21:45
これより会議を開きます。ご報告することがあります。議員北村誠子君は、去る5月20日、清去されました。通責の面に絶えません。慎んでご冥福をお祈りいたします。北村誠子君に対する聴取は、議長において今13日贈呈いたしました。これを朗読いたします。衆議院は、他年、県政のために尽力し、先に安全保障委員長、沖縄及び北方問題に関する特別委員長の要職につき、また、国務大臣の従任に当たられた議員、13位、局室大臣賞、北村誠子君の聴誠を哀悼し、慎んで聴取を捧げます。この際、聴威を表するため、上川陽子君から、発言を求められております。
24:04
ただいま、議長からご報告がありましたように、本院議員北村誠子先生は、去る5月20日、ご清去をされました。前回、令和3年の総選挙を、主力を尽くして勝ち抜かれた後、先生は体調を崩され、入退を繰り返されるようになりました。しかし、病魔と戦いなが らも、最後まで回復への望みをあきらめず、ふるさと長崎への思いを灯し続け、次期総選挙への出馬を熱望された先生は、魂の政治家北村誠子であり続けたのであります。ふるさと長崎と日本の発展のために、より一層のご活躍が期待されていた中での旧姓の方は、今もって信じがたく、ましてやご遺族のご親通はいかばかりか、お察しするに余りあり、お慰めの言葉もございません。先生は亡くなられた後、長崎に戻られ、ご家族そろって一夜を、ご自宅で過ごされたのですが、奥様から結婚以来最初で最後のことでしたとお聞きし、人生のすべてを政治に捧げられた北村先生の生きざまに、改めて祝禅たる思いがいたしました。北村先生が衆議院に初当選したのは平成12年、当選同期であり、当時無所属で当選した9人で、会派21世紀クラブを結成した同志として、私はここに有栖比の北村聖子先生の面影を忍び、皆様のご同意を得て、議員一同を代表し、慎んで哀悼の言葉を申し述べさせていただきます。北村聖子先生は昭和22年1月29日、長崎県北松浦郡小塚町、豊かな自然景観を有する御頭列島の副短に位置する小塚島に、父又夫様母三千子様の御長男としてお生まれになりました。この島を美しく豊かな海に囲まれ、人々は自然と共存しながら、お互いを思い合ってつつましく暮らす、今も懐かしい日本の原風景を残すと言われる島であります。今でも佐世保から高速線で1時間半御用する離島で過ごされた先生の幼少期は、電気や水道等生活インフラが不十分で乱舞での生活だったそうです。そのような中、島に電気が24時間供給されて、1日中明かりが灯るようになり、またそれまでは船に乗るために小舟で沖まで出なければならなかったところに、桟橋が整備されるなど島の暮らしが大きく改善されていく様を目の当たりにした北村先生は、個人の頑張りを超えて政治な暮らしを豊かに変えることを身をもって実感し、すでに中学校を卒業する頃には政治の道を志す決断をしていたとのことであります。高校生までの多感な時期を小塚島で過ごしたその経験が、政治家北村誠子の出発点となったのであります。後藤列島で私が今も懐かしく記憶しているのは、20年余り前、先生のお誘いで21世紀クラブの仲間たちと訪問したときのことです。21世紀クラブでは当時政治課題の中心であった平成の大合併をテーマに勉強会を重ね、お互いの選挙区を視察し、政策づくりに励んでいました。そんな折、マリンブルーに住みわたる後藤列島の海を船で回りながら、支援者の方々から絶大な期待と信頼を寄せられている先生の生き生きとした姿に触れ、地域に根差した政治を目指す先生のたくましい政治姿勢に強い共感を覚えました。さて、北村先生は地元の高校を卒業後、かつて見た電気映画で感銘を受けたという大隈重信校が創設された早稲田大学政治経済学部経済学科に晴れて進学されました。そして、ふるさとの暮らしをよくしたいとの熱い志を抱かれた先生は、きょうに、後藤列島出身の大先輩であり、大平内閣において郵政大臣を務められた古白浜二吉先生の処生となり、卒業後正式に秘書となられたのであります。白浜先生は、奥様と二人のお嬢様を長崎の原爆で失われるという壮絶な経験を乗り越え、今日の我が国の平和と繁栄にご尽力された偉大な政治家でした。北村先生は、温かく清廉なお人柄で知られた白浜先生から、「政治家の常として、地元のために働き、政治的成果を得ることは当然のことである。我が手柄のように吹徹したり、選挙運動に使うことはご法度である」との教えを受けていたとのことです。白浜先生の訓導を受けた北村先生の政治姿勢、常に謙虚で誠実なお人柄を思い起こすとき、この議場にいる誰もが特信することでしょう。白浜先生の下で研鑽を積まれた北村先生は、昭和58年、左世貿市議会議員選挙に挑戦して、見事トップ当選を果たされ、政治家としての第一歩を踏み出されました。続いて挑戦した第38回衆議院議員総選挙では、惜しくも敗れたものの、その後、長崎県議会議員へとさらなる歩みを進め、次来連続して4期にわたって重責を担われ、この間、長崎・雲前・福源岳の噴火災害からの復旧・復興や地域の発展に全力を傾注されたのであります。かくして平成12年、現職議員との公認争いに敗れる中で、それでも離島や戸祖父の声を国政に届けたいとの思いは立ちがたく、長崎県議会議員の職を辞し、政治に信念を問す覚悟で、第42回衆議院議員総選挙に、有約無所属で立候補されました。おじかじわの皆さんが、こぞって漁船で佐世保まで応援に駆けつけるなど、大きな期待を一心に集め、 徹底した草の根選挙を展開し、最愛の奥様・静野様の内助の甲もあり、接戦を成して、見事初当選を果たされたのであります。
