1:05
ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、仁比聡平君、藤木信也君、宮崎雅夫君及び森本信二君が委員を辞任され、その補欠として井上聡君、上谷正幸君、石田雅宏君及び宮口春子君が選任されました。
1:33
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。災害対策受立に関する調査のため、本日の委員会に、自治会協議のとおり、内閣官房、内閣審議官、須藤昭雄君、他15名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。災害対策受立に関する調査を受け、
2:02
災害対策受立に関する調査を議題といたします。まず、令和6年、のと半島地震に係る被害状況等について、政府から報告を聴取いたします。
2:16
令和6年、のと半島地震に係る種な被害状況及び、その対応につきまして、ご報告いたします。
2:27
まず、去る1月1日に発生した地震により、お亡くなりになられた方々とそのご遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、全ての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2:42
今般の地震は、1月1日16時10分に発生し、石川県のと地方を震源として、規模はマグニチュード7.6、石川県和島市、鹿町では震度7を観測しました。2月15日時点で把握しているところでは、死者242名という多数の人的被害が報告されております。
3:11
また、住宅被害も多数に上り、道路、上下水道、電気、通信などのインフラが広範囲で損傷しました。特に震源となったのと地域では、山勝な半島という地域特性もあり、多数の孤立集落が発生することとなりました。
3:34
この地域においては、現時点でも約1万3千人の方が避難生活を送られています。政府においては、発災当日に総理を本部長とする非常災害対策本部を設置するとともに、石川県に小川副大臣を本部長とする現地対策本部を設置しました。
3:58
政府一体となって、被災自治体と緊密に連携し、警察、消防、自衛隊などによる救助や捜索、物資の物種型支援、インフラやライフラインの復旧等を進めてきました。
4:14
さらに、特に野兎地域においては、集落の孤立の解消、避難場所の環境改善や過密の解消のため、ホテルや旅館を活用した二次避難の対策を支援してまいりました。
4:29
私自身、石川県、富山県、新潟県に伺い、被災状況や復旧の進捗状況を直接確認するとともに、被災自治体の首長などと意見交換を行い、改めて被害の大きさを痛感し、復旧・復興に向けた決意を新たにしたところです。
4:51
関係者の努力により、1月下旬には孤立集落が実質的に解消するとともに、道路、電気、通信等の応急復旧も進みつつあります。
5:05
一方、引き続き、災害関連者の防止に万全を期すとともに、断水の解消、被災者が住められた土地に戻って来られるような住まいの確保、インフラ・ライフラインの本格復旧などへの対応を進めていく必要があります。
5:24
今後の復旧・復興を見据えた対応としては、発災後速やかに、公共土木施設の復旧の補助率を重ねる等を行う激甚災害の指定、運転免許証の有効期限の延長等を行う特定非常災害の指定、インフラ復旧の国による権限代行を可能とす る非常災害の指定を行いました。
5:51
また、石川県、新潟県、富山県、福井県の4県47市町村に災害救助法が適用されたほか、石川県、新潟県、富山県の3県35市町村に被災者生活再建支援法が適用されています。避難所の良好な生活環境の確保や避難者の健康管理等に取り組んでいます。
6:20
また、住まいの確保に向け、公営住宅や民間賃貸住宅の空き室の活用や応急仮設住宅の建設等を進め、被災者の1日も早い生活再建を支援しているところです。
6:38
先月25日に、被災者の生活となりわい支援のためのパッケージを取りまとめ、26日には、1500億円規模の予備費の使用を閣議決定しました。被災地・被災者の立場に立って「できることはすべてやる」という考え方で、被災者の住まいの確保をはじめとした生活の再建、
7:05
住所小規模 事業者や農林漁業者のなりわいの再建、インフラ・ライフラインの迅速な復旧等について、支援施策を幅広く盛り込んでおります。こうした施策を着実に実行に移すため、1月31日に、令和6年「野党反党地震復旧復興支援本部」を設置しました。
7:30
施策の進捗状況を確認するとともに、被災地のニーズを受け止めながら、生活やなりわいの再建、復旧・復興を推進してまいります。引き続き、被災された方々が安心して暮らせるよう、また、被災した地域のにぎわいを1日も早く取り戻すことができるよう、
7:52
被災者の方々の気持ちに寄り添いつつ、政府一丸となって、被災者支援・復旧・復興に全力で取り組んでまいります。以上で報告の聴取は終わりました。これより質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
8:20
地元石川県被災地選出の議員として、本日は質問の機会をいただきました。ありがとうございます。まず、本日、委員の皆様とともに、この地震によって亡くなりになられました、とうとう見たまに対して、心から御冥福をお祈りいたしますとともに、そのご遺族に対しても、お悔やみも申し上げたいと思います。今なお、多くの方が避難生活も強いられております。被災された全ての方々にも、お見舞いを申し上げたいと思います。1月1日、元日の夕刻に、この地震が発生をいたしました。その直後、官邸の方で緊急にお集まりをいただき、岸田総理、また松村大臣の指示の下、夜の段階で小川副大臣を現地対策本部長として派遣をいただき、
9:11
また、石川県の災害対策本部とも連携を取りながら、今なすべきことを着実に実践することにご尽力をいただきました。先ほどのご報告の中にもございましたように、その中におきましては、陸海区自衛隊、そして警察、消防、また海上保安庁、そして国関係府省庁のリエゾンを含め、
9:35
多くの方が石川県や被災の市町にも派遣をしていただきましたし、ご出席の委員の皆様方のご地元、全国各地の都道府県、市からも多くの行政職員の方々を派遣をしていただき、何とか今、守れる命を守るための活動が展開をされました。いろんな報道がございますが、私はずっと現地対策本部に入っておりましたので、
10:04
