1:14
お分かりいたします。農林水産に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、外務省大臣官房審議官北村敏郎君、ほか10名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定いたします。農林水産に関する調査を議題とし、畜産物等の価格安定等に関する件について質疑を行います。質疑のある方は順次、御発言願います。
1:44
本日は、畜産、落農に関することに対して、質問の機会をいただきましたことに対して、理事の先生方に感謝を申し上げます。また、遅くなりましたけれども、宮下大臣、大臣御就任おめでとうございます。一緒に活動してきた一人として本当に嬉しく思いますし、また御活躍を期待いたします。よろしくお願いします。それでは、早速でございますけれども、質問に入りたいと思います。ただ、私も昨年1年間はあちらの席でしたので、久しぶりの質問になります。近年、いろいろな要因から、どの畜種の畜産農家の皆さん方の経営が大変厳しい状況に陥っていることは、皆さ ん方も御承知のとおりです。この厳しい状況が長期化をしているため、最近、離農される農家が増えていると受け止めております。今のこの状況を抜け出すために、自民党では、畜産落農対策委員会において、先週末は北海道、その前の週には南九州と現地視察を行ってまいりました。その間にも、都府県落農の皆さん方、4県の皆さんですけれども、ウェブで意見交換をさせていただきながら、今の実情、そして課題、そういうものを一定の整理をさせていただいている状況にございます。これから本格的に決めていくということでは、生乳の補給金、また調整金の単価や総顧夫数料、こういったものを決定をしていかなければいけませんし、様々な関連の対策についても、これから決めていくという段階でございます。その役員を務めている1人として、なかなか確信の部分を質問するということは、立場上控えなければいけないかなと思ってございますが、そのほかにもたくさん大切な取組というのはございますので、そちらの方を質問をさせていただければと思ってございます。まず最初に、飼料自給率の向上と、大秘等の有効活用、そして環境負荷軽減に向けた取組について、ご質問させていただきたいと思います。食料安全保障の観点からも、農畜産物や生産資材の輸入依存度を下げていく取組というのは、極めて大事な取組でございまして、特に今、輸入間牧草であったり、穀物価格が上昇している中で、農家の皆さんが自ら生産していこうという意欲を持って考えている方もたくさんいらっしゃいます。ただ、私も現場に入ってみると、作りたいんだけど、作る農地が足りないとか、なかなか作る場所が狭いぞというような課題を、たくさんの皆さんからお聞きをするわけですけれども、今、このタイミングで、各地域で地域計画を策定していただいております。これまでの人の地プラの中では、なかなか畜産農家と公種農家のマッチングがうまくいっていなかったわけですけれども、今回、この地域計画の計画段階で、私も今、畜産農家の方にお願いをしているのは、しっかりその協議の場に自分たちで自ら出席をして、こういう作物を作ってくれると、俺たちは助かるんだけどなというような意見を伝えていただきながら、公種と畜産の構築連携、こういった部分が成り立てばなと思っています。今後、ますます国産飼料の期待感が高まる中で、この計画をしっかりと進めていくことは、大変大事な取組だと思っています。国内の資源の有効活用、過度な輸入依存からの脱却、構築連携や国産飼料の増産や流通、利用拡大、環境負荷軽減に向けた大規模の利用促進など、回れば本当にうまくいく仕組みだと思っていますが、農林水産省の具体的な支援策や、今後の飼料自給率の考え方についてお聞かせいただければと思います。
6:37
農林水産省といたしましては、飼料自給率を令和12年度までに34%に上げる目標を立ててございます。その下で、具体的には、公衆農家が生産した飼料を畜産農家が利用して、畜産農家で生産された対比を公衆農家が利用するという形の構築連携といった取組、あるいはコントラクターなどの飼料生産組織の運営の強化、あるいは国産素飼料の広域流通などの取組を支援してございます。委員御指摘のとおり、地域計画の作成に向けて、これからもちろん各地域で話し合いを行われていく中には、畜産農家も参加をして話し合いをしっかりしていただいて、飼料作物も含めた地域計画の作成を自治体に促して、飼料産地づくりを進めたいと考えてございます。こうしたことによりまして、地域の実態を踏まえた国産飼料の生産利用の拡大や、国内肥料資源の対比などの利用拡大を推進したいと考えてございます。
7:54
ありがとうございます。非常にタイミング的にも、私はこのタイミングはいいタイミングだと思います。しっかり、役所の皆さんの方からも、現場に対して情報提供を促していただければなとお願いをさせていただきます。続きまして、生乳の受給・流通対策の強化について、ご質問をさせていただきます。いろいろと、落の丘の皆さん方からご要望というのはございますけれども、今一番、私は落の丘の皆さん方から声が上がっているというのが、畜暗報の話ではないかなというふうに感じております。昨今の生乳受給の不安定化の中で、産地では落の丘の間に不公平感が生じているとの声が非常に大きくなっています。例えば、北海道の皆さん方から聞くのは、自分たちは居室勤まで出して、生産調整を行いながら作乳を頑張っているのに、隣の農家は一切そういうことに関係なく、どんどん牛乳を絞る。