災害などを受けたものであると承知をしております。そこで大臣に伺います。この野田半島自身の被災自治体に対して、十分な特別交付税を交付するためには、令和5年度の特別交付税総額をさらに増額することを検討すべきと考えますが、見解を伺います。
1:47:11
ご指摘のありましたように、野田半島自身におきまして、どの災害もそうですが、財政的に支援をすることも大変大事なことだというふうに、私も考えております。その中で、財政的な支援と申しましても、今お話がありました特別交付税のほか、さまざまな方法がありまして、例えば、今回の半島自身によって、今年度中に生じる主な財政需要として、災害廃棄物取り事業であるとか、なりわい再建支援事業があると考えておりますが、その地方負担につきましては、被害の大きな自治体におきまして、その全額に地方債を受託可能とし、その元利償還金の95%に、普通交付税措置を講じることとしております。また、避難所運営などに係る災害救助費につきましては、国庫補助率が最大9割まで、かさ上げされておりまして、地方負担の縮減を図っております。公共土木施設の災害復旧事業につきましても、激甚災害支援に伴って、国の補助率のかさ上げが行われまして、地方負担の全額に地方債が受託可能で、その元利償還金の95%に、普通交付税措置を講じることとしておりまして、財政需要の大きなものは、国庫補助のかさ上げ、地方債と普通交付税により、措置することといたしております。これに加えまして、今年度の特別交付税ということで、私も総額の中で、さまざまな需要があることに、しっかり答える必要があるということで、見てきておるところでございますが、今お話がありましたように、補正予算によって、総額を300億円増額したということでございますが、特別交付税に充てるべきものというところで、現在のところ、これも先ほどご質問もありましたが、原油化学の高等分に対して算定している項目については、原油化学の上昇が昨年度よりも穏やかであること、これも大変大きいのですが、鳥インフルエンザによる陽性確認件数などが、昨シーズンよりも少ないことなどから、これらに係る算定対象経費の減少が見込まれておりまして、総合的に勘案すると、今年度については、特別交付税のさらなる増額は必要ではないと考えているところでございます。引き続き被災自治体の実情をしっかりお伺いするとともに、今お話がありましたように、全国の自治体、特別交付税のニーズがあるというご指摘だったかと思います。その財政運営に支障が生じないようにすることで、適切な住民サービスが届けられるように、見て支えてまいりたいと思っております。
1:50:06
他のところからの予算で間に合うならいいんですけれども、やはりこのドタハン島の地震や災害などの被災自治体、これ除雪費や高熱費が増加している団体もあります。その他の特別な財政措置が生じている団体に対して、必要な特別交付税がきちんと阻止されるように、適切な対応をぜひよろしくお願いしたいのと、やはり現地に足を赴くというのはすごく大事だと思っております。足を運ぶというのが大事だと思っております。本部長もいらっしゃると思いますけれども、やはりこの2月の状況、または3月の状況、どういう状況であるか、肌で感じることはすごく大事だと思うので、ぜひ幹部の皆さんたちにも耳を傾けていただきたいと思っております。それでは次の質問に行きます。子ども子育て政策の強化について伺います。今回の地方財政計画では、政府が昨年策定した「子ども未来戦略」に掲げる子ども子育て支援加速化プランにおける地方負担の増加分2251億円について、歳出に全額計上して必要な財源が確保されました。そして加えて、子ども未来戦略の取組に合わせて、地方団体が地域の実情に応じて独自の子ども子育て政策を実施するために、ソフト事業分が1000億円、そしてハード事業分が5000億円、新たに計上されています。このうち、ソフト事業について、施策例として、子育てしやすい環境の整備、就労要件等を問わず子どもを預けられる取組、幼稚園・保育所の独自の処遇改善、配置改善等、そして放課後児童クラブに対する独自の支援等を挙げた上で、主に地域の事情に応じて実施する現物給付事業を想定しているとされています。これ一方で、自治体が行っている独自のソフト事業では、子育て世帯への給付金支給や給食費の無償化といった取組が話題になることが多いのですけれども、今回のソフト事業において、そのような事業は想定されていないと考えます。そこで、子ども子育て施策に係る地方独自のソフト事業について、給付金の支給や給食費の無償化といった取組に対する政府の評価を伺いたいと思います。また、今回の地方財政計画において、なぜ現物給付事業を想定することとしたのですか。
1:52:39
