19:34
これより、会議を開きます。令和5年度一般会計予算、令和5年度特別会計予算、令和5年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題といたします。この際、お分かりいたします。3案審査のため、本日、政府参考人として、外務省総合外交政策局長 市川啓一君、外務省総合外交政策局 軍宿副核算科学部長 海風篤氏君、文部科学省総合教育政策局長 藤江陽子君、スポーツ庁次長 角田芳彦君、厚生労働省社会援護局長 河本徹夫君、国土交通省大臣官房公共交通物流政策審議官 鶴田弘貴君、国土交通省住宅局長 塩見英幸君、国土交通省港湾局長 堀田細野君、防衛省防衛政策局長 松田和夫君、防衛省整備計画局長 川島貴紀君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、 ご異議ありませんか。(発言する者あり)と、ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。これより、締めくくり質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次、これを許します。
21:05
おはようございます。自由民主党の堀井学でございます。質疑の機会を与えていただいた皆様方に、心から感謝を申し上げたいと思います。約1ヶ月間にわたり、質疑に関しては、十分な時間も確保され、与野党ともに、政府の考えを問いただし、答弁をお聞き して、 互いに認識を深めることができました。今国会焦点となっていた防衛予算や少子化対策、慶長に値する質疑、対案を自ら示し提案型の質疑、なるほど、素晴らしい賛成と思わず声に出る質疑や、この国会の未来を真剣に考えるからこそ、この場での真剣な総理への質疑、与野党問わず、拍手が起こる場面もありました。また、中央公聴会、中央公聴会、それぞれの分野でご活躍されている方々の、直接のお話を聞くにあたっては、中央経済の現状の認識を深めることと、防衛、少子化等の専門的な知見や、深掘りをされた問題点の指摘や、改善策など、対処方針からご指導をいただきました。改めて、公聴会にご協力いただいた皆様方に感謝を申し上げます。質疑時間が限られておりますので、最初に3点指摘させていただきたいと思います。1点目でありますが、エネルギー資源口頭は、待ったなしの対策が必要です。特に、電気・ガスについては、もう既に執行されている予算に加えて、追加経済対策、継続した支援措置が必ず必要になると考えます。予備費の活用など、素早く柔軟な対応を求めたいと思います。家庭のエネルギーコスト増大による家計の圧迫は、消費を落ち込ませます。企業においては、賃上げをしたくてもできない状況が続きます。特別交圧、プロパンガス等、多くの議員から、政策の公平性を問う質疑がありました。与野党国会議員からの指摘を重く受け止めていただき、新しい対策を検討し、早期に国民に示していただくようお願いを申し上げたいと思います。1点目の関連で、2点目は総務省にであります。地方自治体もエネルギーコスト増大で苦しむ声が聞かれます。節電や節約をすることができない、北国のロードヒーティングや上下水道など、平時では目に見えない行政サービスの継続が財政に重くのしかかっているようであります。総務省には、この点めくばせをした予算措置をお願いを申し上げたいと思います。3点目の指摘は農林水産省であります。この予算委員会でも、落農畜産の危機について多くの質疑がありました。今の支援措置だけでは、利農に歯止めがかからない状況であります。事態は相当深刻と受け止めていただきたいと思います。今、最も国の支援が必要とされる国家の最重要課題の1つであります。農業者が明日に希望を見出せる追加の支援措置を農林水産省には迅速に検討し、早期に実行するよう強く求めたいと思います。3点目の指摘が終わりましたので、質問に移らせていただきたいと思います。総理にお尋ねを申し上げます。なぜ今、我が国は防衛予算の拡充を図らなければならないのか、今一度総理から国民に御説明をしていただきたいと思います。
24:56
北朝鮮によりいろいろ旅重なるミサイルの発射など、戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境に退治していく中で、政府の最も重要な責務として、国民の命、平和な暮らし、そして我が国の領土、領海、領空、団子として守り抜かなければなりません。今回の防衛力強化の検討に際しては、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを行いました。この率直に申し上げて、現状十分ではないと認識をしています。このシミュレーションを踏まえた最優先課題として、稼働率向上や弾薬燃料の確保、主要な防衛施設の強靭化、スタンドオフ防衛能力の強化、そしてミサイル防衛システムと反撃能力を組み合わせた統合防空ミサイル防衛能力の強化、宇宙サイバー電磁波等の新たな領域への対応、そして南西地域の防衛体制の強化など、必要となる防衛力の内容、これを積み上げ、防衛費の規模を導き出しています。引き続き、同盟国、同志国との連携をしつつ、こうした取組によって、我が国の抑止力、対処力を向上させ、武力攻撃そのものの可能性を低下させていく、こうした取組が重要であると考えております。
26:44
ありがとうございました。国民の生命と財産を守り、領土、領海、領土を断固として守り抜くこと、力による現状変更は許さないこと、同盟国、同志国と連携をし、抑止力をもってこれを対処する、国家の意思、政府の国民を守るための断固たる決意、これを今、近隣諸国をはじめ、世界に示す、総理の並々ならぬ覚悟は、必ず国民に伝わると思います。引き続き、丁寧な御説明をよろしくお願いを申し上げたいと思います。続いて、少子化対策についてであります。総理には、日本の子ども子育て政策の大転換を図り、日本の未来を救った総理大臣として、歴史に名を刻んでいただきたいと、私は強く思っています。世界から少子化対策は、日本をお手本にと言わしめる、日本の窮地を出した政策による成果と結果を残さなければなりません。この問題の解決にも防衛予算拡充と同様に、覚悟と決意が必要になります。年明け早々に小倉大臣に指示を出され、3月まで取りまとめを行い、6月の政府の骨太方針に盛り込むと、答弁を何度も丁寧に繰り返されておりますが、与野党の質疑者からは、個別具体的な方針が政府から示されず、皆さん気持ちがもやもやとしているのだと思います。私は岸田総理、小倉大臣の答弁を聞いて、日本の少子化対策の本格的な政策の開始時期は、令和6年、2024年4月からスタートするのだと私は受け止めております。この議論については、多くの国民がいつから始まるのか、対象となる世帯 や若者たち、これからお産を控える方、妊娠中の方が、岸田総理の少子化対策の注目が集まっていると言えます。政府の異次元の少子化対策、次元の異なる少子化対策の本格的な開始時期と、その必要性、重要性、国民に、今一度力強く御説明をお願い申し上げます。
29:09
子ども子育て政策は、最も有効な未来への投資であり、最優先の課題であると申し上げています。後回しすることはあってはならないということで、最近でも不妊治療の保険適用や、出産育児一時金の大幅増額、伴奏型支援と10万円の経済的支援の一体的実施を先行させて取り組んでいるところです。また、今の社会に必要な子ども子育て政策の検討に当たっては、何よりも優先されるべきは、子ども子育ての投資者の声だと考え、先日も福井県、石川県、また岡山県にもお伺いをし、経済的な観点や将来のキャリアの面から、こういう結婚や子育てに対し不安を持っておられる若い世代の皆さんとお話をしてきました。こうした様々な不安を取り除き、誰もがストレスを感じることなく子育てをできる社会に しなければなりません。子育て投資者の方々からいただいた声を切実な実情として受け止め、子ども子育て政策として充実する内容を具体化し、子ども家庭庁の下で6月の骨太方針までに、将来的な子ども子育て予算倍増に向けた大枠を提示すると申し上げています。本格的な開始時期ということですが、この6月の骨太方針において、予算倍増に向けた大枠を提示した後、それ以降については、できる限り速やかに本格的な取組を行っていきたいと考えております。
31:08
ありがとうございました。開始時期の明確な提示というのが必要なんだと思います。続いて、パネルを準備しておりますので、資料をご覧いただきたいと思います。私は今年で51歳、妻は49歳、結婚して26年目を迎えます。余談でありますが、銀婚式には愛する妻から悲願のかつらをプレゼントしてもらいました。私は幸いにも妻の母体に恵まれ、子供は5人授かることができました。政治家になる前に5人授かり、当時の年収 は450万円のサラリーマンでありました。民主党政権の子供手当て提案時、赤線が引かれているところをご覧ください。私は既に5人の子供が生まれておりまして、年齢は11歳、9歳、5歳、3歳、1歳でありましたから、当時の議論としてはこれは素晴らしい、ぜひ実現してほしいと個人的には思っておりました。特に揺らづけとなる財源確保については、政府の埋蔵金、事業仕分けなど注目をして見ていた1人であります。1人に対して1ヶ月2万6千円、5人に換算すると1ヶ月13万円、年間156万円、これは国会の議論の結果、万額支給とはなりませんでしたが、その半分の支給された78万円は子供手当て、子供たちのために大変ありがたく使わせていただきました。少子化対策や対策がどの程度効果をもたらすことができるか、この国の少子化問題を明確に探る必要があります。私の子供たちが生まれた時の政権は時効政権の時です。時の政権がどこであろうと愛し合う新婚さんにとっては、あまり子作りには関係ありません。子供が生まれなかった理由を政策推進の誤りだと指摘する者がおりましたが、私と妻は所得制限も子供手当ても児童手当ても、政策の微々たる変更を気にして子供を産む産まないを判断したわけではありません。出生届出を出し母子手帳をもらい、初めて市役所から通知が来てこんな支援が あるんだね。ありがたいねと思う程度であります。これまで予算委員会では各党少子化対策の活発な議論がなされました。責任はその時々の政権にあるのではなく、すべての政治家にあるのです。今ここから日本の未来を変える少子化政策を皆さんでつくろうじゃありませんか。私の両親は第一次ベビーブームの世代、私は第二次ベビーブームの世代です。日本には残念ながら第三次ベビーブームが起こらなかったわけであります。その第三次ベビーブームの子供たちが、私の子供でいうと、これは青で塗りつぶされている2023年の現在を見ていただきたいと思います。25歳、23歳、19歳、17歳、15歳です。長男長女は結婚をして子供を産む適齢期になっています。だからこそ私は今なんだと、この機を逃してはいけないんだと、私は政府の方針を受け止めております。第四次ベビーブームの波をここにいる皆さんで起こしていかねばなりません。私自身の政策のよしやしの目安は家族の中にあります。この今の政府の方針が話題にも上らなければ論外。子供たちが、俺も早く結婚して子供を産もうかなと、私の子供たちから言ってもらえれば合格ではないかと考えてお ります。そこで小倉大臣にお伺いをいたします。専門家の意見、識者の見解も大事ですが、実際の他支世帯の親の意見も聞いていただければ幸いです。前大阪府知事の橋本さんは子供7人と聞いています。各省庁も調べれば何人もいるかと思います。3月まで1ヶ月はありますので、私に声がかかればいつでも参ります。他支世帯の意見を聞く機会についてと、もう一つ、パネルの赤四角がそれぞれの子供が大学専門学校進学のときとなります。その頃は実は自分または妻の両親の面倒を見る時期にも差し掛かり、マンションや家を購入していればローンの架けを迎える時期です。最もお金がかかる時期は実は子供が18歳以降であり、この時期の対策強化は各党各議員共通して質疑がありました。各省庁を取りまとめを行うのが小倉大臣でありますが、バランスをとれた少子化子育て対策づくりの決意を併せて伺います。申し上げての時間が過ぎておりますので、答弁を求めることなくこれにて堀井君の質疑を終了いたします。ぜひこの他支世帯の意見も聞いていただきたいと思います。ありがとうございました。これにて堀井君の質疑は終了いたしました。
