18:54
これより会議を開きます。令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算、令和6年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし、一般的質疑を行います。この際、お諮りいたします。3案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房、内閣審議官万奈美学君、内閣官房、TBP等政府対策本部国内調整統括官武藤勲君、内閣官房、国際博覧会推進本部事務局長代理麻木忠史君、内閣官房、新しい資本主義実現本部事務局次長坂本里馬君、内閣官房、デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官中村博彦君、内閣官房、GX実行推進室長畠山陽次郎君、内閣官房、内閣府大臣官房審議官畠山貴輝君、内閣府政策統括官林幸博君、内閣府政策統括官高橋健二君、内閣府大臣官房審議官彦谷直勝君、警察庁生活安全局長氷垣重取君、子ども家庭庁長官官房長小宮芳生君、子ども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室長熊木雅人君、子ども家庭庁生育局長藤原智子君、子ども家庁支援局長吉住景作君、総務省自治行政局公務員部長小池伸之 君、総務省自治行政局選挙部長笠木貴則君、総務省自治財政局長大沢博志君、外務省大臣官房参事官門脇一一君、外務省欧州局長中小枝雅一君、外務省中東アフリカ局長安藤俊英君、外務省国際法局長三柏智寛君、外務省領事局長岩本啓一君、国税庁次長保史屋和彦君、文部科学省高等教育局長池田孝君、文部科学省科学技術学術政策局長柿田康義君、文科庁次長郷田哲夫君、厚生労働省政策統括官柿沼人君、厚生労働省政策統括官森川由紀君、農林水産省大臣官房総括審議官杉中敦君、農林水産省大臣官房危機管理政策立案総括審議官松尾博之君、農林水産省消費安全局長安岡澄人君、農林水産省農産局長平方雄作君、農林水産省畜産局長渡辺陽一君、農林水産省経営局長村井雅鹿君、農林水産省農村振興局長永俊博君、水産庁長官森武君、経済産業省大臣官房審議官井上誠一郎君、経済産業省大臣官房審議官新井正義君、経済産業省大臣官房審議官橋本慎吾君、経済産業省大臣官房審議官西村秀田賀君、国土交通省都市局長天川裕文君、国土交通省水管理国土保全局長広瀬正義君、防衛省統合幕僚幹部総括官田中俊則君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議はありますか。(( 答えはありません ))ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
23:09
皆さん、おはようございます。日本維新の会、教育無償化を実現する会の石谷雄一郎です。本日は、子ども子育て、それに関わるダブルケアや産後ケア、介護の問題について質問をさせていただきたいと思います。私も現在、14歳の娘と6歳の息子を育てながら、妻も大学で仕事をさせていただきながら、子育てをしています。実際、私の子どものこの年齢差、約9歳ありますが、これはまず第一子の子どもが生まれたときに、うちの妻がやはり産後の鬱に少しなり、日清めを産むのに非常に時間がかかったということもあります。そして、私も49歳で、もうすぐうちの母親の介護も始まるのではないかというところで、まさに問題を身に染みながら、本日の質疑をさせていただきたいと思っております。まず、先日、NHKのニュースウェブ版の記事に、少子化対策支援金制度、現役世代を含む74歳以下が、給与余りを負担、政府は検討を進めた結果、当初2年間は事業所負担も含め、全体の92%の負担を求める方針で調整を進めているというふうに記事がありました 。75歳以上の、後期高齢者、医療制度の加入者に求める負担は8%になります。2025年、段階の世代の方、約800万人の方が、後期高齢に突入していくことを考えれば、やはりこの不公平感は、さらに募ってしまうんではないかというふうに、私は感じます。今回、社会で子育てをするというふうな意識を高めていくというふうなことが大事になってくると思うんですけれども、そういったところを、世代間の格差を生んでしまうんではないかというのを問題視しています。そこで、加藤大臣にご質問したいんですけれども、少子化対策の財源確保のために公的移動保険を通じて集める支援金ですが、集まるまで財源不足は特例公債発行とのことです。社会保障の抑制と賃金アップで財政を確保するということですが、もしこれができなかった場合、私も自ら零細企業をしていますが、賃金アップは本当になかなか難しいのではないかというところを感じているんですが、これができなかった場合、集まるまでの2028年の特例公債の発行をさらに伸ばしていくということがあるのかどうか、対応はどうするのかということをご質問させていただきます。
