19:35
これより会議を開きます。行政の基本的制度及び運営並びに、温境に関する件、地方自治及び地方税財政に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。各県調査のため、本日参考人として、日本放送協会理事、議市長、寺田憲次さんの出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、ご意見ありませんか。ご意見なしと認めますよと、そのように決しました。引き続きお諮りいたします。各県調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房・内閣審議官、尾田香織さん、内閣府大臣官房審議官、植村昇さん、子ども家庭庁長官官房審議官、黒瀬俊文さん、デジタル庁審議官、安倍智孝さん、デジタル庁審議官、藤田誠太郎さん、総務省大臣官房総括審議官、江部晴里さん、大臣官房総括審議官、湯本博信さん、大臣官房政策立案総括審議官、武藤雅人さん、大臣官房地域力創造審議官、山越信子さん、大臣官房審議官、中井美希春さん、行政評価局長、菅原臨さん、自治行政局長、山野健さん、自治行政局公務員部長、小池信之さん、自治行政局選挙部長、笠木隆典さん、自治財政局長、大沢博史さん、自治税務局長、池田達夫さん、国際戦略局長、田原康夫さん、情報流通行政局長、小笠原陽二さん、情報流通行政局、郵政行政部長、玉田富士都さん、総合通信基盤局長、今川貴雄さん、消防庁次長、小見雄一さん、文部科学省大臣官房審議官、阿部子厚生さん、厚生労働省大臣官房審議官、宮本直生さん、厚生労働省大臣官房審議官、鳥井陽一さん、国土交通省大臣官房審議官、井上伸夫さん及び、国土交通省同僚局次長、岸川雅一さんの、厚生労働省大臣官房審議官、吉田康則さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。
21:55
ご異議なしと認めますよ、と、そのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。
22:05
おはようございます。立憲民主党の道下大輝です。大臣所信に対する質問の機会をいただきまして、感謝を申し上げます。それでは、早速質問いたします。大臣は、所信の冒頭、当時の小森拓夫政務官が、安倍派の政治資金パーティー収入の関流分を裏金化していた責任を取って辞任、事実上、公決された件に関して、大変遺憾で、総務大臣として厳粛に受け止めております。と、また、国会開会中にこのような事態となり、委員長、理事、委員に大変ご迷惑、ご心配をおかけし、心からお詫びを申し上げる と述べられました。政治と金をめぐる問題で、昨年の臨時国会後に総務大臣が公決され、そして、今国会開期中に政務官公決という事態に陥り、政治不信を招いていること、混乱させていることについて、私は岸田政権に猛声を求めたいと思います。さて、小森拓夫政務官の公認に西田昌司政務官が就任されました。おめでとうございます。西田政務官は、野党半島地震の震源地を含む甚大な被害が出ている衆議院石川3区選出で、政務官として、地元を含めた被災者支援と復旧復興に活躍をしていただきたいと思います。一方で、昨年の石川県議会議員選挙における公職選挙法違反の疑い、事前運動の疑いがあるという週刊誌報道が昨年3月ありました。それについては、昨年3月10日、衆議院国土交通委員会で、我が会派の議員が、当時の西田国土交通大臣政務官に、その事実確認と公職選挙法に抵触するのではないか、と質問をいたしました。今回、西田総務政務官は、公職選挙法所管の担当ではないとはいえ、公職選挙法を所管する総務省の政務官に就任することが適切なのか、適材適所なのか、という意見がありますが、総務大臣の見解を伺います。
24:12
私ども、政治に携わるものとしては、疑念を示されました場合には、まずはその疑念に対して説明を申し上げた上で、必要があれば責任を持って対応するということでなかろうか、というふうに思っておりますが、ご指摘の件につきましては、今、委員からもお話がございましたが、西田大臣政務官ご自身から、昨年3月10日の衆議院国土交通委員会において、自由民主党石川県支部連合会における公認決定の事実を、党支部から連絡した文書であり、選挙運動に係る文書ではございません、と答弁をされ、説明がなされたものと承知をいたしております。これも委員からございましたが、西田大臣政務官におきましては、ご地元でもある、また、政府の現地対策本部、副本部長にも、役目も務めていただいているところでありまして、昨日も現地の通信の都庁の郵便局に足を運ばれるなど、被災状況やニーズを応援しにききとって復旧に向けた見通しに対して、意見交換をし、精力的に職務を果たしていただきたいと思っております。私どもにとりましても、重要課題である、野党反党自身の復旧・復興を西田大臣政務官と進めるとともに、総務省の職務にも取り組んでまいりたいと考えております。
