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参議院 内閣委員会

2023年11月07日(火)

0h42m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7606

【発言者】

大野泰正(内閣委員長)

川本裕子(人事院総裁)

1:10

それでは、ただいまから内閣委員会を開会いたします。議事に先立ち、一言御挨拶申し上げます。去る10月20日の本会議におきまして、内閣委員長に占任されました大野康太郎でございます。本委員会は、内閣の重要政策及び警察等国政の基本に関わる事項を所管しており、委員長としてその責任の重大さを痛感しております。委員会の運営に当たりましては、委員各位のご指導、ご協力を賜りまして、公正かつ円満に行われるよう努めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1:56

それでは、委員の異動についてご報告させていただきます。昨日までに山田太郎君、地見花子君、三宅慎吾君、塩田博明君、三浦信博君、高木香織君、水野本子君、小沼匠君及び有村春子君が委員を辞任され、その補欠として小野田紀美君、加藤昭雄君、宮崎雅君、久保田哲也君、片山大輔君、尾道真琴君、石垣紀子君、太田夫妻君及び私、大野康貞が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が4名決意となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により委員長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。(いない)はい、ご異議ないと認めます。それでは、理事に小野田紀美君、太田夫妻君、石垣紀子君及び宮崎雅君を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。国政調査に関する件についてお諮りいたします。本委員会は、今期国会におきましても、内閣の重要政策及び警察等に関する調査を行いたいと存じますが、ご異議ございませんか。(いない)はい、ご異議がないと認め、裁を決定させていただきます。この際、国務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。

