19:35
これより会議を開きます。内閣提出「中小企業信用保険法及び株式会社商工組合中央金庫法」の一部を改正する法律案を議題といたします。
19:50
この際、本案審査のため、本日、参考人として、株式会社商工組合中央金庫代表取締役社長関根正宏君の出席を求め、意見を聴取することとし、
20:06
政府参考人として、金融庁総合政策局参事官柴田達文君、中小企業庁長官門野成夫君及び中小企業庁事業環境部長小林浩二君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。これより、質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
20:36
立憲民主党の落合井高幸でございます。本日は、中小企業信用保険法及び株式会社商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案の審議ということで、トップバッターで質問させていただきます。
20:56
今回の質問を準備するにあたりまして、過去の議事録を取り寄せてみましたら、私は当選以降8年半で13回商工中金について取り上げていることに気づきました。
21:15
国会議員になって初の質問も、商工中金についてで、このままだとモラルハザードになっちゃうんじゃないかと。答弁されていたのが政務官だった関筆頭でした。それを見返したわけですけれども。
21:37
ただ、やはり状況は、組織の形態、悪い部分も残してきたことで、やはりモラルハザードが起こって、大きな不祥事も実際にその質問の後に起こっているわけでございます。もともと経緯を振り返りますと、2006年に商工中金の完全民営化が決まりました。
22:05
リーマンショック、それから東日本大震災で、危機対応業務をやる政府系の金融機関は今後も必要だということで、完全民営化は2回延期になりました。
22:20
そして2015年、第二次安倍内閣におきまして、法改正が行われまして、実質的には無期限で完全民営化を先送りするという法律が通ったわけでございます。
22:39
商工中金は政府系金融機関として必要だと国会で繰り返し説明がなされる中で、7年前、2016年の秋くらいから続々と不祥事が発覚をいたしました。その時の社長は元経済産業事務次官の方で、副社長は元国税庁の長官の方でありました。
23:08
長年の雨下り先にいわばなっていた、無理やり必要以上に存在意義が強調されすぎてしまったのではないかというふうに私は思っています。
23:23
大規模な不祥事の発覚後に、今日お越しいただいております関根社長を民間からお招きしまして、経営再建がある程度なされて、この度の法改正、政府が保有株式を売却するというような法改正が行われるわけでございます。
23:46
消耗中期の存在が、雨下り先の確保が大きな目的になってしまって、実態に合わない経営が行われてきた。そのことによって、組織のガバナンスが効かなくなってしまったのではないかと思います。
24:05
大臣、歴代の事務次官が社長についてきたというようなこと、そういったことから、組織の存続自体が目的になってしまっていたのではないかということについて、大臣いかがでしょうか。
24:25
消耗中期のこれまでの経緯について、誰よりも詳しいお知らせを申し上げます。
24:39
今、御説明ありましたけれども、様々な不祥事があり、また一時期2015年当時、財務状況も悪かったということもあり、いろんな背景の中で、保有株式を売却せずに政府は来たわけであります。
24:58
そうした中で、関根社長を就任され、改革を進めてくる中で、政府が消耗中期の株式を保有する意義が低下してきたということもあり、今回このような法案を提出させていただいております。
25:13
消耗中期の人事の件でありますが、消耗中期の取締役は、まず取引先代表者や社外取締役等で構成される人事委員会の審議と答申を受ける、それから社外取締役は過半を占める取締役会で、専任議案を決定した上で株主総会において専任されるというプロセスを踏んで決定される仕組みとなっております。
25:40
特に代表取締役については、専任された取締役会において代表取締役の選定の決議が行われ、その決議を下部大臣が認可するというプロセスを踏むことになっております。
25:55
という中で、適材適所でふさわしい人材が選ばれてきたものと思いますが、もう御案内のとおり、国家公務員の再就職につきましては、国家公務員法上第三者機関であります再就職等監視委員会による厳格な監視の下、各府省による再就職の発薦等は禁止されておりますので、
26:18
国家公務員法上第三者機関である国家公務員法上第三者機関による再就職の取締役を選定に当たっても、経産省には発薦はないということで聞いておりますので、これまでふさわしい人材がこのプロセスを経て選入されたものというふうに認識をしております。
26:33
(小池晃君) 法律には引っかかっていないということですけれども、株式会社をする前においては、理事長が基本的には経産省からの方、副理事長は大蔵省からの方、
26:56
そのルール通りに株式会社化されても、代表取締役社長は経産省の方、副社長は財務省の方ときっちり住み分けもなされているわけです。
27:12
(小池晃君) 副社長は官僚OBについていませんが、専務は経産省、常務は財務省という形でずっとこの伝統は残っています。(小池晃君) これはしっかりしたプロセスで選任されたという説明はされたとしても、誰がどう見ても各省庁からの指定席になってしまっているということは明らかだと思います。
27:40
(小池晃君) こういう状況で、でも商工中金は政府系金 融機関である必要がある、危機対応業務がそれなりの量あるということを、(小池晃君) アベノミクスのもとでも、景気がいいと政府は言っているにもかかわらず、個別には危機対応業務はたくさんあるんだというようなことを、商工中金については言ってきたわけです。(小池晃君) 実際には危機対応融資というのは、商工中金の内部で書類の改ざんや自作によって、実際には必要ないものまで全部危機対応融資ということで処理をしていたわけです。
28:29
(小池晃君) 従業員が約3800人なわけですけれども、この件で処分された従業員は800名以上です。3800人の組織で800名以上も処分を受けました。(小池晃君) この規模の不祥事を起こした民間金融機関というのはあるんでしょうか。(小池晃君) 副大臣いかがですか。あ、政務官いかがですか。
28:59
(内閣府副大臣) お答え申し上げます。(内閣府副大臣) 委員ご案内 のとおりですね、商工中金と民間金融機関ではですね、取り扱う業務がこだわっておりますので、(内閣府副大臣) 処分事例に関する単純比較は難しいと考えておりますが、その上で、いずれにしましても、商工中金の本事例につきましては、(内閣府副大臣) 長期間にわたって多数の職員が不正行為を行い、監査部等の本部の複数部署が不正行為の隠蔽に関与した等の点で、重大かつ異例な事案であったものと認識しております。
29:32
(小池晃君) 3,800人中800名が処分を受けたと、2割以上の職員が処分されているわけです。(小池晃君) これは、はっきりとした証拠がないと処分しないと思いますので、他にも愚礼な方もいらっしゃったと思います。(小池晃君) これは、普通民間の金融機関であれば、お取り潰しになってしまうんじゃないかなというふうに思います。しかし、取り潰されませんでした。(小池晃君) そもそも中小企業庁が検査・監査をしてきたわけです。それから金融庁もしてきました。(小池晃君) 不正を見抜けなかった責任、これは経済産業省や中小企業庁に大きな責任があったということでよろしいですね。
30:31
