23:34
これより会議を開きます。内閣の重要施策に関する件、公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、営店及び公式制度に関する件、男女共同参画社会の形成の促進に関する件、国民生活の安定及び向上に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。各県調査のため、本日政府参考人としてお手元に配付しておりますとおり、内閣官房、内閣審議官、濱道則君ほか54名の出席を求め説明を聴取し、また会計検査員事務総局第一局長佐々木則人君の出席を求め説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
24:57
おはようございます。自由民主党の泉田でございます。本日はトップバッターで質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。新党大臣、朝一番から大変ありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。今日、経済財政政策の基本的な理念、これを念頭に大臣に質問させていただきたいと思います。ご存じのとおり、日経平均が3万8千を超えました。バブル語最高値、最高額ということになっています。このまんまですね、デフレ脱却政策を進めれば4万円超えるということもあり得るんだろうというふうに受け止めております。そしてまた税収を見てみますと、これは上振れが続いているということで、昨年度の税収は約8兆円も上振 れをしたという状況になっております。この数字だけ聞くとですね、日本経済、かなりいい方向に向かっているなと実感するわけでございますけれども、政府の現在の経済認識はどうかということで、月齢経済報告の表現を読み上げてみますと、日本経済、景気は一部に足踏みも見られているが、緩やかに回復をしている。相当慎重ということだと思います。これは国民生活の実感で考えても、物価高というのの影響がありますし、賃金はそんなに伸びていないじゃないかということを感じておられる方々も多いと思います。これはマクロで見た景気状況と、それから実際の生活者の景気実感というのは、乖離があるというのが現実ではないかなというふうに思っています。そこで大臣にお伺いをしたいんですけれども、現在のデフレの完全脱却を目指す経済政策、これの立案に汗を流されていらっしゃるかと思います。賃金上昇について、マクロで上昇すればよしという形で政策立案をされるのか、それとも地域間で格差があるのも現実でし、業種、それから企業規模にもよって、それぞれ国民の皆さんが感じる賃金上昇、違いが生じると思います。こういったところにも目配りしながら経済政策を立案されるのか、この辺の基本的な考え方を教えていただければと思います。
27:32
大変重要な、基本的な認識、これを共有することがとても重要だと思っています。その意味で今、委員がご指摘いただきましたように、日本は経済を高転換させるチャンスを迎えていると、これは紛れもない客観情勢があると思います。一方で、賃金が上がっていますが、物価がそれを上回る上昇を続けていると。ですから、実質賃金が上昇していないという中でですね、やはり国民生活に消費の、まだまだ不安があると、こういう状態だと思います。ですから、私どもとしては今般、まずは構造的な賃上げを実現させよう。これは進藤においてですね、精一杯ご支援させていただきたいと思いますし、また賃上げが実現できるための税制も含めて、様々な支援をしようと思っています。大事なことは、マクロ経済数字が上がっても、それが国民、そしてまた国内隅々に浸透していなければ、やはり一人一人のですね、皆さんの実感というのが得られない。私たちは、それぞれの地域で、それぞれの働き方において、この満足、さらにはこの納得し た上でですね、この豊かさを実感できる、そういう経済を作らなければいけないし、その今、実現できるチャンスが来ているんだとすれば、隅々の、今委員が御指摘いただいたような、そういう分野も、聴くばりをしながら、またそこに政策がきちんと行き渡るような工夫をしながら、全体的な政策を運営していきたいところに考えます。
29:17
はい、大臣ありがとうございました。ただ単にマクロの数字を見てですね、いい悪いということではなくて、本当に国民の皆さんがですね、喜んでいただける、血の通った政策立案に努めていただけるということで、どうぞよろしくお願いいたします。そこでですね、次にじゃあ具体的に一つ例をですね、出してお伺いをしたいと思うんですけども、企業が、これは賃金上昇のための原資を獲得するというためにはですね、まあ一つは、価格転嫁をしなければいけない。対消費 者をですね、基本とする企業さんにとってはやっぱり値上げしないといけない。それをやらないと原資が出てこないということになるわけでございます。高熱費、それから原材料費、こういったものが上昇している中で、価格をいじれない人たちもいます。それから賃金を上げようにもですね、肯定価格で政府によってですね、賃金が決められてしまう方々もおられるわけです。こういった方々がですね、抜け落ちにならないようにするというのはですね、これなかなか確証任せにするというのは、難しいところがあるんじゃないかなというふうに思っています。私の耳に入るのにもですね、こういった話があります。製薬業界、かつてですね、日本は世界第二の製薬競争力を持っていたのが、今やドラッグロスが生じ、それからインフルエンザが流行り、コロナが増えている中でですね、原熱剤が入りない、短期利益剤がですね、手に入らないというようなことになっています。ここもですね、同様に高熱費とか、それから原材料費、上がっているわけです。しかし薬価改定マイナス0.8%ということになっている。我々の給料は、一体原資はどこから取ればいいのかということになると思います。これは確証任せに接種をするとですね、それぞれのフレームワークの中 で、これまでの経緯というものをですね、財務省と交渉するということになるわけです。政府の基本方針としてですね、肯定価格ってどうするのか、そして、こう、あの、上げることのできない、交流単価、こういったものにどうするかというのを基本的な方針を示すべきなんじゃないかな、というふうに私は思います。これ、じゃあ原資どうするんだって言ったら、先ほど申し上げたとおりに、税収今上振れしています。で、デフレの完全脱却を目指すということになるとですね、この上振れの税収と、それから、この整合性のあるですね、取り残された人たちの賃金どうするかっていう、全体的なフレームワークを、ぜひですね、経済財政政策の在り方として考えていっていただければなというふうに思います。そこで大臣にお伺いしたいんですけども、物価上昇に追いつかない、肯定価格で決まる賃金とか、国によってですね、価格が統制されている、こういった業種に置かれるですね、賃上げどうするのか、ということについてですね、普段どのように考えていらっしゃるか、お伺いをしたいと思います。
32:32
この取り残 された分野があっていいとは思いません。ですから、様々な工夫をしなければならないと思います。その意味でまず基本認識としてですね、構造的賃上げというのは、物価が上昇すれば、それも適切な範囲で物価が安定的に上昇するならば、それを上回る賃金上昇率を確保する。ということは、賃金が上がるということは、製品価格も上がる。それからこれは地方も含めてですが、特に中小企業、これ全雇用者の7割が中小企業です。ですから、進都に参加しない、組合のない企業もたくさんあるわけですから、そういう分野も含めての波及が必要で、特に下請価格ですね。下請価格に転換なされなければ、これは大企業だけ数字が上がったけれども、それがその吸収を下請価格の圧縮によってということが起きては絶対にならないと。ここはとても重要なところなので、私は強くこれを訴えていきたいと思っているんです。その意味で、今委員がご指摘されたエッセンシャルワーカーの部分、高低価格のところは、交渉ではありませんので、ここはですね、今回のこの診療報酬改定、これは医療の診療報酬と介護報酬と障害福祉サービス報酬、この同時改定があったわけでありますけれども、この中でですね、医療介護等の現場で働く幅広い職種に目配りをした、まあ、そういった様々な交渉を政府内で行いました。結果として、物価高に負けない賃上げの実現、この必要、その必要な水準のですね、改定率、今般は令和6年度において人件費 の分2.5%の上昇を見込んでいます。それから7年度においても2%のこのプラスという改定率をですね、織り込んで、その中で、この高低価格の分野においてもそこの賃上げは行ったということでございます。それから、あの医薬価についてはですね、これはあの、いろいろと工夫がございました。でも一方でですね、この不採算となっている医薬金の単価、これは特例的に引き上げる、こういった工夫もさせていただいております。いずれにしても、構造的賃上げは全ての分野、そして各地域に及んで、あの全体として物価が上がっても、それを上回る賃金が確保されていて、そしてそれを前提にして製品価格が上がり、業績が上がるならば、その好循環は維持できると。これは社会通念としてですね、こういった物価と賃金の相関関係というものを、これを構造的に確立させていきたいと思っているわけであります。
