3:05
それでは、ただいまから内閣委員会を開会させていただきます。委員の異動について、ご報告申し上げます。昨日までに、片山大輔君及び山谷恵理子君が委員を辞任され、その補欠として、串田誠一君及び中田博史君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。内閣の重要政策及び警察等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房、内閣審議官、高村康夫君ほか32名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに、御異議ございませんか。(御異議ありません)はい、御異議ないと認め、作用を決定させていただきます。内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次、御発言を願います。
4:06
はい、おはようございます。立憲社民の塩村でございます。早速、質疑に入らせていただきます。まず 、杉田美男、元総務大臣政務官についてお伺いをさせていただきます。その後の対応という視点でお伺いをさせていただくんですけれども、この問題、私、取り上げてきました。これまで、国家公安委員長も、コミンテルンなどは日本にはないんだというような御答弁を明確にいただいておりますし、そのようなものが保育行政に入っているとかではないということも明らかになったというふうに思っております。そしてその後、総務大臣が変わりまして、こうした発言も陰謀論ですよね。しかるべき対応をしっかりと私どもしていきたいと思いますと、このように強い御答弁もいただいているんですね。この大元として、そうしたニュースサイト、新聞社のニュースサイトなんですが、そのサイトは落とすべきではないかという、こういう質疑をしている中での御答弁で、しかるべき対応はしっかりしていくと強い御答弁もいただいております。この件は官房長官も聞いていたと思うので、ご存知だと思うんですけれども、しかしその後のしかるべき対応がされていないということが判明いたしました。ニュースサイト落とされていないんですね。しかるべき対応はしっかりしていただくべきだというふうに思うんですけれども、改めてお願いいた しますが、官房長官いかがでしょうか。
5:29
塩村先生にお答えをさせていただきます。ご指摘の杉田議員の言及について、議員がすでに撤回されたものであり、杉田議員からニュースサイトに対して当該投稿の削除要請を行ったと聞いています。その上で削除するか否かにつきましては、ニュースサイト側の御判断であると承知をしております。はい、塩村。重要な御答弁ありがとうございました。ということは、某S新聞社になると思うんですけれども、そこの新聞社が落としていないと、人権侵犯が認定されている方の投稿を落としていないということが判明しましたので、やっぱり私は落としていくべきではないかなというふうに思います。ただ明確な御答弁、ありがとうございました。事実が明らかになりました。官房長官御対して協議をいただいて結構でございます。ありがとうございます。すみません、それは私が言わなきゃいけない。申し訳ございません。よろしくお願いいたします。申し訳ございません。それでは松野官房長官、御対して協議いただいて結構でございます。
6:32
はい、よろしくお願いします。はい、塩村彩香君。
6:36
はい、質問を続けさせていただきます。資料の1をご覧ください。これはですね、逮捕されて警察署に拘留された場合、女性は脳ぶらで過ごさなくてはいけないという驚くべき記事です。恥ずかし思いをしている高齢者の女性容疑者に弁護士がタンクトップ型のブラトップを差し入れたところですね、警察署が認めなかったというものなんですね。拠室内はもちろん男性の警察官であったとしても、彼女たちは脳ぶらで取調べを受けるということで、夏場にTシャツだった場合は乳首が透けて見えるとか、それを隠さなきゃいけないとかで、人権の問題だというふうに私は思っています。石鹸という点で言えば男性の弁護士の時も同様であるということで、これは問題になってから2年近く経っておりまして、またですね、今回京都でこのような案件があり、ちょっと炎上したところで、その後京都は見直しをしまして、自殺の可能性のないTシャツ型とかタンクトップ型のブラトップであれば差し入れを認めるということになったんですが、基本的 に考えてですね、問題がないわけですよね。Tシャツ型であれば問題ない。こうしたことはですね、やっぱり一律的に全国にお知らせをしていかないと、今も何千人何万人の方が拘留されていて、ブラをつけられない。乳首がこうTシャツが見えてしまうとか、あとは機能面も大事ですね。クーパー人体とかってそれを切らないように、伸ばさないようにするために支えるものでありますから、こうした観点からもやっぱりしっかりとした対応を全国一律で行っていくべきではないかと思いますけれども、国家公安委員長にお考えを伺います。
8:13
おはようございます。塩村委員にお答えを申し上げます。いわゆるブラトップにつきましては、その一部が紐のような形状をしているものや、収縮性のある素材を用いているものなど、その形状や素材が様々であることから、自殺等に用いられる恐れの有無について、個別具体的に判断する必要があるものと承知をいたしております。一方で、非留置者等の要望を受けまして、先生がご指摘いただいたように、一部の府県においては、いわゆるブラトップのうち半袖Tシャツの形状で、伸縮性がないなど一定の条件を満 たすものについて使用を認めることとしていると承知をいたしております。留置施設の管理運営に当たりましては、非留置者の自殺等を防止しつつ、人権への配慮が十分になされることが重要であると考えております。今後、都道府県警察の状況等を確認した上で、速やかに検討し、適切に対応するよう、警察を指導してまいりたいと考えております。塩村愛香君 ありがとうございます。速やかに行っていただきたいと思います。おかしいと思うんですよね。これはすぐに改善できると思いますから、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。ご答弁ありがとうございます。次の質問に移りたいと思います。資料の4、ご覧ください。これ、弁護士.comの上位記事なんですけれども、悪質ホストの資料ニュースということになっております。すみません、1つ前に戻ります。資料2をご覧ください。飛んでしまいました。こちら、悪質ホストの問題になります。ホストクラブといいますか。この、北語公園の立ち院母、今年80人摘発。4割はホストクラブの付が同期という記事がございます。買収の現行犯逮捕された女性のうち4割の方、4割の方ですよ。その理由がホストクラブやメンズカフェにはまって、売りかけの返済や有供費のために買収をしていたという、驚愕的な記事でございます。女性が買収をする目的の多くが、ホストクラブへ の付の支払いだったということなんですね。資料の3に、この記事にあるように、ホストが買収をして稼ぐように、そそのかしたとして、買収防止法の疑いでホストも逮捕されているんですね。これも結構画期的だったというふうに思っています。これまで女性ばっかりが逮捕されておりましたので、よかったというふうに思うんですけれども。そしてですね、先日数日前だったんですが、新宿歌劇町で20代のホストが交際をしていた20代の女性に切りつけられてですね、その様子がネットでも拡散されて大変な騒動になりました。これやっぱりホストクラブの付などなど、そして付だけではなくてですね、付じゃないかもしれませんけれども、見継ぐというようなところが結構問題になっているところなんですが、これ社会問題になっています。そこで、国家公安委員長にお伺いをいたします。悪質なホストクラブ処方ですね、これ激増していること、把握をされているのかお伺いをしたいと思います。
11:29
お答え申し上げます。いわゆるホストクラブの利用客の皆様が高額な利用料金の売りかけによる借金を背負いまして、その返済のため に買収させられるなどの事例があることは承知をいたしております。
11:48
これは大変な問題だというふうに思います。このニュースは連日目にするようになってきているんですね。資料の3、ご覧ください。お金のない女の子が来たら売り、買収のことですね、売りをやらせればいいということなんですね。記事にあるとおり、売りかけ金を回収するために女性客に売春や政府属店での勤務を促す行為はホスト業界では珍しくないということなんですね。だからこそ4割の方がですね、逮捕されたときにその支払いがあるんだというようなことだったというふうに思います。本日はですね、被害者の方にも来ていただいておりますので、誠実な答弁をお願いしたいというふうに思っております。売春とかAVに出演をするというようなことにもつながっているということで、10代とかそして20代のかなり若い女性たちがそのターゲットになっているというお話聞かせていただきました。本当にその通りだというふうに思いますので、私たち早急な対応しなくてはいけないというふうに考えています。資料4をご覧ください。弁護士.comのですね、上位記事にこういうものがあるんですね。悪質ホストの研修資料を入手。女性を沼らせ売りかけを釣り上げる恐るべきテクニックというこういう記事なんですね。これはジャーナリストの富岡雄貴さんがですね、被害者の保護者を応援する性暴霊から入手したものということなんですね。その教材の内容は女性客をマインドコントロールするものとなっています。ご覧ください。例えばなんですが、マインドコントロールのテクニックは鍵をかける、地雷を置くということなんですね。この説明は少し後からするんですけれども、読んでくださいこれ。女性は彼氏や旦那程度の男にはお金を出さない。要するにそこら辺の男が演出をする日常レベルでは女性はお金を出さないということ。非日常的演出にお金を出すと。そしてホストクラブは女性客を姫と呼ぶと。その姫が使うお金は好きな人ってことでしょうね。押し上げる行為に姫はお金を使う。