(西村経済産業大臣) 危機対応業務不正事案2016年に危機対応融資の水増しが発覚をしたわけであります。(西村経済産業大臣) この背景は、まさに政府系金融機関としての甘えがあったものというふうに、私ども認識をしております。(西村経済産業大臣) そうしたもとで、その後、経産省、財務省、金融庁、参照庁で解体的な出直しをしていくということのもとに、(西村経済産業大臣) 民間の責任者庁を迎え、その後、検討会で様々議論をしてきたわけであります。(西村経済産業大臣) 現場の隅々まで、なかなか経産省として監督することは難しいわけでありますけれども、(西村経済産業大臣) 政府系金融機関としての甘えが全体としてあったということだと思いますし、(西村経済産業大臣) その背景には、おっしゃるような経産省としても、十分に厳しい目で見てきたのかという部分は、(西村経済産業大臣) 改めてこれからも問い直していかなきゃい けないと思います。後で聞かせてください。3,800人中、800人が処分されるような事態で、書類の改ざんや自作が行われてきたわけです。これをずっと見抜けなかったわけです。それについて、検査・監査が甘かった。商工中金も悪いんですけれども、それを監督する中小企業庁や経産省の責任も大きくあったんじゃないでしょうか。いかがですか。
32:16
(西村経済産業大臣) 当時の状況をもう一度、よく見直さなきゃいけないと思いますが、(西村経済産業大臣) まず、商工中金内で甘えがあり、水増しがあり、それをチェックできなかったということ。(西村経済産業大臣) これが組織的な大きな問題であったということであります。(西村経済産業大臣) そして、そういう事態を招いてしまったことから言えば、(西村経済産業大臣) これは幅広く言えば、当然中小企業庁、役所側にも監督なり、(西村経済産業大臣) 日常の活動の中での様々な課題があったものというふうに思います。
32:53
(内井君) なので、検査体制等不十分なところがあったと。(内井君) それ以降も見直したでしょうが、今後も気をつけていきますということでよろしいですね。(西村経済産業大臣) その後、民間から関根社長を迎えて、(西村経済産業大臣) 様々な改革がこの間進められてきております。(西村経済産業大臣) そうした中で、私ども政府として株式を保有することの必要性、意義が低下してきたということで、(西村経済産業大臣) 今回、民営化に向かって進み出すわけでありますので、(西村経済産業大臣) そういう意味で、商工中期の体制も整ってきている。改革が進んできた。(西村経済産業大臣) そして同時に、私どもも改めて、政府の株を保有することを今後、売却をしていくわけでありますので、(西村経済産業大臣) そうした中で、一定期間は株式を持つわけ、まだ2年以内というこ とでありますから、持つわけでありますが、(西村経済産業大臣) 引き続き、商工中期の改革を進めていく姿を、しっかり見ていく。(西村経済産業大臣) これは、監督も含めてしていくということで、進めていきたいと思っております。(逢坂誠二君) 私が伺っているのは、商工中期自体も反省して改革をしているんです。(逢坂誠二君) ただ、所管は経産省で、しかも検査をするのも中小企業庁がやってきたわけです。(逢坂誠二君) これだけ大規模な書類の改ざんをしていても、見つけられなかったわけです。(逢坂誠二君) それについて、しっかりと責任が中小企業庁側にもあったと認めるかと。(逢坂誠二君) ちなみに、当時、発覚したときの世耕大臣は、責任がありましたということで、大臣の報酬も一部カットしています。(逢坂誠二君) 当時は、経産省の体制にも責任があったと認めています。大臣もそれは認めますね。
35:11
(西村経済産業大臣) ご指摘のように、当時、世耕大臣は、報酬の2ヶ月分を自主返納し、また事務次官、中小企業庁長官も厳重注意処分ということで、報酬の10%2ヶ月分をそれぞれ自主返納しております。(西村経済産業大臣) ご指摘のように、不祥事、水増しなど、政治案を防げなかったことについて、当時、商工中勤を監督、指導する、事務省として重く受け止めて、その対応をとったということで、私自身も理解しております。西村経済産業大臣 政府が株を持ちますから、という答弁でしたが、今回は、株は手放しますが、経産省の所掌の中に入ったままになるわけですし、完全民営化ではありません。ですから、人事ではなくて、経産省もビシッと線を引いて、しっかり役割を果たすという姿勢で行っていただけなければならないわけです。一番最初に指摘したように、元事務次官が歴代の社長になっていたら、中小企業庁長官は元部下がなるわけです。部下が元事務次官に対して厳しく言えるのか、そういう体制が何十年も続いてきたわけです。そういう慣れ合いの状況があって、それでこういう大きな事件が起きた。ですから、私は経産省の商工中金に対する姿勢に大きな問題があったと思います。次、金融担当の政務官にも伺いますが、金融庁も金融機関を相手としての検査をしてきたわけです。これだけ大規模な不正が、民間金融機関では起こるよう なことは普通はありえないわけです。これが政府系金融機関では起きました。金融庁の責任もあるんじゃないでしょうか。いかがですか。
37:31
お答え申し上げます。金融庁としましても、不詳事件の前から、預金者保護、信用秩序の維持、そういう観点から、商工中金のモニタリングを行ってまいりましたが、結果として、不適切な業務運営の根本原因であるところの内部統制、あるいはガバナンスについて、十分な指摘を我々は行えなかったということについて、反省すべきところは反省すべきであると考えております。その後、金融庁におきましては、外部からの情報の分析の高度化など、モニタリング手法の向上を図っておるところでありますけれども、さまざまなご指摘を踏まえまして、モニタリングの高度化に取り組んでまいりたいと考えております。内閣総理大臣 年のための確認ですが、今はですね、経産省と財務省だけではなくて、金融庁からも取締役を、OBの派遣をしています。しっかりそこは、慣れ合いではなくて、線引きをして、厳しく対応するということでよろしいですね。
38:36
お答え申し上げます。先ほど申し上げました通り、今回、こういう重大かつ異例な事件があったということの中で、我々、預金者保護、信用地中の維持という観点で所管をしておりますけれども、そこは大変重要な点でありますので、委員のご指摘も踏まえて、しっかりとした対応を取っていきたいと思います。千葉県議員 民間金融機関と比べたら、大きい賃金と同じくらいの規模でございます。そして、完全民営化されるわけでも、今回ありません。日本の金融機関に対して大きな影響を、商工中金の存在は与えますので、ぜひ、しっかりとした対応をお願いできればと思います。それでは、その次に、今後の商工中金についてお伺いできればと思います。本日は関根社長にお越しいただきました。商工中金の不祥事を 受けて、元経産事務次官の当時の社長は辞任をされました。そして、民間から関根社長が就任をされて、組織を立て直して、そして、今回コロナ禍においての危機対応も、私は評価されるべき内容であるというふうに考えています。過去になかったような、この規模の不祥事を起こした政府系金融機関の立て直しというのは、今まで事例がなかったことだと思うんですが、ここまで立て直してきた改革の中身について、ポイントを伺えればと思います。
40:18
株式会社商工組合中央金庫関根代表取締役社長
40:25
お答えいたします。まず、過去の不祥事の原因は、営業体の過度な業績プレッシャー、危機対応業務を武器として利用したこと、そして、コンプライアンス意識の低下、ガバナンス体制の欠如であったと認識しております。私も商工中期の立て直しのために、新たなビジネスモデルの確立など、さまざまな手を打ってまいりましたが、就任以来、私が心血を注いだことは、コンプライアンスを第一とする組織風土改革であり、職員の意識改革でございます。風通しの良い組織で、一人一人の職員が自主性を持って中小企業のお役に立つというミッションを体現できる組織へ変革することが重要であり、これがなければ真の意味での立て直しにはならない、組織改革、ビジネスモデル改革の大前提であると認識しておりました。具体的には、まず営業店の割当をなくし、各営業店がお客様にどう貢献するかという観点で、自主的に目標をつくることに変えました。そして、この計画は、管理職だけでなく、営業店の職員全員で作成するような仕組みにいたしました。また、個人ごとの数値目標、いわゆるノルマの設定もなくし、自律的・自主的に仕事ができるような仕組みに変えました。私自身、営業店のマネジメント層に対して、数字の話を一切せず、マネジメントの在り方を話すようにしてまいりました。部下が結果を出すためのマネジメント、部下がどう生き生きと仕事できるかを考えるように対話をしてまいりました。また、ダイバーシティも積極的に進めてまいりました。女性職員が活躍できる場や中途採用も積極的に実施してまいりました。こうした取組の効果は、360度評価や職員のエンゲージメント調査などの活用により、定期的に確認をしつつ定着を図ってまいりました。その結果として、組織風土が変わったと感じております。組織風土改革は、一長一短に実現できるものはないと認識しておりますが、これが実現できたことが、商工中継が立ち直った最大のポイントであると承知しております。もちろん、この思いはこれからも変わりませんし、これがしっかりと定着するよう、引き続き努力してまいりたいと思っております。
