19:35
これより会議を開きます。この際、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、選例により委員長において指名するに、ご異議ございませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。それでは、理事に中塚博史君を指名いたします。内閣提出、 デジタル社会の形成を図るための規制改革を推進するためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律案を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房デジタル伝統国家構想実現会議事務局審議官、沢木清君、内閣官房内閣審議官、吉川哲史君、デジタル庁統括官、富谷大一郎君、デジタル庁統括官、村上恵介君、デジタル庁統括官、二宮誠司君、総務省大臣官房審議官、三橋和彦君、総務省大臣官房審議官、足立雅英君、総務省自治税務局長、池田達夫君、総務省総合通信基盤局電波部長、豊島基伸君、厚生労働省大臣官房医薬産業振興、医療情報審議官、上勝文君、厚生労働省大臣官房審議官、斎須智幸君、厚生労働省大臣官房審議官、檜原智美君、林野町森林整備部長、小坂善太郎君、中小企業庁経営支援部長、横島直彦君及び国土交通省水管理国土保全局次長、高川俊博君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。
21:17
ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。これより質疑に入ります。質疑に申し出がありますので、順次これを許します。谷川智君 。谷川君。
21:29
おはようございます。住民秘書の谷川智です。本日は、電車歴史改革推進法の一括法案の質疑ということで、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。さて、衆議院調査室の資料によると、我が国の交換庁に初めて導入されたコンピューターは、昭和三十四年に気象庁に導入された数値法用の大型電子計算機だったと、でありました。その後、昭和三十六年三月に総理府統計局で国民計算システムの運用が開始するなど、各省庁で相次いでコンピューターが導入されてきました。ただし、これらは行政機関内において電子データの処理を行うものであり、外部とのデータのやりとりはありませんでした。1990年代に入り、情報化が急速に進展する中、国の行政機関においては依然として紙ベースでの情報のやりとりがなされており、情報化の立ち遅れが指摘されていました。こうした状況を受け、平成六年十二月に閣議決定されました行政情報化推進基本計画では、紙による情報処理から電子化された情報処理への移行を実現することが目標に掲げられ、各省庁の設内ネットワークを相互に接続する「霞ヶ関湾」の整備を行うこととするとされ、平成九年一月から各省庁の欄を結ぶ省庁間ネットワークとして「霞ヶ関湾」の運用が開始されました。こうした歴史があり、それから約三十年の間、新たな技術革新が急速に進展して、社会情勢も大きく変化をしました。我が国においても、デジタル社会の形成を図るため、情報通信インフラ整備の推進や、新たなIT戦略、規制改革を進めるなど、様々な取組を進めてきたところですけれども、十分ではなかったと言わざるを得ないと思います。新型コロナウイルス感染拡大により、私たちの生活は激変しましたが、それらも対応がなかなかできなかったこともあります。我が国の社会経済活動が応員、書面、対面を前提していることや、テレワークの環境が整っていないこと、また緊急経済対策の一環として特別定額給付金が給付された際には、オンライン申請の不具合により大きな混乱を招いたことなど、デジタル化の遅れが浮き彫りとなりました。こうした状況の下、本法律案では、目視規制や対面講習規制、書面掲示規制など7項目をアナログ規制と位置づけて、さらにフロッピーディスク等の記録媒体を指定する規制等に関する法令等、合計9,669条項を見直すことなどによって、国民がデジタルを活用し、より良いサービスを享受できる社会を実現することとしています。そこでまず大臣にお伺いします。一昨年の11月に設置されたデジタル臨床で、これまでに取り組んできたアナログ規制の見直しについて、その取り組みの意義や成果についてお伺いします。
24:47
このデジタル臨時行政調査会、略称デジリンと言っておりますが、これはデジタル改革、規制改革、行政改革、この3つを一体として実行しようということで設置をされました。2021年の12月に、このデジタル規制行政それぞれの改革の共通指針として、構造改革のためのデジタル原則というものを策定をし、昨年の6月にはデジタル原則に照らした規制の一括見直し、このプランを策定をいたしました。それに沿う形で、規制制度の一括的な見直しを進めて、昨年の末、このアナログで物事をやることを求めている規制約1万につきまして、これを見直しをするための肯定表というものを策定をしたところでございます。当初は3年と言っておりましたけれども、2年で来年の6月までで、このアナログ規制を一括して見直すということにしております。この見直しをやることで、我が国の真の意味でのデジタル化というのが実現できる。その結果、人手不足の解消、生産性の向上、あるいは幅広い業界でデジタル化が進むことによる経済成長、それから様々な技術の応用が始まるということで、スタートアップなど新しい成長産業が生み出される。こういう成果、効果が期待されるところでございます。
26:35
ありがとうございます。今、大臣からルールご説明いただきましたけれども、こうしたデジタル規制改革の意義についてしっかりと発信していくことが重要であると考えます。アナログ規制の見直しによって、住民の暮らしや事業種の状況がどのように変わるのか、具体的な例を挙げてご紹介いただきたいと思います。
27:01
お答え申し上げます。例えば、まず思いつきやすいところで、河川やダム、これ今、二次修繕、リアルでやってございますが、これをドローン、水中ロボット、常時監視、画像解析等を用いることによって、現場今人手不足、大変困っておりますが、これの解消に役立ちます。もうちょっと生活によったとこ ろで言えば、例えば介護サービス事業所に必知の管理者専門職等の常駐規制、これもテレワーク等によって変わることで、介護者の方々等の負担が相当楽になるのではないかと思われます。また、本法案の中では、フロッピーディスク等の記録媒体の提出についても措置を求めさせていただいてございますが、これも現状フロッピーディスクで出すと大変な手間暇になりますけれども、これも完全にオンラインでできるようになる。こういったことを一つ一つは細かくございますが、丁寧に丁寧に解決をしていきながら、日々の暮らしや事業者の業務効率化に資するように取り組んで、またそういう内容であることを積極的に普及広報してまいりたいというふうに思います。
28:02
ありがとうございます。今ご説明いただいたとおり、人がやらなくてもデジタルの力ができることというのは多々あると思います。しっかりとこういうところにはこういうデジタルの力が活用できるということを、これからもしっかりと考えて、または改革を進めていっていただきたいなというふうに思います。先ほど来からお話をしていますけれども 、アナログ規制の見直し、この約1万9,669と私は言いましたけれども、かなり大変だったと思うんですよね。河野大臣の持ち前の行動力と実行力と、そして役所の皆さんの不断の努力の結果だと思うんですけれども、このデジディンはこれまでにないスピード感で本当に進んでいたと思うんですけれども、多くの規制の見直しを進めるにあたって、このデジディンの取組がこれまでの規制改革の取組と比べて、どのような点において異なるのか、大臣のご見解をお伺いしたいと思います。
29:09
私も規制改革担当大臣を2回やらせていただきましたが、規制改革は、いろいろなところから要望が上がってきた規制を一つずつ検討してどうしようという議論をする、いわば点の改革でした。今回のアナログ規制の見直しは、もうアナログ規制を全部やめるという大方針のもと、それこそ1868年明治維新まで遡って、そこからデジタル庁の中で法令一つ一つをしらみつぶしにあたってアナログでやらなきゃいかん。例えば紙を使えとか、何かを掲示しろとか、フロッピーディスクもありましたし、カラーフィルムで出せというのもあったようでございますが、そういうアナログでやれと言っているものを全部取り出して、それが一番近くあって、それを全部見直すということで、確証にこれは見直そうということでやりとりをした、いわば面で改革を進めたということなんだと思います。規制改革のやり方で1万の規制を一個ずつ洗い出していると、これは相当大変だと思いますが、先にアナログ規制は全部廃止しますという方針立てて、それを全部さらっていったという、この面の改革のやり方をしたことがスピードアップにつながってきたというふうに思っております。
30:44
