19:35
これより会議を開きます。この際、堀井外務副大臣から発言を求められておりますので、これを許します。
19:45
外務副大臣を拝命いたしました堀井岩尾でございます。先日の委員会を公務により欠席させていただいたため、本日ご挨拶を申し上げます。皆様のご理解に感謝を申し上げます。国民の命と平和な暮らしを守り、国際社会の平和と安定に一層貢献すべく、外交分野において全力を尽くす所存です。矢野委員長をはじめ、理事・委員閣議のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。国の安全保障に関する件について調査を進めます。この際お諮りいたします。本件調査のため、本日政府参考人として、外務省大臣官房審議官 三映大輔君、外務省大臣官房審議官 池上雅樹君、外務省総合外交政策局長 神戸康裕君、外務省中東アフリカ局長 長岡寛介君、財務省大臣官房審議官 山崎佑君、国土交通省物流自動車局次長 久保田秀信君、環境省水、大気環境局長 土井健太郎君、外務省大臣官房施設官 大木屋修君、外務省大臣官房報道官 模木昭君、外務省大臣官房サイバーセキュリティ情報科審議官 中西本幸君、外務省大臣官房審議官 今丘齢学文君、外務省防衛政策局長 加野浩二君、外務省整備計画局長 青柳一君、外務省人事教育局長 美海聡君、外務省地方協力局長 大和太郎君、防衛省統合幕僚幹部総括官 田中俊則君、防衛装備省長官 深澤雅樹君の出席を求め説明を聴取いたしたいと存じますが、 ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:49
おはようございます。自由民主党の尾嶺孝でございます。私は昨年一年間、この安全保障委員会の委員長として、 今、柳委員長が座っていらっしゃる席に掛けさせていただきまして、激変する日本の安全保障環境について、 様々な議論を委員の皆さんとさせていただきました。防衛戦略三文書の改定により防衛予算を増強し、 また防衛生産基盤強化法の制定により、日本を守る防衛装備を国内で生産できる体制を強化してきた。 そうした議論を一年間させていただきました。決して慣れ合いではなく、与野党の緊張感ある議論、 そして考え方の違いはあっても、国民の命と平和な暮らしを守るという共通の目的のために、 真剣な議論を重ねてきた。そして一定の結論を出すことができた。そういう意味で、私、本日、 与野党の理事の皆さん、変わられておられませんが、理事の方、はじめ委員の皆さん、 与野党の安保委員会の皆さんに、本当に感謝を申し上げたいと思います。 本当に素晴らしい議論を積み上げていただきました。防衛予算の増強、そして戦略三文書、 防衛生産基盤強化法の制定と、また日英日語RAA、 本当に日本の防衛強化ができたということに、私も本当に誇りを感じておりますし、 今年はこの安保委員会に、私は質問する側で一緒に参加させていただきますので、 是非これからもよろしくお願いいたします。そしてこういう形で本当に前向きに進んできたんですが、やっぱりいくつかの誤解がありまして、 国民との間のコミュニケーションが取れてないと感じることがあります。その中で一つありますのが、 防衛予算が増えてもアメリカが儲かるだけじゃないか、という批判があるわけですね。だけども、私がこれまで様々な議論を重ねてきた中で感じるのは、むしろ防衛装備は輸入に依存するよりも、 国産化に舵を切っているのではないか。自分の国を守るために、自分たちできちんとできるように なろうよという方向に、日本は今舵を切っているということが、 私の実感であります。特に象徴的なものとして、 次期戦闘機の開発や、スタンドオフミサイルといったものが 挙げられると思います。戦後の日本は、民間緑発機でさえ、 自国で生産できないということがありました。そういう中で、この防衛においては、 日本とイギリスとイタリア、3カ国共同で、 次期戦闘機をG-CAP開発することになりました。修理も自分でちゃんとできるようになるし、能力を向上するための改修だって 自由にできるようになる。これは本当に日本の自分の国は自分で守るという、独り立ちを示す象徴的な出来事ではないかと 思っております。そこで大臣に伺います。次期戦闘機の日英協同開発が、 日本の防衛や、さらには産業界に、どういう好影響をもたらすとお考えか。このG-CAP計画に合わせて、 防衛大臣の意気込みと合わせて、伺いたいと思います。
25:40
小倉委員から、次期戦闘機の国際共同開発についてのご質問と意気込みということで、 ご質問いただきました。昨年の日英の共同首脳声明を踏まえまして、防衛省では2035年頃に退役を開始する、F2戦闘機の後継機として、英国、イタリアとともに、次期戦闘機の共同開発を進めています。一昨日の日英の2+2でもG-CAPについて、いく つか確認をさせていただいたところですが、その次期戦闘機の共同開発は、 3カ国の技術を結集し、コスト等を分担しつつ、 優れた戦闘機を開発するものであり、これにより、我が国の防衛に必要不可欠な航空優勢を将来にわたって担保することができます。また、次期戦闘機の開発において、 さまざまな先進技術に投資するとともに、国際的に活躍する次世代のエンジニアが育成されることで、産業界全般への波及効果も 期待できるわけであります。防衛省としては、我が国経済全般への、そういった広範な波及効果も期待される 次期戦闘機の開発について、2035年までの開発完了を目指し、 着実に推進してまいります。
27:04
ありがとうございます。まさに日本の空を守るための機材になりますので、どういう脅威があって、それにどう対応するため に、そうした必要な機能を万全に備えられるものとなるように、これからの開発をぜひ進めていただきたいと思います。また、先ほど述べたスタンドオフミサイルでございますが、スタンドオフというのは、長距離のミサイルということなんですが、英語でスタンドオフってどういうことかなと調べますと、離れて立つとか近寄らないという意味があるらしくて、私はラグビーをやっているんですが、スタンドオフ、今年もワールドカップが、イングランドのOwen Farrell選手が、本当にキックを連発して、パスだと短くしか移動できないけど、キックだと大きく前に前進することができる、これがまさにスタンドオフだなと思いながら、スタンドオフミサイルと重ねて見ていたんですが、ラグビーの時間、話をしているとあっという間に終わってしまうので、このぐらいにしまして、スタンドオフミサイルというのは、長射程のミサイルで、当初防衛を目的として、敵の着上陸を阻止するとい う意味で、離れたところから大きな射程のミサイルを開発しているということなんですが、このスタンドオフミサイルも、私は国産化に舵切っていると思います。人認識の死体管誘導弾を能力向上いたしまして、後続距離を伸ばすことで、国産のものを改良、量産して配備するということが計画されているので、私はこれは国産に舵切っていると思っているんですが、ところが、今回注目されたのが、アメリカから日本がトマホークを購入するということだけに注目が集まってしまいまして、それで、象徴的な出来事として、アメリカが儲かるだけじゃないかという世論につながってしまっているなというのが、私が残念に思っているところなんですね。なぜこの度日本はアメリカからトマホークを購入することになったのかということを、ご説明いただきたいと思います。
