2:35
これより会議を開きます。地域活性化・子ども政策・デジタル社会形成の総合的な対策に関する件、特に子ども政策について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房・内閣人事局・内閣審議官、滝沢より子君、子ども家庭長・長官官房長、小宮よしゆき君、
3:02
子ども家庭長・正位局長・藤原智子君、子ども家庭長・支援局長・吉住恵作君、文部科学省大臣官房学習基盤審議官、寺門重地家君、文部科学省大臣官房審議官、阿彦光成君、
3:16
スポーツ省審議官、星野義孝君、厚生労働省大臣官房審議官、鳥井陽一君、厚生労働省大臣官房審議官、松本慶君、厚生労働省大臣官房審議官、宮本恵子君、厚生労働省大臣官房審議官、檜原智美君、厚生労働省大臣官房審議官、森光慶君、
3:38
厚生労働省大臣官房審議官、浅川智明君の出席を求め説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
3:46
御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。田中秀幸君。
3:58
おはようございます。自由民主党の田中秀幸でございます。今日は小倉大臣をはじめ、関係政府参考人の皆さんに子ども政策について質問させていただきたいと思います。早速でありますけれども、この四月の一日に子ども家庭庁が発足をして、三日から実際の業務が新たにスタートをしたということであります。
4:25
おぐら大臣から一週間ちょっと仕事をしていただいたと思いますが、決意、意気込みをまず冒頭にお聞きしたいと思います。
4:38
田中委員御指摘のとおり、四月一日の子ども家庭庁の発足から約一週間が経過をしました。
4:46
今の一週間でありますが、この一週間の間にも当然、子ども家庭庁の発足式、そして初めての試みとして子ども記者会見、また将来的な子ども子立予算の倍増の大枠を示すことになる総理を議長といたしました、子ども未来戦略会議の開始。こういった様々な子ども政策を推進をしてきました。この間、様々な方から子ども家庭庁に対する期待の声を頂戴をしております。改めて私どもには、省庁間の縦割りの打破、子どもや若者の視点に立った政策づくりの二つの視点が特に重要であると感じております。子ども家庭庁はこれまで各府省において別々に担われていた、子ども子育て支援、少子化対策、児童虐待対策などの子ども政策に関する総合調整権限を一元化し、子どもや子育て当事者現場の視点に立って強い指令と機能を発揮することになっております。
5:44
さらに、 衆院事務含む就学前の全ての子どもの育ちや子どもの居場所づくりに関する施策などについても、自らが事務を実施しつつ、関係省庁と連携しながら政府全体における取組を主導することとしており、これまで省庁間、制度間の狭間に陥っていた課題や新規の政策課題を含め、誰一人取り残さないという観点を大切にしながら、子どもや子育て当事者に対する支援を一元的になってまいります。
6:10
子ども若者意見プラスプロジェクトとして、小学生から20代までの1万人規模程度の子どもや若者から子ども政策に対する意見を聞く新たな事業もスタートしたところであり、子どもや若者の意見も政策に積極的に反映をしたいと思っております。今年の秋には、子ども大校の初の策定も控えております。子ども若者や子育て当事者などの声を真ん中に据えた政策を推進し、子ども真ん中社会の実現を目指すべく全力を尽くしてまいる所存です。
6:41
ありがとうございます。本当にですね、象徴感を超えてやらなければならなかったことが一元化されて ですね、そういった意味では、政策を進めるという意味ではスピード感が出ると思いますし、一方でその業務をですね、これから束ねてやっていただくという意味では、大変な仕事をしていただかならないというふうに思っております。
7:05
というわけで、若い世代の皆さんの声を直接聞くというのは本当に、なんかワクワクするというか、嬉しいと、その方々も嬉しいと思います。積極的にですね、そういう姿勢をもとにですね、子ども政策全般のことをですね、先頭に立て進めていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
7:24
子育て政策、本当に幅広くあると思います。今日はその中からですね、4点ばかりですね、少し聞かせていただきたいと思います。
7:32
国会支援の問題、また、小学校修学前の子どもたちの育み方、両方のですね、寮や室のこの面の強化のこと、さらには働き方改革、そして子どもの命をどう守るか、この観点から今日は質問させていただきたいと思います。
7:51
次元の異なる少子化対策の実現に向けて、子ども子育ての政策の強化について、取りまとめられが先般発表されました。集中期間3年間、そして子ども子育て支援加速化プランは、ある意味では多くのチャレンジ、これが含まれているというふうに思っております。
8:13
プランの発表前から特にですね、話題となっていたのが、児童手当の所得制限の撤廃の話と、さらにはですね、育児休業の際の給付率を10割、これを維持していきたいな、というようなことが言われていたわけであります。
8:31
この点についてはですね、子育て世代、大変大きな期待を持っているというふうに思っております。この2つ、それぞれ多くの人がやっぱり知りたいのはですね、まあ、ほんまに実現するんやろうかな、ということ。さらには、いつからもしやってくれはるんであれば、なんてことがですね、実は地元に戻るとそんな話をやはりよくお聞きすることになります。
8:53
特に、児 童手当の所得制限の撤廃は、先般、子ども未来戦略会議でも、いろんな議論がですね、有識者の中でされているとも聞いております。おそらくこの後の工程では、骨太の方針や、さまざまな手順、これあると思いますけれども、国民の皆さんや子育て世代の皆さん、この方々の思いにですね、ぜひとも答えていただきたいと思います。
9:18
仮にですね、今、いつからということは言えないまでも、例えば経過を踏まえたゴール地点なんかですね、そのことをですね、今の時点で言える範囲でですね、ご答弁願いたいと思います。
9:35
ご紹介いただきました今回の加速化プランは、2030年までの6、7年間で少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンスであることを踏まえ、まずは今後3年間を集中期間として、集中取組期間として優先的に取り組むものをお示しをさせていただいております。
9:52
このプランにおいて 児童手当につきましては、時代を担う全ての子どもの育ちを支える基礎的な経済支援としての位置づけを明確化をするため、田中委員御指摘の所得制限の撤廃ですとか、支給期間を高校卒業まで延長すると同時に、多子世代が減少傾向にあることや、経済的負担が多子になるほど強いことなどを踏まえ、手当額についても諸外国の制度等も参考にしつつ、見直しを行うとしたところであります。
10:19
また、育児休業給付につきましても、田中委員御指摘のとおり、出生後一定期間内に両親ともに給給を取得することを促進するため、男性が一定期間以上の産後パパ育休を取得した場合には、その期間の給付率を手取りで10割相当へと引き上げるとともに、女性の産休後の育休取得についても産後パパ育休と同じ期間を限度に、給付率を手取りで10割相当へと引き上げることなどとしたところであります。
10:46
今後のスケジュールでありますが、こうした各種の施策を実施するためには、制度の詳細、予算、財源について、国民的な理解を得ながら進めていく必要があり、このため、先般、総理を議長とした子ども未来戦略会議、先ほど申し上げた会議を設置し、後藤大臣の会議運営の下、必要な政策強化の内容、予算、財源について、さらに議論を深めているところであります。
11:12
この実施時期やスケジュールについては、子ども未来戦略会議での議論などを経て定まっていくものと考えておりますが、子ども政策担当大臣としては、可能な限り早期にこの家族プランの施策が実現できるよう、引き続き議論を進めてまいりたいと思っております。
11:31
今小倉大臣からも、担当大臣としてはやはりスピード感の部分ですね。できるだけ速やかにということでありますので、議論の過程、これはいろいろあると思いますが、本当に望まれているのは多分スピード感だと思います。積極的に小倉大臣のリーダーシップをそこで発揮いただければというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
11:53
今、両方に関しての質量面の強化についてお伺いし たいと思います。特に質の方であります。以前にも、決算行政監視委員会でも、実はお伺いしたのが、四五歳児の保育士の配置基準の件で、当時は七三年前の基準を使っているということで、ええというようなことがございました。
12:19
今、仮にこれを取り組んでいくとなると、おそらくもう七五年越しのことになるというふうに思いますけれども、幼児教育、また保育の量に関しては、これまでの間、子どもを受け入れる、入院人数のこの数は、保育施設を増やすことである意味拡充を図ってきたのは、これは事実だと思います。
12:42
この間、そういう意味では、質の向上が次が望まれるわけでありますけれども、三歳児の配置基準は改善をこれされてきました。
12:53
さらには、今年度の予算では、百二十一名以上の定員の保育施設、保育士二名の配合されたり、また多くの人のみが必要な時間帯、ここには支援員を配置するということが実施されようとしております。
13:13
次やはりやらなければならないのは、先ほど申し上げた四、五歳児や一歳児の配置基準、これをやっていただきたいと思います。プランによって、ようやく改善に向けての期待感が、これは事業者も、実はご家庭のお父さんお母さんも安心するためには期待が膨らんでいるところであろうかと思います。
13:34
今の配置基準でありますけれども、四、五歳児は、皆さんご承知のとおり、三十代一、これを二十五代一に、一歳児さんは六代一を五代一にしていければなというこの検討だと思います。具体的にやっていこうとすると、まず財源の話があると思いますし、それから保育士の確保というものも、今大変な状況です。
14:01
それとやはり改善するこういった時期、この方に対してどのような面倒を立てようとしているのか、特に七五年間変わっていない四、五歳児、この部分について見解をお伺いしたいと思います。
14:19
私が大臣に就任をしてからも、認定子ども園における送迎バスでの子どもの置き去り事故がございました。
14:30
また、保育所における不適切な保育の事案もございました。大半の子どもを預かる園におきましては、しっかり子どものことを面倒をいただいておりますし、そういった事案に関しては別途、しっかり再発防止策を講じているところでございますが、その背景の一つとしてありますのは、やはり保育所等の現場における業務の多忙さだと、そういう指摘をする声に私もたくさん接してきたわけであります。そういった中で田中委員にご紹介をいただいたように、今年度の予算におきましても、大規模な保育所におけるチーム保育推進加算の実現でしたりとか、支援員の配置ですとか、そういった予算を盛り込んできたところでございます。
15:16
それに加えまして、今般取りまとめた子ども子育て政策の強化に関する試案においては、長年の課題を解決する施策として、工程価格の改善について、費用の使途の見える化を進め、保育人材確保、待機児童解消、その他関連する施策との関係を整理しつつ取り組みを進めること、1歳児及び4、5歳児の職員配置基準につ いて、1歳児は6対1から5対1へと、4、5歳児は30対1から25対1へと改善することを、明記をしたところであります。財源についてのご質問がございました。先ほど申し上げたように、今後この試案を踏まえ、私が作成した試案を踏まえて、総理を議長とした会議において必要な政策予算財源について、さらに議論を深め、6月の骨太の方針までに、将来的な子ども子育て予算倍増に向けた大枠を提示をすることになろうかと思いますが、今回私が試案を取りまとめるにあたっては、関係省庁と綿密に調整してきたところであります。したがいまして、試案でお示しをした政策は、制度設計などの詳細は今後の議論に委ねられるものの、基本的には全て政府として責任を持って実現に向けて取り組んでいくものと、このような認識をいたしております。
16:34
