3:44
ただいまから行政監視委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。去る12日までに、広瀬恵美君が委員を辞任され、その補欠として、浅瀬一郎君が占任されました。理事の補欠占任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在、理事が2名決意となっておりますので、その補欠占任を行いたいと存じます。理事の占任につきましては、選例により、委員長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。行政監視、行政評価及び、(動いた?)(そうだね、なんか流れが変だなと思った)大変失礼しました。ご異議ないと認めた後にですね、それでは理事に、新妻英樹君及び、梅村聡史君を指名いたします。ありがとうございます。政府参考人の 出席要求に関する件についてお諮りをさせていただきます。行政監視、行政評価及び、行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房、愛沼総合政策室次長、田村浩一君ほか24名を、政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用決定いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。行政監視、行政評価及び、行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に、独立行政法人、国立公文書館理事、山谷秀幸君を参考人として出席を求めることに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用決定いたします。行政監視、行政評価及び、行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。まず、行政評価等プログラムに関する件、政策評価の現状等に関する件、及び、行政評価、監視活動実績の概要に関する件について、総務省から説明を聴取いたします。
5:57
本委員会におかれましては、総務省の行政評価機能をご活用いただきつつ、行政監視、行政評価及び、行政に対する苦情に関する調査を精力的に行っておられることに対し、深く敬意を表します。それでは、昨年11月14日の本委員会に対するご報告以降に公表した案件について、ご説明申し上げます。はじめに、本年3月に閣議決定いたしました政策評価に関する基本方針の一部変更について、ご報告いたします。社会経済情勢の変化に対応できる行政の実現には、政策の効果と現状把握の上、機動的かつ柔軟に機動修正を行いながら前進する政策展開が必要です。このため、政策の特性に応じた政策効果の把握・分析を行い、政策形成過程において必要となる情報を適切に活用できるよう、政策評価制度の運用を見直しました。本基本方針の下で行われる取組を通じて、新たな挑戦や前向きな機動修正を行うことが、行政の無理由性にとらわれない望ましい行動として、高く評価されることを目指してまいります。次に、行政評価等プログラムは、行政評価局の毎年度の運営方針を定めたものであり、本年5月に決定の上公表いたしました。本年度においては、政策形成・評価の改革に対応し、各府省の政策評価の取組支援、各府省の政策を前に進める調査の実施、個別の行政相談事案への丁寧な対応と、その業務の改善などに取り組んでまいります。続いて、各府省の行政運営の改善に関する調査の結果につきまして、移留金等に関する実態調査など3件について、それぞれ関係府省に勧告等を行いました。総務省の活動が本委員会の調査に一層資するよう、今後とも真摯に取り組んでまいります。委員長、理事、委員の先生方におかれましては、よろしくご指導を賜りますようお願いを申し上げます。詳細につきましては、行政評価局長から説明させます。
7:52
次に、補足説明を聴取いたします。清水行政評価局長。
7:58
それでは、詳細をご説明いたします。お手元の「政策評価に関する基本方針」の一部変更等の概要について、と題したA4予行期の資料をご覧ください。はじめに、「政策評価に関する基本方針」の一部変更についてご説明いたします。資料1ページをご覧ください。本方針は、政策評価法に基づき、各府省が政策評価の計画を策定する際の指針を定めるものです。今般の変更においては、有効性の観点からの評価を一層重視し、政策効果の把握・分析機能を強化するため、政策の特性に応じた評価が可能となるよう、評価方式等を見直すことや、意思決定過程における活用を推進することとしました。総務省においては、政策効果の把握・分析の手法等の調査・研究を進めるとともに、得られた知見や方法の共有、各府省におけるデータ利活用や人材育成の支援などに取り組み、各府省の前向きな挑戦を後押ししてまいります。次に、行政評価等プログラムについてご説明いたします。資料の2ページをご覧ください。