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おはようございます。ただいまから財政求委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告をいたします。昨日までに加藤昭義君及び岡田直樹君が委員を辞任され、その補欠として山本恵介君及び広瀬恵美君が占任をされました。政府参考人 の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案の審査のため、本日の委員会に、自治会協議のとおり、財務省資金局次長前田努君ほか7名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定をいたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案の審査のため、本日の委員会に、日本銀行総裁上田和夫君を参考人として出席を認めることにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定をいたします。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案を議題といたします。昨12日に本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。横沢拓成君。はい。はい、ございます。委員派遣についてご報告申し上げます。昨12日、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案の審査に資するため、委員派遣を行い、福島市において地方公聴会を開催いたしました。派遣委員は、坂委員長、麻生理事、大井江理事、西田理事、上田理事、加藤委員、白坂委員、柴委員、横山委員、梅村委員、大塚委員、井上委員、上屋委員、堂込委員及び私、横沢の15名で3名の公実人から意見を聴取した後、委員からの質疑が行われました。まず公実の様子について報告いたします。最初に、並江町長の吉田栄光公実人からは、福島県の復興は着実に前進しているが、課題も多く、今後も中長期的な支援が必要であること、政府の令和5年度税制改正の対抗には、復興財源の総額を確実に確保する旨の規律があり、しっかり取り組んでほしいと考えていること、復興特別所得税の税率引下げ及び課税批判の延長については、町民が不安を抱かぬよう、政府が正確な情報発信や説明に努めてほしいと考えていることなどについて、意見が述べられました。次に、土目犬三日月代表の及川強平公実人からは、陸前高田市における農業の担い手が高齢世代中心であること、陸前高田市においてハード面での復旧はめどがついた一方で、復興はまだまだ道半ばであり、引き続き支援が求められること、防衛の重要性は理解するものの、復興特別所得税の仕組みを防衛財源の確保に使用すべきでないことなどについて意見が述べられました。最後に、農務は福島いわき市民訴訟原告団長の伊藤達也公実人からは、原子力発電所の事故によって福島県の人口が大幅に減少し、今なお 回復していないこと、廃炉作業も計画通りに進んでいないなど、福島県民が被害を受け続けていること、復興特別所得税を防衛費に転用することには反対であることなどについて意見が述べられました。公実人の意見に対し、各委員により、国の財源措置等により被災地における復興財源をさらに増額する必要性、復興特別所得税に関する被災地の声や信条、自衛隊の機能及び規模に対する評価、被災地における第一次産業への新規参入者に対する支援の在り方、メディア等における防衛費に関する議論に対する若者の認識、復興特別所得税と防衛財源の関係についての政府の説明に対する評価、避難区域へ住民が戻りやすくするための方策、福島県の復興に向けた施策に関する意見等について質疑が行われました。会議の内容は即期により記録をいたしましたので、詳細はこれにより御承知願いたいと存じます。最後に今回の地方公聴会の開催に当たりましては、公実人及び関係者の方々に多大なる御協力をいただきました。ここに深く感謝の意を表する次第であります。以上、御報告を終わります。