19:35
それでは、皆さんおはようございます。これより会議を開きます。内閣提出「有漁船業の適正化に関する法律の一部を改正する法律案」を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日、政府参考人として、農林水産省大臣官房総括審議官杉中敦君、大臣官房総括審議官高橋貴男君、農産局長平方雄作君、経営局長村井正近君、農村振興局長青山豊久君、水産庁長官高谷隆君、水産庁次長安藤隆君、中小企業長経営支援部長横島直彦君、国土交通省大臣官房審議官佐々木俊一君、海事局次長宮武義文君、海上保安庁警備救難部長渡辺康則君、交通部長木見塚秀樹君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。認めます。これより質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:05
皆様おはようございます。自由人質の江藤拓でございます。質問の時間を与えていただきました、理事の皆様、それから委員の皆様方に、心から感謝申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
21:17
大臣御就任。改めておめでとうございます。本当にですね、この農政の大転換点ともいえるこの時代にですね、本当に隅々まで農政の現場を知っていらっしゃる方が、農林水産大臣におられるということはですね、農業、林業、水産業、すべての業界の方々がですね、喜んでおりますし、頼りにしております。そして私もですね、大変頼りにしておりますので、どうぞお体を十分にご利用されましてですね、頑張っていただきたいと思います。たくさんの思い出があります。大臣とはですね、同じインナーとしてですね、頑張ってきたわけでありますから、農協改革からですね、それから様々な経済連携協定、土曜も日曜も返事をしてですね、東京でみんなで個性に集まってですね、様々な対策を講じたことを、懐かしく今思い出しながら質問に立たせていただいております。それからですね、さっきのG7の農業大臣会合、素晴らしいリーダーシップがありました。ありがとうございました。宮崎県民もですね、本当に喜んでおりましてですね、宮崎県民を挙げて対応させていただき、各国の方々もですね、大変喜んでお帰りになりました。ありがとうございました。ここにおいて大臣がまとめられました大臣声明、これはまさにですね、歴史に残るレガシーと言えるものになったと思います。国際的にも本当に高く評価されております。特にですね、この声明文の中に盛り込まれました、持続可能な生産性向上のための実践的な措置に各国が取り組むこと。この文言はですね、今までのWTOのルール、これはですね、食料が生産過剰の時代に作られたWTOルールですから、絶対に書き込んじゃいけない、多分的な文言だったと思います。これがですね、今の歴史の変化、世界の変化を踏まえてですね、この文言が書き込まれたことはですね、まさに画期的なことだというふうに思います。世界のサプライチェーンとかですね、それとか、様々な混乱をですね、踏まえたものであってですね、素晴らしい声明になったと思います。特に大臣声明の中にあったですね、このロシアが食料を武器化すると、この武器化という言葉についてはですね、刺激的な言葉でありますが、非常に率直に表現しました。まさに世界の食料システムの不安の中にあります。そしてですね、食料安全保障の確立、これが世界的にも、そして日本では特にですね、求められているということをですね、この言葉のもとで示すことができたというふうに思います。今回のですね、農業大臣会合、大変セキュリティーが厳しかったわけであって、県警も大変だったんです。各国のですね、行事に対する敬意も厳しかったです。私も大臣の中には何人もですね、知っている方がいらっしゃるので、事前にちょっと話がしたいと。レセプションが終わったらですね、その後話ができないかということを農林水産省にお願いしたらですね、ちょっと難しいかもしれません、ということでした。私はご存知の結構ズズズしい性格ですので、レセプションが終わった後にですね、最初にビルザック農務大臣のところにキュッと行ってですね、大臣とちょっと話したいことがあります。横が空いてたんで、座ってもいいですかと言ったらですね、SPは嫌そうな顔をしてましたけど。大臣の方がですね、長官がいいよと言ってくれたので、横に座らせていただいてですね、親しくいろんな話をさせていただきました。大臣は倍の会談でしっかり話をされたと思いますけど、私も私なりにですね、い ろんな話ができてですね、非常に有意義だったと思います。