19:15
((( このさい、理事辞任の件についてお諮りいたします。 )))
19:24
おはようございます。これより会議を開きます。この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。理事井上貴博君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
19:50
次に、理事補欠宣任の件についてお諮りいたします。ただいまの理事辞任に伴う補欠宣任につきましては、宣令により、委員長において指名するに、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。それでは、理事に、大野慶太郎君を指名いたします。この際、赤澤財務副大臣から発言を求められておりますので、これを許します。
20:23
おはようございます。この度財務副大臣を拝命いたしました赤澤良生でございます。財務副大臣としての職責を果たすべく、鈴木大臣の御指示を仰ぎつつ、八倉副大臣とともに職務の遂行に全力を傾注する所存でございます。千葉委員長をはじめ、委員の皆様の御指導をよろしくお願いを申し上げます。
21:19
金融に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日参考人として、日本銀行総裁上田和夫君、理事郷口弘秀君、理事加藤武君、理事清水誠一君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか?ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。去る令和4年12月16日、日本 銀行法第54条第1項の規定に基づき、国会に提出されました通貨及び金融の調節に関する報告書につきまして、概要の説明を求めます。
22:15
私ども日本銀行は、毎年6月と12月に通貨及び金融の調節に関する報告書を国会に提出しております。本日、最近の経済金融情勢と日本銀行の金融政策運営について、詳しく御説明申し上げる機会をいただき、厚く御礼申し上げます。まず最初の、最近の経済金融情勢について御説明いたします。我が国経済は緩やかに回復しています。輸出や航行業生産は供給制約の影響の緩和に支えられて、翼ばい県内の動きとなっております。企業収益は全体として高水準で推移しており、業況感は緩やかに改善しています。こうしたもとで、設備投資は緩やかに増加しています。雇用所得環境は緩やかに改善しています。個人消費や物価上昇の影響を受けつつも、緩やかなペースで着実に増加しています。先週期は海外経済の回復ペース鈍化による下押し圧力を受けるものの、ペントアップ業の顕在化に加え、緩和的な金融環境や政府の経済対策の効果などにも支えられて、緩やかな回復を続けると見ています。物価面を見ると、生鮮食品を除いた消費者物価の前年比は、政府の経済対策によるエネルギー価格の押し下げ効果などによって、一頃に比べればプラス幅を縮小しているものの、費用の輸入物価の上昇を起点とする価格転嫁の影響から、足元は2%台後半となっています。先月については、来年度にかけて2%を上回る水準で推移した後、2025年度にはプラス幅が縮小すると見ています。この間、消費者物価の基調的な上昇率は、2025年度にかけて2%の物価安定の目標に向けて、徐々に高まっていくと見ています。先行きのリスク要因を見ますと、海外の経済物価動向、資源価格の動向、企業の賃金、価格設定行動など、我が国経済物価をめぐる不確実性は極めて高い状況です。その下で、企業為替市場の動向や、その我が国経済物価への影響を十分注視する必要があると考えています。この間、我が国の企業システムは、全体として安定性を維持しています。先行き、グローバルな企業環境のタイト 化の影響などには注意が必要ですが、海外の実体経済や国際金融市場が調整する状況を想定しても、我が国の金融機関が充実した資本基盤を備えていることなどを踏まえると、全体として相応の関係性を有しています。より長期的な金融面のリスクとしては、金融機関収益の下押しが長期化すると、金融仲介が停滞方向に向かう恐れがある一方、利回り追求行動などから金融システム面の脆弱性が高まる可能性もあります。現時点では、これらのリスクは大きくないと判断していますが、先行きの動向を注視する必要があります。次に金融政策運営について、御説明申し上げます。日本銀行としては、現時点では、物価安定の目標の持続的安定的な実現を十分な角度をもって見通せる状況には尚至っておらず、今後賃金と物価の好循環が強まっていくか注視していくことが重要と考えています。こうした中、超短金利操作付両的質的金融緩和の下で、粘り強く金融緩和を継続することで、経済活動を支え、賃金が上昇しやすい環境を整えていく方針です。また、日本銀行は10月に超短金利操作の運用において柔軟性を高めておくことが適当であるとの判断に基づき、