1:29
本日から予算委員会を開会いたします。末松委員長から一心情の都合により、委員長の職を実するこ ととしたいとの申し出があり、その職務を理事の私に委託されました。よって、本日の委員会につきましては、私が委員長の職務を代行させていただきます。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。予算の執行状況に関する調査のため、閉会中、必要に応じ、政府参考人の出席を求めることとし、その手続きにつきましては、これを委員長にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を取り計らいます。予算の執行状況に関する調査についての理事会決定事項について、ご報告いたします。本日は、令和6年、野党反党自身等に関する集中審議を往復方式で、150分行うこととし、各会派への割当時間は、自由民主党25分、立憲民主社民50分、公明党20分、日本維新の会、教育無償化を実現する会25分、国民民主党新緑風会12分、日本共産党12分、令和新選組6分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告表のとおりでございます。この際、一言申し上げます。この度の令和6年、野党反党自身及びその被災地の救援活動に向かう途中の航空機事故により、尊い人命を失いましたことは、誠に痛ましい限りでございます。犠牲者とそのご遺族に対し、哀悼の意を表しますとともに、被災者の皆様にも心からお見舞いを申し上げます。ここに犠牲となられた方々に黙祷を捧げたいと存じます。どうぞご起立お願いします。黙祷。
3:53
黙祷終わります。ご着席願います。予算の執行状況に関する調査を議題とし、令和6年、野党反党自身等に関する集中審議を行います。これより質疑を行います。
4:24
自由民主党の足立俊彦でございます。質問の機会を与えていただきまして感謝申し上げたいと思います。私は建設省国土交通省で長年勤務をし、これまでインフラ整備や防災、建設産業の振興などに取り組んでまいりました。本日はそうした経験を踏まえまして質問をさせていただきます。なお、パネルの提示につきましては、地震の被害を受けた新潟県選出の小林一博先生にお願いをしておりますのでよろしくお願いしたいと思います。さて1月1日16時10分に、野党反党付近を震源とする最大震度7、マグニチュー ド7.6の地震が発生し、和島市、涼市、七尾市、穴水町、野戸町などで200名を超える死者を記録するなど大きな被害が出ております。今回の地震に関連して亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた全ての皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。また翌日の1月2日には、日光の旅客機と海上保安庁の航空機が羽田空港の滑走路で衝突するという大事故があり、日光の乗客乗員につきましては全員が無事脱出することができましたが、被災地への物資輸送に携わっていた海上保安庁の5名がお亡くなりになるという痛ましい事故となりました。心からご冥福をお祈り申し上げたいと思います。国土交通省では直ちに再発防止策を発表していただき、安全対策に万全を期すこととされました。迅速な対応に、齋藤国土交通大臣に敬意を表したいと思います。今日は質問時間が限られておりまして、航空機事故につきまして、これ以上言及できないことをお詫び申し上げたいと思います。さて、野党発動地震につきまして、年始早々、政府は直ちに非常災害対策本部を立ち上げ、24時間体制で災害対応にご尽力をいただきました。岸田総理、松村防災担当大臣をはじめ閣僚の皆様、内閣防災や関係省庁の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。また、政府におかれましては、早期に災害救助法、被災者生活再建支援法の適用、激甚災害の指定、特定非常災害の指定を行いますとともに、プッシュ型支援、これに取り組んでいただきました。さらに、岸田総理には14日に被災地に足を運んでいただきまして、被災者に寄り添って地域のお声をお聞きいただき、温かいお言葉をかけていただきました。心から感謝を申し上げたいと思います。一方、被災地を救うために、救助救命や復旧活動に従事されている警察、消防、自衛隊、医療関係者をはじめとする皆様、さらには、インフラやライフラインの復旧にも当たっておられる全国から派遣された国土交通省のテックホースの皆様、あるいはそれを支えて活動いただいている建設業、コンサルタント業、測量設計業をはじめとする皆様、さらには災害対応にご尽力された全ての皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。さて、今回の野党半島地震の被害状況ですが、資料1の方にお示しをしましたが、和島市や須州市で大きな揺れに加え、火災や津波により大きな被害を受けました。