1:15
それでは皆様、財政金融委員会、外交防衛委員会、連合審査会を開会いたします。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
1:36
自由民主党の松川類です。本日は濱田防衛大臣、そして鈴木財務大臣が共に在籍される、そういう貴重な場所での質問の機会をいただきありがとうございます。国民の皆様のために、いくつかベーシックな点をクリアにしたいなというふうに思っています。私は我が国の防衛力の強化は、まったなしだと思っておりますが、例えば反撃能力の保有をはじめとする我が国の防衛力強化は、周辺国の警戒及び軍閣を招くだけといったご意見もあります。そ こでお伺いします。反撃能力とは、端的に言えば長射程のミサイルの保有及び運用ですが、我が国に到達可能な長射程ミサイルを、我が国周辺国、特に中国、北朝鮮は有しているのでしょうか。保有しているとすれば、いつ頃からでしょうか。
2:26
お答え申し上げます。中国は1970年代には、我が国の射程に収める弾道ミサイルをすでに保有し、1990年代以降、急速にミサイル線量の増強を進め、現在は射程300キロ以上のミサイルを、地上発射型のみで約2000発保有していると指摘されております。北朝鮮は1980年代半ば以降、短距離弾道ミサイルを保有し、現在、我が国の射程に収める弾道ミサイルを数百発保有しているとみられます。また、ロシアは冷戦期からICBMを含めた各種ミサイルを保有しておりまして、ウクライナ侵略では5000発以上のミサイル攻撃を実施したとされているところでございます。
3:11
ありがとうございます。もう一つお伺いします。中国の防衛費は、この30年で何倍になっていますか。
3:21
お答え申し上げます。中国の2023年度の公表国防費は、30年前の1993年度と比較いたしまして、約37倍となっているところでございます。
3:37
ありがとうございます。お手元にお配りした資料もご参考いただければと思いますが、今、政府委員から御答弁ありましたように、中国も北朝鮮もロシアも、我が国に到達可能な超射程ミサイルを、何十年も前から大量に保有しています。この東アジア地域において、超射程のミサイルを保有していない国は、我が日本だけであります。つまり、相手は日本を攻撃しようと思えばできる能力はあるが、日本はないという状況が、これまで続いてきたということであります。遅きに知ったしした感はございますが、ようやく日本が自分自身の判断で行使できる抑止力を得ることになって、本当によかったと思っております。そして、この30年の間、我が国の防衛費はほぼフラットであるにもかかわらず、中国は例えばでございますけれども、37倍の軍閣をしていますし、北朝鮮は核ミサイル開発に邁進しています。つまり、事実として彼らの軍閣は、我が国の動向と全く無関係だということであります。したがって、日本が防衛力を増強すると、周辺国が軍閣をしてエスカレーションとなるという心配は、当たらないと私は考えます。彼らは我が国の動向と関係なく、今後も軍閣していくのですから、仮に、我が国が防衛力を強化しない場合、軍事バランスが著しく悪化し、我が国がより一層危険な状態になるだろうというふうに思うということを指摘したいと思います。次に、どのみち中国にはかなわないので、日本が防衛力を強化する必要はないのではないか、という御意見に対しては、どのようにお答えになりますでしょうか。
5:14
まず、我が国の防衛政策や防衛力整備は、特定の国や地域を脅威とみなし、これに軍事的対抗をしていくという発想に立っているものでありません。他方、我が国周辺では軍事力の大幅な強化に加え、ミサイル発射や軍事的支援活動が急速に拡大、活発化しています。政府としては、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中で、国民の命 を守り抜けるか、極めて現実的なシミュレーションを始めとする様々な検討を行い、必要となる防衛力の内容を具体化いたしました。こうした防衛力の抜本的強化により、まず力による一方的な現状変更やその試みを許さず、我が国への信仰を抑止する、その上で万が一、我が国への信仰が正規した場合には、我が国が主たる責任を持って対処し、同盟国と等の支援を受けつつ、これを阻止、排除できる体制を講じすることが重要であると考えております。こうした防衛目標を踏まえ、今後5年間に取組をしっかりと進め、我が国の抑止力対処力を向上させたいと思っております。
6:29
ありがとうございます。まさに特定の国を念頭に置くというよりも、現在の防衛力体制がこれまで周辺国であったり、現下の安全保障の環境に比して、今、脆弱 なままとなっていたものを、今回、しっかりと我が国自身を守るために必要なレベルまで高めようとするというものだというふうに理解をいたしました。そしてそのためには、財源の確保が必要であり、そのための本法案の速やかな成立は必要不可欠であります。そこで、鈴木大臣にお伺いいたします。今後、その能力を蓄えて我が国を守っていくために、5年で43兆円の増額、これをどのようにして実現していくのか、そしてそれを必ず達成するという大臣の意気込みもお伺いしたいと思います。
7:18
新たな防衛力整備計画では、防衛力整備の水準として43兆円程度と定めております。これは防衛力の抜本的強化を達成でき、防衛省、自衛隊として役割をしっかり果たすために必要なものと承知をしておりまして、令和5年度以降の5年間で着実に予算を計上し、執行していくことが重要であると考えます。その上で、この防衛力の抜本的強化を支えるためには、裏付けとなるしっかりとした財源が不可欠であって、税制措置のほかに、歳出改革、決算常用金の活用、税外収入の確保といった業材性改革の努力を最大限行うことにより、確保していく方針であります。今回の財源確保法案は、現時点で確保した財源を令和5年度予算に計上するに当たりまして、法律上の手当が必要となる特別会計からの繰り入れ等の税外収入の確保、確保した税外収入を令和6年度以降に活用できるようにするための防衛力強化資金の創設について所要の措置を講じるものであります。本法案による対応を含めた財源確保によって、防衛力の強化維持を安定的に支えていきたいと、そのように思っております。