元日もまた2日も3日も、1日に2度3度と行われる会議の中で、今、ようやく軽自動車1台通れる道路が開いた、物資を運べ、でもその直後にはまた土砂崩れで塞がった、危険だ、いろいろなことが時間を追うごとに変化をする。
10:26
その都度、国とも連携を取りながら、何とかその被災地に人もまた物資も届けるための活動がなされました。特に大臣の方からも、最初の72時間、人命救助を最優先とし、その生存 率が極端に低下をする最初のこの72時間が大切だということで、まさに国県一体となった活動を展開もさせていただきました。
10:54
今、1ヶ月半が経ちました。この間も応急復旧を中心としまして、多くの支援活動が実践し、展開をされてきております。本日午前中には官邸の方におきまして、復旧・復興支援本部第2回目の会議が開催をされたと聞いております。
11:19
約2週間前にはその組織が立ち上がって第1回の会議もあったと思います。当然、既に発信をされております支援パッケージにおきまして、生活の再建、また、成りわいの再建、これからどんどん被災地においてフェーズが変わっていく流れの中で、特に今日、まずはこの午前中の会議を経て、現状本部の方でどのように把握をし、
11:47
また、今後こういった生活、また、成りわいの再建を軸としながら、どのようにこの国・県が一 体となって被災地の支援に資する活動を実践していくのか、今日議論された内容も含めまして、ぜひ大臣の方からお話をいただけたらと思います。宮本議員におかれましては、石川県のご地元の選出ということで、
12:16
大変な発災後、ご尽力をいただいていることに心から感謝を申し上げたいと思いますし、敬意を表する次第でございます。特に、近しい関係でございますので、1日には連絡を取らせていただいて、まずお願いをいたしたのをよく覚えております。72時間、人命最優先ということで、熊本でも経験をいたしましたけれど、それぞれの皆さんが県庁にお電話をしますと、県庁がその答弁に追われてしまう。
12:44
そういうことによって、ぜひ政党間で協定を結んでいただいて、窓口を一本重ねてくださいとお願いをいたしました。そういった対応もしっかりやっていただいたことに感謝を申し上げますし、県庁の皆さん方も72時間、救急救命に尽力 を尽くせたことと思います。その上で、発災後1ヶ月が経ちましたけれども、
13:10
長谷知事とも1日の日に官邸でお会いをし、熊本県の経験上のお話を少しいたしたところでもございました。最初の3日間が非常に大事だと、またその次の3日間、そして1週間後、10日後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後、こういうフェーズで熊本は進みましたというようなものを共有し、日々連携を取りながらやらせていただいているところでもございます。ようやく1ヶ月が経ちまして、復旧フェーズに入ってきているかなと思っております。ただ、この復旧フェーズが1ヶ月半ほどが一番大変な時期だと私は思っております。それぞれの皆さん方が避難所に避難をなされ、それぞれの工事が進み始める。その時にいろんな形で不安が増長してまいりますので、
14:08
そのことをお一人お一人に丁寧に寄り添い対応していく、この作業が必要になってくる時期だと考えておりまして、そういう意味では現場に出ていろいろな対応をいただいていることにも感謝を申し上げたいと思います。私どもとしては、1日も早い復旧復興からは当然のことでございます。そのために被災者の生活と成りわい支援のためのパッケージを早急に決めさせていただきました。
14:37
その上で被災地の復旧復興を進めるために、野党反党地震復興支援本部を設置いたしまして、総理の指示のもとに、今日2回目の会合を開いたところでございます。その席上ではオンラインではございましたが、三市三町の知事はじめ、市長、町長の皆さんもオンラインでいろいろご発言をいただきました。聞いておりまして、生活支援、成りわい支援、インフラ、ライフラインの早期復旧が重点的だったかなと思っております。さらしくそれをこれからパッケージでどう進めていくか、これが非常に重要な時期に来ているんだろうと思っております。本日、パッケージに盛り込まれた施策の着実な推進を図るために、
15:34
住まいの確保、道路上下水道などのインフラ、ライフラインの復旧に向けた対応状況、災害廃棄物の処理、観光復興に向けた支援、中小企業や農林漁業者などの成りわい再建に向けた支援施策の実施状況などについて、各大臣から報告がございました。
15:59
その上で具体的な内容について申し上げますと、インフラ、ライフラインの復旧については、例えば、水道は3月末までに約9割強が断水解消する見込みであること、農園自動車道や国道249号に対しては、地滑り対策等の権限代行事業を迅速に進めていくため、
16:24
「のと復興事務所7押し」に設置したこと、復旧工事に従事する作業員の宿泊場所の確保等に向けた取組を推進すること、災害廃棄物の処理については、被災地・町の被害状況と財政力に鑑み、さらなる財政負担の軽減を実施する方向であること、
16:49
仮設住宅の提供については、住宅の自力再建が困難な方々に、ふるさと回帰型の木造仮設住宅を建設し、その後は市・町の所有住宅として管理し、引き続き居住いただくことを検討すること、
17:11
中小企業や両輪漁業者向けの支援については、順次補助金等の説明会を開催し、搬送支援をするとともに、いわゆる二重債務問題に対応するため、総額100億円規模の官民ファンドを年度内に蘇生することなどについての報告が行われたところです。
17:35
また、総理からは、このパッケージの実行のため必要となる追加的な財政需要について、今後、第3弾の予備費使用を決定していくため、必要な検討を急ぎ進めるよう指示があったところでもございます。引き続き、岸田総理の指示のもとに、「できることはすべてやる」という思いの中で、
18:02
復旧・復興をさらに加速できるように、全力を尽くしてまいりたいと考えております。今ほどご報告いただきました。当然、これまで国に多くのことも要望もしながら、ここから先は、我々地元石川県が着実に連携をして取り組んでいかなければいけません。
18:25
大臣からもございましたように、本日ご出席の先生方の各石川県支部の政党会派の方々にもご協力をいただいて、現場の指揮系統が混乱することないように、我々も一体的にこのことに取り組んできたところでございます。この災害対策特別委員会での議論が、これからの野党反党自身の復旧・復興につながる建設なものとなることを、私の立場からもお願い、期待もしながら、質問を終わらせていただきたいと思います。