25:44
今回、議念が持たれております、この事前運動の疑いというのは、これは実際に地元の地方議員が、これで罰金という地方の判断が下されているというものでございますので、同様のことでございますので、私はまだこれは、完全にこの議念が払拭されたということではないというふうに思っております。しっかりと今後も西田政務官には、その点について説明責任を果たしていただきたいというふうに思っております。次に、自民 党裏金問題について伺います。自民党が先日実施した派閥による政治資金パーティーに関する全議員調査結果が、今月13日に公表されました。大臣、副大臣、政務官も調査に回答されたと思いますが、公である国会の場で、改めて派閥官のキックバックと政治資金収支報告書への付記債の有無、付記債があればその金額、そうしたものがあるのかどうか含めて、政務官さん役それぞれにお答えいただきたいと思います。
27:04
キックバックという言葉の定義というか、これが何を意味するかということは様々あろうかというふうに思いますが、私が代表を務める政治団体につきましては、政治資金規正法において、全ての収入支出について、法に具体的な定めがありまして、その定めに基づいて報告をいたしてまいりました。これまでの報告についても、法に則って適正に処理をさせていただいていると承知をしております。その上で、私が所属する政策集団、司公会との資金に関しまして は、その資金の移動は全て記載をさせていただいているところでございます。司公会から私が代表を務める集団から資金を受け取っておりますが、これは政治団体から政治団体への寄付でありまして、私が代表を務める政治団体への活動の支援という趣旨だと理解をしているところでございます。
28:22
公地政策研究会からの寄付をいただいておりますが、政治資金規正法に則って適切に処理をしております。また、今回の調査に回答しておりますが、これにつきましても、政治資金報告書への付記されはございません。
28:49
公地政策研究会から寄付を受けておりますが、政治資金規正法に則り適切に処理し、付記されはございません。
29:01
お答えいたします。私が所属を出しております政策集団、司公会から寄付を受けてございますけれども、当該寄付に関しましては、政治資金規正法に則り適切に処理をしており、付記されはございません。
29:21
お答えをさせていただきます。公地政策研究会からの寄付はいただいておりますけれども、政治資金規正法に則り適切に処理をさせていただいているところでございます。また、自民党の調査に回答をさせていただいておりますが、政治資金報告書への付記されはございません。
29:48
お答えいたします。私は派閥に所属をしておりませんので、ございません。
30:03
それぞれ3役からお答えいただきましてありがとうございます。次に、旧統一協会との関係性の有無について伺いたいと思います。西田政務官に伺いたいと思います。昨年11月7日の本委員会においても、当時の鈴木大臣ら政務3役にお伺いいたしましたが、政務官が交代されましたので伺います。いわゆる旧統一協会と何らかの接点、つまり旧統一協会主催の会合出席、関連団体の会合出席、宿伝メッセージの発出、会費類の支出、寄付の受領、パーティー収入、選挙のボランティア支援、選挙支援の依頼、動員の受け入れ、秘書の派遣受け入れ、旧統一協会や関連団体からの選挙時の推薦確認書の署名を求められたか、求められた場合に署名したのかなど、そうした関係接点があるかどうか、その内容についても、もしあればお答えをいただきたいと思います。
30:59
そのお尋ねについては、既に自民党の調査に回答させていただいており、当該団体及び関連団体との関係はございません。また、今後とも当該団体及び関連団体との関係を立つことを徹底してまいりたいと思います。
31:22