8:48
ありがとうございます。やはり防衛費は大変重要な予算で ありますので、安定財源での確保が必要でございます。今、大臣からも御答弁あったように、歳出改革をはじめとして、できるだけその努力によって埋めていくわけですけれども、どうしても足りない部分を国民の皆様に御負担をしざらないということは、これ私も理解します。ただ、例えば今後経済が上向きになって、税収が上がっていけば、決算常用金のクリーを、例えば将来的に増やすといったことも含めて、できるだけ、そういった増税分を減らすというか、負担を軽くするような工夫もできるんじゃないかと私は思っているということでございます。さらに今回、この43兆円の8割、これは国内向け支出となっているというふうに、濱田大臣は衆議院の審議に答弁されています。防衛産業はプライム企業のみならず、多数の資格的企業からなっていて、その数は例えば、護衛官では約8300社にも上り、中小企業も多く含まれる。波及効果や雇用創出効果や技術の波及効果もあり得るとおっしゃっておられます。したがって、この43兆円は防衛に必要な予算ですけれども、同時に 防衛産業への受注を通じて、我が国の経済成長にもつながり、それを引いては税収増にもつながるというプラスのサイクルも考えられると思うんですね。そういう意味で生きるお金予算だと思いますし、そのようにしていただきたいと思っております。そこで防衛産業の維持強化の観点から、調達契約制度についてお伺いします。厳しい財政状況のもとで防衛力の計画的整備を行うため、2017年に防衛装備費については、財政法上は最大5年とされる国庫債務負担行為の支出年限の上限を10年まで延長する、いわゆる長期契約法が制定されました。これによって最大10年までの契約が可能となり、装備品をまとめて生産することにより、コスト低減を図ることができるようになっています。これは防衛産業の維持強化のためにも、また装備移転を推進する上でも有益だと思っています。例えば、インド太平洋諸国は、日本の優れた艦船とかレーダーなんかには引き合いあるんですけれども、やはり高コストなので、なかなかそこで課題があるという嫌いがございます。この長期契約法はいいんですが、令和6年3月に期限切れになります。ただ、艦船1つ作るのにも5年はかかりますので、5年ごとの時限立法というのは、私はちょっと不安定だと思うんですね。例えば、イギリスは30年まで調達が可能な、そういう制度もあります。ですので、私、装備店にかかる本件長期契約法は、時限立法じゃなくて、高級化していただきたいと思いますが、所管大臣であられる防衛大臣にお伺いします。
11:39
防衛省では、装備品の調達や整備に関する経費の縮減と、調達の安定的な実施のため、国家債務負担行為の支出年限の上限を、例外的に10か年度とする長期契約法を活用して、防衛装備品の調達を行っています。長期契約の活用は、企業にとっても予見可能性が高まり、中長期的計画に基づいた経営の実現に資するといった効果があります。現行の長期契約法は、来年3月に期限を迎えますが、長期契約は、平成27年の法律制定以降、約8年間にわたり実績を積み重ね ていきます。防衛力整備計画でも、長期契約の適用拡大による、装備品の計画的安定的な取得を通じて、コスト低減を図るとされているところ、防衛省としては、今後とも長期契約を活用すべく、これまでの実績を適切に評価した上で、所要を検討してまいる所存であります。また、防衛装備品等の製造及び駅務の実施に当たっては、特殊な設備、技術等が必要です。そのため、防衛省では、随意契約が可能なものと類型化し、会計法令に則った適切な随意契約の活用を推進するとともに、最も優れた提案を採用する、企画競争等の方式を活用するなどしてまいりました。今後も質疑調達の在り方を検討してまいりたいと思います。
13:19
ぜひ高級化をお願いします。調達の方もお答えいただきありがとうございます。さて、鈴木大臣にお伺いいたします。今回の国家安保戦略でも、一番最初に書かれているのは、外交力の強化であります。やはり防衛等外交は車の要因でありまして、防衛省予算が倍増拡充される中、外交の重要性を訴えながら、現場の外交官は両比例を自腹で払わなきゃいけないとか、交換機能がボロボロで、例えば今回のスーダーの退避の時も、地下室がないという問題が明らかになりました。あと、オーディエル予算が不足したり、そんなことでは、力強い外交の実施は困難であります。若者があまりにもブラックでペイしないということで、高架公務員にはもうならないという、そういう風勢もありますが、これ、外務省ももちろん例外ではありません。そこで、鈴木財務大臣には特に、外交形成能力とも言うべき、外交の足腰予算をしっかり、当初予算でつけていただきたいと思いますが、ご決意をお願いいたします。
14:14
ロシアによるウクライナ侵略など、国際情勢、今大きく変動する中で、我が国の国益を守り抜くためには、積極的かつ力強い外交を展開すること、これは重要であると私も思います。昨年末に決定されました、国家安全保障戦略におきましても、ただいま松川先生からお話があったとおりに、我が国の安全保障に関わる総合的な国力の主要な要素として、外交力が挙げられていると承知をしております。令和5年度の外務省の予算においては、足元の円安、物価高の状況も踏まえまして、日々の外交活動を支える経費、いわゆる足腰予算を重点的に手当てをし、厳しい財政事情の中ではありますけれども、対前年度プラス274億円の2197億円を計上したところであります。引き続き足腰予算も含めた外交予算につきましては、毎年度の予算編成過程を通じて、その時々の政策課題や経費の正確、必要性、財政状況等を踏まえまして、必要な予算を積み上げてまいりたいと考えております。
15:40
