21:15
(会場音声)(会場音声)これより会議を開きます。今1日、議員柿澤美人君から、今般一新条の都合により、衆院議員を辞職いたしたく、ご許可願いたい旨の辞表が提出されております。これにつきお別れいたしたいと思います。柿澤美人君の辞職を許可するに、ご異議ありませんか。(会場)ご異議なしと認めます。よって辞職を許可することに決まりました。宮廷駅1913年(大正2 年)7月1日に開業。同社の駅として開業。同社の駅の中では最も古い駅である。1913年(大正2年)10月1日に開業。同社の駅としては、同社の駅としては最も古い駅である。1914年(大正6年)10月1日に開業。同社の駅としては最も古い駅である。これより国務大臣の演説に対する質疑を継続いたします。
23:20
(会場)日本維新の会のババ・信之です。教育無償化を実現する会との統一会派を代表し、総理に質問をいたします。冒頭、令和6年、野党反党地震でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、ご遺族と被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地で救助・復旧に力を尽くされている全ての皆様に深く敬意を表します。併せて物資輸送等の支援をしていただいた在日米軍や市民から寄附金を募っていただいた台湾、はじめ世界各国、地域の政府、関係機関のご向上に深く感謝申し上げます。新春を鼓動吹くはずの元日に襲った 地震は、風光明媚な反党に大きな爪痕を残しました。私も1月21日、22日の両日、石川県内の被災地を視察しましたが、ほぼ無傷だった金沢市に隣接する内名田町は、インフラが壊滅的な打撃を受けました。復旧作業は手つかずの状態でありました。和島、鈴、七尾、各市と比べると、作業が非常に立ち遅れていました。復旧支援にあたっては、各地の被災状況をしっかり把握し、きめ細やかに対応していただくよう、政府に強く要望いたします。我々は1月26日、自然災害による被災世帯への支援金の上限を、現行の300万円から600万円に引き上げることを柱とした、被災者生活再建支援法改正案を、立憲民主党、国民民主党とともに衆議院に提出をいたしました。是非、政府与党に賛同いただきたいと存じます。我が党は、身を切る改革の一環として、所属議員が返上した財布の一部を預かり、内外の被災地等に寄付してきましたが、野党反党自身で被災した各自治体に近く寄付金をお届けいたします。また、北陸が行きどけを迎えた頃に、被災地の方々に元気になってもらおうと、ご当地の物産品を全国にPRする、北陸応援プロジェクトを開催いたします。復旧再建への道のりは平坦ではありません。我が党は、長い目でプッシュ型のサポートを適宜行い、被災地の方々に寄り添っていくことをお約束いたします。日本の政治は、かつてない危機に直面しています。自民党の派閥と所属国会議員による政治資金パーティーの不正な売上操作と、キックバックによる多額の裏金づくりは、まさに組織的犯罪集団であると言わざるを得ません。国民の政治に対する信頼は、完全に地に落ちました。長らく権力を握ってきた自民党は、既得権を守るためのシステムを組織的に政界の隅から隅まで張り巡らし、民間感覚など全く無縁の政党になり下がりました。今、党内に溜まりきった海が白日の下に晒されたと言えます。リクルート事件を受け、自民党が平成元年に策定した政治改革大綱は、収入は公正明朗な資金によるべきであり、癒やしくも不当、違法なもの、疑惑を招くような関わりは厳に慎むと宣言し、パーティーについては、閣僚派閥などによる開催の自粛をさらに徹底するとしていました。35年を経た今、いずれも映像らごとであることがはっきりしました。しがらみを断ち切れない自民党政治を象徴しています。なぜ自民党は政治改革大綱に掲げた改革をのきなみ放置してきたのですか。金券不愛の反省から対抗でやるといったことさえやらなかった自民党が、今後しっかり襟を正し、公明政大に政治改革を断交する力があると、堂々と言えますか。失墜した国民の政治への信頼を取り戻すためにも、政治と金の問題で二度と国民を裏切ることができないよう、実効力がある政治改革を速やかに成し得ることが不可欠と考えます。しかし総理は、1月29日の衆議院予算委員会で党の改革方針を取りまとめる時期をはぐらかし、政治改革に終わりはないと逃げました。自民党の政治刷新本部は、1月26日、中間取りまとめを公表しました。内容は、肝心の政治資金規正法改正など法整備について具体的に示さず、刷新にはほど遠い内容です。最終の取りまとめはいつまでに公表されますか。言えないというならば、何がネックになっているのですか。各議員に毎月100万円支給される調査研究広報滞在費、いわゆる給分通費の改革の問題でもおしかりです。日本維新の会は、首都公開と残金の返納の義務化を主張し続けてきましたが、主に自民党の抵抗で棚晒しにされてきました。原子が税金の給分通費の首都を透明化するのは当然です。ただ、この後に及んで自民党が給分通費改革に反対するならば、一時が万事、国民の政治不信は解消されません。自民党は給分通費の改革に賛成すると明言していただけませんか。日本維新の会は、1月29日に独自の政治改革対抗を発表しました。我々は政権交代が起きにくい緊張感の欠如こそが、金券政治や委託の根本原因と考えており、対抗を踏まえ、政治資金問題のみならず、選挙制度と国会の改革もセットで実現をさせ、政界の負の遺産を一掃することをお約束します。政治資金のあり方を見直すことを機に、現職に有利な選挙制度や、昭和の時代からほとんど変わらない国会運営まで、幅広い改革を一気通貫で実行し、腐敗の根底にある構造問題自体を解決すべきと考えますが、見解を求めます。自民党の中間取りまとめでは、派閥からの資金、臨時機能の分離が目玉になっています。岸田総理自身も岸田派を解散し、また、追随する派閥も相次ぎ、派閥解消を政治改革の中心に据える動きが加速しています。これは目くらましと言わざるを得ません。本筋は裏金問題です。裏金問題の前容を明らかにせず、派閥を解散して幕引きとするのは許されるものではないと主流をしますが、どのようにお考えですか。速やかに全数調査に着手すべきではないですか。平成6年に誕生した政党交付金は、企業団体からの献金が政策決定を歪める弊害を取り除くことが目的でした。趣旨を踏まえると、企業団体献金は当然廃止し、またパーティー券を企業団体に販売することも同様に禁止するのが筋です。それにもかかわらず、政治資金規正法には、政党支部への献金などの抜け穴が未だに残されています。日本維新の会は、企業団体献金も企業団体にパーティー券を販売することも完全禁止を打ち出しました。我々は先に企業団体献金の廃止法案も提出しています。我々の主張が実現しなければ、政党交付金導入の高マイナ趣旨に反し、筋が通らないと考えますが、所見を求めます。かつての民主党は、政権交代前に企業団体の献金やパーティー券購入の禁止を公約していましたが、政権の座についた途端にあっさり撤回しました。イコールフィッティングなる、へりくつを持ち出し、提言はするが、野党では法案を成立させられないからと、自身がやらないことを正当化するような野党では、結局のところ同じことが繰り返されるだけです。私は企業団体からの金の流れを断ち切り、真にしがらみのない政治を実現し、改革を実行できるのは、それを実践してきた政党のみであるとの考えのもと、維新はこのルールを今から内基として徹底していきます。一方で不足する政治資金を補うためにも、日本では活発とは言い難い個人献金について、政治活動を支える重要な要素として、今後一層推進すべきです。個人献金について、献金者のプライバシーに配慮した情報公開制度や寄附控除の範囲のすべての地方議員や首長への拡大、税額控除の適用が必要と考えますが、自民党として目指すお考えはありますか。今般、政策活動費を名目に、捜査の手から逃れようとする者が続出しました。