23:00
これより会議を開きます。令和6年度一般会計予算、令和6年度特別会計予算、令和6年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし、基本的質疑を行います。
23:21
この際、お諮りいたします。3案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房国際博覧会推進本部事務局次長、長崎聡君、内閣府政策統括官、高橋健二君、
23:39
内閣府地方創生推進事務局審議官、安良岡武志君、総務省自治税務局長、池田達夫君、法務省民事局長、竹内努君、出入国在留管理庁次長、丸山英治君、国税庁次長、
24:03
石谷和彦君、文部科学省所当中等教育局長、矢野和彦君、厚生労働省異性局長、浅沼和成君、厚生労働省老健局長、狭間隆一郎君、厚生労働省保健局長、伊原和彦君、農林水産省農産局長、平方雄作君、
24:29
農林水産省経営局長、村井雅史君、国土交通省住宅局長、石坂達志君、国土交通省物流自動車局長、鶴田弘久君、国土交通省航空局長、平岡茂則君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議はありますか。
24:57
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
25:01
昨日の岡田克也君の質疑に関連し、長妻明君から質疑の申し出があります。岡田君の持ち時間の範囲内でこれを許します。長妻明君。長妻君。
25:18
おはようございます。立憲民主党の長妻明でございます。
25:25
参席する国政上の課題を質問したいんですが、政治の信頼が失われている今、本日は政治の根幹に関わる点を質問をいたします。まず、旧統一協会系団体と森山文科大臣との関係でございます。前回の総選挙で推薦状を受け取って、選挙応援を受けたということはございますか。
25:58
先生もご案 内のとおり、選挙の際には選挙区内各地で様々な集会があり、あらかじめご案内を受ける者に加えて、当日に伺う者も多数あり、全ての詳細を把握できているわけでもなく、
26:20
その集会の詳細についても事務所の資料で確認できませんでしたが、新聞で報道されているような写真があるのであれば、そのような推薦状を受け取ったのではないかと思いますが、今回、報道機関からのご質問を受けて改めて確認しましたところ、
26:45
私はこの衆議院選挙に際して、当該団体に選挙支援を依頼した事実はなく、事務所に活動報告があったことも確認できませんでした。いずれにしたが私自身、旧統一協会との関係を絶っており、引き続き、解散命令請求の対応等に取り組んでまいりたいと考えております。
27:06
森山大臣は、何度もこのことに、統一協会との関係に関して聞かれて、2022年3月に関連団体の行事に一度出席しただけの関係で、他はありませんというのを何度も何度も言われておられるんですね。これは旧統一協会、宗教法人を管轄する、主管する大臣だから、これとんでもないことだと事実だとしたら、そうすると新聞に出ている推薦状を持っている写真というのはフェイク写真ですか。
27:44
はっきりした記憶はございませんが、ああいう写真があるのであれば、頂戴したのかと思います。ただ、記憶があれば、ちゃんと報告はしていたわけでございますし、記憶はなかったので、これまでの自民党に対しても報告をしていなかったということでございます。
28:10
これは前回の総選挙です よ。何十年前じゃなくて、前回の総選挙のときの話ということでございまして、報道によると、教団信者である世界平和連合の会員が、連日電話作戦をしたというふうにございますが、この事実も全く知らないと。こういうことでございますか。
28:40
前回とおっしゃいますけれども、覚えておりません。それで、我々の方から、当該団体に対して、選挙活動の依頼をしたということもございませんし、私としては選挙区の方から集会をするので、故意と言われて伺ったという、そういう認識でございました。
29:08
これは今後とも、今日も同僚議員が追加の質問いたしますけれども、記憶にないということが、前回の総選挙ですからね、通用しないというふうに思います。
29:24
で、これ、他の閣僚も大丈夫かなと思うんですね。この中で旧統一国教会系団体から推薦をもらった、あるいは応援をもらった方は、手を挙げて答弁いただきたいと思うんですが、他の閣僚の方でいらっしゃったらお願いします。
29:52
