1:05
ただいまから総務委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに宮崎雅留君が委員を辞任され、その補欠として西田誠君が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事二人が決意となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により委員長の指名にご一人いただきたいと存じま すが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に佐藤慶君及び三浦康君を指名いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。行政制度地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、警察庁刑事局、組織犯罪対策本部長、猪原誠二君ほか7名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。行政制度地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査のため、本日の委員会に日本放送協会経営委員会委員長森下俊三君ほか4名を参考人として出席を求めることにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。行政制度地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
3:13
おはようございます。立憲民主社民の小沢雅人でございます。本日はNHKのインターネット活用業務に関わる不適切な調達手続に対して質疑を行いたいと思います。県委員会の森下委員長、また稲葉会長、はじめ理事の皆さんお越しいただきましてありがとうございます。早速質問に入りたいと思います。5月16日の県委員会の議事録、また先週6月8日の衆議院の総務委員会の会議録等についても配読させていただいた上で質問させていただきたいと思います。まず今回の問題に対する稲葉会長のご見解を伺いたいと思いますが、国民視聴者の受信料から成り立っているNHKがインターネット活用業務実施基準に定められていない衛星放送番組のインターネット配信を行うための費用を、一部の役員のみの倫理書を持って執行しようとしたことについて、稲葉会長はどのように受け止められているのか、まずお伺いしたいと思います。
4:20
お答え申し上げます 。今回の事案は、国会でご承認いただいた予算・事業計画に盛り込まれていない事業が倫理により執行されようとしたものでございまして、公共放送のガバナンス上、あってはならないと大変深刻に受け止めてございます。業務を創立する会長として、改めてお詫び申し上げるとともに、再発防止に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
4:57
再発防止に全力で取り組んでいただきたいというのは言うまでもないと思いますが、そこで今回の問題が発覚をしてから公表までの時間が非常に要していたということが指摘をされていると思いますが、このインターネット活用業務実施基準に定められていない、生放送番組のインターネット配信を行うための関連費用が、令和5年度予算に計上されたというか、予算が執行されようとしたということが、4月6日に内部で発覚をし、総務省に報告したのが5月29日、NHKの自身のウェブサイトで公表した日が5月30日となっておりまして、公表までに1か月以上かかっている、国民視聴者からの受信料を在現とするNHKが、その国民視聴者に対して公表したのがこれほどまでに 、まず遅れた理由についてお伺いしたいと思います。稲葉会長 お答え申し上げます。事案の重要性から言いましても、皆様に迅速に報告すべきものであり、時間を要してしまったことは大変申し訳なく思ってございます。事態を確知して以降、内部調査を開始しまして、速やかに関連業務等の停止を行いました。放送法の規定に基づき、監査委員にも報告を行いました。一方、違法性のある支出がなかったことの確認、内部手続の是正による業務の停止で、業者に損害が発生する可能性があるかどうかの確認、いわゆる関係者からのヒアリングなどで時間がかかったものでございます。そして、ガバナンス、内部統制上の問題に対処する再発防止策の検討体制も、併せて経営機関に御報告し、その上で公表をしたいというふうに考えたことから、時間を要することとなりました。改めて御詫び申し上げたいと思います。五月二十九日に総務省に報告をしたということですが、質問通告していませんが、今日小笠原局長お見えになっておりますが、この五月二十九日の総務省の報告というのは、総務省としては遅かったのか、時間がかかりすぎたのか、その辺のところがコメントがあればいただきたいと思います。
7:47
お答え申し上げます。報告は今お話のありましたとおり、五月二十九日に頂戴をしております。総務省といたしましては、NHKが放送法にのっとり適切に手続きを進められたというふうに承知をしているところでございます。
8:03