26:06
お答え申し上げます。支援金制度につきましては、歳出改革と賃上げにより実質的な社会保険負担軽減、すなわち社会保障負担率の抑制の効果を生じさせ、その範囲内で構築していくことにより、全体として実質的に負担が生じないとしております。社会保障負担率の上昇を確実に抑制していくため、支援金未来の負担軽減の効果は、まずは徹底した歳出改革により確保していくことが基本となります。併せて政府が政策を総動員して行っている賃上げの取組によっても、実質的な社会保険負担軽減の効果が生じることから、その効果も活用しながら支援金制度を導入してまいります。その上で、子ども子育て支援特例公債は、昨年末に閣議決定された子ども未来戦略に記載されているとおり、2028年度にかけて安定財源を確保するまでの間に、財源不足が生じないよう、必要に応じ、つなぎとして発行するものであり、ご指摘のように公債の発行を続けることは考えておりません。委員長、1対216閣議決定されたことは非常に重いと思いますので、よほどのことがない限りは、延期はないのだと思いますが、続けて、特例公債の召喚期間が2051年ということになっておりますが、これももし引き延ばすとか、期間が変わるということがないのか、加藤大臣にお答えをいただきたいと思います。
27:49
召喚期間を引き延ばすことはないのかというご質問であります。お答え申し上げます。昨年12月に策定をされた子ども未来戦略におきましては、加速化プランの実施が完了する2028年度までに、規定予算の最大限の活用や、歳出改革による公費節減及び支援金制度の構築により、3.6兆円程度の安定財源を確保することとしております。それまでの間のつなぎとして発行する子ども子育て支援特例公債につきましては、利払い、召喚にかかる負担を将来世代に極力先送りしないようにする観点から支援金制度の構築を開始する2026年度から2025年で召喚することとしております。歳出改革と賃上げにしっかりと取り組み、支援金制度を着実に構築することで、2051年度までの召喚を実現できるようにしてまいります。
28:49
ありがとうございます。それでは次の質問は厚労大臣にさせていただきたいと思います。社会保障費の歳出改革で1.1兆円の程度の年出をするということをお聞きしております。社会保障の歳出改革抑制については、具体的な内容はどのようなもので、今までの効果はどうかということをお聞きしたいと思いますし、併せて改革工程として挙げられた歳出削減効果には、医療介護での利用者負担の拡充や生活援助サービスの見直しといった項目が並ぶが、具体的に何でいくら年出するのかということもお聞きしたいと思います。不透明な項目は従来も堅堂課題になりながら、生活への影響の大きさから進まなかったものばかりです。これも私も医療や介護の現場でいながら非常に感じています。こういった中で本当に予定通り年出できるのかということについてお伺いをいたします。
29:49
社会保障関係費全体として、これまで約貨の改定や医療保険、介護保険制度の見直しといった制度改革によりまして、令和5年度は約1,500億円、令和6年度予算案では約1,400億円の削減効果を生じさせるなど、その実質的な伸びを高齢化による増加分に収める方針、実は達成しております。それから、昨年末に閣議決定された改革工程におきまして、将来にわたり社会保障制度を持続させる観点や、必要な保障がバランスよく提供されることを目指す観点から、これまで実現に至らなかったものも含めて、社会保障制度改革等の取組を幅広く盛り込んでおります。この子ども未来戦略に記載された歳出改革では、この改革工程の内容に取り組むこととされておりまして、必要な公費の削減額を達成できるよう、2028年度までの5年間、各年度の予算編成過程において、実施すべき施策をしっかり検討し、策定をしていきたいと思います。なお、介護保険2割負担のあり方につきましては、改定工程に沿って第10期介護保険事業計画期間を開始する2027年度前までに、介護は医療サービスと利用実態が異なることなどを考慮しながら、丁寧にこの点検討をしていきたいと思います。
