19:35
これより会議を開きます。内閣の重要政策に関する件、公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、営権及び公式制度に関する件、男女共同参画社会の形成の促進に関する件、国民生活の安定及び向上に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。この際、お分かりいたします。各県調査のため、本日参考人として、日本銀行総務人事局長、張本恵子君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として、お手元に配布いたしておりますとおり、内閣官房、内閣審議官、黒田英朗君ほか23名の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。
20:49
日本維新の会の足立康史でございます。内閣委員会の皆様にはご無沙汰をいたしております。昨年ですね、ちょっといろいろ党内でありまして、内閣委員会はクビになりまして、今、メインは農林水産委員会ですね。まあ、行ったことないとこで、やっておりますが、今日は、私が無理やりこう、来させてくれと言ったんじゃなくて、同僚からですね、たまには来なさいということで、出張をしてまいりました。で、あの、今日はですね、昨日、衆議院ではGX、原発の法案が終わりましたので、私自身もですね、党でもそうだと思いますが、少子化対策、いよいよ骨太方針に向けてですね、あるいは今年年末に向けて、少子化対策が大事なテーマでございますので、今日は少子化対策をやらせていただきます。で、実は大臣、今日最初はですね、小倉大臣、私実は最近の変化がわかってなくて、小倉大臣、お願いしますと言ってですね、私少子化対策をやりますと言って、いや、それ、チコデジでやってくださいと言われまして、ガクッと来たんですが、よく考えたら、後藤大臣は、この子ども未来戦略会議の総理が議長で、副議長が小倉大臣と後藤大臣と。よく考えたらです ね、今日私が伺うことはですね、小倉大臣よりも、実は後藤大臣の方が責任だということがだんだんわかってきまして、やっぱり僕は、運が、まあやめときましょう。非常にいい形になったということで、ありがとうございます。お徹産お伺いしますが。で、まあそういう意味では、前世代型社会保障改革担当大臣としての後藤大臣に質問させていただきたいと思います。まず、少子化対策の財源。少子化対策の財源について、財源いりますから、どうなっているか、ご検討状況を教えてください。
23:21
子ども子育て政策につきましては、子ども未来戦略会議におきまして、必要な政策強化の内容、予算財源について順次議論を行うこととしておりまして、ご指摘の財源についても、今後、然るべきタイミングでご議論をいただきたいと考えております。また、子ども子育て政策の強化のために必要になる財源につきましては、現時点において特定の財源を念頭においているものではありませんけれども、徹底した歳出改革が大前提であるというふうに考えております。なお、昨日開催した第2回 会議では、総理が示されている子ども子育て政策の推進を図る上での基本理念である、若い世代の所得を増やすこと、社会全体の構造や意識を変えること、全ての子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援することの3つに沿って、構成員の皆様から自由活発な議論をいただきまして、第3回では、叩き台で示されている加速化プランに沿って、検討すべき子ども子育て政策の内容について議論していくことにしております。その上で、同会議において議論を進めまして、6月の骨太方針までに、将来的な子ども予算倍増に向けた大枠をお示ししてまいりたいというふうに考えております。畑君。 (畑辰哉) えー、すると、その財源は、6月の骨太方針である程度見えるのか、いや、それやっぱり年末なんだと。
25:04
畑辰哉 あ、これも大臣、あの、今日はですね、あ、あの、そこどうですか、じゃあ、はい。 委員長 委員長。
25:11
はい、後藤大臣。 (後藤大臣) あの、6月までに、予算倍増の将来への、おー、道についての大枠をお示しするということでございますので、えー、この、子ども子育て、えー、の、政策、そしてその財源等につきま しても、子ども未来戦略会議において、6月までに、えー、ご説明のできることを、あの、ご説明をしていくということでまとめたいと思います。
25:39
委員長 後藤大臣、後藤、私。 後藤大臣 ご説明、あ、委員長。
25:45
