1:10
ただいまから、国土交通委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日、串 田聖一君が委員を辞任され、その補欠として室井邦彦君が占任されました。この際、理事会での協議に基づき、委員長から2点確認のため発言をいたします。国交省元事務次官による民間企業への人事介入問題が、当委員会の運営に著しい影響を与えていることを有料いたします。
1:38
そこで、大臣に2点確認いたします。まず、これまでの大臣指示の調査等で、再就職発生はないとされていますが、OBO社長にと迫った元事務次官と、その企業を所管する航空局長が、報道直前に会食していた事実を、国交省の聞き取りでは、4月の末に把握をしていたことが明らかになりました。大臣には、その20日後にようやく報告していたとも、私のところに報告があります。
2:06
隠されていたのでしょうか。その事実も含め、大臣の指示、危機感が、役所には伝わっていなかったのではないか。これまでの調査で十分なのかを確認させていただきたいと思います。齋藤国土交通大臣から発言を求められておりますので、これを許します。(齋藤国 土交通大臣) 蓮舫委員長にお答え申し上げます。
2:29
ご指摘の会食については、本来なら、情報を把握した時点で速やかに、私まで報告が行われるべきであり、報告が著しく遅れたことは、極めて問題でございます。緊張感を欠いた対応であるとして、私から直接に厳重に注意したところでございます。
2:53
また、報告がなかったことは、これまでの調査の信頼性に関わることを重く受け止め、事実関係の再確認を行う必要があると認識しております。このため、極めて異例なことですが、国土交通省から、最終職等監視委員会事務局に対して情報提供を行い、適切に対応いただくことをお願いいたしました。
3:18
また、国土交通省においても、これまでの事実関係の調査等について、再点検を行うことといたします。今後、必要な情報がいち早く私まで共有されるよう、私が先頭に立って国土交通省の組織風土を刷新し、国民の皆様の信頼を得られるよう、最善の努力を尽くしてまいります。
3:43
聞き取り等の後に面会をしていた、会食をしていたなど、次々に期待を裏切る事実が発覚しています。行政文書ではないと非公開にしている退職者を含む人事情報、いわゆる「線引き」を国交省は既にやめたOB25人、今朝の理事会で残り3人のうち1人は、若年の時にやめたOBではないか、これもまだ確認をしているということでございますが、
4:08
こうした方たちに送信をし続けていた問題も、7月1日付の線引きの情報の説明だけを受けてきましたが、実はその1回ではなくて直近1年間で25回送信されていたことも発覚しています。業務時間内に現役職員が、幹物のパソコンで線引きを年間に25回作成し、都度OBらに送信していたことは、国家公務員法の職務洗練義務に違反するのではないでしょうか。
4:37
これについて、大臣に報告されず、OBらが退官者らの再就職を行っている、現役職員が関与していることは絶対にない。これ以上この問題は広がらないと断言できますか。
4:52
斉藤国土交通大臣から発言を求められましたので、これを許します。
4:58
いわゆる線引きが人事異動の公表前に外部の者に送信されていたことは、
5:06
社会通念からかけ離れたものとして、国民の目から見ても疑惑を招きかねないものであり、大変重く受け止めております。また、再就職規制や職務洗練義務との関係で問題ではないかとの指摘をいただいております。線引きの作成・送付は、長年の慣習として続けられてきました。
5:30
移動前後における業務の円滑化のために、移動の内時情報を集めて作成していたとのことでした。しかしながら、今回の事案を機に、線引きは抜本的に見直す必要があります。このため、外部への送付及び発令前の送付は一切禁止するとともに、退職者が分かる情報は載せないこととするなど、
5:56
情報情報の管理について、私から是正を指示したところです。また、今回の一連の事案を受け、再就職等規制をはじめとする法令遵守の徹底について、改めて賞を挙げて、私が責任を持って取り組んでまいります。政府参考人の出席要求に関する点についてお諮りいたします。
6:20
国土の整備、交通政策の推進等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房、内閣人事局、内閣審議官、岡本誠二君、他5名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。国土の整備、交通政策の推進等に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は、順次、ご発言願います。
6:50
おはようございます。自由民主党の大野でございます。今日は10分という時間でありますので、ほとんどお話をさせていただく時間がありませんけれども、だいぶこの委員会も昨年の選挙後、新しい方が増えた。
7:12
昨年の統計問題の議論をあまり皆さん知らない中で、今回の議論になっていると思います。昨年の統計問題でも私も2回質問いただきました。その時も、大臣、今と同様のお話もいただきました。
7:36
そして、何としても、この省内の風土をしっかりと改革して、風通しのいい組織を作り上げるという御決意をいただいたわけです。私はそれを信じてい ました。今回、本当に悔しく悲しく情けない思いがいっぱいです。
8:02
今回の問題でもそうですが、前回でも大臣はおっしゃっていましたが、歪症化することなく、しっかりと全省的な問題として捉え、一つ一つ解決していく。風通しのいい職場をしっかりと作っていく。特に前回、統計の時には、やはり縦割りの問題、キャリアノンキャリの問題、ローテーションの問題、いろんなことが露呈されたと思います。
8:32
それに対して、皆さんのお言葉を信じて、私は今日までやってまいりました。しかしながら、今回こういう問題が起こった。一つ一つの省内での調査で、全ての問題が上がってこない。
8:57