31:31
今、社会全体として抑制していくというふうに御説明をいただきました。本日、図をお配りしていますけれども、高齢者の方の数の伸びと、医療費の介護費にかける社会保障の伸びの抑制をできた年というのは、令和2年しかないように思います。そうなってくると、今の御説明ですと、なかなか抑制ができていないのではないかと思いますし、これを全世代で抑制をしているというふうに考えれば、ここはやはり若者に、若い世代に負担の幸せが言っているのではないかというふうに考えます。そして、今日は実は、我々日本維新の会と教育無償化を実現する会は、こういった点について朝の8時から勉強会をしていたんですが、その中で、2023年の負担軽減効果というのは、ほとんど薬荷改定の1500億というふうになっています。これは3年続けて1兆円の歳出削減をするというのであれば、この図をぱっと見たら、薬荷改定の削減を3回続けていくのかというようなふうに取られるのではないか。これは教育無償化を実現する会の前原さんからいただいた意見で、私もさすがだな、そうなんだなというふうに感じました。政府からは、いや、そんなことはないというふうな答弁もあったんですが、この図だけ、説明だけ聞くと、そういったふうに感じることです。ですので、ここはもう少し具体的な内容を示していっていかれることが重要だというふうに考えます。続けて厚労大臣に質問を続けていきたいんですが、本当にこの医療費、介護費の高齢者の伸びを高齢化率に抑えていくというのであれば、私は、これは大変反発もあると思いますが、医療や介護のサービス提供の内容をある程度絞っていくということも重要ではないかなというふうに思います。実は私が政治家を目指した理由は、2018年のトリブル改定、今年の前の改定で、養介護1,2の方の総合事業への移行、これが見送られました。総合事業に行くと、費用の上限がありますので、その中で何とかサービスを提供して、シニアの方にケアやリハビリをしていくというふうになると思うんですが、これを見送られて、これは私は若い世代への付け回しがさらに増えるなという思いで、今ここに来させていただいているんですが、本当に抑制をしていくのであれば、こういった思い切ったサービス提供の絞っていくということをしないといけないと思うんですが、これについてご意見をお伺いいたします。
34:34
ご指摘のとおり、質を下げずに、しかも量的な必要性に対応しながら、介護の提供体制を削減させていくというのは、極めて難しい課題であることは、ご存じのとおりであります。その中で、改革工程では、ご指摘の要介護1及び2のもの、この経度者ですね、ここへの生活援助サービスなどに関する給付のあり方を含めて、まず、能力に応じた前世代の支え合いの実現に向けた医療保険・介護保険制度の見直し、それからサービス提供側の質の向上と効率化、例えば、医療提供体制の効率化や介護分野におけるICT化の活用など、これを積極的に活用して、実際に適正化を図るということを確実に進めていきたいというふうに思っております。これらの取組については、各年度の予算編成過程において、しっかりと検討していくことで、これから生まれる若い将来の世代を含む全ての世代にとって、安心できる持続可能な社会保障制度にしていきたいと考えています。
36:00
私は医療や介護の現場によく自らも行かせていただきますが、本当にそのシニアの方の御意見を聞くと、若い世代へ何とか頑張ってほしいという御意見もよく聞きます。ですので、思い切ったシニアの方への対策をとっても、そんなに反発を受けるものではないかなというふうに日を追うごとに感じていますので、いません。大臣笑われていますけど、そんなことないという感じだと思いますけれども、ここは思い切って、これはもう政治の力でしかできませんので、やっていっていただきたいと思いますし、採出加減の肯定票をしっかり進めていっていただきたいというふうに思います。では次の質問を加藤大臣にさせていただきたいんですが、医療保険の種類や所得によって変化ありとあります、1人500円弱の在院確保について、今後変更はないのか、これは本当に在院をちゃんと確保されていくのかという視点での質問なんですが、少し我々どうしても政治家というのは選挙もありますので、どうしてもシニアの方多いですから、よりの政策になっていくような気もするんですけれども、ここについてはしっかり将来世代のために在院を確保していくということを明言をしていただきたいなと思うんですが、お願いいたします。
