19:34
これより会議を開きます。経済産業の基本施策に関する件、並びに、私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。本委員会は、去る5日に経済産業等の実情調査のため、11名が参加し、京都府内の企業の視察を行いましたので、その概要についてご報告申し上げます。まず、株式会社クロスエフェクトから、同社の事業内容、ものづくりの現状及び課題等について説明を聴取いたしました。同社は、開発試作品の製作等を手掛けており、企画・設計から試作・省量・生産まで幅広く対応し、高度かつ効率的な技術を有し ています。また、3Dプリンター技術を活用した心臓シミュレーターの開発に携わり、ものづくりを通じて医療関係者をサポートすることにより、「命を救う一旦を担う」といった使命を掲げ、困難な課題に日々取り組んでいます。中小企業においては、生産性の向上が重要な課題とされる中、同社では、顧客に提供できる最大の価値は時短であると捉え、従業員の意識改革を進め、開発省や生産技術に工夫を加えていることを伺いました。併せて開発施策の現場を視察したほか、武田社長及び同社の関係者の方々と、ものづくりに対する基本的な考え方や海外市場への進出に向けた取組、中小企業を取り巻く現状及び課題等について意見交換を行いました。次に、株式会社「西城インクス」から、同社の事業内容、ものづくりの現状及び課題等について説明を聴取いたしました。同社は、薄板金属の精密プレス加工を行うメーカーで、設計提案から試作量産まで幅広く対応しており、微細加工などの高度な技術を有しております。中小企業においては、下請け構造からの脱却と付加価値の向上が課題とされる中、同社では、時代の変化に合わせて、受け負い方から提案型ビジネスへの転換を実現させ、事業機会の増大につなげています。また、複数のものづくり中小企業の連携による「京都試作ネット」という組織を立ち上げて発展させるなど、京都を試作の一大集積地にするための様々な取組について伺いました。併せて、部品加工の現場を視察したほか、鈴木社長及び同社の関係者の方々と、中小企業を取り巻く現状及び課題、中小企業の連携の意義等について意見交換を行いました。以上が今回の視察の概要であります。最後に、視察に当たりまして、御協力をいただきました関係者の皆様に深く感謝の意を表しまして御報告といたします。続きまして、この際、お諮りいたします。両県調査のため、本日政府参考人としてお手元に配布いたしておりますとおり、内閣府大臣官房審議官植村昇君、ほか29名の出席を求め説明を聴取し、また、会計検査院事務総局第4局長片桐里聡君の出席を求め説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次、これを許します。
23:07
おはようございます。自民党の今枝総一郎でございます。質問の機会をいただきまして誠にありがとうございます。それでは早速質問に入ります。まず先週発災をいたしました豪雨災害につきまして、一問だけ質問をさせていただきたいと思います。6月2日、緊急安全確保が発令された愛知県においては、市街地や農地の広い範囲において、道路や鉄道の寸断はもちろんですけれども、民家が押しつぶされたり、農業用のハウスとかが壊滅的な被害を受けたり、工場が被災したり、本当に数多くございます。私もこの土日に地元を回って、ボランティアも多少手伝わせていただきましたけれども、被害は本当に大きいです。地元の建設業や国庫署をはじめ、政府、地交代、また消防団など、要定した作業を頑張っていただいていて、本当に心から感謝を申し上げるものでありますが、とても全てをカバーできるものではありません。とにかく1日も早い復旧・復興が必要でございます。激甚災害指定を早急に遅くとも、3週間で行っていただきたいと思いますけれども、内閣府がどうかというのを聞きたいと思いますし 、また農業について、今後被害額を集計されると思いますけれども、その際には現場に寄り添って、できるだけ幅広にカウントをいたしまして、それこそ令和2年7月に行いました、農林漁業者の生活なりわい支援パッケージのような、そういった支援策を行うべきだというふうに思いますので、水産省のご見解をお聞きしたいというふうに思います。
24:24
農林水産省前島大臣官房危機管理政策立案総括審議官
24:32
あ、ごめんなさい。内閣府上村大臣官房審議官
24:38
お答え申し上げます。激甚災害の視点についてお答え申し上げます。激甚災害の視点につきましては、道路河川等の公共土木施設、また農地等の関係施設の被害状況を把握することが必要であります。現在自治体や関係省庁において、被害状況の把握が進められているところでありまして、いつまでというのはなかなか申し上げにくいんですけれども、今後その進展を踏まえまして、指定基準を照らし、適切に対応してまいります。
25:17
今回発生した台風2号によりお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた全ての方々にお見舞い申し上げたいというふうに思っております。昨日、今枝先生に同行していただきまして、被害に遭われた愛知県、そして関係自治体の方々に、私ども農水省にお越しいただきました。その際、私どもが把握している以上に、450ミリ、500ミリ発生した自治体や、それぞれの自治体で農作物被害、そして施設被害を受けられた、まさに現場の生の声、農業団体の方にもお越しいただきました。お聞かせいただいたところでございます。それを受けて、今枝先生がおっしゃられたとおり、可能な限り寄り添ってまいりたいというふうに思っております。現段階では、迅速な被害の把握や早期復旧を支援するため、現時点で延べ34名の職員を派遣しております。昨日、愛知県さんにも申し上げましたけれども、ご要望があれば、愛知県の方にも職員を 派遣したり、またポンプ等の貸し出し等も行ってまいりたいというふうに思っております。引き続き、現地との連携を密にしまして、被害状況を把握した上で、農林漁業への影響が最小限になるように、現場に寄り添って対応してまいりたいというふうに思います。大変ありがとうございます。農中副大臣はお忙しいところなので、ここまでで結構でございますので、ご退出ください。ありがとうございました。ぜひ、被災地に寄り添った支援をお願い申し上げます。また、経産省、中期庁にも、ぜひ、さまざまなことがこれから出てくると思いますので、また支援をお願いしたいと思います。さて、経産省に質問していきたいと思います。今回の豪雨でも明らかでございますけれども、気候変動対策、カーボンニュートラルの重要性、これは待ったなしでございます。しかし、自動車で考えていきますと、イコールを電気自動車、いわゆるベブというふうにする意見がありますけれども、ベブは蓄電池開発やそのための原材料であるレアメタルが非常に特定の国に集中しているということもありまして、依存を強くしなくちゃいけないという経済安全保障上のリスクもあります。