31:51
本院に議席を得られてからは、有権者の固い支持を得て連続して当選すること8回、農林水産委員会、国土交通委員会、安全保障委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を中心に、多くの委員会で理事・委員を歴任され、拓越した指揮権と行動力を発揮されました。さらに平成22年10月には、沖縄及び北方問題に関する特別委員長、平成26年9月には安全保障委員長に御就任され、温厚・特実な人柄と常に公正・公平な立場を堅持し、円滑・円満な委員会運営に当たられるお姿に、与野党の別なく絶大な信頼が寄せられておりましたことは言うまでもありません。北村先生は、離島振興や農林水産政策をライフワークとしつつ、特に安全保障問題に熱心に取り組まれておりました。それは幼い頃から、戦争の悲惨さ、平和の尊さを肌身に感じてきた、日暮内長崎出身議員として、その一方で、祖国の平和・独立を維持し、国民の生命・財産を守り抜くことは国 家の責務であり、現在も米軍自衛隊基地を抱える佐世保憲獲の代表として、この問題に真摯に取り組むことが、自らの崇高な使命であると思い、定めていたからであります。この間、党におきましては、水産部会長、国土交通部会長、安全保障調査会副会長、政務調査会副会長等の要職を歴任されました。当選回数を重ねられてからも、党本部で開かれる会合のほとんど全てに出席され、資料を大量に抱えて国会内を歩かれている御様子は、誰しも一度はお見かけになったことがあるのではないでしょうか。
34:08
また、内閣におきましては、安全保障政策に対する深い造形と、これまでの活動実績が高く評価され、平成16年9月、第二次小泉改造内閣において、防衛庁長官、政務官、平成20年8月、福田改造内閣、続く当年9月の麻生内閣において、防衛副大臣に御就任になられました。在任中、先生の心情である現場主義、汗かき主義そのままに、自衛隊各中屯地や基地を積極的に視察され、隊員を特例して回られたとのことです。そして、令和元年9月、第4次安倍第二次改造内閣において、地方創生規制改革担当の内閣府特命担当大臣、町・人・仕事創生担当大臣として、初 入閣を果たされたのであります。
35:16
地方、特に離島や、過疎地域が抱える高齢化、産業の衰退等の諸課題を熟知している北村先生に、まさに適任の役職であり、小塚町初の大臣の就任に、党内が喜びの声でわきかえったそうです。大臣就任後は、地方創生の推進には、各地域の現場の生の声に耳を傾ける必要があると、早速現場主義の新骨頂を発揮され、わずか1年余りの間に地方創生担当大臣として、全47都道府県計200ヵ所を訪問し、現場の最前線で奮闘されている多くの方々から、地域の実情や課題を聞いて回られ、訪れた地域の魅力を自らPRされるなど、率先推翻して、地方創生の推進に取り組まれたのであります。
36:21
小西も大臣在任中、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、社会的経済的影響が広がり、誰もが不安に苛まれる中、いち早く総額3兆円にも上る地方創生臨時交付金を創設し、地域における様々な取組を支援することができたのは、北村先生の指導力の賜物でありました。北村先生は、弱者に対する慈愛に満ちた眼差しと行動力を併せ持つ、懸妩な政治家であられました。北村先生は、自身のことを多く語ることはありませんでしたが、自分にも他人にも誠実に生きることを生涯貫かれた方でした。このことは、おそらく先生が、軽健なカトリック教徒であったこととも無縁ではなかったでしょう。近年は体調が優れない中においても、超党派の空襲被害者等の保障問題について、立法措置による解決を考える議員連盟の会長を務められ、第二次世界大戦末期の空襲による民間被害者への保障の実現に奔走しておられました。北村先生は、地元の成人式には毎年必ず出席し、「自分で考え、努力すれば何でもできる。夢を持て」と若者たちに語りかけておられたそうです。青雲の志をもって、希望に燃えていたご自身の姿を現代の若者に重ねて見ていたに沿いなく、その中から先生の意思をすぐものが必ずや現れることを期待してやみません。白山先生の書生、秘書から、市議会議員、県議会議員、国会議員と、まさに先生が好きだった地道に一歩ずつの言葉通り、約半世紀にわたって、故郷である小塚町、長崎県、国家国民のために、嘘、偽りなく、自信を捨てて、真摯に尽くされた政治家人生でありました。今、世界は武力による現状変更の試みや核兵器による威嚇など、戦後かつてないほどの危機的な状況にあります。戦争の悲惨さ、被爆の実装を知る北村先生のお力がまだまだ必要でありました。好きな仕事をさせてもらっているのに、休んでなんかいられないとおっしゃっていた先生の志は、残された我々がしっかりと受けとめ、前に進んでいかなければなりません。ここに北村誠五先生の御功績をたたえ、御人徳をしのぶとともに、トレードマークであった「将棋の符」のループタイを締めて、優しく微笑む先生の姿を皆様とともに、今一度思い浮かべ、この議場からお送りしたいと思います。北村誠五先生、どうぞ安らかにお眠りください。