こういう不公平感があっていいのかというような声がございますし、農協の皆さんからも、この理不尽なルールに対して変えてくださいというようなお声、特に、根泉地域、なかなかいろいろな作物が取れない中で、落納しかできないんだと言われるような地帯の組合著さん方から出てくる言葉は、地域の分断、そして組合院の分断、これが始まっているんだと いうようなお声をいただいております。やはりこの地管法の改正に関しては、しっかり農水省としても議論していただきたいと思いますし、私どももこの法案を作るときには絡んでいますけれども、私たちが役所の皆さんから聞いたお話は、最終的には、政省令であったり通達で、いいとこどりができないようにやりますので、この法案を認めてくれないですかというようなお話を伺っておりました。ただ、これが始まってみると、もう始まったと同時にいいとこどりが始まっているような状況の中で、やはりここはしっかりと今後議論を深めていく必要があると思います。やはり、生乳の受給、そして落納経営の安定化に向けては、やはり落納家間の不公平感が生じぬよう、生乳受給緩和時に生産抑制に協力した落納家の生産意欲を削ぐことのない制度に検討するべきではないかと考えます。地下案法の運用改善等に必要な対応を進めるとともに、次期の落日金の見直しの議論の中で、対応策の取りまとめに向けた更なる検証が必要だと思いますが、野林水産省の御見解をお聞かせいただきたいと思います。
11:14
まず、生乳受給の安定のためには、落納家の皆様自らが市場ニーズを捉えて需要に応じた計画的な生産に取り組むことが重要であります。国としては、そうした取り組みを支えていきたいというのが基本姿勢であります。しかしながら、そうした中で、生産抑制に取り組む生産者団体の皆様の中でも、お話にありましたように、個別の落納家間の協力に差がある、不公平感につながっているという実態があると認識しております。このため、あまねく収入する義務が重ねております生産者団体と個別の落納家との関係につきまして、組合員平等という原則の下で制度上何をできるのか、公正取引委員会とも議論を重ねながら、現場の声をよくお伺いしながら検討を進めております。また、11月6日には、系統及び系統外の各事業者等、需要に応じた計画センサーの考え方について、情報交換をする場を設けたところであります。今後もこのような情報交換は積み重ねていきたいと考えています。さらに、こうした内容も含めて、年明けから開始します次期落日期に向けた議論の中でも、この課題等を整理・検証していきたいと考えております。
12:42
落納の世界には、新しい協定がありまして、都府県の落納と北海道の落納の間で一定のルールがあるわけですけれども、不需要期に北海道の静乳が指定団体以外の組織の方から、私たちの熊本にも、やはり牛乳が格安の値段で入れられている状況にございます。非常に都府県落納にとっても困った話ですし、その静乳が出ている分を、北海道の指定団体の方は、余分にその方たちの分まで加工に回さなければいけないというような、本当に理不尽な仕組みになっていると思いますので、これは私どももしっかり議論いたしますけれども、野林水産省でもできるだけ落納家の皆さん方の期待に沿えるような、治管法に作り直していくべきではないかなというふうに感じておりますので、よろしくお願いいたします。続いて、家畜衛生対策についてお話をさせていただきます。今年も、11月25日に佐賀県でトリインフルエンザが発生し、その後、茨城県、埼玉県、鹿児島県と感染が拡大しております。これまでは発生が確認されれば早急に殺処分を行い、その後、地域で焼却ができれば焼却、大半は埋却処分が行われてきました。ただ、ここまでこういう疾病が繰り返し発生をしていくと、なかなかこれまでの 埋却という部分に問題が出ているなと思います。今後も、豚熱やトリインフルエンザの発生リスクが高い中で、畜産地帯を中心に地域によっては埋却地が不足するところも出始めてきており、今後は移動式焼却炉であったり、移動式のレンダリング装置を増やして対応していくことが大事ではないかと考えます。今後もトリフル、豚熱の発生は予断を許さない状況が続きます。家畜伝染病の脅威が拡大する中、従来の保育体制の抜本的な見直しも必要になってきているのではないかと考えます。また、埋却処分はハードソフト両面で現場の負担が大変大きいため、今後は焼却を中心に取りの場合は考えていただいたり、豚、牛に関してはレンダリングを使った処理を増やしていかなければいけないと思います。そういう意味では、移動式のレンダリング装置や焼却炉の台数を増やしていくことも、農林水産省としては大事なことではないかと思います。また、こういう設備を導入しても、これがうまく輸送できるか、そしてまた設置ができるか、そういったところのシミュレーションまで行っていただきながら、迅速かつ効率的に行える環境というのも作っていただくべきではないかと考えます。農林水産省のご見解をお聞かせいただければと思います。
16:22