ありがとうございます。点の改革ではなくて面の改革だと、大きな転換をされたということで、本当に敬意と感謝を言わざるを得ないというふうに思います。このデジタル規制改革の取組を一家制のもので終わらせないよう、将来にわたって改革が継続するような仕掛けが必要であるというふうに思っています。本改正法案では、いわゆるデジタル法制局の取組に関連する規定が設けられていますが、デジタル法制局とはどのようなものか、その取組内容と狙いについてお伺いします。
31:20
ご指摘いただきましたとおり、一家制の改革に終わらせないことは大変重要だと思ってございます。特に今回一括で改正をお願いしているところは、現在の改革でございますが、同時に本法案の中では将来の改革に向けての不責務を打ちたい、これがご指摘いただいたデジタル法制局と通称を呼ばれているものでございます。具体的には、今回7項目の代表的なアナログ規制に該当する条項を一括して措置をお願いするわけでございますが、これが今後出てくる新規の立法について逆行して潜んでいると、言ったようなことがないように、まずこれを徹底して次から出てくる方を全部チェックをさせていただくという逆行防止ということと、それからまた後刻で話題に乗ろうかと思いますが、テクノロジーマップに基づくこんな新しい技術が出てきたらこれを使うべきであるというようなところにしっかりとチェックをかけていきまして、新規法令のデジタル原則への適合性を確認をするということで、昨年の臨時国会提出法案から試行的に実施しているものでございます。通称デジタル法制局の議論をしっかりと進めていくことで、デジタル技術の進展を踏ま えた自律的継続的な規制の見直しを進めてまいりたいと思ってございます。
32:32
ありがとうございます。新たな法案はデジタルに沿った仕組みにしないといけない。もうこれは本当に当たり前のことでありまして、デジタル原則に適合しているかしっかりとチェックをしてですね、取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思います。こうしたデジタル法制局の取り組みについて実効性をしっかりと確保していかないといけない。私、今申し上げた新たな立法はですね、ご答弁もいただきましたけれども、やっぱりデジタルに即さないといけないということがあると思いますが、今後のですね、取り組み方針について少し具体的にですね、お伺いしたいと思います。
33:06
ありがとうございます。本法案の中でもデジタル社会の形成に関する基本方針として、デジタル技術の進展等を踏まえた、自立的継続的な規制の見直しを推進すべきという規定をまずここで考え方としてしっかり法律上位置づけるというお願いをさせていただいてございます。その上で手続き的には、毎年閣議決定をいたします。デジタル社会の実現に向けた重点計画の記載事項として、この見直しの施策を位置づけるということをやらせていただきたいというふうに思ってございます。この重点計画の中でしっかりと一つ一つチェックをさせていただく手続きを取らせていただくことで、閣議決定の中で各府省がしっかりと取り組んでいただいているかどうか、今回規定をいただく基本法の中の基本的な考え方に即しているかどうか確認をさせていただく手続きが保障されます。これを確実に使いまして、各省と力を合わせてデジタル技術の活用推進を進めてまいりたいと考えてございます。
34:08
ありがとうございます。各府省としっかりと連携をとって実効性を高めていっていただきたいなと思います。今後、こうした具体的に改革を進めていく上では単に現場任せにするのではなくて、デジタル省としても現場での規制改革が進むように支援していくべきだと考えております。本改正法案ではテクノロジーマップに関する規定も盛り込まれていますが、テクノロジーマップというのはどのようなものなのか、その取り組みの内容と狙いについてお伺いいたします。
34:43
お答え申し上げます。テクノロジーマップでございますが、これはそれぞれの規制所管庁が最新の技術動向を踏まえ、自主的にデジタル実装や規制の見直しを推進していけるような仕組みが必要だということで、必ずしも全国様々な使える技術があっても、それを全て各省庁が知っているとも限りませんので、これをアナログ規制とその見直しの活用可能な技術の対応関係を整理し、可視化をしたテクノロジーマップの整備と活用に関する規定ということで、今回の法案の中でも措置をさせていただいてございます。これがアナログ規制の見直しが技術の進展をもたらし、それがさらなるアナログ規制の見直しにつながるという技術の進展と規制の見直しの好循環を作れるベースになるので はないかということで、しっかりと整備をさせていただきたいというふうに考えてございます。
35:32
ありがとうございます。現場での規制改革の見直しが進むように、テクノロジーマップの内容を充実化させていくことが重要であると考えております。また、技術が日々進展していく中で、テクノロジーマップの内容もアップデートさせていく必要があると考えます。アップデートができなくて、テクノロジーマップが古くなれば意味をなさなくなってきますから、しっかりと取り組みを進めていく必要があると思います。テクノロジーマップなどの取り組みを今後どのようにやっていくのか。例えば、技術が進展していくように、しっかりと情報を共有したりとか、ということも考えられますけれども、その点ご答弁いただきたいと思います。
36:25
先生、ご指摘のとおりかと思います。現状でも技術やその実装等に知見を有する専門家からの有識者会議、まずこれを設置していただいております。それから当然ですが、それぞれの所管省庁が該当部門の技術について詳しい面もあろうかということで、ここも丁寧に技術導入の可否についてともに精査をしてございます。他にも、今回のマップをつくる上では、リクエストフォーインフォメーションと呼んでございますが、民間事業者から広く情報の公募を行い、集めるといった作業をしてございます。引き続き国内外の事例調査、規制所管省庁や民間事業者への情報提供以来、それから有識者による定期的な点検といったようなことをしっかりとPDCAのプロセスにして、マップの更新に取り組んでまいりたいと思ってございます。
37:12
ありがとうございます。次にですね、スタートアップ企業や中小企業の積極活用についてお伺いします。デジタル規制改革 により様々な技術の活用が進むことは、スタートアップや中小企業、ベンチャー企業が持っている技術を活用するチャンスであると考えております。デジタル規制改革を進める上で、それらの企業が保有する技術もですね、積極的に活用していくべきだと考えておりますが、ご見解をお伺いいたします。
37:45
ありがとうございます。これもご指摘のとおりかと思います。例えば、以前の立法でございますが、応印の廃止、これによりましてクラウド型電子契約サービスの市場規模は2年間で3倍に急成長してございます。オンライン化等による行政コストの20%削減による経済効果は1.3兆円という推計もございます。これらいずれも技術の導入は、大企業ばかりでなく、中小企業やベンチャー企業にとっても大きなビジネスチャンスになる。まさにその間をつなぐのがですね、技術を持っていても、どこにアピールすればいいのかわからない。規制を持っていても、どこに技術があるのかわからない。テクノロジーマップを仲介をすることで丁寧につないでいく。もしくはこのテクノロジーマップに対応する形で技術カタログ、これも先行公開しておりますけれども、こういったものを用意することでですね、ますますアピールしやすい場が増えるのではないかということで、しっかりと取り組んでまいりたいと思ってございます。
38:39
ありがとうございます。こういう規制であれば、こういう技術が使える、どの技術が使えるか提供していくということは必要であるというふうに考えます。一方でまたですね、スタートアップやアベンチャー企業、中小企業の勃興やですね、経済成長につながるように、しっかりとまた取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思います。次にですね、自治体における取り組みの推進についてお伺いをしたいと思います。住民の生活に密接に関連する自治体の現場のデジタル化も非常に重要です。デジタル規制改革を国だけの取り組みにとどめるだけではなくて、自治体においてもしっかりと進めて いく必要があると考えます。自治体の取り組みをどのように後押ししていくのか、今後の取り組み方針をお伺いいたします。
39:33
