1:10
これより、経済産業委員会・環境委員会連合審査会を開会いたします。先例によりまして、私が連合審査会の会議を主催いたします。脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の説明及び衆議院における修正部分の説明につきましては、お手元に配付いたしました資料により、ご了承お願い。
1:38
この挙手は省略いたします。これより質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
1:47
皆様おはようございます。知事民質統合の震動・金彦でございます。経済産業環境領域委員会の連合審査の場で質問の機会をいただきまして感謝申し上げたいと思います。早速質問に入らさせていただきます。
2:02
いわゆるGX脱炭素電源法案に関しましては、衆参両院におきまして、精力的に審議がなされてまいりました。さまざまな論点があるわけでございますけれども、審議の過程で質問に対する政府側の答弁が必ずしも明快とは言えずに、質問者の理解が得られていないのではないかと考えられるものを私なりに選択をして、この場で質問をさせていただきたいというふうに思います。
2:29
国民の皆様方のご理解が得られるように、簡潔かつ明快な御答弁をお願い申し上げたいと思います。まず、原子力の利用政策に関して、西村康俊経済産業大臣にお尋ねしたいと思います。原子力の利用政策に関しましては、これまで各市委員会等で検討が重ねられてきたわけでございますが、
2:50
昨年7月から開催されているGX実行会議における議論検討を経て、昨年12月にGX実現に向けた基本方針が取りまとめられ、パブリックコメントを経た上で、本年2月10日にGX実現に向けた基本方針、今後10年を見据えたロードマップとして閣議決定されたところでございます。また、2月20日には原子力利用に関する基本的考え方が決定されているわけであります。
3:19
そこで、令和3年10月22日閣議決定されました第6次エネルギー基本計画において、原子力発電は安全性の確保を大前提に必要な規模を持続的に活用していくとしつつ、経済的に自立し脱炭素化した再生可能エネルギーの拡大を図る中で、可能な限り原発依存度を低減すると位置づけております。こうした中で、我が国は将来的に原子力発電ゼロを目指すのかといった声も聞かれるわけでございます。我が国のエネルギー政策における原子力発電の今後の方向性について確認をさせていただきたいと思います。西村大臣、よろしくお願いいたします。
4:07
エネルギーの安定供給に向けて、徹底した省エネを行いながら、また再エネ、原子力などあらゆる選択肢を追求する必要があります。これは特にロシアのウクライナ侵略後、エネルギー危機とも言うべき状況の中で、日本としてやれるべきこと、あらゆる選択肢を追求していくということであります。
4:31
そして、本年2月に閣議決定しましたGX実現に向けた基本方針におきましては、第6次エネルギー基本計画を踏襲し、再エネの導入を拡大していく中で、原発依存度を低減していくということとともに、必要な規模を持続的に活用していくとの方針を維持しております。これまでも政府の方針として、原子力発電をゼロにすると決めたことはございません。
4:58
これまでで、原子力については、安全性の確保を大前提に、地元の理解も得ながら再稼働を着実に進めていくということとともに、