21:56
これより会議を開きます。予算の実施状況に関する件について調査を進めます。この際、お諮りをいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房、内閣審議官、溝口博史君、内閣官房、新しい資本主義実現本部事務局次長、馬場健君、内閣官房、全世代型社会保障構築本部事務局審議官、竹林博史君、内閣法制局第一部長、木村陽一君、内閣府大臣官房審議官、芥沢敬史君、内閣府政策統括官、林智子君、内閣府政策統括官、高橋健二君、内閣府経済財政国際室長、松田周一君、内閣府地方創生推進事務局審議官、安良岡武志君、子ども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室長、熊木雅人君、子ども家庭庁正一局長、藤原智子君、総務省大臣官房地域力創造審議官、山越信子君、総務省自治行政局長、山野健君、総務省自治行政局選挙部長、笠木隆典君、総務省自治税務局長、池田達夫君、外務省大臣官房審議官、池上雅一君、文部科学省所当中等教育局長、矢野和彦君、文部科学省高等教育局長、池田貴久君、文部科学省高等教育私学部長、寺門重鹿君、厚生労働省大臣官房医薬産業振興医療情報審議官、内山博之君、厚生労働省医政局長、浅沼和成君、厚生労働省保健局長、伊原和人君、水産庁長官森武君、経済産業省大臣官房審議官、田中和重君、経済産業省大臣官房審議官、西村秀貴君、資源エネルギー庁次長、松山康裕君、国土交通省大臣官房長、寺田義道君、国土交通省国土政策局長、黒田正義君、国土交通省 物流自動車局長、鶴田裕久君の出席を求め説明を聴取したいと存じますが、合意ございますか。 (なし)合意なしと認めます。よってそのように決しました。基本的質疑を行います。この際、去る27日の石川革さんの質疑に関連し、大阪誠二君から質疑の申し出があります。
25:02
石川さんのお知事館の範囲内でこれを許します。大阪誠二君。
25:12
総理おはようございます。今日はよろしくお願いします。まず冒頭1点、アルプス処理水の放出の関係で、漁師さん、水産事業者の皆さん、大変苦慮されております。販路や輸出先の拡大、あるいは加工技術の向上など、政府としてがっちりこれ支援すべきではないかというふうに思います。もう1点、東電が保証するということになっておりますけれども、この保証も迅速かつ確実に行われるように政府から指導すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
25:46
まずアルプス処理水については、風評不足、不織布という点について、科学的研究に基づいて、引き続き丁寧に発信をしなければならないと思います。それに加えて、今委員御指摘のように、1,700億の政策パッケージを用意して、国内での消費拡大、海外への販路拡大、そして国内の様々な設備の充実、こうした水産業を支援する対策をしっかり進めてまいります。そして、この当田が、もし必要になった場合には、最終的にしっかりと保証するという体制で臨みますが、国としましても、こうした全体の枠組みをしっかり進めることによって、水産業をはじめ関係者の不安不織に、全力で取り組んでいきたいと考えております。
26:54
総理、ぜひよろしくお願いします。そこでなんですが、週末、地元を歩きました。総理、今回減税を発表したわけでありますけれども、本来減税、国民の皆さん、おぉ、よかった、うれしい、そういうはずな んですが、今回はどうも評判があまりよろしくない。これですね、今回、物価高対策、それは困っている方に的を絞ってやるべきだ、選挙目当ての減税はやるべきではない、こういった声も地元で聞かれました。それから、増税眼鏡という言葉がありますけれども、そういう批判に対するために、総理がもし減税なんかをやったとするのであれば、そんな批判なんか無視すればいい、こういう声もありました。それから、国民は防衛の財源も少子化の財源も、これ足りていない、そういうことがわかっている。なのに減税するというのはやはり大阪さんおかしいんじゃない、そういう声もありました。それからですね、これ少し専門的なんですが、給付と減税を組み合わせた、そのことによって自治体の職員の給付作業が極めて複雑になり、長期間を要するその可能性がある。こんなんじゃやってられないよ、という自治体職員の声もありました。それからですね、政府の物価高対策は対象両方ばかりだ、原因両方やってないだろう。例えば、政府は円安を放置しているのではないか、円安150円、これがさらに上がるようなことになれば、事業が立ち行かない、こういう声もあるんですね。だから本来、多くの国民が喜ぶはずの減税がですね、ことのほか評判が悪い。そこで、改めて総理、今、しがかりになっている防衛と少子化予算について少し議論させてください。防衛予算のパネルをお願いします。私どもは、今の時代に合う形での防衛力、これを整備するというのは非常に大事なことだと思っています。だから防衛予算を点検してですね、その結果これが必要である、そういうものを積み上げて、今よりも防衛費が増えていく、そういうことは当然あり得ると思っています。しかし、そうは言うものの、5年で43兆円というのは、いかにも多すぎだ、これ中身がはっきりしていないので、43兆円と言われてもですね、これは課題だと指摘せざるを得ません。そこでなんですが、総理、少子化対策とか防衛のように継続して行うようなものの財源、これは高級的なものであり、安定的なものである必要があるというふうに考えますが、いかがですか。
29:35
おっしゃるように、防衛力強化は国民の命や暮らしを守り続けるための対策であり、子ども子育ては我が国が人口減少という不安の中にある将来を開いていくために大切な政策であります。これは高級的な対応が必要なものであります。そして、今の経済対策について、経済対策の中で2つ柱を挙げている、その1つとして国民への還元ということを申し上げているわけですが、こちらの方は賃上げが物価構燈に追いつくまでの間、国民生活を支えなければならない、一時的な対応であると説明をさせていただいています。供給意欲の強化という中長期的な取組と合わせて、こうした一時的な取組も組み合わせて経済対策を行う。その供給的か一時的かということについては、そのように整理をしております。
30:50