その後ですね、まあアメリカが許したんだからということだったと思いますけども、カナダ、EU、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、それで全て話をすることができました。そしてですね、初めてでしたけども、国際農業開発基金のですね、総裁とも話をすることができました。私だけではなくてですね、この、例えばこの間の鹿児島全挙、これで内閣総理大臣賞を受賞したですね、佐藤光介君、そして宮崎県の未来の農業になっていくであろう若者たちがたくさん来てました、ゲストとしてですね。彼らもですね、礼作大臣も初めですね、各国の代表が気さくに記念撮影に応じてくださいまして、みんなですね、こんな機会が与えられると思わなかったと、本当にもう喜んでおりました。本当にですね、ありがたかったなと思っております。そして会場の外ではですね、えー、おはじめですね、日本の素晴らしい農業技術、こういった展示がたくさんされました。そして日本中の被災地も含めたですね、おいしいものがたくさん展示をされて供給されました、提供されました。各国の随行者の方々もですね、それを召し上がってですね、あー、本当に日本においしいものがたくさんあるなと、まあ宮崎県は当然ですけどもですね。大変ですね、皆様方喜んでおられてですね、本当に有意義な代表になったと思います。そして、ここではですね、ビジネスチャンスも生まれました。私の選挙区の中のですね、新富町のベンチャー企業で、アグリストというのがあるんですが、このピーマンの撤回する機械、AIなんですけども、これはですね、展示されていました。ご覧になっていただいたというふうに聞いております。これもですね、サミット後、えー、宮崎県とですね、えー、これを導入を、現場に導入を目指すですね、えー、連携協定を結ぶに至っております。様々なですね、チャンスを与えていただいたことに、改めて感謝をさせていただきたいと思います。えー、ちょっと前置きが長くなりましたけれどもですね、早速、それではですね、優越専業法の適正化に関する法律の一部を解説する法律案。これについて質問させていただきます。えー、なんでこれ、えっとお前やりたいんだと思っている方もいらっしゃると思いますが、多分ですね、一番釣り船にお世話になっているのは、国会議員の中で間違いなく私です。乗っている回数が一番多い。友人も一番多い。そして、魚釣りが一番うまいのも私。これも自負でありますからですね、異議を唱えることは許さないというところでありますけれども。まあ、そういうところでですね、私にとって釣りはですね、本当に生きていく上で、本当に私を支えてくれているものです。いろんなことがあります、生きていればですね、こうしともに。まあ、政治の世界、いろんな泥水も流れていますから、嫌な思いをすることもあるわけですけれども、そういったことがあってもですね、釣り仲間と海に出て朝日を見てですね、釣りをして、本当に立場なんか関係ないですよ。もう、社会的賃貸が全く関係ない。時には年齢も関係ない。本当にイコールに乗って立場でですね、バカ話をしながら釣りをしてですね、もう、えらいいじってくるんですよ、私のことをですね。馬鹿してんじゃないかといじってくるわけですけれども、そういう人間関係ができました。私にとって釣り仲間、そこでできた友人はですね、人生の宝であります。この宝をですね、与えてくれたこの漁業専業の世界、これがですね、今後とも信仰することが、私にとってもですね、そして、漁村にとってもとても大事なことだという思いがありましたものですから、今回無理を言ってですね、一人お願いをして質問に答えさせていただいた次第でございます。はじめにですね、法改正の経緯、それから背景について質問させていただきます。大臣、よろしくお願いします。これはですね、言うまでもなく、昨年の北海道、シェート国で発生した遊覧船の事故、これによってですね、海上運送法の改正が行われるということがありますから、当然、同じくお客さんを乗せるこの漁業船についてもですね、法改正が必要だと、私もそう思います。ここでおさすめしたいのはですね、漁業専業独特の理由、この遊覧船とは違うですね、独自の理由が、もし終わりになるということであればですね、その背景、その理由等を説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。以上。
28:12
