19:40
これより、会議を開きます。令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算、令和6年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし、一般的質疑を行います。この際をお諮りいたします。3案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房、就職表書世代支援室次長畠山貴兆君、内閣府政策統括官高橋健二君、内閣府男女共同参画局長岡田恵子君、内閣府地方創生推進事務局審議官豊岡博彦君、内閣府地方創生推進事務局審議官岩間博彦君、警察庁刑事局長渡辺邦佑君、復興庁統括官宇野由政君、復興庁統括官桜町満雄君、総務省自治行政局選挙部長笠木貴則君、法務省刑事局長松下裕子君、基地入国管理庁次長丸山秀春君、国税庁次長穂子屋和彦君、文部科学省大臣官房分教施設企画防災部長笠原貴志君、厚生労働省一斉局長浅沼和成君、厚生労働省人材開発統括官岸本健君、農林水産省大臣官房総括審議官杉中敦志君、農林水産省大臣官房総括審議官宮浦浩次君、農林水産省農産局長平方佑作君、農林水産省経営局長村井雅史君、経済産業省大臣官房審議官浦田英之君、国土交通省国土政策局長黒田雅之君、国土交通省都市局長天川裕文君、国土交通省水管理国土保全局長広瀬雅之君、国土交通省道路局長庭勝彦君、国土交通省鉄道局長村田重貴君、防衛省防衛政策局長加野浩次君、防衛省整備計画局長青柳はじめ君、防衛装備庁装備政策部長坂本大輔君の出席を求め、説明を聴取したいと思いますが、御異議ございませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。次の申し出がありますので順次これを有します。
22:15
今日は質問の機会をいただきまして本当にありがとうございます。元旦の戸半島におきました地震、お亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げ、今なお大変御苦労されている被災された方々皆様に、ぜひ頑張ってくださいということで、エールを送りたいと思います。奈良時代に のと地域は富山県と一緒に一つの国、古首の中津国を作っておりました。国首大友の八日餅が、鈴から私の富山の方へ船で帰ってきたときに読んだ歌がございます。万葉集の牧十七四線二十九番、これを読ませていただいて質問に入ります。鈴の海に朝開きして来に来れば、長浜の裏に月照りにけり。よろしくお願い申し上げます。のとではまだ本当に多くの方がまだ一万三千人の方が避難をされており、まだ水の復旧もまだあと三万件残っているというふうに聞いております。ただ富山県のおかげさまでそういったことについては一応その状況を脱しまして、政府の方からは松村防災大臣をはじめ、いろんな形で御支援賜り、またここにいらっしゃる先生方、小先生方にも大変心を寄せていただき、また自衛隊の皆さん、あるいは職員の皆さん、そしてボランティアの皆さん、本当にありがたいことだと思っております。ただのとの方にもっと一生懸命お願いしたいという気持ちをありながらも、私の富山県でもいろんな悩みを抱えているところであります。今日は富山の問題に絞っていくつかご質問させていただきたいと思います。富山の状況について新聞報道をお付けしております。特にこの液状化ということについては、新潟県も含め各地で被害が出ております。被災された方々建物を再建すべきか、あるいはどうしようか、そのためにも面的にどのように復興していくか、そういう住民のコンセンサスをとるためにも、どうしてもどういう対策広報があるのかとか、どういう公的支援があるのかとか、やはりそういう情報も差し上げて、そういうものが手厚くなる中で、いろいろと復興の道筋をたどりたいな、こういう思いが強いございます。ぜひ対処方針を国土交通省の方にお伺いいたします。
24:46
お答えいたします。令和6年の都半島地震により、新潟県など、広い範囲で液状化による甚大な宅地被害が発生して おります。今後の地域の復興に向けては、被災自治体が方針を示し、住民の皆様の思いを汲み取りながら進めていくことが重要です。このため国土交通省におきましては、被災自治体の職員を対象とした会議を実施し、対策広報や過去の災害における取組事例について、情報提供をしているところでございます。また先輩決定いたしました、被災者の生活と成り上げ支援のためのパッケージにおきまして、宅地等の復旧に引き続き、中央公共団体が行う公共施設と臨時宅地等の一体的な液状化対策を支援することとしております。被災した方々が安全に安心して住み続けられるよう、熊本地震における取組を踏まえ、中央公共団体が実施する液状化に関する住民への情報提供や液状化対策への支援にしっかり取り組んでまいります。以上でございます。