にもかかわらず、世界各国がベブしか販売できないような規制を予定しているのは、自国の自動車産業を伸ばすためとさえ 言えるのではないかと思っています。すなわち、エンジンイコール内燃機関は日本などの先行メーカーの技術に追いつくのに参入障壁が高いので、ベブのようなモジュール型で参入障壁が低いもののほうが、新たにシェアを取っていきやすいということであります。しかし、このベブは部品点数も3分の2になりますし、我が国にとりましては経済的にも、また雇用もそれだけマイナスの影響が出てしまう、そういうリスクが強いわけであります。特にロシアによるウクライナ侵略戦争以降、流れは世界中で変わりつつあります。電気自動車が普及したら電力が全く足りなくなり、これはベブ一変との流れを作ってきた欧米にも言えることだと思っております。我が国は、内燃機関をありながらのカーボンニュートラルを模索すべきだというふうに、ここは強く私の思いとして申し上げたいと思います。それには、燃料の脱炭素化を進める合成燃料が一番いいのではないかと思っています。政府も成長戦略の中で2040年の商用化を目指しております。ただ、2035年に新車販売は全て電動車になるというのを、我が国でも目標にしているわけであります。もちろんベブだけではなくて、ハイブリッドなども入るわけでありますけれども、このままいけば内燃機関が大きく減ってしまうリスクがあります。また、燃 油口の中でも全国つつららで頑張ってきていただいているガソリンスタンドも厳しい影響を受ける、そういうリスクもあります。そこで2035年よりも前に、合成燃料の商用化を絶対にやるべきだということを、私はこれまで何度も主張してまいりました。西村大臣と一緒に予算委員会の理事を私がやらせていただいているときに、予算委員会の質問でも強く申し上げてまいりました。今こそ、実用化を5年前倒しをして2025年に、そして商用化を6年以上、できれば10年前倒しをして、2030年代前半として2035年には、合成燃料が国内中のガソリンスタンドで普通に利用するべき状況を作っていく、そうすべきだと思っております。これをぜひ真剣に検討を進めて、政府の目標としてもらいたいと思いますし、骨太の方針には間に合わせて、政府としてコミットメントをお願いしたいと思いますが、大臣の御決意をお聞きさせていただきたいと思います。
29:55
ご指摘の合成燃料ですけれども、既存の内燃機関とかガソリンスタンドを使える、既存のインフラを使え るということで、非常に有意義な一つの取組だというふうに認識をしております。ご指摘のように、これまで2040年までの商用化という目標を掲げて、グリーンイノベーション基金などによるプロジェクト、技術開発を進めてきたところであります。他方、ご指摘のように2035年、常用車、新車販売の電動車100%という政府目標と時間軸に不正義は生じているということで、前倒しをすべきという御意見を各方面に書いておりまして、委員からもそうした御意見をいただいているところであります。これらを踏まえまして、前倒しに向けた具体的な方策を検討した上で、今年5月に開催した「合成燃料の導入促進」に向けた官民協議会においては、これまでの2040年までの商用化から2030年代前半までの商用化へと前倒しする方向性を示し、各構成員から賛同を得たところであります。これを新たな目標としてぜひ掲げていきたいというふうに考えております。そしてこれを達成するためには、今後、GI基金によるさらなる加速化、支援拡充、既存技術を用いて早期の供給を目指して国内外プロジェクトの蘇生、参画の促進、さらには米国やドイツをはじめとする各国との連携による環境価値の取り扱いに関する国際的な合意形成などに取り組んでいきたいというふうに考えております。最近では4月の群馬で開催されましたG7デジタル大臣会合の場 におきまして、ドイツのビッシング大臣、デジタルも担当しているのですが交通大臣でもありまして、意見交換をしました。まさに合成燃料の活用について世界の議論をリードしていこうということで、日独で一致したところであります。このアクションとして国際的なワークショップ開催に向けた事務的な意見交換ももう既にスタートしております。ぜひこうした国際連携も含めて日本としても前倒し加速をして取り組んでいきたいという考えでございます。
32:01
ありがとうございます。大臣から初めて国会でこのように答弁いただいて気合を入れた話をいただきました。本当にありがとうございます。ただですね、これ現在考えられている2030年代前半の合成燃料の生産量は実は1日1万バルル程度であります。現在のガソリンの利用率でいうと1点数%にしかならないんです。残りの99%弱どうするんでしょうか。今年度から議論をすぐ始めてですね、できれば来年、遅くとも2年後の次期エネルギー基本計画までには合成燃料100%の 世界をつくる前のロードマップを策定するべきだと考えますが、いかがでしょうか。
32:36
はい、お答えいたします。今大臣からご紹介ございました通り、商用化時期に関する目標の前倒しは一定の結論を示したところですが、委員ご指摘の供給量の方の目標というのは、今回は関係者間での議論が十分深まらなかったことから、今後の戦略的検討課題として整理をさせていただいたところでございます。引き続き官民教育会のもとに設置しておりますワーキンググループにおきまして、諸外国の動向、供給事業者における技術開発の進捗、自動車、航空、船舶などユーザ業界の意向等を踏まえながら、合成燃料の供給量の目標の設定や、それを担保する制度的枠組みについて検討を続けてまいります。
33:22
ありがとうございます。ぜひ前向きに検討をやって、お尻を切って、これからはしっかりと進めていただきたいと思います。続いて合成燃料価格について質問したいと思います。本来の新車販売が全てエンドラード2035年の商用化は、価格もガソリンと比べても遜色ないレベルになるべきだと考えます。現在国内の合成燃料を製造する場合は、水素価格がだいたいノルマルリューベアあたり100円であることから、リッター700円に計算上なります。海外ではグリーン水素がノルマルリューベアあたり32.9円ということでありますので、海外で製造する場合はリッターあたり300円になります。ただ合成燃料価格は水素の価格だけで決まるものではありません。現在の逆シフト班のFT合成では、周率が40%程度と言われていますけれども、GI基金で2028年までに周率80%の高効率化をさせる技術開発も行っておると聞いておりますし、実現すれば計算上リッターあたり150円となります。しかしここに利益が乗って、さらに税も乗ると非常に高額になってしまうと言えると思います。いち早くガソリン価格並みの状況を実現するためには、全国で合成燃料が当たり前に流通する環境となる必要もあると思いますので、合成燃料の税負担を軽くしたりとか、財政措置で価格低減を補助するネサシステムが必要だと考えますが、経産省としての決意をお伺いしたいと思います。