担当、これホストのことなんですけれども、担当の価値を上げることで自分自身の満たされない心の空洞を埋めることができるというふうに、心理的な分析を行ってマインドコントロールをやっていくということなんですね。すごいですよね。右側に写っていただきたいんですけれども、友営、皆さんご存知でしょうか。友営とは恋愛感情を利用せずに友達のように接する営業を指すということです。色恋、これはなんとなく想像がつきます。女性客に疑似恋愛を提供する営業方法ということです。そして本営、本営、何でしょうねこれ一体。説明によりますと、色恋をさらに発展させて、女性客を本当の彼女として扱う、そういう営業方法のことなんですね。最上位の営業スタイルとして、セミナーではアイドル営業も掲げているということで、様々にステップを踏んで、女性たちがのめり込んでいく構図をマインドコントロールを用いながら行っていくということなんです。そして日々地雷を言葉で発しておくと、地雷って一体何だかなと思うと、これもマインドコントロールのテクニックと書かれているんですけれども、鎖をかける、先ほど一番最初に言ったものです。他店に行けなくする、他のホストクラブに行けなくすると、この良い例として挙げるのは書いてあるのが二つと、A ちゃんって俺だけを真っ直ぐ見てくれるから嬉しい。他店に行かないから俺も大切にできる。なるほどねって思いますよね。よくできてますよね。他の店行っちゃいけないっていうのは罰だって話なんですね。確かに、なんとなくよくわかる。テクニックに地雷を置く、最初言ったものですね、地雷。それは何かなと思うと、好きな担当がいるのに、ホストですよね、自分のことでしょうね。他店に行く女の子何なんだろうねっていう。そして他店に行く女の子って最低やよねって。それは担当も好きじゃなくなっちゃうよねっていう風に、日常にこういう言葉を散りばめておくということなんですよ。これは地雷なんですね。だから地雷を避けるために、勝手に理想の女の子になるというテクニックが書かれている。こうしたセミナーをホストたちが受けているということなんですね。こうしたことにハマっていって、女性たちがホストクラブに行って、売りかけであっという間に100万円になる。18歳や19歳のような若年女性が狙われたり、風俗で働 かないと払えないほど売りかけが多額になっていくと。これが悪質ホスト問題ということなんですね。皆さんいかがでしょうか。最近よくホストの問題がニュースで上がってくるという問題の根本、ここに一つあるんだなということがお分かりいただけたのではないかなというふうに思っています。そして、これも被害に遭われた親御さんを応援する聖母連の原産のお話なんですけれども、成年年齢が引き下げられてからは18歳がターゲットということなんです。18歳の誕生日をホストクラブで祝うということもあると。借金の平均はだいたい7、800万円。18歳ですよ。信じられないですよね。2、3回の来店でこうなるということで。私も2日前にホストクラブで売りかけを終わされて、ホストに示唆されるままに風俗と英語の出演を決めてしまったという女性にお話を伺ったんですけれども、おおむねこの報道の通りでした。マニュアル化されているんですよね。街全体でおそらくね。びっくりしますよね。その子もホストに行くと、そこが居場所だったって言うんです よね。お帰りって言ってホストクラブが、たくさんのホストが迎えてくれるんだそうです。孤独を抱えた女性たちの居場所になっちゃってるという問題が、ここでもわかると思います。このようにアクシスホストの研修教材には、女性に行為を入れかせてですね、マインドコントロールをするということが記されておりまして、女性が自らですよ。自ら借金を積み上げていくという、そしてホストの売り上げに貢献をするという手口が記されているということになります。そこで消費者庁にお伺いをしたいと思っております。これまで、高額の契約商法は、ただ問題になってきたと思うんですよね。これは消費者契約法などで対応できるものがないのか、お伺いをしたいと思います。
18:14
お答え申し上げます。ご指摘いただきました消費者契約法は、消費者の利益を守るために、消費者契約につきまして、不当な関与による契約の取消し等について規定をしてございます。行為の勘定を不当に利用した契約、いわゆるデート商法等と呼ばれるものについては、消費者契約法の第4条3項6号で取消し件を定めております。具体的には、消費者契約の締結を勧誘する際に、消費者が社会生活上の経験が乏しいことから、勧誘者に対して恋愛感情、その他の行為の感情を抱き、かつ、勧誘者も消費者に同様の感情を抱いていると消費者が誤信していることを知りながら、これに乗じて契約を締結しなければ、勧誘者との関係が破綻することになる旨を告げることによって、消費者が困惑をして契約を締結したという場合に、これを取り消すことができるということが規定をされております。ご指摘のような手法が本条で定める要件に該当する場合には、取り消し得る可能性があるものと考えております。
19:18
はい、ありがとうございます。まさにこれ、デート処方が使えるというふうに思うんです。ただし、それを知らない人が多いですし、親御さんたちもこれが使えるというふうに、なかなか気づいていないんだというふうに思います。ただ、一方で支払ってしまった場合にはですね、取り返すことがなかなか難しいという現状があるんです。これ、後から説明しようと思うんですが、明細等とか、そしてあの領収書とか出してないんですよね。なので、取り返すことが難しいという問題がありますが、借金を背負ってしまった場合は、このデート処方で契約の解除ができるんだということを、強力に発信をしていただきたいなというふうに思っております。はい、次に移ります。薬室ホストの研修材料に、女性を支配下に置く、これマインドコントロールなんですが、職業安定法の63条の1号、精神の自由を不当に拘束する手段によってと、そして労働者の供給に該当しと、ここに私、抵触するんじゃないかなというふうに思いますけれども、見解をお伺いしたいと思います。また2号にある、公衆道徳上、有害な業務につかせる目的、これは有名ですよね。風俗勤務はこれ、該当するのかお伺いいたします。厚労省に答弁を求めます。
20:33
お答え申し上げます。ホストがご指摘のような手法によって、女性客の精神的自由を奪うような場合につきましては、最終的には個別の手法判断となりますけれども、職業安定法第63条第1号の精神の自由を不当に拘束する手段に該当する可能性があると考えております。また風俗業務につきましては、こちらについても最終的には個別ケースの手法判断になりますけれども、一般に人としての尊厳を害し、社会一般の通常の倫理、道徳観念に反して、社会の善良な風俗を害するような業務につきましては、職業安定法第63条第2号の公衆衛生または公衆道徳上有害な業務に該当すると考えられます。
21:27
はい、明確なご答弁ありがとうございます。資料6に条文を載せているんですけれども、これ今まで2号は結構使われてきたというふうにお伺いしているんですけれども、なかなか1号が使えるということが、今日わかったというのは非常に大きなポイントだったというふうに思います。ぜひ先ほどのデート商法は民民なので、私たち会議室とかは難しいんですが、こちら警察頑張っていただいて、2号だけではなくて1号も使えるんだという認識をもって、今後さらなる取締りなどなどに、しっかりこれを使っていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。続いてなんですけれども、ホストが工学売りかけの対応や解決策として、お客に風俗を進めるということ、これは条文上の職業紹介や労働者の供給に該当するか、厚労省にお伺いをいたします。
22:26
お答え申し上げます。ご指摘のように、ホストが自身の女性客に対しまして売りかけ金を回収する目的で、風俗業の店舗で働くことを進めることは、最終的には事例ごとの手法判断となりますが、職業安定法第63条で禁止をしております、第1号に規定の暴行、脅迫、監禁、その他、精神または身体の自由を不当に拘束する手段による職業紹介や労働者の供給、また第2号に規定しております、公衆衛生または公衆道徳上、有害な業務につかせる目的で、職業紹介や労働者の供給ということに該当する可能性があると考えております。
23:16
はい、ありがとうございます。これ非常に重要な答弁だったと思います。このピンポイントのお店で働けとかではなくて、風俗で働けということも、この条文上、個別事案によるけれども該当し得ると、ままま地図全体がそういう構造になってますからね、個別の事案によるとは思いますけれども、しっかりとこの条文も活かして対応していただきたいというふうに思います。続いて資料7、ごらんください。これ、青電と言われる売りかけの電票なんですね。つけの電票です。7万5千円っていうかわいい金額、7万5千円はかわいいと聞こえるんですけれども、一方で1日で90万円とか、77万3千円とか、32万5千円とか、到底18歳とか20代前半の女の子が1日で払える金額ではないという、こういう売りかけ電票があり、これが青電と言われていて、もう常識になっているという恐ろしい状況になっています。どんどん積み上がっていく、これ払えないですね。しかも明細がないんですよ。何にこんだけ払ったかがわからないということが問題になっています。資料8、9、ごらんください。これは支援団体のPAPSさんの資料なんですけれども、事例1、2、3をごらんいただきたいんですけれども、まずキャッチに声をかけられると、3千円からまだ入っていくんですね。2、3回はこれなんですが、その後が問題で、こういう金額になっていて、そしてマインドコントロールというか、色恋というか、ともえいというか、そういったことがどんどん始まって、積み上がっていくという構造になってしまっているんです。これは本当に私、問題だというふうに思いますね。今、ルル、構造はお知らせしたので、説明ははしょるんですけれども、こうしたことが風俗、勤務とか買収につながっていくわけなんですね。これ、逮捕事例ってどれくらいあるのか、ちょっと短的に、ちょっと時間カットするふうになっても、本当に短的にお願いできますかね。逮捕事例があるかないかだけ。
