1:05
発言する者あり皆様、ご苦労様でございます。これより財政金融委員会、外交防衛委員会、連合審査会を開会いたします。先例によりまして、私が連合審査会の会議を主催いたします。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案を議題といたします。本案の趣旨説明は、お手元に配付いたしました資料により、ご了承お願い。その聴取は省略いたします。これより質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言をお願いいたします。
1:52
自由民主党の外交防衛委員会の岩本強人でございます。まずはじめに、釈迦委員長をはじめ財政金融委員会の理事の先生方に連合審査会を開催をしていただいたことに心から感謝を申し上げたいと思います。また質問の機会をいただきまして、心から御礼を申し上げたいと思います。まず本案の提案に先に冒頭ですけれども、北朝鮮が今月の31日から6月1日までの間に衛星を打ち上げる、いわゆる長距離弾道ミサイルを打ち上げる通告をしておりますけれども、この対応について防衛省としてどのような体制で臨むのかお伺いしたいと思います。
2:42
お答え申し上げます。防衛省自衛隊といたしましては、これまでの一連の北朝鮮の動向を受けまして、弾道ミサイル等に対する破壊措置の準備に関する命令を4月22日に発令して、沖縄県の地区へのパック3部隊の展開、イージス艦の展開など必要な準備を行っていたところであります。さらに今回の発射に関する発表を受け、万が一我が国の領域に落下するような場合には、イージス艦及びパック3部隊による迎撃が行えるよう、昨日弾道ミサイル等の破壊措置命令を発令いたしました。防衛省自衛隊としては、あらゆる事態に対応できるよう、情報収集警戒監視に全力を挙げるとともに、各種情報を踏まえた総合的な分析評価などに基づき、適切な体制を構築しております。衛星と称 したとしても、北朝鮮による弾道ミサイル技術を用いた発射は、累次の安全保障理事会決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題であります。米国、韓国等と緊密に連携しつつ、北朝鮮に対し、挑発行為の自制や安保理決議の遵守を求めるとともに、引き続き情報の収集分析、警戒監視に全力を挙げてまいります。
4:01
大変国民の皆様も大変不安に思っている点がありますので、しっかり対応をお願いしたいというふうに思います。先般、G7広島サミットにおきまして、御承知のとおり、ウクライナからゼレンスキー大統領が急遽参加をしていただきました。ウクライナに対する国際社会に有利になる支持を示す意味でも、歴史的な成果を生んだサミットだというふうに思っております。このウクライナの首脳会談におきまして、防衛省自衛隊、岸田総理から100台規模の自衛隊車両等の支援をゼレンスキー大統領に直接お話をされたわけであります。この支援のあり方については、食料もそうですけれども、決断にしたことには高く評価をしているところであります。また御承知のとおり、今回の支援につきましては、自衛隊法116条の3項に基づいて無償で行うものであります。この陸上自衛隊が使用しなくなった2分の1トラック、高機動車、資材運搬車を提供していくということに承知をしておりますけれども、一般的でありますけれども、自衛隊の2分の1トラックは自衛隊において、実際何年使用した後に退役するものなのか、それはどのような基準によって判断されているのか、まず防衛省にお答えいたします。
5:31
お答え申し上げます。陸上自衛隊で使用する車両につきましては、車両の運用年数に応じて定められている修理限度格を基準に、修理費が修理限度格を超えない場合は修理し、修理限度格を超える場合は廃棄することといたしております。このため、状態が良い車両は長く運用され、痛みが激しい車両は早期に廃棄されることとなります。委員御指摘の2分の1トントラックにつきましても同様に、修理の際に車両の運用年数に応じて定められている修理限度格を基準に、修理するか廃棄するかを決定しております。委員御指摘の具体的な年数でございますが、1つの目安といたしまして、2分の1トントラックにつきましては11年を基準としているところでございます。