お答え申し上げます。まさに国の取り組みに加え、暮らしに密接な行政サービスを持っていらっしゃるのは、むしろ自治体の方が多いケースをございます。もちろん国の方から自治体の規制をこう変えろと強制することはできないわけでございますが、自治体が国の取り組みに範囲を並べて積極的にこれを進めていけるように、まず第一にマニュアルを自治体向けに公表しております。これは今回約1万の情報をどうやって国が見つけ、どういうふうに作業したのかということをマニュアルの形に落としまして、自治体もこうすればできるんじゃないかということがわかるように手当をさせていただいてございます。また、もうすでに公募を終了いたしましたが、15の自治体とモデル的に取り組みをするということで、一緒にこのやり方をマニュアルに即してどうかということを進めさせていただいて、課題が実際にどんなところに自治体の場合だったらのかということを洗い出した上で、これをまた新しいマニュアルの次のバージョンに反映をさせていく。もしくはその中でテクノロジーマップの整備につなげていったり、テクノロジーマップ自身を自治体の方にも使っていただいたり、それからデジタル電通国家構想の交付金の方でも、この規制のデジタルによる合理化も財政的支援の対象にしているといったようなところを組み合わせまして、自治体における取り組みは通してしてまいりたい。このように考えてございます。
40:51
ありがとうございます。財政面についてもしっかりと自治体を応援していただきたいと思いますし、様々な面で協力をしていっていただきたいと思います。アナログ規制を見直したり、デジタル化を進めても、そしてこの世の中にどれほど優れたデジタル技術が存在しても、それらの技術を活用して様々なプランを描き、それを具体化して、また工程管理等ができる人材がいなければ、うまくDXは進まないというふうに考えております。そしてデジタル人材とは、エンジニアやデータサイエンシティストだけがデジタル人材ではありません。データサイエンスやエンジニアリングといった技術系スキルの持ち主と、デジタル技術やものをどの分野にどういうふうにして活用していくか、利便性を高めたり、住民サービスの向上につなげていったり、または町づくりや地域活性化にまでつなげていくことを考えることができる人材ですね。総合的にプロデュースできる、デジタルに精通した人材も必要であるというふうに思います。しかし、このようなスキルを備えたデジタル人材は、圧倒的に数が不足しているのが現状です。国としてデジタル人材の確保育成について、どういうふうなお考えをお持ちかお伺いいたします。
42:08
内閣官房 沢木 デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官
42:13
お答えいたします。デジタルを活用する上で必要な人材につきましては、ご指摘のように多様な人材が必要だと思いますが、政府は現在その全体をデジタル推進人材と称しまして、昨年12月に閣議決定されましたデジタル田園都市国家構想総合戦略に位置づけまして、各省を連携しながら、さまざまな分野で必 要な人材を具体的に確保すべく育成しているところでございます。具体的な施策といたしましては、デジタル人材育成プラットフォームの構築、それから職業訓練のデジタル分野の重点化、高等教育機関などにおけるデジタル人材の育成などに取り組んでおりまして、例えば、地域の企業の事業に参画していただく形で行う教育プログラムにおきましては、地域企業のDXの担い手を配置する例も具体的に出ております。こういった工夫を重ねながら、地域のニーズも踏まえたデジタル推進人材を育成していきたいと思います。また、特に高度なデジタル技術を使える推進人材は、今、都市部に集中しておりますので、そういった人材が地域の課題解決に参画することによって、しっかり対応できるよう、地域企業とデジタル推進人材のマッチングの支援でありますとか、地方公共団体に対する人材の派遣促進も行っております。加えまして、デジタル田園都市高架構想交付金によりまして、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上を目指す地方公共団体の取り組みを支援しておりますけれども、比較的高度なデジタル活用を支援するタイプにおきましては、チ ーフアーキテクトといったプロジェクト全体を中心的に進める中学的経営人材の参画を要件にしてございますので、そういった総合的にプロデュースできる方々がその場でしっかり活躍し、経験を詰めるような、そんな措置も講じているところでございます。
43:54
ありがとうございます。今、ルルーご説明があったとおり、国もさまざまな取り組みを進めていただいているのはわかるんですけれども、まだまだ人材が十分ではないということも現実的にありますので、しっかりと取り組みを進めていっていただきたいなというふうに思います。国もそういうふうな取り組みを進めていっていただいているんですけれども、やはり特に規模の小さい自治体がデジタル人材の確保、育成するということは非常に困難であるというふうに思っておりますが、地方自治体への具体的な支援策について、政府のご見解をお伺いしたいと思います。
44:38
委員、御指摘いただきましたとおり、地方自治体において着実にDXを推進するためには、職員全体のデジタルリテラリシーの向上だけでなく、システムの調達やプロジェクトマネジメント等において、組織の中核を担いまして、DXの取り組みを推進することができる人材を集中的に確保育成することが極めて重要であると考えております。そこで総務省では、今年度より地方自治体におけるデジタル人材の確保育成を推進する取り組みを大幅に強化いたしました。具体的な取り組みといたしましては、都道府県等における市町村支援のためのデジタル人材の確保に要する経費につきまして、新たに特別交付税措置を講じまして、公益的な人材の確保にも取り組んでおりますほか、地方公共団体におけるDXの取り組みを支援するための専門アドバイザー制度を創設いたしまして、取り組みを充実強化したところでございます。また、地方公共団体におけるDXの取り組みの中核を担っていく職員の育成に要す る経費についても、新たに特別交付税措置を講ずとともに、また関係機関において地方公民向けの研修の充実などにも取り組んでおります。今後とも、地方公共団体におけるデジタル人材の確保育成の取り組みが着実に進みますよう、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
45:59
ありがとうございます。地方もしっかりと応援していっていただきたいと思います。質問を一つ飛ばさせていただきまして、書面刑事規制の見直しに関する事業所支援についてお伺いをします。今回の法案による書面刑事規制の見直しについては、利用者、消費者にとってはいつでもどこでもインターネットで必要な情報を確認できるようになり、利便性が向上する一方で、事業者にとっては、こうした情報をインターネットで発信することが求められることになります。業種によっては、自社のサイトを持っていないような小さな事業者もあると思いますが、こうした対応が困難な霊災事業者についてどのように対応する のかお伺いをいたします。
46:42
お答え申し上げます。例えば、古物商さんとかですね、業態によっては小さく小規模でやっていらっしゃって、そもそもホームページを持っていないといったような業実態の方がほとんどというような分野もございます。したがいまして、今回そういう対応が困難な一部の霊災事業者については、適用除外を措置し過度な義務付けを課すことがないように配慮するということで考えてございます。ただ、将来的にはそういった事業者の方々でもやはりデジタルへの対応は進めていただきたいということで、やはり事業者の周知や消費者の信頼性の向上といった観点からは、同時にそちらも頑張ってくださいということは言いたいという思いもございます。このため、昨年12月にデジタル林庁の方で公表させていただいた工程表の方では、実情に応じて柔軟に対応しつつ、将来に向けて段階的にデジタル化の取組を促していくこと自体は捉えしたい。でも、今すぐ過度な規制にはならないようにしたいということで、適用除外規定を各所管省庁とよく相談 をしながら運用してまいりたいというふうに思ってございます。
47:48
ありがとうございます。ちょっと質問を飛ばさせていただきまして、デジタル化が進んで、やはりサイバーセキュリティの強化が必要であるというふうに思っております。不正アクセス等も、国土交通省の近畿地方整備局管内の監視カメラ等もあって、非常に懸念されるところではあります。このような事案を受けて、不正アクセスやサイバー攻撃等に対して、セキュリティの効果が非常に必要だと考えますけれども、政府としてどのように取り組みを進めていくのか、内閣官房にお伺いしたいと思います。
48:34
お答え申し上げます。政府におきましては、サイバーセキュリティ基本法に基づきまして、各政府機関がセキュリティ水準を一定以上に保つための政府統一基準や、各省庁での基準作成のためのガイドラインの策定などを実施しておりまして、これらの施策により、各政府機関はそれぞれの業務、取り扱う情報及び保養する情報システムの特性などを踏まえた上で、適切にサイバーセキュリティ対策を講じることとされているところでございます。委員御指摘のとおり、サイバー空間においては、技術の進展が早く、サイバー行為機能の深刻化、高度化も進んでいるところでございます。これため、今後も各政府機関が、自らのこととして、継続的にサイバーセキュリティ対策に関する認識を高め、適切な対策を図るほか、我々内閣サイバーセキュリティセンターにおきましても、状況を生じて、政府統一基準の見直しなど、必要なセキュリティ対策の強化を図ってまいりたいと考えております。