37:27
お答え申し上げます。今般、子ども子育て政策の抜本的強化を支える安定財源の一つとして導入される支援金制度は、児童手当の高校生年代への拡充や妊娠・出産後の10万円給付をはじめとした、今般の加速化プランで新設拡充する施策にあて、切れ目のない支援を実現していくものであります。ご指摘の、医療保険の加入者1人当たり平均月500円弱という額につきましては、現時点で正確な額をお示しすることが困難である中、支援金の総額が1兆円となる2028年度の段階の拠出額について、新井氏さんとしてお示ししたものであります。なお、支援金制度は2026年度から段階的に構築することとしており、2026年度や2027年度の拠出額はより低い額となります。いずれにいたしましても、支援金制度は子ども未来戦略に記載のとおり、2028年度に1兆円程度の確保を図るものであり、歳出改革と賃上げによって実質的な社会保険負担軽減の効果を生じさせ、その範囲内で構築をすることとしております。また、支援金制度は将来を担う子どもたちや子育て世帯を、高齢者を含む全世代、企業を含む全経済主体で支える仕組みでありまして、こうした考えの下、法案の正案化に向けて引き続き精査をしてまいります。石谷雄一郎君。はい、ありがとうございます。次はですね、厚労大臣と加藤大臣にもお答えをいただき たいんですが、介護と子育てについてのダブルケアの問題について質問をさせていただきます。今回の改定でですね、訪問介護については、職業経営全化算は非常に高い率をしていただきました。これで、求人倍率1.6倍というかなり厳しい状況の中が改善されていくことを願います。また、介護の訪問事業所はですね、数にすると増えてきていますけれども、倒産件数や、もう倒産する前に事業を辞めるという数も約600件あったということで、表面に出ているだけでですね。ですから、事業所も増えるけれども、撤退していくところも多いというような、大変不安定な事業になっています。また、数が増えていくと言うてもですね、都心部ではいいと思いますけれども、やはり地域によっては全くサービスが足りないという問題もあります。その中で、このダブルケアの問題なんですけれども、やはりこの介護保険の改定というのはですね、もちろん今までは介護離職をやっぱり防がないといけないというようなニュアンスもかなり高かったと思います。ただ、今後はですね、子育てをしている家族を支えるという視点も非常に重要になってくるのではないかなというふうに思うんですね。この厚生労働大臣にお聞きしたいのは、介護報酬改定の中に、こういった子育ての家族を支えるというふうな視点も入っているのかについてお伺いし たいと思います。
40:49
私ども、このダブルケアラーに関わる認識は非常に深刻に受け止めておりまして、その対応策、まさにこれから具体的に進めてまいります。今般の介護報酬改定で、介護現場で働く方々の処遇改善を着実に進める観点から、訪問介護について、まず介護全体の賃上げというものを実行するための財源配分という観点もございまして、基本報酬の見直しを行いつつ、処遇改善加算については、そのほかの介護サービスと比べて非常に高い加算率をつけました。そしてまた、特定の事業所加算や認知症に関連する加算をさらに充実することによって、訪問介護は改定全体としては、実はプラス改定となっております。ケアに関わる家族などを支えながら、住み慣れた地域で暮らすことができる訪問介護は、もとより、様々な在宅のサービスを整備していくという基本的な方向性は変わりません。その上で、ご指摘のダブルケアラーに関してでありますけれども、このダブルケアラーを行う方について、家族介護者本人に着目した支援として、市町村が設置する地域包括支援センター、ここにおきまして、家族介護者に対する相互支援、相談支援を行う取組を推進しております。これは、ケアマネが非常に重要なつなぎ役を期待されることになります。介護以外の他の制度の理解を深める研修などへの参加を、特定事業所加算の要件に追加するなど、介護現場での多様化、複雑化するダブルケアラーなどのような問題などに対応するための取組を促進する観点から、こうしたケアマネの活用等に関わる必要な措置を講じていこうと考えています。こうした取組を通じて、誰もが住み慣れた地域で必要な介護サービスを引き続き安心して受けられるように措置していきたいと思います。
43:29