43:08
一歩ずつ一歩ずつ改善されていると思います。今後心配なのは、この法改正後も、改正案の22条3のところに、民営化後も危機対応業務を実施する責務が課されるわけでございます。組織の特徴として、やはり危機対応業務を中心にやってきたので、民間の金融機関と比べると、破綻懸念先、要管理先、要注意先、特に要注意先がかなり多いわけで、これ、今言った3つ足すと、多分4割くらいに達していると思います。民間金融機関と比べたら、財務状況はあまり良くない状況なわけです。こういった中で、政府 が株を1%も持たない状況で、役割としては危機対応業務を実施する責務が課されると、絶対にやらなきゃいけないということになるわけですが、このバランスというか、この財務状況のまま、この責務を課されるということで、役割を果たしていくことは可能というふうに考えているかどうかについて伺えればと思います。
44:45
お答えします。まず財務状況について、要注意先が多いということでございます。私どもは非常にこの査定を厳格にやっておりまして、通常は一期赤字になっても、民間ですと4期改善が見込まれるということであれば正常先のままにするんですが、私どもは一期赤字になっても要注意先にするということで、非常に保守的に厳格にやっております。かつ個人向けのローンがないので、住宅ローン等もございませんので、まさに中小企業向けの融資ということの特徴の中から、そういう高さになっているというふうにも言えるというふうに考えております。また、この危機対応業務を引き続き担うことができるのかというご指摘でございますけれども、私就任してから、この新たな経済改革プログラムに取り組み、危機対応業務に依存せず、民間企業機関と差別化された新たなビジネスモデルの確立に挑戦をしてまいりました。その後、コロナ禍が起こり、新たなビジネスモデル確立図の中で磨き上げた事業性評価力も生かして、不正を起こさないようにして危機対応業務を実施してまいりました。この新たなビジネスモデルとの両立ができたことから、今後も両立できるものと考えております。なお、昭和強行の中小企業運動家で生まれた当勤後にとって、セーフティーネット機能はDNAであり、今後も当然に発揮していくべきものと考えております。危機対応業務も引き続きになってまいる所存であり、法律上の責務継続も当然のことと認識しております。加えて、商工中期の根本規範である定期間に規定することを、6月に開催される定時株式総会で布議することといたしております。こういう形の金融機関がないので、試行錯誤にはなっていくと思います。大臣に伺います。これは民間の金融機関になったとしても、危機対応業務は責務としてやってもらうわけです。もちろんバックアップは経産省としてしていくということでよろしいですね。
47:15
今ご説明もありましたけれども、まさに中小企業のための商工中期改革ということで、商工中期自身も組織としての、いわばDNAとして危機対応、危機時の資金繰り支援を担っていく、そうした意思を表明しておりますし、御指摘のように、法律でしっかりと明記をしているところであります。そして、今回の改正法案では、商工中期が的確に危機対応業務を実施できるよう、危機対応準備金の制度は尊重することとしております。加えて、この危機対応準備金については、リーマンショックの際の、危機対応融資の残高の減少度合いを加味し、過去に一度返納したところはありますけれども、新型コロナで再度危機対応業務を発動した際は、危機対応のための予算措置、これは令和2年度の二次補正で約4,000億円も行っていたところであります。以上を踏まえて、今回の改革後も、危機対応業務については、危機対応準備金とともに万全な仕組みとなるよう、我々としても努めてまいりたいというふうに考えております。内訳。今後の将来についてなんですが、金融機関の経営をしていくにあたって、直近の経営も重要なんですけれども、こういう将来像に向かっていくということも重要だというふうに思います。地銀や地域金融機関の方々から意見を伺うと、民業圧迫になるんじゃないかというような懸念も多くされていることは確かだと思います。中長期的にどういう金融機関を目指して経営をされていくのかについてポイントを伺えればと思います。
49:19
お答えします。まず今後の商工中金の経営としては、中小企業の中長期的な構造改革課題、例えばDX、GX、グローバル化、人材不足、産業再編等が考えられますが、これらが高度化、多様化する中で、地域を支える金融機関の対応力や動向に交互しながら、地域貢献を共通価値にした中小企業専門金融機関としての役割が重要であると承知しております。具体的には、中小企業のニーズが大きいと考える出資業務の強化、人材不足、DX支援など、新たな取組を強化してまいりたいと考えております。例えば、商工中金では 、2022年度に出資専門チームを社内に創設しました。外部から招聘した専門人材をリーダーに据えて、出資業務を強化しているところです。今回の改革により、出資業務において支援範囲対象が広がることを生かして、これまで以上に再生企業等への出資業務を拡充してまいる所存です。また、中小企業の企業価値向上に向けたDX支援については、業務範囲の拡充も踏まえ、金融機能とも融合した中小企業向けのデジタル基盤となり得るサービスの構築を目指してまいります。昨今、サース業者等が提供するサービスは飛躍的に高度化しておりますが、それらを活用したシステム化やIT化を進めることができない企業は多く、何から手をつければいいかわからないといった声も聞かれております。こうした企業がワンストップで会計や受発注管理等の様々なサービスを利用できるプラットフォームとなるシステムを構築し、さらにはそのプラットフォームの中で、商工中期を含む金融機関、専門家による経営支援や金融サービスの提供を行うことを目指し、検討準備を進めてまいります。このように、今回の改革も生かし、ビジネスモデルの一層の高度化・進化をさせていくことに加え、普段の経営の合理化・効率化、戦略と連動した人的資本経営の推進、これらにより強みである全国ネットワークや事業性評価を強力に磨き上げることとともに、それらを支えるシステムイン フラを強化すべく、刷新してまいるという考えでございます。
52:04
お知らせの間、中盤から後半にかけておっしゃったことは、古き良き間接金融を現代版にするという形で、私は非常に重要であり、日本の地域金融機関の成功すればお手本になるというふうに思います。ぜひ模索をしていくべきだと思います。前段おっしゃったこと、これは私は注意して行っていかなければならないと思っています。出資とか事業再生、企業再生なんですが、ちょっと離れて見てみるといいことのように思えるんですけれども、実際にやっている具体例を見てみますと、リストラして企業価値を高めてファンドなどに売ると、結局、事業が商品化されて、企業が商品化されて、金融市場の中で売られるようなことが、特に平成の時代に行われてきたわけです。これが果たして地域経済の役に立ってきたのかというと、私は疑問だと思います。短期的には価値が不良債権を減らすとか、あったかもしれませんが、30年もこれが行われてきたということは、私はデメリットの方が大きくなっている。平成のこの金融のビジネスモデルは、私は改めて、いかないと日本経済を良好な状況に持っていけないと思います。この政府の審議会のアドバイザーの方々も、平成 のビジネスモデルで儲けてきた人たちが入っていることは確かです。その方々の言っていることは、新しいようで実は古いモデルだと思いますので、ぜひそこの部分は、しっかり選択をして経営判断をしていくべきだというふうに私は思います。次に経済大臣に伺います。政府の保有株式は、今46%ちょっとございます。上場するのであれば、マーケットに売ればいいわけですけれども、組合金融ですので、不特定多数の方々に株を売るわけではないわけでございます。こういった中では、例えば不当連売が行われたりですとか、いろいろ注意をしなければいけないことがあると思います。こういった政府の保有株を売却するにあたって注意しようと思っていることがございましたら、ご答弁いただければと思います。
