6:20
第212回国会は、本日招集されました。これより会議を開きます。日程第一、議席の指定。 議長は本院規則第14条の規定により、諸君の議席を、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。先に、引義をもって永年在職議員として表彰されました、元議員青木美希夫君は、去る6月11日、請求されました。 誠に通責の極みであり、哀悼の念に絶えません。当君に対しましては、議長はすでに聴取を捧げました。 ここにその聴取を朗読いたします。(聴取を朗読)
7:29
(聴取を朗読)参議院は、我が国民主政治発展のため力を尽くされ、つくに引義をもって永年の功労を表彰せられ、先に農林水産委員長の養殖に就かれ、また国務大臣としての従任に当たられました、元議員、受賛美、極実大臣賞、青木美希夫君の朝政に対し、慎んで哀悼の意を表し、親々しく聴取を捧げます。
9:15
議員島村大君は、去る8月30日、請求されました。誠に通責の極みであり、哀悼の念に絶えません。つきましては、この際、引義をもって、同国に対し、聴取を捧げることにいたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。聴取を朗読いたします。
9:58
参議院は、我が国民主政治発展のため力を尽くされ、先に厚生労働委員長の10人に当たられました議員・衆司議・極実重工省島村大君の調整に対し、慎んで哀悼の意を表し、うやうやしく聴取を捧げます。((( 発言する者あり )))三原潤子君から発言を求められております。この際、発言を許します。
11:30
本院議員 島村大先生は、去る8月30日、多造寄付前のため、逝去されました。去年63歳、あまりに早く、あまりに突然のお別れでありました。まことに哀悼痛息の念に絶えません。
11:53
先生は、昨日の上会の会期末まで、多くの法案を要する厚生労働委員会の与党筆頭理事として、昼夜を分かたず、与野党間協議や会派内調整に翻弄されておりました。国会が閉会した後も、記録的な猛暑の中で該当演説に立たれるなど、地元神奈川県を中心に精力的に活動されておりました。
12:20
病を抱えておられたとはいえ、ごく最近までお元気だったお姿を思い浮かべると、今でもこの悲しい知らせを信じることができません。
12:31
同僚議員の皆様におかれても、同じお気持ちであると思います。ここに、議員各位のお許しを得て、議員一同を代表し、市局実重工廠、故、島村大先生の見た目に対し、慎んで哀悼の言葉を捧げます。
12:51
島村大先生は、昭和35年8月、千葉県市川市にお招きになられました。昭和54年には、日本大学第二高等学校から東京市科大学に進学されます。大学時代には、市科医師になるための勉学と研鑽に励まれるとともに、ヨット部に所属しながら、様々なマリンスポーツに挑戦されるなど、活発な学生生活を送られていたとお聞きしました。昭和60年に、東京市科大学を卒業された後は、東京市科大学、市科補鉄学第三講座に入局され、晴れて市科医師として市科医療の世界に歩みを進められました。
13:36
その後、平成2年には、ご親族に市科医師がいない中、手探りで横浜市小戸賀屋区に横浜ビジネスパーク市科クリニックを開業され、ご苦労を重ねながら地域に根差して多くの患者さんと向き合ってこられました。
13:55
こうした日々の診療とともに、市科医師連盟の活動も両立され、平成17年からは神奈川県市科医師連盟理事長、平成23年からは日本市科医師連盟理事長を歴任されました。先生の健康づくりへの思いは、こうした活動を通じて、肢体に大きくなっていったものと思います。
14:19
一時に先生は、少子高齢化 と人口減少が急速に進む社会を診察室から見つめながら、このままでは安心して年をとることができない社会になってしまうという強い危機感も抱かれました。
14:35
この国において、誰もが安心して長生きできる社会をつくること、そしてそのために誰もが納得できる給付と負担の社会保障制度をつくること、すなわち真の健康長寿国を目指す先生が、次のステップとして国政の場で力を発揮しようとされるのは、ごく自然なことでありました。
14:58
平成25年7月の第23回参議院議員通常選挙に激戦の神奈川選挙区から立候補し、全国一位の得票数で見事にトップ当選を果たされ、参議院議員としての活動を始められたのであります。そして令和元年7月の第25回参議院議員通常選挙においても、神奈川県選挙区でトップで勝ち上がり、再選を遂げられました。
15:27
これまで10年にわたり席を置かれた国会では、厚生労働委員会を中心に多くの審議に参加され、平成29年9月から翌30年10月までは厚生労働委員長を務められました。
15:41