政策活動費は首都が終えず、政治資金の支出の適正性が確保できない点が問題となっています。闇金を生み出す現行の政策活動費制度は廃止し、将来的な公開や外部監査の強化などを前提とした新たな制度を構築すべきと考えます。見解を求めます。今般の裏金事件では、政治資金規正法上、収支報告書に関して会計責任者が一義的に責任を持つとする法律構成を悪用し、政治家が責任を会計責任者になすりつけ、検察も現行法の下では立憲できない事態が明るみに出ました。民間会社ではあり得ない責任逃れです。国会議員は自らの事務所の社長ともいえる立場であり、その運営に全責任を負うべきです。我々はすでに議員にも責任を負わせる連座性を実現させるために、政治資金規正法と正当助成法の改正案も提出しています。法改正による連座性の導入について賛同していただけますか。我々はやるといったことは法整備される前に率先して実行する正当です。連座性の導入を訴えると同時に、法改正を待たず、今すぐ国会議員の政治団体について議員自らを会計責任者とする措置を取ることを検討しています。同様に連座性を掲げる正当は、ぜひ一緒に実行し、国会議員が率先して覚悟ある態度を示すことで、自民党の裏金問題に端を発する国民の政治不信を今すぐ払拭しようではありませんか。まずは問題の大元である自民党の総裁として見解を伺います。政治と金の問題を包括的に整理し、新たな立法措置を行うことは不可欠ですが、我が国では会社法における会社のように正当を規定する法律は存在しません。そのために資金や組織等それぞれの規制が結合せず、正当の公共性を曖昧なものにして、ガバナンスを失わせてきました。正当を公的存在と認め、必要な内部組織規定を加えた正当法を策定し、公党にふさわしい正当ガバナンスを確立すべきではないでしょうか。多すぎる議員定数が過党競争や派閥抗争を招き、政治と金問題の一員となっていると考えます。平成24年には当時の与野党で議員定数の大幅削減を決めたものの、いまだにその約束は履行されていません。議員定数が3割を目途に大幅に削減すべきではないですか、所見を求めます。令和6年度予算案の総額は、表向き5年度比で約1.8兆円減少しました。コロナ禍で膨張した特定目的予備費の減額や、当年度中に支出しない防衛力強化資金の繰り入れ停止などがしたる要因です。これらを差し引くと、総額約112兆円で前年度比6兆円増えました。減額したというのは数字のトリックです。コロナ禍を脱して初の当初予算編成にあたって経費の膨張トレンドは、反転できていないと考えますが、見解を伺います。内閣府は1月2025年度に、国と地方のプライマリーバランスは赤字となるとの見通しを示しました。我が国の債務残高は、GDP比約255%とG7で突出して高水準にあり、その黒字化は責念の課題です。経済の受給ギャップやインフレ率を勘案した上での経済状況に合わせた戦略的な国際発行を否定するものではありませんが、今の自民党政権は単に予算のばら撒きにより、無制限に借金を増やし続けているだけです。全くコントロールが効いておらず、将来の日本にとって極めて危険な財政運営の状態であると言わざるを得ません。私は、2025年度黒字化目標の実現可能性を客観的に精査し、現実的な目標期限の再設定も視野に入れ、歳出改革を着実に進めるべきだと考えますが、併せて見解を伺います。自民党政権は、国民には税や社会保険料等で痛みを強い続けながら、自分たちの身を切る改革は、北下無理に徹してきました。国民負担率が40%台後半で高止まりする中、国民の過処分所得は前年同月比で20ヶ月連続減っています。防衛力の抜本的強化に伴う防衛費の財源の手当を名目とする、いわゆる防衛増税の開始時期の決定が先送りされました。厳しい安全保障環境下で防衛費の増額は必要ですが、この後に及んでその負担を安直に国民に転嫁することは容認できません。今年度予算で減額したコロナ対策等の特定目的予備費の4兆円は、防衛増税額の4年分に相当します。こうした歳出財源ができるのになぜ防衛増税が必要なのでしょうか。歳出改革はやりきったと胸を張れるのですか。全国会で政府は歳出と歳入を個別に紐づける形で予算編成していないことを認めました。防衛予算ゆえに安定財源が必要という論理は成り立ちません。防衛増税の方針は見直すべきではないでしょうか。政府は昨年末に決定した子ども子育て加速化プランの財源3.6兆円を賄うために子ども子育て支援金を創設するとしています。全国会で政府は一貫して国民に追加負担を求めないとしていましたが、閉会後に医療従事者等の賃上げ分はその限りではないという後付けの説明を始めました。これでは医療従事者以外の国民には負担増となります。騙し討ちです。総理、なぜ多くの国民に負担増を強いる方向性に転換したのですか。真摯に説明してください。高齢化や人口減、所得減など国民の不安が強まる中、オールフォアオールの理念の下、国民が負担を分かち合い、誰もが尊厳ある生活を保障されなければなりません。その一丁目一番値が教育です。子ども子育て加速化プランに羅列されている向こう3年間の施策は、子育てに対する経済支援に軸足が置かれ、少子化をどう克服するか、未来像が見えません。背後にある構造的な問題に踏み込みが足りないからです。少子化の最大の要因は非婚化です。若い世代が自らの就労で経済的基盤を安定化させ、出産子育てへの意欲を持たせる政策こそ求められているのではないでしょうか。政府のプランにはその観点が欠けていると考えますが、見解を伺います。特に政策効果に疑問があるのは、3人以上の子どもがいる他支世帯に対する所得制限なしの大学授業料無償化です。約85%を占める2人以下の世帯が対象から外れるほか、3支世帯は1人が不要から外れれば対象でなくなるため、3人目を設ける同期付けになるか不透明です。教育を受ける権利は万人にあり、子育てに費用がかかるのはどの家庭も同じですから、不公平感も拭えません。この大学授業料無償化の政策は不公平ではありませんか。他支世帯への大学等授業料無償化が少子化打開に十分な効果をもたらすとお考えでしょうか。大阪市は熟大女性や小中学校の給食費無償化などを実現し、大阪府では来年度から所得制限なしの高校、公立大学、高専等の授業料無償化を導入します。これらの財源は増税や借金ではなく、歳出改革により年出しています。東京都も大阪府にならい、来年度から所得制限なしの高校授業料無償化を導入すると宣言されています。未来を担う子どもの教育への投資は不可欠です。中途半端な大学授業料無償化ではなく、維新が進めてきた幼児教育から高等教育まで、全教育課程における所得制限なし無き授業料無償化の実現に、国が率先して取り組むべきではないでしょうか。日本維新の会は志をともにする教育無償化を実現する会と統一会派を組みました。我々は先頭に立って社会の意識を変え、若者たちが真に子どもを持ちたくなる社会の構築を牽引してまいります。医療の進歩による長寿化で、現役世代の社会保障負担が増加の一途をたどっています。家計金融資産の63%を60歳以上の方が所有している現状を踏まえれば、経済成長や世代間公平性のみならず、制度の持続可能性の観点からも負担の在り方を真剣に見直すときが来ています。政府の示す大納負担の方向性は理解しますが、踏み込みが全く足りません。もとを正せば、高度成長期の1960年代後半に革新自治体で始まった老人医療費無料化制度は持続性を度外視し、負担の一切を現役世代に押し付けました。この制度は適切だったと考えますか。医療保険はいざ病気にかかったときの安心の制度であり、世代にかかわらず平等に負担するという考え方もできます。経済力のある高齢者には、現役と同水準の医療負担を求めるくらいの踏み込みが必要ではないでしょうか。後期高齢者の医療費は福祉と捉え、税による負担割合を高める考えはありますか。医療分野のDXは、医療費の適正化や診療報酬、薬価の見直し、電子カルテの標準化など、正義とされてきた社会保険制度の中核にメスを入れることにつながりますが、規制改革と新しい技術の活用なくして進みません。