ありがとうございます。次にですね、内部における衛星放送番組のインターネット配信の検討の有無について、お伺いをしたいと思いますが、五月三十一日の読売新聞では、昨年の秋頃からBS配信はNHKが問題を認識しながら内部で協議されてきたと報じられております。現在認められていない衛星放送番組のインターネット配信をNHK内部で検討していた事実はあるのか、確認をさせていただきたいと思います。
8:43
お答え申し上げます。総務省の有識者会議でNHKのインターネット活用業務の在り方が議論されておりますが、そのような中でどのような業務を行うべきか、様々な可能性を検討していることは事実でございますが、衛星放送の同時配信の計画について、経営として決定した事実はございません。今回の事案の倫理に関する調査で、全経営企画担当役員は、去年10月、前会長から衛星放送番組の同時配信の了解を得たと説明してございます。こういったことを踏まえて、昨年12月に衛星放送の同時配信を盛り目とする設備が含まれた設備投資を行う倫理が提案され、関係役員による承認を経て、前会長が決裁したと承知しております。これらは、予算・事業計画やインターネット活用業務実施基準に認められたものではございません。大変遺憾に思っているところでございます。大変遺憾であるという会長のご認識を伺ったわけでありますけれども、この実施基準を変更せず、その変更を必要とせず、予算を支出できるという認識があったのかど うなのかということなんですが、放送法はNHKにとっては憲法のようなそのものだと思いますし、その放送法を一番熟知していなければならない理事の皆さんですよね。この倫理省に関わった理事の皆さん、何の問題意識も持たないで、倫理省に署名というかサインというか、この倫理省のみをもって、理事会にも経営委員会にも欠けずに決裁をしてしまったということを指摘をせざるを得ないと思います。また、インターネット活用業務実施基準は、NHKがネット事業を行う大原則であって、理事の皆さんが知っていて当然だという指摘もございます。今回インターネット活用業務実施基準の変更の認可申請を行っておらず、事前に総務省に対しても、衛星放送番組のインターネット配信について説明も行っていないとされておりますけれど、この実施基準の変更を行わなくても問題なく予算執行できるという認識だったのか、今日はこの倫理省に署名されました山内理事にお越しをいただいておりますので、この署名をした経緯とご判断をお伺いしたいと思います。山内理事お答え申し上げます。今回の事案につきま しては、倫理を承認した役員の一人として、判断が不適切であったことを深くお詫び申し上げます。当時私はメディア総局の担当役員であったことから、倫理の担当役員に署名されたと承知しております。倫理の審査に当たりましては、手続の進め方について十分な確認を怠ったことが、今回の事態を引き起こしたと考えております。そもそも今回の事案は、インターネット活用業務実施基準の変更を伴う業務であり、理事会での審議や経営委員会での議決のほか、総務大臣認可などの手続が必要となるものであり、倫理で対応するものではございませんでした。改めて深くお詫び申し上げます。
12:56
ありがとうございます。倫理で対応するべきものではなかったというお話をいただきました。これは非常に重いことだと思います。とりわけ、中心メンバーである理事の皆さんが、理事会にも欠けず倫理書のみを持って予算執行を行おうとしたという事実は、NHKとしては重く受け止めていただきたいと思っております。そこで、理事会に計らず、今回支出を決定したということなんですけれども、そのことについてお伺いをしたいと思いますが、放送法第50条第2項は、理事会は定管の定めるところにより、協会の重要業務の執行について審議すると規定をされております。今回の事案は理事会にも計っていないとされております。現在認められていない衛星放送番組のインターネット配信に関する費用の支出は、重要業務の執行には該当しなかったという認識なのか、理事会に計らず、一部役員の倫理だけで当該支出を決定をした理由について、稲葉会長からお伺いをしたいと思います。
14:21
そもそも今回の事案は、国会で御承認いただきました令和5年度NHK予算事業計画では、実施基準に認められていない衛星放送の常時同時配信の予算というものは含まれてございません。その上で、議員御指摘のとおり、本来であれば理事会で審議すべき事案でございまして、そのプロセスを経ないまま、倫理で業務を執行しようとし た当時の内部統制の在り方には問題があったと思っております。現在、私の直下で弁護士などからなる検討会を設置いたしまして、決定プロセスなどの徹底した改革を図っていきたいと思っております。重要な案件は、理事会で審議することを徹底し、再発防止、内部統制の立て直しを行っていくこととしたいと思っております。
15:22