お答えいたします。トリインフルエンザや豚熱が発生した場合は、速やかな防疫措置、これが重要でございます。殺処分を行った家畜の処理に必要となる埋却地や焼却施設については、家畜伝染病予防法、そしてCOA制管理基準に基づき、家畜の所有者が自ら確保すべきものとなっているところでございます。一方で、委員からもお話がございましたけれども、トリインフルエンザの防疫対策において、事前に確保した埋却地が活用できない、こういった事例も見られております。このため農水省では、埋却地について、改めて地下水位の影響がないかなど、全国一斉の再点検を行っております。その結果、既存の埋却地が活用できないといった場合については、別の土地の確保なども求めているところでございます。また、委員の御指摘のとおり、埋却のみならず焼却も利用可能でございます。実際、令和4年シーズンを見ても、発生事例において、既に3分の1の事例は焼却でございました。埋却地が確保できない場合については、あらかじめ焼却施設の確保なども求めているところでございます。また、移動式レンダリング装置でございます。4台ずつ、4台、今、国内に配備してございます。令和5年度補正予算においては、移動式レンダリング装置について、追加で配備する予算なども措置をしております。ただ、おっしゃるとおりで、まだまだ活用事例は少ないので、まずは活用するということを広げていくことが重要だと考えております。このためには、設置場所の事前の選定でありますとか、関係者との事前の調整などが特に重要でございます。これまでの活用事例もございますので、こういったものも活用しながら、都道府県と連携して、あらかじめ活用の体制の整備などを進めてまいりたいと思います。
18:05
ありがとうございます。やはり、九州でもワクチンを打ち出したという、現実的な問題があります。南九州に豚熱が入った ときのことを考えると、本当に怖いなというのがございます。ぜひ早めの対応をお願いしたいと思います。続いて、時間があまりないのですが、輸出促進について若干お伺いさせていただきます。和牛肉をはじめ、牛肉の在庫が増加傾向にある中で、そのあわりを受けて、牛肉の枝肉価格が若干下がったり、その影響で、公司の価格まで影響が及んでいるという状況にございます。現在、農林水産省でも、牛肉の消費を喚起する意味での対策を行っていただいておりますが、現在のような円安のときだからこそ、積極的に私は輸出を進めていくべきだと考えます。特に、令和12年までの牛肉輸出目標額は3,600億円、牛乳乳製品の輸出目標額についても720億円という目標が掲げられる中で、この達成に向けては、こういう状況のときをしっかりとらえて、まずは海外に持ち出して、海外の方に和牛肉を食べていただくとか、乳製品を食していただくとか、そういう取組を、本当に急ピッチで進めていただくことが大事なことだと思います。ぜひ、この輸出について目標を立ててございます。これが目標を達成できるような取組というところを、具体的な施策としてどうお考えなのか、決意を含めてお聞かせいただければと思います。
20:10
委員ご指摘のとおり、2030年の牛肉輸出目標3,600億円、牛乳乳製品の輸出目標720億円でございまして、野心的な目標を掲げております。足元の2023年の輸出実績ですけれども、それぞれ過去最高でありました、牛肉であれば2021年の537億円、牛乳乳製品であれば2022年の319億円を上回るペースで推移してきてございます。さらに輸出拡大を加速化するために、農林水産物輸出促進法に基づきまして、先月14日、新たに一般社団法人日本畜産物輸出促進協会が、いわゆる品目団体として認定されたところでございます。今後、今般の補正予算でも、この認定された品目団体によるオールジャパンでのプロモーションですとか、産地主導で取り組む省流の構築ですとか、あるいは認定施設を増加するための施設整備の、あるいは認定の迅速化といったようなものに取り組んでいきたいと思っておりますし、また、牛肉につきましては、輸出拡大が見込まれるイスラム諸国向けも、近年、食肉処理施設の払わる認定が増えてきておりますので、具体的には本年より新たにサウジアラビア向けの輸出が始まるということで着実に増加しております。牛乳乳製品につきましては、国産鮮乳を使用するロングライフ牛乳に期待をしておりまして、アジアを中心に伸びが期待をされるというところでございます。さらに、中国への日本産牛肉の早期の輸出の再開を目指して、様々な機会を通じて働きかけを行うなど、新たな輸出先国の解禁も含めて、輸出先国の多角化を図りながら、輸出目標の達成に向けて取り組んでいきたいと考えてございます。はい、絵に描いた餅では終わらないように頑張っていただければと思います。終わります。
22:37
立憲民主社民の徳永入でございます。通告いたしておりますので、今日はまず、連日報道されている自民党の派閥の政治金パーティー権でのキックバック裏金づくりの疑惑について、宮下大臣にお伺いをさせていただきたいと思います。宮下大臣は、政和政策研究会、いわゆる安倍派の会員であられますけれども、派閥のパーティー権、宮下大臣のノルマは何枚でしょうか。また、ノルマを超えて販売をしたことはありますか。
23:17
この場は政府にある立場としてお答えする場でありますので、基本的に個々の政治 団体に関するお尋ねについては、お答えを差し控えるべきと考えておりますけれども、あえて私の所属する政和政策研究会に関して申し上げますと、今回の報道に関する取材に関して、塩梅座長からこれから事実関係を精査するというコメントをしていると承知しておりまして、今後事実確認の上、適切に対応するものと考えております。
23:57
昨日通告をさせていただいて、調べていただきたいということをお願いさせていただきました。それでは、キックバックを受け取ったことがあるかどうかだけ教えていただけますか。
24:13
12月1日の閣議後記者会見で私が申し上げたのは、キックバックというようなことは認識しておりませんということであります。
24:27
それでは受け取ったことはないということでよろしいですか。
24:36
基本的に私の政治資金に関することについては、政治資金規正法に則って適切に処理をしているというふうに確認をしております。
24:50
ということは、入金があった場合には、収支報告書に必ず記載しているということでよろしいですか。
25:04