(後藤大臣) まあ、ご説明できることを、ご説明するという、いやいや、いいんですいいんです。あの、まあ、たぶんですね、あの、いや、わかんないですけど、ちゃんと書いてくださったら有意義なんですけど、まあ、あの、ほわっと書かれて、えー、年末に向けてやっていかれるのかなと、まあ、勝手に推測してますが、ただ私たちは、あんまり胸張って言えません。だって私たちもあんまり財源のことを言ってませんからね。だから、あの、日本維新の会、今、躍進ということでありますが、あの、いろいろ、自民党さんもですね、しっかり維新の会、財源どうするんだと。聞いてください、ちょっと。そうしないとですね、なかなか、あの、ふわーっとこの議論が進んでいくんで、やっぱり私はこの財源の議論を、党内でしっかりやるべきだという立場。で、そういうことを言ってるんで、ちょっとされてるんですけど、や めておきましょうか。しかし、あの、さっきもあったよ、政府与党もそうだし、私たちもそうだけど、歳出改革は徹底してやる。これは当たり前ですね。で、歳出改革やる、それから我が党がよく言ってるのは経済成長だって、こう言ってると。で、歳出改革、行財政改革と経済成長でやるんだって言うんだけど、それだけでできることとできないこととありますから、私は、個人的にですね、税の構造改革とか、あるいは社会保障の大胆な改革とか、そういうことが絶対にこれは必要になってくるというのが個人的立場であります。で、それを我が党もやっぱり言っていくべきだと、選挙前に言っていくべきだということを、まあ、勝手に言ってるんですが、これぐらい許してもらえますか。大丈夫ですか。はい。ちょっと後で怒られないように。で、じゃあですね、私個人が何がポイントになるかと考えているかというと、一つは年金改革だと思っています。で、結局、世代間、いわゆる人口ピラミッドが激しく変わってきたんだから、世代間の調整がやっぱりどうしても必要なんだということが当たり前だけど、いわゆるシルバー民主主義か何かわかんないけれども、なかなか政治がそこを仕切れていないというのが現状だと私は思います。で、そういった意味で、子ども対策、少子化対策の予算は、やっぱり私は、前世代で、もうちょっと言えば、高所得の高齢者。高所得の高齢者は、やっぱりそこはちょっと頭を下げて、お願いせなあかんと私は思っています。そのためにも、で、私よく地元でね、皆様もいろいろ地元活動をされると思うんですけど、私も選挙区内歩きます。で、私は、比較的豊かな高齢の先輩方のお宅に伺うと、必ず年金のクローバックやらせてくださいって、もう頼んでるんですよ。票減りますけど。だから私が選挙で多少苦労してるとしたら、それ言ってるからですよ。まあ、やめておきましょう。で、よく考えたら、自民党、公明党、そしてかつての民主党もですね、というのが正確かな。要は、平成24年の、これだから平成24年っていうことは、私たち日本一心の会が結党されて、初めての解散総選挙で54議席だったかな、をいただいた年ですよ。でも、それは秋冬ですね。その前の2月の閣議決定で、その前の民主党政権末期の平成24年2月17日の閣議決定で、社会保障税一体改革対抗というものが示されて、そこにはですね、高所得者の年金給与の見直しって入ってたんですよ。ところが、その後、秋にはですね、年金機能強化法、平成24年その年の8月10日に成立した法律からは、その規定が削除され てしまった。その間には、国会の審議や参党協議があったわけであります。私たちはそこ、まだ党がありませんから入っていません。これ事務方で結構ですね、頃症になるのかな。これもう、浅川審議官、お立場、二重のお立場があると伺ってますし、厚労省の檜原審議官も、どういう形でも結構ですので、その経緯、できればですね、何で入れたのか。入れたわけですよ、最初は。政府として。何で入れたのか。あ、これあの、立憲民主党の質問者みたいにですね、答弁が時間がかかったりするとギャーギャー、私は言いませんから。それから答弁が不十分なところがあってもですね、一定のご示唆がいただけたらもう満足しますから。だから気楽に、意識せず、意識せず、これ一体何だったんだと、この一連の経緯は。ちょっとその辺、教えてください。
31:40
お答えいたします。ご指摘いただきました、いわゆるクローバックにつきましては、平成24年当時の政府、民主党政権でござい ますが、の提出の年金機能強化法案に盛り込まれた、高所得者に対する基礎年金のうち、国庫負担分の一部を支給停止するものというものでございます。その導入につきましては、同年の三党協議、民主党、自民党、公明党の協議でございますが、におきまして、保険料の納付インセンティブに与える影響、約束した給付が支払われないのは、社会保険の原則に反するのではないか。そういうような懸念が示されまして、衆議院における修正で法案から削除されたと承知しております。その際、不足において、高所得者、高所得による労働基礎年金の支給停止については、引き続き検討が加えられるものとする、そういう検討規定が置かれてございます。もともと、政府提案に入っていた趣旨は、世代間の公平性代内の公平、そういったことを考慮して設けられたものと承知しております。
32:59
まさに、ご指摘あったとおりで、世代間の公平。これ、やった方がいいですよ。民主党政権、あ、いらっしゃるのごめんなさい。民主党政権、せっかく入れたの に、戸しくだけになって、これ、解散総選挙の前だからね、やめちゃったわけです。今、不足で、いやいや、引き続き検討はするんだと。大臣、これ、ちゃんと検討した方がいいと思いませんか。
33:35