前会長からの指示ということだろうというふうに思うんですが、しかし、衆議院の総務委員会でも御答弁されているとおり、当時の政樫前副会長をはじめ、6名の理事の皆さんがこの倫理書名に関与していたということで、先ほど指摘したとおり、誰かがこれはおかしいというふうに本来では気づいているはずだった、そうあるべきものだったというふうに思うんですが、それがそうならなくなっていなかったというのは、NHKのガバナンスにとっても極めて深刻な状況であったと思っています。そこで、NHK経営委 員長、きょう森下委員長がお越しになられておりますが、今回問題となっている予算について、執行部から説明がなかったとされております。NHK経営委員会はNHKの最高意思決定機関であり、NHKの前年度の予算はNHK経営委員会の議決事項と放送法で規定をされております。今回の衛星放送番組のインターネット配信に関する、関連する費用の支出について、経営委員会に説明を行っていなかった理由についてもお伺いをしたいと思います。繰り返しになりますけれども、今回の事案は、国会で承認された令和5年度NHK予算事業計画では、実施基準に認められていない衛星放送の常時同時配信の予算は含まれていないわけです。こうした衛星放送番組をインターネットで同時配信するには、インターネット活用業務実施基準の変更が必要で、そのためには、経営委員会での議決を経て、総務大臣の認可等が必須となります。今回は、そうした重要な決定プロセスに対する認識が不足して、当時の内部統制のあり方に問題があったと考えています。繰り返しになりますけれども、そのため、私の直下に弁護士からなる検討会を設置いたしまし て、意思決定プロセスなどの徹底した改革を図っていく、再発防止、内部統制の立ち直しを行っていくということでございます。仮にの話でありますけれども、倫理書通りの内容で予算が執行された場合、これは放送法に抵触したという認識はございますか。稲葉会長にお伺いしたいと思います。
18:32
今回の事案は、令和5年度予算事業計画等との関係が明確でない倫理の問題でございまして、このまま手続きが進めますと、放送法批判となる恐れがあると考えてございます。しかし、NHK自身がこれで気がつきまして、目的の明確化など是正を行うことで、今後も含めて放送法に違反することのない業務執行になっていると判断してございます。
19:07
衆議院の方、出議でも多くの委員の方から、いわゆるミス委員に終わったというご指摘がされたわけでありますけれども、たまたま前田前会長が5億円以上の支出については会長の決裁が必要だということで、今回5億9千万円、9億5千万円だったかな、そういう金額だったものですから、たまたまそういうふうな決裁のルールを基づいた対応がされたと思いますが、もしそれが5億円を超えていなかったら、全くわからないまま、もしかすると執行されていた可能性があったのではないかということも指摘しておきたいと思いますが、1つ質問を飛ばして、今回の問題に対する森下経営委員長のお考えをお伺いしたいと思いますが、今回の問題をどのように受け止めているのか、森下経営委員長にお伺いしたいと思います。
20:05
お答えいたします。経営委員会といたしましては、このような事案は極めて遺憾でありまして、令和5年度のNHK予算、インターネット活用実施基準、実施計画の審議の際には、説明のない内容をチェックするということは極めて困難でありまして、執行部に対しましては、経営委員会に諮る際は、丁寧で正確な説明に努めていただきたいと伝えております。ただ、事後対応といたしましては、執行部や監査委員会から報告を受けて、きちんとバランスを利かせていきたいと考えております。いずれにいたしましても、経営委員会といたしましては、今後の再発防止やコンプライアンスの徹底に向けまして、しっかりと監督をしてまいります。
21:06
ありがとうございます。今回の問題に関して、NHKの最高意思決定官であるNHK経営委員会による、執行部へのガバナンスの在り方がまさしく問われているというふうに思います。過去にもNHKにおいて不祥事がたびたび発生をしてまいりました。その反 省を踏まえて、平成19年の放送法改正により、NHKのガバナンス強化と、経営委員会について監督権限の明確化、議決事項の見直し及び、経営委員から構成される監査委員会の設置が行われたと承知をしております。今回の問題が生じたことで、経営委員会による執行部へのガバナンスが機能していないのではないかという疑いも生じているわけであります。今回の再発防止策をめぐって、執行部とNHK経営委員会の間でどちらか行うかについて議論があったというのは、経営委員会の議事録でも承知をしておりますが、最終的には会長のもとに第3者からなる検討会を設置をして策定することになったというふうに承知をしておりますが、経営委員会として執行部が策定する再発防止策や報告に問題があれば、しっかりと説明を求め、経営委員会としての責任を果たす必要があるというふうに考えますが、今一度は森下経営委員長の御見解をお伺いしたいと思います。
22:36
お答えいたします。5 月16日の経営委員会におきまして、再発防止策の検討をめぐって、執行部と経営委員会とで議論した結果、再発防止策には、契約手続や倫理の在り方、予算執行の意思決定の仕組み、実質管理など業務の執行に直接関わる内容を含むために、実効的な再発防止策を検討し、実行するために、まずは執行部が案を作り、経営委員会に諮るという結論に至ったものでございます。今後は、執行部からの再発防止策に関する検討等の報告に対しまして、経営委員会が役員の職務の執行の監督の観点から評価・意見することにより、ガバナンスの制度を高めてまいりたいと思っております。経営委員会といたしましては、今後の再発防止やコンプライアンスの徹底に向けて、しっかりと監督をしていく所存でございます。はい、ありがとうございます。是非とも、報告がきちんとされた段階で、中身を精査していただいて、適切な監督をお願いをしたいと思います。松本総務大臣にもお伺いをしたいと思いますが、公共放送ワーキンググループの千代教授が、経営委員会制度は存在理由を失い、その廃止、ないし抜本的な見直しが必要だと考えると、厳しい質問を寄せられておりますけれど、経営委員会のあり方を含め、NHKのガバナンスのあり方について、松本総務大臣の見解を お伺いしたいと思います。