この間、保育士不足によるあいったバスの置き去り等々があったということも含めて、ここの部分というのは保育士の全体像の確保も必要であろうかと思います。本当に政府として責任を持ってここの対処に関しては考えていただきたい。総理にも思いますので、特に死後歳児、ここ75年間、ちょっとやはり時代に合わない部分、これもございますので、よろしくお願いしたいと思います。次でございますけれども、働き方改革の推進です。今の保育士のことに絡むわけでありますが、保育士不足と言われているんですけれども、やはり何でなんだろうなという思いがあります。給与面なんかでは、この10年間で高いとは言えませんけれども、18%、これは実は給与の改善がありました。だいたい5万4千円から7千円だと思います。また経験年数の7年程度働いていただいているような専門リーダー、こういった方々が研修を受けると月4万円程度、さらには経験年数が3年程度の職務分野別のリーダーの方々も研修を受けることによって月5千円程度の手当がつくということになってまいりました。でもそれでも保育士不足するんですね。原因は間違いなく他にあるわけでありまして、給与がふえるということは現場の皆さん本当に喜んではおられます。でももう一方であるのが長時間労働だというところです。特に女性の先生にお伺いすると、自分の子供を見る時間がなくなると思うだけで、やはり保育士に不足するのをちょっと躊躇するというその声がございます。保育士に不足できる環境をつくって確保することがやはりこれは必要だというふうに思います。そういう意味では保育士の働きかかる改革 というのは、子供を子育て、世代を支える、このことにもつながってこようかというふうに思います。例えば単純に考えますけれども、小学校、修学前の子供がいるご家庭、短時間勤務また労働であれば、例えば6時間勤務であれば、そう考えると、1時間預けに行くのは今よりもゆっくり行こうかなということができるでしょう。さらに、1時間早く迎えに行くこともできるでしょう。特例の朝夕、こういった延長保育があるにしても、基本的な形は労働時間が短く生成型もなってくると思います。今、保育士はともすれば、1日11時間労働で、週6日で66時間働かなければならないような長時間と言われることもあります。そういう意味では、一般の労働から比べると、少しかけ離れた、あそこには現実があって、本当に重労働で長時間ということに悩まされているのが、保育事業者の事実の悩みでもあろうかと思います。そこで、育児休業法で短時間勤務制度、これが拡充できて、ある意味では有給でできるので、満額そういったものができればいいなと思うんですが、なかなかそういったところに至るのは難しいかなと思います。本当は、小学校修学前までこの措置ができれば、育休と同じようなある程度形で、育児休業給付金が適用されたら、給料はやはりありますし、無給という形はこれにならないので、本当は望ましいなと思うんですが、まずでも、先にやらなければならないのは、今回のプランにも示されているように、短時間勤務に合わせて、例えばテレワーク、そして出退者、この時刻の調整、また休暇など、柔軟な働き方を職場にきっちりと導入することを積極的に進めていただく必要があると思います。例えばお父さん、先ほども少し言いましたけど、お父さんがお袖の出社になって、保育園に送っていく。また、お迎えはお母さんが早く仕事を切り上げて、お迎えに行く。そうすることで、ある意味、一定の有給というものは、給料があるということは、これは維持ができるんだと思います。こういう制度をつなげることによって、保育士の働き方改革が可能になってくるのではないかと思いますし、これは保育士不足を解決する一つの方法でもあろうかと思います。先ほど配置基準の改善についても、保育士をちゃんと確保しないといけませんね、という話でありましたし、そして、この育児介護休業法の短時間勤務制度をはじめ、テレワークや出退者時間の調整をすることによって、やっぱり有給であるということ、給料があるということが大きいと思います。経済的な支援にもこれはつながると思っておりますので、このことをもっと強く積極的にこれから進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。
21:35
保育士の働き方に関しては、田中委員の問題意識のとおりでありまして、例えば、東京都の保育士実態調査においては、過去に保育士として就業した方が退職した理由として、職場の人間関係や給料が安いについで、仕事量が多い、労働時間が多いことが上位に挙げられており、保育士の働き方も保育士不足の要因の一つであると考えております。今般の視野におきましても、先ほど来議論になりました保育士の配置基準改善や、さらなる処遇改善を盛り込んでおりますが、加えて保育士の業務負担軽減を進めていくことが非常に重要であるとも考えております。このため、保育士の補助を行う保育補助者の配置、清掃や消毒、園外活動等の見守り等の保育の周辺業務を行う保育支援者の配置、等縁管理システムの導入などICT化の推進などに対する支援を行っておりますほか、保育所等の勤務環境改善を進めるため、労務管理の専門家による巡回支援などの保育士の確保に総合的に取り組んでおります。このほか、保育士の負担軽減について運用面で見直し工夫が考えられる事項についても指摘されており、今後周知していきたいと思います。引き続き厚労省と連携しながら、保育士の勤務環境の改善、業務負担の軽減を推進し、保育士の働き方改革に資するように取り組んでまいりたいと思います。
22:56
ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。最後になりますけれども、子どもの命を守る対策についてであります。令和4年の児童生徒の自殺者数は514人と過去最多になっております。そういったこともあって、自殺対策を推進する議員の会から、自殺の危機から子どもの命を守るための10項目の緊急予防があったというふうに思われます。子ども家庭庁として、この自殺者数が過去最多という事実を重く受け止めて、しっかりとした体制を組んで、子どもの自殺対策を取り組むべきだと考えますか。いかがでしょうか。
23:34
子どもが自ら命を貸すことはあってはならないことです。令和4年の児童生徒の自殺者数が514人と過去最多 となったことは、大変重く受け止めております。また先般、御指摘のとおり、超党派の自殺対策を推進する議員の会が、岸田総理に対して、自殺の危機から子どもの命を守るための緊急要望を申し入れたと承知をしております。このような状況も踏まえ、子ども家庭庁に子どもの自殺対策に関する事務を担当する室を新たに設置し、警察庁、文部科学省、厚労省などの関係省庁と連携して、子どもの自殺対策に取り組むことといたしました。子どもや若者の自殺対策について、子ども政策の司令塔である子ども家庭庁として、こうした体制の下、しっかりと取り組んでまいります。
24:19
本当に子ども政策、そういった意味では多岐にわたります。命のことも大切でありますので、総合的によろしくお願いしたいのと、みなもと大臣、すいませんでした。答弁の機会がなくなってしまいましたが、申し訳ございません。以上で終わります。
25:08
国公明党の腕淵陽子でございます。本日の案件は子ども政策ということでございますので、小倉大臣を中心に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。私からも、子ども家庭庁発足にあたりまして、まず大臣に御決意をお伺いしたいと思っております。まずこの、同庁の設立につきましては、我が党も一貫して訴えてまいりましたので、いよいよと、考え深いものがございます。改めて、設立準備室の皆様をはじめまして、この関係者の皆様に、心より敬意を表し、感謝を申し上げたいと思っております。この子ども家庭庁の設立に期待されることは、それは子ども真ん中社会、また子どもの幸せを最優先する社会の実現にあります。その実現に、総理、また小倉大臣を先頭に、全力で取り組んでいただきたいと思いますし、私たちもしっかりと心合わせて取り組んでいきたいと思っております。そしてこの子ども家庭庁の指導にあたりましては、子どもや若い方、どのようにこういった方々の声が反映されていくのか、そのことによって、政治や社会がどのように変わっていくのか、誰よりも子どもたち、若い方々が本当に期待をしてくださっていると思っております。小倉大臣のもと、子ども 家庭庁、子ども真ん中社会の実現に向けて、そしてこの子ども、若者の期待にどのように応えていくのか、お取り組みと大臣のご決意をまずお伺いしたいと思います。
26:31
まず、子どもや若者は意思表明と自己決定の主体、いわば権利の主体であるということを申し上げたいと思います。その上で、子ども真ん中社会の実現に向け、何よりも大切なのは、子どもや若者の意見を聞き、それをしっかりと受け止め、実際に政策を反映させることだと考えております。従いまして、小学生から20代までの1万人規模の子どもや若者から、子ども政策に対する意見を聞く「子ども・若者意見プラス」という事業を新たにスタートしたところであります。この事業の中では、省庁の側が設定したテーマについて意見を聞くだけではなく、子どもや若者の皆さんが意見を言いたいテーマを自ら設定をしていただくようにしております。さらに、子どもや若者の意見がどのように反映されたのか、どのような理由があって反映されなかったのか、あるいはそれに代わってどういう政策が実現されたのか、こういったことについて子どもや若者に きちんと説明をし、フィードバックもさせていただきたいと思います。これらによりまして、子どもや若者にとって政策を決めるプロセスに、大人と同じように社会を構成する重要なパートナーとして主体的に参画する機会や場をつくると同時に、子どもや若者の意見を政策に反映することで政策をより良いものとし、さらにはこの取組を広く発信をすることで、子どもや若者の意見を聞き、一緒に社会をつくり上げていくことの大切さについて理解を広げていくことができると思います。こういった私どもが考えていることを、より多くの国民の皆さん方に理解をしてもらうと同時に、やっぱり重要なのは子ども家庭庁ならではの政策を実現をしていくことだと思いますので、意見を聞くだけではなくて、やはりいかに多くの政策を実現していけるかということについても担当大臣としてしっかり注力をしてまいりたいと思っております。
28:23
ありがとうございます。小倉大臣のリーダーシップに期待をしたいと思います。大臣の方からもございまして、やはり子どもたち、若い方々も社会の一員ということで、そうやって関わっていくことが、まず子どもたち、 若い方々にとっても、そこからまた力も発揮できるでしょうし、また一緒になってこの地域社会をつくっていくという、また自覚にもつながっていくかと思います。ぜひともおっしゃっていただいたように、声を反映させること、結果を出すことがまた求められてくるかと思いますので、ぜひとも子どもの真ん中社会の実現ということで、引き続き大臣の下、よろしくお願い申し上げたいと思っております。次に岸田総理が掲げます、次元の異なる少子化対策の具体策をまとめました、たたき台につきまして質問させていただきたいと思います。このたたき台は3月31日に発表されておりますが、それに先立ちまして、公明党といたしまして、少子化対策のたたき台に盛り込んでいただきたいということで、それを念頭に次世代育成のための緊急事態宣言等についての提言、これを我が党として取りまとめをさせていただきまして、3月28日に岸田総理、また小倉大臣に提訴させていただいております。この提言は、我が党が昨年11月に子育て応援トータルプランを策定させていただいておりましたので、このトータルプランを2023年度から3年間、次世代育成集中期間と定めまして、集中的に、また緊急的にしっかりと実行していく、そういったことを求めているものでございます。具体的には6つの柱がございまして、経済的支援の強化、また子育てサービスの拡充、働き方改革の推進、若者の経済基盤の強化、様々な課題を抱えている子ども、若 者支援、そして次世代育成推進体制の整備、この6つの柱の下、具体的に提案をさせていただいております。この我が党の提案につきましては、この政府のたたき台に概ね反映されていると評価をさせていただいておりますが、改めまして、この我が党の提案も踏まえまして、子ども子育て政策を着実に実行していただきたいことを改めて大臣に要請をさせていただきたいと思います。その上で、この子ども子育て政策のたたき台を実現に向けまして、子ども家庭庁が果たす役割、どのように関わっていくのか、それを併せてお伺いをしたいと思います。
30:45
まず、従前に作っていただきました、温等の子育て応援トータルプラン、私もよく配慮をさせていただいております。このトータルプランに掲げられております、出会いから結婚、妊娠、出産から子どもが育つまでのライフステージに応じた切れ目のない支援の考え方は、私も大変重要だと考えております。加えまして先般、温等の提言を踏まえつつ、子ども子育て政策の強化に関する試案を取りまとめさせていただきましたが、この試案におきましても、全ての子育て世 代を切れ目なく支援をすることを基本理念の一つに掲げ、ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化や、全ての子ども子育て世代を対象とするサービスの拡充といった柱に沿って、各種の政策を盛り込んだところでございます。先般、参議院の委員会におきましても、同僚議員に対しまして、この提言の内容を試案においても、概ね盛り込むことができたのではないかと、このように評価をさせていただいたところでございます。今後につきましては、今月の7日に総理を議長とした、子ども未来戦略会議が設置をされたところでございます。今後は、後藤大臣の会議運営のもと、必要な政策強化の内容、予算代言について、さらに議論を深め、6月のほでむとの方針までに、将来的な子ども子育て予算倍増に向けた、大枠を提示をすることといたしております。私も、この会議に後藤大臣とともに副議長として参加をさせていただいております。この試案の取りまとめにあたりまして、たくさんいただいた子どもや子育て当事者、さらには子育て関係者の皆様方の意見を、この子ども未来戦略会議においてもしっかり伝えていけるように、私も担当大臣として、この会議においてもしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。