19:19
立憲民主社民の杉尾でございます。まず私からも、 最初の皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。そして本委員会の本日の開催に当たって、関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げたいと思います。私、先月24日の予算委員会の中心議、閉会中心議にでも質問をいたしました。今日はその延長線上でまず質問をさせていただきます。
19:43
私は国交省北陸地方整備局で、大規模災害時の道路警戒計画が未策定だった、こういう問題を取り上げました。あのとき国交大臣に答弁されまして、問題なかったということでしたけれども、ただ道路復旧が遅れたのは、これはいろんな条件が重なって事実であろうかというふうに思います。それが今、もういろんな問題に波及しているんだろうと。この点についてまず防災大臣どういうふうにお考えかお聞かせください。
20:13
菅義偉議員におかれましては、先日も要 望書をいただき、また現場のきめ細やかな情報を提供いただいていることに感謝を申し上げたいと思います。その上で道路の復旧については、例えば、1月2日から3日目にかけて、自衛隊、国土交通省、建設業者が連携をいたしまして、
20:32
自治体の人たちから、和島市に通じる県道1号の土砂や落石を不眠不休で除去し開通させるなど、発災直後から、被災地域全域で懸命な警戒作業を行ってきたところでございます。現在までに主要な幹線道路の約9割で緊急復旧が完了しておりまして、
20:55
自動電力などの生活ラインの復旧に必要な箇所の緊急復旧についても、関係機関の要望を踏まえて対応しており、現在まで約7割で復旧を完了したところでございます。半島という地理的制約や大規模な土砂崩落が各地域で発生している中、発災当初から関係省庁と関係機関が連携をして、道路警戒方針を共有いたしまして、
21:23
24時間体制で緊急復旧を実施するとともに、ライフラインの復旧等にも全力で取り組んできたところでございます。そういうふうにご理解をしておりますので、今後、被災者の方々が1日も早く住められた土地に戻り、元の平穏な生活を取り戻すことができるよう、引き続き政府一体となって頑張ってまいりたいと考えております。
21:49
今、地理的条件の話をされましたけれども、これからどういうところでこうした大地震が起きるかわからないわけなので、半島部、それから東省部も含めて、条件不利地においてどうやって道路警戒を迅速に進めていくのか、応急復旧、これは大きなテーマとして、今回の教訓をしっかりチェックしていただきたい。これをお願いいたします。
22:13
それから、前回の質疑で、私の地元の長野県の松本広域というところがあるんですけれども、緊急援助隊の重機が一度も使われずに撤収したということを取り上げました。東日本大震災の教訓から、全国に重機が配備されました50台というふうに聞いております。ところが、松本広域のように、今回、野党半島、特に、鈴市ではほとんど使われなかった、せっかくの貴重な重機なのに活用されなかったという指摘があります。
22:42
そこで伺いますけれども、今回の地震において、重機の投入状況と活動実績、また、これらの重機が適時適切に使われたかどうか、説明してください。野党半島地震では、多数の火屋倒壊や土砂化うずれが想定されたことから、消防庁から緊急消防援助隊として出動する各県に対し、重機の出動を依頼いたしました。
23:11
災害を出動させた19都府県のうち、18の都府県で重機を災害現場に持っていき、7府県で捜索救助現場におけるがれき、土砂等の撤去や、通行障害となっていた道路上のがれき、土砂の撤去などに活用されました。重機を活用しなかった県については、担当となった災害現場が、丁寧な作業を行う観点から手掘り中心の活動となり、重機を活用しない現場であったことや、
23:39
災害現場への道路、大型車両が通行できず、重機搬送が難しい現場であったことな どが理由と承知しております。消防庁としては、現場の状況に応じて、重機の活用がふさわしい現場で適切に活用していると考えており、引き続き有効な利活用がなされるよう努めてまいります。大型の重機で入れないところがあった、手掘り等々丁寧な作業だったということですが、
24:07
これを50台全国に配備していて、それが十分に活用されていないというのは、今後に向けて大きな教訓だと思います。あまりに大きすぎて現場で活用できなかったら意味がないので、これは消防庁においてしっかりとここも点検をしていただきたい。
24:29
その上で、復旧復興の遅れに関連して、今回の地震ではボランティア活動も非常にまだ定常な状況です。これもいたしかたない事情はあるとはいえ、何とかしたいというふうに私も思っております。そこで、まず、ノートハウント自身の今回の被災地で活動しているボランティアのこれまでの実動人数と事前登録した人の数、これを教えてください。
24:59
ノト地域でのボランティア活動を希望される方につきましては、石川県の特設サイトでの事前登録をお願いしており、2月13日現在で、石川県内から5,500人、県外から約1万9,500人、合計で約2万5,000人の方にご登録いただいているところでございます。
25:19
されたボランティアの被災地での活動の状況ですが、1月下旬から順次開始されているところで、2月13日までに延べ2,205人の方にご参加いただき、被災家屋での片付けや災害ごみの運び出し、物資の仕分け等の支援をしていただいているところでございます。
25:40
今の説明にもありましたように、2万5,000人の登録中、延べ人数で2,200人、実動が1割にも満たないということなんですね。私の地元の長野県で、台風19号災害2019年、あのときから本当に多くのボランティアの方が全国から駆けつけてくれたんです。
26:01
今回は、先ほどから申し上げた地理的条件、そして金沢からバスで往復しているわけですけれども、往復に8時間かかるとこういう事情もあるそうなんですけれども、このボランティアの今、活動状況がこういう状況になっているという交通事情以外に何か別に理由はあるのでしょうか。
26:25
今、石川県また島地の方では、安全円滑に活動ができる環境が整ったところから順次受入れをしているということでございます。委員御指摘のように、交通事情の関係もございますので、県のボランティアバスによる一括で移動していただくというような形での一般ボランティアの派遣を進めているというところでございます。
26:49
