1:10
皆さん、おはようございます。ただいまから財政金融委員会を開会いたします。議事に先立ちまして一言御挨拶申し上げます。去る10月20日の本会議におきまして、財政金融委員長 に選任されました宮本周次でございます。本委員会は、財政金融全般にわたる所管事項を取り扱う重要な委員会であり、委員長としての職責の重さを痛感をいたしております。委員会の運営に当たりましては、理事の先生方をはじめ、委員各位の御指導、また御協力を賜りながら、公正かつ円満に行ってまいりたいと存じます。何卒よろしくお願いいたします。
1:56
では、委員の異動について御報告をいたします。昨日までに、麻生圭一郎君、馬場誠史君、藤川正人君、佐藤信明君、岡田尚貴君、上田勲君、秋野光雄君、梅村聡君、横山新一君、横沢貴典君、酒井康幸君、及び野上孝太郎君が委員を辞任され、その補欠として、桜井光雄君、佐藤圭一君、竹見恵三君、豊田俊朗君、加田博之君、竹内真嗣君、八倉勝雄君、柳瀬裕文君、若松金重君、熊谷博人君、松山雅治君、及び臼井昭一君が、選任をされました。理事の補欠選任について、お諮りをいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が5名決院となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ない と認めます。それでは、理事に桜井光雄君、豊田俊朗君、古川俊春君、熊谷裕人君、及び若松金重君を指名いたします。国政調査に関する件について、お諮りをいたします。本委員会は、今期国会におきましても、財政及び金融等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、左要決定いたします。この際、鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣、八倉財務副大臣、神田財務副大臣、茨城内閣府副大臣、佐藤財務大臣政務官、瀬戸財務大臣政務官、及び神田内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。
4:10
おはようございます。財務大臣兼金融担当大臣の鈴木俊一でございます。本委員会の開催にあたり、一言御挨拶を申し上げます。日本経済はコロナ禍の3年間を乗り越えて改善しつつありますが、輸入物価の上昇に端を発する物価高の継続は、国民生活を圧迫し、回復に伴う生活実感の改善を妨げています。こうした経済の現状を踏まえ、先般閣議決定いたしました、デフレ完全脱却のための総合経済対策を速やかに実行することで、足元の物価高から国民生活と事業活動を守るとともに、長年続いてきたコストカット型の経済からの脱却を図り、構造的な賃上げと責めの投資によって、消費と投資の力強い循環につなげてまいります。また、その裏付けとなる補正予算についても、速やかに編成してまいります。令和6年度予算については、国内外の構造的な課題の克服に向けた改革を前に進めるため、必要な予算を重点的に振り向けるとともに、財政投入資も活用し、持続可能な成長の実現に向けた経済構造の強化を進めてまいります。同時に、コロナ禍から脱出していく中で、歳出構造を平時に戻していくとともに、緊急時の財政支出を必要以上に長期化・向上化させないことも重要です。こうした考え方の下、これまでの歳出改革努力を継続することにより、経済成長と財政健全化の両立に向けて引き続き取り組んでまいります。併せて、市場動向も踏まえつつ、市場との緊密な対話に基づき、引き続き安定的な国際発行に努めてまいります。また、GXの推進に向けて、GX経済公債の発行も進めてまいります。税制については、引き続き、経済社会の構造変化に対応した税体系全般の見直し を進めるとともに、インボイス制度の定着に向けて事業者の立場に立って、柔軟かつ丁寧に対応してまいります。国外に目を向けますと、本年、日本はG7議長国として、ウクライナ支援や大陸制裁、途上国の債務問題や国際金融機関の改革、国際保険などについて議論を主導してまいりました。今後とも、世界経済をめぐる国際的な対応に貢献してまいります。また、税関行政につきましては、入国者数と輸入申告件数が増加してきていますが、引き続き、不正薬物やテロ関連物資等の厳格な水際取り締まりと、円滑な通貫の両立に努めてまいります。続いて、金融行政について申し述べます。物価高騰等による厳しい環境が続くとともに、実質無利子・無担保融資の返済が本格化している中、金融機関による事業者の実情に応じた経営改善支援、事業再生支援等の徹底を促してまいります。