今般の政策形成・評価の改革の趣旨を踏まえ、令和5年度においては、政策評価について意思決定で求められるエビデンスの水準や分析手法等に関し、政策評価審議会での議論も踏まえ、技術的ガイドラインを策定すること、行政運営改善調査について、各府省の課題解決につながるよう、できていないことの指摘ではなく、政策効果を把握・分析し、改善方策を提示することを重視して実施すること、行政相談について、個々の相談事案への対応と課題解決の状況等について分析を行い、相談業務の運営を改善することなどに重点的に取り組みます。次に、行政評価局が行った調査につきまして、前回のご報告後に行いました3件の勧告等についてご説明いたします。資料の3ページをご覧ください。本年1月に公表した「外国人の日本語教育に関する実態調査」は、日本語教室の開催の参考となる取り組みや、求められる国の支援内容などを把握するため、地方公共団体の実情・意見・要望などを調査したものです。その結果に基づき、外国人のニーズの把握等に関して地方公共団体が求めるノウハウ等について、情報提供を行うことなどを文科庁に通知しました。資料の4ページをご覧ください。本年3月に公表した「医療金等に関する実態調査」は、市区町村等における引き取り者のない死亡人の医療金等の処理や保管の実態を調査したものです。その結果に基づき、市区町村等の負担軽減のため、市区町村等が相続人に優先して死亡人の予貯金を引き出し、相際費用に充てることができる法的根拠を明示し、市区町村等や金融機関に周知すること、弁債協宅の活用により相際費用重当後の残余医療金の処理が円滑に進むよう運用を改善することなどを、厚生労働省及び法務省に求めました。資料の5ページをご覧ください。昨年4月に公表した災害時の道路警戒に関する実態調査は、現場における道路警戒への備えを進めるため、国地方公共団体等の取組状況を調査したものです。その結果に基づき、地方整備局等が主体となって協議会等を設置するとともに、協議を通じ道路警戒計画の策定を推進すること、道路管理者が人員・資器材の確保を行うよう取組を促すことなどを国道交通省に求めました。ご説明は以上でございます。本委員会のご審議に行政評価機能が一層しするよう、今後とも取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。以上で説明の聴取は終わりました。これより質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
11:52
ありがとうございます。自由民主党の青山繁晴です。本日も主権者におかれましては、たくさん傍聴の現場に来ていただき、心から感謝申し上げます。本日は短い時間でありますが、安倍元総理、岸田元総理に相次ぎました、総理への襲撃テロについて、敬語のあり方について、警察庁にお伺いしたいと思います。これからいたします質問は、すべて行政組織としての警察庁に問うものでありまして、警察官の方々に問うものではありません。府省は私は議員よりも民間の専門家の時代の方がはるかに長いのですが、事件記者から始まりまして、フランスの国家憲兵隊やアメリカのFBIをはじめ、世界の治安当局とも連携をし、今も連携を続けております。そのために民間時代に警察学校の講義などもしておりましたけれども、日本の警察官の清潔さ、それから憐怒、志、いずれも府省は私が愛国者だから申すのではなくて、客観的に見て世界の警察のトップレベル、なぜしてもトップであると考えます。課題はその警察官を訓練する上層部、あるいはもう一度申します行政組織としての警察庁にあります。なぜかというと自衛官もそうですけれども、警察官も訓練していないことはできませんので、いざとなった時に訓練のあり方がそのまま裸で出てくるわけであります。まずは直近の岸田文夫現総理大臣への襲撃事件についてお尋ねしたいんですけれども、なるべく客観性を期すために改めて、世界の治安当局の意見も暗号化された電話などでお尋ねいたしました。そうすると、さっき組織名を挙げましたけれども、具体的にどこがどう聞いたということは申し上げませんが、一番多かったのが、日本のメディアでは比較的褒めそやしたところもあったところの、爆発物と思われるものを警護官がとっさに蹴ったことなんですね。もう一度申しますが、警護官そのもののことを問うているのではありません。ただ、普通用心警護というのは銃器に加えて、爆発物の警護も事前に訓練を徹底的にいたします。その時に目の前に爆発物があった時に、それを逆に総理への逆方向であっても、足で蹴るというのは信じられないことであり、これについて私自身も今国会議 員に勤めておりますから、随分世界から聞かれました。私としては答えに求心ながらも、とにかく総理から遠ざけようとしたんでしょうと、いうことは答えているんですけれども、答えていて実は自分でも納得できないです。これについてまず、警察庁の御説明をお聞きします。
15:20
お答えを申し上げます。御指摘の点につきましては、4月15日に岸田総理の警護に従事しておりました警察官が、長州の頭上を越えて倒撃され、地面に落下して足元に転がってきた者に対して対処を行った件であると承知をいたしております。今回の和歌山県における警護の状況につきましては、現在和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてはお答えすることができる段階にはないことを御理解いただければと思います。