36:07
公明党の庄司健一でございます。どうぞよろしくお願いします。早速質疑に入らせていただきたいと思います。1点目は電気代の口頭の問題、特に介護施設等での状況についてお尋ねをさせていただきます。先週、総務省が発表いたしました、本年1月の消費者物価指数、これは対前年同月比で4.2%増という高い水準、41年ぶりの高水準ということでございました。ちなみに私の地元仙台市は4.9%、非常に高い状況になっています。特に中でも主要被目、10の主要被目のうち、高熱比、これが13.0%ですので、一般のご家庭ももちろんですけれども、特に多くの方々が暮らしていらっしゃる介護高齢施設、あるいは障害者施設、こうした施設の運営法人の皆様からは悲鳴が届いている状況でございます。介護施設は特にこの新型コロナウイルスの感染拡大期間の中で、利用者の皆さん、利用控えがございましたので、減収傾向にあって、そこにこの電気代の口頭です。夏場よりも冬場の方がたくさん電気を使えますので、非常に負担が大きいということでございました。実際に宮城県の岩沼市や仙台市の施設に伺って、詳しく聞いてまいりました。ある大きな介護施設なんですが、令和3年1月の電気代は1ヶ月で約150万円、それが今年1月の電気代は337万円、2倍以上にはれ上がっております。いわゆる報酬単価とか利用者のご負担によって何とか運営しているこうした法人は、ほかに収益を稼ぐ部門がありませんので、自分たちの努力では飲み込むことができない、そういう厳しい状況になっております。もちろん国としても何も手を打ってこなかったわけではありませんで、去年の9月だったと思いますが、電力、ガス、食品等、化学口頭支援、地方交付金、これは6000億円ほど措置をしていただいて、県市町村を通じて様々な業界団体に配っていただいておりますけれども、しかしそこからもう半年もたっています。また東京商工リサーチが発表しておりますレポートによると、この1年間で急廃業した介護施設は495件、倒産も含めると600件を超えていて、市場を裂いたということでございました。そのリサーチの分析によると、国の財政支援の効果が薄らいでいるのではないかという指摘があって、今後ますます厳しい状況になるであろうという指摘がなされておりました。総理、これはあまり時間的な余裕はないんだろうなというふうに思っておりまして、政府として控えるべき予算規模を早急に手当てをして、こうした介護施設等への支援、力強くぜひお知らせをお願いをしたいと思います。御答弁をお願いします。
39:41
これまでコロナ禍の中にあっても、介護施設や障害福祉施設の利用者に対して必要なサービスが安定的、継続的に提供されるよう、感染者が発生した場合の緊急時の人材確保や施設の消毒、清消に要する費用等の補助に加え、一時的に人員や運営の基準を満たすことができない場合にも報酬を減額しないなど、報酬上の柔軟な取り扱いを実施してきました。また、介護施設等を含め、コロナ禍における物価高騰の影響を受ける事業者等に対しては、これは委員の方からも御指摘がありましたが、電力、ガス、食料品等、化学高騰、重点支援、地方交付金を活用して各都道府県や市町村において支援を行っており、既に多くの自治体で介護施設等に対する支援を実施し、または実施に向けて前向きな検討をしていただいているものと承知をしています。そして、その中で、政府としては、先日2月24日に物価賃金生活総合対策本部を開 催し、総合経済対策補正予算の執行をさらに加速するとともに、例えば、エネルギーに関して電力の規制料金の改定申請に対して、4月という日程ありきではなく、厳格かつ丁寧な査定による審査を行うなど、関係大臣に更なる取組を指示したところです。物価の動向、国民生活、事業者への影響、これについては引き続き注視をしつつ、与党とも連携し、機動的な対応、これを考えていかなければならないと思っています。ぜひ今後とも動向をしっかり注視した上で、対応を考えてまいります。
41:49
地方を預かる全国知事会などからは、介護報酬を臨時的に引き上げをしてでも、このことに対応してもらいたいという要望が出ています。地域の実情を最もよく知る知事の皆様が、介護報酬を引き上げるという、普段だったら絶対に言わないようなことまで言わざるを得ない、こうした厳しい状況だということを、ぜひ認識をお願い申し上げたいと思います。介護の施設のことを伺いましたので、関連をして、認知症対策について お尋ねをさせていただきたいと思います。2025年には700万人に達するというふうに言われております。この認知症は、いわゆるファーストタッチがとても大事で、早めに見つけ出し、早めに医療機関につなげていくこと、これで自分が望む生活を送れる可能性が広がってまいりますので、初期の段階の初動が非常に大事だということだと思います。我が党も推進をしてまいりました、初期集中支援チームというチームがありますが、2019年には全国の市町村に配備が完了しております。限られたマンパワーですが、医療介護の専門職の皆様が一件一件家庭訪問をしながら、その方、その家庭にあった対応を約6ヶ月間、初動段階集中的にサポートをするという仕組みで行ってきていただいています。ただ、社会保障審議会の介護保険部会等の議論を見ますと、そろそろ役割、あるいは効果、こうしたものの見直しも必要ではないかという議論が出ているようでありまして、私もこの初動体制がもっと強化されるのであれば、見直すことは全然問題ないというふうに思っているんですけれども、この認証の対応、非常に重要だというふうに思っておりまして、人的資源の充実、あるいは多職種との一層の連 携強化、また、改めて、新たな初動の支援体制の仕組みづくりなど、政府としてより効果的な取組をぜひお願い申し上げたいと思いますが、厚生労働大臣の所見を行います。
44:03
御指摘のように、認知症の発症を遅らせ、また、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごしていく、そのためにも初期の段階で医療や介護サービスにつなげていくことが非常に重要であります。そのため、認知症初期集中支援チームは、医療や福祉の専門職や認知症が疑われる方やその家族を訪問し、アセスメント、家族支援等の初期の支援を包括的集中的に行い、自立生活のサポートを行うチームであり、対抗には全ての市町村に設置するとされているところであります。しかしながら、対抗で2025年の目標4万件と示しておりますチームの訪問実数人数は、令和3年度で約1万6400人にとどまっております。お話がありました社会保障審議会介護保険部会でも、その機能や役割、自治体の規模、 人員体制等に応じた活動状況を把握し、今後の事業の在り方について検討を行う必要があると指摘をされているところでございます。現行の対抗は2025年まででありますので、対抗の見直しの検討の中で各種の指摘も踏まえて、事業の在り方についても検討していきたいと考えております。また、そうした取組のみならず、認知症の初期の段階から相談しやすい体制の整備、これについても努めていきたいと考えております。
45:29
どうぞよろしくお願いをしたいと思います。大臣がおっしゃっていただいた相談しやすい体制、これ非常に重要だと思っておりますので、また引き続きご質問させていただきたいと思います。3点目でございますが、いわゆる地方ローカル線の存続の問題というのが非常にクローズアップされております。地域の公共交通、これが非常に関心が高いというふうに思っております。1日の乗客数2000人未満の路線というのは、1987年当時全体の16%程度でございましたが、2020年にはこれが38%に増えておりまして 、非常に鉄道各社、路線の維持に苦心をしているところでございます。そこで今回閣議決定をしていただいておりますけれども、地域公共交通活性化再生法の改正案、これが示されておりまして、どうしたことを行っていくかというと、自治体や事業者の要請に基づきまして、再構築協議会、これを設置することができるということが決まっています。自治体と事業者の間に国もしっかり関与して、この地域公共交通の存続、これをどうしていくのかということを協議することになっております。人口減少、地域の空洞化にあえいでいる地方地域、この東京のような都市部とは全く違う交通事情でございまして、この地域公共交通の存廃問題というのは、暮らしに直結をする大きな課題でございます。ぜひ岸田総理の言葉で、国として政府として、この地域の足を断じて確保する、地方を守っていくということを強いメッセージとしてお話をいただきたいと思います。
47:29
地域の公共交通は、地域住民の生活や経済活動を支える不可欠なサービスであり、地方の活性化を図っていく上で重要な社会基盤であります。一方、人口減少等による長期的な需要減に加え、新型コロナの影響により、大変厳しい状況にあると認識をしています。こうした状況を受けて、地域の関係者が連携、そして共同し、地域公共交通のリデザインを進め、利便性、持続可能性、生産性を高めていく、こうした必要があります。そのため、この委員御指摘の地域公共交通活性化再生法案を国会に提出したほか、令和4年度第2次補正予算及び令和5年度当初予算案において、地域公共交通に係る事業を大幅に拡充しています。国として、こうした制度や事業を活用して、公共交通サービス全体の維持確保を図り、そして国民の暮らし、これを守っていかなければならない、こう認識をし、今後とも取組を進めていきたいと考えています。(長島) 長島俊之君。 (長島) ありがとうございます。鉄道を取るかバスを取るかという、そういう選択ではなく、地域一方を残すということが主眼だと思いますので、ぜひ取組をお願い申し上げたいと思います。もう一点、この再構築協議会におきまして、地域公共交通の在り方を協議し、これが合意した場合に、協議会は再構築方針という方針をまとめてまいります。この方針に基づいて、地方公共団体がインフラ整備を行う際に、国としては、いわゆる社会資本整備総合交付金、車走行、これで支えますというスキームになっております。車走行は非常に使い勝手もいいんですが、この地域公共交通だけに使うものでは当然ありませんので、道路にしても港湾、地水、下水道、海岸、都市公園等々、非常に需要が大きい、幅が広いわけですので、この車走行のしっかりとした財源の確保、場合によっては積み増し等も含めて措置をしていく必要がある。そうしないと、この地域公共交通を守ることができなくなってくる、こういうふうに思っておりまして、齋藤国交大臣の御職言を伺いたいと思います。