29:19
お答え申し上げます。今般の防衛力の抜本的強化に当たりましては、今ご案内いただきましたとおり、スタンドオフ防衛能力を抜本的に強化するということにしているわけでございます。このスタンドオフ防衛能力でございますけれども、こちらにつきましては、隊員安全を確保しつつ、進行してくる艦艇や重力部隊等に対して、脅威圏の外から対処する。また、様々な地点から重層的にこれらを阻止排除できる、必要かつ十分な能力を保有するといった方針に基づいて整備していくものでございます。その上で、国産のスタンドオフミサイルを必要な数量整備するには、一定の時間を要するということがございますことから、この間に十分な能力を確保する。そのために、既に量産が行われておりますトマホークを取得するということにしたものでございまして、これらのミサイルの取得を並行して進める。そのことで早期に所要量のスタンドオフミサイルを整備していくということにしたところでございます。
30:19
はい。まさに国産のもので進めようとしているけれども、今配備するためには間に合わない。要は一刻を争うという緊急性があるから、今配備できる実績のあるものを購入したということだと思います。そのぐらい、やはり日本の南西諸島、スタンドオフ能力を確保するということが、日本の防衛にとって重要な局面であるということを国民に伝えていかなければならないと思います。そうした中で、この度日本はトマホークの前倒し購入を決めました。もともとブロック5を購入予定だったものを、前倒し購入では一つ前の型の機材であるブロック4を買うことになった。これに対して、やはり批判的な方からは、アメリカから片落ちの在庫を買わされているという批判もされるわけですね。これではないと、ちゃんと能力機能があるということをご説明いただきたいと思います。
31:29
お答え申し上げます。防衛省といたしましては、可能な限り早くスタンドオフ防衛能力を整備するべく、国産のスタンドオフミサイルにつきましては、2026年度から配備開始を予定しておりまして、それを行うものとして、トマホークについては、2026年度、そして2027年度に最大400発早期の取得を行うということにしていたところでございます。その上で、より厳しい安全保障環境を踏まえまして、スタンドオフ防衛能力の構築に向けて取り組みについて、さらに前倒しをして実施をする必要があるというふうに大臣がご判断いたされまして、その旨が事務方に指示をされ、国産スタンドオフミサイルについても、より早期の取得開始に向けて検討を行っているところでございます。トマホークにつきましても、米側と取得時期を早めるべく交渉いたしまして、日米防衛省会談においても議論されたところでございます。その結果、2026年度、それから2027年度にブロック5を取得する一方、ブロック5の一部をブロック4に変更して、投資予定よりも1年早く、2025年度から取得することにいたしたところでございます。ブロック5はブロック4に比べまして、通信方式が新しくなっているものの、断頭、誘導方式、射程などにつきましては、同等の性能を有しているところでございます。ブロック4とブロック5ともに、スタンドオフ防衛能力として、我が国を防衛するために十分な機能を有しているというふうに認識しているところでございます。
33:00
それだけ前倒ししなきゃいけないというぐらい脅威が迫っているという事実、そして、断頭の威力も射程距離も遜色ないものだということ、これはまさに木原大臣の英談だったと思います。もっと質問したかったんですが、木原大臣、しっかり頑張っていただきますようお願いいたしまして、私からの初心質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
33:33
中川博雅でございます。党員会では初めての質問となります。よろしくお願いいたします。日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しており、昨年末には安保関連三文書が閣議決定をされまして、反撃能力の保有が初めて盛り込まれました。我が党といたしましても、戦後長い間政策判断として保有してこなかったものを変更するものになるとして、丁寧な議論を進め、憲法9条の理念に基づく選手防衛を逸脱しない範囲で、反撃能力の行使は自衛権行使の一環であるということを明確にしました。日本の選手防衛ということは、いささかも変わらないということであります。今年3月9日の本委員会における我が党の加算委員の質問の際、当時の防衛大臣から、新たに反撃能力を有したとしても、武力攻撃が発生していない段階で、自ら先に攻撃する先制攻撃は許されず、それを行うことは、これは言うまでもないことでありますと答弁をいただいております。新たに、木原防衛大臣が御就任されたわけでございますが、この反撃能力を有しても、我が国は選手防衛を逸脱することはない、先制攻撃は行わないと、このことにつきまして、改めて確認させていただきたいと思いますが、大臣にお伺いしたいと思います。
34:53
中川委員から、御質問いただきました。改めて、選手防衛とは、相手から武力攻撃を受けたとき、初めて防衛力を行使し、その対応も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限る、など、憲法の精神に則った受動的な防衛戦略の姿勢を言うものであり、これは我が国の防衛の基本的な方針であります。そして反撃能力は、我が国に対する武力攻撃が発生し、その手段として弾道ミサイル等による攻撃が行われた場合に、武力の参考種の参用権に基づき、そのような攻撃を防ぐのにやむを得ない、必要最小限度の自衛の措置として、相手の領域において、我が国が有効な反撃を加えることを可能とするスタンドオフ防衛能力等を活用した自衛隊の能力と、国家安全保障戦略及び国家防衛戦略に明記しているところであります。どちらも相手から武力攻撃を受けた場合の必要最小限度の自衛の措置という観点で、整合しているわけでありまして、このように反撃能力は、憲法、国際法、国内法の範囲内で運用されるものであって、選手防衛の考え方を変更するものではなく、武力行使の参用権を満たして初めて行使されるものであり、また3月に、本島の加算委員が、当時の濱田防衛大臣に質問されて、答弁があったとおり、武力攻撃が発生していない段階で、自ら先に攻撃する先制攻撃は許されず、それを行うことはない、との考えに私も変わりはありません。