厚労大臣の御意見、理解をしました。そこで、今のお話も踏まえて、子ども家庭庁の大臣として、介護ヘルパーさんが両種の介護をして、何とか子育てが両地できているという状況について、どう考えられるのか、加藤大臣にお伺いいたします。
43:51
お答え申し上げます。子育て家庭の置かれた状況、ニーズは多様であり、不符合的な課題を抱える家庭もあるため、支援を行うにあたっては、教育・保育・子育て支援のみではなく、医療・保険などの支援や地域の関係づくりなども含め、さまざまな支援が一体的・包括的に提供される必要があると考えております。このため、子ども家庭庁としましては、家庭全体を支援する観点から、さまざまな子ども子育ての支援策に加えて、ダブルケアの課題を抱える方であっても、適切に支援ができるよう、厚生労働省と連携し、属性を問わない相談支援などを行う、重層的支援体制整備事業を推進しているほか、妊産婦の方々に対する伴奏型の相談支援や、地域で気軽に子育ての悩みを相談できる拠点の設置等により、支援が必要な家庭を適切な支援先につなげるなど、介護の問題も含め複雑化、複合化した家庭をお持ちの子育て家庭に対する必要な支援に取 り組んでいるところでございます。引き続き、関係省庁と連携し、それぞれのご家庭に寄り添った支援ができるよう、対応の充実に努めてまいります。
45:07
医療は2年に1回の改定ですが、介護は3年に1回の改定ですので、改定が終わって、訪問介護事業が継続をして、そしてダブルケアの方に対しても、しっかりと支援ができるのかというところは、子ども家庭庁が分かれましたけれども、そこの平均が生まれないように、ぜひしていただきたいですし、少しそこの視点を強めていただくことを希望いたします。続きましては、ヤングケアラインについてお伺いをします。ヤングケアラインについても、今国会で議論されると聞いています。私は、介護現場で実際にお宅へ訪問したときに、この子はヤングケアラインじゃないかなというふうに出くわすことは、過去何度もありました。ただ、そこをどこに相談していったらいいかというところが、なかなか決まっていずに、たらい回しになってしまうということも経験をしています。こういった問題から、今国会で議論されるというふうに認識をしているんですけれども、実は神戸市は、子どもケアライン世帯への一定期間の訪問支援のヘルパー事業であるとか、子ども若者ケアライン世帯への配食支援モデルというのを、先駆けてやらせていただいております。これは神戸市で板飯事件が起きたということもあるんですけれども、ヘルパーさんが、ヤングケアラの方に対して、なんとか親の介護をヘルパーさんがやっていることに対することで、ヤングケアラの方が申告化せずに済んでいるということを、私は感じています。ここで加藤厚労大臣にお聞きしたいんですが、ヤングケアラのことと訪問介護のこと、そしてヘルパーさんのことについて、何かご意見がありましたらお願いいたします。
47:11
お答え申し上げます。ヤングケアラの中には、祖父母の介護になっている子どももおり、ヤングケアラが自身の時間が持てないこと等によって、学校活動や交友関係等に支障が生じることのないよう、しっかりと支援をしていく必要があると考えております。訪問介護事業所のホームヘルパーが、ヤングケアラの祖父母等の身体介護や生活援助を行うことは、ヤングケアラ自身の勉強や部活動等の子どもとしての時間を確保する上で重要であると認識しております。家庭庁におきましては、今国会に「子ども・若者育成支援推進法」を改正するための法案を提出し、ヤングケアラを国及び地方公共団体等による支援の対象として明記することにより、実態感の取組各所の是正や、18歳前後での切れ目のない支援につなげてまいります。引き続き、ヤングケアラを早期に発見し、介護保険サービスを含め、必要な支援につなげる取組を推進してまいります。今の御回答をいただいたことを踏まえて、厚労大臣のお伺いをしたいのですけれども、介護ヘルパーの方が、シニアの方のサービスを受けておられる 方の食事や掃除を行われると、その際にヤングケアラの家庭の方の掃除や食事を一体的にやることに対しては、私は介護事業所の、もしこれが点数がつけば、収入のアップにもつながると思いますし、実は先ほどの神戸のモデルは、3ヶ月間は無料なんですが、そこから先は何か公的他のサービスにつないでいかないといけないというルールになっています。その際に、この訪問ヘルパー、介護保険の中ですけれども、一体的にヤングケアラの方の家庭に対してサービスを提供していくということについて、どこから財源を出すかという問題もあると思うんですが、これからこの働き手の足らない状態の中、少しお考えをお聞かせいただけたらと思います。