6:27
この自衛隊においては、今議論がされております装備品や弾薬等に注目されるところでありますけれども、自衛隊が普段使っている車両については、まさに日頃から移動手段、輸送、訓練等様々な任務に多用として使用されているわけでありまして、この部隊にとっても、この2分の1トラック等々は、それぞれ全国にとっても大変重要な装備品だというふうに思います。ただ自衛隊の車両でありますから、通常の舗装道路だけではなくて、演習場等々でも民間の車両に比べて大変激しく使用されている。逆にその分痛みも早いというふうに思うわけであります。この陸上自衛隊等々にとって大変重要な装備品なわけであります。ただ11年たって、強制処分で輸送するということを考えると、やはりその11年という話があったんですけれども、やはりできるだけ早期に更新をしていく必要もあるのではないかなというふうに思うわけであります。また この100台全国から集めて輸送するということになりますと、かなり訓練等にも支障が出ることが考えられるわけでありますので、今後でありますけれども、やはりしっかり早期に、これは予算と絡むわけでありますけれども、更新をして検討して、そういった今後の対応に検討していくべきではないかと思いますけれども、防衛省の見解を伺います。
8:10
お答え申し上げます。自衛隊で使用する車両につきましては、演習場等における使用による影響を踏まえつつ、適切な維持整備を行うことにより、自衛隊の活動に支障が出ないよう取り組んでいるところでございます。先ほど御答弁申し上げましたが、修理の際に車両の運用年数に応じて定められている修理限度額を基準に修理するか廃棄するかを決定しているところでございますが、状態の良い車両は長く運用され、痛みが激しい車両は早期に廃棄されることとなります。このような考え方の下、今般の防衛力整備計画においては、自衛隊車両の更新に必要な予算を確保しておるところでございますが、引き続き、部隊のニーズや実態、例えば、廃棄に関わる手続き等がございますので、そういう部隊の ニーズ、実態等をよく踏まえまして、そのメリット、デメリットというものを総合的に考えて、対応につきまして検討させていただきたいと思っております。
9:16
総理がゼネツキ大統領と100台を送るという約束をしたわけでありますので、ぜひ100台といっても相当な量になりますから、今後、スケジュール等、どのような対応の仕方でウクライナの方に輸送していくのか、しっかりそこを考えながら対応していただきたいというふうに思います。今般提案をされております財閣法の関係でありますけれども、もう皆さん御承知のとおり、我が国は戦後最も厳しい複雑な安全保障環境に直面をしております。この防衛力整備計画におきましては、防衛力整備の水準を43兆円としたこと、これは安全保障上、本当に歴史的な大きな転換点であるというふうに思います。また一方で、各年度の予算編成に伴う防衛関係費は40.5兆円というふうになっております。防衛力整備の水準であります43兆円との間には2.5兆円の差があるわけでありますけれども、この整備計画に記載されている事業をしっかり確実に実施していくことが何よりも今は重要だというふうに思います。この差額の2.5兆円については財務省として確実に確保して実行できるのか財務大臣にお伺いしたいと思います。
10:43
岩本先生ご指摘の防衛力整備の水準に係る金額43.0兆円程度と予算編成に伴う防衛関係費40.5兆円程度の差額であります2.5兆円程度の財源につきましては、一般会計の決算常用金が想定よりも増加した場合にこれを使用することに伴います0.9兆円程度をはじめ、その時々の予算編成過程においてしっかり検討の上確保してまいりたいと考えておりますが、それでもなおこの決算常用金が増加しない場合には防衛力整備計画において防衛力整備の一層の効率化合理化の徹底等を通じて実質的な財源確保を図ることとしておりまして、この部分につきましても確実に財源確保を図ってまいりたいと考えております。
11:48
