19:39
これより会議を開きます。経済産業の基本施策に関する件、並びに指摘独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。両件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房・内閣情報調査室次長、七沢潤君、内閣府大臣官房審議官、飯田 祐一君、内閣府科学技術イノベーション推進事務局審議官、渡辺 正治君、警察庁長官官房審議官、早川 佐敦君、個人情報保護委員会事務局審議官、山積 正禄君、外務省大臣官房参事官、林 真彦君、文化庁審議官、中原 博彦君、農林水産省大臣官房審 議官、岩間 博志君、林野町林政部長、前田 武志君、経済産業省大臣官房、商務サービス審議官、 模木 忠志君、経済産業省大臣官房審議官、橋水 智也君、経済産業省大臣官房審議官、福永 哲郎君、経済産業省大臣官房審議官、木原 新一君、経済産業省大臣官房審議官、藤本 武志君、経済産業省大臣官房審議官、門松 隆君、資源エネルギー庁長官官房、資源エネルギー 政策統括調整官、山田 人志君、資源エネルギー庁省エネルギー、 新エネルギー部長、井上 博志君、資源エネルギー庁資源燃料部長、 貞光 裕樹君、特許庁総務部長、清水 美希春君、中小企業庁事業環境部長、小林 光司君、環境省大臣官房、政策立案総括審議官、 隅倉 一郎君、及び環境省水大気環境局長、 旗 康幸君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、 御異議ありませんか。(( 異議なしです ))御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、 順次これを許します。
21:49
はい、おはようございます。 立憲無双略、証明書の篠原隆でございます。まず、あまり、いや、もう、 期待されてなかったかもしれませんけど、前、この質問に 立たせていただいた時は、GX雑炭素電源法では、 3時間質問させていただきますというような、でかいお口を叩きましたけど、ちょっと西の方に、ポリティカル、 政治的な、あの、行かなくちゃいけない事情がありまして、ずっといなくて、お気づきかもしれませんけど、私と同じ年の女性がずっと私のところに 差し掛かっていたと思います。で、改めてですけど、その、 GX雑炭素電源法、いろいろ、お聞きしたいことあったんです。法案、通過しちゃったりしてますけど、その関連で質問させていただきたいと思います。だから、その前にですね、やっぱり日本経済全般のことを 質問させていただきたいと思います。あんまりこういうことをしたことないんです。他のやりたがる人いっぱいいますからね。なんですが、なぜ、今日するかというとですね、私は、政治家のプロというのを、 必要だと思うんです。その分野の、絶対的な、その専門家というのを。例えば、税制で、山中定則さんがおられました。経済とかによって、誰がいたのかなと。あの、菅総理のときに、まあおられますけど、草野さんを経済担当、ま、カジ取りに、とは違うんですけど、なってもらったと。今、よくわかりませんけど、ずっと見渡すと、自民党に、そういう、何とか、 従事人、おられるんですかね。わからないんですけど、西村大臣が、数少ない、その候補生ではないかと思うんです。ですから、これから、まあいろいろ、 政界の取り組みさせてますけども、まあ、フォープで、将来、総理になられるかもしれない、 ということで、この、私の第一回目の、最初の質問は、総理大臣になられたつもりで、 お答えいただきたいと思います。
23:46
予算、114兆円、大型予算ですね。その、114兆円だけじゃなくて、 国債をいっぱい発行してると。ただ、GX投資法で、GX推進法で、まあ、そこにも、どこにでも、 よくわからないんですが、20兆円の、何か特別な国債を発行すると。これで、今、円安があると。何か、インフレになってきてるんじゃないかな、 というふうに、私は思うんです。よくわからないんですがね。ただ、財政ずっと、コロナ、コロナで、 今まで財政起立、財政起立っていったのを、どんどん、どんどん、金をつぎ込んで、 目に見える予算だけじゃなくて、財頭でもいっぱい、つぎ込んでいくと。そうすると、本格的にインフレになって、そして、インフレになったら、 普通は、景気は良くなるんですが、景気が良くならなくて、 物価高いにばっかりなると。例えば、今、これは円安が、 操作してるんだと思いますけども、食料品価格、相当上がってます。簡単なんで、いっぱい輸入してるから、 円安になるから、みんな高くなるわけです。皆さんお気づきかどうか、 食品値上がりしてるんですけど、その中で、どれが一番値上がってるかというと、食用油関係なんですね。どうしたって言うと、油が ほとんど自給されてないんです。ひまわりなんて作ってない。大豆も、豆腐や納豆なんかに使われるけど、大豆油、油にする大豆までは作ってない。一番は、ナノハラ。全く消えちゃってる。だから、油を使ってる食品がみんな値上がってますし、それで、食用油が上がってる。それよりももっと前に、上がって困ってるのは、これはもう一つの要因もあります。卵で すね。卵なんていうのは、何とも言っちゃいけませんけど、卵はまさに加工畜産なんですね。我々、我が国は、皆さんとちょっと年代が違うんで、違うかもしれませんけど、僕が習った社会科の教科書では、もう歌い文句で、ずっと小学校から中学校から高校まで、みんなその歌い文句が書いてあったと思いますけどね。