3:40

松村国務大臣。

3:42

委員長。

3:44

国家公安委員会委員長、領土問題担当大臣並みに海洋政策日本学術会議及び火事の管理委員会に関する事務を担当する内閣府特命担当大臣として一言ご挨拶申し上げます。良好な治安を確保することは、政府の重要な責務であり、日本を世界一安全な国にするため、以下5点の諸政策を強力に推進します。第一に、刑法犯認知件数の総数が20年ぶりに前年より増加する中、SNS等を通じて実行犯を募集する形態の特殊詐欺や強盗等の社会に大きな不安を与える犯罪に対し、迅速に捜査を進め、被疑者の検挙を図るとともに、被害の未然防止に向けた取組を強力に推進するなど、市民の安全で平穏な生活を守ります。また、暴力団や特命流動型犯罪グループに対する取締りを強化するほか、マネロン事犯の検挙や薬物の乱用防止に向けた取組を進めます。第二に、我が国へのテロの脅威が継続する中、警戒警備、情報収集分析、水際対策などの諸対策に万全を期します。警護における主催者等との更なる連携や国民の理解と協力を得るための取組を進めるとともに、警護の実施状況や情勢の変化等を踏まえつつ、不断の見直しに努め、警護に万全を期します。また、北朝鮮による拉致容疑事案等の捜査・調査に全力で取り組みます。併せて、東日本大震災など様々な災害の教訓を踏まえた警察の災害対処能力の更なる向上に取り組むほか、経済安全保障の確保に向けた取組を進めます。第三に、ストーカー配偶者からの暴力・自動虐待といった人身安全関連事案について、被害者等の生命・身体の安全の確保を最優先とした取組を推進します。第四に、国境を越えて行われるサイバー攻撃が発生するなど、極めて深刻なサイバー空間の脅威に的確に対処するため、産学官の連携や外国治安機関等との協力を進め、警察の対処能力の強化等に努めます。第五に、世界一安全な道路交通を実現するという目標の達成に向け、通学路対策や高齢運転者対策、悪質・危険な違反の取締り、自転車その他の小型モビリティ対策を強化するなど、総合的な交通事故防止対策を各界各総と連携して進めます。このほか、第四次犯罪被害者等基本計画等を踏まえ、犯罪被害者等施策全体を取りまとめる指令等として取組を強化してまいります。また、本年12月に開催されるG7、茨城みと内務・安全担当大臣会合の議長国として議論をリードします。以上の諸施策を進めるにあたっては、警察における組織運営の合理性、効率性の向上や業務の高度化を推進し、高い規律と指揮を有する組織を確立して、国民の期待と信頼に応えていきます。次に、領土主権対策については、北海道に属する北方領土の問題、島名県沖ノ島町に属する竹島の領土問題及び沖縄県石垣市に属する尖閣諸島をめぐる情勢に関して、国内外において我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、関係機関と連携を深めながら、領土主権展示館を拠点とした内外発信を強化します。次に、海洋政策については、本年4月に閣議決定された第4期海洋基本計画の下、海洋開発重点戦略の策定等により、総合的な海洋の安全保障と、持続可能な海洋の構築を通じた海洋立国の実現に向け、関係省庁と連携しながら、海洋政策を強力に推進していきます。また、友人国境利等について、政府・地方が一体となり、地域社会の維持に関する施策を強力に進めます。次に、日本学術会議の見直しについては、日本学術会議が学術の進歩に寄与するとともに、国民から理解され、信頼される存在であり続けるという観点から、経済財政運営と改革の基本方針2023を踏まえ、日本学術会議に求められる機能及びそれにふさわしい組織形態の在り方について、日本学術会議と十分に対話しながら、丁寧に検討を進めてまいります。最後に、カジノ事業の健全な運営が確保されるよう、高い独立性を有するカジノ管理委員会が、カジノ事業免許の審査を含め、厳格なカジノ規制の実施に向けて取り組みます。以上、私の所管行政について申し上げました。大野委員長をはじめ、理事・委員閣議の御理解と御協力をお願い申し上げます。はい、ありがとうございました。続きまして河野大臣、お願いします。おはようございます。行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、規制改革を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。行政改革は、政策効果を向上させ、政府に対する国民の信頼を得るために重要な取り組みであり、行政事業レビューやEBPMの推進に引き続き取り組んでまいります。国家公務員制度については、人事院勧告を踏まえた給与改定等を実施するための法律案を、今、国会に提出しています。職員が意欲と能力を最大限に発揮できる環境の整備や、優秀な人材の確保のため、働き方改革や人材育成などに取り組むとともに、効果的・効率的な体制づくりを進めます。立法府におかれましても、政府の働き方改革にご理解を賜りますようお願い申し上げます。規制改革は、人口減少による人手不足など、我が国で先送りできない社会課題を乗り越え、変化を力にする社会変革を起動していくために必要不可欠な取り組みです。