また、地域金融機関が地域経済の回復・成長に一層貢献できるよう、持続可能なビジネスモデルの構築に向けた取組を促します。さらに、事業性に着目した融資を促進するための制度や、実務の在り方に関する検討を進めてまいります。併せて、国内外の金融経済情勢の動向を注視し、金融機関のリスク管理の高度化を促すとともに、法令等の遵守の徹底も含め、金融システムの安定や信頼の確保に努めてまいります。次に、成長と分配の好循環を実現していくため、資産運用業とアセットオーナーシップの改革や、資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進など、資産運用立国の実現に向けた取組を推進するとともに、国内外への積極的な情報発信を行ってまいります。また、国民の安定的な資産形成に向けて、新しい認査制度の普及・活用促進や、金融経済教育の充実に向けた体制の整備等を進めてまいります。併せて、幅広い金融事業者等による顧客本位の業務運営の取組の定着や、底上げが図られるよう、必要な対応を行ってまいります。また、社会的課題の解決と、持続的な成長に向けてサステナブルファイナンスのさらなる推進を図ってまいります。加えて、コーポレート・ガバナンス改革と企業開示におきましては、大量保有報告制度の見直しや、人的資本を含む非財務情報の開示の充実、市販機開示の見直しを行ってまいります。さらに、利用者利便性の高い新たな金融サービスの創出に向けて、利用者保護に配慮しつつ、金融サービスのデジタル化や金融機関のDXを推進してまいります。今後、御審議をお願いすることを予定している金融庁関係の法律案としては、第211回国会に提出し、参議院において継続審査となっております金融商品取引法等の一部を改正する法律案、及び情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための社債・株式等の振り替えに関する法律等の一部を改正する法律案がございます。金融サービスの顧客等の利便の向上及び保護等を図るため、速やかな御賛同をお願い致します。今後とも皆様のお力添えを得て、政策運営に最善を尽くしてまいる所存であります。宮本委員長をはじめ委員閣議におかれましては、御理解と御協力をお願い申し上げます。
11:13
この度、財務副大臣を拝命いたしました八倉勝男でございます。財務副大臣としての職責を果たすべく、鈴木大臣の御指示を仰ぎつつ、神田副大臣とともに職務の遂行に全力を傾聴する所存でございます。宮本委員長をはじめ、委員の皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
11:40
おはようございます。この度、財務副大 臣を拝命いたしました神田賢治でございます。財務副大臣としての職責を果たすべく、鈴木大臣の御指示を仰ぎつつ、八倉副大臣とともに職務の遂行に全力を傾聴する所存でございます。宮本委員長をはじめ、委員の皆様の御指導をよろしくお願いを申し上げます。
12:11
おはようございます。この度、内閣副大臣を拝命いたしました金融を担当させていただきます、茨城達之でございます。鈴木大臣の御指導を仰ぎながら、神田政務官とともに全力で職務を遂行してまいります。宮本委員長をはじめ、委員、理事の皆様方の御指導、御弁達を賜りますようお願いを申し上げます。
12:39
この度、財務大臣政務官を拝命いたしました佐藤経緯でございます。両副大臣、瀬戸大臣政務官とともに鈴木大臣を補佐しつつ、職務の遂行に全力を尽くす所存でございます。宮本委員長をはじめ、委員の皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
13:00
この度、財務大臣政務官を拝命いたしました瀬戸貴和でございます。両副大臣、佐藤大臣政務官とともに鈴木大臣を補佐しつつ、職務の遂行に全力を尽くす所存でございます。宮本委員長をはじめ、委員の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。
13:22
おはようございます。この度、内閣府大臣政務官を拝命いたしました神田純一でございます。金融を担当いたします。鈴木大臣の下、茨 城副大臣とともに全力で職務を全うしてまいります。宮本委員長をはじめ、理事、委員の皆様の御指導、御弁達をよろしくお願い申し上げます。本日は以上といたしまして、これにて散会いたします。ありがとうございます。