今、野党半島の被災地では、自宅や医療機関以外での受診が一部解禁されたオンライン診療が活躍し、避難所に身を寄せる被災者の方々に安らぎを与えています。全国あまねく日常的にオンライン診療を活用できる環境を早急に整えるべき現実を突きつけられました。野党半島の被災地での実例をオンライン診療の本格実施への突破口とし、医療DXを強力に拡大していくべきだと考えますが 、見解を求めます。2023年の日本の名目GDPがドイツを下回り、世界4位に転落する見通しです。国民生活を見れば実質賃金は前年割れが続き、雇用の約7割を担う中小企業は賃金の価格転嫁にも苦しんでいます。最大の要因は自民党政権の成長戦略の施策が補助金、融資、税制上の優遇措置の3点セットにとどまり、既得権の保護ばかりに目を向けていることです。成長力の強化に必要なのは既得権に切り込む規制改革と新たな市場の創造にほかなりません。自民党政権が成長の目を摘み続けてきた結果がGDP世界4位への転落であり、その摘みと責任は大きいと考えます。総理の見解を伺います。成長の原動力としてイノベーションとデジタル社会への変革は不可分の関係にあります。しかし政府がデジタル社会のパスポートと呼ぶマイナンバーカードの普及活用さえ足踏みが続き、今年12月からのマイナ保険所への完全移行はふえふけど踊らずの様相です。昨年4月に6.3%だったマイナ保険所の利用率も下がり続け、12月には4.3%まで落ち込みました。使い勝手の悪さが改善されず、広く国民の要求に応えるものにはなっていません。今後マイナ保険所への切り替えと利用促進をどのように拡大していくお考え でしょうか。マイナカード活用による国民の利便性向上はまさに公共の福祉であり、私的事情で取得していない人たちの権利より優先されて然るべきではないでしょうか。マイナカードの取得義務化への見解と合わせお答えください。日本版ライドシェアが4月に解禁されます。方針ではタクシー会社の運行管理の下、車両不足が深刻な地域や時間帯などが絞られ、限定的なものとなり、ライドシェアと呼ぶに値しません。実情はタクシー業界の人材確保を多少手助けするだけの措置です。全国会で総理はライドシェアを新しい産業にする旨表明されました。政府は6月タクシー会社以外からの新規参入を含む全面解禁の方向性について結論を出しますが、新しい産業を見据えるなら新規参入が可能な仕組みにするとともに、本格的な進歩を制定すべきではないでしょうか。市場規模は1兆円と言われています。ライドシェア導入に抗う業界団体や俗議員の既得権を打破し、日本の成長のために真のライドシェアを育てていく決意をお示しください。世界ではロシアのウクライナ侵略、イスラエルとハマスによる戦闘など深刻な戦争、 武力衝突が続いています。それは日米欧などの民主主義陣営、中国、ロシアなどの共権主義陣営、グローバルサウスの三極化を加速させ、国際秩序を揺るがしています。こうした中で、先の台湾総統選に次いで、3月のロシア大統領選や4月の韓国総選挙、11月のアメリカ大統領選など、国際情勢に影響を与える重要な選挙が厳しそうに接して行われます。言えるのは大統領選の結果を問わず、アメリカが中ロと中東の3方面の脅威を並行して抑え込むことは、軍事能力上も国際政治上も難しく、同盟国の日韓、欧州などが果たす役割が一段と大きくなっていくことです。国連安保理の非常任理事国である日本は、米、欧と連携しつつ、新興、途上国との友好関係も生かしながら、世界の安定に向けて、労働的かつ主導的に行動すべきだと考えますが、見解を求めます。施政方針演説で総理は、世界の安定へ日本ならではのアプローチで国際社会をリードすると述べました。どのような行動を想定されておられますか。一昨年末に決定された国家安全保障戦略で、政府は重大なサイバー攻撃を未然に防ぐための、「能動的サイバー防衛」の導入により、サイバー防衛能力を欧米主要国と同等以上に向上させると宣言しました。ところが一年 を経ても、必要となる不正アクセス禁止法などの関連法改正や、憲法21条が保障する通信の秘密との関係整理の進捗が見えてきません。国内法に縛られた自衛隊のサイバー防衛隊は、竹光の部隊に過ぎず、日米同盟の最大の弱点とも指摘をされています。施政方針演説で総理は、サイバーセキュリティ強化に取り組むと改めて表明されましたが、なぜ法整備が遅れているのですか。喫緊の課題として、今国会で関連法の改正を成しやるべきではないでしょうか。安全保障に関わる国の機密情報へのアクセス権限を有資格者に限定するセキュリティクリアランス制度を導入するための法案が今国会に提出されます。欧米先進国では情報保全制度が整備されていますが、我が国には経済安保分野で国際的に通用する制度がなく、日本企業が国際共同開発や研究を進める上で大きな支障になってきました。政府の対応は遅すぎるぐらいです。政府が指定する機密情報の範囲や資格者に求められる基準などの制度設計にあたっては、米国などに習い、国際水準に合致したものにしなければ通用しませんが、いかなる方針で取り組みますか。対象となる機密の定義が曖昧だと、民間企業が萎縮し、自由な経済活動が阻害されかねません。産業界の懸念をどのように払拭していくお考 えかお示しください。この資格制度は政府が保有する経済安保上の機密情報にアクセスするためのもので、問題の本質はこれにとどまりません。企業が保有する技術情報の保全体制も抜本的に強化すべきではないでしょうか。必要ならば政府がガイドラインを示すべきだと考えますが、併せて所見を求めます。13歳のとき、北朝鮮に拉致された横田恵さんは、今年10月、官暦を迎えます。北にとらわれる直前まで、彼女が中学の合唱コンクールで同級生たちと歌っていた「翼をください」の歌詞にはこんな一節があります。この大空に翼を広げ、飛んで行きたいよ。悲しみのない自由な空へ、翼はためかせ、行きたい。これは半世紀近くも、早く自由になって日本に帰りたい、願い続ける恵さんの思いそのものでしょう。再会を祈り続ける母親の崎恵さんは、この4日に米中を迎えられます。昨年は4度入団員を繰り返されたそうです。総理は、拉致問題は政権の最重要課題と繰り返し強調していますが、被害者奪還への誓いは全く開けてきません。途方もなく耐えていらっしゃる恵さん、崎恵さんらの思いをどう受け止めていますか。今、北朝鮮との交渉はどうなっているのですか。少なくても、拉致被害者家族の方々だけには、可能な限り適宜状況を伝えることはできないのでしょうか。来年4月13日の大阪関西万博開幕まで、あと437日です。政府によると、本会場の土木工事は9割を終え、リングやパビリオンなどの建設工事を中心とするフェーズに入るなど、準備はほぼ順調に進んでいます。総理、政府として万博を予定通り開催する方針に変わりはありませんね。世界にも向け、力強い答弁を求めます。総理は、9月の自民党総裁任期までに、憲法改正の実現を目指すと明言されています。国民投票の実施には、国会発議後60日から180日間、候補周知期間が必要のため、この国民への重い約束を果たすには、今国会中に発議しなければなりません。リミットは5ヶ月足らずです。与野党5党派で合意形成されつつある緊急事態状況の創設を軸に、改正案の取りまとめに、ただちに入るべきです。予算審議が終わるまで、憲法審査会を開かないという、立法府の悪しき慣例に、いいダクダクとしているわけにはいきません。求められるのは、自民党総裁たる総理のリーダーシップです。今国会での発議に向け、衆参の憲法審査会について、予算審議にとらわれず、必要なら定例日以外も開いて、改正案の集約を加速させると約束していただけますか。全国会最終盤に、自民党から改正条文案を起草する、作業機関設置が提案されましたが、具体的な中身は、きょう現在、何の連絡もありません。日本維新の会は、広く国民に憲法問題への理解を深めていただけるよう、審査会の模様をNHKテレビで中継できるよう提案もしてきました。賛同していただけますか。党総裁としての答弁を求めます。安定的な公為継承は、国家の根幹にかかわり、立法府が目をそらすことができない喫緊の課題です。日本維新の会は、一昨年1月の政府有識者会議の報告書の国会報告を受け、一昨年4月、立法府が静かな環境の中で丁寧に議論し、総意をまとめるよう、求める意見書を衆参両院議長に提出しましたが、他党の動きは鈍いと言わざるを得ません。この問題は、憲法改正と同様に、政治改革や政局にかまけて後回しにしているいとまはありません。総理は、政法審議演説で立法府の総意の早期取りまとめに期待を示されましたが、今国会で与野党が議論する枠組みを設置し、自民党が意見集約に主張的な役割を果たすと約束していただけませんか。党総裁としてのお考えをお聞かせください。今こそ経済や社会などあらゆる面で構造改革に着手し、その流れを軌道に乗せなければなりません。今国会を我々は、失われた30年をもたらした頑強たる自民党政治の一層に道筋をつけるための大改革実行国会に位置付け、果敢に政策提言を行うなどアクションを起こしてまいります。そして、必ずや政権交代を果たし、真に国家国民のための政治を実現させることをお誓いし、質問を終わります。御清聴ありがとうございました