その風通しの悪さは何も変わっていない。それが事実だと思います。やはりもう一度、歪症化することなく、誰かが責任を取ればいい話ではありません。
9:14
省全体でもう一回見直していただく。そして全員で取り組んでいただく。責任を誰かに押し付けるようなことはしないでいただきたい。本当にみんなで取り組んでいただきたい。それが私の願いであります。
9:35
特に国土交通行政というのは、国民のすぐ近くで、国民の皆さんの協力をいただきながらやっている行政です。しかも人の命にかかわり、国土を守り、本当に大変な思いでみんな頑張っていただいています。
9:57
出先官も大変多く、その人たちは住民の皆さんといろいろお話し合いをしながら、協力し合いながらことを進めていただいています。そういう人たちが今回の問題で周りの人たちから「昨年と同じじゃないか」と、そういう中で信頼をされないようなことがあっては、
10:22
大切な行政を前に進めることも、本当の意味で国民の生活を守ることができなくなってしまう。その重さをしっかりと受け止めていただきたいと思います。
10:37
特にこれから経済安全保障とかいろんな面でも、今までは官がやっていたことを、民にお願いしていただけないことも、そして民と一緒になって、本当に協力し合ってやっていかなきゃいけないこと、そういうことがたくさん出てくると思います。
11:00
しかしながら今回のような事案があれば、官と民の話し合いというのは、何か間違ったことをやっているんじゃないか、そういうふうに見られても仕方ない。それが一番私は今後の国益に大きな問題を与えると思っています。
11:24
OBと皆さんの問題、これはもう勝手にやってください。だけど本当に官民が協力してやれる体制、これを本当に皆さんの方からもう一回きちんとした形で立て直していただきたい。それが私たちができる未来への、日本の生きる人々への責任だと私は思います。
11:54
そしてまた、昨年もお願いをいたしましたが、植木聞取調査をしたからってまともに答えられるものではありません。今その風土がないんですから。
12:08
若い人たちだけで、これから国交省を担う、若い人たちだけでしっかり話し合いをして、それを大臣がしっかり受け止めてください。そして大臣から指示をしてください。そういう体制でやらなくては、中途半端なことをやっていては、もう本当に国民の信頼を取り戻すことは非常に厳しいと思います。
12:36
それだけのことだということを、お一人お一人が認識していただきたいし、分けた職員が勝手にやったなどという戯言だけは絶対にやめていただきたい。これは慣習になっているからやっているだけの話です。
12:54
ほっちょに皆さんが、幹部の皆さんがしっかりと責任を感じて、去年できなかったことを、もう一度しっかりとお話し合いをいただいて、何が何でもやり遂げていただきたい。そして国民の信頼に応えていただきたいと思います。以上で質問を終わります。
13:22
立憲民主社民の森谷隆史でございます。私からもこの国交省OBの問題について、何点か質問をさせていただきたいと思います。
13:37
まず、委員会の冒頭、蓮舫委員長から2点確認がありました。そして今、自民党の大野先生から、この間、国交省を含めて何も変わってないじゃないかと、そういった厳しい指摘があったと思います。
14:01
私もそうだと思います。なぜ、こういった国民から信頼を損なうようなことが起きてしまったのか、それをしっかりと明らかにしなければ、私は今後、国土交通委員会が進めていこうとしている、そういった施策が、国民に理解を得られない。私もそのように思っています。今日の一般質疑でありますけれども、今回の問題を中心に、私は大臣の言葉で、斉藤大臣の言葉で、ぜひ答弁をしていただきたい。
14:50
こんなふうに思い ます。重複するところが多々あるかと思いますけれども、お許しをいただきながら、私は質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
15:04
委員長からもありましたけれども、これまでの聞き取り調査、これは大臣、本当に適切であったと、こういうふうにお考えでしょうか。まずこの一点、お聞かせいただきたいと思います。
15:23
これまで、まず新聞報道がされた段階、また、空港施設株式会社からの報告書が出て、新たな事実が明らかになった段階、それぞれにおきまして、私はきちっと省内調査を行うべきであるということで、指示をし、調査を行わさせました。
15:53
結果としてですけれども、大臣、次々と、今回、今日もですけれども、新たなことが分かって、そして今日の委員会になっているわけですけれども、なぜ大臣が、先ほど冒頭決意がありましたけれども、そういった大臣の責任で指示したことが、こうも簡単に覆ってしまうのか、新たな事実が、発覚してしまうのか、これは大臣、どういうふうに感じておりますか。
16:32
これまで、その都度、調査を命じていたにもかかわらず、そして、その調査のときに報告されるべきであった事実が報告されていなかった、そして後になって分かったということが分かったときに、私も厳しく、そのことについて、出席をし、是正を図っていく。
17:00
また、しっかりと組織風土の改革に取り組んでいきたいと思っております。
17:09
そういう中で、本田氏と航空局長との面会、これは先ほど委員長からのお話にもございましたけれども、これは本来早く報告されるべきでございましたけれども、この報告がなかったということは、それまでに私が行った指示をした調査の信頼性に根本的にかかわると。
17:36
このように感じ、最終職等監視委員会事務局、これは第三者性、そして厳格性という意味も込めまして、調査を依頼し、情報提供し、適切な対応をお願いしたところでございます。そういうことも含めながら、これからしっかりと組織風土の改革に向けて頑張っていきたいと、このように思っております。
18:07
3月29日に朝日新聞からの取材がありまして、今回30日に発表があって、調査に至っているわけなんですけれども、この質問依頼があって、3月29日に航空局長がどういうことがあったんだということで、部長やそういった方に聞いていますけれども、今分かったことは、その前の日に懇親をしていたということなんですけれども、