32:42
ありがとうございます。この叩き台におきましても、やはり多岐にわたる課題にもなっております。先ほどもお話がありましたスピード感も求められますし、しっかりと実現していくということが何よりも重要になってくるかと思います。その上で小倉大臣の調整役ということも大変に重要になってくるかと思いますので、ぜひとも大きな役割を果たしていただきたいと思いますし、重ねて私たちもしっかりと力を合わせて取り組ませていただきたいと思っております。その上でこの我が党が提出しました提言の中の話で少し具体的に伺いたいと思いますが、この若者の経済的基盤を安定させ、若い世代の方々が将来に見通しを持てる、希望を持てる雇用環境を整備することを明確させていただいております。具体的には最低賃金の引上げや男女間賃金格差の是正と賃金引上げに向けた取組の抜本的な強化、また非正規雇用労働者の処遇改善や正社員への転換などこういったことを盛り込ませていただいております。しかしこの政府の子ども子育て加速化プランを拝見いたしますと、この内容が記載がございませんでした。この叩き台の基本事前の冒頭には若い世代の所得を増やすとありましたので、重要課題 と認識のもとしっかりと取り組んでいかれると思うんですけれども、改めて認識とお取組みをお伺いしたいと思います。
34:08
お答え申し上げます。若い世代の雇用の安定を図り、経済的基盤を確保することで、若者が将来にわたる展望を描けるようにすることが重要であると考えております。そのため、厚生労働省におきましては、正社員として働くことを希望する若者については、若者ハローワーク等における安定就労に向けた支援や正社員への転換などを行う事業主へのキャリアアップ助成金による支援を行っているところでございます。また、雇用形態にかかわらず処遇改善に向けた同一労働、同一賃金の遵守の徹底を図るとともに、昨年夏には男女間賃金格差の解消のため、大企業に対して男女の賃金の差異の情報公表を義務付けたところでございます。さらに、できる限り早期に全国過重平均1000円以上となることを目指して、最低賃金の引上げに取り組んでいるところでございます。さらに、非正規雇用労働者を含めまして、持続的に賃金が上がる構造を作り上げるため、関係省庁と連携しながら、 リスクリーニングによる能力向上支援、それから職務に求めるスキルが適正に評価され賃金に反映される職務給与の確立、また、成長分野への円滑な労働輸出を進めるという、三密体の労働市場改革を働く人の立場に立って加速してまいりたいと考えてございます。これらの取組によりまして、若者の経済的基盤の安定を図るとともに、若い世代が将来の展望を持つことができ、結婚や出産、子育ての希望が叶えられる環境整備を進めてまいりたいと考えております。
35:52
ありがとうございました。今、具体的な取組、厚労省から伺いました。この課題は、やはり、経産省も含めて、政府全体でしっかりと取り組んでいく課題だと思っております。繰り返しになりますが、早急に取り組むべき課題だと思っておりまして、改めて大臣、このことについて、しっかりと取り組んでいただくという思いでいらっしゃると思うんですが、一言、ご見解いただけますでしょうか。
36:18
先ほど、厚労省の政府参考人から、答弁をさせていただいたとおりであります。もちろん、和倫内委員が、今お示しをいただいた、この若者の経済的な基盤の強化、これは、この子育てや少子化対策においても、非常に重要な課題だというふうに認識をいたしております。子ども家庭庁の範囲外の様々な政策もあると思いますが、政府一丸となって取り組むべき課題だと思っておりますので、我々といたしましても、しっかり私どもの所詮に関わる部分については、しっかり取り組んでいきたいというふうな思いでおります。
37:00
ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。続きまして、不登校対策について質問させていただきます。令和3年度の不登校児童生徒数は、小中学校を合わせまして、約24.5万人と過去最高になっております。残念ながら、9年連続で増加の意図をたどっておりま す。この不登校の原因は様々でございますが、子どもたちの置かれている環境はそれぞれ違いますし、また子どもたちの個性や能力も様々違いますので、その多様な子どもたちに合った魅力ある教育、学校づくりに取り組むことが求められていると思います。子どもたちの個性や能力を引き出す、子どもたちの主体性を育む教育の転換、これは中長期的な課題になりますので、それはしっかりと目指しつつ取り組んでいきながら、その上で今すぐ取り組まなければならないこと、具体的には不登校により学びにアクセスできない子どもたち、そのご家庭への支援、これはしっかりと行っていくことが重要であると思っております。我が党の中に不登校支援プロジェクトチームがございまして、これまで関係者の皆様から直接お声を伺ったり、また不登校特例校の視察も重ねてまいりました。それを踏まえまして、不登校対策につきまして、長岡文部科学大臣に具体的に提案を、提言をさせていただいております。不登校特例校の設置促進だったり、また教育特殊の連携によりまして支援体制を確保していくこと、また保護者の役割も、保護者会の役割も大変に重要になってまいりますので、そこを支援していくこと、またそのほかフリースクール等の民間施設の連携強化、こういったことをしっかりとやっていただきたいということで提案をさせていただきました。その上で文科省といたしまして、誰一人取 り残されない学びの保障に向けた不登校対策ということで、心プランを発表していただいております。早速小倉大臣と長岡大臣におきましては、不登校自動制度への対策ということで、意見交換を既に4月5日にしていただいていると伺っております。そこでまず文科省に発表していただきました、誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策、心プランについてお伺いしたいと思います。
39:19
お答え申し上げます。ご指摘いただきましたように、不登校自動制度数が過去最多となっております。小中高等学校で約30万人ということになっております。こうしたことを踏まえまして、文部科学省としまして、3月31日に誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策、心プランを取りまとめたところでございます。このプランにつきまして、不登校の自動制度、すべての学びの場を確保し、学びたいと思ったときに学べる環境を整えること、また、心の小さなSOSを見逃さずチーム学校で支援すること、また学校の風土の見える化を通して、学校をみんなが安心して学べる場所にすることをはじめとしております。また、ご指摘いただきましたように、4月5日には長岡文部科学大臣が子ども家庭庁を訪れまして、小倉子ども政策担当大臣と本プランにおける両省庁の連携につきまして意見交換をさせていただくとともに、長岡文部科学大臣を本部長とする、誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策本部を立ち上げることとしまして、子ども家庭庁の参画も要請しているところでございます。文部科学省においては、科学系省庁と連携しながら、本プランの着実な実施に向けてしっかりと取り組んでまいります。和林 慶子君 ありがとうございました。文科省におかれましては、これ今すぐできるということで、着実に実行していただきたいと思っております。その上で今ご紹介もいただきましたが、このプランの中に子ども家庭庁との連携ということでございました。この連携が、言葉だけではなくて、具体的に何をしていくのかということが重要であると思っております。先ほども申し上げましたが、大臣、小倉大臣と文科大臣、意見交換をしていただいたと、そこで認識を共有していただいていると思っております。改めて、この不登校の子どもたち、そのご家族をしっかりと支えて支援していく、また学びの場を確保していくために、子ども家庭庁が具体的にどのように取り組んでいくのか、大臣の決意と合わせてお伺いをしたいと思います。
41:23
私としても、学校に行きづらい子どもに対して学びを保障していく、居場所づくりをするということは、大変重要な課題だと認識しておりますし、文科政務官も努められました、腕淀委員の問題意識のとおり、いじめに加えまして、この不登校対策におきましても、私どもと文科省の連携というのは非常に重要だと認識しております。具体的にということでございますが、子ども家庭庁においては、子育て支援の観点から、不登校の子どもを含めた全ての子どもの多様な居場所づくりを推進するとともに、子どものデータ連携への実証事業の推進や、子ども家庭センターでの不登校相談などにおける教育支援センター等との連携強化などに取り組んでまいります。さらに、先ほど申し上げた子ども若者育園プラス事業におきまして、文科省においても活用することができる、この不登校対策を含め、子どもたちが多くの時間を過ごす教育現場の様々なテーマについて、子どもたちの意見を聞き、子どもの目線の政策立案に役立てることができるのではないかということを考えておりまして、こういった観点からも、文部科学省と先ほど文科省から答弁ありましたように、不登校対策推進本部に私どもも参画をすることになっておりますので、協力をし合いながら、我々の強みを生かして、しっかりと貢献をしてまいりたいと考えております。
42:48
ありがとうございました。誰一人取り残さないということで、しっかりと文科省子ども家庭庁連携のもと、お取り組みをよろしくお願いしたいと思います。最後に、この若い女性の健康と命を守るという観点から、HPVワクチンにつきまして質問させていただきたいと思います。これは皆様ご存知のとおり、このワクチンと検診によって、若い女性、子宮頸がんから守ることができるということで、まず情報提供が重要になってくるかと思っております。急化ワクチンにつきまして、本年4月から定期接種化されるということで、まずこのワクチンの効果、リスク、有効性について、厚労省の方からお伺いをしたいと思っております。
43:34
お答え申し上げます。急化HPVワクチンは、子宮頸がんの原因の80%から90%を占める7種類のヒトパピローマウイルスを含んだ9種類のヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンでございまして、おっしゃったとおり、本年4月1日から定期接種における使用が開始されております。これ、頻度の高い副反応といたしましては、接種した部位の痛み、腫れ、赤み等が報告されておりますが、安全性の評価については審議会におきましては、重大な懸念を認められないと結論づけられております。
44:08
ありがとうございました。今、簡潔にいろいろお話ししていただきました。改めて繰り返しになりますが、やはりこの子宮頸がんワクチンは、休暇ワクチンをはじめ、このワクチンと検診で防ぐことができるがんということで、こういったことも含めて有効性、またリスク、そういったことも含めてしっかりと、高齢者におきましては、周知をしていただいて、この当事者やそのご家族がしっかりと判断できるように、情報提供が重要になってくるかと思いますので、しっかりと対応をお願いしたいと思っております。時間の関係で要望で終わらせていただきたいと思いますが、合わせて文科省におきましても、やはり学校現場、この対象者が小学校6年生から高校3年生相当ということですので、やはり学校現場におきましても、情報提供、がん教育の充実が求められると思います。しっかりと課題はありますけれども、取り組んでいただきたいことを、改めて最後要望させていただきまして、質問を終わります。大変ありがとうございました。
45:28
おはようございます。立憲民主党の筒美奏美です。我が国の静かなる有事である超少子化を食い止めることは、子どもの笑顔があふれ、高齢者や障害者を持つ方々など、弱い立場にある人々とともに支え合って暮らせる豊かな社会を実現するためにも重要です。私は、幸せの土台を作ることが政 治の役割だと考えます。子どもを産み育てたいと思える幸せな環境の実現に向け、以下質問いたします。大臣の認識や見解をお聞きする質問については、通告しておりませんが、簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。はじめに、去る3月31日、政府が発表した、少子化対策の叩き台である、子ども子育ての政策の強化について、(試案)についてです。この日、3月31日は、地方自治体選挙の告示日でしたが、これは偶然なのか、それとも選挙目当て、選挙のためのアピールだったのか、お聞かせください。
46:40