お答えいたします。地方団体では、様々な独自の子ども子育て政策が実施されているものと承知をしております。子ども子育て政策の強化に向けましては、昨年、地方団体からこのような要望がなされております。一つは、子ども子育て政策は、児童手当の拡充など国が一律で行う施策と、地方がその実情に応じてきめ細かに行う地方単独事業が組み合わさることで効果的になること。もう一点は、地方が実情に応じてきめ細かに行うサービス提供等については、地方の創意工夫が生かせるよう、長期的安定的な財源確保を図ること。こういった意見が示されていたところでございます。こうした地方団体からの意見も踏まえまして、子ども子育て政策に係る地方単独事業については、子ども未来戦略に基づく全国一律の取組に合わせて、各地方団体が現物給付事業を拡充することを見込みまして、一般行政経費を1000億増額をして計上することとしたところでございます。
1:53:49
まさに今回の現物支給の事業が想定されていても、高校付税は一般財源なので、地方自治体としては増額された財源をどのように使おうが自由だと思います。しかし、この子ども子育て政策に関しては、今後もこの取組を続けて、さらに充実させていかなければならないと考えております。こういうことを踏まえれば、各自治体ごとにどんな取組が必要なのか、そしてどんな取組が効果的なのかといった観点で、事業を実施してもらいたいなと思っております。そこで、今回の地方財政措置によって、各自治体において地域の実情に応じた取組が実施されるよう、政府として自治体の取組をどのように促して支援していくことを考えているのか、伺います。
1:54:44
お答えいたします。今般、地方財政 計画の一般行政経費の単独分を充実をして計上したことにつきましては、本年の1月に各地方団体に対して事務連絡を発出するとともに、全国の都道府県の財政課長、市町村担当課長を対象とした会議を開催いたしまして、その内容を周知し、各地方団体において地域の実情に応じた子ども子育て政策に取り組んでいただきたい旨の要請をしたところでございます。今後とも、子ども家庭庁などとも連携をしながら必要な周知を行うとともに、子ども子育て政策の強化に必要な地方財源の確保に努めてまいりたいと考えております。
1:55:28
ぜひその連携を強化して、地方自治体独自の取組が効果的に実施されるように、政府としても支援をお願いしたいと思います。さて、次の質問に行きます。今回の地方財政対策では、子ども未来戦略に基づく地方自治体の財政需要と、既存の算定品目のうち、子ども子育て政策に係る部分を統合して、普通交付税の基準財政需要額に測定単位を18歳以下人口とする新たな算定品目、この子ども子育て費を創設するとしています。この子ども子育て費の創設は、普通交付税の算定に当たって、地方自治体が実施する子ども子育て政策の全体像を示して、子ども子育てに係る基準財政需要額の算定をより明確なものにするためとしております。国においては、子ども子育て政策の全体像と、費用負担の見える化を進めるために、既存の事業を統合しつつ、新たな特別会計、いわゆる子ども金庫を創設するとしておりまして、今回のこの子ども子育て費の創設は、国の見える化の動きと補聴を合わせた、子ども子育て政策に係る地方財政の見える化を図るものであると言えるのかと思います。そこで、子ども子育て政策に係る地方単独事業については、一般行政経費のない数とされておりますが、地方にとって今後とも重要な財源でありますので、令和7年度以降も計算をさらに拡充すべきと思いますが、総務省の見解をお願いいたします。
1:57:00
お答えいたします。地方団体におきましては、国が実施する子ども未来戦略に基づく取組に合わせて、地域の実情に応じてきめ細かに独自の子ども子育て政策を実施することが重要との観点で、令和6年度地方財政計画において、今しがたご指摘のありましたように、一般行政経費を1000億増額をしたところでありまして、普通交付税の算定におきましても、先ほどご指摘のあった子ども子育て費に計上をして算定をすることとしております。令和7年度以降も地方団体が引き続き、こうした取組を実施できるように、地方の実情を十分に踏まえまして、必要な財源を確保してまいりたいというふうに考えております。
1:57:50