これといった鉱物資源に恵まれない日本は、外国から鉱物資源を輸入して、それを加工して輸出して、生きていかなければならないんだと。その通りやってきたんです。だから、日本の東京は伊勢湾、大阪湾のところ、みんな工場地下になって、みんな岩壁を横付けて原料が来て、そして、その岩壁からまた出ていくということで、長野県なんかは、そういった工場ほとんどないんですよね。諏訪岡屋に軽薄炭素の輸送コストがかからない、軽いものしかない。あとみんな岩壁横付けです。農業、畜産が、私がこの言葉を使い始めたと思ってるんですけど、今や普通に何ともなく使われている、加工畜産。飼料穀物を輸入して、農家が工場のおかわりに卵や牛乳や肉を作ってくれる。だから原材料の飼料穀物が高くなったりしたらアウトですよね。だから高くなって、もちろんそこに鳥インフルエンザも加わってるんですけどね。やっぱり日本のいろんな、このまま歪んできてるんじゃないかと思うんです、こういうのですね。結局誰に幸せがいくかというと、弱者といえば、そこからずれです。加工防疫立国の鉱物資源を輸入して加工して輸出する方は円高になろうと円安になろうと、円安になったら原材料が高くなるけど輸出するときは輸出がしやすい。それはチャラになる。行くときは影響を受けますけど。だけど畜産業なんてのは輸入して加工畜産はしてますけど、そして輸出、輸出、1兆円の輸出産業なんて言ってますけど、そんな馬鹿なことはできないですよ。外国から輸入してきてそれを加工してまた輸出するなんて。うんと技術のおすりを送らせてやったら高性能な製品だったらいいですけど、食べ物なんてそんな変わりないんですから。それは輸送コストが相当かかりますから、そういう加工畜産防疫ってのは無理ですよね。だから輸出できないから。農家が幸せ、そして価格転換できたら、できたとしたら消費者が困るわけです。なんかもう歪み切ってるし、こういうのを直しておかなくちゃいけないと思うんですよ。こういう今日本の経済状況、全般でね、ちょっと一般的すぎるんですけど、この状況について経済産業大臣はどのように思われるでしょうか。
29:09
篠原委員におかれましては、農政を中心に、私もTPPを担当しておりました時も含めて、様々政策的な議論をさせていただいて、いつも楽しみにしているところでございます。今日は日本経済全体についての認識のご質問でございますけれども、やはりこの二、三十年続いたといわれるこのデフレの中で、多くの企業はですね、投資をせずに現金で内部利潤を増やしたわけですね。これは現金で 持っている方が価値はどんどん上がっていくわけでありますので、デフレの状況では。そして消費者も貯蓄をするというのは基本的には現金で持っている方がいいと、消費よりも貯蓄に回すということであります。ただここにきてご指摘のように、輸入物価を中心にインフレ、物値段がすごく上がってきたということで、いわば慢性的なデフレの中で急性的にインフレが起こっているという状況が、昨年あたりから続いてきているものというふうに思います。インフレになってくるとですね、現金で持っていると目減りするわけでありますので、企業は今投資に向かい始めた。しかもDX、GXはじめとしてですね、時代の大きな転換点の中で、やはりここは積極的に将来に向けた成長に向けてですね、投資をしていこうという雰囲気が出てきているということだと思います。その意味で、昨年来補正予算などで、我々その投資を後押しするためのワイズスペンディングでですね、引き出すような予算、これ半導体もそうですし中小企業関係でも事業再構築補助金で累計で2兆円を超える予算を確保してきておりますので、中小企業も新たに将来に向かっての成長源となるところで投資していこうという動きが出てきたものというふうに思っております。それに合わせて企業の方もデフレの中では売上が伸びませんので、人件費を抑えようということでやってきました。非正規の社員を増やしということもやってきましたけれども、ここに来て正規社員も増やしながら、また賃上げの動きも出てきております。1%を超える賃上げでありますので、何年かぶりの高い水準ということもあります。ということで、全体で見れば、慢性的なデフレの中から、給生インフレのきっかけとして少し新しい動きが出始めてきているというふうに思いますので、ここは積極的にそうした企業の取り組み、これを後押しする、成長に向けた支援をしっかりと充実させていく、そういう段階になるんだろうなというふうに思います。その意味で、今回GX経済交際を発行して20兆円先行的に支援をするということで、企業に新たなグリーントランスフォーメーションの研究開発や実装を進めてもらう。これについては、一方で将来に向けて財源も確保しておりますので、何かこれで国際発行額がまたバーッと増えて、財政についてマイナスになるということではなくて、将来を見据えた形の制度設計にしておりますので、その点も御理解をいただければと思いますし、さらには、かつてと違うのは、日本一国だけでやろうと、半導体に しても大きな投資を一国だけではなかなかできません。技術開発も一国だけでできない部分がありますので、日米をまさに同四国と連携をしながらサプライチェーンを構築していくという取り組みを進めていきたいと思っております。他方、弱い立場のある中小企業や消費者、物価がどんどん上がる、調達価格が上がるという中で、こうした弱い方々への目配りもしなきゃいけないということで、まさに延安の中で、自動車や電気メーカー中心に最高利益ということも報道されております。利益が上がっている企業からは、しっかりと協力企業、下請け企業に調達価格を引き上げるという価格転換をしっかりやってもらうということも重要だと思いますし、弱い立場の方々への給付金、はじめとして、今回も地方の交付金を含めて、地域で実情に応じた目配りをしながら対応してもらうということも合わせてやりながら、全体として成長軌道にしっかりと載せていくという政策を実施していきたいというふうに考えております。