36:44
ありがとうございました。大臣に改めて確認をさせていただきました。昨年策定された新たな国家安全保障戦略においても、我が国の安全保障に関わる総合的な国力の要素の第一に、外交力が掲げられておりまして、外交力、すなわち対話が特に大事だと思っております。政府におかれましては、より一層これからも緊密な外交力としての対話を推進していただきたいと、強くお願いを申し上げます。そこで、各国との関係の強化でございますが、平和安全法制が制定されてからは、より多くの国との連携、協力が、この推進が加速されたと思います。現在、我が国では、同盟国や同志国との防衛協力と交流につきまして、ホイップというビジョンの実現に向けて取り組みを進めているわけですが、改めてその取り組みにつきまして、外務、防衛、両省からご説明をいただきたいと思います。
37:54
お答え申し上げます。本年3月、岸田総理がインドにおきまして、自由で開かれたインド太平洋、FOIPのための新しいプランを発表しました。これは国際社会を分断と対立ではなく、協調に導くとの目標に向け、歴史的転換点におけるFOIPの考え方や取り組みについて示したものでございます。その中で、FOIP協力の新たな4つの柱を示してございます。すなわち、第一に、平和を守るという最も根源的な課題への対処のあり方として、法の支配を重視すること。第二に、気候変動、食料安全保障、国際保険、サイバーセキュリティ等、幅広い分野をFOIPの中に取り組み、インド太平洋流の現実的かつ実践的な協力を推進すること。第三に、多層的な連結性の強化により、みんなが貢献する形での経済成長を目指すこと。第四に、海だけでなく空も含めた安全の取り組みを強化することでございます。FOIP協力を拡充するにあたりまして、官民が連動する形で各国のニーズに力強く応えていくことも重要でございます。例えば、ODAの効果的、戦略的な活用を推進し、日本の民間企業のノウハウ、技術などを活かした魅力的なメニュー作りを提案し、オファー型協力などを推進していきたいと考えてございます。政府といたしましては、このような取り組みを通じ、また、米国、ゴーシュ、インド、アセア諸国、太陽州、太平洋当諸国、韓国、カナダ、欧州など、多くの国々 とも連携を強化しながら、FOIPの実現に向け、さらに取り組んでまいる所存でございます。
39:37
お答えを申し上げます。FOIPについてでございますけれども、国家防衛戦略の方におきましても、同志国等との連携の強化を掲げておりまして、力による一方的な現状変更やその頃に対抗して、我が国の安全保障を確保するためには、同盟国のみならず、一カ国でも多くの国々と連携を強化することが、極めて重要である。そうした観点から、FOIPというビジョンの実現にする取組を進めていく、ということにしているところでございます。防衛省としての、このFOIPを実現に指す取組でございますけれども、これまでも各国との防衛交流、攻略交流といったものを取り組んでおりますほか、ハイレベル会談、実務者協議、多国間の国際会議、共同訓練、演習、能力構築支援、防衛装備、技術協力などの取組を推進してきているところでございます。今後とも、地域の特性や相手国の実情といった面を考慮しながら、円滑化協定、物品益務総合提供協定、防衛装備品技術移転協定等の制度的な組みの整備も含めまして、多国的、多層的な防衛協力、交流を積極的に推進していく感じが考えでございます。
40:53
はい、ありがとうございました。時間もないもんですから、最後に一問お伺いをしたいと思います。人への投資ということでございます。今回、防衛大臣の所信の中の大事な柱の一つとしまして、人への投資とございました。私も昔からお付き合いのある防衛協会の方にお話をお伺いしますと、近年の自衛隊の募集は、な かなか人が集まらず、ご苦労が絶えない状況が続いてきているということであります。防衛力を大幅に強化することが決まっている中、募集対象人口が減少する中で、多様な人材を確保するためには、採用制度の見直しも必要ではないかと考えるところであります。大臣の所信にあるように、全ての隊員が高い指揮と誇りを持って働ける環境を整備することは、重要な目標であります。そこで、防衛省自衛隊といたしまして、隊員の募集・採用体制の強化、人材育成、隊員の処遇の向上や、生活・勤務環境の改善等に、現在も取り組んでおられると思いますが、特に採用制度の見直しにつきまして、この点につきましてお伺いしたいと思います。
42:08
お答え申し上げます。少子化や労働人口の減少によりまして、我が国が深刻な人手不足社会を迎える中、民間を含め人材獲得競争は、より熾烈なものとなっており、防衛省といたしましても、強い危機感を持って対応しなければならないと認識しております。その中で、自衛官の採用制度につきましては、防衛力整備計画において、専門的知見を持つ外部の高度人材を取り組むため、柔軟な採用・投与を可能とする、新たな自衛官制度を構築することとしておりまして、現在最大5年の任期で、自衛官として採用する制度を検討しております。当該制度を可能な限り早期に実現することで、多様な人材の確保に努めてまいります。また、これまで新卒者を中心とした採用を行ってきたところでございますが、民間での経験を積んだ方を、来年度からキャリア採用幹部という形で募集・採用することで、転職市場の活動も重視してまいります。その他、ご指摘いただきました各種施策につきまして、あらゆる選択肢を排除せず、人的基盤の強化のため、有効な対策を講じてまいります。
43:25
ありがとうございました。「人は城」との格言もございまして、自衛隊員あっての防衛ですので、現状をしっかりとらえていただきまして、隊員の指揮が上がる環境改善に、ぜひとも取り組んでいただきたいことをお願い申し上げまして、以上で終わります。ありがとうございました。
44:11