34:46
お答えいたします。ご指摘のとおり、合成燃料の価格は水素燃料を考慮しても、今1リットルあたり300円程度になるだろうという試算結果がございます。そこで、この合成燃料の価格をよりリーズナブルなものにしていくということで、グリーンイノベーション基金等で、大容量かつ高効率な燃料製造が可能となる技術の確立を目指しているところでございます。このような取組を通じまして、最大限の価格低減を図ることと合わせ、商用化段階におきましては、諸外国の同行や他のカーボンリサイクル燃料への支援なども参考にいたしながら、必要な支援策を検討してまいりたいと思います。
35:27
ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。続いて、世界の新車販売のルールについ て、ルール形成についてお聞きをしたいと思います。昨年までEUの2035年新車販売ルールというのは、Web、FCVのみとなっていましたけれども、今年の3月にドイツが合成燃料を使うことを条件に、エンジン車販売の継続を認めるように求めて、それにブルガリアとか他の国も一緒に議論をしていただいて合意に至りました。つまり、カーボンニュートラル規制で世界をリードしてきたEUでも、合成燃料を使えばエンジン車も販売できるようになったわけであります。そのような折、我が国では、先ほどの話のように2030年前半に合成燃料を商用化するわけですから、非常にタイムリーだと思います。さらに、先日発出されたG7サミット及び閣僚会合のコミュニケでは、初めて新車の15倍以上といわれる今ある保有車両の脱炭素化の重要性が認識されました。そして、それには新車販売促進だけではやはり不十分であり、合成燃料が一つの道であることが共通理解となりました。ここは一気化せんに、合成燃料を利用でエンジン車の販売を可能とするルールを、米国など世界中に働きかけていくべきだと考えますけれども、いかがでしょうか。
36:43
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、G7におきましては、カーボンニュートラルの着実な実現を目指す観点から、新車における対応だけではなく、保有車両全体からのCO2排出削減を進めていくことの重要性ですとか、その具体化に向けた合成燃料やバイオ燃料も含め、各国が取る方策には多様な道筋があることにつきまして、G7全体の共通理解を醸成できました。また、欧州におきましては、合成燃料のみで走行する内燃機関を搭載する車について、2035年以降も販売を認める方向で合意がなされておりまして、今後、欧州委員会において具体化が進められていくものと承知しております。合成燃料官民協議会におきましても、合成燃料の国際的な認知と環境価値の取り扱いを課題の一つとして掲げております。次に、ドイツとは対話をスタートしておりますけれども、今後、米国との2国間の対話や関係国とのワークショップなども呼びかけながら、各国との連携を図ってまいりたいと考えております。引き続き、カーボンニュートラルの実現に向けた多様な選択肢を追求していく中で、諸外国に対しまして、合成燃料の活用についても積極的に発信をしていきたいと考えております。ありがとうございました。ぜひ積極的に進めてまいりましょう。終わります。
38:29
コメントの中野裕正でございます。早速、通告に従いまして、質問に入らせていただきます。今週金曜日、経産委員会でも視察に行ってまいりまして、中小企業の京都で非常に頑張る中小企業を見てまいりまして、やはりこういうところを本当に応援をしていくことで、中小企業が元気になるということが、本当に日本の経済にとって大変大事であるということを改めて痛感をしたところでございます。今日、中小企業の賃上げ、そしてまた、業種も少し絞って、運送業の関係のところの取り組みを、今日は質問をさせていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ニュースでも、賃上げに関して言うと、最近のニュースだと、実質賃金で言うとやはりちょっと下がっていると、なかなか物価の上昇に追いついて、賃上げが追いついていっていないんじゃないかというふうなニュースもございました。他方で、今年、非常に30年ぶりの高い水準の賃上げということで、経産連や連合の調査でも非常に3%を超える賃上げということになっていると。中小企業でも、5月の数字 でも3.35%ということで、上がってはいるんですけれども、なかなか物価の上昇のところに追いついていっていないということがあるのかなというふうに思っております。ですので、やはり政府としても、持続的な賃上げを実現していかないといけないんじゃないかということで、これを進めていかないといけない。1年で今年で終わってはいけないというふうな思いでございます。賃上げの状況、中小企業庁が価格転換の状況をフォローアップしております。昨年のデータも見たんですけれども、いろんな原材料が上がっているということもありまして、原材料費の転換というのは非常に進んでいるというのが、経産省のデータでもわかります。昨年でも48%近く転換ができているんじゃないかというふうな話もございます。他方で、今回非常に中小企業ががんばって賃上げをしていただいているんですけれども、労務費は転換をできているかというところのデータを去年見ると、32%ということで、これは原材料費に比べて、原材料が上がったというのは、それは賃上げ、転換というのはしてあげるけれども、労務費というのは自分のところでがんばってなんとかしてよというところが、やはり現状非常に多いのかなというふうに思っております。今日は長峰政務官が来ていらっしゃいますので、ちょっと質問させていただきたいのが、持続的に賃上げをしていかないといけない、もちろん生産性を向上させていくということは非常に大事であるというふうに思いますけれども、他方で労務費が上がっていくというのをしっかり転換をしていくというのも、やはり理解をしていただかないと、合わせてやらないと、これはなかなか幅広い領収で持続的な賃上げというのができないんじゃないかという思いがございます。これについて経済産業省の認識や、あるいはどういう取組をするのかということを、まず政務官にお伺いをしたいというふうに思います。
41:54
