PolityLink

このサイトについて

参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

2023年06月21日(水)

0h6m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7573

【発言者】

山谷えり子(北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長)

打越さく良(立憲民主・社民)

1:00

ただいまから、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。去る4月21日、宮崎雅夫君及び井久稲昭子君が委員を辞任され、その補欠として丸川珠代君及び江藤誠一君が選任されました。北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。去る5月29日に本委員会が行いました北朝鮮による拉致問題等に関する実情調査のための視察につきまして、

1:40

視察委員の報告を聴取いたします。内越さくら君。

1:46

本委員会の山谷委員長、滝並理事、北村理事、竹内理事、赤池委員、小林委員、長井委員、吉井委員、三上委員、東委員、井上委員、船子委員及び私、内越の13名は去る5月29日、福井県において北朝鮮による拉致問題等に関する実情調査を行いました。以下その概要を報告いたします。 まず小浜市より拉致問題に関する同志の活動として、市内の小学校、中学校及び高等学校において、拉致被害者の千村康さんによる啓発講座を開催したこと、 救う会福井及び千村康さんと共に岸田総理と面会し、要望書を提出したことなどが紹介されました。次に福井県警察本部より、当県で発生した北朝鮮関連事案について説明を聴取いたしました。具体的には千村康さん、福井さんの拉致事案及び日本への不法入国を試みた北朝鮮工作船が発見された三浜事件について福井県と北朝鮮の位置関係や、同県、 嶺南地方の梨康敷海岸といった地理的促兆とともに、事案発生状況などの説明がありました。また福井県警察本部は北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として、10名の捜査、調査を幅広く行っており、今後もこうした活動を推進していくとの決意が示されました。ついで千村康さん、福井さんの拉致現場である小浜市小浜公園の状況を福井県警察本部の説明を受けながら実地に調査しました。日本海に面した現場を目の当たりにし、改めて北朝鮮による国家的犯罪行為に怒りを覚えるとともに、事案が発生してからの年月の流れが感じられ、来地問題の風化を防がなくてはならないと強く実感いたしました。ついで松崎公二小浜市長、千村康さん、救う会福井の森本真嗣会長及び特定失踪者ご家族の河合清子さんとの懇談を行いました。松崎市長からは、拉致問題は一刻の猶予もなく、政府による日長の直接交渉によって早期に解決を願うとともに、国勢の場で世論元気につなげてほしいとの要望が述べられました。千村康さんからは、年月の経過とともに、北朝鮮から帰国した自身が意気承認のようになっている状況を打開すべく、拉致問題を最重要課題として取り組む政府の姿勢と、国会議員の協力を求める切実な思いが述べられました。救う会福井の森本会長からは、政府による一層の努力を求めつつ、日長首脳会談の実現を目指す岸田総理の姿勢に対する期待感が示されました。特定思想者ご家族の河合清香さんからは、本年5月に開催された「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」において、岸田総理が首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたいとの考えが述べられたことを嬉しく思う旨、発言がありました。その後、視察委員から、国会議員が取り組むべき拉致問題の啓発広報活動の在り方、北朝鮮にいる拉致被害者の現況、啓発講座における講演内容、拉致問題に関する政府の情報提供体制、署名活動の所管、岸田総理の発言に対する北朝鮮側の反応等について質疑が行われました。以上が調査の概要であります。今回の調査により、福井県における各事案の状況について認識を深めるとともに、2002年に5名の拉致被害者が帰国してから20年を超える年月が経過し、拉致問題は一刻の猶予も許されないことを改めて痛感いたしました。また、政府の更なる働きかけを求める関係者の皆様の切実な声を受け止め、拉致問題が一日も早く解決できるよう思いを新たにした次第であります。最後に、本般の調査にあたり、ご対応いただいた関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。以上で、視察委員の報告は終了いたしました。継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。北朝鮮による拉致問題等に関しての対策受立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本県の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用決定いたします。なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一人願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用決定いたします。委員派遣に関する件についてお諮りいたします。閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを委員長に御一人願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用を取り図らいます。本日はこれにて散会いたします。

0:00

-0:00