今、お尋ねは、少子化対策の財源の問題で、まさに今、足元の最大の課題でございます。繰り返しになりますけれども、子どもを子育て政策強化のために必要となる財源については、現時点において、まだ特定の財源を念頭においていないということで、徹底した歳出改革を大前提にしております。今、委員からもご指摘がありましたけれども、少子化対策自身は、これは社会全体の課題として受け止め、また、国民一人一人の課題であるという認識のもとで、社会経済の参加者全体で支えていく、負担もしていくという視点も重要であるというふうに考えています。なお、ご指摘の年金の黒幕制度については、今、厚生労働省からもお答えしたとおりではありますけれども、保険料の不インセントムに与える悪影響や約束した給付がしあがらないのは、社会保険の原則に反するのではないかとの懸念などが示されておりまして、当時導入されなかった、そういうことを今、踏まえて検討いたしております。
34:51
いや、その2つの課題はね、政治がちゃんとリードしないと、ちゃんと説明しないといけない。いや、それはそうするけど、ちゃんとね。それをすることによってね、また、少子化対策というか、現役世代に財源を回す、そうすることによって、また現役世代が元気になれば、また高齢者の年金制度が安定をしていくことによって、皆さんの年金はより確かなものになるんだから、逆に納付インセンティブは上がっていくんですよ。保険料の納付インセンティブは今、掘ってあるから、ダメになって、下がっていってるんだから、私は全くこれは理屈が逆だと思うし、それから財産権というか、権利だと言うんだけど、しかしまさに当時作った黒バック制度はですね、今先ほど朝川さんおっしゃっていただいたように、高所得者の労力基礎年金、基礎年金ですよ。それも国庫負担分でしょ。なんで、高所得高齢者の基礎年金、高所得なんですよ。なんでそこに税金を入れる必要があるんですよ。あるんですか。だから今二つ大臣もおっしゃいました、そういう議論があったというのはわかりますけれども、それはやっぱりおかしいんです。やっぱり黒バックはやった方がいいんです。カナダだってやってるんだから。今大臣はいろいろおっしゃいましたが、朝川さんその後の検討というのは、内閣官房か厚労省か知りませんけど、その後の検討というのは朝川さんじゃなくてもいいですよ。朝川さん。検討してるんですか。
36:58
お答えいたします。社会保障の税一体改革がございましたが、その後、平成25年に取りまとめられました社会保障制度改革国民会議報告書というものがございます。そこにおきましては、高所得者の年金給付の見直しについて、世代内の再分配機能の強化する観点から 、税制での対応や各種社会保障制度における保険料負担のあり方等、様々な方法を検討すべきとされております。その後の年金制度改正も何回かありますが、その過程でも社会保障審議会の年金部会におきましても、議論検討をされてきております。この問題につきましては、引き続き様々な観点から検討していく必要があると考えてございます。
37:56
安倍理事ね、なざししたわけではないけど、これから我が党でも少子化対策を議論していくと思います。我が党はですね、とにかく行財政改革だと。大阪でやったからできるんだと。とりあえずそういうのでもいいんですけど。やっぱりね、この本格的な、だってベーシックインカムとか言ってんだから。それはやっぱり一定の財源の議論を我が党もしなければ、いずれ政府与党からも、政府与党もアホじゃないんで。それはいよいよ維新の会が伸びてくるとなればね、それはついてきますよ、そこ。その時に、まさに自民党、公明党、当時の民主党が戸しくだけになったテーマ。これやったらいいんですよ。大変ですよ。繰り返しになりますけど、私は地元を歩いて、高所得の高齢者の方の先輩のお宅に行ったら、必ずこの話してます。必ず言われるのは、まず国会議員の点数を減らせと言われます。必ず言われます。だから日本維新の会の見起きる改革路線というのは正しいんです。だって必ず言われるもん。まずやれよと。やりますと言うんですよ。でもそうやった上で、じゃあ見起きる改革で財源が生まれるのか。見起きる改革は財源ではありません。あれは政治家の姿勢です。そうすればじゃあ財源は何だ。それはもちろん行財政改革をやる。大阪ではやった。でも大阪でやった行財政改革と同じマグニチュードで、国政でやっても、十分な財源ではないんです。そして、これから税と社会保障と労働市場の三密体改革を進めるにあたっては、必ず財源の話が出てくる。私はもちろん、行財政改革と経済成長が中心だと思いますよ。でも行財政改革をやる、歳出改革をやる。なぜ日本維新の会にそれができるのかといえば、なぜ自民党、公明党、民主党にはできなかったけど、なぜ日本維新の会に、彼ら三党ができなかったレベルの深い行財政改革が日本維新の会にできるのかということを証明する、唯一最大のテーマがこれなんです。要は、こうしたとく高齢者のクローバックぐらいがさえもできないような政党に、日本の未来を預けることはできません。だから私は、党内でもずっと、この年金のクローバックを掲げるべきだと。選挙で負けてもいいんですよ、一回ぐらい。でも必ず、さっき朝方さんからもご紹介があったように、自民党、公明党、民主党は一回やると言ったんだから、法律を作ったんですよ、これ。ところが選挙が怖いから、虎しくだけになってやめたんです。