今大臣から確実に財源確保を図っていただけるということでありますので、ぜひしっかり対応をお願いしたいというふうに思います。今日西田先生もいらっしゃるんですけれども、2023年度防衛省の防衛力抜本的強化の元年予算ということで令和5年の予算を表しております。その中で建設国債を使われたわけでありますが、これが4343億円であります。これは海上保安庁の準視線の建造費に建設国債を当てられたということで、それは十分私も承知をしているところでありますし、またこの運用については財務省がさまざまな工夫を検討していただいた結果だというふうに思います。この43兆円の、今回建設国債一部使われているんですけれども、43兆円の防衛予算の財源構成に対しまして、どのような判断で今回国債を発行するようなことになったのか、基本的な認識を伺いたいと思います。
12:54
お答え申し上げます。昨年12月に閣議決定をいたしました国家安全保障戦略におきましては、防衛力の抜本的強化を補完する取組といたしまして、防衛省と海上保安庁との連携、あるいは公共 インフラ等が明確に位置づけられたところでございます。そのため、今先生からご紹介ございましたけれども、従来から海上保安庁を含む各省庁におきまして、施設整備費や船舶建造費等が建設国債の発行対象であるといったことを踏まえまして、安全保障に係る経費全体で整合的な考え方をとる観点から、令和5年度予算におきまして、防衛関係費のうち防衛省自衛隊の施設整備費2454億円、そして艦船建造費1888億円、併せて4343億円を建設国債の発行対象経費として整理をしたところでございます。
13:49
あまり時間がなくなってきましたので、次にご承知のとおり、今、延安物価高騰であります。この防衛装備品等は43兆円、例えばこのような影響によって、超えた場合、どのような対応をしていくのか、これは防衛省だけではなくて、各省庁にも通じることだと思うんですけれども、今の延安物価高騰の中で予算を組んでいって、これが超えていった場合に、どのような対応をしていくのか、ここはぜひ財務省がしっかりリードして対応を考えていただきたいと思うんですけれども、見解を伺いたいと思います。
14:31
今般の防衛力整備の水準の43兆円程度につきましては、我が国を取り巻く安全保障環境が急速に厳しさを増し、防衛力の抜本的強化が喫緊の課題となっているとの問題意識のもとで、国家安全保障会議4大臣会合や与党ワーキングチームなどで、1年にわたる活発な議論の積み重ねを得て防衛力整備計画にてお示しをしたものでございます。この水準ですけど、防衛力の抜本的強化を達成でき、防衛省自衛隊として役割をしっかり果たすために必要なものと考えておりまして、その上で、これまでも防衛省から説明されているとおりに、物価や為替の変動が生じた場合であっても、防衛省自身の一層の合理化や効率化の徹底等により、防衛力整備の水準であります43兆円程度を超過させることなく防衛力整備を進めていただくものと承知してございます。
15:28
今合理化等のご答弁があったんですけど、合理化も限界があ りますので、ぜひ、福田知事よろしくお願いしたいと思います。次に、令和5年度の予算は方向性が見えているんですけども、それで43兆円の流れの中で、令和6年度以降のスケジュール、財源確保についてどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。
15:55
お答え申し上げます。防衛力の強化のための財源確保に当たりましては、まず歳出改革、決算条約金の活用、税外収入の確保を行うことといたしてございます。このうち、歳出改革におきましては、先生からご紹介ございましたとおり、令和5年度予算におきまして、2100億円程度の防衛関係費の増額を確保できたことを踏まえまして、令和6年度以降につきましても、具体的内容につきましては予算編成過程で検討することとなりますが、同様の歳出改革を継続することで、毎年2100億円程度の財源を確保してまいりたいと考えてございます。また、決算条約金につきましては、決算条約金の直近10年間の平均が1.4兆円程度であることを踏まえまして、財政法上、公債等の償還財源に当てるべき2分の1を除きまして、0.7兆円程度の条約金を、令和4年度決算以降、各年度の活用枠として見込んでございます。最後の税外収入でございますけれども、これにつきましては、令和5年度予算におきまして、本法案に基づきます特別会計からの繰入金などを含めまして、今後5年間の防衛力強化のための経費に充てられる税外収入4.6兆円を確保したところでございます。令和6年度以降も、さらなる税外収入の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