35:24
はい、ありがとうございました。基本的にはですね、構造的に好循環というのは私も可能だと思っています。問題はですね、例えば各省と財務省が折衝するということになるときにですね、例えば保険財政の枠内でやりましょうということになると、新薬についてですね、価格を上げても、他で削ってゼロサムになってしまう。同時にですね、高熱費も上がってしまう。というようなことになるとですね、財源を出すにはどうしたらいいかという、収入の方のフレームワークをどう作るかという議論も、やっぱりそれは大きな方向として必要じゃないか。これインフレ経済になるとですね、大臣御存じのとおり、累進課税ですから、当然経済、物価が上がるスピードよりも税収というのが増えるという構造になるわけです。従って、その上振れしたところの財源をどう使うかという原理原則というのも、ぜひですね、指導力を発揮してですね、安心して、これは予算要求できるような体制を整えていただけますようお願い申し上げて、次の質問に参りたいと思います。次に、少子化の話なんですけれども、少子化がですね、もう日本はかなり進展しているという状況で、特に近年、何でこんなに子どもが生まれないのと、いわばですね、政府だけではなくて、民間機関等様々なところが分析していますが、やはりコロナの影響があったと。それで、婚姻率が下がったものが数年遅れてですね、影響が出てきたとかですね、これは教育費が高いんで、特に地方なんてそうなんですけれども、子どもさんに育ててですね、東京を含めですね、都市部の大学に出すということになると、親が破産するというような状況になってしまうわけです。こういう高熱費、ごめんなさい、こういったですね、教育費の上昇等々があることによってですね、少子化が進んでいるという、まあこれが一般的な分析かなというふうに思います。ただ、中長期的に見たときにですね、本当にそれだけなんだろうかという思いは禁じ得ません。私のですね、父親、7人兄弟でした。これ、当時昭和のですね、つまり戦前ですね、初期、日本人のですね、平均兄弟の数って、まあ7人いたり5人いたり9人いたりというのはそんなに珍しくなかったということかなというふうに思っています。私が育った、ちょうど沙田江さんの時代ですよね。昭和の戦後の時期、この子供、兄弟の数というのは、まあ3、4人、珍しくありませんでした。2人以上というのが当たり前ということだったのに、わずか数十年でですね、合計特殊出生率1.2というふうになってしまいました。これは本当にですね、バブルの婚姻率が下がったことだけが原因なんだろうか。教育費が高くなったということだけが原因なんだろうか。他にも要素があるんじゃないかなというふうに私は思っています。一つはですね、国の制度、どうして昔、昭和 初期ですね、子供がそんなに生まれたんだろう、農業に従事する人が大変多かった。子供が多ければ多いほどですね、働き手が増えて、親御さんの負荷が下がると。それに加えてですね、私実は育てられる時にこういうふうに言われて育てられました。いいか、お前大きくなったら親の面倒を見るんだぞと言って育てられたわけです。そうすると子供がですね、1人よりは3人、3人よりは5人、5人より7人であれば、親が老後になった時に仕送りする額が増えるわけです。子供が多ければ多いほど、将来の生活が安定するというようなこともあったと。今ですね、最も国から援助してもらって楽な生活を送ろうと思ういい方法はですね、子供をつくるってことじゃないんですよね。子供をつくると将来、自分たちが相当教育費を出さないといけないということに確かになってしまう。一番楽に遊んで、遊んでというか、お金を自分たちのために使って国から援助してもらうには、リンクス、ダブルインカム、ノーキッズ、子供を持たずにですね、入ってきた収入は全部自分たちで使ってしまう。そしてですね、老後は人様が育ててくれた子供が払ってくれる保険料で年金をもらうという生活をするとですね、一番国からの給付が多くなるということになってしまうんじゃないか。少しこういう制度設計でいいのかと。厚労省にはインフォーマルに何回か言っているんですけれども、やはり子育てして苦労した人と いうのは、これ老後の年金というのが増額する制度というのも考えていいんじゃないかなというふうに思っています。2人、3人と子育てをすると、これ子供を産めない人がどうするんだという必ず声が出るんですが、養子でも育てると年金が増えるというふうにして、子供を産める産めないが関係なくしてですね、子育て頑張った人は年金が増える制度。これね、財源がかからないわけです。今アナウンスすれば、将来増えた子供が、その増えた部分の給料、給料の年金を払ってくれるわけですので、今からでも日本の活力、十分引き出していけるんじゃないかなと私は思っております。これは私の考え方なんで、それで大臣にお伺いしたいんですけれども、戦前7人から9人兄弟がいるというのも珍しくありませんでした。戦後の昭和の時代、2,3人の兄弟、普通でした。そして、近年、合計得出生率が、それと何かもう一桁違うって言ったら言い過ぎかもしれませんけど、1.26ってあまりにも低いんじゃないかなというふうに思います。昭和の時代と現代、今と何が違うっていうふうに感じてらっしゃるのか、感想を伺えればと思います。
41:43
非常に難しい問題で、一つの原因ではないと。そして、様々な要因で、またそれぞれの一人一人のですね、人生観や、それから生活設計、こういったものにも関わってくるし、もちろん経済的な負担、こういったものも大きな側面だと思います。私どもとすれば、経済白書においてはですね、まずはデータのところから言えば、この現在の少子化の要因というのは、女性人口の減少がある。それから、非婚化の進行があり、夫婦の出生率の低下があると。こういったことで分析しています。でも、その要因としてはですね、やっぱりこの子育て世代、住居費や、養育費用、こういったものにも負担感が重いと。かつて、今委員がご紹介いただいたような、昔の頃を考えれば、はるかに今の方が手厚い支援になっていますが、でも生活費に対する負担が、率が違いますよね。それから、そもそも自分の生活でどれだけのお金をかけて暮らすかという意味において、今、昔とは比べ物にならないほど豊かな暮らしをするようになった。ですから、様々な要因があるというふうに思っているわけであります。大事なことはですね、国の基本は国民ですから、そして今1.26の出生率になっていると。これは、どんどんと人が減っていくことになるんですけれども、まず一つに言えることは、今2000年代に生まれた子どもたちが120万人ぐらいのペースで生まれていました。その人たちが今20歳、それからこれから25、30になって主力になってくれます。ですから、2030年ぐらいまでは、まだそのペースがあるわけですね。でも今直近で生まれている子どもたちが77万、そしてこの1年はさらに下がるというような指摘が予測が出ていますね。そうなると、その後の2040年以降になると、もう人がいないわけですね。ですから、子どもがその年に生まれて完結するのではなくて、生まれて育って、社会で活躍して、そして現役として社会を支え、やがて年老、高齢化して、今度は逆に支えられる立場になる。この連関の中で、人口問題というのは長期のプログラム。私たちはもうその向こう100年のプログラムが予定されてしまう中で、これをどう克服していくかというのは、みんなで共有しながら、我々としても政治としてお手伝いできる政策はできるだけ充実させていきたいと、このように考えるわけです。
44:45
