1:09
ただいまから、地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日、船橋俊光君、長谷川平春君及び友能亮君及び山下芳紀君が委員を辞任され、その補欠として、田中雅志君、井口名紀子君、赤松健君及び山添拓君が、選任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、個人情報保護委員会事務局審議官大月大輔君ほか、6名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、再を決定いたします。地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策樹立に関する調査のうち、マイナンバー制度に関する件を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
2:21
自由民主党の山田太郎でございます。まず最初にですね、5月の委員会にも同様の質問をしたんですけども、霞ヶ関の働き方改革、非常に重要だと思っています。早期の質疑通告、重要だと思いますが、本委員会の通告状況をどうだったか、教えていただけますでしょうか。
2:40
はい、今日の委員会におきましては、7人の質疑者のうち、5人が、前々日、7月24日の月曜日に通告をいただきました。残り2人のうち、1人は昨日の午前までに通告をいただきましたが、残る1人の方は昨日の午時台の通告でございましたので、関係者残業になってしまいました。国会のご協力もいただきまして、霞ヶ関の働き方改革、しっかりやってまいりたいと思います。
3:18
今後、まずそういうことはないように、我々議員の方もしっかり立していきたいと思っております。さて、デジタル庁への個人情報保護委員会の立入検査というのがありましたが、これはどんな理由で、何のために行われたのか、立入検査にデジタル庁が取るべき対策について、個人情報保護委員会から具体的な指示指導は行われることがあるのかどうか、この辺りをお教え願います。
3:49
はい、お答え申し上げます。個人情報保護委員会は、コンビニでの住民票等のご交付、マイナー保険証の紐付け誤り、交付金受取口座のご登録などのマイナンバーカード等に係る一連の事案について、マイナンバー等を活用したサービスを利用する国民が不安を抱くきっかけになり得るといった影響範囲の大きさに鑑み、関係する行政機関、地方公共団体、民間事業者等に対する調査を行い、詳細な事実関係を把握するとともに、確認された問題点に応じて、指導等の権限更新の要否を検討することといたしました。このうち、交付金受取口座のご登録事案においては、デジタル庁から報告聴取に対する報告書を事領した上で、より詳細に実態を把握するために立ち入り検査を行うこととしたものです。実態把握の後、権限更新の要否を検討してまいりたいと考えております。
4:50
今回、デジタル庁には立ち入ったことでありますが、富士通ジャパンさんとか、協会憲法、地方職員協賽組合等の立ち入りは行われていないのですが、今後行われる予定があるのでしょうか。逆に言うと、デジタル庁そのものがかなり悪質だったのかどうか、そういうことも含めて、ご見解いただけますでしょうか。
5:13
調査等は、今回デジタル庁の特定個人情報ファイルを管理するシステムで起きておりまして、漏洩等の報告もデジタル庁から提出されていることから、まずはデジタル庁における取扱いについて調査を進めるものとしたものです。地方公共団体等につきましても、今後必要に応じて実態把握を進めたいと考えております。
5:39
今回の個人情報保護委員会の立ち入り検査等を含めて、これはあくまでも個人情報の取扱いについてということで、デジタル関係の全般に関しての監査ということではないと思っています。そういう意味では実は、前回のこの委員会でも私自身質問させていただいたのですが、デジタル庁の施策に関するインシデントが起こった場合とか予防策等について、第三者の専門家からなる諮問機関というのをおいて、監査とか助言を求める仕組みというのは必要なんではないかというふうに思っています。実際に実行するところと、それを監督するところが一緒というのは、かなり限界があるだろうということと、今回の入力等はかなり自治体も関連していますし、いろんな事業所も関連しているわけで、かなり広範に及ぶところもあると思っています。デジタル庁の所管、所掌だけでは厳しいのではないかと思いますが、そのあたり河野大臣いかがでしょうか。
6:38
今回、貢献受取口座に関する情報をいただいた際に、デジタル庁の中で情報の共有が徹底されていなかった、そういう課題が浮き彫りとなりました。そのためにデジタル庁の中で、この情報共有を徹底するとともに、デジタル庁の中のセキュリティをはじめとする専門知識、あるいはノウハウを持った人材の知見も総動員をして、このデジタル庁のシステムの改善、向上に取り組んでいるところでございます。インシデントが発生したときに迅速な対応が求められるわけでございますが、機動的に対応できるように、そこはしっかり体制を組んでいきたいと思っております。外部からのご意見をいただく仕組みなどにつきましては、今後必要かどうか検討していきたいと思います。
7:54
今こういう状態ですから、自治体調査の中では一生懸命対応されているのはよくわかるんですけれども、客観的にどういうふうにしなきゃいけないのか、どこまでやらなければいけないのか、どうしても入力の場合は人的ミス等もありますから、100%ではないものの最善を尽くさなきゃいけないんですが、そのあたりがしっかり外部も入れて指摘を受けないと難しいところもありますので、ぜひこの外部の目を入れるという仕組みを確立していただきたいと思っております。次がちょっと事前に通告してこなかったんですけれども、マイナバー制度についての信頼が非常に揺らいでいるという事実だと思います。特に懸念の声が大きいのは、健康保険証の廃止の問題というのはやはり大きいんだと思います。これも総理を含めて政府の信頼を回復するのだとこういうふうにおっしゃっていますが、であれば信頼回復を優先して来年の秋の保険証の廃止に関しても、期限ありきじゃなくて丁寧に国民からの理解を務めるべきではないかとこういうふうに思っています。実は与党の中からもかなりそういう声が大きくなってきているというのは事実でありますので、非常にこれは私も厳しく言わざるを得ないというふうに思っております。やはり利便性を感じながら徐々に広げていく問題点も解決しながら、もちろん最初の仕組みですから問題点が決してないということはないと思いますけれども、そういったことを解決しながら進めていくという形にしていただくのが、一番国民に対しても回復につながるのではないかというふうに思います。実際の保険証等に関しては厚労省の所管等は思いますが、ただデジタル全般においての国民に対する信頼ということに関しては、特に河野大臣自身の考え、今後の支配が非常に重要になってくると思いますが、大臣この点いかがでしょうか。
9:50
マイナンバーカードを保険証として利用していただくことによるメリットというのは、これは非常に大きいものがあると思いますし、我が国の医療DXというのは、これはまたなしだと思っております。ただ、マイナンバーカードの保険証利用に関して、保険証がなくなってしまった後、保険医療を受けられるんだろうかというご心配をいただいている方がいらっしゃるのも事実でございますので、マイナンバーカードに保険証を統一した後も、安心して保険医療を受けていただくことができるということを、これ厚労省と一緒に仕組みを作りながら、広報もきちんとやって、そうしたご心配、懸念を払拭できるようにしていきたいというふうに思っております。発行済みの保険証は、最大1年間経過措置が来年の秋からも設けられております。また、こうした期間も使いながら、丁寧に説明をし、不安を払拭していく、そういうことに努めていきたいというふうに思っております。保険証が廃止された後も、マイナンバーカードあるいは資格確認証をお使いをいただいて、国民会保険、どなたも保険診療をしっかり受けていただける、これを維持していくことに変わりはございませんので、それをしっかりと国民の皆様にお伝えをしてまいりたいと思います。
11:38