17:09
ぜひしっかりお願いしたいと思います。時間がないので1問飛ばしまして、防衛力強化資金についてお伺いをしたいというふうに思います。今回の資金を創設されたことについては、本当にぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思うんですけれども、資料でも示されているんですけれども、令和9年度以降にわたっても維持強化をしていかなければならないと。今回の大手松プレイスですとか国立病院、外多目、特会等々から一時的にその資金に繰り入れられるというような考え方でありますけれども、この令和9年度以降、これは一時的なものですが、令和9年度以降の安定的な財源を継続的に確保すること は本当に可能なのか、この件について大臣にお伺いしたいと思います。
18:01
令和5年度予算におきましては、特別会計からの繰り入れ金や国有財産の臨時の売却収入等によりまして、防衛力強化のために4.6兆円の税外収入を確保するとともに、防衛力強化資金を通じて防衛力の整備に計画的安定的に当てることといたしております。令和6年度以降におきましても、令和5年度予算におきまして、今後5年間の防衛力強化のための経費に当てられる税外収入4.6兆円を確保したことも踏まえまして、年平均0.9兆円程度の財源を確保できるよう、今後も引き続き、更なる税外収入の確保に努めていきたいと考えているところです。
18:58
今先ほど政府参考人と大臣からもお言葉をいただきましたので、今先ほど申し上げたとおり、今回の整備計画をしっかり取り進めることが一番今の状況にとっては、我が国にとっては大変重要なことだと思っております。それを実行するために確実な予算の確保が必要になると思いますので、御答弁をいただきましたので、ぜひお願いをしたいというふうに思います。今予算の話を聞かせていただいたんですけれども、もちろん整備、装備費も大変大事なんですけれども、これ本会議でも議論があったんですけれども、人的基盤の強化、やはりこれを支えるためには人が重要でありますので、これは新橋先生からも質疑があったんですけれども、重要と考えますけれども、財務大臣の見解をお伺いしたいと思います。
19:53
防衛力の抜本強化を進める上には、2つ考え方があるんだと思います。1つは必要な整備品の取得、維持整備ということ、それとともにこれらを運用する人材の能力の向上など、これも重要でありまして、この2つのこと、どちらか一方を優先するといったことではなくて、両方やっていかなければならないんだとこういうふうに思っております。特にも人的な基盤の強化ということにつきましていえば、社会全体で人口減少という状況にございます。自衛隊の確保が容易でない中で、防衛省自衛隊自身の組織体制の運用のあり方を考えていくこと、これは重要であるとそういうふうに思ってございます。そしてそういうような状況の中で、装備品のことにつきましても、無人アセットを含めた装備品の取得に係る事業というもの、こういうものも重要であるとこういうふうに思っているところでございます。いずれにしても防衛力の中核であります自衛隊の能力を発揮するため、給与面の処遇改善を含めた人的基盤の強化、自衛隊の組織定位の最適化を進めることとしておりまして、こうした取組をしっかりと進めていきたいと考えているところであります。
21:30
財務大臣から人的基盤の強化の大切さの御答弁をいただきましたので、今やはり自衛隊、各全国の自衛隊を集める協力組織がありますけれども、大変苦労しているのが状況であります。人的基盤の強化といいますと、すぐ給料だとか手当というような状況になっていくんですけれども、やはり御答弁のありました、これから支えていくのはやはり隊員の皆さんだと思いますので、ぜひそういったことも含めて今後の整備計画の 中でしっかり取り組んでいただければと思います。以上です。終わります。