また、道路の被害も甚大で、現在の復旧状況はこの資料の2に示すとおりで、和島市や須州市への道路は1月4日の14時に復旧し、大型のトレーラーやタンクローリーなどが和島市、須州市まで通行可能となりましたが、資料3、こちらにお示ししたとおり、元半島の外裏など沿岸部の道路が土砂災害により随 所で被災し、孤立集落が多数発生しています。一方、度重なる地震の揺れにより、倒壊家屋や被災家屋が数多く発生しており、さらには電気や水道などのライフラインにも影響が出ていることから、厳しい環境下で避難所に身を寄せておられる被災者の皆さんが多数おられます。深刻な被災地の状況に、原子を訪問していただきました岸田総理がどのように感じられたのか、また復旧、復興に向けてどのようにお考えなのか、さらにはこうした状況を踏まえ、今後、防災減災国土強靭化をさらに進めるインフラ整備にどのように取り組んでいただくお考えなのか、岸田総理の御見解を伺いたいと思います。
9:36
まず、被災地、14日視察させていただきましたが、そこで感じたことですが、大規模な動車災害によって寸断される道路ですとか、回転の流気によって風景が一変してしまった海岸部の状況ですとか、こうした状況を目の当たりにさせていただき、改めて今回の被害の甚大さ、威力の大きさ、こうしたものを痛感いたしました。併せて、避難所において避難されている方々の声も聞かせていただきましたが、この避難されている方々の置かれている状況、立場も様々であります。ですから、この様々な支援につきましても、それぞれの事情に寄り添ったきめ細やかな対応が必要である、こういったことを強く痛感していきました。そして、今後の対応につきましては、この復興普及等が進んでいくために、予備費の増額ですとか、激甚災害、あるいは非常災害の指定などを行って、財政面での支援を手厚く行っていくことと併せて、実効面での支援、マンパワー等の実効面での支援等にも取り組んでいかなければならないと思いますし、何よりも不安を抱えておられる多くの方々に寄り添うという意味からも、復興普及を計画的に進めていく、見通しをしっかり示していく、こういった点も重要であると考えています。明日には、この生活なり合い支援のためのパッケージ、政府としても取りまとめることを予定しておりますが、その中で住まいの確保をはじめとする生活再建、農林水産業、観光、伝統産業を含めた中小企業等のなり合いの再建、インフラやライフラインの普及、こうしたものを取り組んでいきたいと思いますし、パッケージに留まらず、これからも中長期的な取り組みを用意し、支えていかなければならないと考えています。そして、我が国における防災・減災、国土強靱化の取り組みの重要性も改めて感じているところであり、この防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化計画、こ れ着実に推進することは当然のことでありますが、この5カ年計画5につきましても、昨年7月策定しました国土強靱化基本計画に基づいて取り組みを進めていきたいと考えています。
12:37
安田知事) 安田知事、安田知事、ありがとうございました。ぜひ、総理の強力なリーダーシップで復旧・復興を遂げていただくようにお願いしたいと思います。なお、災害対応に当たっておられる、野戸地方の建設業の皆さんと連絡を取り、お話をさせていただきました。ご自分やご家族、社員の皆さん、さらには会社自体が被災して避難所生活を余儀なくされているにもかかわらず、道路の復旧作業や除雪作業、あるいは地域の災害復旧活動にご尽力をいただいている、そういう状況を伺いました。資料の方に示しておりますけれども、マスコミが入れない最前線の頑張りでございますので、テレビを今日ご覧いただいている皆様には、ぜひご承知をおきいただければありがたいと思います。さて、野戸半島地震では、避難所生活を余儀なくされておられる方が、1月23日、6時現在、1万5千人を超えています。中には電気や水道の途絶により、とても厳しい環境下での避難所生活を余儀なくされている方々もたくさんおられるというふうに伺いました。こうした状況が長期化すると、災害関連死の増も懸念されるところであります。こうした状況を踏まえますと、まずは避難所の環境を整えることが優先されると思いますが、さらには応急仮設住宅や応急借り上げ住宅、こういったものの確保を進めることが大事だというふうに思います。しかし、被災地でそれを進めるには限界があるというふうに考えられますので、皆さんが必ずふるさとに戻ることを前提とするんですけれども、集団で一時的に避難をする二次避難が必要であるというふうに考えます。資料5の方に二次避難のイメージをお示ししておりますけれども、野党半島は道路事情が悪く、孤立集落や避難所に物資輸送をきめ細かく行うことが非常に難しいです。また、豪雪事態であり規模の大きな余震も続いているというようなことで、伊豆大島や三宅島の噴火の時のように、とりあえず安全な地域に集団で一時的に避難をするという選択肢があってもいいのではないかというふうに考えます。国土交通省が二次避難場所として、石川県や富山県内の旅館やホテルを確保したとの報道がございました。現に一部、既に移動されている方々もおられるというふうに聞いております。また、石川県内には1.5次避難所として、二次避難所へのつなぎとして、金沢市の石川総合スポーツセンターなどを確保して、医師や看護師を常駐させる取組もしておられます。内閣府からは、その際の負担額につきまして、1人1日当たり7000円を1万円に引き上げるとの報道もございました。今後、厳しい環境下での避難の長期化に対して、政府としてどのように対応していくのか、さらには、今申しましたとおり、皆さんがふるさとに戻ることを前提として、安全な地域に避難する二次避難をさらに進めていく取組が必要というふうに考えますが、松村防災担当大臣のご見解を伺いたいと思います。