49:28
この点はまさに子ども家庭庁と緊密に連携を取りながら、対応していかなければならない課題だと思います。その上で、子ども家庭庁さんは、ヤングケアラなどがいる家庭を含む支援を要する家庭に対して、訪問による家事・育児支援を行う子育て世帯訪問支援事業を創設して、それから先駆的に取り組む自治体をさらに支援するというふうに承知をしております。この事業に限らず、一般論として申し上げると、訪問・介護のヘルパーが利用者本人に加えて家族の方にサービスを提供するということは、介護保険のサービスと明確に区分した上で、いわゆる保険外のサービスとして実施することは可能ではあります。その上で、家庭が抱える課題が多様化する中で、ヤングケアラーなどを含め、家族介護者を社会全体で支えていくという点で、先ほど申し上げた形での子ども家庭調査との連携が必要になるわけです。家族介護者に対する地域包括支援センター、ここによります総合相談支援のほかに、介護保険法上の任意事業として、家族介護者を対象とした介護の知識や技術の研修、介護者同士の交流会を開催するといった自治体の先駆的取組を推進しております。これに引き続き、子ども家庭調査などとも連携しながら、ヤングケアラーを含む家族介護者への包括的な支援の構築を組み立てていきたいと思います。
51:18
今の可能だというお話だったんです。もちろん、介護の分野では、今後介護ができて、自費のサービスをするということは十分理解しているんですが、実際的には保険のサービスと自費のサービスを分けるために、一回事業所に帰ってくださいとか、変な服を着替えてくださいとか、本当に効率的なのかというようなローカルルームもたくさん存在しますので、そういった問題を払拭しながら、これは国のリーダーシップをとっていただいて、払拭しながら、ぜひヤングケアラーの問題にも当たっていきたいと思いますし、本当に垣根を越えてやっていかないと解決しない問題だというふうに、私は現場にいながらそういうふうに思います。それでは次の質問をさせていただきます。都道府県の事業に、産後ケア事業の計画的提供体制の整備が追加されると聞いております。現状、産前産後ケアは、市区町村事業です。自治体によれば、産前産業事業が省が少なく、自治体間の連携を都道府県が先導することを期待できるということがあります。しかし、都道府県に財源や職員の余裕があるとは考えられません。計画を制作して、製本して、本棚に入れた終わりということにならないように、国から財政や職員の補填があるのかということをお聞きしたいと思います。また、妊産婦のメンタルヘルスケアに関するネットワーク構築事業ですが、協議体を新たにつくり、運営していくとのことですが、どれだけの都道府県が手を挙げるとお考えか。都道府県の保証保険課が、これは市区町村事業ですので、弱体化しているという現状を考えて、実行部隊の担い手がいない中で、職員の担い手をあらかじめ増やしていくということも考えなければなりませんが、この点について加藤大臣に答弁を求めます。
53:14
お答え申し上げます。市町村事業である産後ケア事業につきましては、昨年12月に閣議決定した子ども未来戦略におきまして、地域子ども子育て支援事業として位置づける方針を打ち出しており、同事業に位置づけられた場合には、都道府県においても、産後ケア事業に関する支援事業計画を策定いただくこととなります。産後ケア事業は、実施できる医療機関等について、地域偏在があると指摘されていることから、都道府県において広域的な調整を行うことが重要と考えており、都道府県において、自治体制の整備などを検討するため、地域の参加医療機関や助産士会等をメンバーとする協議会の設置を進めることで、広域的な取組を推進していく必要があると考えております。また、都道府県における妊産婦のメンタルヘルスに関するネットワーク体制の構築事業についても、都道府県において、精神科医療機関などの関係者による協議会の設置を進め、産後ケア事業と同様に、広域的な取組 を推進していく必要がございます。これらの事業を全ての都道府県で取り組んでいただくため、いずれの協議会におきましても、都道府県に対する国庫補助による支援を行っており、その中で協議会の設置・運営に必要な人件費などについても補助を行っているほか、協議会の運営を地域の中核となる医療機関などに委託して実施することを認めるとともに、関係者による既存の会議体がある場合には、これを活用することも認めるなど、都道府県が地域の実情に応じて柔軟に実施できることとしています。併せて、先行する都道府県の取組事例について、横展開を図ってまいります。全ての都道府県が取組を進めていけるよう、今後もしっかりと支援を行ってまいります。