総務省におかれましては、引き続き子ども子育て政策の強化に係る地方財源の確保 をぜひともお願いしたいと思います。さて次は消防関連の質問をさせていただきます。消防関係、特に若手消防職員へのパラファラ問題について質問したいと思います。さて消防においては、危険な現場における活動が求められることから、階級制度に基づいた指揮命令系統が確立されておりまして、安全管理のため厳しい指導・訓練が日々行われております。これは消防が人の命に関わる職務である以上、必要なことであると言えると思います。ただ一方で、近年各地の消防本部消防署において、20代30代の若手消防職員を中心として、パラファラによって退職してしまうという事例が発生しております。とある消防本部では、若手消防職員の退職が重なって、全職員のうちの5%超が退職してしまったほか、別の消防本部では、若手職員の早期退職の増加によって、定員を割り込んで、欠員が生じる事態となっております。いずれの消防本部でも、退職の理由が、上司のパラファラなどのハラスメント行為によるものであるとされておりまして、これ対策は危機の課題であります。理由までもありませんが、安全管理のための厳しい指導を吐き違えたパラファラは、あってはならないことだと考えております。消防庁においては、平成29年に、この消防本部におけるハラスメント等の対応策に関するワーキンググループが開催されまして、その後、平成29年から令和4年度にかけて、ハラスメント等の通合制度を整備した割合は、63.1%から97.8%に増加する。または、ハラスメント相談窓口の設置を行った割合は、62.4%から98.3%になるなど、働く環境の改善は大きく進展しているとは伺っております。ただ、こういった進んだものはありますが、各消防本部においてのハラスメントの対策が行われてきたものの行動でもあるように、現状はまだ根絶に至っていないというのが現状です。私は、通報制度や相談窓口がいくら整備されても、それが有効に機能しない限りは、これからもわかって消防職員の早期退職が続いてしまうのではないかと懸念をしております。そこで、パワハラなど消防におけるハラスメント問題を未だ根絶するに至っていない原因について、消防庁の見解と今後の取組の方向性について教えてください。消防庁小水庁パワーハラスメントは、職務上の地位や人間関係など、職場内の優位性を背景とした暴力行為や、相手の尊厳人格を侵害する断じて許されない行為で、決してあってはならないと認識しております。消防の職場においてパワーハラスメント が発生してしまう要因といたしましては、平成29年に実施した消防職員に対するアンケートによりますと、上下関係が他の職場より厳しく閉鎖的な職場環境にあること、パワーハラスメントをしている職員本人にその自覚が乏しく、指導の範疇という認識でいることなどが挙げられております。このため消防庁では平成29年に消防の職場におけるハラスメントへの対応策を取りまとめ、各種施策を講じてきたところでございます。ご指摘のとおりでございますが、例えばハラスメントを撲滅するというトップの意思の明確化につきましては、令和5年1月現在で約99%の消防本部で実施されております。またご指摘ございました、ハラスメントが発生した際に備えた通報制度や相談窓口につきましても約98%の消防本部において設けられておりまして、消防庁といたしましてはこれまで説明会の開催、消防本部幹部に対する直接要請等を通じて、こうした取組の徹底を図ってまいりました。また消防庁自体におきましても、ハラスメント等の相談窓口を設置して、相談者からの相談を受け付けているところでございます。さらに加えまして、各消防本部のハラスメント相談員の対応能力の向上を図るために研修会を開催いたしますとともに、新たに相談対応時に聞き取るべき内容や配慮すべき事項等を具体的に盛り込んだハンドブックを作成するなど、ハラスメント対策のさらなる強化に取り組んでいるところでございます。引き続き消防の職場のハラスメント撲滅に向けまして、これらの取組をしっかりと行ってまいります。
2:02:41
小水長を一つ頷くだけでいいんですけど、今テレビドラマで40代50代から共感の嵐と言われている不適切にもほどがあるというドラマ、御存じですか。大臣御存じですか。あの、頷くだけでもいいです。実はこのドラマ、コンプライアンスという概念がかなり薄かった、昭和時代の価値観を令和の視点で見ているという、描かれているドラマになっておりまして、非常に今40代50代、またその以上の方から共感を得ているドラマで、昭和の当たり前が今では不適切ということがたくさんあるということを、ドラマからもよく見られるんだなと、私自身も実感をしております。だからこそ、先ほど次長もおっしゃっておりました、例えば定期関係において自覚が乏しかったりとかっていうのは、やっぱり世代間の格差が今、かなり大きい時代に入っているんだ なと、私自身も感じております。ですから、これからも消防職員が安心して、植民に専念できる環境を整備するということは、災害の多いこの国において、この日本という国において、消防力の維持強化のために欠かせないことだと思っております。消防庁におかれましても、これからもハラスメント対策に引き続き、目を光らせて、次長のような方が目を光らせて、尽力していただきたいなと思っております。