ありがとうございます。大臣御指摘のとおり、大変難しい問題。神田川という歌、ご存知かと思います。4畳半、1間でも子どもがいっぱい生まれた時代もあった。でも、今は駄目だと。これはもう考え方とか、社会情勢の違い、こういったものをどう政治として乗り越えていくかということも、我々も必死に考えながら、この問題を取り組んでまいりたいというふうに思います。それで、次の質問に移らせていただきたいと思うんですけれども、マクロ経済と財政政策との関係ということでございます。今、政府は日本財政の状況を説明するのに、GDPに対する政府債務の比率、これを使って、日本は他の国よりも大変多くの政府債務があって大変なんだという説明されてますけれども、これもう何十年も同じ説明しながら、ギリシャのようになる、ジンバブレンのようになると言いながらなっていません。なぜならないのかということなんですけれども、政府債務の残高と、それから財政の硬直度というのは、必ずしも直接的なリンケージはないということだと思っています。というのは、費用として歳出で発生するのは、利払費ですから、この利払費がどれだけ出るかというのは、政府債務残高には依存しないで、やっぱりそこの各国の金利の違いというのも影響するわけなんで、ある意味、この政府債務残高だけで単純比較するというのはミスリーディングであるということなんだと私は思います。むしろ政府債務残高のGDP費というのは、時系列で見て、これが発散してしまうのか、それとも収束して破綻しないで運営できるのかという観点では意味はありますけれども、国際比較で使う指標としてはいかがなものかというふうに考えております。そこで政府参考人にお伺いをしたいんですけれども、GDP各国の中で直近の政府準利払費のGDPに対する比率、すなわち政府債務から発生して実際費用として発生するお金、これはGDPに対してどれぐらいの比率なのかというのをG7各国で高い方2つと低い方2つ教えていただければと思います。
47:24
お答えいたします。OECGのデータによりますと、2022年の政府準利払費対GDP費について、G7諸国の中では最も高い国はイタリアで4.1%、ついでイギリスで4.0%となっております。一方最も低い国はカナダで-0.4%、ついで日本の0.1%となっております。
47:52
はい、ありがとうございました。ありがとうございました。そのとおりでして、つまり財政の硬直度の高いのはG7の中ではイタリアとイギリス、そして財政の硬直度が低い国がカナダと日本ということになるわけです。だから政府がちょっとやっぱりミスリーディングで、家計に例えて説明するのも、これ本来違うと思うんですよね。通過発行権を持っている国、これは言葉は悪いですけれども、例えば賭博場に例えるとですね、必ず勝つ人がいるんですよ。長藩長藩とやってて、同元です。通過発行権を持っている国とですね、家計を一緒にして議論すると、ミスリーディングで必要以上のデフレプレッシャーかけてるんじゃないかな、というふうに思います。それでもう一つ指標、これ政府参考人にお伺いしたいんですけれども、国債がデフォルトしたときの保険料に相当する指標というのがあります。これは、そぶりにCDS価格というんですけれども、これですね、G7各国の中で日本の順番、どうなっているのかというのを教えていただければと思います。
49:13
お答え申し上げます。委員おっしゃいました、保証料にあたりますCDSスプレッドでございますけれども、これはその時々の経済財政の状況等の様々な要因で日々動いているわけでございますが、直近2月14日時点で申し上げますと、G7各国で高い順に並べまして、日本のCDSスプレッドはドイツの次下から2番目に低いところにあるということでございます。
49:46
はい、ありがとうございました。すなわち、日本国債の信任はですね、日本はドイツに次いで高いと。G7の中でですね、極めて財政が安定しているというのがマーケットの評価ということになります。日本がですね、30年間賃金上昇ができなかったと。で、ジャパンアーズナンバーワンと言われたですね、1980年代後半から90年代のですね、初頭にかけての日本のですね、競争力を何が低下させてきたんだろうかと。考えるとですね、指標が間違ったんじゃないかなと。財政運営の指標、これを見直さないと日本の成長、デフレからの完全脱却が難しいんじゃないかということを実感をいたしております。単年度のですね、結局収支金庫、プライマリーバランス、基礎的財政収支が達成したとしても、経済が縮小してしまったらですね、結果として負担が重くなるということになるわけです。本当にですね、財政再建をしたいと思うんであれば、投資的経費と国債費というのは除外をしたですね、コアプライマリーバランスと、つまり経常資金だけを念頭に置いた収支金庫というのを目指す、自由に国債出せなんていうことを言っているわけじゃないわけです。どういうふうにしたら世界各国の成長に負けないのか。賃金が上昇できるような、そして今日より明日がよくなる社会が作れるのかということになると、このプライマリーバランスという財政政策、これ見直す必要があるんじゃないかというふうに思っております。そもそも日本は世界最大の財建国です。世界最大の財務国どこか、米国、アメリカです。そして世界最大の財務国の国債を最も持っている国が日本です。なんで世界最大の財務国が経済が力強く成長し て、世界最大の財建国の日本がお金がないと言って救急としないといけないのか。これは基本的なところで指標の取り方さえ変えれば、日本の明日というのは大きく成長する余地を残している、世界でも稀な国、まだ復活する力のある国ということだと思っています。新郎大臣、ぜひですね、この財政政策の基本的な指針、すなわち投資をして将来ですね、戻ってくるお金、時間がないんでもう答える先に言っちゃいますけども、住宅をですね、あ、住宅ごめんなさい。建物を建てたときに投資なのか、それとも消費なのか。お聞きしたかったんですが、時間ないんで答えますね。建物を建てたときに投資なのか消費なのか、これ目的によって違うわけです。あの、え、アパート、え、こういったものをですね、建てて、将来賃料が入ってくるのは投資だし、別荘を建てて、コストだけ払えば消費になるわけです。あの、将来ですね、自動車産業が発展するとか、半導体産業が、製薬産業が発展するっていうところにお金を使うところに、こう上限決める必要ないわけで、それに投資をすることによってですね、将来リターンが戻ってくるというものについては大胆に出してよくて、形状的な経費のところについてはバランスをさせていくという考え方でですね、日本経済をぜひ飛躍的に発展をさせていただきたいと、そのためにはですね、このプライマリーバランス、どうあるべきかっていうところを考え直してほしいな ぁと思っているんですが、あの、感想で構いませんけれども、新野大臣どんなふうにお考えか教えていただければと思います。
53:26
あの、重要なご指摘なんですが、あの、どちらか一辺とで語れないってことですよね。財政政策のみでもダメだし、経済政策のみでもダメだと。だから財政はやはりですね、弾力性を持ってそのバランスをとっていくということが重要です。それから私たちは今、世界に対してですね、もう一度日本経済を復活させるためには、労働市場改革が必要だと思っています。それからこの生産性革命とともに新たな投資、そしてスタートアップ、これまことに世界の数字線に追いついていない状態があります。新しい経済や事業をつくりながら、それを支えていく人材を確保する。その上で健全な財政運営を維持していく。この両方ですね、うまく相まって、我々は次の新しいステージをつくりたいとこのように考えているわけです。
54:23
はい、ありがとうございました。ぜひともですね、この日本の力を引き出していただけると思います。時間ですので終わりたいと思いますが、本当はですね、個人金融資産、二千兆円あるんです、日本は。なんと一人当たりで計算してですね、GPIF並みに運用すれば、一世帯、二百五十万ぐらいお金が入ってくるという力を日本国は持っているわけです。こういったものをですね、年金制度に当てはめていくということになると、年金制度改革しなくてもですね、支払える世界が私は来ると思っているんですが、次の機会に譲らせていただいて、今日は質問をこれで終わらせていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。
55:29