22:34
県民主社民の小西博之でございます。私からも冒頭、堺委員長、また外貿の足立委員長、両委員長の御尽力、また在勤外貿の理事の皆様の御尽力でこの連合審査が開催されたことについて敬意を表させていただきます。私は外貿の野党側の理事を務めさせていただいておりますが、私も質問の準備をさせていただいて、この連合審査開催していただいてですね、本当によかったというふうに思っております。ただし、実は非常に厳しい意味でございまして、これから御質問を整文させていただきますが、率直に言ってこの財源確保法案、この法案審議の前提を書いているというような、もうすぐに言わざるを得ないような、散々たる状況でないかということでございます。まず、問いの1番からでございますけれども、先生方お手元に資料を配りさせていただいております。1ページ目は財源確保法の構図でございますけれども、2ページ以降、ちょっとご覧いただきたいんですが、今回の財源確保法が対象にしている、保有力整備計画、43兆円でございますけれども、43兆円の中身って一体どうなっているのかと、それぞれの政策に対してどれだけの国民の欠税が43兆円の内数として貼り付けられているのかについて、政府が今日この瞬間までに国会に出している1番資料が、詳しい資料がお手元のこの資料しかないんですね。これはちょっと2アップにしていますけれども、全部で15分野、両確保1番スタンドオフ保有能力から始まって、ずっと見っくりいただくと4ページまで15数字がありますが、15分野のそれぞれの事業ですね、柱事業について記載をして、それぞれの事業の末尾をご覧いただきたいんですが、0.3兆円ですが0.6兆円とか、つまり3000億円、6000億円という数字が並んでいる。つまり43兆円の政策の中身と、そしてその予算の打ち分けというのは、これしかないんです。衆参の国会で持っている。これで、この何兆円という財源確保の法案審議をしろ、ということ自体が、この政策の正当性、必要性、合理性、まず全く検証できませんし、それが財源的に正しいものかどうかも検証できない。ということで、私は昨日の質問通告の段階から、朝の段階からですね、それぞれのこの15分野の事業についての財務省が、防衛省に対して査定をした資料があるはずですので、その査定した資料、既存のものがあるはずですので、それを国会に、私にまず質問の前提として提出するようにということを求めていたんですが、残念ながら防衛省からは提出がございませんでした。で、財務省の主計局に対して、主計局からも防衛省にカツを入れてですね、提出するように求めたのでございますけれども、財務大臣にお伺いさせていただきますが、今、これだけしかないわけですね。43兆円の中身を説明する政策の、この言葉、政策と、あと、その金額を説明するものが、これで政府として財政確保法を、この連合審査に審査を求める、あるいは財金委員会に審査を求める、そうした資格が政府にあると思い、お考えでしょうか。財務大臣の答弁をお願いいたします。
25:49
まず、審議に、その前提となる資料について、あるものをしっかりお出しするようにと、こういうことでございます。新たな防衛力整備計画の内容につきましては、これまで防衛省から、国会における予算審議等の過程で、資料が提出されるとともに、各委員のご質問を受けて、説明がなされているものと、そのように理解をしております。その上で、法案審議の取扱い、これは国会において、ご判断いただくものと考えておりますが、政府としては引き続き、国民のご理解をい ただけるよう、説明を勤め尽くしていくことが必要と考えております。そして、この資料についてでありますけれども、財務省としては、防衛力整備計画の内容や規模について、その策定過程において、防衛省から説明を受け、内容を精査し、必要な調整を行ってまいりましたが、その資料につきましては、所管である防衛省において作成をされたものであり、国会への提出等については、防衛省において適切にご判断いただく必要があると、そのように考えているところであります。
27:13