49:30
ありがとうございます。最後に、今あるデジタル改革をご説明をいただきました。デジタル連長の取組は、実際に見直しを進めていくのは、これからが本番であるというふうに考えております。最後に、今後のデジタル規制改革の実行に向けた決意を河野大臣にお伺いしたいと思います。
50:01
来年の6月までに、この一万条項の見直しを徹底していきたいというふうに思っております。今は、行政の手続の申請部分のデジタル化を進めておりますが、申請を受けて処理をして処分通知をする、この一連の流れを全部デジタルで完結できるようにしなければいかんと思っておりますので、その取組も進めてまいります。また、国だけでなく、自治体にもやっていただかなければいけませんので、このアナログ見直し、アナログ規制の見直しのマニュアルを作成をして、自治体にお示しをしております。また、いくつか手を挙げてくれた自治体と一緒に、それを実際にモデルケースとしてやって、このようにやればうまくいくということをお示しをしたいと思っておりますので、これからまた引き続きしっかり頑張ってまいりたいと思います。
50:52
ありがとうございます。アナログ規制の見直しによって、人手不足の改修や政策性の向上、経済成長、スタートアップ等の勃興や成長産業の創出、行政の在り方も変わってですね、国民が便利になったらというふうな社会を実現していくことが必要に大切だというふうに思いますので、引き続き大臣のリーダーシップをもって、みんな各自治体とも協力し合いながら進めていっていただきたいと思いまして、私もできる限り対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。時間が余りましたので、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
51:52
神戸島の中川博雅でございます。よろしくお願 いいたします。我が国の行政がデジタル化を加速させたのは、令和3年のデジタル臨床の設置からだと思いますが、世界からは残念ながら、日本は行政のみならず、社会全体がデジタル配線の国と言われてきました。これは反動体や行政の過微分化の例を見ても明らかだと思います。私が長野県議会議員だった令和2年に、県議会の一般質問で、県のDX戦略について質問し、当時の河野業界担当大臣のお話をさせていただきました。河野大臣は、令和2年の10月の会見で、中央省庁において約1万5千の行政手続のうち、99.24%の手続で応員を廃止することを明らかにし、そのうち各省庁が応員の存続の方向で検討したいと回答したのは、わずか1%未満の111種類ということを引き合いに、県に対してデジタル化を強く推進するよう要請しました。その後の県のデジタル化が推進されてきたことを思い出します。今回の改正では、地方公共団体のデジタル化への取り組みを加速させるとともに、行政での情報化や行政手続全般についてもデジタル化を強く推進し、高いレベルでのデジタル社会を実現し、国民の利便性や行政の効率化を図り、少子高齢社会、働き手が減少していく社会への対応も含め、大きな社会変革をする大事な機会だと捉えております。そこで、この大きな変革を成し遂げていく過程で大事なことは、デジタル弱者を作ってはならないということであります。一方で、あまり慎重になりすぎれば、世界のスピードにはついていけないことになると思います。今回の法改正では、各省庁をまたいで多くの改正をしなければなりませんし、各行政での手続きも煩雑で多岐にわたると思います。岸田総理の掲げる新しい資本主義の実現、デジタル時代にふさわしい経済社会構造の構築とのために、大事な改正でありますので、まず河野大臣の御決意をお伺いしたいと思います。
54:17
やはりコロナ禍で日本のデジタル化の遅れというのが、かなりセキュララになったのではないかと思います。10万円の給付金のときに、とにかく何もデータがなくて、郵便で口座番号を教えてくださいというお願いをしなければなりませんでした。私もワクチンを担当しておりましたが、ワクチンの接種記録をするためのシステムがなくて、予診票を数えれば数がわかりますと言われて、私ちょっと驚愕をした覚えがありまして、これは相当やばい状況だよねということで、このデジタル庁の設置、それからアナログ規制、撤廃ということになりました。認め印の廃止について言及をいただきましたけれども、何となく本人確認には実はなっていないんだけど、週間で認め印を押さなければいけないということが、デジタル化を妨げておりましたので、本人確認のためになる、実員とか銀行などの登録員、これは残すにしても、本人確認の役に立たない認め印は、もうやめるということを決めて、それを全部総ざらえをしてやめようと。今回のアナログ規制の撤廃も同じで、もうアナログを強制しているものは全部やめるということをまず決めた上で、全部洗い出して、これをやめようということにいたしまして、全部で約1万ということになります。これをとにかく来年の6月までに一生懸命やっていくと同時に、先ほども参考人から答弁ありましたように、今後新たな法令をつくるときに、やめようと言っていたアナログ規制のようなものが入らないように、そこはきっちりと見ていく。それをやる、つまり古い規制も外すし、新しい変な規制が入らないように、そこも仕組みをつくって担保する。この両方が必要だと思いますので、来年の6月までに調べたものは廃止をし、新しいものはきちんと見ていく。これを徹底してまいりたいというふうに思っております。
56:42
大臣、ありがとうございました。様々ご説明いただきまして、一つコロナを経験した中で大きく様々なものが見えてきて、これからデジタル化をしていくには今だというふうに私自身も感じておっておりますので、強力なリーダーシップの下、ぜひお願いしたいと思います。最近話題になっているチャットGPTですが、このAIによりなくなる仕事、なくならない仕事があるなど、まれんじつ取り出されております。このデジタル化の社会が進み、ICTの推進やAIの進展で一部雇用が奪われるという懸念や心配が言われております。デジタル化で仕事が失われると一方で、日本は人口減少が進み、労働力不足の時代に入っており、これはさらに加速していく予想であります。このデジタル化で地域の人手不足の解消や企業の生産性向上、新しい産業の創出につながるなど大きなメリットの反面、デジタル化の最大の課題でありますセキュリティやITリテラシーの問題、IT人材不足の影響が心配をされておりまして、デジタル社会の形成においてメリットとデメリットについて示していくことが極めて大事だと思います。この点につきまして、国民の皆様にわかりやすくご説明いただきたいと思います。
58:14
ご答弁いたします。デジタル社会におけるメリットといたしましては、申請などの要請手続のオンライン化や添付書類が省略されることによる直接に負担が軽減されるというようなこと、それからデータによりまして、新しく国民のニーズを把握してしっかりとそれに対してサービスを提供すること、あとまた本日ご議論いただいておりますように、アナログ、人手が介在するアナログの規制をデジタルに置き換えることによりまして、生産性の向上ですとか人手不足が解消していくと、これからさまざまなメリットがあると考えております。一方でデメリットと申しますか、ご心配いただく点として先生ご指摘のように、セキュリティ上の懸念がなかなか払拭されないことですとか、情報リテラシーの問題、デジタル人材不足の問題、そういったことが課題だというふうに認識いたしております。私どもといたしましても、こういった課題を解決いたしまして、メリットを最大限に享受できますように、デジタル社会形成基本法、そういったものも踏まえつつ、関係各省としっかり連携いたしまして、セキュリティ対策はしっかり強化してまいりますとともに、個人情報の保護ですとか、デジタル人材の育成確保、これもしっかり 関係省庁とやってまいりたいと思っておりますし、また、デジタルが直接使われない、あれ苦手な方にときましても、デジタルを社会や行政に実装することに関して、間接的に便利になっていただくと、そういったことも、ぜひしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
59:35