総理、答弁はなるべく聞かれたことを簡潔に答えていただきたいと思います。よろしくお願いします。防衛も少子化も、供給的で安定的な財源が必要だということは、総理もお認めになるというふうに思います。今回の防衛財源、最終年で3.7兆円増えるわけですが、そのうちの約1兆、これは増税です。所得増税、法人増税、タバコ増税。これは供給的安定的財源と言えると思います。ただし、所得増税に関して言うと、東日本の復興特別所得税の制度をそのまま利用するもので、これは筋が悪い。私はこういうことはやるべきではない。やるなら改めて増税しますよということをやらなきゃいけないのに、これをやったのは私は筋が悪いと思っている。だけれども、いずれにしても増税部分については、これは安定的な財源だということは私も認めます。ただ、今回のこの防衛財源の中には、国有資産の売却とか、基金の活用ということが入っているんですね。これはまさに一時的なものであり、売り払うべき国有財産がなければ、それ以上財源は出ないわけですよ。これは総理、安定的な高級財源と言えるんですか、国有資産の売却や基金の活用、いかがですか。
32:11
国有財産の売却、基金の活用、もちろんこれも政府として取り組まなければならない課題ですが、一方、我が国の予算、現状を考えますときに、様々な効率化の努力、行政改革 等を行える余地はまだあると考えています。そういったことも合わせた上で、43兆円の財源についてお示しをさせていただいています。こうしたものも合わせて、高級的にこの予算を維持できるように、この43兆円という数をはじき出しております。
32:59
総理はお答えになりませんでしたけれども、国有財産の売却は国有財産に限りがありますので、高級的安定財源とは言えない。これは常識ですよ。だから、こういうものを入れてですね、自転車創業をしている、それは私も理解しますよ。いろいろ予算が足りないんだから。でもこれは高級的安定的財源ではないということをですね、指摘をさせていただきます。それから、決算常用金。これもですね、毎年これ変動します。決算常用金を財源に使うなとは言いませんが、最初から決算常用金を財源に見込むというのは、これは財政の王道から言って常識外れです。これは高級的安定的財源とは言えないと思いますよ。総理いかがですか 。決算常用金。
33:44
内閣総理大臣。失礼しました。財務大臣鈴木春一君。
33:49
あの、決算常用金につきましては、過去10年間の平均をとりまして、1.4兆円程度出ていると。そのうち、この国債の償還に充てる分、半分ということで、残りの0.7兆円をですね、これはもう安定的に過去の平均からも見込めるものだと、そういうのは理解の下で考えているところであります。
34:17
あの、過去10年間の平均1.4兆円は私も理解していますし、そのうちの半分の7000億を使うということも理解はしていますけれども、ここにあの、自治体議員を経験された方も多いと思いますが、自治体予算でですね、当初予算に決算常用金最初から盛り込んでいる予算なんて出している自治体ありますか。多分ないですよ。そんなことをやるんだったら、前年の予算の編成が甘い。だからそれはだめだ。そんな予算認められないというのは多分自治体予算の常識なんですね。で、自治体で決算常用金使うときはどういう場面かというと、夏に交付税が決まる。12月には人事院勧告が決まって、また新たな支出が出る。そのときに財源の調整をしながら、決算常用金去年のもあるから、これは財源として重当しよう。こういうやり方なんですよ。当初予算に最初から決算常用金を見込むなんていうのは財政の常識外れですよ。いかがですか、総理。
35:19
決算常用金については、様々な変動要素があるという御指摘はそのとおりだと思います。だからこそ、今、財務大臣から答弁させていただきましたように、この10年間の平均をとって、安定した数字として掲げさせていただいているということであります。先ほどの様々な国の資産を売り払うということが一時的なものではないかという御指摘もありまし たが、あれにつきましても4分の3は、行財政改革で安定的な資金を確保するということであります。併せて今のこの決算常用金についても10年間の平均ということで安定した数字を掲げさせていただいております。
36:20
これですね、やっぱり相当財源としてはあやふやですよ。財政の常識からすればですね、安定的高級財源でないものをそういうふうに言い募っているようにしか見えないんですね。それで今回のこの中にまた、歳出改革という項目が入っています。歳出改革というのはですね、何か具体的な事業、これこれこれを廃止します。だからこれを財源として当てますと言うなら、まだ財源としての見込みはあるんですね。今回のでも歳出改革というのはそういう性質のものではないですね。歳出改革になるものが、財源たり得るんですか、総理。これ。財源になるんですか。具体的にどの事業を廃止して、どうこれに当てるんだって決まっているんですか。決まってないでしょう、今回は。
37:06
先生ももうこの仕組みはご存知と思いますが、従来骨太の方針で、3カ年で1000億の伸びしか認めない。社会保障費については高齢化の枠内に抑える、こういうことでありました。それが、それの骨太の方針に決めた時からですね、今考えています、物価が上昇しておりますので、3年間で1000億ですから、3300億。それに物価上昇率をかけますと、約1500億円になります。1500億円の枠内で今後抑えていくと。さらに私どもといたしましては、さらに600億円深掘りをいたしまして、2100億円、この歳出改革の中で出していくということで、これはきちっとこれからもやっていきたいと、そういうふうに思っているところであります。
38:11
皆さん、今の財務大臣の説明分かりましたか。何言っているか全く分からないんですよ。というのはですね、本来伸びるであろう予算を伸びないように抑え込んだ。だからそれが財源だと言っているんですよ。こんなもの財源じゃないじゃないですか。何か具体的に仕事を辞めた。だからその財源を振り向けるというのはこれは財源ですよ。本来伸びるであろうはずの予算を伸びないように抑えたから、それが財源になる。こんなの機弁ですよ。だからですね、私はこの防衛費3.7兆円増やす。5年間で43兆。高級的安定財源は増税だけ。所得税増税、タバコ税、法人税増税する。これが高級的安定財源。その他は全く安定的な財源ではない。一時的な財源。そう言わざるを得ない。こんな状況の中で総理が減税減税って言うから、国民の皆さんはそんなこと大丈夫なのかって、そう思うんじゃないですか。
39:16