また、バスの運行時間の見 直しによる現地での活動時間の確保とか、また臨研とか大学からのボランティアバスの運行といったことも今調整をされており、予定されているというふうに承知をしているところでございます。
27:06
まず、受入れ体制ですね。これ、社協とか実際でやっていると思うんですけれども、まずここがしっかりしていないといけない。
27:15
だからやはり、なるべく被災地に近いところで拠点を整備する必要があると思うんですね。これができていないんですね。私は現地に行ったときに、13、14日なんですけれども、割と近くにパーキングエリア、サービスエリアがありまして、ここトイレも使いまして、ここすごく広い駐車場があるんですね。こういうところに全身拠点みたいなものを設けて、ボランティアセンターみたいなものを設けて、そこの間を一気にするとか、やはり拠点整備というのが何よりも必要だと思うんですけど、いかがでしょう。
27:46
お答えいたします。委員御指摘のボランティアを含む支援員の方の宿泊施設とか活動拠点の確保、喫緊の課題と認識しております。
27:57
滋賀県や関係省庁と協力して対応を進めてきているところでございます。滋賀県では全国からの支援者またインフラ事業者等の方々に向けまして、宿泊施設だけではなく、キャンピングカー、トレーラーハウス、公共施設の空きスペース等を確保し、宿泊場所として提供されているものと承知をしております。
28:17
さらに、今後は復旧作業やボランティアのニーズが増えていくということでございますので、より被災地に近いエリアでの支援者の宿泊拠点を確保するべく、滋賀県を中心に国も協力しながら調整を進めているところでございます。
28:33
私としては、県による宿泊場所の確保につきまし て、経費の8割を特別交付税により支援するなど、引き続き県と密接に連携を図りながら、地域の実情を踏まえ、必要な支援に取り組んでまいりたいと考えております。
28:48
はい、ここもしっかりと県を国としてサポートしていただきたい。これもお願いでございます。それから、前回の質問のときにも伺いましたけれども、とにかく被災者の皆さんの重い願いというのは、水と住まいとお金なんですね。まず水なんですけれども、前回の質問のときに、特に七尾市が遅れているということで、4月以降とこういう見通しだったんですけれども、これ4月以降じゃ遅いと。とにかく年度内に何とかやってもらえませんかということでお願いをしたんですけれども、その後の状況はどうなっていますでしょうか。お答えいたします。水道の復旧状況でございますけれども、現在、2月15日現在で、石川県内の約7割が断水を解消いたしまして、現在残りが3万620個が断水中でございます。3月末までに、年度内までに約9割強が断水を解消するという見込みでございまして、これ七尾市も含めてでございますけれども、引き続き水道施設の早期復旧には全力で取り組んでまいります。
30:05
年度内に9割強ということなので、これをさらに応援体制、今どうなっていますか。水道復旧の。お答えいたします。復旧に当たっては、初日から日本水道協会の中部地方支部の水道技術者が被災地に入りまして、1月5日からは、被害の大きかった半島北部につきまして、日本水道協会における自治体の総合連携による枠組みを活用して、全国の自治体から水道事業者を派遣しまして、これは、今日に至るまで増員をしてきておりまして、全力を挙げていることでございます。国としても職員を派遣して支援を行っていることでございまして、引き続き、これは必要な万全の支援を行ってまいりたいと考えております。とにかく急いでいただきたいと思います。特に、七尾がキーポイントだと思いますので、七尾の断水状態が解消できれば、七尾にいろんな拠点を作れるという、これはもう皆さん関係した、一致した思いだというふうに思いますので、これはさらに加速をしていただきたい。ところが、今回もそうなんですけれども、私もずっと自治体職員の皆さんとお話をしていて、こうした上下水道とか、特に技術系の職員、今、全国の自治体からどんどんどんどん人が減っているというこういう事情があって、そこに今回、野党反党という過疎地で、もともと自治体の職員が少ないところに甚大な被害があったということで、これ、国としても大きな課題だと思うんですけれども、今後こうした問題、国としてどういうふうに対応していくつもりでしょうか。これ、総務省ですかね。あっ、防災大臣お願いします。
31:54
お答えさせていただきます。上水道、下水道については、地域に不可欠な行政サービスでありますが、人口減少や過疎化が進行する中で、事業に従事する職員数が減少傾向にあるなど、将来にわたり、持続可能な経営を確保することが課題となっております。このため、総務省としては、公一化や民間活用等を推進するとともに、専門アドバイザーの派遣などにより経営基盤の強化に向けた支援を行っております。また、復旧・復興に向けては、被災自治体から職員派遣の要望をいただき、関係省庁と連携しながら調整を進めているところであり、その際、派遣先自治体が負担する中長期の職員派遣に要する経費は、その実績に応じ、特別交付税措置を講じることとしております。総務省といたしましては、引き続き関係省庁と連携しつつ、地域の意見を丁寧に聞きながら、上下水道事業における持続可能な経営の確保に努めてまいります。
32:49
これは本当に限られたマンパワーなので、今交付税の措置の話もしていただきましたので、迅速に人が集まれる体制、これからもこれはしっかりととっていただきたい。これもお願いをさせていただきます。それから住まいの部分なんですけれども、いわゆる仮設住宅ですが、この整備状況ですけれども、年度内3,000戶の目標だというふうに聞いていますけれども、現状どうなっていますか。
33:15
お答えいたします。被災された方々への住まいの確保は、大変重要な課題であると認識しております。仮設住宅の建設につきましては、現時点で2,347戸を着工しております。当初の計画では、2月末までに約2,000戸を着工するということが目標とされておりましたので、当初の計画を前倒して着工しているといった状況でございます。また、昨日、石川県の長谷知事より、3月末までの着工目標を、当初の約3,000戸から約4,000戸へ引き上げる旨の発表があったものと承知をしております。引き続き、被災者の意向に寄り添う形で、仮設住宅の建設が進められるよう、石川県とも連携して対応してまいりたいと考えております。
33:59