その間、委員会には働き方改革関連法案など、社会的に大きな関心を集める法案が付託され、委員長の方にも重責がかかっておりましたが、1年余りにわたってその職責を全うされました。
15:57
令和3年10月からは、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、社会がこれまで経験したことのない難しい局面に立たされる中、厚生労働大臣政務官と内閣府大臣政務官を兼務され、行政の立場から新型コロナウイルス感染症対応とワクチン対策に力を尽くされました。
16:21
昨年8月に政務官を退任された後には、再び国会の現場に戻られました。そして、つい先日まで、厚生労働委員会の与党筆頭理事として国会内を駆け回っておられたことは、冒頭に申し上げたとおりであります。
16:39
先生の人柄として思い出されるのは、いつも笑顔を絶やさず、持ち前の親しみやすさで、与野党問わず、どの会派の議員とも分け隔てなくお付き合いをされていたことであります。
16:54
理事会が始まる前に、雑談で場を長もせるのはいつものことでしたし、委員会でいい質疑があったときには、他の会派の委員に対しても、ためらうことなく拍手や声援を送られておりました。
17:10
その一方で、医療人らしく率直な言葉で政府に対策対応を促す真の強さと、利害にとらわれずに真に必要な改善策を模索する誠実さも持ち合わせておられました。先生は、市会市のご出身ではありますが、神奈川県選出の国会議員として、市会医療のみならず、県民ひいては国民の目線で政策を考えていかなければならないとの強い意識をお持ちでした。このため、現場で困っていることを吸い上げて、中央に伝えるとともに、中央の考えを現場に伝えることにいつも心を砕いておられました。先生には、現場で生活している方々の声を耳を澄まして聞くことができるお人柄があり、そしてその声を中央に伝えられるだけの力がありました。
18:03
いわば、現場と中央の架け橋を担うことができたのが、島村先生その人でありました。先生の現場への思いは国会での質疑にも現れておりました。ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に入港していた当時、地元神奈川県の医療従事者の方々が極めて情報が限られる中で、
18:28
責任感とプライドを持って新型コロナウイルス感染症対応に当たったことを絶対に忘れてはならない。そう訴える先生の言葉には、同じ医療従事者としての現場に対する強い共感と深い敬意がにじみ出ておりました。
18:49
さきの上海終盤の6月、先生は、障害をお持ちのお子さんが適切に歯科医療を受けられる方策を政府にただされました。
19:03
それは、地域で小さなお子さんからご高齢の方まで、障害のある方、ない方を問わず、多くの患者さんを診察されてきた先生ならではのご経験と問題意識に根差した問いかけでありました。
19:20
その冒頭、先生は、今国会最後の質問になると思うと前置きされておりましたが、 それが先生の最後の質問になってしまうとは、一体誰が想像できたでしょうか。先生のご無念を思うと言葉になりません。
19:46
そして、ご家族の悲しみもいかばかりかとお察しいたします。先生が救世される直前、お嬢様の結婚式があり、先生も感慨無量のおももちで出席されたと伺いました。
20:07
先生はご家族を本当に大切にされてきただけに、先生を失われたご家族のご心痛も計り知れません。ただ、先生がこれまでにまいたいくつもの種は、間違いなく後に芽が出てくるはずであります。そのことを信じ、ご意志を継ぎながら、私たちも力を尽くしてまいります。
20:35
ここに、慎んで有栖比の島村大先生へのお人柄とご功績をしのび、参議院を代表して御冥福をお祈り申し上げ、哀悼の言葉といたします。((( ゚Д゚)))ご視聴ありがとうございました
22:30
この際、常任委員長の辞任についてお分かりいたします。
23:23
行政監視委員長 青木 愛君から、それぞれ常任委員長を辞任いたしたいとの申出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。御異議ないと認めます。よって、いずれも許可することに決しました。
23:52
日程第2常任委員長の選挙これより、決院中の内閣委員長、財政金融委員長、環境委員長及び懲罰委員長並びに、ただいま辞任を許可されました常任委員長の選挙を行います。
24:21
つきましては、常任委員長の選挙は、その手続きを省略し、いずれも議長において指名することに御異議ございませんか。御異議ないと認めます。よって、議長は内閣委員長に、大野康忠君を指名いたします。
24:57
総務委員長、新居妻秀樹君を指名いたします。
25:08
法務委員長に、佐々木紗友香君を指名いたします。
25:21