ありがとうございます。旧 統一協会との関係の有無については、松本総務大臣には、2022年11月24日の本委員会において、我が会派の湯原委員が質問し、また大臣はこれからも接点関係はないと答えられました。他の副大臣政務官におかれましては、昨年11月7日の本委員会で私が質問させていただき、それぞれ関係はないとかあったとかお答えをいただきました。もしその後、何らかの関係があったと事実が確認された方がおられましたら、この場で御回答いただきたいと思いますが、いらっしゃいますでしょうか。
32:00
いらっしゃらないということでよろしいですか。道下大樹さん。
32:04
いらっしゃらないというふうに確認をさせていただきます。もしその後、何らかの事実が確認されれば、然るべき場において公表していただきたいというふうに思います。船橋大臣政務官に伺います。昨年11月7日の本委員会において、旧統一協会との関係の一つとして、2012年の 衆議院選挙から直近の2022年の参議院議員選挙まで、計5回の各級選挙におきまして、ボランティア支援として電話がけを手伝ってもらっていた方の中に、関係団体の関係者がいた旨を自民党の調査に回答されたと答弁されました。そこで伺いますが、今、森山文部科学大臣が旧統一協会と推薦確認書にサインをして、推薦状を受け取り、その見返りに選挙での電話がけ支援を受けたのではないかという、この様々な報道、そして国会質疑が行われておりますが、船橋政務官のその電話がけのボランティア支援というのは、船橋政務官ご本人、または秘書、もしくは船橋を支援される方が、その旧統一協会の関係者に電話がけを依頼されたのか、旧統一協会の関係者が自発的に電話がけボランティアを行ったのかを伺うとともに、船橋政務官は旧統一協会側から、いわゆる推薦確認書の提示、サインの要請があったのかなかったのか、提示があってサインをしたか、提示はあったがサインはしなかったのかなど、お答えを願いたいと思います。
33:37
お答えいたします。私が初挑戦いたしました、2012年の衆議院選挙から、直近の2020年の参議院議員選挙まで、計5回の国政選挙におきまして、紹介を受けボランティア支援として電話がけを手伝っていただいていた方の中に、関係団体の方がいたということでございます。いずれにせよ旧統一協会と政治との関係が問題になって以降、当該団体及び関連団体との関係は絶ってございまして、今後とも徹底いたします。また旧統一協会側からいわゆる推薦確認書の提示、サインの要請ということについては確認ができておりません。
34:30
今の答弁で確認ができていないということはどういうことなんでしょうか。
34:36
私の事務所の方に保管されております、各種団体からの推薦書、これを確認いたしました。ただその中には当該確認推薦書というものは見当たりませんでした。また事務所関係者から聞き取りを行いましたけれども、当該事実については確認ができていないということでございます。
35:07
確認推薦書はないけれども、推薦上というものはあるとかないとか、そういう確認はされたんでしょうか。それから森山文部科学大臣もサインをしたか薄々思い出したとか、いやサインはしていないとかいろいろと答弁がありますけれども、そのサインについてしたかどうか、これはもしサインをしていなかったらしていないという ふうにはっきり言っていただきたいと思いますが。
35:38
当時の状況として私がサインをしたかどうかということについても、私のところのやり方としては、私も出ていることが多くて、実際にそういうサインが必要なものはまとめてしていたケースがあります。ですからその中にあった可能性は否定できません。しかしその事実を今委員の方からお話があったように、確認をするために私どもの方で推薦書、あるいはいろいろなやりとりの書類を確認しましたけれども、その中には見当たらなかったということでございますので、我々としては確認のしようがない。ですから私自身としてはたくさん書いていますから、その中にあったかもしれないけれども、それがどれだったのかということについての裏付けが全く取れないということでございます。
36:33
私よりもたくさんの推薦書とかを受け取っておられると思いますけれども、そうしたことのやりとりをしたという一覧表とかも、そういうものは控えてはいらっしゃらないんでしょうか。
36:51
そういうものを確認した中にはなかったということでございます。