はい、ありがとうございました。それでは次に、システムの信頼性と安定性についてお伺いしたいと思います。行政のデジタル化を推進していくのに、一番大事なことでありますが、それは政府が進めるデジタル社会実現への取り組みに対しての、国民の皆様からの信頼だと思いますけれども、先日残念な報道がございました。マイナンバーカードを使ってコンビニで証明書を交付できるサービスにおきまして、ご交付が報告をされまして、デジタル庁がシステム会社にシステムの運用を提出して、徹底的に再検討を行うよう要請したということであります。デジタル化により効率化が図られ、便利にはなりますが、このようなことが起きれば、政府のシステムの信頼性が疑われるとともに、また個人情報の漏洩という問題にもなりかねません。また、マイナン保険証をめぐり、医療保険を運営する健康保険組合などによるご登録も報告をされております。国として多くの情報や取引をデジタル化するわけでありますので、システムの信頼性、安定性については、今、相当の検証を行っているとは思いますが、検証の体制については、さらに強化していくことを求めたいと思いますし、国民の皆様に安心をしていただき、その信頼の上で国としてデジタル化をしっかりと進めていただきたいと思います。そこで、システムの信頼性、安定性への対策強化についてお伺いをさせていただきたいと思います。
1:01:15
ご答弁いたします。国民目線に立ちまして、行政サービスの利便性の向上を図る一方で、同時にその行政サービスが安定的に、また安全に提供されることは非常に大事であります。そういった観点を含めたセキュリティの確保、それぞれの両立が大変重要だと思っております。安定的稼働につきましては、当然万全を期してまいりますとともに、セキュリティの面につきましても、ニスク等が統一基準を策定いたしておりますので、それも踏まえまして、政府全体が適応する情報システムの整備及び管理の基本方針を策定しているところでございます。またデジタル庁の具体的な取組といたしましても、マイナポータルなどのように国民の皆様が大変よく使っていただけます重要性の高いシステムを我々は運用しておりますので、専門性の高い衛生技能力とか知識とかそういったようなものを持ったエンジニアを多数採用いたしまして、セキュリティの実装を進めるとともに、庁内にしっかりとセキュリティ等の対策の専門チームを置きまして、税剤税診断や、新入試験、ペデトリオテストと呼んでおりますけど、そういったものを行うなど、デジタル庁が整備運用するシステムを中心に検証・監査などを実施しております。今後ともに少ない関係機関とも緊密に連携いたしまして、対策を着実に進めることで国民の信頼を得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。長川博雅君。はい、ありがとうございました。やはり私は今後の大事なデジタル化を広げていくには、やはり一番大事なことは信頼性。ここだと思っておりますので、一層普段の検討と対策強化をぜひお願いしたいというふうに思っております。またこれは暗号資産の話でありますけれども、今年1月にコールドウォレットから不正流出があったという報道もございました。ブロックチェーン技術によりまして、分散型でセキュリティが非常に 高いと言われた暗号資産の世界で、秘密鍵をコールドに置いてあるのに暗号資産が盗まれたという衝撃的なことでありました。システムのセキュリティの強度は、ハッカーたちとのいたちごっこであるという面もありますので、随時また適切にシステム全体のセキュリティ体制の検証、改修の対応が求められると思います。国民の皆様に安心してお使いいただくために、このセキュリティ体制がしっかりしていることと、その対策についてわかりやすくご説明いただきたいと思います。
1:03:51
ご褒美いたします。委員御指摘のように、政府情報システムに対する複雑か公明化したサイバーセキュリティの攻撃のリスクは増大しておりまして、サイバーセキュリティ対策の需要性は非常に高まっていると思います。委員御指摘のように最先端の技術、これが非常にどんどん進んでおりますので、最先端の技術をしっかりと常にフォローして、それに応じたサイバーセキュリティの対応方策を考えることは非常に重要でありますし、デジタル庁においてもそういう専門家にとってのことでございます。また、デジタル庁におけるシステム対応としての具体的な対応策といたしましては、システ ムの設計開発段階からサイバーセキュリティ対策の実装を求める、セキュリティバイデザインのアプローチを推奨しておりまして、そういったことを進めることによりまして、設計や開発の段階からしっかり対策を強化することといたしております。また、最近ではインターネットと内部ネットワークの境界を防御するという従来の境界型セキュリティにとどまらず、それもそれでやるんですけれども、個々の端末ごとにしっかりセキュリティを確保するという、いわゆる常時診断対応型のゼロトラストセキュリティと呼ばれる新しいセキュリティ手法も実現に向けてしっかりと検討しているところでございます。先ほど申し上げましたけれども、西区などの関係機関とも緊密に連携いたしまして、しっかりサイバーセキュリティ対策を着実に進めることで、国民の信頼を確保できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
1:05:19
続きまして、このデジタル化を進めるにあたって、非常に大事であります地方公共団体の取り組み、また支援、課題等についていくつかお伺いしたいと思います。このデジタル化への改革は、ある意味で地方公共団体の課題、問題と言えると思いますが、今、地方公共団体のデジタル化の現状といたしましては、財政面、また首長の姿勢によって住民サービスに差が出始めていることが指摘をされております。デジタル社会の実現のために、国として地方公共団体に対しまして、先ほどもお話がありましたけれども、アナログ規制の点検見直しに取り組む際のマニュアルを公表いたしまして、このマニュアルの活用を進めておりますけれども、実際には格差ができております。住民の皆様が、等しく公共サービスを受けられる環境をつくっていくために、政府としてどのような対策支援を行っていくのかお伺いをしたいと思います。
1:06:25
お答え申し上げます。今ご指摘をいただきましたマニュアルというものがございます。それから本当にこのマニュアルが現場に即したものになっているかどうかということも含めて、公募した15団体と連携して課題調査を一緒にやると。その中で本当に自治体にとって痛いツボはどこなのかといったようなところを検証し、それを整備をいたしますテクノロジーマップでありますとか、それからこれに対応したカタログを作ってまいりますので、技術があるといってもその技術はどこの何を買えばいいのかわからない。そこに戻りますので、カタログなんかにも結びつけていく。さらにはそのカタログで買いたい、やりたいといったときに、きちんと要件に合えば、デジタル田園都市国家構想交付金の交付対象にもなってくる。いったような形で、さまざまな角度から自治体の取組を応援してまいりたいと思ってございます。
1:07:16
よろしくお願いいたします。そしてこれは最も大事なことでありますけれども、人材不足への対策についてであります。先ほども議論がございました。デジタル化の進展には財政やまた首長の姿勢の影響もありますけれども、デジタル化が進まない大きな要因は地方公共団体でのIT人材の不足であると思います。昨日も私、長野県内の市町村長の皆様と懇談させていただきましたが、このやはり人材不足というのを一番懸念されておりました。IT人材が不足している状態では、ベンダーからの提案に対しまして、それを適正に評価すること、つまりこの提案が高いのか安いのか、またシステムが行政側として使いやすいのかどうかなどの判断が難しいということだと思います。またシステムが住民の皆さんに使いやすいのかどうかの判断も難しく、住民への説明も十分にできない状況になるかと思います。これまでの委員会の議論の中でも、地方でのIT人材不足への対応、これにつきましてはしっかり取り組んでいく、また取り組んでいるというふうにお聞きをしておりますけれども、今回のデジタル化を推進するためには、IT人材不足対策への支援をさらに強化していただき、加速していかなければならないと強く感じておりますけれども、ご見解をお伺いしたいと思います。
1:08:49
委員の御指摘いただきましたとおり、自治体DXの推進のためにはデジタル人材の確保が急務となっているところでございまして、我が国では官民を問わずデジタル人材の受給が逼迫しているものと認識をしているところでございます。そこで総務省では、地方公 共団体におけるデジタル人材の確保育成を推進する取組を大幅に強化することとしまして、昨年12月には松本総務大臣から全国の都道府県知事、市区町村に対しまして、デジタル人材の確保育成に向けた積極的な取組を要請する所管を発出したところでございます。具体的な取組といたしましては、都道府県における市町村支援のためのデジタル人材の確保に要する経費につきまして、今年度から新たに特別交付税措置を講じて、公益的な人材の確保にも取り組んでいるほか、地方公共団体におけるDXの取組を支援するための専門アドバイザー制度を創設し、取組を充実強化したところでございます。また、ご指摘にもありましたとおり、地方公共団体におけるDX取組の中核を担っていく職員の育成、これに要する経費につきましても、今年度、新たに特別交付税措置を講ずるとともに、関係機関における地方公務員向けの研修の充実などにも取り組んでいるところでございます。今後とも、地方公共団体におけるデジタル人材の確保育成の取組が着実に進むよう、引き続きしっかりと取り組んでまいります。