24:25
委員もご案内のとおりでございますが、NHKの経営委員会は、放送法第29条の規定により、NHKの経営方針、その他の業務運営に関する重要事項を決定する権限と責任を有しております。NHKが公共放送として国民の皆さんから期待される役割を果たしていくためには、放送法に則って、経営委員会と執行部との適切な役割分担の下、NHKのガバナンスが維持・強化されることが極めて大切であると考えております。令和5年度のNHK予算に付した総務大臣意見におきましても、経営委員会によるガバナンスの下で適切に予算を執行すること、ガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底に組織を挙げて全力で取り組むことを申し上げてきたところでございます。今回の事案を受けまして、執行部における契約手続き、その他の意思決定のプロセスなどについて、ガバナンスの在り方の再確認のため、会長直下に弁護士等からなる検討会を設置し、検討された再発防止策などを経営委員会に図りまして、経営委員会で全体的な再発防止策を検討されることになったと承知しております。総務省といたしましては、NHKにおける検討結果や取組の状況について確認をしてまいりたいと考えているところでございます。今回の問題について、関係者の責任の明確化と処分をどのように考えているのか、稲葉会長と、その見解を受けて森下経営委員長から、それぞれのお受け止めをお伺いしたいと思います。
26:04
NHKの役員の副務に関する規定では、忠実義務といたしまして、会長、副会長及び理事は、放送法その他の法令提案及び協会の処規定を準視し、日本放送協会のため、忠実に職務を行わなければならないと定めてございます。今回の事案は、このまま進みますと、役員の忠実義務違反となる可能性を秘めたものだと認識してございます。このため、今回の件に関わった役員の責任につきましては、なるべく早く適切に判断してありたいと考えています。
26:52
お答えいたします。今回の案件に関しまして、役員の責任につきましては、執行部からの報告を受けまして、適切に判断をしていきたいと考えております。
27:10
最後の質問にさせていただきたいと思いますが、会長直下に検討会を設置をして、様々な徹底した改革を行うとしておりますが、いつまでに取りまとめられて、国会または私たち国会や関係者に御報告をいただけるのか、稲葉会長にお伺いしたいと思います。
27:33
私のもとに作りました検討会では、ガバナンスのあり方を改めてチェックするということにしてございますが、一応7月末には一定の方向性をまとめてもらいたいというふうに考えてございます。再発防止策を含む検討結果については、国会など関係する方々には、結果がまとまり次第御報告させていただきたいというふうに考えております。
28:01
質問を終わりたいと思いますが、いずれにしても、監査委員会が指摘をしている、課税投資の良い組織風土への改善が必要であるというところが一番だと思います。ぜひ真剣に受け止めていただいて、稲葉会長が先頭に立って理事会で実行していただくことを強くご要請申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
28:42
岸牧子(総務委員長) の岸牧子です。私は、マイナンバーカードに関連する質疑を、2021年の1月28日の総務委員会から始まりまして、地方創生デジタル特別委員会、そして行政監視委員会と、もう何度も何度も重ねて問題提起と改善を求めてきました。しかし、ここにきて様々なトラブルが発生しています。ちょっと議事録にも残したいので読み上げますが、例えばコンビニ交付サービスでの証明書のご交付、これは住民票、印鑑証明、そして戸籍までもが、システムトラブルによってご交付されました。マイナ保険証に別人の情報が秘密げられていたというのも発覚しまして、昨年の22年の11月までわかっているだけで7,312件、他人が閲覧が5件、22年の12月から5月22日までで新たに60件程度、これは5月22日までと言いながら、なぜか昨日の記者会見で発表となっています。全くの別人のマイナンバーに口座をご登録されているのが748件、本人ではない家族などの口座を登録したケースが約13万件、マイナポイント事業で別人にポイントをご付与したもの、2022年7月にはマイナポイントの、皆さん忘れているかもしれませんが、二重取りという問題もありました。別人の顔写真をご登録、希望していないのにマイナ保険証に登録、他人の年金情報が閲覧、これは年金情報のご登録という問題です。今現在明らかとなっているだけでの数字や事象であって、まだまだ発火伏する可能性が高いのではないでしょうか。こういったトラブルは岸田政権があまりにも施策を拙速に推し進めたばかりに起きてしまったと断じざるを得ません。住民の皆さんの個人情報があまりにもデタラメに扱われてしまっていることに強く抗議します。松本大臣はじめ総務省の職員にはそのことを重く受け止めていただきたいです。なぜ真剣に私だけじゃなくいろんな方が提案してきたと思います。こういったことを受け止めて改善をしてくれなかったのか、国民に多大な迷惑をかけているこの混乱の責任をどうするのか、まず大臣に伺います。