18:55
今となってみたら、非常におかしいんですよ。この船引きもそうですけれども、本田氏との会食を報告する必要がないと、これを判断したのは誰ですか。
19:13
お答えをいたします。3月28日に行われた一連の会合におきましては、空港施設に関係する関与、圧戦、それからOBからの働きかけといったことについて該当することはありませんでしたので、
19:35
会合自体について特段報告をしていなかったということでありますが、その後、報道が出て、本田氏が取材をいろいろと受けていたことが判明した段階で、
19:51
民主党から私、関与の部分も聞かれておりましたので、その際に報告すべきだった、緊張感を嗅いだ対応だったと反省をしているところでございます。久保田局長。誰が判断したかと聞いております。
20:11
お答えいたします。私が判断をいたしました。
20:18
今、大臣から再就職等監視委員会に調査をいらしているんですよ、そのことで。
20:25
それが一番問題になっているんですよ、局長。
20:30
そんな簡単な大臣からの指示だったんでしょうか。あるいはこの間、野党からの質問というのはそんな軽いもんだったんでしょうか。
20:46
報道から調査が入れば、明るみになれば大変なことをしてしまった、こういったことは後 付けなんですよ。これしっかりとですね、心得ていただきたいと思います。大変なことになりますから、こういったことは。これは、業務明理に反するということにはならないんでしょうか。大臣どうでしょうか。
21:16
申し訳ございません。会食に参加し、つまり報告をしなかったことが業務命令に反することにならないかというご質問かと思います。私はその時点で厳格な調査を事務次官を通じて依頼をいたしました。
21:38
従いまして、その際に報告がなかったことは、私は不適切だったとこのように思っております。
21:52
お答えいたします。初めて行っております。二次会もですか。
22:03
お答えいたします。二次会については、かつて行ったことがあるような記憶があります。かつて行ったようなということは、相当昔のことでしょうか。お答えいたします。この数年は少なくとも行っていなかったというふうに思っております。これをしっかり調べて出してください。よろしくお願いします。ご刻、理事会に共有いたします。
22:31
会食でそういった話は一切出なかったということですけれども、大臣これはどのように証明するか、これをしっかりと証明をしていただきたいと思います。大臣一言お願いします。
22:44
しっかり我々としても調査をすると申し上げましたし、今、最終職等監視委員会にお願いをして適切に対応をお願いしているところでございます。
23:00
線引きについて少し聞かせてください。5月12日、衆議院の国土交通委員会で我が党の紀井孝衆議院議員が質問でこういったことを言っております。これ議事録を読みます。この線引きは若手職員に明示て向上的に作っている内部資料だと国交省からも事前に説明を受けました。
23:24
指摘ファイルだという説明だった云々と、これに対して齋藤大臣は、今回のメモは先ほど申し上げたように、部内で誰がどういうふうに移動するかというものでございます。
23:40
現役事務系総合職の内定対象者の移動情報を整理したものであり、省内職員を中心に慣習的に広く共有されたものです。これで大臣、議事録をこのまま読んでいますから、これで間違いないでしょうか。
24:09
既衆議院議員からは、質問のときに若手職員に明示てということで国交省から聞いているようでございます。まずは、この選引というものを、誰がどのような手順で行うのか、これをちょっと教えていただきたいと思います。官房長よろしくお願いします。
24:34
私もそのポストに過去にいたことがございますので、その経験を通じてお話をさせていただければと思います。選挙金につきましては、先ほど大臣からのお話がありましたように、内事情報を集めて、氏名、現職、移動先、現職がどこで、次に移動する先がどこであるかということについて、前任、後任の間で線で結んで作成しているものでございます。
25:01
これにつきましては、慣習的に作成しておりまして、代々引き継がれていくというものでございます。私の場合は、上司から指示を受けたということはございませんでしたが、省内の各職員からですね、まだできないんですかとかですね、いつになったらできますかというような、求めに応じていろんな情報を集めてですね、作っていたという記憶がございます。
25:29
官房長の場合はですね、その、まあ習慣的に、慣習的にということだったんですけど、先ほど言った ように、あの聞き取りのときでは、質問のですね、質問取りのときには、若手職員に命じてということで、だんだんだんだんその感覚が変わってきたのかもしれませんよね、あのやっている方の方がですね、若手職員が。
25:50
内容聞く限り、あの作業、相当なこれ、作業料になると思います。内事っていうのは何日前にですね、基本的に出て、そして、官房長これ一人でやるのか、数人でやるのか、そして、この線引きは、自宅へ帰ってから、あるいは仕事が終えてから、違う場所でやるのか、その辺はどうなんでしょうか。
26:16
まず、どれくらいの作業料かということでございますが、その移動の規模によります。4月ですとか7月は大変大規模な移動がございますので、かなりの時間を要するということですが、月によってはですね、1つ2つの移動しかないというものもございますので、それぞれによって違うということで、一概に言うことは難しいんですが、例えば1年で最も移動人数の多い夏の移動機の場合にはですね、総務課で作ってましたけれども、普段の仕事 も忙しい中で作るものですから、業務外の時間を活用して作るということで、大体1週間程度をかけて作っているというふうに聞いてございます。人数はどれくらいかということですが、私が県政省の時代は1人でやってましたので、今2人でやっているというふうに聞いております。