はい。私の先輩の大臣であり、なおかつ今現在、まあ、党でいきますと、党の農林大臣を、調査会長をやっておられます江藤委員からこうして、大変お話をいただきましたことを、心から御礼を申し上げたいと思います。今まで農水大臣をされて、党の調査会長をやられた方は、何人かいらっしゃいますけど、一番印象に残っているのは、私はやっぱり入った頃が中川昭一先生だったもんですから、中川昭一先生は農水大臣をされて、党の調査会長をされた。そしてその後、また何人か変わられたんですけれども、やはり両方の農水大臣といいますか、農水省の大臣とそれから党の方の我々も農水大臣とこういうふうに言っておりますが、調査会長をやられていると、もう両方よくわかっておられる方でありますので、非常にお話をしやすいなと思っておりますし、また党の中でも、またこの場でも、入れろろ先輩として、御指導いただいておりますことを、心から御礼を申し上げます。それともう一つ御礼を申し上げたいのは、先ほど出ました宮崎でのG7の農業大臣会議でありました。まだ皆さん方にはそんなに詳しくは御報告申し上げておりませんでしたが、大変なこれはもう評判が良くて、実は来年イタリアが議長国になるんですが、私と同じテーブルだったもんですから、もうイタリアの大臣が恐縮しちゃって、俺はもう来年はもうやめようと思うと。何でですかと言ったら、こんな日本みたいな会合は開けないよと。こんなに至り尽くせりの会合をやってくれると困ったもんだ来年がという話をされまして、お褒めの言葉の中でもですね、大変最高の褒め言葉だったんだろうと思うぐらいに、大変イタリアの年配の方はいらっしゃらないからわからないと思いますが、私はすぐイタリアの大臣の名前だけ覚えました。ロロ・ブリジナ大臣と言って、昔私が高校時代に見た映画のジーナ・ロロ・ブリジナという女優さんがおられました。その人の生いっこになる方でありまして、それこそ有名な女優さんでありましたので、すぐそこから話を始めたんです。私は高校時代映画をよく見ておりましたが、新たな親戚の方だと思いますけれども、ジーナ・ロロ・ブリジナさんというのが私は大好きでしたという話から始まって、そして親しくなったという、そんなこともありましてですね、まず向こうの方々の大臣の名前をすぐ覚えられるということはないんですけれども、ジーナ・ロロ・ブリジナさんだけはよく覚えておりましたので、すぐ話をしました。そのロロ・ブリジナ大臣が、もう野村さんねって、俺はもう来年イタリアでやることが怖くなってきたよというぐらいに、大変なこれはもう、美に入り才に入りのいろんな、我が日本国の接待から、あるいは解の持ち方から、すべてでありました。そのために農水省から140人行っていただいたんですよ。140人の職員が行って、それこそ大部屋というぐらいの部屋に、一部屋に皆さん詰め込まれてやったんですが、すいません。そうですね。時間がないですから。はい。わかりました。今チェックが入りましたので、短く答弁を申し上げますが、そのぐらい素晴らしい宮崎会合を大成功だったということだけを、ご報告したいと思いますが、遊戯王戦の先ほどご質問がありました話につ きましては、首相者がこの前の北海道の事故もございましたし、あるいは昨年のシレトコですね、これがありましたし、安全対策を強化していく必要があるということは、もうこれは江藤委員も御存じのとおりであります。自分でよく船に乗っておられますから、よくお分かりいただいておりますが、昨年閣議決定しました水産基本計画におきましても、地域の実情に応じた秩序ある遊戯船業の進行を図って活性化をやろうということは、やりました。この中で課題に対応するために、いくつか挙げました。一つは遊戯船の安全性の向上の中では、特に業務規定の提出の義務化、こういったものがありませんでした。遊戯船の業務規定の提出の義務化、それから、遊戯業者の登録要件の厳格化、船長さんが大体なられるんですけれども、この登録要件が非常にゆるゆるだったということがあります。それから事故の報告の義務化、これもなかなか徹底されておりませんでした。それから標識のインターネットにおける提示の義務化、こういったようなことをいろいろ法律の中で義務化、今まで抜け落ちていたことを義務化していこうということになっておりますので、こういったことを徹底しながら、できるだけお客さんにも楽しんでもらうし、それから安全性にも気をつけながらやっていこうと思っているところでございます。
34:04