55:02
ご指摘のとおり、現在政府は商工中金株式46.5%にあたります1,016億円を出資しているところでありますが、その株式につきましては、国会での御審議を経て改正法案が成立すれば、交付から2年以内に全部売却することが政府の基本方針であります。その手順としては、他の政府保有株式の売却事案と同様に、改正法案の成立後、まずは財政制度等審議会、国有財産分科会におきまして、売却スキーム等について御審議をいただいた後に、分科会の決定に基づいて、政府保有株式の処分を進めていくことになります。併せて、政府保有株式の全部処分に向けて、株主資格を有する方々への積極的な情報提供、そして、全国中小企業団体中央会からの要望を踏まえて、中小企業のための金融機関という根幹を変えない範囲において、株主構成の多様化を図る観点から、中小企業団体中央会などの中小企業を支援する機関も、株主資格の対象とする政令の改正などを行うことを検討しているところであります。こうした、このような政府保有株式の全部処分に向けた取組について、政府としても適切に進めてまいりたいというふうに考えております。
56:26
売却額については、しっかり注視をするということでよろしいですね。
56:40
今申し上げましたように、新たに株主を要望される方もおられますし、基本的なスキームについては、国有財産分科会における審議を踏まえて決定されることになりますが、ご指摘のように、様々な状況を踏まえながら、適切に対応していきたいというふうに考えております。
57:00
政府保有株を管理しているのは財務省だと思いますけれども、これは、消耗中金自体を責任を持って対応するのは、経産省であると思います。この保有株の売却額、これはかなり、どういう念をつけるかというのは重要な問 題になると思いますので、ここはしっかりと注視をいただければと思います。最後ですが、この消耗中金の問題から離れて、中小企業、金融全体のあり方についてですが、様々な中小企業、小規模事業者がいらっしゃいます。そういった中で、基本的に困っていることがあって、政治家に相談するときは、自民党の地元の議員におそらく相談すると思うんですが、それでも納得ができないときに、たまに我々野党にも相談があります。最近、地方の、しかも県庁所在地ではない場所にある事業者からの相談が、私は増えてきているということを感じています。その内容を聞いてみますと、今までオーバーバンキングだというふうに言われてきたわけですが、私はこの地方の金融機関が多すぎるのは、もしかしたら県庁所在地だけで、それ以外の地区というのは、オーバーバンキングの逆、取引金融機関が少なすぎの状況になってしまっていることじゃないかなというふうに思っています。地域の金融機関を見てみますと、1980年以降、地方銀行の数はほぼ変わっていません。しかし、大日銀、信用金庫、信用組合は平均すると半分ぐらいに減っています。そうなると、地方ではどういうことが起きているかというと、2校から借りていたものが、その2校が合併して1校になりました。そうなると、その1校の金融機関は、2校分のその会社の借金額が2校分になっているわけです。プラス、コロナがやってきて、ゼロゼロ融資なども借りました。こうなると、1社に対してその金融機関が、さすがにこれ以上、ちょっと貸せませんという状況になるわけです。しかし、その地域にその金融機関しかない、隣町の金融機関に頼まなければいけないとなると、ちょっとあんまりこの地域は知らないんでということになるわけです。実質的に貸ししぶりなようなことが、この政府が地域金融機関の統合を進める上で、地方の県庁所在地以外の地区においては、ものすごく貸ししぶりのような事態が起きてしまっている。これがやはり地方経済の成長できないことにつながっているというふうに、私は具体例としていくつもそういうものを見てまいりました。これは金融庁は、なるべく小さい金融機関は体力ある方にしようというふうな政策を進めていくわけですけれども、経産省として、そこはストップをかけ て改善させていく必要があると思うんですが、大臣いかがでしょうか。
1:00:39
御指摘のような大きな課題、なかなか短時間で議論することは難しいんですけれども、ミクロの視点とマクロの視点と両方を見ながら考えていかなければいけないのかなと。御指摘のように、ミクロで見ますと地域で金融機関の視点の数が減り、いわばユニバーサルなサービスをなかなか受けられないという地域も出てくるわけでありまして、金融機関に加えて農協、漁協、郵便局などを含めて、それぞれの地域のミクロでどういうふうに対応していくかということを考えなければいけない視点が一つ。もう一つはマクロで、やはり地域全体では、日本全体で人口は減少し、企業の数も減っていく中で、地域の金融機関の再編、これは基本はここの機関の判断でありますけれども、やはり再編ということも含めて、これは避けては通れない課題であるというふうに認識をしております。そうした中で、今回の商工中金は、視点の数がいっぱいあって、営業する人もいっぱいいるわけではなくて、むしろ、拠点にある、各県にあり、拠点にあって全国ネットワークがある、また再生案件を手掛けてきたというところが特色なわけでありますので、その商工中金と地域のそれぞれの金融機関とが連携することで、地域の経済を支えていく、そうした機能を果たしていけるんじゃないかなということを期待しているところであります。ぜひ引き続き、こうした大きな課題についても、我々は頭に置きながら考えていきたいというふうに思います。時間が来たので、これに終わりにしますが、このまま投配合を進めていくと、DX化すれば、決済機能はどこにいてもできると思います。しかし、予診機能は著しく全国的に低下をしていくと思います。それに対して、手を打っていくべきだというふうに思います。それから、前段で質問したことで、商工中金の過去の不祥事に対する経産省の姿勢というのが、だんだん人ごとになってきている。これはしっかり反省をし続けていかなければいけない問題だと思います。同じような問題を起こしてはいけません。その姿勢が後退していると思いますので、ぜひ考え直していただければと思います。質問を終わります。ありがとうございました。
1:03:20
立憲民主党の櫻井秀です。先週に引き続きまして、今週も質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、早速質問に入らせていただきますが、ちょっと通告の順番を入れ替えさせていただいて、商工中金の法律の方を先にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。それではまず、政府保有株の商工中金株の売却の手順についてでございます。これはもう先ほど、徳川議員から質問がございましたので、私からは1点絞って質問させていただきます。今、資料として配りしております商工中金の株の値段、公開はされていないですけれども、組合員同士で取引はされているというふうに承知をしております。最近は、この数年は173円で取引をされているということなんですが、今回、政府保有株が2年間という、ある意味短期間のうちに大量に売却されるとなると、値崩れしてしまうのではないのかというふうにも心配するのですが、この点、どのようなことを考えているでしょうか。これから手続き等は、これから審議会等で決めるんですというのが先ほどの答弁でしたけれども、この点ちょっと心配するものですから、ぜひお答えをお願いいたします。
1:04:43
