1:05
ただいまから農林水産委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、吉井明君が委員を辞任され、その補欠として若林陽平君が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が1名決院となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により、委員長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に宮崎雅男君を指名いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。農林水産に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房、内閣参事官、吉住秀夫君ほか、17名を政府参考人として出席を 求め、その説明を聴取することに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。農林水産に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
2:19
自民党福井県選出の滝並裕文です。現在、党の水産部会長を務めており、まずは水産関係の質問から入りたいと思います。今回、漁港なども活用した海魚の振興を目指す、漁港漁場整備法等の改正案が提出されており、これはいわば浜の地方創生として高く評価したいと思います。一方で、気になっている点があります。各地で同様の事案が起きているのかと思いますが、私の地元福井県でも、一部のマナーが悪い釣人が、漁港の立入禁止区域に入ってしまうとか、プレジャーボートが無断で漁港内に乗り入れてくるなどの問題が起きています。税金で作っているのから、だから納税者は自由に使えるはずとおっしゃる方もいるようですが 、漁港は漁業振興の目的で税金を投入して整備しており、それ以外は本来は目的買い仕様であります。あくまで漁業を阻害しない限りにおいて、それ以外の行為が許されるものであり、漁業との両立が大原則です。そこで今回の海業振興の法改正が、このような両立に向けた秩序ある海業の振興に資するものとなるべきでしょう。例えば漁港において、安心かつ使いやすい形での釣りやプレジャーボート等の使用ができるような整備がなされ、これに対して地元の漁港漁業者等が、そこから使用料を得られるというような、ウィンウィンの関係が築かれればと願いますが、本件について大臣の見解を伺います。
3:53
はい。滝並委員は自民党の水産部会長で、非常にこの水産関係に明るい方でございますが、今ちょっと気になった話がありまして、両立という話がありました。私の鹿児島では非常にこの海業の推進というか、海業が非常に進んでおりまして、いや海業ですね。それでそのレストランとか何とかが相当非常に流行っておりまして、それでもって漁業の経営とか、あれは漁民の方々のいろんな憩いの場になってたりとか、そういったようなことがやっておりますので、滝並委員のところがどうなっているのか、私もあまり承知しておりませんが、両立しているのではないかと、私は自分の地元を考えたときにはそう思っておりましたが、いろんな、しかし漁協というのはもともとは、漁船の経流だとか、水揚げの荷捌きだとか、水産物の荷捌きといった、漁業活動を営むための根拠地であることから、これはもう漁業上が利用が大事だということは、もう誰もが分かっているわけでありますが、農林水産省といたしましては、R4年に閣議決定をしました、漁業漁場整備長期計画におりまして、そういったような海業の利用に関するガイドラインが示されたところでございまして、そういった意味では、地方工業団体なり漁業利用者の周知を図りながら、今おっしゃいました、両立する運輸の関係になっていかないと、どちらかがあまり邪魔をしていくということには好ましくな いんだろうなと思いますけれども、ただやっぱりそれは地域地域によって違うのかなとも思ったりしておりますけれども、ただ今最近この海業に対する関心が高くなってきていて、そして皆さん方大変力も入れておられるようでございますが、そのことが魚の消費拡大なり、あるいは魚に対する理解なり、こういうことにも役立っているんだろうと、こんなふうに思っておりますので、おっしゃいましたように運輸の関係となるように、秩序ある海業の利用に関するガイドラインに沿ってやっていただきたいと、こんなふうに思っているところでございます。
6:44
浜の活性化にしっかり資するように運用していっていただければと思います。次に気候変動による海洋環境の変化が影響していると思われる、急潮、急な潮ですが、問題について質問させていただきます。地元福井県では昨年夏、越前町の複数の 低地網で、急潮による大規模な網破損が発生したのをはじめ、越前海岸から若狭の浜に至る広範囲で、動地多発的に漁具被害が発生しました。今後、急潮研究の推進、破損漁具に対する支援、急潮被害の防止となる強度な網の開発などが求められますが、政府がどのように支援をしていくのか、水産庁長官にお伺いします。
7:29