長妻昭君に申し上げます。もしそういう方が対象でいるのであれば、大臣を指名して質問していただければと思います。それではですね、総理にお願いしたいんですが、これ、国会の多くの時間を使ってですね、森山大臣に旧統一教会系との関係について、過去何度も質問あったわけですね。ないないないと、1回だけの会合だということで、今回そうではないような写真も出て、報道がされているので、これ、総理ですね、閣僚の皆さんにですね、再確認していただきたいんですね。応援とか推薦とか、そういうものは本当にないんだなと。再度再確認をして、明日の予算委員会までにですね、ご報告いただきたい。官房長官に指示をしてですね、そういうような確認をしていただきたい。再確認。いかがですか。
30:54
自民党においては、旧統一教会及び関連団体との関係、各項を点検し、それぞれ接点があった場合には説明責任を果たす。そしてその後、追加で指摘をされたことについては、説明責任を尽くしていく。そして未来に向けて、ちょっと待って、未来に向けて関係を立っていくことを徹底していく。これが基本的な考え方であります。今申し上げた方針を自民党としても、そして内閣としても徹底してまいります。今一度、今の方針を徹底確認いたします。だから今申し上げた方針を閣僚に対しても、今一度確認をいたします。
31:50
後で山岸議員が詰めると思います。それでですね、私は今年こそ金に汚い政治を終わらせる。今年こそ金に汚い政治に決着をつける。これをぜひやりたいんですね。これ首相の本気度をお伺いしたいんですけれども、本会議でですね、先週のご答弁を聞いておりますと、何か評論家みたいに政治の信頼が揺らいでいますと。こういうような話に終始されて、本当に本気で、命がけで、この実態解明と対策を、もう自分でやるんだと、自分が先頭に立って本気でやるんだと。こういうような決意をまず述べていただきたいんですが、いかがですか。
32:46
この決意ということにつきましては、たびたび申し上げておりますが、今回、この政治と金の問題に関して自民党に対して厳しい目が注がれていること、強い危機感を感じ、誠に遺憾に思い、心からお詫びを申し上げております。そして、これも再三申し上げておりますが、私自身が先頭に立って、信頼回復に向けて、強い覚悟を持って臨んでいきたいと考えております。改めてその思いを申し上げ、全身全霊、この信頼回復に取り組んでいきたいと考えております。
33:27
先頭に立ってとおっしゃるので、岸田派について聞きます。昨日も、井坂議員から宿題が投げられて、今日までに回答ということでございまして、岸田派の不正というのは、3年分は公開がされていますが、それ以前を含めて新たな事実というのはございましたか。
33:48
御指摘のように、3年分については、不適切な事務処理等で修正を行いました。そして、その後の2年分も含めて、5年分について収支報告を確認したということであります。5年分については確認をしておりますが、それ以前、2017年以前の資料については資料が確認できないということで、御指摘の点について確認することはできませんでした。
34:27
岸田首相は国会の答弁で、残高については全て銀行口座に置いてあります。残高は変わっていないということを仰っているのですが、この預金通帳は過去何年分あるのですか。
34:47
政治資金パーティーの資金については、決められた銀行口座に振り込まれている。こういったことを申し上げさせていただきました。そして、その上で今回修正を行ったところでありますが、これ政治資金規正法に基づいて公開すべきことについては、これは全て公開をしております。それ以上の点については、お答えするのは控えます。
35:24
先ほど先頭に立つとおっしゃったのに、総理がご自身が残高については全て銀行口座にある。残高は変わっていないと言うのですが、変わっていないというのは、いつから変わっていないのですか。10年前ですか。どのぐらいからちゃんと都合ができて問題ないと確認したのかということも言えない。そして、もっと端的に聞くと、いつから不正はあったのですか。
35:57
会計知識の不足から、事務的に不適切な対応を行っていた。これについては、2018年、2019年、2020年、この3年において確認をされているということを申し上げております。それ以前については、資料が残されておりません。確認できないという報告を受けております。
36:26
収書報告書は普通は保管していると思うんですね。それ以前も。あるいは銀行口座について、国会でも何度も答弁されているので、預金通知は過去のものもあるわけですから、過去のものもぜひ出していただきたいということを強くお願いをいたします。いかがですか。
36:52
政治資金規正法に基づいて公開すべきものはすべて公開をいたします。しかしそれ以上のことについては、お答えは差し控えます。長妻昭君。これ、先頭に立ってっておっしゃっているんですよ。これ岸田派ですよ。岸田さんがついこの前まで派閥の会長だったんですよ。監督責任ありますよ、これ。これは道義的、政治的責任ありますよ。これきちっとやっぱり全容解明すると、先頭に立つとおっしゃっているのに、何ですか今の答弁は。これ委員長に今私が申し上げたことをきちっと出すように、理事会で図っていただきたい。お願いします。