お答えいたします。委員御指摘のとおり、原材料費に比べまして労務費の転換率が低いというのは、私どもも把握をしておるところでございます。この要因といたしましては、労務費については受注側が経営努力で年出するものだという、小官校が今まで浸透していたんじゃないかなというふうに認識をいたしております。そこで経産省といたしましては、価格交渉促進月間についてフォローアップ調査を実施中でございまして、その結果を踏まえた発注側事業者の価格交渉、価格転換状況のリストを公表するでありますとか、あるいは評価のかんばしくない親事業者につきましては、経営陣に対し指導助言を行う。また、下請じ面を300名体制に増強いたしまして、業界別に作成している自主行動計画の改定や徹底への取り組み、またパートナーシップ構築宣言の拡大等を実施をいたしておるところでございます。この中でございますけれども、最近はですね、価格交渉のフォーマットに労務費を項目の一つとして明記するという親事業者側の取り組みも出てきております。また、親事業者側の方からですね、労務費を含めたコスト上昇分の転嫁の申し入れをレターで呼びかけるなどの動きも出てきております。これまでより踏み込んだ対応というのも見えてきておりますので、こういった事例がさらに広がるように取り組んでまいりたいと存じます。
43:22
ありがとうございます。すみません、ちょっと言い忘れたんですが、大臣、今日質問ありませんので、もしあれでしたらちょっと外していただいても大丈夫でございます。すみません。先ほど労務費の関係の取り組みについてもお話をいただきました。私、今回運送業を取り上げようと思っていますのは、この経産省の業種別の転嫁率の調査で運送業というのが最下位なんですね。27位ということで、これはやはり対応していかないといけないなということと、所管の国土交通委員会でやればいいんじゃないかというふうなお声もあろうかと思いますけれども、やはり運送業というのは、どうしても運送事業者だけでは取り組みは進まなくてですね、やはりこの荷主がどういう形で物を運ぼうとしているのかというのが非常に大事だというふうなことを思っておりますので、やはり荷主がどうしたいのかというところをしっかり対応しないと、これは解決しないんだろうなと思っております。特に働き方改革の法案にも伴いましてですね、物が十分に運べなくなるんじゃないかという、いわゆる2024年問題ということも取り指されているわけではございまして、これはやはり荷主がどうしていくのかというのが大事だ、ということはやはり経済産業省がどういう取り組みをするのかというのが私は非常に大事だと思っております。そういうことで官邸の方でもですね、我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議というものを開催をしていただいております。この2024年問題、何も対策を講じなければ日本の物流が停滞をしてしまうという大変大きな問題でありまして、これをどういう形で荷主が対応していくのか、先日この閣僚会議でも今後の方向性というものが示されたというふうにも承知をしております。この経済産業省としてのこの取り組みを今後どのようにしていくのかということにつきまして、答弁を求めたいというふうに思います。
45:41
お答え申し上げます。物流の2024年問題への対応におきましては、物流事業者だけでなく入資企業の協力が不可欠でございます。これは企業がその意識を変えて、これまでの召喚主を是正することが必要であると考えております。こうした中で、6月2日に決定されました物流改革革新に向けた政策パッケージにおきましては、物流の適正化や生産性向上を確実に守ることすべく、入資企業や物流事業者に対する規制的措置の導入等に関する法案について、次期通常国会への提出を目指すということとしたところでございます。さらに農水省、国交省とも連盟で、規制的措置の導入に先立って、初入資企業、着入資企業、物流事業者の3者が早急に取り組むべき事項をまとめたガイドラインを策定いたしたところでございます。このガイドラインでは、物流への負担となる消耕庫の是正、それから契約の適正化について具体的な取り組みを示しているところでございます。特に、荷待ち時間や荷役作業等にかかる時間の削減が重要でございます。これらの時間を把握した上、2時間以内に削減し、さらに1時間以内を目標に、さらに時間の短縮に努めることを、入資企業に強く求めているところでございます。また、バース予約、パレット化等の速攻性のある物流効率化のための設備投資の促進についても推奨しているところでございます。その上で、2023年中に業界団体、複数企業の共同によるガイドラインを、業界分野の特性に応じて実施するための自主行動計画を作成、公表についてもお願いしておるところでございます。こうした取組を通じまして、入資企業に実効性のある対応を求め、物流の生産性向上を進めることで、2024年問題に取り組んでいきたいと考えてございます。
47:40
法制化も含めた規制的措置もしっかり検討していくと、速やかにそれを待たずに、ガイドラインなどをつくってしっかり促していくと、こういう答弁でございました。具体的に、荷待ち時間を荷主がどうやって削減させるのか、どうやって効率的な運送をしていくのか、こういうことは規制的なところも含めて、荷主に我がこととして取り組んでいただかないと進まないと思いますので、非常にそうした方向でやっていただきたいと思うんですが、荷主側もこのものを運んでほしいということで、運ぶ相手はお客さんだということもよく聞いております。いわゆる荷待ちとか荷役とか、そういうことでいうと、荷物をお願いをするお客さん、いわゆる発荷主だけではなくて、それを送る相手先、着荷主に対しては、やはり荷主も着荷主というのはお客さんですので、なかなかこうしてくださいというのは非常に言いにくいというふうなお声も聞いております。こうしたいろんな関係者がいるわけでありますから、着荷主も含めて、本当にトータルで労働時間の削減とか、そういう取り組みが本当にできるのかということが非常に大事だと思いますけれども、こうした着荷主も含めてしっかりと対策をしていく、こういうことでいいのか、こういうことについてもう一度答弁を求めたいと思います。
49:33
お答えします。委員御指摘のとおり、効率的な物流の実現に向けまして、サプライチェーン全体の最適化、これを実現するためには、物流需要の起点であります着荷主企業の協力が不可欠でございます。こうした中で、規制的措置の検討に当たっては、着荷主企業に対しても、物流負荷の軽減に向けた取り組みを求めていきたいと考えています。また、それに先立ちまして取り組んでいただきますガイドラインの中でも、例えば発注日に即日配送してもらうということではなくて、翌日以降の納品を認めるといった納品リードタイムの延長や、バス予約システムの導入といった着荷主に対して取り組んでいただきたい事項についても、盛り込んでいるところでございます。経済産業省としていたしましては、こうした施策を通じて、着荷主を含めた荷主企業全体の取り組みを積極的に後押しにしていきたいと考えてございます。
50:41