続きまして、公立病院について伺います。今回の地方財政対策におきましては、令和3年度から実施している、不採算地区の病院に関する特別交付税の基準額30%引上げ措置の継続が決まりました。この措置は、本来コロナ禍での措置だったわけですが、その後も患者数の減少による収益減、職員給与費、そして材料費等の費用の増加などで、不採算地区病院において厳しい経営が続いているため、継続することになったと伺っております。確かに不採算地区地域では厳しい経営が続いております。例えば、私の選挙区の中で、石狩市の浜松地区というところがあります。ここは、夜間の緊急対応と病床を、この3月末で廃止することを決定するとされておりまして、この決定が決まった段階で地域の住民からかなりの反発が出ております。ここは、医者の確保も、そもそもすごく大変で、自治医科大学にお願いをして来てもらっている状況なんです。こういった診療所の制度自体が崩壊している、この滑走地域における国立診療所の制度自体が崩壊し始めているんじゃないかなと思っております。なんとか地域では医師二人体制にできないものか、などと、市役所の方にも珍情が上がっている現状ではございます。だからこそ、こういった職員の確保のための費用の増大、特に近年の物価上昇において経営難が一層深刻化している自治体、その繰入金が増加しているんです。そのため、特別交付税の基準額の引き上げがあっても、繰入金の増加分を埋めることができず、自治体の財政を圧迫しているという現状があります。こういった現状を鑑みれば、不採算地区病院に対する財政措置をさらに拡充すべきなのではないかと考えますが、総務省の見解を伺います。
2:06:06
お答えいたします。総務省では、公立病院が不採算医療や特殊医療などの地域医療にとって重要な役割を担っていることを踏まえまして、これまでも必要な財政措置を講じてきております。特に不採算地区病院につきましては、令和3年度にコロナ禍においてもその機能を維持するために、特別交付税措置の基準額を3割引き上げる措置を講じました。この引き上げ措置については、コロナ禍の影響が縮小して以降であっても、患者数の減少による収益減、職員給与費、材料費等の費用増により厳しい経営が続いていること、医師の働き方改革が経営に与える影響が懸念されることなどを踏まえまして、この措置を令和6年度においても継続することとしたところでございます。今後とも持続可能な地域医療提供体制の確保につながりますように、公立病院の実情などを踏まえつつ、必要な財政措置を講じてまいりたいと考えております。
2:07:08
まさに医師不足、看護師不足、これに必要な財政措置が必要なときなんです。総務省では、医師看護師不足への対応として、医師看護師の派遣等に係る地方財政措置などの措置を講じておると伺っております。この医師看護師の不足の解消に、ただ今は至っていないというのが現状なんです。そういう中、令和6年度には医師の働き方改革がスタートします。これによって公立病院、特に仮措置の公立病院には、ますます医師の確保が困難になると懸念されております。そこで伺います。仮措置での医療提供体制を維持していくためには、仮措置の公立病院の医師看護師不足について、総務省と厚労省がしっかりとタッグを組んで、思い切った対策を講じていかなければならないと思いますが、大臣の見解をお願いいたします。
2:08:01
おっしゃったように、やはり住民が安心して暮らしていくために、安定的に医療が提供されるということは大変大切なことである。一方で、仮措置域において特にかと思いますが、各方面で提供が大事だということですが、提供する医師看護師など医療従事者、が走行しているという課題があるということも認識をしております。大変厳しい状況にある中での、医療提供体制の確保となるということで、私ども総務省としても、限られた医療資源を最大限効率的に活用するという視点を重視していくということで、病院間の機能分化や連携強化、医師派遣など、今元気もございましたけれども取り組みを支援をしていくという形を取らせていただいております。仮措置域など、医療が採算が取れない地域でも必要な医療が提供されるように、今申し上げたような機能分化連携強化に伴う地方財政措置を拡充する。医師看護師などの派遣に要する経費や、再三地区の病院の運営に要する経費にも財政措置を講じるということで進めてきております。これからも必要な財政措置を講じるとともに、厚生労働省ともよく連携をし、医師看護師の育成、地域偏在の解消など、医療従事者の確保にしっかり取り組んでまいりたいと思っております。自治体の皆さんがそれぞれご尽力を、ご努力をいただくことに対しても、また私どもも様々な形でご支援をしていけるようにしてまいりたいと思いますし、住民の皆様のご理解をいただきながら進めるということも大事だと思います。そこで、医師看護師もそれぞれご自身が、いわば職場の選択の自由をお持ちですので、それぞれがまた魅力的な、また意義のある職場であるということの理解をしていただきながら進めていけるように、自治体とも連携し、厚生労働省とも連携してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