33:35
この論争をしていると肝心の エネルギーのほうができなくなるんですけれども、私は横から見ています。農業の点柵で比較しましたけれども、よく比較できるんですよ。農業なんて保護しなくちゃいけないというのがその一点ばでやってきています。経産省もですね、他のところの業勢、五層先端方式と銀行業界をずっと財務省、小倉市長が保護しつつ、潰れないようにやってきたと。一米構造業にとってアメリカのギャンギャン言われて、そうじゃなくて再編が行われたと。経産省はどうしたかというと、やっぱり日本の産業を何から何まで守らなくちゃというので、例えば円高になった時があります。西村大臣が経産省に入られた頃じゃないですか、円高不況業種というので、円高対策というので業種を指定して、そしてバックアップするというのをやってたと。ところが、いつの頃からか、いやいや競争権利だと、そんなことする必要ないんだよと。ダメな産業は、ダメな産業というか日本に向かない産業は、例えば労働集約的な産業は人件費が高くなったから、どのあじらに行っていい、地方に行っていいというような感じで、例えば今半導体出されましたけど、半導体ながら日米半導体摩擦で、中アメリカから散々言われてもアメリカの半導体産業をめちゃめちゃにしてしまうのでと言って、技術規制、日本に重防疫と標榜しながら日本に違うことをしろと言ってきたりすると。だから日本は大丈夫だということで、産業構造は転換していいんだ、ないものはなくていい。例えば繊維産業なんて、戦後は一大輸出産業だったのにもうダメになってしまう。ダメになってしまうというと、田中核兵器通産大臣の頃なんかは違って、ニクソンから繊維を輸出しすぎるからやめろと言われたりする。もうバーッと消えていってしまう。農業で言えば洋産業も。だから農業はそういうふうになっても、そこに住んで生活する人がいる。作る品目は違う。例えば長野県の場合だったら、洋産がダメになったから果樹にしてなんとか生き残ってるんですが、そういうのを手小入れすると。ところがイケイケドンドンで、これ竹中、平蔵さんが何か悪いのかどうかは知りませんけど、小泉竹中、ホリエンモンローセンって僕が言ってたんですけど。5,4ドルでもういいんだと。自由にやってくれというのをやってたと。そうするとガタガタになってきた。僕はこのあたりでちょっと考え直して、必要なものは必要だというので、国内で守るべき産業はちゃんと守るというような方針に経済産業省も変えてやっていったほうがいいんじゃないか。そういうニュアンスが未だ持ってみられない。もういいんだ。しょうがないんだと。まだ戻ってくるんだと戻ってくるんだと。全部、今ちょっと言葉のところに出ましたけど、一国ではいけないから、他の国とも強調していますけれども、やっぱり一国が国民に絶対不可欠なものはきちんと提供するというのは、そういう姿勢を持っていかなくてはいけない。例えば典型的なのはマスクです。マスク本当に困ったはず。だけどマスクが困ったのは、ヨーロッパやなんかでももっと困ったんです。ほとんどなかったんですね。だけれども、まあ、すっかりしてるなと思ったのは、非常に高級アパレル産業、そういうのを作っているところも国の一大事だということで、マスクを作ってくれた。アメリカはそういうわけにはいかないけれども、国防の関係の法律があって、強制的にこれを作れと。だから、GM化をどうか忘れましたけど、トランプ大統領がコロナ関係製品を作っている自動車工場に視察に行ったと、その時トランプ大統領がマスクをしていなかっ たことが、なんとか新聞代になったことがあります。つまり日本はどうなったかというと、安倍総理が一生懸命マスクだと、安倍のマスクまでやられたんですけど、日本で作り出した企業はほとんどないはずなんです。それで輸入商社も冷たくて、あまりやってくれなくて、果物を輸入している福島の業者が輸入したりすると。どうしてそうなったかというと、大変にありますが、経産省は一旦はマスクを作ってくれと言ったって、これでマスクを使わなくなったら、またほったらかしで、中国の安い製品がくればいいんだということで、全然面倒見てくれない。経産省はもう我々の業界というか、競争権利、競争権利で見てくれない。だから、うのめたかのめで調子のいい上向きの産業とか、そういう製品主は作らないんだ。国民に使用がどうかなんて関係ないんだ。経産省自体の産業政策が私たちがそうなっちゃっているんじゃないかと。ぜひそういうのを改めていただきたいと思います。2番目の質問ですけれども、これはエネルギーに関わってきているんですけれども、世界は脱酸素に向かっています。だから脱酸素ですから、石油やガスへの投資が減るという、投資が問題です。だから供給力が減る。そこに持ってきて、オクライナのあったりして、エネルギー業界がガタガタだと思います。経済も減速している。物価も上昇している。金融引き締めも日本相当している。してきている。インフルエンザですね。物価抑制のために。だからこのままいったら、世界全体で経営が後退していくと。そうするとですね、さっき飼料穀物なんかほとんど日本で作ってなくて、外国から輸入しているわけですけど、石油、天然ガス、日本に本当にないんですから、全部頼っているわけですね。これ一体どうするかというのを、本当に深刻に考えなくちゃいけないんです。将来のことを考えたら、ずっと石油不足と言われています。天然ガスもちゃんと供給しなくちゃいけない。それは日本は相当気を使ってやってきていると思いますけど、今後も今ま での体制で十分なのかなというのがちょっと不安になるんですよね。今もう石油は天然ガスに頼りっぱなしですから、これが来なくなったり、あるいは価格が急に上がったりしたら、オイルショックと同じようなことが起きて、もっと日本経済がガタガタになるんです。このエネルギーの供給不足についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。