お答えいたします。急潮につきましては、発生を予測して準備し、またその予測の精度を上げることと、急潮に強い漁具の導入の2つの面から対応しているところでございます。発生の予測につきましては、潮流などの海洋観測データの蓄積が必要となりますので、水産研究教育機構、都道府県及び民間企業が収集したデータを共有・解析し、予測情報の提供やその精度向上が可能な体制を整えております。これらに対しましては、国も支援しているところでございます。また、急潮に強い漁具の導入につきましては、水産業成長産業課、沿岸地域創出事業、いわゆる新リース事業による支援のほか、制度資金の利用が可能となっております。
8:20
よろしくお願いいたします。連休中にも報道ありましたが、不足の事態における食料安全保障の対応については、現在、農水省が策定した緊急事態食料安全保障指針より、例えば、開始名の是正などの対応について整理がされていますが、あくまで農水省が定めた指針にすぎません。政府全体として、食料危機への対応を講ずるために、意思決定や命令を行う法的根拠を明確化する必要があり、先期時に向けて国民や事業者等への制約を伴う手法も想定せねばなりません。その際には、制約に対する財政的な措置も検討する必要があるでしょう。ウクライナ侵略など近年の食料安全保障に関するリスクの高まりに踏まえ、今こそ、現行の農水省指針に掲げられている各措置について、改めて見直しを行い、政府全体での食料危機対応に向けた法整備をすべきと考えますが、農水省の見解を伺います。
9:20
ありがとうございます。滝並先生ご認識のとおり、不足の事態に備える体制について、しっかりと検討していく必要があると考えております。4月28日の検証部会におきましても、不足の事態の対応について議論が行われました。現在の指針は、制約を伴う措置についての法的根拠足りないという指摘がなされた上で、不足の事態に関係省庁が連携して対応できるよう、政府全体の意思決定を行う体制の在り方や、その体制を整備する法的根拠の有無、体制を整備する基準についての検討が必要、また、食料安全保障のリスクに応じた措置について、現行の法的措置で十分かどうかの検証や、必要な義務的 措置、それに関連する財政的な措置等の必要性などが議論されたところであります。これらの議論を踏まえ、農水省としましては、6月を目途に、食料、農業、農村政策の新たな展開方向を取りまとめていきたいと考えております。
10:21
ありがとうございます。その関連で、農水省にはよく申し上げていますが、政策立案において、供給側、サプライサイドについてばかり考えているのではないかという懸念があります。食料安全保障と並んで語られることの多いのが、エネルギー安全保障ですけれども、エネルギーの世界では、需要側にも省エネや節電要請、計画停電など、制約を求めるような政策が多々あります。同様に食料についても、昨今の国際情勢を考えれば、需要側の方向づけコントロールに向けた政策群も、準備せねばならない時期に来ているのではないかと思います。すなわち、食料確保の 危機が視野に入ろうかというときに、好きなものを何でも世界各国から食べてください、というように、需要については、所要のままの政策でいいのでしょうか。例えば、食料安全保障を考えるのであれば、自給率に優秀な米を一層活用する方向に向かわねばならないのに、米の消費量が落ちているから、とにかくそれに合わせて供給を減らしましょう、というのだけでは、食料安全保障の推進とは言い難いと思います。食料危機のリスクを目の前にして、今こそ需要側を国商国産に向けていくことが、非常に重要であると考えますが、大臣の見解をお伺いします。
11:35
ありがとうございます。本当に委員御指摘のとおりですね、世界的に食料生産が不安定化する中、我が国の食料安全保障を確保するためには、安定的な輸入と適切な備蓄を図りつつ、国内生産を増大するとともに、国産品が着実に消費されることが重要であると考えております。そのためには、消費者が食料生産についてより理解を深めることや、農業生産側と食品関連事業者の双方の努力により、国産の農林水産物が利用されるようにしていく必要があると考えております。そのため、農林水産省としましては、例えば、米の消費拡大におきましては、学校米販給食の推進・定着、米と健康に着目した情報発信などの取り組みに加え、パックご飯や米粉など消費者が利用しやすい形態での供給を増大するため、米粉専用品種などの生産を促進するとともに、これらの消費拡大に向けて取り組みを行ってきたところであります。引き続き、加工原料に適した農産物生産など、需要に応じた生産の促進や環境負荷低減の取り組みの見える化等を通じた消費者の理解、行動変容を通じて国産の消費拡大に努めてまいりたいと考えております。
12:56
連休前に、某民放局員が米の生産についてテレビで「食べないものを作ってもしょうがない。我々の需要を変えろとだって無理」と公明して、コメントしてネット等で大きく批判されるということがありました。食料安保が重視される中の推奨が、この局員と同じような考えに陥らないように、需要側への政策立案をしっかりやっていただきたいと思います。今、触れてきたこのように、食料安全保障の観点から言えば、やはり持久率100%の米が優秀です。我が国の長い歴史の中でずっと作り続けられてきたものであり、日本の気候風土に一番あった作物です。今こそ米が注目され、水田がもっと活用されればならないはずです。ところが、なかなかそういうふうになっていない感があります。食料安保を言うなら米関連予算も増やして然るべきではないかと思いますけれども、必ずしも増えている感じがしません。地元福井県は、こっしり稼ぎを福井県の農業試験場で生んだ土地柄だけに、政府は米水田を軽く見ているのではないかという声もよく聞きます。続いては、食料安全保障を踏まえ米水田の重要性と、それを受けた政策の方向性について 、農水省の見解を伺います。