1月末の総理の指示は、基本的な3つの方向性に沿って、子どもに必要な政策を体系的に取りまとめてほしいと。その取りまとめた叩き台について、3月末を目途に取りまとめてほしい、そういう御指示をいただきましたので、かなり日程はタイトでありましたけれども、確か6回ほど関係府省会議を開催し、その間、子ども政策対話ということで、総理とも地方に出張し、当事者の意見を聞き、3月31日にこれを取りまとめたということでございます。
47:21
3月31日が、地方自治体選挙の告示日というのは、ずっと前からわかっていたことでございます。お立場上、選挙目当て、選挙目的だったとは、口が裂けてもおっしゃられないとは理解しております。でも、子どもたちの曇りのない瞳には、選挙のためのアピールと映っているのではないでしょうか。先日の子ども記者会見で小倉大臣は、子ども記者から、子ども家庭庁の政策は、選挙のためのアピールなど一時的なものではなく、私たちが大人になるまでずっと続くものになりますか、と質問されておられました。小倉大臣は、しっかりと選挙目当てだと思われないように、しっかりやっていきたいと、しっかりを2回繰り返してお答えになりました。今回の試案は、選挙目当て、選挙のための一時的なアピールではないということでよろしいですね。
48:30
ありがとうございます。いずれにしても、選挙告示日に発表された試案は、大きく報道され、児童手当の拡充、給食の無償化など、国民の皆様の中には、政府はようやく、あれもこれもやってくれると、大きな期待を抱いた方もおられたかと思います。しかし、実現に必要な金額も、実現の時期も、明らかにされておりません。レストランのメニューのように、ずらりと並べられた項目、34項目あると聞いておりますが、これらの項目それぞれについて、いつまでに実現するのかだけでもお聞かせください。
49:14
筒美委員には、叩き抱いていますか、この試案の中身、ご覧になっていただいていると思いますが 、この加速化プランというのは、まず3年間という期限を区切ってございます。その3年間の中で、政府として行うべきこと、というものも書いております。その中には、検討するものもあれば、課題の整理をするものもあれば、具体的な年限、これを書いているものもございます。例えば、児童手当の充実につきましては、対象や金額など見直しの具体的な内容を、骨太の方針2023までに結論を得る、と書いてございますし、授業料等減免及び給付型奨学金につきましては、令和6年度という年限を明確化をした上で、この年度から、多種生態や異構納計の学生等の中間層に拡大をする、など具体的な時期を記載をしているものと承知をしております。こういったものも含めて、従来から申し上げているように、子ども未来戦略会議において、必要な政策の内容、予算、財源、これを議論をして、さらに骨太の今年の方針までに、子ども子育て予算の将来的な倍増に向けた大枠をお示しをさせていただく、こういうことでございます。
50:35
はい。つまり、今明らかになったのは、この34項目すべてが、すぐに実現できるわけではなくて、検討したり、課題を整理したりという項目も、たくさん含まれているということでございます。しかし、選挙の前に、これだけを実現するというふうに、誤解された国民の方もいらっしゃるのではないかというふうに思います。また、報道によれば、政府の中では、年金、医療、介護など、国民が毎月支払う社会保険料を財源に充てるという案が検討されているとのことですが、本当でしょうか。
51:20
財源につきましては、まず必要な政策の内容、そして予算、これを確定すればなりません。その上で、この財源につきましては、社会保険の在り方、国と地方の役割分担、さらに高等教育支援の在り方、こういった様々な工夫を重ねながら行っていくということは、従前に申し上げたとおりであります。さらに、この必要な政策、予算、そして財源を議論するのが、先般立ち上がりました、子ども戦略未来会議でございます。より多くの国民の皆様方の理解をいただくために、この会議には、経済界や労働団体、様々な学識経験者にも参加をしていただいております。まだ始まったばかりでありますので、余談をもって、私から財源についてコメントするのは差し控えさせていただきたいと思いますが、いずれにいたしましても、この子ども戦略未来会議の中で、6月までにしっかり議論を深めていくという、そういうスケジュールになってございます。
52:24
社会保険料の増額は、現役世代、子育て世代を直撃し、過所分所得が減り、経済全体に悪影響を与える可能性が高いと思います。そうなれば、さらに消費化が加速化してしまいます。岸田増税、岸田負担増は、まさに本末転倒です。防衛費を大幅に増やすための財源は、短時日で区免されましたが、最優先されるべきは消費化対策です。そもそも、この試案は遅すぎと言わざるを得ません。民主党は2009年、14年前の衆議院選挙で、社会全体で子どもの育ちを支援すると掲げ、政権交代後速やかに所得制限のない子ども手当を導入いたしました。私自身、それまで政治には少し距離を置いておりましたけれども、この時の民主党が掲げた理念と方向性に賛同し、政治の世界に飛び込むことを決意いたしました。これに対し、当時野党であった自民党は「ばらまきだ」「子ども手当はポルポトやスターリンと同じ」などと散々に批判したと聞いております。その後、政権に復帰した自民党は、時計の針を巻き戻すかのように、児童手当と高校授業料無償化に所得制限を導入し、さらに昨年10月には児童手当の特例給付5000円を廃止しました。つまり、子育て家庭の経済的負担を増やしてしまったわけです。この10年、少子化を食い止めるどころか、少子化に拍車をかけ、少子化を加速させたのは他ならぬ政府、与党です。この10年間の少子化対策の失敗、まさに失われた10年についての反省の弁をお聞かせください。
54:24
先生は、当時は民主党でありますので、立憲民主党とは関係のない政党だと認識をしておりますが、2009年の話をされました。2012年に今の児童手当が今の形になるまで、三党合意があったと思います。そこには民主党も含まれた中で三党合意がございまして、児童手当の所得制限が導入される一方で、02歳児のところの児童手当の上乗せ、さらには三子以降の多子化算、これが当時の議論の中で導入されたと思います。それから10年が経過をいたしました。その間、待機児童の解消というのが大きな課題となっている中で、待機児童の保育の受け皿の整備、さらには幼児教育保育の無償化、こういったことを実現する中で、待機児童の数も2万6千人を超えていたところから足元3千人程度まで減少しております。この10年間、そういった中で子育て政策が進捗するところは進展をしておりますし、他方で経済社会環境は大きく変化をいたしております。こういった子育て政策が進むことによって、例えば現金給付と現物給付の割合、これはかつては現金給付が3対2でありましたところ、先ほど申し上げたように保育の受け皿等々を進めてきた結果、現物給付が3に対して現金給付が2となりましたので、こういった経済状況の変化、さらには子育て政策の進捗状況を踏まえて、今この児童手当の在り方を見直すと考えております。この児童手当の在り方を見直すべきだというような総理の指示を踏まえて、今回児童手当の拡充という叩き台での提言をまとめた次第であります。そういう意味では子育て政策も進んでいるところは進んでおりますし、経済社会の変化というものもこの10年の間であります。2012年、民主党も含めた三党合意でのご判断もあったと思います。そういうのもすべて含 めて、今こういう叩き台をお示しをしているわけでありますから、10年まとめてこの少子化対策が失敗をしたという、辻美先生のご意見は当たらないのではないかというふうに私は考えております。
56:41
進んでいるところはもちろん進んでおりますが、進んでいないところはもちろんあるかと思います。予想通り反省の弁は残念ながら聞けませんでした。松下光之介氏は、反省なくして進歩なしという名言を残されています。なぜうまくいかなかったのか、なぜこの10年少子化対策の効果が上がらなかったのか、あまりにも的外れで骨粒だったのではないか、その原因をよく分析し検討する。そして、ただすべきはただし、次に生かすべきは残す。そうした反省の上に着実な進歩が生まれてくるということですから、きちんと反省すべきと申し上げておきたいと思います。また、はい、ありがとうございます。我が国の泉代表が指摘したように、国民にメニューだけを見せて、実際の食事が 届かないという状況になってしまうのかと、安堪たる気持ちになってしまいます。長妻政調会長が求めておりますが、政府、自民党にはこの遅れた10年を取り戻すように、急ピッチで進めていただきたいと強く要望しておきます。次に、具体的な政策についてですが、子育て支援の質の向上についてお伺いします。1点目に、保育士の配置と処遇の改善についてでございます。先ほど、三党合意の話もございましたけれども、今、今後6、7年が少子化の流れを変えるラストチャンス、時間との戦いです。政府はようやく、やっと、試案を出して、今後3年間で加速して取り組むこととして、子育て支援については、量の拡大から質の向上へと政策の重点を移すとしています。したがって、保育士の75年ぶりの配置基準と処遇の改善については、年度途中でも、遅くとも来年度には、ぜひ実現できるのだというふうに期待しております。そもそも、11年前ですね、こちらも、自公民の三党で、幼児教育、保育、子育て支援の支出と量の充実を図るためには、1兆円程度の財源が必要であり、今回の消費税率の引上げによる確保する、0.7兆円程度以外の0.3兆円超については、速やかに確保の三つ筋を示すとともに、今後の各年度の予算編成において、財源の確保に最大限努力するというふうに合意しております。またその後、2015年に子ども子育て支援新制度が始まる際、政府は1歳児で6人に1人から5人に1人、4、5歳児で30人に1人から25人に1人に改善すると明言されたわけですけれども、それから8年後の今になっても、これらの改善は実現していません。そのためこの間、多くの野党議員が、いつ実現するのかと何度も質問を重ねてきましたが、そのたびに同じ答弁の繰り返しでした。そこで2015年から現在までのおよそ8年間に、保育士の配置の改善について、財源確保と合わせて検討が必要という答弁を、政府は何回繰り返されたのかお聞きします。その上で今度こそ保育士の配置と処遇の改善の約束を守っていただけるのかお聞かせください。
1:00:28
お答え申し上げます。お尋ねの保育士の配置改善につきまして、財源確保と合わせて検討が必要という趣旨で、政府側が答弁した回数でございますけれども、事前に通告いただきましたので、議事録から検索いたしました。2015年から本年3月末までの間で77件確認をできました。一方、今般取り求めた子ども子育て政策の強化に関する視野においては、長年の課題を解決する施策として、1歳児、4、5歳児の配置基準について、1歳児は6対1から5対1、4、5歳児は30対1から25対1へと改善するとともに、保育士等のさらなる処遇改善の検討ということを記載をしたところでございます。今後、この試案を踏まえまして、子ども未来戦略会議において、必要な施策、予算、財源についてさらに議論を深めて、6月の骨太方針までに、将来的な予算倍増に向けた大学校を提示するということとしております。
1:01:36
8年間で検討、検討、検討と77回も繰り返したということがわかりました。これこそ、国会の質疑時間の無駄だと思います。時間を無駄にしているのは、野党ではなく政府、与党です。野党は追及ばかり、いつまで同じことをぐちぐち質問しているのかと、支援者からも批判され、悲しい思いをすることがございますが、追及せざるを得ない状況を作り出しているのは、政府、与党の側でございます。まさにこの件がそうで、3党合意で速やかにする、最大限努力すると約束したのですから、野党はなぜ約束を守らないのかと追及せざるを得ませんし、保育の現場での子どもの事故や不適切な対応をなくすために必要な政策だから、ぜひ実現してほしいから、何度問いただしても、木で花をくくったような同じ答弁しか返ってこないから、何度も質問をせざるを得なかったわけです。77回ですね。もうこれ以上質疑時間が無駄にならないよう、この私の質問が最後になるよう、今度こそ速やかに保育士の配置基準と給与の改善を実現していただきたいと思います。強く要望しておきます。2点目に、保育所の入所条件についてです。李懸民主党は、先の3月16日に、政府より一足早く、もっと良い子ども子育てビジョンを発表し、就業に関係なく保育の利用を可能にすると明記しました。政府の試案にも、子ども誰でも通園制度という歌唱で同様の政策が盛り込まれました。内容にはもちろん賛成です。なぜなら、012歳児の約6割の保育園や幼稚園に通っていない、いわゆる密集園児の家庭、特に専業主婦家庭では、子育てを母親一人で担う、いわゆるワンオペ育児が多く、子育ての悩みや不安を感じる割合が高いと言われているからです。ここはいえ懸念もございます。政府は時間単位などで柔軟に利用できる通園給付の創設を検討するとしておりますが、受け入れる側の園では、時間単位で不定期に保育士を確保するのは困難であり、通園給付が園が負担する実際の経費を下回るような事態になれば、ただでさえ苦しい園の経営を圧迫することになりかねず、持続可能な制度になりません。丁寧な制度設計、園や保育士の過剰な負担にならない制度設計が必要かと思いますが、いかがでしょうか。
1:04:41