今後、免許証に関してもデジタル化するということにもなりますし、いろんなものがデジタル化されています。私自身もそれは非常に重要なことだというふうに思いますが、やはり不安を抱えたまま、無理くりやるということではなくて、一定の理解を得ながら、そして利便性を感じながらということでありますので、これは強く申し上げたいのは、もちろん法律で今回逮捕していますから、今後どうするかということは、この国会でも議論の部分はあると思いますが、起源ありきではなくて、しっかり理解を得るということを優先するべ きだと、これも与党の方からもしっかり、きょう、復元させていただきたい、こういうふうに思っております。さてもう一つは、今回の問題、データのアウトプットとインプットの問題というのがありまして、アウトプットのことに関しては、コンビニのご抱負みたいなものがありました。これについては、しっかりもうそういうことがないように、これはと一応デジタル調査の等を中心に、システムに関しての仕組みを見直していくということですが、インプットに関しては、自治体とか事業者とか、あるいは人々をずっと今後も通じて、データを入れていかなければいけない。今、総点検をされているということではありますけれども、実際は、例えば保険証等に関していえば、例えば住所が変更になった場合だとか、あるいは保険者が変わった場合というか、そうするとまたデータを入れていくわけでありますから、常に人手が関する限り、やはりご入力のリスクというのは、まだまだ高いというかあり得るわけであります。100%をなくすというふうにはいかないと思いますが、このあたり、システムできちっと 人手を返さないような処理をするだとか、いろいろ工夫をする必要があると思いますが、特にインプットの部分に関して、どういうふうに今後こういった問題が起こらないようにするのか、そのインプットが他の人の情報に紐付けられれば、当然他の人がその情報を見てしまうということになってしまいますので、このあたり、今後の対策について教えていただけますでしょうか。
13:44
お答え申し上げます。一連の事案につきまして、御指摘ありましたように、コンビニご交付に関しましては、システムのプログラム誤り等によるこのアウトプットの問題でございますけれども、一方で健康保険証情報、教会組合情報、障害者手帳情報のご紐付けに関しては、事務処理におけるインプットの誤りとなっておりますし、また、抗菌受取口科のご登録、マイナポイントのご紐付けに関しましては、支援窓口における端末のログアウト忘れであったり、いわゆる利用者ご本人の登録インプットにおける問題というふうに承知をしております。マイナポータルで閲覧可能な情報に、このマイナンバーが正確に紐付けられていないと、情報漏洩につながり得ることから、個人情報の保護の重要性を踏まえて、総点検を進めているところでございます。再発防止を徹底するために、各種新生児等のマイナンバーの機会の義務化、また、氏名、住所、性別、生年月日の4情報を全て照合する方向にこの手続きを寄せていく。また、今御提案ありましたような、人手を介さない事務処理といったことを、この総点検の過程で把握をする現場の実態等も踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。
15:12
実はですね、各種新生児にマイナンバーの記載義務化というのはですね、考えてみればちょっとナンセンスなところもありまして、本来マイナンバーがマスターナンバーなんですから、そこをキーとするべき仕組みだとは本当は思うんですよね。しかも、そのまたご登録がですね、あったりだとか、今度はそれを書かなければならないということは、毎回マイナンバーカードを見てですね、書くということで、またリスクも高まるということになると思っております。住所もですね、ご案内のとおり、今ベースレジストリーということでやっていただいていると思いますが、非常に揺らぎがあるんですよね。という意味においては、そういったですね、データを人手がとにかく確認をしながらやるということに頼っていては、まだまだ問題はですね、やっぱり解決しないんだと。どこかですべての仕組みが統合されてですね、人手を介さないという形にするということをですね、まず大前提として考え方を動くか変えない限りですね、この話はずっと終わらないというふうに思っていますし、そういったこともですね、重要性を持ってですね、しっかりと第三者機関、今日提言させていただきましたけれども、そういったところは監査をするとかですね、あるいは信頼がなければ、いわゆる無理には進めないのだということ、利便性を感じながらですね、その人たちの声を大きくしていってですね、なかなか扱うのが苦手な人に対してもですね、その人たちの声を大きくしていってもらうとか、そういったふうにですね、すべてをデジタル社会においてですね、好転させるようにですね、ぜひ河野大臣を先頭にですね、お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。私の質疑は以上です。これにしたいと思います。ありがとうございました。
17:26
立憲民社民の杉尾秀哉です。マイナンバーをめぐるトラブルが後を絶ちません。今や社会問題といっても過言ではないと思います。つい に個人情報保護委員会がデジタル庁に立ち入り検査に入る。こうした異例の事態となりました。今も質問にあったとおりです。そこで、小島大尉に聞きますが、今回の問題、深刻な個人情報の漏洩事件ということで、デジタル庁の組織的問題の解明も視野に入っておりますが、当然そうであるならば、デジタル庁トップの河野大臣の調査、これも不可欠だと思いますが、いかがでしょうか。
18:07
立ち入り検査の対象でございますが、番号法第35条第1号において、委員会はこの法律の施行に必要な限度において、その職員に当該特定個人情報を取り扱う者、その他の関係者の事務所、その他必要な場所に立ち入らせ、特定個人情報の取り扱いに関して質問させ、もしくは、情報書類、その他の物件を検査させることができると規定をされております。従いまして、通常側の事務方に対してヒアリング等を行うというふうに考えてございます。質問に端的に答えてください。当初、我々のヒアリングに、小条委は河野大臣の調査やヒアリングを排除せずと、こういうふうに明言しているんですよ。今は事務方というふうに言っているんです。明らかに後退をしている。本気度が問われていると思います。そこで河野大臣に伺います。今回の事態の深刻さ、重大性をどこまで認識していますか。
19:14
保険証情報の紐付け誤り、あるいは公勤受取口座の誤登録、こうしたことによって他人の情報がマイナポータルで表示されてしまった個人情報保護に関する重大な事案が起きてしまった。そう認識をしております。
19:36
一言なんですよね。自分の責任全く言わないんですよ。河野大臣、総定系法務省でしょ。しかも個人情報保護委員会の担当大臣じゃないですか。陣頭指揮をとるべき大臣が、2週間も肝心な時期に外遊をしている。しかも立入検査当日も不在だった。無責任じゃないですか。どうですか。
20:01
この紐付けの誤りは、それぞれの紐付け機関でマイナンバーが提出されなかった際に、氏名、生年月日、住所、性別、この情報が合致しているものを紐付けをしていれば、紐付け誤りというのは起きないわけでございますが、この作業の最中に、氏名、生年月日のみで検索をかけ、紹介をかけ、合致したものを紐付けたことによって、別人のマイナンバーに紐付けが行われてしまったというのが原因でございます。ですから今回、総点検は、まずそれぞれの紐付け機関に、これまでの紐付け方法を点検をしていただく。マイナンバーが記載されていない場合には紐付けをしていない、あるいはマイナンバーが記載されていない場合に、氏名、生年月日、住所、性別、これを確実に当てていれば、紐付け誤りは起きませんから、まず紐付け機関において、これまでの紐付けの方法を確認をしていただいております。その実態の調査を7月21日までに回答をしていただいているわけでございますから、その間は紐付け機関が作業を行っているわけでございまして、所管省庁及び総点検本部を預かるデジタル庁としては、まず紐付け機関からの回答を待っている時期でございます。そういう中で、他の必要なデジタル庁における仕事をする、これは当たり前のことだと思っております。
22:06
大臣、簡潔にお求めください。 杉尾秀哉君。
22:09
聞きもしないことを何をベラベラしゃべっているんですか。自分の責任を聞いているんですよ。だいたいこの数日前に書いたこのメルマガは何ですか、これ。言い訳だらけ。しかも中身が大幅に違っていますよ。誇張がいっぱいあるじゃないですか。私は一連のトラブルの原因について聞いているんですよ。これだけ膨大な紐付け作業をやっていて、ミスが起きるのは当たり前です。今一言、市長の責任にしているけど、そうした前提に立ったフェールセーフの考え方が全くできていないんですよ。それなのに、ただ普及に前の目になっ て個人情報のリスクを軽く見て、こんな事態を招いた。そうした責任や反省が全く今の言葉にもありません。答えてください。
22:53
送天検作業のことをご理解いただいていないので、まずこの送天検作業というのは何をやっているのかということをご説明をしているわけでございます。私が人頭指揮をとるべきとおっしゃいますが、7月21日までは紐付け機関において紐付けの作業方法の確認をしていただく機関でございますから、デジタル庁及び所管の省庁は、まず紐付け機関に出した調査票の回答を待っている機関でございます。7月21日に厚労省分の回答が戻ってきておりますので、これから所管省庁とデジタル庁でその紐付け作業がそれぞれの紐付け機関でどのように行われていたかということを分析をして、今後どの紐付け機関に個別のデータの洗い出しをお願いをするかということを整理をしている、そういう作業でございます。