40:10
長い目で見れば、もう化石燃料への依存はなくしていく。特に排出削減対策が取られていない化石燃料はもうなくしていくということで、G7でも合意がなされているところでありますので、再生可能エネルギー、そして原子力というものをしっかりと活用していくということでありますが、これはヨーロッパもそうであります。化石燃料への依存、特にトランジション、移行機器のLNGの役割は非常に重要でありまして、そのことも共有の認識があると思います。その中で私も就任以降、中東アメリカ、オーストラリア、東南アジアの諸国、いわゆる産油国、産ガス国に対して、継続的な増産安定供給の働きかけ、あるいは日本企業の権益確保、この後押しをしてきたところであります。昨年末は、オマーンと民間事業者の間の年間235万トンのLNG引き取りに関する基本合意書に調印をしたところであります。また、G7においても、先ほど申し上げたように、将来ガス市場で不足を引き起こさないようにするため、ガス分野への投資が必要であるということを、コミュニケに明記をしたところであります。今年の冬も、この終わった冬はヨーロッパも暖冬でありましたので、なんとかエネルギー危機という状況を乗り越えてきていますけれども、この次の冬がまたどうなるかわからない状況の中で、それぞれの国が必要なLNGを始め確保に取り組んでいるところだと思います。化学高等も今少し追いついていますが、今後またあり得るわけでありますので、長い目で見て、危機にも強いエネルギー供給自給構造を作っていくことも重要であります。省エネということの推進も補正予算でも対応しておりますし、引き続き取り組んでいきたいと思っております。いずれにしても、御指摘のように長い目で見れば、再エネ原子力でありますけれども、当分の間、移行期間においてのLNGを始めとした一定の化石燃料の確保はしっかりと取り組んでいきたい。エネルギーの安定供給という観点から対応していきたいと考えております。
42:31
本当に難しいと思います。エネルギー関係のことを考えたら。私は、高地久さんと同じだと思います。もともと、もうそういう歪な構造があるんです。じゃあ、またもう一回、最初の質問と同じような感じになるんですけどね。私は、1980年代の後半、国際関係の仕事を結構していたんです。その頃は、もう日本は絶好調でして、大臣ももうちょっと経ってから世代目から留学された90年代のですけど、80年代は四極通商というのが開かれていたんです。通商大臣というのは通商代表、河原博士の時でした。僕は、そこに農林産種の代表というのは、本当はもっと偉い人に行かなくちゃいけなかったんですが、ウルグライラランドで忙しいんで、それにしょっちゅう、エイペックとかそういう会合をというと、私が農林産種の役人の方で代表みたいな感じで行っていたんです。そこで議論されているのは、日本がボイクロジオを毎年貯めているんで、けしからんという、もうそういう議論、一点ばりでした。だから、それがね、なんでそれから20年、30年、失われた20年と言ってますけど、誰かが書いてたんで、うまいこと言うなと思ったんで、私も使わせていただきますけど、ひそごとのように言っていると。違うと、失った30年であり、失った20年で、その間何してたんだと。私はだから、今エネルギーのところのちょっと言われて困ってるっていうのは、エネルギーの転換をね、後でもう触れますけど、失敗してるんじゃないかと、再エネとか蓄電池にするのですね。今までのものに依存してて、原発もそうだと思います。それから自動車のEVかなっていうのも、テスラやBYDです、ガブ。それからフォルクソン・アーケンダー、こういうのみんな遅れをとっていると。こういうの、なんで日本はこうなっちゃったのかなと。自動車なんかも、排ガス規制なんかあったときには、日本は先走ってやってるわけですね、排ガス規制のほうを。小股化したり、燃費がいい車ですね。そして日本はリードしてたのに、だからそうやって節約したりなんかするような方向にいくと、日本が血を出してリードしてたのに、今はリードしていないんですよね。で、経産省に入られて、そして経済関係の仕事をされてきて、
45:04
大臣も最初は経済財政担当大臣、そして経済産業大臣。
45:09
