1:09
ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに下野六太君が委員を辞任され、その補欠として塩田弘明君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。外交防衛等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房、内閣審議官、室田浩成君、ほか27名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用を決定いたします。外交防衛等に関する調査を議題とし、
2:48
防衛省といたしましては、技術検討会以外での各委員の研究活動の逐一把握する立場にはなく、こうした研究活動自体にコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。各委員が行っておられる研究活動の実施に当たっては、それぞれが所属いたします大学等の組織の規則に従い、各委員において適切に処理されているものと考えております。その上で、技術検討会は、地盤回路に係る具体的な設計等の検討に当たり、各委員の純粋に技術的専門的見地からの提言、助言をいただくものでございまして、各委員の研究活動が技術検討会における議論の公正性、中立性に影響があるものとは考えてございません。
3:41
それでは、計画局長に聞きますが、今おっしゃった、技術検討会の委員の公正性、中立性を確保するために、なぜ、それらの委員の研究活動を、母会省が把握する必要がないのか、その合理的な根拠を示してください。各委員の研究活動を把握せずして、なぜ、その委員がこの技術検討会で公正中立な立場意見を言えるかどうか、その合理的な根拠を話してください。
4:11
沖縄防衛局におきましては、技術検討会での議論の公正性、中立性確保の観点から、使用された資料のみならず、委員長と委員の発言の地区位置を記載した議事録、これについても防衛局のホームページにおいて公表してございます。これまでの技術検討会におきましては、各委員が有する技術的、専門的知見をもとに客観的な議論を行われるというものと認識いたしております。
4:47
技術検討会の議論の内容を公開することと、そこに出席されている委員が、純粋に科学的な見地から、公正中立な発言とされるかどうか、全く別問題なんですね。なのでもう一回聞きますけれども、今合理的な説明がなかったというふうにしますけど、もう一回だけ聞きますね。なぜ、それぞれの委員の研究活動を防衛省が把握せずして、その委員がこの辺の工事に関する技術検討会で、中立かつ公正な科学的な見地のみに基づいて行動活動ができるのか、その理由、合理的な理由を説明してください。
5:29
今、申し上げましたように、非常に細かい議事録、委員長と委員、その議事録、もうほぼ、しゃべった内容そのまま記載しておりますので、それをご覧になればですね、話を変な方向に誘導していないかとか、もしくは変な議論をしていないかとかいうのがわかると思いますので、そういう意味で我々は、公正性、中立性が担保されていると考えてございます。
5:54
2回にわたって答弁強制されているので、委員会に資料で説明を提出してください。なぜ、各委員の研究活動を、母会所が一切把握せずしてですね、繰り返しですけれども、委員として中立公正な責務が全うできるのか、それについて具体的な説明を委員会に提出してください。ただいまの件につきましては、後刻、理事会について協議いたします。
6:19
いや、私も13年間国会議員やってますが、政府が置いた有識者会議で、そんな、あえて言いますけど、馬鹿げた不合理な見解を政府委員が答弁されたということは、私は実は聞いたことがございません。それで聞きますが、東京新聞のこの記事をですね、先生方お配りをさせていただいておりますけれども、委員長なんて名前申しますか、清宮先生ですかね、この方、就任前就任後、関係会社からですね、辺野古工事の関係会社から、金銭、寄付などを受け取ったかどうか不明となっているんですが、これについて、母会所は確認するつもりがないということでよろしいですか。
7:01
何度も繰り返して恐縮ございますけれども、防衛省といたしましては、技術検討会以外の場での各委員の研究活動を逐一把握する立場にはございませんので、こうした研究活動自体にコメントすることは、恐縮です。差し控えさせていただきたいと思います。
7:18
防衛大臣に伺いますが、大臣よろしいですか。政府の中にこうしたいろんな有識者会議がありますけれども、私もかつて総務省で働いていましたが、こういう国の政策をですね、議論する有識者会議では、その委員の先生方が、この政策、特にこの事業を受け合うような会社とですね、利害関係があるのかどうか、それも徹底的に調査します。利害関係がある方については、もう結核要件として、そうした委員 にお声掛けのお願いはそもそもしない。しない。例外でですね、仮に委員にお願いするような場合があるとしても、議決、議論だけお願いして、議決には加わっていただかない。例えば原子力の規制委員会ですとか、あるいは診療法人に関する会議体ですとか、そういうものは多々あるんですが、大臣に伺いますがよろしいですか。この行動によれば、委員の方、少なくとも分かっているだけ2名の方がですね、就任前に120万円、就任後に80万円、そしてもう1人の方は就任前に300万円、就任後に150万円、ものすごい多額のこの寄付金を受けているわけですね。こういう寄付金を受けながら、こうした委員の方々が、この辺のこの工事ですね、軟弱地盤の改良工事について、純粋に科学的な見地から公平公正な議論ができると、社会常識に照らして、それはできるんだというふうに大臣はお考えでしょうか。
8:45
私も今までいろんな省庁でご仕事をさせていただいた観点から、様々な、いわゆる有識者会議であるとかですね、あるいは法律に基づいた審議会とかですね、今回でいうと技術検討会と言われているようなもの、そういったものがい ろいろ各省には存在しているなということは、理解した上でですね、そういう意味で、この今言った法律に基づく審議会等というものは、その調査審議の結果に基づいて、その一定の政策やその法案等について、その勧告等を行うものや、あるいはその行政庁の意思決定に、その審議会等の議決が必要となるようなものがあると、というふうに承知をしております。一方で、その法律に基づかないような有識者会議、あるいは今回の防衛省のこの技術検討会というのは、いわゆるそういった法律に基づかないものでありですね、とは言いながらも、その自慢改良に係る具体的な設計等の検討をすると。そして、その中で閣員が純粋に、それまでの技術的専門的検知から、その知見に基づいた提言とか、そういう助言をいただくものであると。そういった閣員の研究活動が技術検討会における、今回はその提言とか助言をいただくものであるという観点から、議論の公正性・中立性に影響があるものとは考えていないところであります。ただ、その中でも、私も見ました、沖縄防衛局が公開している資料というのは、委員長と委員と、名前は公表していませんけれども、委員長と委員ということで、逐一議事録を公開していますので、相当これはボリュームのあるものになるんですけれども、そういったものを見る範囲においても、閣員が有する技術的専門的知見をもとに、客観的な議論が行われているなというふうな 認識であります。