24:00
時間つぶさないでくださいよ。30分しかないんですよ。こうした中で所沢で初めてのマイナンバーのご登録の別人への公件振込が発覚しました。初めてです。2015年に紐付け誤りがあってその後8年経過した初めてご登録がわかった。こうしたケースは今回の送天検で本当にチェックできるのか。今送天検待っているというふうにおっしゃいましたけれども、こうした事案も起きているんですよ。これに適切に対処していますか。そしてこうしたエラーというのはどこの市町村でも起きることだと担当者の方も言っている。氷山の一角じゃないかと言われている。これから公件振込の際にいちいちチェックしなきゃいけなくなる。こういうふうにも言われています。いかがでしょうか。これは厚労省で出てしまうというふうにお考えですか。
24:46
お答えいたします。高期高齢者医療制度におきましては、他の自治体の介護保健施設等に入所した場合でも、転居前の保健者の表現者となる住所地特例という制度がございます。こうした住所地特例の提供を受ける表現者に関しまして、先般所田市におきましてマイナンバーと資格情報のひも付け誤りが発生し、それに伴いまして、高額介護合算療養費、これを誤って別人の口座に振り込むという事案が発生したと承知してございます。こうした事案が生じたことは誠に遺憾なことと考えてございます。こうしたマイナンバーにひも付く資格情報の点検につきましては、7月末までに各保健者において点検を行っているところでございますけれども、その中でこうした住所地特例が適用される方につきましては、特に念入りに確認を行うよう求めているところでございまして、現在、その確認作業を徹底し、データの正確性を確保してまいりたいと、このように考えてございます。
25:41
特に念入りにやってくれということなんですけれども、必ず漏れは出てくると思います。そして今回の総点検、世論調査を見ても解決しないと思っている人が、7割以上8割近くいるんです。これが今の国民の実態ということなんです。そしてマイナンバーの変脳について、これもそうだと思います。不審感の現れだと思います。総務省に伺いますけれども、6月のカードの廃棄件数2万件ありました。このうち12自治体のサンプル調査をやってもらいましたけれども、約4割が自主変脳ということで、これでよろしいですね。
26:15
お答え申し上げます。マイナンバーカードの廃止につきましては、死亡や有効期限切れなど様々な事項によって所要するものでございます。ご本人 の希望による変脳については、集計上は本人希望その他の区分に含まれております。運用上、この区分の中にはですね、様々なものが入ってございまして、転入届出日から90日を経過しても継続利用処理を行っていない場合ですとか、あるいは外国人住民が在留期間満了前に在留期間の短縮によりカードを廃止した場合、引越しを重ねたこと等によりまして、通期欄の予約がなくなった場合、写真の差し替えを行う場合、こういった様々な事例が含まれておりまして、ご本人の希望による変脳の運用を取り出すことが困難でございます。ただ、この点につきまして、これ自治体に大変事務負担をかけますが、先般、温島からのご要請を受けまして、作業のご了解をいただいた12団体につきましてですね、サンプル調査の結果を提出いたしたところでございます。この自主変脳の言葉には、いろんな意味があるんですけれども、今回の調査におきましては、各自治体では、本人の希望として変脳されたものとして整理したもの、これを自主変脳としております。この中には当然、ご本人の考えに基づいて自主的に変脳されたものを含まれていると考えますが、本人の希望による変脳は、私ども把握した247 件のうち97件となっております。
27:37
その後半の部分だけでいいんです。4割が自主変脳、約4割ですね、ということなんで、2万件ということはだと8000件、1か月1万件近くということなんですが、問題はその後の推移なんですけれども、この数字が出てきません。再三提出を求めているんですけれども、これどうなっていますか。4月上旬、サンプルの数を教えてくださいと言いませんでした。結論だけ。
28:04
私ども、まず調査をする際に自治体の協力を得るということが前提になるわけでございます。この協力を得た自治体についてお話を伺いましたところ、事務的にはなかなか困難であると、こういう回答を得て、数字は把握していないところでございます。
28:24
ここまで散々自治体に負荷をかけておいてですよ。そして、今度は自治体の負担になるからということで公表できないというのはおかしいです。総務省としても傾向を把握する必要性って当然あると思うんですよ。隠蔽するつもりですか、総務大臣に来てもらってますから、これどう考えますか。
28:47
私どもとしては、マイナンバー制度、またマイナンバーカードの推進について意義あるものと考え推進をして、これについてのご理解をいただくと、同時に、これら制度についての信頼をいただければいけないところと考えており、そのような立場から、この度、政府として各自治体、紐付け機関にもご協力をいただいて、一 斉の点検をお願いをしているところというふうに考えているところでございます。その中でも、自治体等の負担につきましては、自治体の皆様とよく連携をし、相談をし、業務料、費用等の負担についてもご相談させていただきながら進めているところでございますけれども、今、ご要請がありました調査につきましては、本島から特段のご要請をいただいたことを受けて、12の自治体がご協力をいただけるということで、結果は先ほど局長からご報告を申し上げてきたところでございますが、継続的な実施については、これらの自治体から事務負担増の懸念が示されているところから、ご協力をいただいて調査ができることから、対応はなかなか簡単ではないというふうに考えているところでございます。サンプル調査の継続実施については、個人の意思によって行われるカード返納に係る理由、先ほど局長からも申しましたように、マイナンバー制度、マイナンバーカードに係るそれぞれのお考えから返納したものから、写真の交換のご希望など、ご本人の希望はそれぞれあるわけでありますが、この理由等の精査について、自治体の窓口に継続的に負担をかけることになると考えておりまして、総務省の立場からは配慮をしなければならないのではないかと考えているところでございます。
30:50
随分都合いいですよね。こういうときだけ配慮するんですか。これまでめちゃなことをやらしておいて。河野大臣にも伺いますけれども、2016年から今までのカードの廃棄件数、7年間ですよ、45万件。そのうち6月の1ヶ月、たった1ヶ月で1万件近い実習返納、これ決して少なくない数字だというふうに思います。それでも大臣は数件が十数件になった程度、本当に微微である数、7月7日の会見、7月8日の静岡、言い張るつもりですか。一件一件が政府に突きつけられた不信の声じゃないですか。どうしてこういう不信の声に正面から向き合わないんですか。答えてください。
31:36
マイナンバーカードの紐付け誤りが報道されたことで、不安な気持ちになられている方がいらっしゃるというのは、重く受け止めなければならないと思っております。ただ、ご理解をいただきたいのは、このマイナンバーカードを保有するかどうかと、マイナンバーの紐付け誤りというのは関係がございませんので、マイ ナンバーカードを返納することで、紐付け誤りのリスクが軽減されるものではないということを、ご理解をいただくような広報というのは、やっていかなければならないと思っております。むしろ、この紐付け誤りがないことを確認するために、マイナンバーカードからマイナポータルに入っていただいて、ご自身の情報に誤りがないということを確認できるわけでございますから、紐付け誤りについてご不安を抱いている方には、積極的にマイナポータルからご自身の情報の確認をお願いをしていきたいと思っております。向き合ってないですね。マイナ保険証について、こういう数字が出ています。オンライン資格確認の利用状況、5月、6月全体の利用件数そのうち、マイナ保険証の利用件数割合はどうなっていますか。これ、数字5月と6月だけ、端的に答えてください。お答えいたします。オンライン資格確認の利用状況について、本年3月から4月にかけて大幅に増加しまして、3月で267万件、4月で829万件、5月で853万件、6月で849万件となってございます。割合につきましては、4月以降でみますと6%前後で推移していると考えております。杉尾秀哉君。 6%前後ってごまかしましたけど、今2枚資料をお配りしておりますけれども、オンラインの資格確認、5月は割合6%、6月は全体の数字も下がって、5万回下がっているんですけど、5.6%。これ6%弱なんですよ。つまり、ほとんどの人が保険証でやってるんですよ 。マイナー保険証使われてないんですよ。いろんな理由がある。そのうちの1つにはトラブルの問題があります。マイナー保険証の利用率がこんなに低い状況の中で、医療情報などの2枚目もそうですけれども、閲覧も横ばいがむしろ減ってます。