適切に処理をしているということは、記載しているというふうに受け止めさせていただきたいと思います。これは事実ですね。
25:20
明確ではありませんので、しっかり調べていただいて、またご報告いただきたいと思いますが、委員長取り計らいのほどよろしくお願い申し上げたいと思います。後刻理事会で協議いたします。派閥の政治団体もですね、議員自身の政治団体も収支報告書に記載がなくて、裏金にしていたのじゃないかとか、あるいはそれを何に使っていたのかということも問題があってですね、国民は大変疑念を抱いております。これ大変に大きな問題だというふうに思っております。このことがですね、やっぱり政治不信につながる。これ自民党だけの問題じゃなくて、私たち全員、国会議員政治家の政治不信につながっていくということになりかねませんので、しっかりとそれぞれ調査をしていただいてですね、国民の皆さんの前に事実を明らかにしていただきたい。しっかりと海を出していただきたい。そのことをお願いしたいと思いますが、大臣もう一度お願いいたします。
26:16
まずは事実を精査するということでありますけれども、その上でしっかり先生御指摘の質問を踏まえて適切に処理していきたいというふうに思います。
26:31
それでは質問に入らせていただきますけれども、畜産物価格の決定に関して質問させていただく前に、前回取り残した質問と、それからどうしても農林水産省の答弁を聞いておきたい質問がありますので、続けて2問聞かせていただきたいと思います。まずお配りした資料、配付資料の1枚目をご覧いただきたいと思うんですけれども、所有者が違う面積の小さな農地を集積して大幅化してですね、集落への組織を法人化するなどして、高齢化、後継者不足から省力化を目指して工作が行われている地域、これは全国各地にあると思います。これまでにですね、工作をしている法人が知らないうちに、世代交代などによる不在地主化、相続未踏期、相続補給などによって、保譲の中央にですね、突然利用権切れの国有地が出現する、こういう事案が起きております。私、この事案が起きた京都の保譲に行ってまいりまして、見せていただいてお話も伺ってまいりました。ある日突然足料が入ったと思ったら、国が管理することになったと、国から使用料を求められたということであります。これ保譲の中央ですからね、使用料を払いたくないので工作しませんというわけにいか ないんですね。使用料が発生することによって、法人経営の負担となるわけで非常に困っていると、何とかならないのかというご相談を受けました。この1枚目の資料はですね、今年の4月に施行された、相続又は依存により取得した農地などの土地を手放し、国庫に帰属させることができる相続土地国庫帰属制度。これによってもですね、所有者が農地を国庫に帰属させたことによって、京都のケースと同じようなことが今後起きるのではないかということを心配しています。相続土地国庫帰属制度では手放した土地を農林水産省が管理処分するということになっておりますけれども、すでに誰かがまた法人が借りてじゃないですよ、預かって工作してほしいと言われて、無償で工作をして農地が荒れないように守ってくれているのに、農地を守る観点から特別措置と言いますか、この使用料を免除する、こういったことの検討ができないのかどうかということを農林水産大臣にお伺いをしたいと思います。使用料がかかるなら工作はしないと言われたらどうなるんでしょうか。しかもその大幅化した保障の中央にですね、国有地が出現すると。こういう場合、本当にそこだけ工作しないで、まあ、工作を起こして荒れ地になってくるということはちょっと考えられないと思うんで、これどうにかした方がいいと思うんですけれどもいかがでしょうか。
29:13
はい、先生のご質問の通告を受けて改めて調べたわけですけれども、国有農地を含めまして国有地はですね、財政法第9条において、法律に基づく場合を除くほか適正な対価なくして、これを譲渡または貸し付けをしてはならないと規定されております。また国有財産法第22条においては、地方公共団体等が公共用の施設のように供する場合等に限って、無償で貸し付けることができると規定されておりまして、このことから現状では国有農地を集落営農に無償で貸し付けることは法令上難しいという状況でありまして、こういう状況にあるというのはぜひご理解をいただきたいと思います。その上でですね、議員ご指摘のような経過が発生しないように、まず将来の相続の可能性を含めて地域の農地を誰が利用していくのか、前もってですね、地域で話し合い決定していくことが大事だというふうに思っています。そのため、本年4月施行の改正農業経営基盤強化促進法によりまして創設した地域計画の策定を通じてですね、相続人を含 めて地域の農業関係者の皆様がしっかりと話し合いをしていただいて、将来の農業の在り方、また農地利用の姿を明確化していく取組が非常に重要だと考えています。また、国庫帰属法の申請があった場合には、農業委員会などの関係機関へ情報提供を行って、農業委員会の圧戦や地域の話し合い等を通じて国庫に帰属する前にですね、受け手に結びつける取組を積極的に促してまいりたいと考えています。農林水産省としましては、このような取組を通じて農地が地域において適切かつ有効に利用されるようにしっかり後押しをしてまいりたいと考えております。
31:17