ありがとうございます。それではもう少し詳しくお伺いいたします。これは答弁を求めません。登録の業務規定の提出の義務化ということでありますけれども、義務ということになると、今のもちゃんと提出はしているんですよ。提出はしているけれども、法律に書かれて義務ということになるとやはり現場が緊張しますので、丁寧な業務規定の例、水産庁としては例を示して、ひな形をつくって、それを出していただきたいというふうに思います。それから、登録における厳格化、これは必要だと思います。必要だと思いますが、厳格という言葉 がつくと、やはり現場が緊張するわけですよ。この内容も早めに施行まで1年ありますから、その間になるべく早く内容を現場に知らせることが必要だと思います。これはもう御答弁を求めたいと思います。事故報告の義務化。これは事故はいろいろあるんですよ。大体の事故は釣人の責任ですよ。私も海に落ちたことがあります。それは魚が釣れて、タモですくうんですけどね。なかなか背が高いと網が届かなかったりするんですよ。つい魚が欲しいものだから、低いところに降りて、網を出したら、高波が来て、さらわれて海に落ちました。ライフジャケットを着てましたから、当然なんともなかったわけでありますけれども、これはもう完全に私の過失です。船長が悪いわけでは全くありません。それから、背づけのタイミングで落ちる人もいます。岩場に船がガッと乗りつけるわけですけれども、そして着いたら、エンジンをもう1回吹かせて、ぐっともう1段乗り上げて、船を固定化してから、船長がいいですよと言ったら、釣人は急に上がるんですよ。それを待たなきゃいけないんですよ。でも、慣れていない人、それから釣りは楽しいですから、一刻も早く釣り座に上がりたい人は、船長の指示を待たずに、パッと行っちゃう人もいました。私も2回か3回か見たことがありますよ。見事に海に落ちました。これを事業責任者、いわゆる遊戯王さんの責任だと言われても、不信心に従わないわけですから。ですから、この報告の義務化というのが、都道府県から仕掛かるべき指導がちゃんとできるようにするために、事項を全て漏れなく報告しろという内容になっているようでありますけれども、例えばインターネットに、江藤のやっている釣り船が、これだけの事故が去年起こしましたと、ベタで報告をされたり、船頭は何も悪くないのに、事業者は何も悪くないのに、釣人の身勝手な行動によって起こった事故であったり、死亡事故であったりするのに、それが数字だけ載ってしまうということになると、その釣り船の評判が落ちて、お客さんが減ってしまうとか、そうい うことになると、私は非常に不公平だと思うんですね。そこのところの運用の仕方を、私はしっかり考える必要があるんだろうと思います。教育会の設置については、これも必要はしません。やはり教育会を作った方がいいですよ。どんな場面でも、話し合いをすることは大事です。なかなか、海の男というのは、我が強いですから、それぞれの思いがあります。そして遊業船も、漁業者との調和も取らなければなりません。いわゆる釣り船というのは、漁業者からすると、時に邪魔だなと思う時もあるわけであります。そういう時も、漁業も含めて、役場も含めて、話し合いの場を作ることも必要だと思いますので、これはできる規定になっていますよね。義務化じゃなくて。できるだけ、地域の実情を踏まえて、地域の特性を生かした教育会を作れるように指導していただきたいと思います。ご答弁をよろしくお願いします。
37:31
お答え申し上げます。4点ほどご指導いただきましたけれども、そのうち1点ご質問ということで、事故の届出の話です。今般の法改正で、事故発生時の知事への報告を義務付けた目的は、業を監督する都道府県が、事故情報を迅速に把握し、適切に指導監督等を行うことができるようにすることでございます。このため、優先業者にありましては、世話多市であっても、事故が生じた場合には、責任の所在について予断することなく、まずは都道府県知事に報告していただきたいと考えております。その後の、安全情報に係る公表について、その事故をどう公表するかについては、先生からご指摘ありました、責任のありか等も含めて検討してまいりたいと考えます。それ以外のご指導いただいた点については、ご指導の下、しっかり取り組んでまいりたいと思います。
38:33