34:16
薬剤情報に関しては、少なくともかなり急激に減っているんですけれども、なぜこんなことになっているんですか。厚労大臣。
34:26
こうした利用件数、マイナー保険証の利用が増えない背景でありますけれども、1つは、今、委員からご指摘がありましたひも付け誤りに伴う様々な不安を国民の皆さんに抱かせてしまったということ。それからもう1つは、医療現場においてオンライン資格確認が運用される中で、転職等によって保険者を移動して資格確認情報が登録されるまでの間など、医療機関での資格確認結果が資格無効や資格情報なしと表示されること。また、顔認証付きカードリーダーや資格確認端末などの機器がうまく動作をしないといった事例が生じていること。さらには、こうした仕組みに伴うメリット、こういったものが十分に周知が測れていない、こういったことがこの背景にあるものと理解をしております。
35:22
わずか5%、6%でしかも利用者が減っているんですよ。こんな状況であと1年で保険証廃止できますか。私は物理的に無理だと思う。そして河野大臣も伺います。河野大臣はマイナン保険証は使う人がどんどん増えている。6月27日。違うじゃないですか。どうですか。
35:44
先ほど局長からも御答弁ありましたように、3月から4月にかけて約件数が3倍に増えております。その後横ばいになってはおりますが、マイナンバー保険証の利便性、メリットというものを広く広報し、あるいはこのマイナンバーカードを実際に保険証を利用を体験していただくというこ とを機会を増やしていくことで、さらにどんどん増やしていきたいというふうに思います。
36:16
6月の27日ですよ。減っていることわかっているんですよ。そして今もそうですけれども、メリットばかり強調していますけれども、国民の意識と乖離しています。そもそも今年の5月に厚生労働省ですよ。行ったネット調査、利用歴のある1000人、56%がメリットないとこういうふうに回答しているじゃないですか。これは最近の世論調査でも同じです。こうした数字を意図的に隠してメリットばかりを強調している。こういうことをするから国民の間に不信感が増幅する。そして私の友人の会業員にも聞きました。こういうふうに言っていました。一回マイナン保険証でトラブルとそこで受付が止まってしまう。医療情報を見るまでにも時間がかかる。しかも1ヶ月半前の状況しかない。そしてシステム自体がポンコツだと言っている。最近は一度もマイナン保険証を使っていないというふうに言っています。理想はわかるけれども現実がそうなっていないと言うんですよ。この間視察に行かれましたけれども厚労大臣。厚労省全くわかっていないと言っています。どうですか。
37:23
いろんな声があることこれは真摯に受け止めていかなきゃならないと思いますが、私が視察させていただいたところにおいては、確かにそうしたトラブルもあるものの、非常にこれを活用することによって様々に医療情報を活用、より効率的に活用し、診察時間が非常に短縮することができる。そしてそのことを、聞いた話を申し上げているんですから、そのことについて、また実際の患者さんからも非常にメリットを感じる。こういうお話をいただいたところもございますので、まさにそうしたメリットがより実感していただけるような環境整備に、さらに取り組むことによって多くの国民の皆さんにより良い医療が提供できる、こうした環境整備に努めていきたいと考えております。
38:12
それは視察に来て、悪いことを言いませんよ。そこで聞いた話が全てじゃないでしょう。こういう話は、御断念からもいっぱい来てるじゃないですか。全くこういう話を無視して現実を見てない。この中で、保健所を来年の秋に廃止しようとしている。資格確認についても一つ聞きますけれども、これは衆議院の閉会中審査ですけれども、プッシュ型の交付という言葉がありました。プッシュ型。本人の意思確認をしなくても積極的に交付する。こういうことなんですけれども、これ本当に本人の意思確認しなくて、そのまま職権で全員に交付するんですか。このまま行けばですよ。人口の半分ぐらいしかマイナン保健所登録してないんですよ。半分の6千万人、5千万人もの余りの人に資格確認を出すのに、いちいち意思表示をしてもらって、それで交付、この人は無理だと思ったら交付する。こんなことをやるんですか。一体全体どんなコストがかかるんですか。シミュレーションも含めてどうなっているんですか。厚労省、答えてください。まずお答えいたします。資格確認書の発行数の見込みにつきましては、今後のマイナンバーカードの普及状況、あるいはカードの紛失等による発行ニーズ、これらが様々な要因が絡まってくることですから、現時点の段階で具体的にお示しすることは難しいと考えてございます。ただ、資格確認書の発行コストとか事務コストにつきましては、全ての加入者に一律に発行 する健康保険証と比較すると、対象者がそれより減るということを考えますと、減少ができると期待しているところでございます。
40:04
シミュレーションもできていない。資格確認書の制度設計も全くできていない。現行の保険証とか何も借りないですよ。そして、昨日のヒアリングでもありましたけれども、保険証廃止この猶予期間最大1年あるというふうに言われていますけれども、総理もおっしゃいましたけれども、実質的にゼロに近い人がいるということが、昨日のヒアリングでも分かりました。政府の説明不足は明らかです。これで信用しろなんて言っても無理ですよ。これで来年の予定どおりの秋の保険証廃止は、これは正規の愚策としか言いようがありません。そこで厚労大臣と厚労大臣に伺いますけれども、世論調査で76%もの廃止もしくは撤回の世論、これをどういうふうに受け止めているのか、それぞれ大臣お答えください。
40:55
そうした背景に先ほどから議員からご指摘いただいてますように、誤った紐継ぎであり、あるいは現場による様々なトラブル、さらにメリットの周知不足、こういった背景があるわけでありますが、ただ、こうした医療DXを進めていく、あるいはこうしたことによって、より多くの情報に基づいて、より的確な医療が行われていく、これは私たちが目指すべき方向だと思っております。そのために、さらに努力を重ねていく。そして、先ほど申し上げた紐付けの誤りについてはチェックをしていく。また、現場におけるトラブルについては、一つ一つ保険料を納めている方はそれに則って対応していく。と、さらにはメリットの周知を図る。こうした努力を一つ一つ重ねていきたいというふうに考えております。
41:45
健康保険証の廃止について、様々なご意見があるということは承知をしております。その多くの方は、保険証が廃止されてしまっ た後、保険診療をどう受けたらいいんだろうかというご不安の声でございますので、また厚労省とも相談をして、しっかりと国民の皆様に、介保険である以上、保険料をしっかり納めてくださっている方は、引き続き安心して保険診療を受けることができるということを周知をしてまいりたいと思います。また、このマイナンバーカードを保険証として利用することで、様々な医療データを活用することができますし、万が一の救急時に、その方の診療歴あるいは薬剤情報といったことを素早く把握をして、適格な対応ができるというようなメリットがございますので、今、多くのご高齢の方が不安を抱かれておりますが、むしろご高齢の方々にこそ、こうしたマイナンバーカードの保険証利用をやっていただきたいと思っておりますので、そこは厚労省としっかりと協調しながら、広報に努めていきたいと思っております。
43:11
今、安心して保険診療を受けられていますけど、要するに、その安心して受けられるということに対する国民の信頼が完全に揺らいでしまっていて、回復できないからこういう発言になっているんじゃないですか、こういう世論調査になっているんじゃないですか。今、山田太郎委員も聞かれたじゃないですか。これは、世耕参院幹事長が昨日おっしゃった発言と全く同じですよ。必ずしも来年秋にこだわる必要はない。参議院の重鎮である世耕幹事長がそういうふうにおっしゃっている。その前の日は萩生田政調会長も無理に期限を切らずに理解してもらう必要がある。こういうふうにおっしゃっている。期限を切るべきじゃない。与党の中からもこういう声が出てきています。そして、昨日、公明党の山内代表も総理にお会いになりました。こういう状況の中で本当に来年の秋の保健所廃止できるんですか。延期、少なくとも延期すべきだと思います。我々は併用すべきだというふうに思いますけれども、少なくとも来年の秋は延期すべきだと思います。そうでなければ政権が持ちません。いかがですか。
