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衆議院 拉致問題特別委員会

2023年11月17日(金)

0h16m

【公式サイト】

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54776

【発言者】

下条みつ(拉致問題特別委員長)

松野博一(内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 拉致問題担当)

上川陽子(外務大臣)

松村祥史(国家公安委員会委員長 国土強靱化担当 領土問題担当 内閣府特命担当大臣(防災 海洋政策))

工藤彰三(内閣府副大臣)

辻清人(外務副大臣)

古賀友一郎(内閣府大臣政務官)

穂坂泰(外務大臣政務官)

21:07

これより会議を開きます。この際、松野拉致問題担当大臣、上川外務大臣、松川国家公安委員会委員長、松村国家公安委員会委員長、工藤内閣副大臣、辻外務副大臣、小川内閣府大臣政務官及び穂坂外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。

21:35

松野拉致問題担当大臣。

21:43

拉致問題担当大臣の松野寛一でございます。拉致問題をめぐる現状について、ご報告申し上げます。北朝鮮による拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、国の責任において主体的に取り組み、解決を目指すべき課題であります。2002年に5名の拉致被害者が帰国して以来、1人の拉致被害者の帰国も実現していないことは痛恨の極みであり、誠に申し訳なく思っております。私自身、ご家族の皆様との面会の機会などを通じて、長年にわたる苦しみと悲しみを直接お伺いをしています。拉致被害者ご家族もご高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときも揺るがせにできない人道問題であります。もはや一刻の猶予もない、何としても結果を出してほしいというご家族の皆様の切実な思いを改めて胸に刻んで、問題解決に向けて全力で過断に取り組んでまいります。岸田総理は、8月に行われた日米韓首脳会合において、拉致問題は時間的制約のある人道問題である旨を述べ、拉致問題の即時解決に向けて、バイデン大統領及びユン大統領から力強い支持を改めていただきました。また、各国の首脳にも直接、拉致問題に関して理解と協力を求めるなどしてきています。私自身も外国要人の方とお会いする機会には、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を直接求めております。拉致問題の解決に向けては、米国をはじめとする関係国と緊密に連携しつつ、我が国自身が主体的に取り組むことが重要です。岸田総理自身、すべての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現し、日朝関係を新たなステージに引き上げるため、また、日朝平安宣言に基づき、北朝鮮との諸問題を解決するためにも、金正恩委員長との首脳会談を実現すべく、総理直轄のハイレベルでの協議を進めていくと述べています。そして、日朝双方の利益に合致し、地域の平和と安定にも大きく寄与する日朝間の実りある関係を築いていくために、大局間に基づく判断をしてまいると述べられたところであります。日本国民が心を一つにして、すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現への強い意志を示すことが、力強い後押しとなります。このため、政府としては、拉致問題に関する啓発活動にも力を入れて取り組んでおります。6月には、私も出席してオンライン国連シンポジウムを開催し、北朝鮮による拉致問題の実態とご家族の苦悩について、被害者のご家族からの生の声を発信していただいたほか、元韓国外交部北朝鮮人権国際協力大使、前北朝鮮駐在英国大使らをお招きし、北朝鮮情勢や拉致問題解決に向けた法と特に等について、活発にご議論をいただきました。また、これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代への啓発活動が重要な課題となっており、積極的に推進していく考えです。具体的には、教員等を対象とした研修や、中学生・高校生を対象とした作文コンクール、大学との協賽による事業の実践、事業の実施など取組を行っております。8月には、今年度からの新たな取組として、全国の中学生を集めて、拉致問題に関する中学生サミットを開催しました。これらの啓発活動と並行して、拉致被害者や北朝鮮の人々に向けてのラジオ放送も、政府として実施しております。また、民間団体への委託放送を行うとともに、ラジオの共同公開収録も、本年度は4回実施いたします。今後とも、拉致被害者への激励や北朝鮮の人々に向けた情報発信の一層の拡充・強化を図る考えです。拉致問題は、岸田政権の最重要課題です。拉致被害者の方々、そしてご家族の皆様がご高齢となる中、一刻の猶予もありません。認定の有無にかかわらず、すべての拉致被害者の一日も早いご被告の実現に向けて、全力で過段に取り組んでまいります。下条委員長をはじめ、理事、委員の皆様のご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。