必要な予算ということでありますが、本当に足腰がなくて外交できないので、ぜひお願いしたいと存じます。次に、旅費法改定についてお伺いします。これは私、昨年の外交防衛委員会で質疑をさせていただきましたし、現在改定を御検討いただいていることと承知しておりまして感謝をいたします。この旅費法の支給額を決めている別表は、法律の別表なんですけど、40年改定されておらず、その結果外務省員のみならず全国家公務員がですね、海外出張で自腹を切るという、笑えない事態になっておりますので、今後、円安とか価格上昇、いろんな変動を考えると、旅費法の支給額を法律で規定していること自体もどうかなと思います。なので、GP払いとかですね、政令での基点に変更するとかも含めて、是非今後、使いやすい旅費法改定をお願いしたいと思いますが、御検討状況はいかがでございましょうか。
16:35
旅費制度についてでありますけれども、これまで執行面で様々な工夫を行いつつ対応してきたところでありますけれども、海外の宿泊料金の変動、それから、これは手続に関することでありますけれども、情報処理技術の進展、交通機関、料金待機への多様化など、国内外の社会情勢の変化に対応しきれていない面があり、広く見直しを行う必要性があると考えております。本年4月には見直しの論点を公表いたしまして、旅費法上の法定額と実正価格との乖離解消、事務手続の簡素化・効率化、国費の適正な支出確保といった観点から検討を進めております。さらに、旅費業務の効率化には法令改正のみならず、行政改革事務局による業務プロセスの見直しや、デジタル庁による必要なシステム更新とも一体的に取り組む必要があり、先月のデジタル臨時行政調査会においても、関係大臣で協力して取組を加速させるよう、総理から指示があったところであります。このことといいますのは、旅費制度につきまして、引き続き、外務省を含め、関係省庁と連携しつつ、有識者や関係者の意見も伺いながら検討を深めまして、本年の秋に制度改正の方針を提示をした上で、令和4年の改正法案、国会への提出を目指してまいりたいと考えております。
18:32
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。最後に、濵田防衛大臣にお伺いいたします。大臣、先週末に御出席になられたシンガポールで行われた、いわゆるシャングリラダイアログでありますけれども、米中の国防大臣が、いたにもかかわらず、アメリカがオファーをしたんだけれども、中国が乗らず、米中の国防大臣会合は実現しなかった。しかし、数日前にも台湾海峡で、米中の軍艦が異常接近する、中国が異常接近するという、そういう事態もあって、空発衝突の危険もあります。米中の率直な意思疎通、視覚的に重要だと思います。米中の国防大臣とも、米中の衝突はいかんと言っているにもかかわらず、そしてその場に2人いるにもかかわらず、対話はなかった。多分、出席していた東南アジアの多くの国も、いい加減早く2人で話してくれと、多分思っていたと思うんですね。どういう雰囲気だったのかなということと、一方で大臣御自身は日中防衛大臣会合もなされて、しっかりと意思疎通を、違いあれどされたということで、よかったと思っていますが、中国の李正復国防大臣とも、面識を得られたわけで、米中の間でちゃんと対話ができるように、大臣からも何か働きかけなりに、何なりに、していただいてもいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
19:48
今般の日中防衛諸会談においては、日中間における安全保障上の懸念について、率直な議論を行ったほか、防衛東京府間における意思疎通について、意見交換を行い、今後も対話や交流を推進していくことで一致しました。参考府間の意思疎通について、コメントすることは差し控えますが、その上で申し上げれば、米中両国の関係の安定は、国際社会にとって極めて重要であると考えております。我が国としては、引き続き、同盟国とある米国との強固な信頼関係のもと、様々な協力を進めつつ、中国に対して、大国としての責任を果たしていくよう、働きかけていきたいと考えております。
20:31
ありがとうございます。抑止と安心供養はセットだと思いますし、その観点からG7広島サミットの宣言における中国の言及ぶりは、とても考えられたものだと思うんですね。なので、現状変更は絶対に駄目だけれども、力による。しかし、同時に一つの中国政策を堅持しているよとか、独立を支持しているわけじゃないとか、デカップリングじゃなくてリリスキリングだと。そういう意味で、中国の猜疑心、台湾を独立させるつもりじゃないかとか、中国を経済的に弱体化させる目論みではないかといったことには、答えようとしたわけだと思うんですね。そこは中国にも伝わっているんじゃないかと私は思います。今後G20国連総会、西安関連会合、米国でのAPECとか、さまざまな外交部隊がございますので、米中の直接対話が各レベルで進むよう願っておりますし、日本として役割を果たしてもらいたいと思っております。もしかして。
21:27
すいません、ちょっと私一点訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの旅費法の改正法案提出を、令和4年と言ってしまいましたが、令和6年の国会にということであります。訂正いたします。
22:09
お疲れ様でございます。立憲民主党の福山でございます。今日は、連合審査で質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。また、鈴木大臣、濱田大臣におかれましては、ご苦労様でございます。濱田大臣とは日々外交防衛委員会でやっていますけれども、鈴木大臣とは、実は私、鈴木先生が、環境大臣をやられたとき、私ちょうど一年生議員でですね、大変誠実に御答弁いただいて、私ずっとあれ以来、鈴木先生のある意味ファンでございまして、今日この審議ができること、とてもうれしく思います。ただ、私、大変誠実な御答弁を環境大臣にいただいた鈴木先生に、今日は多少失礼なことを申し上げるかもしれませんが、お許しいただければと思います。
23:01