50:24
令和4年度補正予算及び令和5年度予算案におきまして、御指摘の社会資本整備総合交付金に、新たな基幹事業として地域公共交通再構築事業を追加いたしました。また、交通分野のDXやGXに財政投入資を活用するなどの新たな枠組みを含め、総額約1,300億円を計上し、質量をともに充実した予算を盛り込んでおります。今年を地域公共交通再構築元年としたいと思っております。
50:57
(小池晃君)終わります。ありがとうございました。
51:00
(小池晃君)これにて小池君の仕組みは終了いたしました。
51:14
(森山博之)はい。立憲民主党森山博之でございます。コロナ禍発生から3年、2月3日、ダイヤモンドプリンセス号の乗客だった皆さんが追悼の集いを行われました。きちんとした検証を求めている 中でありますけれども、そんな中、明日3月1日から外国のクルーズ船の再開がされます。国交省は中間報告から業界のガイドラインを経て、11月に再開を決定、そしてついこの間、2月24日にようやく関係者の説明会を開き、3月1日に再開ということです。専門家を交えた議論、検証で安全確保はできているのか、また今後の検証について問います。
52:04
国土交通省ではダイヤモンドプリンセス号の事案を受け、専門家によるクルーズの安全・安心確保について御検討いただき、その結果をクルーズの安全・安心の確保に係る検討中間取りまとめとして、2020年9月に発表させていただきました。その後、国内クルーズが再開され、国際クルーズについても感染拡大予防策について関係業界と検討を重ねてまいりましたが、昨年10月の水際措置の見直しを受け、全国の港からの強い要望もあり、業界団体により運航再開に必要なガイドラインが策定されたところでございます。このガイ ドライン策定を受けまして、国土交通省は感染症の専門家等の意見を確認するとともに、関係省庁とも協議した結果、運航再開に必要な安全対策が取られていると判断できたことから、昨年11月15日、受入れ再開を公表いたしました。運航再開に当たりましては、各クルーズ船舎が帰港する港の関係者と受入れに関する協議を行い、合意を得ることとなっております。現在、2月20日に受入れ協議が整った清水港をはじめ、全国でクルーズ船受入れのための協議が進められているところでございます。国土交通省としては、引き続き、関係省庁やクルーズ船舎、帰港地の港湾管理者としっかり連携しながら、安心してクルーズを楽しめる環境づくりを推進してまいりたいと思っております。
53:40
国交省は中間報告止まりなんですね。5月8日に新型コロナ事態を二類から五類へというような形になって、また感染症対策では、総理直下で組織提案をされているというような状況でもあります。私、船員が食事を運ぶ、あるいは、球長の構造とフィルターの問題、テレ ビの半日後に船長からの連絡があった、あるいは各国大使館から連絡や差し入れが届く中、それと比較して日本政府の対応など、当時、船内から携帯電話で多くの情報をいただいておりました。不安だと、心配だと、感染するかもしれない。そういうような乗客の皆さんの思いもしっかりと受け止めた上で、再開後に発覚するような問題もあるいは課題も踏まえ、今のご説明だと、政府と公安関係者、それから船舎との話し合いということですけれども、当時の乗客の皆さん、多くの資料を持っておられます。しっかりお話を聞いた上で、今後の検証の在り方、総理に問います。
54:49
ただいま、国交大臣から答弁させていただきましたように、令和2年9月に中間取りまとめを行いました。そして、この業界団体において感染拡大予防ガイドラインが策定され、昨年11月、国交省において国際クルーズの受入れ再開を公表したということでありますが、今後につきましては、国際 クルーズ運行再開後、一定程度、知見や経験が蓄積された段階で、国交省において適切に検証を実施するものであると、象徴しています。そして一方で、昨年6月、新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議において、ダイヤモンドプリンセス号の事案等を踏まえた検証を行い、入院等の調整時における国の権限の明確化など、広域的な調整が円滑に行われる仕組みづくりが必要である旨の取りまとめがなされました。そして昨年12月、感染症法の改正が行われたところです。政府としては、こうした検証等の状況を踏まえて、安心してクルーズを楽しめる環境確保を図っていきたいと考えております。
56:33
総理、安全と安心は違うと思います。やる人たち、選手、あるいは港、政府ということだけではなくて、乗客の皆さん、いろいろな思いを持ってこの間、また電車と違って名簿もちゃんとしっかりしてありますから、しっかり話を聞いた上で、次の対策に生かしていただきたいと思います。東京五輪王色、六者の基礎に発展と言われております。そもそもテスト大会の入札で、桁が違う本大会の事業が随意契約でついてくると、考えられないわけですけれども、民間と公共の仕事の仕方が違うというようなことも踏まえて、国際イベントの透明性を高める、そういったガイドラインを作るべきだと考えています。また、今回の検証について、文科大臣は捜査の水準を見守るということでとどまっていますけれども、捜査の進展に合わせてきちんと、役所側、政府側の体制をつくって検証をしなければならないと考えます。関西万博、あるいは札幌オリンピックなども控えているという状況の中で、本番が終わったら終わりというようなことではなく、今後についても生かしていけるような検証チームをつくるご考えはありませんか。
57:57
御指摘の事案につきましては、既に刑事手続き中であることから、その過程の中で事実は明らかになっていくものだと認識をしております。現在、 スポーツ庁等が設置したプロジェクトチームにおいて、組織委員会の元職員からのヒアリングや、東京都の契約手続等に関する調査の状況報告等を通じて、大会組織委員会のガバナンスの実情や課題を把握するとともに、海外の事例も参考にして調査・分析を行い、今月10日に再発防止の観点から組織体制の整備について規定した今後の大会運営のための指針案を公表した主題です。今後、スポーツ庁において、スポーツ界や経済界から幅広い意見を聴取して、さらに内容を充実し、3月中に指針を策定する予定であり、この指針に基づいて今後の大会運営における組織体制や取組に生かしていくものであると承知をしております。
59:14
何か一言なんですよね。これね、大きな問題ですよ。国際イベント、日本でやったら、お食があるんじゃないか、というようなことにならないように、きちんと検証すべきだと。もっと強いリーダーシップをもってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。カルト宗教の二世への問題。政府は統一協会解散命令請求の前提としての4回目の報告書を準備中だということですけれども、22日、冷官商法等対応ダイヤル を引き継いだ、全国統一協会被害対策弁護団第一次集団の申し入れがありました。これまでたくさんのヘアリングを我々もしてまいりましたけれども、特にカルト二世への問題というのは、窓口の相談が少ない、表に出にくいというところがあります。これは当然親がいるわけですから、難しいですよね。総理、実態調査をきちんとかけて対策につなげるべきではありませんか。
1:00:20
相談体制ですが、現在はこのホーテラスの対応窓口をはじめ、各種の相談窓口においては旧統一協会問題等に関し、宗教二世の方からも金銭的トラブルや心の悩み等、様々な相談が寄せられています。弁護士、心理の専門職等の知見を活用するなどとして、個々の相談事案の問題解決を支援しているところです。また、消費者庁においては、新法の本格施行に向けた準備を進めているところ、まずは着実に法を運用し、さらに法運用の過程で明らかになった課題については、運用実績を踏まえ、より実効的な救済策が講じられるよう、必要な検討を行ってまいります。委員の方から、宗教二世 の方々、いろいろお立場上相談しにくい、こういった事情もあるのではないか、こういった御指摘がありました。政府としては、こうした相談対応や新法の運用等を通じて、宗教二世に係る被害実態を把握し、そして御指摘のような点も含めて、様々な分析を行った上で、関係機関が連携して包括的な支援体制の一層の強化を図るなど、被害の実効的な救済に万全を尽くしてまいりたいと考えております。
1:01:58
はい、宗教二世、カルト宗教二世という部分については、特に表に出にくいということを意識して、しっかり取り組んでいただきたいと思いますし、この委員会でも合同結婚式の話も出ています。その時に、さらに持ち出しがないように、我々も提案をしていますので、財産保全というような部分も含めて、対応していこうではありませんか。予算の話を続けます。今回、非ODAの多国軍支援の枠組みを新設されるという形になっています。これまで積み上げてきた日本軍事支援はしないというブランド安心感というものによって、日本人や日本のNGOが攻撃対象にならないといったこ とが言われてまいりました。こういったブランドが崩壊するのではないか。このような恐れがありますけれども、外務大臣いかがですか。
1:02:58
この本支援でございますが、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に置かれる中で、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出するためには、我が国自身の防衛力の抜本的強化に加えまして、同志国の安全保障上の能力抑止力を向上させることが不可欠であると、こういう考えから創設する方針を示したものでございます。本支援は平和国家としての歩みを引き続き堅持をしつつ、同志国のニーズに応えていくことを大前提としておりまして、予算が承認された暁にはそのための実施の方針を定めた上で支援を行っていく考えでございます。
1:03:39
紛争において、助立をするというのは一番嫌われる役割です。紛争をやっているときに相手が頭につきやがったというような形になって憎まれるというようなことがあってはなりません。平和をするために軍事支援というのはちょっとパラドックスのように聞こえますが、総理どうやって説明します?