財務大臣、通告書に関結にお答えいただきたいんですが、この43兆円の積算について、今お示ししたように15分野でそれぞれの事業が並んでいるんですが、この政策の中身と金額の妥当性、正当性というものについて、財務省としてちゃんと査定をした、それが整備計画であると。そういう理解でよろしいですか。ちゃんと査定をしているのかどうか。関結にお願いいたします。
27:38
新たな防衛力整備計画の策定に際しましては、財務省としては、所管である防衛省から、今後5年間に計画する各施策について説明を受け、そしてこれをもとに実効性、効率性、実現可能性等の観点から精査を行ったところでありまして、こうした過程を経ていない施策はないと、そのように考えております。これは5年間全体のお話であります。その上で、5年の期間内の各年度における施策実施のための具体的な予算の内容や金額につきましては、これは毎年度の予算編成過程で防衛省からの要求に基づき検討していくこととなります。まず、令和5年度において必要となる予算を、政府予算案の一部としてお示しし、国会での御審議を経てお認めいただいたところでございます。令和6年度以降につきましても、防衛力整備計画に基づき、政府としての各施策の内容や金額につきまして、予算編成過程でしっかりと検討し、国会にお示しをした上で、御議論を賜り、政府としても説明を尽くしてまいりたいと考えております。
29:01
ありがとうございました。防衛省の政府参考人に伺います。ちょっと具体の議論をいたしますので、2ページの1番のスタンドオフ防衛能力の下から3つ目ですね、情報収集分析機能等の強化0.30円、3000億円なんですけれども、これだけ実は委員長資料を出してきたんです。昨日から。ここの部分だけ、この3000億円の、どういう内訳があるかって、それだけ実は出してきたんですが、それをご説明、答弁いただくとともに、
29:28
同じ答弁で結構なんですが、3ページのですね、8番、四季統制情報関連機能のやはり下から3番目に、同じ言葉ですね、情報収集分析機能の強化、これは4000億円書いてあるんですが、それぞれの中身を簡潔に答えてもらいます。防衛省の政府参考人。
29:55
はい、お答え申し上げます。ご指摘のスタンドオフ防衛能力のうち、情報収集分析機能等の強化の打ち分 けはですね、まず一つは情報収集コンステレーションの宇宙実証構築として、1371億円を計上いたしております。これは、企業におきまして、低軌道衛星を打ち上げまして、防衛省が情報収集のために。公務員から出ていいですか。はい、失礼いたしました。情報収集コンステレーションの宇宙実証構築で1371億円。画像解析用データの取得1270億円。中継衛星による高速通信システムの整備等803億円。以上の合計で3444億円という形になります。8番。はい、あの、えっと、その先生がおっしゃ、すいません、それはちょっと、あの、事前にあの、聞いてなかったもんですので、ちょっと用意をしてございます。逆にちょっと違う、違うものを先生おっしゃったというふうに認識しておりますので、そちらの方はあの、あるんですけども、すいません。以上でございます。はい、あの、今あの、防衛省政府さんの国が答えていただいたですね、あの、3000億円の内数の政策名と金額、これが国会で実は示されたのが、今日この瞬間が初めてなんです。わかります。なので、この財政確保法案の審議の前提を書いているということは、まあ言葉はあれですけども、誰でも国民、まあみんな小学生でもと言い掛けようとしたんですが、まああの、子どものね、参議院の中では子ども公開もありますから、まあ明らかに子どもでもわかることだというふうにあの、思います。で今ちゃんと国連審に通告して あったので八番の同じ題名の項目名四線譜ですねこれも説明できない といけないんですがいずれにいたしましてもちょっと委員長やはりこれだと 審議の前提が整いませんで法案を廃案にしたく以外になくなって しまいますのでこの連合審査にこの十五分野のそれぞれの事業を 構成するおまだった施策またそのおまだった施策に査定でついている この予算それらについてつまりこの十五分野のそれぞれの事業内容 がきちんと分かるように審議がちゃんと実行されるに足りるような情報 をこの連合審査への委員会への提出を求めます 後刻理事会で協議をいたしますはい国連審議の代表 