日本新の会の堀場幸子です。日本新の会、教育無償化を実現する会の会派を代表して質問をさせていただきます。一番最初ですね、日本版のライドシェアについて河野大臣にお尋ねさせていただきたいなと思っています。今回ね、政治と金の問題で国会が非常に流動的というか、なかなかやっぱりこの予算委員会を通しても、今重要な政策であったり、予算というもの自体に対しての議論するという、そういったところを深みに持っていくといったところがなかなか実現できていないということに、非常にそれに関しても大きな罪なんじゃないかなと思っているんですけれども、そうやってこう違うところに目が行っている間に、いろんなことが実は進んでいるなということをしっかりと見ていかなきゃいけないということを思っているところでございます。現在国交省においてね、パブリックコメントをされているところだと承知をしております。日本版ライドシェア、これがですね、私、前回の臨時国会の大臣所信のときも 確か河野大臣にライドシェアについて質疑をさせていただきました。やっぱりこれからどういう公共交通のあり方について規制を改革していくのかという議論をさせていただいたと記憶しているんですけれども、この国交省さんがね、やられている日本版のライドシェアを見てちょっとびっくりしたんですよね。やっぱりタクシー業界さんとのちょっと関係性が非常に強すぎるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。例えば許可基準であったり資格要件、台数、運輸運送の形態、こういったところでね、新規参入ができるような状態ではないんじゃないかなと私自身は考えているんですが、このライドシェアの規制改革とはどのようなものを大臣が想定されているかご所見をお願いいたします。
57:26
おはようございます。今、日本全国、都市部、地方を問わずなかなか移動ができない、公共交通機関を使った移動ができないという地域時間帯が増えている。これは非常に有識ことだというふうに思っております。そういう中で、今回日本版のライドシェアということで、まず移動の自由ができない地域において、今までのタクシーやバスとは少し違った形での移動の手段というものの導入をしていきたいということで、まず4月1日から78条の3号を使った移動手段、それから78条の2号ですか、交通空白地をどうするかというようなことを順次取り入れていきたいということで、まず3号の方のパブコメがスタートいたしました。これはパブリックコメントで、今回国交省が出したのはあくまでも叩き台でございますので、これにいろんな方からのご意見をいただいて、しっかりとしたルールというものを作っていきたいというふうに思っております。さらにその後、2号のパブリックコメントを用意をして、なるべく早く2号もスタートさせていきたいというふうに思っております。そういう中で実際にこの移動の手段、確保できているかどうか、これはもういろんな形でデータが取れるというふうに思っておりますので、いろいろやってみて、足らなければどんどんルールを変えていきたいというふうに思っておりますので、今まではなんとなく、もうパブコメ出したらそれでいくぞみたいな、なんちゃってパブコメみたいなのがなかったわけではないと思いますが、今回のはかなり国交省とも相談をして、かなり真摯に皆さんの意見を取り入れていきたいというふうに思っておりますので、多 くの方からのコメント、ご意見をお待ちをしていきたいというふうに思っております。そういう中で、この都市部地方にかかわらず、移動が自由にできる、公共交通機関を使って移動が自由にできるような、そういうようにしていきたいというふうに思っておりますので、広く今ご意見を募集しているところでございます。
1:00:03
はい、ありがとうございます。やっぱりパブコメまで行っちゃうと、もうなんか変えることができないんじゃないかなとか、パブリックコメントいくら変えても、なんかそれにお答えだけをしていただくだけで、制度自体が変わるのかなといった、まあなんちゃってパブコメみたいな、そういう状態になかなかあったのかなという懸念もありますので、これに関してはやっぱり何度も、次の臨時国会でも同じ質問をしなくていいように、ぜひ早めに進めていただきたいというのが、私の京都の人間の思いだということを前回もお伝えさせていただいたんですが、今回もお伝えさせていただきたいと思います。そして河野大臣にはもう一つ、スマートフォンの活用というのを、前回全然違う、チコデジの方でやらせていただいたときも、やっぱりマイ ナンバーカードを持って避難してくださいというのは結構ハードルが高い、やっぱりああいうときに何を持って逃げるというのは難しいので、やはり皆さんスマホは持って逃げると思うんですよね。なのでこの歯医者アプリもそうですけれども、やっぱり今海外を見ているとかなりスマートフォンの中で、国であったり地方自治体とのアクセスができるような状態にあると思いますし、身分証明もそれでできるような状態にあると思うんですね。それは河野大臣はよく御存じだというのは存じ上げているんですが、それをやっぱり今なかなかアンドロイドから進めるというのも存じ上げているんですが、それもぜひ進めていただいて、カードを持って一緒に逃げてくださいというコメントをしなくても、スマホ一つでできるような時代を早くつくっていただきたいなと思っております。これは大臣のコメントをいただくことはないんですが、そういう思いだけお伝えさせていただきたいと思います。次に行かせていただきたいと思いますので、河野大臣はここで。ありがとうございます。DV施策の現在地というご質問をさせていただきたいなというふうに思っております。今、共同申権の議論というものがかなりされていると思っております。我が党の浅田さんが参議院の方でも自主誘拐についてお話をさせていただいたかと思うんですけれども、子どもに会えないという方もたくさんいらっしゃって、こういうことから共同申権という、海外ではメジャーな仕組みであると存じ上げているんですが、それについて日本で導入しようという議論がされていると承知をしております。そんな中でですね、やっぱりこれいつも議論になるのがDVとの関係性だというふうに思っているんですけれども、共同申権を進めるためには、このまずはDVというものをしっかりと、DVから守っていくということをやらなければ先に進めないんじゃないかな。皆さんがその懸念があるから、今国民的に非常に大きな議論になっているんじゃないかなと思っているところでございます。ですのでですね、まずDV防止に関するさらなる充実について、大臣の御所見をお伺いしたいんです。こないだのDV防止法の改正ありました。この時にですね、まだ足りないですよねというところで議論が終わったと思っておりますので、これで被害者が救われるのか、そしてさらなる次はどのようにするのか、加藤大臣の御所見をお願いいたします。
1:03:11
お答え申し上げます。配偶者等からの暴力は重大な人権侵害であり、決して許されるものではありません。誰もが尊厳と誇りを持って生きられる社会を実現するため、配偶者等からの暴力の根絶に向けて、具体的な取組を進めていくことが重要であると考えております。本年4月からは、重篤な精神的被害を受けた場合にも、接近禁止命令等の対象を拡大することをはじめとする、保護命令制度の拡充や、被害の発生から生活再建に至るまで切れ目のない支援を行うための多機関連携を強化する仕組みの創設などの改正が盛り込まれた、改正配偶者暴力防止法が施行となります。改正配偶者暴力防止法の内容につきましては、改正法の概要やQ&A、改正のポイントに関するパウンドプレート等の作成、ウェブサイト等での周知、配偶者暴力相談支援センター等の地方公共団体関係職員等に対する説明会等の実施など、広報啓発等に取り組んでいるところでございます。引き続き、改正配偶者暴力防止法の円滑な運用に向けた準備を着実に進めるとともに、引き続き被害者に対する相談支援のさらなる強化を図ってまいりたいと考えております。
1:04:40
