19:30
これより、会議を開きます。この際、小森総務大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。
19:40
総務大臣政務官を拝命いたしました小森拓夫でございます。皆様方の格段のご指導をどうぞお願いいたします。小森拓夫でございます。皆様方の格段のご指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。行政の基本的制度及び運営並びに、温泉に関する件、地方自治及び地方絶在性に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について 調査を進めます。この際、お諮りいたします。各県調査のため、本日、政府参考人として、南国府地方創生推進室次長、佐々木 勝次郎さん、デジタル庁審議官、安倍智明さん、デジタル庁審議官、坂木 原 武さん、総務省大臣官房総括審議官、湯本 博信さん、大臣官房地域力創造審議官、山越信子さん、行政評価局長、菅原 臨さん、自治行政局長、山野 健さん、自治行政局選挙部長、笠木 貴則さん、自治財政局長、大沢 博志さん、自治税務局長、池田 達夫さん、国際戦略局長、田村 康夫さん、総合通信基盤局長、今川 拓夫さん、サイバーセキュリティ統括官、山内 智雄さん、消防庁次長、小見 祐一さん、法務省大臣官房審議官、松井 信和さん、厚生労働省大臣官房審議官、檜原 智美さん及び厚生労働省社会援護局、 障害保険福祉部長、平道 里さんの所責を求め、説明を聴取したいと存じますが、 御異議ありませんか。御異議なしと認めますよと、そのように 決しました。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。
21:45
皆様、おはようございます。今国会、党委員会の与党筆頭理事を務めます 住民党の田中良生です。円滑な委員会運営、そして国会の機能を しっかりと発揮できるように、多くの筆頭、理事と協議を重ねて、そして 国民生活に資する総務関連の施策の実現に努めていきたいと思います。どうぞ皆様よろしくお願いしたいと思います。まずは、鈴木淳司総務大臣、 御就任おめでとうございます。鈴木大臣とは10年ほど前になりますでしょうか。大臣が住民党の経済産業部会長だったとき、 その後ですね、部会長を私が引き継ぎましてですね、経済政策について、いろいろと御指導を いただいたものであります。総務省のキャッチフレーズ、御調べてきました。暮らしの中に総務省と、国民生活、暮らしが第一、 国民生活を支えている役所であるということであります。まさに国を治めと、そして民の苦しみを救う、 まさに、経済、催眠と言えるものか。経済にでもしっかりと精通した鈴木大臣、 ぜひ総務大臣として、そういう観点からも、 御活躍、期待するものであります。さて、今日はですね、幅広い所感を持つ 総務省に対しまして、まずは、物価高騰対策、あるいは地方財政、 地方制度調査会、そして生成AI等と、質疑をさせていただきたいと思いますので、 どうぞよろしくお願いしたいと思います。まずは、物価高騰対策についてであります。ロシアによるこのウクライナ侵略、 あるいはパレスチナでの戦闘、またコロナ禍によってもたらされました、 この世界的な物価上昇、急速な円安、そしてエネルギー価格の上昇、これはもう国民生活、 住民生活はもとよりですね、地方自治体の財政運営にも多大な影響を及ぼす、 こういう状況にあります。物価高騰によって生じるこの課題、 これはもう地方自治体によっても様々なものであります。住民や事業者の苦しい状況、あるいは施設管理等によって かかる様々なコスト上昇、これ各地方自治体大変苦しい、厳しい状況に あります。各自治体はですね、重点支援地方交付金、 これを活用いたしまして、低所得世帯の支援ですとか、 あるいは中小企業に対するエネルギー価格支援、公共施設にかかる、この高熱などの支援、 それぞれ様々な物価高騰対策、これを実施しているところでありますが、 特にこの燃料価格、これが高止まりしている中にあって、必要に応じてですね、生活困窮者への投入、この購入支援、あるいは農業、漁業の従事者への燃油、 この購入費の支援など、継続して実施していく、こういう必要があろうかと考えます。このような状況下にあって、総務省として、 この地方自治体独自のですね、現有価格ですとか物価高騰対策、 どのように支援をしていくのか、お考えをお伺いしたいと思います。
25:22
おはようございます。現有価格、物価高騰対策につきましては、 今般の総合経 済対策におきまして、内閣府の所管ではありますが、 地域の実情に応じて柔軟に活用できる、重点支援地方交付金を、5000億円でありますが、 追加することとされております。また、現有価格の高騰に沿って生じる課題は、 地域によって様々でありますので、地方自治体がそれぞれの地域の実情に応じて、 対策を講ずることが重要であります。このため、総務省におきましては、 生活困窮者に対する遠い交流用費の助成など、地方自治体が独自に実施する 現有価格高騰対策に対しまして、特別交付税措置を講ずることをしております。今後とも、地方自治体の状況を丁寧にお考えしながら、財政運営に使用ができるよう、 生じないように適切に対応してまいります。