1:10:19
続きまして、質問を1つ飛ばさせていただきまし て、問8に移りたいと思うんですけれども、このデジタル技術を効果的に活用することは極めて重要な課題であります。デジタル化といいますと、紙に書いていたものをデータ化することだと思っている方もいらっしゃいます。また、中小零細企業などではデータ化することは大変な作業となっておりますが、デジタル化により業務の効率化、また働き方改革ができるということを中小零細企業の皆様にご理解いただけるよう努めていかなければならないと思っております。今回政府が目指しているデジタル社会は、紙をデータに変換することではなく、そのデータ化された情報をどう活用して仕事の効率化につなげて生産性の向上を図っていくかということでありますので、これまでの規制によってデジタル技術の活用ができていない部分については大胆に改革していくべきだと考えますが、この規制の見直しをどこまで踏み込んで行っていくのかお伺いするとともに、先ほども触れましたけれども、中小零細企業にとってデジタル化は大きな負担であります。企業全体の95%を占める中小零細企業がこぞってデジタル社会に参画していただくことが大事でありまして、デジタル社会というからにはほとんどの事業者がデジタルに対応できる社会でなければなりません。デジタル社会の早期実現のために中小零細企業のデジタル化を強く後押しする支援をお願いしたいと思いますが、この点につきましてお伺い したいと思います。
1:12:08
まずは私の方からどこまで踏み込んでいくかという点の方について先にお答えをさせていただきます。中小企業にとってデジタル化はなかなか大変だというところはよくよく理解をしておりますが、でも規模の大小にかかわらずやはり業務の合理化、人手不足の解消、それから中小企業自身も新しい事業を手がけていくといったようなことを考えますと、フラットに中長期的に見れば中小企業にとってもデジタル化はプラスであるというふうに考えてございます。例えばご紹介いたしました河川ダムや都市公園の修繕維持といったところでも東京の大企業の東京の大きなカメラ屋さんに任せるのではなくて、じゃあ地元のドローンオペレーターであるとかカメラオペレーターであるとかそういうところに参加できないのか、それから介護サービス事業者の会話のところにつきましてはまさに現場地元にいらっしゃる介護士さんたちそのものの問題ということになってまいります。そういう意味でも中小企業にとっても例外なくこうした改革は意味があるものというふうに考えてございますので 、昨年末に決定した工程表に沿って法令一万条項に係る見直しを実施するということで、2024年大臣からもご紹介ございましたが、6末まで少し前倒しましてですね、アナログ規制の一斉ということに取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
1:13:35
ご指摘のとおり、中小企業・小規模事業者のデジタル化の対応状況は様々であるため、各事業者の状況に応じて導入から活用まできめ細かく支援することが必要です。そのため、経済産業省において各事業者の経営状況を確認した上で、導入すべきITツールをオンライン相談などで提案するデジタル化診断事業を実施しています。また、独立行政法人情報処理推進機構IPAにおいて、システムの監視やサイバー攻撃時の初動対応支援、復旧費用の簡易保険などセキュリティ対策をまとめて安価に提供するサイバーセキュリティお助け対サービスの制度を運用しています。さらに、これらのITツールの導入経費の最大4分の3をIT導入補助金で補助をしております。
1:14:30
ありがとうございました。今、参考人から中小企業にとってデジタル化プラスだというお話がございましたが、私もそのように思っております。しかしながら、資金が高くなっている中小企業が結構いらっしゃると思いまして、その資金をどう下げて取り組みやすい環境をつくっていくのかというのが、今一番大事だと思いますので、これからも引き続き、ぜひとも支援をお願いしたいというふうに思っております。それから、今日の議論の中でテクノロジーマップについても出ておりますけれども、この規制の見直しに活用できるテクノロジーマップは、地方公共団体の中でも、特に小さい地方公共団体にとっては非常に大事なものだと思いますし、アナログからデジタルへどうやっていくのか、デジタル技術をどう導入していくのかという点で、本当によく整理をされているマップだなというふうに思っております。大事なことは、小規模地方自治体がこれによってどれだけデジタル化を推進できるかということだと思います。国としてこのテクノロジーマップの効果がどれだけ見込まれるのか、また地方公共団体のデジタル化がどのように推進すると考えているのか、お伺いしたいと思います。
1:15:54
お答え申し上げます。ご指摘いただいたとおり、特に小さい自治体ほど、一人何役もの実務を抱えて、人手不足だ、そこまでわからない、そういうところにこそデジタルの効率性というところは、最終的には大変効果があるものと。ところが同様に小さな自治体になればなるほど、そんな技術はどこにあるんだと、そんな製品はどこにあるんだと、これが全くわからない、それを調べている時間もない。こういった、いわゆる悪循環、デジタルのマーケットやはり情報の非対称性の問題が大変大きいので、このテクノロジーマップは、アナログ規制の見直しに活用の技術が、そういった小さな自治体の皆さんでも、こんな技術があるんだというふうにお分かりいただけるし、技術を保有する民間事業者においても、うちの技術はこんな規制に役に立つんですかと、双方から見える化をするといった効果があろうかと思います。小さい自治体に向けましては、これをカタログにして先行整備すると、それからデジ電工付近で支援していく中では、ケースによっては、ちょっとどういう仕様書を書けば、そういったものが調達しやすくなるのかといったようなところを丁寧に支援して差し上げると、買いや すくなる、使いやすくなるだろうかと思いますので、そういった現場を踏まえた対応をできるだけ寄り添ってやってまいりたいと思います。
1:17:12
はい、ありがとうございます。私の地元の長野県は77市町村がありまして、小さい村ですと400人ぐらいの村があります。先ほどお話があった通り、こういった小さな村こそが、このデジタルの運携を受けていくということが非常に大事だと思ってまして、先ほど丁寧にやっていくというお話がございましたので、ぜひその点をお願いしてというふうに思っております。次に、書面刑事規制、桜報閲覧、縦覧規制の見直しの必要性とセキュリティについてお伺いしたいと思います。デジタル化を推進すると言いましても、直ちにすべてをデジタル化することは大変なことでありますし、これを急激に無理にやっていきますと、経済社会にも大きなハレーションを起こすことになるかと思います。その中で、書面刑事規制や桜報閲覧、縦覧規制ですが、デジタル化にすることとアナログを一部猶予していくことは、社会の実態に合った適切な対応だったと評価をしたいと思います。ここで心配になるのは、今日もたびたび 言っていますが、セキュリティの課題であります。例えば、SNSなどでも、乗っ取りというのが横行して大きな問題となっております。アナログの方が安全だという意見もある中、このアナログ規制の見直しの必要について、ご説明をしていただきたいと思います。また、併せまして、どのようなセキュリティ対策を講じていくのか、お伺いしたいと思います。
1:18:55
お答え申し上げます。趣旨の再確認になるような部分もございますけれども、特に書面掲示規制や応報閲覧縦覧規制の見直しにつきましては、例えば、営業時間内に現地へ来訪することが求められていた規制を見直して、インターネットでの閲覧を可能にする。これも実際に現場でお客さん大変便利になるのではないかと思います。また、閲覧縦覧の対象となる情報のデジタル化や閲覧申請のオンライン化を進めて、デジタル完結を実現する。入り口だけじゃなくて、その先でありますとかですね。いったようなことを続けてやっていく必要がある。こういったところをやりますと、本当に自分もそうでございますが、市役所の手続きのために半日休む、何休む、大変な生活上苦労でございます。こういったところをですね、国民の利便性の向上や消費者の保護がかかる、といった効果が期待できるというふうに効果の方を考えてございます。先ほども参考人から答弁ございましたが、セキュリティの確保は大変重要な課題でございます。先ほどご説明したような対策をしっかり進めていくと同時に、先ほど経産省からも説明がありましたけれども、これに対して必要な支援策についてもしっかり政府一丸となって取り組んでまいりたいと考えてございます。
1:20:10
はい。そこで中小事業者、ホームページを持っていない事業者も数多くあります。今回の法改正でインターネットの閲覧を可能にするよう義務付けておりますけれども、中小零細企業には負担が大変だという場合、どのような支援策があるのかお伺いいたします。また今回の見直しでは、標識、利用料金等の掲示の見直しの一部につきましては、事業規模が小さい場合は、ですとか、また省令等で定める場合はデジタル対応の義務が免除されますけれども、中小企業は全事業者の95%と言われております。これはどこで線引きをするのかお伺いします。
