19:35
これより会議を開きます。国際情勢に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいた します。本件調査のため、本日、政府参考人として、外務省大臣官房審議官池上正樹君、大臣官房審議官北村俊博君、大臣官房参事官藤本健太郎君、大臣官房参事官林誠君、北米局長有馬豊君、中東アフリカ局長長岡冠介君、経済局長片平聡君、領事局長安藤俊秀君、金融庁総合政策局審議官川崎悟君、厚生労働省大臣官房審議官鳥井陽一君、経済産業省大臣官房審議官菊川神吾君、大臣官房審議官杉浦正俊君、資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官山田人志君、環境省大臣官房サイバーセキュリティ情報科審議官上谷洋一君、大臣官房審議官前田光也君、防衛省地方協力局次長山野徹君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:05
自由民主党の小田原清志であります。質 問の機会をいただいてありがとうございます。2年前まで外務副大臣を拝命しておりました。その就任の頃、日本語版が出た本がありまして、マンティプライ博士というインド系イギリス人、BBCのジャーナリストだった方が書いた、世界を知る101の言葉という本があって、これを外国の方と会うとき必ず参照させていただいています。現代はバリューズコンパスといって、価値観の羅針盤とでも訳すんでしょうかね。それぞれの101の国について、その国を一言で言うとどういうふうに表せるかというのがあって、2ページか3ページぐらい、その国の解説が書いてあります。例えば、アメリカ合衆国はアントレプレノアシップ、企業化誠信、我が国は敬意、リスペクト、タレスチナは教育、エデュケーション、これはガザの一人当たりの白紙号の数が一番多いから、ということだそうです。そして、イスラエルは大胆不敵、フツパー、もともとはヘブライ語ですが、今英語としても通用する言葉であります。11月初旬、在京アラブ外交団が衆議院外務委員会の委員長と表敬訪問されました。その席で代表だったパレスニア大使は、日本はなぜイスラエルによる虐殺を非難しないのか、アラブ世界をはじめ、世界がずっと日本は中立な平和国家だと信じてきたが、この考えが変わるぞと厳しい口調で問いただされました。修正のない悲惨な写真を 見せられたこともあり、我々はややたじたじでありました。テレビの映像は、我々普通に見ていると、どちらかというと、イスラエルの人権の扱いの方が問題だというふうに伝わっているように思いますが、現実は我が国が一度もイスラエルを非難していない。この主張に政府はどう答えるかお答えください。
23:11
我が国といたしましては、こうした危機的な人道状況につきまして、深刻な記念をもって注視をしてまいりました。我が国といたしましては、このイスラエルがハマスの攻撃を受けて、国際法に従って自国及び自国民を守る権利を有すると認識をしているところでございます。同時に、これまでもイスラエルに対しましては、私自身、先般のイスラエル訪問の機会も含めまして、ハマス等によるテロ攻撃を断固として非難した上で、国際人道法を含む国際法に従った対応等を直接要請してきてまいりました。今後の情勢の推移、余談を許さないものの、我が国としては、先ほど述べた立場に基づき、引き続き関係国家関係の国際機関等との間で一致訴訟を行いつつ、全ての当事者に国際人道法を含む国際法の従主や先輩我が国も賛成して採択されましたアンプリ決議2715に基づき、誠実に行動することを求めつつ、人質の即時解放、人道状況の改善及びそれに資する先頭急使の合意への復帰、事態の早期沈静化に向けた外交動力を粘り強く積極的に続けてまいります。
24:45