先ほども答弁させていただきましたが、この46.5%を今、保有をしておりまして、これについては2年以内で全部売却するというのが基本方針。そして、これは他の政府保有株と同様に、財政制度審議会国有財産分科会において、このスキームはご審議いただいた後に、この決定に基づいて処分を進めていくことになります。これがまず大前提であります。その上で、今、資料もお配りいただいておりますけれども、商工中期の民間保有株式については、毎年安定的に1カバー当たり3円を配当しております。このところの経営も安定してきておりますので、そうしたことを背景として安定的に配当しているということ。それを受ける形で、背景として、2018年7年以降、1カバー当たり173円ということで、非常に安定して推移をしており ます。そうしたことも踏まえながら、今後検討がなされていくということでありますが、新たに中小企業団体中央会など、株主としてなりたいという要望もありますので、そうしたことも踏まえた政令改正なども検討しているところでありますが、いずれにしても、審議会での、分科会での決定に基づいて、処分を着実に進めてまいりたいというふうに思います。
1:06:05
これ、今すでに、小小中期の株を持っておられる方、組合から見ますと、組合の資産として計上されているんだと思うんですね。それが根崩れしてしまうと、やはり組合の財務体制にも関係してくることだと思いますので、ぜひこの点は注意をしてやっていただきたいというふうに思います。やはり政府が持っている株を売るというのは、なかなか簡単ではないというふうに思います。私、普段は財務金融委員会の方に所属をしておるんですが、こちらでは、預権保険機構が持っている、大昔に買った、小兆銀と日産銀から買った株、3兆円あったのが、自社株買いとかで買い回すと言って引き取ってもらったものがありますけれども、1兆円はまだ残っていて、これ、売るはずだったのが、麻生総理の時代に一旦停止をすると、リーマンショックがあったから停止をするということになって、結局その後売れていないという状況です。これは難しいと思いますけれども、根崩れしないようにぜひお願いをします。続きまして、監督官庁、経済産業省から商工中金への雨下り問題について、これも先ほど、落合議員から質問されておりますので、そこから先、ちょっと細かいところに踏み込んでまいります。この2016年の福祉省庁発覚以降、社長、それから福祉社長に相当する方は、雨下りポストではなくなったわけなんですけれども、ただ今、専務と常務は、まだそれぞれ経済産業省と、それから財務省から雨下りできているということで、これ、雨下りが続いていることについて、大臣、どうなんでしょうか。やはり、この経営幹部に残っているというのは、あまりよろしくない。先ほどの内藍議員の質疑を聞いていても、そういうふうに感じるのですが、どのようにお考えでしょうか。
1:08:04
ご指摘のように、商工中金の取締役及び出向役員31名のうち、取締役の2名が元国家公務員と、1名が国家公務員からの出向という、現役出向ということだと思いますが、なっております。この取締役の選任については、まず取引先の代表者や社外取締役などで構成されます人事委員会による審議と答申を受けます。それから社外取締役は過半を占める取締役会で、2022年5月18日に選任議案を決定した上で、22年6月21日のカブニスト会で選任、そういった透明性のある適切なプロセスを踏んでいるものと承知をしております。取締役のうち1名は、経産省OBの元国家公務員でありますが、ご指摘の当該者についても、先ほどの、今申し上げました、透明性のあるプロセスを経ていること、そして商工中金からは、この当該者について、経産産業省での勤務経験や商工中金取締役兼、政務執行役員としての業務執行等により培った通商企業金融に関する豊富な経験と幅広い見識を、商工中金の経営に生かしてもらうため 、候補者として選任したと聞いております。なお、国家公務員の再就職については、ご案内のように国家公務員法上の規制がありますので、当該者の取締役候補者としての選定に当たっても、経産省による斡旋はないと聞いております。
1:09:47
申し遅れましたが、私も過去に政府系金融機関で勤めていた経験もあったので、今回質問に立たせていただいているわけですが、商工中金の社長にも本日来ていただいておりますので、改めて質問させていただきますが、幹部社員に天下りを受け入れるということについては、どういう理由で採用されているのか。必ずしも役所出身ということは、金融実務は基本的には立ち去ったことがない方々なわけです。そういった方々が、対処交渉からというのであれば、非常勤の取締役の方がいらっしゃるわけですね。取締役9名のうち、5人は社外取締役的な形で、執行役員と兼務されている方4人、その執行役員と兼務されている取締役4人のうち2人が役所出身というのは、いかにも役所返帳なのではないのかなと。仮に受け入れるとしても、取締役というような形ならまだ理解しようとすることができるわけなんですけれども、この点について、何で採用されているのか、教えていただけますでしょうか。
1:11:01
株式会社商工組合中央金庫関根代表取締役社長
1:11:07
お答えします。専務執行役員のことが一番メインかと思いますけれども、先ほど大臣に答弁されたように、私の方からお願いをして就任していただいております。監督官庁からの天下りの発言は一切ございません。これはもうはっきりと申し上げたいと思います。まさに当会社については、もともと執行役員として商工中勤に来ており、その後、専務執行役員として活躍をしていただきました。この間、私も彼の仕事ぶりを見ておりまして、非常に中小企業金融に関して造形が深い、かつ、商工中勤の中で培った経験、見識、これはまさに今後の商工中勤の経営に生きると私も判断いたしまして、お願いをし、また株主総会で過半を占める民間株主の賛同を得て、取締役に就任してもらったということでございます。
1:12:29
政府の関与があるという中においては、役所出身の方が役員等にいた方が安心と、何かと政府とのやりとりの中でということなのかもしれませんけれども、ただ一方で、どうでしょうかね、私もかつて政府経営機関で働いていた時の経験からすると、天下りの役員の方というのは、話も実務も分かっていないから、一から説明しなきゃいけなくて、結構大変なんですよね。そうするとやっぱりどうしても仕事が滞りがちと、二手間、三手間かかってしまうわけなんで、LINEのところには、本当に役所の方がいいのかどうかというのは、これから従々検討された方がいいのではないのかなというふうには思います。先ほど言われたように、一回、専務とか常務とかそういった形ではなくて、もう少し下のポジションで入って、そこから上がってくるという方もいらっしゃる、最近の天下りの傾向としてはそういう傾向があるようなんですけれども、確かにいきなりポンと上の方のポジションで来ると目立っちゃうから、ちょっと下の方で入れて、内部昇格みたいなふりをするという、ある種のロンダリング的なことも最近は行われているようなんですけれども、それはそれで、確かに中の経験は積んだ上でということかもしれませんけれども、しかし、ずっとやっていた方に比べれば、またそういう業界でずっと来られた方に比べると、やはりそういった経験・ノウハウというのは、必ずしも十分ではないというふうにも思いますので、その点はよくよくお考えいただいた方がいいかなというふうに思いますので、申し上げておきます。続きまして、今度、商工中勤から事業会社、天下りというのかどうかともかく、転職というか派遣されている方がいらっしゃるかと思います。このことについてちょっとご説明をお願いいたします。どの程度行かれているのか、特に民間金融機関でもこういったことはよく行われているかと思います。テレビのドラマでも、出席予想に負けた人が事業会社に出向みたいな、片道切符の出向みたいなのをドラマでやっていたりもしますけれども、そういった形で、ある種天下りをやっているというような事例もあったりしますし、今回100%出資が可能になるということになると、そういった天下り先を確保するために出資をするということになりはしないかと、こんな受かった見方かもしれませんけれども、そんな心配もするものですから、この商工中勤から事業会社への人の移動についてご説明をお願いいたします。
1:15:11