44:20
総理からも、そうした前提が整うこと、これを前提に廃止等を進めるということは、従前から申し上げているとおりであります。したがって、私どもとしては、そういう環境整備すべく、先ほどから申し上げたように、ひも付けの誤りについては、今、それぞれチェックを進めさせていただいている。あるいは、現場におけるトラブルについても、遅くても8月からは、保健のそれぞれの負担に基づいた対応ができるようにしていく。こういった措置を一つ一つ、具体的に着実に実施することによって、国民の皆さんの信頼を克服し、そして、先ほど申し上げたように、より多くのメリットを受けていただける診療、治療が行われるように努力をしていく。これが、私どもの責務だというふうに考えております。
45:12
先ほども申し上げましたが、保健証を廃止して、マイナンバーカードによる保健証利用に統一した後も、安心して保健診療を受けていただくことができるということを、きちんとお知らせをしてまいりたいというふうに思っております。現在、多くの方が抱かれている不安の大半は、この保健診療が受けられるの かというところでございますので、まずそこの不安がないということを、しっかりと集中をしてまいりたいと思っております。また厚労大臣からもご答弁ありましたように、この保健証のひも付け誤りにつきましては、今、点検をし、さらにその後、システムでも点検ができるような開発を準備をしているところでございますので、ひも付けの誤りというものを、限りなくゼロに近づけるということはできると思っておりますので、そこのところも安心していただけるように、広報・周知を徹底してまいります。今、ゼロとは言いませんでしたね。これは、総点検をしても、必ずその後にも問題が出てきます。そして国民の不安、先ほど健康保険の話ありましたけれども、今の健康保険が一番安心できるんですよ。それをあえて、今やめようとしているというのは、これはどう考えても愚策です。最後に聞きますけど、岸田総理は、保健所廃止は国民の不安払拭が大前提だというふうに発言している。逆に言えば、不安払拭ができなければ延期すると、こういうことになります。解釈できます。
47:01
不安払拭というのはどういう状態なのか、そしてこの判断の時期は最終的にいつ頃なのか、答えてください。 河野大臣。
47:11
はい。あの、必要な措置をしっかり取った上で、法律にのっとり、粛々と進めてまいりたいと思います。
47:23
時間がかきましたけど、全く答えていません。以上です。
47:34
立憲民主社民の岸牧子です。第211回国会でマイナンバー法が改正された後も、マイナンバーカードに関するトラブルが次々と後を絶てない状況が続いています。しかも、言葉では岸田総理も一連のトラブルに 関し、そして各大臣もその都度ですね、謝罪をしているようにはありますが、どうにも原因を人ごとにしているように聞こえます。なぜだろうと思ったら、例えば、マイナー保険証に別人の情報が紐付けられていたのは、入力したときのミスのように言ってみたり、抗菌抗受取口座の登録に約13万人が実際には受け取ることができない本人以外の家族の口座が登録していた事例も、まるで入力した側が誤っているという話ぶりであって、そもそもシステムの構築に問題があったこと、具体的に言うと発注者側や計画立案に携わるデジタル庁側が正しく理解できていなかったからという点が聞こえてきません。先ほどの杉尾議員への答弁を聞いていても、国民の不安に対しては謝罪をしているんですが、それ以外についてはどうにも反省しているように聞こえないのがとても残念です。そのシステムが何のために必要で、実際に使う自治体など現場の職員がどう相算するのか、使い勝手が良いものとして構築できているのかなど、そういった視点が欠けていたという反省と謝罪となっていないので、どうにも聞いていてももやもやするという印象を受けます。最初に河野大臣に伺いますが、一連のトラブルにはそれぞれシステム構築に問題があったと受け止めているのか、他の省庁の管轄は回答が難しいと思うので、デジタル庁所管の公金受取講座に絞っての答弁をお願いします。
49:26
公金受取講座の登録、これをお願いする背景には、コロナ禍での給付金の給付作業に時間がかかった、必要な情報を行政側になかったということで、公金受取講座の登録をお願いをするということを始めたわけでございますが、このマイナンバーカードあるいは住民票戸籍の使命は漢字使命でございますが、現在の口座名義、これは金使命ということになっておりますので、自動で両者を称号するということができない状況にあります。現時点において、システム上でご本人名義ではなく、家族名義の口座登録になっているものを排除するというのは、残念ながら難しいのが現実でございます。そのために、この登録手続の中では、登録可能な口座は本人名義とするという規約に同意を求めるほか、登録画面でも何度か注意喚起を行うということで、ご本人の口座を登録いただくような働きかけをやってきたところでございますが、残念ながら家族名義に登録をされてしまった方がいらっしゃるというのも現実でございます。普通の手順を踏んでいただければ、そういう登録はできないのですが、少し違ったやり方でできてしまうというのは、そこ はご指摘のとおりではございますが、その場合も金使命と金使命の凸合ができないということで、排除ができないというふうになっております。ただ、先般の国会でマイナンバー法改正をしていただきましたので、2025年の6月までの期間に法律が施行され、振り仮名が交渉されるようになりますので、そのタイミングに合わせてシステムの改修を行って、口座名義人の児童称号を実現していきたいと思っております。また、その間の間に、漢字使命と金使命を何らかの形で、100%パシッというわけにはいきませんが、漢字使命と金使命の称号をする検知モデルの開発を年内をめどに取り組んでいるところでございますので、100%排除というわけにはいきませんが、そうしたシステムも試していきたいというふうに思っているところでございます。時間が私、25分間しかないので、なるべくコンパクトに答弁いただきたいと思います。システムを改善していくというのは最後の方に読み取れてはいるんですが、とはいえ、最初からそういうふうにしておけばよかったんじゃないかという反省が先に立ってこないと、なかなかみんなはやはりモヤモヤが残って、だったらマイナンバーカードはやはり嫌じゃないかというふうになってしまっているんですよ。そこは重く受け止めていただきたいです。マイナンバーカードの執行が先月1ヶ月、先ほども言いましたが2万件あったということです。小規模自治体では目立ってはいませんが、政令指定都市など大きな都市では一定程度の本人が希望しての自主返納も多くなっていると聞いています。河野大臣は7月11日のオンライン会見で本当に微々たる数、変なことに惑わされないでと発言されたと報道で読みましたが、数としては確かに全体数で見ると比率としては小さいのかもしれません。先月は個人情報の漏えいだけではなくて、他人に紐付けされているかもしれないという事案が発覚してから返納件数が増えていて、今も現在進行形です。自治体職員が対応に苦慮していると聞きます。河野大臣は自主返納の重みをどう捉えているのかというのが重要になってきます。率の問題で小さく見たり、言葉が間違っていただけなのかもしれませんが、事象を変なことと済ますべきではありません。この点についていかがですか。
54:02
不安に感じられる方がいらっしゃるというのは、大変申し訳なく重く受け止めているところでございます。委員おっしゃいましたように、この紐付け誤りの報道があって返納が増えたということで ございますが、この紐付け誤りとカードを持っている持ってないというのは、これは全く無関係でございますので、カードを返納することによって紐付け誤りのリスクがなくなる、低下するということはない。むしろカードを利用してマイナポータルから紐付け誤りがあるかどうかをご本人が確認することができますので、そうしたことを少し丁寧に周知をしていきたいと思っております。
54:51