ありがとうございます。その翌週、今度はイスラエル大使が、同委員長、そして理事を同様の趣旨で訪問されました。同国の行動を正当化する意見を主に、これまた相当な激しい口調でおっしゃいました。同席してくれている理事の仲間なんでちょっと言いづらいんですけれども、そのときお一人の理事が国連決議についてどう捉えるか、真摯に受け止めてほしいという発言をされました。そうしましたら同大使は、定選すれば人質は移動させられ、救出に何年かかるかわからない。皆さん青いバッジつけててくれるけど、そのバッジで拉致被害者は帰ってきたのか、というようなかなり辛辣な反論をいただきました。武力による威圧なしに人質は帰ってこない、ということを言いたげな雰囲気を感じました。国民の生命と財産を守る現実的な手段を迷わず選択する国家間を見た思いであります。さらわれた同胞を助けに行かなくて、どうして国が信用されるのか、と言いたげでありました。世の中はガザの現状を注目していますが、10月7日以降のこととして論じているように思えてなりません。本当にそうなのか。1948年のイスラエル独立からヨンドの戦争を経て国家を認めさせ、戦争を起こしてでも領土を広げ確保してきた時間軸で見るべきではないのか。私はどちらの行動も全く過度を持つつもりはありませんが、陸上の国境をできるだけ避けて、東はヨルダン川まで、南はアデン湾まで、6日間戦争で、あの時は2日間は、初めの2日間、世界は何が起きているかわからなかった。次の2日間でドールも戦争しているぞ、という感じになった。最後の2日間でやめさせなきゃ、と言って2日間で計画通りに領土を広げました。もっと考えれば、2000年迫害されてきた民族の国家観を見た上で、これを考えるべきではないのか。重ねて言いますが、堅い例をしているつもりはありませんが、四方をぐるりと敵に囲まれた国が生き延びるということはどういうことなのか、という行動の現れではないかと 思います。また、イスラエルはガザ在住のパレスナ住民に対し、攻撃前に逃げろと言いますが、ハマスは言わない。なぜか。地下にいるハマスが地上の洞窟を盾にしているのではないのか。イスラエルはその手には乗らない、躊躇しない、ということではないのか。だからこそ我々のような第三国が、なかなか、いい悪いを口にしづらいということだと思います。さて、ひるがえって我が国の現状を見ると、我が国のEEZ内に7月確認された他国の設置した部位。まずこれは何なのか。ほとんどの国民が知りたがっていると思います。何か意図があって置かれているのか。まあ意図があるんでしょうね。それは領土を広げるため、認めるためにマーキングとして置いているのか。それとも何かの波が出てて、海底地図とか海上自衛隊の潜水艦を発見できるようなことをしていないのか。みんなそれが気になると思います。こういった調査はしたのでしょうか。また結果はいかがなものだったのか。またもし調査をしていないとしたら、それは何なのか。教えてください。林大臣官房3時間。
28:39
お答え申し上げます。当該部位につきましては、政府としては現場での情報収集をはじめ、様々な角度から調査分析を行っているところでございますが、 情報収集及び分析の内容につきましては、対外的につまびらかにすることは、政府の情報収集能力等を明らかにすることになるため、お答えは差し控えますが、我が国としては、引き続きあらゆる機会をとらえ、中国側に対して部位の即時取り入れを進めていくことと考えております。部位の即時撤去を強く求めていくとともに、部位の撤去を含め、当該会議において関係国が有する権利及び義務、また我が国の国内法令や当該部位の先輩交通や我が国の漁業活動へ与える影響等も踏まえ、可能かつ有効な対応について、関係省庁で連携して、引き続き検討してまいる所存でございます。
29:32
調べているかどうかも言えないというお答えだったように聞こえました。どうであれ、それが問題のある物体だというふうに認識をしたのであれば、除去するか、除去だけでなく、昔MIG-25が不時着したときがありましたが、改修させてもらって中身をじっくり拝見して、何のために使っているのか、その技術力はどうなのか、我が国に脅威が及ぶものなのか、というのを調査するべきだと思いますが、もう一度、除去もしくは改修して調査をするつもりがあるのか、教えてください。林大臣官房3時間。お答え申し上げます。調査につきましては、現場での情報収集をはじめ、様々な角度から行っているところでございますけれども、先ほど申し上げた通り、明らかにすることは差し控えたいと思います。一方、政府の対応でございますけれども、繰り返しになりますけれども、あらゆる行きかえをとらえて、中国側に対して撤去を強く求めていくとともに、国の撤去を含めまして、海域における関係国が有する権利、義務、または国内法令、当該部位が船舶航通や湾区員群を活動に与える影響等を踏まえまして、可能かつ有効な対応について、関係省庁官と連携して引き続き検討して進めているところでございます。
31:04
