6:19
おはようございます。ただいまから予算委員会を開会いたします。政府参考人の出席要求に関する件につきましてお諮りいたします。令和5年度補正予算2案審査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続きにつきましては、これを委員長に御一人願いと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、作業を取り図らえます。参考人の出席要求に関する件につきましてお諮りいたします。令和5年度補正予算2案審査のため、必要に応じ日本銀行総裁植田和夫君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、作業を決定いたします。また、本日の委員会に日本銀行理事、郡口博秀君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、作業を決定いたします。令和5年度補正予算2案に関する理事会決定事項について御報告いたします。本日及び明日の質疑は総括質疑方式で331分行うこととし、各会派への割当時間は、自由民主党81分、立憲民主社民100分、公明党38分、日本維新の会50分、国民民主党新緑風会25分、日本共産党25分、令和新選組12分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告表のとおりでございます。令和5年度一般会計補正予算第1号、令和5年度特別会計補正予算特第1号、以上2案を一括して議題といたします。これより質疑に入ります。
8:30
立憲民主党の辻元清美です。総理ちょっと緊急性を要する問題1問。パレシナのガザ地区をめぐり、4日間のこの停戦休止期間が今日までということです。各国この機会に、休止から恒久的な停戦に向けて外交努力をしています。日本政府はこのギリギリのタイミングで、イスラエルに対して何らかの働きかけをした方がいいと思うんですが、何かなさるんでしょうか。
9:05
はい、あの、ご指摘のガザ地区の、まず現状の一時休戦の行方については、人質の解放など今後の行方、世界中が注目をしています。このこうした事態、事態の収集に向けて引き続き努力をしていかなければいけない。当然のことながら、日本政府もこれまで外省が現地に足を運ぶなど様々な働きかけを続けてきました。その関係を今後も維持しながら、イスラエル、そして関係国に対して、事態の沈静化に向けての努力を働きかけていく努力は続けてまいります。今後の状況をしっかり見極めた上で、具体的な対応を判断いたします。
10:02
今、一時的休戦とおっしゃいましたけど、今、戦闘休止のみなんですよ。これを恒久的休戦にしなきゃいけないと思うんですね。これ、お呼び越しにならずにですね、やっていただきたいんです。これ午後から同僚議員がまた質問しま すので、私はお昼の時間もありますので、その間にしっかりと、やはり今日がタイムリミットですから、総理として行動していただきたい。いかがですか。
10:37
今、申し上げたように、状況を把握した上で、我が国としてこの事態にどう貢献するか、判断してまいります。
10:47
もう一問なんですけど、話題変わりますが、この部屋に入ってきて、やっぱり答弁する官僚の皆さんもほとんど男性なんですよ。やっぱり本格的に総理、このクォーター制やりませんか。
11:07
我が国が変化する時代の中にあって、社会としても経済としても活力を維持していくために、多様性は尊重しなければならない。その中にあっても、女性の活躍、最も大きな課題であると認識をしています。女性の皆さんが活躍できるような社会、環境づくり、政府としても最優先で取り組んでいきたいと思います。ご質問はクォーター制をやりませんかということでありますが、これはこうした制度を社会あるいは政治等においてどう取り入れるのかという議論、こういった議論が続いているわけですが、政府としては、こうした具体的な制度、さらには法的あるいは強制的にこういった制度を導入することについては、様々な観点からこの議論が必要であると考えております。いずれにしろ結果として女性の活躍する社会をつくるために、あらゆる角度から取り組みを続けることが重要であると考えます。
12:28
私もう一つ気になっている点がありましてね、最近総理憲法憲法っておっしゃってますよね。これ所信表明で憲法改正は先送りできない課題、条文の具体化とまで言及されました。先送りしたらどんな問題が起こるんですか。
12:50
憲法は国のあるべき姿を規定する、大変基本的な方点です。今、我が国が様々な大きな変化に直面をしている。人口が減少していく国際的な事情も変化をしている。また災害についても気候変動を背景とした激甚化、頻発化が続いている。こうした変化に直面する中にあって、この基本的な国の方点、あるべき姿を考えるこの方点、これについても考えていくことは基金の現代的な課題であるということを申し上げています。こうした大きな時代の変化にあるときだからこそ、国のあるべき姿について議論することは重要である。こういった思いを申し上げております。
13:51
総理、今、憲法、憲法とおっしゃるのっているのは、私、相当違和感があるんですよ。国会での憲法論議、23年間、調査会、憲法特別委員会、そして審査会と続いてきています。私、総理を見たことないんですよ。ほとんど、新藤さん、ずっとやってきましたね。斉藤さんも。でね、1回でも委員になったことあるんですか。