2:10:26
男児のおっしゃるまさに安定的な医療ということを、ぜひ重点において対策を練っていただきたいと思います。近所の診療所から病床がなくなる、ベッドがなくなる、すぐ入院ができなくなるということは、どれだけ不安なことかということを肝に銘じて、厚労省と連携して適切な対応をお願いしたいと思います。さて次に、地方税法等の一部改正案について伺いたいと思います。昨年11月、政府はデフレ完全脱却のための総合経済対策を閣議決定いたしました。この経済対策では賃金上昇がぶっかだかに追いついていない国民の負担を緩和して、デフレを脱却するための一時的な措置として、国民の過所分所得を直接的に下支えする低額減税を実施するとしました。これを踏まえて地方税法の改正案では、給与所得者に対する低額減税の実施方法として、個人住民税の場合、6月分の特別徴収は行われず、納めるべきである年税額である所得割額から低額減税分を差し引いた額、例えば、納税義務者本人のみの場合は1万円を差し引いた残額を6月を除いた残りの11ヶ月で除いた金額が月々に特別徴収されることとされています。つまり、6月は徴収されないため、給与所得者から見れば減税のインパクトは大きい。ただ、実際の納税額は年額で1万円、月々といえば800円強でありまして、一度特別徴収しないことで減税額を大きく見せるというこのような手法は、悪い言い方なんですけど、ちょっとセコいんじゃないかなと私は感じました。さて、このような世帯に該当する場合は、低額減税の実感が薄れるとも考えられますが、この低額減税が経済対策、特にデフレ脱却の一環で実施されるという観点から政府の見解を伺います。
2:12:38
お答えをいたします。今般の低額減税の、そもそもの趣旨は、今委員がご紹介になられたとおり、デフレマインドの払拭につなげることを目的としているものでございます。令和6年6月分の個人住民税で減税を行うことといたしましたのは、そもそも個人住民税においては、6月からその年度分の徴収が始まること、それと賃上げが実現するタイミングに合わせて、税負担を軽減することで、国民の皆様に所得の向上を実感していただくこと、こういったことから、令和6年6月以降、実務上速やかに実施するとされたことを踏まえたものでございます。その上で、委員御指摘のとおり、地方団体や特別徴収義務者の事務負担に配慮いたしまして、6月分は徴収せず11ヶ月でならす方式を採用したものでございます。納税義務者の所得でございますとか、扶養家族の構成、こういったものにおりましては、委員御指摘のとおり、7月分以降の月々の徴収額が若干増加するケースも生じ得ますが、納税義務者に送付いたしております特別徴収税額通知、5、6月ぐらいに長細い通知が送られてくるわけでございますが、それをご覧になっていただければ、年間を通じた税額では税負担が軽減されていることは明らかでございますので、御理解をいただけるよう、丁寧な説明に努めてまいります。
2:14:15
ぜひ実感ではなく、実際に効果のある制度を設計にしていただきたいなと、私自身は感じております。最後の質問に行きます。森林環境税についてです。この森林環境税、なぜ1人1,000円に設定されているのか、その理由を改めて確認させていただきたいです。また、この森林環境常用税の首都に乏しい都市部の地方 団体において、森林環境常用税が活用されていない実態があると思うんですけど、この活用されていない実態がある中、常用基準を含めた更なる見直しの必要について見解を求めます。また、もう一つ質問します。今回の改正案について、森林環境常用税の人口の常用割合を30%から25%と引き下げ、また、市有林の人口林面積の常用割合を50%から55%に引き上げることとしておりますが、この割合は一体どのように決めたのか、その根拠について併せて政府に確認したいと思います。
2:15:26