やはり、誰が責任を取るべきかということは、もう次にかかわらず、登山でも何でもそうですよ。その責任の所在は、しっかりと診別されるべきだということを指摘しておきたいと思います。それから、もうこれもほとんど答弁を求めません。時間がなくなってきたので。霊災事業者には、やはり配慮しなければいけません。漁村は、なかなか大変ですよ。温暖化も進んで、魚も取れなくなったり、この時期はほとんど漁がない、そういう時期もあります。そういう時に、漁業者が、休みの時期に遊業船をいつでも乗る時もあります。ですから、小規模事業者なんですね。非常にやはり、そして皆さん方はわからないと思いますけど、非常に過酷な仕事なんですよ。下渡ししますよね、朝4時とか5時に、暗いうちに。そして、大体9時か10時くらいに一回見回りに来ます。「大丈夫ですか」と、安全確認ですね。そして、場所を変えたければ、せがわりと言って、場所を変わらせます。そして、気象が急激に変化すれば、「露日」とか言い上がっても、「早上がり」と我々は呼んでますけども、もう「警視中」ですね。「回収します」と。「回収しますから用意してください」と、電話がかかってきてですね。そして、私も1時間ぐらいで帰らされたことがありますよ、せっかく楽しみにしてたのに。そうやってやっぱり船長たちはですね、安全にものすごく気を配っているわけですよ。そして、夜釣りともなるとですね、今度は夜でしょ。寝てられないですよ、船頭は。寝ててですね、電話が鳴ってですね、例えば心臓が苦しくなったとか、誰かが落ちたとか、いったら駆けつけなきゃなりませんし、緊急連絡しなきゃいけない。そういうことでありますからですね、なかなか過酷な仕事なんですよ、これは。本当に責任のあるですね。ですから、私の地元で若干例を言うとですね、非常に私の友人であったですね、私が生まれた在所、門川町の青江丸、辞めてしまいました。船も立派な船だったけど、他県に売られてしまいました。北浦町の紅江丸も廃業してしまいました。私も大変お世話になって、葛丸もですね、今月廃業します。そして島の浦の青福丸、それから利丸、これもですね、廃業してしまいました。お客さんはいるんですよ。このコロナでですね、釣りに対する注目が高まりました、ぐっと。それにもかかわらずですね、やっぱり事業消去ができない、廃業に追い込まれるということはですね、やっぱり非常に私は漁村の振興という面から見てもですね、私は問題だと思うんですね。ということであればですね、この法律の中にも書いてあるですね、地域の実情に応じた、実情に応じた、実情ある遊業宣言の振興を図って、それと漁村の活性化に寄与する、という法の趣旨をですね、守るような指導をしなければいけない。あまりに厳しいことをガリガリとやってですね、そんなうるせえことを言うんだったら、もうやめちゃおうというようなことになるのであればですね、これは漁村の振興とは真逆でありますので、そういうことについてはですね、しっかり考えていただきたい。そしてですね、法律の中にはですね、漁業宣言に対する支援、こういったものもやる、というようなことは書いてありますが、まだ具体的なことはまずわかりません。もちろんですね、まあ、法律が成功して、成立して1年以内ということはありますから、検討する時間はしっかりありますけれども、やはりですね、この振興をするということであれば、何らかの支援策をですね、負担も増えるわけですから、しっかりと考えていただけるように、そして霊災事業者がですね、漁業証券も含めて事業が成り立つようにやっていただきたいというふうに思います。時間がないのでもう答弁を求めないことにします。どうしてもですね、やりたいことがありますので。皆様方にですね、お配りしましたこの1枚紙だけ、ちょっとご覧ください。この、これはですね、自民党のですね、中にある食料産業政策委員会、私の一番の親友でですね、友人であります、宮下一郎先生が委員長を務めていただいている、その会でですね、この資料であります。私これ配られたときにですね、ミスプリじゃないかと思いました。何だこれはと。何かの間違いだろうと思いました。というのはですね、まず1980年のところをご覧くださ い。飲食料品の国内最終消費額、49兆5千億。これがですね、ちょっと資料古いですけど、2015年、83兆5千億になっています。随分伸びました。それはそうでしょう。それは当然だと思いますよ。しかし、1980年国内生産、生産者のところは12兆3千億。そして2015年国内生産、生産者9兆7千億。何でこんなに伸びているのに、生産者の手取りがこんなに減るんですか。やっぱりですね、生産、流通、加工、販売、購買、そういった昇流の流れがですね、本当に歪んでいるということが一つの小さなですね、もちろんですね、加工するのに手間もかかります。運送費もかかります。様々ありますから、全てこれを、全ての数字がですね、正しいというふうに、言うつもりはありませんけれども、あまりにもひどい。あまりにもひどいと私は思うわけであります。大臣はですね、大臣に就任されてすぐですね、もうフランスのエガリム二法、これを参考にしてですね、価格転換がしっかりできるようにやりたいということをおっしゃいました。勇気のある発言だったと思い ます。素晴らしいと思いますよ。