それをもう一回テーブルに乗せて議論する責任は、自民党に対するチャレンジャーである私たちが、本当に決勝戦で自民党と戦いたいのであれば、日本維新の会のマニフェストに、ちゃんとこの異次元の少子化対策を支える、異次元の年金クローバックを導入すると書くべきだと、個人的に安倍理事に提案をしておきたいと思います。(質問の内容は)党内でなかなか議論させてもらえないんですよ。(持ってられないから)すみません、友達いないんで。(内容は資産の問題)でしょ?青柳さんのだから、一心に来た方がいいよ。(そんなこと言ってられない)昔ごと親しかったよね。いいじゃない、党でまとめた意見をするのも議論だけど、でも国会議員なんだから。いろんな議論を国民の皆様に聞いていただくと。それがまた党にフィードバックされて議論が進んでいく。ダイナミックにやりましょう。さて、もう一つテーマがあるのは、昨今話題になっている子ども医療費や、特に出産費用の無償化の議論であります。これは日本維新の会として、保険適用を訴えてきたところ、菅元前総理のご提言もあり、政府与党でこれは保険適用するんだということが決められました。というか、そういう方向になっているようであります。私は反対していました。これも私が党内で干されている理由の一つなわけでありますが、私はですね、もともと出産費用の一時期というのは、財源は保険財政から出るわけです。しかし、子どもを支える、出産を支える、次世代を支えるお金は、私は保険であるわけではないと言い続けてきているんです。だって保険というのは現役世代が払っているんだから、企業が負担しているんだから、働く人が負担しているんだから、だから保険財政ではなくて、もちろん高齢者も一部負担していますけど、それはやはり税だと。私はずっと言い続けてきたんですね。だから保険適用は反対ということを言い続けてきましたが、我が党のみならず、政府与党もそっちへ舵切った。百歩譲ってですね、保険適用のいいところは標準化されることですよ。なぜ出産費用の無償化が、一時期を増やしても増やしてもできないのかといえば理由は一つですよ。イタチごっこになるからですよ。でもそれは医療界が悪い、産婦人界が悪いんでもないんですよ。大変なんですよ。産科を維持していくというのは。だから私は産科を攻撃してですね、何かイタチごっこじゃないかといって攻撃する論調、国会では流行ってますけど、私は反対です。そんなことをしたら、医療が壊れます。で、じゃあ、今申し上げたように、保険適用のいいところ、標準化をするということです。これは私ずっと、例えば教育無償化が大阪でなぜできているか、これ上限設定したからですよ。で、その上限設定に従わないところは無償化政策から出て いってくれとやったんです、これは橋本さんが。標準化なきところに無償化はないんです。だから標準化をするために保険適用するのは賛成です。でも問題は財源なんですよ。保険財源ではだめなんです。税でやるべきなんです。そこで私は大臣に一つご提案をしたいのが、子ども医療費もですね、まずごめんなさい、時間もうちょっとあるね。小楼小の檜原さんでもかめません。子ども医療費って今ね、よく私たち地元では子ども医療費無償って医師の会もやってますよ。それも高校生までかな。18歳まで、普通は小学生とか小さいお子様ですよ。大阪ではもう高校卒業までは標準化されてます。ほぼ医師の会がいただいている首長の市では、18歳までかな、ちょっとあんまり勉強してないんだけど、無償が実現してます。私の地元池田市の滝沢智子市長もですね、そういうことをやってます。で、美濃もやってます。茨城はやってないんですけどね。医 師の市長じゃないんで。茨城の市長さんはね、いい市長さんなんですけど、とにかく子ども政策にあんまりお金をつけると、これ毒まんじゅうだと。あんまりやるとすごい財源がいるから。それも見ない英語がいるから。だから、少子化対策にあんまりお金をつけるのは、これ毒まんじゅうだと言って、公言してましたけどね。でも医師の会はそれ毒まんじゅうじゃないんだと。未来をつくるために、次世代を、時代をつくるために必要だということで、身を切る改革でやってきたわけですね。その子ども医療費というのは、自治体が単費で結構支えているわけです。大体その辺の子ども医療費がどうなっているか、ちょっと何か通告してましたっけ。ちょっと簡単にご紹介ください。
47:28
お答え申し上げます。地方自治体による子どもの医療費助成についてでございますけれども、これは窓口負担の無償化、それから窓口負担の一部助成、償還払いによる助成なども様々な形を含んだ数でございますけれども、昨年の4月1日時点で全国の1741市区町村のうち、ちょっと細かくて恐縮ですが、入院について、小学生を対象とするもの1741自治体、中学生を対象とするものが1723自治体、これ99%でございます。高校生を対象とするもの1046自治体、60.1%。それから外来についてみますと、小学生対象が1720自治体、98.8%。それから中学生対象が1674自治体、96.2%。高校生を対象とするものが967自治体、55.5%となってございます。
48:21