27:17
2人でやっているということでありますし、相当な量だと思いますし、年に25回ほど出ていた、代書あるかと思いますけれども、毎月やっているんですよ、だからね。
27:32
業務時間中にやっているんですよ。ですよね。帰ってからやっているんですか、これ。業務時間中にどうせやっているんだと思うんですけれども、若手のやっている方は業務と思ってやっているんだと思います。若者と違いますか、それ。
27:56
これも私の経験からですし、今の現職からも話を聞きましたけれども、省内の職員の方から求めがあって、それに応じなければいけないということで、慣習的に代々やっているというのが実態だというふうに私は理解しております。
28:14
作業を行っている若手職員は業務ですよ。実態として当たり前ですけど、これ業務です。こういうふうにやっているのであればね。30年も引き継がれてやっているんですよ、フォーマットがあって。
28:33
そうじゃなかったら何を仕事しているんですか、この年に25回もやっていて2人が。他の仕事やらないんですか、じゃあ。そっちはやらなくていいんですか。大臣、これは業務でしょう。大臣、どう思いますか。
28:48
今回のこの選挙につきましては、内地が出た段階で、内地情報社から情報を集めて、円滑に引き継ぎ等が行われるよう作った私的文書であるとこのように思っております。
29:12
これも業務というかどうか、いろいろ考え方があるかと思いますが、基本的にはボランティアが業務の円滑化のために作っていたものだと。
29:32
業務という、仕事の円滑化のためですから業務といえば業務ですけれども、しかしあくまでも上司から命令されて行ったものではない作業であるということも言えるかと思います。
29:56
大臣、私はいじめているつもりは全然なくてですね。30年も若手社員が業務中にボランティアでやっていたといったら国民は怒りませんか。怒ると思いますよ。やっぱり税金で賃金が派生しているわけでありますから。
30:22
業務なんですよ。だから改めなくちゃいけないんですよ。こういった、冒頭言った大野先生が言ったそういうことじゃないでしょうか。私的なものだとか、あるいはですね、監修だとかで、そういったことで済まされないんですよ。
30:45
今そういうことが問われているんだと思うんです。私は。これは私業務だと思いますから、ここでね、その答えを出すとか出さないとかってできないんでしょうけども、私これ業務だと思います。これ改めてもらわないと困りますし、そうであれば、この線引きもしっかり調査をしてもらう、このことが必要だと思っているんです。
31:10
先ほどは航空局長が温泉をしたことについて、委員会の方に調査を依頼しているということだそうですけども、この線引きもですね、実は調査をしてもらう、こういうことで大臣よろしいでしょうか。この線引きのあり方につきましては、これからしっかりと現状を調査し、改革をしていきたいと、このように思っております。
31:40
本田氏がですね、今、会長職を下りて、お辞めになったと聞きましたけども、何もわからないままでこれ終わるという幕引きには、私はたぶんならないんだと思うんです。
31:59
本田氏が辞めたのは自分の意思で辞めたのかもしれませんけれども、しかし、今回のこの経過については、何らかの決着がなかったらいつまでも続く、こういうふうに思いますから、その調査結果を待ってというのが一つだと思いますし、
32:17
大臣の強い意思でですね、今回のこの圧戦に対する、OBは民間人であるから、この圧戦には国家公務員票に当たらない、こういった簡単な結論ではなくて、大臣それに匹敵するですね、ガイドライン的なものを大臣作る気はありますか。
32:41
まず今回の事案につきましては、先ほど申し上げましたように、再就職等監視委員会に調査をお願いをしております。その結果をもって、この再就職に関わるいろいろなプロセス等についての改革、これは当然行っていかなければならないと、このように思っております。
33:06
また先ほど申し上げましたように、トータルとして再点検も行ってまいります。そのことについて、またこの委員会に報告をさせていただきたいと思います。
33:23
ぜひ法をすぐ変えるというのはなかなかできないと思うんですけれども、やはりこの選挙や今までの調査のあり方も含めて、そしてOBの一般人だからということではなくてですね、OBも含めた圧戦と思われるような行為ですよね。
33:47
そのために対する大臣、ガイドラインをぜひ策定していただきたいと思います。大臣、約束してください。
33:57
今回の事案は国土交通行政に対する国民の信頼を失わせかねないものであり、大臣として大変重く受け止めております。信頼回復のために2つのことをやりたいと思います。
34:14
1つ目は、こうした事態を二度と起こさないため、組織としてのガバナンスを強化するとともに、コンプライアンスを含め職員の意識改革を行うことが必要である。これは先ほどの大野先生のご指摘とも通ずるものでございます。
34:32
2つ目として、常に公正公平な国土交通行政を運営するため、OBの存在や特定の主体などに左右されない政策決定過程等の改革が必要であると考えております。
34:47
このため、1つ目の点でございますが、組織としてのガバナンス強化と職員の意識改革につきましては、私をはじめとする省幹部が局長級職員と一対一で意見交換をする機会を積極的に設け、課税投資の良い職場環境を創出するなどにより組織風土の刷新を図ってまいります。これは昨年もご指摘を受けてやったつもりでございました。
35:14
建設統計の不適切処理の問題を受けてやったつもりでございましたが、まだ足らなかったというご指摘を受けました。しっかりやってまいりたいと思います。また、課長級承認時の研修において、再就職規制について最徹底するとともに、職員やOBが外部からどのように見られるかを客観的に学ぶ場を設けるなど、研修の充実を図ってまいりたいと思います。
35:43