37:38
そして今回の一連の裏金の捜査、大山鳴動してネズミ一匹というふうに感じる方も多いと思うんですが、これ法務大臣にお伺いしますけれども、今回の捜査について、非公式、公式問わず何らかの報告が上がっていたということはありますか。
38:06
お尋ねは個別事件に係る事柄であり、また法務省内部におけるやり取りではありますが、検察当局の捜査活動の公平、公正に疑念を抱かれることがあってはならないという観点から申し上げますと、法務大臣の職責上承知しておくべき事柄については、適時適切に報告を受けております。今回の事案に関して申し上げますと、検察当局から法務当局を通じ、基礎ないし不基礎の処分の実施の前に適時適切に報告を受けております。
38:47
これは裏金騒動、裏金疑惑が起こった後、二階さんと何か話したことはありますか。
39:04
昨年の12月20日に私は資水会から退会をいたしましたが、その際、その前に、退会の前に資水会会長である二階敏広議員に対して、国民の誤解を招くことがないよう資水会を退会したい旨伝え、二階議員から了承を得たものであります。
39:28
これは役所から検察というか法務省から上がってきた捜査の非公式公式問わず報告に対して、何らかの感想を見えたことというのはおっしゃったことはありますか。
39:50
12月20日私が資水会から退会する前の二階会長との会話の中では、この退会にさせていただきたい、了承します。職務にしっかり専念してもらいたいというお言葉がありました。それ以外の会話はしておりません。
40:12
役所に対して報告が上がってきたときに何らかの感想を見えたことはおっしゃいましたか。役所から。役所に対してですか。役所に対してですね。何かありましたか。
40:26
報告を受けた。感想は感想を見えた。いや、報告を受けただけです。私から何も申し上げておりません。
40:39
これもですね、非常に私はこの捜査について不可解な形で終わったと思っておりますので、これらについてもさらに解明を深めていきたいという ふうに思います。そして、配付資料の一番最後のページでございますが、これは全議員にアンケート調査をされたと、昨日配付されたアンケート用紙でございますけれども、これまずですね、いろいろな問題があると思うんですが、総理にお伺いしますが、派閥による政治資金パーティーに関する全議員調査と、ここに派閥によるという限定がついているんですね。派閥による。でもこのパーティーで、政治資金パーティーで裏金が作ったのは、園村健太郎さんの事件も、個人での開催のパーティーで裏金ということがあったわけですよね。そして、自民党の県連でもですね、パーティーによる裏金疑惑というのが出ているわけでありまして、この派閥による政治資金パーティーと、つまり無派閥の方は調査対象じゃなくなっちゃうじゃないですか。こういう限定というのは、これはやめていただきたいと思うんですが、なぜこんな狭く狭く限定したんですか、先頭に立つとおっしゃっているの。
41:58
政治と関 連をめぐりましては、過去様々な事件事案がありますが、今回この大きな問題になっているのは、この派閥による政治資金パーティーを舞台として行われた様々なやり取りであります。よって、今回最も焦点となっている派閥の政治資金パーティーについて、アンケート調査を行いました。もちろん、併せて党幹部による関係者の聞き取り、外部の弁護士も加わってもらいながら聞き取り調査を行っております。これと併せることによって、党としての実態を解明していきたいと考えております。
42:42
でも、総理は今回全容解明をして、海を一気に出し切ると、こういう思いを持っておられると思うんですね。なぜ、この限定・限定をして、しかも質問項目も非常に少ない形で、こういう調査をされるのかということで、私は、この派閥によるという限定をやめていただきたいというふうに、これは強く申し上げておきます。そして、この裏金について、出し手側と受け手側があると思うんですね。出し手側の議員の政治団体、終止報告の訂正というのが、いろいろ出てきております。それを拝見しますと、非常におやっと思う修正がいろいろ多いんですね。この修正も仮に虚偽であれば、20、30のまた罪がかぶってくると思うんでございますが、ちょっと気になるものというのを申し上げますと、配付資料で配っておりますが、4人の自民党の国会議員の終止報告書の抜粋を配付資料で配っております。はじめのお二人については、両者とも安倍派の方でございますが、これは修正、訂正しているんですね。今回の裏金の問題を受けて。どういうふうに訂正しているかといいますと、それぞれ自民党の総支部に、その議員が個人で寄付をしている。