特に、地方での社会課題の解決に資するという観点も踏まえつつ、スタートアップによる国内未実装の革新的なサービスの社会実装に取り組んでまいります。サイバーセキュリティについては、総合調整機能の強化をはじめ、サイバーセキュリティ戦略にかかる施策を着実に実施してまいります。また、サイバー安全保障分野での対応能力の向上に係る体制整備に向けて、国家安全保障戦略の趣旨を踏まえて取り組んでまいります。大野委員長をはじめ、理事、委員、各委員のご理解とご協力をお願い申し上げます。経済安全保障担当大臣、また、経済安全保障、科学技術政策、宇宙政策、クールジャパン戦略、知的財産戦略を担当する内閣府特命担当大臣として、ご挨拶を申し上げます。経済安全保障分野については、安全保障の裾野が経済分野にも拡大する中、国家及び国民の安全を経済面から確保することは喫緊の課題です。まずは、経済安全保障推進法の着実な実施に向け、特定重要物資について民間事業者に対する支援などを通じて、安定供給確保を図るほか、引き続き、先端重要技術の研究開発支援を進めてまいります。基幹インフラ役務の安定提供確保や、特許出願の非公開の制度についても、関係者と緊密に連携し、運用開始に向けた準備を進めてまいります。また、経済安全保障分野におけるセキュリティクリアランス制度については、本年6月の有識者会議において取りまとめていただいた中間論点整理を踏まえ、制度設計に向けた検討を進めてまいりました。先月再開した有識者会議で一層議論を深め、次期通常国会における法案の提出に向けた準備を進めてまいります。さらに、国民の生活や経済活動を支える重要な産業が直面するリスクの継続的な点検などを実施した上で、措置の不断の見直しを行い、政府一体となって必要な取組を進めます。重要土地等調査法については、これまで219箇所の区域指定を行いました。区域内の土地等利用状況調査などを着実に実施するとともに、今後も区域の指定を進め、安全保障上の重要施設などに対する機能阻害行為を防止すべく万全を期してまいります。先端科学技術の急速な進展や経済安全保障環境の激変などに直面する中、経済成長の原動力となる科学技術イノベーションの重要性は一層高まっています。第6期科学技術イノベーション基本計画に基づき、政府の研究開発投資約30兆円、官民の総額約120兆円を目指すとともに、統合イノベーション戦略2023を踏まえ、先端科学技術の戦略的推進、地の基盤と人材育成強化、イノベーションエコシステム形成などを推進していきます。特にAI漁師、バイオ、フュージョンエネルギーなどの分野における戦略強化、戦略的イノベーション創造プログラム、ムーンショット型研究開発制度、経済安全保障重要技術育成プログラムなどの戦略的な研究開発、大学ファンドの運用、地域中核大学などへの支援、日本版SBIR制度の実施などの重点施策を推進してまいります。加えて、今年5月に開催されたG7仙台科学技術大臣会合における共同声明を踏まえ、オープンサイエンスの推進や研究インテグリティに関する対応にも積極的に取り組んでまいります。宇宙政策については、宇宙空間における活動を通じた経済や社会の変革が急速に進んでおり、安全保障の観点からも重要性を増しています。本年6月に策定した宇宙安全保障構想及び改定した宇宙基本計画を実現に移してまいります。まず、我が国が開発すべき技術を見極め、宇宙技術戦略を策定します。また、JAXAの戦略的かつ弾力的な資金供給機能を強化し、スタートアップを含めた民間企業や大学などを支援します。H-IIIロケットなど新たな機関ロケットは、我が国の自立性確保と国際競争力強化に不可欠です。打ち上げ失敗の原因を究明し、対策を講じた上で早期の打ち上げを目指します。さらに、出ぶり対策など国際ルールの整備、我が国独自の小型衛星コンステレーションの構築、日本人宇宙飛行士の月面着陸の実現、準天朝衛星の7期体制の整備と11期体制に向けた検討と開発への着手、衛星データの利用拡大などを推進します。知的財産戦略については、日本のイノベーションを活性化し、国際競争力を強化するため、標準の戦略的活用、デジタル時代のコンテンツ戦略、生成AIの普及に伴う知的財産の在り方の検討などを推進するとともに、新たなクールジャパン戦略についても検討を推進してまいります。医療分野の研究開発については、超高齢化社会を迎えている我が国において重要な政策課題となっている認知症について、治療薬の開発、農科学に関する研究開発に果敢に取り組んでまいります。また、今後の感染症危機に備えた国産ワクチンや治療薬の開発、生産体制の強化、再生細胞医療、遺伝子治療など、健康医療戦略を推進してまいります。このほか、原子力利用に関する基本的考え方に基づく原子力政策、一期化学兵器処理を推進するとともに、特定秘密の保護に関する制度を適切に運用してまいります。大野委員長をはじめ、理事、委員の皆様のご協力とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは続きまして、加藤大臣、よろしくお願いします。子ども政策・少子化対策・若者活躍及び男女共同参画を担当する内閣府特命担当大臣、女性活躍担当大臣、共生社会担当大臣、孤独・孤立対策担当大臣として一言、ご挨拶を申し上げます。