えー、両大臣お疲れ様でございます。特に上川大臣、連日ですね、えー、外国訪問されたり、また、G7の外省会を等々で、えー、汗をかかれたりということだったと思います。えー、まずは、今申し上げたこのガザ地区をめぐるえー、中東情勢でございます。んー、今、あー、連日テレビでですね、イスラエル側が、あー、1400人くらい亡くなったと。おー、他方で、えー、パレシナ側が1万人を超えるえー、死者が出ている子どもも多いと、いう報道が、えー、ございます。ロシアのウクライナ侵略、これは、まあ、いわば、白黒がはっきりしている問題だと思います。ロシアが黒です。ですから、ある意味、んー、対処の方針は、えー、簡単なところがあると思うんですけれど、この、ガザ地区をめぐる情勢については、これ、2000年来の歴史を持つ問題です。どっちがいいとか、どっちが悪いとか、考えれば考えるほど、白黒はっきりできない、そういう問題という側面が少なくとも、私はあると思っているし、そのことを踏まえる必要があるというふうに考えております。したがって、まあ、生火の急は止めるっていうことだってこと、私も始まったときからずっと、おー、発言を求められれば言ってきたんですね。生火の急は止めることだということを申し上げたんですけれど、昨日ですね、G7の外相会合で、まあ、最大公約数だったんだと思いますが、人道危機対処で、戦闘の人道的救出を支持することで一致したと、いう、えー、表明がございました。んー、まあ、このことの、まあ、実効性、えー、これどう担保していくかということだと思います。報道によればですね、まあ一部ですけれども、双方とも一時的な戦闘の中断には合意する見通しだ、というような報 道もあるやに聞いてますけれども、今申し上げたことの実効性の担保について、まず伺いたいと思います。
47:02
おはようございます。おはようございます。この、イスラエル、そしてガザーを巡る、今の状況につきましては、ま、刻一刻と変化をしてまいりました。そして、今、あげればいいから、あの、お話のとおり、その状況については深刻度を増していると、こうした認識でございます。今晩のG7の外食会議におきましても、このことにどう対応するか、ということにつきましては、G7として一致した行動が取れるかどうか、ギリギリのところで議論をし、そして調整をして、その上での成果、文書として、今回発出したものでございます。今、テロの、ハマスによるテロの攻撃ということで、多くの犠牲が出たということに対して、また同時に、イスラエルのGKにもと、イスラエルの行動に基づく、様々な被害が、ガザ地区に深刻に及んでいるということ、この事実に目を背けないと、言われてはいけないと思っております。そして何としても、こうした状況を止めること、このことについては、G7の間でも共通の認識をすることができました。それが成果文書として、一つにまとまったということにつきましては、これは初めてまとめたものでございまして、大変大きな動きがあったと認識をしております。大切なことは、これをいかに実現をしていくか、まさにその行動をしていくということが求められておりまして、委員御指摘のとおり、これからG7の責任をもって、今の方向性に向かって力を合わせて、またG7のみならず、様々な国々と、そして中東の地域の国、さらには国際社会全体の中で、この実現に向けて、様々な形で働きかけを深め、そしてこの方向性が実現できるように、最大の努力を切れ目なく、日本としてもやってまいりたいと考えております。
49:32
イスラエルに強く影響力を持っているのは、誰が見ても米国です。ただ、米国だけではなくて、日本も含めてあらゆる努力をしなければならない。おそらく一時的な休止というのは、可能性としては私はあると思っています。ただ、その一時的な休止を、これは抜本的解決にはなりませんので、仮にそれができたら、次のステップの提選等に向けて、前進できるかどうかということまで視野に入れながら、この問題を見ていかなきゃいけないと思います。それで、今私自身が申し上げ、また上川大臣がおっしゃったように、とても結果が大事だということなんですけれども、この局面、結果をどう出すかということと同時に、私はもう一つ大事なことがあって、どうしても日本は中東の問題で、メインのプレイヤーにはなりにくいという側面が、知性学的にもあるような面があります。ですから、何ていうのかな、結果も大事なんだけど、結果だけではなくて、日本自身がどういう立ち位置で、どういうスタンスで、発言をしていくかということが、とても大事だと思うんですね。それは、実は、例えば南米だとか、アフリカだとか、といったグローバルサウス、さらには中東諸国も、いわば鋭く見ているというふうに、感じたほうがいいと思うんですね、この問題は。ですから、そのことを、まず上川大臣に、ぜひとも意識してもらいたいと思います。着任早々、大変だとは思いますけれども、これはすごく私は大事で、日本外交の地平を、広げることができるかどうか、の大事な局面だというふうに思っています。それで、日本の外交として大事なことは、いわば、シンプルに、日本の外交の座標軸を、ぶれずに、ダブルスタンダードじゃなくて、言い続ける、ということが、私は大事だと思っているんですね。じゃあ、日本の外交の座標軸ってなんだ、といったら、私は今回、国連の、9月の国連の岸田さんの、一般討論演説、読みましたけど、とても簡単明瞭で、いい演説だと思いました。そこにある意味キーワードが、明確に出ているなと思っていますけれど、これ通告したので、上川大臣は岸田さんの演説、どういうふうに読まれているか、キーワードは何だと思われているか、お答えいただけますか。
52:35
キーワードということで、ご質問がございましたけれども、あえてキーワードとして、一つ挙げればですね、人間の尊厳ということが、明確に謳われてきた、ということでございます。これに付随する形で、ということも、相互に連開しているわけでありますが、法の支配、 そして、人間中心の国際協力、こういった面、さらには、そうした文脈の中で、各軍宿と、このことにつきましても、触れられたところ、これがキーワードというふうに考えております。
53:15
私も全くその通りだと思っていまして、人間の尊厳と法の支配、というのがキーワードだし、日本外交の座標軸といっても、いいんじゃないかと思います。現に、上川大臣も、この安保委員会の大臣所信で、最初に言っているのが、法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を、維持・強化する。これがもう第一だ、という、少なくともニュアンスで、この所信を述べられているわけです。ですから、人間の尊厳と、法の支配というのを、言い続ける。言い続けるという意味は、全ての場所で、全ての人に、言い続ける。このことが、今すごく問われているのが、日本外交だと、私はそう考えているんですね。それで、お聞きしたいんですけど、日本の中東外交というのは、これまで全方位の外交だと、言われてきたわけです。最近は、新聞などは、バランス外交に不信しているとか、そういう言い方をしていますけど、言わば全方位なわけです。石油を、9割は中東に依存している、ということもあると、いうこともあって、そういうところがあるし、私自身も、20数年前ですけれど、大渕さんが団長で、パレスティナの選挙開始に、行ったこともありました。実際に投票所を回って、各地区を歩いて、パレスティナの方々に触れ合って、とても親日的だというのを、痛感しましたけれども、当時、大渕さんにも会いました。その後もまた、外交の担当しているときにも、パレスティナに行ったことも、ございました。そんな中で、この中東における、日本のこれまでの、全保育会校、Jリークの、農業団地を支援したり、してきたりもした、そのことを上川大臣としては、どう認識をし、どう評価されておられるのか、ということを、お聞かせいただけますか。通告しました。