36:56
わかりました。サインはしていないというふうに完全な否定はされていないということで、もしかしたらあるかもしれないけれども、手元には確認するものがないという御答弁でございました。完全に否定していただきたかったなというふうに思いますけれども、今後何かそういったものが見つかったら、それも然るべきときに公表していただきたいというふうに思います。それではまた大臣所信の中の方に戻りまして、ちょっと順番を入れ替えまして、所得税と住民税の減税について伺いたいと思います。岸田総理が打ち出した所得税3万円と住民税1万円の低額減税は、残念ながら各方面で評判がかんばしくないわけであります。令和6年分の個人住民税所得割合から、納税者及び配偶者を含めた扶養家族1人につき1万円の減税を実施するという、この住民税の場合ですけれども、ちょっと私大雑把ですが、ざっと計算をしてみました。給与所得に係る特別徴収の場合、令和6年6月分は徴収せず、低額減税後の税額を令和6年7月分から令和7年5月分の11か月でならすと。ならして今11で割って、そして住民税を徴収するということになっていますが、この所得額や扶養家族の数によって変化はいたしますけれども、私の計算したところによりますと、低額減税前の毎月の個人住民税所得額割より、低額減税後に11か月でならした個人住民税所得割額の方が、1月あたりの税額は多くなる結果が出たんです。例えばですね、単純計算ですよ、これ。独身で介護保険料を払ってないとかいう、本当に単純な数字なんですけれども、条件で、年収300万円のサラリーマンが住民税12万円とすると、普通だったら1月あたり1万円の支払いなんですね。住民税12万円から1万円を引いて、それを11で割ると、1月あたり1万円なんです。ただそれが300万円より低いと、私の計算では、もともと1月あたり5千円の支払いだったものが、4,545円になりますが、例えば400万円の年収だと、1月あたり1万5千円払うものが、1万5,454円とか、年収600万円の方でいきますと、住民税31万円と仮定して、毎月2万5,833円支払うものを、2万7,272円とかなんですね。そうすると6月分はドーンと減税になりますけれども、それ以降はですね、前と比べると所得とか変わらないと、1月あたり増税になるという、通税感が増すんですよね、11ヶ月ずっと。個人住民税1万円引くために、ドーンと6月分は徴収しませんけれども、その分ですね、それ以降の11ヶ月に上乗せされた形になるんですね。この計算、大雑把なものですから、いろいろと所得額や扶養家族によって変わりますけれども、こうした状況になることについて、私の計算についても含めて、総務大臣の見解と、こうした通税感が増してしまうということについて、伺いたいと思います。
40:45
ただいま、委員からもお話がありましたように、このたびの個人住民税の低額減税については、給与所得に係る特別徴収の場合は、令和6年6月分は徴収せず、低額減税後の税額を、令和6年7月分から、令和7年5月分の11ヶ月で慣らすこととして、といたしました。これは、できるだけ地方団体や特別徴収事務所の事務負担の増加と、ならないようにすることを考慮したものでございます。委員がおっしゃったとおり、個別の税額につきましては、様々な条件によって異なってくるものでございますが、あえて単純に申し上げれば、令和6年6月分は徴収しませんので、委員がおっしゃったとおり、12ヶ月で慣らすのか、11ヶ月で慣らすのか、1万円の分を慣らした結果が差し引き、減税分がプラスになるのかマイナスになるのかということで、今のような結果が、合計3のような結果が出るのではないかというふうに思っておりますが、年間を通じた個人住民税の総額では、税負担が軽減されますので、このことについて御理解いただけるよう、丁寧な説明に取り組んでもらいたいと考えております。
42:14