16:00
私はいわゆる与党質問というのをやりませんので、今の答弁で誰が納得できるでしょうか。犯行についてはですね、これから公判も行われ、その公判を待たないと、安倍総理の暗殺事件も含めて簡単にお答えできないというのがよくわかるんですけれども、警護の課題というものはすでに出てきていますから、お答えできないでは私たちの務めも果たせないわけです。もう一度お聞きします。蹴ったことをどう思われますか。
16:40
お答えを申し上げます。御指摘の点につきましては、4月15日に警護に従事しておりました警察官が、聴取の事情を超えて倒撃され、地面に落下して足元に転がってきたものに対して対処を行った件であると承知をいたしております。繰り返しとなりますけれども、現在、和歌山県警察において、本件についての確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございまして、言語措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解いただければと思います。
17:16
民間で通用せずに、こういう国家も含めた一種の官の世界で一番通用しちゃっているのは、つまびらかにできませんとか、そういう段階ではないという言葉であって、あれからずいぶん時間も経ってですね、総理もまもなくサミットを迎えるぐらいになっているわけですから、敬語のあり方について検討していないということはあり得ないわけです。堂々巡りしていたら時間が失われるだけですから、一応先に進みますが、先に進んでも同じことであってですね、皆さんご記憶だと思うんですが、1981年の3月の末に、ワシントンDCでレーガン大統領、現職の大統領が襲撃されるという事件がありました。あの時は爆弾ではなくて銃器であったわけですが、あの時レーガン大統領は左胸に着弾しましたけれども、犯人は相当銃のいわば、指摘な訓練を していて何発も打ったわけですね。ですから大統領の抑えつけ方がもしアメリカの地方当局間違っていれば連弾を浴びて、レーガン政権はそこで終わったと思います。これ実に42年経っているわけで、警察署のおかれとも当然何度も何度も勉強され、アメリカとの連携、いかに連携してきたかも私は聞いておりますので、学んできたはずが、今回それが生かされていません。今質問しているのは1人ですから、あえて自分1人でやりますが、今回の岸田総理を私とするとですよ、その敬語感がこの左手とすると、皆さんあの映像ある程度残っているのでご記憶だと思うんですが、総理を言わば立てたまま、もちろん囲いましたけれども、だから安倍総理の事件の時よりはマシになっているんですけれども、囲いましたけれども立ったまま移動されているわけですよね。これ実際どうしなきゃいけないかというと、私が岸田総理とすると当然こうしないといけない。もう総理大臣だろうが遠慮なくこのようにして、人間ヘルメットかぶっていない人は頭が一番弱いので、生命の維持を一番重視しなきゃいけませんから、総理にも内々で実は訓練を受けていただいて、いきなり敬語感に頭を抑えられたかといって動揺せずに、総理とあるもの簡単に動揺なさりませんが、それでもこのそっと動きをしていただいて、総理者がすぐ近くにいて、総理者がどれほど防御力があるかというのは一種の機密事項ですけれども、簡単に言うと蛍光ロケット弾にも耐えられます。したがって総理者の中に入っていれば安全と言えるわけですけれども、だからレーガン大統領は大統領専用車の中に押し込まれて、その後撃たれてもそれ以上の被害はなかったわけです。そうすると2問目はですね、爆発物を蹴ったという事実に加えて、その総理が退避なさる時のほぼ立ったまま誘導していったという事についてはどうお考えなんでしょうか。
20:34
お答えを申し上げます。ご指摘の点につきましては、盗撃がなされた後、警護員が防護用のカバンを転調して、総理を防護しつつ、他の警護員と共に総理を囲みながら緊急に退避を行った点についてであると承知をいたしております。繰り返しとなりますが、当該警護の状況につきましては、現在、和歌山 県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところであり、警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことをご理解願いたいと思います。その上で、警察におきましては、従来より外国の警護当局とは様々な形で交流をしてきており、緊急事態における対処要領等についても、幅広く意見交換するなどしてきたところでございます。引き続き、外国の警護当局と緊密に連携した上で、警護に関する最新の知見を取り入れつつ、警護の充実評価に努めてまいりたいと考えております。
21:33
あの、さっき申しました通り、私はいわゆる与党質問、与党質問はありというわけじゃないですよ。しないと言っているのは、繰り返しになりますが、という答弁をやめていただきたいんですよ。繰り返し、同じことをおっしゃって、試験者もお聞きになっているんですよ。