善意に感触すると、心配はないから放っておいている、ということのようにも考えられますが、では、2個目が設置されたら、10個目が設置されたら、100個設置されたら、1000個設置されたら、赤サ ンゴのときみたいに、ものすごい勢いで我がEEZ内に部位が設置されたとしても、何もしないんでしょうか。教えてください。問題が。
31:41
お答え申し上げます。家庭の状況に基づいた質問についてお答えすることは困難でございますけれども、政府としては粘り強く、撤去に向けて最大限の外交努力を行っていく所存でございます。
31:56
家庭に基づいた質問に答えられないとおっしゃるのはよくわかります。しかし、思い出してください。我々は赤サンゴを取りに、何百艘の船がやってくるという過程をしたでしょうか。現実に起きたからびっくりして、当時は海上保安庁の船も少なかった。大小の仕様がなかった。何とか追い返せるようになったときは、かなり赤サンゴは荒らされた後でした。これが我が国の海域、任務中の潜水艦の中の自衛艦に同様の混乱とそして脅威が及んだときに、本当にこの姿勢でいいのかどうか、大変疑問に思います。もともと、イスラエルの話をしたのは、今までの国会での答弁。松野官房長官は、我が国の許可なく、EEZ内に構築物を設置することは国際法上違反だ、国連の海洋法上違反だ、というコメントをされました。そして、完全に共会が双方が合意していない地域について抑制義務があるということも聞きました。しかし、抑制義務を遵守するということと、我が国の国民の命が危機にされるかもしれないというときに、その構築物を、しかも我が国のEEZ内にあるものを触りもしない、というのが本当に国家のやる仕事なのか、大変疑問に思いますが、もう一度、この国際法上の扱いと、そして、我が国が国民の命と財産を守る、という本来の仕事の優先順位についてお答えください。
34:07
お答え申し上げます。国際法上の問題点でございますけれども、当該海域は、議員も指摘のとおり、日中間の海洋協会が未確定であるところ、日中双方は国連海洋法条約第74条3に従い、最終的 な合意への到達を危うくし、または妨げないためにあらゆる努力を払う義務がありまして、中国による今回の部位の設置は、こうした境界未確定海域における国際法上の義務との関係で問題があると考えているところでございます。政府の対応としてましては、引き続きあらゆる機会を捉え、中国側に対して部位の即時撤去を求めていくと考えてございます。
34:52
ありがとうございます。だからこそ私は、イスラエルをかばわない、かばわないと言った上で、あまりに国家間、そして国としての国家間を達成させるためのアクションが違いすぎやしないか、ということをこの質問で浮き彫りにしたいわけであります。海上保安庁の皆さんも、政府に決められたことをやらなければいけないから、例えば除去してもいい、回収してもいい、そういったものを政府方針として示してくれればできるんだ、というようなことをレクのときに一生懸命伝えようとしてくれました。だからこそ私は、今日は霞が関の人たちを吊るし上げたくてこの仕事を質問しているんじゃなくて、私たち政治家が政府を動かし、どんなときも我が国政府は国民と、そして任務中の自衛官を見殺しにしない、というアクションの取れる国にするべきだ、ということを訴えまして質問を終わります。ありがとうございました。
36:20
こんにちは。公明党金城康久美でございます。それでは通告に従い質疑を行わせていただきます。はじめに、11月29日の米空軍所属のオスプレイが鹿児島県の薬師間沖に墜落するという事故がありました。お亡くなりになられた乗員の方々に対し、心から哀悼の意を表し、御冥福をお祈り申し上げます。私からは、事故の原因究明と再発防止に関して質問いたします。墜落事故に関する最新の捜査状況や、これまでの日本政府の対応、安全性、検査の見直しの可能性、と、米軍オスプレイの飛行停止について、御説明をお願いいたします。
37:19