25:11
お答えいたします。売春防止法の強裁による検挙事例はございますし、それ以外の、強裁以外でも検挙している事例はございます。
25:21
ありがとうございます。あればですね、より取組を強化していただきたいというふうに思っておりますけど、問題はどんどん増えていくばかりという状況になっています。これちょっと余談なんですが、紹介しておきます。資料10、ご覧ください。これ、ホストだけが全面的に悪いわけじゃないんですね。これ、奨学金、大学の奨学金ですね。それを払うから、ホストクラブ、ホストクラブ、ホストになりませんかという形で、ホストクラブが奨学金で大学の入学金とか、授業料を全額払っているんですよ。こういった形で、大学の授業料が払えない学生たちがホスト業界に入っていく。すごい人たちが集まってますよね、写真。これが今現実なんです。私たち政治家、本当によく考えなきゃいけないんじゃないかなというふうに思います。はい。で、1つ質問を、えー、あ、そうですね。売りかけ問題、本当に深刻だと思うんですね。ツケがどんどん溜まっていく。これまで警察庁が取った対応を端的にお伺いいたします。はい。
26:18
警察におきましては、違法行為がある場合には、売春傍聴違反や職業安定法違反で検挙するなどの取り組みを行っております。また、先ほど議員も紹介されておられましたけれども、例えば警視庁では、歌舞伎町の多数のホストクラブに対して風邪業に基づいて立ち入りを行うなどの指導も実施しているところであります。今後もこうした取り組みなどを推進するよう、警察、取り組みを推進してまいる所存でございます。
26:49
ありがとうございます。立ち入りをしていただいたということで、段階を踏んで、どんどんちゃんとやっていただきたいと思っておりますけれども、であれば次、これだけ問題になっていますね。署名等を発出して、より強い警告をホストクラブに行うべきではないでしょうか。特に、料金票とか明細を記した請求書、領収書、発行するように指導していくべきではないか、お伺いをいたします。
27:16
お答え申し上げます。本年の9月、警視庁においては、歌舞伎町のホストクラブに対する立ち入りに際し、売りかけ金回収に関するトラブル防止のための注意喚起を行ったものと承知しております。風営法では料金の表示が義務付けられておりますが、風営法の定める範囲でホストクラブに対しまして、どのような指導ができるのか検討するよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
27:47
はい、力強い答弁ありがとうございます。しっかり行っていただきたいというふうに思います。
27:52
そしてですね、もう1点お伺いしたいんですが、国家公安委員長。
27:55
返済能力のない若年女性にですね、多額乗りかけ借金をさせることに、倫理的な面を含めて問題はないのかお伺いをいたします。
28:06
はい、お答え申し上げます。まあ、売りかけそのものについてはですね、ホストクラブ以外においても、まあ、行われていることと承知をしております。また、ホストクラブで背負った借金の返済のために、女性が買収するなどの事例があることを踏まえますと、このような、およそ返済困難な売りかけをさせることは、私も常識的に考えて問題ではないかと考えております。
28:33
ありがとうございます。国家公安委員長も、常識的に考えて問題であるということを弁をいただきました。取組本当に前に進めていただきたいと思います。続いてなんですが、資料11、ご覧ください。貸し金業法は送料規制があるんですね。カップ販売法は、過剰余診の防止の義務、そして法人不当寄付防止法は、借金での寄付は禁止しているんですね。アクシスホスト処方法のこの問題というのは、急拡大しています。若年女性を狙った高額の借金に対する規制は、将来的に、今のままで 解決ができなくなった時に、今ある原稿を使って最大限にやってもらうと、落ち着けばいいんですけれども、そうならなかった場合には、将来的に、若年女性、特に弱い立場です。守っていくという対応が必要ではないか、国家公安委員長にお伺いをいたします。
29:23
お答え申し上げます。先生ご指摘の各種の規制については、これはまずそれぞれの法目的や事業の仕組み等を前提に設けられているものと承知をしております。風営法では料金の表示が義務付けられておりまして、風営法の定める範囲でホストクラブに対して、どのような指導ができるのか、今後検討するよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
29:52
まずはしっかりと指導をしていただけると、取組を強化していただけるというご答弁でよろしいでしょうか。改めてお伺いいたします。
30:03
ごめんごめん。すみません。もう一回すみません。
30:07
どうぞ。はい、先生ご指摘のとおりでございます。しっかりと指導してまいりたいと考えております。
30:15
ありがとうございます。取組の強化、本当に期待しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。売りかけって借金ですよね。お店側からすると貸しなんですよ。そうするとやっぱり、貸し金のときには送料規制があるわけで、ここにないっていうのは若年女性と考えると、なんかちょっと若年女性に対してだけ自己責任が強まっているような気がして、私としてはなんかちょっと違和感がやっぱりあります。若年女性に余信ってあるんでしょうかね。ないのに貸していくとやっぱり問題だと思うし、じゃあ余信が何だだって考えたときに、私、昨日考えたんですよ。性風俗とか、売春になっちゃってるんですよね、この問題でいくと。ひどいですよね。私たちそうならないように守っていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思うので、取組強 化していただいた後に解決しない場合にはですね、新たな規制であるとかやっぱり考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っております。続きまして加藤大臣にお伺いをいたします。DVなどの相談支援体制というのを整えていただいているというのは私も承知しているんですけれども、やっぱりスマホで検索をしてすぐにホストクラブの悪質ホストクラブ商法についてですね、悩んでいる方、疑問を持った方、検索をしたときにすぐにつながることができる相談支援の体制を早急に整えて、問題に対応していくべきではないかと思います。女性政策担当する加藤大臣にお伺いをいたします。
31:45
お答え申し上げます。売春などの性的サービスを強要することは、当事者に深刻な精神的肉体的苦痛をもたらすとともに、その尊厳を傷つけるものであり、強要できるものではありません。本日の塩村委員のご議論をお聞きして、悪質なホストクラブにおいて若い女性がその行為を利用され、売春等をさせられるなどのケースについて、その問題の深刻さを改めて認識をいたしたところでございます。若い女性が他に選択肢のない状況に立たされ、性的に搾取されるようなことはあってはならないことであり、そうした女性たちが相談し支援につながることができる環境を整備することは重要であると認識をいたしております。ご指摘の問題に関する相談支援体制といたしましては、警察や消費生活センターなど、各種の問題に対応する専門機関があると承知をしておりますが、まずは本日のご指摘の問題の状況等について、関係省庁間でよく情報共有等を行っていくことが必要であると認識しております。
32:51
ちゃんと作ってください。そこまでの答弁いただけなかったと思うので、ちょっと残念ですが、ちゃんと作ってくださいとお願いをしております。国家公安院長にお伺いいたします、悪質ホストクラブ処方、この悪質なホストクラブ処方に 対する今後の対応と決意をお伺いいたします。
33:13
はい、お答え申し上げます。今日までも警察では、違法行為につきましては、売春防止法違反や職業安定法違反で検挙するなどの取組を行っているところでございます。こうした違法行為に対する捜査を始めといたしまして、風営法の遵守の徹底や効果的な広報啓発、注意喚起など、様々な対策をしっかり講じていかなければならないと私も認識をしております。私といたしましても、今後も各種対策を強力に推進されるように警察を指導してまいりたいと考えております。
33:52
ありがとうございます。今日の質疑で、警察もしっかりと取組を強化して前に進めてくれるという確認がとれました。ありがとうございます。最後に質問ではなくて、通告はしているんですが、時間があと1分になりましたのでお願いをしておきます。こうした今ご答弁いただいた内容をですね、各省庁のホームページで啓発、これをちゃんとやっていただきたいということを要望いたしまして質問を終わります。ありがとうございました。
34:57