21:50
国会に対して、おかしいのだと思いませんか、警備局長。
22:01
現在の状況として、まず、和歌山県警察において、状況の確認を行ったとともに、警察庁において精査を行っているという状況でございます。現時点、警護措置の評価についてお答えができる段階にはございません。ということを、ご理解願えればと思っております。今後、和歌山県警察における確認及び警察庁による精査を踏まえて、必要な説明をさせていただきたいと考えております。
22:28
今後、必要な説明をするということをおっしゃったので、わずかに0.1ミリ前進だと思いますが、それぞれ国家議員の方で、この事件を受けて、警察庁にお尋ねにもなっていると思いますし、それから私たちの自由民主党では、党の正式機関で警察に対して問答も行いました。その時に、きょうおいでの警備局長が私たちに説明されたところを、これは公開していいと思いますから、今この場で言える範囲で申しますと、あくまでまだ容疑者ですけれども、容疑者が爆発物を投げ込んでから、50秒後に爆発したとおっしゃっているのはそれだけです。ただその後、私の知っているところも含めて、あるいは海外も含めて、破片がどういうふうに飛んだかというのは、民間で調査結果が特区に出ています。複数出ています。どこも一致しているのが、だいたい時速140キロで、金属の破片が、たまさか総理の方向に飛ばずに、これも実は恐ろしいことなんですが、長州の方に飛んでいったんですよね。それで一番低い高さですと、1メートル80あるかないかだったということもだいたいわかっていますので、破片は複数飛んでいます。したがって、多少背が高い人であれば、顔や頭に当たった可能性もある。つまりは、総理の方向にはこれもたまたま飛ばなかった。長州の方に飛んでいったけれども、国民の中に犠牲が出なかったのは、偶然当たらなかっただけですね。そうすると、今の話でも随分いくつも課題が出てきまして、爆発するまでに50秒あったと。レーガン大統領は、狙撃が始まってから、大統領舎の中に入るまでに、9秒から10秒の間でした。これでもかかった方です。こういう時の1秒というのは、本当に長いですから、50秒も爆発しなかったわけです。これも大変な幸運で、しかもその50秒経った時に、総理はどこにいらっしゃったんでしょうか。私が現場をできるだけ調べた限りで言えば、総理はまだ総理舎には乗っておられなかったと思いますし、それから現場から和歌山研究本部まで車で10分ぐらいなんですけど、もちろんそこには入っておられない。そうすると今、警備局長がお話しあった通り、総理を警護官の方々に囲んで、安全を目指して退避していただいている最中に、殺傷力の十分ある破片が飛んだわけですよね。そうすると、今ここに至るまで私は言うべきかどうか迷いもしたんですが、あえて言うと、訓練の賜物によって私たちの岸田総理、民主的に選ばれた、与党問わず選ばれた岸田総理が守られたというよりは、運に助けられたと言わざるを得ない。運に助けられる警護というのは、G7を開催するような国であってはならないです。そのことをどうお考えなんでしょうか。
26:02
お答え申し上げます。今回の事件におきましては、新編警護員による警護措置に加えて、一般の方の協力もあって、総理への危害を防止することはできたと考えております。他方で、今回の事件の発生を許したという点につきまして、さらにどのようなことができたのかという観点から、当該警護の状況について、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。昨年の警護の検証見直しの結果、情勢の変化に的確に対応するため、警護についての不断の見直しを行うとされましたことから、警護の状況についての確認等の結果を踏まえた上で、警護の充実強化に努めてまいりたいと考えております。
26:48
警備局長一人を責めるわけじゃないけども、一個 答えていただいてないです。50秒経って爆発したときに総理はどこにいらっしゃいましたか。
26:59
今回の警護の状況につきましては、現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察庁による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことをご理解いただければと思います。繰り返しになりますけれども、今後、和歌山県警察における確認及び警察庁による精査を踏まえて必要な説明をさせていただきたいと思います。
27:23
繰り返しになりますけど、というのはやめてくださいというのを繰り返し私も申しますが、答弁のために警察の一心が地に落ちるのはわかりませんか。警察が抑止力を持っていなくて、どうやって個人警護をできるんですか。100万人の警察官、当てがわけにいかないんですよ。だからそうやって自らを守るような姿勢が、むしろ警護の現場の警察官の日々の努力を傷つけていくということはお気づきになりませんか。その上で改めてお聞きしますが、今回の岸田元総理への襲撃事件の全体像を精査していくと、そもそも安倍事件と同じような重機による襲撃はある程度予期していても、爆発物に対する備えが実に甘かったのではないか。予期してないとまでは言いませんよ、さすがに。そこまでレベルは低くないけれども、しかし備えが足りなかったんじゃないか。この点おお聞きします。