16:11
お答え申し上げます。二次避難をさらに進めようと、こういう御指摘かと思います。今回の震災につきましては、やはり寒さの厳しい減冬期で発災が起こった。また、水などのインフラの復旧には一定の時間を要すると見込まれております。また、半島という、私は熊本でございますが、熊本とは違う立地で、地上にアクセスしにくい現状がある。また、今回、支援者であるべき、私役者の方であるとか、医療関係者の方であるとか、こういった方々も被災をなさっておられるというような現状が見てとれます。発災当初は多くの家屋が倒壊を致しておりましたし、特に当初避難所に対して非常に多くの避難者の方々が避難されて、過密状態であったことから、地元の避難所の生活環境はかなり厳しいものになると認識をいたしておりました。まさにこの二次避難というのは、長町さんの方々にとっては苦渋の決断であったと思います。被災された方々も、それぞれご地元に避難したいという思いがございましたが、こういった現状から二次避難が今進んでいるところでございます。国といたしましても、そういった決断にしっかりとバックアップをしているところでございます。その中で熊本地震におきましては、亡くなられた方々の8割が関連死でございました。そしてその関連死のうちの6割が1か月以内に発生したものでございました。そのことを考えますと、やはり被災者の皆様の命を守り、健康を守るためには、特に要配慮者の方々や高齢者の方々については積極的に二次避難をご検討いただきたいと考えているところでもございます。その際、やはり住み慣れた地域を離れることなどが、被災者の方々が不安を持っておられると 思いますが、二次避難は避難所の過密の解消にもつながるものであり、両方とも非常にうまくような形になればということでバックアップをさせていただいております。引き続き、被災者の皆様の気持ちにしっかりと寄り添えながら、二次避難の取組について、県また市町村、しっかりとバックアップをしてまいりたいと考えております。
18:56
ありがとうございました。さて、今回の地震では、大きな揺れによる被害に加えまして、5メートルを超える津波による被害も確認されています。東日本大震災を思い出すような津波の映像に恐怖を感じられた方々もたくさんおられたのではないかと思います。実は、日本海側の地震津波につきましては、東日本大震災の津波被害を契機に、平成25年に私が当時国土交通省の水管理国土保全局長のときに検討会を立ち上げ、野党半島沖の活断層につきましても検討を行った経緯がございます。資料6の方にお示しをしてございますけれども、今回動いたとされる活断層も検討対象として、大規模な地震津波の発生について予測をしておりました。野党半島自身における津波による被害の状況についてお伺いいたしますとともに、日本海における津波に対して今後どのように対応していくのか、斉藤国土交通大臣に伺いたいと思います。
20:03
まず今回の津波の被害でございますけれども、航空写真や現地調査等の結果によりますと、現時点におきまして、石川県では、涼市など三島地において約190ヘクタール、新潟県では上越市において約4ヘクタールの浸水を確認しております。また、涼市におきましては水深深、深さですけれども約4メートルに達したことを確認しております。それから第2点目の日本海における津波の対応につきまして、先ほど足立委員からこれまでの取組についてお話しいただきましてありがとうございます。国として各道府県とともに海岸堤防等のハード整備を進めてきたほか、平成26年にはこれまでの研究成果等をもとに、日本海において津波を引き起こす可能性のある断層の位置や長さなどを設定公表し、各道府県における津波浸水想定の作成を支援してきたところでございます。こ れらに基づき、石川県では平成29年に津波浸水想定を公表し、涼市や野戸町ではこの浸水想定に避難馬車をまとめたハザードマップを整備し、避難訓練を実施していたと。こういうことも、こういうソフト対策も自治体とともに行ってきたところでございます。国土交通省としては、引き続き、被害状況の詳細の把握に努めるとともに、これまでの一連の取組の効果を検証した上で、関係機関とも連携しながら、日本海における津波対策をハードソフト両面から推進していきたいと思っております。足立俊之君。はい、当時、検討会を立ち上げた会があったというふうに、齋藤大臣のお話を聞いて感じました。ありがとうございました。さて、野戸半島には、現在運転停止中の、しか原子力発電所がございます。今回の地震の際に、電気設備に不具合が出ているという報道がありました。また一部には火災があったというような誤った情報も流れるなど、混乱が見られたと思います。その影響で、滋賀原子力発電所の再稼働に問題がないのか、気になるところであります。滋賀原発の被災状況と、今後の再稼働に向けた方針につきまして、齋藤経済産業大臣にお伺いいたします。