今の紐付け誤りのこともあるので、質問を1問先に繰り上げてさせていただきますが、様々な理由での返納事態は以前から少なからずあったと聞いています。1月の住所移動でカードの記入欄がいっぱいになってとかの理由でした。しかし6月からの返納は、マイナンバーカードをめぐる騒動により不安や不信の理由で増加していると現場からは聞いています。これも何度も意見してきましたが、マイナンバーへの信頼を回復するには、一度カードの運用を立ち止まっ ての送店券とすべきであると強く要望しておきます。これは以前から申し上げているので答弁はいりません。しかし想像してください。国から採算にわたってカードの普及促進に向上せよと自治体が迫られて、途中からは方向修正はしたものの地方交付税の算定にも入れるよというような脅しまでかけられて、それで結果的に自治体職員の努力で普及率というのは上がってきました。ここにきてその努力が変能という手続きを取らされている無力感を想像していただきたいのです。また説明や対応に時間を要している業務料の負担も多大なんです。実際に窓口ではカードを再度持ちたいと思ったときに再作成というのはできるのですが、有料でカードに800円、電子証明書200円という合計1000円が必要となる説明であったり、カードを先ほど言ったように変能しても、結果的に保険証とか、公金受取口座の紐付けは残ったままとなっていますよという説明をしているところです。特に自治体職員が心苦しいのは、保険証の紐付けは一度紐付けると取り消しができなくて、紐付け解除を求める住民の要請に応えられないということが本当に対応に苦慮している。そういったような事情が、様々なことを自治体職員からは聞きました。松本大臣は、こういった対応を実際に窓口職員が行っていることを承知しているのか、また、保険証の紐付け解除はできるようにすることは必要と考えますが、これは加藤行動大臣にお考えをお聞かせ願います。
57:11
はい。委員御案内のとおり、マイナンバーカードは本人の意思により申請をしていただくものであり、返納することも御本人の意思によって可能でございます。マイナンバーカード返納の際には、それぞれ自治体におきまして、説明をいろいろさせていただいていることは、よく承知をいたしております。例えば、再発行に手数料がかかるであるとか、また、コンビニ交付等のサービスをマイナンバーカードで行っている場合には、そのようなサービスが受けられなくなるなど、各自治体において窓口で御説明をいただいている実情があることは、よく承知をいたしております。先ほどございましたが、私どもとしては、地方交付税の算定に当たって交付率を利用させていただいたのは、マイナンバーカードの利活用において、地方交付税に財政的な一定の負担がかかっていると考えられることから、これらを反映をするために交付率を活用させていただいたので、ぜひ、総務省としては、各自治体と連携をし、また、業財政面からは支えていきますので、脅しであると受け取られないように、私どもはまた御説明をしていきたいと思いますが、御理解をいただきたいと思っているところでございます。マイナンバーカードの信頼回復については、関係省庁とも連携をしながら、同時に自治体の業務負担、財政負担等についても、しっかりと状況を伺いながら、丁寧に進めてまいりたいと考えております。
59:02
マイナンバーカード市町村の窓口で交付する際等に、自治体により利用登録の支援が行われている中で、御本人の意向が十分に確認が行われず、利用登録が行われてしまった場合には、現在、御本人からの申立てに基づいて、個別に利用登録の解除を行っているところでございます。こうした方に限らず、一般に利用登録を行った後で解除を希望する方について解除を行っていくためには、システムの改修が必要となります。さらには、マイナポータルとの接続も切らなければいけません。こうした様々な手続き、改修が必要となりますから、そう した点も踏まえた検討が必要と考えております。松本大臣からは自治体への支援ということでご回答いただきましたし、加藤大臣からも認識は持っていただいていて、システムにはでも改修するのに時間がかかるので、まだ検討段階というふうに受け止めさせていただきますが、本当に返納までしている人たちなので、やはり外したいという苦情というか、すごいこういった声がありますので、ぜひともそれは進めていただきたいと要望します。事前に総務省へマイナンバーカードの最高付枚数と最高付の自由、自由というのは紛失であったりICチップの読み取り不良とか、国外転出等の理由等の内訳であったり、最高付がその有料なのか無料の別なのかというのを紹介したところ、国外転出じゃなくて国外からの転入でした。間違えました。把握していないので不明ですという回答がありました。実はマイナンバーカードが壊れやすいのか、初期段階からICチップが壊れているのかは不明なんですが、時期不良のための最高付というのが多いと聞いています。その場合は有料での最高付1000円を求めることになるのですが、窓口で理解してもらうのが相当時間を要しています。例えばスマホとカードを近づけて時期で搬送して壊れてしまうのかもしれないですし、なかな かわからないのですが、でもこれがわからないからこそ自治体では壊れていたら負担を求めるということをやっています。これは自治体の人口規模に問わずに起きている問題で困っている事象の一つです。時期不良の最高付は目に見えないので本当にわからないのです。手数料無料とするなど対策を講じていただきたいという要望が多いです。紛失とか故意に壊したという事例以外は無料にすべきと考えますが、松本総務大臣にご質問します。
1:01:43
委員もよくご案内のとおりかと思いますが、マイナンバーカードの発行に当たっては原則1000円の手数料が設定されております。マイナンバーカードを初めて発行する場合、また、マイナンバーカードに関して、ご本人の責めによらず発行に関わった市町村、もしくは機構に誤りがあった場合などは、その手数料を無料にする取扱いとしているところでございますが、本人の責めによる場合には有料となる ことになっております。再発行の際に手数料が必要となる場合があることについては、総務省、市区町村においても広報させていただいているところであるかと思いますが、また、マイナンバーカードの取扱いについて、Jリスのマイナンバーカード総合サイトにおいて、カードが熱で変形をしたり、高温物理的な力によってカードに内蔵されている電子部品が故障する場合があるなども注意喚起をさせていただいております。どのような場合が本人のお責めによるものなのかは、これらを参考に、個別の状況に応じて、現場各市区町村において判断をされているところでございますが、総務省といたしまして、この取扱いについて、各市区町村の意見を踏まえつつ、より分かりやすく、現場において円滑な運用が図られるものとなるよう、適切に対応いたしたいと考えております。
1:03:18
例えば、おったりとか、本当に故意的にやったものならば、手数料として受け取れると思うんですが、分かりづらいので、これ行政が進めているものです。であれば、ただにすべきだということは、しっかりと受け止めていただきたいです。次に、毎年3月から4月は住民移動の繁忙期となりまして、これまでも住民係などの窓口は混雑してきました。「転出をマイナポータルでできますよ」と、「オンライン手続き可能です」と「これがメリットです」と言っていますが、実際には転入手続きには窓口へ行くことになります。これは自治体としても、各種自治体の情報の提供などが必要なので、やはり窓口に来てもらうということはいいことだと思うんですが、マイナンバーカードを保有している方は、住民票の住所移動の手続きに加えて、マイナンバーカードの住所変更手続きと、住所移動によって執行する署名用電子証明書の再発行手続きが必要となります。いわば時間が倍かかるとは、市役所に滞在する時間がですね。マイナンバーカードを持つことによって、かえって待ち時間が長くなって、住民に対しての不利益が生じています。カードがなければ、住民基本台帳への登録作業は、それだけで済むのでスムーズに終わりますし、住民帰ってから手続きしてもいいという処理ができたんですが、今は実態として違います。これでマイナンバーカードのメリットはた くさんありますよと転然されていても、なかなかですね、え?って思うところがたくさんあります。住民移動や氏名変更等により、署名用電子証明書が執行してしまうことへの対応であったり、具体的に言うと署名用電子証明の暗証番号の確認や、そもそも署名用電子証明とは何かの説明から始めなきゃいけないような実態になっています。これは改善ができないのか、政府参考人で良いので改善してほしいという要望も含めてお伺いいたします。
1:05:22