お答え申し上げます。今般の米軍オスプレイの事故につきまして、米国東部次官12月5日、米軍は捜索救助活動を終了することを決定し、乗員8名全員の死亡を宣言いたしました。自衛隊を含め、海上保安庁、米軍、さらには現地の漁業関係者を含む関係者による懸命の捜索救助にもかかわらず、全員が無事に家族のもとに帰ることができなかったことは誠に残念でございます。我が国及び地域の平和と安全を維持するため、日夜任務に献身していた8名に対し、心より哀悼の誠を捧げます。その上で、今般の事故発生を受けまして、米側に対しましては、防衛大臣や外務大臣からの要請も含め、国内に配備されたオスプレイについて、飛行に係る安全が確認されてから飛行を行うよう正式に要請してきております。これらの要請を踏まえ、米側からは、今般事故を起こしたCV-22の飛行を現在行っていないこと、事故に関する可能な限り詳細な情報を透明性をもって日本政府に共有する旨説明があったところでございます。また、日本に配備されている全てのオスプレイは、徹底的かつ慎重な整備と安全点検を行った上で運用されていると説明を受けました。さらに、全てのオスプレイの部隊は、CV-22の事故をしっかり踏まえた上で、安全点検及び予防的な整備を継続的に行っているとの説明を受けているところでござ います。現在、これらを踏まえまして、オスプレイの飛行の安全性を確保するために、米国が実施している措置について確認作業を行っているところでございます。
39:13
今回、墜落したオスプレイ機は、沖縄に向かっている途中であったということですから、しっかりとした今後の安全対策等を取り組んでいただきたいと思っております。次に、政府として、米軍の訓練移転等、沖縄の基地負担の軽減策をこれまで講じていただいていると思いますが、その進捗状況について、御説明をお願いします。
39:42
お答え申し上げます。沖縄の皆様には、大きな基地負担を担っていただいていることを、政府として重く受け止めており、沖縄の基地負担軽減を、政権の最重要課題の一つとして取り組んでいるところでございます。沖縄の基地負担軽減に当たっては、在日米軍の施設区域の返還、在日米軍部隊の県外への移転、在日米軍による訓練の県外への移転を中心に進めています。これらの取組に関する進捗状況を申し上げますと、まず、在日米軍の施設区域の返還につきましては、平成27年に西普天間住宅地区のほか、平成28年に北部訓練場約4000ヘクタールの返還などを実現しております。現在、普天間飛行場の返還に向けて大体施設を建設しているほか、キャンプ図計欄周辺の住宅地区の返還に必要な統合整理事業などを進めているところでございます。また、在沖縄米軍部隊の県外への移転につきましては、平成26年に普天間飛行場所属の空中給油機15機全機が岩国飛行場へ移転をしております。現在、沖縄統合計画に基づきまして、在沖米軍の施設や機能を移転する事業を進めるなど、在沖米軍部隊の国外移転の推進に積極的に貢献しているところでございます。また、訓練の県外移転につきましては、沖縄県道1045線越え実弾射撃訓練の分散実施、金名飛行場等から本土の自衛隊施設等への航空機訓練移転などを行っているところでございます。防衛省といたしましては、今後とも沖縄の負担軽減が目に見える形で図られるよう、こうした施策に全力を挙げて取り組んでまいります。
41:54
ありがとうございました。今後もしっかりと負担軽減取り組み推進していただきますようお願いいたします。質問がありますが、日中外交に関して質問いたします。2週間前の11月22日から23日、2日間、米戸山口代表をはじめとする米戸法中団が中国の北京市を訪問し、中国共産党中央政治局常務委員の蔡奇氏、また外相の大岸らと会談を重ね、日中首脳会談で確認された戦略的互形関係の推進に関する意見交換がなされました。その内容は、日中与党交流協議会の再開や、ビザ免除措置の再開、日中関係の発展のための対話機会の確保や、青年交流の復活、日本産水産物の輸入規制解除に向けた中国側のモニタリングの機会の確保、東シナ海を平和・協力・友好の海とする共通認識への研究、防衛当局をはじめ各種交流を通じた信頼情勢の向上や、反スパイ法違反によって拘束されている法人の出動期解放と同法律の予見可能性向上の要請など多岐にわたる率直な対話・意見交換ができたと考えております。今後の日中関係について、政府としてはどのように取り組んでいくのか、外務大臣の見解をお伺いします。
43:26