14:24
あの、ちょっと、その、ご質問。総理を見たことないという部分と、それから私自身が委員になったかどうかという部分と、2つあると思いますが、私自身は直接委員になったことはありません。しかし、国の姿を、総理大臣の姿を見たことがないとおっしゃいましたが、これは総理大臣として、これに直接、その内容ですとか、あるいは進め方について言及することは適切でないと。これは再三申し上げております。
15:02
長い、20年以上ね、相当やってきたんですよ。この憲法論議。議員の時も若手の時からですね、1回も委員にもなってない。そこで議論もしてないんですよ。なぜですか。
15:19
国会において、どの委員会に所属するのか。それは、各政党内において、それぞれ役割分担を担い、各委員会に所属するものだと考えております。これ、所属しないと、その課題について論ずることができないというものではないと考えております。この重要な課題、憲法以外にも様々な課題があります。それぞれ役割分担をし、そして政党全体として、この政治、どのように考えていくのか。これがあるべき姿であると考えます。よって、1委員が、このどの委員会に一度も所属したことないことをもって、その問題と関係が薄いとか、関わってはならないとか、そういうものではないと考えます。
16:14
それはね、各委員ですね、議員はやっぱり自分の関心のあることを、成し遂げたいところの委員会に入りますよ。私ね、結局総理が、会見を先送りできないとおっしゃるのは、総裁選の再選のため、そのために会見に熱心な右派をつなぎ止めたい。だから、先送りできないと、おっしゃってるんじゃないかと思うんですよ。もう一つですね、任期中に会見と繰り返してますけどね、国民投票にいくらかかるか、ご存知ですか。総務省にお聞きします。国民投票を一回するのに、どれぐらいの予算がいりますか。
16:56
お答えいたします。憲法改正に係る国民投票の執行経費につきましては、改正案の数や国民投票広報協議会による新聞や放送等の各種広報の実施方法といった、執行経費に影響を与える要素が不確定であるため、正確な見積もりをお示しすることは困難です。なお、平成18年に国会に議員立法として提出された法案におきましては、本案施行に要する経費として、国民投票の実施に要する費用として、1回当たり、与党案においては約850億円、民主党案におきましては約852億円がそれぞれ見込まれていたと承知しております。
17:40
総理ね、今ね、物価が上がってますからね、1000億ぐらいかかると思いますよ、丁寧にやったら。これですね、任期中に果たしたいと。憲法増税するんですか。得意の予備費ですか。どこから予算出すんですか。いかがですか。国民の憲法から。
18:05
御指摘のように私は、自民党の総裁選挙から憲法改正という課題を取り上げてまいりました。それ以前からも、自民党の政調会長時代、自民党の公約に憲 法改正を重要項目の1つとして取り上げるなど、この課題について取り組んでいきました。そして、今、総裁の任期中に、この憲法改正を果たしたいという思い、これは全く変わっておりません。国民の皆さんに対して、国会の議論を通じて、しっかりこの問題について、理解や認識を深めていただく中で、国民の皆さんにも、これは国にとって大切なことであるという理解をいただいた上で、こういった取り組みを進めていきます。そういった必要な課題については、国として責任を持って財源を確保する政治の重要な役割であると考えます。今、緊急事態のことをおっしゃる方が多いです。しかし、既に災害対策基本法などに、緊急事態の緊急処置対応ってきちっと入っているんですよ。政令のことも。これ、内閣府、説明してください。
19:36
お答えいたします。災害対策基本法第105条においては、非常災害が発生し、国の経済及び公共の福祉に重大な影響を及ぼすべき異常かつ激甚なものである場合において、特別の必要があると認めるときは、内閣総理大臣は、閣議に かけて、関係地域の全部又は一部について、災害緊急事態の布告を発することができるとされております。また、道法第109条では、災害緊急事態に際し、国の経済の秩序を維持し、及び公共の福祉を確保するため、緊急の必要がある場合において、国会が閉会中又は衆議院が解散中であり、かつ臨時会の招集を決定し、又は参議院の緊急集会を求めて、その措置を待ついとまがないときは、内閣は次の各合に掲げる事項について必要な措置をとるため、政令を制定することができるとされております。
20:39
衆議院解散しているときもですね、参議院の緊急集会開けないときも、内閣の権限で政令がしっかり作れるってもう法律に打ち込まれてるんですよ。これは、有事のときの法律もパンデミックも全部入ってます。総理のやることは、そんなに心配なら、この緊急事態の法改正をさらにですね、強固なものにする、それをやるのが総理の役割じゃないですか。いかがですか。
21:12