3問ご質問いただきました。まず最初に森林環境税の税率を1000円としている理由でございますが、この税率につきましては、創設当初、我が国の温室効果ガス排出削減目標を達成するために、追加的に必要となる間伐等の森林整備やそれに伴う費用等について、林野町から600億円程度との試算が示されたこと、国民の皆様に広く一 定の負担を求める観点から、個人住民税均等割の枠組みを活用することとされ、その納税義務者数が6000万人強と見込まれていること等を併せて、国民の負担感等も総合的に勘案いたしまして、1人当たり年額1000円とされたところでございます。次に森林環境税について、この常用の使われ方でございますが、森林環境常用税については、常用が令和元年度から始まっておりますけれども、各年度の常用額に対する活用率は年々高まっております。令和5年度、これは予算ベースでございますが、500億円の常用額に対して活用率は107%ということになってございます。森林整備を進めていくためには、川上における間伐、造林等の森林整備はもとより、川下、都市部におけます木材利用の促進等を一体的に進めていくことが重要と理解をしております。続きまして、今回の常用基準の見直しの理由でございます。森林環境常用税の常用基準については、公立上の首都でございます森林整備、人材の育成、木材利用の促進等と相関が高い指標といたしまして、私有林人口林面積を5割、林業就業者数を2割、人口を3割として常用しているところでございます。令和6年度の税制改正において、これまでの常用税 の累積の活用実績を見てまいりますと、おおむね森林整備が55%、人材育成が20%、木材利用普及啓発が25%となっていることなどを踏まえまして、森林整備と相関が高い指標である私有林人口林面積を5.5割、木材利用等と相関が高い指標である人口を2.5割と見直すこととしたものでございます。大月イクラヤさん、時間が来たので終わります。ありがとうございました。
2:18:13
(紙を紙幣で折る音)(紙を紙幣で折る音)(紙を紙幣で折る音)(紙を紙幣で折る音)(紙を紙幣で折る音)(紙を紙幣で折る音)
2:18:50
立憲民主党の福田卿です。私は今年の取り組むべきテーマを、この国を立て直すといたしました。大きな柱は、脱政治と金、脱非正規雇用、脱不公平な税制、この3つであります 。以上の観点から政府の考えを正してまいりますので、ぜひ松本大臣をはじめ答弁者は簡潔にお答えをください。まず、1つ、我が国が喫緊に取り組むべき3つの大きな課題と、解決の方向性についてであります。1つ目は政治の信頼を取り戻すこと。そのためには、企業団体献金、パーティー券を含めて、全て禁止をすること。金が政治を歪めてきた歴史を、ぜひこの際終わらせるということが必要ではないかと思っております。松本総務大臣は、公職選挙法や政治資金規正法などを担当する大臣として、今回のパーティー券による裏金づくりに始まった、あるいは国民政治協会からの多額な政治献金が自民党へ送られておりますけれども、どんなことを踏まえて、何か感想でも、あるいは意見がありましたら、ぜひお話ください。
2:20:12
各御答弁でも申し上げてまいりましたが、御指摘のとおり、公職選挙法、政治資金規正法を担当の大臣でございますけれども、行政府と政治の関係で 、行政がどこまで政治に干渉するのかというところから、制度のあり方などについて、行政府の長として申し上げることは、抑制的でなければならないというふうに考えているところでございますが、その上で、議員として申し上げれば、やはり政治資金規正法が求める、透明性の確保は、政治の信頼には大変大切なことだというふうに考えますし、残念ながら、法律が守られていないことによって、大きく信頼が損なわれたことは、はなはだ残念であると言わざるを得ないと思います。その上で、やはり信頼を持たさることで、政治を前に進めることは大変重要なことでありますので、私もそのように考えているところでございますが、既にこれも申し上げてまいりましたことですが、政治活動に一定の費用が、活動を拡大すればするほどあることは確かでございまして、それをどのようにご負担をいただくのか、社会的な存在である個人や企業、団体にどのようにしていただくのかという制度のあり方については、先ほど申しましたように、また政党間の御議論でお願いをいたしたいと思っておりますが、一言だけ申し上げれば、政治が歪められているのではないかと、お懸念をいただいているようでございますが、私も党において、政府において意思決定に関わってきておりますが、そもそもの課題を確認をするにあたり、また課題 を解決する政策を策定するにあたって、様々な方々のご意見やお聞きをさせていただきますが、これは政治に対する財政的な協力の多かに関わらず、しっかり幅広く聞かせていただいており、政策を決めさせていただいているもので、政策判断はこうした献金に左右されるものではないと認識していることを申し上げたいと思います。
2:22:39