28:28
今回の警護におきましては、警察権を活用するなどした演説会場の事前検索、爆発物処理班の演説会場周辺への配置といった爆発物対策を実施したところでございます。その上で、当該警護の状況については現在、和歌山県警察において確認を行うとともに、警察による精査を行っているところでございます。警護措置の評価についてお答えすることができる段階にはないことを御理解願えればと思います。
28:57
あっという間に残り3分ぐらいなんですけれども、安倍元総理が暗殺された事件、冒頭に警察官そのものを責めるんじゃないと、わざわざ申し上げたのは実は以下申し上げることだからですが、あの時、警視庁の専門の警護官は何人と言いませんが極めて数少なかった。そのうち1人でも安倍総理に飛びかかっていれば、安倍さんは命を落とすことはなかった可能性が高いと思います。それにもかかわらず、この行政監視委員会は警察庁長官には来ていただいてないですけど、私は議員の務めとして警察庁長官がなぜ警護官が安倍総理に飛びかからなかったのかって説明を国民に直接すべきだということを何度も何度も申し上げました。ついにそれに答えがないまま岸田総理の新たな事件にも至ったわけです。皆さんこれ与野党問わずちょっと聞いていただきたいことがありまして、実は警察には担当大臣がいません。国家公安委員長ってことになってますが、国家公安委員長は本当は担当大臣ではありません。本来は内務大臣がいなければいけません。日本は敗戦後GHQによっていくつかのことがなされましたけど、そ のうちの1つが内務省の廃止でありました。かつての特権を握りしめた内務省であっていいとは全く思いません。しかしそれならそれで民主主義に基づく新しい内務省を作るべきでした。担当大臣がいないってことは、今日のような答弁でも、まかれ通ってしまう恐れがあるわけです。ですから私たちはできれば考え方の違いを乗り越えて、警察担当の内務大臣を作るべきだと考えていますけれども、この件は警察庁の次長にお答え願いますでしょうか。
30:55
現行の警察法は、警察行政の民主的運営と政治的中立性を確保するため、合議制の民主的管理機関として国家公安委員会を置き、警察庁を管理させるとともに、政府の治安責任の明確化を図るため、国家公安委員会を代表する委員長について、国務大臣をもって当てることとしております。その上で、国家公安委員会では、警察行政の在り方について、趣旨ご議論いただくとともに、その議論の状況等については、国家公安委員会を代表する国家公安委員会委員長が、国会の場や記者会見等において、ご説明申し上げているところです 。安倍元総理銃撃事件における、敬語上の問題点についても、そのようにさせていただいているところであります。いずれにせよ、警察行政に関する説明責任を果たしていくことは、極めて重要と認識しており、警察庁としても引き続き、国家公安委員会への適切な報告、国民や国会への丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。
32:10
終わりますので、終わります。ありがとうございます。
32:39
(会見を終了します)ありがとうございました
32:50
立憲民主党の田中雅代です。今日はよろしくお願いいたします。冒頭、今、青山委員からの厳しい質問、お聞かせをいただきながらですね、まさにこの委員会らしいなというふうに思っておりました。釈迦西法ですけれども、この行政監視委員会、まさに参議院のあり方、またその運営について様々な課題を議論しながら、平成10年、この委員会立ち上がって、その後もですね、参議院改革協議会での議論が続き、しっかりと行政監視を強化していく、こういう思いで先人たちがこの委員会を運営してくださったわけですので、まさに党派を超えて、私たちはしっかりその責務を果たしていかなければならないと、そんな思いでお聞かせをいただきまして、私もしっかりその役割を果たせるように、今日は質問させていただきたいと思いますが、大きく3点。1つは、この間、参考人の方にお越しをいただきまして、国と地方の行政の役割分担について、いろいろとお聞かせをいただきました。せっかく、いいご提言もいただきましたので、そのことについての確認。そして、統一地方選挙が終わったばかりでありますし、なかなかの投票率を見ると、まさにこのままで はいけないという思いは、皆さん共有していただいているというふうに思いますので、そのことについての確認。そして、今日は国交副大臣にお越しをいただきました、まさに国交省人事介入に対する問題について、これもこの委員会で取り上げるべき問題だというふうに思いました。まさに、公務員の不正不当行為をしっかり防止していくというのも、行政監視の役割であろうと思いましたので、急遽でありましたけれどもお越しをいただきましたので、ご答弁よろしくお願いいたします。