私は何度も御説明を受けましたから、法律上のことも分かります。しかしね、農地を借りて工作しているわけじゃないんですよ。誰も耕してくれないから、お願いします、預かってください、工作してくださいというふうにしていたのに、国庫に帰属するようになったからといって使用料を求められる。これやっぱりおかしくないですか。確かに誰がその農地を持っているかということは、今おっしゃったことのように分かるようになるかもしれませんけれど も、この使用料の問題は別だと思うんですよ。農林水産省が管理するということですから、今後こういうケースが、いやもう相続したけどやっぱり農地はいらないよっていう方が出てくるときにどうするかと、農地を農地としてしっかり守っていく観点からですね、農水省としてどうするか。そして、集落園の組織など工作している方々の負担にならずに工作を続けてもらえるような、そういう環境をつくるためにどうしたらいいかということを、ぜひとも御検討いただきたいということをお願い申し上げておきたいと思います。また、いつか聞かせていただきたいと思います。続いてですね、2030年、輸出誤調営目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略の中で、輸出先国地域の規制やニーズに対応した加工食品等への支援には、食品加工の輸出の大きな障害である食品添加物規制については、引き続き輸出先国地域に対する食品添加物の認可申請を支援するというふうになっています。日本で既に食品使用されている天然色素4品目、口なし青色、口なし黄色、紅麹色素、紅花色素が、欧米では使用が認可されておらず、これらの色素を使用した日本の食品を今、輸出することができないんですね。この中にはですね、欧米で大変人気のあるカニカマとか、それからストロベリーチョコなどに使用されている紅麹色素なんですけれども、これ、2023年12月、米国FDAに申請することを目指し、必要なデータをそろえ、準備を今までしてきたんです。しかし農林水産省は、紅麹色素の認可をFDAに申請するために、必要な色素事業者への支援、必要な予算を凍結してしまったんですね。これ、なぜ凍結したんでしょうか。
33:45
お答えいたします。農林水産省では、輸出促進の観点から、国内では加工食品に使用されているものの、欧米では使用が認められていない食品添加物について、欧米での認可申請に必要なデータの整備に向けた支援を行ってきたところでございます。委員御指摘の紅麹色素について、アメリカ食品医薬品局FDAへの認可申請に向けた支援を行ってきましたが、食品製造事業者において紅麹色素の代替となる添加物の活用が進められている事例があり、また、支援を受けていた食品添加物製造事業者が、申請準備に係るFDAとやりとりを進める中で、FDAから求められた規格に適合する紅麹色素の製 造がコスト的に困難と判断し、申請を断念した。断念したことから、この認可の申請に向けた支援事業の継続が困難と判断したものでございます。
34:51
代替色素は赤色産後だったと思うんですけど、私もずっとその説明を受けてきましたが、状況が変わったと思っています。米国カリフォルニア州で成立した新法、食品保護法により、スナック菓子などによく使われる赤色産後、二酸化チタン、収素酸カリウム、収素化植物油、プロピルパラベン、これらの添加物が2027年1月1日に使用を禁止されることになり、カリフォルニア州では、これらの添加物を含む加工食品の製造販売が禁止され、違反した個人や団体には、初回5000ドル、2回目以降は1万ドル以下の罰金が課されるということになりました。農林水産省が紅麹色素の代替色素として検討していた中に、禁止されていた赤色産後が含まれているのです。農林水産省が凍結している紅麹色素の認可支援を再開することができれば、これまで事業者はFDAと申請に向けての準備を進めてきていますので、今月末までにFDAの申請をすることができれば、近年のFDAの審査期間は、おおむね2年から3年ということでありますので、2027年1月1日の赤色産後を禁止までに紅麹色素の認可を受けることができる可能性があります。紅麹色素が赤色産後に代わって、米国で広く使用されることになりますし、日本の食品も輸出できるようになります。米国は人口が多くて喫食料が多いことから、日本の15倍の市場が推定されます。紅麹色素がFDAに認可されるように支援を続けるべきだと思いますけれども、大臣いかがでしょうか。
36:41
輸出先国地域の規制に対応することは必要でありますけれども、それが実際に輸出の拡大に支援するかどうかが重要な観点だと思っています。赤色産後以外にも、穴戸色素、コチニル色素、唐辛子色素、トマト色素、ブドウカヒ色素、赤色産後色素40号等々、様々な着色料が日本国内及び米国において使用できるという状態にあります。その中で、紅麹色素に関する米国食品薬品局への認可申請に対する支援につきましては、認可された場合に相当のコストをかけて、あえて紅麹色素を製造する食品添加物製造事業者があるかということ、それから紅麹色素を使って製造した製品を輸出する食品事業者がいるか、こういった点を情報収集して、見極めた上で認可支援の再開を判断したいというふうに考えています。
37:53