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ババ・野部幸議員のご質問にお答えいたします。自民党の政治改革の取り組みについてお尋ねがありました。政治改革対抗については、選挙区制の導入など、具体的な制度改革等につながったものもあると承知しておりますが、派閥の弊害状況などが言及されているにもかかわらず、政策集団がお金や人事のための集団と見られても仕方がない状況が継続していたことは、率直に認め、真摯に反省しなければなりません。党の政治最新本部においては、政策集団による政治資金パーティーの禁止など、運用面から自民党単独でも対応可能なものについて、速やかに実行に移すことを決定するとともに、各党各会派で議論が必要な制度的対応については、党として真摯に協議に臨むことを決定いたしました。政治資金規正法改正など、より具体化しなければならない項目については、今国会でしっかりと議論できるよう、党としての考え方を取りまとめてまいります。私が先頭に立って、国民の信頼回復に向けて、しっかりと取り組んでまいります。そして調査研究広報滞在費についてお尋ねがありました。今回党の政治最新本部においては、政治資金の透明性の向上について、運用面から自民党単独でも対応可能なものについて、速やかに実行に移すことを決定するとともに、各党各会派での議論が必要な制度面の対応については、党として真摯に協議に臨むことを決定いたしました。御指摘の調査研究広報滞在費は、議員活動のあり方に関わる重要な問題であり、全議員共通のルールのあり方として、まさに各党各会派で議論が必要なものと認識をしております。自民党としても真摯に議論に参加してまいります。そして選挙制度の改革や国会改革についてお尋ねがありました。党の政治最新本部の中間取りまとめにおいても、普段の改革努力が不可欠な項目として、選挙制度のあり方や国会運営のあり方を掲げているところです。いずれも国民の政治に対する信頼を維持し、有権者の負託に応えるためにどうあるべきかという観点から、各党各会派における真摯な議論を行っていくことが慣用であり、我が党としてもこのような議論に貢献していきたいと考えます。そして派閥の解散と政治資金の問題に関する調査についてお尋ねがありました。今般政治資金収支報告書への不記載の温床となったのは、政策集団によるパーティーであり、政策集団から人事と資金を切り離すことは、政治改革の本丸の一つであると考えています。またこうした政策集団のあり方の改革に加えて、関係者による明確な説明責任が果たされるべきことは当然のことであり、党としても関係者に促しているところですが、党としても関係者の聞き取りを行うこととしており、目くらましとのご批判は当たらないと思います。なお聞き取りの範囲については、事実関係の把握の状況等を踏まえて適切に判断をいたします。企業団体献金についてお尋ねがありました。企業団体献金については、各党各会派による長年の議論を経て現在の姿になっているものであり、政党等がその受取りを行うこと自体が不適切なものとは考えておりません。また企業は憲法上の政治活動の自由の一環として、政治資金の寄付の自由を有するとの最高裁の判決もあると承知をしております。いずれにせよ企業団体献金のあり方については、政党政治団体の政治活動の自由と密接に関連している問題であり、民主主義のコストを社会全体でどのように負担していくかという観点も踏まえつつ、各党各会による真摯な議論を経て、結論を得ていくべき問題であると認識をしております。個人献金及び寄付金控除についてお尋ねがありました。個人情報に対する意識が高まる中、寄付者について、住所等が公表されることで寄付者のプライバシーが侵害される恐れがあるとの指摘があることを承知をしております。また、寄付金控除制度は、政治資金の個人拠出を促進するという検知から設けられたものであり、国税としての税制上のインセンティブであることから、政治活動の広域性等の観点を踏まえて対象範囲が定められたものであると承知をしています。いずれにせよ個人献金の公開や寄付金控除の対象範囲などのあり方については、政治団体の政治活動の自由を確保することと、政治資金などの透明性を図ることとのバランスをどう考えるか、また民主主義のコストを社会全体でどう負担していくかという観点を踏まえつつ、各党、各会派とともに普段の議論を重ねてまいりたいと思います。そして、政策活動費についてお尋ねがありました。政策活動費は、各党によってその故障は様々であるものの、政党などの政治活動のために用いられるものと承知をしており、そのあり方は政治活動の自由とも密接に関わる問題です。したがって、各党、各会派の真摯な議論を経て、各政治団体共通のルールを定めていくことが重要であると考えます。我が党としてもこのような議論について、真摯に対応していく所存です。いわゆる連座性等についてお尋ねがありました。政治資金が政治資金規正法にのっとって取り扱われるべきことは当然のことであり、違反した場合に厳正な対応が行われるべきとの問題意識、共有いたします。我が党としても党の政治刷新本部における中間取りまとめにも明記しているとおり、より厳格な責任体制の確立、厳格化について、各党との真摯な協議を行う方針です。連座性の導入については対象とする政治団体の範囲、対象とする違反の種類等、様々な課題について丁寧な議論を行う必要がありますが、今後党としての考え方を取りまとめ、議論していきたいと考えています。なお、会計責任者の専任については会計に関する知識の程度など、本人の適正を踏まえて判断すべきであると考えます。政党法についてお尋ねがありました。政党のガバナンス強化等の観点から、いわゆる政党法を定めるべきとのご意見があることは承知をしております。他方で、議会性民主主義の主要な担い手である政党が、その期待される役割を十二分に果たしていくためには、何よりもまず政治活動の自由が最大限尊重されなければならないという意見も存在するところであり、政党法の制定については慎重な検討が必要であると認識をしています。いずれにせよ、お尋ねについては、政党の政治活動の自由と密接に関係する事柄であることから、各党会派における十分な議論が必要であると考えます。議員定数の削減についてお尋ねがありました。議員定数の削減については、これまでも取組が続けられてきたところですが、民主主義の根幹にかかわる重要な問題であり、引き続き国民の政治に対する信頼を維持するためにどうあるべきなのか、議論を続けていく課題であると考えています。令和6年度予算編成についてお尋ねがありました。令和6年度予算案においては、議員御指摘のとおり、歳出構造の閉じ下の観点から特定目的予備費を減額しているほか、社会保障関係費について実質的な延びを高齢化による増加分に納めるとともに、社会保障関係費以外について、これまでの歳出改革の取組を実質的に継続しています。