3,000戸を4,000戸の目標に引き上げるという 発表があった。現状で2,300戸余り着工済みということで、ここまでは順調に来ているかもわかりませんけれども、なにせ今回、県内の被害住宅戸数6万5,000戸とも言われていまして、仮設の申込もいろいろな統計があるみたいですけれども、7,000件ぐらいあると言われていて、今の状況では目標値を上げても、それでもまだ仮設に入れない人がたくさん出てくる、こういう状況なんですね。見直しを使うということもそうですけれども、やっぱり県内に移っていただくというのは非常にハードルが高いと思いますので、なるべく近いところで、県内で、できれば県内でということを考えると、これもっと目標個数を増やしていく必要があると思うんですが、平均が少ないとか地理的条件もありますので、その辺のところ防災大臣に伺ってもいいですかね。どういうふうに考えていますか。
34:53
まずその前に支援者の方々へ の拠点づくり、これにつきましては、1月の中旬から県と既にこのような状況を判断して、やはり必要だという見極めをしておりまして、準備を進めております。ご指摘をいただきました7歐でございますが、ここも一つでありましょう。2月末には84%まで水道水が回復いたしますし、3月末には97%まで、ですからこういうインフラ用の水があるところへの拠点づくり、これは7歐だけではございませんが、県と打ち合わせの上で、支援者のための施設というものもフェーズに入ってきたかということで、ご報告だけしておきたいと思います。その上で、このみなし仮設の空き室を提供しているところでございますが、公営住宅につきましては全国で9,200戸、うち石川県外が8,700戸でございますが確保しておりまして、全国で650戸、うち石川県外が321戸入居が既に決定をしております。また、みなし仮設については少なくとも石川県内で約4,500戸、富山、福井、新潟の3県で3,700戸が確保されており、石川県の約1,700戸に入居が既に決定をしているところでございます。ご指摘のように、これからはもっと丁 寧な報告を被災者の方々にし、こういったところへの避難をしていただくような体制をさらに進めてまいりたいと考えております。避難されている皆さんへの情報提供というのが極めて重要だと思いますので、知事も「ふるさとでの生活を実現する」と今でおっしゃっているわけですから、この約束はしっかり守っていただきたい。それに関連して二次避難所の状況なんですけれども、先ほど冒頭大臣に触れていただきましたが、私も先月末に大臣に直接いろいろな要望をしたときに、二次避難所、これは一つの施設を挙げて、非常に食事が貧弱な状況で何とかできませんかと言ったら、何とかすぐしていただいて、現地の皆さん大変喜んでいただいたんですね。実は岸田総理もツイッターで「二次避難所では避難者の負担はない」とこういうふうに書かれておられましたけれども、実際には駐車場代取られたり、ベッド食事代が請求されたりというケースもあったみたいですけれども、こうした状況というのは改善されているのでしょうか、どうでしょうか。私業委員からいろいろご指摘をいただきましたので、すぐ対応させていただきまして、実情は受け入れていただいているホテルの皆さん方、最初は7,000円では受け切れないということで、これを1万円に上げて提供させていただきました。その中には「食事は提供できないよ」というようなところもございまして、こういったところには、県にお弁当の手配をいただいて対応いただくなど、きめ細やかに対応させていただいているところでございます。駐車場につきましても、やはり自腹を切って止められているということがございましたので、これも県の駐車場を紹介をし、丁寧な説明をし、対応させていただいているところでございます。ただ、やはり今ご指摘いただいたような話が出てくるのが、今のフェーズだと思っております。それぞれのお立場での聞き取りや現場での対応、こういったものをきめ細やくやっていかなきゃいけないフェーズに来ているんだろうというふうに捉えております。
38:31
二次避難者の間でいつ大橋を迫られるのかという、そういう不安が広がっているということなんですけれども、北陸新幹線も福井まで延伸しますし、春の交絡シーズン、ゴールデンウィークもあります。多くの二次避難所で今月から来月の初めぐらいが当初の受入期限というふうにされていたんですけれども、この二次避難所の閉鎖、それから延長の見通しはどうなっているのか、それから二次避難されている方の次の行き先が決まらないうちに閉鎖されるというふうな事態がないかどうか、それからもう一点が、北陸のいわゆる応援割なんですけれども、これも石川県をとりあえずスタートを遅らせると、こういうふうな報道も一部にありますけれども、これ三つちょっと質問を重ねてなんですけれども、お願いします。
39:24
まずご指摘をいただきました、石川県内へ二次避難をなさっていらっしゃるホテル等が、新幹線の開業に向けまして、それぞれではございますけれども、やはり我々はその需要を取り込みたいとおっしゃっている方もいらっしゃるし、避難所の方を引き続き受け入れたいというような方もいらっしゃるようでございまして、今、県の方で丁寧な対応をさせていただいていると伺っております。その上で、やはり新しい需要を取り込みたいという、これはなりわいの問題でございますので、そこにいらっしゃる避難所の方々には、みなしかせつや次の避難所、こういったものを丁寧に今後マッチングをさせていただきたいと思っておりますし、その部屋につきましても、先ほど申し上げたとおり、公営住宅でありますとかみなしかせつ、まだ余裕がございますので、問題は丁寧な対応をやっていくことだろうと考えております。北陸応援割についてお答え申し上げます。今般ののと半島地震により、北陸地方においては、通常どおりの営業が可能な地域でも、予約のキャンセルが相次ぐ宿泊施設が多数存在するなど、観光業界が大きな打撃を受けております。こうした状況を踏まえまして、北陸応援割を実施することとしておりますが、地震に際しては、二次避難に支障が生じないよう、参加する宿泊施設に対して、実施前も含め、二次避難への協力を呼びかけてまいります。現時点では、3月もしくは4月の実施を念頭に置いておりますけれども、具体的な開始時期については、二次避難の状況や住まいの提供状況を踏まえまして、柔軟に対応してまいります。ありがとうございました。
41:34