水産物の輸出の際の認証もそうでしたけれども、日本ってそういうことがちゃんとできていないんだと思うんですね。お金がかかってもやるべきことはしっかり、特に可能性があることはやった方がいいと思います。BSFドイツ、カーギル米国、ケリーアイルランドなど、世界の著名な色素事業者が米国でビジネスを展開しています。そこは日本の企業の名前がありません。中国も色素事業を拡大していると言います。負けてられないと私は思うんですね。例えばワン国はビタミンCのほぼ全量輸入してますよね。9割は中国からですよ。これみんな知らないですよね。先日はですね、リンゴやナシの花粉、これも中国から輸入してると。で、花椒病が確認されて、金運になって初めて、え、花粉まで中国から輸入してたの?っていうことがわかったわけですね。ですから、日本もできるだけ自国で生産できる、そして海外でビジネスを展開できるチャンスがあるんであれば、初期投資が勝っても、私は絶対チャンスが、チャンスをつかむべきだと思いますし、果敢に挑戦するべきだと思いますので、ぜひご検討のほどよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。ありがとうございます。それでは、楽野築さんに関してお伺いをいたします。これまで私の地元北海道では2年連続で、生乳の生産抑制が続いておりましたが、来年度は3年ぶりに減産を回避いたしまして、前年度、投資を計画1%増産の403万トンの生産目標を掲げることになりました。生産者はですね、メーカーからも生乳が必要だから、もっと絞ってほしいというふうに言われているんだけれども、生産抑制で減らした経 産牛、あるいは初任牛、また投資をして増やしていいんだろうかということで躊躇しています。特にですね、今年は猛暑の影響で牛が下手ってしまって、乳量が減少しました。渋滞率も低かったということもあります。さらには、資料や電気代などの行動が続いている。脱脂不乳の在庫も生産者も拒否措置して削減を図ってきましたけれども、バターの生産量の増加に伴って、また在庫量が増えるのではという心配もあります。さらには、指定事業者が生乳の受給調整をしっかり行っていても、指定事業者以外に出荷している生産者は、今年度も生乳を増産しています。受給調整に不安があるんだということなんですね。それで、生産基盤の回復に向けて、新たな投資を行っていいものか迷っているという声が聞こえるんですけれども、現状をどう受け止めて、現場は増産に向けて積極的に投資を再開していいものなのかどうか、KCMを含めた今後の見通しについて、農林水産省にお伺いいたします。
40:40
はい。ご指摘のように、現在の生乳受給につきましては、バターの需要が顕著であること、また、出汁粉乳は在庫低減対策の効果もありまして、本年10月末時点で5万4000トンと適正水準になっておりますことから、全体としては一定程度、受給が改善しているというふうに認識しております。今後の受給の動向については、予断することは困難でありますけれども、一つには、累次の牛乳乳製品の値上げの影響によって、例えば牛乳等に向けられる生乳処理量は、前年比3から4%の減少となっております。第二に、今月から乳製品についても、さらに値上げが予定されております。第三に、引き続きヨーグルトと出汁粉乳を原料とする製品の需要が低迷している。こうしたことを考えますと、特に出汁粉乳については、何ら対策を講じなければ、在庫が積み上がってしまう状況が変わっていないということで、生乳受給の安定な仕方になっている状況にあると考えています。農林水産省としましては、今般の補正予算によって、来年度においても、出汁 粉乳の在庫低減、また国産チーズの競争力強化など、生乳受給の改善をしっかり図っていこうと考えております。
42:10
出汁粉乳の在庫も、9.8万トンから5.9万トンまで減らしたということでありますけれども、これがまた増えるんじゃないかということなんですね。生産者の皆さんは、やはりこの出汁粉乳の在庫、これをどう処分するかということが大変に大きな問題だというふうにおっしゃっているんですけれども、具体的にこの処分のために、今どういう取組をしているのかお伺いしたいと思います。
42:40
お答えをいたします。具体的な取組といたしましては、出汁粉乳の在庫低減を図るために、生産者と乳業者が負担をしあって、出汁粉乳を、子牛のミルク向けに、保乳用のミルク向けに販売する取組、これは国も支援をしてやらせていただいておりますし、また今回の補正予算でもその対策を盛り込んでおります。また他にも、家庭でも利用しやすいような出汁粉乳の調理法やメニューの開発や普及といったこと、さらには出汁粉乳を原材料とする新商品の開発といったような取組を支援することといたしておりまして、これらによりまして、何ら対策を講じなければ在庫が積み上がってしまう状況の中で、出汁粉乳の需給の改善を図りたいと思っております。
43:44
野水省の皆さんとこれも何度かお話しているんですけれども、今の若い人、出汁粉乳って何だか分からないんですよね。出汁粉乳を使って料理をしてくださいと言っても、出汁粉乳って何と言われるんですよ。これがまずスキムミルクと言っていますけれども、スキムミルクなんだということで、どういうものかということを知ってもらわなければいけないと思い ますし、それから、野水省でもいろんな指定団体なんかでも、料理のレシピなんかも公開していますけれども、料理に使おうと思ってスーパーに行っても、どこにも売ってないと言われるんですよ。で、農林水産省に調べていただいたら、コーヒー売れ場にクリープと一緒に置いてあるんですよね。だからクリープの方がメジャーなわけですよ。だからどうしてもそっちに行ってしまって、料理の原料になる出汁粉乳がどこにあるかということがまず認識されていないので、流通と話していただいてですね、どういうところに置いたら料理に使ってもらえるかということも検討していかなきゃいけないと思いますし、それから、四方農協に、視察に皆さんと行かせていただきましたけれども、ペットフードに使っているんですよ。ローグルとスティックを作っていただいてですね、北海道のドクードを作っている会社に、すごくおやすさとして食いすきが良くていいということで、そんな工夫をされたりもしていますしね。