お答えします。まず、中小企業では財務や総務といった管理部門のマネジメントに従事できる人材が不足している というケースが相応にございます。そういう中で、取引先経営者から対応できる人材の派遣を要請されると、基本的にこの要請に応えているということでありまして、実情を申し上げると、その要請に応えきれないぐらいの要請が来ております。こうしたニーズに応えるために、統計機構業務に通じて、さまざまな経験を積んだ人材を要請のあった取引先に紹介して、出港を経て当該取引先へ転職するというケースは相応にございます。これが取引先への人材供給の一条になっていると認識しております。なお、こうした経緯から、当金庫から取引先に移った人材が銀行借入れの業務を担当し、当金庫から資金調達を行うケースもございますが、当金庫出身者の在籍の有無に関わらず、適切な審査に基づいて要請判断を行っており、いわゆる常実有無のような運用は一切ございません。また、法改正による業務範囲の見直し等も踏まえて、今後、新たな公開社の設立を検討してまいりますが、あくまでも、地域や中小企業のお役に立つというためのものであって、役職員の天下り先確保という観点で公開社を設立することはございません。
1:16:37
今、社長から明確に天下り先を確保するために100%出資するわけではないというお答弁をいただきましたし、また、事業会社に人を派遣しているから、転職していったからといって、そのつながりで常実有無をするというようなこともないと、はっきりお答弁いただきましたので、安心いたしました。続きまして、民業圧迫のことについても、これまで議論がされております。この点についてお尋ねをいたします。具体的にどういうことかということで、事前にお話を聞いたところ、民間金融機関とは近隣の引き下げ競争はしません、こういうお話でございました。ただ、有志を受ける側は、事業会社からすると、金利は少しでも安い方がいいわけです。競争させて、近隣の引き下げ競争をさせたいわけなんですよね。ですから、それは商工中金としては、そういうつもりであったとしても、知らず知らずのうちに、そういうふうになってしまうのではないのか、他の民間金融機関からしてみれば、やはり民業圧迫だというふうに思われるようなことになってしまうのではないのかということなんです。そこでお尋ねしたいのは、この民業圧迫というふうに認定されるのはどういったケー スなのか、何しろはどういう手順を踏んでいれば、これは民業圧迫に当たらないというふうに言われるのか、そこについて御答弁をお願いいたします。
1:18:16
お答えいたします。民業圧迫回帰規定についての考え方でございます。2015年の法改正によって、民業圧迫回帰規定が措置されました。これを踏まえまして、商工中金では、取引先に対して、他の金融機関の金利等の取引条件を下回るような提案を行わないこととともに、民間金融団体との定期的な意見交換の場を設置しているところであります。加えて、2019年に民業圧迫回帰規定を具体化する形で、クレジットポリシーを策定し、地域金融機関との信頼関係に基づき、連携協議を行うこと、顧客とのリレーションに基づからない金利面での競争を行わないことなど、考え方を明確にしており、今回の改革案を議論した政府の検討会においても、国内社長は、定理有詞で民間金融機関の肩替わりを推進するといったことは、クレジットポリシーに反する行為であり、断じて行わないと表明しておられるところでございます。こういったことの実効性を確保する ために、検討会報告書を踏まえ、消耗中金が金融団体と言言交換の場において、貸し出し金の状況など、適正な競争関係の確保や、連携協議の履行状況に関する客観的なデータを提供するとともに、可能なデータについては公表することを求めるというふうにしているところでございます。今のご説明は、ある意味、事後的にチェックをしているということなんですが、消耗中金の窓口の担当の方からすると、何をやったら民業圧迫と認定されるのか、何をすれば民業圧迫じゃないというふうになるのかということは、必ずしも明らかでないと思うんですが、一方で、一応収益を上げろというふうに言われている中で、他方で民間と競争しちゃいけないと、一体どうすればいいのかということになっちゃいますので、ちょっとそこはどうすればいいのかというのがはっきりするように明示していただいた方がいいのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。続きまして、この危機対応業務についてもお尋ねをいたします。これ、ちょっとまた他の議員からも質問させていただくことになろうかと思いますけれども、要するに法律的には、民間の金融機関もこの危機対応業務を実施することができるというふうに承知をしておりますが、しかし現実問題として参入はないというふうにも聞いております。消耗中金しかやっていない。これ、何でそうなっているのか、何で参入してもらえないのか、嫌がる理由があるのかどうなのか ということについて、御説明をお願いいたします。
1:20:42
御指摘の危機対応業務につきましては、消耗中金に限らず、民間金融機関が指定金融機関として参入して危機対応業務を担うことは期待されているところであります。御指摘のとおりであります。ただ、全国地方銀行協会などから参入に当たっては、日本高校への報告とかシステム対応など、負担が大きいとの意見が出されているところであります。このため、制度を所管する財務省とも連携をして、2022年には厳格な債権回収業務を課している危機対応融資について、融資先が事業実態を喪失しているなど、明らかに回収の見込みがない場合には、債権回収努力義務を解除するということ、また、債務者に3か月以上の延滞が発生した場合などにおける日本高校への報告頻度を直ちにから、週単位での報告を見直しをして、報告負担の軽減をするといった運用改善を実施してきたところであります。また、この危機対応業務のシステムについては、融資の要件確認や、事務官庁と高校への報告のための実績管理などを行うシステムを構築するための負担が課題との 意見があります。そこで、支線面で民間金融機関の参入を促す取組を今後検討を進めていきたいと思っておりますが、例えば、本法案が施行されますと、業務範囲の見直しによって商工中金はシステムを販売することが可能となりますので、商工中金が構築をし補助してきている危機対応業務のシステムを他の民間金融機関に提供することも選択肢の一つと考えております。いずれにしても、この改正法案では、施行後、適当な時期に民間金融機関の指定金融機関への参入状況といった制度の運用状況などを勘案しながら、商工中金の危機対応業務の在り方について更なる検討を加えることとしているところであります。
1:22:46
商工中金、完全民営化を目指しているということですから、そうであるならば、他の民間金融機関もこうした業務ができるようになってもらうのが好ましいと思いまして、あと大臣の答弁にはございませんでしたが、会計検査員の会計検査が入るのが面倒くさそうだという話もちょっと漏れ聞いております。ただ、民間金融機関は金融庁の検査とか日銀の交差とかいろい ろなのには慣れているのかなと思いますので、この点も含めてしっかりとどんどん民間金融機関も引き受けてもらえるように改善をお願いしたいと思います。最後の質問になろうかと思います。危機対応業務とそれから一般業務についてなんですが、これ今、環状は分かれていない、混ぜてやっているというふうに承知をしております。実は、通常国会におきましては、国際協力銀行法を改正しておりまして、こちらでは一般業務環状と特別業務環状が分かれていて、ハイリスクのものについては特別業務環状ということで、これも政策目的があってやるということで分けて管理をしております。消耗中金も、危機対応業務は危機対応準備金等もあって、ハイリスクだからそれに見合う準備金もある、そんな制度になっているわけですから、これはちゃんと環状として分けて、財務省票も分けて公表した方がよいのではないのかというふうに考えますが、大臣の御所見をお願いいたします。
1:24:20
お答えいたします。消耗中金が実施しております危機対応業務でございますが、各営業 店におきまして、通常業務に関する日常的なリレーションの中で、危機対応融資の実行管理、改修などが行われておりまして、人件費など危機対応業務固有の経費の算出は容易ではないことから、通常業務と危機対応業務を分けて管理することは難しいというふうに考えております。実際、コロナの危機対応業務に基づく融資先約3.2万社のうち、プロパー融資も実施している先は約5割となっているところでございます。また、ただいま御指摘がございましたが、民間金融機関の危機対応業務への参入促進を図るという観点からは、民間金融機関からは、システム対応などの事務負担が課題との意見もあることを踏まえますと、環状分離を前提にすることでシステム投資の負担が増す事態は回避すべきとも考えております。いずれにしましても、危機対応業務の実施に際しては、現行の証拠中期法におきまして、事業年度ごとに当該業務に関する事業計画作成の上、大臣の認可を受けるとともに、その実施状況を業務報告書に記載して大臣に提出するなど、政府として業務の実施状況を適正に把握する仕組みが制度的に担保されておりまして、これに基づき、しっかりと監督してまいります。