さらなる歳出構造の閉じ下を進めるとともに、歳出改革の継続を行うことで、財政健全化を着実に進めてまいります。財政健全化についてお尋ねがありました。先日の経済財政諮問会議で報告された中長期資産では、民主主導の高い経済成長のもと、歳出改革を継続した場合には、2025年度の国と地方を合わせたプライマリーバランスの黒字化が視野に入ること、これが示されました。財政の持続可能性への信任が失われることがないよう、歳出改革を継続しながら、賃上げの取組等を通じて所得の増加を先行させ、経済を立て直し、これらにより引き続き財政健全化を着実に進めていくことが重要であると考えます。防衛力強化等消費者対策についてお尋ねがありました。防衛力強化のための財源確保に当たっては、行財政改革の努力を最大限行い、それでも足りない分について、税制措置をお願いすることとしており、一昨年末の閣議決定の枠組みに基づいて、方向性を明確にし取り組むこととしております。少子化対策における支援金制度は、歳出改革と賃上げによって実質的な社会保険負担軽減の効果を生じさせ、その範囲内で構築することとしており、全体として実質的な負担が生じないこととしております。御指摘の医療介護報酬改定における賃上げ加算部分は、それ自体は社会保険負担の増加要因ですが、医療介護の従事者を含む全体の賃上げによって雇用者報酬が増加することで、その実質的な社会保険負担軽減の効果により打ち消されることから、実質的な負担にはならないと考えます。歳出改革と賃上げによって社会保険負担軽減の効果を生じさせ、その範囲内で支援金制度を構築することにより、全体として実質的な負担が生じないという先ほど述べた考え方は一貫 していると考えています。少子化対策に関する加速化プランについてお尋ねがありました。加速化プランは、若い世代が希望通り結婚し、子どもを持ち、安心して子育てできる社会を目指します。そして、若い世代の所得を増やすこと、社会全体の構造や意識を変えるということ、そして全ての子ども子育て世代を切れ目なく支援するということ、この3つを理念として掲げ、これを実現するものであります。若い世代の所得向上に関し、岸田政権では最重要課題として賃上げを掲げ、三民一体の労働市場改革を進めているほか、正社員化に取り組む事業主への支援や、ハローワークにおけるきめ細かな就職支援を実施しており、こうした施策を通じて、若い世代の賃上げや正社員化支援してまいります。授業料の無償化についてお尋ねがありました。子育てや教育費により理想の子どもの数を持てない状況が、3人以上を理想とする夫婦で特に顕著であることから、この現状を打破していきたいと考えています。令和7年度以降の多子世代における大学等の授業料等の無償化については、3人の子どもを持つ家庭にとって最も経済的に厳しい状況にあるのが、3人同時に扶養している期間であることを考慮し、財源が穢れている中で、このような内容を設定した次第であります。また、ご指摘の授業料無償化の所得制限については、個々の制度の目的や支援方法などに応じて、それぞれ判断されるものと考えており、政府としては教育費の負担軽減を着実に進めてまいります。医療保険制度改革についてお尋ねがありました。老人医療費無料化については、老人医療費の増大や、病院のサロン化や社会的入院といった 弊害が指摘されたことから、高齢者にも定率の1割負担を導入し、現役並み所得のある高齢者には3割負担を導入するなど、見直しを行ってきています。一昨年10月からは、一定以上の所得のある高齢者について、2割の窓口負担も導入したところです。また、後期高齢者医療制度は、世代間で支え合う観点等から、現役世代による支援金の拠出を行っていますが、その負担増を抑制する観点からの 制度改正も行っております。今後とも年齢にかかわりなく、負担能力に応じて公平に支え合うことで、給付と負担のバランスを図りつつ、制度の持続可能性を高める方策、 負担に検討してまいります。オンライン診療についてお尋ねがありました。野党半島自治において、避難所などにおいて、避難者の方と野党のかかりつけの医療機関との間で、オンライン診療が行われており、被災地における医療の確保に大きく貢献をしています。政府としては、幅広く適正にオンライン診療が普及されるよう、医療機関が参考にできる事例集や手引書の作成、国民への周知広報資料の作成等を行っており、今回の事例も踏まえ、さらに取り組みを進め、医療分野のDX推進してまいります。自民党政権のこれまでの経済政策についてお尋ねがありました。日本経済は30年間続いたコストカッ ト型経済の縮み志向の下で、投資や賃金までも削減されてきましたが、今まさに新たな成長型経済への移行の途上にあります。これまでの新しい資本主義の様々な取り組みを通じ、30年ぶりの水準となる賃上げ、設備投資など、明るい兆しが確実に見られつつあります。企業の稼ぐ力の強化を図り、生産性を引き上げていくためには、言うまでもなく規制制度改革、これは必要です。デジタル業材性改革を強力に進める中で、スピード感を持って取り組んでまいります。デフレからの完全脱却を果たすため、引き続きあらゆる政策を総動員し、経済社会構造の変革を実現してまいります。マイナー保険証の利用促進と、マイナンバーカードの義務化についてお尋ねがありました。マイナー保険証は、我が国が医療DXを進めるための基盤となるものであり、本年度の補正予算で設けた、医療機関への支援金による支援や、そのメリットの周知広報を通じて、医療機関や保険者等の関係者と連携し、積極的な利用促進を図ってまいります。そして、御指摘のマイナンバーカード取得の義務化については、最高位の身分証として、厳格な本人確認の下で交付する必要があり、カードに顔写真を表示するとともに、対面での厳格な本人確認をするため、本人の申請によることとしていることから、現段階では難しいと考えております。ライドシェアについてお尋ねがありました。地域交通の担い手や、移動の足の不足といった深刻な社会問題の解決に向けて、昨年のデジタル行財政改革会議、及び規制改革推進会議の議論を踏まえ、地域の自家用車や一般ドライバーを活用した新たな運送サービスが、4月から実装されるよう、制度の具体化と支援を進めてまいります。併せて、これらの施策の実施効果を検証 しつつ、ライドシェア事業に係る法制度について、デジタル技術を活用した新たな交通サービスといった観点も含め、6月に向けて議論を進めてまいります。世界の安定に向けた日本ならではのアプローチについてお尋ねがありました。G7広島サミットにおいては、法の支配、主権や領土の一体性の尊重といった、国際社会全体が従うべき原則について、G7以外の首脳らも交えた上で認識を一致させ、その成果を世界に向けて発信することができました。本年も国連安保理非常任理事国を務める我が国は、今述べたような成果の土台の上に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化のため、同盟国同志国はもとより、グローバルサウスとの連携も深め、多様性と法設性を重視するきめ細かなアプローチで、世界を分断や対立ではなく協調に導いてまいります。サイバー安全保障についてお尋ねがありました。能動的サイバー防御の実現に向けた法 案については、現行法令との関係等を含め、様々な観点から検討を要する事項が多岐にわたっているものと認識をしています。我が国のサイバー対応能力を向上させることは、現在の安全保障環境に鑑みると、ますます気を要する課題であり、可能な限り早期に法案を示しできるよう、検討を加速してまいります。セキュリティクリアランスについてお尋ねがありました。一昨日の経済安全保障推進会議において、セキュリティクリアランス制度に関する新法案の今国会への提出に向け、準備を加速するよう、高市大臣に指示をしたところです。