はい。自民党の茨城県選出の光月亮介でございます。各大臣、そして政府参考人の皆さんにそれぞれご質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、進度大臣に、物価高騰対策、賃上げ、それから価格転嫁の関係等についてご質問をさせていただきたいと思います。今年の春党での賃上げ率は約3.6%ということなので、近年にない高さだったと思います。しかし、水準でいうと、全国平均からかなりまだまだ離れた水準の業種もありますし、物価高騰にやっぱり賃上げが追いついていないので、実質賃金が18ヶ月連続で下がっているという深刻な問題があります。一方で、あらゆる業界が、へこしていうと、あらゆる業界が価格転嫁の難しさに本当に悩んでいると思います。ネット時代なので、価格差がすぐにわかってしまいますし、オーバーストアの問題もあるのかなというふうに思っております。自分なりに色々調べたり議論したりしている中では、産地とか生産者の実情にまでなかなか思いが届かない、バイヤーさんがサラリーマン化しているような問題もあるのかなというふうに感じております。コストプッシュ分は徐々に転嫁されて物価高騰となっているわけですけれども、人件費アップ分まで転嫁できなくては、給料や賃金は上がっていかないということになります。2ヶ月前に参議院の委員の派遣で、フランスとイギリスに行ってまいりました。視察先ももちろんしっかり見てまいりましたが、現地の日本人商工会議所や日本人会の方々とも色々お話をさせていただきました。イギリスではラーメンがいっぱい3000円 であると、よく聞く話をリアルに聞かせてもらいました。10ポンド、1850円ですから、約2000円以下では外食はできません。それから1ポンド以下で買えるような食材もまずありません。日本のコンビニでおにぎりが150円ぐらいで買えるというのは、あのクオリティのものが150円でも信じられないというふうに言っておりました。現地大使館の方々は給料が円立てなので、生活は本当に大変だという話も聞かされましたし、アメリカで生活している母国の先輩からは、その方からラーメンは4000円だというふうにも聞かされました。当然これは賃金でも起こっていることだと思います。やはり日本の賃金が相対的に低くなっちゃうということがあるんだろうと思います。農業の外国人実習生も、私が直接聞いた話でインドやタイからは断られたと。その賃金だったらこっちで稼げるから日本に行く必要ないからというふうに言われましたという話もありました。私は物価高騰の最大の対策、物価高騰は、対策は喫緊の課題だと思いますけれどもですね、一方でグローバルにつながって我々生活している中では、諸外国との物価差や給与差を埋めていかないと、この円安が続く中で日本経済や日本の将来が作っていけないということもですね、事実だというふうに思います。私は最大の物価差や対策は賃上げだと思っているんです。その、もちろん給付も必要です。私は、太田夫妻さんは、今横に座っていらっしゃる 部会長もやっていらっしゃって、党内ではやや孤立はして気味だったんですけれども、二人とも困窮世帯への給付はもう強く訴えてですね、今回経済対策でも一部叶えていただきました。ただやっぱり、賃上げのために経済が重要だということもわかりますし、それはこれは考えてですね、大臣はこの賃上げ、物価対策、価格転換、この、まあなんて言うんでしょうか、もつれあって解いていかなければいけない難しい課題に、どんなふうに考えてどう取り組んでいかれるのか、そこをお聞かせいただきたいと思います。
38:56
この様々な分析をいただきました。いろいろと共感できるところがたくさんございます。私どもといたしましても、何よりもですね、この賃上げの流れ、モメンタムを30年ぶりに起きています。これを来春の春の春冬でその流れをさらに継続させて、そして最終的にはこの物価の上昇を上回る賃金の上昇、実質賃金を安定的にですね、上回っていく、上昇させる、この流れを作れるかどうか、非常に重要なところだと思っています。その上におきまして、その賃上げの中で最も大事な部分は価格転嫁、これにあるというのは、それ は間違いないことであります。で、それについても今先生がご指摘いただきましたようにですね、物件費については、要するにコストの部分についてはだいぶ転嫁が進んできている。これはもう、皆さんがよくわかりますから、でも一方で、この賃金を上げるという労務費に対しての転嫁、これをですね、どういうふうに反映させるか、これは非常に難しいところでございます。ので、我々とすればですね、やはりこの雇用の7割を占める中小企業の持続的な構造賃上げ、これは労務費を、要するに賃金の上昇を価格転嫁に反映させると、こういうですね、このことを取引を適正化をしていかなきゃいけないということになっているわけであります。で、今回ですね、厚生取引委員会と協力いたしまして、春冬に向けまして実態調査を行います。その中で、この発注者側のあるべき対応を含めて、労務費の転嫁に関する詳細な指針、これを策定し公表したいと思っています。すでにいろんな自治体でですね、こうすれば価格転嫁がうまくいくというような独自の対策を打っているところも私は承知をしております。やっぱり、原材料費がこれだけ上がりました。それから賃金をこういうふうに上げました。結果として、それはその企業の業績拡大につながり、その賃金が上がったことによって業績も上がる。そのためにはやはりここの部分は転嫁しなきゃいけないというですね、こういうガイドラインができれば業種ごとですとか、さまざまな企業規模に応じた、そういったものもきめ細かくガイドラインを出せればいいなということを私、政府の中でですね、今取り込もうとこのように思っているわけであります。そして、その賃上げの流れを強化するためには、その支援としての賃上げ税制、これは赤字法人の賃上げを促進する繰越工場、これ初めての創設です。中小企業であって赤字であって賃上げをする。でもその結果は赤字法人ならば税を払っておりませんので、ですから税を払うようになったときにその工場を延長する、適用すると。これ、かつてないやり方です。こういったことをやりたいというふうに思っています。それからもう一つ大事なことは、賃上げをするためには企業の財政とか経済を強化しなきゃならないんですけど、人が足りない業種ほど省力化が進んでいないというのが統計で出てきています。それは運営だとか建設、宿泊、さまざまな医療介護、こういった分野は本当に人が足りないんですけど、逆にそういった分野ほど省力化投資が進んでいないというのが実態なんです。ですからそういったところに新しいシステムや、省人化のロボットも含めてしていろんなものを導入するならば、それに対しての補助金、これも新しく作ります。これは補助が非常に、いざ入れようとするとどれだけ経済効果があるんだとか、難しい申請書が必要なんですね。ですからそれを私はカタログ式と呼んでいるんですけども、この機会を入れたらばいくらの補助金が出ると。ですからどうぞこれを買っていただければ省力化できるし、補助金これだけ出ますよというのがあらかじめわかるような、簡易な手続きで皆さんに補助制度を利用できるような、そういったことも工夫しながら、そうしたものを通じて賃上げを後押ししたいと、このように考えているわけであります。
43:25
ご答弁ありがとうございました。大変実力のあるある新藤大臣でありますので、この難しい問題、しっかりやっていただけると思っておりますので、ぜひお願いをいたしたいと思います。続きまして、賃上げのことに関してお伺いしたいんですが、賃上げを図っていく上で国ができることをしっかりやっていくというのは当然の前提だと思っております。11月2日の読売新聞に財政審の答申の記事が出てて、マイナス書いてよと書いてあったのを見て、かなりタイトルですけど、中身はまた詳しく書いてあったんですけど、認識がなんでこんなに違うのかなというところがですね、資料も若干見させていただきましたが、やや私も異論があるような資料でもありました。で、工程価格である医療や歯科医療、介護、障害福祉サービスに関わる方々っていうのは雇用労働者の14%程度だと聞いております。新藤がカバーしているのは2割程度だというふうに大臣が出られた日曜討論でも言っておられました。で、この14%の方々の給料はある意味政府が払っているわけでありまして、そういう意味でそこをしっかりやらずして、人件費はコストじゃないんだ、未来の投資だと旗を振っても私は響かないんだろうというふうに思っております。今回の経済対策で食事療養費を含めてですね、一定の手当がされている方向だということはですね、評価をいたしておりますけれども、地方創生臨時交付金というのはどうしてもバラバラになりますので、しかも量的にもやっぱり各分野を全部カバーしているので十分でもないんだろうというふうに思っておりますので、あくまで臨時の措置だというふうに思っております。特にこのトリプル改定は、州でも田村範さん先生が議論をしていらっしゃいましたけれども、コロナで 特にやっぱり体を張って守ってくださったメディカルの関係者、あるいは施設内療養で支えてくれた介護の関係者でもあるわけでありまして、賃上げを進めていく上で、このトリプル改定というのは、私は分水嶺的な意味があるというふうに思っております。トリプル改定の位置づけやそれに向かう考え方を厚労省の方はこられていません。お願いしたいと思います。
45:38
お答え申し上げます。昨今の各産業における高水準の賃上げの動向や物価高騰の状況を踏まえれば、工程価格であります医療・介護・障害福祉分野における賃上げ、また物価高騰への対応は大変重要な課題と認識しているところでございます。本年の春冬などを通じて各産業における賃上げが行われておりますけれども、医療・介護分野では賃上げが他産業に追いついていない状況にございます。またリハビリテーション等を担います医療関係職種、介護関係職種の賃金の水準を見ましても、全産業平均を下回る水準で推移をしているという状況になっております。さらに医療・介護分野における人材確 保の状況でございますけれども、有効求人倍率、これは全職種平均の2倍から3倍程度の水準で高止まっているという状況にございます。特に介護分野におきましては離職長過の状況が通じ、つまり小売等他産業への人材流出が見られる、そういう厳しい状況にあるというふうに認識をしております。このような状況を踏まえまして、時期の報酬、当時改定におきましては、物価高騰、賃金上昇、また経営の状況、人材確保の必要性、さらに患者利用者負担、保険料負担への影響というものも踏まえつつ、患者利用者が必要なサービスを送られるよう、必要な対応を行っていくべきものと考えております。大臣にも、私は本当に分水嶺だと思っております。しっかり、結果がきちんと出るような、結果的な結果になるようにリーダーシップを発揮していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。その中で、死価材料の金払のことは、私、2度ほどここの内閣委員会で議論をさせていただいたんですが、今、冒頭はちょっと止まって若干マシにはなっているんですけど、高止まりしたままなんですね。前回改定時に、徹甲に調査をやっていただいて、きちんと措置をしていただきました。それで、今回も今ちょうど調査をやっている最中なんですね。金払というのは、死価材料としては、もう圧倒的にウェイトが高い。だから、死価の 経営にも直接影響がある案件でですね。これも継続的にずっと議論させていただいてきております。今回の改定でも、徹甲な調査をしっかりやっていただいて、前回同様に、的確に、ルール通り、きちんと措置していただきたいと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