なるほど。まさにそういう状況ですね。教 育無償化は大阪でスタートして、大阪っていろいろな議論がありますけれども、大阪も含めて大阪が強い政治的リーダーシップで、教育無償化、特に今、吉村新しく再選をさせていただいた、吉村知事にはじめ大阪維新の会のリーダーシップで、高等教育まで、大阪公立大学まで無償にする。かつての大阪一律大学の医学部まで無償になるわけですよ。うちの梅村里司参議院議員が、ラッキーと言って、子供を愛かせるとか言ってましたけど、やめておきましょうか。そういうことで大阪でやってきた取組を、ちょっと後で議事録調整した方がいいかもしれませんけど、今やこの教育無償化が政府与党の政策にもなってきて、国費でそれが措置され始めているわけです。いずれこの大阪で18歳までの医療費無償が、国の政策として私は標準化されるべきだと思います。財源もね。そして出産費用についてもですね、標準化するのはいいんだけど、税を入れるべきだと思います。そういうことで言うと、結論から言うと、私の個人的提案は、後期高齢者医療制度と同じように、子供医療制度を作るべきだと。その子供医療制度には税金をふんだんに入れるべきだと。後藤大臣であれば、私が言っていることを多分、言いたいことはわかると思いますよね。言いたいことわかりますよね。今皆さん国の政策では子供の自己負担、子供医療の自己負担3割ですよ。何で高齢者は1割で、とか2割で、あるいは3割で、何故高齢者の自己負担は少ないのに、何故子供の自己負担が多いんですか。いや3割ですか。それを埋めているのは自治体が埋めている。おかしいんですよ。だから、後期高齢者医療制度と同じように、子供医療制度というものを創設をして、そこには税金をふんだんに入れる。こうすることによって、今日ずっと議論になっている少子化対策の財源、
50:47
世代間の公平、これを抜本的に措置していくことができると考えますが大臣。
50:58
子供の医療費の問題につきましては、国の医療保険制度では、就学前の子供の医療費の自己負担が3割から2割に軽減されておりますし、さらに今議論されております叩き台においても、地方自治体から特に要望の多かった子供医療費助成に係る国民健康保険の減額調整措置の廃止等を盛り込んでいる。そういうことで、いろいろな対応を検討しております。その上で、財源のご提案に関しては、これは繰り返しになりますから、短く言えば、現時点において特定の財源を、今念頭においているわけではありません。なお、ご提案の子供を対象とした独立した医療保険制度の創設について言えば、今お聞きして、ご主張のご趣旨については、理解しているつもりですけれども、例えば、既存の医療保険とは別に、特定の年齢層の方を対象とした保険をつくることが必要か適切か、一体何歳までを対象とするのか、無償化した場合の医療提供体制や受診行動への影響が どうなるのか、無償化に伴う給付増について、公費で対応するとして、その財源をどのように安定的に確保するか、そういった課題もあるのではないかというふうに、制度論としては感じたところです。安田知事くん。ありがとうございます。今、大臣がおっしゃった課題、これまさに検討すべきことなんですね。だから、私たち日本医師の会は、というか、私はこれを検討し、党内でも、青い霧、一人じおっしゃるように、いろいろ言うんだったら、まず党内でまとめてこいと。私が原子力政策で民主党、立憲民主党に言い続けてきたことですよ。日本医師の会は原子力政策で一貫して、責任法案というのを提案してきた。立憲民主党はね、原発ゼロ法案、撤回してしまいましたよ。じゃあ、今、立憲民主党に原発政策どうなんだと聞いたら、ノーアイデアです。党内でまとまらないから。だからこそ、何が言いたいかと、これ、立憲民主党に批判しているんじゃないんです。私たち日本医師の会も、野党第一党、そして政権にチャレンジをしていく。そういう立場から言えば、まさに今、私が今日ご提案して、提起したようなテーマについて、しっかりと党内論議を深め、そして責任ある政策提案と、財源も示した上で、しっかりとした政策提案をしていくことが、まさに民主党政権のように、あの民主党政権のように、ホップ、セップ、肉離れ、みたいなことを、再び繰り返すようなことがあったら、日本政治は、令和の時代は終わります。やはり、民主党政権の失敗の教訓を踏まえ、私たち日本医師の会は、そうしたことを繰り返すことがないように、外国安全保障とか、国の基本については、政府与党と表則を合わせながら、社会保障、少子化対策については、今大臣がおっしゃったような、ちょっとずつ直しています。微修正しています、ということではなくて、そんなことでは、日本の水平は止まりません。抜本的な大改革を、党内でしっかりと少子化対策をまとめていくために、党内でもしっかり頑張っていく。そして、しっかりと、この国会で、きょうのような議論を、これからも続けていくとお誓いして進まれます。ありがとうございました。
55:30