その中でご指摘のような、対象とする機密情報の範囲等について、これまでの有識者会議等での議論も踏まえつつ、鋭意政府としての検討を進めてまいります。そして、ご指摘のあった企業が保有する情報の保全等については、今回の制度の対象外ですが、有識者会議の最終取りまとめも踏まえながら、引き続き検討してまいります。拉致問題についてお尋ねがありました。横田恵さんをはじめ、未だ多くの拉致被害者の方々が、北朝鮮に取り残されていることは痛恨の極みであり、誠に申し訳なく思います。我が国の方針は、日朝平壌宣言に基づき、処刑案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指すというものです。とりわけ、時間的制約のある拉致問題は、ひとときも揺るがせにできない人道問題です。先恵さんをはじめとするご家族の差し迫った思いをしっかりと共有しながら、すべての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現すべく、全力で過段に取り組んでまいります。北朝鮮に対して様々な働きかけを行っております。しかしその内容については、今後の交渉に影響を及ぼす恐れがあるため、明らかにできないことは、御理解いただきたいと思います。しかしながら、今後ともご家族の気持ちに寄り添い、丁寧な対応に努めてまいりたいと思います。万博についてお尋ねがありました。新型コロナや大規模な自然災害を乗り越え、命への向き合い方、社会の在り方を問い直す機会となる万博の成功を目指し、来年4月からの開催に向け、オールジャパンで着実に準備を進めてまいります。憲法改正についてお尋ねがありました。憲法審査会における具体的な議論の進め方については、審査会においてお決めいただくべき事柄であり、内閣総理大臣の立場から直接申し上げることは 控えなければならないと考えております。いずれにせよ、憲法改正は先送りできない重要な課題であり、時間的制約がある中でも、一歩でも議論を前に進めるため、党派を超えた議論を加速させるべく、 自民党としてもしっかりと貢献をしてまいります。この憲法改正に関して、国民的な議論が必要であり、その議論の状況は広く国民に知っていただくことは 重要であると私も考えます。ただ、ご提案のNHKテレビでの 憲法審査会の中継の実施については、放送番組の編集を行うNHKにおいて 判断されるものであると承知をしております。安定的な行為継承についてお尋ねがありました。内閣総理大臣の立場からは、国会における 具体的な議論の進め方について申し上げることは差し控えますが、現在、衆参業委員議長の要請の下、各党各会派において、安定的な行為継承等に関する意見の集約が 進められているものと承知をしております。自民党総裁としてあえて申し上げれば、 我が党においても総裁直属の会議体を設けており、国会の議論に資するよう、党としての 見解の取りまとめを進めてまいります。
1:26:41
(質問者)(石井圭一)まず冒頭、野党反逃自治において、お亡くなりになられた方々の ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からのお見舞い を申し上げます。大きな不安の中での生活を強いられている被災者の皆様が、一刻も早く安全安心の暮らしを取り戻すことができるよう、あらゆる施策を総動にして、復旧復興支援に 総力を挙げなければなりません。多難な幕開きとなった2024年は、そのほかにも、長期間に及ぶ物価高騰を乗り越えるための家計支援や、デフレ完全脱却を目指しての中小企業の賃上げへの取り組み、子ども子育て支援の充実、未だ解決の糸口が見えないウクライナへの侵略、パレスチナの紛争問題など、政治がスピード感を持って取り組むべき内外の課題が 三次しております。こうした国難とも言うべき難題を突破するには、その大前提として、政策を推進する政治家が、国民の信頼に足る存在でなければなりません。その意味で、昨年末に発覚した政治と金をめぐる不祥事は、まさに言語同談であります。まずは私たち国会議員が真摯な姿勢で、真正面から政治改革に挑むことが、何よりも大切であります。公務党はその先頭に立って、国民の皆様の信頼回復に努めていくことをお誓いいたします。以下、諸課題について質問いたします。はじめに、野党反党自身について伺います。発災から本日で1ヶ月が経ちます。被災地では玄関の中、いまだ多くの方が、不自由な避難生活を余儀なくされております。政府は災害関連者を断固防ぐため、すべての避難所への支援物資の責任者を明確化し、避難者のニーズに細かく十分に応えられるよう、万全を期すとともに、感染症や持病の悪化などを防ぐため、医療・介護・保健体制を強化し、バリアフリーの仮設トイレの設置など、避難者に寄り添った避難所の環境改善に、官民の総力を挙げて、不断に取り組むべきであります。また、在宅避難、自主避難、二次避難等をされている方へ、状況に応じた支援も課題であり、行政再度から積極的に訪問するなど、アウトリッチ型の見守り・相談支援の、継続的な実施が重要です。加えて、ノット地域で被災し、子どもや親戚多くに避難している高齢者が、要介護状態になったにもかかわらず、金沢市内など避難している地域で、介護施設の受入れ限度を超えてしまっている、現状があります。県外からの介護職の応援も、喫緊の課題であり、広域的な対応支援を進めるべきと考えます。和島市、鈴市、阿南水町、野東町、七尾市、鹿町、白石、内棚町の8市町では、浄水場の損傷や浄水場に通じる道路の被害、排水管も広範囲に損傷したことにより、その復旧に時間を要し、発災後1ヶ月経った今なお約4万戸の断水が続き、被災者の健康維持並びに、復旧復興の最大の足枷となっております。県の水道用水供給事業の点検補修が進捗した結果、先月29日に七尾市藤橋供給店まで、浄水が開始されたことは朗報でありますが、七尾市以北の6市町での早期断水解消に、全力を尽くすべきであります。総理の見解を伺います。
1:31:00
被災者の生活支援再建の大前提は、罹災証明書の発行ですが、いずれの被災市町村においても、本格的な罹災証明書の発行は始まっておりません。政府は公明党の二次にわたる提言を受け、先週、被災者の生活となり合い支援のためのパッケージを発表いたしましたが、被災者生活再建支援法の適用をはじめ、さまざまな支援命令を受ける条件が、罹災証明書となっております。罹災証明書の早期発行を可能にするためには、一件一件の家屋調査を前提とせず、被災地域単位で全壊地域と認定すると、発行 の手続を大幅に簡素化し、被災者の生活となり合い支援を前に進めるべきと考えます。そして、被災者の生活再建の第一歩は、家屋の解体撤去、修理や建て替えであります。被災地域の特性から、家屋のみならず、名屋、車庫などの解体、瓦礫処理の費用も、公費負担と認めるよう強い要望があります。また、空き家の解体、瓦礫処理についても、公費負担が必要であり、政府として早期に決定すべきであります。住宅の応急修理は災害救助法で、伊勢田辺りの限度額は70万6千円以内、応急修理の期間は、災害発生の日から原則3ヶ月以内に完了することと、定められておりますが、近年の資材口頭から、限度額を引き上げること、また、被災地の実情に照らし、適用期間の延長は必要不可欠と考えます。仮設住宅の建設も急務です。被災者の多くが高齢者であり、住宅の再建が容易ではなく、管理地対応でかつ高級的な住宅として、払い下げできるスペックの、仮設住宅の建設を進めるべきであります。また、内棚町をはじめ、液状被害が著しく、住宅の再建が困難な地域の再生についても、政府を挙げて対応することが必要です。以上の課題に向けて、総理の決意を伺います。
1:33:09