ありがとうございます。ちょっとあまり欲しいお答えが頂戴できなかったんですけど、DV防止法を今改正させていただいたものを、しっかりやりますよという地点に今いますというお答えだったのかなと思います。やっぱり最大のポイントは、精神的暴力で保護命令がしっかりと出るのかというところだと思っているんですね。そしてもう一つ重要なポイントは、加害者と一応なっている方が、本当に自分が加害をしているということに気がついていないということがありますので、それについての加害者プログラムを充実させていくということを、前回の質疑というか、DV防止法のときもさせていただいていたんですけれども、やはりここが一番重要なところで、自分自身は加害意識がない中で、被害を受けていると認識をされているという認識のずれが、直接的な暴力、叩いたりする暴力というのは、それは跡が残ったり証拠が残るけれども、この精神的な暴力は非常に証拠が残りにくい、録音とかすれば違うかもしれないんですけど、録音って前後の文脈で全然話が変わってくるので、なかなか証拠となりづらいかなと思うんですが、そういったさまざまな難しい状況がある、そこで誤解が生じて、加害者の側にもわけがわからないで、逃げ、思いがある。被害を受けた方にもまたそういう思いがあるというふうな複雑 さが出ていると思うんですね。大臣おっしゃっていた多機関との連携を強化するということを、政府は常に言っていて、個人情報の壁をできるだけ乗り越えて、連携をしていくんですというお答えなんですけれども、やはりここは一つにならないと、自相と配備センターが情報共有をして、実質的な何か支援をできるのかというのは非常に疑問があるし、それほどにも自相であったり、今の現状が非常に厳しいと思っているんですね。大臣、ちょっと細かいんですけれども、DVを受けている被害者の方がいるといたしまして、その方が自動虐待を行っているケースというのがあると思うんですけれども、大臣はどのようにお考えかお聞かせください。
1:06:57
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、例えば同じ家庭内において、DVと自動虐待が同時に発生する等のケースも考えられることと思います。例えばですけれども、子どもがいる家庭において、両親の間で暴力行為が発生した場合には、子どもに対する心理的虐待に当たり得るものであり、また子ども自身への暴力があれば、子どもの安全が損な われ、健やかな成長発達にも多大な影響を及ぼしたりすることもございます。そのため、それぞれの対策を相互に連携・協力して進めていく必要があると認識をしてございます。基本方針におきましては、養護自動対策地域協議会及び法廷協議会の活用等により、児童相談所と配偶者暴力相談支援センターとの連携を一層強化し、個々の事案についてそれぞれの立場で考え得る対応を積極的に共有して、適切に対処することが求められる旨を明記しておりまして、配偶者暴力相談支援センターにおける養護自動対策地域協議会への参加の促進、また、DV対応にあたる相談員等と児童相談所の職員の送付を対象とする研修の実施、こういった取組を引き続き進めていくところでございます。森委員。ごめんなさい。ちょっと質問があれだったんですけど、DVを受けている被害者が男性でも女性でもいいんですが、精神的な暴力、直接的でもいいんですけれども、暴力を受けていて、その方がですね、お子さんに対して自動虐待を行っているという暴力の連鎖が家庭の中で起こっているということが考えられるんですけれども、それについて加藤大臣の御所見をお聞きしたかったんですけど。
1:08:58
ご質問を履き違えていないとすればですね、委員の御指摘のよりそういったケースというのが発生、DVと自動虐待が同時に発生するケースは考えられると思います。
1:09:21
考えられるのではなくて実際にあると思うんですけど、何でこれを聞いているかというのもちゃんとレクで事前にお話ししていますし、この文章も質問も同じ文字で質問を書いているので、それにやはり適当に、適当じゃなくてそれに見合ったお答えをしてほしいなと思うところなんですけれども、やはりなぜこれを言っているかというと、DVの被害に遭っている方はやはり精神的に非常に厳しいところに追い詰められていて、この人は加害者かもしれないけれども被害者でもあるという状況にあるならば、こういった人を救うためにはどういう仕組みが必要かなということを考えた場合、どう思いますかということです。
1:10:05
加害者への、委員御指摘のとおり、加害者への対応ということも大変重要だと私自身も考えてございます。加害者に働きかけることで、加害者に自ら暴力の責任を自覚させる加害者プログラムというものがございますが、これは被害者支援の一環として大変重要だというふうに考えております。改正配偶者暴力防止法に基づく基本方針において、都道府県等が被害者支援の観点から加害者プログラムの実施に取り組むことが望ましいとの考え方を示すとともに、関係機関等により構成される法廷協議会における協議の一例として、加害者プログラムの活用をお示ししたところでございます。さらに、地方公共団体の担当者等への研修の実施等を通じ、加害者プログラムに関する理解の促進を図っておるところでございます。これらの取組により、各地域における加害者プログラムの実施の推進に努めてまいります。
1:11:05
ありがとうございます。何が重要かというと、例えば共同申権のある国、共同申権を実行されている国において、こういった司法において、命令、刑事罰としてやられているところもあると思いますけれども、刑事事件として扱われて、そして司法から受講命令が出る、こういう加害者プログラムであったり、感情のコントロールであったり、そういったものに対する受講命令が出るということがやはり行われていたり、裁判所の中で非常にきめ細やかなDVではないかという調査であったり、さまざまな体制がすでに構築されていて、共同申権が実施されていると承知しているんですね。今、日本では加害者プログラムをやろうとしても人材を育成するところですよ。どういうふうにやったらいいか。これから実証をやったりしていて、その結果を待っているんですよ、みたいな状態の中で共同申権の導入ということを言うと、やはりDVの被害を受けた経験のある皆様からすると非常にご不安が募るのかなというふうに思っているんですね。なので、共同申権というものを進めていくということを政府として考えていらっしゃるのであれば、どうぞこのDVというものに対してもしっかりと体制を構築する、特に火災の役割、そういったところをしっかりと強いメッセージとして出していただきたいなと思っております。そして一番ここから重要になってくるかなというふうに思っているのは、精神的暴力であっても、様々あると思うんですが、家庭内であっても4つの暴力、DVと言われている4 つの暴力に対して、警察がしっかりと対応できるのかなというのも一つ大きなポイントだと思っています。警察といたしましては精神的暴力というのはどのように定義されているか、松村大臣お願いいたします。
1:12:54
法律上精神的暴力を定義しているものはまずございませんが、例えばDV防止法におきましては、配偶者からの暴力とは、配偶者からの身体に対する暴力、またはこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動と定義されておりまして、いわゆる精神的暴力については、心身に有害な影響を及ぼす言動に含まれているものと、象徴いたしております。例えば、大声でドナルドであるとか、罵るであるとか、物を壊す、また、逆に何を言っても正直かを無視し続ける、こういったことであろうかと思いますが、現在、警察におきましては、こうした配偶者からの暴力については、相談を応急した場合におきましては、事件化すべき事案については、必要な捜査を行うことといたしておりまして、必要に応じて被害者の安全確保を最優先とした措置を講じているところでございます。
1:14:02
ありがとうございます。警察の皆さん、本当に頑張ってくださっていらっしゃるのは、承知をしている前提で、よく警察というのは家庭の中には入っていかないんだよ、とか、例えば学校の中には入っていかないんだよ、というような言説がよく耳にするかなと思うんですね。私、教育関係も文科の部会も文科の委員もやっておりまして、教育関係もずっとやっているんですけれども、やはり学校の中の、例えばいじめというものも精神的な暴力だと思うんですけれども、そういう無形でね、証明がなかなか難しいもので大きな傷を負ってしまう、もしくは人生を棒に振るような大きな大きな傷を負ってしまう子がいらっしゃるんですけれども、そういった、なかなか目に見えないものに対して、どういうふうに対応すればいいのかなといつも思うんですが、そういう時にですね、やっぱり警察というものは今まで介入しないと言っていたところにも入っていくことができるのか、特に家庭は不介入というふうにしているのかどうか、大臣からはっきりと答えていただきたいなと思います。