48:19
はい、答え申し上げます。ご指摘のありました死価容器金属につきましては、ただいま先生からお話がありましたように、現在、材料価格調査ということで、市場実践価格の調査を行っております。その結果を用いて、国事価格を算出していくということになります。次期改定に向けまして、今実施している調査におきましては、正確に実態を把握できるように、他の調査との重複を避ける、あるいは調査対象者向けのコールセンターを設置して丁寧に説明を行うといったようなことで、回答率の向上に取り組んでいるというような状況でございます。次期基準材料価格改定におきましては、今ご指摘がありましたように、令和4年度と同様、的確な調査を実施した上で、適切に実施してまいります。
49:06
現場の方ではですね、厚労省調査よりもはるかにサンプルの多い調査数で、調査も行っておりますので、きちんと検証させていただきますから、くれぐれも的確な調査、的確な措置をお願いいたしたいと思います。それからですね、もう一点、今日は質問はしませんが申し上げておきます。指導・監査の問題です。私、これ大変大きな課題があると思っておりましてね、自殺者が何人も出たりしてるんですね。それで、法律の根拠も正直言っていかがなものかと私は思っております。各県ごとに公定数指導をしている、その理屈もですね、私としては十分なものはないと思っておりまして、改善が絶対に必要だと思っております。これはね、今後しっかりやりとりさせていただきますから、よろしくお願いをしたいと思います。それから、併せてもう一つ聞かせてください。養護や経費の老人ホームのことです。これね 、とても重要な、もう詳しく言いませんけど、特養とは違う、とても重要な守備範囲を持つ独特な施設なんですね。養護ってほとんどの人はわかってないと思いますけど、めちゃくちゃ重要な施設なんです。ただしね、これはほとんど一部除いて介護報酬の対象外なんですよ。知財対応になっているんです。前回の給与アップ9000円だったと思いますが、前倒しの措置の時にね、これ忘れられたんですよ。置き去りになってたの。同じように介護やっているのに、それフォローするの大変だったんです。今回は全体の動きの中で必ず外されたりしないようにきちんと対応していただきたいと思います。マクロの措置をするだけでは、これね、文献しちゃったんでまた届かないんですね。各市町村ごとにバラバラにやっているので、そこまでフォローしないといけないっていう大きな課題があります。各県各市町村にまでしっかり措置されるように、的確に指導もやっていただきたいと思いますが、お伺いしたいと思います。
51:07
お答え申し上げます。先生ご指摘の養護老人ホーム、それから経費老人ホームは、居宅での生活が困難な、低所得の高齢者に対する受け皿となっておりまして、大変重要な役割を果たしていると認識しております。介護職員の処遇改善にあたりましては、業務内容が累次しております、養護老人ホーム及び経費老人ホームの職員につきましても、同様な対応が行われるよう、総務省とも十分に調整いたしまして、取り組んでまいりたいと考えております。
51:45
しっかりやってください。私は正直申し上げて、この養護や経費は文献は失敗したと思っていますよ。これは元に戻した方がいいと思う。それぐらいもうひどい状況ですよ。だって厚労省自身が調べたやつで、消費税分の8%分と10%分に上げたときの委託費、両方上げたところって24%しかないんですよ。10%だけ上げたところは38%ありますけどね。転嫁してな いようなところも多分あるんですよ。こんなむちゃくちゃなことをしちゃダメですよ。なので、これもきちんと9000円上げた方の後のフォローもやってくれということで、やってもらってはいるけれども、しっかりちゃんとケアされる人たちを支える、ケアする人たちを支えてあげないといけないので、そこをしっかりやっていただきたいと思いますので、トリプル改定と並べて合わせてしっかりやってください。お願いいたします。時間ないので一問飛ばさせていただいて、加藤大臣にお伺いします。孤独孤立の関係であります。2ヶ月前に行ったインカラの派遣はですね、国民生活地方調査会ベースだったので、ここに孤独孤立対策も入っておりまして、発祥国のイギリスに行ってまいりまして、担当の大臣さんとかですね、詳しくいろんな方々にお話が聞けました。ものすごく意味がありました。イギリスはやっぱり、服装的にいろんなことやってるんだなということもよくわかったんです。ただですね、日本も2021年2月に担当大臣が置かれて以降ですね、ものすごい勢いで取り組んでましてですね、推進法もこの内閣委員会で春に通せていただいたりしてですね、中間支援を含むNPO等への支援者支援も本当に充実してきてますし、相談支援体制の整備も進んでるし 、ネットワーク化も進んでるし、スティグマ対策なんかも進んできているんです。で、僕ね、ちょっと感じたのは、ある意味イギリスよりもちょっと前に行き始めてんじゃないかなっていうぐらいの感じがあって、向こうがね、ものすごい関心を持ってましたね。日本が何やってるんですかっていうことは。で、こんなことをやってるっていうことをお話をさせていただいたんです。そうするとキャッチアップじゃなくなると日本の弱いところでもあってですね、目標がなくなったときにどうやるかっていうところこそ、今度は進化を問われるところだと思っております。その中で一つ、牧田教授と直接お目にかかれたんですね。社会的処方の世界的権威というか発祥者、提唱者でもあります。ものすごい立派な方でした。拙い質問にもしっかり答えてくださって、勉強してたことがなるほどなと思ったこともあるし、色々勉強を学びにもなりました。社会的処方というのは要するに薬の代わりに社会的なつながりを処方するということです。そういったことをやるっていうことなんですけど、実際にはですね、社会的処方が必要になるので、男性の特にサラリーマンで一生懸命働いてきた人たちが、地域とのつながりが全くなくて、退職してつながりがないぞという中で配偶者の方が先なくなられたりすると、全くつながりがなくなるんですね。そういう方々、かつての私みたいなものが、もう本当に孤独孤立の最前線にいたようなもんだと反省もしているんですけれども、これはですね、果てしないもぐらたたきにならないように、やっぱり働いている時から働き方をそういう意味でちょっと変えていかなければいけないんじゃないかというふうに思っております。会社の中でもいろんなつながりをなくしてきています。今さらにリモートになったりもしてますし、運動会もなくなって飲み会ももう嫌だというし、どんどんつながりをなくしてきたんですよ、我々は。しかし、やっぱりそのままではやっぱりいけない点もあるんじゃないかということはしっかり反省しなきゃいけないんじゃないかと。あと、例えば市町村でやっている様々な当たり前の事業がありますよ、運動会とか、啓老会とか。当たり前の事業が、実はそれ運動会って運動のためにやっているのかなと思っていたけど、そうでもなくて、そこでいろんな役員の人とか地域の人たちが巻き込まれてつながりもできるんですよね。実はそういうのが重要なんだという指摘も受けて、ある先生から、なるほどなと思ったんです。いろんなものがつながっているんだと。当たり前の事を当たり前にやるのがすごく重要なんだということを感じたんですね。そういう意味で、孤独孤立対策をやっていくために、孤独孤立を生まないようにする、予防していくということがまず一番なので、そういう観点で、もう大切にして、なっちゃった人にはもちろん対処療法的なことも必要なんですけど、ならないようにするというような観点、つながりの重要性、この点について大臣のお考え、取組の方向性をお聞きしたいと思います。
56:44
はい、ご質問ありがとうございます。まず冒頭、光月議員には、これまでも自民党の孤独孤立対策特命委員会の事務局長として、このテーマの推進に多大なご尽力をいただいてきたことに心より感謝を申し上げます。私としては、孤独孤立を生まない社会をつくることが大切であると考えており、議員ご指摘のとおり、孤独孤立の問題やそれから生じる、更なる問題に至らないようにする、予防の観点の取組が重要であると認識をいたしております。政府としては、先の通常国会において成立した孤独孤立対策推進法に基づき、孤独孤立の予防の観点から、孤独孤立の当事者や家族等が支援を求める声を上げやすく、住民の方が気づきや対処をできるための環境整備、人と人とのつながりをそれぞれの選択の下で緩やかに引き付けるような社会環境づくりを進めてまいります。また、孤独孤立の問題についての理解 促進や対策の金融を社会全体で高めることも重要と考えており、来年5月の孤独孤立対策強化月間の機会などを捉えて、集中的な啓発活動に努めてまいります。引き続き、孤独孤立に悩む方々へ必要な支援を届けるとともに、孤独孤立対策を講じなくていいような社会を実現できるよう、政府一丸となって、予防の観点からも取り組んでまいります。
58:18