14:10
主食である米の国内生産を持続するという観点から、米の消費拡大、特に重要な課題と認識しております。このため、先ほども申し上げましたけれども、学校米飯給食、またパックご飯、また輸出の促進、米粉、あらゆる面で米の消費拡大に取り組んでいきたいと考えております。特に米粉につきましては、米粉用米の生産振興に加え、消費者に受け入れられる商品となるよう、米粉の特徴を生かした新商品の開発、米粉のパン、麺など、生産機械、設備の導入などへの支援も行っていきます。また、米の輸出につきましては、日本三米の新たな市場を開拓するとともに、アメリカ等におけるパックご飯など需要の開拓を図るため、海生輸出促進法に基づく米の認定団体を中心としたオールジャパンでのプロモーションの強化、輸出向けパックご飯の製造ライン等の整備などにより、さらなる輸出促進に取り組んでまいりたいと考えております。今後とも米の消費拡大への取り組みなどを通じて、需要に応じた生産を推進してまいりたいと考えております。
15:20
二十歳かも含め水田が減っていますけれど、いざというときに増産しようとしても、水田として農地が守られていなければなし得ません。水田米はしっかり食料安保の中で重視していただきたいと思います。さて私は福井県参林協会の会長も務めておりますところ、次林業に関連し、建築物の木造化推進などについて質問します。現在全国各地で民間の木造ビルも立ち始めていますが、私はかねてよりエコーでクリーンな企業を自称するなら自社ビルは木造化すべしと提唱しております。そして自民党の議連、都市部における中高層建築物等の木造化推進により国産材の需要を拡大し、気候変動対策や地方創生等へ貢献することを目指す、森を生かす街の木造化推進銀連盟において、私は事務局知事長も務めておりますが、昨年にこの同議連が中心となって法改正し、木造利用促進の対象を公共建築物のみならず民間を含め建築物一般に拡大、冒 頭申し上げた民間の木造ビル建設の後押しとなっております。また一般の低層住宅分野においても数年前のウッドショックをきっかけとして、住宅メーカー等が不透明感を伸ばす輸入木材から国産材に目を向け始めています。こうした国産材の活用に向けた動きは森林資源が利用期を迎えている我が国の林業の持続的な成長発展に向けて重要なポイントとなるとともに、循環利用を促すことでGXやSDGsといった潮流にもかなうものであり、この動きをさらに加速せねばなりません。一方で、この需要側の川下の事業者等からは国産材を安定的に供給してもらうことが必要といった声が、そして供給側の方は川上、川中ですけれども、安定した需要拡大がなければ安定供給にはつながらないという声がそれぞれあります。ついては、建築物全般の木造化、木質化を通じて国産材の需要を一時的なものでなく着実に拡大していくことと、こうした需要に対して国産材を安定的持続的に供給していくことを車の両輪として取り組むべきと考えますけれども、大臣の決意をお考えしたい。
17:35
お答えをいたします。国産材の需要 拡大に向けては、委員にもお力添えをいただいた、町の木造化推進法等により、建築分野における木材利用が拡大しております。また、いわゆるウッドショック等により、国産材の需要が高まりを見せたところです。これを一時的なものではなく着実に拡大させていくことが重要であると考えております。一方、我が国の人口林資源が本格的な利用期を迎えている中、こうした需要に的確に応え、林業・木材産業を成長発展させるためには、国産材を安定的、持続的に供給する体制を整えることが重要だと考えております。委員がご指導いただいております、森を生かす町の木造化推進議連、こういったところからのご意見等々も賜っておりますけれども、このような考え方のもと、農林水産省としましては、川下において、これまで木材があまり使われてこなかった中高層や非住宅の建築物などにおける木材利用の促進や、付加価値の高い木材製品の輸出促進などによる需要の拡大などに取り組みを進めるとともに、川中において、担い手の育成確保や路紋整備、木材加工流通施設の整備などによる国産材の供給体制の構築に取り組むなど、需要面と供給面の両方の取り組みをしっかりと進めてまいりたいと考えております。
19:22