40:44
情報監視審査会会長から、去る8日、議長に提出された情報監視審査会令和4年年次報告書について発言を求められております。これを許します。
41:28
情報監視審査会は、去る8日、審査会規定第22条第1項の規定に基づき、令和4年年次報告書を取りまとめ、直ちに細田議長に提出いたしました。当審査会の活動は、原則、非公開であり ますが、本報告書は、公表できることは公表するとの方針の下、国民に対する情報開示に極力努めたものであります。以下、その概要をご報告いたします。本報告書の対象期間は、令和4年4月1日から本年5月31日までであります。まず、この期間における調査の経過について申し上げます。昨年6月、政府から国会報告を受領するとともに、政府に対して調査に必要となる資料の提出を求め、10月に高市国務大臣から国会報告について説明を聴取いたしました。11月には、特定秘密保護制度の運用や検証・観察の結果について、内閣情報調査室及び独立公文書管理官から説明を聴取し、質疑を行いました。その後、特定秘密を指定している12の行政機関から、特定秘密の指定や適正評価の実施の状況等について、それぞれ説明を聴取し、質疑を行いました。加えて、本年5月には、内閣衛生情報センターへの委員派遣を行い、現地で特定秘密の提示を受け、説明聴取及び質疑を行いました。こうした調査を実施する中、昨年12月、海上自衛隊において、特定秘密保護法施行以来初となる特定秘密の漏洩事案が明らかになりました。当審査会は、漏洩事案が生じたことを重く受け止め、防衛省から説明を聴取するとともに、質疑を行うなど鋭意調査を進めた結果、防衛省における情報保全体制の改善が必要であると 認め、本年1月、細田議長を通じて、濱田防衛大臣に対し、特定秘密保護制度の運用について改善すべき旨の勧告を行うとともに、勧告の結果取られた措置について報告を求めました。本勧告では、退職自衛隊に対する情勢ブリーフィングの実施状況等の調査、厳格な規範の策定等について措置すべきものと勧告をしております。これを受け、4月に防衛省から勧告の結果取られた措置について報告がなされました。次に調査の結果としての政府に対する意見について申し上げます。当審査会として、政府に早急に対応することを求めるのは、5項目11件であり、その主な内容は、各行政機関は、初の特定秘密漏洩事案が生じたことを重く受け止め、特定秘密の取扱者に対する情報保全教育を徹底するとともに、再発防止のための保全措置のあり方について検討すること、各行政機関は、特定秘密に係る漏洩等の重大事案の発生を認知した場合には、当該事実等を審査会に対し早期に報告すること、各行政機関は適正評価の実施件数及び評価水準等の妥当性について改めて確認すること、などであります。情報監視審査会といたしましては、当審査会に与えられた特定秘密保護制度の常時監視という使命に深く思いを致し、議員各位の御理解と御協力を得ながら、引き続き国民から信頼されるよう、従前にその役割を果たしていく所存です。以 上、御報告申し上げます。
45:48
日程第1とともに日程第2は、委員長提出の議案でありますから、委員会の審査を省略し、両案を一括して議題とするに御異議ありませんか。(よーし!)御異議なしと認めます。日程第1、地域の実勢及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案。日程第2、令和5年3月予備費使用に係る低所得者世帯給付金に係る差し抑え金支等に関する法律案、右両案を一括して議題といたします。
46:41
委員長の報告及び趣旨弁明を求めます。 地域活性化・子ども政策・デジタル社会形成に関する特別委員長、橋本岳君。
47:08