26:11
年有高騰とかもそうですね、 生活困窮者が困っている状況にあります。各自治体、いろいろな年有対策の アイデアもあろうかと思います。こうした講じ例なんかも、どんどん各自治体にも 普及、訴求、PRをしていっていただきたいと思います。続きまして、地方財政についてお伺いいたします。令和6年度に向けては、GXやDX、人口減対策ですとか、地方経済の活性化、また子ども子育て支援、 防災減災事業と、地方が地域の実情に沿った 決め細かい行政サービス、これを担えるように、やはり地方が自由に使える一般財源、この確保、 総額確保、これが大変重要になってくるわけであります。そんな中、来年度からは、 法改正におりまして、この会計年度、 任用職員の勤勉手当、これを支給することとされております。また、もちろん、常勤職員の給与も、人事委員会の勧告に沿って 大きく引き上げていかなければなりません。地方公務員の給与のあり方、これ自体はもう、 地域経済にとっても、私は大変重要な資金であろうかと思います。これらの財源もしっかりと確保していく、 そうした必要があろうと考えます。地方からは、とりわけ、この地方交付税の総額確保、 それと併せて臨時財政対策債、臨済債の発行抑制などについて、 強い要望がなされていると思います。令和6年度の地方財源の充実強化に向けた、 大臣の所見、これをお伺いしたいと思います。
28:03
社会保障関係費や人件費の増加が見込まれる中で、 地方自治体は子ども子育て政策の強化など、さまざまな行政課題に対応していく必要がございます。令和6年度の地方財政対策に向けましては、 こうした行政サービスを安定的に提供できますように、必要な一般財源総額をしっかりと確保してまいります。その中でも、地方交付税総額を適切に確保し、 臨時財政対策債の発行を抑制できますように、取り組んでまいります。以上です。
28:35
内閣、そしてまた岸田総理も、物価の上昇を上回る賃上げというこ とを 訴えているわけであります。そんな中で、やはり地方公務員の給与も、 大きな地域の指針になろうかと思います。そういった意味で、しっかりと交付税の総額確保に 努めていただきたい、お願いしたいと思います。続きまして、第33次地方制度調査会の議論について、 お伺いしたいと思います。地方文献一括法によりまして、国と地方の関係、 これはもう対等協力の関係と変わったわけであります。住民に身近な行政は、できる限り地方自治体に 委ねるということとされました。それから約四半世紀が経ちました。地方自治体が地域の実情に応じて、 住民ニーズにきめ細かく対応できるように、地方文献改革が進められてきたわけでありますが、 これまでの成果をどのように評価しているのでしょうか。これをお聞きしたい。それとまた併せて、現在、政府の地方制度調査会では、 この新型コロナウイルスの感染症への対応、例えばダイヤモンドプリンセス号の横浜所管による、 国と地方との管理、所管関係、こうしたもの、いろいろな問題も生じました。また、近年の災害の激甚化などを踏まえ、 今後、いつ生じるかもわからない、こうした新たな国民の安全に重大な影響を及ぼす事態への対応が、 議論されているところであります。そして、人口減少が急速に進む中、社会全体のDX、 これの進展を踏まえて、自治体の定型的な業務、 これもできる限りデジタル化をすると。そして、創意工夫を要するような業務への経営資源のシフト、人材のシフト、今後、そしてまた、ますます重要となるだろう、 情報セキュリティ確保について、様々な議論が行われているところであります。こうした議論に対して、今後、総務省として、 どういうふうに対応していくのか、大臣の認識をお伺いしたいと思います。
31:04
平成11年に地方分権一括法が制定されて以降、 国から地方への権限以上が推進されるなど、実際の自立性を高める地方分権改革は、 着実に進展してきたものと認識をしております。他方で、今般の新型コロナウイルス感染症対応につきましては、個別法の規定では想定されない事態が相次いで発生したことから、国と地方の役割分担等について、 課題が指摘されたことであります。これを踏まえて、第33次地方制度調査会では、現行の地方自治法における一般ルールを尊重しつつ、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における、国と地方の役割分担や関係をどのように考えるかについて、 議論されております。また、DXの進展を踏まえた対応につきましては、行政手続において、オンライン手続や書かない場面を増やし、職員等のリソースを相談業務等にシフトすること、情報セキュリティの確保につきまして、実際における対策の実効性を担保する方法などについて、 議論されております。答申がとても頼りたいのちには、総務省としまして、答申の趣旨を踏まえて、適切に対応してまいりたいと思います。 以上です。