まずは、参考人からお話のあった、この国と地方の役割分担について、2度にわたってご意見いただきました。その中で、何人かの方が取り上げておられました、EBPMについての取組について伺っていきたいと思います。これ、平成29年5月、統計改革推進会議の中で最終取りまとめが行われて、それを踏まえて各省庁、EBPMの体制構築が進められてきていると。経済財政運営と改革の基本方針で、地方公共団体においても、国と補聴を合わせてEBPMを推進するよう促すというふうにされているんですね。令和4年のこの行政監視委員会でも、総務省として、政策評価については、機動的かつ柔軟に政策の見直しが行われるよう、政策の立案段階でEBPMを実施していくことや、などなど、この取組の具体的な検討を進めていくということなんです。どの程度こ うした取組を進めていくと言いながら、地方公共団体の取組が進んでいるのか。地方公共団体独自に進めるというのは、なかなか簡単ではないのではないかというふうに思うんですね。国や外部の有識者との連携ということも必要になってくると思いますし、この地方の取組状況について何らかの調査をされているのか。また、ノウハウ面であるとか、知識、また専門家、こういう人材が足りないという声が上がっているのではないかと思うわけですけれども、ぜひこういった現状について、どのようになっているか、把握されているのかどうかお答えいただきたいと思います。
36:28
お答え申し上げます。EBPMの取組の現状は全て把握しているわけではございませんが、地方公共団体でそれぞれにおきまして、データを活用した政策立案の重要性の認識が高まっており、様々な取組が行われてきていると承知しております。統計データを活用した取組といたしましては、例えば兵庫県神戸市におきまして、分析に必要なデータを収集する庁内基盤の構築や、ダッシュボードを庁内で共有す るデータ利活用の環境整備し、データを政策のエビデンスに活用されていると伺っています。また、長崎県ではアンケート調査を行いまして、定入・転出の理由、移動先の地域情報、さらには移動後の職種、あるいは業種などを把握し、どうして移動するのかという事実を明らかにした上で、人口減少対策の立案に活用されていると伺っています。地方国有団体のEBPMへの取組をさらに推進するためには、少なくとも、先生お話しございましたように、統計の知識とか統計を活用する技術を有する人材の確保・育成が重要と考えており、総務省統計局ではこうした先進事例の共有や人的支援を進めているところでございます。
37:47
どういう調査をすれば活かせるのかということや、またそれを使う側、研究者も含めてだろうと思いますけれども、どういうニーズがあるのか、こういう議論も必要だと思うんですが、この統計ですね、この間、実は私、農林水産委員会に所属をしているんですが、そこで我が党の石垣議員からも、この統計の人員削減のことについてのご意見があったので、ちょっと私もそのことについてお話をさせて いただきたいと思うんですけど、本当にその統計ということをきちんとその重要性について認識されて評価をされてきたんだろうかということなんです。例えば農水省でありますと、およそ20年で本省では統計関係の人員3分の2になっています。特に地方では5分の1減っているという状況なんですね。負担やコスト削減ということが優先されて、結局調査を簡略化していけばですね、本当に必要な統計の質であるとか量というものを確保できるんだろうかということを大変私は懸念をしております。農水省でも2000年以降、利活用の低下だと農水省は説明しているんですが、結局はその調査を廃止してしまったものというのが相当数あると。つまり本来やらなければいけない、必要なんだけれども、人でもないし時間もかかるし、なかなか調査も難しいから、まあ何らかの理由をつけてやめようかということではダメなわけなので、やっぱり必要なところに必要な人員をしっかりと確保していくということが大変重要なのではないかと考えますけれども、この現状も踏まえてどのようにお考えかお聞かせをいただきたいと思います。
39:51
お答え申し上げます。国及び地方の統計職員につきましては、先生ご指摘のとおり、必要性の低下した統計調査の投配合や、あるいは業務のデジタル化、あるいは外部委託などに伴いまして合理化を進めてきておりました。ただ、近年ではニーズに応じた統計を作成する、そしてそれによってEBPMを推進していく、そういった観点から必要な体制の整備、そういったものにも努めてまいりました。この結果、国の統計職員の数は、この10年程度の期間で見ますと、確かに平成24年度から28年度にかけまして、2047人から1890人へと減少しておりますが、その後増加傾向に転じております。本年度はまだ集計中でございますが、1980人程度まで回復する見込みでございます。また、地方公共団体で統計調査に従事する統計専任職員の数は、これも昨年度まで国の職員以上の割合で減少しておりましたが、本年度の予算ではわずかではございますが、およそ50年ぶりに増加しておりまして、1621人となっております。
41:07