55:34
我が国は、この中東におきまして、様々な国々と、等しく、またそれぞれの特色を持った、外交を積み重ねてきた、歴史がございます。このことを、私自身、今回G7の外食会議の、前の週でありますが、この今、もっかの大変重要な地域であります、イスラエルとパレスティナ、この問題にかかる当事者であります、イスラエルとパレスティナも、訪問をいたしました。さらに、その隣国であります、ヨルダンにも、行かせていただきました。先ほど、委員からおっしゃった通り、大変長い歴史の中で、積み重ねられてきた、様々な要素というものを、大変短い時間ではございましたが、この今、集約されている、フォーカスが当たっている、この地域の中で、極めて強く実感をしたところで、この国の中で、強く実感をしたところであります。同時に、その訪問をすることができたこと自体も、これまで、日本の中東外交、様々な形で、いろんな多様なレベルで、行ってきたこと、このことに対しまして、その外国からも、大変高い信頼と、そして有効の歴史があったということ、このこと抜きには、今のような動きは、できないということを、感じたところでもあります。その意味で、今回、中東の各国に対して、話をすることができる、アクセスすることができる、ということは、大変日本にとりまして、大事な役割を果たし得る、ということの裏返しでもあると、認識をしているところであります。日本独自のこうした立場を、最大限活用をさせていただきまして、短期的に言いますと、今回の人道状況の、改善、このことについて、しっかりと取り組むとともに、中長期的には、日本が一貫して、支持をしてまいりました、二国家解決、この方向に向けまして、イスラエル、バレスティナ、双方を含めます、関係各国、あるいは関係機関、こうしたところと、しっかりと働きを、きっかけをし、連携をして、この 文書にまとめ上げたことを、の行動を、一つずつ丁寧に、また迅速にしてまいりたい、というふうに考えております。
58:06
今のお話だと、これまでの日本の、中東における全方位外交を評価をし、それを最大限活かしたいと、こういうことだと、思います。問題は、活かしきれているか、という問題だと、思っているのです。つまり、例えば、上川大臣が、イスラエル、バレスティナ等を、訪問しているときの、例えば、イスラエル外相との対話と、ちょうど、米国の国務長官も、行って、ネタニアさんと、会っていたわけですけれども、そう言っていることが、変わらないですね。ほとんど変わらない。何が、アメリカの言っていることと、日本の言っていること、何がどう違うのか、私には、判別できないのですけれども、その点は、どういうふうにお考えですか。
59:14
様々な国が、様々な中東地域に対して、働きかけをしている、というのが、今の状況であります。私も、この事案が発生して以来、様々 な国々と、電話会談を重ね、また、最終的には、今申し上げたように、G7の外相会議の前の週に、訪問をさせていただきました。電話会談におきましても、一貫して、日本の姿勢を主張してきたところでありまして、この間、変わらず、変わらない立場で、あったところであります。他の国が、どのような考え方をしているのか、について、私の方からコメントすることができる立場では、ございませんけれども、そうした立場の部分も、明確に、G7の外相会議におきましても、単ない、そして率直な、意見交換をさせていただいた上で、そして最終的に、文書という形で初めて、まとまったところであります。先ほど来、このところを、一つの大きな土台にしながら、その実現に向けて、しかし、粘り強く、最終的な、中東の平和を実現するための取り組み、このことについて、知恵を絞り、また、関係する当事者、及び周辺の、非常に重要な役割を持つ国々とも、連携をしながら、取り組んでまいりたい、と思っております。
1:00:54
ロシアによるウクライナ侵略については、さっきも申し上げたように、力による現状変更で、我々の安保環境上、一番の懸念である中国も、はっきり言って、ずっと、じっと見ているわけで す。何が起きるのか。だから、これはもう西側として、日本も含めて、足並みをきちっと揃えなければいけない。そういう大テーマだと思います。今回の事案は、歴史があまりにも、欧米と違っていて、欧米はある意味、イスラエル建国に携わった歴史ですから、最大公約数で、G7として、足並みを揃えるということは、必要なんですけれども、でも時に、日本は日本として、踏み込むところは踏み込んで、言う。ということが大事な局面だと。ここをうまく判別して、外交をしないと、冒頭申し上げたように、グローバルサウスだとか、中東がどう見るか。アメリカと一緒じゃないか。というふうに、見る、あるいは見ている可能性が、私は今出てきている。というふうに思っているんですね。そもそも、このイスラエル、今回もちろん、ハマスの無差別テロ、避難されるべきだし、イスラエル自衛の権利ありますよ。でも、やりすぎでしょう。こうなってくると。正直。私はそう思いますよ。イスラエル軍やりすぎだと思います。イスラエル軍による地上戦、地上侵攻というのは、大量殺戮に繋がりかねない。結果として、ハマスを離することになりかねない。と、私は思っているんですね。回り回って、中国とかロシアを離します。これは。だから、そもそも、神川さんは、このイスラエルによる地上侵攻というものを、どういうふうに考えているのか 。どう評価しているのか。別に法的にどうだこうだと言っているのではないんです。やるべきなのか、やるべきじゃないのか。やるべきじゃないって、はっきり言うべきじゃないですか。これ、もう1,400人と1万人、そもそも、プロポーショナリティというか、均衡性を失していますよね。そもそも。そもそも失しているでしょう。そういうことに対して、日本の外務大臣が何の発言もない。法的評価も避ける。ということばかり言っていたのでは、変わらないじゃないかと。オウェートと。という感じになっちゃうんじゃないですか。