この防衛財源確保というのは、5年間の防衛力の整備計画の実態を伴って推進していくものの前提だと思っているんですが、43兆円と。5年後にGDPの2%に指すように予算措置をするとしています。ただですね、衆議院の議事録も拝見しましたが、鈴木大臣は非常に苦しい答弁が多くあって、私もこの法案を見ましたけれども、財源確保とは名ばかりで、実態は財源を確保できるかどうかは、極めて不透明だということを、財源確保自身が物語っているのではないかなというふうに思っています。まずは、これはあちこちで議論がありますが、なぜ2%なのか。NATOがGDP2%だという話が交換言われていますけれども、NATOの定義によりますと、日本は令和3年でGDP比1.24%です。NATOは29カ国中21カ国が2%以下です。別に日本が圧倒的に見劣りしているわけではありません。NATOの場合には各国の経済状況や歴史的な経緯もあって、30カ国、1カ国の数字がないんですけれども、30カ国の主権国家の集合体であるNATOが、1つの目安として共同で軍事的に連携するんだから、同盟を組んでいるんだから、目安は2%で、それぞれ目標にするというのは私理解するんですが、日本はずっと戦後日米同盟の間に、いろいろな防衛予算をそれぞれの必要に応じて組んできたと思います。その中でなぜ急にこれ2%に上げるというふうにしなければいけ ないのか、なぜ43兆円だったのかがいまだに明確ではありません。改めて問わせてください。これは濱田大臣がお答えになるのか、杉大臣がお答えになるのか分かりませんが、岸田総理からの指示だったと言われては、もう見本二もないんですけれども、根拠としてなぜ2%で43兆円だったのか、お答えいただけますでしょうか。
25:31
2%に達するよう所要の措置を講ずるということにしているところの意味、根拠といいますか、そのお尋ねだと思います。新たに策定されました国家安全保障戦略では、2027年度において防衛力の抜本的強化とそれを補完する取組を合わせて、そのための予算水準が現在の国内総生産GDPの2%に達するよう所要の措置を講ずるとそこに記されているわけであります。これは安全保障環境が一層厳しさを増す中において、国家安全保障会議4大臣会合や与党ワーキングチームなどでの1年間以上にわたっての議論を積み重ねる過程におきまして、必要とされる防衛力の内容を積み上げた上で、同盟国、同志国等との連携を踏まえ、国際比較のための指標も考慮し、我が国の自身の判断として導き出されたものであると理解をいたしております。
26:47
そういうお答えになるだろうと思っていましたけれども、しかしその2%43兆円というのが財源確保に向けてはかなり無理な数字だったのではないかと。少しずつコロナも終わって税収が上がることも想定しながら、どういう形で上げているのか。先ほど申し上げたように各国の事情によって2%でないところがNATOも圧倒的に多いわけですね。日本がことさらに防衛意義が少ないわけではないという状況の中で、今の説明では少し無理をしたんじゃないかというふうに言わざるを得ないんですね。その中で、例えば皆さんにお手元した防衛省が配っている、財務省が配っているこの表ですけれども、一番上の1兆円のところの税制措置です。これ本来ならば法的に規定をするべきだったのではないかと考えているんですね。私どもも実は似たようなことがありました。東日本大震災に対して当時の復興構想会議の皆さんから確実な復興予算を組むべきだと被災地を考慮してと。そして被災地の皆様の不安を取り除くこと、1日も早い復興を目指すこと、それから将来に希望を持ってもらうことも含めて復興財源を確保するべきだという、そういった提言をいただいて。国内では震災後景気が悪くなって所得も落ちるから増税は駄目じゃないかという声もあったんですが、私どもはおかげさまで一生懸命、これは自民党にも公明党さんにも協力をいただいたんですけれども、集中復興期間を最初の5年とする、今回も5年ですよね。そして復興期間をまず10年として、集中復興期間が19兆、そして次の5年で合わせて23兆の予算を組むという、復興に関する予算を組んだんですね。最初の復興期間は5年で19兆と今申し上げました。確かに今回の防衛費用が大きいのは大きいんですけれども、しかしながら、この19兆円のうち10.5兆円を増税による財源を確保させていただきました。当然、税外収入だとか、無駄を削る歳出削減も我々は入れたんですけれども、その時に法律の改正も、それから先ほどの税外収入や歳出削減も含めて、全部パッケージにしてお願いをしたんですね。そうではないと非常に危うくなると。今回のこの財源確保を、来年に向けての、早く来年の決算が出る前の財源まで組み入れているわけで、それにもかかわらず、この1兆円の増税措置について法律で規定を入れなかったということは、この1兆円が実はまだはっきり決まっていない不安定な要素があるというふうに言わざるを得ないんですね。これからどういうふうに自民党の中で税制の議論があるかどうかわからないと、来年の予算を見ないことには、この中身がどの程度確定するのかわからない。なので、鈴木大臣、法律で規定しなかったんでしょうか。
30:18
まず防衛力を保管する取組でございますが、福山先生が御指摘のとおり、研究開発など約1兆円程度、これを見込んでいるわけでございます。こうした研究開発や公共インフラなど、防衛力の抜本的強化を保管する取組につきましては、科学技術関 係予算や公共事業関係費の一定割合は、総合的な防衛体制の強化に資することができると想定をいたしまして、その5年後の水準として1兆円程度になると、そういうふうに見込んだものでありまして、それが1兆円のことでございます。そして、合わせまして、今、東日本大震災のときの財源確保法も御説明いただく中で、そこではパッケージできちっと示したのではないかと。今回はそのパッケージになっていないということでございますが、この点について言えば、福山先生御指摘のとおり、本法案は全体パッケージとしてのものではなくて、歳出改革、決算、常用金の活用、税制措置については盛り込まれておりませんけれども、政府といたしましては、昨年末に閣議決定された防衛力整備計画など、3文書に示された方針に沿って、防衛力の整備に取り組んでいく考えでありまして、財源確保についてもしっかりと取り組みを進め、防衛力の強化維持を安定的に支えていきたいと考えております。