32:15
もちろん、自治体の独自性を束縛するものではありませんが、緊急事態、あるいは不足の事態、こういう時に対応する国と地方との役割分担、この辺をしっかり、また、あらゆる盲目を想定した政策の策定づくり、これをぜひともお願いしたいと思います。次に、生成AIに関する国際的なルール形成の取組について、お伺いしたいと思います。昨今、チャットGPTに代表される生成AI、これが登場して、今後の世界に劇的な変化をもたらすという期待が高まっていくところです。しかし一方で、さまざまな課題も指摘されています。今年5月のG7広島サミットにて、岸田総理のリーダーシップによって、広島AIプロセスが立ち上げられたところです。その後も、9月のデジタル技術革命級会議、また10月の京都でのIGF、こうした機会を通じて、我が国は積極的に世界に働きかけて、AIに関する国際的なルール形成をリードしていく、こういう状況にあると認識しております。また、先月30日には、広島AIプロセスの成果として、AIの開発者を対象とする国際指針、あるいは行動規範、これが公表されて、G7の首脳声明でも歓迎の意が表明されたとお聞きしております。たまたま今日の指名に、この生成AIの開発に関して、第三者機関が認証する制度の創設ですとか、外部監査の実施、こうしたものを検討する、要はサービスを提供する際の規制を強化する方向で調整を進める、こんな記事もありました。何としても今後ともでも、我が国がやはりこのAIに関しては国際ルール、これを主導していくということを期待するところでありますが、総務省としてこの広島AIプロセスにおけるこれまでの成果、これをどう受け止めて、今後どのように取り組んでいくのか、総務省の見解をお伺いしたいと思います。
34:41
御質問にございましたように、今般、広島AIプロセスの国際指針、そして国際行動規範が取りまとめられたところでございます。これにつきましては、我が国が主導してまいりました、生成AIの国際的なルールづくりを、より一層前に進めるものでございまして、大きな成果であるというふうに考えております。今後でございますが、首脳生命での支持を踏まえまして、指針をAIの開発者にとどまらず、すべてのAI関係者を対象としたものに拡充するなど、広島AIプロセス包括的政策枠組みを、年内に策定することを目指しております。これらの成果を現実のものとしていくためには、G7の政府のみでなく、G7以外の政府をはじめ、より幅広い関係者と対話することが重要だと考えております。こうした場として、御指摘もございました、先月のIGF京都2023、そして先週、英国で開催されましたAI安全性サミットといったような場がございます。私も参加させていただきまして、広島AIプロセスを通じた我が国の取組について、発信をしてまいりました。今後も日本として、AIに関する国際的なルールづくりを主導してまいりたいと考えております。
35:57
ぜひとも、この生成AIに関しての国際ルール、これはもう日本がリードシップを取って、そして進めていく、そういう政策をお願いしたいと思います。最後に一点、インターネット上の誹謗中傷対策についてお伺いしたいと思います。SNSの普及というのは、今、社会経済活動、あるいは日常生活、今、大きな役割を果たしております。しかし一方において、例えばスポーツ選手がミスをしたり、大量の誹謗中傷投稿が行われて、また一般人の投稿も炎上する、こういう社会問題化もあります。この誹謗中傷に関する相談を受ける違法有害情報相談センター、この相談件数も、令和4年で5745件、高止まりしている状況にあります。まさに深刻であります。こうしたインターネット上の誹謗中傷対策について、総務省としてどういうふうに対応していくのか、今後どういう対応をお伺いしたいと思います。渡辺総務副大臣、時間が来ております。簡潔にお願いします。人を傷つけるような誹謗中傷というのは、インターネット上であろうとなかろうと、決して許されるものではないと考えております。総務省では、インターネットの上の誹謗中傷に対しましては、令和2年9月におきまして、取りまとめた政策パッケージに基づいて、関係府省や事業者との連携をしながら取り組んでまいりました。具体的には、誹謗中傷を行った発信者の情報開示につきまして、簡易な裁判手続を可能としました。また、プロバイダー責任制限の改正 や、プラットフォームの事業者による具体的な対応の促進、さらには、ICTリテラジー向上のための答弁活動や、相談体制の強化など、総合的な対策を進めてまいりました。一方で、インターネット上の誹謗中傷は、以前深刻な状況であります。その拡散を防ぐためには、プラットフォーム事業者による迅速な対応が必要であるという認識が浮き彫りになっております。こうした課題に対しまして、総務省としては、昨年12月、新たにワーキンググループを設け、集中的に議論を行ってまいります。本ワーキンググループにおける議論を年内に取りまとめる予定でございます。その取りまとめを踏まえて、インターネット上の誹謗中傷に対して、有効な取組を進めてまいります。