25:46
ありがとうございます。東日本大震災、そして熊本地震と、そういう度にこういう問題について、対策がよりきめ細かに、また学んだ形で事例に学んで、新しい取組も導入いただいているわけでありますが、ぜひ今回大変多くの方々、多くの地域がございますので、ぜひ対策方法と支援の方、よろしくお願いしたいと思います。次に上下水道の問題であります。大変揺れが大きくて、大きく被害があり、そのことによって断水やトイレの問題など、非常にご苦労があったわけであります。そこでこの上下水道管の状況を見ますと、私の思いとしては、やはり耐震補強をどれくらい進めていたかということによって、地域差がどうも出ているように、私には感じられるところであります。やはり、この管路の早期復旧はもちろんでありますが、これから将来に向けて、やはり平時の管路の耐震化事業ということは、どの地域においても、より積極的に進めるべきだと思っております。こういったことに対する、これからの政府の取組について、国土交通省の方に、今回厚労省さんから水道も一括して、管理されることになるわけでありますから、お答えを求めたいと思います。お願いします。
26:59
国土交通省水管理国土保全局長 広瀬政佑君
27:09
お答え申し上げます。被災地の復旧復興のためには、上下水道一体となった一刻も早い復旧が重要と認識しております。今回の災害対応に当たっては、委員御指摘のとおり、本年4月から水道整備管理行政が国土交通省に委任されることを踏まえ、従来の自治体の相互支援の枠組みに加え、国土交通省、厚生労働省からも現地に職員を派遣し、関係団体とも連携して、上下水道一体となった早期復旧に向けて取り組んでいるところです。また、委員御指摘のとおり、災害に備え、平時から耐震化事業を進めることは極めて重要であり、これまでも漁商において、管路や浄水場、下水処理場などの耐震化を支援してきたところです。引き続き、上下水道一 体となった早期復旧に全力を挙げるとともに、地震時においても、被害の最小化を図るため、今回の被害の実態調査も踏まえて、平時からの耐震化についてもしっかりと推進してまいります。
28:16
ありがとうございます。上下水道事業はやはり企業会計でやっているということもあって、どのくらい設備投資をするか、いろいろ悩むわけでありますが、こういったものを後押しする上においても、国の補助であったり、あるいは地方財政措置であったり、いろんなことをまた、人口の少ない地域についても考えていただければ幸いに思っております。続いて農業漁業の問題であります。坂本農林水産大臣にも、野田の方へお出ましいただいておりまして、ありがとうございます。この成り割採検への支援ということで、特に私ども富山県の場合は、米作に、米に特化した農業生産構造になっております。やはり田植えの前に、どこまで農地水路を復旧できるかな、それから海の方においてもやはり、そこにこう、海の底の方で生息しております、カニであったり、あるいはホタルイカであったり、こういうものの量についても、今回の地震では海の中でも地盤が崩れたり、いろいろなことが起きております。除状被害等への対応を併せてお伺いを大臣にしたいと思います。
29:20
私、新1月21日、それから2月4日、野党の方に行ってまいりました。私が体験いたしました熊本地震と同じところもあれば、違ったところもあります。漁業者の皆さん方、農業者の皆さん方のお話をしまして、今言われましたように、1日でも早く再開したいというような願いでいっぱいでございました。そういうことで、まず農地、あるいは用灰水、そして林地、林道、漁港、このインフラ整備をやります。併せて農業用機械、漁場、漁船、そして漁具の再建、これを目指します。同時に金融支援や共済の早期支払いをやる。こういう重層的な対応策をしっかりやってまいりたいというふうに思っております。今日私は朝5時、日本の海産物の輸出拡大のために、在日のアセアンの大手を豊洲市場に招きまして、競離地を見学していただきました。試食もしていただきました。中卸店も見ていただきました。中卸店にはもうすでに、のと産のイワシ、サバ、ナマコ、そして富山湾のヒミのブリ、ホタルイカ、こういったものも並んでおりました。少しずつ始まったなというような気がいたします。全力で対応してまいりたいというふうに思っております。
30:46