1:03:34
今回g7の外証声明におきまして 私は日本の立場ということについて明確に主張をさせていただきました そしてそのことについて多くの議論がございましたけれども最終 的にまとめ上げたところでありますこれはg7の議長国としての責任 の中で一つのボイスワンボイスでしっかりメッセージを出すこと それは極めて重要なことだというふうに思っております もちろん 媒の関係ということについてもこれは当然重要であると考えます しかしg7そのものの中でまとまっていないという状況このことについて はこれも極めて大きな影響を及すものだというふうに考えており ましてその意味で媒の関係そしてそのことを生かしつつまたこう したg7の一つのワンボイスでこの問題について対処するという力 ということにつきましても極めて重要であるこういう姿勢で今回 g7の外証会合に臨ませていただきました 昨日最終的な声明を出させていただきまして私記者会見をいたしたところ でありますがこの具体的に申し上げるところでありますがまずハマス 島のテレ攻撃を断固と して避難をすることそして人質の即時の 解放を求めることそしてガザに置きます人道危機に対処するための 緊急の行動をとる必要があるということ特に食料水医療燃料シェルター こうしたものを含みます人道支援そして人道支援の従事者のアクセス を可能とすることそして人道支援を促進するための人道的給付及び 人道回路を支持するということそしてさらに国際法特に国際人道 法の遵守が重要であることさらに紛争のさらなるエスカレーション そしてより広範な地域への拡大を防ぐ必要があるということまた ガザの持続可能で長期的な解決等に取り組むことや二国化解決 が公正で永続的で安全な平和への唯一の道であることなどについて 一致したところでございます国際的な社会におきましてこう した基本的な考え方にのっとりそして日本としてのこれまで取り 組んできた長い外交の資産そして信頼こういったことをベースに ねばり強く外交努力をさらに積み重ねてまいりたいと考えております 源馬謙太郎君 私は聞いたのは今おっしゃったg7外相会合で意見 を一致させるこのことは最大公約数で確かに大事なことですこれを 私は悪いと言っているわけでは全くなくてこれはこれで最大公約 数でまとまったんだからいいじゃないかとこれを踏まえて結果を出そう よこう言っているわけです冒頭申し上げたように 他方でやはり これは表に聞こえなきゃ意味がないんです中で主張したなんて言った って意味がない表で日本の外交が何をどういうスタンスで展開 しているのかどう主張しているのかということがまた一方で問わ れているということを今申し上げているわけですですから明確に 言うべきところは言わなきゃいけないということを言っているんですね 私がさっき申し上げたのはそういう意味でいわゆるイスラエルの地上 侵攻というのはすべきでないよねということは上川大臣はどう考えて いるんですかということを聞いたわけだしもう一つ今おっしゃった ラインで言うと国際人道法をはじめとする国際法の遵守が重要だこれは g セブンの話ですけれどもgセブンはともかくgセブンはともかくですよ 日本として今のイスラエルハマス私はイスラエルもハマスも双方 とも国際人道法に反する攻撃があるというふうに評価しますしそう 思っていますけれどもそういう
1:08:16
我が国におきましては今般の事案に対しまして全ての当事者が国際法に従って行動することを一貫して求めてきておりますイスラエルに対しましてもハマス島によるテロ攻撃を断固として非難した上で一般市民の保護の重要性まさに国際人道法を含む国際法に従った対応 等を要請してきておりまして先般私のイスラエル訪問におきましても私から公園イスラエル外相に改めて直接お伝えをしたところでございますその上でもっかの最優先課題はガザ地区の人道状況の改善であります状況につきましては深刻化の意図をたどっておりまして一般市民とりわけ未来のある子どもたち高齢者が被害に遭っていることに大変心を痛めておりますまたまずは同地域の一般市民に必要な支援が行き届くよう人道目的の先頭給仕及び人道支援活動が可能な環境の確保これをイスラエル側に求めておりこの点につきましても私らからイスラエルの公園外相に直接お 伝えをしたところでございます先ほど申し上げたG7の中でもそのようなことを申し上げ続けてまいりましたイスラエルパレスタ双方と友好な関係を築いてきたそして中東核兵器に対して話ができるという日本独自の立場を活用して短期的には人道状況の改善事態の鎮静化中長期的には日本が一貫して支持してきた二国家解決の実現に向けてイスラエルパレスタ双方を含む関係各国に対して働きかけを行っているところでございます
1:10:14
私が聞いているのは今御答弁があったので国際人道法をはじめとする国際法 を遵守せよとG7で言うのはわかりましたとそれで結構ですとただ日本として日本の認識として日本の外務大臣の認識としてイスラエルハマス双方にこれは国際人道法に反する攻撃がありますねこれ事務総長はありますねと言っているんですよきちっとあると私踏み込んだらいいと思ういやそういうところで踏み込まないとみんな見てますよってことを言っているんですアメリカと同じでしょうとイスラエル側に明確に立ったアメリカと一緒でしょうとアメリカと保持を合わせるときはすごい大事です同盟国ですしこの問題でも保持を合わせなきゃいけないときはありますもちろんだけど日本が独自認識を示さなきゃいけないところもあるんですねこの問題はすごく大事ですよこの局面はですから双方ともそれぞれの反撃は国際人道法に反するとそういう認識ですということでいいですねと聞いてます
1:11:18
イスラエル軍の行動につきまして今人道法にのっとってという話がありましたけれども法的評価をするということにつきましては差し控えさせていただきます原破君 だからそれではだめなんですねこれ一番基本的なところなんですねもう一つ聞きますよさすがにこれが言えなかったらちょっと終わっちゃうなと思うんだけどあの不法占領という現実がありますよねこの間のイスラエルのご承知のとおり1967年に国連アンポリ決議は前回一致でイスラエルのヨルダン川の西岸ガザの占領を違法とし撤退を求めましたアメリカも賛成しましたしかしイスラエルは残念ながら57年間アンポリ決議に背き続けているわけであります別にイスラエルが憎いからそういうことを言ってはいないし憎いわけで全然ないんですけどただ日本としてきちっと言うことは言った方がいいってことを言っているんですが日本もずっと不法占領だってこういうふうに言ってきているわけですけれども占領地での入職活動は国際法違反これ認識でよろしいですね
1:12:48