10:57
その多額の寄付金をですね、工事関係事業者から受け取っていただいている学者さんが、純粋に科学的な立場で公正・中立な議論が社会常識上できるというふうに考えるということは、それはできないと思うんですね。政府のこういう純粋な技術評価委員会については、そのような利害関係を持っている方というのは、外れていただく、あるいは先ほど申し上げたような特別な要件を課すということをやっているのが通常であって、なぜ防衛省のこの委員会だけやらないのかということが問われるわけでございます。整備局長に質問をしますけれども、このうちのですね、委員の先生方、渡辺、あるいは渡辺、どうしたんでしょうか、あるいは森川先生、このお二人は、この辺野古のこの軟弱地盤のですね、工事、これの設計業務を沖縄防衛局が発注した日本工営という会社があるんですが、その日本工営の会社の中の社内検討会議に参加されて、このまさに設計変更の議論に加わっていたのではないかと。つまり、設計変更の議論に加わっていた方が、技術検討会のメンバーとしてそれを評価すると。自ら生み出した方がそれを評価するという、ある意味許されないこと、おかしなことをやっているのではないかという、この報道の指摘があるんですが、この事実関係、このお二人の先生方は日本工営の社内検討会議で、この辺野古工事のですね、この設計変更に関する議論に加わっていたのかどうか、その事実関係について明確に答弁してください。
12:35
お答えいたします。 ご指摘の社内検討会議の設置を含みます、民間企業の自主的なままの取組、これにつきまして、この地区位置につきまして、防衛省としてコメントする立場にないことを、ご理解いただきたいと思います。
12:51
防衛大臣、じゃあ整備局長に伺いますが、よろしいですか。この辺野古の工事については、私も国会で何度もいろんな領事院も皆取り上げていますが、この軟弱地盤ですね、これは世界にも例がないような非常に深い90メート ルを超えるようなところを工事するという、まあ、難工事であることは政府も認めているんですが、そこの一番の問題地点と言える、Bの27番という地点ですね、これについての実測の調査をしていないんですよね。これも実測の調査をせずして、このやり方で地盤はちゃんと強度は確保できる、安全性は確保できるんだということを、この技術検討会はですね、評価をしているわけですが、よろしいですか。防衛省が答えてくださいね。Bの27番について、実測の調査をやらなくても、その基盤についての安全性、あるいはその強度というのは、などは確保できると防衛省が考える、その科学的な根拠、この技術検討会の評価以外に科学的な根拠を防衛省はお持ちですか。
13:59
お答えいたします。本事業におけます土質調査、これは土の種類及び強さ、これを把握するためのボーリング調査に加えまして、これを補完し、ボーリング調査地点の間の土の種類を速やかに把握することが可能な塩水上の測定器を地中に加入させる電気子高温加入試験と申します。これはCPTと申しますけれども、これを組み合わせて実施することといたしております。CPTによりまして、土の種類を確認した地点につきまして、これについては周辺のボーリング調査の結果を用いて土の強さを設定するとこうしておりまして、ご指摘のB27地点についても同様にCPTにより土の種類を把握した上で、その土の強さにつきまして、近傍のボーリング調査から得られた同じ種類の土の強さを用いているところでございます。こうした方法につきましては、国土交通省公安局が監修する公安の施設の技術上の基準、同解説に準拠した適切な方法であると考えてございます。
15:05
今、政務局長がるる説明してくださった、この軟弱地盤に対する改良工事の方法ですね。その方法が科学的に全面できるものである、信頼できるものであるという客観的な、科学的な評価は、防衛省が持っているそういう客観的な評価、あるいは承知している客観的な評価は、この技術検討会の評価以外にありますか。あるんだったら、いや、どこぞの会議体が評価してくださったとか、そういうことを言ってください。技術検討会しかないんだったらないというふうに言ってください。きちんと聞かれたことだけ答えてください。
15:41
この方法につきましては、今最後に申し上げましたようにですね、国土交通省公安局が監修してございます公安の施設の技術上の基準等解説等、こういうものに準拠してございます。
15:55
だからその準拠していると、かつ準拠していることも含めて、これは工事の方法として科学的に全面できるという客観的な評価、国土交通省なんかってのは政府なんですから、国土交通省が仮に認めていたって、それ客観的な評価にならないじゃないですか。政府以外の第三者からの客観的な評価として、防衛省が国会や国民に説明できるその評価は、この技術検討会以外のものがありますか。イエスかノーかだけで答えてください。質問妨害ですよ。
16:24
すいません、何度も恐縮でございますけれども、まさに今申し上げたようにですね、国土交通省のこの基準というのも、これは国土交通省におきましてですね、有識者等々から意見を伺って作り上げたものでございますので、これも十分な根拠になると考えてございます。
16:41
だから基準に適合しているということも含めて、評価している、評価主体がこの技術検討会以外にありますかと聞いているんです、3回目です。ありますか。
16:56
それにつきましては技術検討会についても当然のことながら示していただいております。
17:04
技術検討会についてもと言いましたけど、技術検討会以外にありますかと聞いています。5回聞いて答えられないということは、説明できないことをやっているんじゃないですか。技術検討会以外にありますか。5回目です。ないんだったらない。あるんだったら主体名を答えてください。
17:22
お答えいたします。まずは技術検討会と、そして今申し上げました国土交通省の基準でございます。あ、ごめんなさい。国土交通省が監修した基準でございます。
17:34