1:20:56
お答え申し上げます。まず事業者、これはもう本当に業態にもよりますので、ここは所管省庁のお力を借りないと、一律にデジタル庁で現場も知らないまま判断することは難しいということで、施行に向けた十分な周知も含めて事業者の混乱が生じないよう、特に所管省庁と連携をしまして、普通、所管省庁の方でいろんな規制対象事業者に対する連絡ツールであるとかそういったものがございます。いきなりデジタル庁がポンと別のツールから出しても届きませんので、まずはそういったところを中心にしっかりとやらせていきたいと思ってございます。それから、適用除外の程度でございますが、なかなか一律に判断するのは難しい部分があるということと、それから先ほども別途御答弁申し 上げたとおり、騒がりながら段階的にはデジタル化を求めていきたい。そこらへんの手綱を引いたり押したりといったようなところがあろうかというふうに考えてございます。このため、各規制の趣旨や対象業界の実情を踏まえて、それぞれ各規制所管省庁の省令、これで規定をさせていただきたいというふうに考えてございます。周知も含めまして、柔軟に対応できるように、段階的にデジタル化を長い目では促せるように、しっかりと所管省庁と連携を取りまして取り組んでまいりたいと考えてございます。以上。
1:22:13
すいません。質問もまだございましたが、時間となりましたので終了します。ありがとうございました。
1:22:51
以上。森田君。理研部首相の森田でございます。よろしくお願いいたします。私からは、医療介護の分野を中心にお尋ねをさせていただきたいなというふうに考えております。改めて言うまでもありませんが、社会保障は国の予算の中でも非常に大きな分野をまず占めておりまして、その中でも医療介護という分野は、現場のスタッフさん、あるいは関わる事業所の数、こういったものを考えても非常に大きな影響を国の予算に対しても持っております。ここの分野を省力化、効率化するということは、非常に大きな国の財政としても大きなメリットがあると思いますし、そこで働いていらっしゃる多くの方の一人当たりの収入を増やしていくということを考えても、少しでも省力化をし、また現在職名している人手不足の問題ですね、あるいは職員さんの高齢化、こういったものにも、いろんなところでデジタル化、電子化というものが貢献できるんじゃないかなというふうに考えておりまして、そのようなことを質問させていただきたいなというふうに考えております。羽生田副大臣、コロから来ていただいております。 ありがとうございます。この前、マイナンバーの保険証の問題がございましたけれども、基本的にはデジタル化を入れていくということは私は賛成なんですが、あれは入口の部分だと私は思っておりまして、それを義務化するかどうかはちょっと別の話ですけれども、マイナンバーというか保険証のまずデジタル化のところで、例えば医療とか介護の分野でいうと、受け入れのところですね、例えば診療で言えば受付の部分ですけれども、まずそこの部分での電子化がなされたということなんですけれども、じゃあ、例えば医療の方であれば、そこから何が行われるかと言えば、例えばそれをですね、電子カルテの中に取り込んで受診をして、で、検査があったり、あるいは入院のときのそのいろんな経過観察の記録がそこに入ったり、で、例えば会計とかですね、そういったその報酬レセプトの請求とか、こういったところにも一連の問題として関わってくると。介護のところで言っても同じようにですね、やっぱりその介護保険証、保険証の方ちょっとまた後でしますが、介護の保険証があ って、それで受け入れて、介護計画を立て、で、実績をそこに入力をしたり、日頃の生活の記録をつけたりして、ここもまた請求があったり、就勤とかですね、そういったところまで一連のものとしてつながってくるということがありまして、デジタル化ということを考えるとですね、その入り口の部分は確かにそれで、今回デジタル化を義務化というかですね、全体的に入れるということになったわけですけれども、やっぱり全体として考えたときに、まだまだやるべきことというのがあるんじゃないかなと、そういう問題関心から質問させていただきたいなと思っております。全体としてやることによって、相乗効果がそこに生まれてですね、やっぱりその、がばっと人手を省力化することができ、本来業務ですね、本来業務というか、みんな本来業務ですけれども、人手をかけてやるべき仕事というところに人材を割くことができると。こういうことは非常に医療介護の現場にとっては大事なことではないかなというふうに考えております。それでですね、まずなんですけれども、医療の現場において、この前マイナンバー カードのことがありましたので、改めてですけれども、読み取りの機会の導入の割合について、現状をまずお聞かせいただきたいと思います。
1:26:28
お答え申し上げます。医療保険のオンライン資格確認についてでございますけれども、本年4月1日より保健医療機関、薬局に対して原則として導入を義務づけておりますけれども、令和4年度末時点でシステム整備が間に合わないなどやむを得ない事情がある保健医療機関、薬局を対象に導入義務の経過措置を設けてございます。直近5月7日時点で申し上げますと、義務化対象施設の約77%の医療機関、薬局で運用を開始していただいているところでございます。
1:27:01
ありがとうございます。副大臣、今77%というお話がございました。原則は全ての方に保健所のマイナンバー化ということがあるわけですけれども、これどうなんでしょう。今後の見通しについてお聞かせいただきたいと思います。
1:27:20
ナンバーカードによる医療保険のオンライン資格確認については、システム整備が間に合わないなどやむを得ない事情がある保健医療機関、薬局につきましては、導入義務の経過措置を設けるということにしておりまして、導入支援のための財政措置の期限も延長したところでございます。具体的にはそうした医療機関等については、遅くとも本年9月末までの経過措置を設ける一方で、システム事業者に更なる導入の加速化を促進しているところでございます。直近の導入ペーストを踏まえますと、本年9月末には義務化の対象となっている全ての医療機関等が、オンライン資格確認を導入することが十分に可能であるというふうに考えているところでございます。ただ引き続き導入の進捗状況等を踏まえながら、確実な導入に向けた支援に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
1:28:28
2つの見方があると思うんですけれども、まずは原則今回、電子化を保健所がしたわけですから、そこに向けて、こぼれるところがないように、医療機関についてアプローチをしていくという方向性がまず一つと。ただ一方で、それで廃業に追い込んで100%に持っていったということには決してしてはならないということがあろうかなと思います。ですからこれは100%ありきというよりは、多少の幅を設けてあっても、資格確認書だったですかね、ああいうものを設けてでも、やっぱりそこは一方的な見方かもしれないです。一面的な見方かもしれないですけれども、お年のいったお医者さんがやっているような、個人で開業していらっしゃるような、そういったお医者さんがこれを機会にやめようと、いい廃業の機会だと、こういうことにならないように、くれぐれも100%ありきではなくて、やっぱり丁寧な対応というものをぜひお願いしていきたいなというふうに考えております。それから、さっき言ったように一連のことというふうに考えてみたときのことで、順序をお尋ねしていきたいと思うんですが、請求ですね、医療機関であればレシフトであったり、介護であれば介護報酬、この電子請求の割合についてお答えいただきたいと思っております。
1:29:49
お答え申し上げます。医療機関や局における電子請求の状況についてでございますけれども、直近のデータでございます、令和5年2月診療分で申し上げますと、オンラインによる請求が約15.6万施設であり70.4%、それから光ディスク等による請求が約5.7万施設でございまして、25.8%となってございまして、全体で約21.3万施設、96.1%が電子請求を実施していただいているところでございます。
1:30:27
介護についてお答え申し上げます。介護事業所におけます電子請求の状況につきましては、個々中央会が集計した直近のデータでございますが、オンラインによる請求が約19万事業所、全体の79.2%、光ディスク等による請求が約3.9万事業所でございまして、全体の16.3%、合計で約22.9万事業所、95.6%が電子請求を実施していると承知しております。
1:31:08