子ども家庭庁は、子ども・若者の視点に立った政策づくりを進めることを通じて、社会を「子ども真ん中」に変えていくという使命をしっかりと果たすことができるよう、力を尽くしてまいります。「子ども基本法」に基づき、子ども政策に関する基本的な方針や重要事項等を一元的に定める我が国初の「子ども大綱」を年内を目途に策定します。併せて、具体的な取組を「子ども真ん中実行計画」として策定します。子どもや若者・子育て当事者の目線に立った「子ども大綱」を、子ども・若者や子育て当事者の皆さんとともにつくってまいります。「子ども未来戦略方針」に盛り込まれた「子ども子育て支援加速化プラン」について、年末に向けて、児童手当の拡充、子ども誰でも通園制度の創設や、出産・子育て応援交付金等の制度化、保育の質の確保と放課後児童クラブの受け皿整備、産後ケア事業の体制強化等各種施策の制度設計の具体化に取り組みます。併せて、多様なニーズを有する子育て世帯への支援についての更なる議論、この加速化プランを支える支援金制度等の検討を進めてまいります。幼児期までの子どもの育ちに係る基本的なビジョン及び子どもの居場所づくりに関する指針を策定し、取組を推進するとともに、入養時検診等の母子保険対策も進めてまいります。子ども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージに基づく対策を加速化するとともに、子ども関連業務従事者の性犯罪歴等を確認する仕組みについて、より実効的な制度となるよう検討を進め、早急に制度設計を行ってまいります。子ども家庭センター等による子育て世帯やヤングケアラー等に対する支援、児童虐待への迅速的確な対応を行うとともに、社会的養護の質の向上や、社会的養護健全者の自立支援、一人親家庭の自立に向けた切れ目のない支援、子どもの貧困対策に取組みます。児童発達支援センターを中核とした地域の障害児支援体制を強化するとともに、障害福祉サービス等に係る報酬改定に向け、検討してまいります。さらに、いじめ防止や不登校対策、子どもの自殺対策に取組みます。こうした様々な子ども施策を推進するにあたり、何よりも大切なのは、子ども若者や子育て当事者の意見です。子ども若者意見プラスを推進するなどし、当事者の意見を政策に反映してまいります。女性活躍男女共同参画は、全ての人が生き甲斐を感じられる、多様性が尊重される社会の実現、我が国の経済社会の持続的発展において不可欠な要素です。女性活躍の機運醸成、キャリア形成を支える環境づくりを両輪で進めることにより、いわゆるL字カーブが象徴する諸課題を解消し、男女共に希望に応じてキャリア形成できる社会を実現する必要があります。こうした認識の下、岸田内閣においては、目玉政策である新しい資本主義の中核として、女性の経済的自立を位置づけているところです。本年6月に策定した「女性版骨太の方針2023」に基づき、企業における女性登用の加速化や女性企業家の育成支援など女性活躍と経済成長の好循環の実現、平時や育児期を通じた多様で柔軟な働き方の推進や女性デジタル人材の育成といったリスキリングの推進など、女性の所得向上、経済的自立に向けた取組の強化、DV対策や性犯罪・性暴力対策の強化など、女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現などを政府一体で推進してまいります。来年4月に施行される「改正障害者差別解消法」では、事業者による合理的配慮の提供の義務化等がなされることから、改正法の円滑な施行に向け、周知・啓発や相談体制の充実等に取り組んでまいります。第11次交通安全基本計画や通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策に基づき、交通安全対策を着実に推進してまいります。本年6月に施行された「性的指向及びジェンダーアイテンティティの多様性に寛容な社会の実現に資すること」を目的とする「理解増進法」に基づき、多様性が尊重され、性的マイノリティの方もマジョリティの方も含めた全ての人々が、お互いの人権や尊厳を大切にし、生き生きとした人生を享受できる社会の実現に向け、しっかりと取り組んでまいります。先の通常国会で成立した「孤独孤立対策推進法」について、来年4月の施行に向けて準備を進めるとともに、孤独孤立対策の重点計画に沿って各種施策を着実に実施してまいります。孤独孤立に悩む人を誰一人として取り残さない社会を目指し、引き続き、全力を尽くしてまいります。このほか、共助の重要性が高まる中、「給民預金等に係る資金の活用やNPO法人の活動の促進」、「聖火連動型民間委託契約方式の普及に関する施策」、「公益法人や公益申託を使いやすくすることにより、民間公益活動を活性化するための制度改革等」に取り組みます。河野委員長をはじめ、理事、委員各位のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは続きまして、鎮道大臣、よろしくお願いします。