31:15
マイナンバーカードは地方のDXの基盤となるツールでありまして、住民の皆様、そして行政にとってもメリットがあるデジタル社会をできる限り早期に実現する観点から、カードの普及促進、利便性向上に取り組んできたところでござ います。ただ、今ご指摘ございましたように、マイナンバーカード関連で一連の誤り事案が発生したことにつきましては、誠に遺憾であり、重く受け止めております。総務省におきましては、事件発生以降自治体からよく事情を伺うとともに、デジタル庁や地方公共団体、情報システム機構と連携して事業者からも直接原因や再発防止策について確認をさせていただいております。その上で、全国の自治体や事業者に対してもシステムの総点検を要請し、点検の参考となるよう、一連の事案について速やかに情報を提供してまいりました。また、申込者本人のマイナンバーカードに別人の決済サービスがひも付き、本人が将来受け取るべきマイナポイントが別人に付与される事案につきましては、通知によって自治体に注意を促し、デジタル庁においてシステム開始を行うとともに、申込みができなくなった方々について、自治体と連携して速やかに申込みが可能となるよう、ポイントを取得いただけるよう取り組んでいるところでございます。また、加えまして、元組合員の年金情報に誤ったマイナンバーがひも付き、他の方のマイナポータルで元組合員の年金情報が表示されるといった事案が発生しております。これは、地方公務員協裁に関して、令和3年12月に誤ったマイナンバーを登録したことで承知したものでございますが、今後、マイナンバーの記載を徹底することによる新規誤りの発生防止と、マイナンバーを基にしたJリス紹介により既存データの総点検を図ることとしております。一連の誤り事案について、再発防止策を徹底するなど必要な対応を行うとともに、信頼性の確保や安全性の向上に向けて、マイナンバーカードをしっかり取り組んでいきまして、マイナンバーカードについて国民の皆様が安心して利用できるようにしていくことが私の責務であると考えているところでございます。大臣が最初におっしゃったとおり、私自身もマイナンバー制度というのは大事だと考えていますし、マイナンバーカードの利用が本当にうまくいくのであれば、これは良いものだと考えています。だからこそ今の事象が残念でなりません。それで、先ほど私大臣の責任と言いましたが、総務省の最大の強みというのが、私が考えるには地域に暮らす住民の生の声を聞く地方自治体と密接な関係にあることです。皆さんは実際に現場である、例えば都道府県とか市町村とか、そういう行政の自治体に職員派遣された経験もあります。だからこそ、新型コロナウイルス感染症が感染拡大したときに、総務省が主導となって厚生労働省がやっていたんですが、総務省が主導となってリエーゾンチームというのをつくってワクチンの接種を促 すとかですね、そういった手助けをしてきたんです。今回もいろんなことが今起きていて、総務省とデジタル庁が努力しているのはわかります。わかるけれども、やっぱりこれだけ多くのトラブルが起きていて、残念ながらですね、どっちも責任を押し付け合っているようにも見えなくはないです、答弁とかを聞いていると。それで大事なのは、総務省は、やっぱりこの住民の声を現場で聞いている方々、例えば先ほど言った教材組合もそうです。それも含めて総務省の管轄ですし、住民の声を聞く自治体も総務省の管轄です。自治体の意見を積極的に総務省が聞いて、この問題を解決するためにはどうすべきかというのを牽引してほしいんです。それは総務省にしかできません。大臣いかがでしょうか。
35:22
政府におきましては、地方自治体との連絡調整を担うのが総務省であるというふうに考えております。また、住民の方にとりましては、やはり一番信頼性の高いのがそれぞれの地方自治体ではないかというふうに考えております。今回、地方共済において誤り事案が発生しましたが、他人のデータを表示されていることを見られた方は、まず、ご自身のお住まいの自治体にお問い合わせをされたと聞いているところでございまして、住民の皆様方が信頼する地方自治体との連絡調整は大変重要なことであるというふうに考えております。そのような観点から、これまで普及や促進や利活用の拡大は、もとよりトラブル事案の対応についても自治体と連携して取り組んできたところでございまして、総務省としては、都道府県ごとに担当職員を設け、都道府県と連携して市町村をサポートする体制を確立し、随時、普及促進利活用拡大の先進的な取り組み事例を提供するとともに、それぞれの自治体における現状や課題の丁寧な把握に努めて、きめ細やかに支援を講じてきたように考えているところでございます。今般の一連の事案の対応につきましても、自治体からよく事情を伺いながら、関係省庁と連携して対応に取り組んでおります。先般、国と地方の協議の場におきましても、地方側から国に対しまして、個々の事業者や地方公共団体での対応には限界があることから、マイナンバーカードの活用に係る様々な手続きにおいて、各省庁、地方公共団体及び関係事業者が一体となったチェック体制や、誤った情報紐付けの防止を担保する制度の構築などに取り組むこと、国と地方が一緒になってマイナンバーカードに対する国民の信頼の確保に取り組むことなどの意見をいただいたところでございます。