つまり今の答弁のとおりですね、5回目でようやく答えましたけども、防衛省が認めているですね、進めようとしているこの改良工事のやり方が科学的に信頼できる、全面できるというふうな客観的な評価をしている第三者というのは、このように技術検討会しかないわけですよ。その構成員の方々が工事事業者からお金をもらい、かつその改良工事の設計について設計段階から議論に関わっていた、防衛大臣、キャラ防衛大臣に伺いますが、こういうものをこれデキレスっていうんじゃないですか。まず設計工事から、設計段階から加わっていたのがこれデキレスっていうんじゃないですか。かつ、委員としてなる前、そして特に委員になった後にですね、寄附金を工事の関係事業者から受け取っていたのであれば、その議論について当然、公正性あるいは中立性の確保というものが危ばまれる。そういうことに常識としてなるんじゃないですか。防衛大臣の見解を求めます。
18:30
技術検討会でありますけれども、こちらは沖縄防衛局が地盤改良に係る具体的な設計等の検討を行うにあたって、各分野にそれぞれ精通した有識者を選 考し、それぞれが純粋にその委員が持っている知見をもとに技術的、専門的観点から客観的にご議論いただいているものでありまして、そういう点から、議論の公正性、中立性の観点から、もう何度申し上げますが、この議事録なんですけれども、こちら、私、全部見させていただく限りは、このホームページの公表部分、本当に委員長と委員の発言のやり取りしている中で、変な誘導はないというような、私はそういう認識を持っているので、特に問題があるというふうには考えていないところです。
19:34
全く何の説明もなっていませんが、整備局長に伺いますが、メンバーが1名加わられたということですが、どういう経歴の方が新しくメンバーに加わられたのか、簡潔に説明してください。
19:51
委員の異動につきましては、本年4月、青木新一委員に変えまして、八木博史委員を新たに移植してございます。
20:05
経歴について答えてくださいというふうにお願いいたしました。
20:13
失礼いたしました。経歴につきましては、青木新一委員につきましては、大阪大学大学院工学研究科の教授でございました。そして、新たな八木博史先生につきましては、防衛大学校の教授でございます。
20:37
委員の先生方、ご覧いただいた表のとおりなんですが、大阪大の教授に代わって防衛大の教授が加わられたというんですね。元々、青い色付きがされている委員の先生方なんですが、防衛大の教授含め、政府関係者が8人中5人いたんですね。元政府関係者の方々がですね、8人中4人ですね。今度青木先生に代わって防衛大の八木先生が加わられたということなので、8人中5人がですね、現職の政府関係者、防衛大教授、あるいは元高校長の官僚の方などなんですけれども、防衛大臣に伺いますが、こうした偏ったですね、現職の政府関係者、あるいは元政府の官僚といったような政府関係者、そうした方々が8人中5人を占める技術検討会について、技術検討会について、政府の施策であるこの辺野古工事、その技術的な評価について、中立公正な評価が期待できる、信頼できる、可能であるというふうにお考えでしょうか。
21:44
技術検討会は、各委員が有している技術的専門的知見をもとに客観的に御議論をいただくものでありまして、国または国の機関での勤務経験が議論に影響を与えるものではないというふうには考えております。技術検 討会というのは、地盤であったり構造であったり、水耕であったり、舗装、そういった各分野に精通した有識者で構成をされており、各委員が有している技術的専門的知見をもとに客観的に御議論をいただいております。委員の選定に当たりましては、そういった各委員の専門分野の観点からお願いをしているものであって、これも繰り返しますが、国または国の機関で勤務経験というのを考慮しているというわけではありません。
22:35
防衛大臣に伺いますが、今質問させていただいたように、その防衛省が設けているこの辺野古工事に関する技術検討会、委員の方々に工事関係の会社から多額の寄付金をもらった方がいる。あるいは、そのうちの2名の方は、辺野古工事の設計段階から加わっていたのではないかという報道指摘がある。そして今の段階で8名中5名の方が、現職の政府関係者、あるいは元政府の官僚などの政府関係者であるわけですが、こういう会議体が行う辺野古の軟弱地盤の改良工事、その技術的な評価について、沖縄県、玉城デニー知事をはじめとする沖縄県、あるいは沖縄の県民の皆さんから見て、こうした 技術検討会の議論、あるいはそこで出される結論というものは、信頼に値すると、そういうふうに大臣として、防衛大臣としてお考えですか。
23:38
議論の中身というのが、私は大事だろうというふうに思っております。そういう点で、沖縄防衛局のホームページには、この議論の地区位置が公表されているということです。もう中身が全て、セキュララに委員長と委員のやりとりが書いてあるわけでありまして、その内容、中身をご覧いただけると、特に偏った誘導をするとか、一定の結論に持っていくとか、そういうような方向ではないということは、ご理解いただけるものというふうに思います。
24:16
工事を施す、その大臣がですね、責任者の防衛大臣が偏った議論でないということだったら、この技術検討会に設ける意味がないじゃないですか。行政が、防衛省が、政府が有識者から客観的な、科学的な、中立、公正な評価を受けるものとしてのみ、この技術検討会は意味をなすわけですから、大臣に聞きますけども、先ほども聞きましたけども、会議の内容を全て公開すれば、その会議の内容がですね、科学的なものである、公正中立なものになるんだと。公開すればなるんだという、その合理的な根拠を説明してください。
24:56
まずはその、技術検討会委員の選考に当たっては、まずは、その各分野に精通した有識者に、純粋にその技術的、専門的知見から客観的に議論できる、そういう方を選考するということ。そして、その中で議論の中身については公表し、それをしっかりと中身を見ることによって、そういう偏った誘導などがないということが確認できるものと思っております。
25:27
ですから、こうした関係事業者から寄付金をいただいたり、あるいは設計団体、設計団体からの議論に加わっていたり、あるいは政府関係という属性がある方々が、大臣よろしいですか、客観的な、科学的な議論ができるというふうに、もちろんやる方もいるのかもしれませんよ。ただ、そうしたものは困難なので、普通はこういう方々は、結核条件で外すんですよ。委員にはなっていただくのは、考えないわけですね、政府として。客観的なその議論がなぜできるというふうに大臣はお考えなのか、それだけを簡潔に答えてください。
26:03
繰り返しで恐縮ですが、技術検討会においては、各委員が有する技術的、専門的な知見を、これをもとに客観的な議論が行われているものと、私は認識しておりまして、問題があるというふうには考えておりません。
26:21