22:35
滋賀原発につきましてですが、先般1月10日の原子力規制委員会では、今般の地震による原子力施設への影響及び対応について審議が行われました。滋賀原子力発電所につきましては、地震時には、変圧器の油漏れ、資料済み燃料プールからの水の溢れなどがありましたが、原子力施設の安全機能に異常はないとされたと認識をしています。その上で、北陸電力に対しましては、私自身からや、茂木市長幹部から随時、複数回にわたり、高い緊張感を持って安全最優先で万全の対応を行うよう指導をするとともに、地元や社会の皆様に不安を与えないよう、過急的速やかに信頼できる情報を丁寧に発信することを徹底するように指導をしてきております。滋賀原子力発電所につきましては、原子力規制委員会が、新規制基準への適合性審査を行っているところでありますが、今後、今般の地震による地検も追加的に考慮して、厳正に審査が行われることになる、このように承知をしております。いずれにいたしましても、高い独立性を有する原子力規制委員会が、新規制基準に適合すると認めない限り、原子力発電所の再稼働が認められることはない、というのが政府の方針でありまして、この方針は変わりません。原子力政策への信頼が確保されるよう、引き続き、安全最優先で 緊張感を持って対応してまいりたいと考えています。
24:21
ありがとうございました。再稼働への道筋をしっかりつけていただくようにお願いをしたいと思います。さて、野党半島地震からの復旧復興に当たりましては、まずは数多くの倒壊家屋が生じている市街地の再生が重要です。和島では、火災により大きな被害が出た市街地の再生、涼市では津波により被害が出た沿岸部の再生も重要だというふうに思います。その際、かつての佇まいを再生することが重要であり、東日本大震災からの尾長町の復興、熊本地震からの麻糸町の復興、新潟県糸井川市の大火からの復興などモデルとなるような事例もたくさんあると思います。資料7はこちらの方にお示ししましたが、再び普段通りの暮らしを取り戻すことができるような取組をぜひお願いしたいと思います。こういった地域の再生のために、街並みの再生が不可欠であり、あらゆる施策を講じて街の再生が図られるよう、齋藤国土交通大臣の見解を伺いたいと思います。齋藤国土交通大臣 街並みの再生に つきまして、国土交通省では、例えば平成28年の新潟県糸井川市での大規模火災後の復興におきまして、元気の再建など不正ある街並みを再生する市の取組を支援してまいりました。野党半島地震からの復興においても、被災・市町のご意向に寄り添いながら、街の佇まいを大切にした街づくりを支援してまいります。また、街の再生には、住まい・なりわい・にぎわいといった街の機能を総合的に再生していくことが必要です。国土交通省としては、被災状況調査を直活で実施するなど、被災・市町の取組を支援しているほか、今月15日には、復興街づくりに向けた関係省庁との連絡調整会議を開催し、一体的な協力体制を構築しております。今後とも、石川県や関係自治体と連携して、素晴らしい街づくりになるように、不正のある街づくりになるように、しっかりと総力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。
26:41
ありがとうございました。なお、野党半島では、野越自動車道だとか、国道245号の沿岸部の道路の復旧がなかなか進んでいない、あるいは、和島市内では稼働閉塞がある 。こういったことで、大きな甚大な災害に対して、県や自治体で手に負えるものではないため、国による権限大綱、これをぜひ活用していただきたいという声がたくさんあります。既に岸田総理からご指示があったというふうに聞いておりますけれども、しっかり受け止めて、国土交通省で対応していただければありがたいというふうに思っております。ところで、被災地の暮らしの再生を図るためには、先ほど総理からも言及がございましたけれども、被災者の生活、成りわりの再建のための政策パッチ掲示が有効だというふうに思っています。これは、被災者の支援のみならず、中小小規模事業者への支援、農林漁業者への支援、雇用対策など、幅広い成りわりの支援対策が講じられ、復旧・復興に大いに貢献しているというふうに考えています。その点につきまして、松村大臣からご答弁いただきたいと思います。
28:04
支援パッケージにつきましては、総理から先ほどお話がございましたが、私には総理から早急に取りまとめること、かつ、石川の皆さん方の声をしっかり聞いた中での汎用すること、こういったご指示を いただいております。具体的には、住まいの確保などの生活の再建、中小企業、農林水産業、観光等の成りわいの再建、インフラやライフラインの復旧など、被災者の生活成りわいの再建のための施策をしっかりと盛り込んでまいりたいと考えております。支援パッケージにつきましては、被災者生活の成りわい再建チームにおきまして、明日にも取りまとめたいと考えております。いずれにいたしましても、被災者の生活と成りわいの再建支援に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