27:10

次に上川外務大臣。

27:16

衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催にあたり、下条委員長をはじめ、理事、委員閣議にご挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況についてご報告します。日朝平安宣言に基づき、拉致核ミサイルといった処刑案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化の実現を目指す我が国の方針は普遍です。拉致被害者ご家族もご高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題はひとときも揺るがせにできない人道問題であり、政権の最重要課題です。被害者のご帰国を待ち望んでいるご家族の皆様の思いを胸に刻み、政府一丸となって、全ての拉致被害者の一日も早いご帰国を実現すべく、全力で過段に取り組みます。我が国自身が主体的に取り組むことが重要であり、岸田総理自身、金正恩委員長との首脳会談を実現すべく、総理直轄のハイレベルでの協議を進めていく考えであると述べてきています。外務大臣として、このような協議のための外交的取組をリードしてまいります。拉致問題は国際社会共通の課題です。岸田総理はこれまで、各国首脳との会談等において、拉致問題について支持を働きかけ、5月のG7広島サミットやその機会に実施した二国間会談、9月の日アセアン首脳会議やその機会に実施した二国間会談も含め、引き続き緊密に連携していくことなどを確認してきています。8月18日に行われた日米韓首脳会合でも、岸田総理から拉致問題の即時解決に向けた引き続きの理解と協力を求め、バイデン大統領及びユン大統領から改めて全面的な支持を得ました。私も外務大臣としてあらゆる議会を捉え、拉致問題に関する日本の立場を説明し、多くの国から理解と支持を得てきています。例えば、今月のG7外省会合やその機会に実施した二国間会談等、今週のAPEC閣僚会議の機会に実施した日米韓外省会合においても、拉致問題の解決に向けて各国の理解と協力を求め、支持を得ました。北朝鮮による核ミサイル活動は引き続き活発です。8月にわが国上空を通過する形で、衛星打ち上げを目的とした弾道ミサイル技術を使用した発射を強行したほか、核実験に向けた動きもあります。これらの遅延の行為は日本の安全保障への脅威であるのみならず、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦です。北朝鮮が繰り返す弾道ミサイルの発射等は断じて許されません。今後とも日米、日韓、日米韓で緊密に連携するとともに、国際社会とも協力しながら、関連する国連安保理決議の完全な履行を進め、北朝鮮の完全な非核化を目指します。今後とも下条委員長をはじめ、理事、委員、各委員の御理解と御協力をお願い申し上げます。

31:02

次に松村国家公安委員会委員長。

31:10

国家公安委員会委員長として、拉致問題に関する警察の取組について御報告申し上げます。北朝鮮による拉致容疑事案は、我が国の主権を侵害し、国民の生命身体に危険を及ぼすとともに、被害者やそのご家族に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題です。また、拉致被害者やそのご家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときも揺るがせにできない人道問題であり、もはや一刻の猶予もない状況にあると認識しております。現在、警察において、日本人が被害者である拉致容疑事案及び、朝鮮籍の姉・弟が日本国内から拉致された事案、計十三件十九人を拉致容疑事案と判断するとともに、拉致の実行犯等々として、北朝鮮工作員等計十一人について、逮捕状の発報を得て国際提配をしているところです。また、これらの事案以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があるとの認識の下、関係機関と緊密な連携を図りつつ、鋭意所要の捜査や調査を進めています。今後とも、全ての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現するため、拉致容疑事案等の全容解明に向けて、徹底した捜査及び調査を推進します。また、我が国は、拉致、核、ミサイルといった処刑案を包括的に解決するため、国際社会と緊密な連携の下、関連する国連安保理決議を完全に履行するとの観点からも、我が国としての対北朝鮮措置を着実に実施しているところです。警察では、これまで対北朝鮮措置の実効性を確保するため、対北朝鮮措置に関係する違法行為の取締りを推進してきたところですが、引き続き関係機関と緊密な連携を図りつつ、徹底した取締りを推進します。拉致問題は岸田政権の最重要課題であります。今後とも、拉致問題対策本部事務局や外務省等、関係機関と緊密に連携し、政府全体としての取組にしっかり貢献します。下条委員長をはじめ、理事委員各位のご理解と、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

33:55

次に、工藤内閣府副大臣。

34:05

内閣府副大臣の工藤昌造でございます。先ほど、松野博一拉致問題担当大臣からお話がありましたように、拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全に係る重大な問題であり、国の責任をおいて主体的に取り組み、解決を目指す課題でございます。すべての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現すべく、小川政務官とともに松野大臣を補佐し、全力で取り組んでまいる所存であります。下条委員長をはじめ、各理事委員の方々のご指導をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

34:56

次に辻外務副大臣。

35:06

外務副大臣を拝命いたしました辻清人でございます。2002年に5名の拉致被害者の方々が御帰国されて以来、1人の拉致被害者の御帰国も実現していないことは、我々の不得のいたすところであり、解決に向けてあらゆる可能性を模索していきます。上川外務大臣を補佐し、岸田政権で拉致問題を必ず解決するとの強い決意で挑んでまいります。下条委員長をはじめ、理事委員各位のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。ありがとうございます。

35:42

次に、小川内閣府大臣政務官。

35:52

内閣府大臣政務官の小川雄一郎でございます。1日も早い拉致問題の解決に向け、工藤副大臣とともに松野大臣を補佐し、全力で取り組んでまいりますので、下条委員長をはじめ、理事委員各位の皆様方のご指導をご便達、どうぞよろしくお願い申し上げます。

36:16

次に、穂坂外務大臣政務官。

36:23

外務大臣政務官を拝命いたしました、穂坂康史です。上川外務大臣を補佐し、あらゆる機会を捉えて、拉致問題に関する国際社会の理解と協力を求め、即時解決に向けて全力を傾けてまいります。下条委員長をはじめ、理事委員の皆様のご支援とご協力を、心からお願い申し上げます。次回は、広報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。お願いします。

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