日中両国間におきましては、様々な可能性とともに、数多くの課題や懸案がある中で、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、所見案も含め、対話をしっかりと重ね、共通の課題については協力をし、建設・生活安定的な日中関係の構築を双方の努力で進めていくというのが、岸田政権の一貫した方針でございます。こうした中、ご紹介いただいたとおり、先般、山口夏男コメント代表が補充されました。中国側の要人との間で、大変有意義な意見交換が行われたものと承知をしております。政府といたしましても、このような政党間の交流をしっかり後押ししてまいりたいと考えております。私も、先月25日でありますが、大木外交部長と会談をし、両首脳官で確認をされました戦略的合計関係を、豪活的に推進をし、建設的かつ安定的な日中関係を構築するという大きな方向性に沿った日中関係の発展に向け、緊密に連携していくことを確認したところでございます。グリーン経済や医療・介護・ヘルスケアをはじめとする二国間協力の推進や、さまざまな分野における国民交流の拡大につきましても一致しておりまして、今後、適切な時期に開催されます日中ハイレベル経済対話や日中ハイレベル人的文化交流対話も活用して取り組んでいくところでございます。また、アルプス処理水の開放保湿につきましても、日本産食品輸入規制の即時撤廃を強く求めたところであります。また、日中両国はお互いの立場に隔たりがあると認識をしながら、建設的な態度を持って協議と対応を通じて問題を解決する方法を今後見出していくこととなるということでございます。
45:32
御答弁ありがとうございました。今年は日中における四つの政治文書のうち、唯一の条約である日中平和有効条約の発行から45周年の節目の年であります。この機会を一つの契機とし、将来にわたって日中の総合的互経関係の進化を図っていただければと思います。次に、日米地域拠点に関連し、基地周辺における環境問題について質問いたします。今年1月、横田基地においてその有害性が指摘され、国際的に規制の動きが詰まっている有 機物素加工物、PFAS汚染水、経由、合計760リットルが漏れ出る事故がありました。横田基地では過去にも2010年から2012年にPFASを含む泡消化剤の漏出が3件、2020年5月から11月に消防車両から泡消化剤の漏出が3件など、泡消化剤や汚染水の漏出事故がありました。しかしながら、11月17日の木原防衛大臣の記者会見では、米軍横田基地で有機物素加工物PFAS入り消化剤に汚染された水が漏出した問題については、米側に事実関係を確認中だが、まだ情報提供はないとのことでした。また、沖縄におきましても、普天間飛行場やカデナ基地の周辺の飲料水にも使われている水源において、目標値を上回るPFAS濃度が検出されており、周辺住民の方々は不安を感じている状況がございます。環境省は、超過地点周辺における対応として、PFAS及びPFORに対する対応の手引きを作成しており、継続的な監視調査の実施と調査範囲の拡大と追加的な調査の実施を推奨しております。沖縄県としても、手引きに基づき、継続的な調査や調査範囲を拡大した追加的な調査を実施しておりますが、米軍基地周辺の超過地域においては、基地内への立ち入り調査が許可されていないこともあり、現場の自治体主導では原因究明が難航している状況がございます。そのため、政府として原因の究明に積極的に取り組んでいただきたいと思います。また、原因が究明されるまでは、継続的な調査と汚染水の浄化処理が必要となります。このような状況に対しまして、政府としても何らかの対策を講じるべきではないでしょうか。例えば、民間企業が率先してPFAS等の浄化技術を開発していることも報じられており、このような民間企業の社会問題解決に寄与するような取組に対し、政府としても積極的に支援し、活用していくこともその一つだと考えます。政府の見解をお伺いします。
48:13
前田大臣官房審議官。環境省前田大臣官房審議官。
48:25
お答え申し上げます。暫定目標値を超過する濃度のPFAS及びPFORが地下水等から検出された場合は、海水としての利用を控えるなど、暴露防止を確実に実施することが重要と認識しております。さらに、環境省が設置した専門家会議によって、本年7月に取りまとめられたPFASに関する今後の対応の方向性におきまして、PFAS対策技術等も含め、国内外の科学的知見を継続的に収集することが必要とされたところでございます。これを踏まえ、環境省として、科学的知見の継続的な収集等、関係自治体等への情報提 供を行うなど、国民の安全・安心のための取組を進めてまいります。答弁は以上です。
49:12