だからさっき経済のことは、西村さんというふうになっていくんじゃないかということでお聞きしてるんですけどね。こういうのをですね、どうしたっていったらいいのかなと。僕は四局通商に行きながら、どうでもいい話ですけどね、私の大学同期の本月原文は、武藤嘉文さんの秘書官 で。秘書官ってあんまり学校行っても暇なんですよね、大臣の。僕はいろいろあったんですけど。彼は飯食行ってる先で、そうしたら、ずっと責められて大変だと言って。どうでもいい話ですけどね。武藤さんのところに8回海外行ったと。そのうち4回、経産省の見てる、経産省は局がみんな違うから担当が違うと。よく見てたら、俺とお前が一番一緒に来てるって、何を言ってるのかなと思ったら、僕はそういうところに顔を出すんで。全部そういうのを、いってにAPECとか、サミットとか、みんなそうやってたんでね。そういうのがあるんです。彼らのほうは、責められる学科士、輸出しすぎで責められると。我が方は、その代わりに輸入しろ、輸入しろと。米の輸入問題が問題なんだ。僕、バカみたいな話だと思いましたけどね。500億ドルとか、防疫プロジェクトで、米全部輸入したって、30億ドルぐらいしかならないんです。農産物、いくら自由化したって、どうしようもないのに、平気でそういう議論をして、そういうふうにいって、責め立てられてるんです。ここ歪んでるなと思います。最近はそういうことなくなりましたけどね。中国が5倍も6倍も防疫プロジェクトを貯め込んでるから、日本にそういう風当たりはないですけどね。だけど、この防疫関係ですよ。防疫関係について、輸出産業、これらが地上最高の防疫赤字だと。戦後は防疫赤字だったんですね、ずっとね。だけどそれを逆にしてきたんですね。だけどこのままいったら、原材料の化石燃料、主要な農業、畜産業の原材料もみんな外国に頼ってると。そうすると、慢性的防疫赤字国になっていっちゃうような気がするんですが、これについての対応とか、経済産業者は考えてるのかなというのを、あまり考えてないんじゃないかと思う気がするんですけど、この点いかがでしょうか。
47:40
ご指摘のようにですね、80年代から、まさにアメリカとの関係で防疫摩擦といわれた時期がありまして、非常に防疫クロージが大きかったということで、ある時期から2つのこと、1つは内需主導でということで、公共事業をはじめとしてですね、国内での投資を増やそうということの方針に大きく切り替わった時期がありました。もう1つは、産業政策について、アメリカから様々な指摘があって、やや異色気味にその後なってきたというところが、私たち半導体が当時80年代50%ぐらい、世界のシェアがあったものが今10%ぐらいになっている。この大きな国の側の、政策の側の要因の1つであるというふうにも思っております。そうした中で、他方、長い期間がありますから、一概にはなかなか申し上げにくいですけれども、国が取ってきた政策、例えばサンシャイン計画という中で、シンエネルギーと当時呼んでいましたけれども、太陽光電池をはじめとしてですね、一時期は非常に日本の海外シェアも強かったわけでありますし、ムンライト計画ということで、省エネルギーの技術、これも世界にかんたる省エネルギーの技術を確立してきております。さらには、今大きな転換点ですけれども、自動車も世界を牽引する、日本経済を牽引する産業として、大きな力を発揮してきたものというふうに思いますし、半導体分野でいっても、製品はシェアは落ちましたけれども、製造装置や、あるいは材料、部品、これについては、引き続き世界のトップシェアの企業はたくさんあります。こうしたことも含めて、必ずしも全てがだめだったということではないと思いますし、また内需の関係でも、安倍政権、菅政権のもとで、インバウンドということで、コロナがありましたけれども、国内、地方、各地でいろいろな新たな取組が始まってきたということもあると思います。他方、エネルギー政策でいえば、再エネもフィットフォーを導入によって、一気に進みましたけれども、しかし、系統整備が十分に進んでこなかった分、これは我々が反省をしなければ いけない部分があると思います。出力制御をやらなければいけないというところがあるわけでありますので、こういった反省もしっかりと、教訓も踏まえながら、今回法案を提出させていただきまして、系統整備もしっかりとやっていこうということ、特に加速してやっていこうということで、対応させていただいております。いずれにしても、日本企業が資源のない国でありますので、一定部分は海外からも輸入しなければいけない部分も、引き続きあると思います。ご専門であります食料自給率も上げることも取り組んでいかなければいけないと思いますし、一方で輸出もしっかりと進めていくという中で、円安でもありますから、中小企業を中心に、今1万社、ぜひ新たな、これまでやったことのない企業も挑戦しようということで、応援を申し上げております。同時に、国内の内需もしっかりと伸ばしていくべく、国内投資が先ほど申し上げましたように、過去最高の、今年は100兆円を超えるという見通しでありますので、そうしたものも進めながら、バランスよく経済成長していく、何か一本足ではなくて、それぞれの分野で強みを発揮しながら、バランスのいい形で日本経済を成長軌道にしっかりと載せていきたいと考えております。
51:20
大使と申し上げた質問が長く続きすぎましたので、省いて、具体的な質問に移らせていただきます。大臣は耳にタコができて質問されるのも嫌だと思いますけど、原発の運転機関の問題です。これ聞いてて、なんでこんなことばかりするのかなと。プライバシーに関わることかもしれませんけど、大臣とはある所で行き着きの所で飲み屋じゃないですよ。事務でお会いします。これを考えたら、第2議員会議の3回で、私も途中から健康に気を付け出して言っているんですが、あれは、体が生クラになって休ましといけないから、適当に筋肉を動かしたりしなくち ゃならないと、その方が長持ちするようになると。原発は休んでいればカウントしないと。おかしいな。人間に例えれば。そういう冗談を言った人がいたかどうか知らない。人間に例えれば。ゆっくり寝てひっくり返って西洋して寝てばっかりいた人は、長生きするのかと。違いますよね。寝てたって何しても細胞分裂が起こって、年をとっていくんですよ。機械だって同じなのに、何で運転休止期間を、60年のところに算定しないなんて、そんなことがあり得るのかなと。そういう技術的な根拠は一体あるのかなと、あるんですからね。