1:25:38
今の答弁はよくわからないですね。それぞれ一般業務でやっているのか、危機対応業務でやっているのか、それはすべての有志案件についてわかっているわけですよね。ですから、それぞれ寄せて集計することはできるはず、そんな大変なことではないはずですし、また財務諸表で、これ一応株式、いわゆる公開ではないにしても、広く取引されているわけですから、これ財務上記をちゃんと的確に示していくという観点からも、やはりこれ一般業務とそれから危機対応業務と分けてちゃんと説明した方がいいと思うんですよね。ちょっとそこはもう一回考え直していただきたいということを要望して、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
1:26:48
はい、こんにちは。自民党の関義良次郎でございます。今日はもう1時間15分ということでございますので、どんどんと質問を進めていきたいと思います。今回、商工中継の法改正は非常に重要な改正だと思っておりまして、私もいろいろ筆頭理事を務めさせていただいている中、先に法律については党内でよく議論を重ねるんですが、この法律の改正 については特によく議論を重ねさせていただくところでございます。まず重要な法律改正でございますので、その改正の趣旨をご説明いただきたいと思います。
1:27:31
お答えいたします。今回の法案でございます。この中からの立ち直りやアフターコロナの成長に向けて、信用保険制度における経営者保障改革や、商工中継による再生支援機能強化といった中小企業のための商工中継改革を進める必要があることから、中小企業信用保険法及び商工中継法を一体で改正するものでございます。中小企業信用保険法につきましては、経営者が経営者保障の提供の有無を選択できる制度を整備するべく、保証料の上乗せを前提に一定の要件を満たせば、信用保障協会は経営者保障を求めないことを法定化することとしております。また、商工中継法につきましては、不正事案発覚後の2017年から5年以上かけ経営改革を進める中での政府内で議論し、全国中小企業団体中央会などの中小企業側からの要望も踏まえまして、改革案を形成したものでございまして、具体的には、民間ゼロゼロ融資の返済を本格化し、今後、中小企業の事業再生支援のニーズが高まると見込まれる今、事業再生支援の優れたノウハウを有する商工中継の事業再生支援などの機能強化を図るとともに、より柔軟で自立した民間のガバナンス意向を目指し、中小企業による中小企業のための金融関との位置づけをさらに明確化することで、意思改革により職員が一歩踏み込んだ中小企業支援ができるようにするため、政府保有株式を全部売却するものであります。併せて、商工中継が危機時の資金繰り支援や再生支援、スタートアップ支援等のリスクの高い事業をしっかりと行うことを担保するため、危機対応業務の責務や危機対応準備金制度を維持するとともに、特別準備金制度を尊重し、商工中継法は維持するものであります。なお、商工中継は株式会社から以来、法目的に完全民営化を規定していることから、将来的な完全民営化の観案要素として、特別準備金の状況を含む自己支援の状況、ビジネスモデルの確立状況、危機対応業務の在り方等を規定し、将来改めて商工中継法の廃止等を判断することとしております。こうした措置を一体的に講じることで、中小企業に対する平時・危機時の金融機能の強化を図り、地域の経済・雇用を支える中小企業が持続的に発展することができる環境を整えていきたいと考えております。石井 吉洋君 あり がとうございました。本当に我々が大事にしないといけない中小企業なんですが、この中小企業というのはコロナが終わって、まだその痛みが十二分に解消できていない。また今、物価がどんどん上がっていますね。電気代、ガス代、そしていろいろな資材も高いし、ひょっとしたら手に入ってこない場合もある。一方で、人件費を上げてください。これ政府からもお願いしています。こういう中において、売り先に対して価格も十二分に上げる交渉が100%できていないような業種もたくさんある。こういう中小企業が困っているのが今実際の現状ですね。さらには人まで足りない。こういう中小企業がたくさん困っている項目がある中において、それをいかに助けていこうかというところを、金融の部門と一緒に我々は手を差し伸べていかないといけないというのが立場だと思うんですね。その中の中核を担うところの金融部門で、政府との関連があるというふうな商工中期について、今回法改正というのは本当に大変な重要な項目だと思っています。そういうふうな中におきまして、私も政府が持っている株を売ってしまうということによって、商工中期自身に対する信頼が薄れたり、政府がいわゆる中小企業をこのような苦しい中において救っていかないといけないんだというふうな状況の中において、一方ひいくような姿が世の中に感じられたらこれはいけないなと。このところ一番今回この法律のところで世の中に見える見え方として心配したんですね。一方そういうふうな中において、私が中小企業のいろいろな団体の方々とお話をさせていただいて、トップリーダーの役員の方々からお話を聞かせていただいて、この法律がストンとやっと腹に落ちたんですが、その言葉が、我々が中小企業自身が政府が持っている株をどんどんと買っていって、そして我々中小企業と一緒に歩んでもらえるような、そのような中小企業のための金融機関となってほしいので、そのためにはいろいろな金融手法をもっともっと今まで規制がかかっていた以上に自由に使っていただいて、我々中小企業を助けてほしい。そして一緒に歩いてほしい。だからこそ、政府の株は我々が取得していって、政府が送ってもらうんだと。この言葉ですね。この言葉があったからこそ私はこの法律に対して初めてストンと腹に落ちました。そのような、関根社長にお伺いしたいんですが、中小企業自身の要望に沿った中小企業を生かしていくために今回我々はその法律改正を、商工中期にさんとしてもしっかりと納得をして、それに対応した動きをしよう。中小企業を助けるんだという意味がこの法律にいっかりこもっているか、その志を聞かせていただきたいと思います。
1:33:30
株式会社商工組合中央金庫関根代表取締役社長
1:33:36
お答えします。まず私、2018年に社長に就任しまして、先ほどもお答えしましたように、組織風土改革ですとか、職員の意識改革、新たなビジネスモデルの構築など、様々な改革に取り組んでまいりました。しかし、今回の法改正で、これが真の改革に向けたスタートラインに立つという認識でございます。商工中期が真に中小企業のお客様のお役に立ち続けていくための改革というふうに位置づけております。またこの改革にあたって、全国中小企業団体、中央会様から、中小企業の皆様からは、株主資格制限を維持した上で、政府株を全部処分し、組合及び組合企業に対する長期安定的な融資や利き対応業務の継続はもちろん、収支機能の拡大ですとか、事業消費支援の充実、フィンテックなどの新しい高度な金融サービスの提供、DX、GX支援、人手不足の支援等のご要望があるというふうに承知しております。商工中金は、中小企業による中小企業のための金融機関として、こうした中小企業の皆様からのご要望にお応えしていくために、昨年制定した「企業理念」、パー パス、ミッションでございますが、企業の未来を支えていく、日本を変化に強くする、商工中金の定管に規定するなどして、中小企業に寄り添い、ご要望・ニーズに沿った金融等を実施することで、未来を支えていく志を、将来にわたり、ぶれない組織における共通の価値観として根付かせることを徹底してまいりたいと思っております。その上で、中小企業の皆様に対する金融機能を維持しつつ、自立して経営のスピードを加速させ、中小企業への専門性や全国ネットワークといった特性を生かし、地域金融機関と連携協業しながら、より後半に困難を極める中小企業の課題解決に取り組んでいく所存でございます。