それにはですね、やはり生産統計、生産費統計、これしっかりとらなければなりません。ドッキン法の壁もあります。生産者もですね、自分たちでですね、どれだけのコストがかかっているか、そういった費用の把握ということもですね、生産者の努力もかかわらせます。そしてですね、高くなればですね、国民の理解も求めなければなりません。どうしてそうなったのか。しかし国民に理解したとしてもですね、国民に購買力がなければ、安い海外の野菜を買ってしまうようなことになりかねない。ということであればですね、やはりですね、所得の向上、賃金の上げることがですね、農業を支える上でも、一時産業を支える上でも、経済を再生して、しっかりと今の内閣の下でですね、国民が所得が向上したんだと、購買力が上がったんだという体制を作らなければですね、農業の未来も暗いというふうに思います。もしこのままの状態をですね、ずっと放置してしまったとするならばですね、私はもう生産現場を持たないと思いますよ。今まではですね、 お人よしでずっとですね、市場を任せて値段決まってきました。大手の購買者の力に負けてきました。でもですね、我々が立ち上がらなければならない。大臣と同じ思いであります。困るのは国民ですから。食料が安定的に供給されなくなったら。憲法のもとでもですね、国民の生命と財産を守るということは、我々国会議員の最低限の義務です。そして憲法25条の1条にありますですね、健康で文化的な最低限の生活を営む権利の実現、これができなくなってしまいます。食べるということは基本ですから。下手をするとですね、これだけ世界の中で紛争がですね、頻発する世の中になってしまったらですね、何が起こるかわかりません。我々は戦中戦後、いわゆる国民が飢えるということを経験しました。予算委員会で私が食料安全保障の質問に立ったときにですね、パネルを出させていただきました。国会議事場の前には、あの噴水のあるところも全部畑で芋を作って、そして国民の飢えをしのぐためにですね、あらゆる 土地に芋やいろんなものを作ってですね、飢えをしのいでいた。都会の人は買い出し列車に乗ってですね、芋を買いに行っていた。そういうですね、飢えというものを我々は80年で忘れてしまいました。しかし、今こそですね、東波の壁をしっかりと越えてですね、幅広の議論をしっかりとして、国民のために、そして農家の皆さん方がですね、希望を持って、そしてしっかりと担い手が育つようにですね、我々は食料安全保障の確立を実現していけばならないというふうに思っています。私の申し上げたことについて、ご感想をいただければ、一言お願いいたします。以上、野村農林水産大臣、答弁を簡潔にお願いします。はい。もう、応戦のとおりでございまして、もう私は、この言葉を挟む必要はないぐらいに、江藤先生の方からいろんなことをおっしゃっていただきました。今、基本法の見直しを進めておりまして、その中の議論の中でも、今おっしゃいましたようなことが出てまいりました。特に今回、江藤先生も、江藤調査会長も出ておられたんですが、全中の方からは、やはり価格転嫁を中心にした要請というのが、非常に大きくクローズアップされた形で出ておりましたので、これはやはり基本法の中でも、今検討もしていただいておりますが、いろんな要件があるものですから、なかなか難しい面もあります。ただ、フランスでも始まりましたけれども、まだ序についたばかりだし、日本ではどういうやり方をしていけばいいのかという、いろんな課題を今整理もしておりますが、ただ、私は、全中がそこだけ、我々というか政府に価格転嫁をしろというのであれば、昔やっていた、生産者自ら生産費調査をやって、コストはこれだけかかるということを、自らもやはりきちっと出してこないと、ただ政府の出した生産費調査で議論をするというのは、同じ土俵の上には乗らないんじゃないの、こういう話はいたしておりますので、それぞれのいろんな条件といいますか、そういったことをやりながら、お互いに話し合いを進めていこうと思っておりますが、いずれにしても、今回の基本法納税の改正の中で、大きな大きなテーマになるというふうには、認識をいたしておるところでございますので、ぜひまた皆さん方のお知恵も借りたいと、かように思っているところでございます。
47:48
ありがとうございました。ありがとうございました。
48:06
よろしくお願いいたします。法案の中身に入ります前に、これまでも海難事故というのは、数多く起きております。いろんな理由がありますけれども、やはり、安全確保を怠るという、そうしたヒューマンエラーのような事故は、やはりなくしていかなければなりません。