私も行政で12年間、また議員として13年間やってますけど、これほどの出来レースとしか言いようがないですね、技術検討会は見たことがないということは、申し上げさせていただきたいと思います。外務副大臣にお越しいただいてますけど、質問しますが、今イスラエルパレスチナですね、武力紛争が起きて、ガザ地区ですね、多くの赤ちゃんを含めて、特にこの数日、病院に対するですね、攻撃、これは戦火の火力による攻撃だけではなくてですね、その周りが武力によって包囲をされて、水、あるいは食料、あるいは医薬品が届かなくなっているのではないか。あるいは多くの医療関係者の方々も亡くなっているのではないか。複数の病院が、こうした、今、戦火の中にあるわけですけども、こうした状態は日本政府から見て、国際人道法に違反する、あるいは事態が生じている、そうした認識はありますでしょうか。簡潔に答えてください。
27:20
11月9日の参議院外交防衛委員会で、香川大臣から答弁をさせていただきましたとおり、イスラエル軍による個別具体的な行動については、事実関係を十 分に把握することが困難である中、その法的評価をすることは察し変えたいと存じます。同時に、我が国としてイスラエルの行動が全体として国際法と完全に整合的であるとの法的評価を行っているわけではありません。我が国としていかなる場合においても、国際人道法の基本的な規範は守らなければならないと考えております。例えば、無効の民間人を無用に巻き込む攻撃は、国際人道法の基本的な原則に反するものであり、制度化できないと考えます。こうした行動も踏まえ、我が国は全ての当事者が国際法に従って行動することを一貫して求めております。委員の先生方もご承知のとおり、今、我沢地区の病院では、緊急処置室の赤ちゃん、電源が切れて30名とも言われていますが、赤ちゃんが亡くなったり、あるいは多くの入院している方々が傷ついたり、あるいは医療従事者も亡くなっている方がいる、あるいは避難している方々も犠牲が出ているなどとも報道されています。これについて、後藤栄です事務総長はですね、ガザが赤ちゃん、子供たちの墓場になっている、あるいはこのイスラエルの軍事行動に何らかの誤りがあることは明らかだというような発言もされています。また、3つの国連の関係機関がですね、こうした病院に対する攻撃の停止のための緊急措置を各国に呼びかけているというような状況にあります。副大臣よろしいでしょうか。こうした状況を踏まえたときに、日本政府としてガザで起きている、この病院に対する攻撃などを含めですね、ガザで起きている事態は国際人道法に違反する、あるいは停職する、そうした事態が起きていると、少なくとも日本政府として有料している。その有料さえしていないのか、有料はしているのか、それを明確に答えてください。
29:27
イスラエル軍の個別具体的な行動に関して様々な情報や報道に接しておりますけれども、我が国として個別具体的な状況について事実関係を十分に把握することは困難であります。例えば、イスラエル軍は、ハマスは病院を式統制センターとし、ハマスのテロリストや司令官の隠れ家として利用している、などとしておりますけれども、こういった情報について事実関係を十分に把握することは困難であります。こうしたことから、我が国としてイスラエル軍の個別具体的な行動について、確定的な法的評価を行うことは適切でないと考えているところでございます。
30:12
ハマスの民間拠点の軍事利用について、前回私も申し上げたんですけれども、ただ、何の罪もない子どもたちが、しかも病気の子どもたちが、あるいは病院の方々が亡くなっている、そうした状況について国際人道法上の評価すら日本政府が控えるのであれば、何のための、前回上川大臣にお答えいただきましたけれども、憲法全文の平和的生存権、あるいは人間相互の環境を支配する崇高な理想の平和主義は何のために制定されたのかと、今こそ日本外交がですね、難しい国際関係があるということは私も百無所知、前回もそういう指摘もさせていただきました。しっかり頑張っていただかなければいけないので、そうした観点から、非常に今の答弁というのは、私は遺憾に思わざるを得ないところでございます。木原防衛大臣に伺いますけれども、よろしいですか。前回このサセボのですね、大臣の演説について取り上げをさせていただきました。私はこれはもう政治利用としか言いようがないので撤回を求めているんですが、撤回をされないということなんですが、配付書の2ページですが、もう1回言いますね。よろしいですか。大臣はこう言っているんですね。ご自分のおじいは海上自衛隊に入り、基地があるサセボに今日構えた。サセボは自衛官やその家族が誇りを持って過ごしている町だ。サセボというのは自衛官やそのご家族にとってかけがえのないですね、特別な町であるということをおっしゃっているんですね。このご意見の是非について私もそうなんだろうと思います。どうこういうつもりはありません。ただサセボは自衛官やそのご家族にとって特別な町だと言って、防衛省の政策を述べて、そういう政策に反対する、そういう方野党の候補者にはサセボの代表になってほしくはない。そして自民党の候補者にしっかり応援をと言っているわけですから、これもう自衛隊の政治利用で、これが自衛隊の政治利用ではないんであれば、何が政治利用だということになるんですが、大臣私が今ご説明したところをですね、なぜ政治利用でないというふうに言えるのか、このサセボは自衛官やその家族が誇りを持って過ごしている町だ、この発言、この発言の言葉の趣旨も説明しながらですね、答えてください。木原防衛大臣。まず前提として、その私のご指摘の演説ですけれども、あくまでも一議員として党の活動の一環として行われたものでありまして、この点については、演説においても明確にその演説の冒頭で、本日は防衛大 臣だから来たわけではないと、衆議院議員の立場ということをですね、述べているというところであります。そして私自身もですね、自衛隊を政治的に利用するような意図は私の中には全くなく、また防衛大臣として自衛隊員に対して特定の候補者に登法してもらうように呼びかけたものでもないというわけです。その上で、演説の中で自衛隊について触れた部分についてはですね、自衛隊とその家族への敬意と感謝を申し上げたものですが、自衛隊の政治利用ではないかというご指摘があったことを受け、そのような誤解を招くことは私の本意ではありませんので、誤解を招いていると指摘されている部分において、その報道の部分においては、撤回をしているところです。政治活動において、一般論として閣僚、その他政務に入っている者が一議員として、その等の活動の一環として、お演説を行うことは一般的に行われているものと理解をしていますが、いずれにしても発言については今後とも気をつけたいと思います。
33:52