PFASをめぐりますこの問題につきましては、地元住民の皆様が大変大きな不安を抱えていらっしゃると承知をしております。外務省といたしましては、関係省庁と連携しながら、政府一丸となって真剣に取り組んでいるところでございます。日米間では、環境に関する協力の枠組みとして、環境補足協定や日米合同委員会合意が存在しております。在日米軍は、これまでもPFASの露出が起こった際には、日米間の合意に従い、日本側に通報を行ってきておりまして、地元からのご要望がある場合には、この環境補足協定に基づきまして、地元自治体等ともに米軍施設区域内への立ち入り等を実施してきているところでございます。政府といたしましては、地元の方々の不安、また関心にしっかりと応えられるように、こうした枠組みが運用されていくことが重要であると考えております。引き続き、日米合同委員会及びその下、元に設けられました環境文化委員会、この枠組みを通じまして、協議対処していく考えでございます。時間が来ましたので終わります。ありがとうございました。
51:12
立憲民主党の玄馬健太郎です。まず、大臣に伺いたいんですが、今の岸田内閣に対する国民の不信感、そして政治に対する不信感というのが大変大きくなっていると思います。この一つの大きな原因は、自民党の派閥によるパーティーで裏金を作ったり、キックバックがあり、それが裏金になっていたのではないかという疑惑、これは特措も動いているというふうに聞きますが、これは一日にも早く、やはり説明責任を果たして明らかにして、そういったことがないという、今までの経緯がどうだったのかも含めて国民に対して明らかにする必要があるというふうに思います。大臣にお伺いしますが、大臣はこの岸田派の派閥でキックバックを受けたことはありますか。
52:12
個々の政治団体の活動でございまして、政府の立場としてお答えをすることにつきましては、差し控えさせていただきたいと思います。
52:26
大臣、それでいいんですか。私は今、大臣がキックバックを受けたことがあるかを聞いていて、政府の立場を聞いているわけではないんです。実際に西村大臣も説明されています。自身はないと。それから宮下能水大臣も委員会の場で答弁しています。鈴木総務大臣もないと、委員会の場で明言されています。大臣だけお答え控えてよろしいですか。それを国民が見ている前で。
52:56
一連の個々の政治団体の活動に関係することでございまして、政府の立場としてお答えすることにつきましては、差し控えさせていただきます。
53:08
国民にわかるように説明していただけますか。大臣が一政治家として発発のパーティーでキックバックを受けたことがあるかないか。なかったらないで済む話じゃないですか。なぜそれを答えを差し控えなきゃいけないのか。他の大臣も答えていますが、上川大臣だけお答えを差し控える理由は何ですか。
53:32
私自身この場、二外務大臣として立たせていただいておりますので、この委員会におきまして、私自身、政府の立場ということの中で の答弁というふうになろうかと思います。個々の政治団体の活動につきまして、その意味で政府の立場としてお答えすることにつきましては、差し控えさせていただきます。
53:54
政府の立場で伺っているわけじゃないんですよ。実際他の委員会でも他の大臣も答えていますし、これまでも予算委員会で数々個人の政治家としての活動についても質問があり、それにはほとんどの方が答弁されています。今回の問題で答弁していないのは松野官房長官と、今上川大臣だけじゃないですか。なかったらないとお答えした方がいいんじゃないですか。
54:24
繰り返しの答弁になろうかと思いますけれども、私自身、この今の立場、政府の立場でございまして、今個々の政治団体の活動に関わ ることでございますので、これにつきましては差し控えさせていただきたい。ちょっと繰り返しになりますが、そのような形での私自身の答弁をさせていただきます。
54:46
それは委員会だからということですか、大臣の立場というのは。
54:53
この場はそのような形で呼ばれておりますので、その意味で政府としての立場で答弁をさせていただくのが、これは筋ではないかというふうに私自身は思っております。そのような意味で今申し上げた答弁をさせていただき続けております。
55:13
じゃあ個別の記者会見とかぶら下がりならお答えになるということですね。
55:19