そして2つ目でございますが、政策決定過程の改革につきまして、政策決定過程における審議会や委員会等において、多様な意見を聴取する機会を必ず設ける仕組みを導入し、特定の団体、企業に偏らない、また個人に偏らない幅広い意見を政策に反映してまいります。
36:06
また、政策評価のサイクルにおいても、多様な意見を聴取して実施するよう改善いたします。事後的なチェック機能強化をいたします。この2つは私が指示をいたしまして、今回国土交通省として大改革していこうということで、国土交通省幹部の中で今、一致統一をしたところでございます。
36:30
なお、今回の事案で課題となった情報管理につきましては、いわゆる線引きについては、外部への送付及び発令前の送付は一切禁止するとともに、退職者が分かる情報は載せないこととするなど、移動情報の管理について是正を指示したところでございます。
36:48
また、省全体において外部アドレスの存在をチェックさせ、宛先が不明であったり不適切なも のは即座に削除させます。これらについてすぐに改革を始めていきたいとこのように決意をいたしております。
37:13
貝張県民主社民の三上衣梨です。森屋議員に引き続き質問させていただきます。斉藤大臣は23日の記者会見で、元国交省の事務次官で東京メトロ会長の本田勝史が、自らの言動が会社やお客様に多大な迷惑をかけ、深く反省しているとして、6月の任期満了に伴い退任を東京メトロに申し出たと明らかにされました。
37:41
一連の人事介入問題の責任を取る形ですけれども、まだこの問題については数多くの矛盾点がございます。
37:50
大臣は、5月19日の記者会見におきまして、元国交大臣事務次官で東京メトロ会長の本田勝史が、民間企業空港施設の役員人事に介入していた問題に関連して、この問題が報道される2日前の3月28日に、本田氏と国土交通省の久保田正晴航空局長が会食していたことを明らかにしました。
38:13
また、内閣府の最終職等監視委員会に本事案を情報提供するとともに、航空行政の責任者にあたる久保田局長の対応に問題がなかったか確認するため、同委員会に調査を申し入れたと。大臣は、これまで一連の問題に関して、現役職員の関与は確認できなかったと説明するとともに、第三者機関による調査の必要性を否定しておられました。委員会に調査を申し入れることにした理由について伺います。4月4日の会見で、かなり厳しくこういう点を聞けと指示をしたと、厳格なヒアリングができたと思っていると答えられました。しかし、今回委員会に調査を申し入れました省内でのヒアリングに限界があったのではないでしょうか。大臣の指示が過論じられたとの認識はございませんでしょうか。
39:12
先ほど申し上げましたように、それぞれの段階で私は調査を指示をいたしました。その調査の結果、今回の本田市と航空局長との会食の件が報告されなかったということは、ある意味で私の指示が過論じられたということかと思います。
39:35
従いまして、航空局長と本田市の面会については、5月18日に報告を受けるまで私に報告がなかったことから、これまで自分の命じた調査の信頼性に関わることを重く受け止めまして、事実関係の再確認を行う必要があると考えた次第でございます。
39:55
私に当たっては、第三者性や厳格性を確保すべきと判断をいたしまして、念のため極めて異例のことではありますが、再就職等監視委員会事務局に対しても情報提供し、適切に対応いただくことをお願いしたところでございます。
40:13
また大臣は記者会見前日の今月18日、事務方から本事案の報告を受けたとのことですけれども、一方で、この事案は18日に一部メディアにより報道されています。その報道によれば、事前に国交省人事課に文書で事実関係を質問していたとされています。したがって、事務方は18日より前に本事案を把握していた可能性が高いんですけれども、もしこれ報道がなければ本事案を隠蔽するつもりだったのでしょうか。
40:46
私がこういう取材があったということも含めて報告を受けたのが18日でございます。私にそれらを隠蔽しようというようなつもりは全くございません。
41:01
次に久保田 局長に伺います。本田市との会食の件を報告していなかった理由について、私的な会食だったと説明されています。だから、これは隠していたということなんでしょうか。民間企業人事介入問題を報道された2日前の3月28日に元次官と会食をした、二次会まで行った、これ疑われるのではないかと思われなかったのでしょうか。
41:33
お答えをいたします。3月28日の一連の会合におきましては、空港施設に関わる話、それからOBからの働きかけ、そういった話はございませんでしたので、会合事態については特段報告を申し上げなかったところでありますが、その後、報道の中でも取材を受けた事実も明らかになってございます。私、事務次官の方から関与について問われました。その際に報告をすべきだったと考えます。緊張感を欠除した対応だったと反省をしているところでございます。
42:14
しかも、大臣への報告がどうして20日後になったのか、大幅に遅らせたのでしょうか。4月27日にメディアからの問い合わせがあって、28日、人事課長が内容を確認されました。ここでも報告をされていません。そして、5月18日に報告をした。タイミングはいくらでもあったのではないでしょうか。
42:35
雑誌からの取材を受けた段階で、省内に報告をしながら、その内容等について精査をしていたところでございます。私としては、取材を受けた時点で、直接大臣に報告すべきだったと考えているところでございます。
42:55
久保田局長は、こうおっしゃっています。大臣、改めて今回、部会のヒアリングは、この報告は満足のいくものでしたでしょうか。
43:05
それぞれの段階で、私、調査をお指示をいたしました。今回、その中に含まれる事項が入っていなかったということが明らかになったがために、最終職等監視委員会に調査を依頼したところでございますけれども、これからも、私、その時に私は厳しく、これまでの調査の信頼性に関わることだということで、事務方を叱責、また指導したところでございます。これから調査を行うにあたっては、しっかりと、その、信頼される調査になるべく行っていきたい。このように、国交省の幹部も指導を特例したいと思います。