よろしくお願いします。次に、農業農村所得培造計画について伺います。政府は2013年第2次安倍政権において、10年間で農業農村の所得培造計画を目指すことを決定し、様々な取り組みをなされてきております。その進捗状況ですが、お手元の資料1にありますように、実は農業所得に関しては3.5兆円の目標は、4年間、2017年の時点で既に目標を上回る3.8兆円を達成しており、これは立派なことだと評価したいと思います。その後、コロナ禍もしたまっておりますが、おおむね目標を満たしていると言ってもよいでしょう。一方、農村所得に関しては、資料1にも書いてありますが、2019年時点で2.2兆円、着実に伸びてはいますが、2025年4.5兆円の目標までには道のりはまだ遠いと思います。この農村所得については、この倍増計画に示された7分野において、例えばコロナ後のインバウンド拡大を農村地域に呼び込むなど、しっかり農村所得が向上するように取り組んでいただきたいと思います。また、そもそも農業所得で数値的な達成がされていたときでも、その実感が伴っていないというのが、現場農業者の本音ではないかと思います。地域間拡散もあるのかもしれませんが、この点はどう対応していく のでしょうか。それも含め、今後2025年までの残りの期間、農業農村所得倍増計画の完遂に向けて、どう取り組んでいくつもりか、農水省の見解を伺います。
20:55
農業農村所得の倍増目標、久しぶりに御質問を受けました。野党の皆さんからこのことについての質問が何回もあったことは覚えておりますが、久々に与党の方から御質問をいただきましたので、ちょっとびっくりしておりますが、これは今、滝並委員おっしゃいましたように、10年計画で倍増させるという、所得倍増計画を何か考えないといけないんじゃないかということで、平成25年の12月に活力創造プランの中で考えられた仕組みでありました。このうち、今おっしゃいましたように、農業所得につきましては、平成25年の2兆9千億から、令和3年では3兆3千億まで伸びてきたということで、これにつきましては、令和7年で3兆5千億ですから、これは目標達成は可能だろうというふうに思っておるところでありますが、ただ農村地域の関連所得につきましては、25年度の1兆2兆円から、1.2兆円から、令和2年度では2.2兆円、1兆円まで増加はしておりますが、その後ずっと足踏み状態でございまして、令和7年に向けて取り組みもさらに加速していく必要があるというふうに思ってございます。ただ、具体的には、農業と食料産業の連携による6次産業化、あるいはまた農村に滞在して地域の食を味わってもらう農博など、農村漁村発イノベーションの推進等を通じて、農村地域の関連所得の増大に向けて施策を推進してまいりたいというふうに思っておりますし、さらには、その後農林水産業の推進によりまして、生産性向上に向けた施策や、世界の食事場の獲得を視野に入れた輸出の促進など、農業農村における所得向上に向けた施策を通じて、農業現場において所得向上が実感できるような取組を推進してまいりたいというふうに考えておりますが、これは大変厳しいあるいはまた難しい課題であることはもう十分承知しておりますが、この農村地域の関連所得の向上ということにも目を向けていかなきゃいかないと、このことは十分認識いたしておりところでございます。秋田博文君、ありがとうございました。
24:05
おはようございます。立憲民主社民の徳永でございます。今日は厚生労働省から佐々木審議官、消費者省から与田審議官にお越しいただきましてありがとうございます。それでは早速質問に入らせていただきますが、まず厚生労働省にお伺いいたします。我が国の食料自給率38%、6割以上の食品を海外からの輸入に依存しているわけでございますが、そういう中で海外から輸入している食品が安全なのか大変に心配をしているところでございます。この食品の安全を確認する検査、これはどのように行われているのか教えてください。
24:47
お答えいたします。我が国への食品の輸入業者には、輸入の都度届出を行うことが義務付けられております。これに基づいて、県疫所において審査及び検査を行っております。具体的には、輸入食品の検査につきましては、我が国における食品の規格基準、この我が国の基準に適合するか否か、これを確認いたします。そうした食品が輸入されないよう、いくつかチェックコムがあります。食品添加物、残留農薬、遺伝子組み替え食品等を検査するためにサンプリングをとっておくのが、これをモニタリング検査と呼んでおります。その上で、モニタリング検査等の結果、食品衛生法に違反する可能性が高いと判断された食品を対象として、今度は輸入者の経費負担によって輸入された全量を止めおいて検査をする、命令検査、こうした形で違反リスクに応じた検査を行っているところでございます。
25:43
どのように検査をするのかというのは分かりましたが、輸入食品のですね、近年の年度別の届出件数、検査の割合、また食品衛生法の違反件数についてお伺いします。
26:00
お答えいたします。近年ですので、令和元年2年3年についてお答えいたします。まず、令和元年度でございますが、届出件数は約254万件、検査割合は8.5%、違反件数が763件、令和2年度は、届出件数が約235万件、検査割合が8.5%、違反件数が691件、令和3年度は、届出件数が約246万件、検査割合が8.3%、違反件数が809件となっております。
26:38
お配りした資料の3ページ目をご覧いただきたいと思うんですけれども、今お話がありました、例えば令和3年でありますが、届出件数がここに書かれておりますが、問題はこの検査割合なんですよね。わずか3.8%、8.3%、全体の8.3%ということで、91.7%が検査されていないということになるんだと思います。