いろいろな場がございますけれども、今申し上げたように、この場におきましては政府としての立場ということでございますので、その答弁につきましては差し控えさせていただきたいと思います。これに関連するご質問も含めて、今この場で私自身が政府の立場で答弁するということについては差し控えさせていただきます。
55:44
ですから政府の立場としての答弁は差し控えていただいて結構なんですが、一政治家としての立場でお答えいただきたいと思います。私が伺っているのは政府の立場としての上川大臣に伺っているわけではなくて、一政治家、しかも養殖につかれている当選回数も多いですね。上川陽子先生に私は伺っているわけで、キックバックが受けたことがあるのかないのか、それは政府の立場としてじゃなくて、一政治家としての立場でお答えいただきたいと思います。
56:23
この委員会に私自身呼ばれているということにつきましては、外部大臣として呼ばれているというふうに認識をしておりまして、この場におきまして今ご質問がございますが、この立場でお答えをするということが私の使命というふうに思っているところでございますので、先ほど来同じ答弁を繰り返させていただいてまいりました。
56:49
委員会では個人のお考えはこれまでも今後も一切述べないということでよろしいですか。いろいろご答弁の中で私個人はというお話もきっとあると思いますが、私もこれから調べますが、そういう発言は一切しないと、あくまでもずっと政府の立場として答弁、これからも今後何を聞かれても政府の立場として答えるということでよろしいですか。
57:17
今回の関係につきましては、個々の政治団体の活動に係るということでございますので、一時的には政治団体の活動そのものを司るところが主張するということだと思います。答弁するということだと思います。それについてのご質問も関係してくるということでありますので、この場においては政府の立場ではお答えをすることは差し控えさせていただきたいと申し上げているところであります。今、ちょっと何でもかんでも全てというふうなことについてご質問のように受け取られましたけれども、この答弁の中で感じていることについて答弁というか、きょうの答弁ということではないんですが、外交に係るご質問の中で、個人の一議員として活動してきたことを一切ここで話さないと、こういう趣旨ではございません。外交に関わることについては、その関係の中で答弁はさせていただきたいというふうに思っております。
58:21
外交に関わること以外は、じゃあ答弁しないんですね。それとも、今回の派閥のことについてだけ差し控えさせていただきたいということなんですか。それとも、外交に関わることなら個人の意見を言うが、外交に関わらないことは一切個人の考えはこれからも答弁しないということでよろしいですか。
58:44
ちょっとご質問の趣旨が、ちょっとよくわからないんですけれども、今申し上げたのは、今、この政治団体派閥運動の話がございましたので、その活動についての関連するご質問という意味で、政府の立場としてお答えすることは差し控えるという立場で、この場に臨ませていただいているという、そういう趣旨でございます。
59:06
派閥の活動に関して聞いているんじゃないんですよ。大臣がキックバックを受けたことがあるかないかを聞いているんです。これは派閥の活動ではないんですよ。大臣が政治家としてキックバックを受けたことがあるかないかを聞いているんです。
59:21
その意味におきまして、これは関係することでございますので、政府の立場として、今ここに臨んでいる私といたしましては、差し控えさせていただきたいと、こういうことを申し上げているところであります。
59:35
政府は、質問があったら答弁する義務があるんじゃないですか。勝手にこのことについてはお答え させていただくというんですね。乱発したらよくないと思いますよ。しかも、他の大臣も答えているわけですから、余計怪しくなりますよ。そこで絶対に自分だけは答えないってなったら。今後何か出てきた時に、余計立場がまずくなるんじゃないですか。ないならないって言ったらいいじゃないですか。それとも調べてもらえないんですか。
1:00:06
この場につきましては、外務大臣としての立場で答弁をさせていただくというのが原則であると私は思っておりまして、その意味で今申し上げたようなことを繰り返し申し上げているところでございます。そうした使命感を持って私も臨ませていただいておりますので、その意味で繰り返しになるのを避けさせていただきますが、そういう立場でございます。