43:53
そもそも、この会食なんですけれども、本田氏側から持ちかけられたのでしょうか。どちらからなんでしょうか。
44:01
お答えをいたします。この会合につきましては、本田氏の友人である会社を経営されている方から、地域の経済事情でありますとか、航空事情について懇談を行いたい、そういう話が本田氏の方から申出がありまして、本年の1月ごろに説得されたものでございます。
44:24
森屋委員からの質問に航空局長は、二次会の店、かつて行ったことがあるような気がするとおっしゃいましたけれども、これは久保田局長がその店を紹介して本田氏を誘われたのでしょうか。
44:39
お答えいたします。二次会につきましては、本田氏から誘われ、本田氏に行く店であったということであります。
44:50
この会食には久保田局長と本田氏以外にも、現役職員の航空ネットワーク部長の大野氏、他セメントなどの建設資材の販売などを営む会社経営者、また会社関係者2名、計6名が同席していらっしゃったんですよね。間違いありませんでしょうか。なぜ鉄道事業者である東京メトロ会長の本田氏が、今お話しされました航空事情について航空局長と意見交換をする必要があるのかわからないんですけれども、3月30日に今回の人事介入問題を最初に報じた朝日新聞によれば、本田氏は3月20日と同月23日の2回取材に応じました。であれば、同月28日の会食の時点で、すでに取材を受けていたことになります。久保田局長は会食の時点で報道内容を把握しておらず、最終職の圧戦についても話題にはなっていないと説明していらっしゃるんですけれども、この会食の場で報道が出た場合の対応が話し合われたのではないかとどうしても疑問を持ってしまいます。どういうお話だったんでしょうか。
45:59
お答えをいたします。3月28日の一連の会合の中では、本田氏の方から取材を受けている、そういった類の話は一切出なかったというふうに記憶をしておるところでございます。その会合の中では、地域の経済、それから地域の観光、航空の事情などの話について話題になりましたし、また本田氏その会社経営者、大学時代の話、その方々が就職された話、会社を発展されたような話、そしてまた理事会などにおきましては、かつて同じ職場でやったこともあるということを踏まえて、観光の事情などにつきまして話題になったという次第でございます。
46:44
出席された他6名の方には調査はしていらっしゃらないのでしょうか。
46:52
会社経営者の方には改めて確認をいたしました。また同席をしていた航空ネットワーク部長にも改めて確認をして、そういった話はなかったという記憶の同一であったということでございます。
47:11
内容と目的を明らかにして、国家公務員倫理規定通り、決裁を取るべきであったとは思いませんでしょうか。
47:22
お答えいたします。会食の時点におきましては、本田氏、それから会社経営者と私の関係は利害関係にないということから、事前に手続きを取るようなことではないと認識をしていた次第でございます。
47:38
私で伺います。利害関係にはなかったと思われますでしょうか。
47:44
本田氏、そして会社経営者、その時点においては、利害関係はないと私は認識をしていたということでございます。
47:54
このおっしゃる「私的な会食」ですけれども、会食会場への移動に公用車を使われています。 齋藤大臣は、昨日の衆議院国交委員会で、キー委員の質問に対し、幹部職員の公務後の送りについては、自宅に直起しない場合には、送迎の一環として次の目的地まで送ると答弁されていました。公用車を使っていいことは、私も知りませんでした。会食の約束の取 り付けなども、久保田局長、自らすべて直接本田氏側と行ったのでしょうか。
48:34
会食の日時の設定につきましては、本田氏の方から話があったときに、私が対応可能な日をいく日か申し上げたというふうに思います。その中で本田氏の方で調整が行われた次第でございます。
48:54
友人からではなくて本田氏からあったということですね。
49:00
お答えいたします。日程3月28日のセットしたということについては、本田氏の方から連絡があった次第でございます。
49:11
国土交通省は、再就職等監視委員会に対して久保田局長の対応に問題がなかったのか確認するため、調査を申し入れました。調査の終了、結果報告ですけれども、疑惑の解明に向けた国会の議論に資するよう、できるだけ速やかに、6月21日が国会の閉会予定となっています。遅くとも今月中に行うべきではないかと考えておりますが、いつ頃になる予定でしょうか。
49:46
お答え申し上げます。再就職等監視委員会は、国家公務員法第106条の5に基づいて設立された国家公務員の再就職等規制に関する監視等を行う独立した第三者機関でございます。再就職等監視委員会は、そのような独立性を確保し、他からの干渉なく調査を行う必要があることから、調査が行われているのかどうか、いつ頃まで調査が行われるのかなどについて、国土交通省として答弁することは差し控えさせていただきます。また、独立した第三者機関である再就職等監視委員会による適切な対応を確保する観点から、国会が閉会する前に調査結果を報告すべく早期に調査を完了させるなど、国交省としてスケジュールに限定を求めることは適当ではないというふうに考えております。
50:43
まだ全く見通しが立っていないということでしょうか。
50:51
先ほども申し上げましたが、再就職等監視委員会は独立した第三者機関ということでございまして、調査が今どれくらい進んでいるのかとか、いつ頃まで調査が行われるのか、こういったことについて、私どもの方から答弁することは差し控えさせていただきたいと思います。
51:12