歳出改革についても、令和5年度の予算編成で達成した2100億円という数字。これを5年間引き延ばしての数字ということで、実績を踏まえた数字を用意して、財源についても考えています。そして、今こうした状況で減税をするから、国民から批判を受けるという御指摘がありました。もちろん国民の様々な御指摘については、謙虚に受け止めるべきだと思いますが、今、一時的に政府として、この賃上げがぶっかだかに追いつくまでの間、国民生活を支えるために用意をする国民への還元という部分については、経済政策として、デフレからの脱却を完成させるために、どうしても必要である。デフレから脱却するためには、減税してでもこの取組を進めなければいけない。この供給力を強化して、賃上げ等を来年につなげなければならない。こういった趣旨で減税をお願いしているわけであります。これを防衛力の強化と、そして経済を来年につなげていく、好循環を完成させる、これは共に重要な議論だと思っています。そして、このデフレから完全に脱却することが、日本の財政にとってもプラスに働くものであると考えています。こうした経済政策と防衛力の強化、これはそれぞれ重要な課題であり、そして防衛力の強化もその中身について、経済、賃金、物価等に最大限配慮した上で実施の時期等も決めるなど、経済に最大限配慮した形で行うということでありますので、この両者は矛盾するものではないと考えています。
41:37
総理の今の説明からは、減税で今のデフレからの脱却や経済の向上に資するという理由がよくわかりません。それは給付ではなぜだめなのか。給付なら素早くできますし、減税と給付を組み合わせるから、給付が複雑になって自治体の現場も混乱するわけですよ。これは私は完全に今回の減税は間違いだと思います。答弁が。いやいやよろしいです。よろしいですか。ちょっとそれで少子化の財源についても議論させてください。少子化のパネルをお願いします。少子化の財源については政府は今年の6月こういう内容を発表しているわけです。いちいち細かいところは説明しませんが、今回のこの少子化対策についても歳出改革が盛り込まれています。私は歳出改革防衛にもあるし、少子化対策にもあるし、歳出改革というのはこれ、振れば出てくる内出の小筒なんですか。こっちにも歳出改革がある。防衛にも歳出改革がある。これは単なる覚悟としての枕言葉ですか。要するに予算をちゃんと使いましょう。歳出改革に努めて適切に予算を使いましょうという枕言葉なんです。この歳出改革によってどれぐらい財源が出てくるんですか。
42:55
これは防衛力の議論の際に申し上げたように、防衛力強化における歳出改革、これは社会保障費以外の部分での歳出改革であります。子ども子育て政策、これは当然社会保障に関わる部分がありますので、その部分の歳出改革ということであります。これ両方、両方ですね、枕言葉のように出す、そういったことを枕言葉のように使っているとおっしゃいましたが、別々のものであるということを申し上げさせていただきたいと思います。
43:30
それによって、いくら予算が上げるようになってヤジが飛んでますけれども、少し具体性に乏しいというふうに思います。それからもう一つですね、この中に規定予算の最大限の活用ということが書いてあります。ということは、何かの事業をやめて、異次元の少子化対策に振り返るという意味ですか、これは。規定予算の活用というのはそういうふうに理解されるんですけれども、いかがでしたか。
43:59
これは振り返るということではありません。全世代型社会保障の理念として、これはあらゆる世代を通じて、バランスよくこうした様々な支援を考えていくということでありますので、今現在取り組んでいる様々な支援、取り組み、これは引き続き維持していかなければならない、このように思っています。様々な取り組み、決して何かを削るというだけではなくして、こうした、例えば介護等における様々なIT、デジタル機器を作った効率化をはじめ、医療等において様々な効率化、削減、これは用意、当然していくことになると思います。こういったことを含めて、この様々な財源について考えていく。これが基本的な考え方であります。
45:06
規定予算の最大限の活用と言っていながら、予算を削減するものではない。事業を振り返らないと規定予算の最大限の活用なんかできないんじゃないですか。私は機弁だと思いますよ。それと今回のこの中で増税はしないということを宣言しました。それから実質的に追加負担をしないということを宣言しました。追加負担しない、増税しないということは、国民の負担は1円たりとも増やさないという意味でしょうか。いかがですか。
45:44
少子化対策の財源については、6月に子ども未来戦略方針、これを確定いたしましたが、その際に徹底した財政改革等を行った上で、その効果を見ながら、国民に実質的な負担を生じさせないことを目指す。これを明記しております。この方針に従って財源を年末に向けて考えてまいります。
46:14
増税しない、国民の負担を実質的に追加負担をしないと言っていて、それじゃあ1円も国民の負担を増やさないのかということには真正面から答えられないんですか。だって増税しない、実質的に追加負担しないと言っているんですから、じゃあ国民の皆さん、ああだったら我々の負担1円も増えないんだなって。普通はそう思いませんか。1円も増え ないんですね。増えるんですか。いかがですか。
46:51
社会保障改革については、これ未来に向けて様々な議論があり、そしてその負担についても見通しが示されています。そうした見通しの中で実質的な追加負担は生じさせない。これを目指していくというのをこの子ども未来戦略方針の中に示しているところです。これに従ってこの財源についても考えてまいります。
47:25
非常に苦しい答弁で、増税しない、追加負担しないと言って1円も増やさないということは言えないという不思議な答弁だと思います。加えてこの中に企業も含め全員が広く負担するということも書いてあるんですね。負担を増やさないと言っていながら広く負担する。これ完全に矛盾しているというふうに一般的には思われますよ。これ異次元の少子化対策は私はまったなしだと思います。大支給をやらなきゃいけないことだと思うんですが、この財源すらこんなあやふやな状態なんですよ。こんなあやふやな状態で減税だということはやっぱりおかしい。常識的な人なら私はそう思うと思いますよ。私極めて無責任だ。そのことを指摘してこの問題ちょっと終わりたいと思います。内閣総理大臣から答弁がありますがよろしいですか。いやいや、後でそれじゃあれば言ってください。もう同じような答弁何度されてもですね、財源があやふやだということだけは皆さん認識いただけるんじゃないですか。じゃあ次、総理、少子化、これ本当深刻です。総理、少子化の要因は何というふうにお考えているでしょうか。少子化の要因です。
48:44