39:03
はい、よろしくお願いいたします。時間です。終わります。
39:24
おはようございます。公明党の中川康裕でございます。今日、質問の機会をいただきまして、大変ありがとうございます。今日、大臣所信に対する質疑ということで、鈴木大臣にどうぞよろしくお願いを申し上げます。では、早速質問に入ります。はじめに、平成6年度の地方財政について、2点お伺いをいたします。最初に、子ども未来戦略方針の加速化プランの地方負担分についてお伺いいたします。大臣は、先に述べた大臣所信の地方財政の講義をきまして、令和6年度の地方財政については、子ども子育て政策の強化など、様々な行政課題に対応しつつ、あえて、行政課題のトップの0時に、子ども子育て政策を上げられ、特出しをされております。また、総務省が本年8月に示しました、令和6年度の地方財政の課題では、子ども子育て政策の強化は、国と地方が車の両輪となって取り組むことができるよう、子ども戦略方針等を踏まえ、地方財源を適切に確保すると明記をしていただいております。これは、本年6月に政府において決定をされました、子ども未来戦略方針に示された、今後3カ年で集中的に取り組む、この加速化プランにおいて必要となる財源。具体的には、3兆円半ばのうち、地方負担分と必要となります、この約3分の1の1兆円余りを指しての表現かと思います。そこで、鈴木大臣に伺いますが、この子ども未来戦略方針の3カ年加速化プランで必要となる財源については、今後、年末に向け政府において議論されるものと、私は承知をしておりますが、この新たな地方負担分については、過度に地方に負担を与えず、政府をはじめ関係省庁が連携を図る中で、国においてこの適切に対応されるべきと考えますが、いかがでしょうか。大臣の決意も含めたお考えをお伺いします。
41:09
ありがとうございます。少子化は、我が国の社会経済全体に関わる、先送りできない重要な課題であると認識をしております。子ども子育て政策の強化は、委員御指摘のとおり、国と地方がこれらの要領となって取り組んでいくときでありまして、6月に閣議決定されました、子ども未来戦略方針には、過疎化プランの地方財源につきましても、検討することが盛り込まれております。今後、総務省としましても、地方の意見を十分に踏まえず、関係省庁とも連携をし、予算編成課程を通じて、地方の財源が国に取り組んでまいりたいと思います。
41:41
ありがとうございました。具体的にはこれからの議論だと思うんですが、やはり地方がここすごく注視していると思うんですね。やはり地方負担分、大体1兆円ぐらいと言われていますが、これがですね、やっぱり地方にそのまま負担として新たに行きますと、現在やっぱりこの、単費で行っている地方の様々な施策があります。ここに影響する可能性があってですね、今まで地方でできてたものが今後できなくなる。こういったですね、やっぱりこの、逆行するようなこともあるのではないか。私はここを危惧するわけでございますので、この地方を担う大臣としてですね、ここは特段のですね、お取組をよろしくお願いしたいということをお願い申し上げます。2点目に、所得税の減税による地方交付税の影響、ここについてお伺いをいたします。先週2日に閣議決定をされました、デフレ完全脱却のためのこの総合経済対策では、物価高から国民生活を守る新たな支援策として、主に現役世代や中間所得層に対する所得税、住民税の減税と、低所得者の方を対象とした寄附支援策、これが示されております。また同時に、この減税によって生じる個人住民税の減収額は、全額国費で負担することが明記されるのとともに、地方自治体の自分についても配慮する、このように示されているところでございます。私はこれら表現について、これから実質的にその自分を担う地方にとっては、大変重要な内容であると感じておりまして、この文言を評価する一人であります。しかし、今回の経済対策の中には、所得税の減税による交付税法定率分、33.1%ですね。この地方交付税の減収分については、これは明記をされておりません。確かに、これら税制の議論の詳細については、今後与党税制調査会、ここで決定されていくもの、このように私も承知をいたしておりますが、この所得税の減収による地方交付税の影響は、今後の地方の財政運営にとって、大変大きい影響があると考えます。この減収分についても、住民税同様、 できれば国費で補填するべき、こういった方向性を出すことが重要じゃないか、このように思うわけでございますが、地方の財政を担う大臣のお考えをお伺いします。
43:47
今般の総合経済対策では、納税者及び配偶者を含めた扶養家族一人につき、令和6年分の所得税3万円、令和6年度分の個人住民税1万円の減税を行うこととされております。税制についての詳細は、今後与党税制調査会において、お議論されるものと承知しております。なお、総合経済対策におきましては、個人住民税の減収額は、全額国費で補填されることとしております。また、所得税の減税を行った場合の地方交付税への影響につきましては、地方の財政運営に支障が生じない、年末に向けて財政統計をしっかり十分協議してまいります。以上です。