32:12
しっかりと進めということなので、なぜ法律にかけなかった、法律の規定を置けなかったのかについては、実は明確な答弁は今なかったんですね。分かりやすく言えば、住民等内で揉めていて法律まで行かなかったと、いろんな考え方があったと、間に合わないのでしょうがないと、先送ったということだと思うんですけれども、しかしながら、それでは国民に納得できないと私は思うんですね。じゃあ今の一番上にある税制措置のところが、法律が今ないと。2つ目の防衛力の強化の外貯め特価へのところですが、これも外貯め特価というのは、一般会計の繰り入れはもちろんやっているんですけれども、ご案内のように、この外貯め特価というのは、一定のところお金を留保しておかなきゃいけないんですね。やはり為替の問題もあってリスクもあって、私も政権のときに、この外貯め特価については 、散々財務省の皆さんから使えません、これは為替のリスクがあるので使えませんと、本当に事業仕分けのときも含めて、散々我々は説明をいただいたんです。今回、外貯め特価への常用金はガイドラインによれば、100分の30が目安で、保有外貸資産の100分の30を累計で持っておかなきゃいけないとなっているんです。ところが今、保有外貸資産の18.6%しか、実はまだ保有できていないんですね。そうすると、財務省のガイドラインによれば、まずはこの外貯め特価からは、この保有外貸資産の約30%の分の水準まで、お金を貯めとかなきゃいけない。しかし今回、それをしていないんですよ。ずっとやらなきゃいけないのにしないで、これを実は防衛費に回すという話になっているわけですね。財務省自身が自分たちのルールでガイドラインで作って示しているものを今回やらないと。私は防衛大事だと思いますよ。しかし 、為替の防衛も国家としては極めて大事。つまり、外貯め特価というのは、何らかの形の縁売りなり縁買いの介入をする、どれ売りどれ買いの介入をするために、持っておかなきゃいけないものですよ。実際にこの間ありましたよ、実際に為替の介入が。これは私は二者卓一ではないと思うんですね。縁を守ることも防衛を守ることも、国家を守ることには変わらない。しかし財務省自身が自分たちのガイドラインを犯して、今回これをお金を入れると。これちょっと僕、まずいんじゃないかと思っているんですが、ここは財務大臣どうお考えですか。
35:28
福山先生ご指摘のとおりに、外貯め特価への内部流報でございますけれども、令和4年度末、これ見込みでありますけれども 、20.1%ということでありまして、ガイドライン30%に達していない中で、どうしてこれをそもそも活用するのかと、していいのかと。こういうようなご質問であるとこういうふうに思います。令和4年度分の常用金につきましては、一般会計において厳しい財政状況の中で、防衛力強化のための財源確保が必要となったこと、それから常用金の流報がなくとも、令和4年度中に実施した為替介入に伴いまして、令和4年度末の外貯め特価への内部流報比率が上昇をし、外貯め特価への財務状況の改善が見込まれたことを勘案をいたしまして、全額を一般会計に繰り入れることとしたものであります。また、令和5年度分につきましては、現在ご審議をいただいている財源確保法によります、特別措置によりまして、確実に発生が見込める金額に限って、前倒しをして繰り入れることといたしております。令和5年度の最終的な常用金見込み額のうち、外貯め特価へに 流報すべき金額につきましては、令和6年度予算の編成過程において、一般会計繰り入れルールを踏まえ検討されることになりますが、その検討に当たりましては、外貯め特価への財務状況というものも、勘案されることになります。今、以上のような状況、内部流報比率が上昇し、また、実際の為替介入によりまして、財務状況の改善が見られたということで、30%というガイドラインを満たしていないわけでありますけれども、これを活用させていただくことにしたいと、そういうふうに思っているところであります。
37:47
いや、今、内部流報比率が若干プラスになったと、2%ぐらいですよ、改善したの。正直申し上げて、10兆円以上まだ足りない。それにもかかわらず、今、財務 大臣が先に言われましたけど、新興年度だといって、この令和5年の決算を待たないで、改めて追加してまた入れているんですよ。新興年度だというのでね。いいですか。令和4年はもう全部入れた。令和5年は、まだ決算が出ていないのにもかかわらず、外貯め特快から入れるお金を決めている、先入れで。で、ガイドラインは到達していない。これ本当にこんなことをやってていいんですか。そして大臣、もう一点。もう1つ出てきているのがあれですよ。独立法人地域医療機能推進法による、推進機構からの積立金を入れる話、それから国立病院機構の積立金の付与見込みを入れる話。これ両方1年前倒しして入れているんですよ。さっきの外貯め特快は、令和5年の分を新興年度だといって前倒しで入れている。この医療機能推進機構と国立病院機構の積立金も、これも1年前倒しで入れているんですね。
39:32
これちょっとさすがに無理ありませんか、大臣。
39:36
こんな先食いをして、そして増税は議論になっているけど、法律では示していない。つまりそこはまだ不透明なんですね。これ大臣どう考えたらいいんでしょうか。
39:55
福山先生から、まず外貯め特快の新興年度のものを、来年度の決算を待たずに、法律でお願いをして、前もって確保するというのは、手法としていかがだということだったと、こういうふうに思ってございます。それで今回の財源確保でありますけれども、それをお出ししたことの意味の1つといたしまして、防衛財源の安定的な確保に向けた道筋、これをお示しをするということ、そのため、現時点で確実に確保できる財源については、先送りすることなく、現時点でしっかりと確保することが必要であるという考えに、我々は立っているわけであります。こうした考え方に基づきまして、外貯め特快の令和5年度常用金見込額のうち、確実に発生が見込まれる1.2兆円について、決算上の常用金として翌年度に繰り入れる代わりに、新興年度中の令和5年度に前倒しして、臨時的に一般会見に繰り入れ、防衛財源に充てることとしたわけでございます。いろいろな工夫、努力をしながら、今厳しい状況にある我が国の安全保障環境に対応する防衛力の抜本強化を実現する財源ということで、このような手立てを法律でお願いをしているところでございます。