1:04:06
この支援を実際に実施するにあたりましては、実施の方針として防衛装備移転三原則、また同運用指針の枠内で支援を行うこと、そして国際紛争との直接の関連が想定し難く、本支援の目的の達成にとって意義のある分野に限定して支援を実施すること、そして国連憲章の目的及び原則との適合性の確保等について定めていく、そういう考えでございます。
1:04:38
それでも軍事支援というような表題になるわけですけれども、総理それでいいんですか。
1:04:48
今、外部大臣から説明させていただきましたように、日本のODAに関する取組について、基本的なこの考え方については従来と変わるものではないと認識をしています。ですから、他国からどう見られるかが問題だという委員の指摘、これはそのとおりだと思います。我が国のこのODAに対する基本的な方針は変わらないということ、これをいかに国際社会にしっかりと説明をしていくのか、現実的な対応を考えていく上においても、その点は変わらず重要であると思います。ぜひ日本のODAのありよう、日本の外交にとって大変重要なツールであるODAのありようについて、国際社会に対する説明責任、これからもしっかり果たしていきながら取組を進めることが重要であると認識をいたします。
1:05:55
これ、ODAの重大な変更ということにならぬよう、しっかりこれは議論をしていきたいと思います。厚労大臣、生活保護制度というのは困ったときにもらいやすく、事実を知やすいという制度にすべきですけれども、福祉事務所から親族に援助の加費を問う不要紹介の問題、実際の援助につながるのは千人とか一万人に数名と言われる一方、親族とのもともと薄い縁が完全に切れてしまうなどの悪影響から、当事者が二度と福祉事務所には相談しないという例も毎挙に似たまがありません。首都圏一都三県の自治体議員の調査によると、自治体によって不要紹介をしているかどうかという率、九〇%を超えるところから、数%にとどまる自治体まで大きなばらつきがあります。現在、厚労省では不要紹介に関する実態調査をしていないということですけれども、これ、調査すべきじゃないでしょうか。また、不要紹介制度を廃止するか、あるいは例えば、当事者本人の同意などを条件明確化して、自治体間の格差をなくすべきと考えますが、いかがですか。
1:07:14
不要義務者の不要が保護に優先して行われることは、生活保護法に明記されている基本原理であります。そして、この不要紹介、これ、必要な手続でありますが、そこにおいて、金銭的援助が可能との回答は、国による調査約1.5%にとどまっておりますが、他方で金銭的援助が行わない場合であっても、例えば、定期的な訪問、病院への送り迎えといった援助が受けることができれば、生活保護受給者の事実の助長につながり、そうした点でも意義はあると考えております。その上で、不要紹介が自治体において適切に実施されることは大変重要であり、令和3年には不要義務者本人に対する直接の紹介を省略できる場合などについて、通知事務連絡を改正し、不要紹介の取扱いの明確化を図ったところであります。こうした不要紹介の取扱いについては、引き続き周知徹底を図るとともに、国の監査 において、監査対象自治体の状況を確認しております。課題がある場合には、養護保護者に寄り添った対応がなされるよう指導を行うことで、現場での対応を徹底していきたいと考えております。
1:08:26
もともと薄い家族の縁が切れちゃうんです。これ、相談をしないというようなところにもつながっている。また、逆に保護家庭の高校生のアルバイト、これも大学進学のためだったら貯金は許されるけれども、留学だったらだめだとか、アルバイトした分は保護費にマイナスになるというような取扱いにもなっています。自立をするのに対してモチベーションが下がるようなこれらの制度。これ、他の部分も含めて出せないようにするとか、いろんな工夫はあるですけれども、貯金ができるようにして、自立を促す。100万貯まったら、200万貯まったら自立しましょうよというような制度にしていくというようなことも含めて、入り口入りやすく、出口出やすい、このような生活保護制度 にしていくべきだと考えます。総理、いかがですか。
1:09:23
扶養障害の意味については、今厚労大臣から答弁をさせていただきましたが、こうした扶養障害の趣旨の徹底を図るということがまず重要だと思いますし、併せてその趣旨を徹底した上で、現実的な利用としてどうあるべきなのか、その実際の運用等について絶えず、現実に合っているのかどうか等を考えていく。こういった努力は、自治体をはじめ関係者に絶えず続けてもらわなければならない姿勢だと思います。その議論の中で、委員御指摘の点等においてどうなのか、これを検討する中で、この扶養障害のある用について関係者で考えていきたいと思います。
1:10:29
やはりやっていることと副作用の大きさを考えた上で、検討をいただきたいと思います。インボイスの問題です。10月にインボイスを導入ということで、取引からの排除の恐れ、あるいは個人事業主や中小企業の特に過重な事務負担、それからシステムの周知期間、どういった心配、あるいは苦情が数多く寄せられています。財務省はこれに対応できるのでしょうか。あるいは大臣は、インボイス制度は複数税率の下で、適正な課税を確保するために重要なものです、という答弁をされています。そもそも逆申請の解消にならない複数税率である軽減税率を入れてまで、消費税を10%に増税をしたということが問題でありますけれども、これについて、数多くの企業の経営相談を受けておられる税理士の団体の皆さんからも、一貫して廃止を訴えておられるところでもあります。個人事業主、あるいは中小企業、これを機に仕事を辞めるというような声も届いておりますけれども、これに対し、財務大臣はこれまで各委員会で10月実施、これを明言をされています。10月の延期、あるいは中止、総理、考えるべきでありませんか。
1:11:57
インボイスに移行するということに対しまして、森山先生から御指摘のような中小小規模事業者の方々の御心配があること、これは財務省としても真剣に受け止めておりまして、政府一体で連携してきめ細かく対応することとしております。具体的には免税事業者をはじめとした中小小規模事業者の取引について、独近法、下請け法等の取扱いの明確化や、各事業者団体への法令遵守要請、書面聴写や下請け事例面といった取組を通じて、取引環境の整備に政府を挙げて取り組んでおります。また、令和4年度補正予算においては、持続化補助金についてインボイス発行事業者に転換した場合の補助金額の50万円一律の引上げ、IT補助金についてインボイス対応のため、より安価な会計ソフトも購入できるよう補助対象の拡大、そして中小企業団体による相談体制の整備のための予算措置など、様々な支援策の充実を盛り込んでおります。さらに、制度移行後も6年間は、免税事業者からの仕入れであっても、一定の割合を控除できる経過措置を設けているほか、令和5年度の税制改正におきまして、免税事業者がインボイス発行事業者になった場合の納税額を売上税額の2割に軽減する3年間の負担軽減措置、一定規模以下の事業者におこなう奨学の取引について、インボイスの保存がなくとも、長期のみで仕入れ税額控除を可能とする6年間の事務負担軽減措置などを講じているところであります。講じることとしておりまして、きめ細かく対応してまいりたいと思います。先生からも御指摘ございましたが、政府の立場、インボイス制度、これは複数税率の下で適正な課税を確保するために必要なものでありまして、予定どおり本年10月から円滑に実施することができますように、引き続き関係省庁で連携しながら万全の対応を図っていきたいと、そのように思っております。
1:14:14
はい、努力されているのは知っています。ただ、不安は消えていません。総理、延期中止、あるいは軽減税率もやめようよ、ということはありませんか。
1:14:30
様々な声、不安の声が関係省の中からもあるということは承知をしております。ただ、先ほどからやり取りの中でもありましたように、陰謀施設制度、これはこの複数税率の下で適正な課税を確保するために必要なものであると認識をしております。そして、そうした不安の声があるからこそ、今、財務大臣から答弁させていただきましたよう な様々な工夫を積み重ねてきました。昨年発表した総合経済対策の中においても支援策を用意しました。そして、今、御審議いただいている令和5年度予算案の中においても負担軽減策を盛り込ましていただいています。10月の実施ということですが、本年10月の制度の実施に向けて、これを円滑なものにするため、今後も何ができるのか、これを検討しながら円滑な実施に向けて、政府として万全な対応を続けていきたいと思っています。この時期にあっても不安は消えないということですから、改めて延期、中止を求めたいと思います。本当にこれ、政策予算の握っているんですよ。中小企業、本当にやめちゃいますよ。本当に考えていただきたいと思います。さて、広島サミット。広島の原爆記念碑の碑は、1950年に浜井晋三市長が決定したもの。安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから。日本語ではこれ分かりにくいですが、We shall not repeat the evilというような形になっています。岸田総理、5月に首脳大連れツリーにあたり、この碑文の意味を各国首脳にお伝えするということ、これは重要と考えます。浜井市長の被分決定に大きな影響を与えたのが、1950年。浜井市長、大橋長崎市長、中曽根康裕議員などの国会議員、石坂東芝社長など70名による欧米歴法。この時に、スイスのMRA世界大会で、ドイツとフランスの和解の現場を見、A独、F2、Iの首都を歴法。また、ドイツのアデナウア首相などと会談をし、アメリカのアーリントンボチを訪れた経験に基づいて、この碑文を決めたのだと言われています。この碑文、浜井市長がこれらG7諸国を歴法して学んだということ、以下の深い意味を伝えることが重要と思います。核兵器の使用は、異備、絶対役であるということ、それから、この日の前に立つ全ての人々、WEですので、全ての人々が、犠牲者に対する戦争という過ちを認め、平和を共に築く責任があるということ、ウクライナでの戦争が続く中での広島のG7の意味というのは、平和に向けて日本ならではの発信を行う機会であると考えます。この提案に対し、政治家としての総理の意見を問います。
1:17:52
御指摘の原爆記念碑の碑文ですが、地元広島の人間ならよく知っていますが、戦後、この碑文が設置されてから何度か、碑文論争という形で、碑文の意味について議論が行われてきました。そして、この碑文の意味することについては、広島市が作成したものですので、政府の立場からコメントすることは行ってきておりませんが、御指摘があった、碑文を混流した当時の浜石町の回想録によれば、碑文の前に立つ全ての人が、人類の一員として、過失の責任の一端を担い、犠牲者に詫びることこそが、世界平和の確立につながるという思いが込められているとされています。また、広島市のウェブサイトによれば、この言葉は全ての人々が原爆犠牲者の冥福を祈り、戦争という過ちを再び繰り返さない、ということを誓う言葉であるとされています。この碑文の中身については、いろいろな議論があったわけですが、少なくともこれから行われますG7の広島サミットにおいては、核兵器の産火は二度と起こしてはならないという思いを、世界に向けてG7の首脳が共に発信することは重要であると思います。特に今、ロシアによるウクライナ侵略の中で、ロシアによる核兵器による威嚇、あるいは死亡が懸念される現実を前にしているわけですから、そういった意味でも、今申し上げたような発信をG7サミットで行うことは重要であると認識をしております。
1:20:10
私も広島県人会なんですが、広島出身の 首相であります。今回のG7をしっかりと活かして、平和な発信をしていただきたいと思います。LGBTです。不当な差別という表現を多用されています。不当でない差別はありますかと役所にお聞きをしましたら、今まで例が出てきていない。社会において差別という言葉は使ったときには不当なのだろうなということだと思いますけれども、これ誤解を与えますから、差別という言葉に改めるべきではありませんか。
1:20:48