52:56
先生ご指摘の今般の措置は、令和2年7月に原子力規制委員会が、原発の利用をどれぐらいの期間を認めるかについては、原子力利用政策の判断とする見解を決定したことを踏まえまして、現行の原子炉等規制法における運転期間に関する規定を、利用と規制の観点から改めて瞬別し、電気事業法と原子炉等規制法の2つに再整理するものであります。利用政策の観点から運転期間の在り方については、経済産業省の審議会におきまして、多くの有識者から将来の安定供給の選択肢を確保する観点からは、厳格な規制を前提として、諸外国の例と同様に、運転期間には制限を設けないとすべき、との意見がありました。一方で、立地一域等からは、高経年化した炉の運転期間に制限を設けないことへの不安の声が寄せられたほか、東電、福島第一原発事故を踏まえて、制限を設けた現行の規定の趣旨を考慮すべきという意見もあったというところであります。こうした意見を勘案いたしまして、運転期間を最長で60年に制限するという大きな枠組みは維持することとしつつ、審査以降、法制度の変更などで、事業者から見て、多立的な要素によって停止していた期間に限って、60年の運転期間のカウントから除外することを認めるという利用の立場から、自己抑制的に稼働していない期間を参入しないという政策判断を行ったものであります。この利用政策の観点からの判断にかかわらず、後継年化を踏まえた技術的観点については、高い独立性を有する原子力規制委員会が厳格な適合性審査を行い、その認可を得なければ運転は一切認められないということが大前提であります。以上です。
55:01
制限設けられるのはありえないんじゃないかと思うんですが、もう一つです。福島第一と第二、すぐ近くだった。第一が大被害を受けた。第一がその時は大体30年超えていて、39年、36年、34年、32年、みんな30年超えていると。第二は28年、27年、25年、23年と。同じような揺れ、全く同じ予言だったのに被害に遭わなかったのは、若かったというか、そんなに使っていなかった。情報だったからじゃないかと思うんです。そうじゃないんですか。
55:40
ご指摘の東電の福島第一原発、原子力発電所の核合金に関わる事故原因の調査については、これは原子力規制委員会の所掌でございますから、経済産業省としてのお答えは差し控えさせていただきたいというものであります。なお、平成28年、4月21日の衆議院原子力問題調査等特別委員会で、原子力規制庁の政府参考人が、津波により全ての交流電源が喪失し、最終的に原子炉を冷却する手段を失ったことが、炉心揺油に至った原因である旨を答弁している。さらに、経年変化、経年年数の差が事故原因 であるとの認識は示されていないものと承知しているところであります。いずれにせよ、利用政策の観点から、判断にかかわらず後継年化を踏まえた技術的観点については、高い毒素を有する原子力規制委員会の厳格な適合審査を行い、その認可を得なければ運転は一切認められないということは、これも大前提でございます。
56:59
検査検査とそれに、それに、で、いいんだと、人によって違いがあるんです。これはね、僕は自正したんですけど、ここに経済業委員の年齢の一覧表があるんです。配付しようと思ったけど、あまり露骨なんてやめましたけどね。年齢みんな、女性も4人ほどおられますし、よくないんで。平均年齢55歳ですよ、経済産業委員会。大臣は60歳で、それより5歳前です。
57:26
平均年齢を高めているのが 菅さんと私でして、低めているのが土田さんと婆さん。
57:33
人によって年の取り具合が違うというのはあると思いますけれども、政治家の対応年数も自民党は73歳以上はなんとかという比例国の職力を認めないとか、70歳以上は参議院の比例国を認めないとか、だんだん年を取っていると元気なんで、取っ払われてしまって、それは原発と同じようなことをしているのかなと、言い聞きはするんですけど。だけど基本的には劣化しているわけです。だからそれを考えていただかなくちゃいけないと思います。これから今日資料をお配りしてあります。これちょっと見ていただきたいんですよね。これ経産省からもらった資料です。これちゃんと見ていただきたいんですけど、いかに大変だとは言いつつ、大臣のところにおいて、我が国はエネルギー自給できていないんで、転換が大変だと言うんですけど、10年前と20年と比べたのを見てください。再生可能エネルギーの転換と言っていますけど、6にしていないんですよ。ずっと右に見ていくと、日本は10年前と、一番右に見るとすぐに同じところにあります。その他のところは4%が11%になっただけです。総発電量に占める電源別の割合です。1ページ目の右端のイニス見てください。これ合計すると41%なんですが、めくっていただいたところ、10年前は8%なんです。こんだけやっているんです。原発に頼ったりしているフランスというのも、フランス左下ですけれども、4%なのが11%、ドイツも18%なのが41%です。すごいですよね。10年間でこれだけドラスティックに変えているんです。日本は全然やっていないようなもんです。他にも生クラブにはあって、日本よりも総発電量に占める電源別の割合で、最小可能よりも元が低いのでしょうがないんですが、パーセントが少ないのは韓国とカナダだけです。カナダはほとんど水力発電ですからね。日本はどこかここ全然努力していないんじゃないかと思うんです。だから、コップ27とか1080と、そういうのになるといつも貸貸記者をもらう。これはやっぱり、経産省が生クラス気になるんじゃないかと思うんですけど、ここは厳しくやっていただいていいと思います。それがGX、GXだった。ところがグリーン化全然してないんです。私は些細かですけど、この緑の花やって緑のネクタイして、マスクも緑にして、この前やったと思いますけどね。本当に緑を目指しているのか、目指していないような気がするんですが、その点はいかがですか。