41:50
極めて、大臣、失礼ながら厳しい答弁で、安定してないんですよ、全然。だって、来年度分とかみんな前倒しして入れてるんだから。さらに加えて問題になっている決算常用金の活用ですよ、3番目。これ、お手元にお配りしている資料の一番下を見ていただくと、ご案内のようにコロナがあったので、予備費の額がもう極めて異常な額になっています。コロナだからそれは致し方ないことだったと思いますが、令和3年、4年、5年、5兆5千億、そして令和2年は補正後10兆、これだけのお金を予備費で入れていたと。2枚目を見ていただきますと、ご案内のように、だから、純常用金は見てください。令和元年、令和2年、令和3年、4兆5千、1兆3千、30年が1兆3千。これ、特に令和2年は4兆5千で非常に純常用金が出ています。これ予備費これだけあったからです。これからもこんなに予備費を積むような事態にならないことを私祈っていますし、してはいけないと思います。予備費はあくまでも予備費ですから。ただコロナの時の尋常ならざる状況だったので仕方ないとしても、よく衆議院でも議論されていますが、この予備費によった余ったお金を含んで、この3年間を含んで10年の平均を、ご案内のように、1.2兆円だったかな。1.4兆円か、そうだ。1.4兆円と見込んで、実はその半分の0.7兆円を入れるということになっているわけです。それはちょっと無理ではないかと。ましてやこれを見ていただくと、経年で見れば、1.4兆円は本当に出るんですかと、そんな常用金を。ましてやそんな常用金が出るような予算編成をしていいんですかと。そんな簡単に言うと、ブカブカの予算を作っていいんですかと。だってそれまでは予備費の金額って5千億ですよだいたい。それなのに今7千億、この防衛費で入れようとしているわけです。それはやっぱりまずいんじゃないでしょうかと。じゃあ今年の夏の概算要求から、来年の年末の予算編成までに、本当に予備費とか結果として余るお金を想定して、この防衛財源を確保してやるような予算編成が行われたら、それこそ問題だと僕は思いますよ。これ0.7千億、0.7兆円、本当に大臣常用金で確保できるんですか。1.4兆円も常用金を出すような予算を組んではいけないですよね。大臣いかがですか。
44:53
今般の防衛力強化の財源措置として、決算常用金の活用につきましては、ご指摘がございましたとおり、特例交済の発行額の抑制に努めた後の決算常用金の直近の10年間の平均が、1.4兆円程度であることを踏まえまして、財政法上、交済または仮入金の償還財源に当てるべき1/2を除く、残りの1/2の0.7兆円程度を活用見込み額としたところでございます。これが果た してしっかりと確保できるのかどうかというご指摘もあったわけでございます。確かに決算常用金の金額の大きさ、これはその時々の経済情勢等に応じた歳出や税収等の収入の動向によって左右されるものでありますので、年度によってこれは変動があるということは事実でございますが、今般の0.7兆円程度という数字は、直近10年間という一定の期間をとって、その平均値をとることで、複数年で見た場合に活用できる額を見込んだものでありまして、過去の実績を踏まえた見通しに基づく、しっかりとしたものであると、そのように考えております。
46:19
いやですから、この3年間のコロナの大きく積んだ予備費というものを前提に考えていること自身が、非常に水増しの状況で、傍聴した前提による、この財源確保だと言わざるを得ないんですね。これ、ちょっと本当に残念で、一番上の法律、これないですね、まだ。で、2番目の防衛力の強化資金も、外貯特価の話は先ほど言ったような話です。で、それ外貯特価、来年度まではそれで確保したと、新興年度だと、先食いしたと、じゃあその後の3年間どうするんですか。それから、決算常用金、じゃあ本当に1.4兆円も常用金が出るような予算編成を、政府と自民党は組むつもりなんですか。防衛予算のためにその常用金を当てにするんですか。残りの3年間。これ極めて問題で、先ほどの気候の話は、もう先食いしてますよ。これ本当に僕はまずいんじゃないかと思うんですね。で、国債に頼らないとか増税しないとか言っているけれども、これ来年度に資金を作って3兆、3.4兆組み入れているわけでしょ。この3.4 兆の財源って、他のものに今年度のひょっとしたら後半、補正予算とかで使えるお金だった可能性があるんですよ。物価高い対策とか、子育てとかまさに。これ防衛資金に繰り入れちゃっているから使えないですよ。これじゃあ何らかの補正予算の財源どうするんですか。もし補正予算を組むとなったら、国民生活がもっと物価高いと厳しくなったらどうやって組むんですか。加えて、FMSで1兆5千億も、もう決まった金が出ていく金がある。どんどんどんどんこれ予算硬直化しますよ。社会保障はまだ増えるんだから。加えて大臣、例の非社会保障で1500億円節減した。これ僕何度聞いても分からないんですが、大臣説明いただけませんか。
48:47
今まで予算編成に当たりましては、骨太の方針に従ってやってまいりました。これは3年間で0.1兆円の伸びに抑える、非社会保障経費については。ということですから、1年間330億円の伸びにしか抑えない、こういうことでありました。しかし、骨太の方針には、物価経済の動向も踏まえということもございまして、この間の物価上昇が大変大きいものがございました。その会議は大体4.5倍でございます。しがやまして、330兆円を4.5倍にした1,500億円、これを今までの330億円に変えて、それを一つの上限として、他の経費をそこに抑えた。さらに別途600億円、経費削減をいたしまして、歳出削減をいたしまして、合わせて2,100億円を年出したということでございます。
49:59