少子化の要因については、これは要因一つに絞るということはあり得ません。我々の社会に関わる様々な要因が絡み合って少子化ということにつながっていると考えます。家族間、あるいは経済的な状況等様々な要素がありますが、最も大きなのは子どもを育て世帯若者層の所得を将来的に安定させることができるか、これが大きな要素になると考えております。
49:33
政府では日本の少子化の要因の一つとして、未婚か晩婚かということを挙げています。日本では婚姻したカップルに限って言えば、この50年間大体お二人お子さんを設けるんですね。ところが50年前、日本では年間100万組が結婚されておられました。ところが今は約50万組半分ぐらいなんですね。婚姻率も50年前は10%、今は5%を切っています。だからなかなか結婚しづらい社会になっているというところが、私は少子化の一つの要因だというふうに、これは政府もいろいろな文書の中で言っているところです。じゃあなぜ結婚しづらいのか、それがこのグラフです。要するに働き方の形態によって婚姻率が違う。正職員の方が婚姻率が高くて、非正規アルバイトとなるに従って婚姻率が下がっていくわけです。だから総理の言うとおり賃金を上げる、あるいは職を安定化させる、こういうことが実は少子化の解決には一つの私は手法だと思っています。ただ賃金を上げる、上げると言うんですが、総理これはなかなか簡単にできないんです。なぜか、30年間日本は賃金が上がってきませんでした。だから社会、会社の仕組みも賃金が上がらない中で、何とか切り盛りをするという仕組みになっていますから、賃金を上げようと思ってもなかなか上げにくい状況であることは確かなんですね。特に中小企業、大企業の労働分配率、これはだいたい5割程度です。儲けの中から人件費に回している割合5割程度。これが中小企業、冷裁企業になると労働分配率は8割、相当高い割合になるわけです。こういう状況を考えると総理、中小企業を含めて全ての事業所が賃金を上げるというのは簡単ではないと思うんですが、いかがでしょうか。
51:31
まず賃金を上げること、それは簡単なことではない。そのとおりであります。だからこそ、賃金上げ、そして投資など、官民協力をして盛り上げることによって、経済の好循環を回復しなければ、持続的に賃金上げを維持していくことはできない。こういった考え方に基づいて、さまざまな経済政策を進めてきました。結果として賃上げ、そして投資取りに盛り上がりが見えてきた、新しい兆しが見えてきた、これをどう維持するのか、これが問われています。そしてその際に、おっしゃるように中小企業において、この賃上げを維持していかなければならない。その際に、中小企業独自の取組として省力化対策ですとか、生産性の向上ですとか、それから価格転嫁を円滑に行うですとか、こういった点が特に中小企業においては重要なポイントになると思います。こういった点をしっかり支援していくことが、中小企業がこうした賃上げの大きな流れの中において、遅れを取らないように、ともに経済の好循環の中に参加してもらうために重要な課題ではないかと考えます。
52:59
総理も今の冒頭の答弁で、賃上げはなかなか簡単なことではないという答弁をされまして、それでいろいろな対策を講じて、何とか賃上げに向けていこうという話をされたんだと思うんですが、賃上げはなかなか簡単でないことが事実なんですね。しかし、今こういう状況があります。なかなか所得が伸びない、あるいは職が不安定だということがありますので、それを賃上げによらずやれる方法が私はあると思うんです。それが私教育の無償化だと思うんですよ。教育の無償化をすれば、子育て世代の皆さんの自由に使えるお金、過所分所得がふえます。それが教育の無償化をすることによって、この少子化対策にもプラスになるでしょうし、それから子育て世代の皆さんって、ふえたお金を消費に回しやすいんですね。限界消費成功が高いという言い方をしますけれども、だから教育を無償化して自由に使えるお金は今度経済に回っていく。経済に回っていけば、それは最終的に社会保険料の増にもつながるというところにもなっていくわけですよ。だから、とにかく教育の少子化をやることが、単に教育だけの問題ではなくて、社会全体の問題を紐解く、私はスイッチ入り口だと思うんですね。だから総理、これ、教育の無償化、これがっちり取り組みませんか。いかがですか。
54:24
まず、端的に答えていただいて、その後に総理にお願いいたします。子どもたちの誰もが家庭の経済事情にかかわらず質の高い教育を受けられるチャンスが平等に与えられ、個性や能力を最大限伸ばせるようにすることが重要です。また、先生ご指摘のとおり、少子化対策の観点からも、教育にかかる経済的負担を軽減することが重要だと考えております。このため、当省では、これまで幼児教育保育の無償化、高等学校における授業料支援、高等教育の修学支援、新制度など、安定財源を確保しつつ、学校段階全体を通じた教育の無償化、負担軽減に取り組んでまいりました。今後とも、教育にかかる経済的な負担軽減の取り組みを通じ、教育の機械均等に努めてまいります。以上です。
55:21
総理も多分同じ答弁をされると思うので、今、矢子が飛びました。給食の無償化まずやろう、そういう話がありました。ただ、総理はこの給食の無償化について、今、全国調査をしているんだという話をされていたかと記憶しております。全国調査した結果、給食の無償化、何かやりにくい、アイロが出た場合、給食の無償化やらないんですか。それを乗り越えるための努力はするんですか。給食の無償化を本当にやるのかやらないのか、それはどうですか。内閣、あ、すみません。
55:56
今、担当所管でありますので、担的にお願いいたします。簡潔にお答えいたします。現在、給食の無償化につきましても、必要な調査その他を行っているところでございまして、今年の6年度にそのような調査をスタートしたところでございまして、こういった調査、つまり各自治体でどういうふうにやっているのか、現状、そういうことを含めた上で、結論をまとめていきたい、そんなふうに考えております。
56:36