答えないんだったらなかなか答弁しないですから、大臣に伺います。大臣は教育直後について、こうい うふうにかつて自分のホームページで言っているんですね。教育直後の廃止で同義大国日本の根幹を失った。教育直後の廃止で同義大国日本の根幹を失った。この言葉が大臣どういう意味なのか説明してください。
34:14
教育直後については、これまでもホームページ等で様々な政治家として主張をしてきたことは事実でありますが、これは私の政治家としての思想心情に関することでありまして、現在この場では防衛大臣として出席しているということでありますので、防衛大臣の立場でお答えすることは差し控えたいと思います。
34:43
じゃあ防衛大臣、一般論として教育直後を積極的に肯定し、来参する政治家がですね、日本国憲法の下で防衛大臣を務めることにどんな問題があると考えるか答弁してください。
35:00
政府の見解、一般論で言いますと政府の見解としては、その敗戦後の日本は国民教育の指導を理念として民主主義と平和主義と高く掲げたが、同時にこれと矛盾する教育直後に対しては教育上の指導原理たる性格を否定してきた。このことは新憲法の制定、それに基づく教育基本法、並びに学校教育法の制定によって法制上明確にされたなどと答弁していると承知しておりますので、私は現在内閣の一員として防衛大臣としてその政府の方針に従って行動していく所存でございます。
35:43
防衛大臣として教育直後を一般論ですよね。肯定するような方が防衛大臣の職責と日本国憲法に照らしてどういう課題があるのか質問したんですが何にもお答えになりませんでしたので、遺憾であることを申し上げて終わります。
36:18
はい、理系民主社民水野元子です。どうぞよろしくお願いいたします。9日に続きまして5年で43兆円もの防衛費増の中身についてお尋ねいたします。9日は自衛隊の人権費労働環境に関しまして大臣から改善するとの力強いお言葉がございました。本日は先日の自衛隊に続きまして同じく防衛の現場を支える在日米軍支援労働基地従業員の労働環境改善につきまして果たします。基地従業員は防衛省が雇用し在日米軍施設の広報支援のため国が派遣する労働者で国家公務員の給与待機に準拠し形式は日米共同雇用管理。実態はあらゆる決定権が米側にある歪で不安定な労働環境と聞いています。国家公務員の定年年齢が今年度から10年かけて60歳から65歳まで引き上げられますけど公務員準拠の基地従業員の定年延長は60歳以降の見通しが全く経っていないと聞きます。これはいかなる理由でもっかどのような状況を見通しとなっていますか。またホストネーションサポートによる政府負担は今回の防衛費大幅増の対象内なのに日米同盟の現場で政府に雇用され国の防衛を支える直接の労働者である基地労働者には公務員に準じた当然の恩恵再雇用延長が行き渡らない現 状をどう考えますか。参考1ご覧ください。先日の自衛隊に関する9日の配付資料と同様にこちらにおきましても基地従業員労務費は昨年の日1.1%増にとどまっています。自衛隊の人件費について増強を検討するとの大臣のお答えがありました。同じく防衛の現場を支える基地従業員の労務費も増強し公務員と同等の雇用延長を確保すべきではないですか。お答えをお願いします。
38:14
お答え申し上げます。まず定年延長の交渉でありますけれども国家公務員の定年年齢が段階的に引き上げられて65歳になることを受けて在日米軍従業員の定年年齢も段階的に引き上げ65歳とするよう米側と調整をしているところです。そして本年5月には定年年齢の61歳までの引き上げについて日米間で合意をしております。65歳までの定年年齢の段階的引き上げについても早期に合意できるよう努めてまいります。何がこの協議の上で障害になっているかということについては、これは協議の内容の具体的なことに及びますので、今後の協議に差し支えがあってもいけませんのでお答えを控えざるを得ないことをご理解願います。ただ交渉はきちっと続けていきます。それからもう一点在日米軍の方々の処遇のお話がありました。在日米軍の従業員の方々の基本給特給料というのは一般職の国家公務員に連動しているものでありまして、国家公務員の給料の改定に準じて同時同率で必要額をしっかりと計上しているということであります。このスキームはこれからも変わらないということであります。それからお尋ねの件が、日本政府がカバーしている、日本政府が負担している在日米軍の従業員の方々の人数ということであるとすると、この点については、ご案内のとおり、今現在日本政府はアメリカとの特別協定に基づいて在日米軍従業員の基本給と、これを払っております。この協定というのは、2022年4月に打決したものでありまして、発行したものでありまして、現在在日米軍従業員約2万6000人のうち、上限労働者数が2万3178人の基本給を負担することとなっているということであります。これは今後5年間変わらずの我々の日本政府の水準と負担水準ということになります。
40:49
私地元神奈川ですので、たくさんの基地従業の方がいらっしゃいまして、いろんな不安な声も聞いています。ぜひ引き続き検討をお願いしたいですし、協定におきましても、今般日本において安保三分所新しくできて、大きく予算を投入する場合には、協定の見直しも含めてですね、様々な人に投資する、現場に投資するということをお願いしたいと思います。1問最後にいたしまして、その次の次に参りたいと思います。防衛力整備計画におきまして、2024年度以降、新たな研究機関を防衛装備所に設けるとしていますが、人数、規模など組織の概要、あるいは重点研究課題についてご説明をいただきたいと思っています。この背景といたしましては、ご案内のように、宇宙サイバー、電磁波、無人機ドローンなど、現在は先端の技術で戦う戦略領域となっているところでございます。一方で安保産分省を見てもですね、やや古い武器を海外から買うというようなことになっていることがやや危惧されるところでございます。そういうことに税金をかけるよりも、先端の技術開発で、先端の技術で安全な社会を作るべきではないでしょうか。特に、北東アジアにおける情報をリアルタイムで取ることにより、紛争を未然に防ぐ、その情報技術を獲得すべきではないでしょうか。そしてそのことにより、日米同盟を補強す るという戦略もあるのではないでしょうか。技術を磨くことで、産業競争力も獲得することができます。それでは、ご説明をお願いいたします。
42:20
大変重要なご指摘だと思います。防衛省は、防衛イノベーションやまた画期的な装備品を生み出す機能を抜本的に強化するために、従来とは異なるアプローチや手法によって、変化の早い様々な技術を将来の戦いに必要な機能・装備につなげる新たな研究機関を創設する予定であります。その新たな研究機関では、本年6月に防衛技術指針2023で公表しました無人化や自立化、従来使っていなかったエネルギーの活用や、未来の状況を予測して先手を打つ判断能力の強化など、そういう挑戦的な目標にリスクを取って果敢に挑戦し、将来の戦い方を大きく変える機能・技術をスピード重視で創出する研究を行うこととしております。私もその点について、しっかりと加速するように指示をしているところであります。