経済再生担当大臣、新しい資本主義担当大臣、スタートアップ担当大臣、感染症危機管理担当大臣、前世代型社会保障改革担当大臣、経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として一言ご挨拶を申し上げます。我が国経済は、コロナ禍で苦しかった3年間を乗り越え改善しつつあります。30年ぶりとなる高水準の賃上げや企業の高い投資意欲など、熱量あふれる新しい経済ステージへの移行に向けた新しい光が射しています。この変革のチャンスを生かし、物価上昇を上回る構造的な賃上げを実現するとともに、経済社会を変革する新技術や新市場などのフロンティアの開拓、GXやGXなどの攻めの投資の拡大によって経済の好循環につなげていきます。このため、今般取りまとめた総合経済対策に基づき、不安定な足元を固め物価高を乗り越えるとともに、変革を力強く進める供給力の強化に取り組みます。新たなステージへの歴史的な転換に向けて、経済対策でスタートダッシュを図ります。今後3年間の変革期間の中で、新しい資本主義の実行計画を早期に実行します。構造的賃上げ、労働市場改革、リスキリングなど、人への投資を強化します。GX、AI、半導体、バイオ、漁師など未来の成長分野において、官民連携での投資を促進します。加えて、スタートアップ育成など企業の参入・退出の円滑化等を推進します。こうした取組を通じて、我が国経済を民主主導の成長軌道に乗せていく中で、財政健全化に取り組みます。CPTPP等の経済連携を通じ、自由貿易の推進に主導的な役割を果たすとともに、関連政策対抗に基づく施策を着実に実施します。また、CPTPPについて、英国の加入の早期実現に向けて取り組むとともに、その他の加入要請については、協定の高いレベルを満たす用意ができているか、引き続き見構えてまいります。前世代型社会保障の構築に向けては、喫緊の課題である少子化対策について、本年6月の「子ども未来戦略方針」に基づき、スピード感を持って取組を実施しているところであり、引き続き政府を挙げて取り組んでまいります。また、前世代型社会保障の構築の観点から、社会保障の改革工程を年末までに策定します。本年9月1日に、感染症機器への対応に係る指令等機能を強化し、次の感染症機器に迅速、的確に対応できる体制を整えるために、内閣感染症危機管理統括庁を設置いたしました。政府行動計画の見直しと、訓練の実施を通じ、平時からの準備に万全を期してまいります。河野委員長をはじめ、理事・委員閣議のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは、続きまして、地味大臣をお願いします。食品安全・愛の施策を担当する大革夫特命担当大臣、また、国際博覧会担当大臣として一言ご挨拶申し上げます。食品安全については、国民の健康の保護を最優先に、食品の安全性の確保のため、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正に食品健康影響評価を行います。また、評価結果等についてリスクコミュニケーションを実施してまいります。愛の施策については、先住民族である愛の人々の誇りが尊重される社会を実現するため、令和2年に開業した民族共生象徴空間「うぽぽい」の展示等のさらなる充実や広報活動等の取り組み、交付金を活用した愛の施策の推進、愛の人々の骨骸の返還や尊厳ある遺伝の取り組みなど、未来志向の政策を総合的に推進してまいります。大阪・関西万博の開幕まで残り1年半を切りました。一段と準備を加速していく必要があります。海外パビリオンをはじめとする会場及び周辺インフラの整備については、関係省庁、博覧会協会、大阪府市、経済界など関係者と緊密に連携して取り組みの加速化を図ってまいります。11月末にはチケット販売が開始されます。万博交流イニシアチブの推進等を通じた全国的な機運情勢を進めるとともに、アクションプランの具体化等により、万博コンテンツの充実を図ってまいります。大阪・関西万博には、ポストコロナの未来社会を世界に提示する大きな意義があります。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマの下、未来を担う子どもや若者たちが万博に参画して、夢や希望を感じ、万博での体験がレガシーとなるような素晴らしい万博を作り上げるべく、オールジャパンで取り組んでまいります。漢方の電子化については、関連法案を今国会に提出しており、我が国のデジタル化にとって象徴的な取り組みを進めてまいります。PPP及びPFYについては、持続可能で活力ある地域社会や地域経済を実現するために重要な取り組みです。令和13年度までに30兆円の事業規模を達成するという目標の実現に向けて、水分野において民間の力を公的サービスに有効活用するウォーターピーピーピーを推進するなど、PFY事業の質と量の両面からの充実を図ってまいります。このほか、ギャンブル等依存症対策、適正な公文書管理などの政策を推進します。法務委員長をはじめ、理事・委員各位のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは続きまして、松野大臣、お願いいたします。