総理、こういうことだからだめなんですよ。これはですね、例えばこういう問題について、総理が、給食の無償化はやるんだ、全国調査をした結果、何か愛路があってもそれを乗り越える方策をみんな考えろ、そういう指示をするのがリーダーの役割なんですよ。総理にはその明確さがないんですよ。だから、温党の中からもですね、総理の発信力に問題があるみたいな質問が本会議上で出るわけですよ。リーダーは明確に方針を指し示して、課題があるならそれを乗り越えよう、こういうことを言わなきゃいけないんですが、その歯切れの良さがですね、私には感じられない。さて、そこで、次、人手不足、時間がもうないので人手不足いきます。大臣が答えるからこういうことになるんですよ。じゃあ引き続きいきます。今、日本ではありとあらゆる分野で人手不足です。これはもうほんと全ての分野、これ日銀の調査ですけれども、宿泊、対人、対個人サービス、事業所サービスも卸小売も何もかにも人手不足なんですが、そこで斉藤大臣、ライドシェアの話をちょっと聞かせてもらいたいんですが、例えば、過疎地でタクシー的なサービスがないとかですね、観光地でタクシーが足りていない、こういうところの私、対策することは非常に大事なことだと思うんです。ただしその前にですね、しっかり確認しておかなきゃいけないことがあると思うんですね。仮にそこでサービスをするにしても、一つはお客さんの安全を確保すること、それから運転手さんの質、これをしっかり確保して、お酒飲んで運転してないやなとか、ということがチェックできること、あるいは車両がきちんと整備されているかどうか、あるいは事故が起きたときにきちんと個人任せにしないで対応できるかどうか、こういうことをきちっとやった上で、確認した上で、過疎地だとか観光地のタクシー不足を解消しなきゃいけないと思うんですが、大臣いかがですか。
58:36
大阪委員おっしゃるとおりだと思います。自動車の安全、運転手の安全、事故が起きたときの責任、これを明確にして、現在、デジタル行財政改革会議で、その上で人手不足をどう解決していくか、という議論を総理の指示の下でさせていただいております。
58:59
人手不足の問題をもっとやりたかったんですが、時間が来ましたので、これで最後にしますけれども、総理、あと22年経つと2045年なんですね、2045年。2045年といえば1500年です、1500年。1500年なんですね。この1500年を総理はどんな気持ちで迎えようとしているのか、どんな気持ちで1500年を迎える気持ちで、今、総理の任に就いているのか、その感想をちょっとお伺いしたいんですが、私は、日本がやはり真の独立国、真の主権国家、そうなるべきだと常々ずっと思っています。もちろん、アメリカと日本の関係は大事ですよ。これは切っても切れない重要な関係であることは事実なんですけれども、今、仮に官邸の前の道路に米軍のヘリが墜落しても、日本の警察はそこへ行って、現場検証が捜査できないんですね。でもこれは、他にもたくさんそういうことがいっぱいあるんですが、私は本当の意味での主権国家になるんだ、独立国としてしっかり自立をするんだ、そういう気概でこの国の政治をやっていきたいと思っているんですが、2045年、1500年、総理はどんな気持ちで迎えるつもりで、今、総理の仕事をされておられますか。
1:00:23
2045年どういった気持ちで迎えるかということで、大阪委員の方からは、今、国としての独立気概をしっかり持った国というお話がありましたが、私自身の目指す国家像としては、やはり今現在、日本の国においては、各地において様々な立場で老若男女、生活をされているわけですが、やはり全ての人が生き甲斐を感じられる、公設的な社会を目指さなければならないと思っていますが、そのために今、日本は国の内外で大きな変化に見舞われています。この変化に臆することなく、逆に変化を力に変えるようなしたたかさを持って、将来の国づくりを考えていかなければならない。それに言うと、この変化を力に変えると同時に、明日は必ず今日より良くなると、希望を持てる国をつくっていかなければならない、このように思っています。そのために、この変化に対応すると同時に、防衛力だけではなくして、社会の変化、そして経済の変化、こうしたものについてもしっかりと向き合っていく、先送りできない課題に一つ一つ向き合っていく必要があると考えて、政治に臨んでいるところであります。
1:01:49
時間が来ましたので、これで終わりますけれども、総理また議論させてください。よろしくお願いします。ありがとうございます。
1:01:56
この際、早稲田由紀さんから関連質疑の申出があります。石川さんの持ち時間の範囲内でこれを許します。早稲田由紀さん。
1:02:11
立憲民主党の早稲田由紀です。本日は、総理にのみ質問通告をさせていただいておりますので、総理のみ、ぜひ御答弁をよろしくお願いいたします。それで、先ほど来日も御議論がありました。この防衛財源についてでありますけれども、抜本的に強化される防衛力は将来にわたって維持、強化していかなければならず、この安定的にするために、毎年度4兆円規模のしっかりとした財源が必要で、その4分の1については、つまり1兆円については、将来世代に先送りすることなく、今を生きる我々が将来世代の責任として、対応すべきものだと、総理は、この防衛増税、1兆円の防衛増税について、何度も、この前の通常国会でも答弁をされております。その一方で、この少子化対策、異次元の少子化対策と言われながら、なかなか財源論も見えてまいりません。もう、これはずっと言われておりますけれども、この少子化加速化3年プラン、これももう1年が経とうとしています。そんな中で、財源論が見えないけれども、少子化のこの児童手当を高校生まで拡充をするというようなことだけが言われておりますが、その中身、何からもっと始めていくのかということも、順番さえもよくわからない。そんなことがずっと続いております。その中でありますけれども、減税ということが、この防衛増税の直後に、数か月後に、この減税、所得減税ということが出てまいりました。最新の世論調査です。所得減税など定額で4万円減税をすることを軸に検討。この政策をどう評価しますか。これについては、評価しないが56、そして評価するの31のもう2倍近くとなっております。では評価しない理由は、政権の人気取りだと思うから、これが41であります。これについて、総理どのようなお考えですか。
1:04:22
国民の声、これは謙虚に受け止めなければならないと思いますが、先ほど来申し上げておりますように、防衛力の強化、あるいは子ども子育て政策、そして一方、今、経済対策を通じて、この所得税減税等を考える。これはそれぞれ別の目的の重要な課題であると認識をしています。今は経済対策をしっかりと進めなければいけない。30年続いたデフレから脱却できるかどうか、正念場を迎えている。そこにあたって、国民への還元、しっかり考えていかなければならないということで、所得税減税等をご提案させていただいている。こういったことであります。共に重要な課題でありますが、少なくとも防衛力の強化の議論も、子ども子育ての議論も、この経済との関係において、最大限配慮をしながら進めていく。こういった考え方は、明らかにさせていただいております。両者は矛盾するものではありませんし、これは共に進めなければいけない重要な課題であると思います。タイミング等もしっかり考えながら、両者を進めていきたいと考えています。