地方の声をしっかりと受け止め、連携しつつ、関係省庁としっかり連携をいたしまして、国として責任を持って一連の事案への対応を行ってまいりたいと考えております。松本大臣が最初に、ご自身のお言葉できっと答えていただいたとおり、本当に何かあったら一番に多分連絡いくのが市町村の窓口でございます。だからこそ、利活用は総務省からいろんな、上からという言い方は大統なんですが、そういうやり方をやっているかもしれませんが、今回のような事象は逆に国からのいろんなスピードを急がされたばかりに起きてしまったことなので、そこは丁寧に聞いて解決に向けたら、次どんな対策ができるかというのを、ぜひとも総務省にやっていただきたいということをお願いいたします。これも何度も申し上げてきたことですが、マイナンバーカードやシステムなどのデジタル技術というのは、あくまでもツールであって目的ではございません。それが普及ありきで、菅政権下においてマイナポイント事業が始まりました。第一弾は2021年12月までとなっておりまして、新規にマイナンバーカードを作ったら5000ポイント付与しますというものでした。これだけでも相当実態は、住民や自営技術との間でのトラブルが発生したことを覚えているでしょうか。私もその都度質問しています。はっきり言って、愚策でした。にもかかわらず懲りずに第二弾として、岸田政権が始めたんです。マイナポイント第二弾。マイナンバーカードに健康保険証を紐付けたら7500ポイント、口座に紐付けたら7500ポイント、第一弾と合わせると合計2万円分ということですね。当時の2021年12月20日、党委員会で私は議事録にも残っていますが、こう言っています。マイナポイントは2万円というお金でマイナンバーカードを売っていると言っても過言ではないかと私は考えます。高いカードだなと正直思うんですと皮肉を込めて指摘をしています。あれだけでも大きな問題だったと今でも考えていますが、6月2日参議院本会議で成立した束根法案、いわゆる改正マイナンバー4ですが、これについては健康保険証を2024年秋廃止するという乱暴なもので、私たち立憲民主党はそれを見送るべきだとか廃止をやめるべきだということを言っていますが、昨日も記者総理はどうも聞いてくれませんでしたが、本当に問題なものです。いわばマイナンバーカードの強制であって、かつ高齢者層が口座の紐付けをしていない、少ないという理由から年金受給者だけに見なし同意というや り方で、これ消費者庁で言うとあり得ないこの見なし同意というやり方でやっているんですが、そういうやり方で無理やり口座を登録させるという強行に至りました。だったらマイナポイント事業って何だったのかと、高額な予算を使って自治体職員など現場に負担をかけて、結果的に現場に負担がかかったから、いつもはこんなに多いミスはないにもかかわらず、ご登録などいろんな問題が起きてしまいました。慌てて事務をさせたから、入力間違いやトラブルが次々と出る事態となっています。松本大臣、結局このマイナポイント事業というのは何だったのでしょうか。お答え願います。
41:29
昨年6月末のマイナポイント第2弾の本格開始以降、ポイント付与対象となるカードの申請期限だった今年2月までの8ヶ月間におけるカードの申請係数は、3,400万件を超えまして、マイナポイントの付与はカードの早期付与に、早期普及に相当の効果があったものと考えております。私どもとしては、デジタル社会をできる限り早期に 実現することに意義があるということで、早期普及が進んだことは一定の効果があったことについて評価をいただければと思っているところでございます。加えて、マイナポイント事業はキャッシュレス決済の拡大、消費の喚起にも貢献する、その面でも意義のある事業であったと考えているところでございます。なお、マイナンバーカードと健康保険証の一体化には様々なメリットがございますので、ご理解をいただければありがたく存じます。340万円くらい増えたから、マイナポイントの効果があったよと言うけど、結局、この後も聞きますけど、それだけの処理能力がなかったのにもかかわらず急がせちゃったんですよ。だから結果的に、いろんな個人情報が漏えいするような事態に招いてしまっているんです。あと、マイナポイント事業は消費促進もあったというふうに今おっしゃいましたが、じゃあ本当に地域の消費拡大になったんでしょうか。皆さんの地域でマイナポイントを使えるキャッシュレス決済できる事業者って、都会に住んでいる方は別かもしれませんが、地方に住んでいる方は本当にお店あるでしょうか。私の住んでいるところは、まあ過労死で全国チェーンのスーパーだとか、コンビニとかがあるので使えますが。だけど、この委員会でも当時、政府参考人からお答えいただいて、北海道にはセイコマートさん というコンビニが全市町村にありますので、使えますとおっしゃいましたが、それは誤った情報です。その後調べたら、ある村ではまだコンビニができていなくて使えません。結果的に地域間格差であったり、年齢間格差ですね。キャッシュレス決済というものであったら、その時も指摘させていただきましたが、結局ネットで通販とかできなかったら、キャッシュレス決済であったり、いろんなことに使えないんですね。だからそもそもこのマイナポイント事業というのは、いろんな問題をはらんでいたと、再度指摘せざるを得ない状態にあります。このマイナポイント事業については、改めて決算委員会等で深く追及していかなきゃいけないと考えています。マイナポイント事業にかかった全ての経費はいくらなのか、そのうち事務局経費や広報費など打ち分けはどうなのか教えていただけますか。