お答え申し上げます。現行の保育制度は、利用できるものが就労等の保育の必要性がある方に限定をされており、専業主婦家庭等も含めた未就園児のいるすべてのご家庭に対する支援を行うには限界がございます。そのため、現行の仕組みとは別に、専業主婦家庭等を含む未就園児のいるすべての家庭への支援の強化に向けて、就労要件を問わず、時間単位で柔軟に保育所や認定子どもへなどに通園が可能となるような新たな給付を創設することを検討するということとしております。具体的には、保育所の空き定員の状況も踏まえながら、子ども1人につき月一定時間までの利用可能枠の中で、時間単位で柔軟に通園が可能な仕組みとすることを想定しております。いずれにいたしましても、具体的な制度設計は、御指摘いただきましたような、定内な制度設計ですとか、園や保育所の負担に過剰にならないように、そういった御指摘も踏まえながら、今後議論していきたいと考えておりますが、当面は、令和5年度予算案に盛り込みました未就園児の定期預かりを行うモデル事業の拡充を行いつつ、基盤整備をしっかりと進めてまいります。
1:06:03
3点目に、小規模保育所の危機的状況の救済についてです。3歳の壁という言葉をお聞きになった方も多いかと思います。小規模保育所に預けている保護者が直面する壁のことです。小規模保育所という制度は、保育園落ちた2本死ねという匿名の投稿などにより、いわゆる待機児童を短期間で減らすために始まったものです。ところが、新たな問題として出てきたのが、この3歳の壁です。小学校に、修学前までの保育所に入院できれば関係ないのですけれど、0、1、2歳の子供しか預かれない小規模保育所の場合、3歳になる前に再び補活、預かってくれる保育園を探さなければならないというものです。3歳の壁は、保護者にとってだけでなく、子供たちにとっても大きな壁となっています。子供が保育所が大好きで帰りたがらなかったのに、大規模な保育所に変わったら、新しい環境になかなかなれず泣き続けるというケースも少なくありません。小規模のメリットは、子供が環境に慣れやすく、落ち着きやすい、保護者と保育士の距離が近く、親密な信頼関係が作りやすいなどがあります。子供が起きている間に触れ合う時間は、家族よりも保育所の先生たちの方が多く、まさに昼間の家となっています。だからこそ、対処しなければならないときは、子供も保護者も先生方も切なくて、涙の別れになり、保護者も保育士も「なぜ小学校に上がるまで同じ縁でのはダメなのか」という思いでいっぱいになるとのことです。さらには、小規模保育所を運営する事業者にとっても、分厚い壁として立ちはだかっております。小規模認可保育所の対処児童は、0、1、2歳ですので、機械的に計算すれば、毎年3分の1が対処するということになります。しかし、小学校入学まで預かってもらえる保育所に早く移っておかなければ、働き続けられなくなるという危機感から、もっと早く対処する子供が多く、実際には毎年半分ぐらいが対処してしまうということです。また、3、4、5歳の年長の兄弟がいる保護者にとって、保育所2ヶ所の送迎は負担が大きく、やむを得ず年長の兄弟と同じ保育所に移る方もおられます。一方、0歳児は、4月からではなく、三浸れ式に 年度途中に入ってきます。つまり、小規模保育園は、毎年度前半の数ヶ月は構造的に大きな赤字を抱えざるを得ないという状況になっています。経営者からは、もうやっていけない、これでは保育所の人件費を引き下げるなど、ブラックにならざるを得ないという悲鳴が上がっています。このままでは、税金を投入して小規模保育所を全国に作ったのに、数年で多数が閉じてしまい、せっかく投じた税金が無駄になってしまうのではないでしょうか。そこで待機児童が解消しつつあることは歓迎いたしますが、小規模保育所の定員充足率が低くなり、事業所の経営を圧迫しているのではないかと懸念しますが、どうなのかお聞かせください。小規模保育所の定員充足率は、令和4年4月現在約80.4%となっております。委員がご紹介いただきましたように、小規模保育事業は原則0から2歳児を対象として、例外的に地域の実情として、市町村が特に必要と認めた場合には、3から5歳児を対象としているところでございます。国家戦略特区で小規模保育事業者が自らの判断で、0から5歳の間で柔軟に定員を定めることが可能という取組をしておりますが、この特例措置について、令和5年2月に開催された国家戦略特区のワーキンググループにおいて、全国展開をするという方針をご説明申し上げたところでございます。保育の選択肢を広げる観点から 、小規模保育における3歳児以上の受入れにあたり、緩和する地域の実情の解釈について、市町村がニーズに応じて柔軟に判断できるような、そういった新しい解釈を通知で示すということにしたいと思っております。運営費について、非常に経営が不安定であるというご指摘もいただきました。公定価格の基本分の単価につきましては、人件費、事業費、管理費、それぞれの標準的な経費を積み上げて、これはいわゆる積み上げ方式と呼んでおりますけれども、その総額を定員区分に応じて、児童1人当たりの単価に割り戻して、公定価格を設定すると、こういった仕組みになってございます。これは、子ども子育て支援法におきまして、教育保育給付の認定を受けた子どもが、保育所などから教育保育の提供を受けた場合に、その移りにかかる給付を行う仕組みというふうな、そういう仕組みから来ているものでございまして、別途、固定的な経費を支援するような形というのは、なかなか難しいものではあると思っております。ただ一方で、人口減少局面で、委員がおっしゃったような、小規模保育を中心とした経営が非常に不安定になるような局面というものは、当然想定しておりますし、課題としても認識をしております。令和3年に地域における、保育所保育士等の在り方に関する検討会、取りまとめを行ったところでございますが、人口減少が進んでいる地域におきまして、保育所の機能を踏まえた支援の在り方について、検討すべ きといった提言をいただいておりますので、今後の小規模保育事業の在り方も踏まえ、引き続き必要な財源確保策と合わせて、ではありますけれども、検討をしてまいりたいと思っております。
1:12:26
フチュアラ局長、ありがとうございます。国家戦略特区において、定員を012だけじゃなくてですね、もっと柔軟にということを全国展開していただけるという方針だということで、案といたしました。また、特に8割、定員充足率ということで、今後少子化が進めば、もっと苦しくなる。8割が平均ですから、6、7割という充足率のところもあろうかと思いますので、ぜひ先ほどお答えいただきましたことを早く財源を確保していただきたいと思います。本当に小規模保育所はですね、非常に定員が少ない状況が年度前半に続きますし、しかし子どもが1人でも在籍していれば、保育士2名と自演調理の場合は、調理員1名を必ず置かなければならないわけです。これらの人件費を含む、水耕熱費や火災保険料などの固定費をですね、最低支給額として設定していただけたらというふうに思っておりますので、ぜひご検討よろしくお願いいたします。4点目に入ってと思ったんですけれども、時間が厳しくなってきましたが、鎮短琉傲産についてお聞きします。保育所の家賃に対する加算ですけれども、都道府県別に算定基準が決まっています。福岡県の例えばですね、実生家賃はB地域に区分されている奈良県や静岡県と同程度なんですけれど、C地域に実際には区分されています。そのため、鎮短琉傲産を活用している、福岡県内の43の保育所は、平均すると毎年およそ83万円を手出ししなければなりません。公平性という点から、区分を早急に見直すべきと考えますが、いかがでしょうか。また鎮短琉は、変動するものですから、数年おきに定期的に見直してはいかがかと思います。ご見解をお聞かせください。
1:14:54
お答え申し上げます。保育所等の運営費となる肯定価格におきまして、保育所等が賃貸物件である場合の加算として、委員御紹介いただきましたような鎮短琉傲産を設けてございます。また、鎮短 琉傲産の金額と比べて、実際の鎮短琉が大きく超過をしている場合には、その超過額の一部を補助するという事業も別途実施をしているところでございます。委員御指摘の鎮短琉傲産における地域区分でございますけれども、実は令和元年に子ども子育て新制度施行後5年後の見直しにあたりまして、子ども子育て会議において検討を行っておりますけれども、その取りまとめの中では、見直しに係る対応方針といたしまして、仮に見直しを行った場合には、減額になる実態も出てくるということもありますので、健康の地域区分を維持すべきというふうな取りまとめが一旦行われております。こうした対応方針に十分踏まえていく必要があると考えております。引き続き、地方自治体や事業者団体、有識者の御意見も丁寧に伺いながら、また安定的な財源の確保と合わせて検討していく必要がある課題であると考えております。墨奈美君。確かに、鎮釈量加算の3倍を超える保育所については、その乖離分を補助するという制度があると聞いておりますが、例えば福岡県で鎮釈量が3倍ではなく2.5倍を超える保育所を仮定しますと、概ね鎮釈量が596万円に対し、加算は322万円、手出しは年間274万円もの金額になってしまいます。3倍を超えなければ加算がないというのは、余りにも厳しいと思います。鎮釈量を超える場合には、乖離分の9割を補助するなどの方が公平性が高いのではないかと思いますので、その点の御検討もよろしくお願いいたします。それでは時間となりましたので終わらせていただきます。ありがとうございました。
1:17:28
理研部長の森田俊和でございます。引き続き子育てを中心に質問させていただきたいと思っております。内閣委員会のときに野田大臣にもいろいろご質問させていただいたときにも、あらかじめということでお話をさせていただいたんですけれども、録画を見た私の妻が、あなたに子育てを論じる資格はないというふうに言われまして、一体あなたが子どもたちが小さいときに何をやってきたんだということを、多分今日もまた帰ったら言われると思いますけれども、そういう自分の反省をしっかり受け止めながら質問させていただいているということで、まずは大臣の皆様にもご承知をお受けいただければなというふうに考えております。支援という話は本当に大事なことだと思っています。お金の手当を出したり、保育園の充実をしたりとか、こういうことは本当に大事なことだと思っていますけれども、よく引き上げに出すのが、車を買うつもりがない人たちに、いくら割引をしますよとかですね、この性能はすごくハイブリッドの車の性能はいいですよと言っても、なかなか響かないということと同様に、もともと子どもを別にそんなに持ちたくないとかです。あるいは、そんなに家庭を持とうと思っていないという人が増えれば増えるほど、子育て支援の意味というものがやはり相対的に薄くなってしまうということが、私は否定できないなと思っております。そういった意味では、昔でしたら、例えば大きな家族の中で、自分ちのおじさんおばさんとかと住んでいたり、目っ子を一個小さい、おぎゃーと生まれたばかりの子どもを見ていたりとかですね、そういう環境が例えばあったと。その作業をお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんがしているときに、ちょっと子供を子守りをしていたとかですね、こういうことがあったりとか。あるいは、ガキ大将がいる中で、近所の子どもたちと一緒に遊んでいる中で、小さい子どもたちの世話をしたり面倒を見たりもしたと。こういうことが普通にあった時代もあったとは思うんですが、今なかなか各家族になってしまったりとかですね。あるいは、自分の家庭の環境がそれほど例えば恵まれた環境ではないと。いろんな複雑な環境があったりして、なかなか家 庭とか子どもに対しての前向きなイメージを持てないということも、おそらくありえるんじゃないかなと思っていまして。まず小さいときからですね、触れるというか、それは言いわりじゃなくて、やっぱり私は子どもたちというのは神様からの授かりものだと思っておりますから、子どもたちの力をどれだけ身近に感じるかと、こういう場面をいかに持っていくかということは、非常にまず動機づけの面ですよね。神、云々の前の段階として非常に大事な部分だと思っております。そういった意味では、どっちかというと子育てが大変とかですね、もちろん大変だと思います。私、うちもどんだけ安定やったのと言われながらもですね、うち3人年後、娘が3人年後でして、3人目が年後でできるということがわかったときに、「卸したい」と言われました。やっぱりもう埋めないと。おむつを使っている子どもが3人いて、血の身子が3人いて、とても私は持たないと言われて、そこでですね、せっかくの授かり物だから、私が全面的に応援するから、思うと言って、そこで私は拍手手形を切ってしまった以上は、いろんなことを言われてもやらざるを得ないという、そのときはそうだったんですけれども、ということがあったんですね。だから大変なんですよ、確かに。確かに大変で、私も青年会議所の役をやっているときにですね、スタッフ会議、役員会議とかに出て行って、真ん中のコブって出て行ったんですけど、やっぱりふざけんなとかですね。あるいはいろんな行事に出て行ったときも、やっぱりそういうことを言われました。だけど一方でですね、先輩で役員をやっているメンバーが、じゃあちょっとお前上手にしているとき、俺見ていてやるよと言って、隣の部屋に行って、「よいよいよい」とこうやってくれたりとかですね。そういう大人だってやっぱりいて、そういうこういろんな人たちに助けられて、今の私があるんですけれども、そういうことでですね、やっぱりそのいろんな子どもたちとの触れ合いというものがある中で、やっぱり子どもたちっていいなと、子どもの存在ってすごい大事だよなっていうのが、その理論、理屈じゃなくてですね、やっぱり肌身のものとして感じられる機会というのを、例えば保育体験、保育所、保育園に行ったりするのもいいと思いますし、あるいは小さい町とか村だったら、子育てホームステイとかですね、小さい期間、まあそれは泊まるか泊まらないかは別ですけれども、何日か継続的に子育てをしている過程に行ったりしながらですね、そういう経験を積むというのも非常に人生経験にとっても大事なことなんじゃないかなと思いますが、本当に大枠の質問ですけれども、この辺について大臣のご所見を伺えればなと思っております。