1:05:45
評価しないという点について、国民の声について私は伺っているので、端的に、簡潔にお答えをいただきたいと思います。そして、この反対の方が多い減税、これは偽装減税だからじゃないですか。そして、この内閣の支持率も過去最低となりました。そして、支持をしないという方は51.8%+3.8%。これ減税をする、所得減税をするとまで言ったのになぜなんだというような、ぼやいていらっしゃるという総理のニュースもございます。そういうネットニュース、そうですね、減税まで言ってやったのにというようなことが流れておりますが、これだけ減税をすると言いながら評価がされない、これはやはり国民の皆さんが選挙目当て、一時的の減税、そしてその陰には、これからの国民負担増がどんどん増えるということがわかっている。こういうことを騙さずに、国民の皆さんにしっかりと説明をすべきではないでしょうか。
1:06:53
経済対策については、これからも丁寧に説明を続けていかなければならないと思います。なぜ所得減税等を考えなければならないのか。これは30年続いたデフレから完全脱却を果たす、今、潜在一愚のチャンスを得ている。このチャンスをしっかり物にしていくために、こうした減税等も考えていく、こうした考え方を説明させていただいています。30年間デフレの悪循環が続いた中にあって、官民で協力をして、この2年間様々な努力をすることによって、鎮上げ、30年ぶりの盛り上がりを見せてきました。100兆円を超える民間投資が示されています。明るい兆しが見えてきました。これを来年につなげられるかどうか。鎮上げ、これより盛り上げて、実質賃金においても、プラスの状況をつくっていかなければならない。今まさに正に正念場を迎えているときに、物価高騰で国民が苦しんでいる。よって、賃金が物価高騰に追いつくまでは、一時的に国民生活を支えなければならない。ということで、所得減税と国民への還元、これを考えたというこ とであります。経済政策を前に進める、長年の念願であるデフレからの脱却を考える、これが今回の経済対策であります。防衛力の強化、そして子育て政策、これも大切な政策でありますが、これは、このプラスかマイナスか、この税のプラスかマイナスかで論ずる話ではなくして、共に前に進めていく重要な課題であると考えています。
1:08:55
いや、そういうお話ではないと思います。逃げないでいただきたい。増税か減税か、国民の皆さんにはわからないから、これだけ下がっているのではないですか。偽装減税という言葉を使わせていただくしかないと、私は思います。1枚目のパネルでありますけれども、この負担議論が先送りされているというのがまさにその通りです。この少子化対策についても、ここに書かれている通り、高齢化による社会保険料の伸びを、社会保障の歳出削減料を規制すると、一つは言っていらっしゃる。そして、社会保険料の上乗せに、新たなこの支援金制度を加えるとおっしゃっています。来年は、この医療介護障害福祉サービスの報酬改定、トリプル改定の年でありますが、社会保障の歳出削減とは何をなさろうつもりですか。(( 答え聞き ))
1:09:54
サービス提供側の質の向上、あるいは効率化、例えば、医療提供体制の効率化や介護分野におけるITの活用など、幅広い取り組みが考えられます。こうした様々な改革の努力を、年末までに、今度策定をし、お示しをした上で、2028年度までの毎年度の予算編成過程において、実施して積み上げていきたいと考えています。
1:10:30
社会保険料は上がるんですか、下がるんですか。(( 答え聞き ))
1:10:41
(( 答え聞き ))それでは、まず加藤綾子さんからお話をしていただきます。(( 答え聞き ))担当大臣ですから、手短にお願いいたします。指名しております加藤綾子さん、お願いいたします。続いて総理、お願いいたします。お答え申し上げます。まず、少子化対策の財源につきましては、6月の子ども未来戦略方針におきまして、まずは徹底した歳出改革等を行い、その効果を活用しながら国民に実質的な追加負担を生かすことを目指すという基本方針を示しております。その際、構築する支援金制度は、企業を含め社会経済の参加者全員が連帯し、公平な立場で広く負担をしていく新たな枠組みとされており、関係省庁と連携しつつ、具体的な制度設計を速やかに進めてまいります。内閣総理大臣岸田文雄君、総理がお答えをされます。国民に実質的な負担を生じさせないことを目指す、このように申し上げておりますが、要は、所得を増やす中にあって、その負担の率は決して増えることがないよう、この制度を構築していきたいと考えております。
1:12:08
総理だけに質問通告をしております。総理だけお答えください。大臣、立たないでいただきたいと思います。この予算委員会では総理としか質問ができませんので、今お答えになっていません。総理も。歳出削減は何かと私は伺って、社会保険料が上がるのか下がるのかという質問をしているわけです。その中で、この今のパネルですけれども、これを見ればわかるように、歳出削減で削減をするとおっしゃいますけれども、それでは、この子育て支援金を除いたら、保険料を下げるということになります。保険料が下がるなら、それは給付カット、介護やそれから障害福祉、こうしたことの 給付カットに直結をいたします。給付カットということは、もう賃金が上がらない。これだけ苦しんでいらっしゃる皆さんの賃金が上がらないということになって、これ本当に今のパネルのことは絵に描いた餅なんです。国民にそこを正直に説明をしないから、減税が評価されない。偽装減税なんです。私はそのことを、この社会保障費をカットする。それから社会保険料はどんどん上がっていくということを、絶対にこれはしていただきたくないから、このことを申し上げています。次のパネルをお願いします。2番です。解除の人手が足りないということです。これについては解除、介護の人手が足りない。全国団体の共作連の方の東京でやりました調査です。正規職員の充足率は5割にしか満たない。つまり10人必要なところ、5人しかいらっしゃらないということです。これでは私も週末、生涯福祉の秋祭りを歩かせていただきました。本当に今、きめ細かいサービスをしようと思っても、どんどん報酬が削られている。