一般的に差別には、それが使われる前後の文脈の趣旨などから、取扱いに差異を設けるといった意味、あるいは平等に取扱うべきにもかかわらず平等でない取扱いを行うこと、また不当に権利利益を侵害する行為、差別という言葉を使う場合に、前後の文脈から様々な意味、いろいろなニュアンスがあると承知をしています。そのため、その趣旨をより明確化するために、不当な差別という言葉を使っていると承知をしています。いずれにせよ、この性指向、性自認を理由とする不当な差別、偏見、これあったらならないと考えており、政府として多様性が尊重され、人権や尊敬が大切にされる、こうした社会を実現するために、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
1:21:59
不当でない差別の例を教えてください。
1:22:05
今申し上げたように、前後の文脈によってニュアンスが微妙に変わるからして、より徹底させる意味から不当な差別という言葉を使っていると承知をしています。
1:22:19
公示園に大小の差別という事例が載っているんですよ。物を大小で分けるときに差別で使うんだとなっているけど、これ人間で使ったら大小差別じゃだめじゃないですか。不当な差別なんです。不当だから差別なんです。これは社会においてはその使い方が一般的でありますので、誤解与える表現やめていただきたい。婚姻行政の合意に基づいて成立する憲法24条の解釈について、これが同性婚を否定するものだというような意見もあるようですが、公明党北川副代表、憲法改正不要と表明していますけれども、総理のお見解はいかがですか。
1:23:02
憲法第24条第1項は、婚姻は両性の合意にのみ基づいて成立するとも規定しており、当事者双方の性別が同一である婚姻の成立、すなわち同性婚制度を認めることを想定していないというのが政府の考え方です。政府においては、想定されていないということを超えて、憲法24条第1項が同性婚制度 の導入を禁止しているのか、許容しているのかについて、特定の立場に立っているわけではない。これが政府の立場であります。
1:23:50
禁止はされていないということでございます。内閣府の調査に比べ、10代のLGBTQはNPO法人リビットさんの調査によると、孤独感8.6倍、自殺を考えた自殺未遂で約4倍、不登校経験が半数以上というような状況におかれています。OECDの調査では、35カ国で最下位のトルコに次ぐ34位と言われており、今回理念法である理解増進法、LGBTの理解増進法というものが言ったとしても、これ順位上がるものではありません。理念法であって実効のある対策がないからです。実効性ある対策のため、私たちが提出をしております議員立法差別解消法案、この必要性について、総理の諸行所見を問います。
1:24:43
先ほども申し上げましたが、性的指向、性自認を理由とする不当な差別や偏見、これはあってはならないと考えておりますし、政府としては多様性が尊重され、すべての人々がお互いの人権や尊厳を大切にし、生き生きとした人生を享受できる社会の実現に向けて、引き続き国民の声を受け止め、しっかり取り組んでいきたいと考えています。その中でご質問は、まずLGBT差別解消法案ですが、この差別解消法案については、昨年の通常国会で野党から衆議院に提出され、継続審議になっていると承知をしています。そして、この超党派の議連の議論の中から、LGBT理解増進法案という法案が議論されるようになり、これについては、自民党においても、政調の性的マイノリティに関する特命委員会が中心となって、法案を検討してきたと承知しており、引き続き提出に向けた準備を進めること、これを確認している次第です。(谷山博之)G7再開、恥ずかしいですよ。理解増進、こんなものは当然やるべきだし、当然実効性のある差別解消法、これも政府法外者も差別解消法という形で、ようやく前に進んでいったところがあります。これも不当な差別解消法ではありませんから、最後申し添えて質問を終わります。
1:26:19
(佐藤)これにて、谷山君の質疑 は終了いたしました。
1:26:29
(西村)こんにちは。立憲民主党の西村智奈美です。子育て予算のことについてお伺いをいたします。先日、ここの予算委員会で、長妻委員から2012年の6月に社会保障税の一体改革に関して、3党で合意した内容についての紹介があり、またそれについての質疑がありました。この確認書によりまして、保育士の配置基準を変えようということで、3000億円を速やかに措置するということを確認をしていた。しかし、その後、2015年の子ども子育て支援新制度が始まりましても、この約束は10年経ちますけれども、まだ果たされておりません。特に、1歳児と4、5歳児、ここの職員配置の改善が全く行われていないということであります。長妻委員の指摘によりますと、2012年の保育事故は、年間で2347件、統計方法が新たになった2015年以降最多ということであります。お亡くなりになった方が5人、骨折件数が1888件、極めて深刻。子どもの命、子どもの安全、こういった問題に直結する私は問題で あるというふうに思っております。大砲かバターかという論争は常にあるものかというふうに思いますけれども、新年度予算を見ますと、防衛費と比べて子ども予算は増えていないですよね。防衛費は5.4兆円から6.8兆円、26%の伸び。ところが子ども予算は4.7兆円から4.8兆円、ほんのわずかな部分。しかも、ほんのちょっとしか増えていない子ども予算の中でも、子どもの安全に関わる部分がこうやって置き去りにされているというのは、私は大変大きな問題だと思っております。昨日の長妻委員への答弁で、総理はこの配置基準の見直しについて、優先順位を考える中でというふうに答弁をされました。つまり、配置基準の見直しは優先順位が低いから後回しになってきたということだと受け止めざるを得ないんですけれども、子どもの安全や命に関わる予算の優先順位を総理は低くしたということですか。確かに幼児教育の無償化、保育の無償化は大事なテーマではありますけれども、子どもの安全を置き去りにしたということですか。
1:29:46
御指摘の、2012年の三党合意に基づく、いわゆる3000億円問題、保育の質の向上の部分についてですが、これについて、昨日も質疑の中で申し上げましたが、その後の社会のニーズの中で、待機児童の受け皿の充実と、そして幼児教育、保育の無償化、これらに取り組んできたということを申し上げました。保育士の処遇改善についても、様々な取組を進めることによって、累計で18%、三党合意の際には給与の改善2%でありましたが、結果として累計18%の給与改善を進めてきた、こういった取組を行ってきたところであります。今後とも社会のニーズに応じて、こうした保育の質の向上についてもしっかり取り組んでいくということは、併せて申し上げさせていただきました。今、子ども子育て政策を整理し、パッケージで示すということを申し上げています。この取組の中で、保育士の保育の質の向上の部分についても、取組をしっかり考えていきたいと思っています。
1:31:36
聞いてもいないことには答えをいただきましたけれども、肝心の部分についてはお答えをいただいておりません。その後の社会のニーズの変化。ニーズは確かにいろいろあったでしょう。幼児教育のもしょうか、保育のもしょうか。私たちも時間があってお金があったらやりたいと思っていたので賛成をいたしております。だけれども、子どもの安全ということについては、社会のニーズがいかに変わろうとも、やはり最優先で取り組まなければいけないことじゃないですか。どうしてこれが優先順位が低くなったんですか。もう一度御答弁ください。
1:32:11
先ほど申し上げたように、10年前の議論からその後、取り組みとして、要素は間違いなく増強しました。そして、このニーズに応じて、幼児教育保育のもしょうか、こうしたことに取り組んでいきました。子どもの安全に関わる部分を後回しにしたのではないかという御指摘がありましたが、処遇改善についてはしっかり取り組み、一方、御指摘は配置基準、こちらの部分にもしっかり手をつけるべきであったということを御指摘になったんだと思いますが、その部分についても、これからこの政策のパッケージを示す中で、政府としてもしっかり考えていくということを答弁させていただいております。
1:33:10
処遇改善のことは私は聞いておりません。聞いていないことに、なかなかと御答弁され、そして安全は、これ待ったなしなんですよ。3000億でやると、10年前の約束ですよ。これを相変わらず置き去りにして、防衛の方を極めて突出させた予算編成とするということは、私は大変おかしいことだと思っております。1月30日、この予算委員会が始まりました冒頭に、岡田委員の方から、トマホーク、一体いくつ、いくらで買うのか、ただしました。1ヶ月経って、ようやく昨日、後藤委員の質問に対して、400発であるという予定だというふうに答弁がありました。では伺います。この400発をということにした根拠、なぜ400発なんですか。お答えください。
1:34:14
ちょっと答弁、登録していない、要求していない、総理にお願いさせてください。なぜ昨日総理答弁、ちょっといい答弁にしよう。今回の防衛力の抹本的強化の検討に際しては、国民の命を守り抜くのか、極めて現実的なシミュレーションを行い、トマホークを含めたスタンドオフミサイルについて、必要な数量を導き出しております。国産のスタンドオフミサイルを必要な数量整備するためには、一定の時間を要することから、そこまでの間に十分な能力を確保する必要があります。このため、国産ミサイル開発、生産のスケジュールや製造能力を踏まえて、トマホークを400発取得する予定であります。トマホークの取得予定数については、大変関心の高い事項であることや、米国の議会プロセスの一環として売却する可能性のある最大数量が公表されることを踏まえ、我が国として最大購入数量をお示しすることとしたものであります。
1:35:20
人認識はトマホークと同じ2026年度の配置予定、納入予定になっていますよね。今の答弁は違うんじゃないですか。総理、もう一回答弁してください。内閣総理。
1:35:41
じゃあ、濱田康介君、防衛大臣、濱田康介君。
1:35:46
間違って答弁しているんじゃないですか。間違って答弁はしていないつもりでありますが、基本的に始まるとすれば、我々とすれば、この人認識をつくるまでの間にトマホークを購入することによって補填をするという考え方でおります。
1:36:07
私はよくわからないんですよね。同じ年度、2026年度に、きのうこれ後藤委員が示された資料ですけれども、トマホーク2026年度納入予定、人認識能力向上型、これは2026年度に配備予 定ということになっているわけですよね。同じ年度じゃないですか。これは私は100歩譲ってトマホークがいるとしても、やはり何で来年度こんなに一気に巨額の予算措置が必要なのか、本当に疑問なんですよ。2026年に納入する、早くということであったとしても、2026年、今から1,2,3年後、4年後、1年、3年後ですよ。3年後だし、それに比べて保育の充実は、これさっきも言いましたけれども、10年以上棚晒しなんですよ。それなのに何でトマホークはこんなに急いで巨額を投じるという予算になったんですか。大臣いいです。総理から答弁をお願いします。
1:37:21
先ほどの質疑のやりとりの中で、2026年に人認識も配備されるのではないかという御指摘がありましたが、これはこの2026年から配備が始まるということであります。これ、完全な必要とされる数を十分確保するには時間がかかるということであり、こうした国産ミサイルの開始生産のスケジュール、あるいは製造能力を踏まえてトマホーク、これを取 得する必要があるという判断で、トマホークの購入を考えているということであります。そして、いずれにせよ、こうしたミサイル体制を充実させるためには時間がかかります。だからこそ、今から備えなければならないということで、それぞれの取組を進めていくということであります。この子ども子育て予算、そして防衛力の強化、これはどっちを優先させるというものではないと考えています。二者卓一ではないと思います。共に国民の命、暮らしにとって大切な予算であるということで、共に充実を図らなければいけない課題であると認識をいたします。
1:38:47
今、重大な答弁されたと思いますよ、私。子どもの安全も大事だというふうに言われましたけど、10年も置き去りにしている、この安全のための保育の配置基準の見直し、これ、何で公開やらなかったんですか。もし、これ今年度予算でやらなかったということで、2021年のデータで、もう既に2347件も保育事故が起きている、亡くなっている方が5人もいらっしゃる、骨折した方が1888件もある、こんな事故、改善しておけば防げたかもしれないという事故が起きたら、じゃあ誰が責任を取るんですか、総理。答弁してください。
1:39:38