次に、政治資金問題について質問いたします。政治資金パーティーの収入について、収支報告書に適切に記載されないまま、多額のキックバックがなされていた問題が発覚をし、逮捕者が出るなど、政治に対する国民の信頼は、著しく損なわれております。1月のNHKの世論調査でも、政治資金のルールの厳格化を求める行為 は、8割を超えており、政治改革は待ったなしの状況です。公明党は、このような問題を二度と繰り返さないために、可燃の流れの透明化と、罰則の強化を柱とする、公明党政治改革ビジョンを、1月の18日に発表いたしました。ビジョンでは、政治資金の透明性の強化を図る、具体案として、パーティー券の購入について、収支報告書に記載する基準を、現行の20万円超から、5万円超まで引き下げ、全ての入金を口座繰り込みのみとすること、さらに一部の政党で議員に支払われている、政策活動費の使途公開とともに、国会議員に毎月支給される、調査研究広報滞在費については、使途明確化、使途公開、未使用分の国庫返納を行うこと、そして政治資金を監督する、第三者機関の設置や、誰もが簡単に閲覧できるよう、収支報告書のデジタル化の促進も、掲げております。また収支報告書について、国会議員などの代表者に、適法に作成されていることの、確認書の提出を求め、虚偽の記載などがあった場合、秘書などの会計責任者だけではなく、監督責任などを怠った議員などの代表者も、罰金刑と公民権を退出する、連鎖性を導入し、罰告の強化を図ることも、極めて重要であります。今こそ国民の政治への信頼を取り戻すため、派閥の解消にとどまらず、政治資金規正法の改正に、与野党の枠を超えて取り組むべきと考えます。自民党政治刷新本部の本部長を務める、岸田総理の決意を伺います。
1:35:20
次に30年余り続いたデフレの完全脱却に向けて、物価高を乗り越える家計づくりを目指す、我が国の経済政策について伺います。今年も物価高による家計への影響が続いております。賃上げや所得向上の流れができるまでの間、しっかりと家計を支える対策が重要です。既に昨年の補正予算で措置した、住民税非課税世帯に対する7万円寄付が、順次開始されておりますが、まだおよそ半分の自治体の実施にとどまっております。速やかな支給が望まれます。今後はこれに続いて、低所得者の子育て世帯に、子供1人当たり5万円の追加給付を、また住民税均等割のみ課税されている世帯等に対しては、10万円を給付いたします。さらに6月以降には、1人当たり4万円の低額減税を実施し、減税分を引き切れない方には、差額を給付で補填することとします。物価での暮らしに大きな安心を与える支援策になると期待をいたします。ただし制度が複雑で、自分はいついくら支援を受けられるのかが、分かりにくいとの指摘もあります。支援の見通しが立つことは、生活の安心につながります。政府においては、例えば関係省庁や各自治体等の情報を統括し、支援の全体像や個別の相談先を分かりやすく紹介するまとめサイトを作成するなど、国民に分かりやすい広報をぜひともお願いをしたい。またこの際、現在国で開発している申請から給付までのプロセスを、一気通貫でデジタルで完結できる、給付支援サービスの導入を一気に進め、全国の自治体における給付金の迅速な支給体制の確立や、住民からの質問に直接回答する問い合わせセンターの設置に向けた改革に取り組んでいただきたい。総理の見解を求めます。
1:37:28
デフレ完全脱却向けて最も大事なことは、物価上昇を上回る持続的な賃上げの実現です。特に日本商工会議所の昨年12月の調査で業績の改善は見られないが、賃上げを実施した企業が62.9%に上っており、中小企業が賃上げを継続できる環境整備が喫緊の課題であります。そこで公明党は昨年の秋、中小企業等の賃上げ応援トータルプランをまとめ、20の具体策を政府に提言いたしました。そのうち赤字企業も対象となる賃上げ促進税制の拡充、労務費転換のための新しい指針、前例のない思い切った投資減税や中小企業の省力化投資の支援など、企業の稼ぐ力を強化し、賃上げの原資をつくろうとする施策が徐々に動き出しております。中でも深刻な人手不足解消、生産性向上のための設備投資に役立つと、中小小規模事業者から期待の声が大きいのが、IoTやロボットなどの製品をカタログ形式で簡単に選択できる、精進化投資補助事業であります。昨年末に発表された労務費転換のための指針も含め、中小企業の現場で十分に活用され、効果が最大限に発揮できるよう、着実に推進をしていただきたい。総理からは、現場に近い中小企業庁を司令塔にして、よく実情を確認して対応していくことが重要との答弁もありましたが、これらの施策を価格転嫁や生産性向上などに確実に結びつけるためには、省庁横断的に精工一丸となった取組が欠かせません。持続的な賃上げをどのように進めていくのか、総理の答弁を求めます。
1:39:29
物流建設の2024年問題について伺います。まず物流では本年4月から時間外路労働の上限規制が適用されると、このままでは2030年には34%の輸送量が不足をし、物が届かないという混乱に陥る危険性があります。ドライバーの年間所得額は全産業平均に比べて5から12%程度低く、高齢化が進み、倒産係数も増加をしており、輸送量のさらなる 減少が予想されております。政府は昨年6月に物流革新に向けた政策パッケージを、また10月には物流革新緊急パッケージをまとめ、今国会での法改正を予定しておりますが、現場における悪しき商観港の見直しをはじめ、標準的運賃の引上げ、人手不足の解消、生産性の向上などに総力を挙げて、真剣に取り組むことを求めます。また、下請けになればなるほど手数料が引かれ、運賃が安くなる多重下請け構造にも、対策を講じる必要があります。さらに、公明党はこれまでも、荷主企業への働きかけの強化を求めてまいりましたが、ドライバーの業務環境改善のため、トラックG面による荷主元請けへの監視を強化し、悪質な企業は社名を公表するなどの、対応をとるべきであります。また、建設業におきましても、4月から時間外労働の上限規制が始まりますが、公共工 事設計労務単価をさらに引き上げるとともに、適切な労務費や賃金の行き渡りの担保を、確保すべきであります。また、適切な工期設定と施工時期の平準化を図るとともに、週給2日、4週発給の取得促進、ICTを活用した生産規制向上への支援等、働き方改革も進める必要があります。政府はこうした内容を含む法改正を予定しておりますが、確実に実行すべきであります。総理並びに国土交通大臣の見解を伺います。
1:41:46
次に、子育てや女性若者支援など、社会保障について伺います。はじめに、子ども子育て支援について申し上げます。昨年、政府は子ども未来戦略を決定し、さまざまな子ども政策を反映した加速化プランを、初年度となる今年から3年をかけて実施することとなりました。加速化プランでは、児童手当の大幅拡充、高等教育機関の負担軽減、育児休業制度の拡充などに加え、公明党が一貫して推進してきた、一人親家庭への支援や、子どもの貧困対策、障害児支援など、さまざまな困難を抱える子どもや家庭に対する支援も、強化されております。これらを実現するため、財源確保は不可欠です。政府は財源について、まずは歳出改革の徹底や、規定予算の最大限の活用によって年出をし、さらに26年度から新たに導入される、支援金制度によって確保するとしております。一方、この支援金制度は、全世代が加入する医療保険制度を活用し、広く国民から支援金を徴収するとしておりますが、政府は少子化対策の財源について、自主的な国民負担は生じないとしております。しかしながら、物価高騰など、昨今の社会情勢の中、現役世代を中心に、新たな負担増になるのではないかといった、懸念の声 が上がっております。少子化対策の財源確保に向けた、支援金制度の必要性とともに、実質的な負担が生じないこと等について、国民が納得できるよう、丁寧で分かりやすい説明をお願いしたい。総理の答弁を求めます。
1:43:32