29:07

内閣官房及び内閣府の事務を担当する国務大臣として一言ご挨拶を申し上げます。今、我々は再び歴史的な転換点に立っています。変化の流れをつかみ取り、新しい時代にふさわしい経済、社会、外交を作り上げなければなりません。岸田内閣は、そのための政策を力強く推進し、今後も一人一人の国民の声に寄り添い、物価高をはじめ、国民が直面する先送りできない課題に一つ一つ正面から取り組んでまいります。内閣官房及び内閣府は、内閣の重要政策に関する企画、立案及び総合調整を図る役割を担っており、私は、内閣官房及び内閣府がその機能を従前に発揮するよう全力を尽くす決意であります。まず、内閣官房においては、大規模自然災害をはじめ、北朝鮮による弾道ミサイルの発射など、我が国の領域内外における各種の緊急事態、重大事故、テロ及びサイバー攻撃への危機管理対応、複雑多様化する国際情勢や依然として厳しい国際テロ情勢に対応するための情報収集、集約、分析機能の強化、情報保全のさらなる徹底、自由で開かれたインド太平洋の実現のための質の高いインフラ整備の推進、世界一安全な日本創造戦略2022等に基づいた総合的な犯罪対策の推進などに取り組んでまいります。また、外交安全保障政策については、昨年12月に策定された新たな国家安全保障戦略等に基づき、国家安全保障会議を司令塔として機動的・戦略的に遂行してまいります。加えて、沖縄の基地負担軽減は政府の大きな責任であり、担当大臣として目に見える形で負担の軽減が図られるよう全力で取り組みます。中でも、世界で最も危険と言われる普天間飛行場が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならず、そのためにも辺野古秘訣の工事を着実に進めてまいります。さらに、それぞれの担当大臣が担う新しい資本主義の取組の加速、経済安全保障の推進、多様性が尊重される社会の実現など、現下の重要政策に各大臣と緊密な連携を図りつつ取り組んでまいります。併せて、岸田内閣が取り組む重要政策について、国民の皆様や国際社会に向けて、しっかりと情報発信をしてまいります。次に、内閣府におきましては、広範な重要政策に関し、経済財政諮問会議などを活用して、英知を集め、総合的戦略的な企画立案を行い、各官の施策を的確に推進するとともに、私の直接の担当分野である政府広報、営店行政、国際平和協力業務などについても、適切に推進してまいります。なお、今後ご審議をお願いすることを予定しております法案は、いずれも現下の重要政策を実現推進するために必要なものであります。その内容につきましては、逐次ご説明をしてまいりますが、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。大野委員長をはじめ、理事、委員各位のご理解とご協力をお願いいたします。ありがとうございました。以上で、国務大臣の皆様からの発言は終わりました。国務大臣の皆様は、ご退席いただいて結構です。ありがとうございました。