ありがとうございます。こうしたことを法制化をしていくということでありますけれども、それに先立ってのガイドラインというのをつくって、まずは自主的な取り組みをしていただくというところの答弁であったと思います。私もそのガイドラインの内容も見させていただきましたけれども、確かに非常にいいことが書いてある。こういう労働時間のしっかりみんなで協力をして効率化をさせていく。当然効率化をさせていく中で、しっかり適正な運賃を支払 うようにするというふうなことが、実現できれば非常に素晴らしいわけでありますけれども、本当にこれが実効性をもって実現をできるのかということが大変大事なところであろうと思います。今日国土交通省にも来ていただいておりますけれども、こうしたものが本当に実現をしていくのかというところについて、問題があれば運送事業者から意見を上げていけばいいじゃないかというふうなお声もあるんですが、これはよく、経産省で下請けの問題をやっているのと同じで、なかなか下請けから元請けに声を上げるというのは非常に難しいというふうな、現実的なお声もあるわけであります。そうした中で、こうしたガイドライン等も含めて、しっかりと実効性を持たせる取組というのが本当にできるのか、これが大きな課題だというふうに思っておりますけれども、これについて国土交通省はどのように取り組んでいくのかということを答弁いただきたいと思います。
52:21
お答え申し上げます。トラック運送業は中小企業が多く、荷主や元請け事業者などに対する交渉力が弱い状況にあることから、取引環境の適正化が喫緊の課題であると認識してございます。御指摘のございましたガイドラインにつきましては、先ほど御答弁にもございましたが、物流革新に向けた政策パッケージを踏まえて、早急に取り組むべき事項を関係省庁と連携して策定したものでございます。国土交通省といたしましては、荷主企業や物流事業者に対して、県内を目途に物流の適正化、生産性の向上のための自主行動計画を作成・公表いただくよう、経済産業省、農林水産省とも連携して促してまいりたいと考えてございます。また、貨物自動車運送事業法に基づき、標準的な運賃の周知・浸透、また、適正な取引を阻害する疑いのある荷主等に対する働きかけや要請などに、引き続き取り組むとともに、これらの制度の実効性を確保するために、過小ではございますが、トラックG面といった体制も整備しまして、認識等への監視を強化していきたいと考えてございます。国土交通省といたしましては、こうした取組を通じて、トラック運送業における適正な取引環境の実現に努めてまいります。以上で終わらせていただきますが、これからいろいろな実効性を保つ改正も含めて、さまざまな取組がございます。ぜひとも全力で取り組んでいただきたいとお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
54:32
おはようございます。立憲民主党山崎誠でございます。経産委員会質疑の機会をいただきました。ありがとうございます。今日は、少し多岐にわたる話題について議論をさせていただこうと思いまして、多 くの皆様にお越しいただきました。ありがとうございます。質疑の順番をちょっと変えますが、3番のその他の①、視察に行ってまいりました。竹内委員長からもご報告があった、京都への視察、大変素晴らしい有意義な視察でありまして、その中でお聞きをしたお話をまず取り上げさせていただきました。クロスエフェクトという会社が、資料3につけましたけれども、医療現場で心臓病の手術をする、特に赤ちゃんですね、生まれたばかりの赤ちゃんの心臓の手術をしなきゃいけないと、100人に1人が心臓に疾患を持って生まれてきているというお話がありまして、その手術をうまく成功させるために、このクロスエフェクトが、この資料にもありますけれども、心臓の本当に詳細な3Dモデルを完成させていまして、これを使って手術の前に、本当にその手術と同様なシミュレーションができるように今なったということで、先生方も絶賛をしているお医者様も、本当に革新的な開発だということでございました。今、この技術が薬事法の申請をされて、承認を待っているというプロセス、その後、保険の適用にもなって、薬の技術として広く日本に広がっていくと いう段階というふうに聞いております。ぜひこうした開発を、これは中小企業というよりも、本当に日本の医療の今、例えば新薬の開発とか、海外になかなか追いついていけないということで、苦戦をしている領域でもあります。そういったところで、この革新的な技術というのが、私は日本を本当に引っ張っていくような技術になるんじゃないかなというふうに思います。ぜひ、Aメドによって支援もされているわけでありますけれども、それと財政的な支援とともに、こうした承認だとか、この技術について薄身付きを与えるという、それも大きな支援だと思います。もちろん審査を簡単にとかいわけではいかないと思いますけれども、中小企業といわれる企業、なかなか人材もやはり十分ではないでしょう。さまざまわからないことを試行錯誤しながら取り組んでいると思います。ぜひ、本当に伴走的に寄り添って、こうした申請も進めて、早急に医療機器の承認を与えていただけるようにお願いをしたいのでありますが、厚労省から聞いていただきました所見、現状を踏まえていただければと思います。
58:06
お答え申し上げます。個別の事案の審査の状況等に関しましては、公にすることによって、親戚企業の生徒の利益を害する恐れがございますため、具体的なお答えは差し控えさせていただきたいと考えております。その上で、一般論としてでございますが、承認申請された品目につきましては、独立病棲法人医薬品医療機器総合機構いわゆるPMDAというところで、必要な審査を速やかに進めているところでございます。また、今後、薬器法上の承認がなされれば、保険適用につきましては、専門家のご意見も踏まえつつ、有効性と安全性に基づきまして、中央社会保険医療協議会におきまして、検討をしてまいりたいと考えております。
58:59
ありがとうございます。プロセスについては、そのようになっていると思うんですけれども、ぜひここは、やはり命の問題と、そして日本の医療界、技術も含めて、これをどういうふうに伸ばしていくのかということで、そういう視点でも、ぜひ厚労省もサポートいただきたいと思います。お話を聞きまして、この承認が日本で取れれば、それをもって海外で限界ができると。中小企業にとっては、なかなか海外の市場に手を出すのは、お金もかかるし、パートナーもいるし、大変だと。だけども、日本できちっと承認が取れていますよ、そういうお墨付きがいただければ、それが非常に大きな力になるというお話もお聞きいたしました。そういう意味でも、ぜひこの取組、一つの例だと思います。ぜひ他の事業も含めて、ご 支援という視点でも取組を進めていただきたいと、お願いをさせていただきます。私はこの視察を通して、非常に社長が言っていたので、下請けじゃないんだ、自分たちは。その下請けというところから脱却をするという話、非常に近いづくお話をされておりました。もっと言うと、私は中小企業への視察という言葉自体が、不相応しくないなと、恥ずかしい思いを持ちました。そういう国ではなくて、本当にクリエイティブな、イノベーティブな、そういう会社を、もっと別なネーミングで、創造企業、革新企業、そういうカテゴリーをしっかり作って、そういう企業を、やはり我々は育てていかなければいけないんだと、そういう経産省の取組も必要なんじゃないかなと、強く思いました。ぜひ厚労省の皆様、経産省の皆様、力を合わせて、新しい分野の開発、本当にイノベーティブな企業の皆さんを、応援いただければと思います。西村大臣、せっかくですので、一言何か所見があれば。