28:55
ありがとうございました。今後の課題は、被災地域を再建し、そこに戻って住み続けていただく、普段の生活を取り戻すことが大事だと思っています。政府には令和6年度予算の予備費の積み増しなども行っていただいておりますし、必要な予算をしっかり確保し、できるだけ手厚い公的支援をベースにして、地域が持続的に維持できるよう、ご支援をお願いし、質問を終えたいと思います。以上です。どうもありがとうございました。以上で、足立俊彦君の質疑は終了いたしました。
30:09
次に杉尾秀哉君の質疑を行います。質疑に先立ちまして、本委員会の前に冒頭中西次第にもおっしゃいましたけれども、政末委員長が辞位を表明されました。ご自身の説明によれば、自民党の裏金問題に関連して、自身に正式に終止報告書に記載漏れがあったと、こういう説明でした。極めて遺憾であり、重大な問題というふうに言わざるを得ません。政末委員長、これまで本委員会で、極めて公平公正な委員会運営を心がけてこられました。それだけに私自身も極めて残念であります。そこで記者総理に通告ありませんけれども、伺います。今回の事態をどう受け止めていらっしゃるのか。そして、これは総裁としてですけれども、他の委員長ポストをどうされるのか、ご説明ください。
31:15
今回、政治と金の問題、政治資金をめぐる政策集団、また自民党に対しまして、厳しい目が国民から注がれているということ、このことを深刻に受け止め、強い危機感を感じるとともに、国民の皆様方にお詫びを申し上げなければならないと感じています。委員会の上に影響が出るということを重く受け止めなければならないと考えておりますが、他の委員会においてどうするかということにつきましては、国会関係者等とも相談して対応すべき課題であると考えます。
32:08
これは、他の委員会の委員長にも通じてくる問題だというふうに思います。まだこれ29日に集中審議がありますので、ここでしっかり伺います。今日は本来の今回の野田半島地震ですけれども、まず被災者の皆様に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。私も先週の土曜日、日曜日、福祉関係者の方とともに被災地に入りました。避難所も回ってまいりましたけれども、私個人的にも阪神大震災、そして東日本大震災では現 地で取材活動をしておりました。今回の地震の規模、そして被害の状況、深刻さ全く変わらないというのが印象です。また、避難所の状況、ちょうど29年前になります阪神淡路大震災の時とこれも変わりません。私自身、この間何をやってきたんだろう、非常にじくじくある思いがあります。その上で、防災研究の第一人者で、石川県の危機管理アドバイザーでもあります神戸大学の室崎明雄教授は、今回の件について、発災直後に状況把握ができず、国や県の突破が震災を過小評価したのではないかと、初動に人災の要素があったということを指摘されておられます。資料1、出してください。いろいろ指摘されていますけれども、自衛隊の派遣、今回は明らかに遅いし少ないというふうに言わざるを得ません。人災の要素があったということについての総理の受け止めを伺います。
33:39
今回の地震は、日没直前の発生であること、また半島といった地理 的な制約があることなどによって、まず情報収集に大きな困難が生じました。私自身も発災直後、和島市長あるいは鈴市長に直接電話で連絡を取り、直接状況を把握するなど努めたところでありました。そして、そうした両市長の情報などから、広範囲で家屋の倒壊があり、ライフライン、インフラにも大きな影響が出ている、こういったことを確認したことから、要請して情報収集を行うとともに、自衛隊、消防、警察、各部隊に対しまして、現地に速やかに入るということ、また、必要物資をプッシュ型で送るということ、こういったことを指示したところであります。そして、非常災害対策本部を立ち上げた。そこで、その会議において、部隊の最大限動員、救命救助への全力を注ぐこと、物資の確保、医療の提供、インフラ普及等を指示したところであります。自衛隊においても、発災直後から情報収集に努めるとともに、現地の和島中屯地においては、部隊において約1,000人の被災者を収容するなど取組を行い、そして、東海家屋からの生存者の救助にあたる対応を行いました。こうした発災直後から、自衛隊も含めて救命救助に迅速に取り組んだところであります。菅野秀明君。私、東日本のときは、ずっと生放送で中継していたのですけれども、確かにあれも、午後の遅い時間帯で暗くなるまで、あまり時間がなかったのですが、夕方からいろいろな情報が入ってきました。今回は、あまりそうした気配がない。そして、私、もう一度、あのときに防衛大臣をされていた北沢敏美元参議院議員にお話を伺ったのですけれども、あのときはいろいろ議論がありましたけれども、翌日に菅総理がまず上空から視察した。