1:22:23
まず森田委員の話で非常に重要だなと思ったのは、森田委員が3番目のお子さんが生まれたときに、最初は白紙手形を切った以上は育児せざるを得なかったという、まあそういう意識だったと。で、周りの皆さんもですね、父親が子供をおぶっていることに対して非常に冷たい眼差しを向けられたということだと思います。ただ今や森田委員もですね、立派にお子さんを育てていらっしゃるというふうに推察をいたしておりますし、周りの意識もだいぶ変わったと思います。今や男性が子供をおぶっていても白い目で見たりとか、なぜそんなことをするんだという人はほとんどいないというふうに思います。かようにやはり、子育てしやすい社会をつくるというのは、社会意識を変えていくということが重要だと思います。個々の政策をしっかり充実させていくことはもとよりですね、やはり社会全体で子育て当事者を暖かく支えるという、そういう意識。あるいは家庭においても、女性だけではなくて男性も育児をするという意 識。こういった意識を高めることこそが、やはり少子化トレンドを変えることにもつながるのではないかというふうに思っております。まさにそういった視点も今回、視野に盛り込んだところでありますし、もう一つのお話の子供とのふりあいでございますが、確かに第16回の出生動向基本調査、2022年に行われたものを見ますと、子供とのふりあいの経験が多い未婚者は結婚意欲が高い傾向があるとの分析がなされております。こうした中、学校教育においては、学習指導要領に基づいて、学校や地域の実態に応じて、例えば小中高校・高等学校の児童生徒が保育園に行き、乳幼児の抱き方やあやし方、遊ばせ方など具体的な方法を体験するなどの学習が行われておりますし、子供家庭庁としても、保育所や認定子供園に対して、小学校・中学校・高等学校が実施する乳幼児とのふりあい交流や保育体験に保育所が協力することを求めておりますが、児童間の活動内容としても、乳幼児と中高生世代との等とのふれあい体験の取り組みを行うことを礼事しており、様々な機会に保育や子育て経験ができる環境整備に努めてまいりたいと思っております。繰り返しになりますが、国民御指摘のとおり、小さいころから子ども子育てに関する経験や機会を通じて、子どもや家庭に親しみを持つことは重要であ ると考えておりますので、引き続き文科省とも私ども連携しながら取り組みを進めてまいります。
1:25:02
ご理解いただいていると思っておりますが、発達段階に応じて、小学校のころだったら一緒に遊ぶとか、あやすうとかというぐらいになると思いますし、もう少し中学校とか高校生とかになったりすると、若干親に近い立場の関わり方というのも持てるようになってくるんじゃないかなと思っておりまして、こういった場面に応じて、先ほど申し上げたような保育士体験なんかも、それぞれの段階でテーマ性を持って取り入れるとかということも必要なんじゃないかなと思いますけれども、ぜひそういった年代というか発達段階に応じた機会を持つということについて、ご検討いただけないかなというふうに思っているんですけれども、ご見解をもう一回お願いできればと思います。
1:25:53
そうですね、子どもの成長に応じて、そういった機会やあるいは知識を教えをするということは重要だと思います。実際に学校教育における取り組みとしては、例えば中学校の学習指導要領の技術家庭化においては、家族家庭の基本的な機能、家族の役割等を理解することとされておりますし、高等学校学習指導要領の家庭化においては、保育の重要性について考え、子どもとの適切な関わり方を工夫すること、また、生涯を見通した事故の生活について主体的に考え、将来の家庭生活及び職業生活について考察し、生活設計を工夫することなどが記載されており、年代に応じた指導要領の中で、学校や地域の実態に応じた指導が行われていると承知をしております。子ども家庭庁としても、子ども子育てに関する経験や機会にも接し、若いうちから子ども子育てに関心を持ってもらうことは大切なことと、先ほど申し上げたように認識しております。引き続き政府といたしましても、学校教育におけるこうした取組を進めつつ、地域社会や企業など社会全体の子ども子育てに関する意識改革を進め、子ども真ん中の実現に向けて取り組んでいきたいと思っております。
1:27:09
今みたいなお話を実現していく中で、公務員の皆さん、若手の特に公務員さんになると思いますけれども、やはり仕事に集中していると、いつの間にか生物学的に言う、出産に適した年齢を超えてしまうとかいうこともあるのではないかなと思いますが、教育というか研修みたいなものの中で、こういったものが人生を考えたり、子育てとか家庭を考える機会があるのかどうか、ちょっとこの辺りについてご説明いただければと思います。
1:27:40
内閣官房 滝沢内閣人事局 内閣審議官
1:27:47
お答え申し上げます。若手の国家公務員が子育て、家庭人生の在り方について考える機会を提供するということ、重要と考えているところでございます。その上で、内閣人事局では、出産育児等のライフイベントを経た将来のキャリアイメージを若いうちから持つことができるように、ライフイベントを迎える前の若手の女性職員を対象とした「若手女性職員キャリアセミナー」、また、男性職員の育休取得促進に向けた支援ツールの提供といったことに加えまして、育児介護等と両立しながら活躍できるための取組として、妊娠育児介護などの際に利用できる両立支援制度の概要をまとめて説明をした動画の作成・配信などの取組を実施いたしまして、若手職員が考える機会を提供しております。さらに、ワーク・ライフバランスに関する研修による管理職の意識改革や、働き方改革、キャリア形成支援等も推進をしておりまして、引き続き、ライフイベントを経た上でのキャリアイメージを持つ機会の提供や、働きやすい職場環境の整備を推進してまいりたいと考えております。
1:29:00
そういうことをいろいろやっていただいているという前提でありますけれども、大臣、私も自分がさっき言ったように子供を産って外に行っている時期というのは、ちょうど県議に挑戦して一回浪人している時期だったんですけれども、そんな中で、やはり周りの同級生とか、友人、知人たちは普通に勤務をしてやっていると、あるいは候補者という意味で見れば、浪人中であってもいろんな現職の 議員はいろんな行事に出たり、花々しく活躍をしている中で、自分が取り残されている感じ、孤立する感じというのは、どうしてもやはり出てきてしまうと。でもやはりそこは、ちゃんと人生のステージの中ですごく大事な部分なんだよと。私自身でやはりその時の経験があったからこそ、今こうしてですね、足りない足りないという家庭の中で言われながらも、それなりの思いを持って子育てのことを論じることができると。こういう環境に私自身、今いることができるというわけですから、やはり子供だとか子育て家庭というものにきちんと関わりを持ったからこその、いろんな政策提案だとか、高科公務員の方であればですね、いろんなその、例えば部下に寄り添える姿勢を持てるとかですね、将来ですね。だからこういうものをきちんと持てるということを、ぜひその高科公務員の皆さんの中でも共有できるようなですね、そんなことをぜひ大臣からも発信をして、制度的なものとして組み込んでいただければありがたいなというふうに思っております。私、自分の仕事の中で高齢者介護をやっておるんですけれども、ケアマネージャーという存在がおります。介護計画の中でですね、ケアマネージャーがいて、そのケアマネージャーがいろんな、例えば訪問介護だとか、小徒生だとか、訪問看 護だとかですね、あるいは福祉用具を入れるとか、こういうことを全体の統括をしている立場の人がいるんですけれども、どちらかというと子育てというのはですね、保育園に行ったら保育園、支援センターに行ったら支援センター、こういったブチ切れになってしまうようなリスクがやっぱりあるんじゃないかなと。そういう意味では例えば、伴走型支援という言葉を今回の試案の中にも入れていただいてありますけれども、その寄り添っていただけるという感覚を得るためには、やっぱり誰かここに電話すればですね、この人がちゃんと相談に乗ってくれると。こういう立場の人を作っていくということも必要なんじゃないかなと。いわば子育てマネージャーみたいなんですね。こういった方がいてくれるのがすごく伴走型という意味では、精神的な支援にもなっていくんじゃないかなと思いますが、これはまだ本当に発想というかですね、ご提案なんですけれども、大臣の御所見いただければありがたいです。
1:31:43
各家族が進みまして、孤立感や不安感を抱く妊婦や子育て家庭も少なくない中で、全ての妊婦子育て家庭に対する支援の充実を図る観点から、令和4年度補正予算において、出産子育て応援交付金を創設し、とりわけ0歳から2歳の子を持つ家庭への伴走型の相談支援を強化しているところであります。この事業については、今年の1月以降約9割の市町村で開所されておりますが、妊娠期から出産子育てまで一貫して相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐとともに、子育て関連イベント等のプッシュ型の情報発信や随時相談対応を行うよう実施要項で示しているところであります。森大委員が御指摘のとおり、実際に子育て当事者の方が何かしらの不安を感じたときに、安心をして相談をできる先がどこかにあるというのは、非常に重要だと思っております。御案内のとおりだと思いますが、フィンランドのネオゴラでは妊娠産婦に対して、一人の保健師が継続をして相談に乗ってあげることによって、相談に乗る心理的な障壁を下げるというようなこともされております。その意味では、御提案の子育てマネージャーについても非常に興味深い提案かなと思いながらお伺いしていましたが、まずは、この盤相型相談の実施主体となる各自治体の子育て世代包括支援センター、そして地域子育て支援拠点等の職員が、まさに個々の家庭に寄り添い、必要なサービスにつなげる役割を果たすことになると思いますので、こういった拠点の強化、そして職員の支援、こういったことが政府の役割になるのかなと考えております。今後は、より子育て家庭のニーズに寄り添った対応ができますよう、地方自治体の実施状況や創意工夫の取組事例の収集等を通じて、本事業の実施に係る課題を分析整理するための、令和5年度に調査研究を実施するとともに、制度化等を検討することを含め、着実事業の着実な実施に努めてまいりたいというふうに考えております。
1:34:01
ぜひですね、先ほど申し上げたように、いろんな制度の設計というのはあると思いますけれども、これから保育園に入ったら終わりということではない、いろんな多面的な支援ができるように、ご検討いただけれ ばありがたいなと思っております。それでですね、野田大臣のときから、子ども真ん中という言葉を使っていただいているんですけれども、確認なんですが、子ども真ん中というのは、子どもの意思を尊重するということで、
1:34:30
親真ん中ではないという考え方でよろしいでしょうか。大臣。
1:34:37
ご指摘のとおりですね、子ども真ん中社会とは、常に子どもの最善の利益を第一に考え、子どもに関する取組施策が、我が国社会の真ん中に据えられる社会ということを考えております。温等を含めました、与野党を超えた賛同へて成立をし、今月施行されました子ども基本法におきましても、全ての子どもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されることが、基本理念として掲げられております。また、子ども家庭庁では、設置法において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その意見を尊重し、その最善の利益を優先して考慮することを基本とし、事務を行うことを任務としております。こうした役割をしっかりと果たすことを目的として、子ども家庭庁では、先ほど来申し上げておりますように、子ども若者意見プラス事業をスタートし、多くの子どもや若者から子ども政策に対する意見を聞く新たな事業をスタートしたところであります。子どもや若者、そして子育て当事者等の声を真ん中に据えた政策を推進し、今申し上げた意味での子ども真ん中社会の実現を目指して、全力を尽くしたいと考えております。
1:35:50