もちろん報酬だけでは人件費をまかないないから自分たちにもつなしをしているけれども、それでももう どんどんやめていってしまう。こういう深刻な声を大臣は聞いていらっしゃいますか。大臣の眼鏡の向こうにあるのは、経団連経済界だけで、国民の…あ、ごめんなさい、総理の眼鏡の向こうにあるのは経団連経済界だけで、国民のこのぶっかだかで苦しむ、求情、これを見てられないと私にはそれしか思えません。この介護の問題、しっかりとやっていただきたい。利用者の負担増。そしてどんどん、この国民負担は上がるけれども、減税だけをおっしゃっている。そういう偽装減税をやめていただきたいと私は思います。介護事業者大変、そして障害福祉の現場も救急としておりますので、これをさらに迫るようなことがないような、この報酬改定にしていただきたいということを強く要望させていただきます。そしてその上で、その介護職員の6000円の賃上げということも出てまいりました。1億円の人にも4万円の減税。1億円の所得の方の家庭にも4人家族で、しし16万円、これが減税されるにあたって、3年に1度のこの報酬の改定においては、介護6000円ですか。おかしいじゃないですか、これ。どう考えても。総理はずっとこの再分配ということをおっしゃっていらしたのに、再分配が進むどころか、もう貧困が加速をしている、格差が拡大をしている、こういう矛盾をする社会保障費カットをごまかすために、1回きりのこの4万円の減税でごまかしていただきたくない。これについて私は、もう偽装減税、増税、隠し減税、選挙対策減税であると、私は思います。だから、これが先ほどの所得税でも減税でも4万円減税することを軸に検討しても評価しないということが、もう圧倒的という数字になっていると言わざるを得ません。選挙前だけの1回きりの減税ではない。そこに総理の信頼が得られないのは、ずっとこれから続く、高級的な、永遠に続いていく国民の負担増、それから、言うなれば増税、これを隠していらっしゃるからです。ずっと続くんですから。1回きりの4万円の減税は5兆円規模だけれども、もっともっと国民負担増が何十年も続けば、当然私たちの負担は重くなるよねって、国民の皆さんは誰もわかっていらっしゃる。だから、評価をされていないのではないですか。これをぜひ、説明していただきたい。国民の皆さんわからない。私もわからないからです。ものが違うとおっしゃっても、1回きりの減税とずっと続く国民負担では、全然その負担が重くなるのは明らかです。説明してください。
1:17:07
まず、介護報酬については、今、策定している経済対策の中で、この介護報酬についても考えていきたいと思いますが、御指摘の6000円という数字でありますが、この中身については何もまだ確定をしておりません。そして、併せて年末の介護報酬改定の中で、この報酬についても考えていく。こうした取組を進めていきたいと思います。ぜひ、介護職員の報酬について、しっかり考えていきたいと思います。そして、母養あるいは子育て、こうした、高級的な負担が先に待っているのではないかという指摘がありましたが、これは、だからこそ、今、この経済のデフレからの脱却、これを完全なものにしていかなければならないということで、今、経済対策、これを用意 させていただいています。賃上げが重要であるということ、これは与野党問わず、多くの議員が賛同されるところだと思います。この賃上げ、これを来年に向けて持続することができるか、さらには、投資等も含めて、この経済の好循環を持続することができるか、これが今、問われている。だから、この時に、供給力の強化と合わせて、この国民生活に大きな影響を与えている物価高にも、しっかりと対応しなければならない。国民への還元も合わせて用意する。こういった経済対策を進めています。経済対策を進めて、賃金、所得が増えることをもって、防衛ですとか、子育てですとか、我が国がこの国を維持する上において、国の安全を維持する上において、しっかりとしたこの取組を進める際に、国民の皆さんにも、この一定の負担をお願いしていける、こうした体制をつくっていくことが重要であると考えています。
1:19:24
実質賃金はずっと十数か月下がっています。それで手触れ脱却と言われても、足元のこの物価高、これにどう対応するかということで、来年の6月に減税などという流暢なことをおっしゃっていては、とんでもないことです。今、必要なことだからこそ、私たちは給付金という形で、年末までにということを申し上げております。それについてもお答えがございませんでした。今までの3つを、総理から答弁が求められています。聞いておりませんので、聞いていません。ごめんなさい。(( 声が聞けない ))法営増税、これについてはしっかりと決まっています。1兆円です。これが来年度、再来年度に先送りしたとしても、これは決まっています。決定は、決断をされました。そしてまた、この社会保険料に、少子化対策の、少子化対策はもちろん私たちはずっと言っております。重要なことです。だけど、これを支援金を上乗せすることでも、負担が増えないなどという、まやかしを言っては困ります。国民の皆さんは、きちんと見ている。そしてこれが負担増の2。それから最後、これは今時間がないので、質問しませんけれども、扶養控除の廃止について、これも代表質問では、扶養控除の廃止についても、その前提とした議論は、検討していないというふうにおっしゃっていますが、それも非常に曖昧な議論であります。じゃあ、総理に1つ伺います。この扶養控除の廃止、高校生まで児童手当を拡充すると、引き換えにこの扶養控除の廃止をしたら、結局は増税と同じことになります。これも絶対にしていただきたくない。子育て狙い打ち、子育て世帯狙い打ちの負担増を、増税を、子ども真ん中社会と言いながらなさるのは筋違いです。これはしないと約束していただけますか。
1:21:19
この点につきましては、高校生の扶養控除、中学生までの取扱い等のバランス等を踏まえて、整理をするということを申し上げているわけですが、その際に高校生の扶養控除の排除を前提として議論している、こういった事実は全くありませんし、それから金曜日の議論の中にもありましたが、結果として負担が増えるというようなことでは、本末転倒だという御指摘がありました。それも踏まえて整理を進めていきたいと考えています。そして、先ほど、なかなかお交代させていただけなかったので、一言申し上げますが、賃金、いやいや、先ほどお発言があったので、賃金について一言だけ申し上げますと、今年7月時点で公表した内閣府年号試算では、一定の想定の下、来年度中には名目賃金の 伸びが消費者物価の伸びに追いつく、こういった試算があります。また、民間エコノミストの見方は、実質賃金がプラスに転じるのは、2024年度から2025年度、こういった見方があります。この大事な時期だからこそ、ぜひこのデフレ脱却のために、賃金が物価高騰に追いつくまでの間、一時的な支援をさせていただき、このデフレ脱却の流れを確実にしたいと申し上げているところであります。こういった点も踏まえて、今回の消毒減税、国民への還元を考えていくべきであると考えています。