委員長に対して敬意を表しますで先ほど鈴木三明大臣がありがとうございました ちょっと私が聞いていない講談も答えていただきましてとても 大事なことを答えていただいたんですがどういうことかといいます と先ほどのスタンドオフ防衛能力の下から見つめるの情報収集分析 機能のこの三千億ですね三千億でボイション政府参考人が読み 上げてくれた画像解析 用データの取得千二百七十億円というの があるんですそれが既にこの国会で議決されている令和五年度予算 においては三百六十五億円使うと言っているんですね つまり千二百七十億円が5年間で確保してあって今年の令和五年度 においては三百六十五億使うとじゃあ残り4年間でどういう計画 で向こうこの900億円ぐらいですかね使っていくのかについて鈴木 三明大臣にお伺いしますがこうした各事業ごとの5年間の予算それを この整備計画の計画期間である5年間のそれぞれの1年間にいくら ずつどういう計画でいくらずつのお金を使っていくのかちゃんと 防衛省は文書を持って財務省に説明をし財務省はそのことを査定 しているのかどうかそのことについて
33:45
まず寺岡市警局次長 査定の中身ですのでお答えさせていただきます お示しいただきましたのはまずその5年間の総枠これは43兆円の 内訳ということで決めてございますそして5年度予算として議決をいただ いたものこれについても金額が決まってございます 残ったものにつきましてはまさに今後の安全保障環境の状況の変化 ですとかまた技術そういったものがどのようになっていくかそれから 調達も非常に世界的な環境の中で調達していくということはなかなか 難しいございますそういったものが順調に進んでいくのかそうい ったことをとうとう勘案し毎年度の予算編成の中でいわば毎年度 の予算要求を受けて年末までに各年度の金額は決めていくそういう ことでございますあくまでも3000億は5年間の今の 総枠ということでございますはい岡井清二君 今の財務省の次長の御答弁だとこれは令和5年以降の予算という のはどんぶりになっちゃうんですねもっと言うと昨年の12月の閣議決定 時だからどんぶりですよね3000億円5年間で必要だというんだったら その5年間何に必要でそれを5年間の間でどのように使っていくか というもちろん5年間の間ですから国際環境を含めていろいろなことは 変わるわけですけれどもただやはり5年間としての計画があり1年 後とどういう予算の出動をしていくのかということがあるはず なんですが財務大臣よろしいですか防衛省の人は実は5年分の計画それぞれ の計画と予算はあるというふうに担当課長は私に説明しているん ですがあるということでよろしいですよねちょっと財務省何の何人 使うか財務省が査定もせずに1年ごとにいくらお金を使うかも決め ずに3000億を決めたんですか43兆円を決めたんですか明確に答えて ください明確に平岡市警局次長 大変ちょっと一般論で申しわけありませんがこの3000億について 5年間の枠といいますか見込みと総額でここまで5年間で進捗をしたい と宇宙関係についてそういう金額ではございます私が申し上げました のはただその確年度の予算につきましては今後定めていくものです からその始めに3000億で決めましたその目標がきちんと5年間で達成 できるように 毎年の調達の状況等々を見てその点は決めさせて いただくということだと考えて
36:12
これはおかしいと思うんですよね この財政確保法は各省の予算をかき集めたりとかいろいろな何 とか改革歳出改革いろいろな改革名を打っていますけれども各省 に大変な障害要請を寄せかつ国民負担そのもんですよねそして それでも足りないから増税も想定されているんですよね ところが5年間に何に使ってそれをどういう計画で何に使っている か分からないのに3000億43兆円
36:35
つくりましたという話にはならない と思いますのでちょっと委員長
36:38