大臣、そんな長い答弁いりません。実は、皆さんのお手元に資料の、これ2-1と書いてありますが、1-1ですけどね、国民政治協会から自由民主党への寄付金の動向を、2000年から2022年まで一覧表にしてみました。2000年はなんと53億円を上回っております。そして、実はちょうど民主党政権になった時の2010年から2012年まで、3年間は政治献金が半減されております。それからまた20億円台になって、2022年も24億円を超えているという状況であります。こうした多額の政治献金が、たくさんの政治を歪めてきました。その代表的なものを2つ申し上げます。1つは消費税です。もう1つは非正規雇用です。この2つは、もう経団連からの大変な要望によって政治が受け入れてきた。その結果、日本が失われた30年まで作ってしまった。少子化も作った。格差社会も作ってしまった。そういう姿を生み出しているわけであります。ですから、ここは大臣も政治に金がかかるという話がありましたけれども、そうした政治を歪めさせるようなお金はきれいにする。そしてその代わり、もしかすると日本の国会議員は相当厳しい環境に置かれています。年金は国民年金。医療保険は国民健康保険。そういうことで、地方の首相には退職金があるけれども退職金もない。こういう状況ですから、そういう意味ではもう少し国会議員を大事にして、ちゃんと仕事に専念する。そういうような改革も必要だと思っておりますが、しかし、お金の力で政治を歪めてきたこの歴史、ここで改めるべきだと思っています。イギリスは政治と金の問題をきれいにするのに100年かかったそうです。日本も戦後78年、ちょうどあと2年、80年くらいできれいにするという決意が今回必 要なんじゃないでしょうか。それが今回、パーティー権による裏金づくりも含めて、それをきれいにするという決意が必要だということを申し上げたいと思います。2つ目です。2つ目は、そうした、実は非正規雇用をたくさん作ったことによって生じてきた、あるいは消費税によって生じてきた少子化を食い止めること。これがやはり日本にとって喫緊の解決すべき大きな課題であります。最近、岸田総理も最後のチャンスだと言っておりますが、ちょっとそれは取り組みが遅すぎる。平成元年ですよ、1.57ショックというのが起きたのは。1.57ショックが起きたのがまさに消費税をつくった平成元年です。そのときから何にもやってこなかったからこうなったということでありますよ。ですから、そんな中でやはり男女とも正規雇用で働ける労働環境をつくるということが大事だと思っています。ものの調査によりますと、日本でフルタイムで働いている人がたった45%しかいないと言うんですよ。45%ですよ。ですから働ける人は男性も女性もきちっと働いていただく。そういう労働環境をつくるということが私は大切だと思っています。今回、これも厚労省の社人権が発表したところによると、全国の市区町村、2050年には4割で働き手が半減しちゃうと言っています。これは資料の2でありますけれども。ですから、働き手がいなくなったらどうなるんでしょう。日本の経済力は、皆さんもご存じのとおり、GDPも500兆円を超えて600兆円に届こうとしているようなGDPに、これも物価高で上がってきたわけですけれども、そんな中で働き手がいなくなったら、これだけのでかい経済力を支えることができなくなりますよ。ですから、真剣に、本当に今回も岸田さんは子育ての予算を2028年以降に倍にすると言っていますけれども、この3年間では3.6兆円しか増やさないわけですけれども、これでは実は足りないわけであります。そのことだけ申し上げておきたいと思っております。それでは、3つ目ですけれども、3つ目は財政危機を食い止めること。財務省が、いつも財政赤字で赤字で大変だということを一生懸命言っておりますけれども、しかし、これは国民だましも甚だしい話でありまして、今すぐ財政破綻しないことを明らかにして、過度な円安と不公平な税制を改めることが必要だと考えております。そんな中でまず、基本的な数字を政府から教えていただきたいと思っています。第一点と第二点ですね。続いて数字だけお答えください。まず、令和5年度末、国と地方の財務残高はいくらになる見込みなのか。資料の3として、政府の公債残高の累増の表を資料として出しておりますけれども、これの残高、国と地方でいくらになるのかですね、見込みなのか。それから、②の日本全体の保有資金でありますが、日銀と財務省にこれはお伺いいたしますが、個人、家計の金融資産は令和5年9月末いくらになるのか。それから、令和5年9月末の国全体の金融資産はいくらになるのか。それから、(⑤)令和4年度は、企業の内部利用資金はいくらになるのか。これは、金融業、保険業を加えた数字を言ってください。それから、①ですね、令和4年末は、対外、準資産はいくらになるのか。世界一の金持ちの国なんですが、いくらになるか。それから、⑤、令和4年度は、外貨準備金はいくらになるか。ということをですね、数字をですね、簡潔に数字だけお答えください。お願いします。