関根社長、ありがとうございました。今、関根社長のその御発言をお伺いしておりまして、昔、こういうことを言った人がいましたが、それを思い出しました。アメリカです。人民による人民のための政治、そう言われた方がいらっしゃいましたが、中小企業による中小企業のための商工中継、関根社長、こういう感じは今の御発言で受け止めましたですね。ですから、関根社長、ぜひそのお気持ちで頑張っていただきたいと思うわけでございます。そこで、金融機関ですが、実は私は17年ほど金融機関で働いておりました。野党筆頭の落合筆頭と実は同じ銀行だったんですね。そこで、金融機関についてちょっと、実は金融機関は違うんですが、竹内委員長も金融機関でいらっしゃったということでございます。金融機関についてちょっと一言、私、申し上げたいと思うんですが、金融機関、銀行とかでお金を貸す側ですね、それから預金を扱う側ですが、お金を貸す外回りの人って、よく稼ぐというか、よく仕事ができる金融機関の外回りの人の仕事の仕方っていうのは、一般の人がイメージを持っているのと全然実は違うんですね。会社の財務部に来ました。財務部長と御社においては、こういうふうな財務上極ですから、いくらお金を借りてください、うちからお金を借りてください、なんてこういうふうな、その会社の財務上極ばっかり話をする金融の営業マンって、なかなかよう成績を上げない金融マンなんですね。どういう金融マンが成績を上げるかというと、そのよくできる金融マンはその会社に行くと、財務部なんか行かないんですね。どこに行くか。商品開発部に行くんですよ。その会社の商品開発部に行って、その会社が作っているものについて、どういうふうなサプライチェーンを、どういうふうにしかもものを作って、それをどういうふうな製品ができているのか、それを今の世の中のマーケットの中においては、こう変えたほうがいいんじゃないかというのを 、そこの企業の社員となりきったような感じで提案する。この営業マンはむちゃくちゃ仕事ができるんですね。その会社の社員そのものになってしまうんですね。それでこういうふうに自分の会社の商品を買いようというときには、こんな設備を入れないといけないから、じゃあ3000万5000万お金が必要になりますね。じゃあお貸しさせていただきます。そこで売り上げがすごくその会社が上がりました。そしたらその売り上げが、ポンと預金もうちに入れてくださいね、みたいな、こんな営業の仕方が一番よく稼ぐ銀行の営業マンの形なんですね。ですからそういうふうな提案型、いかに中小企業は、先ほど申し上げたように苦しんでいる中小企業が多い中において、初高中金さんが頑張って、今度もっともっと順番に営業していこうと頑張っていただこうとやっていただくのをものすごく期待するんですが、そのときにあまりにも優秀すぎると、私がちょっと一つ心配するのは、各日本も北海道から沖縄までいろいろ地域あるんですが、新近新組さん、金融機関であまり体力が大きくないところの営業マンと営業自身が、仕事自身が重なってしまって、今度初高中金さんが自由に仕事されるので、我々の仕事の提案よりも初高中金さんの方がたくさん選ばれるようにな るんじゃないのかなと、不安があるというんですよね。そういうところがあってはなくて、先ほど関根社長が言われたように、一緒に困っている各全国の中小企業を助けていくんだ、そういうところを新組さんとか新近さんと一緒にやっていくんだ、こういうところが非常に重要になってくるかと思いますので、そこの点に対する不安が彼らが持たないように、ぜひ頑張っていただきたいと思うんですが、そのことについて一言、ご意見を誰からでも傾向ですから、聞かせていただけたらと思います。
1:40:37
お答えいたします。初高中金改革を議論した政府の検討会では、全国信用金庫協会や全国信用組合中央協会から、連携協業の関係性の維持・深化のため、初高中金法に民用圧迫回帰規定を存知するとともに、連携協業の規定も新設してほしい、あるいは、事業者支援の一層の徹底のため、官民を挙げて取り組む関係性の維持・向上が最も重要と、こういったご意見を頂戴いたしました。こうしたご意見を踏 まえまして、今回の改正法案においては、政府保有株式を全部処分したとしても、特別準備金制度などが残る中では、民間金融機関からイコールフットイングへの懸念がございますことから、適正な競争関係を阻害することのないよう、特に配慮するという民用圧迫回帰規定を存知することとしております。加えまして、初高中金と民間金融機関の連携を一層強化する観点から、連携協業規定を新設するとともに、初高中金から政府に対する法律に基づきます判期ごとの業務報告におきましても、民間金融機関との連携協業の状況を報告するよう求める方針でございます。さらに、地域の民間金融機関の声が、初高中金の経営陣や政府に届くような仕組みの構築も検討してまいりたいというふうに考えております。政府としては、こうした取組を通じて、初高中金の事業状況を随時検証し、信用金庫、信用組合を含めた地域金融機関等で一層の連携協業が機能するよう取り組んでまいります。はい、こんにちは。
1:42:04
はい。頑張 ってください。終わります。
1:42:17
西住民主党の福田でございます。今日は質問の機会ありがとうございます。調べてみましたらば、私、経産委員会が一番長く所属しているんですが、前に経産委員会でご質問させていただいたのが10年前でございました。
1:42:32
15分間いただいたことがありまして、本当に質問の機会が難しいんですけども、本当にそういうふうに見ますと、いつもですね、今日いらっしゃるんだけど、ばばさんが本当にうゆうし質問されたりとか、私さんがですね、十方無人に抜き身の刀を振っていらっしゃるのを見ていると羨ましいなと思っているわけでありますが、今日、商工中金、本当はですね、関先生が30分やったほうが深まるんじゃないかと いうふうに思ったんですが、実は私ども党のですね、自由商機能政策調査会、この幹事長とそして事務局長をやらせていただいております。この商工中金に関しましては、昨年から数ヶ月間かけて相当突っ込んでですね、議論をしてまいりました。同じ自民党の中でも様々な意見がありました。しっかり進めるべきであるという意見もありましたし、慎重な議論もありました。それをですね、長い間時間をかけまして、中小企業庁もしくは石井社長ともお話しさせていただきながら議論をさせていただきまして、やはり長く議論をすると、様々な論点が含まれるだけではなくて、お互いのですね、思っていることが本当にわかるんだなということを、それを感じた数ヶ月でありましたが、その結果として我々の中では、今回は石井社長を率いる商工中金にしっかりと社会における売り代わりを果たしていただこう、そのですね、チャンスを与えると言っちゃいいい方はおかしいですが、そのことをぜひお願いしたいということで、党の中の議論を終えたわけであります。なんとなれば、やはり今難しい時期ですね、非常に難しい時期。先ほど関先生もおっしゃっていましたけれども、まだ中小企業を取り巻く環境というのはなかなかまだ難しい、コロナにおいてビジネスが傷んでしまった企業がいっぱいある。また、コロナの間に大企業はですね、コロナを利用にして全ての遅れてきた改革をやってしまおうというふうに、その3年間の中でなったというふうに感じています。ところが、私の地元に帰りますと、コロナが終わって早く元の世界に戻りたいというふうに皆さんおっしゃっている。全くベクトルが別でした。世界は多分、この大企業が目指した進む方向に行ってしまったと思います。産業再編、産業転換が間違いなくコロナの初期の頃から見え始めていた。ところが、中小企業の世界はまだまだそこまで転換をしなければいけないというふうに思い切っていなかった、思い切っていなかった。その中において、まだ元に戻りたい。だから僕申し上げるんですけど、いやぁ、このコロナの前の世界って本当にそんな楽でした?楽しかったですか?結構厳しくなかったですか?だから我々は価格転換などをしっかりと自由主義経済の中に置いてもかかわらず、政治が手を突っ込んで取引構造も変えなきゃいけないということを得らせていただいてきたわけでありますので。というふうに言うと、パッと皆さん気づかれるんですね。