非常に難しいのが、子育て支援といえば、大人への支援ということになると思いますし、子ども支援という言葉があるかどうかちょっとわからないですけれども、子どもという本人に焦点を当てるのかによって、微妙に政策の重心の置き方が変わってくると思っています。昨年、内閣委員会で読んだことがあるんですけれども、松井和さんという方が書いている「ママがいい」という本がありまして、これはAmazonなんかでは、ジャンル別でいいところの販売実績を持っている本なんですけれども、ここではママがいいというのは、別にママだけに押し付けるという意味ではなくて、私自分が3歳児年少産のときに、登園拒否をしていまして、保育園に行きたくなかったんですよね。私はそのときのことは覚えていないですけれども、今でも親に聞かされるのは、おばあちゃん、うち両親が友働きなんで、おばあちゃんが植木屋さんの片付けをしているからと、それを手伝わなくちゃいけないから、買えなくちゃいけないんだと。今考えても、すごいうまい言い訳を考えたなと思いますけれども、ということで、結局保育園に行くんですけれども、もう嫌だ嫌だと、ある意味冷静な言い訳をして、保育園から帰ったということで、結局私の粘りがちで、年少産のときは行かずに、4歳児になってからもう一回保育園に入りなさいというのがありましたけれども、やっぱり本人の意思って、親の意思とここは違うところがあると思うんですが、今非常に難しいところが、親を支援するということを考えると、先ほど申し上げたような大変さを緩和するという意味で、低年齢のとき、0、1、2から含めてですね、2歳児からじゃ入れないから1歳児から、1歳児からじゃ難しいから0歳児からということで、結局かなり早い段階から、しかも11時間保育とかっていってですね、パート3とパート3の間に挟まれた性職員さんが見るような感じで、結局なかなかバトンタッチをしながらの保育とかということでですね、非常に身の置きどころとしては、難しい状況が保育園の中にも発生しているということもありまして、果たしてこの0歳児からですね、長時間保育園に行くということが、子どもの意思なのかどうかというと、非常に難しいところがあると思うんですが、大臣このあたりについてどうお考えでしょうか。ちょっとすみません、速記止めてください。森大臣に申し上げます。まず子どもの誕生前から入院時期の育ちこそ、生涯のウェルビーングに向け、人生の確かなスタートを切る最も重要な時期だと考えておりまして、先ほど子育てか子どもかという話がありましたが、その意味では大人目線の子育ての視点ではなく、子どもの育ちそのものの質にも着目した子ども政策を実行しなければいけないと考えております。こうした視点から検討いただきました、就学前の子どもの育ちに係る基本的な指針というものがありまして、その指針の策定に向けた有識者懇談会の論点整理が先月末にまとめられたところであります。ゼロ歳からの子どもの意思につきましては、報告書において、入院時期の子どもは明確な意見に限らず多様な形で声を発するとしつつ、安心したい、満たされたい、関わってみたい、遊びたい、認められたいといった思いや願いを持っているとされております。また報告書において発達の鍵となる、安心と挑戦の循環における身近な大人との愛着・アタッチメントの形成を土台としつつ、入院時期では保護者・養育者が安心して子育てできることが、子どもの育ち自体にも間接的には大きな影響を与えること、おおむね1歳から3歳では特定の大人への安心感を基盤として、徐々に人間関係を広げて、子ども同士や保育者との関わりを通じて、社会性を身につけていくことなどが指摘をされております。こうした観点も参考にしつつ、入院時期の子どもを主に家庭で育てるか、報告書等を利用するかなどについては、子どもの思いや願いを受け止めながら、子どもの最善の利益を考えての各家庭のお考えを尊重すべきと考えております。基本的な指針に関しましては、今後、本報告書を踏まえ、子どもの育ちの視点に立って、子ども家庭審議会でさらなる具体化のための検討を行うこととしておりますが、いずれにしても、保護者・養育者の就労・養育状況などにかかわらず、すべての子どもが安心・安全に生きることができ、育ちの保障がされていることが大切だと思い、こういった環境の整備に引き続き、子ども家庭庁として取り組んでまいりたいと思っております。
1:40:54
時間の都合で順番を少し飛ばしたいと思いますけれども、厚労省にお伺いしたいと思うんですが、親が勤務しているときに、休みたいといったときに、事業者の負担としては、引き継ぎの期間等を重ねて人件費をかけなくちゃいけない部分があると思うんですが、この辺りの支援、今どうなっているかお聞かせください。
1:41:20
お答え申し上げます。育児休業の取得時には、企業におきまして、育児休業取得期間の前後を含め、代替要員の確保や、衆院の労働者によるカバー、業務の見直し、引き継ぎ等に、実業に応じて様々な取り組みがなされているものと考えてございます。中小企業におけます、こうした取り組みを支援し、労働者が育児休業を円滑に取得できるようにするため、中小企業事業主が、業務の引き継ぎに関する措置等を定めた、育休復帰支援プランを作成して、育児休業の取得、職場復帰に取り組んだ場合や、また、育児休業支度者等の妊娠の事実について知った日以降に、育児休業支度者の業務を代替する労働者の確保等を行った場合に、両立支援等助成金による支援を行っているところでございます。また、今般、小倉大臣の下で取りまとめられました、子ども子育て政策の強化に関する試案におきましては、男女共に職場への気兼ねなく育休を取得できるようにするため、周囲の社員への応援手当など、育休を支える体制整備を行う中小企業に対する女性措置を大幅に強化することなどが盛り込まれるところでございます。今後の議論も踏まえつつ、検討を進めてまいりたいと考えてございます。厚生労働省といたしましては、引き続き、希望に応じて、男女共に円滑に育児休業を取得できる職場環境の整備に努めてまいりたいと考えてございます。
1:42:49
大臣、先ほどお話を挙げていただいて、補助を出しているというお話なんですけれども、今、非常に、中小企業は特に人材不足でして、うちの介護の施設なんかも、一人一人を雇おうと思うと、ハローワークとか、いろんな広告なんかでは全く歯が立たずに、今、紹介会社にお願いして、年収の3割の紹介料を払って来てもらうと。こういうことになってまして、今30万円とか50万円とかというお話が出てきましたけれども、100万円ぐらいのお金を付けないと、一人追加で雇うことが難しいというような、正職員なんかで考えますと、そういう状況になってます。ですから、もちろん、ああいうような手当を、補助を出していただけると非常にありがたいことなんですけれども、ぜひ、例えばアラカルト方式とか、申請ベースの補助とかですね、そういったきちんとかかるものをバックアップするよという姿勢を、ぜひ国の方としても出していただけるとありがたいなというふうに思っております。それで、ちょっと時間の都合でいくつか先に行きたいと思うんですが、今、保育園の箱をたくさん作った、保 育所保育園をたくさん作ったという中で、例えば、この前も読売新聞のデータが出てましたけれども、箱を作ったはいいけど、保育士さんがいないんで、定員一杯の枠を作れないとかですね。あとは、これから、特に今、町とか村になってくると、需要が減ってくるということも考えられます。ぜひ、このバランスを見直すという中で、先ほど申し上げたような、ゼロ一には休める環境をまず作ると。両親問わずですね。男女関わり休めると。三歳以上に、先ほど田中委員の方からもご指摘あったような、配置基準なんかを手厚くするという方法で、保育士さんの中での移動が可能になるようなことも含めて、手厚くしていくということも考えられるんじゃないかなと思いますが、このあたりのご所見をいただければありがたいなと思います。
1:44:52
繰り返しになりますけれども、入院時期の子どもを主に家庭で育てるか、保育所等を利用するかなどについては、各家庭の様々な事情を踏まえつつ、子どもの思いや願いを受け止めながら、子どもの最善の利益を考えて、の各家庭のお考えを尊重すべきだと考えております。そういった中で、実際に、育児休暇をとって、ご家庭を育てられたいという方に対しましては、先般の視野におきましても、育休制度の強化について方向性を示させていただきましたし、去年、産後パパ育休制度もスタートをさせていただいて、育休制度の充実を図りましたところでありますし、保育所の人手不足の話もございました。処遇改善を引き続きやらせていただきますと同時に、努力をさせていただきますと同時に、すでに18%の処遇改善を実現をし、今後も努力をしていきますと同時に、加えまして、今、潜在保育士の方の数も非常に多数に上っておりますので、潜在保育士の方々の、その、復職支援、こういったものと合わせて、実際に保育士になりたいといった方の資格の取得支援、あるいはICTを活用した業務の負担軽減、こういったものを行うことを通じて、保育人材の確保をしていただけるような環境整備にも努めさせていただきたいと思っております。
1:46:16
ありがとうございます。最後にですね、ちょっと今日文科省にも来ていただいたんですが、細かい説明をしていただこうと思ったんですが、最後にちょっと一言、大臣からお答えをいただいて終わりにしたいと思いますが、不登校の話を最後お聞きしたいと思います。いろいろと調査等で、どういう原因で通っていないか、学校に通っていないかという方、いろんな方がいらっしゃると思いますが、やっぱり親を支えるというのもですね、子供さんそのものを支えるということももちろん大事なことだと思いますが、いろんな都合で親が結構困ったり悩んでいるという家庭が多いと思うんですが、この辺りについて最後、御所見を大臣にお伺いしたいと思います。
1:46:55
不登校等の子供に 対して支援を行う上で、おっしゃるように子供の支援だけでなく、保護者についても個々の状況に応じた支援をしていくことが重要だと思います。保護者自身が骨当に対する自信を失っている場合や、就労等の事情で骨当に関わる余裕がなく支援を必要としている場合、福祉や医療行政等と連携した支援が必要となる場合などもあると考えております。このため、子ども家庭庁においては、子ども家庭センターにおいて、こうした不登校等の子どもの保護者も含め、子育て世代からの相談の内容に応じて、様々な支援メニューにつなぐとともに、教育支援センター等との連携強化も促進をしてまいります。また、文科省におきましては、先般取りまとめられた不登校対策に関するプランに基づき、保護者が一人で悩みを抱え込まないよう、相談窓口の整備やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーによる保護者への支援等も進めることといたしております。加えて、こうした取り組みを子ども本人や不登校等の子どもを抱えるご家庭にも、分かりやすく届けていくことが必要だと思います。こうした考え方にのっとって、先般、長岡文科大臣とも会談を行い、文科省と子ども家庭庁、これまで以上に不登校についても連携をしっかりして取り組むことを確認したところでありますので、子ど もだけではなく、親への支援、こちらについてもしっかり取り組んでいきたいと思っております。
1:48:14
大臣、ありがとうございました。本当に引き続き、大事なテーマですので、また継続して議論していきたいと思います。ありがとうございました。質問を終わります。
1:48:54
立憲民主党の坂本雄之介でございます。先週から今週にかけて、全国で入学式が行われています。子どもたちには、新たな生活に期待や不安もあるかもしれませんが、大きな夢に向かって元気いっぱいに、学校生活を送っていただきたいと願っています。そして子どもたちが安心して安全に学校で生活が送れるように、そして成長していけるよう、またそのご家族も安心して子育てができるよう、国会においてはしっかりと議論していかなければならないと意を決しているところであります。さて、卒業式や入学式は、子育てにおいては子どもの成長を感じる大切な節目であります。子ども家庭長の職員の皆様にも、中にも卒業式や入学式を迎えるお子さんをお持ちの方々もいらっしゃると思いますが、卒業式や入学式に参加できているのでしょうか。大臣にお伺いいたします。ご存知でしょうか。
1:49:57
まず、今月発足しました子ども家庭長においては、働き方改革の基本方針及び目標を定め、子育ての両立はもとより、かしみわ席における働き方改革のトップランナーとなることを目指しております。初日の私の大臣訓示におきましても、子 どもの事情でその親が休む場合、周りの職員がそれを温かく受け入れてほしいということを直接申し上げた次第であります。公務員の年次休暇取得の運用ルールにおきましては、休暇取得の理由を聞かないこととされているため、入学式を理由とした休暇の総数などについては把握することはできませんが、少なくとも入学式を理由とした休暇の取得に困難を感じたという声は現時点では聞いておりませんし、実際に入学式のために休暇取得をした職員が子ども家庭長にいるという話も聞いているところであります。子ども家庭長といたしましては、引き続き個々人の置かれた状況と両立を図りながら、心身とともに健康で持てる能力を存分に発揮できる職場風土を率先して作ってまいりたいと考えております。