今入ってこられた森屋先生にも、この点はですね、一緒に取り組んできて、今、観点におられて、いろいろと助けていただきました。大臣はいろいろ所承が多いので、たくさんあるので大変だと思いますけれども、これも本当さっき申し上げたように、世界的にとても注目されている課題ですから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。続いて、バス業界の話をちょっとお聞きしたいと思います。地方の状況についてなんですが、この夏、地元を回ってみると、もう圧倒的に人手不足の問題の声が強かったです。コロナが終わりやいないやですね、一気に人手不足が深刻さを増しているなということを感じました。それで、僕ら参議院の自民党でやっている不安勉強会でもですね、地域の課題としてやっぱり、地域の足を守るということ、交通手段がないんだというのが本当に大きな課題だということを認識しております。これ、バス業界でもですね、この前、つい最近、混合バスというですね、大阪南部のバスがですね、路線バス、乗り合いっていうんですが、乗り合いバスの事業自体をやめますということが突然出たりしました。こうなるぞと僕らは言って、党内でも議論してたんですが、やっぱり現実にそういうことになっちゃったということです。まあ、その路線の引き継ぎなんかを今一生懸命議論しているようですが、最終的には自治体がやるしかなくなってしまうと、今のところそういうふうな枠組みでどうもやっているようであります。実は乗り合いと別の、貸切っていういわゆる観光バスと呼ばれている貸切バスというのもあるんですが、これもコロナの期間ですね、ある意味で最も厳しかったと思います。団体の旅行ってなかったわけですから、最も厳しかった。最低の時期は95%限みたいな状況もありました。こういった状況もあってですね、観光バス、貸切バスは人手不足が深刻すぎて、需要があって仕事もあるのにそれに応募できないんだっていう声も聞かせていただいております。入った人もすぐやめちゃうということでですね、ちょっとですね、本当に深刻な状況です。運転士さんの賃金アップも必要だし、外国人労働者をどう使っていけるのかどうか、でも賃金アップしないと来てくれもしませんから、この分野でも働けるようにどうしていけるのかどうか、それから何といっても自動運転だと思います。ゲームチェンジャーは自動運転だと思うんです。それ本当に早期実現していただきたいというふうに思うんですが、もちろんそっちの方からの方がいいのかもしれませんけれども、大きな課題だと思います。このような人手不足の問題、とりわけこれエッセンシャルなので人流の支えというのは、今後国の対応の方向性についてお聞きをいたしたいと思います。
1:01:11
お答え申し上げます。運転者不足によるバスの減便廃止が相次いでおり、地域住民や観光客の移動手段確保の観点から重く受け止めております。運転者の確保につきましては、職業としての魅力向上、処遇改善が重要であるため、国土交通省として運賃算定手法の見直し、運賃回帰の迅速化により早期の賃上げ等を促進しております。また、今年度からは採用活動や二種免許取得に係る費用について支援を始めており、経済対策におきましてもこうした施策が盛り込まれたところでございます。国土交通省としては、今後とも必要な予算額の確保に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。また、外国人材の活用につきましては、その活用に向けまして、バス運転者を特定技能の対象分野に追加することについても、関係省庁と調整を開始したところでございます。さらに、先ほど通常国会で成立させていただきました地域交通法や関連予算を活用いたしまして、地域公共交通のリデザイン、再構築の取組を進めつつ、自動運転の実装等にも取り組ませていただいているところでございます。国土交通省としては、こうした取組をしっかりと進めまして、地域住民や観光客にとって必要な移動手段の確保に全力を注いでまいりたいと考えております。
1:02:39
昨日、バスの皆さんが危機突破大会というのも開催をしたんですね。本当にもう悲痛な声です。バス会社が辞めちゃったら、もう全部自治体 がやることになるんです。全部公営バスということになります。遥かにコストも高くなるでしょう。いろんな意味で。ノウハウも足りないと思います。そういう意味で、きちんと支えてあげていただきたいと。これは国交省さん、旧運輸省さんには既成幹部長なんですね。既成は得意なんですけど、支える方もここは頑張っていただきたいと思っております。僕は毎月、地元の方々が、バス協がデータを送ってくるんですね。毎月見てるけど、戻ってないですね。コロナの前のようには。全然戻ってない。乗り合いもひどいけど、観光バス、貸切も本当にひどい状況ですよ。何が一番ひどいか。稼げ頭だったのは都市間交通なんですね。高速バスですよ。あれ半減してます。そのままですね。出張とかなくなっているのもあるのかもしれない。リモートも多いからだと思いますけれども、そういったことをですね、しっかり直視していただいて、ぜひですね、お願いしたいと思います。既成のことでですね、いろいろ旧運輸省さん、国交省さんにはいろいろ言いたいことあるんですけど、今日は申し上げませんから、しっかりやっていただきたいと思います。もう一点ですね、ガソリンの安売りについてですね、ちょっとお聞きしたいと思うんです。これはですね、太田夫妻先生が先進的にやってらっしゃったものでありまして、なんで僕が質問するのかと太田先生からちょっとお叱りを受けているんですけど、ぜひ質問させていただきたいと思います。ひどい安売りがあるんですね。僕の地元の土浦でもやっぱりありまして、これ、コウトリさんが警告を出してくれました。注意というのは逆効果かもしれない。白だということなので、注意ではあんまり聞いてくれなくて、警告ということになったので一定の効果はあるんだというふうに思ってはおります。資料をお配りをさせていただきました。これは浜松市のSSの状況です。大手の小売量販店に付属するSSがこの真ん中の黄色いところに出てきたんです。そしたら2年で周辺の70点がなくなっちゃったということです。これは全国でSSはなくなってきているんですけど、減少率が倍程度になっていて、これはものすごく大変なことです。ここで価格統制のあり方というのが問題になるわけですが、大量に売るところは、原価はものすごく事務費が薄くなったりするものだから、原価割れじゃないということになって、安く売ってもいいということになっちゃったりして、コウトリとしては取り締まれませんとかということになったりするんですけど、実は私3.11の時に茨城県で副知事をやっていて、ガソリン不足がひどかったんです。ガソリン担当を自分がやりますからと言ってやったんですけれども、本当に苦しかったんですが、最後助けてくれたのは地元で根を張って支店をいっぱい出してやってくれている人たちが最後は助けてくれました。そういった方々がいないと、いても大混乱だったんですよ。現場に僕行ったりしたんだけど、喧嘩みたいになっちゃってて、本当に大混乱だった。これはある程度の数がある程度のところにちゃんとないとやっぱりダメですよ。我々やっぱり日々財政の状況も苦しいし生活も苦しいということもあって、目先安けばいいということになっちゃう。なっちゃうことでトータルのコストが見えなくなってて、そういうことでもしなくしてて1店舗だけになってたりしたら、もうあの時大混乱ですよ。本当に大混乱。それじゃなくても大混乱だったんですけれども、ということがありました。私、例えば大規模の小売店舗に付属するSSなんかは計算上、これは大きな店舗に行くこと自体のついでにSSに入れるような形で、大きな店舗の存在自体がPRになっているわけですよ。それはコストとしては何も換算してくれないわけです。それが入ってなくてもダメだとは言われないということになってましてね。やっぱり前とかなり形態が変わってきているんだと思いますので、その形態に合ったような形の規制の方法を考えなきゃいけないというふうに思います。その点についてお考えをお伺いしたいと思います。
1:07:38
はい、資源エネルギー庁山田資源エネルギー政策統括調整官。
1:07:44
お答え申し上げます。ガソリンの安売り問題という観点からは、大規模事業者による減価割れ販売が独占禁止法上の不当連売規制にあたる場合には、厚生取引委員会において適切に対処されているものと理解はしております。昨年改定されたガソリン不当連売ガイドラインでは、大規模な給油所による不当連売事案については、周辺の販売業者の事業活動への影響等についても調査を行い、厳正に対処していくとの方針が打ち出されたと承知しておりまして、経済産業省としても、厚生取引委員会の取組に可能な範囲で協力していきたいと考えております。また、経済産業省といたしまして、先生今ご指摘ございました災害時も含めて、国民生活や経済活動にとって不可欠な石油製品が安定的また効率的に供給される環境を整えていくということは重要な政策課題だと認識をいたしております。そのためには、地域の実情も踏まえながら対応していくことが慣用であると考えておりまして、衛生省の過疎地対策も含めまして、自治体をしっかりと巻き込んでいく形で取組をしてまいりたいと考えております。
1:09:03
また、競争させて強い者が勝つのは経済原理かもしれませんけれども、それだけでいいのかということが問われる場面だと思いますので、そういうことをしっかり踏まえて、今後また議論をさせ ていただきたいと思います。私が頼りにしている太田久西先生もいらっしゃいますので、皆さん方の先輩にあたられる方でもありますので、しっかりやらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。もう1問本当はあったんですが、物流の2024年問題についてもお聞きしたかったんですが、これについてはもう目前に迫っておりますので、これも国交省さんの方でしっかり対応していただきたいということをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
1:10:32