何とか今月中にまとめていただくよう検討の方をお願いいたします。次に、5月15日参議院本会議場での我が会派、尾行誠委員の質問に際し、齋藤大臣が、首比義務につきましては、国家公務員法では職員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないと規定されています。内事情報は機密扱いではなく、また内事を受けた本人が伝えている時点で、秘密性は失われており、プライバシーの侵害にも当たらないため、秘密に該当せず違法性はないと考えております。この点については弁護士等に速やかに確認するとおっしゃっておりましたけれども、この件も速やかに確認されましたでしょうか。もし確認された結果はいかがでしたでしょうか。
52:03
はい。首比義務違反に当たらないという認識についてでございますけれども、首比義務に ついては国家公務員法では職員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないと規定されております。内事情報は機密扱いではなく、また内事を受けた本人が伝えている時点で、機密性は失われており、プライバシーの侵害にも当たらないため、秘密には該当せず違法性はないと考えております。この点につきましては裁判官経験を有する弁護士に確認し、同様の見解を得ているところでございます。
52:43
こちらもわかりやすい確認の方を報告をお願いできたらと思います。そして先ほど蓮舫委員長からもありましたが、人事情報、これメールですね、1回でなく直近1年間で25回も送付されていたことも判明いたしました。現役職員と職員OBが組織ぐるみで国家公務員法が禁止する再就職を目的とした情報提供や再就職圧戦を行っているのではないかと、これ疑惑が一層深まったとも言えます。委員会にこの線引き情報、いわゆる人事情報を提供してこれを受け取っていたOB25件が再就職圧戦につながっていたのではないか、調査依頼をすべきだと思います。いかがでしょうか。
53:27
先ほど来申し上げておりますように、線引きというのはあくまでも移動の円滑化を目的に作られて、慣習的に作られていたものでございます。再就職を圧戦しぶるような地位や権限のない職員が移動内容の通知を受けたものから直接開示された情報をもとに、移動前後における業務の円滑化等を目的として作成したものでございます。また、省内職員を中心に慣習的に広く共有されてきたものでありました。また、線引きは、氏名、現職、移動先等を記載するとともに、前任・後任の間を線でつなぎ、人事移動の流れを整理したものであり、再就職の検討に一般に必要と考えられる青年月日や経歴等の重要な情報は記載されておりません。さらに、作成者は圧戦を目的としたものではないと明言しております。以上のことから、今回の移動情報の送付は、圧戦規制違反の要件である営利企業等の地位につかせることを目的とした情報提供ではなく、再就職等規制違反行為には当たらないと認識しておりまして、この点につきましては、裁判官経験を有する弁護士に確認し、同様の見解を得ているとこ ろでございます。
54:50
では、国家公務員法の法改正を提起すべきではないでしょうか。どうでしょう。
54:57
国家公務員制度全体に関わる問題でございますので、国土交通大臣としての答弁は控えさせていただきます。
55:08
官僚を尾による組織的な圧戦の規制、これは必要であると強く申し上げ、私からの質問とさせていただきます。ありがとうございました。
55:28
おはようございます。公明党の高橋光雄です。まず、私も国交省を尾による人事介入問題についてお伺いします。たとえ官僚を尾に、つまり現職の職員でない民間人であっても、国交省出身者が民間企業人事に介入していた問題が発覚し、あたかも国交省が組織的に関与しているかのような疑惑が呈されていることは誠に遺憾でございます。国交省には国交行政への国民の信頼が委ねられている事態の重大さを真剣かつ深刻に受け止めていただくようお願いいたします。その上で、今回の事態につきましては、法に則った冷静な議論が必要とも考えます。いくつか論点ございますけれども、時間の関係上、最終職発選規制についてお伺いしたいと思います。資料1をご覧ください。最終職に関する規制は、国家公務員法第10106条の2、第1項が定めます。これは、現職の職員、すなわち官僚が営利企業等に対し、他の職員や職員OBを当該企業及びその広報人の地位につかせることを目的として、それら他の職員、職員OBの情報を提供することや、地位につかせるよう要求又は依頼することを禁止するものです。この点に関して、国交省は、退職予定者を含む事務系総合職の移動情報、具体的には、前任と後任者の間を線で接続し、移動全体の流れを示したいわゆる線引き情報を、慣習的にメールで提供してきました。では、当該情報の提供は何の目的で行い、具体的にメール本部にはどのようなことが記されていたのでしょうか。
57:10
お答え申し上げます。いわゆる線引きにつきましては、移動前後における業務の円滑化を目的として作成されたものでございます。そうしたものの送付先にOBが含まれているのは、例えば一つ、現役時代の送付先である使用アドレスがそのまま送付先として残っていたこと、二つ目として、退官時に引き続き送付を依頼されたことが理由として考えられます。また、例えば直近の今年4月に送付されたメールの本部においては、添付ファイルとともに挨拶、線引きを送る旨が記載さ れており、最終職活性を依頼する趣旨の記載は一切ございません。
57:52
今もございましたように、目的はこの移動前後における業務の引き継ぎの円滑化であったということでございます。言うなれば事務的な便宜のためでございまして、特定の企業の地位につかせる目的ではございません。であれば、国家公務員法には抵触しないのではないかと解されますけれども、この点、法律専門家の意見も念のためお伺いしたいと思います。
58:20
お答え申し上げます。今回相談した元裁判官である外部弁護士からは、いわゆる線引きの送付について、1つ目、線引きの移動情報は、再就職の検討に一般に必要と考えられ る、生年月日、学歴、職歴などの重要な情報は記載されていないこと。2つ目、線引きは、再就職を圧戦するような地位や権限のない職員・有志が、人事異動の都度、内事対象者から介してもらうという方法により、収集して取りまとめた移動情報に基づき作成されたもので、個別に特定の者を対象として作成されたものではないこと。3つ目、人事異動情報自体は、メールによる線引きの一斉送信後、2日後には発令、公表される内容であり、線引きによる情報入手の時間的な優位性は大きくなく、これにより再就職圧戦を履することになるとは考えがたいこと等から、再就職圧戦規制に抵触するとは認められないとの見解を得ているところでございます。