これも水ぶくれなんです。330億円非社会保障の使わないで節約しましたと、これ実際出ていないんです。出ていないお金なんです。それで、それに物価高の部分を5倍しているんです。これ0.38%ぐらいの物価上昇率を5倍しているんですけれども、これ物価が上がった分だけ予算とか全部5倍するんですか、今まで。しないでしょ、そんなこと。日本中で今物価高が起こって、いろんな材料費も全部上がってますよ。それでその物価高の部分全部予算措置しますか。しないじゃないですか。300億だってこれ実際に削減したんじゃなくて、今架空に削減したとしてそれ5倍して1500ですよ。これある方が言ってましたよ。真空切れだって何もない中で。こんなの削減幅にならないじゃないですか。どうやってこれが財源なんですか。だってキャッシュこれどこにあるんですか。300で物価高5倍で5倍して1500。じゃあ他の予算全部5倍してますか。こんなのあり得ないでしょう。そしたらね、ここの一番最初に書いたこの表 、一番上は法律措置まだしてません。二番目、外貯特許は先食いしました。決算常用金1.4兆なんか出たらまずいじゃないですか。そんな大きい予備費なんか組んだらまずいでしょう。そして今の歳出300億を5倍する物価高でと。これどこに財源確保設置してるんですか。私失礼な言い方すれば、後は野となれ山となれ防衛予算ですよ。何にもないんだもん。スカスカですよこれ。財源確保法じゃないじゃないですか。財源確保できないけど一応絵に描きました方じゃないですか。法律にもなってない。これどうやってこれ。いいですよ勇ましく防衛増税だ。防衛予算大きくするんだと言って。じゃあ今岸田総理が言っている子ども予算どこから出すんですか。防衛財源みんなこれ先食いしてますよ。すでに。これ防衛省いろんな装備ね。作る、開発する。3種類のミサイル。それから異実搭載艦。これ人員も増えないんですよ防衛省。どうやって人員どうやってトレーニングするんですか。どうやって訓練するんですか。開発量産に対してどういうプロセスですか。一斉にミサイルが研究開発。そして異実搭載艦。どういうふうにこれこんな不安定な財源で開発や防衛のこの現実の装備を充実させるんですか。私この法律を見て本当にまずいなと。財源確保できません法案だなと思いました。大変失礼なことを申し上げましたけれども。鈴木大臣本当にこれ。5年間財源確保できる見通し経ってないですよね。そのことだけ正直にお答えください。
53:19
正直にお答えいたしますけれども。私ども政府としてはあらゆるこの行財政改革を進めるその様々な工夫の中で所要の財源4分の3を確保しそして残りの4分の1につきましては税制措置でお願いをするということで確実にこの財源を確保してこの防衛力の抜本的強化を進めていきたいと考えております。終わります。
54:08
力務社民の小西弘貴でございます。委員長、今日政府参考に出席許可してますけれども私の指名がない限り手を挙げないという。前回もそうだったんですが、それを破りましたので。十字審議のために尊敬する坂誠議員長の御支配をお願いいたします。防衛大臣に伺いますが先ほどの理事会での議論をお聞きいただいていたわけでございますけれども前回私が理事会協議事項として提出を本審査官にお願いした43.5兆円を構成する146の事業項目配付書の中にありますけれども数千億から数兆の桁になっているんですね。ただそれぞれたった1行書いてあるだけで2000億とか3000億とか4000億とかボンボンボンとついているだけなんですが今回そのうちの2件だけですね無人アセットに関するものとあるいは衛生機材などに関するものだけが出てきたんですが防衛大臣、146の事業でなぜたった2つしか10日もたって出せないんですか。
55:09
もう全ての事業が実はどんぶりをやっているんじゃないですか防衛大臣。
55:18
今般の防衛力の抜本的強化はこれまでにない大きな取り組みであり厳しい安全保障環境や自衛隊の現状そして今後必要となる防衛力の内容について丁寧に説明していくべきだと考えております。ご指摘の43.5兆円の内訳については防衛力整備計画の下記決定後速やかにスタンドオフ能力防衛能力等の重視分野ごとに主要事業の整備規模などを取りまとめて約7割にわたる計約30.6兆円を公表いたしました。その上で国会質疑の質疑を通じ多数の細かい事業個別の装備品の積み上げについても丁寧な説明に努めておりその結果まとめたもののご指摘を5月26日の資料です。小西議員からもそうした内訳を求めていただき5月30日の在勤外貿連合審査会においてスタンドオフ防衛能力の情報収支分析機能等の強化の内訳をお示ししました。お尋ねについては同日小西議員から同様の求めがさらにあったことを受け本委員会の理事会において与野党官で御議論いただいた結果本日防衛省より無人アセットに関する研究開発及び受品化学衛生機材の打ち明けをお示ししたところであります。細かいことを申し上げると無人アセットに関するいいですか。以上です。
57:08
防衛大臣の説明は防衛大臣に単に答えていただきたいんですが146のそれぞれの事業ですね1項目があったり数千億から数兆の予算がついているんですがもうそれしか国会に出ていないんですね。自民党の先生方も私たち雇員もそれしか持っていないわけですよ。その146の各事業の中身とそこに貼り付けられている寄与算金額の分かる資料を出してくださいと言ったんですが大臣に今の御説明は146のうちのたった2つ無人アセットの2つだけを出せばいいという与党の指示があったということですが事実関係だけ答えてください。
57:51
政府として出すのは妨害しているということを受け止めるしかないんですが財務省の政府参考人に質問しますけれどもいわゆる防衛施設のさらなる加速の強化などの1.6兆円というのがありますね。1.6兆円。この1.6兆円については具体的な財源構想されている具体的な財源の手当はないということでよろしいですね。それだけ答えてください。イエスので。はい。財務省前田市警、
58:19