そして、その2日後に、今度は北沢防衛大臣がやはり空から視察をした。大変な状況だということを把握した上で、全体像を把握して5万人から10万人規模に自衛隊の派遣を引き上げる政治決断をしたのです。今回、そういう政治決断があったのかということを北沢防衛大臣もおっしゃっている。どうですか。岸田総理。あの発災直後から、私自身情報収集に勤めるとともに、自衛隊をはじめとする各部隊に対して、現地へ一刻も早く駆けつけること等、指示を出しました。自衛隊の先ほどの取組と合わせて、救命救助、そして救援物資の輸送、孤立住民の救助、こうした取組も即座に取り掛かったところでありますし、地理的な制約の中でも初動対応に遅れがあったということは当たらないと考えております。
37:16
地理的な条件が不利だというのはわかります。しかし、被災地の方に命の計帳はありません。こういう条件不利地でどうやって救助をするのか、どれだけの部隊を最大限投入できるかというのは、やっぱりこれ自衛隊の最高指揮官として、岸田総理の決案がなかったらやっぱりできなかったんですよ。私はそれが本当にあったのかということを問いたい。そして今日、防衛大臣も来ていただいていますので、防衛大臣は一番最初に、これ上空からで結構です。現地視察したのはいつですか。
37:56
お答えします。まずは、初動について、まずは申し上げなきゃいけないのは、私の視察としては先週の水曜日になります。
38:26
防衛省のサイトを見てもそうなんです。17日に初めて視察されているんです。現地の視察をすることが全てとは言いませんけれども、ただ大臣は降下訓練を始めに1月7日には現地に行かれているんですよ。私はやっぱり残念ながら、この目で見てみないと分からないと思うんです。映像を通しただけでは。そしてこれちょっと次のですね、資料2なんですけれども、ちょっと今日防衛省といろいろやりとりがあったんですが、単純に比較はできないと言うんですけれども、私は今回のやっぱりこの地理的条件の中で、やっぱり陸から行くのが難しければ、まず最大限航空路、運用もそうですけれども、運用も留機していますから、やっぱり最大限のやっぱり航空自衛隊をですね、関係をですね、投入すべきだと思うんですけれども、本当にできていましたか、それはいかがですか。
39:19
まず先ほどのパネルの1枚目について少しお話しします。いや、これ言わなきゃいけないので、放送されると誤解を招くといけませんので、東日本新災や熊本地震の際には、現地派遣隊員と司令部や広報支援も含めた統合任務部隊の人員のみを公表。いや、公表する基準が違いますので、ここは正確に申し上げないと。はい、短く申し上げます。この表で先ほどちょっと1枚目のパネルに行っていただきたいんですが、初日1,000人、そして2日目1,000人、3日目2,000人というのは、これは自衛官を被災地に投入した数であって、熊本地震と東日本新災はこれは体制の数であって、ベースが違いますので、それに相当するものは2日目は1万人となります。これはもう報道にはちゃんと説明をしております。そして現在は1万4,000名の体制の中で6,000名、7,000名を投入しているというふうになりますので、ベースが違いますので。はい、それと同じように、このヘリについても申し上げなければいけませんが、まずヘリにつきましても同様にこちらにつきましては、こちらもこれは大変申し上げないのですが、これはお詫びを申し上げないといけません。まず、東日本、数がベースが違うものをお渡ししてしまったことは、まずお詫びを申し上げておきません。東日本新災と熊本地震というのは、体制の中でどれほどのヘリが待機をしていたかという数であって、実際に投入した数とは違います。今回ののど地震は実際に運用として被災地にヘリが実際に投入した数ということでございますので、その点はまた後ほど委員には正確な資料をお渡ししたいと思います。
41:37
前提が違うというのは、実はこの質問の前にも、この資料、そのまま防衛省からいただいた資料をそのまま出したんですけれども、前提が違うという説明がありました。これはまたあれにしますけれども、もう一つ、実は先ほど紹介しました室崎名誉教授は、いろんなジャンルで今回遅れたんじゃないかという指摘なんですけれども、緊急消防援助隊についても、やっぱりこだしで救命ニーズに追いついていない、こういうことを指摘されているんですね。次の、ごめんなさい、1枚目の資料の下半分なんですが、これも単純には比較できないんですけれども、私こういう話を聞いたんです。実際に確認しましたけれども、私の地元、長野県です。松本広域消防というのがありますが、高性能の重機を運んだんです。相当高価なもんだそうです。しかし一度も使われないままに、そのまま引き返してきたというんです。これ事前に通告しているんですけれども、なぜこういうことが起きたのか。そして本当に貴重なこういう人材が本当に生かされたのかということも含めて、簡単に説明していただけませんか。
42:45