44:27
ありがとうございます。この件については、既に参議院予算委員会等でも質問が出ているところでございますし、さらには大臣の閣議後の記者会見でも、おっしゃっていただいてまして、今、大臣がおっしゃっていただいたように、地方の財政運営に支障が生じないよ、というようなお話をしていただいております。これは、やはり年末に向けては重要な観点だと思います。橋本減税のときには、やはり地方負担分は地方で、みたいな形になったんですが、なかなか、やはり今、地方の財政状況が厳しい。これは、大臣が一番ご存じだと思いますが、そういった中で、やはりこの地方に影響を与えない議論を、大臣先頭に行っていただくこと、これは非常に大事だと思っていますし、我が党も、しっかりと応援をしてまいりたい、獲得をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。続きまして、地方議会のあり方について、今日は一点お伺いをさせていただきます。大臣は、さっきの所信の中で、これまで総務大臣政務官、さらには総務副大臣を歴任されるのとともに、平成3年に議席をいただいた瀬戸市議会が、自身の政治家としての原点である、というふうに述べられております。この大臣の思いをストレートに述べられた、この御発言は、まさしく地方行政や地方議会を担う、総務省を所管する総務委員会の委員の一人として、また同じく、私も地方議会出身者の一人として、大変うれしいものがあります。その地方議会出身者の鈴木大臣に、今回はあえて、その地方議会のあり方について、お伺いをしたいと思います。先の通常国会におきましては、第33次地方制度調査会からの答申 を踏まえ、多様な層の住民の地方議会への参画を促す、との観点から、地方議会の役割や、議員の職務について明確化を図る、との地方自治法の改正がなされております。具体的には、これまで法第89条において、普通地方公共団体に議会を置く、とのみ、規定されておりましたものが、今回の改正では、新たに議会の位置づけの追記や、議会が果たすべき役割、責任の規定、これが明記されました。これ、地方議会にとっては、大変にうれしい話でございました。そこで大臣に伺いますが、私は今回のこの改正は、地方議会並びに議員の位置づけにとって、大変大きな変革であり、改革であり、今後の議会の堅能や権限の強化、これにつながっていくものと期待をしておりますが、同じく地方議会出身者である鈴木大臣に、今後の地方議会の役割及び在り方について、その御所見、または思いをお伺いしたいと思います。
46:58
私もスタートが瀬戸知事会でありましたし、中川先生は、横海知事会、まさに地方議会出身でありますので、その思いは強く持っていると思います。地方議会は、住民の多様な行為を率き、広い県地からの社会、地域社会の在り方を議論する、重要な役割を持っております。地域課題が多様化する中で、議会が重要な役割を果たすためには、多様な人材が参画をして、住民に開かれた議会を実現することが大変重要であります。こうした観点から、地方自治法を改正し、議会の役割や議員の職務の明確化を図るなど、全ての議会や議員に共通する一般的な事項を同法に提出することとしたものであります。本改正によりまして、議会の役割や議員の職務等の重要性が改めて認識されるとともに、各議会における取組と相まって、多様な人材が議会に参考し、その重要な役割を果たすことを期待するものです。
47:51
ありがとうございます。私、先般4年間落選をしてまして、東海ブロックということで、本当に大臣の選挙区、まさしく後援会の皆さんと一緒に、このご挨拶回りをさせていただいたのが、すごく印象に残ってまして、そのときに本当に大臣を仰っていただいた中川さんも、地方議会の出身者なんだと、やっぱり地方議会出身の方が国政に行くことが大事なんだ、こんなお話を後援会の皆さんにしていただいた、あの一言、本当に私は忘れることができないんですね。大臣が今回、地方を担う総務大臣におなりになられた。私も本当に地方議会の活性化、さらには役割というところの部分で、また大臣の御指導 も仰ぎながら、我が党も地方議員3000名おりますので、ぜひこの部分を頑張ってまいりたいというふうに思います。次に少し観点を変えまして、通信障害等非常時における携帯電話の通信の確保、ここについてお伺いをいたします。大臣は同じく所信の中で、災害時の通信手段の確保強靭化や、通信基盤の早期普及に向けた官民連携協力体制の整備等に引き続き取り組みますと述べていただいております。これは昨年4月に発生をしました、携帯電話会社の大規模な通信障害をはじめ、これまでのいくつかの事例を踏まえての取り組み等、私は認識をいたしております。総務省は現在、これら携帯電話等の通信障害の教訓から、自然災害や通信障害などの非常時においても、携帯電話利用者が他の事業者のネットワークを利用する、この事業者間ローミング、この実現に向け、鋭意検討を進めていただいております。