1:15:01
家族に対するまず暴力の警察の介入ということでよろしくございますでしょうか。これについても家族関連の暴力事案であってもですね、適切に調査を、捜査を行うとともに必要に応じて被害者の安全確保のための措置を講じているところでございます。
1:15:25
ということはやはり民事不介入という形というよりかは、しっかり家庭の中で実際に暴力が存在すれば介入していく、もしくは介入という言葉がね、正しいかどうかわからないんですけれども、ご相談を受けるであったり、捜査をするであったり、さまざまな他種多様なご対応を警察としてはできるという判断ことでよかったですかね。はい。よかったということで、はい。わかりました。でですね、何が言いたいかというと、実は虐待っていうのはね、高齢者の皆様にも結構今、多く見られるのかなと思っていまして、同居の高齢者の皆様に対してですね、どういうふうに対応するのかなというのは結構難しい問題なんですよね。子どもの場合は、自送というものもございますし、クローズアップもされますけれども、あと保育園に預けてわかるとか、泣き声でわかるとかあると思うんですけど、高齢で介護をされているような方に対する暴力というのはなかなか発見しづらいなと思っていますし、自分から助けてということも少ないんじゃないかなと思っているんですが、そういった高齢者、同居高齢者への暴力に対してどのようにご対応されているか、よろしくお願いいたします。
1:16:35
高齢者の虐待についても、警察におきましては早急に確保する必要の認められる事案と捉えております。認知した場合におきましては、被害者の安全確保を図るとともに、法令に基づいて、速やかに市町村に通報をいたし、事件化すべき事案については必要な捜査を行っているところでございます。また、このほかに市町村からの、逆に依 頼を受けて、市町村が実施する立入調査への援助、つきそいみたいな形での行うなど、関係機関と連携して対応を行っているところでございます。
1:17:19
やはり発見していくというのが非常に難しくて、それはやはり地域であったり、様々な地域包括ケアシステムのような見守りであったり、御高齢者をしっかりと家族以外でも支えていく仕組みというのは、こういうものを防止するのに役立ってあったり、役立ったり、発見する機能になっていくんだなというふうに思うんですけれども、今ここまでですね、ルルコDVであったり、家庭、家族の中での暴力、そして家族の中でも、目に見えない暴力、そういったものについて議論させていただいたんですけれども、やっぱりこういう、今まで警察が不介入とされていた事案でね、家庭とか学校とかそういったところにある無形の暴力、つまり証拠が残りにくい暴力に対して、大臣の御所見を、そして今後どのようにされるか、ぜひ決意を聞かせていただければなと思います。
1:18:16
はい、先生、御指摘の家庭内における配偶者からの暴力事案であったり、児童虐待事案であったり、さらには学校でのいじめ問題であったり、これはやっぱり認知した場合にはですね、適切に捜査を行うこととしております。必要に応じてやはり、被害者のまず安全確保のための措置を講じることは極めて重要であると思っております。今後も被害者の安全確保を最優先とした適切な措置が講じられるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
1:18:56
はい。やっぱりDVも、そして児童虐待も、そして自身の連れ去りとか、虚偽のDVも、それは全て犯罪ですので、そういったものをしっかりと見ていただいて、そしてですね、我々もこういったDVというものにしっかりと対応する体制を作ることで、共同申権、しっかりと前に進めていけるんじゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。加藤大臣と松村大臣、ありがとうございました。では、ご再提いた だいているところです。ではですね、次に、全世代型社会保障制度について、進路大臣にお尋ねさせていただきたいと思います。今日は私、資料を作らせていただいたんです。こんなくだらない資料を、なんで作らなきゃいけなかったのかなと申し上げますと、今ですね、予算委員会を見てますと、支援金について非常に議論をされているところだと承知をしています。なんで、社会保障を収めている人の人数で、総額を割って500円とか300円という数字を出したのかなというのが、私は甚だ疑問なんですけれども、それがついたせいで、社会保障に500円とか300円を上乗せして取られてしまうんじゃないかなというふうな懸念を持たれている方が非常に多いんじゃないかなと思います。大臣とか他の方も、ご説明としては、負担がありませんよということをおっしゃっています。でも、それの意味がちょっといまいちよくわからない、誤解が非常に世の中には回っているんだなと思いまして、この「明らかにわかるよね」という表を作りました。つまり、社会保障の改革で徹底することで圧縮される部分、それがあるので、そこの隙間ができますよねと、余っている部分、今までいただいている社会保障費と圧縮したら、この残高の部分、ここに子ども予算に使えるように、名前を支援金として新しい秘目というか枠を作りますというお話だと、私自身は理解をしているんですけれども、この言葉がなかなか理解をされずに、今、一人は300円と500円が、報道を見ても500円のマークをつきながら、ワンコインを取られるみたいな、そういった言説でちょっと誤解が生じているのは、やはりちょっと説明が足りていないのか、なぜ割って500円とか300円という数字を出したのか、それすらも私にはわからないんですけれども、だって社会保障は皆さん違う金額を納めていらっしゃるのに、一人500円とか300円って定額でも取られちゃうみたいなイメージを、受けられるようなメッセージの出し方をされていることに非常に違和感を持っています。まず、新藤大臣は、この全世代型社会保障制度改革で拠出されるお金を、この子ども未来戦略の子ども子育て政策の加速化プランの方に財源としているんですけれども、それについて、今のことも含めて、大臣の御所見をお願いいたします。
1:21:50
これはたびたび御質問をいただいて、とにかく皆さんが不安に思っているので、またわかりづらいわけですね。ですから、できるだけそういう御質問をいただく中で、我々も丁寧に説明していきたいと思っているんですけれども 、まず基本的にですね、今この委員の資料を作っていただきましたけれども、今回のこの子ども未来戦略、この子育て加速化プランはね、これ3.6兆円あるんですけど、これ支援金だけで構築するものじゃないですよね。まず、規定予算の最大限の活用が、これ1.5兆円。これ、今ある予算の中で、このうまく執行の工夫をできるもの、これをかき集めて1.5兆円積み上げますと。それから、歳出改革で公費を節減できる。ここが、この9年間の歳出改革の合計額を平均で割って、だいたい年間あたり、このぐらいの手間、要するに1800億なんですけども、このぐらいの金額は歳出削減できるので、これを積み上げていって、これで約1.1兆円です。で、それから支援金というのは、今度は歳出改革、今の1.1兆円は、公費の部分ですから。歳出改革によって、保険料も削減できるわけです。で、その保険料削減した部分の、その見合いを、本来今まで払ってた枠の中で、この新たに支援金として、そこのご負担をいただくと。だから、負担が増えないんじゃなくて、負担の割合が変わらないということで、説明していかなきゃいけないと思うんです。で、合わせ綿で3.6兆円。一番大きいのは、やっぱり歳出改革、それから規定予算の工夫、これをやって、しかも保険料の削減した部分の、その枠の中で、新たな支援金という形でお願いするので、今まで負担した割合と変わりませんよ、と。こういうことなんです。
1:23:56
はい。やっぱりそのご説明が、全体像の中で、税金部分と、今まで予算部分と税金の部分と、そして、社会保障の、社会保険料の部分ということで、今回社会保険料のとこだけを抜き出したのがこの資料なんですけど、何でわざわざこのことをしたかというと、私この説明を、部会でも受けましたし、何度も受けたんですけれども、やっぱりちょっと、私の能力の限界かわからないですけど、最初の1回の説明ではちょっと何のことかわからない。やっぱり支援金というものが新しくできる、ということだけが走ってしまうんだな、ということを感じましたので、まずこれをしっかりと、明確にしたいなと思いまして、今質問をさせていただきました。それで、でもこれ、ただ見ていると、全部で1兆円できるということで、この改革工程を見ていくと、2028年までに、いろいろできる金額というのがあるんですが、2024年に取り組む医療介護制度の改革では、どの程度の予算を生み出すことを試算されているのか教えてください。