ありがとうございます。両方とも、これはほぼ一致している数字だということで、受けたまりました96%ぐらいのところがですね、両方医療とも、医療介護とも、そのぐらいのところで電子的な請求をしているということです。ただ一方でですね、その残りの4%という数字がやっぱり気になるなというふうに思っています。これはさっき、追い込まないようにというよ うな言い方をさせていただきましたけれども、おそらくはこのあたりのこの4%あたりがですね、一つのさっきの追い込まない目安になってくるのかなというふうに思っておりまして、電子的に請求できていないということは、あんまりその、まあうちはパソコンを使いたくないなとかですね、今でも多分このレセプトを手で書いたり、請求をですね、手でつけたりして、あのー、国保連とかに送っているんじゃないかなと思いますけれども、まあそういった、あのー、事業所があるということをですね、まあ、あのー、気をつけながらやっていきたいなというふうに思うんですが、あのー、ちなみに、まあ今回のあの法案の中で、あのフロッピーディスクのことがございましたが、フロッピーディスクで出しているところってある、あるんでしょうか。
1:32:23
お答え申し上げます。医療保険におけますレセプトの請求方法の一つとして、光ディスク等による請求を可能としておりまして、この光ディスク等の一つとして、フロッピーディスクを用いるということも、これも含まれているものでございますけれども、その光ディスク等のうちの、その媒体の種類ごとの請求件数、こちらについては把握をしていないということでございます。なお、この医療保険におけるレセプトの請求方法についてでございますけれども、すでにオンラインによる請求は可能でございますので、今ご審議をいただいておりますデジタル規制改革推進の一括法案におけるオンライン申請を可能とする規定、こちらの対象となるものではないということでございます。
1:33:12
介護についてお答え申し上げます。介護保険における介護給付費の請求方法の一つといたしまして、厚生労働省令において光ディスク等による請求が規定されておるところでございます。この光ディスク等の一つとして、いわゆるフロピーディスクを用いることも許容されておると ころでございますけれども、この光ディスク等のうち、媒体の種類ごとの請求件数については、医療と同様に把握していないというところでございます。
1:33:45
把握をしていらっしゃらないということですね。特に今回の法案とは直接は関係ありませんので、承知しました。それからですね、さっきの続きになります、一連の流れの中でということになりますけれども、医療機関の電子カルテ、あるいは介護事業所でいけば計画書の作成だとか記録、こういったものに対する導入率というのを把握していらっしゃれば教えていただきたいと思います。
1:34:08
厚生労働省 条大臣官房医薬産業振興医療情報審議官。
1:34:14
お答え申し上げます。医療機関におきます電子カルテの導入率でございますが、初期のデータであります令和2年度の調査結果におきましては、一般病院の導入率は約6割、一般診療所の導入率は約5割となってございます。また、介護事業所におきます介護記録ソフトの導入率でございますが、訪問経由は約7割、通所経由は約5割、入所、泊まり、居住経由は約7割となってございます。
1:34:46
ありがとうございました。副大臣にお尋ねしたいんですが、先ほど申し上げたような一連の流れということで考えてみますと、先ほどの記録だとか、あるいは医療だったら電子カルテだとか、あるいは請求を電子化するとかですね、この辺りが揃って初めて保健所も電子化するというメリットが最大限発揮されると思うんですが、この辺り、今後の見通しについてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
1:35:19
厚生労働省におきましては、全局の医療機関の間で情報を円滑に共有できるように、電子カルテ情報の標準化にまず取り組んでいるというところでございます。医療電子カルテの導入に当たりましては、標準規格を用いて、相互に連携可能な電子カルテシステムの導入について、国としても支援を行っていきたい、またその促進を図っているというところでございます。そして標準規格に準拠したクラウドベースへの電子カルテの整備を行っているところでございますけれども、引き続き電子カルテの普及に向けては取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。また、介護事業所の介護記録ソフトの導入に当たりましても、介護現場の業務負担軽減に資する介護記録ソフト等のテクノロジーの導入について支援を行っているところでございまして、引き続き介護記録ソフトの一層の普及に向けて取り組んでまいりたいと思います。
1:36:26
ありがとうございます。先ほど申し上げたような入り口から出口まで含めた一体とした電子化とかデジタル化ということが必要だという話を申し上げましたけれども、やっぱり今まだ非常にパソコンの操作に馴染みのない方について扱いづらいというのが多分本当のところなんだろうなと思います。先ほどデータをお聞かせいただきましたけれども、例えば電子カルテだとか介護のソフトにしても、例えば半分ぐらいのところが導入していないということは、さっきの電子請求の数字からしてみても、やっぱり請求はとにかく打ち込んで、請求については打ち込んで送信はしたり、あるいはそれを書き込んで現物で出したりということはしていても、なかなか普段の電子カルテの入力であったりとか、あるいは記録を打ち込むまでの、例えば現場のデジタル的な力というか、そういったものが多分ないんだろうなと思いますが、これはまだ現場に力が必要だと言っているうちはちゃんとしたデジタル化ができていないんじゃないかなと私は思っています。要するに誰でもちゃんと現場にいる方が簡単に打ち込めるような、あるいは記録も自動的に取り込めるような、こういったことができて初めて、現場のデジタル化とか電子化というのが達成されるというふうに思っておりますので、そういった意味では今過渡期だと思っておりますので、ぜひ先ほどお話のあった標準化であるとか、あるいはもうちょっと簡単に入力できるような仕組みであるとか、こういうことをぜひ厚労省としても積極的に取り入れていっていただきたいなというふうに考えております。また、医療と介護というのをセットでお話をさせていただきましたけれども、医療については、これ義務化するかどうかといろいろな議論がありますけれども、保健所を電子化したと。介護の方の保健所もあるわけですけれども、これについての電子化というのはどうなんでしょうか。
1:38:23
介護保健所につきましては、現在のところ65歳となったときに、非保健者に一斉に送付をされるという形をとっておりまして、そしてまた、要介護認定の申請のときに、添付書類としてこの保健所を使うという形になっておると。そしてまた、サービスの受給時には、事業者への提示が必要となるというようなことで、紙を前提として現在のところ手続きが行われているというところでございます。こうした手続きを電子化することで、例えば利用者が、事業者や事業者の手続きがマイナンバーカードと1枚で完結することが期待されているわけでございますけれども、本年2月27日に行われました社会保障審議会、介護保健部会で議論を開始したところでございます。また、こうした見直しにあたりましては、自治体の業務フローやシステムそのものの見直し、あるいは様々な事情を持った方への配慮というものが、よく検討されていかないと非常に問題になってくるということもありますので、今後、この関係者の意見をよく聞きながら、介護保健部会等でしっかりと議論を進めてまいりたいと思っております。
1:39:43
デジタルに対応できない方への気遣いをするというのは、どこかのお話で聞いたような議論なんですけれども、医療でできるのであれば、介護でできるという考えで、私は当然なのかな、義務化するかどうかちょ っと話を別にしてですね。さっき介護の記録ソフト、入力ソフト計画書の作成なんかに、7割使っている事業所があるという話、まあその種類によりますけども、ありましたけども、ということは、やっぱりその7割にはですね、データでやりとりできる仕組みを作っていただければ、7割はもうかなり円滑に取り入れることができると、データでですね。そしてやっぱり今はですね、介護保険の番号をまず打ち込んで、名前は誰々ですと、今度はその成年月日が誰々ですと、こういうことを全部手打ちで打ち込んでから、いろんな介護の計画等に入っていくというようなことがありますので、ぜひですね、繰り返しになりますけど、一体的な考え方をするということがすごい大事なことだと思いますので、ぜひこういったところも取り組んでいただきたいなというふうに考えております。それからですね、ちょっと具体的なところに入りますけども、処遇改善という話がございまして、いろいろと介護の福祉に関わる人の賃金がすごく安いと、こういうのの中で、何回かにわたってですね、ずっとこの今、加算を取れるような形でやってきております。事業所にとってはですね、非常にこの書面を作るのが厄介でございまして、今は、さっき他の委員さんのご質問にもありましたけれども、紙ベースです。