1:23:07
社会保険料がどんどん上がっているということで、この20年間、OECD諸国と比べると、韓国でも20年前の100とすると、これが160に実質賃金が上がっています。日本だけが90台、96に下がっているわけです。これを見ても、全然この実質賃金が長期にわたって上がっていないということがわかるはずです。だから私たちは、これ以上社会保障をカットしたり、それと同時に社会保険料をどんどん上げていくということをやめていただきたい。そして質問、次ですけれども、特に子どもの貧困対策の柱である、この児童扶養手当の拡充について申し上げます。今日の朝日新聞神奈川版、浜銀総研の研究員の方が赤ちゃん物価指数というのを出されました。これ消費者物価指数が3.2に対して、赤ちゃん物価指数、つまりおむつやミルクやそうしたもの、これ6.9であります。倍近い。倍以上です。そういうような大変な暮らしを今、子育て世代は真っ最中でやっている。その中で、そうですね。赤シヒもありますけれども、5つのゼロということをやっている。そういうこともある中で、なかなかこの少子化対策が、具体策が見えてこない、財源論も見えないのが、この国の今の状況であります。それを見ても、私はこの高所得者にも減税するならば、そして5兆円もの、この減税の予算をつけるならば、とにかく、この今困っている方たち、一人親、そして所得の低所得の方たちにこそ、この貧困対策として、自動手当の増額、これをしていただきたい1万円、まずですね。そして私たちは10月23日に衆議院に、この自動手当増額法案を出しております。そして自民党、公明党の皆様も、政府に要望していると聞いています。ぜひやっていただきたい。これは、子どもの貧困対策、まだ0.5兆円、年末までにやらなければならないものが、残っていて、そのメニューが出てきておりません。一番貧困対策の柱になるではないですか。一義的な減税よりも、こういう高級的な社会保障の安心、これを今こそ、この物価だからこそ、やらなければならないんです。一つ申し上げます。相対的貧困率、日本は15.4、これで前回より比べて、0.3ポイントは下がりましたけれど、OECD先進諸国で見ると、米国が15.1、韓国が15.3、つまり日本だけが、この最悪の数字になっているんです。今、日本は、総理がおっしゃるように、格差是正じゃなくて、貧困大国になろうとしている、なりそうな可能性、危険性があるんです。だからこそ、私は、この高級的な児童扶養手当の、1万円の増額を、一緒に両党の皆さんにも、賛成をしていただいているわけですから、これを、本国会で絶対にやっていく、12月まで決めていただきたいと思いますが、総理いかがでしょうか。
1:26:31
まず、議員立法の議論につきましては、国会での取扱いを決めいただくことになると、承知しておりますが、子どもの貧困、貧困世帯に対する支援の重要性、これは言うまでもないと考えています。政府においても、児童扶養手当をはじめとする、経済的な支援と合わせて、就労支援など、様々な支援を行っていかなければならない、このように思っておりますし、そして、だからこそ、今般の経済対策においても、重点支援地方交付金における、この低所得世帯支援枠、これすでにこれを使って、今年の夏から3万円の給付を始めているわけですが、これに上乗せをすることによって、合計10万円のこの給付を早急に行うべきである、ということで取組を進めてま いります。そして、今行っている支給に上乗せするのが、最もスピード感として早いという観点からも、こういった取組を用意したわけであります。子どもの貧困対策、貧困世帯に対する支援、政府としてもしっかりと用意をしたいと思います。
1:27:57
私は、高級的な児童扶養手当の増額ということを、申し上げているわけです。確かに給付に上乗せということはありますけれども、今必要なのは、やはり、このどんどん一人親の方たちが、もう半分以上、大変な苦しい生活をされているという、データが出ておりますから、今、総理がおっしゃった就労支援ということをおっしゃいました。就労支援とか、それから養育費の確保の支援とか、おっしゃいますけど、これはメニューとしては、自助の分、部類に入ります。それから骨太の方針に入っている、子ども食堂、それからフードバンク、これも共助の仕組みです。政府の責任として、政府の責任として、公助の取組をどうするかということが、この貧困対策に、今一番求められているんです。だから、児童扶養手当の増額、これをぜひ、お考えをいただきたい。この0.5兆円に入れていただきたいということを、もう一度、おっしゃってください。お示しください。考え方向性、お願いします。
1:29:05
はい、先ほども触れました、児童扶養手当の拡充、これは重要であると考えており、子ども対抗の策定に向けて、具体化してまいります。
1:29:20
具体化していただくということですので、偽装減税だけではなく、高級的な、ずっと続く社会保障の安心を、国民の皆様に享受していただけるような、政策を前に進めていただくことを、強く要望しております。ありがとうございました。この際、藤岡貴雄君から、関連質疑の申出があります。石川さんの持ち時間の範囲内で、これを許します。
1:29:53
一号王国の栃木県 第4区から参りました、立憲民主党無所属の、藤岡貴雄でございます。まず本日も、地元栃木県第4区の皆様に、心から感謝を申し上げ、そして質問の機会を与えて下さいました。先輩、また関係各位に感謝を申し上げまして、質疑に入らせていただきたいと思います。まず初めに、総理基金の問題について、議論をさせていただきたいと思います。今、テレビをご覧の皆様も、基金というと、何だろうというふうに、多分、おそらく思われる方もいらっしゃると思います。あくまで、国民の皆様の税金の使い道というのは、当然事前に国会の議決を得る。そして、その年度内に償還をするというのが、当然の大原則でございます。ただ例外的に、その単年度主義の弊害を是正する、まあ駆け込みで、わっとまた最後に出向しちゃうとかですね、いろんな単年度主義の弊害を是正するために、複数年度で弾力的に失踪する、