子ども子育ての中で、安全安心に関わる部分、これが重要であるということは、御指摘のとおりだと思います。その中にあって、具体的な政策、この予算の優先順位について考えてきた、今日この時点で、安心安全に不安があるということについては、重く受け止めなければなりません。ぜひ、だからこそ、この包括的なパッケージ、政策のパッケージ、しっかり示す中で、こうした課題にも取り組んでいきたいと申し上げております。
1:40:16
もう重く受け止めていただくのは十分ですから、早く予算措置をしてください。本当にどうやって責任を取るんですか、万が一事故が起きたら。受け止めていないで行動をお願いします。強く求めます。保育士の処遇改善、さっき総理答弁されましたけれども、ここで私は質問しなかったんですよ。今回の予算で保育士の処遇改善、どのくらい行われますか。
1:40:51
通告している、記者の方。いやいやいや、登録していないですから。
1:41:08
先ほども申し上げたように、累計でプラス18%の給与改善を進めてきたところですが、保育所等の運営費のうち、処遇改善に係る予算額のみを取り出した試算は行っておりませんが、令和4年人事院勧告に準拠したプラス2.1%の給与改善の所要額は、約300億円であり、機械的に計算すると、プラス18%の給与改善の所要額、約2500億円になると承知をしております。またこれとは別に、技能経験に応じた月額最大4万円の給与改善を、平成29年度から行っているというのが現状であります。
1:42:10
質問の仕方を変えればよかったと思うんですが、新年度の予算では3%ですね。全産業平均と比べても、実は保育士、それから介護職員の方、まだまだ8万円くらいの開きがあります。これは政府も以前答弁しているんですけれども、他の産業、民間の給与の伸びと合わせて、介護職員、保育士の給料を上げていくというふうに答弁しておられました。ということは、いつまでたってもこの8万円の開き、なくなっていかないんですよ。なくなっていかないんですよ。これ、保育士の全産業平均との差、給与の差、これを縮めるつもりは、総理はないということですか。
1:43:05
こうした保育士等の処遇改善、いわゆる公的価格といわれる処遇改善の部分ですが、これについては、政府として公的価格検討会議において、引き続き議論をすることになっています。この公的価格の処遇改善に向けて、引き続き努力を続けてまいります。その中で、今言った民間等の格差についても議論をし、そして改善に向けて努力していきたいと考えます。
1:43:50
また検討士に戻ってしまわれたわけですね。ここでも結論も出ないし、方向性も出さない。議論に委ねるということで、単なる先送りをしている。これが繰り返されてきた、失われた10年だというふうに強く申し上げたい。次に、統一協会について質問をいたします。自治体議員の調査ですね、私2月の1日と15日に質問いたしました。都道府県連と等々で意思疎通を行っていると、全く同じ答弁をいただいていたところだったんですが、昨日山城審議院の答弁では、いろいろ述べられながら、こういうふうに答弁している。党として方針を通知した時点で、すでに公認推薦を終えている都道府県に対しては、これは自民党の皆さんみんな知っていることだとは思うんですけれども、先制書を聴取する、あるいは県連の方から新たに確認の文書を発出するということなんですけれども、県連の方から確認の文書を発出するだけの県連もあるということですか。これね、ちょっとずさんだと思うんですよ。発出するだけでは、本当に断ち切ったかどうか、確認にならないんじゃないですか。これで本当に十分 ですか、総理。
1:45:09
この、党治協会との関係については、これは様々な状況における本人の判断、認識、すなわち心の問題であることからして、これ実態把握については、我が党だけではなくして各党とも、この議員本人の報告に基づいて実態把握を行っている、こうしたものであると認識をしています。そして、統一地方選挙を前にして、自民党としては、改めて各地方組織に通知を行い、この選考プロセスの中に、旧統一協会の関係を持たないという条件を、プロセスの中にしっかりと組み込む、こうした取組を行い、公認推薦の認定を行うということを行いました。しかし、既に通知を行った段階で、公認推薦を終えている都道府県連については、先生書あるいは文書を送付する、こうした確認 を行ったということを申し上げました。文書で十分なのかということでありますが、大事なのは未来に向けて関係を立つかということであります。これについて、都道府県連として、こうした確認の文書を発出した上で、各議員の状況について、しっかりとこの状況を把握していくことは重要であると思います。そして必要であるならば、議員本人から過去等についても説明をしていく、こういったことによって、地方組織において、政治の信頼回復に向けて努力する、これが重要であると認識をしています。
1:47:14
いろいろおっしゃいましたけれども、つまり、一ほどで言えば都道府県連、真赤線になっているんでしょう。党本部、岸田総裁は、この件については、直接リーダーシップは何も発揮しておられません。だったら、じゃあしているということであれば、じゃあどの県連で本当に、その、選誓書を取っているのか、あるいは、どの県連でどういう内容の確認を取っているのか、それをちゃんと発表していただけませんか、総理。
1:47:52
選考プロセスに盛り込んだ県連、そして、選誓書を発出した県連、そして、確認の文書を発出した県連、それぞれ対応を行っていると承知をしております。具体的に今手元で、どの県がどこだという資料はありませんが、今回の統一地方選挙によって、県議会議員選挙と地方議員選挙を行う、全国の県連においては、対応をすべて行っていると承知をしています。
1:48:40
各党の取組にまでお詳しい総理が、自分の党の中の、どういう県連がどういう取組をしているのか、答えられないというのは本当に驚きですね。国会議員については、少なくとも、人数と内容については、すべて御公表になったわけですよ。細田議長は含まれておりませんでしたけれども、自治体議員についても、少なくとも、少なくとも、関わりがあった人が何人いるのか、この県連では何人ですというところまで、明らかにしていただく必要が、私はあると思うんですよ。でなければ、未来に向けて関係を断ち切ると、きれいな言葉だけ言われても、本当かなという思いで、このまま統一選挙に突入することになりますよ。少なくとも、そのくらいは公表してもらえませんか、総理。
1:49:35
統一地方選挙に向けて、自民党として公認推薦の過程の中で、未来に向けて関係を断つということを、しっかり確認するということを申し上げています。そして、過去どのような関係があったかについて調べるという御指摘かと思いますが、それについては、これは統一協会との関係においては、様々な場面において、本人がどのような認識をし、どのように関わったか、最後は心の問題であるということから、どの党も、それぞれの議員の申告に基づいて、状況を把握しているということであると認識をしております。よって、過去についても、地方議員において、過去の関係についても、それぞれの議員が説明をすることによって、有権者に対して、この信頼を回復するために努力をする、これがあるべき姿であると認識をしております。
1:50:40
各党みんな自主的な申告でというふうにおっしゃいましたけれども、もちろん我々もそういうふうには、申告は求めました。それだけでなくて、いろいろなマスコミさんから情報が来たりします。ジャーナリストの方からも情報が来たりします。それについても、ちゃんと調査、調査は行ったんですよ。自民党は、国会議員に対しても、自己申告ということで調査はしていない。自らアウトリーチというか、外に手を伸ばしてやる調査というのはやってないんですよね。そういうところが、自治体議員に対しては、またさらに甘く人数も公表しない。どの県連がどういう対応をしているのかも公表しない。このまま統一選挙に入っちゃったら、みんな有権者の皆さん、不信の目で見られますよ。明らかにすべきだと思います。総理、もう一回お願いします。
1:51:43
委員の御指摘のような、マスコミ党からの御指摘については、それぞれの議員が、そうした指摘について、しっかりと説明責任を果たすということで、党として、それぞれの対応を促し、そして行って いるということであります。地方議員においても、それが基本であると思っています。そして各県連の対応について、今、手元にその資料がないということでお答えをしておりませんが、各県連の対応についてもしっかり確認をして、明らかにしていきたいと思っています。
1:52:25
では、その資料を理事会の方に提出していただくように、協議をお願いいたします。理事会で協議します。
1:52:35
昨年11月27日の予算委員会で、私は旧統一協会の名称変更問題について質問をいたしました。今日も下村元大臣、そちらの院席にお座りになっておられるので、理事の皆さんが参考人で認めてくだされば、この問題は明らかにできるんですけれども、今日も拒否されてしまいました。大変遺憾であります。このような中で聞かなければいけないんですけれども、長岡大臣、改めてお伺いいたします。11月28日の予算委員会での質問に対して、下村元文科大臣の関与が、この名称変更に関して、関与はなかったと認識しているという答弁をされたんですけれども、何を根拠にこの時こういう答弁をされたんでしょうか。
1:53:43
お答え申し上げます。旧統一協会の名称変更につきましては、宗教法人法の規定に従いまして、手続きを行い、審査の過程において法的な検討を重ねた結果として、本件は認証すべき案件であると事務的に判断をしたものであります。政治的な関与はなかったと認識をしている次第でございます。このことにつきましては、担当の就務課におきましても、当時の資料の内容の確認を行うとともに、当時の担当者から聞き取りを実施をしたところによっても、当時の文部科学大臣からの指示はなかったとのことでございました。((( 話が聞けない )))(( 話が聞けない )))(( 長岡大臣は直接その資料をご覧になりましたか?また当時の担当から直接話を聞きましたか? ))(( 話が聞けない )))(( 長岡大臣は直接その資料をご覧になりましたか?また当時の担当から直接話を聞きましたか? ))そういう報告は、当時の就務課の担当というところからは聞いてはおりません。私が8月の10日に就任をいたしまして、そのときの就務課の担当から聞いたものでございます。
1:55:05
当時の担当から聞いた?聞いてない。聞いてない。資料は確認したんですか。
1:55:19
(( 関与はしていません ))資料とは確認しておりません。
1:55:29
何も確認せずに大臣はこの委員会で関与はなかったと認識しているという答弁をされた。大変無責任だと思うんですけれどもね。ちょっとじゃあ伺いますが、当時の資料、それから当時の担当に話を今の人が聞いたか見たかしたんでしょうかね。当時の資料を提出をお願いしたいんですけれども、理事会で協議いただけませんか。はい、理事会で協議します。
1:56:03
この間こうした資料については一切出てきていないんですけれども、大臣がここまで自信を持って関与はなかったというふうに認識していると、何も資料も見ていないし、当時の人から話も聞いていないのに、ここで答弁をされたんですから、それは明確に出していただく必要が、私はさらに強まったというふうに思います。次に全国霊感照報弁護士連絡会、こちらの方、本当に30年にわたる旧統一協会との戦い、これをやってこられた皆さんですけれども、2015年の3月に名称変更について文科省に申し入れをしていますね。その直前の旧統一協会の幹部会で名称変更することを決定したと。ただこの名称変更を仮に認めると、新たな被害者を獲得することにつながる、あるいは被害回復請求を抑制する目的で行われるものであるというふうに考えられるということで、やらないでくれと文科省には端的に申し上げれば、そういうふうな申し入れがありました。この申し入れ書は下村大臣のところまで届きましたか。
1:57:35
お答え申し上げます。2015年3月に全国弁連から旧統一協会の名称変更の申請を認証しないことを求める申込書、これは受け取っております。当該申込書につきまして、当時の文部科学大臣に報告していたかどうかは確認はできておりません。
1:58:01