公明党の宮崎雅宗でございます。党委員会では初めての質問になりますが、よろしくお願い申し上げます。それでは最初に、里親制度につきまして、ご質問をさせていただきたいと思います。虐待や経済的事情など、様々な要因で親と暮らせない子どもが、国内には約4万2千人いらっしゃるということでありますが、その多くは児童養護施設や乳児院といった施設で養育をされております。政府は、2016年に成立いたしました改正児童福祉法で、養育の場を施設から里親家庭を優先するという方針を決められまして、翌年の2017年の新しい社会的養育ビジョンでは、未就学児の里親への委託率を、3歳未満は24年度、3歳以上は26年度までに75%以上に引き上げるという目標を掲げて、様々な対策を進めてきていると承知しております。その結果、委託率は少しずつ上向いておりますが、対象の子ども全体では、21年度末で23.5%、未就学児では30.9%にとどまっているというのが現状でございます。そこで、まずは加藤大臣にお伺いしますけれども、里親委託率の引き上げ、また目標達成に向けた取組につきまして、御決意をお伺いしたいと思います。
1:12:14
お答え申し上げます。虐待等を理由として、里親等へ委託されている児童の割合、いわゆる里親等委託率は増加傾向にはあるものの、制度の周知が十分と言えないことや、里親と児童の間のマッチングがうまくいかないことなどを背景として、国の掲げる目標と比べ、低調となっており、更なる里親等委託の推進が必要であると認識をいたしております。これまで自治体における里親等への委託促進のため、里親のリクルートから マッチング、委託後の養育支援までを包括的に支援するフォスタリング体制を整備するとともに、高い里親等委託率を目指す都道府県等に対しましては、フォスタリング事業の国庫補助率のかさ上げを行う等の対応を行っているところでございます。さらに、昨年の改正児童福祉法におきましては、里親支援体制の更なる強化を図るため、児童福祉施設として里親支援センターを創設するなどの施策を盛り込んだところです。また、令和6年度概算要求におきましては、里親等の質の向上を図ることを目的とし、里親等に対する研修受講費用の支援を拡充するために必要な予算を盛り込んでおります。来年4月に予定されている改正児童福祉法の円滑な施行に取り組むなどを引き続き、里親等への委託を強力に推進してまいります。里親の支援については、様々これまでも充実をさせてきているところでございますし、手当なども拡充をしてきていることは承知しております。支援の一環として、里親に係る育児制度の特例についてお伺いしたいと思います。里親に係る育児休業については、養子縁組里親に引き取られた子どもの年齢が原則1歳、特例で2歳までの間は育児休業が取得できるようになっています。そうしながら、実際に里親が引き取る子どもは、乳児だけではなくて、あるいは幼児であるとか、学齢児も数多くいるように伺っております。里親が子どもを引き取った当初の親子関係の構築というのは非常に重要であると考えます。その意味におきまして、幼児、学齢児を引き取った際に特例的に育児休業を認められないかという要望が当事者である里親会から出されているところであります。子どもを引き取ってからの親関係の構築には時間がかかることもございます。また、共働きで里親をされているという方も増えているということもございます。そうした意味から、この要望は妥当なものではないかと個人的には考えております。里親にかかる育休制度の特例の実現に向けまして、前向きに検討を進めてもらいたいと考えておりますけれども、厚生労働省の御見解を伺いたいと思います。
1:15:32
お答え申し上げます。育児介護休業法に基づく育児休業は、原則として1歳になるまでの法律上の親子関係があるこのほか、養子縁組里屋に委託されている子などを養育する労働者につきまして、その雇用の継続を図り、職業生活と家庭生活の両立を実現することを目的として 、全ての事業所で適用されるべき制度として規定されているものでございます。育児介護休業法におけます育児休業は、いわゆる、経生権という非常に強い権利でございまして、全ての事業所に必ず適用される最適準であることから、養児や学齢時への拡大につきましては慎重であるべきと考えてございます。
1:16:27
全然難しいというご答弁でございますけれども、育児休業制度という枠組みでは、なかなか佐藤家介さんのご要望を実現するのは難しい部分があるかと思いますけれども、ヨーロッパの首相局なんかでは、やはり、育児休業というのは働く親の福祉というのではなくて、子どもの権利だという捉え方で、特例的に受入れの年齢なども広げているということもお伺いしているところでございます。養児学齢時を引き取られた際の親子関係の構築というのは大変重要だと思っておりますので、何らかの形で後押しや支援をしていくべきではないかというふうに思います。この親子関係構築の重要性と支援のあり方につきまして、加藤大臣、ご所見がございましたら、お伺いしたいと思います。
1:17:28
お答え申し上げます。里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難となった子ども等に、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境での養育を提供する制度であり、委託当初からの里親、里子の関係構築は重要であると考えております。このため、まず新規で里親となる方には、里親になるときに子どもを養育するにあたり必要な知識・技術を習得し、その資質の向上を図るための研修を受講していただいているところであります。また、児童相談所が里親委託をする際には、子どもや保護者等の意向・意見を十分尊重し、子どもと里親の交流や関係調整を十分に行った上で、委託判断を行うこと、また、子どもの人的関係や育った環境との連続性をできるだけ保っている里親に委託するよう努めることなどを、児童相談所運営指示に定め、国として求めているところであります。加えまして、昨年の改正児童福祉法においては、里親や里子等に対する相談支援等を行う里親支援センターを児童福祉施設として位置づけるなどの施策を盛り込んでおります。来年度の改正法 の施行も見据え、里親支援センターにおいて、日常的な里親・里子支援、必要に応じた心理職によるケア、里親のレスパイトケアなどがしっかりと実施できるよう体制を整えてまいります。こうした取組を通じ、引き続き里親の支援を実施し、子どもの健全な育成を図ってまいりたいと思います。
1:19:22
ありがとうございました。ぜひ前向きな取組をお願いしたいと思います。次に、先ほど光月理事からもご質問がありましたけれども、孤独・孤立対策につきましてご質問させてもらいたいと思います。孤独・孤立対策につきましては、公明党としても2021年2月に党内に社会的孤立防止対策本部を設置し、有識者等の意見交換や孤立の実態に関する聞き取り調査を全国で実施しました。その年の5月には、政府に対しまして、社会的孤立は個人ではなく社会の問題として、総合的継続的な対策を実施するための法整備を提言させていただいたところでございます。今年5月、その結果、通常国会におきまして、孤独・孤立対策推進法というものが成立いたしまして、その施行が明年4月に控えているところでございます。政府においては、有識者会議におきまして、重点計画に盛り込む内容を検討するなど、準備を進めているものと承知しておりま す。この法律は、孤独・孤立対策を規定した世界で初めての法律ということでありまして、深刻化する孤独・孤立対策の問題に対して有効な施策が実施されることが期待されているところであります。明年4月の法施行に向けた準備状況につきまして、加藤大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
1:21:01
お答え申し上げます。孤独・孤立の問題につきましては、今後、単身世帯や単身高齢世帯の増加等により、さらなる深刻化が懸念されます。これまでも既存のあらゆる制度・施策に孤独・孤立対策の視点を入れて取組を進めていくという方針の下、関係府省の施策を盛り込んだ重点計画を定め、孤独・孤立対策を推進してまいりました。こうした中、御指摘のとおり、先の通常国会では、国及び地方における孤独・孤立対策の安定的・継続的な推進体制を整備するための孤独・孤立対策推進法が成立し、来年4月から施行されるところであります。また、これも御指摘いただきましたが、本法では孤独・孤立対策の基本理念などについて定めているほか、国 及び地方における官民の連携、共同の促進や孤独・孤立対策に関する施策の推進を図るための重点計画の策定等について定めております。来年4月の本法の施行に向けて、各地域の実情に応じた官民連携による孤独・孤立対策を推進するため、地方自治体における官民連携プラットフォームのモデル構築を進めるとともに、地方自治体向けの施行通知の検討を進めております。また、本法に基づきまして、来年4月以降に決定される新たな孤独・孤立対策重点計画についても、現行の重点計画の方針を踏襲しつつも、内容の充実を含め、施策の実効性を高めていくものとなるよう、有識者会議において論点整理を開始したところでございます。引き続き、本法の厳格な施行に向けて、関係者のご意見を伺いながら、地方自治体に丁寧に説明を行うとともに、新たな重点計画に関する検討を進めるなど、施行準備に万全を期してまいります。続きまして、国家公務員制度につきまして、人事院総裁・川本総裁にお伺いしたいと思います。国家公務員の在り方について議論する人事行政諮問会議が、25年ぶりに設置されたと伺っております。この会議は9月に設置され、既に2回開かれて活発な意見交換が行われているものと承知しております。今年の国家公務員総合職試験への申込者数は過去3番目に低くて、一般職試験については過去最低となっております。このような状況背景に、今回の諮問会議の設置に至ったものと考えておりますが、改めまして、この会議の設置目的や現在までの検討状況、また公務員人事管理の見直しに向けた総裁の御見解をお伺いしたいと思います。
1:24:01