おはようございます。自由民主党の松本久志でございます。今日は一般質問ということで、かねてから私がいろいろと気にしておりました件について質問をしていきたいと思います。私は長年にわたり、外傷患者に対する外科診療を専門としておりました。例えば、刺された人、打たれた人、あるいは交通事故にあった人、高いところから落ちてしまった人、こういった重症の患者さんを治療してきたわけでありますけれども、それに加えまして、独体ヘリとか独体カーを使った救急現場に医師を派遣する仕組みの構築というものにも注力をしてきました。これを病院前救急診療というふうに申しまして、今は一つの診療領域として確立をしておるわけであります。その結果、外傷患者さんに対して救急現場から早期に医療を介入することによって、救命率を格段に上昇させることができました。お手元に資料を配布しておりますけれども、資料の一番というのは、救急現場からの医療介入によって、病院にその患者さんが到着するまでの間に、いわゆるバイタルサインといって、収縮器の血圧とか呼吸数とか、あるいは意識の状態というものが、どれぐらいよくなったかとい うのを示したグラフでありますけれども、これが統計学的に病院に到着したときには上昇しているというようなものを示したものであります。それから資料の二番目ですけれども、そういった患者さんのうち、特にそういった患者さんの予測生存率というものを計算できるようになっておるんですけれども、その予測生存率が70%を切るような症例であっても、これも統計学的に有意に究明をしてきたというデータを、これ両方とも私が書いた論文で、私の勤めていた病院でもって調べた結果でございますけれども、こういったようなデータが出てきているということであります。今日はこういう医学的なあるいは科学的な背景をもとにして、本日は警察とそして医療機関による事件現場における医療提供体制の構築といったものについて質問をさせていただきたいと思います。こういった意図は、もともと人質の立ちこもり事件等々でも被害者が出ているわけでありますけれども、昨年の安倍総理の銃撃事件とか、あるいは先般の岸田総理への爆発物の投擲などのような事件などもあって、こういったいろいろな事件の場所場所に医療の早い介入というものが必要なのではないかといったようなところにも、きょうの質問の意図が込められているということを御承知おきいただきたいと思います。まず、2000年以降の全国の人質の立ちこもり事件における被害者、そして被疑者、警察官等の死亡者数や負傷者数について、警察庁の方から伺いたいと思います。
59:30
お答えいたします。人質立ちこもり事件につきまして、警察庁に報告があったものとして、2000年から2022年、平成12年から令和4年になりますけれども、この間における、全国における人質立ちこもり事件の認知件数は、合計で123件。その中での死傷者数は合計で102名、死亡者が6名、負傷者96名であります。この中には、被疑者に係る数字は含まれておりません。死傷者数の内訳について申し上げますと、人質となった被害者につきましては46名の方でありますけれども、亡くなられた方が4名、負傷者数が42名。警察官につきましては、亡くなった者が2名、負傷者が20名、第3者で34名、これは全て負傷でございます。以上でございます。
1:00:25
ありがとうございます。今お示しいただいた123件、死亡者数も、負傷者も、特に警察官については20名が負傷しているということでございますけれども、私、調べたところによりますと、例えば2002年の9月の福岡県二条町での事件では、被害者宅の娘さんが腹部を刺されて亡くなっていらっしゃいます。2003年の9月に名古屋市で起きた事件は、人質、それから機動隊員、被疑者の3名が失望し、3名の警察官が重傷を負われています。また2007年5月、愛知県の永手町で起こった事件では、警察官1名が遵職、被疑者の妻子と警察官1名が負傷していると。このように、人質となった被害者、そして捜査に当たった警察官までもが、死亡あるいは負傷しているという現状は、我が国の治安のみならず、国民の生命を守るという観点から、こういった事件現場に対しても早期に医療を介入させるということを考えなければいけないだろうと。医師としての私の感情と申しますか、意見というふうに考えなきゃいけないかなと思っているわけであります。では次に、2016年2月に発生しました千葉県の桜市における人質たこもり事件における医療の対応について、警察庁の方から伺いたいと思います。
1:02:15
お尋ねの人質たこもり事件につきまして、簡単に申し上げますと、平成28年2月18日午後8時半頃、千葉県桜市内に所在する教会内におきまして、刃物を所持した被疑者が女性1名を人質にして、約8時間30分にわたって立てこもったものでございます。千葉県警察から報告を受けているところによりますと、お尋ねのこの事件におきましては、負傷者が複数いるという百頭板通報を受けまして、救急隊の派遣を要請するとともに、人質となりました被害者が負傷している可能性を踏まえまして、日本医科大学千葉北総病院に医師などの派遣を要請したものと承知しております。同病院の医師の方々らは、事件現場におきまして、発生から約8時間半後に解放されました被害者の治療に従事していただきまして、その後被害者は事件現場に待機していた救急隊により、同病院に搬送されたものと承知しております。ありがとうございます。