内閣総理大臣として、憲法の内容や具体的な議論の進め方について直接触れることは控えなければならないと思いますが、委員御指摘の問題点についても、一般論としても、こうした国会のありようですとか、さらには選挙のありようですとか、国の根幹に関わる問題について、法律で対応できるかどうかという議論があること、これは承知していますが、一方で、法律で対応するということだけではなくして、こうした基本的な問題については、国の根幹に関わる問題、基本的な理念として議論をすることが重要ではないか、こういった議論もあると承知をしています。憲法の議論においても、こうした国会のあり方ですとか、選挙のあり方ですとか、教育ですとか、基本的なこの課題について論じることは、国のあるべき姿を考える上で重要であると認識をいたします。
22:22
教育の無償化とかね、それから、語句とか言ってらっしゃいますけどね、これ全部ですね、教育の無償化も、高校までの授業料の無償化、すでに法律対応と予算でやっているんですよ。大学まで完全無償化したいんだったら、法律と予算でできるじゃないですか。今すぐやればいいんですよ。憲法を変えなくてもできるんじゃないですか。
22:48
今も申し上げたように、この国の重要な政策課題について、法律で対応すれば済むのではないかという議論があることは承知しておりますが、その一方で、国の根幹に関わるこうした課題、この国会ですとか、選挙ですとか、あるいは教育ですとか、こういった部分については、国の根本的な問題として、法律の背景として、憲法の議論においても議論することは重要である。こうした認識があるというのも、これは事実であります。ぜひ、憲法というのは、先ほどおっしゃったように、国民の皆さんに最後判断していただく問題です。ぜひ、こうした議論を深めることが重要であるということを申し上げております。内容について、これ以上具体的に触れるのは控えますが、少なくとも国民の皆さんの理解、認識を深めていただくためにも、国会において、より活発な議論が行われることは期待したいと思っています。
24:01
法律でできることをまずやってから言ってください。任期中に会見と総理が余計なことを語るから、自民党、与党が姿勢が消極的だと責めたれている政党まで出てきています。議会のことは議会で決めるでいいですね。
24:26
憲法については、現在、衆参の憲法審査会において議論をいただいていると承知をしております。そして、先ほど申し上げておるように、内閣総理大臣の立場からは、この問題について、内容あるいは議論の進め方、直接触れるのは控えなければならないと思っています 。ぜひ、国会での活発な議論を期待いたします。
24:53
議会で決めますよ。総理はドーンとですね、口出ししなきゃいいんですよ。さてですね、今日の日経新聞、減税説明が不適切、81%、なぜだと思いますか。
25:12
理由については、これと一つに申し上げることはできないかと思いますが、いずれにそういった指摘は謙虚に受け止めたいと思います。こうした予算審議においても、丁寧に説明を続けていきたいと考えております。
25:33
ちょっと待って、理由が分からないんですか。いかがですか。
25:41
今申し上げましたように、様々な理由が一つではないということを申し上げております。政府として、こうした予算審議を通じて、この経済政策について説明をさせていただきたいと思います。経済政策全体の中で、この減税がどういった位置づけなのか、過所分所得を押し上げる上でどんな意味があるのか、これを丁寧に説明することが重要であると認識をしております。
26:16
理由が分からない。総理は増税眼鏡の上に減税眼鏡をかけて、国民の望むことが見えなくなっているんじゃないですか。違いますか。
26:33
国民の皆さんの声は謙虚に受け止めると申し上げております。しかしその上で、政治として、今日本の経済、デフレ脱却に向けて正念場にあるということを説明させていただいています。そのためにどういった政策が必要なのか、これを丁寧に説明することが重要だと思っています。国民の皆さんの声、これは謙虚に受けたまりながらも、30年来のこのデフレからの脱却という課題について大きな正念場を迎えている。その際にどういった政策を用意するべきなのか、これを政府としても判断をし、経済政策を取りまとめました。そしてこれが未来にどうつながるか等を説明することが国民の皆さんの理解につながると信じています。意見は丁寧に聞きながら、今重大なこの経済の局面において、政治が何を決断するのか、これが重要だという思いで、政府の経済対策、しっかり説明をしていきたいと考えております。辻元清美さん。 全部抽象的なんですよ、答弁が。総理ですね、3年前給付金を給付した時に、こういう姿勢でしたよ、答弁ですね。政府の答弁は、所得税減税と給付を組み合わせると、より複雑な制度になり、時間もかかるということを考えておりまして、給付金で対応する方が合理的。こればっかり繰り返してたの、覚えてますか。
28:15
当時、コロナとの戦いで、緊急性を要し、国民の生活、なり合いを守らなければいけない、その際においての経済政策を論じた際の意見であると承知しています。今、この中を乗り越え、そして平時を取り戻そうとしている。一方で、こうした、この30年間続いてきた、物価が上がらない、賃金が上がらない、投資が進まない、こうしたデフレの悪循環、失礼、デフレの悪循環、これが長年にわたって続いてきた。これを脱却する取組、この2年間、成長と分配の好循環を実現しようということで、賃上げにおいても、民間の皆さんに協力をいただきながら、政策を進めてきた。その結果、明るい兆しが今出てきている。