1:51:08
もし今回、卒業式や入学式に参加できないという方々がいらっしゃるようでしたら、ぜひ参加できるようにご配慮いただければと思います。もちろん卒業式や入学式だけでなく、普段から子どもとの関わりや家族の中でのイベントもあります。岸田総理も子育ての当事者として率先して子どもと過ごす時間を作 ってほしいと、家庭長発足にあたり呼びかけています。各府省庁においても、職員の皆さんが子育てしやすい環境づくりに取り組んでいただければと願っております。さて本題の子ども子育て政策の強化について、の試案について質問に入らせていただきます。中身を拝見いたしますと、児童手当の所得制限撤廃など、我々立憲民主党が議員立法を提出する等、訴え続けてきた政策がようやく盛り込まれたところもあれば、給食器の無償化など不十分なところも見受けられます。総理は今回の少子化対策について、異次元であるとか、次元の異なるといった表現を使って語られてきました。そしてこの試案につきましても、複大として次元の異なる少子化対策の実現に向けてとありますが、我々立憲民主党が提案している少子化対策に及ばないものであると考えます。我々が提案している少子化対策については、私は異次元ではなくて最低限のものであると考えています。我々の最低限にも及ばない今回の政府の試案のどこが異次元と言えるのか、大臣の御見解をお伺いいたします。
1:52:47
今回の私が取りまとめました子ども子育て政策の強化に関する試案において、どこが従来と次元が異なるポイントかというお尋ねがありました。例えば、第一に制度のかつてない大幅な拡充をするものとして、児童手当の所得制限の撤廃、高校生までの延長、他子世帯の経済的負担を踏まえた手当額の拡充。第二に、長年の課題を解決するものとして、75年ぶりとなる保育士の配置基準の改善など。第三の点としては、時代に合わせて発想を転換するものとして、就労要件を問わない子ども誰でも通縁制度の創設など。第四に、新しい取組に着手するものとして、授業料後払い制度の創設など。そして最後、第五点としては、地域社会全体で子ども真ん中を実現するものとして、子ども家庭調の下で国民運動をスタートするなど多数盛り込んでいるものと考えております。こうした従来とは次元の異なる様々な施策、これを実現をすべく、先般総理を議長とした子ども未来戦略会議を設置し、後藤大臣の会議運営の下、必要な政策強化の内容、予算、財源について、さらに議論を深めているところであり、6月の骨太の方針までに、将来的な子ども子育て予算倍増に向けた大枠を、こうしたスケジュールの 中で提示をさせていただきたいと思っております。
1:54:14
はい。また先ほども御指摘がありましたけれども、この試案は統一小選挙が告示日と同じタイミングになりました。政府の示すものとして担当大臣の叩き台であるとか試案ということで、国民に示されることは非常に珍しいのではないでしょうか。先ほどの質問でもありましたが、一部でこの試案は選挙対策であり、いや、誤解をされた方もいらっしゃるというふうに伺っております。一部でこの試案は選挙対策であって、選挙が終われば骨抜きになるのではないかという懸念も、声が聞かれます。政府としてはこの試案をもとに、6月の骨太方針までに正式に取りまとめるとのことでありますけれども、6月の骨太で今回の試案に示された項目がなくなったり、交代したりする可能性があるのでしょうか。お伺いいたします。
1:55:10
今回の試案を取りまとめるにあたりまして、関係省庁と綿密に調整をしてきたところであります。したがいまして、試案でお示しをした諸施策については、制度設計などの詳細は今後の議論に委ねられておりますものの、基本的には全て政府として責任をもって実現に向けて取り組んでいくものと認識をいたしております。いずれにいたしましても、先ほど申し上げたように、子ども未来戦略会議において、この叩き台、いわゆる試案をベースにいたしまして、必要な政策強化の内容、予算、財源について、さらに議論を深めることといたしておりますので、この加速化プランの施策が実現できるよう、私も担当大臣としてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
1:55:59
我々立憲民主党は、日本維新の会議と共同で、児童手当の所得制限撤廃の法案を提出しております。この児童手当の所得制限撤廃に つきましては、政府も、自民党も、公明党も同じ方向を向いています。政府与党がその気になれば、すぐにでも成立させることができます。次回の児童手当の支給は6月です。まだ間に合います。ギリギリになれば、自治体に大きな負担をかけてしまうことにもなります。すぐに成立させるべきであると考えますが、いかがでしょうか。
1:56:37
大変恐縮でありますが、御指摘の法律案につきましては、議員立法でありますことから、まずは国会において御議論いただくべきものであると考えております。
1:56:49
議員立法ということでありますが、大臣の力強いリーダーシップのもとに、本来であれば、首長がこのような試案を出す、あるいは市民の要望に応えることを発表した以 上は、必ず私は実現できる。だからこそ大臣も、その実現に向けて協力をしていただきたいと私は願っております。ここまで各政党、同じ方向を向いていて、すぐに成立させることができるにもかかわらず、児童手当の所得制限撤廃をしないのはなぜなのか。今私が申し上げましたように、それは基本的には大臣がやる気がない、やりたくないということなのかどうか、これもお伺いをいたしたいと存じます。
1:57:34
児童手当について所得制限の撤廃、高校までの延長、諸々、そういった拡充の方向性について、私が取りまとめた試案にお示しをしたということは、私は担当大臣として、そういった政策を実現すべきだという思いの下で試案でお示しをしたということであります。なお、児童手当の実施につきましては、例えば法改正ですとか、さらに実施するにあたっては、これ自治体が児童手当を支給いたしますので、児童手当の設計を変えるということは、先生も首長されていたので、実務はよく御存じだと思いますが、自治体の児童手当を支給するためのシステムの改修というものも 、相互の機関を要するわけでございますので、政府としてしっかり児童手当の拡充をしていくとなった場合においても、やはりそれを実際に実現するにあたっては、法律上どうしていくのか、あるいは自治体の実務やシステム改修をどうしていくか、さまざまな課題を解決しない限りは、実現をしないということは、どうか御理解をいただきたいというふうに思っております。
1:58:48
大臣も深く関わられたということでございますので、是非大臣の力強い、この成立に向けたような働きかけを、今後もお願いをいたしたいと存じます。次に、高校授業料無償化の所得制限撤廃については、振られておりませんけれども、今回の試案の作成にあたっては、検討されなかったのでしょうか。また、高校授業料無償化の所得制限撤廃についても、すぐに実行するべきと考えますが、いかがでしょうか。
1:59:27
お答えいたします。高校授業料の無償化の話でございますけれども、個別の施策につきまして、検討したしない、これについては申し上げませんけれども、今回の試案、特にその中核となる加速化プラン、これは2030年までの6、7年間で調子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンスであるということを踏まえまして、まずは今後3年間を集中取り組み期間として優先的に取り組むものを提示したものでございます。加速化プランにおきましては、教育費については特にその負担軽減が喫緊の課題とされております、高等教育費の負担軽減策を中心に盛り込んでいるところでございます。また、加速化プランのPDCAとして、その実施状況や効果等を検証しつつ、高等教育費の負担や奨学金の返済などが消費者の大きな要因の1つになっているという指摘があることに考えまして、奨学金制度のさらなる充実や授業料負担の軽減など、高等教育費の負担軽減を中心に、ライフステージを通じた経済的支援のさらなる強化について適切な見直しを行うこととしております。子ども子育て政策につきましては、この試案をベースに、子ども未来戦略会議におきまして、さらに検討を深めてまいります。いずれにいたしましても、議員ご指摘の点も踏まえつつ、引き続き、文部科学省とよく連携をしながら対応を検討してまいります。
2:01:04
文部科学省寺角大臣官房学習基盤審議官。
2:01:08
申し上げます。高段のお尋ねの、高校授業無償の所得制限の撤廃についてお答えを申し上げます。高等学校等修学支援金につきましては、2026年度に取得制限を設けることで、念入りいたしまして、財源を有効に活用することで、私立高校へ、等へ通う生徒への修学支援金の加算拡充、事業法以外の教育費の支援である、高校生等、奨学給付金の創設などの見直しを行ったところでございます。これらによりまして、低所得者世帯への支援を拡充することで、より教育の機会均等に推進する制度になっているのではなかろうかと考えております。所得制限の是非につきましては、限られた財源を使って、どのような子ど も、ご家庭へ支援していくことかという観点から、考えて必要があるというふうに考えております。
2:02:01
(直坂本雄之介) はい。検討されなかったのかという、申し上げられないということはよくわかりませんけれども、ラストチャンスであり、またこの3年でということであればですね、この3年はもう時間があまりにもなさすぎます。すぐに実現できる検討を私は進めるべきだというふうに考えております。児童手当につきまして、3歳未満は1万5千円、3歳以上は1万円となっています。また、この試案において、2歳までの支援を強化するとも書かれています。012歳への支援強化も重要と考えますが、食費や学校教育費、塾や習い事などの学校外の教育費と、家庭において子育てにかかる経済的負担は、子どもが成長するにしたがって大きくなります。少し前の調査になりますけれども、平成22年3月に内閣府政策統括官から発表されているインターネットによる子育て費用に関する調査報告書を見ましても、これは中学生までの調査で、高校生について調査は行われておりませんが、第1指一人当たり年間子育て費用額について、子育て費用が最もかかるのは中学生で、未就学児の約1.5倍となっており、さらにはその中で比重の高い秘目は、小中学生は食費、中学生は学校教育費、学校外教育費の比重も高いとの結果になっています。この調査結果からも、家庭における経済的な負担は子どもが成長するに従って大きくなるものでありますから、家庭の負担増加に応じた経済的支援こそ必要と考えますが、いかがでしょうか。
2:03:43
坂本委員の指摘の調査におきましては、子どもが成長するに従って経済的な負担が増加していると、これを表しているものと承知をいたしております。こうした事情も勘案をしながら、今回の試案の加速化プランにおいて、まず小中学生については、学校給食費の無償化に向けた課題の整理、高校生につきましては、児童手当の支給期間の高校生までの延長、大学生につきましては、対応型奨学金の減額変換制度の年収上限の引上げ、授業料減免及び給付型奨学金の拡大、授業料後払い制度の導入などをそれぞれ盛り込んだところでございます。このように、加速化プランでは、子どもが成長するに従って、それぞれのライフステージに応じた経済的な支援を充実させることといたしております。今後、こうした考えの下、予算財源とともに、総理の下での会議での議論を深めてまいりたいと考えております。
2:04:45
はい。次に、年収扶養向上についてお尋ねいたします。民主党政権時の子ども手当の創設にあたり廃止されておりますけれども、その復活につきまして、今回の試案の作成にあたって検討はされたのでしょうか。元に戻すべきと私は考えておりますが、いかがでしょうか。
2:05:06
ご指摘の年収扶養向上につきましては、当時の民主党政権において、子ど も手当の創設と相まって廃止されましたが、その当時の事情といたしましては、結果として、高所得者に有利な制度となっていた所得向上制度を、相対的に支援の必要な人に実質的に有利な支援を行うことができる手当に振り返るという考えに基づいて実施されたものと、そう伺っております。今回の加速化プランでは、2030年までの6、7年間で少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンスであることを踏まえ、まずは今後3年間を集中取り組み期間として優先的に取り組むものをお示しをしております。例えば、児童手当について、先ほど来議論にありましたように、これを基礎的な経済支援として位置づけた上で、所得制限を撤廃し支給期間の延長というものも盛り込んでおりますし、他支援体が減少傾向にあることや、経済的負担感が他支になるほど強いこと等を踏まえて、手当額についても諸外国の制度等も参考にしつつ見直しをするなど、ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化について盛り込んでおります。なお、支援の取りまとめに当たりまして、税制に関わる事項については、現行制度との関係整理等を踏まえ、税制全体の議論の中で、その是非を含めて議論すべきものとして、今回整理をしたところであります。