しかし、この事業者間ローミングの実用化 及び導入は、今から約2年後の令和7年度末頃の予定と聞いております。しかし、今や携帯電話は国民にとって生活の一部であり、非常時におけるその利便性、さらに、日常時におけるその利便性、さらには非常時における緊急的必要性を考えると、この2年後の実用化というのは少し遅いのではないか、私はこのように考える。そして、もう少し早い導入をすべきじゃないか、このように考えるわけでございます。ここ総務省のお考えを伺います。また、現在の携帯電話に使用される地上基地局及び、地上ネットワークの非常時における限界を考えた場合、将来的には、HAPSの実用化や衛星通信の高度化など、非地上系ネットワークの研究開発、実用化、これをですね、これまで以上に力を入れていくべき必要があるのではないか、このように考えるわけでございますが、総務省のお考えを伺います。
50:23
お答え申し上げます。委員御指摘のように、国民生活における携帯電話の重要性を踏まえまして、総務省では災害時への対策として、公衆Wi-Fiのアクセスポイント、これは50Japanと呼ばれておりますが、これを開放することや、災害用電言ダイヤルの提供などの通信事業者の取組を促進してまいりました。これに加えまして、御指摘の、昨今、通信障害が多発している状況を踏まえまして、昨年9月より、非常時における事業者間ローミングなどに関する検討会を開催し、今年6月の第2次報告書において、事業者間ローミングについては、令和7年度末頃に開始となる見込みとのスケジュールが示されたところでございます。総務省といたしましては、事業者間ローミング実現までの準備期間においても、非常時における通信環境の向上を図るため、複数のSIMを活用し、他社回線への切り替えを可能とする通信サービスの提供をすることですとか、先ほど申し上げた災害時に開放される公衆Wi-Fi、Five Zero Japanを通信障害時にも開放すること、こういった通信事業者における各種取組を促進してまいりました。複数SIMの活用につきましては、今年の3月以降に携帯電話事業者各社が順次導入をしておりますし、Five Zero Japanの通信障害時への開放といったことは、今年の9月に発表させていただいております。引き続き、多様な手段で非常時における通信関係の向上を図りつつ、事業者間労務員が早期に導入されるよう、携帯電話事業者に対する働きかけなどに取り組んでいきたいと思っております。もう一点ご質問いただきました、非地上系のネットワークでございます。ご指摘もいただきました、HAPSの実用化ですとか、衛星通信などの高度化による非地上系ネットワークの実現は、離島、海上、山間部などの効率的な通信エリアのカバーの実現や、自然災害などに備えた通信手段の確保の観点 から非常に重要であると考えております。このため、総務省では、デジタル電源都市国家インフラ整備計画を、本年4月に開催をいたしまして、非地上系ネットワークの早期の国内展開に向けまして、関連する研究開発や制度整備を推進することとしております。総務省としましては、この計画を着実に実行し、多様な通信手段を確保することで、利用者の利便性の向上を図るとともに、非常時への備えにつきまして万全を期してまいります。
52:49
ありがとうございました。様々な手法を用いていただいてですね、やはりこの日常生活には必須のアイテムでございますので、そういったところを進めていただきたいと思います。例えば今言いました、複数のSIMのですね、部分。これやっぱり、より低廉化をしていただくとですね、広がるんではないかというふうに思ってますし、公用Wi-Fiの開放、こういったことも必要かと思います。そういった意味の中でですね、この事業者間ローミング、これも早期に行っていただきたいと思いますし、長期的には非地上系のネットワーク、ここのしっかりとした開発、ここも 期待をするところでございます。もう一点用意しておりましたが、時間が参りましたので、終わりたいと思います。この部分はまた、後ほどの一般質疑等で活用させていただきたいと思います。以上をもちまして、公明党の質問を終わります。大変ありがとうございました。
53:48
立憲民主党の奥野総一郎でございます。この国会も引き続き、野党筆頭を務めさせていただきますので、皆さん、よろしくお願いいたします。田中筆頭とともに、活発な議論が行えるように、行ってまいりたいと思っております。最初に、今、中川委員からもございましたけれども、低額減税について、自治体の減収分については、全額国費で措置するとされています。先月、九都県市、東京、相方市の地元の千葉県、千葉市の市長も入っていますが、九都県市からも、この点について、全額国費ということで配慮を求めるということが決まっていますが、今、2つの面があると言いましたが、地方住民税の減収分と、それから交付税の影響、これを2つ合わせて、一切影響が出ないように、きちんと国費で補填するということでよろしいでしょうか。改めて確認したいと思います。
54:52