ただいま議題となりました両法律案につきまして申し上げます。まず地域の実勢及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案につきまして、地域活性化・子ども政策・デジタル社会形成に関する特別委 員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。本案は地域の実勢及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、地方公共団体等の提案等を踏まえ、地方公共団体に対する義務付けを緩和する等の措置を講じようとするものであります。本案は参議院選議に係るもので、去る6月1日本委員会に付託され、翌2日岡田国務大臣から趣旨の説明を聴取し、8日質疑を行い、これを終局いたしました。次いで討論を行い、採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって、原案の通り可決すべきものと決しました。以上、御報告申し上げます。次に、令和5年3月予備費使用に係る低所得者世帯給付金に係る差し抑え禁止等に関する法律案につきまして、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。本案は、令和5年3月予備費使用に係る低所得者世帯給付金の支給を受けることとなった者が、自ら給付金を使用することができるようにするため、給付金の支給を受ける権利の差し抑え等を禁止するとともに、給付金として支給を受けた金銭等について、差し抑えを禁止するほか、非課税とする措置を講ずるものであります。本案は、去る6月8日、地域活性化・子ども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会におきまして、前回一応もって委員会提出の法律案とすることに決したものであります。何卒速やかに御賛同くださいますよう、お願い申し上げます。
49:16
これより採決に入ります。まず、日程第一につき採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに、賛成の諸君の起立を求めます。起立多数よって本案は、委員長報告のとおり可決いたしました。
49:48
次に、日程第二につき採決いたします。本案を可決するに、御異議ありませんか。(御異議なし)御異議なしと認めます。よって本案は可決いたしました。
50:08
日程第三、外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮を出向地とする貨物の輸出及び北朝鮮を原産地又は船積地域とする貨物の輸入につき、承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件を議題と いたします。
50:41
委員長の報告を求めます。経済産業委員長竹内譲君。
50:56
ただいま議題となりました承認を求めるの件につきまして、経済産業委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。本件は従来から講じてきた北朝鮮との間の輸出入禁止等の措置が4月13日に期限を迎えるため、4月7日の閣議においてさらに2年間延長することを決定したことから、外国為替及び外国貿易法第10条第2項の規定に基づき、国会の承認を求めるものであります。本件は去る6月6日本委員会に付託され、翌7日に西村経済産業大臣から趣旨の説明を聴取いたしました。9日に質疑終局後、採決を行った結果、本件は前回一致をもって承認すべきものと議決いたしました。以上、御報告申し上げます。
52:09
採決いたします。本件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。
52:34
法定第4西村智奈美君法下13名提出。性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案。日程第5鎮堂義隆君法下5名提出。性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案。2議票案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。
53:24
ただいま議題となりました両法律案につきまして内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。はじめに進藤義隆君法下5名提出の法律案は性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進を図るためのものです。次に西村智奈美君法下13名 提出の法律案は性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進を図るためのものです。西村智奈美君法下13名提出の法律案は去る5月26日進藤義隆君法下5名提出の法律案は6月7日それぞれ本委員会に付託されました。9日提出者進藤義隆君及び西村智奈美君からそれぞれ趣旨の説明を聴取した後質疑を行いました。ついで進藤義隆君法下5名提出の法律案に対し自由民主党無所属の会日本維新の会公明党及び国民民主党無所属クラブの共同提案により性同一性の文言をジェンダーアイデンティティに改べること等を内容とする修正案が提出され趣旨の説明を聴取した後質疑を行い質疑を終局しました。質疑終局後討論を行い順次採決いたしましたところ西村智奈美君法下13名提出の法律案は賛成少数をもって死結すべきものと決しました。次に進藤義隆君法下5名提出の法律案については自由民主党無所属の会日本維新の会公明党及び国民民主党無所属クラブの共同提案による修正案並びに修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され法案は修正 議決すべきものと決しました。以上ご報告申し上げます。