一天民衆、社民の畑次郎です。まず、私からも、元日に発生した、野党反党地震でお亡くなりになられた方々にお悔やみと被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。また、発災当初から、人命救助、インフラ復旧、被害者支援など、義援金も含めて、様々な形で支援に関わってくださった皆様にも、心からの敬意と感謝を申し上げます。菅委員からも、避難所のマンパー不足について質問がありました。災害など困難な状況では、医療ニーズの高いご高齢の方、障害をお持ちの方、入院時妊娠婦など、弱い立場の方々が特につらい思いをされるのは、言うまでもございません。私はまず、福祉避難所に焦点を当てて、質疑を進めたいと思います。福祉避難所については、発災の当初から、開設が進まないことが指摘されていました。例えば、奥野戸と呼ばれる石川県の和島市、鈴市、野戸町、穴水町の4市町では、合計39ヵ 所の福祉施設と協定を締結し、福祉避難所を確保してきたとされています。しかし、地震発生から1週間が経過しても、和島市では福祉避難所の開設ができなかったと伺っております。また、発災から1か月以上経過した2月7日時点でも、15ヵ所、約4割しか開設されていないと報じられていました。報道ではそのように報じられておりましたが、政府として被災地の福祉避難所の開設状況について、どのように把握されているのか、また、被災自治体で開設が予定されていた福祉避難所の数に対して、どのくらいの福祉避難所が開設できたのでしょうか。その点について伺います。石川県の被害の大きかった七島市において、災害発生前に福祉避難所として指定または協定を締結していた施設は83施設でした。ただ、被害を受けた施設もあるといったことなどから、2月15日現在、福祉避難所として開設されている施設は26施設で222人の方が避難をされているという状況です。また、要配慮者の方々を含め、被災者の命と健康を守る観点からも、地域外の環境の整った旅館やホテルへの二次避難の取り組みを進めており、現在5200名を超える方々にご利用いただいているところです。さらに、要配慮者の方が避難をされている一般の避難所にお いて、例えば、要配慮者専用のスペースを設置するとか、派遣されたDワークによりまして、福祉的な支援を行っているといった対応を行っているところです。福祉避難所に避難するつもりであったのに、受け入れが困難だった方、そうした方がどのくらいいて、そしてその後どのような対応をしているかというのが、なかなか把握できていないというようなお話も、このレクチャーの中でお聞きしたので、ぜひともそうした、特に弱い災害弱者の皆様に対するしっかりとしたフォローアップ、これが災害関連者の減少にも寄与すると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。人手不足や施設そのものの被災が福祉避難所の開設に遅れが出ている大きな要因だと認識しておりますが、特に職員が被災するなどして、移植が進み、深刻な人手不足が進んでいると報じられております。政府はこうした事態に対処するため、全都道府県に介護職員等の派遣依頼に関する事務連絡を発し、その結果、介護職員、生活支援員等、合計で約3,200名が登録していると承知しております。2月13日時点で被災地の社会福祉施設や1.5G避難所で183名が活動中と発表されておりますが、政府のこうした取組が行われている一方で、被災地の福祉避難所や福祉施設では、いまだ極度の人手不足の状態にあると報じら れております。不足人数の把握の状況等、その対策についてお伺いしたいと思います。
46:06
お答え申し上げます。避難所等におきまして、介護を担う職員に不足が生じている状況を改善するため、関係団体と連携いたしまして、被災により従業員が不足する施設でありますとか、避難者を受け入れる施設等への介護職員等の応援派遣を進めているところでございます。2月15日時点におきまして、応援派遣により、被災地の社会福祉施設では66名程度の介護職員が活動中でございます。これまでに被災地の社会福祉施設へ225名の介護職員等を派遣しております。さらに今後、120名以上の介護職員等を派遣する予定でございます。引き続き、県や関係団体と緊密に連携いたしまして、被災地のニーズを踏まえて必要な支援に取り組んでまいりたいと考えております。先ほど、失業委員の質疑の中でも、やはりボランティアに登録されている方と実際に派遣されている方、その差が非常に大きいということで、避難所に関しても3,000名以上の方が登録されているけれども、210名の方しか派遣できていないという、やはり宿泊先の確保、そうしたことがまだまだ足りていないというのが現状になっていることだと思いますので、先ほど、失業委員からもお話があったとおり、ぜひともそうした支援する皆さんの拠点というものも早急に作っていただきたい。そのことを私からも重ねて要望させていただきたいと思います。そして、過去の震災でも発災後3ヶ月以内に全体の8割の災害関連者の方が亡くなりになっているということなので、発災から6週間が過ぎましたので、人手不足の状況把握とか対応なども、ぜひ要請を待つのではなくて、それこそプッシュ型で進めていただきたい。そのことをお願い申し上げます。そして、先ほど、失業委員から質疑がありましたけれども、大切な3ヶ月の間に要配慮者を過施住宅とか、みなし過施住宅に移動していただくことについては、やはり慎重であるべきだと私も考えますので、そのことも重ねて指摘させていただきたいと思います。2月8日のNHKの報道によりますと、被災自治体が把握しているだけでも、北海道から沖縄まで県外への避難者が少なくとも937名いるとのことでした。政府として、被災者の情報把握について、被災者大臣の整備を石川県に働きかけていると承知しております。現在の取組状況に加えて、東日本大震災でも、県外避難者に対して、主に交流相談体制の整備、ふるさとの情報提供、基幹生活再建の観点から支援事業が行われておりますが、県外避難者が孤立感を深めない取組をいち早く行うべきだと考えます。県外避難者の心のケアや、避難元自治体による情報提供に関する取組を、1日も早く構築すべきであると考えますが、県外避難者への支援体制の整備状況や、いつまでにどのような支援を行う計画なのか教えてください。県外の親戚・知人宅や、公営住宅等で避難生活を送られている方々に対して、支援情報の提供など適切な支援を行うことは重要だと考えております。こうした方々に対して、まずは、居所の把握が必要で、石川県では、県内外の親戚宅など避難所以外に避難された方が、ウェブや電話で情報登録できる窓口を設置されており、これまで約1万1千人の登録がされているものと承知しております。