1:25:01
あのですね、2024年度、これにおいては、薬価改定、それから医療保険、介護保険の見直しといった制度改正を実施して、国費ベースの社会保障関係費において、約1400億円の減少効果を生じさせていると、こういうことです。
1:25:20
はい、ということは、2028年までに、加速化プランと一緒に同時進行で、この改革が進んでいって、金額がどんどん1兆円まで増えていくという考え方でよかったですか。
1:25:38
そこ、とっても重要なことなんです。今、私、ご質問がそういうことでしたから、国費ベースで1400億と言いました。でもですね、この1兆円の積み上げというのは、そうではなくてですね、歳出改革と賃上げによる、この社会保険負担軽減の範囲、これはですね、2023年度で、この1500億円、それから2024年度で1700億円の、このことを予定しています。ですから、2年間で3300億、これ、年出できることになっているんですね。で、6年間ですから、この3倍、3300億の3倍相当のものは、これは調達ができる。これが支援金の1兆円の根拠であって、歳出改革の国費削減は、これは年間の、今回は1400億でしたけれども、この9年間、2013年から2022年までの、これまでの9年間の実績を、年間で割ると約1800億になるんです。今後も同じペースで歳出改革は行ってきますので、それを6年間でやると1.1兆円になると、こういう計算で、別々の計算なんです。
1:26:58
ありがとうございます。ということはですね、やっぱり賃上げがベースになっている。賃上げすることで、社会保障費も、まあ、社会保険料も入ってくる金額が変わ ってくるよね、というとこなんだなというふうにも理解をさせていただきました。で、今、これね、あれ、ごめんなさい。もう1回いいですか、じゃあ。あのー、
1:27:18
賃上げの部分というのは、賃上げをすることによって、雇用者報酬が増えるので、分母の全体の雇用者報酬が増えますと。一方で分支である、税と社会保障の負担は、ここは分支ですから、分支の方が削減されますよと。もしくは負担率が変わりませんよと。賃上げによって、雇用者報酬で分母が増えるので、ですから全体としての国民負担は、軽減のトレンドがさらに強まりますよと。こういうふうにご理解いただきたいです。
1:27:49
分かりました。ありがと うございます。ちょっと時間があれなので、次に行かせていただきたいんですが、まずですね、この、前世代型社会保障制度の働き方に中立な社会保障制度というのはどういうものなのか教えてください。
1:28:06
この働き方に中立的というのは、正規非正規を問わず、どのような働き方でも同様の社会保障制度の対象となることを目指しているということでございます。個人の働き方の選択だとか、労働市場によってですね、同じような働き方をしているのに、その人の置かれている立場によって社会保障を受け取る範囲が違ってくる。これはこうしたことのないように、歪みのないように中立的に制度を作っていくこと。こういう考え方です。
1:28:38
はい。ありがとうございます。これのですね、能力に応じて全世代が支え合う、全世代型の 社会保障というふうにあるんですけれども、今の社会保障制度というものに限界があるということで改革をされると思うんですね。それを改革するというのは、でもやっぱり今ある制度の改良をしていくというのが前提なのかなというふうに考えているんです。それはなぜかというと、さっきのね、私の前の方の質疑でもあったと思うんですけど、やっぱり世代間で支え合うという考え方から脱却しないといけないんじゃないんですか、というのが我々日本維新の会の考え方です。で、今の社会保障というのは世代間で支え合うので、人口の、人口動態を見てもちょっともう限界に来ていますよね。それを超えていて、若い世代の人数が非常に少ない中でご高齢の皆様をお支えするという世代間のやりとりは非常に厳しいので、やっぱり所得で見ていかなきゃいけないんじゃないかなという見方を変えた抜本的な改革が必要だということを我々日本維新の会は主張させていただいているんですけれども、この能力に応じて全世代が支え合う、全世代型社会保障とあるんですけれども、今の社会保障の制度の限界というものは、世代間の格差だと思うんですが、それについての大臣の御所見をお願いします。
1:30:01
こういうやりとりをどんどんやった方がいいですよね。なぜ全世代型社会保障、今までの社会保障とどう違うのか。それは、世代が全部になったからではなくて、もともとの社会保障というのは、医療や障害などですね、そういうようなものが社会保障で、高齢者、便宜を受けるのが高齢者で負担は現役世代。で、子育ては社会保障の枠の中に入ってないんです。子育て支援だったんです。ですから、それを今回は全世代で支え合うというのは、本来社会保障の原点なんです。ですから、それは現役世代で負担をするけれども、でも子育てをしている部分については保障を受けましょうと。それから、高齢者であっても、この負担ができる範囲においては、それは社会全体を維持するための負担も行っていこうではないかと。そして、あらゆる世代が自分たちの生活、社会を維持するために、そうした支え合う形を作らなければならない。少子高齢化、人口減少社会においては、ますますそれが顕著になっているから、今回私たちこの岸田内閣において、全世代型社会 保障というのは、世代をインクルーズするとともに、これは子育て、教育改革、そういったものも、この社会保障の中に入れたという意味で、新しい概念だというふうにご理解いただいて。かつとどめに、これから生まれてくる子どもたちのためにも、この社会保障をきちんと維持できるような、そういうことで、今いる人たちだけじゃなくて、その次の人たちにもきちんとこの保障が維持できるような、そういう設計をしていこうじゃないかと、こういうことを最後加えたということでございます。
1:31:54
ありがとうございます。今出口の方、入り口に入ってくるところの改革をされて、そして次に出ていくものについて、子育て、そして教育、そういったものを入れていくというような、社会保障全体の仕組みというものを捉え方を変えましょうというような改革をされているというふうにお聞きしました。最終的に、私はTwitterとか見させ、Twitterじゃないですね、今QX、Xですね、ごめんなさい。ですが、見させていただいても、大学3人目を無償にするといったら、子ども2人育てている人が、自分の子どもを奨学金なのに税金をいっぱい納めたり、社会保障、保険料をいっぱい納めて、自分のところは奨学金で生かせなきゃいけないのに、3人のところは国のお金でいけるのかというような、子育てしている方のつぶやきを見るんですけど、それやっぱり不公平感があるんですよね。すごく今政府がやられている政策の中に不公平感を感じる、もっと言うならば、福祉の漏れる人がたくさんいるということなんですよね。福祉だから、本当は漏れちゃいけないはずなんですよね。そういう人にこそお支えする、手が伸びるようにする。だけど私たちは何度も多分申し上げているんですが、どこにどの程度お困りの方がいらっしゃるのかを把握するのが難しいですよね。なので、税と社会保障の一体改革、そういったものをしっかりと前に進めるということをしなければならないし、デジタル化、さっき申し上げましたマイナンバーであったり、さまざまな仕組みの中でしっかりとお支えするセーフティーネットをつくらないと、若い人であっても、ご高齢の方であっても、例えば特性を持っている方であっても、挑戦できるような社会をつくるための社会保障であるべきだと思っておりますので、またこういった議論をさせていただいて、より良い社会保障について、またお考えさせていただければなと思います。ありがとうございました。最後になりまして、あ、進路大臣 ありがとうございました。あれ?あ、そうなんですね。じゃあちょっとお聞きいただきまして、申し訳ないです。大臣、大臣に最後お尋ねをさせていただきたいと思います。これもね、私前回も多分やらせていただいたと思うんですけれども、重要土地調査についてやらせていただきたいと思います。指定された区域内の土地利用の状況調査で、重要施設の機能、機能阻害行為というのを防止できるのかなというのを大臣にお尋ねしたいと思います。というのは、この内閣委員会で沖に行かせていただいたんですけれども、自衛隊さんの横にですね、海外資本の宿があるというところを見させていただいたんですけれども、やはりすごい高い壁があるとかではないので、自衛隊さんの敷地の中に酔っ払ったりとか道に迷った方が入ってこられるというのはあるというふうにお聞きをしているんですけれども、そういった状況を目の当たりにしたときに、本当にこの調査だけで大丈夫なのかということをすごく懸念しているんですが、大臣の御所見をお願いします。