44:28
お答えいたします。マイナポイント第一弾の予算額は約2979億円で、第二弾の予算額は約18,134億円でございます。また第 一弾の事務局経費の執行額は約292億円で、そのうち広報費は約80億円です。また第二弾の事務局経費の予算額は約171億円で、広報費は約75億円でございますが、執行額につきましてはまだ事業が完了していないため確定をいたしておりません。以上です。
45:03
2兆円以上かけてこの事業をやったんですが、本当に先ほど大臣は意味があったんだと言いますが、なぜ先を見通した仕事をしなかったのか不思議でなりません。文句仕込み期限は2023年の5月まででしたが、いつの間にか9月に延長されています。その要因はマイナポイント事業は2月末で申請が終了のはずだったんですが、オンライン申請が集中してパンクしてしまったり、カードがまだ発行されていないという問題とかもあります。ここで聞きたいのは、結果的に1日期限を延ばしたと承知していますが、本来期限を守らないような制度設計というのは行政ではしてはならないです。不公平な扱いになるからです。なぜかというと、この2月末に申請の締め切りというときに、結局マイナポイントを目当てに来た方がオンラインでできなかったとしたら、窓口に来てどうしてくれるんだといったときに、例えば行政の窓口の方が情報が1日延ばすというのを知らなかった。総務省はその日に通知したと言いますが、結局通知というのはタイムラグがどうしても生じてしまうので、そうなるとこれもう間に合いませんよと返してしまう。そうなると不公平になってくるんですね。だからそういう不公平な扱いはしてはならないと私は考えます。システムの脆弱性という問題もあるのではないでしょうか。なぜ自治体に説明を先にしないで引き延ばしたのか、そういう緩いことでいいのか、先を見通せなかったのかというのを確認させてください。
46:47
お答えいたします。マイナポイントの対象となるカードの申請期限である2月末に備えまして、国民の皆様には早期の申請を様々な媒体で通じて呼びかけますとともに、町村窓口で混乱が生じないよう、申請受付の対応に万全を期すことについて、2月上旬から要請を行ってまいりました。また、カードの未取得者に対して、オンラインで簡単に申請ができるQRコード付き交付申請書の送付からの送付、ケータショップ及び郵便局、全国1万箇所における申請サポート事業、過去の学区組申請等を踏まえたカード申請サイトの受付能力の強化と丁寧なメッセージ表示などに取り組みいたしまして、国民の皆様に円滑にカードを申請していただけるよう、環境整備に努めてまいりました。しかしながら、カードの申請期限である2月末においては、過去の最大件数を大幅に上回る1日100万件を超える申請があり、カードを申請するために来庁した方で、各地の市区町村窓口が大変混雑するとともに、申請サイトも混み合っていたため、最後の手段として、緊急避難措置を講じたものでございます。なお、ポイント申請期限である9月末に向けましては、国民の皆様には、カードの早期受取、ポイントの早期申請について自治体と連携して周知広報を行うとともに、窓口混雑に備え、引き続き、カードの交付及びポイント申請支援の体制を整備してまいりたいと考えております。岸田さん、お答えください。はい、他にもいろんなことを指摘したかったんですが、すいません、時間をもやわってしまいました。最後にまとめますが、やっぱりこの、民信なくば立たずで、政治は民衆の信頼なくして成り立つものではありません。やっぱり、このマイナンバーカードは、しっかりと自治体の声のある住民の方の声を聞いて、1回立ち止まるべきだということを申し添えて質問を終わります。
49:05
はい、日本維新の会の片山大輔です。私はまず、旧文書通信交通滞在費、今の調査研究広報滞在費について聞きたいと思います。国会も最終盤となる中、どこまでこの問題に真剣に考えているのか、維新では改めて、すべての委員会で質問をすることになりました。旧文通費の改革というのは、去年の国会で維新が提案をした使い道の公開や、残金の返金、これを軸に格闘競技が進んだものの、結論を得るとした約束は、自民党の保護によって棚晒しされ、それで今に至っている状況です。今国会で結論を得るのは当然だと思いますが、まず大臣は自民党に所属する政治家の一人として、どのようにお考えなのかお答えいただけますか。
50:07
私も議員の一人ではございますが、御答弁申し上げるのは政府の一員としての立場でございますので、そのような立場から御回答申し上げることを御理解いただきたいと思っております。調査研究広報滞在費の首都公開等については、今もお話がございましたが、これまでの国会における議論について、私からコメントは差し控えたいと思っておりますし、議員活動のあり方に関わる重要な課題でありますので、国会での御議論をお勧めいただいた結論に、私も議員として従ってまいりたいと考えております。
50:50