43:23
参考資料2のように、世界では先端的な研究開発というのを安全保障目的でも様々な取り組みがある中で、もう一点だけお尋ねいたします。人数規模ですね。私もレクで伺ったときに、どの程度の組織をどのように作るのかという点をお尋ねしたところ、はっきりした回答がなかったので、その点改めてお願いいたします。
43:49
お答えいたします。新しい研究機関の規模につきましては、現在も概算要求中で検討中でございますが、官側の職員としては50名程度、それから民間側の外部の人数を数十名程度、契約あるいは投与なりしたいと考えておりまして、総勢で今現在100名程度、スタート時点としては検討をさせていただいているというところでございます。
44:22
やや小さいですね、また伺ったところでは既存の方を集めて集めてというところというふうに向かっていますので、その点につきましては、更なる検討をお願いしたいと思いまして、次の質問も関連でございますけれども、安全保障関連技術の研究につきまして、大学あるいは国立研究開発法人との連携の考え方についてご説明ください。
44:50
大学等との関係ということでありますが、我が国の高い技術力というものはまさに防衛力の基盤でありまして、先進的な民生技術の研究開発成果を防衛分野に積極的に活用することが重要だというふうに考えております。防衛省では民生技術を取り組むいわゆるスピンオンと言っていますが、スピンオンを実現するために様々な取り組みを進めているところです。例えば、安全保障技術研究推進制度においては、防衛分野で将来における研究開発に資することを期待し、革 新的あるいは方角的な技術を発掘育成するために、大学や研究機関、または民間企業等から広く研究課題を公募して委託しています。引き続き、そういった大学や国立研究開発法人のほか、関係府省や民間企業等との間で、平素からしっかりと連携していきたいというふうに考えております。
45:50
そのようなお考えをお持ちということは分かったのですが、もう少し具体的にお尋ねしたいのですが、日本学術会議の声明もかつてあったところでございまして、デュアル技術に関しまして、あるいは大学の実施に関しまして難しい問題もあるかと思います。一方で国立研究開発法人、様々な法人が、もちろんJAXAもそうですけれどもございます。そこをしっかりとサーベイをして、どのような技術領域で、どのような国立研究開発法人と連携ができるか、そういったことのご検討はなさっているのでしょうか。
46:25
お尋ねにつきまして、防衛総務長といたしましてもですね、国内の各研究機関、都議権交換を重ねるとともに、技術がどこに存在しているのかということについて、各研究者、大学研究機関、技術マッピングをするという努力を今させていただいているところでございまして、日本全体でどういう技術がどこにあるのかを、あれをしっかり把握した上でですね、連携できるところから連携していくということで、今検討させていただいているというところでございます。
47:02
安全保障に近い領域やデュアルの部分を中心に、先端の技術が生まれやすい部分でございますので、ぜひとも国立研究開発法人と様々な議論、あるいは文科省関連省庁とも含めてですね、連携しながら、その先端の技術で勝てる産業も含めて、見通してやっていただきたいと思います。次の質問を移ります。防衛装備移転三原則、どの点をどのように見直すのか、参考資料3のようにいろいろな報道が出ていますけれども、はっきりとは見えてきませんので、現状、あるいはいつ、どのような 手法、場で決定するのかも含めて、ご回答ください。
47:41
国家安全保障戦略に記載していますけれども、防衛装備移転というものは、我が国にとって望ましい安全保障関係の創出や、また国際法に違反する侵略を受けている国への支援などのための重要な政策手段というふうになります。その上で、防衛装備移転三原則や運用指針をはじめとする制度の見直しの具体的な内容等について、現時点では定まっておらず、この点は余談をもってお答えすることは困難であるということをご理解ください。いずれにしても、今後このような形で制度の見直しを行っていくのかについては、現行の装備移転三原則あるいは運用指針というのは10年前のものでありますから、そういった国際情勢の変化も見据えながら、現在与党において、そういった検討も踏まえまして、政府として適切に判断をしていく所存であります。
48:41
機微技術の輸出に当たりますし、また憲法上の問題の整理も必要となってくるものでございます。ですので、やはり国会で丁寧な議論をした上で、政府としてまとめるべきではないかと思いますけれども、年内12というような声も聞こえてくるところですけれども、どのような場で、どのように決めていくかということをもう一度お願いいたします。
49:06
そういった時期等について、余談を持ってお答えすることは政府としては困難でありますが、現時点で決まっていないということでありまして、引き続き与党と政府の間で様々な情報提供等をしながら、また緊密に連携して、最終的には国民の皆様方が理解を得られるように取り組んでまいりたいと思います。
49:37
今、与党政府だけしか出てこないんですね。国会、こ こでどうして議論しないのかということを私は問いたいわけです。安保三文書もそうでした。国会が終わった、閉まった直後にですね、国会が閉会した直後に閣議決定をするわけですよ。そのようなことやらないですよね。お答えください。
50:01
今後、どのような形で制度の見直しというのを行っていくかについては、国際情勢を見据えながら、与党ワーキングチームで今検討いただいております。とは言いながら、国民の皆様方にご理解いただくように、政府として適切に判断をしてまいります。
50:27
与党政府だけでは国会の総意にならない。国会でしっかりと事前に話をおべきことであるということを申し上げまして、次の質問に参りたいと思います。それでは、今、防衛装備移転三原則の一つの目的が、もしや国内の産業基盤、国内の市場だけでは維持できないという意識もあ るとしたら、というところもございましての質問でありますが、国内の防衛産業育成の具体的手法、特に国産化、国営化方針について端的にご説明をいただきたいと思います。国家防衛戦略におきましては、国自身が製造、施設等を保有する形態も検討する、国営化も実際に考えるということが言われています。また、資料がございます、資料4、準備させていただいておりますが、かつて昭和の45年の時には国産化方針になるものがございましたが、いつの間にかなくなってしまいまして、これをもってですね、国内の防衛産業、防衛に関わる産業の基盤が築けなくなったのではないかと私は感じるところがあります。一方で、今の安保産務省におきましては、産業基盤を強化するというふうに謳っておりますので、国産化、あるいはどうしても維持できない部分の技術におきましては、国営化という方針は具体的にどのようなものかお答えください。