1:00:37
G7で様々な議論、エネルギー大臣会合をさせていただきましたけれども、まさに各国、ものすごく意欲的に加速して取り組んでいるということを、改めて私も痛感をしているところであります。再生可能エネルギーにつきましては、フィットフォー、私も野党の責任者でありましたけれども、当時、制定に携わって、あの法律、制定以降ですね、当時から比べると、まさに見ていただいてますように、倍ぐらいにはなってきているわけで ありますが、ここから10年間、2030年に向けてもう一度倍ぐらいにしなきゃいけないという、なかなか難しい局面でありますけれども、ぜひ今回の法案も成立させていただいて、ぜひ成立させていただいて、系統整備も行いながらですね、再生可能エネルギーをさらに加速して取り組んでいくと、これは風力も、洋上風力、今4回域、第2ラウンド、公募を行っておりますけれども、今回、デンマーク、はじめ各国でそうした取組も聞いてまいりましたので、ぜひ加速してやりたいというふうに思っております。地熱もですね、アイスランドの取組含めですね、各国のノウハウもうまく活用しながらですね、加速していきたいというふうに考えております。原子力もですね、フランスが7割近くあるということ、あるいはイギリス、アメリカも2割近くあるというようなことを含めてですね、私どもも原子力もしっかり活用していきたいというふうに考えておりますし、ドイツはですね、すごくこれやってるんですけれども、本当に意欲的に取り組んでいると思いますが、いざというときは隣のフランスから電気が通えるというグリッドがつながっているという、送配電網がつながっているということがあるということも、ご理解いただきたいと思いますし、実はドイツは1キロワットアワーあたりの平均家庭用電気料金は日本の倍であります。やはり相当苦労して負担をしながらやっているということもあります。私どもとしてエネルギーの安定供給、できるだけ安定的な価格での供給も含めてですね、安定供給しながら同時に脱炭素化を進めていくということで、いずれにしても再生可能エネルギーを最大限に入れる、それから原子力も活用するという方針で進んでいきたいというふうに思っております。
1:02:59
時間が来てしまったんです。一言だけ忘れた。今ドイツの触れられましたけれども、ドイツは2022年に原発をやめると言って宣言してやって、ちょっと2022年末には間に合いませんでしたが、この間札幌での会 合のときに高らかに宣言しておいて、約束通り3か月ずれだけでもゼロにすると。ドイツもイギリスもやっているのに、なんで日本ができないのかと。私は承認を入れ替えて本当にグリーン化していただきたいと思います。そのために、そういうのはある程度、約束は、計算書は民間でできるのは民間にやらせるという、そういうのでやってきて、規制というのは悪だみたいな感じに思ってきている点があるんじゃないかと。僕は、だけど環境を守るようなことについては規制以外にないんですかね。ビシバシやっていただくことをお願いいたします。私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
1:04:27
よろしくお願いいたします。福島2区立憲民主党の馬場雄貴です。本日パーテーションがなくなって、西村大臣と論戦をさせていただけることを大変嬉しく思っております。本日一般質疑ということで、議論させていただきたいことは、今日は1点に絞らせていただきたいと思います。我が国の省エネ戦略についてでございます。私の考えはいたってシンプルでございまして、一度掲げた戦略はやはりとことんやり切っていくべきではないかというふうに思っております。エネルギー政策でいえば、原子力エネルギーを低減させるという国家目標、国家戦略が日本にはありました。そしてこの国会でだいぶそれが揺らぎ始めているのは、それは皆様が周知の事実だと思っております。ですが、この議論していくことの大前提にあるのは、やるべきことをしっかりやってきているか、つまり総需要を減らす努力を本気でやってきたのか、つまり省エネだというふうに思っております。とかくこの 省エネ、電力をいかに使わないかという議論、これを本当の本当にでき得る全ての手を尽くしてきているのか、これを自信を持って私たちは言うことができるのか、その点について私は問わなくてはならないというふうに思っております。もちろん省エネについては、省エネ過電、節電、こういったものに対して取り組んできたという事実は、もちろん承知の上ですが、もっと根本的に、もっと大胆に、省エネを国家の戦略として土台から作り直すことが、まだできるんじゃないかなというふうに私は思っています。本日、そしてそこで注目していきたいのが、熱でございます。熱エネルギーの活用について、省エネ国家を実現する上で、私は鍵になると思っておりますが、西村大臣のお考えをお聞かせください。
1:06:19