また、内閣府からも避 難先となり得る全国の自治体に対して、避難先の自治体が被災者の情報データベースを作成し、被災者の住民票がある被災市町や支援団体等と必要な情報連携を行うこと、また、被災者の意向に応じて、避難先の自治体職員が、例えば、罹災証明書の申請を支援するとか、県外避難者への支援を依頼しているところでございます。引き続き、県外避難者の方についても、適切な支援が行われるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。自主的に県外に避難された方の把握が困難だという事情は理解できますが、やはり、孤立感が災害関連死に結びつくということもございますので、故郷を遠く離れている方に対してもしっかりとフォローをお願いしたいと思います。岩手県が令和4年12月に実施した東日本大震災・津波に係る県外及び県内避難者実態調査結果によると、県外避難者と県内多市町村避難者のうち、約6割の避難者が元に住んでいた市町村への寄居予定がないと回答しておりますが、そうした市町村は、もともと奥の都の4市町では、2050年の人口は半減、涼市では約6割も減少するという見込みが出されておりますので、平時でさえそのような状況ですから、地元に寄居しやすい仕組み作りをしっかり検討していくことが大切だと思いますが、その件に関してのご見解を伺います。委員御指摘のとおり、しっかりと元いたふるさとに帰っていただけるような取組を進めていくことは大変重要だと考えております。そのために、仮設住宅の建設、これはプレハブで大量のものを作っていくということに加えまして、地域型の木造の仮設住宅、こうしたものを、例えばのご村集落の単位とか、漁村集落の単位とか、そうしたきめ細かく展開をしていくことで、しっかりとふるさとにお届けいただけるような住まいの確保を進めていきたいと考えております。今回の地震でも地盤の液状化による被害が多発しました。神奈田町や加福市はもちろん、富山、新潟、福井など広範囲で確認されております。過去の地震における埋立地や寒卓市での液状化被害の認識と、こうした地域で農業や漁業などの生業 を営み生活されている方々に対する支援、そして、地震により液状化が予想される全国の地域に対する防災・減災の取組についてお伺いします。
53:04
先ほど、政府参考人からお答えをさせましたけれども、地元に帰りたいという方々については、これからみなし避難所で避難をしていただきますが、仮説に入りますと、再建のできる方と再建のできない方に分かれてまいります。なおかつ、今回の被災地では高齢者の方も多く、おそらく再建が不可能であるという方々も出てまいります。そういった方々に対しましては、ふるさと回帰型と申しまして、仮説ではなく、基礎、そして木造で瓦屋根を据えた熊本型の住宅であったり、こういったものを先々に市・町の公営住宅として運用できるような形での建設も考え、ニーズにマッチした対応を今後進めてまいりたいと考えております。その上で、液状化対策でございますけれども、これにつきましては、既に新潟、富山、そして内田も見てまいりました。熊本東日本でもございましたけれども、この液状化対策がとて も息の長い支援になってまいります。一番大事なのは書道でございまして、技術、それから知恵は国交省がお持ちでございます。そういう意味では、どういった被災を受けた方々との市であったり県がコンセンサスをとっていくか、どういうタイムラインを作っていくか、これが非常に大事になってまいります。したがいまして、お邪魔をしまして、県、国、市におきまして、検討会議を作っていただいて、まず全体の把握、そしてそれからの工程表、そして被災をなさった方々への説明会、こういったものの検討会議を進めていただいて、丁寧に対応を進めてまいりたいと思っております。その上で、ご指摘の予防対策を、これまでどういうことをやってきたかということでございますが、各地の液状化危険度の把握のために、液状化のハザードマップの作成や液状化対策工事などに取り組むところに支援を行ってきたところでございます。液状化対策につきましては、再度災害を防止するため、今回、道路等の公共施設と林地・宅地等の一体的な液状化対策を行う地方自治体を支援することといたし、今後支援をしてまいりたいと考えております。この液状化対策は大変息の長い支援になってま いりますので、スタートアップからしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
55:48
時間となりました。以上で終わります。ありがとうございました。
56:08
公明党の宮崎雅瑠です。まず私からも、今回の野土半島地震でお亡くなりになった方々に、中心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思います。また、昼夜をわかったず復旧・復興に、また救援に当たってくださっている全ての皆様に感謝を申し上げます。まず最初に松村大臣に、交通寸断の恐れがある地域における災害対策という点からご質問させてもらいたいと思います。今回の野土半島地震では、半島という地理的な特徴に加え、交通寸断が多発したことにより、 速やかな支援が困難な状況が生まれ、その状況は現在も続いていると思っております。まずは、復旧・復興に全力を挙げることが必要なフェーズであるとは考えますが、それと並行して、各都道府県に対して、今回の野土半島地震のように交通が寸断される恐れがある地域における災害対策について、改めて検討を促していくことも必要ではないかと考えますが、大臣のご所見をお伺いしたいと思います。諸君の経験から申し上げると、私も令和2年、水害の被害に遭った地域でございます。ここは盆地で、一級火星の熊川が流れておりまして、いつも陸の孤島になるという小さい頃からの経験がございました。したがいまして、国道が閉鎖されると間違いなく物流が途絶えるということを何度も経験をいたしておりました。そこに住んでおりますと、いろいろな知恵が出まして、ここが崩れたときの対処法、こういったものを自治体といろいろな形で現場がやってきたというのが、一つの自分の中の経験としてございます。その上で、今、政府側でございますので、今回の地震につきましては、やはり山勝ちな半島であるといった地理的な制約の中で土砂が崩れまして、交通網の寸断など甚大な被害が出ました。私の地域とよく似たような状況でございます。その中にあっても、約2週間後には、それぞれの方々のご尽力のおかげで、約9割 の道路が軽快し完了したところでございます。このような災害から得た経験、教訓というのは、今後活かしていかなければならないというふうに考えております。発災直後から派遣をしたリエーゾンの皆さん、そして内閣府の方々、そしてそれぞれの省庁への聞き取り、今回の震災でフェーズごとに感じたこと、そして足りなかったもの、これをしっかりと一度検証したいと思い、そういう指示を出しております。そういう意味では、普段の見直しを行いながら、いろんな地域への対応、震災・災害は決してワンパターンではございませんので、そういった努力を積み重ねていき、ある程度、マニュアルみたいなものを作っておく必要があるんだというふうに考えております。