2:29:02
えー、お答えいたします。国及び地方の長期財務残高につきましては、令和5年度末に1285兆円となる見込みであります。ありがとうございます。えー、貝塚日本銀行理事。えー、金融資産の残高についてお答えします。えー、まず、家計の金融資産残高でございますけれども、えー、直近の令和5年9月末の数字として、えー、2121兆円になっております。で、国全体でございますけれども、あのー、今の家計に加えまして、あのー、非金融法人が1508兆円、一般政府814兆円、それに、あのー、民間非営利団体71兆円で、これを全部合わすと4513兆円になります。このほかに金融機関があるんですけれども、金融機関の場合には預かり金を運用しているということがあるので、えー、その点を留意した上で単純に数字だけを加えますと、全体で9589兆円と、こういう数字になっております。はい、ありがとうございます。
2:30:09
財務省鈴木財務総合政策研究所副所長。
2:30:22
企業の内部流法についてお尋ねがございましたのでお答えいたします。令和4年度の法人企業統計における利益常用金、いわゆる内部流法の金額は、金融業、保険業を含む全産業で約627.5兆円となっております。はい、ありがとうございます。
2:30:50
お答えいたします。対外純資産でございますけれども、昨年5月に公表した国際収支統計によりますと、令和4年末の対外純資産残高は約419兆円となってございます。それから外貨準備ですけれども、外貯特価の残高ですが、令和4年度末の残高は約169.7兆円となっております。はい、ありがとうございます。
2:31:23
皆さんもお聞きになったかと思いますが、日本の国はこれだけの大金の金融資産を持っているということであります。ですから、これはですね、もうもはや金融大国と言ってもいいのかなと、私は思っておりますが、そこで次第3点ですけれども、国際収支、経常収支はいつから黒字なのか。デジタル収支の赤字は心配の種だと思いますけれども、この点について御意見を伺いたいと思っていますが、元麻生財務大臣に私は質問いたしました。経常収支が黒字の国で、発行している国債が全て自国通過立ての国で、財政破綻をした国はないと、こう思われるがいかがかと、尋ねたところですね、麻生財務大臣は当時のですね、その通りだというふうに答えましたが、しかしながらですね、私大変心配しているのは、このデジタル収支の赤字、これがどんどんどんどんこれからですね、拡大していくとですね、それこそですね、この経常収支をですね、赤字にしてしまう恐れが出てくるんじゃないかと思って、大変心配をいたしております。その辺踏まえてですね、お答えをいただければと思います。
2:32:41
お答えいたします。比較可能な1980年以降で見ますと、我が国の経常収支は一貫して黒字を維持しているところでございます。また、委員御指摘のいわゆるデジタル収支についてでございますが、明確な定義はございませんけれども、サービス収支のうちのデジタル関連取引を多く含む項目であります、コンピューターサービス、それから著作権等使用料、専門経営コンサルティングサービス、これらの収支について申し上げますと、近年、海外事業者へのウェブサイトの広告掲載料やコンテンツ配信料等の支払いが増加しておりまして、赤字が拡大しているところでございます。政府としましては、引き続きデジタル収支も含めまして、こうした国際収支の動向やその背景について、しっかりと注視してまいるとともに、さまざまな政策に取り組んでいくことが重要であると考えてございます。
2:33:41
ありがとうございます。私は、そういった意味では、今、政府が進めているデジタル化、これに大変心配を致しております。経産省などは、経済安全保障という考え方から、自前のデジタル業者を育てようという考え方が出てきておりますが、また、総務省もぜひ、NTTなど、やはり中心とする自前のデジタル業者をちゃんと育てるということを、ぜひ考えていただきたいと思っています。日本の国も、自由貿易を旨としておりますから、当然、今、商業上、つか商売上の仕事を、ガーハなどを排除するということは、今更難しいと思いますけれども、しかし、今、政府がやっている、国と地方公共団体のガバメントクラウド、これをみんな、アメリカの4社に頼んじゃいました。しかし、これは非常に危険なことだと、私は思っています。ですから、私、常に河野大臣と議論しているのですが、商売上のことを、今更排除できないけれども、政府や地方公共団体の行政の情報は、くれるなと言っています。いくらお金が安いからと言っても、いくら安いからと言っても、くれるなと。それくれたら終わりですからね、もう。だんだん、だんだん、過剰化が進めば、どんどん料金は、とんどん上げてくることになりますから、