まさに省エネエネルギーというのは、GXを進めていくダストアンス化に向けて最も重要な点だと思います。誰もができる電気をこまめに消すことを含めてできることでありますので、ぜひ小さなことも積み上げれば大きな効果が出ますので、これはぜひ引き続き進めていきたいと思っております。そしてその中で、ご指摘の熱を利用するという、熱エネルギーの活用も重要であります。伝統的にというか歴史的にも、鉄工業などの日本の製造業においては、さまざまな排熱を有効利用するということが行われてきております。その結果もあって、我が国の製造業は、今でも世界最高水準の省エネルギー効率を達成しているものというふうに思います。もう御案内のとおりでありますが、例えば鉄工業では、コウロから回収した、熱で作った蒸気で発電するなど、排熱を徹底的に利用しております省エネ、そしてエネルギーコスト削減を実現しているところであります。また、加熱用の高温の排気ガスを回収して、燃焼空気を効率的に利用する、そうしたバーナーの普及も進んでいるとこ ろであります。国としても、省エネ法の中で、排熱の回収利用を、事業者が実施すべき取組として法律上位置づけております、省エネ設備への更新を最大20億円まで支援する省エネ補助金、これで排熱を有効利用するための設備、ヒートポンプなどの省エネ設備の導入を促しているところであります。この補助金につきましては、今後3年間で5,000円規模の支援を行っていきたいと考えております。いずれにしても、引き続き、こうした熱利用を含めて、省エネを加速して進めていきたいと考えているところであります。
1:08:10
大臣、ありがとうございます。まさに排熱利用、しっかりと日本がこれまで取り組んできたことの経緯は、私もすごくその点は評価しなければいけないと思いますが、もっともっと熱利用と いうのは幅が広くあって、さまざまなところにもっと具体的に、もっと戦略的に打てる手があるのではないかという視点に立って、今日は質問させていただきたいと思っております。エネルギー基本計画や温暖化対策等において、熱利用がどのように記載されているかというと、これはもう法律を見れば、皆様ご存知のとおりでございますけれども、ガイドライン等ですね、地域の特性を生かし、効果的に活用していくことも重要というような言葉で記載されております。一体全体これが国家戦略と言える書き方であるのかというところはやや疑問に残ります。より具体的に申し上げれば、地域の特性を生かした太陽熱、地中熱、バイオマス熱等ですね、より効果的に活用していくことも重要。国家戦略というのは、国のあるべき形をしっかりと示した上で、何が必要でそれを達成するためにどんな努力が必要なのかということを、何が何でもやり切るということをしっかり明記していくことが国家戦略の大前提だというふうに思っております。ですが、この熱利用、今挙げた分野に対して、実際にどのような具体的な目標値、数 値目標をつけて、どのように実践をしていこうとしているのか、こちら経済産業省さんに伺いたいと思います。
1:09:33
資源エネルギー庁井上昭エネルギー、新エネルギー部長。
1:09:38
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、2050年カーボンニュートラルを見据えて、地中熱を効率的に導入、利用することは非常に重要だと考えてございます。もう既に委員がおっしゃっておられるとおり、第6次エネルギー基本計画では、御指摘のとおりの記載が明記されております。また、エネルギー基本計画では、大気熱をはじめとする再生可能エネルギー熱を活用したヒートポンプにつきましては、定量的な導入目標を設定しておりまして、例えばヒートポンプ型の家庭用給湯器につきましては、2030年までに1590万台の導入目標を掲げております。この目標の前提となる、大気熱を利用したヒートポンプ型家庭用給湯器の足元での累積導入台数は約806万台でございます。これに対し、地中熱を活用したヒートポンプの累積導入台数は約1200台と、未だ限定的にとどまっております。現状におきましては、導入目標に地中熱ヒートポンプは含まれておりませんけれども、今後、地中熱利用に係る高額な初期コスト等、こうした課題にも留意しながら、実態をよく見極め、地中熱も含めたヒートポンプ全体の目標設定のあり方について、しっかり検討してまいりたいと考えてございます。
1:11:04
ありがとうございます。限定的な状況になっているというところが、今のまさに実態なんだと思っております。私が不安なのは、エネルギーの供給量の話というのは、どこまで言っても青天井の話になってしまう。ただ、今私たちの足元でやっている、掃除用をいかに減らしていけるかというところが、最も大切ですし、そこに手があるならば、そ れを徹底的にやっていくという、ある意味で国家の威信をかけてやっていくことが、私は国の道だというふうに思っております。省エネを本気で考えていく際、先ほど部長もおっしゃっていましたけれども、地中熱、熱は熱でも地中熱というところに、私は可能性があるというふうに思っております。皆様、よかったら資料を見ていただきたいですけれども、よく地中熱と地熱で間違えられてしまうところがあるんですが、地熱というのが火山活動における地球内部の熱を指しているものですけれども、地中熱は太陽光によって発生する低温の熱、大体地中の深さ10メートルぐらいのところにあって、約15度と1年中安定しているため、例えば夏であったら冷たく、冬であったら暖かいというのが、この熱をどうやって利用していこうというのが地中熱の考え方です。②の1つめくっていただきたいその資料にもあるわけですけれども、地中熱は従来と比べてエネルギー消費量を約半減する力を持っているわけです。持っているんです。この技術を使えるなら、使える方法を何が何でも探っていく、