1:01:19
日本のものづくり製造業の技術力、これは大企業から御指摘があったような、中堅中小企業、そしてスタートアップ、まさに革新的な事業を行っている企業、技術力、そしていろいろな創造力、発想力があると思いますので、本来、もっと医療機器、医療分野でも、いろいろな製品を開発し、海外を含めて展開して、然るべきだと思うんですけれども、全体として、医療機器については、貿易上は大幅な赤字になっておりますし、もっと果敢に挑戦をしていただきたいと思いますし、おっしゃったように、経産省のさまざまな事業でも、ネーミングも移行連携イノベーション推進事業とか、ここでは中小企業という言葉を使わずに、そういった言い方もしております。実際には中堅中小企業を応援しているわけでありますけれども、そうしたことを含めて、ぜひさまざまな挑戦を、応援をしていきたいと思いますし、厚労省におかれましても、もちろん命にかかわることですから、審査はしっかりやってもらわなければいけないのですが、さまざまな仕組みは、特例なども、条件付きとか、特例とか、いろいろな仕組みもできてきておりますので、そうしたところの手続きも含めて、ぜひイノベティブな企業が果敢に挑戦する、そんな取組を応援していきたいと思います。
1:02:36
ありがとうございます。本当に心臓のモデルを、このいい理事の皆さんに触って、感激したと思います。本当に詳細に再現されていて、中まで切ってみると、本当にひら、一本一本が再現されていて、手術をするときに、これを使ってトレーニングしておけば、本番が全く同じように再現できるということで、大変素晴らしい技術だと、改めて、クロスエフェクトさんと、頑張っていらっしゃいますので、応援をさせていただきたいと思って、質問をさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。この質問は、いいですので、厚労省の皆様はお答えさせていただいて結構です。では、これも順番が変わって申し訳ないんですが、2番のテレワーク、リモートワークの普及ということで、お話をお聞きをしたいと思います。コロナ禍におきまして、大きな変化は、新しい働き方で、テレワーク、リモートワークと言われるようなものが広がったというのは、これは私は大きく評価すべき変化ではないかと思っております。一極集中の働き方で、例えば、通勤のラッシュのようなことが、日本の象徴みたいに言われているところから、テレワークで自宅から在宅から仕事ができるような、そういう働き方が定着してきている。場合によっては、少し環境のいい、離れたところに住んで、そこからテレワークで、例えば週1回、週2回会社に通うというような働き方というのは、日本の大きな構造の改革であって、過疎化の解消であるとか、一極集中の解消だとか、あるいは災害時のBCPみたいな観点からも、重要な変化だと思います。こうしたテレワーク、リモートワークというものが、このコロナ禍で伸びてきた、その状況と、それからこうした取り組みを、国として今後どういうふうに進めていくのか、応援していくのか、そのあたりを、総務省に来ていただいていますので、お聞きをしたいと思います。
1:05:11
お答え申し上げます。まずテレワークの普及の状況でございますけれども、新型コロナ接種法の拡大に伴いまして、同期に進みまして、令和4年時点で、雇用者数100人以上の企業へのアンケートでございますが、割合は割合率51%まで進んでおります。このテレワーク、申すまでもございませんが、ICTを利用し、時間や場所を効果的に活用して、柔軟な働き方を実現する手法でございます。地方への人の流れの創出、活力ある地域づくり、これに貢献することは言うまでもございませんけれども、就業者のライフワークバランスの向上、企業の多様な人材の確保など、経済社会的にも多くのメリットをもたらすと認識しております。このテレワーク、コロナ禍への対応のような、いわゆる危機管 理の手法として活用するにとどまらず、引き続き一層の普及定着を進めることが重要であると、このように認識しておりますので、総務省といたしましては、関係府省とも連携をしながら、まずテレワークの技術面と労務面、これを統合したワンストップ相談窓口の設置でありますとか、専門家の派遣オンラインによる無料相談、商工会議所等と連携した、地域での中小企業へのテレワーク導入支援、それから先進的なテレワーク事例の企業団体への表彰、事例集の公表などにも実施をしております。こうした取組に通じまして、テレワークの更なる普及定着を推進してまいりたいと考えております。
1:06:47
ありがとうございます。国の方針として、テレワークの更なる普及推進ということでございまして、今51%ぐらい の民間の企業が普及をしていて、ヒアリングでお聞きをしましたけれども、9割ぐらいの方々が1回テレワークを経験した方は継続していきたいというお話であります。私はこれは一定定着をするだろうし、定着をさせようとしているのが国の方針だということだと理解をいたします。GXやグリーントランスフォーメーションのようなお話をするときにも、移動を減らしていくということは、エネルギーの消費というような面からも、私は大きなメリットがあるんだろうと思いますし、あるいは子育てや介護など、そうしたニーズとテレワークというのは一定整合性があるというか、そういうお話もございました。そういう意味で、これは国の新しいやり方として、定着をしていくし、伸ばしていくべきだという考えであります。その上で、私が今取り上げたいのは、リニア地方新幹線の計画について、今日は政務官にも御指をいただきました。今お話をいたしました、人の移動がやはり変わってくるという節目になっているのではないかと思います。そういう中で、鉄道輸送の需要に、こうしたテレワークがどう影響していくのか、今お話したような社会の構造が変わっていく中で、どういう影響が出てくるのかというのをお聞きしたいと思います。コロナ禍ではガクッと減りましたよね。通勤客の方もガーッと減って、需要が減って、再三も厳しくなった。JRもそうでありました。そういう中で、今需要は戻ってきてはいるかもしれませんが、このリモートワーク、テレワークの影響というものが、この鉄道輸送に現れているのか、お聞きをしたいと思います。