51:46
防衛生産技術基盤というのは、いわば防衛力そのものというふうに認識をしておりまして、抜本的に強化していくためには様々な取組を進めていかなきゃいけないというふうに考えます。その防衛生産技術基盤の維持強化の取組については、防衛生産基盤強化法に基づくサプライチェーンの強靭化や、また製造工程の効率化といった事業者が行う各種取組の促進に係る措置などをはじめ様々な取組を行っております。また、ご指摘の装備品の国産化につきましては、先月策定しました装備品等の開発及び生産のための基盤の強化に関する基本的な方針においても、製造工程の性能取得経費、またスケジュールなどの必要な条件を満たすことを前提として、経善能力の維持や、平素からの運用、維持・整備基盤の国内における確保が不可欠なものを中心として、国産による取得を追求していく考えを示したものであります。例えば、経善能力の維持の観点から不可欠なもの、あるいは平素から運用、維持、整備に係る改善能力を確保する観点から不可欠なもの、あるいは秘密保持の観点から海外に依存すべきではないものなどを中心に、国産による取得を追求していかなければと思っております。
53:16
例えば人工衛星もそうですけれども、どこかよく分からない部品が入っていて壊れることで、いろんな行動もできなくなるわけですね。であるからこそ、WTO上も安全保障に関わる政府調達に関しましては、適用除外になっている。国内で調達することができるわけですね。日本はワクチン、マスク、国産化できないようなことになってしまっていた。今、安全保障も同じです。国民の安心を守ることに関しましては、国内の産業基盤をしっかりしていくこと。それは、例えば産業の再編も含めてですね、適正な産業規模に向けてもですね、やるべきであるないかとは思っております。次に参りたいと思います。私はJAXA出身でおりますので、よく種ヶ島を伺うわけですけれども、マゲ島基地に関しましてお尋ねしたいと思います。マゲ島の基地建設、これに関しましては、2011年、日米安全保障協議委員会2+2での協議に基づき、FCRP、米国の空母、空母艦載機の着陸訓練にも使用する自衛隊基地の候補地となり、翌年から米軍関係、米軍関係予算により調査等が始まっています。令和5年度、補正も含めと3800億円以上、これまでの累積として8500億円以上が使われているわけでございます。これですね、地元自治体、あるいは契約関係者には長期にわたり、額のお金が流れていきますと、住民としては、例えばいろんなものが立派になったね、道路が良くなったね、とかですね、そういう中で、例えば漁業が今廃れてしまっていることや、あるいは騒音 があるんじゃないか、あるいは、いざとなったら標的となっても住民避難計画も決まってないんじゃないかとかですね、様々な不安があっても反対の声を上げられない。これではなし崩しではないでしょうか。資料をご覧ください。こちらですね、もともと始まりと聞いていますけれども、この合意文書ですよ。国会でのいろんな議論を経た上での政府決定ではなさそうなところから始まっていることを、私は先ほど来ですね、意思決定過程を申し上げているわけです。こちらの資料5、こちらにおきましてはキャンディデイト、仮訳としまして防衛省さんの資料ですけれども、マゲ島が検討対象となるということで始まっているわけですね。それでは、いつ国会あるいは閣議等でですね、このような国民生活に影響が出るような基地の建設を決定したんでしょうか。安保三文書におきましても、この文書上はですね、マゲ島基地を建設するということは書いてない。予算上も米軍関係予算です。マゲ島の基地建設予算ではないわけですね。それでは、このお尋ねといたしましては、マゲ島に基地を建設することについて、どのような場で、いつ決定したんでしょうか。お答えください。
56:06
お答え申し上げます。2010年、平成22年12月に制定された、平成23年度以降に係る防衛計画の対抗において、日本の南西地域における防衛体制を充実することといたしました。そしてその後、2011年、平成23年でありますが、今、御指摘いただいた日米の2+2において、新たな自衛隊の施設としてマゲ島が検討対象となるということを示して、そしてこの施設が合わせて、米軍の空母艦載機発着訓練、FCLPでございますが、これの高級的な施設として使用される旨が公表されたと。そして、滑走路あるいは飛行場支援施設等の整備に必要な経費を計上した、令和4年度当初予算が閣議決定をされまして、これをもってマゲ島における自衛隊施設の整備が決定されたということであります。したがって、令和4年度の当初予算の閣議決定をもって、このマゲ島基地の建設が決定されたと、こういうことでございます。
57:14
令和4年度の予算での閣議決定ということですか。その項目名、もう一度お願いいたします。予算の項目。
57:27
ちょっと今、予算省における項目名というのは、私今持っていないんですが、いずれにせよ、令和4年度の当初予算に、この滑走路、マゲ島における滑走路、あるいは様々な支援施設を整備するための経費が計上されました。これが政府予算として閣議決定されたということであります。さて、お尋ねのマゲ島基地の建設を決定したものが何か、政府としての意思決定がどれかというと、この令和4年度の予算の決定ということになるということであります。
58:05
最初はキャンディデート、検討対象として、その時に調査が始まるとか、住民に説明 するというのが分かるんですけれども、予算が閣議決定という前に、南西諸島にどういう基地をどういうふうに作るかということを、しっかりと国民の意思を図るべきではないかと問題を指摘いたしまして、次の質問に参りたいと思います。この点につきましては、また改めてお尋ねすることもあるかと思います。それでは、私、弱さにおりましたので、宇宙に関して少しお尋ねいたします。最近、安保三文書でも宇宙ということを注目いただいておりまして、やっと世界でもそのような潮流ですのに、日本はどうしているのかなと思っていたのが、やっとそういう意識になってきたということは、いいことだなと思いながらもお尋ねいたしますが、様々に弱さと連携する防衛省内省や自衛隊が連携するとに書いてあります。お尋ねします。防衛省、内閣調査室、いわゆる情報収集衛星ですね、内閣府、それぞれが所管する人工衛星に係る、弱さへの令和5年度、令和6年度予算における発注契約の金額項目をご説明ください。