源馬君 だからそのことを言えるんだったらなんかハマスのことばっかりなんか言わないでイスラエルのことも日本の場合は国際人道法に追い立って言ったっていいんですよ何もいうことで信頼が高まるんですよむしろだからそのことの判断をよく外務省の幹部というか担当者としっかりしてここは日本は踏み込んだ方がいいなと思ったらアメリカは言ってないけど日本は踏み込もうとここは私のときもいろいろありましたよそういうときはだからここは踏み込もうというときはやはり踏み込むということが大事それ冒頭申し上げたように人間の尊厳と法の支配と言ってるわけですからなんでこの人道法のときだけ法の支配封印しちゃうということに結果としてなっちゃうじゃないですか日本もダブルスタンダードだなと見られかねないだからシンプルに基本的に日本はなるほど日本の外交の座標軸を言い続けてるなとなるほどなっていろんな国が特診するような外交を私はしてほしいんですだからこの局面はすごく大事ですG7まとめたことは私一定の評価しますだけど日本の独自のスタンスそのこと立ち位置というものを通じて具体的に何を発信したら信頼が得られるか特にいわゆ るG7以外の国々から信頼されるそれはグローバルな課題がこれからたくさん出てきてますというか既に出てますそれを日本が主導的に役割を果たして解決していくためにはとても大事なことになります日本はあの時も一貫して同じことを言い続けたなとどこでも誰に対しても一貫して同じことを言ったということが生きてくる私はそのことを言いたくてずっとこの問題を今日は取り上げてきたということでございますですからアメリカのメディアは今イスラエルの不法占領を伝えません全く伝えません一方でアルジャジーランなどのアラブ系は不法占領こそ戦争の原因だと毎日やってるわけですから日本はある意味そこはニュートラルな立場きちっとやっぱり言うべきところは言うそういう姿勢を貫いてほしいんですけれどいかがですか
1:15:10
先ほど私の方からこの間の日本としてのスタンス姿勢について申し上げたところでございますその姿勢に基づいてこれからも活動して行動してまいりたいというふうに思っております日本の独自の外交という形で倍の会談あるいはマルチの会談におきましても忌憚なく申し上げてきたところでございますまた対外的にもその旨の発表もしているところでありますこうしたことを粘り強く丁寧にしっかりとまた迅速に積み重ねてまいりたいというふうに思っております
1:15:50
何度も申し上げるのはやめますけれどもぜひシンプルに同じことを言い続けるしかもそれは中で言うだけではなくて表に発信しなければ他国は分かりませんから他国はですから他国にも分かるように発信するという局面ではないかというふうに思いますのでよろしくお願いを申し上げたいと思いますもうほとんどこの問題で終わってしまいましたけれどもウクライナの支援で特に気になるのは大陸制裁が効いていないこれがとても気になりますモスクワから帰ってきた人たちからいろんな状況を聞くんですけれどもモスクワの市民の生活変わっていないと食料もあると物価も上がっていないとこういうのですね日本車が中国車に変わったと半導体は古いのを使いましているとこういうレベルなんですね弾薬は最近中東に流れているとこういう感じなんですけれども中東となる西側の方ですけれどもこれは対路制裁はほとんど効いていないんじゃないかという感じもするんですけれどもどういうふうに認識をして制裁効果が出るような対策を打ちますか
1:17:18
まずロシアによるウクライナ侵略でありますがこれは力による一方的な現状変更の試みでありまして欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹これを揺るがす貢献であると考えておりますそのような行動には高い代償が伴うことを示していくということが極めて重要と考えております制裁の効果ということでご質問でありますがロシアが発表した昨年のロシアの経済成長率これはこれまでプラスでありましたがマイナス2.1%となるなど我が国を含む各国の制裁措置は一定の効果が出ていると考えておりますまた1日も早くロシアが侵略をやめるよう引き続きG7をはじめとする国際社会と連携して厳しい制裁を講じてまいりたいと考えております
1:18:16
中国とかインドとの貿易がむしろふえているというところがあるでしょうからなかなか難しいということだとは思いますがこれは支援疲れをしっかりエンカレージするということは日本にとって大変大事なことだと思いますプーチンの希望は西側の団結の乱れだと思いますのでそういう意味ではこの間昨日とといか外省できちっと改めて一致できたのはよかったのではないかと思っております
1:18:57
今日は質問できなくて失礼いたしましたが安保委員会なのでいずれまた機会があると思いますどうしても今パレスティアの問題が賞味の給だったのでお許しをいただきたいと思いますどうもありがとうございました
1:19:22
立憲民主党の渡辺でございます今の現場委員の質問のですねちょっと流れでちょっと通告した順番を入れ替えてですねお尋ねをしたいと思いますこの委員会でですねあるいは本会議場でも何度か指摘し続けてきたんですけれども日本タバコ産業JTがですねロシアの子会社を運営をしておりましてこのロシアのですね国に対し て私当時3000億円以上の納税をしているということを指摘しましたそれは事実としてここに来られた参考人の財務省の方もお認めになられたんですけれどもねその8月の24日でしょうかそのやりとりを知ってかどうかウクライナ政府はですね8月24日に最大の投資家で主要な納税者だと多額を納税し侵略国の経済を支えているとしてですね戦争支援企業として日本で唯一不名誉なことにこの日本タバコ産業以下JTと言いますけれども名指しで発表したんですねご存知の通り日本タバコ産業の筆頭株主は3分の1以上の株を持つ財務省日本政府であります今上川大臣もロシアによるウクライナ侵略は国際秩序を脅かす傍挙と所信でも述べていらっしゃいますし高い代償を払うことになると言うけれども高い代償どころか納税してきているんですねこの問題についてずっと指摘してきたんですが本会議でも鈴木財務大臣は民間企業であるからと云々と言っていますけれどもG7のこの外省会合でロシアへの厳しい制裁とウクライナへの強力な支援ということを引き続き確認をしたというですね
1:21:38
このことについてですねどのようにお考えかまず冒頭伺いたいと思います
1:21:49
この強力な制裁を引き続き課していくということについてはこれはG7で共通した認識でございます引き続きこうした方向でしっかりと取り組んでまいります
1:22:04