33:06

速記を止めてください。

33:34

次に、内閣官房副長官及び内閣府副大臣の皆様から、発言を求められておりますので、これを順次許します。

33:43

森屋内閣官房副長官。

33:45

委員長。

33:46

はい。この度、内閣官房副長官を拝命いたしました森屋博士でございます。大野委員長をはじめ、理事、そして委員の先生方のご指導、ご弁達を賜りながら、松野官房長官を補佐してまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。続きまして、村井内閣官房副長官をお願いします。

34:06

委員長。

34:07

内閣官房副長官の村井秀樹でございます。大野委員長をはじめ、理事、委員の先生方のご指導、ご弁達を賜りながら、松野官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは、堺内閣府副大臣、よろしくお願いします。はい。おはようございます。この度、内閣府副大臣を拝命いたしました堺康秀樹でございます。国際博覧会を担当いたします。しっかりとこの博覧会を進めてまいりたいと存じますので、大野委員長、そして各理事の各先生方のご指導、ご弁達を賜りますことをお願い申し上げます。ありがとうございました。ありがとうございました。それでは、石川内閣府副大臣、お願いいたします。

34:53

はい。委員長。

34:54

内閣府副大臣の石川明正です。行政改革、規制改革等を担当いたしております。河野大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えております。大野委員長をはじめ、理事、委員各位のご指導とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは、茨城内閣府副大臣、お願いいたします。おはようございます。内閣府副大臣を拝命いたしました茨城達則でございます。新しい資本主義、感染症危機管理、経済財政政策等を担当させていただきます。新道大臣のご指示を仰ぎながら、神田政務官とともに力を尽くしてまいりたいと考えております。大野委員長をはじめ、理事、委員の先生方のご指導、ご弁達のほどよろしくお願い申し上げます。はい。ありがとうございました。それでは、工藤内閣府副大臣、お願いいたします。はい。おはようございます。内閣府副大臣の工藤昌造でございます。子ども政策、女性活躍、孤独、孤立対策等を担当いたしております。官房長官をはじめ、関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、大野委員長をはじめ、理事、委員閣議のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは、堀井内閣府副大臣、お願いいたします。内閣府副大臣の堀井学でございます。経済安全保障、科学技術政策、領土問題等を担当いたしております。関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、大野委員長をはじめ、理事、委員閣議のご指導とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。はい。ありがとうございました。以上で、内閣官房副長官及び内閣府副大臣の皆様からの発言は終わりました。内閣官房副長官及び内閣府副大臣の皆様は、ご台席いただいて結構です。ありがとうございました。速記を止めてください。速記を起こしてください。

37:21

次に、内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを順次許します。

37:28

小川内閣府大臣政務官。

37:30

委員長。

37:31

はい。おはようございます。内閣府大臣政務官に就任いたしました小川雄一郎でございます。子ども政策、女性活躍、孤独、孤立対策等を担当いたします。また、今国会から立場を変えて先生方へのお世話になりますので、大野委員長をはじめ、理事、委員、各委におかれましては、ご指導とご鞭撻、どうぞよろしくお願い申し上げます。はい。ありがとうございました。それでは、土田内閣府大臣政務官、お願いいたします。

37:59

委員長。

38:00

はい。おはようございます。内閣府大臣政務官の土田新でございます。行政改革、規制改革等を担当いたしております。大野委員長をはじめ、理事、委員、各委の先生方のご指導とご協力のほど、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。続きまして、神田内閣府大臣政務官、お願いいたします。