結論だけ。結論だけ。お答え申し上げます。今小西先生が御指摘ございました施設整備費の1.6兆円程度でございますけれどもこれは5年間の施設強靱化に係る経費4兆円程度のうち大規模自然災害への対応、部隊新編及び新規装備品導入等に必要となる施設整備に係る経費でございます。この経費につきましては関係機関との調整状況や地域環境への影響等を踏まえまして進める必要があることから事業計画の策定状況やその進捗状況等を踏まえつつ機動的弾力的に行うこととしたものでございまして今お問い合わせのございました財源のあり方につきましてはその時々の予算編成課程において検討してまいりたいと考えてございます。
59:00
今さすがに分かりましたでしょうがお配りしているこのカラーの資料のですね上の43-40.5のこの差額の2.5そのうちの1.6が今の施設整備なんですが実は今答弁のとおりなんですが財源の手当がないんですね。ないんですね。あと同じ財務省政府参考にどちらか答えられる方でいいんですが今回この決算住居金ですね1.4兆の半分、7000億円ぐらい毎年平均で確保するということになっているんですがこれはコロナも含めた過去10年間で計算しているんですがよくよく考えればやはりコロナを除く前コロナが始まる前の年度ただその年度には東日本大震災も含みますので国家緊急事態的なものも含めている意味では1つの十分な合理性のある対応だと思うんですが財務省に試算していただくことでですねコロナ以前、平成22年から令和元年だと決算住居金の平均が1.1になるそうです、1.1今は1.4です半分っていくらって聞くと計算するともう切り張りで5000億円で結構ですというふうに言っていたんですが財務省が答えればこの5000億円、1.1、5000億円という数字で間違いないですね
1:00:05
はい、お答え申し上げます今、先生がご指摘になりましたとおりコロナ前、平成22年度から令和元年度までの決算住居金の平均は1.1兆1兆510億円となってございます
1:00:19
財務大臣に伺いますが、やはり合理的に考えてですねコロナ以前の10年間の年返金5000億を私は使うべきだと思うんですがそれを使わなかった理由は何ですかとにかく財源を水増しするということを考えたんではないんですか
1:00:36
決して数字を水増しするために任意的にですね年度を選んでいるわけではございません新型コロナ対策を講じた以降でありましても特例交済法という同様のルールの下で特例交済の発行の原額に努めていることには変わりはないわけでありまして決算常用金は新型コロナ対策を講じた以降の年度であれば必ず大きくなるというわけではございませんこうしたことを考えますと今後の決算常用金の活用額を見込むにあたって過去の一定期間の平均値を算出する際には特定の年度の金額を除外せずに機械的に直近の全ての年度の平均を取ることは合理性があるものとそのように考えております
1:01:32
国民とはそれはやはり納得はしないと思うんですね結果前回も質疑させていただきましたけれども質疑の結果が分かったことを総合するとこの表のカラーの紙なんですけれども歳出改革の部分ですねこれは令和10年以降は歳出改革の更の上乗せ年に2100億はやらないと政府は断言をいたしました売れの上の黄色の帯の防衛力強化資金の9000億これも在現令和10年以降は当てがないというふうに答弁をいたしました決算常用金の7000億も入るかどうかは分かりませんちなみに歳出改革令和9年段階で1兆円超を積むと言っているんですがこれは毎年度予算の脱資であるので先ほど福山先生も質疑していましたけれどもこれは本当に真空切りで単に関連的にフィクション的にそれだけの予算が取れるいわば政府全体の予算の中で先取り特権で1兆円強だけ防衛省に割り振れているとよく言ってその程度の話だと思うんですけれどもそうすると先ほど私が質疑した上の部分ですね43-40.5の差額の2.5兆円1.6は在現がないんですよ来年以降もないんですよないでもちろんレイバー10年以降も在現はないんですね9千億円残りの1.6の残りの9千億円に至っては前回の質疑で明らかになりましたけれどもコロナ含めた直近5年間の欠算常用金で作っている数字でございますのでそうするとですよ下から見て歳出改革で1兆円欠算常用金で7千億合意力強化資金で9千億そして上のですね差額の2.5兆円せいぜいこれで確保できるのは全部足し上げると私たぶん3兆円ぐらいいやが在現の手当がないですねレイバー10年以降そういうようなものになってしまうんだと思うんですけどもなので鈴木大臣に伺いたいんですが今回のですねこの在現確保法案その実態というのは在現空っぽ岸田増税法案と言うべきじゃないんですか後の年度に国民の負担を付け回す岸田増税法案と言うべきものじゃないんでしょうか
1:03:40
岸田増税法案とは考えていないわけでありまして今のこの厳しい我が国を取り巻く安全保障環境これに対応した抜本的な防衛力強化そのためには在現が必要でありますからもう先ほど来お話をしておりますとおりに様々な工夫はもちろんしているところでございますが徹底した行財政改革を行って4分の3そしてたらざる4分の1について是正措置で国民の皆様方にお願いをいたしたいとそういうことでやっているところでございます一つ一つについては申し上げませんけれども私どもとしては例えばこの税外失礼いたしました歳出改革につきましても今先生からお話がございましたけれども物価が上がれば当然人件費でありますとか資材費それが上がるわけでありますのでそれが上がりましてもいろいろなこの施策においてそれを増やさない努力をして抑え込んでいくということで実態があるものであると実行があるものであるとそういうふうに考えております
1:05:03
防衛大臣説明できませんでしたけど146の事業がどんぶりなんですよ全部どんぶりだったらそれぞれの内訳が出せるわけですからそれが10日経ってもこの連合審査を3回開いても出せないということはどんぶり会見であると思うんですよね令和10年以降はおかわり自由と言っているわけですよ防衛大臣はいくらでも欲しいとそれに対して財務大臣はどんぶり予算をつくってそしてその増税を厚生につけ回す岸田増税つけ回し法案
1:05:30
岸田増税法案としか言いようがないんじゃないでしょうか財務大臣
1:05:33
そうでないんだったらそうじゃないご説明をもう一度お願いいたします
1:05:39
先ほどと同じご質問でありますので同じ答えになるんだとこういうふうに思います決してこの当てのない