56:32
これより採決に入ります。まず日程第4西村智奈美君法下13名提出性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案につき採決いたします。本案の委員長の報告は否決であります。この際原案について採決いたします。本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。(声援)起立少数よって本案は否決されました。次に日程第5信藤義孝君法下5名提出性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案につき採決いたします。本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。(声援)起立多数よって本案は委員長報告のとおり修正に可決いたしました。(声援)日程第6平成30年度一般会計歳入歳出決算平成30年度特別会計歳入歳出決算平成30年度国税収納金整理基資金受払計算書平成30年度政府関係機関決算書日程第7令和元年度一般会計歳入歳出決算令和元年度特別会計歳入歳出決算令和元年度国税収納金整理資金受払計算書令和元年度政府関係機関決算書日程第8平成30年度国有財産増減及び減債額総計算書日程第9平成30年度国有財産無償貸付状況総計算書日程第10令和元年度国有財産増減及び減債額総計算書日程第11令和元年度国有財産無償貸付状況総計算書民意各件を一括して議題といたします委員長の報告を求めます
1:00:15
ただいま議題となりました平成30年度決算ほか5件につきまして決算行政監視委員会における審査の経過及び結果を報告申し上げますまず決算等の概要について申し上げます第一に平成30年度でありますが一般会計決算額は歳入105兆6千億円余歳出98兆9千億円余であり特別会計決算総額は歳入381兆1千億円余歳出368兆9千億円余であります国税収納金整理資金は収納積み額78兆2千億円余支払い命令積み額及び歳入組入額76兆8千億円余であり政府関係機関決算総額は収入1兆2千億円余支出1兆円余であります次に国有財産増減及び原財額総計算所の年度末原財額は108兆5千億円余であり国有財産無償貸付状況総計算所の年度末原財額は1兆1千億円余であります第二令和元年度でありますが一般会計決算額は歳入109兆1千億円余歳出101兆3千億円余であり特別会計決算総額は歳入386兆5千億円余歳出374兆1千億円余であります国税収納金整理資金は収納積み額77兆4千億円余支払い命令積み額及び歳入組入額76兆円余であり政府関係機関の決算総額は収入1兆2千億円余支出1兆円余であります次に国有財産増減及び原財額総計算所の年度末原財額は109兆8千億円余であり国有財産無償貸付状況総計算所の年度末原財額は1兆1千億円余であります本委員会におきましては第204回国会において財務大臣会概要説明を聴取した後第208回国会において総括質疑を行い今国会に入り文化会審査重点事項審査全般的審査を行いました昨12日締めくり総括質疑を行った後委員長から平成30年度及び令和元年度決算に関する議決案を提出いたしました以下議決案の内容を申し上げます本委員は両年度決算について予算執行の実績とその効果会計検査員の検査報告などに重点を置いて審議を行ってきたがさらに改善を要するものが認められるのは遺憾である予算の執行状況のあるから見て初期の目的が十分達成されるようなお一層の努力を要する事項などが見受けられる次の事項がその主なものであるが政府はこれらについて特に留意して適切な措置をとりその結果を次の上会に本委員に報告すべきである1予備費の使用については必要最小限にとどめるべきで あり年度末になって緊急性が認められない多額の予備費の使用決定を行うことがないよう十分に配慮すべきである事業別フルコスト情報の開示については類似の事業の比較を要因するための補足情報を拡充するなど情報のさらなる充実を図ることにより行政活動の効率化適正化につなげるべきである決算の意義と重要性を踏まえ本位の議決を次年度以降の予算編成に反映できるよう決算審議の充実と迅速化に向けて一層協力すべきである2新型コロナウイルス感染症対策については罹患後症状に係る実態調査及び病理解明のための調査研究に引き続き取り組むとともに診療体制を一層充実させるための対策を講じるべきであるまた事業者の責めに期すことができない売上減少等による契約化に対し借り替え支援や事業再生支援等を今後も継続すべきである新型コロナウイルス感染症に係るワクチンについてはワクチン単価やキャンセルに伴う返還額を含めワクチンの調達在庫管理等に関する情報を公開すべきであるまた今後同様にワクチン等を調達する場合は事後の妥当性の客観的な検証が可能となるよう購入料等に係る算定根拠資料を作成保存するべきである4 