育児・介護等仕事の両立支援について伺います。子ども未来戦略では、「ともばたらきともそだて」の推進として、育児休業給付を最大28日間は、手取りで8割相当から10割相当へ引き上げるなど、育児休業制度を抜本的に強化することとしております。ぜひ、今国会で育児・介護休業法等の改正を行うべきであります。一方で、同法めぐっては、介護等仕事の両立支援も重要な課題です。介護休業をはじめとした両立支援制度が知られておらず、利用が進まないことや、制度の趣旨への理解が不十分で、効果的な利用がされていないことから、両立が困難となっている状況があります。こうした状況を改善して、介護離職を防止するため、介護に直面した全ての労働者に対して、事業主が個別に制度を周知したり、介護休業等を利用する意思を確認することが重要です。また、介護等仕事を両立するため、労働者がテレワークを選べるようにすることも有効です。育児介護等仕事の両立支援について、総理の答弁を求めます。
1:44:53
若者や女性の所得向上に向けたリスクリーニング支援について伺います。若者が希望を持って将来を展望できる環境を整備するために、また、男女賃金格差を縮小して、女性の経済的自立を推進するために、若者や女性の所得を持続的に向上させていくことが重要です。例えば、中長期的なキャリア形成につなが る専門的実践的な教育訓練を受講する方には、雇用保険の専門実践教育訓練給付金により、受講費用の最大70%が支援されており、受講後に約4割の方が賃金が増加し、特に40歳未満では5割以上の方の賃金が増加しております。賃上げを一家制のものとせず、構造的賃上げを実現するためには、こうしたリスクリーニングによる能力向上への支援をさらに強化することが有効であります。教育訓練給付を拡充するとともに、生活機能不安なく教育訓練に専念できるよう、教育訓練期間中の生活を支える新たな給付、融資制度の創設など、労働者一人一人が主体的にスキルアップできるよう、制度の充実に取り組むべきです、あります。若者や女性の所得向上に向けたリスクリーニング支援について、総理の答弁を求めます。性暴力・性犯罪は人間の尊厳を踏みにじり、生涯に わたり真摯に深刻な傷を負わせる、極めて悪質な行為であり、断じて許されません。政府は現在、子どもと接する職業に就く人に、性犯罪歴がないことを確認する、日本版DBSの導入に向けた制度設計を進めております。大事なことは、一つは、経営の消滅を定める刑法第34条の2の規定に関わらず、子どもに対する性犯罪等の記録は、性犯罪歴証明に記載をすること。二つ目は、学校や保育所はもちろん、学習塾、スポーツクラブなど、民間教育施設も幅広く、日本版DBSの対象にすることであります。また、再犯を防ぐ観点を含め、初犯から性犯罪を防ぐ、総合的な取り組みも必要であります。例えば、教員や学習塾など、子どもに係る職種での性犯罪防止の研修、学校だけでなく、学習塾や放課後児童クラブ等における、安全教育の 実施、保護者や社会全体への啓発、犯罪の機会をつけられない場所づくり、加害者の適切な治療など、総合的に取り組まなければなりません。日本版DBS及び、子どもへの性犯罪を防ぐ総合的な取り組みについて、総理の見解を伺います。本年1月、公明党が主導してまいりました、認知症基本法が施行されました。今後、政府は、認知症基本法に基づく、基本計画を策定いたしますが、認知症の本人や家族などの意見を、十分に踏まえた計画としていただきたい。基本法の基本理念には、認知症の人が、社会参加できる機会を確保する必要性が、明記されておりますが、認知症になると何もできなくなる、という誤解や偏見は、未だ根強く残っております。しかし実際には、認知症の人は、地域 や社会とつながりを持てる居場所や、社会における役割を求めております。そうした居場所や、社会参加の機会の確保に、全力を挙げていただきたい。一方で、家族らへの支援も、基本理念の大事な項目の一つとして、盛り込まれております。地域で認知症の方や、その家族を支える、仕組みづくりを進めるとともに、仕事と介護の両立しなを、強化することが重要です。認知症の人もその家族も、意気感や希望を持って、自分の人生を大切に歩んでいける、社会の実現に向け、総理の決意を伺います。
1:49:15
続いて、福島の復興と風評風化対策、防災・減災について伺います。今月政府は、昨年の福島県大熊町と、双葉町に続き、並江町の復興再生計画を認定いたしました。基幹困難区域への住民の基幹に向けた、第一歩であると評価をいたします。スピード感を持って、着実に除染とインクラ整備を進めることが、重要であります。一方、原発事故の風評風化は、今なお続いております。アルプス処理水の海洋放出に伴う風評被害には、引き続き国内外に向けた、透明性の高い情報発信を、強化すべきであります。また、昨年環境省が実施した全国調査で、47%のもの、人が、原発事故、被災地で、将来生まれてくる子や孫が、放射線による健康影響の可能性が高いと、回答し、一昨年から増える結果となりました。全くの誤解であり、有識事態であります。若い世代や子どもへの科学的根拠に基づいた、分かりやすい情報発信が必要であり、政府によるSNSでのプッシュ型広告の活用や、放射線教育副読本などを活用した、教育現場での学びを、全国で一層広げるべきであります。また、震災の記憶や教訓の伝承を通して、風化対策も重要です。政府一体となって、連携して、風評風化対策を進めるべきです。総理の答弁を求めます。
1:50:52
野党半島自治においても、多くの学校が避難所になったように、災害時には地域住民の命を守る避難所として、平時には地域コミュニティの拠点として、活用されている学校でありますが、体育館へのエアコン設置など、その防災機能強化や、老朽化対策は多くの自治体の課題となっております。昨年は福岡県九州市の小学 校で、老朽化した外壁が落下する事故で、児童5人が怪我をし、埼玉県茎市の小学校では、畳1畳分ほどの外壁が落下する事故が起きました。文部科学省によると、全国の公立小中学校の約半数の施設が、地区40年以上経過をし、そのうち約7割が回収を必要としており、平成27年度から昨年11月までに発生した、外壁落下は38件に上っております。地方公共団体は修繕や建て替えを、計画的に進めているところでありますが、今後の国土強靱化に関する政府の指針となる、国土強靱化実施中期計画に、学校施設の老朽化対策を位置づけ、しっかり対策を進めていくべきであります。最終の学校施設の迅速な復旧と合わせて、学校施設の老朽化対策について、総理の見解を伺います。次に外交政策について質問いたします。ロシアによるウクライナ侵略は長期化し、開始から間もなく2年を迎えようとしております。国際秩序の根幹を揺るがしているこの侵略は、エネルギー・交通インフラ・住宅・学校等、人々の生活を支えるインフラや施設にも、被害をもたらしており、ウクライナの人々は厳しい状況に置かれております。2月に日本で開催予定の日ウクライナ経済復興推進会議も活用し、日本政府としてウクライナに対する人道支援や復旧・復興支援を引き続き力強く進めていただきたい。ガザ地区ではイスラエル軍とハマスとの戦闘が続いております。連日多数の死傷者が発生をしており、また水や食料、医薬品が不足するなど、現地では危機的な人道状況がさらに深刻化しております。人道状況の改善と事態の早期沈静化は最優先の課題であります。そうした中、国連パレスナ難民救済事業機関アンルアのスタッフがイスラエルへのヘロ攻撃に関与したとの疑惑を受け、日本を含む主要土南国が資金供出を一時停止する事態になっております。同機関のガバナンス強化を求めるとともに、結果としてガザの人々の命が帯び分かされることがないようにしなければなりません。復旧復興を含めた膨らやな支援、またガザ地区における人道状況の改善と事態の早期沈静化における日本のやわかりについて、総理の見解を伺います。総理は昨年11月、中国の習近平国家主席との首脳会談で、戦略的互形関係の包括的推進と、建設的かつ安定的な関係の構築について再確認をし、各種対話の再活性化についても一致をされました。我が党の山口代表もその直後に報酬をし、最期政治局常務委員や、大きい政治局委員と今後の日中関係のあり方について議論を深めました。またその際、