だったら、例えば今インバウンドどんどん増えてますから、北海道にも有名なお菓子のメーカーがありますから、出汁粉乳を使ったお菓子の開発をしてくださいということを積極的に働きかけてですね、もし使いづらいというのであれば、何がネックなのか、価格なのか、安定供給なのか、その辺をしっかり調査して いただいて、課題があれば、その課題をクリアしていただければ、出汁粉乳を使っていただけるという状況が生まれるかもしれないので、ぜひとも農水省には、そういった問題にも向き合っていただいてですね、積極的にこの出汁粉乳の在庫処分に向けて、お取り組みをお願い申し上げたいというふうに思います。北海道自営組合員の落農専業農家4127個の1個あたりの平均収入は、コロナ前2019年の1月10月と比べますと、今年の1月10月は約2割増えているということでありますが、支出を見るとですね、約4割も増えているんですね。しかもここには、仮入れ金の返済や乳牛焼却費などが含まれておらず、仮入れ金の、元金の返済など100%できないという状況でもあって、農業コストをまかなえない組合員も存在するという実情です。まだまだ落農系は厳しい状況に続いています。北海道によると、2023年2月1日時点での当内の乳牛出荷個数は、前年比222個減の4822個ということで、初めて5000個下回ったという状況です。毎年申し上げておりますけれども、食料農業農村審議会の意見を聞いて決定する、加工原料乳生産者補給金及び収送乳調整金の単価、また交付対象数料の設定については、生産資材や機械の価格高等、特に配合資料の原料価格が高止まりしているという状況で あります。また燃料価格の高騰や、ドライバー不足による輸送コストの上昇など、これから起きることもしっかりと反映させていただいて、経営が維持できる所得の確保が図られるような適切な価格設定にしていただきたいと思いますけれども、生産者の立場に立つ農林水産省として、大臣の御決意を伺いたいと思います。
47:22
やはり持続可能な経営を維持していくという観点をしっかり重視して、適切に対応してまいりたいと思っています。
47:35
時間がないので来ませんが、よろしくお願い申し上げたいと思います。それからですね、発展途上国へのODAの食料支援について、昨年の予算委員会で林前外務大臣からは、食料支援のニーズがないのかというのを挫して待っているというこ とではなくて、我々の方からこういうものが結構あるのでどうですかということは、普段から心がけていきたいということでした。野村前農林水産大臣もですね、ことあるごとに林さんには言っているんだというふうにおっしゃっていただきました。もしそういうニーズがあれば輸送機等の支援もしていただけるというお話でしたけれども、その後外務省として何らかの働きかけをされたのか、動きがあったのかお伺いします。
48:20
お答えさせていただきます。我が国の開発協力は、開発途上国の経済社会開発を目的に、非援助国などから要請に基づいて実施していくことを基本としております。また、新たな開発協力大綱のもと、ODAとその他の公的資金など様々なスキームを有機的に組み合わせて相乗効果を高め、日本の強みを生かして協力メニューを積極的に提示するオファー型協力を打ち出しております。地震にあたっては、対話と協働を通じて、非援助国側のニーズも踏まえて、ともに作り上げていくものであります。その上で、日本にある脱資紛入の開発途上国における活用については、これまでの国会の議論を踏まえ、日本のNGO及び海外のNGO等に対し、活用の意思やニーズを確認しております。現時点で、そのような具体的な要請には接していないところであります。同時に、一般論として、食料支援におきましては、現地における経済活動を阻害しないよう配慮しつつ、輸送コスト、そして衛生管理状況等を踏まえる必要があるため、近隣の地域での調達になることが多いものであります。仮にニーズに基づく要請があれば、こうした点にも留意しながら、具体的に進めていきたいと思っております。
49:37
オファーをしていただいているということでありますが、今のところ動きはないという御答弁でした。ぜひ引き続き、ニーズが出てくるかもしれませんので、このODAの食料支援を取り組むよう、よろしくお願い申し上げたいと思います。それから、先ほど藤木委員からもお話がありましたけれども、家畜の排泄物の処理についてお伺いしたいと思います。近年、落雨農業の大規模化、使用形態の変化、高齢化による労働力の低下などの様々な要因が重なりまして、家畜排泄物の適正処理ができない、間熟耐火化ができないということが北海道で問題となっています。牛1頭が1日50キロから60キロの排泄をする。北海道では平均使用頭数は90頭、しかしメガギガファームでは何百頭、何千頭というところもあるんですよね。労働力も十分でない中で耐火の作業が追いつきませんし、草地や畑にまくにもまく時期が限られているので、短い期間に必要量以上の肥料を畑にまくというようなことも起きています。不適切な処理や農済みなどの放置は、悪臭や河川環境汚染などの環境問題をひき起こす要因ともなっており、観光や漁業などの多産業や地域住民の生活環境にも被害を及ぼすことになり、大変重要な問題となっております。構築連携というお話がありましたけれども、広い北海道、畜産あるいは落農の地域と畑作の地域が離れていて、予想コストもかかりますし経費がかさむということで、なかなか連携をしたくてもできないという状況なんですね。生乳を絞るのもそうですけれども、 餌のこともそうですけれども、以前に船山さんのところである落農家の方と意見交換をさせていただいたときに、やっぱりこの大規模化が問題なんだと、適正規模があるんじゃないかと。例えば、時給資料100%、それに合わせて何等を変えるかとかですね、この糞尿の問題もどこまで自分たちの労働力でもって、間熟対比化できるのかということも考えながらですね、やっぱり使用当数を決めていかなければいけないのではないかというお話がありました。この現状を受けてですね、この家畜の糞尿処理の問題、農林水産省として今後どう取り組んでいくのか、教えていただきたいと思います。