実は聞きたかったのは、誰の判断でこういったことをしたのかということなんですけれども、現場の警察の方から救急要請するとともに、こういった負傷者が出る可能性があるということで、判断をされて、医療のチームを現場に待機をさせたというような事案でございます。こういった人質立ちこもり事件に医療チームを待機させるということは、実は今の病院、私がいた病院であるんですけれども、桜市の警察の刑事課の方と、こんなことをやったらいいんじゃないかなというような話を実はしていたとはいえ、千葉県警がこういうふうに主体的かつ意図的に医療チームを事件現場に要請したということは、非常に素晴らしい価値のある判断でございます。こういった事案を受けまして、千葉県警察本部と、それから今出ました私が勤務しておりた当該医療機関との間で、事件現場医療派遣チーム、インシデントメディカルアシンスタントチーム、これはIMATというふうに呼んでおりますけれども、の協定を締結したわけでありますけれども、その協定の概要については、私は今後、この協定を提出したわけであります。その協定の概要について、警察庁から説明をお願いしたいと思います。
1:04:52
お答えいたします。委員から今ご紹介ありましたように、千葉県警察におきましては、平成28年7月29日、先ほどの事件の5ヶ月ほど後ですけれども、日本医科大学千葉北総病院と、事件現場医療派遣チームの運用に関する協定を締結しておりまして、同協定におきましては、突発重要事件の発生現場において警察活動を実施するに際しまして、当該現場において、事件現場医療派遣チームを運用するために必要な事項を定めて、同年8月1日から施行しているところでございます。若干申し上げますと、この定めている必要な事項というのは、医療派遣チームの編成及び任務でありましたり、あるいは千葉県警察と医療派遣チームの連携等について定めているものでございます。
1:05:46
ありがとうございます。このように、警察組織が医療機関との間で、こういった協定を締結するということは、非常に画期的で先進的な決断だったというふうに思います。これによって、県民に対する安心・安全の確保、さらには被害者の救出・救助、犯人確保に従事する警察官を守るという意味においても、非常に意義のあるものであると思っております。しかしながら、この協定の締結だけでは、絵に描いた餅に過ぎないわけでありまして、この協定を生かすための準備が必要だと思っています。そこで、この千葉県警とこのi-MATによる合同訓練について、これまでどのような目的で、いつ、そして千葉県警内のどういった組織が、どういう規模で訓練を行ってきたのかについてお聞かせいただきたいと思います。
1:07:02
お答えします。千葉県警察におきましては、これまでに日本医科大学千葉北総病院が運営するi-MAT事件現場医療派遣チームとの合同での訓練を4回実施しているところでございます。目的といたしましては、事態対処医療についての警察官の理解を深める、あるいは実践に備えて警察官と医療派遣チームの連携を高めるといったものと考えておりますけれども、この4回の訓練についてそれぞれ申し上げますと、平成30年5月に参加人数約90名、平成31年2月には参加人数約50名、令和元年7月には参加人数約70名、令和2年10月には参加人数約90名ということで、いずれも刑事部捜査代一家等の人質立ちこもり事件の捜査に関わる所属等が参加して、事件現場医療派遣チームに関する医師からの講演をいただいたり、あるいは事件現場を想定してそこでの警察活動と連動した事態対処医療訓練を実施したものと承知しております。その後、新型コロナウイルス感染症による感染拡大を受けまして、合同での訓練が行われていないところでありますけれども、千葉県警察からは現在、同医療派遣チームとの合同での訓練を早期に実施する方向で検討しているという報告を受けております。
1:08:30
ありがとうございます。今日、今、質問にお答えいただきましたけれども、実は私もこの訓練等々には参加をしておりまして、今日はこういった質問をしているのは、ぜひ皆さんにも御理解をいただきたいと、同時にしっかり議事録に残して、こういうことをやっているんだということを国民の皆さんにも知っていただきたいということで、今、説明をしていただいております。今の御回答にありましたように、年に数回の訓練を実行していくことによって、警察、特に現場に出動する捜査チームに対して、医療チームが一体何をやるのか、医療チームにとっては警察組織に対する理解、こういった総合理解を進めることになると。私はなぜこれを推進したかというと、先ほどにもお話ししましたけれども、我々の命を守ってくれている警察官が危険を犯して現場に突入していくというようなこともある。彼らを守らずして、一体何の医療だというような思いが非常に強くて、もちろん被害者の方、それから事件の解決に対しては、被疑者もちゃんと命を守るということは必要ですけれども、どうしてもそこのところをしっかりとやりたかったというのが目的であります。そういった意味で、今御回答をいただきましたけれども、4回の訓練で90名、50名、70名、90名というふうに警察の方がたくさん参加をしていただき、医療のチームとの総合理解を含めたということは非常に価値のあるものだろうと思っています。