50年ぶりに増加ということで、ぜひ大変私はこれ重要だというふうに思って いますので、必要な人員の確保、そして専門家の育成も含めて地方との連携も強化しながら、地方の求める支援について御検討いただきながら、EBPMについても国と地方一緒になって取り組んでいける体制をつくっていただきたいと、そのことを申し上げて次の質問に移りたいと思います。大臣も統一地方選挙を行われて、感想を会見で述べられていたようでありまして、有権者が投票しやすい環境の整備が大切などというお話をされていただきましたし、投票環境の整備や主権者教育も含めて引き続き取り組んでいきたいということでありました。これは政治家の側にも大きな問題というか、私たちも努力をしていかなければならない課題なのかなというふうに思っておりますけれども、投票環境の向上方策等に関する研究会、これ総務省の研究会だと思いますが、いろいろと検討すべき事項が取りまとめられまして、取り組みも進んでいるというふうに思います。いくつか取り組みがあるんですが、1つちょっと私、障害者の方々、障害のある方々の投票に関しても、この検討項目の中に記載をされていましたが、一体どの程度その取り組みが進められているのかなということで、いろいろ調べていたんですけれど、これですね、NHKが今年の1月に全国のすべての市町村、市区町村にある選管にアンケートを取った結果があるんですね。全体の95%に当たる事務局から回答があったと。障害者への対応マニュア ルを作成しているかというのは、既に行っている予定があるというところで22%。対応や説明会検証を実施しているかというところは30%ぐらいがやっている。それ以外はやっていないということですね。展示や音声のコード、コミュニケーションボード、いろいろと障害は様々ですから、いろんな支援が必要だと思うんですけれども、やはりどんな障害があろうとも、その一票を投じる権利がしっかり確保される環境をつくっていくことが大事だというふうに思っています。これは投票率を上げていくということの中のわずかな一つの取り組みかもしれないけれども、まだまだやはり取り組みとして不十分なのではないかということ。投票に行きましょう。期日前投票やってますよ。コマーシャルやいろんな取り組みあるんですけど、その費用対効果はどうなのかということも含めて、全体で政府としてどうやって投票率を上げることが本当に必要なのか重要なのか、そしてどこに予算をかけてやっていくことが大事なのか、そして今行われていることで足りないことは何なのか、こういうことを一旦整理をして、みんなで投票率を上げるために知恵を出して取り組んでいく必要があると思うんですけど、大臣から答弁いただいてよろしいですか。
44:21
はい。委員からも御指摘がありましたが、政治に携わるものとして、私も投票率が低下傾向にあることは大変残念に思っております。投票率については、個々の選挙ごとに異なりますので、また選挙の後天など様々な事情が総合的に影響するとも考えられますので、その要因や投票率向上の取り組みの効果について一概に申し上げることは困難ですが、選挙は民主主義の根幹でありまして、できるだけ多くの有権者の皆様に投票に参加していただくことが重要であると考えていることは、改めて申し上げなければならないと思っております。投票率の向上に関して有権者が投票しやすい環境の整備が重要であるということも、既に委員からも御指摘がございました。利便性の高い場所への期日前投票場の設置に積極的に取り組んでいただくために、会場の借り上げ費用に対して新たに特別交付税措置を講ずることとしたところでございます。今後も、今回の統一法選挙における取り組みの状況や課題、各選挙管理委員会の御意見も踏まえて、さらなる環境整備に取り組んでいきたいと考えております。また、政治意識の向上を図るという観点からは、国や社会の問題を自分たちの問題として捉え、考え、行動していく、主権者を育てる、いわゆる主権 者教育の取り組みも重要と考えております。積極的な主権者教育が行われて、投票率が大変高い地域がございます。文部科学省などとも連携して、講じれの横展開を含めて、その取り組みの充実を図ってまいりたいと思います。また、今、委員からもお話がございましたが、どなたもが投票できる環境を作るということは大変重要なことであろうと思っておりまして、障害のある方が円滑に投票できる環境については、ハード及びソフトの両面から対応していくことが重要であると考えております。委員からは、ただいま、まだ課題があるという御指摘をいただいたものというふうに、受け止めらせていただきました。田辺雅代君 ありがとうございました。これからどんどん高齢社会になっていきます。投票に行きたいんだけどなかなか移動も大変なんだよねというようなお声は、多分皆さんも気折耳にしているのではないかなというふうに思いますけれども、それぞれ自治体によっては、車で期日前投票に来てくれるようなところもあったりとか、タクシーなどで送り迎えをするような取り組みをしているところもあるようなんですけど、やっぱりたくさんの人たちが投票しやすい環境を大臣おっしゃるように作っていくことと、期日前投票も私はまだまだ少ないというふうに思っているんですが、そういうことも広げていくことが大事だと思いますし、例えば青森県の六戸町というところでは、電子投票 をやっていたんです。