1:09:26
お答え申し上げます。まず、足下の新型コロナウイルス感染症による、全国の鉄道の旅客 需要の推移でございますが、鉄道輸送統計では、令和2年度が約177億人、これはコロナ前の平成30年度に比べますと、約30%の減でございました。令和3年度には、その約30%減という数字が、約25%減になっておりまして、その意味では、回復傾向にあるといっても、すごいのではないかと考えております。また、東海道新幹線の利用者数につきましては、これも同じく平成30年度と比較いたしまして、令和2年度は3割台にとどまっておりました。それが今、最新の数字では、令和5年5月の利用者数は、コロナ前の9割台にまで回復をいたしております。議員からは、働き方、住まい方の変化に伴い、どのように見込んでいるのかというお話でございます。確かに、リモートワーク、ワーケーション、日展居住など、こうした新しい働き方、住まい方、あるいは価値観の変化というものが期待されていると考えます。そうした中で、例えば地方都市に住んで、普段はリ モートワークが必要があるときには、リニア中央新幹線や東海道新幹線などを使って都市に赴くといった、新しい生活スタイルの選択肢が生まれ、新たな輸送需要も生じる面もあるのではないかと考えております。
1:11:22
ありがとうございます。当初の見込みの計画があります。JR東海の言葉でありますが、東海道新幹線とリニアを合わせて、輸送実績が1.5倍になるから再産性があるというのが、かなり昔の話でありますが、当初の計画ということで、そういう説明があると聞いております。例えば、2000万円、これも古いお話でありますが、輸送実績、2011年度と書いてありますが、この資料では、東海道新幹線の輸送実績が433億人キロと、これが2045年には、リニアだけで416億人キロになると、東海道新幹線の輸送実績 が433億人キロが416億キロ、これがリニアだけだと、東海道新幹線が259億人キロと、減るのでありますけれども、トータルで675億人キロということになるので、1.5倍の需要があるから、2045年に合わせて再産が取れるという見込みを立てているということでございます。数字がわかりにくかったかもしれませんが、こういう、かつては想定をしていたのですが、1つは人口減少が動いて始まっているという影響、そして、テレワークの影響、こうしたことが社会の構造や働き方を大きく変えている中で、このような見通しで、東海道新幹線リニアの合わせて、東海道新幹線の1.5倍の需要が生じるから、再産が取れるという計画自体について、私は見直す必要があるのではないかと、少なくとも再計算が今必要なのではないかと考えているのですが、政務官はどうお考えでしょうか。
1:13:47
はい。お答えいたします。先ほど申し上げましたように、コロナにより、コロナ前に比べると、利用者数、例えば東海道新幹線の利用者数が一時的に落ち込んだということがありましたが、今急速に回復をしている状況にありまして、近々、これまでを超えるのではないかというふうなことも言われているところでございますし、また、こうした中、JR東海の決算につきましても、準利益が3年ぶりに黒字になるといった転換するなど、回復傾向にございます。確かに、これからライフスタイルが変化していくということはございますが、これまでも様々な形で、ライフスタイルやワークスタイルというものの変化がございました。そうした中で、この東海道新幹線、リニアの沿線地域におきましては、様々な経済活動が活発になることによって、あるいは、大変魅力的な観光地が内外から来られるというようなことが増えていくことによって、利用者の数が増えていっているということがあっていると思っておりま す。大都市圏と地方圏の中で新しい関係が構築されることによって、地方における人口増加、地方と都市との交流人口の増加、こうしたことが期待できるということもあって、リニア中央新幹線計画について、直ちに需要の低下が懸念される状況にはないと考えております。
1:15:36
ありがとうございます。考え方でありまして、私が前提でなぜテレワークの話をしたかというのは、これだけテレワークが増えてくれば、今まで新幹線で移動していた、このまま移動していた人が間違いなくテレワークで半分は消えているということだと思います。これがリニアができたから、また戻るかといえば、私はそうならないと思います。やはりここはですね、冷静に、今新しいコロナを経た日本の在り方をベースにした、この需要の検討ということをぜひやっていただきたいと、強くお願いをします。というのは、今日はツッコムにはやめますけれども、財政という意志で3兆円お金を出している。そしてこの事業、なかなか工事も難工事であります。もっとお金がかかるかもしれない。JR東海がやっている民間の事業とはいえ、もう国がここまで支援をして、お金を貸して、返済をきちっとしていかなきゃいけないのは言うまでもありません。そういう事業だということである。私は昨日レクチャーで国交省の皆さんとお話をしていたんですけれども、あまりにも他人事です。財政という意志の説明をしてくれと言われて、出てきた資料がこれですよ。大臣、見てください。1枚。後で見てください。全く何にも書いていないです。私にはこのぐらいの説明しかしてくれないということだと思います。このぐらいでいいんだろう、山崎は。と思われているのかなと思って、非常に残念でならなかったです。真剣に、この東海道をどういうふうに日本をリニアで変えていくのか、そのためにどのぐらいのお金があって必要で、それをどう回収して、それが日本の経済発展、国土の発展にどう生きるのか、これ国交省を挙げてきちっ と説明できないと、この3兆円の意味、説明できませんよ。今の私はリニアの進め方というのは、大変今多くの問題や課題や検討すべきことがあるその中で進んでいると思います。再三制というのも大事な一つです。これは国交省、他人事ではなくて、民間の事業ではなくて国交省を組み上げて、応援をしているんだから、しっかりと管理監督、そして検討、検証を続けていただきたいと、強くお願いをいたします。では2番の質問はこれで終わりますので、どうぞ、政務官、お答えください。それでは最後、順番になってしまいました1番であります。令和4年度の電気ガス価格激変緩和対策事業費補助金に関わる補助事業ということでございまして、これ、日経民主党の参議院の田島真彦先生が、3月22日に予算委員会でも取り上げているお話でありまして、私はそれを見て知りまして、調べさせていただきました。以前、持続化給付金の業務委託の問題で、委員会でも何度も質問させていただきまして、あまりにも不透明で、そして事業の経費がかかりすぎているということで、お話をしてきたのでありますけれども、今回のこの事業も、私は持続化給付金の時以上にひどいと思います。