まず、個人住民税の減収額につきましては、全額国費が決まっております。また、所得税の減税を行った場合の地方交付税の影響でございますけれども、これはもう、地方の財政運営に影響が生じないよう、年末に向けての財政当局の十分協議の必要がありますので、一生懸命やっているのがあります。
55:11
交付税の方が年末の通例のセッションの中でということだと思いますが、ここはくれぐれも影響が出ないようにお願いしたいと思います。それから、手もてにお配りしているこの図なんですが、非常にわかりにくいと言いますか、これに基づいて1つ質問していきたいと思いますが、重点支援交付金による対応を中心に検討ということで、住民税均等割の未課税の方、それから定額減税の恩恵は十分に受けられないと見込まれる所得水準の方々、こうなっていますが、これについて今、どのような検討が行われているのでしょうか。
55:58
はい。お答えいたします。令和6年度の税制改正による定額減税と、物価高対策のための重点支援地方交付金による住民税非課税世帯に対する支援は、支援の手法、対象となる所得層、実施時期が異なると認識しております。また政府といたしましては、これらの支援の間にいらっしゃる方々への対応についても、丁寧な対応が必要と考えております。これらの対応につきましては、令和6年度税制改正と併せまして、年末に成案を得られるように、関係省庁と連携しつつ、自治体の実務にも考慮しながら検討を進めてまいります。
56:49
今、年末の税制と言っていますが、一方でこの重点支援交付金の総額という意味では、まだこれから出てくるであろう補正の中で決まってくると思うんですね。ですから非常に複雑な話になっていて、税制の国格が決まらないうちにきちんとこれ、補正で手当をしなければいけないということだと思うんですが、という意味で今きちんと検討が進んでいると思うんですが、例えば、この住民税均等割のみ課税と書いてある方のところに、1世帯10万円得から右に矢印が出ていて、同水準の支援と書かれていますね。これ重点支援交付金で同水準支援ということなんですが、この表を見ると10万円を重点支援交付金で、世帯あたりに交付するというふうに思いますが、それでいいんでしょうか。
57:56
お答えいたします。今般の経済対策におきまして、住民税非課税世帯について、すでに1世帯あたり3万円を目安に支援してきました、重点支援地方交付金の低所得世帯支援枠を追加的に拡大して、1世帯あたり7万円を追加することで、1世帯あたり合計10万円を目安に支援することとしております。委員御質問の住民税均等割のみ課税される世帯につきましては、今申し上げました住民税非課税世帯への支援と、同水準を目安に支援を行うこととしております。今後、具体案につきまして、年末に成案を得られるように検討を進めてまいります。
58:45
年末というか、これ補正予算との絡みだと思うんですが、補正予算のときに当然これ問題になりますよね。この表を見ると、みんな10万円もらえると思うんですよ。この表出回ってますからね、公開されてるんですよね。だから10万円じゃなかったらみんな怒ると思いますよ。今言えないんですか、10万円って。
59:10
お答えいたします。繰り返しになりますが、年末までに、この住民税非課税世帯への支援と、同水準を目安に支援を行えるよう、成案を得られるように検討を進めてまいりたいと思います。金額につきましては、現時点でこれからの検討ということになりますので、これ以上のことは申し上げられませんが、よろしくお願いいたします。
59:37
いや、でもね、こんな図を世の中に出しておいて、それはないと思うんですよ。今回、住民税均等割、前回の3万円は、住民税均等割世帯は、交付されてないんですよね。今回なぜ、またこれ、この住民税均等割の方に交付することにしたのかですね。で、じゃあ、そうすると7万円なのか10万円なのか、どっちなんですか。なんで今、今回、新たに加えるんですか。理由はなんですか。で、額はいくらですか。もう一度聞きます。
1:00:13
委員がお示しいただいております、この図のように、住民税均等割非課税世帯につきましては、既に3万円を交付しているものに対し、7万円を追加いたしまして10万円とするというところまでは、指示が出ております。その先の住民税均等割のみの課税の世帯につきましては、この1世帯10万円と同水準になるように、これから検討を進めてまいるということでございます。
1:00:49
この資料は、クレジットは政府与党政策懇談会資料ということで、官邸のホームページに出ている。内閣府にも飛んでいるのかな。出ているわけです。ということは、政治的にはこういう指示があって、然るべきだと思うんですね。それと皆さんの判断で、違う判断ということはあり得るんですか。皆さんというのは役所ですね。政務ですけど。
1:01:21
お答えいたします。私どももこの図によって指示を受け、これから検討を進めてまいります。年末までにしっかりこの同水準になるよう検討を進めてまいります。
1:01:36