全国で最後まで電子投票をやっていたたった一つの町なんですけれども、やめちゃったんですね。これいろいろ話を聞くと、町の側でやめた、何かいろんなエラーやミスがあってやめたわけではなくて、町は続けたい意思を持っていたんですが、全国の中で一つの町しかやっていないので、この機械を供給していた業者さんの方が、これ維持できない、システムを更新できない、こういった理由で借り上げて、機械を借り上げてやっていたんだけれども、もうできなくなったというような事情があるんです。でもこれだけも時代が変化してきて、そんなに大変じゃないんじゃないか。本当に1票2票で投落が決めるような選挙が今回もありましたけれども、投票した方々の1票が、人が判断するわけですからね、これは有効なのか無効なのかみたいなことも含めて、できるだけきちんと意思が反映されるようにするためにも、私はこの電子投票を国が進めると、一旦は言ってきたけど、なかなかこれは本気で進めてないんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、こういうこともしっかりと活用しながら、ぜひ皆さんの投じていただく1票が無駄になることなく、そしてより多くの方々に投票に行っていただけるような取組を行っていただきたいと、これ答弁いただく予定でしたが時間がないので、これは要求にとどめたいと思います。そして 国土交通副大臣お越しをいただきました。今日も本会議で我が党の委員から、小池委員からもありましたけれども、全くもって答弁になっていないんですね。調査をして問題なかったから、全床調査しないっておっしゃってますけれど、はっきり言ってですね、内部調査で事実は明らかにならなかったわけですよね。確かに関係する民間の第三委員会の方々が調査をして初めて事実が明らかになったわけで、全く内部調査では不十分だった。まずはこのことをお認めをいただいて、やはり全床調査しっかりやるということを明言していただけないでしょうか。副大臣じゃなくていいですか。
49:36
お答えいたします。今日本会議で大臣も答弁をさせていただきました。まず今回ですね、7月28日に公表されました空港施設株式会社の検証委員会による報告書を踏まえまして、国土交通省におきましても事実関係の確認とこれまでの調査の点検を行っているところでございます。これで、その中で現役職員の移動に関する情報が内事後であるにもあったとしても公表前に外部のものに共有されていたことは大変遺憾であると考えておりまして、国民の目から見ても、大変疑惑を招かねないものと、私も大変重く受け止めております。本件に関しましては、大臣から事務方に対して厳しく注意がなされるとともに、今後二度とこのようなことを起こさないよう、移動情報の管理について絶縁が指示されたところであります。私もしっかりとこのようなことが二度とない、情報が漏れないようにしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
50:36
これね、出た文書もこれは公文書じゃない、私的なものだなんておっしゃってるけど、そんなこと通用しないですよ。それで、まあ厳格に、本気でね、どういうことがあったのか、じゃあなんで外部の方々に退職者、退職予定者を含む情報提供が必要だったのか。で、今わかっている以外にも天下り先のOBにそういう情報が事前に提供されていたことがあるのかないのか、これはやっぱりですね、外部の目を入れて厳しく厳格に調査をし て徹底的に疑念を晴らす。やっぱりこれ疑いが持たれたまま進めていくのはね、よろしくないと思うんですよ。だからここは徹底的に調査をしますと、しかも流した173件でしたっけ、宛先がわからないところにですよ、役所からメールを当たり前に送ってたなんてことはね、これ大問題ですよ。誰に送ってるかわかんないわかったわけでしょ。で、これは実は国交省の公共局だけの問題なのかと、他でも同じようなことがあるんじゃないかと思うんですね。それは国土交通省だけではないかもしれない。これ国家としてきちんとそういう誰に送ってるかわかんないような内部情報、こういうものが出ているようなことがあるのかないのか、これしっかりと調査をすべきだというふうに思いますけど、どうでしょう。
52:14
はい、今委員がご指摘が ありました。大臣官房総務課からですね、送られた1058件のメールのうちの173件が非政府系ということでありまして、この140件が、そのうちの140件が、言ってみれば国交省関係のですね、地方に移転したり、そうした人のメールだということが判明しました。残り30件に関しては、今特定を急いでいるところであります。どこに送ったかわからない、アドレスがどこに送ったかわからないということは有識事態だと思います。こういうことがないように、これから二度とないように取り組んでもらいたいと思っております。
52:57
時間が来たので終わりますけれども、やっぱりこれは政府として責任を持って、すべての調査を行うべきだということを申し上げて終わります。