少子化対策については出産に関する負担軽減の観点から妊産婦が適切に医療機関を選択できるよう出産費用の見える化を推進するとともに出産費用の保険適用の導入を検討すべきであるまた子育て家庭を支える社会の公式のため必要なときに時間単位等で利用できる制度創設に向けた基盤整備を進めるべきである5 インボイス制度については事業者間の情報量や交渉力の格差への対応が重要であることに鑑み個人事業主等が消費税分を適切に価格に転嫁できるよう小規模事業者等の取引環境の整備に努めるべきである6 ウクライナ避難民の受入れについては日本国内の身元保証人が十分な経済的基盤を持たない場合を考慮しその支援体制をさらに充実させるべきである7 技能実習制度については人材確保の手段として機能している実態を踏まえ制度の見直しを行うために転席緩和について検討するべきである7 教職員の働き方改革については公立学校教員の長時間労働を是正するとともに適正な時間外勤務手当の支給を行うなど現行の教員給与制度について抜本的な見直しを行うべきである教育のデジタル化についてはデジタル教科書だけでなく端末の更新費用も無償化するなど家庭環境等により教育界の格差が生じないような措置を講じるべきである8 介護保険制度については各地方公共団体にワンストップの相談窓口を設けるなど積極的な支援に取り組むとともに家族を介護する介護者への支援を充実させるべきである旧郵政保護法による被害者の救済については自分の支給対象となるものから確実に請求がありかつ着実に支給が行えるようさらなる周知広報等を行うべきである9 高規格幹線道路等の整備については地方創生や国土強靭化の観点から未整備の部分いわゆるミッシングリングの早期解消に努めるべきである運送業に係る2024年問題については中小事業者のガソリン代や人件費の価格転換を後押しするために標準的な運賃がより一層活用されるように荷主等に対して精度の周知を図るとともに長時間の荷待ちや運賃料金の不正な末置き等の適正取引の阻害行為の疑いがある荷主等に対する助成措置を引き続き講じるなどしてドライバーの労働環境の改善に取り組むべきである10 FMS調達については見積もり段階における必要経費の検討を緻密に行うとともに母親国の安全保障にとって有益であるかの観点から改めて検討すべきである2 会計検査員が検査報告で指摘した不当事項については本院もこれを不当と認める政府はこれらの指摘事項についてそれぞれ是正の措置を講じるとともに後期を粛清して今後再びこのような不当事項が発生することのないよう万全を期すべきである3 決算のうち前期以外の事項については不法又は不当な収入支出は認められないため意義がない政府は今後予算の作成及び執行に当たっては本院の決算審議の経過と結果を十分考慮して行財政改革を強力に推進し財政運営の健全化行政の活性化法律化を図るとともに政策評価等の実施を通じた効果的かつ効率的な行政を推進しもって国民の不宅信託に応えるべきである以上が2決案の内容でありますはいはい今ですねすいました ちょっとあの向けがありましたので遅くいたします国土交通省 ob による民間企業への人事介入問題については同様の事例の有無を可能な限り前省庁で調査するとともに国民の疑念が生じないよう所要の措置を講じるべきである以上が2決案の内容でありますついで討論採決を行った結果両年度決算は賛成多数をもって2ケース案の通り受けすべきものと決し両年度の国有財産増減及び減税額総計算書並びに国有財産無償貸付状況総計算書はいずれも賛成多数をもって前にすべきものと秘訣いたしました以上報告を申し上げます
1:09:30
これより採決に入りますまず日程第6及び第7の各件を一括して採決いたします各件を委員長報告の通り結するに賛成の諸君の起立を求めます起立多数をもって両件各件とも委員長報告の通り議決いたしました
1:10:03
次に日程第8及び第10の両件を一括して採決いたします両件の委員長の報告はいずれも前にすべきものと決したものであります両件を委員長報告の通り結するに賛成の諸君の起立を求めます起立多数をもって両件とも委員長報告の通り議決いたしました
1:10:38
次に日程第9及び第11の両件を一括して採決いたします両件の委員長の報告はいずれも前にすべきものと決したものであります両件を委員長報告の通り結するに賛成の諸君の起立を求めます起立多数をもって両件とも委員長報告の通り議決いたしました
1:11:16
本日はこれにて散会いたします(ドアが閉まる音)