これ2回私質問してい ますので先 ほどの私の委員会への説明要求なんですがそれぞれの事業について その5年間どういう計画でどういう支出を財務省が査定をしている のかそれについても可能な限り分かる資料を提出することを求め ますこの連合審査の委員会にはい 後ほど理事会に提供を由いたします小西偉君 委員長ありがとうございましたではちょっと時間がありますので 足りなくなったので次に行かせていただきます 問いの4番に行かせていただきたいと思います これも実は根本にかかる問題なんですが私は外交防衛委員会 の理事でございますけれども足立委員長のもとの充実審議のもと で衆議院では全く言っていないことを防衛省はしっかり答弁を してくれているんですが在記の先生方も御存じのとおりこの43兆円 というのは極めて現実的なシミュレーションというものを防衛省がやってそれに 必要な防衛関係費というものを
37:34
積み上げたというふうに言っている わけでございますけれども財務大臣
37:37
に伺いますが財務大臣はこの極めて 現実的なシミュレーションをちゃんと防衛省から文書を持って具体的に 説明を受けてその内容を量としてこの43兆円の5年間計画というもの を査定しているんでしょうか簡潔に答えていただけますでしょうか シミュレーションを財務大臣は防衛省から説明を受けたかその 事実関係を明確にイエスかノー
38:07
これまでも国会等において総理 から説明をされておりますとおり新たな防衛力整備計画の策定に当たり ましては防衛省において政府としての検討の前提となるシミュレーション を行っております 私もといたしましてもこれまで国家安全保障会議4大臣 会合などでの1年以上にわたる 議論の積み重ねの中で防衛省から政府 としての検討の前提となるシミュレーションについて説明を受けそれを受けて 財務省として防衛省から提示された内容や規模について精査をして きたところであります小西博之君 財務省の寺岡次長ですね 主計局主計局の官僚もこの極めて技術的なシミュレーションこの 具体的な文書ですねシミュレーションの文書があるんですがそれを寺 岡次長は御覧になってそれをもとに査定をしたのかそれだけイエス かのかだけ答えてください寺岡主計局次長 お答えいたします 私も内閣官房外務省防衛省等々から具体的なシミュレーション を提示されそれについて議論した上で計画を考えてございます 小西博之君 ぜひそのシミュレーションをこの連合審査に出していただき たいと思います防衛に関することですのでなかなかそれは難しい ということはわかるんですが出せるものを出せないこれは外部 で出てこないんですけれどもちょっとそうしたことについても委員長 を検討をお願いいたしたいと思います川島政務警視局局長 お答え申し上げます シミュレーションの中身につきましては相手方我が 国への侵略勢力がどういうふうにやってきてそれに対して我が 方の自衛隊がどういうふうに対応するかということそのものを表 しておりますのでその内容についてお答えすることは差し控えさせて いただきたいと考えております小西博之君 防衛省質疑妨害でだから その防衛に関することとか出せるもの出せないものだと私言って いるんですからあなたが言って私が言ったのは委員長ですねシミュレーション に関する3枚紙の資料はあるんですが本当に簡潔なものなんですねなので 出せるシミュレーションの内容の資料をこの連合審査の委員会 に提出することを求めます本法案のこれは審議の大前提でございます ので委員長どうかお取り図りをお願いいたします 後ほど例会で協議をいたします小西博之君 委員長ありがとうございました では財務大臣に伺いますがよろしいですか極めて現実的なシミュレーション の状況なんですけれどもよろしいですか財務大臣 ですよろしいですか そのとき日本が同盟を結んでいるアメリカ軍アメリカ軍は極めて 現実的なシミュレーションにおいてどういう秘書官秘書官官人のあれ はやめていただきますかそのときアメリカ軍はどういう行動をしている のかどういう前提になっているのかそれを御存じですかいえす かのかで答えてください
41:04
まず川島整備局局長から 委員長これ質疑妄害ですよこれ財務大臣が知っているかどうか の問題なんですから小西博之先生 財務大臣が知っているかどうかまず川島さんから川島さんから 言いましてくださいまずじゃあはいいいですか川島警戒局長から まず財務大臣も答えますまずはい警戒局長 お答え申し上げますアメリカに関しましてこのシミュレーション 上は日米安保条約第五条の規定