55:12
なかなか精神科の機関と連携をするというのが、3.35ケアのメンタルヘルスの中で非常に難しいという声をずっとお聞きしておりますし、3.35ケア単体でクロージーになってい る事業所は、私は今まで一件も見たことがありません。実際、他の医療機関の付属として何とか赤字を補填しているというのが現状だと思うんですね。そういったところを踏まえて、妊産婦とメンタルヘルスケアの予防の観点からも重要と考えますので、ぜひお願いをしっかりしたいと思います。ここで次の質問をさせていただきます。子どもを産まない理由として、3.35の値段がいないということで、妊婦さんの負担が大きいということもありますが、費用面を含めて教育費、次に来る出産費用、3,000の妊産婦の検診費用が必要で、自治体ごとに負担の違いもあります。出産一時金を増額し、保険適用を検討されておりますが、改めて保険適用についてお伺いを大臣にしたいと思います。厚労大臣、お願いします。厚労大臣竹見恵三君、約束の時間が過ぎておりますので、簡潔にお願いいたします。昨年4月から出産一時金を42万から50万円に大幅に引き上げました。また、今年春を目途に出産費用の見える化を本格的に稼働いたしまして、医療機関等ごとのサービス内容や出産費用の状況などを公表することとしております。そして、出産の保険適用については、こうした取組を進めて、その効果の検証を行った次の段階として、現状も踏まえながら、2026年度を目途に検討を進めます。その際の保険適用は、サービスの質が確保されるというメリットがある一方で、全国一律の診療報酬が評価されることで、かえって妊婦の選択肢の幅を狭めるということになってはいけないという課題もございます。この双方の考え方を踏まえて検討していくことになります。その観点と関連しますけれども、この自己負担の問題、これは今回の出産一時金の引上げは、平均的な標準費用について、妊婦に自己負担が生じないようにしたものでございまして、保険適用の検討に当たっても、こうした基本的な考え方は、これは復習していきたいと考えております。
57:38
ぜひ、3.35(k)を抱えている助産院のことも考えていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いします。すみません、これで質問を終わります。ありがとうございました。これにて、石谷君の質疑は終了いたしました。
58:00
おはようございます。教育無償化を実現する会の徳永久志です。統一会派を組ませていただいております日本維新の会、皆様方のご配慮をいただきまして、質問をさせていただくこと感謝を申し上げます。それでは、私の方から本日は、日本の最大の戦略課題である人口減少の問題に絞って、質問をさせていただくことといたします。現在、1億2,400万人の日本の総人口、このまま推移をいたしますと、年間80万人から100万人の規模で減っていくことになります。わずか76年後の2100年には、6,300万人半減をするというふうに推計をされているところであります。じゃあ、 こうした流れの中で、私たちは何もやってこなかったのか、というと、決してそれはそうではないんだろうと思います。政府も、それから地方自治体も、懸命に知恵を絞って、少子化対策、子育て支援やってきました。しかしながら、なぜ、それなのに人口減少が止まらないんだろう。いやいや、もっと加速をしているんだろう。そういったところを、ぜひ真剣に考えていかなければならないと思っています。そのときに、私はやはり、これまでの取組の中に、どちらかというと欠けていた視点といったものがあるのではないかと、そういったところを指摘をさせていただきながら、質問をしたいというふうに思います。その前に、やはりぜひ、ここは共有をしていただきたいなと思うのは、人口減少の社会に入っていって、来るべき人口減少の社会は、どのような形になるんだろうかということについて、もっと幅広く国民の間で共有をされるべきだろうというふうに思っています。先ほど、2100年には、人口6300万人と推計をされるというふうに申し上げましたけれども、この6300万人という人口は、ちょうど1930年頃の人口とほぼほぼ一緒ということになります。