お答え申し上げます。マイナンバー法の規定に基づきまして、マイナンバーカードの交付を受けている者、引越しなどでカードの記録事項に変更があった時、これは住所地の市町村長にカードを提出しなければならない。これを踏まえまして、市町村長はカード記録事項の変更等の措置を講じた上で、変換することとされております。それから、ご指摘のありました署名用の電子証明書でございますが、これは住民の基本用情 報が記録されておりますので、住所の移動等があった場合には執行するということでございます。このため、移動後も引き続き署名用の電子証明書を利用するためには、再発行の手続きを行う必要があるということでございます。委員ご指摘ありましたように、カードの保有者の増加に伴いまして、年度末、あるいは年度初めにおきまして、引越しに伴う転入・転出の手続きのほか、カードの記録事項の変更等で窓口職員の事務負担が増加傾向にあるということを承知しているところでございます。一方で、本年2月に引越し・手続きオンラインサービスが開始されましたので、マイナンバーのカードの所有者、これは全ての市区町村に転出届はオンラインで提出できるようになりましたし、そういう意味では、転出証明書情報のデータが転入予定のうちの市町村に送られるということがございます。さらに、コンビニ交付サービス、参加団体が人口株率が高くなっておりましたので、一定、こういったことで窓口の混雑緩和に一定の効果があるのではないかと考えております。いずれにしても、今後、市町村の実情を十分に把握しまして、カード記録事項の変更等に係る事務が円滑に行われるように努めてまいりたいと考えております。県民とかもこれから見直すと思うので、しっかりとそこは、なるべく簡素化できるようにしていただきたいと思います。だんだん時間がなくなったので、次の質問は要望だけをしておきますが、マイナポイント事業が9月末で終わりを告げることになるので、これまで様々なマイナンバーカードの保険証の紐付けとか、国金受取口座の紐付けは、マイナポイントブースというのを作ってやっていたのですが、これがポイント事業が終わるので、職員をそこに配置できなくなるという問題があります。松本総務大臣には、引き続き、高級的にマイナンバーカードの業務に携わる職員確保に向けた財源の確立を、これ要望だけしておきます。よろしくお願いします。次の質問に入ります。ごめんなさい。送店券についても要望があります。自治体からは、報道でしか情報がないことへの不満や、一体どれぐらいの業務料が増えるのかという不安が大きくなっています。確認作業の内容を明確にし、かつ国がスケジュールありきで走るのではなく、大・中・小・規模・序章・地帯に合わせた事務内容に 応じた期限とすることを要望いたします。当然報道よりも、先に自治体への周知を優先することが必要です。また、点検事務に係る体制確保は、自治体に対する過度な負担とならないようにすること、とはいえ、人員配置を含め必要となる自治体の費用は、国として財源措置することも必要です。これはお願いできるか、河野大臣にお答え願います。
1:08:44
今回の送店券に関しましては、まず、それぞれ所管官庁から、担当部局にまとめて調査票を送ると同時に、マイナンバーを担当されている部局、及び市長部局、知事部局にも同じ通知をお送りするということで、何が起きているかということが、それぞれの自治体の中で情報共有がきちんとできるように努めているところでございます。先ほどから申し上げていますように、今、紐付けのやり方を確認をしていただいておりますが、多くの自治体は、住民基本台帳システムと連携をしておりますので、先ほど厚労省からお話がありました住所地特例の部分が、おそらく確認が必要になってくるところだろうと思いますので、市町村においては、さほど負担になることはないのではないかと思っておりますが、その状況を見ながら、最終的な期限というのは設定をしていきたいと思っております。本当に実際に合わせてとか、保健所もそうですが、それぞれに期限を国側から決めるのではなくて、しっかりとそこは柔軟に対応していただきたいのと、財源はしっかりと確保していただきたいと思います。時間がなくなったので、他にもいろんな要望がありまして、加藤大臣には、マイナ保健所に関する総点検で、国保中央会と支払基金が受け負って、丁寧に紹介をかけるのに、一見10円かかることになります。これはやはり保健者に求めるべきではないので、しっかりと国が対応すべきだということも要望しておきます。最後に、政府はマイナンバーカードの普及を急いできました。その中でも特に問題なのが、杉尾議員も指摘しました、健康保健所との一体化であって、私も何度も保健所の廃止は撤回すべきだと申し上げ てきました。残念ながら法律としては可決成立しています。ですが、再三にわたって皆さんから指摘があったように、与党の中からもこの見送りは必要ではないかという声があります。先日も町財薬局に行ったら、小さなお子さんをつけていたお母さんが、お子さん体調が悪いんですよ。なので、一生懸命顔認証システムに照護しようとしても、全然照護されないという問題がありました。とってもギャン泣きしていて、読み込めないんですよ。そういった問題も起きています。実際には、こういった現場で、いろんなマイナン保健所の使い勝手の悪さというのが起きておりまして、厚生労働省としてどのように把握をして、どのように改善するのか、利用者の目線に立っての加藤大臣の答弁をお願いいたします。また、資格確認証であったり、プッシュ型にしたり、現行保健所の廃止を立ち止まって見送るべきではないかと思いますが、その点についてもお答え願います。
1:11:53
今、幼い子どもさんのお話がありました。確かに子どもさんの場合はなかなかじっとしておらないので、顔認証ができない場合もあると思います。そうした場合には、暗証番号を入力していただくことによって確認するという仕組み、あるいは、診察した医療機関において、加藤の顔写真と患者さんの顔から目視による方に確認を行って対応している、こうした対応をしていただいているというふうにお聞きをしております。こうした受付方法などもしっかり周知をしていきたいと思っておりますが、医療現場においては、実務上様々な課題が出てくると思っております。今後とも積極的に把握をして、新たな課題についてご指摘があれば、それをしっかり受け止め、一つ一つ丁寧に解決し、またその旨を周知していく、こういう姿勢で臨んでいきたいと思っております。健康保険証の廃止をやめるということでありますが、こうしたカードの利用をしていただくことによって、あえて保険証がなくてもいいという方もいらっしゃるわけでありますから、全員に改めて、全ての方に健康保険証を発行する必要性はなくなっていくと考えております。しかし一方で、カードをお使いにならない方が保険料を納めながら保険診療を受けられない、こういったことがあってはならないわけでありますから、そうしたことがならないように様々な周知を行うとともに、資格確認書の申請が確認できないと判断された場合は、本人からの申請によらず職権で交付するといった柔軟な対応を考えていきたいと思っております。先ほどの案件は案書番号を忘れて、しかも受付の職員、薬局の方々が忙しくて対応できなかった事例です。なので、そういった医療とかにもつなげられないという問題は、本当に重く受け取るべきだということを申し添えて、質問を終わります。この際、委員の異動についてご報告いたします。本日、田中雅志君が委員を辞任され、その保健所として船橋敏光君が占任されました。質疑を続けます。
1:14:11
公明党の上田勲です。この委員会におきましても、これまでこのマイナンバーカードに関して、私も含めて多くの委員から質疑が行われてまいりましたけれども、そうした議論の感想・印象を率直に申し上げたいと思います。その前提として、私はマイナンバーカードの積極的な利用というのは、デジタル社会の基盤を形成するものであって、国民の幅広い理解を得ながらスピーディーに推進していくべきであると考えております。その前提に立った上で、これまでの政府の発言等を聞いてきた率直な感想というのは、まず第一に、マイナンバーカードの利用拡大の目的というのは、あくまでユーザーである国民の利便性の向上にあるはずであるのに、各種制度の現行の仕組みとか改正の手続き、いわば行政や関係者の都合が前面に出てきているのではないか、ユーザーである国民の視点が足りないのではないかということであります。第二には、今後マイナンバーカードの利用をどのように拡大していくか、またそれによって国民生活の利便性がどのように高まっていくのか、将来にわたるデジタル化のグランドデザインが国民に十分伝わっていないのではないか、また伝える努力が足りないのではないかというふうに感じます。そして第三には、それぞれの施策を所感する省庁が、こうした国のグランドデザインを十分に共有しているのだろうか、政府全体としての一体感が足りないのではないか、その結果、ちぐはぐな感じが否めないのではないかというふうに感じております。以上は私の個人的な感想でありますので、政府の認識とは違うかもしれません。しかし、残念ながら現状では、多くの国民にマイナンバーカードをこれからも利用拡大をしていくということについて、理解が広まっていないのは事実であります。今、私の申し上げた感想からすると、ある意味やむを得ない面もあるのかなというのが率直な感じであります。マイナンバーカードの利用拡大には、政府全体にわたる司令塔でありますデジタル庁の役割が極めて重要でありますけれども、これまで十分にそれが発揮されてきたのかどうかとなると疑問もあります。デジタル担当大臣のリーダーシップを大いに期待しているのですけれども、その辺いかがでしょうか。
1:16:57