59:21
質問の順番を変えて、環境省に災害廃棄物の分別についてお伺いしたいと思います。膨大な量になる災害廃棄物の処理ということが、被災地の復旧・復興の大きな足枷になっておりまして、政府がまとめた「被災者の生活となり和い支援のためのパッケージ」でも、大量の災害廃棄物の処理を迅速に行う必要があると明記されているところでございます。我が党の災害対策本部には、先日、鈴 木市の泉谷市長から、災害廃棄物を仮置き場に搬入する時の11分別が難しい負担となっている、復興の最大の課題であるという声が寄せられております。災害廃棄物の分別については、過去の災害の経験上、リサイクルや効率的な処理につながるものとして行われていると承知しておりますが、搬入時の仕分けの人手が足りていないとか、仕分け自体がボトルネックとなり、結果的に迅速な処理ができなくなっているのではないかといったことが予想されます。被災自治体の状況を踏まえて、適切に対応していくべきではないかと考えますが、環境省のご意見、ご所見を伺いたいと思います。
1:00:49
片付け組については、分別が不十分な状態で仮置き場に搬入された場合には、仮置き場での迅速な搬入搬出の妨げになることや、危険物などによる火災の発生、生活環境の悪化など、適正かつ迅速な災害廃棄物処理に支障が生じる恐れがあり、また、適切な分別はリサイクルの促進や処理費用の低減にもつながることから、引き続き分別をお願いしたいと考えております。一方で、ご指摘いただきましたように、分別が負担になっているとの声があることも承知しており、やむを得ない事情により、搬入前に十分な分別が行われていない場合もあるということは考えております。このように分別が不十分な場合につきましては、各現場の状況等に応じまして、例えば、仮置き場内の空きスペースにおいて分別していただいた上での受入れを行うことや、仮置き場の管理・運営を行っている人員の効果的な配置等により、被災者の荷卸しや分別に関する支援を行うことなどにより、被災者の視点に立って、きめ細やかな形で支援を行ってまいりたいと考えております。ぜひ、地元被災地に寄り添った対応をお願いしたいと思います。続きまして、被災地における最新技術の活用ということでお伺いしたいと思います。まず、昨年11月の当委員会においても取り上げさせていただきましたけれども、断水をしていても使用できる循環型の温水シャワーについてお伺いしたいと思います。これは、スタートアップ企業のウォーター社が開発したものですけれども、今回の地震においても、断水が続く被災地で活用されております。岸田総理大臣も先日の市政方針演説におきまして、被災地を訪問した所管として、断水していても使える温水シャワーが避難者の疲れを癒し、活躍していますと述べられております。この温水シャワーを自治体が導入する際には、特別交付税措置の対象となることは、昨年の私の質疑でも確認をしたところでございます。現在、被災地で使われている温水シャワー については、既に導入をしている自治体などからの支援物資として現地に送られていると聞いておりますけれども、避難所の数に比べて台数が少ないというふうにも感じております。自然災害などで断水した際には有効であり、導入を後押しすべきであると考えますけれども、現在の被災地での活用状況と導入促進に向けた取組についてお伺いしたいと思います。お答えをいたします。避難所における入浴機械を確保することは、身体を清潔にし、またストレス解消にも効果がございますので、衛生環境を維持し、健康被害を防ぐ観点から極めて重要であると認識しております。今般の地震においては、広域にわたって断水が発生しておりますことから、被災六島地の避難所等において、委員御指摘の循環型シャワーが96台、手洗いが212台設置利用されているところです。また、循環型シャワーのほかにも、入浴機械の確保のために、自衛隊による入浴支援や旅館やホテル等である入浴施設を利用させていただくような取組とか、また、障害者も利用できる災害用の組み立て式シャワー等の活用がされているところです。また、これの普及等の状況ですが、これまで、避難所における生活環境確保のためのガイドライン等を作成いたしまして、こうした入浴機械の確保の 取組について、先進事例を自治体に周知することとともに、指定避難所の生活環境改善のために自治体が行う設置の経費については、委員から御指摘もございましたように、特別交付税措置を講じて支援をしているところです。内閣府としましては、引き続き、こうしたものも活用しながら、避難所における入浴機械が確保できるよう万全を期してまいりたいと考えております。
1:05:01
はい、ありがとうございます。また、もう一つ、衛生通信システムの活用ということですけれども、時間の関係で答弁は要望だけさせてもらいたいと思いますけれども、被災地の避難所におきましても、スターリンクという衛生通信システムが活用されております。これは、既存の通信インフラの復帰を待たずに、電源があれば通信が可能となるため、今回のように地理的条件により早期の復帰が困難な地域における災害対応について活用すべきではあると考えております。先ほど取り上げた、断水でも使える温水シャワーや衛生通信システムにしても、こうした新しい技術の活用が災害時においても有効であるということが実証されたと思っております。ただ、こうした設備を導入する場合は、コストの問題がありますし、平時にどう活用するのかといった問題があるとも承知しております。導入には特別交付税が使われておりますが、ランニングコストを考えると、自治体の広域連携や国の支援など、また旗振りが必要だと思いますので、ぜひ、こうした区分についても前向きな対応をお願い申し上げまして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。
1:06:41
この際、委員の異動についてご報告いたします。上山正幸君が委員を辞任され、その補欠として山本恵介君が占任されました。
1:06:56
ありがとうございます。日本維新の会、教育無償化を実現する会の加田幸子でございます。今回のノドハン島地震、242名もの方が亡くなられてしまいました。