はい。緊急消防援助隊、そして今具体的に松本からの応援の舞台についてのお話だったかというふうに思いますが、今回の野田半島地震におきましては、緊急消防援助隊の出動については、発災直後の16時30分に消防庁長官から出動の求めを、知事からの要請を待たずに行いまして、ついで17時30分には地元自治体とも連携しながら出動指示に切り替えて、1月1日中に2000人規模の舞台に出動指示を行い、2日朝には石川県に集結をして活動を開始をしておりまして、発災当初から2000人規模の人員が出動をいたしております。今お名前がありました室崎先生からは、新聞紙面紙上で「こだし」というお話もございましたので、私どもとしては専門家のご指摘はおきして受け止める姿勢を持たなければいけないと思って、消防庁の方からお話をさせていただいて、事実関係をご説明させていただきましたところ、発災当初から十分な規模の舞台が出動していたことは理解した。被災地に現に到着できた舞台数を見てこだして発言したが、道路などの事情もあることは承知していなかった」との話をいただいており、当初からの出動についてはご理解をいただいたかと思っております。そして、緊急消防援助隊の長野県大隊が出動した際に、松本広域消防局が重機で出動されたけれども、現地で使用しなかったという話でありますが、松本広域消防局の重機、活用場面がなかったということは、私どももお話を伺いました。これは一つは、災害現場への道路が大型車両が通行できず、重機の搬送が難しかったという現場があったこと。もう一つ、現場に重機を持っていくことが可能な場ではありましたけれども、被災者の救出という面から丁寧な作業が求められて、手掘り中心の活動となったために重機を活用しないこととなったというふうに聞いております。これ、現場に合わせて丁寧に対応していただいた結果と思いますが、緊急事態でありますので、できることは全てやるということで、重機も含めて持っていっていただいたものと、 私どもとしても感謝をしております。杉尾秀明君。できることが全て本当にできているのかということなんです。避難所の話もそうなんですけれども、私、実際に避難所に行って阪神大震災のときと冒頭も言いまして変わらないんですよ。やっぱり体育館とかそうした施設に地下のところに薄い段ボールが引いて寝てらっしゃったり、そしてパーテーションがなかったり、やはり段ボールベッドがものすごく少なかったりですね。そして水の話も、ここで午前中の衆議院の質疑がずっと出ていました。そして何よりもトイレの問題、本当に悲惨です。トイレできないんですよ。できないんです、本当に。それを我慢して体調を壊している方がたくさんいらっしゃる中で、総理、実際に避難所に行かれました。総理が視察されたところは、たぶん避難所の中でもすごく環境が良かったというふうに思うんですよ。そういうところをたぶん総理を案内したと思うんですが、そうじゃないところがいっぱいある。そして午前中はビニールハウスで、私も見ましたけれども、まだ未だにビニールハウスで避難していらっしゃる方がたくさんいらっしゃる中で、これ、29年前と阪神のときと状況が変わっていないというのを、やっぱり今回本当に 深刻に受け止めて、トイレ、トレーラーもそうですけれども、これ避難所の環境改善やりませんか。総理いかがですか。
46:38
私も避難所を察察してもらいましたが、避難所の環境整備が重要であるということ、これはご指摘のとおりだと思います。そういった問題意識、非常災害対策本部においても強く用い、ご指摘の段ボールベッドのみならず、携帯トイレ、関節トイレ、あるいは暖房器具、マスク消毒液、避難所の衛生環境の維持・向上のための物資等もプッシュ型で届けるよう指示をしたところであります。そして、ご指摘の段ボールベッドですが、このプッシュ型で搬送するということで、石川県内の被災市町の物資拠点に対しても、2月22日の18時時点で被災市町からの要望があった3,557個、これはすべてお届けしたところであります。私が視察したときも、段ボールベッドの設置作業が続いておりましたが、いいご指摘のように、これはすべてではない、まだまだ遅れている避難所がある、これはご指摘のとおりだと思います。ぜひ引き続き努力をしていきたいと考えております。もう1つ、29年前と全く変わっていないというお話もありましたが、現地に行きますと、様々なスタートアップが水循環を利用したシャワーですとか、あるいは手洗い機器ですとか、こういった様々な機器を持ち込み、それが今活用されている、こうした大きな変化も感じているところであります。2人分の水で100人分のシャワーを賄う、こうした水循環装置を合わせたシャワー等が活用されるなど、環境改善に様々な工夫も加わっているということも指摘しておきたいと思います。
48:41
今日は往復方式でございますので、簡潔な御答弁をお願いします。杉尾秀哉君。
48:46