59:24
では、同条項で提供が禁止されている情報につきまして、内閣府人事局にお伺いします。本 件線引き情報は、既に移動を内示された後の情報として、実質的には送付された2日後に公表されるものと承知します。つまり、公表の2日前に入手できたとして、再就職圧戦のために利用できるような情報なのかどうかが問われると考えます。この点に関して一般論でも結構でございますので、見解を伺います。
59:58
お答えいたします。個別具体の事案についてお答えすることは差し控えますが、一般論として申し上げれば、国家公民法106条の2、第1項の規定により、現職の職員が営利企業等に対し、他の職員または職員OBEを当該営利企業等の地位に付加することを目的として、これらのものに関する名前や職歴などの情 報を提供することが禁止されております。なお違反となるかにつきましては、再就職等監視委員会において必要に応じ、個々の事案ごとに判断されるものと承知しております。
1:00:34
ぜひこの再就職監視委員会での確認が必要だということでございますけれども、線引き状況の情報には、今指摘されたような職歴、または弁護士見解にございました学歴等の情報が含まれていなかったということでございます。したがいまして、その情報の目的や形式、内容に照らして、それが行政文書であるか否か、またその頻度にかかわらず、提供によって再就職につながる、改善性が認識されるような状況が生じていたとまでは、私は必ずしも言えないものと考えます。一方で、現行法上、これ停職するかしなかったか、そうしたことは関係なくですね、やはりこれは何も問題がなかったというわけにはいかないというふうに思います。最初にこの本件報道がなされた2日前に、今の久保田局長が本田元次官及び関係者と会食していたことが、最近になって判明したこと、これも大変遺憾でございます。その際、再就職の圧縮にかかわるような話はしていないと、国交省は確認したと承知しますけれども、事実関係の再確認を行う必要があると判断し、在山者性と厳格性を確保すべきとの観点から、再就職等監視委員会に調査を申し入れたと承知します。今後のプロセスにつきましては、お配りした資料の2位のとおりでございますけれども、同委員会には厳正かつ過急的速やかなご対応を何卒よろしくお願いいたします。いずれにしましても、今回の事態の本質は、私は国家公務員の倫理の問題だと考えております。国民の奉仕者として、より高い官職を担った者こそ、辞めた後も権力を振りかざすようなことがないよう、権欲的な倫理観を保つ同義的責任があるのではないかと考えます。したがいまして、国交省は、ぜひ当事者意識をもって反省し、再発を決して許さないよう、省内のガバナンス改革を図る機会にしなければならないと考えます。そのためには、単に人事情報の事前提供の禁止などの固定先の対応だけではなく、現職幹部や退職者への研修をはじめ継続した意識改革の取り組みが必要なのではないでしょうか。空港施設株式会社は、その検証結果報告書で、同じ鉄を踏まないために、強固なガバナンス体制を構築し続ける重要性を指摘し、改善策に係る低減の実効性を評価するためのフォローアップ委員会の立ち上げを推奨しています。国交省も同様に、信頼回復に向けたかつてない取組を行うべきと考えます。その意味では、再就職等監視委員会の調査結果を待つことなく、大臣自身がリーダーシップを取って、一歩踏み込んだ実効的な再発防止策を断交することが不可欠と考えますが、いかがでしょうか。
1:03:36
はい、今回の事案は国民の信頼を失いかねない大変重大な事態だと、このように重く受け止めております。私、国土交通省幹部を集めまして、ここをどうこの信頼を回復していくかということについて議論をし、一定の今、結論を得ております。先ほど森屋委員のご質問にお答えしたことでございますが、一つ目は意識改革を行うこと、そして二つ目は我々が公正公平な行政を心がけること、この二つでございます。まず第一点目の意識改革でございますが、私を始めとする省幹部が局長級職員と一対一で意見交換する機会や、省幹部と若手職員との意見交換の機会を積極的に設け、稼動しの良い組織環境を創出するなど、組織風土の刷新を図っていきたいと思っております。皆忙しいんですけれども、時間を作って、それらの意見交換をしっかり行っていきたいと思います。そして、若手から幹部に至るまで、研修において最終職規制について再徹底するとともに、職員やOBが外部からどのように見られるかを客観的に学ぶ場を設けたいと思います。我々国民一般の視点と、国交省の職員の視点と大きく異なっていると感じることがございます。その視点のズレを正していきたいとこのように思います。これらについては、直ちに実現に向けて着手したいと、このように決意しているところでございます。
1:05:21
ぜひ国交省として、対応が後手、後手、回らないように、当事者意識を持ってやっていただく。そのためには大臣自身のリーダーシップが問われています。ぜひ具体的な再発防止策の取組を、過段に、速やかに断 固していただくことを強くお願い申し上げまして、私の質疑とさせていただきます。ありがとうございました。
1:05:51
日本維新の会の石井光子です。5月12日の参議院の本会議で、我が党の安嶋議員が登壇の際に、天下り問題をOBだけに押し付け、組織の関与を意図的に否定しようとしていたならば、今後同壇で、官と業の癒着に対する新しい法案を、総理に提出してもらいたいと発言しています。官と業の癒着をOBだけに押し付けてという点が、私は今回の問題の核ではないかと思っております。つまり、国交省の態度は、国家公務員法の再就職等規制に反するか反していないかだけを論点の焦点にして、身を守ろうとしてきました。この点を重視して、日本維新の会は、天下り規制法案、国家公務員法の改正案の維新案を提出する予定であります。