そういう終止報告書だったのが、その個人の寄付額を減額して、それと同じ金額が、実は政和会から総支部に直接入ったと。こういうふうに訂正しているんですね。つまり、一旦裏金が議員個人にわたって、自分の所得になって、そして自分が代表の総支部に寄付をするというのが、もともとそういうことだったんです。これは一旦、自分がもらったということで、所得にな るんじゃないでしょうか。実はそういうふうに一旦はしたけれども、今回また変えたというのは、一体どういうことなのか。はじめが正しくて、変えた後が虚偽であれば、これは罪は大きいわけでございます。今までは不記載というものを記載する訂正、これも多いんですが、はじめが虚偽記載で、次にまた訂正したのが虚偽なのかどうかわからない。こういうようなパターンが一つある。もう一つは、後の後者のお二人についての収支報告書。これも抜粋をつけておりますけれども、これも自民党の国会議員でございますが、お一人が安倍派の参議院議員、お一人が二回派の参議院議員でございますが、これは個人でやっているパーティーを書いているんですね、収支報告書に。個人でやっているパーティーの収入が、訂正後減っているんですよ。減っている。その差額分を派閥からの寄付としているんですね。つまり、これ下村発言と合致するんですよね。下村さんが記者会見で発言された内容というのはどういうことかというと、幹部の打ち合わせである人から、ある人というのはある議 員だと思いますが、幹部だと思いますが、幹部については個人の資金集めパーティーのところに上乗せして、収支報告書で合法的な形で出すということもあるのではないかという案もあった。合法的じゃないと思うんですけどね、虚偽だから。これ案もあったと。案もあったというか、それを実践している安倍派の議員がいるわけですよ。すでに。自分の個人のパーティーに上乗せしたというふうに推察されますけれども、減額した同じ金額が訂正後、安倍派からその金額が寄付をされる。こういうような非常に不可解な訂正というのがあるんですが、これは総理は御存じでしたか。
47:27
今までのところ、政治資金パーティーに関連して、派閥が支出した資金を、議員個人が受領した例は把握したはおりませんが、今、先ほど申し上げたように、党として外部の弁護士も交えて、関係者の聞き取りを進めています。アンケート調査の結果と合 わせて、実態把握を党としても進めていきたいと考えております。
47:59
今申し上げたことも、徹底的に調査をしていただきたいし、多くの方は、基本的には裏金を収入としてもらったということで、訂正後増額しているんですね。収入が増えている。その増えた分は何に使ったのかと見ると、全額が翌年に繰り越す。こういう方が非常に多いんですよ。本当に裏金をそのまま保管を毎年毎年するんでしょうか。そういうようなことも含めて、徹底的に調査をしていただきたいということをお願い申し上げますが、こういうお金の使い方、裏金がいかに使われたのかということも、徹底的にしていただきたいというふうに思います。そしてもう一つは、35年前に作られた自民党の政治改革大綱というのは、これは今も有効だというふうに考えていいんですか、総理。
49:08
はい。平成元年の政治改革大綱、あるいは中選挙区制度の下での政治改革の議論でありますが、その政治改革大綱自体は、現在も生きているものだと認識をしております。
49:31
今も生きているということで、この1989年に作られた政治改革大綱の中には、こういうことが書かれているんですね。総裁、副総裁、幹事長などは、その地位にあるときには、一旦派閥を離脱するということも書いてあるわけでございます。ということは、岸田首相は派閥を離脱せずに首相になられたと。これは対抗違反だと思いますが、今、派閥のトップに幹事長、副総裁はいないのかというと、茂木さんと麻生さんが該当すると。派閥離脱していないわけですね。この対抗は生きているということであれば、お二人に派閥を離れると、離れてくれという勧告というか、そういう指 示はしませんか。
50:32
平成元年の政治改革対抗ですが、当時最大の焦点であった中選挙区制度の弊害にどう取り組むかという観点から、様々な課題について取り組みを取りまとめたものであります。当時、派閥についても中選挙区制度の下で、派閥参与の選挙が行われている。こうした弊害をいかに除去するか、これ最大の頑目として議論されたと承知をしております。そしてその後、小選挙区制度の導入と、具体的な制度改正が実現した。そして、派閥についても、選挙制度の改正とともに対応がなされたわけですが、しかし結果として、この派閥解消のための取り組みは徹底されず、今日に至った、今回、今日の不祥事につながった。このことについては、率直に認め、反省しなければならないと思います。そして、それだからこそ、この間の中間取りまとめにおいて、派閥から金と人事を切り離す。