いや、そういうところもあったでしょう。ただ、私が行った門前町という和島の、総理事の元の本山があったところなんですけど、そこの避難所に行ったら、やっぱり水が全然足りなくて、雨水を遠いのところにバケツを置いて溜めて、それを使っているんですよ。そういうところがいっぱいあるということも、総理、分かってください。それ と、今日時間が本当あれば、もっとインフラの話をしたかったんですけど、そこだけは水道の話、午前中の続きなんですが、やっぱりどうしてもやっぱり水、飲料水は何とかなっているんです。ペットボトルがたくさん来ているから、置いてある体育館の床がペットボトルの重みで抜けちゃったみたいな、そういうところもあるんですけれども、問題は生活用水が全く足りないんですよ。復旧の状況、例えば発災後1週間、東日本大震災では6割近くです。熊本地震では9割が復旧しているけれども、今回は、野党半島で34%ですよ。そして、この表でいうと、特に和島とか鈴とかですね、穴水町もそうかな、ほぼ全国断水のままで、特に重要なのが、この付け根のところにある七尾、ここが拠点になるんですけれども、七尾が、今日午前中も出ていましたけど、4月以降ということになっていて、何度か聞かれましたが、私も確認させてください。七尾の特に、もちろん他のところもそうですけれども、やっぱり4月以降、特に枠倉温泉もありますから、これは遅すぎる。とにかく、あらゆる手立てを講じてですね、年度内にやるんだ、そういうメッセージ出していただけませんか、総理、いかがですか。
50:18
午前中の衆議院での質疑の中にも出ておりましたが、水の供給について、県から見通しが発表されています。これは二次避難を決断する際に、判断の材料として重要であるということで、見通しをしっかり示していくことは重要だ、そういった認識のもとに、見通しを明らかにしています。その中で、七尾市については、4月以降までかかる見通しが発表された、こういったことであります。しかし、それに対しまして、政府としては、全国からこうした水関係の技術者を現地に集める国からの人材も投入するなど、一日も早い復旧に向けて努力を続けているところであります。様々な条件の中で、少しでも前倒しできないか、これは努力したいということを申し上げております。そして、年度末という思いは大変重たいと思いますが、そういった思いも受けて、少しでも前倒しできるよう努力をしていきたいと思います。
51:46
あまり時間がないんで すけど、国交大臣も来てもらっていますので、先ほどドローの崩壊の話、新しい委員からもありましたけど、本当にこれひどかったです。全く世界はついていないんです。とにかくカラーコーンが置いてあるだけで、カラーコーンを避けて通るのに、これで必死で、ほとんどのところが道路環境を手付かずなんですけれども、一つ伺いたいんですが、災害時の緊急車両等の通行のために最低限の瓦礫処理等でルートを開ける警戒というのはありますよね。私もあまり聞き慣れない言葉だったので、今回改めて調べたんですけれども、あの手紙の背景のKに開くんです。国の防災計画で事前に警戒計画を策定するように求められているのは、これは事実ですね。
52:34
道路警戒計画は、想定される災害の発生時に迅速な道路警戒が可能となるよう、道路管理者ごとに警戒の考え方や手順、事前に備えるべき事項を定めておくものでございます。国土交通省としては、これまで首都、直下及び南海トラフなど、大規模な地震が想定される地方整備局ごとに、道路警戒計画を策定してきたとこ ろでございます。あの、まだ言いたいことがあるんですが、じゃあその後で言います。質問します。
53:09
で、その続きなんですけれども、この現場の北陸地方整備局だけ警戒計画を策定されていないんですよね。これは事実ですね。
53:20
はい。ですので、先ほど申し上げましたように、首都直下及び南海トラフなど、大規模な地震が想定される地方整備局ごとに、道路警戒計画を策定してまいりました。委員御指摘のとおり、北陸地方整備局におきましては、対象となる災害が想定されておらず、現時点では、都内、部内での検討にとどまり、道路警戒計画の策定に至っておりませんでしたけれども、しかしながら、今回、野党反当自治 におきましては、発災後、直ちに石川県や建設業団体、自衛隊などの関係機関と連携して、警戒方針を共有し、今でも国において24時間体制で緊急復旧を実施しております。まさに警戒は、今、大きく、機関道路で8割まで達していると、このように認識しております。杉尾秀哉君。 総務省から対応勧告されていたんですよ。にもかかわらず、未着手だったんですよ。そしたら、こういうことが、今、起きてしまったという。これが現実なんです。今回のいろんな問題、本当に、私、ここでいろいろ、指摘したかったんですけれども、いろんな問題が複合要因として、こういう今の事態になっている。これをどうやって早く回復をさせて、私は将来的に野党半島をどうやって復興させていくのか、この被災地をどういうふうにして再生していくのか、これが問われていると思うんですが、総理に伺いますけれども、先ほどからパッケージの話をされていますけれども、パッケージというのは、各省庁の、これ、寄せ集めですよ、政策の。本当は、そのパッケージの前に、野党半島の未来をどういうふうに描くのか、特に人口の過疎地域、そして高齢化、過疎化が進んでいて、大変な状況になっている。このままいったら、本当にもう戻らないという人が、たくさん、これからいらっしゃるかもわからない。