今そこに下村大臣いらっしゃるので、長岡大臣、下村元大臣に聞いていただいて、それで答弁していただけませんか。あるいは与党がすぐ参考人で認めてくださっていれば、下村大臣お答えしたいですよね。ちょっと認めていただけませんか、理事。確認していただきたいと思います。お願いします。でもやっぱり、これはね、基本的に俺が答弁することです。聞かなきゃわからない。時計止めてください。時間が経つのだ。時計止めて、速記止めて、委員長サボるな。速記止めて。時間が経つのだ。速記止めてください。速記止めてください。本日はありがとうございましたありがとうございました。
2:01:39
速記起こしてくださいはい、西村智奈美いや、まだリージェがやり取りしてるんですけど時計止めて、今やってるんですよ、時計止めて委員長、時間もったいないから時計止めて時計止まってないんですか委員長、仕事して止まってるよはいじゃあ、速記暫時止めてください
2:03:35
((( 質問がある )))いやいやいや、いいんだろ。西村知事、もう一度質問してください。(( 大臣、手を挙げて ))よし、じゃあ先ほどの質問ですね。
2:03:50
西村大臣、文部科学大臣、長岡慶子君。
2:03:57
(( 質問がある )))お答え申し上げます。名称変更等につきまして、政治的関与はなかったと認識をしているわけでございまして、このことにつきましては、当時の担当の就務課において、当時の資料の内容の確認を行うとともに、当時の担当者から聞き取りを実施したところによっても、当時の文部科学大臣からの指示はなかったと、私は、消務課から聞いているところでございます。西村知事、何かお答えを。私は、指示のことについては聞いておりません。もし、列書が下村大臣のところまで届いたのか、というふうにお伺いしましたら、確認できないということなんですよね。下村大臣、そちらにいらっしゃるから、参考に認めていただければ、これもう、こんなに時間を費やさなくてもいいわけですよ。私だって、他のこと、質問したいことがたくさんあるんですけれども、じゃあ、確認できなかった。下村大臣のところまで確認できなかったということなんですけれども、誰に聞いて、そういうふうに確認をされたんですか。
2:05:26
当時の消務課にいた方々に調査をいたしまして、そして、それを私が報告として受けたわけでございます。
2:05:39
直接聞いていないんですよ。それでね、確認できなかったということなんですけれども、じゃあ、どうして大臣まで上げなかったのか。下村さん、本当に答弁していただければいいんですけれども、じゃあ、仮に大臣まで上がってなかったとしたら、上がってなかったとしたらですよ。どうして大臣まで上げないという判断をしたんですか。誰がその判断をしたんですか。
2:06:19
どうしてと言われましても、私の方ではお答えする言葉は、ちょっと不可能かと思っております。
2:06:29
いや、あのね、これ重要な話なんですよ。全国弁連が申し入れをして、名称変更は認めないでいただきたいと。まあ、受け取らないでいただきたいというふうに書いてある申し入れ 書。で、これを大臣の宛になっているわけですよ、名前は当然ですけれども。それが、なんで大臣の仮にですね、上がっていないとすれば、どうして上がっていないということを、大臣自身が確認もせず、下村大臣のところまで届いたかどうかは確認できないと。どうしてこういう矛盾した答弁ができるんですか。
2:07:08
誰がやったんだ。宗教法人法上、形式上の要件を備えた申請、まあ、これは名称変更に今なりますけれども、諸葛城におきまして、受理をされる必要があります。そして、諸葛城は、申請を受理した場合に、宗教法人法に基づきます審査を行い、要件を備えていると認めたときは、認証をする旨の決定を行う必要があります。旧統一教会の免告返証につきましては、このような宗 教法人法の規定に従いまして、手続きを行い、その審査の過程によって法的な検討を重ねた結果として、まあ、これは本件は認証すべき案件であるとの事務的に判断したものと、そういうふうに認識をしている次第でございます。
2:08:07
何度も同じ答弁をされるんですけれども、私は聞いていませんし、それから、つまり今の話でもですね、文科省は行政上の措置として、申請を受け取らないように、要するに出させないように18年間かな、してきたわけですよ。それを突如として2015年ですね、受け取ったと。しかも全国弁連から申入書が届いているのに、それを大臣のところにあげたのかどうかすらもうお答えにならない。こういったことすらも確認できなくて、どうして下村大臣の関与がなかったというふうに答弁ができるのか、私は甚だ疑問であります。もう一つ伺います。11月28日の私の質問に対して、長岡大臣は下村大臣からの支持はなかったとのことでございました。これは支持ですね。支持があったんじゃないですか、という質問、関与していたんじゃないですか、ということを質問したときに、下村大臣からの支持はなかったとのことでございました。聞き取りをした結果というふうに、長岡大臣は当時答弁されたんですけど、その後岸田総理がですね、同じ趣旨で私が質問いたしましたら、ちょっと前段がいろいろあるんですけれども、こういうふうに答弁しているんです。下村大臣が直接その情報に接していたかどうか、関与していたかどうか、これは確認できないと考えております。長岡大臣は支持はなかったということで答弁している。岸田総理は関与していたかどうか、確認できないと答弁をしている。これどっちが正しいんですか。
2:10:12
とともに同じ趣旨のことを答えていると理解しています。確認できないからなかったということであります。
2:10:25
非弁ですね。真逆のことを答えておられます。こういうふうに本当のことを隠そうとすると、答弁がぶれるということなんですよ。私このことについては、引き続き下村大臣、元大臣の参考人招致を行っていただきながら、明らかにしていきたい。そうでないと、今も50人の方が集団で旧統一協会と交渉を始めております。被害総額が50人で約16億円と言われております。だけ ど、この50人の中に入った方々って本当に一握りだと思うんですよね。これだけ多額の被害を生んで、しかも2世の皆さんは大変心酸な思いをしておられる。こういったことについては、引き続き出していきたいと思います。次に原子炉の安全性について伺います。私は冒頭申し上げますが、1日も早く原発ゼロを実現したいという立場です。その上で、先日気になるやりとりがございまして、岸田総理があえてなのか、原発運転機関については、最長で60年に制限する。その現行の枠組みを維持すると、2回答弁しておられるんですよ。これ、事実と異なる、ミスリードな答弁だというふうに思います。つまり、停止期間は除外するわけですよね。その条件をきちんと説明せずに、60年という制限は維持するというふうに言っている。停止期間を除外するということを隠している、 古俗な答弁だと私は思うんですけど、いかがですか。(内閣総理) いやいやいや、ちょっとちょっとちょっと。総理の答弁だから、総理の答弁ですから。(内閣総理) まずじゃない、時間がないので。
2:12:43
先日閣議決定したGX実現に向けた基本方針において、現行制度と同様に運転期間は40年、延長を認める期間は20年との期限を設けた上で、原子力規制委員会による厳格な安全審査が行われることを前提に、一定の停止期間に限り追加的な延長を認める、これを明記したところです。これを受けて、先日の質疑で、実質的に稼働している期間は最長60年ということになる、この趣旨を答弁したものであります。これはこうした実態を踏まえた答弁であったと認識をしております。
2:13:30
運転期間を除外するということを、ちゃんと説明しないといけないんじゃないですか。これテレビで見ている視聴者は、勘違いしたかもしれないですよ。最長60年という原則が変わらないんだなと思った視聴者がいらっしゃったと思いますよ、私。この停止期間を運転期間に含めるということなんですけれども、2月9日に予算委員会に私も質問いたしました。当時、規制委員会で運転期間の変更について、石渡明委員が反対意見を述べられて、ちょうど採決ができなかったタイミングだったんですけれども、その後、1週間後ぐらいですか、また委員会が開かれたときに、今度は採決を行われて、でもやはり石渡明委員は反対をしておられる。その理由の1つは、こういうことなんです。審査を厳格に行うほど、後継年化した路を運転していくことになる。わかりますか。つまり、長く休めば休むほど、そのまま運転期間が延長されていくということなんですよ。私、これはやはり問題だというふうに思います。つまり、審査を厳格にちゃんと行えば、審査が長引けば、運転期間が長引くに従って運転期間が伸びていく。矛盾してますよね。このことについて、まず前段総理。申し合わせの実感をお願いします。審査をちゃんとやれば停止期間が長くなって、運転期間が長くなるということは事実ですね。総理。
2:15:21
運転期間という言葉ですが、先ほど申し上げたように、実質的に稼働している期間は最長60年になるということ。これを申し上げた次第です。いずれにせよ、原子力規制委員会の安全確認がなければ運転できない。これが大前提だと申し上げた上で、実質的に稼働している期間は最長60年。こういった趣旨を答弁させていただいたということであり、これは実態に即した答弁であると認識をしております。
2:16:05
時間になりましたので大変残念ですが、最後に一言だけ。石渡明委員は、運転を停止した期間は60年にプラスするという案は、我々が安全のため審査を厳格に行い、長引けば長引くほど運転期間は伸びていく。これは非常に問題だというふうにおっしゃっています。私も全く同じ思いです。ですから、この予算案、今後出てくる法案、本当に大問題だということを申し上げて、私の質問を終わります。これにて西村智奈美君は終了いたしました。
2:16:46
以上、日本一の会、安倍智加です。まずはじめに、総理にお伺いします。異次元の少子化対策について、何をいつまでに達成するのか、異次元という言葉に見合う目標を国民が理解できる形で明示すべきと考えます。異次元の少子化対策の具体的な達成目標をお伺いいたします。
2:17:15
これは1月に子ども子育て政策に取り組むということを申し上げて以来、再三申し上げております。今の時代における子ども子育て政策、何が必要なのかを、今一度しっかりと厳選し、内容を具体化しようということを申し上げており、子ども子育て担当大臣において、今内容の具体化、今作業を進めているところであります。そして、6月の骨太の方針に向けて、政策をしっかりとパッケージで示した上で、その予算、相当する予算、これをどのように社会全体で維持していくのか、支えていくのか、これをしっかり明らかにし、そしてその予算を倍増するために、この大枠を示していく、こうした方針を再三申し上げさせていただいています。今、子ども子育て政策については、そうした方針に基づいて取り組んでいく、これが政府の目標であります。
2:18:26
繰り返しそういった御答弁かなと思って、非常に残念に思っておるんですけれども、私も2歳の息子がおりまして、きょうも保育園に送ってから、こちらにやってまいりました。非常にこれまでの子育て政策、保育園、待機児童の解消ですとか、非常にこちらも助かってはおりますけれども、しかしながら、この待機児童何人だとか、また、出産一時期を増やすだとか、個別の事業レベルの目標設定を、いくらやっていても私は消費化問題、解決しないんじゃないかなと思っております。ですから、例えば5年以内に、この消費化、この状態を反転させるですとか、具体的な大きな目標設定が必要になってくるかと思います。2030年頃から、この校長会にもお越しいただいた柴田先生がおっしゃっていましたけれども、2030年頃から、20代の人口が現在の倍速で急減をすると言われております。子供を持ちたい若者が、結婚、出産、育児をしたいと思えるようになるまで、一定の時間がかかることから逆算すると、今、このタイミングこそが、消費化を食い止めるラストチャンスだと言われております。消費化対策の具体策は、今おっしゃっ たように、3月末に示すことのことですけれども、今国会で私は、課題が認識されてから30年、様々な取組をしてきたにもかかわらず、一向に消費化に歯止めがかかっていない現状を直視すべきだと思いますし、この結果から、政府の消費化対策は失敗であったと率直に認めるべきだと述べましたが、内閣委員会での政府答弁は、これまでの消費化対策について一定の成果があったと総括するものでありました。私は、消費化対策の総括も検証も不十分だと考えております。そこで具体的に消費化対策を詰めていくに際しましては、総括、検証を確実に行った上で、個別政策に関してより適切なKPI設定をしまして、各施策が消費化にどの程度寄与するのか、こうしたことを示していくことが非常に重要だと思いますけれども、小倉大臣、御見解をお伺いいたします。