38:18

委員長。

38:19

はい。この度、内閣府大臣政務官を拝命いたしました神田純一でございます。新藤大臣の下、茨城副大臣とともに、新しい資本主義、感染症危機管理、経済財政政策等を担当してまいります。大野委員長をはじめ、理事、委員の先生方のご指導とご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。それでは、平沼内閣府大臣政務官、お願いします。

38:46

委員長。

38:47

おはようございます。内閣府大臣政務官の平沼昌次郎でございます。経済安全保障、科学技術政策、領土問題等を担当いたしております。大野委員長をはじめ、理事、委員、各委の先生方の皆様方のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。はい。ありがとうございました。続きまして、石井内閣府大臣政務官、お願いします。委員長をお願いいたします。内閣府大臣政務官の石井拓です。国際博覧会を担当しております。大野委員長をはじめ、理事、委員、各委のご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。はい。ありがとうございました。以上で、内閣府大臣政務官の皆さんからの発言は終わりました。内閣府大臣政務官の皆様は、ご退席いただいて結構です。ありがとうございました。速記を止めてください。速記を起こしてください。次に、内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題といたします。一般職の職員の給与についての報告及び勧告等に関する件について、人事院から説明を聴取します。

40:13

川本人事院総裁。

40:17

おはようございます。人事院総裁の川本優子でございます。人事院は、8月7日、国会と内閣に対し、国家公務員の給与及び勤務時間の改定についての勧告を行い、本勧告どおり実施していただくように要請をいたしました。本日は、ご説明の機会をいただき、厚く御礼申し上げます。まず、給与勧告についてご説明いたします。本年も月齢給、特別給ともに、民間が公務を上回る結果となったため、引上げを勧告いたしました。月齢給は1万円を超える、初任給の引上げをはじめ、若年層に重点を置いて引上げるとともに、特別給の年間の支給付き数は0.10付き分引上げて、年間4.50付き分としております。また、テレワーク中心の働き方をする職員の高熱費などの負担を軽減するため、在宅勤務等手当の新設を勧告しております。次に、勤務時間に関する勧告についてです。一般の職員でも、フレックスタイム制を活用して勤務時間の総量を維持した上で、週1日を限度に勤務時間を割り振らない日を設定することを可能としております。続いて、公務員人事管理に関する報告についてご説明いたします。今回の報告では、3つの柱を立てて、具体的な施策を示しています。まず1つ目の柱は、人材の確保です。行政の担い手となる人の確保は最重要課題であり、従来の採用戦略、手法を大胆に変えていくことが必要です。人事院は、昨年から採用試験改革に取り組んでおり、今後も不断の見直しを行ってまいります。また、複雑か高度化する行政課題に対応するためには、民間と公務の地の融合が鍵となります。民間人材の積極的な採用や官民の活発な人事交流を推進してまいります。2つ目の柱は、職員の成長と組織パフォーマンスの向上です。年齢を問わず、キャリア形成やスキルの向上への関心が非常に高まっています。職員のキャリア形成をさらに支援し、職員の学びを後押しする取り組みを進めます。3つ目の柱は、多様なワークスタイル・ライフスタイルの実現と、ウェルビーングの土台となる環境整備です。職員の希望や事情に応じた働き方が可能となるよう、冒頭、勤務時間の勧告で申し上げたフレックスタイム性の活用などの制度改革を進めます。また、勤務間のインターバル確保のための努力義務を新たに設けます。職員は、本年9月に各界の有識者による人事行政諮問会議を立ち上げました。今後とも、新時代にふさわしい公務員人事管理の実現に向けて、取り組みを進めてまいります。大野委員長をはじめ、理事、委員の皆様におかれましては、人事勧告制度の意義や役割にご理解を賜り、今回の勧告の速やかな実施のために所要の措置をとっていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

43:34

ありがとうございました。以上で説明の聴取は終わりました。本日はこれにて散会いたします。

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