皆さんいかがでしょうかね。岸田総理の増税増税増税という、このイメージを払拭するために、定額減税減税減税とやった結果が、結局、今回一般のサラリーマン家庭を含めた世帯には、所得税3万円と個人住民税の1万円という、よく分かりづらい複雑な減税になってしまう。しかもただの減税ではなくて、私の計算、そして総務大臣も今、お認めいただきましたけれども、結局1万円引いた後、それを11で割ってしまうと、1月あたりの税負担が増えてしまうということで、通税感がやはり増しますよね。我々庶民はやはり日々の 生活やはりやりくりしながら、どれぐらい支出したのかとか、税金がどれだけ増えたのかとか、減ったのかとか、やはりこれは結構シビアに見ていますから、そういった考えでいけば、私たち一般市民は、6月のときにガーンと住民税がゼロになって喜ぶ。それだけじゃなくて、逆に喜ばないで、それ以降、また増えた増えた。逆に楽あれば苦ありというのが、ゼロになってその後徴収されるわけですから、ちょっとこの点は大変負担感が増して、消費が減ってしまうじゃないかと。私はそのように危惧をしております。あとはこれは質問いたしませんけれども、本当に自治体等の事務負担が非常に増えるし、また所得税に関しては、企業やまたそこの取引先の税理士事務所などが、本当に大変な事務作業が増えて、これは大変だというふうに、もう今から悲鳴を上げています。こうした 対応を政府は上げてやらないと、この低額減税は岸田政権が思ったような効果を上げないと、私は思っております。次に、これ4番目なんですけれども、これは地方の庁内会や、あとは地域運営組織について、ちょっと伺いたいと思います。これも初心で述べられましたけれども、地域運営組織について述べられましたけれども、去る10月18日、私の地元札幌市において、令和5年度全国自治会連合会北海道札幌大会が開催されまして、全国各市から関係者が参加されて、私も立憲民主党を代表して出席いたしました。当時の鈴木大臣は公務のため欠席されましたが、大臣官房審議官が代理で出席されて挨拶されました。全国自治会連合会の長谷川刑事会長は、自治会、庁内会活動の課題として、役員の高齢化、活動資金の不足、加入率の低下などを挙げられていました。コロナ禍も相まって、高齢行事を中止、夏祭りとか新 年会とかですね、そうしたものを中止した自治会、庁内会もありました。総務省は令和3年に地域コミュニティに関する研究会を立ち上げて、令和4年度に報告書が出されました。私の地元札幌市は、「庁内会の意義や重要性を、庁内会、地域住民、事業者、札幌市などが共に認識して共有するとともに、庁内会の活動を将来にわたってみんなで一体となって支えていくことで、より豊かで明るく暮らしやすい街を未来の世代に継承していく」ということを目的に、「札幌市未来へつなぐ庁内会支え合い条例」を令和5年4月1日に施行しました。他の自治体でも同様の条例はあります。自治会・庁内会の重要性は認識いたしますけれども、一方で市町村が職員不足などを理由に過度に、そうした自治会などに頼りすぎることも問題があるとも考えます。大臣の所信では、「特定地域づくり事業協同組合や地域運営組織への支援等を推進し、仮想地域の集落機能の維持・活性化などの課題の解決に向け支援します」と述べられました。地域運営組織については、都道府県や市町村でその設置数にばらつきがあります。これホームページで見ますと、本当に積極的に設置しているところと、ゼロという自治体が多い県などもあります。自治会・庁内会単位の活動支援も含めて、地域運営組織の具体的な方策について、大臣に伺いたいと思います。
47:04
自治会・庁内会などが、住民相互の連絡、環境美化、防犯防災等の地域的な共同活動に取り組まれ、地域における共助の担い手として重要な役割を担っているものと認識をいたしているところでございます。また、NPOや公民館など、地域コミュニティの多様な担い手と連携し、見守りや買い物支援など、住民の共助活動を実践する地域運営組織の取組を推進するこ とも、おっしゃるとおり重要であると認識をしております。このため、それらの取組について、市町村が必要な支援を行えるよう地方財政措置を講じるとともに、セミナーなどを通じて先進事例の横展開に取り組んできております。第33次地方制度調査会の答申におきましても、人口減少等により経営資源が制約される中で、住民の暮らしを支えていくため、市町村と自治会等の地域の多様な主体の連携・協働が重要であるとの御提言をいただいたところでありまして、総務省としても答申を踏まえまして、必要な措置をできる限り前向きに取り組んでまいりたいと思っております。
48:20