ですからJTA日本政府が筆頭被る市の日本タバコ産業がロシアで税金を納めているウクライナの言い分によると5200億円だと戦闘技100機分に相当するんだとこれを日本の国の株主であるですねJTがロシアに納めていてそれはどうですかとはどう思いますかという ことを今私伺ったんですが大臣いかがですか
1:22:36
まずですねJTの子会社でありますJTIこれがウクライナの国家負配防止庁が発表した国際的な戦争支援企業リストに掲載されましたJTグループのロシア事業につきましては現下の情勢を踏まえまして既に審議の通しまたマーケティング活動等を停止しており現在同社のグループ経営からの分量を含めた選択肢の検討が行われているものと承知をしております一つずつの事態に対してどう取り組んでいくのかそれぞれの企業の中の真剣なご判断をしているというふうに考えております
1:23:20
民間の純粋な民間の企業であるならばそれは刑法審や株主の判断なりあるいは企業の刑法審でさまざまなことはあり得ると思うんですただJTは筆頭株主が日本政府なんですねそれでロシアの暴棄を許さないと高い代償を払うことになるウクライナを支援するといっても日本政府は間接的にロシアに納税という形で支援をしているではないかとこれはやはり否めない事実で ありますからこれはぜひ政府の中で共有をしてこのやりとりについて細かいことについてはこれまでも言ってきていますから私の過去のこの委員会での質問やあるいは本会議場での議事録を読んでいただければと思うんですけれどもまさにこの筆頭株主の企業が日本政府が筆頭株主だとこの企業が戦争支援企業と言われているわけなんですね今後ウクライナの復興会議を立ち上げてウクライナの官民を挙げての復興に協力をするという反面でロシアに対しては納税をしているとこんなですね分かりやすい矛盾はないわけでございますしかも今後タバコ税をですね上げて防衛増税にするんだとタバコをロシアで売って税金を収めておいてそのタバコで日本からそのロシアは脅威だと言ってですね増税するというのはどう考えたって規制者でなくてもちょっとこれ理解できない話なんだこれ本当にですね政府でぜひ共有をして実際日本タバコ産業もロシアによるウクライナ振興が始まったときに株主総会で事業の撤退も含めてあるいは休止も含めて検討していると言って今みたいにお答えになっているんですよそこから更新されていないんですけどねつまり新規の投資はしていないけれども今まで通りにやっていてむしろタバコのシェアはどんどん広がっている当然その株、筆頭株主ですから配当は国に日本の国に入るとよもやその配当が欲しいがためにですねロシアに納税をしていることは目をつぶっているとは考えたくはないんですけれどもそこはぜひ政府で共有したいとしていただきたいと思いますぜひ防衛大臣にもお伺いしたいです今その防衛大臣もですね所信の中でとにかく力による現状変化はもう認められない許されないここまでやっぱりロシアの脅威は一定だからこそ我が国を取り巻く安全保障環境はますます厳しさ募っていると言っているそのロシアに対して我が国のですね関与する企業が我が国の政府が株を持っている会社が多額の納税をしているということは最大の矛盾だと思いませんかこれ政府内で共有してやっぱり休止するのやめさせるべきじゃないですかいかがですか
1:26:36
渡辺委員御指摘のようにそのウクライナ政府が本年8月に日本タバコ産業株式会社の子会社について戦争支援者のリストに追加した旨を発表したということは私も承知をしておりますこの日本タバコ産業株式会社の事業についてですね私が防衛大臣として見解をお答えすることはなかなか所感ということもあってですね差し控えたいということは今御理解いただけると思うんですが先ほど政府として共有していただきたいというそういう御要望については我が国としては一刻も早くロシアが侵略をやめるようにというような方向性を打ち出しているところであり引き続きこういったことは上川大臣が答弁されましたけれどもG7をはじめとして国際社会と緊密に連携していかなければいけないというふうに考えております
1:27:43
G7と連携しなくてもですね我が国が判断できることなんですそれは我が国がですねそのJTがやるということやっぱりJTもですね多分困っていると思うんですよ今のところ狭間に立ってしかし筆頭被るしがですねそうだという方向性を出せばおそらく事業の休止なり中止なりできるのかなと思いますがそれはね残念ながら我が国の判断だと思いますですからそこはねぜひ問題意識を持っていただきたいと思いますもう一点これは4月19日の財源確保法のときにですね合同審査にて我が党の階猛議員が令和4年度末の国家公務員協会の中国国債への投資残高をめぐって質疑をしましたそのときですね政府参考人は8.3兆円ある年金運用資金の原資となる厚生年金保険料の22.7%が自衛隊員を含む防衛省関係者であるということはもう正式に答弁しているんですねそのときに階議員は防衛省関係者の年金資金が軍事力強化につながりかねない中国国債の投資に向けられているのはおかしくないかということを質問したんですけれども当時の濵田防衛大臣は運用については諸考えであることからお答えは難しいとそれはそうです今まさに防衛大臣がおっしゃったとおりそれは承知で私も聞いていますがとしつつもですね我々もこの運用の流れを承知しているわけではありませんのでご指摘をいただいたことを踏まえまた対応を考えたいというところで終わっているんですが大臣に変わっちゃいましたぜひとも木原大臣はこうしたですね引き継ぎとして防 衛省自衛隊の関係者のまさに年金が中国国債に当てられているということについてこれはいかがお考えでしょうか何かしらそういう問題意識は前濵田大臣から引き継がれたのですそれについては確認ですお答えください
1:30:07
もう委員は御承知の上でですね御質問いただいていると思いますので前段はもう省略をいたしますが所管省庁である財務省から私はしっかりと聴取をしたところでありましてその結果個別の投資商品の取扱いを含めてその運用は国家公務員協債を含む管理運用主体に委ねられておりまた法制上特定の発行体の再建を投資対象から除外する等の指示はできないというふうに聞いております繰り返しになりますが国家公務員協債いわゆるKKRにおける年金資金の運用保護については防衛省としてお答えできることは現時点では以上ということになります
1:31:11
防衛大臣は所信で中国の対外的な姿勢や軍事動向等は我が国と国際社会の深刻な懸念事項であるまたこれまでにない最大の戦略的挑戦と言っているわけですねやはり先ほどロシアのJTの納税ではないけれども同じようにその国に防衛省関係者自衛隊の方々も含めた保険料が間接的に貢献しているこれは政府否定していませんから平たく言えばですね脅威だとか懸念だとか言っている