今のその言い方で国民の納得を得られますかね。ぜひ、御地元に帰ってそれを言っていただきたいと思う。今回の国会の議論も振り返ってみれば、防衛費増の財源確保のために増税をするだとか、子ども子育て支援のために社会保険を重当させることなど、国民負担の話のオンパレードでしたよ。国民に負担を求めるんだったら、まず国会議員から始めるべきなんだ。この当たり前のことができなければ、これから国民は厳しく見ていくと思いますよ。政治家は自分の身を守ることだけしか考えていない。そういうふうに思われても仕方ないと思う。では改めて大臣に聞きたいと思います。旧分水費のこの改革、必要だと思わないですか。国民見ています。どのようにお考えか教えていただけますか。
51:45
お話がございました調査研究広報滞在費のあり方については、私からコメントを申し上げるのは差し控えたいと考えております。その上で、議員の処遇につきましては、これまでも様々な歴史を踏まえて、議員がしっかりと活動できるようにということで様々な議論を踏まえて、その処遇が定められていたものと理解をしており、まさに国会においてご議論をいただいて、その結果を私もしっかりと結論には従ってまいりたいと考えております。
52:24
ぜひそれを、ご地元に帰ってもお話ししていただきたいと思います。国民は見ている。そのことを忘れないでいただきたい。そのように思います。次は私もNHKのことについて聞きたいと思っています。今回のこの問題というのは、NHKはインターネットの活用業務の実施基準で、BSの番組の同時配信は認められていないにもかかわらず、その開発に向けて9.5億円、今年度予算で執行しようとしていたもの。これなんですよね。そのことは国会は愚か。総務省にも全く説明はしていなかった。しかもそれは前の会長と一部の理事が倫理を回して決めた。こういう内容なんですけれども、まだ経緯がよくわからないところが多い。そもそも、今回のことを考えたのは誰なのか。そして、倫理が回された理事は誰も意を唱えなかったのか。そしてこの問題がどのようにして発覚したのか。今回のこの問題、この国会でNHKが説明するのはおそらく今回、今日のここが最後だと思います。ですからこれも今分かっていることを教えていただきたい。そう思います。
53:42
お答え申し上げます。まず、今回の事案につきまして、大変深刻に受け止めてございまして、業務を総理する会長として改めてお詫び申し上げたいと思います。まず最初に申し上げておきたいことは、衛星放送の同時配信の計画につきましては、経営として一切決定はしてございません。前経営企画担当役員は、昨年の10月、前会長から衛星放送番組を同時配信することの了解を得たと説明してございまして、このことを踏まえて、昨年12月に衛星放送の同時配信を名目とする設備が含まれました設備投資を行う倫理が規範されたということでございます。関係役員による承認を経て、前会長が決裁を行ったものと承知してございます。倫理の規案は、設備の開発整備を所管する技術局が行い、関係する役員6名が審査し、特段の指摘はなく全員が承認したということでございます。こうした倫理が行われたことは、今年1月25日、私が会長に就任した後、引き継ぎはございませんでした。4月6日、NHK内で衛星放送番組配信の調達が進められているという情報が、役員以外の幹部から入ったことによって確知いたしました。翌7日に倫理書を確認いたしまして、会長である私と副会長に報告があり、内部調査を開始したという経 緯でございます。倫理というのが、私も最初よくわからなかった。もう1回聞いたらどういうことかというと、NHKの場合は、普通、予算事業計画を決めた後、予算が承認された後に実際に執行されるにあたって出てくるものが倫理なんだというんですね。これは倫理で持って予算を計上するのではなくて、承認された予算の各項目の枠の中から実際に執行や調達されるにあたって倫理が出てきて、それで執行させて走らせていくという仕組みになっているんですよね。だからこれは普通は、今言ったように技術局から出てきた。普通は下から出てくるんですけど、今回の問題はその逆で予算が決まる前に、上から倫理が出せという形で降りてきて、それで回されていった。しかもそれは、それに対してどの理事も異を唱えずに、しかも執行直前まで行ってしまった。こういうことなんだと思いますけど。そうなると、認可されていない業務、9.5億円、これが実際に執行されていたら、今回は直前に止めたということなんですが、執行されていたらどうなっていったんだろうとまず思うんですが、まず、執行されていたら、今のネット活用業務の予算の上限は200億円。この200億円を超えたことになったのかどうか。それともう1つ、その認可されていないものを調達、そして開発されたとした場合、それはどういう扱いになっていくのか。例えば会計検査員に指摘された場合も含めて、どのようなことが想定しているのか。これをそれぞれ教えていただけますか。根本理事。お答え申し上げます。大臣認可が必要となりますインターネット活用業務実施基準に認められていないことにつきまして、経営決定もせず、予算事業計画にも盛り込まれず、根拠なく設備整備を行うことは決してあってはならないことだというふうに考えてございます。仮に予算の根拠なく経営決定もせず、実施基準で認められていない設備整備を行う場合、放送法第73条が禁ずる目的外資質に該当するおそれがあったというふうに考えております。
58:08
総務省はどのようにこれをお考えでか教えていただけますか。