59:13
お答えいたします。まず防衛省でございますが、令和5年度予算におきまして、人工衛星に係る宇宙関連予算は約1840億円計上しておりまして、弱さを契約相手方とする契約は、現時点は宇宙状況監視SSA衛星システム1件がございます。契約金額は約331億円となっております。令和5年度補正予算案への人工衛星に係る経費の計上はございません。令和6年度概算要求でございますが、人工衛星に係る宇宙関連経費として約1654億円を要求してございまして、主な項目といたしまして、画像解析用データの取得に約265億円、SDA衛星の整備に約172億円などを要求してございます。これら事業の契約相手方については、今後会計法令に則って適切に指定していくことになると思っております。以上です。
1:00:18
内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター安田次長
1:00:25
お答えいたします。内閣衛星情報センターでは、情報収集衛星の開発及び運用を行っております。お尋ねの情報収集衛星に係るJAXAとの契約額につきましては、令和5年度当初予算では、情報収集衛星システム開発等委託費として、昨日までに約320億円を契約をしてございます。なお、令和5年度補正予算につきましては、今後国会において審議がなされるものと承知をしておりますし、また、令和6年度予算案については、現在財務当局と協議中であるところでございまして、いずれも未だ予算が成立をしておりません。そのことからJAXAとの今後の契約の見込み額を予断をもってお答えすることは、差し控えさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。いずれにいたしましても、内閣衛星情報センターといたしましては、引き続きJAXA等の宇宙開発関係機関の技術的な知見をいただきながら、情報収集能力のさらなる強化を図ってまいりたいと考えております。
1:01:38
内閣府宇宙開発戦略推進事務局渡辺審議官
1:01:44
お答えいたします。内閣府では日本版GPSでございます、準天朝衛星システム導きを所管しております。準天朝衛星システムに係るJAXAとの契約額についてございますが、まず令和5年度につきましては、高精度測位システム調達等のためにJAXAと約102億円の契約をしてございます。また、令和6年度につきましては、現在概算要求中ではございますけれども、国庫債務不算行為に関する令和6年度の分といたしまして、同じく高精度システムの調達等のためにJAXAと約47億円の契約をしているというところでございます。以上でございます。
1:02:27
JAXAの令和、毎年度の当初予算は1500億円ぐらいなんですね。補正も含めると2000億円ちょっとなりますけど、ということは当初予算ベースでJAXAの予算の半分ぐらいを安全保障系の住宅業務でやっているわけですね。JAXAというのは研究開発法人なわけです。そしてJAXAの人件費というのも制約がありますので、税金でやっていますので、人をなかなか追加で雇うことができない。本来業務とは別に自分の予算の半分ぐらいを住宅で受けている。しかも自立上なかなか断ることができないわけですね。JAXA最近失敗も続いているのを心配しておりますけど、結局のところこのような政府の人工衛星調達運用管理支援の方に人材が引っ張られてですね 、本来業務である研究開発で世界はリドスの難しい状況であるということを是非ともご理解いただきたいと思いつつですね、次の質問に関連になるのに移ります。JAXAは今度は違う視点からですけれども、JAXAというのは本来、政府とは別の法人格、いわゆる法的な民間法人でございまして、職員は首尾義務を負っているとはいえ、公務員では自衛隊のような公務員でありません。また研究開発法人として、たとえリスクがあったとしても世界一を挑戦する、それを夢見て、あるいは産業競争力獲得を目指して、研究者技術者が集って切磋琢磨してまいりました。参考6、ご覧ください。こちらJAXAの本来業務書いてございます。また第18条ですね、JAXA法。そして26条もご覧いただきたいんですけれども、防衛省はJAXAの監督官庁ではありません。JAXA法において監督官庁でない防衛省、直接の指揮命令権限はありません。すなわち、私的な契約関係に過ぎないわけです。防衛省による国の安全保障、これを支える重大な国家の責務を履行できる、阻止、反法的な構造が脆弱なわけです。そしてそもそも先ほどお話したように、研究開発機関であります。今、政府が宇宙を戦略領域と認めて定めて、強化するという方針であるならばですね、安全保障に特化した、しっかりとした 、別の国の政府宇宙機関を整備する、あるいはですね、防衛省が監督官庁に入る予算を一括計上する、こうすることで人材も適正化することができるわけですね。あるいは宇宙庁ということもあるかもしれませんが、今の研究開発法人の人材逼迫を招く形で、外中による形で国の大事なですね、安全保障ミッションというのは、いかがなものかと思いますけれども、お答えください。
1:05:15
宇宙領域における能力というものは、防衛力を発揮する基盤であるとともに、国民生活にとっても、これは年々、視覚的に重要なものと、いうふうになっていると理解をしております。そのため、防衛省自衛隊としては、戦略三文書に従って、我が国全体としての宇宙空間における能力の向上につながるべく、JAXAとの協力連携を強化しているところであります。JAXAは、もう安全保障分野でも活用し得る技術や能力を有しているとともに、委員御指摘のように、主務官庁ではありませんけれども、主務官庁であるかどうかにかかわらず、一つ一つ契約に基づき、事業を受け負ってきていると理解をしております。事業の実施に際しては、契約等により事業内容や責任を定めておりまして、御懸念には当たらないと思いますが、委員の御心配というのは、配慮に値するものだと思います。江水野 本郷君 ありがとうございます。契約上の責務が、というのとは別にやはり、人材が本来業務、研究開発業務とは別の住宅で行うことにより、逼迫しているということ、そして体制が十分かということは、今後もただしていきたいと思っています。最後に一問飛ばさせていただいたところに戻ります。大臣所信における民間人材を含む幅広い層からの人材確保、これはどのような目的や分野、契約形態を想定しているのか、すみません、飛ばした件ですけれども、よろしくお願いいたします。
1:06:57
優秀な人材確保というのが危機の課題であります。防衛省としては、従来は新卒者をターゲットとしていたわけですが、そういった募集に加えて、民間での経験を積んだ方を来年度からキャリア採用幹部として募集・採用するなど、転職市場の活用も重視した採用を実施。