ありがとうございます。ホタルイカ、そろそろシーズンに入っております。本当にありがとうございます。ぜひ、みんなが安心できるように、またその重層的な対策をお願いしたいと思います。富山県も全域が被災者再建支援法の適用を受けることになりました。家屋の損壊は1万戸に上っております。そしてまた、事業所被災への対応など、きめ細かい被災者支援から、また各種インフラの普及まで、地元の県、市、町、村、自治体の財政負担というものを、やはり、区議長さん方、あるいは自治体の方々、大変懸念をされております。いろいろ復興基金のことであったり、あるいは特別地方交付税のことであったり、いろんな手立てがあるかと思いますが、ポイントは、自治体が安心して思い切り復興に取り組め、そして住民の方々がその上で安心して前を向いて歩いていけるということであろうと思っております。このことについて、総務省としての手当総務大臣にお伺いいたします。
31:44
はい。私どもとしても、被災自治体の業財政を支えするのは、大変大切な使命であるというふうに認識しているところで、財政の面でも、1月9日、2月9日に特別交付税の繰上げ交付を決定するなど、順次支援を進めさせていただいているところでございます。国とともに行われる復旧復興の事業につきましては、例えば災害廃棄物の処理事業は、被災市町村にとって大変大きな財政負担となりますが、国庫補助が2分の1、地方負担の95%に交付税措置、これは地方債を発行して、元次償還を普通交付税でする特別交付税で措置を講じるなどですが、実質的な地方負担は、事業費の2.5%以下になるようにということで対応しております。なりわい再建支援事業についても、地方負担最大95%の交付措置を講じることとしておりますし、また、公共土木施設の災害復旧事業については、激甚災害指定に伴い国の補助率のかさ上げが行われ、地方負担の全額に地方債を受託し、元次償還金の95%に交付税措置を講じるということで、国とともに行う事業の地方負担についても、大幅に軽減できるように私どもも努めているところでございます。また、きめの細かい事業を行う中で、地方独自に国の事業に当たらないものとか、地方の特性を生かした単独事業なども行われる中では、単独事業を支援する地方債の仕組みであるとか、さまざまな特別交付税などを活用して、手段をさまざま活用してしっかりと財政を支えていくようにしたいと思っております。なお、お触れになりました復興基金につきましては、復興が長期にわたると考えられたときに、これまで設けた例があるというふうには承知をしておりますけれども、今、私どもとしては、国として行うべき支援策をできる限り早く実施していくことが大事で、その実施状況を見つつ、また、各県、市、町村の復旧・復興の事業を見つつ、どのような財政措置が適切かを考えて、しっかりと対応してまいりたいと思っております。これからも全体として、被災自治体の財政運営に支障が生じないように丁寧に実情を把握し、申しましたように地方交付税、地方債など、さまざまな地方財政措置を使ってしっかりと支えてまいりたいと思います。
34:39
それぞれの事業種目にきめ細かくありがとうございます。適切性を拡大したり、また3月には通常で特別地方交付税の交付決定もあるということでありましょうから、ぜひ多面的によろしくお願いを申し上げたいと思います。続いて、これは今回の被災の教訓的なことで、国土交通大臣にお伺いしていきたいわけでありますが、地域の骨格といえる高規格道路として、農営自動車道というのがあるわけですけれども、残念ながら今回七尾穴水間で甚大な被害をこむりまして、今、奥の音の復旧復興の歩みを遅らせる結果になっていると思います。これを直轄工事で対応いただけるということで大変ありがたいわけではありますが、やはり強靭な幹線道路として、命の道として、ぜひこの農営自動車道をしっかり復旧をいただきたいと思います。大臣の御見解をお伺いいたします。
35:33
この度の地震によりまして、野党半島南北に結ぶ農営自動車道におきまして、森戸の崩壊、路面の切れ札など、甚大な被害が発生し、現在も一部区間で 通行止めがついております。このような中、先月23日に農営自動車道の石川県が管理する区間のうち、被害が甚大な七尾市から穴水町までの区間につきましては、権限代行によりまして、国が管理する区間の復旧と併せて、国が責任を持って本格復旧を行うことと決定いたしました。この本格復旧に当たりましては、委員御指摘のとおり、被災状況や半島地域の特性を踏まえて、土口構造物などの技術基準について、有識者委員会で検討した上で、強靭な幹線道路として本格復旧に取り組んでまいりたいと、このように計画しております。
36:31
ありがとうございます。そしてこの半島地域ということをもう一度考えてみたときに、やはり間が狭まっていて、後から大にのように広がるということで、真ん中のところがやっぱりしっかりしていないと、こういうことになるということで、