同水準の支援って10万円から矢印が出てますから、これ10万円と言っていると思うんですね。今の答弁だと、これを指示を受けてやるということだから、10万円ということでよろしいんでしょうね。その上で、さらに分かりにくいのはですね、その右側ですね。住民税均等ありのみ課税の右側から黒い線でヒュッと右に上がって、定額減税の恩恵を十分に受けられないと見込まれる所得数字の方々と書いて、上のところはギザギザになっているんですよ。これだけ見ると住民税均等ありの方は10万円と読めるんですが、その狭間の方、定額減税4万円をしっかり受けられる方と、住民税均等ありのみ課税の方、この狭間の方々は、これ一体いくらもらえるのかというのはよく分からないんですね。極端なことで言えば、この一番左端、住民税均等ありのみ課税から少し所得が多い方というのは、ちょっと所得が少なければ10万円もらえるのに、これだとゼロというふうにも読めるわけですよ。あるいは4万円に揃えるのか、10万円もらえるのか、4万円に揃えるのか、あるいはその中間なのか、これは全然分からないじゃないですか。すごいこれ、公平性の観点から問題だと思うんですよ。所得がちょっと増えただけで、10万円が4万円になったり、さらに少なくなったりするとしたら問題だと思うんですが、こういった公平性の観点から問題ないように、きちんと制度設計されるということでよろしいでしょうか。
1:03:14
お答えいたします。委員御指摘のように、この図にあります、この定額減税の恩恵を十分受けられないと見込まれる所得水準の方々につきましては、現在給付水準の目安が示されておりませんが、年末までにこれらの方々に対してもしっかりと支援がされるよう、丁寧に制度設計をしてまいる主存でございます。
1:03:46
いやこれは、この紙が出ていますからね。これはみんな不安だと思いますよ、10万円いったいいくらもらえるのか。さっぱり分からないじゃないですか。10万円ですら、金等割の方ですら、明言できないと言っていて、一番このコマの狭間の方々ですよね。4万円なのか10万円なのか、全然もらえないってことはないと思うんですけど、これ早急に示すべきだと思います。検討中ということでありますから、一個も早く示していただきたいんですが、もう一回伺いますが、じゃあちょっと視点を変えて、7万円の根拠、もうちょっと言えば10万円7万円の根拠って何かあるんですか。4万円は根拠はあるんですね。3.5兆円の還元ということで、本当に余ってるかどうかも怪しいんですが、もっと他に使うべきだと私は思いますが、政府の総理の言によれば、余ってる3.5兆円を還元する。そこから導き出したのが1人4万円。じゃあ7万円って何ですか。3万円って何ですか。10万円って何ですか。この根拠は一体何なんですか。
1:05:17
お答えいたします。多くの自治体でこの夏以降、低所得者世帯に対して、1世帯あたり3万円を目安に支援が開始されたところ、今般閣議決定した経済対策におきまして、この重点支援地方交付金を追加的に拡大して、1世帯あたり7万円を追加し、住民税非課税世帯1世帯あたり合計10万円を目安とする支援を行うこととしているところでございます。この支援額の目安10万円につきましては、足元の物価高騰に引き続き十分に対応するとともに、今後の物価上昇にも備えられる水準となっており、物価高に苦しむ低所得者世帯の暮らしをしっかりと支えすることができるものと考えております。
1:06:00
要するに、具体的な根拠というのがなくて、10万円だときりがいいということぐらいの話なのかもしれませんが、じゃあもうちょっと言う と、住民税均等割の方は、前回3万円もらっていないんですね。今回なぜ、新たにここに公報することにしたんですか。事情の変更はないと思うんですよ。物価高というのは変わっていないし、なぜここ急に追加したんですか。通告はしていませんが、根拠の範囲だと思っているんですけど。
1:06:49
お答えいたします。今回、前回のこの夏にお配りいたしましたものは、低所得者世帯あたりに対して、3万円を目安に支援するということでございますが、これにつきましても、地方が自由に、実情に応じて交付できるという制度でございますので、場合によっては、家計給付金世帯につきましても、自治体の判断において給付しているという実例もございます。
1:07:26
自主的にといったって、隣の町が3万円配っているのに、うちは配りませんというわけにはいかないですし、こういう絵が出ているわけですから、この間伺ったら、ほぼ99%の自治体で交付が始まっていると、こういうことですよね。今回この付け加わったので、もちろん、交付すること自体はいいと思うんですよ。だけど、今回新たにやるということは、どうもよくわかんないです。取って付けたように、だったら前に同じように3万円配っていればいいんですけど、急に、またさっきの話だと10万円配るということですよね。なんかすごい混乱していると思うんですよ。で、伺いますが、この交付時期ですよね。住民均等割のみ非課税の方、こちらの非課税世帯は年内を目処に交付ということに答弁されていると思うんですが、この住民均等割のみ課税の方、今の答弁だと10万円、