ご指摘真摯に受け止めたいと思います。マイナンバーカード、3つ構想がありまして、1つは、行かない市役所、今市役所など行政の窓口に足をお運びをいただいてやっている手続きを、このスマホを通じて様々行政手続きを行うことができるということで、国民の皆様の利便性を向上していきたいということでございます。また2つ目として、このマイナンバーカード1枚で行政サービスを受けられる市民カード、図書館カード、避難所の受付、健康保険証、あるいは各種のコンビニでの証明書の交付のサービス、あるいは診察券、医療費の女性の受給証、こういったものがこのマイナンバーカード1枚で完結する市民カード化というものを進めていきたいと思っております。また3つ目として、電子証明書などを活用していただいて、民間サービスでの利用も広めていきたいと思っているところでございます。様々紐付けの誤りなどがございましたが、それについては、送点券をすることで国民の皆様の不安に応え、実際にマイナンバーカード、あるいはマイナポータルからのサービスを利用していただいて、国民の皆様に利便性を感じていただける、それをしっかりできるようにこれからも努めてまいりたいと思っております。
1:18:45
やはりマイナンバーの利用拡大というのは、国民がこれによってどういうふうに暮らし、仕事が便利になっていくのか、それを納得しないとなかなか理解が広まらないし、様々な課題は乗り越えられないんだというふうに思っておりますので、デジタル庁、そういう意味で司令塔でありますから、もっと国民に対するそういう理解を深めていただく、そういう努力をお願いしたいと思います。マイナンバーカードの利用について、最も国民の関心が高いのが、保健所との一体化のことだというふうに受け止めております。今日もその問題、多く取り上げられておりますけれども、確かに保健所と一体化になると従来に比べて、マイナンバーカードの利用者も格段に増えますし、利用頻度も高くなる。また、命や健康に関わることでありますので、今、起きている様々な問題に対する懸念が大きいのは、ある意味当然のことだと思います。したがって以下は、この問題について質問をさせていただきます。まず、今の顔写真がない保健所からマイナンバーカード保健所に切り替えることによって、誤ったご使用や不正な使用を減らすことができるとの説明を聞いてきました。まず、こうした不正使用等がどの程度あるのかについては、古い資料ではあるのですが、厚生労働科学研究費補助金で実施された大学の研究者による報告書には、保健所法の誤りや不正使用は全国で年間600万件に上っており、そ の処理のための経費は1000億円を超えると推定されているという記述がありました。この数字について私は調べてみたのですが、その根拠は必ずしも明らかではないのですが、相当な件数があるということは想像をつくところであります。厚生労働省として、こうした不正使用等の現状はどういうふうに認識されているのでしょうか。今、先生が御指摘ございました年間600万件という調査の話がございましたけれども、大きく2つこの問題についてあると思います。1つは、よく言われる保健所が顔写真がついていないので、なりすましということが行われているのではないかということでございますが、こちらは具体的な件数という意味においては、なかなか把握が難しくて、摘発されている事例とかそういうのもございますけれども、実際本当の何件あるかというのは分からないのですが、もう1つの課題は、古い保健所を使って受診してしまうという方が実際いらっしゃいまして、それが今まで過去、医療機関の返礼という形で年間600万件ぐらい、医療機関に差し戻されるというようなことが行われてきたということでございます。もう少し具体的に申し上げますと、現在の保健所は懸面に顔写真がございませんので、やはりどうしても他人の保健所をその方と共謀したりして使う事例がございまして、今までも摘発されたような事例がございましたが、マイナンバーカードを保健所化すると、それは防げるということが期待できるところでございます。もう1つの課題が、先ほど申し上げましたけれども、患者が新しく転職などをしたので、新しい保健所を本来使っていただきたいところですけれども、手元にないことによって過去の保健所を使ったりして、実際受診を受けてしまう。でも、そころがそうなりますと、医療機関が請求しても、その方は既に保健資格がないので、医療機関に差し戻されるということが従来ございました。しかし、今回、オンライン資格確認システムという仕組みができることによりまして、過去の保健所のデータで請求しても、支払機関の方でレセプト振り替えといって、本来の新しい保健所のところに請求することが自動的にできるような仕組みを導入してございます。これに伴いまして、従来発生していた年間数百万件といわれるような返礼、これが大き く劇的に減ってきているというのが現状でございます。今、そうしたご使用とか不正使用が相当な件数があるということは分かったわけでありますけれども、そこで今回、改めて門代事にお伺いいたしますが、こうしたマイナンバーカード保健所に切り替えることによって、今、様々な問題が提起されている不正使用等は、相当程度減らすことができるというふうにお考えなのか、ご見解を伺いたいと思います。今、局長からも答弁させていただいたように、健康保健所には顔写真がございません。そうした中で、他人の健康保健所を流用する、あるいは健康保健所を偽造するような形で受診をされるケースがあったと承知しておりますが、マイナンバーカードには顔写真もございますし、また、カードの顔写真を用いて顔認証を行う方法、あるいは4桁の暗証番号を入力する方法によって、電子的的確実な本人確認を行うことが可能と考えており、見慣れすましなど、他人による悪意を防ぐ仕組みと認識をしております。さらに、先ほど説明させていただいたように、オンライン資格確認をする中で、レシフト振り替え機能というのもございますので、そうした中で、これまで医療機関等に返礼されていたものが一定程度減少されることによって、事務負担の減少も図ることができると考えております。
1:24:40
マイナンバーカードと保険証の一体化を進めるにあたって、先ほどから議論もされているところでありますけれども、最も重要なことというのは、誰もが保険で医療サービスを受けられる権利が確実に守られることだろうと考えています。残念ながら現状では、他人の情報等が紐付けされるミスが多発しており、多くの国民が不安を感じている。今後とも、誤って無保険状態になるような事態は、これは絶対に避けなければならないと考えています。こうした不安を払拭することが最優先であると考えますが、先ほどからもいろいろとご答弁いただいているところでありますけれども、改めて大臣に、政府が一体となって、こうした誤って無保険状態になる国民間保険制度の下で、保険で医療サービスを受けられる権利が侵害されることは絶対に起こさない、そういう御決意を伺いたいと思います。
1:25:52
先ほどご指摘のように、保険料を払っている方がきちんと保険診療を受けられる、これがまず大前提の中で、そして、先ほどから申し上げているように、マイナ保険証等の活用等によって、より多くの本人に係る医療情報を踏まえ、より適切な診療を受けられる、こういう環境を作っていく、これに向かって今、努力をさせていただいているところでございます。そういった意味において、マイナ保険証を廃止した後においても、保険料を払っている方が保険診療を受けられない、こうした事態が生じないように、丁寧な資格確認証に関する周知を行う、そして、必要に応じては職権による交付を行う、こうした柔軟な措置を行っていくことによって、今、委員御指摘のように、すべての保険料を払っている方が保険診療を受けていただく。また、マイナ保険証を活用する中において、危機等の作動が十分にいかないといった場合においても、先般も通知を出させていく中で、それぞれのご本人の、例えば3割の負担等において保険診療が受けていただける、こうした対応も、おそくとも8月から実施する、こういう措置も講じさせていただいていると ころでございます。ぜひ、その点が最優先の課題だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。マイナンバーカード保険証に切り替えた後で、切り替えをされていない人たちに対しては、保険者がマイナン保険証または資格確認証の申請を鑑賞して、それでも申請が困難な人や、申請をしないという判断をしている方については、職権で資格確認証を交付するということを、今まで答弁もいただいているところであります。ただ、そうなると、資格確認証と保険証は機能的にはほぼ同等でありますし、結果的に職権で交付するのであれば、現在の仕組みとどういうふうに変わるのだろうか、全く変わらないのではないかという意見もあるのですけれども、その点についてどう考えられているのか。また、まとめて伺いますが、申請を鑑賞する際には、マイナンバーカード保険証と資格確認証のそれぞれのメリット・デメリットを示して、どちらかを選択することができるということを、分かりやすく説明する必要があるのではないか。また、申請の手続き、これも代理申請の場合も多いと思いますので、その方法などはできるだけ簡便にするということも重要ですし、また、分かりやすい説明が必要だろうと思っております。