1:34:54
この重要土地等調査法でございますけれども、重要施設などに対する機能阻害行為を防止するということを目的としております。ですからそのため勧告、そして命令もできますし、また機能阻害行為を防止する観点から国が適切な管理を行う必要があると認められる場合には、国が土地建物を買い取ることなどの措置も講じられるようにしております。さらになんですけれども、例えば所有権が移転される、それを事前届けしなかったとか、それから命令に従わなかったというような場合には、懲役刑も含めた刑事罰も定めております。ですから全体として制度の実効性は担保されていると思います。今、外国資本についてのお尋ねもございましたが、この法律案の段階ですね、法律が成立するまでの有識者会議の中でも、実質的には日本企業なんだけれども、その実態は違う、そのようなケース。それから、私、去年話題になりましたようなケースでも、直前に帰化をされて、そして日本で設立した法人として活動されている、そういったケースもございますので、この法律では日本人か日本法人か、外国人か外国法人か、こういった区別をせずに適切な利用をしていただくということで利用規制となっております。
1:36:39
やはりここの議論って利用の規制なのか、取得することを規制するのかということなんですけど、その取得の規制についてはどのようにお考えが、一言よろしいですか。一応これも書かせていただいたんで。
1:36:53
平成22年とか23年あたりに、温藤とも色々と議員立法でやれないかという議論をしたことを思い出しております。今回、指定区域内にある土地建物というのは、それらの利用者が外国人、外国法人である場合に限定せず、利用の実態を調査して、必要に応じて利用規制を行うということで、先ほど申し上げました通り、有識者会議においてダミーとして日本企業が使われることがあるということがございました。利用の規制にとどまった、つまり取得の規制ではないということの理由なんですが、これも長年、国会でも地方議会でも議論を重ねた上、今の利用規制の法律になったということを委員もよく御承知だと思います。私なども最初は取得規制を考えて、議員立法に励んでおりましたが、やはり日本では国内法よりも国際法の方が上位に位置をします。残念ながら過去の国際約束のうち、特にGATSですね、サービスの貿易や投資活動については、いわゆる内国民待遇の義務が規定されていて、土地取得に関して内外差別的な立法を行うこと、また相互主義的な措置をとることも原則として認められないということでございます。ただ、平成23年あたり以降から日本政府が締結している協定ですとか、こういった国際約束を見ますと、土地留保、土地の取得について留保をつけたり、そういった御努力を外務省でやっていただいていると承知をいたしております。
1:38:57
はい、やっぱり今、例えば山を海外の方に買われたり、水源大丈夫なのかとか、様々なお言葉を頂戴しますし、これも前の臨時国会の大臣出身のときに言ったかもしれませんが、京都という街が本当にたくさんの海外の資本、特に中国の方に買われていく。だから実際は京都の街が、日本の都だと思いきや、本当に多くの土地の部分では海外資本になっている、というようなことをご懸念されている方もとっても多くいらっしゃいまして、この取得というものが厳しいのは従々承知で何度もやっているんですけれども、やはり何かしらの、確かにわかるんです。日本人だ、日本法人だと思ってもフロント企業であったり、もう様々複雑で調べにくいこともありますし、そしてそれがわかりづらいということも現状としてあるんだろうというのは従々承知しているので、やはりここを日本の国土を守るという観点から、引き続きずっと議論は続けていかなければならない問題かなというふうに思っておりますので、それも含めてまた次の経済安全保障についてご質問させていただきたいと思っております。まず基本インフラの機能、これが安全性や信頼性の確保のためにさらなる課題があると私は認識をしているんですが、大臣のご所見をお願いします。
1:40:17
基幹インフラ制度でございますね。これ昨年11月までに政省令の整備を終えまして、特定社会基盤事業者として現在211社を指定しました。本年5月17日から制度の運用を開始する予定でございます。ですからまずはこの運用開始に向けて準備を しっかり行って、この制度を通して基幹インフラ駅務の安定的な提供を確保したいと思っております。その上でなんですけれども、やはりこのサイバー攻撃を考えますと、その手法というのは絶えず高度化しております。インフラ事業に対する脅威も今後変化していく可能性が高いと思っておりますので、基幹インフラ駅務の安定的な提供のために必要な取組を不断にアップデートしていくことが重要だと思っております。ですから例えば現在この制度の対象になっていない事業も含めて重要なインフラについては、これ各省庁で対応していただいておりますが、幅広く脆弱性を点検把握して対応などの検討を行っています。一番この国会で先生方にご協力を賜りたいのは、基幹インフラに一般公安運送事業を追加するための法律案の提出に向けた準備も進めておりますので、不断にチェックを続けてまいりたいと思っております。ありがとうございます。そうなんですよね、このサイバーセキュリティ基本法の中でのですね、やっぱり重要インフラというところとのリンクが非常に重要で、ここが一番今度、今後やっていかなければならないものなんだろうなというふうに思っております。ちょっとお時間があれなので、一つ飛ばさせていただいて、新しい国際秩序の形成というものを、この経済安全保障の中で大きな課題として認識している、例えば自立性の確保であったり、 優位性引いては不可欠性の獲得とか維持するとか、そういったものと合わせてね、国際秩序の維持、もしくは新しい国際ルールを日本がリーダーシップをとって作っていくんだ、というような強い思いを持って、この経済安全保障の法律をこの内閣委員会で議論したのかなというふうに、記憶をしているんですが、ここでですね、この新しい国際秩序の形成に向けて、今後どのような動きがあるのか、ということをお尋ねしたいんですね。特に情報保全の在り方というものが国際信用の土台になると思っておりますので、そのあたりを大臣のご所見をお願いします。
1:42:59
情報保全の在り方ということに絞ってお答えをさせていただきますと、やはり同盟国及び同志国、友好国の間でですね、日本はしっかりと大切な情報を渡しても保全できる国なんだよ、こういった状況を作り出すことが大事だと思っております。これはもう経済分野においてもそうでございますので、経済安全保障版ということでございますが、セキュリティクリアランス制度を創設したく考えておりまして、新しい法律案の提出に向けて準備を進めております。
1:43:41
ありがとうございます。このお話って結構、経済安全保障の議論から始まって、ずっと継続して私もやらせていただいておりますし、この経済安全保障ってすごく新しい考え方と捉えることもできるのかなと思っておりまして、やはりこのサイバー攻撃であったり、新しい戦争の形、もしくは新しい国土の、そして国民の皆様の生命と財産をお守りする方法を、やはり時代に合わせて模索していかなきゃいけない時期なんだと思います。こういったものをしっかりと議論した上で、私たちがどのような形で日本という国を守っていけるのか、ということを引き続き議論したいなと思っています。セキュリティクリアランスについても、もうすぐ法律が出されるんだと、思っておりますが、これらについても非常に課題が多いと認識をしておりますので、また議論をさせていただければなというふうに思っております。本日はありがとうございました。