わからないことが多いし、この事業内容、公募のプロセス、私は大変問題だと思って質問させていただきます。今日、質問しきれないと思いますので、次回にも続けていきたいと思うのですけれども、まず公募のプロセスがあまりにも不透明です。8日間という公募の期間で公募をしているのですけれども、この公募の募集要領というのを見ても、全くどういう事業をやるのか、どういう補助金の配付をするのか、詳しく何も書かれていません。全くこれでは分かりません、事業の内容。激犬緩和で値上げをしないように、そのための補助を配るんだとしか書いていないんですよ。これでどうやって提案をするのでしょう。私はまず大きな疑問です。この公募の前に、実は意見募集をしているんだということで説明を受けました。確かに直前に意見募集というのをやっているんですよ。事務局事業実施にあたる市場提供以来、意見募集ということで、これも8日間くらいやっているんですよね。それが終わったら途端にこれを作って公募をしているんですよ。このプロセスって おかしくないですか。意見募集して提案を求めたら、その提案に基づいて公募を作って、で、募集をかけるというのはわかるんですけど、この意見募集提案とこの公募は全くくっついているんですよ。この意見募集に誰が参加したかは、六社という会社しかわかりません。誰が参加したか教えてくれない。ブラックボックスです。これね、この意見募集も含めて、事前に綿密に調整しなかったら、こんな事業の公募に手を挙げる事業者なんかありませんよ。こんな資料だけで公募ができるわけがない。11月1日に、いや説明会をしたので、質問があればその説明会で答えて、提案してもらっているから大丈夫だと。11月1日に説明会をやって、11月4日の12時までに出せと言っているんですよ。それまではこの情報提供しかないんですよ。他の企業が手を挙げる事ができるわけがない。なんでこういう時間がないかもしれないけれども、あまりにもずさんであります。大臣、一言いかがですか。
1:22:33
今御説明がありましたけれども、経緯10月の半ばぐらいから12日間、意見募集をやって、6社が参画をしたと。その後に公募を実施し、実際、閣議決定するのは11月8日で、成立するのは12月2日でありますので、そこから、特に冬の需要期になって、1月以降、量も使う、何とか負担軽減しようということで、1月から事業をやろうということで急ぎましたので、そうした中で、しっかりと手続きを踏みながら、やってきたものと承知をしております。特に最終決定、最多区にあたっては、第三者委員会を開いて、その審査結果のとおり決定するということで、外部従事者3人から構成される第三者委員会で、実施方法や計画、実施体制、コスト 、こういった観点から総合的に評価、採点を行って、最終的に白黒堂が採択事業者となったということでありまして、この手続き、審査結果の概要なども、ホームページにおいて説明をしておりますので、引き続き、透明性ある形で、国民の皆さんに理解られるように、説明していきたいと思います。
1:23:45
これじゃあ、他の企業は手が上げられないと言っているんでしょ。よくよく読んでいただきたいです。国民の皆さんにもぜひ見てもらいたい。これで公募ができる企業なんてあるわけがないですよ。何にも書いてないんだから。そうやって決まった事業者が取っていくんじゃないですか。それをやめてくださいというのが、持続化給付金で散々議論していたことですよ。同じか それ以上のこと、もっと悪いことが起こっている。大臣は今回の公募の評価で、この白鳳堂さん、コストパフォーマンスが高いという評価で選ばれたと、参議院の予算委員会でもそのようにご説明されています。じゃあコストパフォーマンスが高いかどうか確認しましょうよ。今資料の1を見てください。例えば人件費。右が提案書で左が交付申請書なんですよ。これが100億円も上積みされているので大きな問題なんですけれど、どちらでもいいです。例えば交付申請書の人件費を見てください。これ26億円ですよ。業務委託、外注委託に71%の事業を出しているんですよ。227億8000万も外注に出して、残りがこの白鳳堂の事業分担でありますけれども、その人件費26億円。この事業はざっくりでありますけれども、15ヶ月ですよ。1ヶ月1億7000万円も人件費を使っているんですよ。内訳を説明してくれと。どうしてこんなに人件 費がかかるか説明してくれと。これは非公開であります。1億7000万円月の人件費。これ100人で働いたとしてですよ。100人で働いたとして1人月170万円ですよ。100人で働いたとして。管理業務100人みんながやって、本当にそれだけ人がかかったのかも分かりません。1人170万円の予算が、これ交付申請ですからね。単なる提案からさらに議論を重ねて、経産省が認めた金額ですよ。この人件費何ですか。何で1人170万円もかかるんですか。大臣お答えください。
1:26:53
資源エネルギー庁松山電力活用事業部長。
1:26:58
お答え申し上げます。今、委員の方から家庭としてでお話しされていると思いますけれども、家庭しかないんだから、資 料出さないんだから、分からないじゃないですか。今回の事業を、冬場の非常に料金が高くなっている時期に、早期に措置する必要があると。同時に、それこそ以前、私どもも反省しておりますように、中抜きのようなことがあってはいけない。不正しようなことがあってはいけない。しっかりした審査体制が重要だということは、我々も過去の反省に、ご指摘にちゃんと踏まえて、そのための審査体制の強化を図りました。その観点から人件費の部分、これ審査体制の強化という点については、私ども第三者委員会の中での検討の中では、しっかりと審査をいただいたものと、そのように認識してございます。全く内訳もない。何人、その管理業務に関わったかもわからない。どういう人材が関わったかもわからない。合計しかないんですよ。だから100人で割ってみるしかないじゃないですか。どこでこれがコストパフォーマンスがいいんですか。中抜きそのものじゃないですか。じゃあもう一つ聞きましょう。これ、コールセンターの業務ってあるんですよ。次の表を見てください。コールセンターのチェックをしている4社が、このコールセンターの業務を受けています。それぞれ7億1200万円。これ全部同じ金額が4社並んでいますよ。コールセンターの。コールセンターの実績も、これまでの実績をお聞きしました。コールセンター7億1000万円、これ4社ですから28億円ぐらいになります。11月から5月までの電話を受けた実績が、3万3000円ぐらいですね。これ、例えば最後までこのコールセンターをやったとして、例えば6万5000件ぐらいのコール、こんなにならないと思いますけど、そういう風に計算をして、この28億円を割ったら、1コールいくらですか。4万3800円ですよ。1コール4万3800円。これ高すぎませんか。電話を受けるだけですよ。