お答え申し上げます。公務員における優れた人材の確保は最優先の課題だと考えております。優れた人材を公務員に誘致するためには、社会や経済の情勢や国際情勢が急激に変化する中で、新たな時代を見据えた人材マネジメントのグランドデザイン構築が急務となっています。そのため、公務員人事管理の在り方について、正義を設けることなく骨太かつ課題横断的な議論を行うため、各界の有識者による人事行政諮問会議を立ち上げました。これまで会議を2回開催したところですけれども、テーマとしては、国家公務員の在り方と規律、処遇も含めた戦略的人材確保、多様な属性の職員が生き生きと働き続けられる環境整備、エンゲージメント向上につながる評価育成などを軸に議論を進め、令和6年春頃に中間報告を、同年中に、おめどに最終答申をいただく予定でございます。私といたしましては、この国を支える公務組織をより良いものにする課題を先送りせずに、果敢に取り組んで解決し、新たな時代にふさわしい公務の世界を実現したい、そういう思いを強く持っております。日本の国家公務員が、この先も使命を果たしていくためには、どうすればよいのか、この最優先の課題に、人事院として真正面から取り組んでまいりたいと思っております。
1:25:40
ありがとうございます。是非、成果に期待をしたいと思います。続きまして、サイバー犯罪対策についてお伺いしたいと思います。社会のデジタル化の進展に伴いまして、いわゆるサイバー犯罪が非常に増えてきていると承知しております。サイバー犯罪は目に見えないため、具体的なイメージがつきにくいところがございますが、最近では病院のシステムに侵入され、診療に支障を来すなど、直接的に国民に対するサービスに影響が出ているような事案も数多く発生をしていると承知しております。そこで、昨今のまずサイバー犯罪の現状と課題につきまして、件数等も含め て警察庁のご説明をお願いしたいと思います。
1:26:31
お答えいたします。サイバー犯罪につきましては、委員御指摘のとおり、令和4年の10月に大阪府内の医療機関において、ランサムウェアによって電子カルテシステムに障害が発生し、外来診療等の受入れが一時停止するなど、国民生活に深刻な影響が生じる事案も発生しております。このようなランサムウェアの被害につきましては、令和5年上半期における報告件数は103件であり、高水準で推移しているところでございます。また、令和5年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金被害は、上半期の時点で被害件数が2322件であり、年間の数値と比較しましても、既に過去最多、被害総額も約30億円であり、同じく過去最多に迫る状況にあります。このほか、令和5年上半期のクレジットカード不正利用の被害額は約262億円であり、過去最多であった令和4年の上半期の被害額を超えていると承知しております。これらを踏まえまして、警察庁としては、サイバー空間をめぐる脅威は極めて深刻な情勢が継続していると認識していると ころでございます。
1:27:51
大変深刻な状況になっているということであります。サイバー犯罪は技術の進展とともに、幅広く深刻な脅威となってきていると思っております。特にインターネットが生活の一部として広く国民生活に定着している現在、国民の誰しもがその被害者となる可能性があるものと認識しなければなりません。このような環境の変化を踏まえて、警察庁は令和4年にサイバー警察局、サイバー特別捜査隊を創設してサイバー犯罪対策を強化しておりますが、警察庁におけるサイバー犯罪対策、また被害を防止するための企業個人の取り組みについて見解をお伺いしたいと思います。
1:28:42
お答えいたします。警察におきましては、企業や個人に対し、サイバー事案の被害や手口の内容等に合わせた被害防止対策を講じるよ うに働きかけております。具体的には、企業等を対象としたランサムエア被害に関しては、その被害実態を分析した上で、未然防止や拡大防止対策について関係機関団体等と連携し注意喚起するほか、医療機関に対しては、日本医師会と覚書を締結し連携を強化するなど、各種対策を実施しているところでございます。また、被害が深刻となっているインターネットバンキングに係る不正送金やクレジットカード不正利用の被害防止対策としましては、企業向けには鳴りすましメール対策の強化や認証手続に係るセキュリティ強化等の対策の働きかけを、また個人向けにはフィッシング被害に係る手口やその対策を内容とする注意喚起を、関係機関団体等と連携し実施しております。今後も情勢に応じて時期を一致することなく、総合的な被害防止対策を推進してまいる所存でございます。
1:29:59
はい、ありがとうございます。最後に松村国家公安委員長のご決意を伺いたいと思いますけれども、大変、このサイバー犯罪対策については、所信のでも言及がございましたとおり、警察庁として力を入れて取り組まれていることとい うことでございます。このサイバー犯罪対策撲滅に向けた国家公安委員長のご決意を伺いたいと思います。
1:30:28
お答え申し上げます。今、委員と政府参考人のやり取りがございましたけれども、サイバー空間における犯罪の現状でありますとか、犯罪の内容、そしてその後の取り組み等ございましたけれども、この脅威というのは極めて深刻な情勢が続いていると私も認識をしております。このような情勢には、速やかに、的確に対処する必要があると考えているところでございます。警察におきましては、専門的な技術や知見を有する職員の採用、官民の人材交流の促進等を通じて、まずは人的基盤の更などの強化に努めているところでございます。また、サイバー事案につきましては、安易に国境を超えて行われることから、国際共同操作の推進に向け、外国捜査機関等との連携の強化に取り組んでいるところでもございます。今後とも、必要な体制整備を図りながら、サイバー事案の厳正な取り締まり、実態の解明を強力に推進しますとともに、来月開催されるG7茨城・水戸内部安全担当大臣会合の機会を活用するなどといたしまして、国内外の関係機関や民間企業との連携・協力体制を、さらに強化を図りまして、サイバー空間における安全・安心を確保できるように、警察を指導してまいりたいと考えております。続きまして、自動にリーサーの駐車場問題ということでお伺いしたいと思います。2021年の自動車工業会による二輪車ユーザーの調査におきましては、二輪車の駐車場が不足しているとの声が寄せられております。特に駅周辺や繁華街、また東京都内におきましては、オフィス街での不足を訴える声もあるということでございます。また、今年8月の民間の調査におきましても、二輪車での移動の際に困っていることとして、バイク駐車場を探すのが手間である、あるいは目的地にバイク駐車場がないという回答が多くあったとのことであります。二輪車を改めて移動手段の一つとして活用していくためには、駐車場の整備というのは重要な課題であると考えております。当然のことながら、駐車場の整備というのは、所管は国土交通省でありまして、その整備は各自治体が担っておりますけれども、警察庁においても取組を進めているというふうに承知をしております。そこでまず、警察庁の取組状況についてお伺いをしたいと思います。
1:33:25
ご指摘のとおり、警察庁としても、自動二輪車の駐車場が四輪車と比べて少ない水準にあると承知しておりまして、自動二輪車の駐車需要への対応は重要であると認識しています。これまでも、自動二輪車が駐車可能な路外駐車場の整備の自治体等への働きかけや、一般に四輪車と比べて車体が小さいことを踏まえつつ、自動二輪車を駐車禁止規制の対象から除外するなどの見直しの検討を都道府県警察に対して指示しています。なお、令和5年3月末現在、駐車禁止規制を行っている道路のうち、約2万キロにおいて、自動二輪車や限度置き付き自転車等については駐車を可能としているものと承知しています。警察としては、引き続き、交通の安全と円滑を図るため、道路管理者をはじめとする関係機関と連携しながら、自動二輪車にも配慮した駐車対策を推進してまいります。
1:34:30
これはぜひお願いをしたいと思います。それからもう一つ、特定原付の安全対策ということでお伺いをしたいと思います。この7月から、特定原付、いわゆる電動キックボード等について、新たな制度がスタートをいたしました。基本的には、自転車と同等という考え方の下、免許なしで運転できることになったものと承知しております。最近、都内においても、この電動キックボードなどを見ることが多くなりましたが、先日、私が都内を走っておりましたら、都内の片側一車線の車道の中央を、いわゆるセンターラインの上を電動キックボードで走っているということを目撃したことがございます。自転車と同等という前提がありつつも、しっかりと安全対策を行うことが重要と考えますけれども、警察庁の取組についてお伺いをしたいと思います。
1:35:35
御指摘のとおり、本年7月1日から道路交通法の一部を改正する法律のうち、特定小型限動機付き自転車の交通ルールに関する規定が施行されたところです。この特定小型限動機付き自転車は、その大きさ、性能上の最高速度などが自転車と同程度であることから、自転車と同様の交通ルールを定めて、この運転には免許を必要としない ということとされました。この特定小型限動機付き自転車は、原則として車道を通行しなければならず、またその際は左側端によって通行しなければならないこととされています。警察では、このような新たな交通ルールの周知・啓発を図っておりますほか、関係省庁や事業者からのある官民協議会において、関係事業者が取り組むべき交通安全対策について示したガイドラインを策定し、関係事業者による交通安全教育を支援しています。また、飲酒運転、信号無視などの悪質危険な違反行為のほか、ただいま委員がご指摘になった後継というのもそれかもしれませんけれども、通行区分違反、あるいは横断歩行者妨害などの歩行者に危険を及ぼす恐れの高い違反行為に重点を置いて、交通事故抑止に資する取り締まりを強化しています。加えて、自転車と同様に危険な違反行為を繰り返す者に対しては、公衆の事故を義務づけています。引き続き、広報啓発、交通安全教育を実施するとともに、違反に対しては厳正に対処することにより、特定小型原動機付き自転車の通行に係る安全対策を図ってまいります。続きまして、2種免許のあり方についてもお伺いしたいと思います。先日、報道ですけれども、ある政令市が特定の条件の下で、1種免許でタクシーを運転できるようにする特区申請を検討しているという報道がございました。