52:07
お答え申し上げます。家畜排泄物につきましては、排気物の処理及び清掃に関する法律によりまして、排出者である畜産農家が自らの責任で適正に処理をしなければならないというふうにされています。一方、家畜排泄物につきましては、土づくりに資する堆肥やエネルギーとし て有効に活用できるものでございまして、このような活用を図ることは脱炭素化や環境負荷軽減に資するものと考えております。このため、農林水産省におきましては、堆肥の高品質化、ペレット化等に必要な施設の整備、また、家畜排泄物をエネルギー利用にするためのバイオマスプラント等の整備等について支援しているところでございますけれども、このバイオマスプラントを、例えば現在も様々な資材が行投している中において、なかなか自衛とか自治体の取組が進んでいないという実態があるということも認識しているところでございます。農林水産省としましては、しっかりと各地域の実情を踏まえまして、どのような支援が求められているのか、現場のニーズについてしっかり把握をさせていただいた上で、引き続き畜産農家の負担を軽減するため、家畜排泄物の有効活用の取組等を支援してまいります。
53:32
これまでどういう支援をしてきたのかは、私も分かっております。でも、そういう支援をしてきても、処理しきれない分量があるということで、それが処理できない落の丘の皆さんにとっては大変深刻な問題になっているので、しっかり調査をしていただいて、どういう対策を打つことができるのかということを、改めて考えていただく、検討していただきたいということをお願い申し上げたいというふうに思います。ちょっと時間がなくなってしまいましたので、北海道のビートについて伺いたいというふうに思います。農林水産省は、消費が減少していること、また、投下調整金制度を維持するために、北海道の砂糖の減量、天才生産について、交付金の対象数量を64万トンから55万トンへ9万トンに引き下げました。今年は、北海道に8カ所あった生糖工場のうち、都価値の北海道糖業本物生糖所が砂糖生産を終了したんですね。今、工場は7カ所というふうになっております。2026砂糖年に、作付面積5万ヘクタール、生産が55万トン維持できなければ、残りの7つの生糖工場の経営に影響が出ることは否めないという状況です。関連する産業や地域経済にも影響が出るということは、皆さんもご案内だと思います。この政策の変更から1年経って、現状どうなっているのかということをお伺いしたいと思います。
55:08
まず、天災は北海道の旗作におきまして、林作体系を構成する重要な作物でありますとともに、天災糖業と相まって、地域の雇用、経済を支える重要な役割になっていると認識しています。天災につきましては、砂糖の消費量が減少する中で、天災等の在庫増加、また、天災生産を支える糖化調整制度の収支の悪化等を背景としまして、お話がありましたように、昨年12月に持続的な天災生産に向けた今後の対応についてを決定しまして、令和8里年度までに交付対象数量55万トンとして、天災生産の一部、加工用バレーションなどの重要なある作物への転換を推進しているところであります。一方、天災生産につきましては、他作物に比べて労働時間が長いこと、費用費が高いことといった課題がありまして、加えて本年は高温多湿の影響によって活版病が多発して、糖度が 低い状況にあると承知しております。こうしたことを受けまして、農林水産省としては、一つには、天災から加工場、バレーション等への作付け転換をする、また、天災生産の省力化、生産コスト削減への取組を支援する、そして、令和5年度補正予算において、病害抵抗性品種の導入など、高温病害対策技術の実証への支援を新たに措置したところでございます。今後とも、天災を含めて、北海道の他作が将来にわたって持続的なものとなるように、必要な支援をしっかり講じてまいりたいと考えています。
57:03
2026年に作付け面積5万ヘクタール、生産が55万トンということでありますけれども、今、天災の作付け面積はどのくらいですか。令和5年産の作付け面積でありますけれども、前年産、4年産に比べて約4,000ヘクタール減の5万1,000ヘクタールとなっております。
57:30
もう現状で5万1,000ヘクタールなんですよ。北海道の専用農家って真面目なんで、政策あるとみんなその政策に流れるんですよね。ですからどんどん天災の作付け面積を減らしていって、もう4,000ヘクタールも1年で減っちゃっているんですよ。5万ヘクタール、果たして維持できるかという状況ですが、これ維持するためにどうするんでしょうか。
57:59
今おっしゃられたとおり、令和8砂糖年度で55万トン、5万ヘクタールを目標に順次、林作の中で取り入れていただくということです。今年1年間の中で4,000ヘクタール変わったわけなんですけれども、今の砂糖の需要の状況ですとか、あとは作付けの状況ですとか、林作の中で天災から他の作物への転換ということも進めておりますけれども、必要な生産量が確保できるように、特に労働の負担が大きいというところが、天災の生産の中でなかなかネックになっているところでございますので、そういったことに関しての支援、これはしっかりやって、必要な量の生産を継ぎ出していただくというふうに考えております。