外交防衛委員長に、北村恒夫君を指名いたします。
25:34
財政金融委員長に、宮本周二君を指名いたします。
25:47
厚生労働委員長に、日賀夏実君を指名いたします。
26:00
農林水産委員長に、滝並裕文君を指名いたします。
26:13
経済産業委員長に、森本真嗣君を指名いたします。
26:27
国土交通委員長に、青木愛君を指名いたします。
26:42
環境委員長に、三原潤子君を指名いたします。
26:54
国家基本政策委員長に、浅田仁君を指名いたします。
27:08
行政監視委員長に、川田隆平君を指名いたします。
27:20
省抜委員長に、松沢重文君を指名いたします。
27:34
この際、特別委員会の設置についてお諮りいたします。災害に関する諸問題を調査し、その対策受立に資するため、委 員20名からなる災害対策特別委員会を、
27:56
政府開発援助をはじめとする国際援助協力に関する諸問題の調査、並びに沖縄及び北方問題に関する対策受立に資するため、委員35名からなる政府開発援助等及び沖縄北方問題に関する特別委員会を、
28:25
政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査のため、委員35名からなる政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を、北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策受立に資するため、
28:52
委員20名からなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を、地方創生並びにデジタル社会の形成及び推進等に関する総合的な対策を受立するため、
29:14
委員20名からなる地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会 を、消費者の利益の擁護・増進等に関する、
29:35
消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を受立するため、委員20名からなる消費者問題に関する特別委員会を、また、東日本大震災からの復興にあたり、その総合的な対策受立に資するため、
30:04
委員35名からなる東日本大震災復興特別委員会を、それぞれ設置いたしたいと存じます。まず、災害対策特別委員会、政治・倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会、
30:33
地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会、消費者問題に関する特別委員会、並びに東日本大震災復興特別委員会を設置することについて採決をいたします。以上の6特別委員会を設置することに、ご異議ございませんか。
31:02
ご異議ないと認めます。よって、災害対策特別委員会、ほか5特別委員会を設置することに決しました。次に、政府開発援助等及び沖縄発泡問題に関する特別委員会を設置することについて採決をいたします。
31:30
本特別委員会を設置することに賛成の諸君の起立を求めます。過半数と認めます。よって、本特別委員会を設置することに決しました。
31:54
本院規則第30条の規定により、議長は議席に配付いたしました指名表のとおり、特別委員を指名いたします。この際、お諮りいたします。高木香織君から、情報監視審査会の委員を辞任いたしたいとの申出がございました。
32:23
これを許可することにご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。よって、許可することに決しました。日程第3、情報監視審査会委員の選任。
32:43
これより、決院中の情報監視審査会委員3名及びただいま辞任を許可されました同委員1名の選任を行います。
32:59
情報監視審査会委員の選任は、参議院情報監視審査会規定第6条の規定により、議員の議決によることとなっております。
33:16
情報監視審査会委員に石井正弘君、石田正弘君、羽生田孝君、串田誠一君を選任することにご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。よって、選任することに決しました。これにて休憩いたします。いたします(爆発音)(エンディング)
41:35
休憩前に引き続き会議を開きます。日程第四、会議の件。議長は、今期国会の会議を55日間といたしたいと存じます。会議を55日間とすることに、賛成の諸君の起立を求めます。賛成!賛成ですよ!過半数と認めます。よって会議は55日間とすることに決しました。本日はこれにて散会いたします。