2:21:01
お答えいたします。委員御指摘のように、結婚、妊娠、出産、子育ての希望の実現を阻む、様々な要因を取り除くため、それぞれの施策について目的を定めて取り組むことは、極めて重要と考えておりますが、他方で、消費化の背景には、個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む、様々な要因が複雑に絡み合っておりますことから、一つ一つの施策による出生率への影響を取り出してお示しをすることは難しいと考えております。こうした中、現在でも消費化社会対策対抗の施策に関する数値目標を設定をしておりまして、進捗状況の確認もしてございます。例えば、委員が御紹介をいただきました保育所の待機児童数は、ピーク時の2.6万人から令和4年は3,000人まで減少しておりますし、女性の継続就業率は平成27年の53.1%から令和3年は69.5%まで改善などの進捗が見られます。一方で、例えば男性の育児休業取得率など一定の進捗はあるものの、まだまだ改善の余地があるものと認識をしております。こうした中、今お示しをしたような消費化社会対策対抗の施策に関する目標や指標を適切に設定をし、その進捗を効果的に検証していくことは大変重要であるという認識は強要いたしております。まずは、総理が申し上げたように、3 月末を目途として叩き台を取りまとめた上で、施策の目標や検証の在り方についても議論を深めてまいりたいというふうに考えております。
2:22:38
ぜひ検証結果をしっかり振り返って反省をした上で、適切な目標を設定していただきたいと思うんですが、少しか合計特殊出生率の向上というのが大事になってくるかと思うんですが、これは有配偶率と有配偶者出生率に分解できるものと思います。この数値、要は結婚の数、カップルの数を増やしていくのか、それとも今ご結婚されている方々から生まれる子どもの数を増やしていくのか、これはどちらかしかない。ですから、どちらをどの程度改善させていくのか、向上させていくのか、ここを曖昧にしたままですと、効果的な少子化対策にならないと思います。これをぜひ意識してやっていただきたいと思うんですが、私、さ っきの内閣委員会で少子化対策として、特に未婚化の問題、ここに重点を置くべきだと訴えたんですけれども、未婚割合の上昇、有配偶者出生率の減少の背景には、収入の減少、経済の見通しに希望が持てないことなどがあるとされています。過所分所得を高める上では、我々日本維新の会も再三申し上げておりますが、構造的な改革、社会保障の在り方を変えていく、労働市場改革に踏み込んで経済成長を目指していくこと、これが重要かと思いますけれども、特に中でも教育費の負担ですね。教育費の負担は非常に子育て世代にとっては重い。この結婚や子どもを持つことをためらわせる大きな要因になっていると考えられます。皆様、配付資料の1をご覧いただきたいんですけれども、文科省の調査でありますが、大学入学から卒業までにかかる費用が、分離、医師役別にまとめてあります。国立大学で240万円強、私立分経400万円、私立理系で543万円となっておりまして、大学だけでもこれだけの費用がかかりましてや、小中から私立に行ったり、習い事 や熟大まで含めると、大変な学費になることは容易に想像がつくかと思います。こうした結果、子どもを持つとすれば将来大学に行かせたい。しかし、大学までの学費を考えると、子どもは1人までにしておこうかな、さらにはそこまでの経済的な負担ができないし、子どものために生活レベルを下げるのは嫌だから、また子どもを不幸のためにあわせたくないから、結婚はやめていこう、こうした思考ループになるのも無理はないかなと思います。特に世界を見ても、子育てに力を入れる、この東アジアの国々、中国、韓国、台湾、同じような傾向にあると言われています。私たち日本医師の会は、家庭の経済状況によらず、誰もがチャレンジできる社会に向けて、大学までの教育無償化を訴えています。大阪では幼児教育から所得制限付きであるものの、大阪公立大学の授業料無償化まで実現をしております。大学までの教育無償化は、子育てにかかる経済的な負担を減らして、結婚や出産のハードルを下げることにつながると考えますが、こうした観点か ら、少子化対策の具体化に当たっては、大学までの教育無償化を検討すべきと考えますが、総理、教育無償化をやりませんか。
2:26:14
ありがとうございます。子どもたちの誰もが、家庭の経済状況にかかわらず、質の高い教育を受けられるチャンスが平等に与えられるようにするため、これまで、幼児教育、保育の無償化など、安定財源を確保しつつ、さまざまな負担軽減策を行ってきたところですが、その上で、主政動向基本調査によれば、理想の数の子どもを持たない理由として、子育てや教育にお金がかかり過ぎるからと回答した方が相当数いるということ、これを承知しております。今回、子ども子育て政策のさまざまな制度について、子ども政策担当大臣の下、充実する内容を具体化することとしておりますが、これと併せて、教育についても、今の社会において必要とされる政策に取り組んでまいりたいと考えています。
2:27:17
先日、東京都の足立区で、医学部で3,600万円、その他学部で830万円を上限とした子育て支援の給付を打ち出して、異次元と非常に話題となっていると言われております。大学を出て100万、200万という負債、小学期を背負いながら、社会に出ていく若者が、大きな困難を抱えて問題となっておりますけれども、教育費の負担を減らしていくことが、結婚や希望する数の出産につながると思いますので、ぜひ、この異次元の少子化対策というのは、社会全体に子育てを応援しようというポジティブなメッセージを発していくこと、これは非常に重要だと思いますし、総理もそういった思いを持って異次元とおっしゃっているとお伺いしましたので、ぜひ社会の空気を変えるためにも、教育費無償化、ぜひやっていただきたいと思います。次ですね、児童手当の撤廃について、ちょっとお伺いをしてまいりたいんですけれども、子育ては将来大きな富を生み出すための投資であります。保護者の所得にかかわらず、社会全体で子育てを支援すべきとの考えに基づき、先日私たち日本維新の会は、立憲民主党と共同で、児童手当の所得制限撤廃に関する法律案を提出いたしました。児童手当の所得制限撤廃については、与党内にも賛同する声が多いと聞いておりまして、各会派の議員の皆様には、ぜひとも法案に御賛同いただきたいと思います。自民党内では、茂木幹事長が、児童手当の所得制限撤廃を主張しているところでありますが、一方で萩生田政調会長が、少子化対策としては、児童手当の所得制限撤廃よりも、新婚世帯への住宅支援を優先すべきと発言したと伝わっております。自民党の方針がどちらに向かっているのか、大変分かりにくいのですけれども、党総裁としての御見解をお伺いします。
2:29:20
結婚した御家庭において、理想の子供の数を持てない理由として、例えば、先ほども紹介させていただきました、子育てや教育にお金がかかりすぎる、それ以外にも自分の仕事に差し支える、また、これ以上育児の心理的・肉体的な負担に耐えられないなど、子育てに関する理由で子供を持てないといった方も相当数いるというのが現実だと認識しています。このため、様々な子育て家庭に対する経済的支援の充実は、少子化対策の観点からも重要であると考えており、その政策の在り方について、自民党内でも、今、委員の方から御紹介がありました、児童手当の所得制限撤廃という意見や、住宅支援の重要性を指摘するなど、様々な意見があるということについては承知をしております。その中で、政府としても、急速に少子化が進み、社会機能を維持できるかどうか、瀬戸際と呼ばれる状況にある現状をしっかり受け止めつつ、効果的な対策の在り方など、多角的な視点を持って検討する、これが重要であると思います。御指摘の様 々な課題も含めて、やはり中身が重要であるという認識に至って、パッケージとして具体化をしていく、こうした作業を進めていきたいと考えています。
2:31:01
私は他のことをやるから、児童手当の所得制限を撤廃するというのは、やらない理由を探しているだけだと思うんですね。ですから、私は、いわゆる新婚さん向けの住宅手当にしても、児童手当の所得制限を撤廃にしても、両方やればいいと思うんですけど、総理、いかがですか。
2:31:27
先ほど申し上げました、児童手当のありようについても、先ほど申し上げましたパッケージの中で考えてまいります。
2:31:38
次、財源に関してお伺いをしてまいりたいと思います。総理は、この少子化対策に並々ならぬ決意を示されて、1月の施政方針演説では、6月の骨太方針までに、将来的な子ども子育て予算、倍増に向けた大枠を提出すると述べられました。2月15日の予算委員会では、家族関係支出は、2020年度でGDP比2%を実現した、さらに倍増しようと申し上げていると述べられております。振興する少子化に対する危機意識をもって、これまでいない規模の予算を投じて、少子化対策を実施しているものと、私自身受けとめております。こうした中で、また、さっきの内閣委員会でも、松野官房長官に質問させていただいたのですが、松野官房長官は、少子化対策は、期限・規模ありきでなく、必要な子ども政策を議論して、3月末に具体策を示すとしま して、その期限・財政規模には触れませんでした。先ほどからの総理の御答弁もそうかと思いますけれども。官房長官は、そのとき、将来的に少子化対策の財源に、消費税を充てることを否定をされませんでした。今は考えていないけれども、将来的にはわからないといった趣旨の御答弁をされたと理解をしておりますが、この異次元の少子化対策に向けて、仮に現行予算倍増となりましたら、10兆円規模の追加財源が必要になるのではないかと思います。現時点で相当の財源が必要と見込まれる中で、一向に財源の議論がない、財源論を避けているように見えるというのは、いささか私自身無責任に感じるんですけれども、総理いかがでしょうか。
2:33:47
子ども子育て政策の中身を具体化した上で、必要な予算がどれだけいるのかを確認し、それを倍増する応枠を示すということを申し上げています。よって、具体的な政策を今整理しているところでありますので、今の段階でどれだけ後必要になるのか、倍増というのは後どれだけ予算が必要になるのか、これ今の時点で申し上げることはできないということを申し上げています。ぜひそうした政策を具体化した上で、予算について考えて、それに見合う予算について考えなければいけませんが、子ども子育て政策の財源ということについては、社会保障との関係ですとか、国と地方の関係ですとか、そして今御指摘されました教育の現状、こういったものも考えた上で財源を考える、すなわち社会全体でどのようにこの政策を支えていくのか、これを予算において考えることが重要だということも申し上げてきました。そうした整理をした上で予算倍増に向けて、大枠を6月の骨太の方針において示していきたいと考えています。
2:35:18
ちょっとわからなかったんですけれども、倍増と言っている中で、予算ありきではないという御答弁を繰り返されておりますけれども、本気で少子化対策をするのであれば、たくさんのお金がかかるわけですね。その財源はどこから出てくるのか。だいたいこれ、何て言うんですかね、1兆円なのか5兆円なのか10兆円なのか、だいたいの項目を出したからとおっしゃっていますけれども、だいたいこれぐらいかかってくると言ったときに、じゃあお金どうするんだと考えるのは普通だと思うんですよ。そこでその財源はどこから出てくるのかと。年出するには相当の歳出削減努力ですとか、改革が必要になってくるはずだと思うんですよ。増税に頼るのでなければ、社会保険料の負担を増やすのでなければ、少子化対策をするというのに、現役世代の手取りが減るようなことをやるというのであれば、それは本末先頭であります。財源を年出するには、小手先ではない抜本的な制度改革に手をつけていく必要が、今こそあると思うんですよ。これは前も申し上げましたけれども。このいわゆる複雑な、この労働者の方々に優しくない、税制の改革もしなくちゃいけないですし、世代間で不公平な状態の社会保障の改革も、進めていかなくちゃいけませんし、30年間日本の成長を停滞させてきた、規制の改革もしなくちゃいけないと思うんです。我々日本維新の会は、先送りしないで、そうした改革を進めていくべきだということを、これからも訴え続けていきたいと思います。次に防衛力の強化についてお伺いいたします。先日予算委員会におきまして、私は国民は防衛費の増税に納得しておらず、防衛費の増額により何がどう変わるのかも、