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ただいまから法務委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに岩本 強人さん及び岡田 直樹さんが委員を辞任され、その補欠として吉井 明さん及び井上 義行さんが占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお分かりいたします。裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び
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検察官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、法務省大臣官房司法法制部長坂本 桜夫さんほか7名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ないと認め、差を決定いたします。裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び
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検察官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。両案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次ご発言願います。
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おはようございます。自民党の小翔晴智です。
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まず、放送人口の確保に向けた取組についてお尋ねしたいと思います。去る11月8日、司法試験の合格発表がありました。合格者は前年から378人増えて1781人となりまして、政府目標の1500人を上回る結果となりました。
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また、受験者数につきましても、前年から846人増えて3928人となっています。合格者数及び受験者数ともに、平成27年以降7年連続で減少していましたが、8年ぶりに増加したということになります。
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これは、令和2年度に誕生した、いわゆる3+2という新たな放送要請制 度の一期生が受験したことや、在学中受験資格の制度による受験が始まったことによるものと考えられます。これまで放送になるルートとして、放課大学院を減る場合、
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司法収集も含めると、最短でも大学入学から8年近くかかっており、学費や時間的な負担が重いとの指摘がされていましたが、今般、司法試験の受験者数が増加したことで、新制度の導入が効果を上げたものと考えられます。
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しかし、旧司法試験との一本化以降、司法試験の受験者数のピークが平成24年の8,387人だったことを考えると、3,928人は、その半分にも満たない数です。受験者数の一層の増加を図り、裁判官・検察官として
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ふさわしい資質・能力を備えた優位な人材を確保するため、さらなる環境整備が必要になってくるものと考えますが、そのための取組状況と大臣の取組性 について、ご教示いただきたいと思います。大臣、よろしくお願いします。
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いわゆる放送要請制度改革法令は元年の改正によりまして、
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法科部3年と法科大学院2年のルート、いわゆる3+2が制度化され、加えてまして、法科大学院在学中の者にも受験資格が付与されるようになりました。本年度の司法試験からこうした仕組みが始まったわけでございます。こうした制度改正の結果、今、先生からご指摘がありましたように、受験者も増えた、合格者も増えた。
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そして、1800人の合格者のうち、約3分の1が在学中受験資格による現役の方の合格という形が見えました。一定の成果はあったと思います。しかし、これまた先生ご指摘のとおり、これが定着したわけではないし、絶対数はまだ少ないし、まだまだとどまっていい状況ではないと思います。
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これをスタートラインとして、さらに環境整備を進めていくということは非常に重要なことであろうと思います。具体的には、この3+2の制度が始まりました。そして、合格率も結構高いということも発信したいし、また、そもそも放送という仕事の魅力についても情報を発信していくこと、
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また、新たな法的需要を掘り起こして放送が活躍できる領域をさらに広げていくための取組を進める。こうした全体としての取組を通じて、有意な人材が放送界を志望してくれるように、環境整備を全力で取り組みたいと思っております。