ぜひ、自治会、町内会というのは、これは市町村の所管でありますので、総務省が直接ということではないと思いますが、交付税措置等でこれは充実させていただきたいというふうに思っています 。町内会の役員とかでか、高齢化しても、ご高齢の役員の方も頑張っていらっしゃいますし、何とか地域住民、特に現役世代や若い人にも入っていただいて、町内活動を活発にしていきたいというふうに考えている方が、町内会もたくさんあります。そうしたものが、地域運営組織、これはPTAだとか、いろんな様々な市民団体も対象にするということでありますが、そういったところの活性化も必要でありますが、やはり地域の住民の自治組織という観点でいけば、町内会とか自治会というのは大変重要な役割を担っています。私も、もし災害が起きたときに、そこに住んでおられる車いす利用者さんとか、ご高齢の方を一時避難所というか、そういったところに搬送するという、そういうメンバーにも登録をさせていただいてまして、こうしたこともできるのも、自治会、町内会が、ちゃんとしっかりと運営されているから、こういった取組もできますし、今札幌、冬の時期ですので、私の家の目の前も雪が、こんなに背丈 を上回るぐらい詰まってあります。この、例えば、除雪のパートナーシップ除雪とか、そういう制度も町内会がしっかりと話し合って、地域住民からその分を、除雪費を徴収して、そしてそれを使って、ワンシーズン1回の排雪作業に取り組む。また町内会が大変なんですよね。そうしたことを考えると、もちろん、市役所、市町村の自治体にも頑張っていただきたいと思いますが、そういう自治の取組の拠点というか、中心であるこういう自治会、町内会、というところもしっかりと総務省も気を配っていただいて、そうしたところを応援する、支援する自治体には、さらに、交付税措置等、加配というか、追加をしていただきたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。次に臨時財政対策債について伺います。総務省がこれまで臨時財政対策債の抑制に取り組んでこられ、令和6年度については、前年度と比べて、54.3%減の4544億円としていることは、一定の評価をいたします。地方交付税等の一般財源総額を安定的に確保するため、国の責任を臨時財政対策債に付け回しするのではなく、交付税の法定率の引上げ等を含めた抜本的な改革を行うべきと考えますが、今後の臨時財政対策債の大幅の抑制への取組も含めて、総務大臣の見解を伺います。
51:30
委員御指摘のとおり、地方財政の健全化のためには、本来的には臨時財政対策債になるべく頼らない財務体質を可振りすることが大切であると考えております。令和6年度の地方財政計画におきましては、前年度を上回る一般財源総額と交付税総額を確保しつつ、臨時財政対策債の発行額を前年度から、今おっしゃっていただいたとおり、0.5兆円抑制し、制度創設以来の最低額となる0.5兆円としたところでございます。これからも経済を立て直し、地方税などの歳入の増加に努めるとともに、国の取組と基調を合わせて、歳出改革を行うことにより、財源不足を縮小し、臨時財政対策債の発行抑制に努めてまいります。交付税率の引上げにつきまして、令和6年度予算においても、事項要求をして、粘り強く主張したところでございますが、現在のところ、国地方ともに厳しい財政状況にあるため、要意ではございませんでした。今後も交付税率の見直しなどにより、地方交付税総額を安定的に確保できるよう、政府部内での議論をしっかり行ってまいりたいと考えております。
52:44
ご答弁ありがとうございます。今、答弁では国、そして地方も財政的に厳しいという回答がありました。今まで、異次元の金融緩和政策で、マイナス金利というか、ずっと金利が低かったわけでありますね。しかし今、世界も注目しておりますが、日本銀行が金利を、緩和政策を変更していくのではないかということで、いろいろと注目を集めております。皆さんもご存知だと思いますが、金利が上がれば、銀行や融貯などに貯めている分が、利息が上がって少し増えていくんですけれども、逆にお金を借りている方にとってみれば、利払いはどんどん増えていくということで、国債も含めて今1286兆円でしょうか。地方自治体も本当に様々な債務を負っているわけで、その利払いがどんどん増えてしまうわけですね。そうなったときに、さらに財政が厳しくなる恐れもありますので、できる限り、私はそうした状況、海外のEUの自治体や国と比べると、まだまだいい方だとも言われますけれども、しかし、今日本の中では、この財政問題は厳しいという状況でありますので、何とか財政的にも足腰の強い自治財政、運営をサポートしていただきたいというふうに思っております。次に、行政相談について伺いたいと思います。