この合6練は、警察官の皆さんへの外傷診療の基礎的な知識、そして止血のためのタニケット、止血用具ですけれども、これの使用方法の伝授を行い、また実動訓練では人質、たてこもりのシナリオをつくり、現場突入から人質の救出救助、犯人確保、そして負傷者への医療チームの介入、搬送までを一つの流れとして、実施させていただいておりました。資料3は、そのときの様子を撮影したものであります。これは千葉県の機動隊の持つ組織の中で集まったものですけれども、ここにいわゆる被害者の方が寝転がって寝かされていて、医療チームが安全を確保された後、これは犯人確保号ですけれども、速やかに、この場合は確か打たれた患者さんだったと思いますが、これを診察し治療をしということであります。周辺には機動隊の方、これ は千葉県警の突入救助犯の方々ですけれども、どういうことをやるのか、どういう格好で自分たちを守ってくれるのかといったことも含めながら、見学をしているところでございます。このように、危険を犯して現場に突入する警察官の生命を守るという思いを持たせることで、警察の皆さんからの信頼を得、それが警察官と医療チームの一体感を強くできたというふうに思っております。さて、このような事件現場への医療チームの派遣と待機、そして早期の医療介入について、警察組織と医療機関の間での協定締結というのは、千葉県のほかに東京都でも行われております。千葉県警での訓練時には、神奈川県警からも見学者が来られておりまして、同県警も協定について強い興味を示しておりました。残念ながら、新型コロナのパンデミックにより、その流れが立ち消えになっているのではないかというふうに推察しておりますが、ここで谷国家公安委員長に質問したいのですけれども、こういった取組を全国の府県系まで拡大していくという可能性、あるいはその意思があるかどうかについて伺いたいと思います。
1:13:06
お答えいたします。まず、外相外会として、警察の事件関係、あるいは医療関係に長くご尽力いただいております松本委員に、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。ご質問の件でございますが、いわゆるアイマット、事件現場医療派遣チームでございますが、については、突発重要事件の発生時において、負傷者等が出る恐れがある場合に、警察から要請を受けて事件現場で待機し、負傷者などが出れば迅速に応急的治療等を行うものであり、警察としてもその重要性を認識しているところであります。このアイマットは、平成24年9月に警視庁が医療機関との間で協定を締結して以降、令和5年4月現在までで、11の都道府県警察において協定が締結され運用しているところと承知しているところであります。その中には、委員御指摘の千葉県も当然入ってございます。また、警察庁では、人質、立ち込み事件などの捜査指揮にあたる捜査幹部などを対象とした研修において、医師の方を講師として招き、事態対処医療に関する講義、訓練も実施するなど、必要な取組を進めていると承知しているところであります。引き続き、このような取組を進めていくとともに、すでに協定を締結した都道府県警察の取組事例を全国において共有するなどして、その重要性について周知を図るべく、警察庁を指導してまいりたいと考えております。
1:15:13
ありがとうございます。このように警察組織が主導して、国民、そして警察官の命を守るための体制づくりを、ぜひさらに進めていってほしいということをお願いしまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
1:16:14
おはようございます。公明党の国重徹です。内閣委員会で審議をし、昨日の衆議院本会議で可決をされました、孤独・孤立対策推進法案。この法案の基本理念の中に、望まない孤独・孤立は社会全体の課題であって、社会のあらゆる分野で推進を図っていくことが重要なんだというようなことが明確に謳われております。そして、孤独・孤立を感じる人は、これ様々ですけれども、中でも、性的マイノリティの方々が孤独・孤立に陥りやすいことは 、各種の調査で明らかになっております。自殺総合対策大綱でも、性的マイノリティは自殺年齢の割合等が高いことが指摘をされておりますが、とりわけ子どもや若者の状況はより深刻であります。認定NPO法人、リビットの調査によりますと、性的マイノリティの10代の約半数が、この1年の間に自殺を考えたと回答をしています。また、孤独感がしばしばある、常にあると答えた割合は、10代で約3割。これは内閣府が昨年調査をした孤独・孤立の実態把握に関する全国調査の同世代の結果と比べて、なんと8.6倍も高い数値になっています。さらに、性的マイノリティの子どもや若者は、マジョリティの子どもや若者に比べて、不登校率、これが中学校で5倍以上、高校生で10倍以上高いという、そういう結果も出ております。また、孤独・孤立を抱えたときに、まず相談するのは誰かということで、家族という人が一般的には多い一方で、性的マイノリティの若者の場合、9割以上が自分のセクシャリティについて、保護者に安心して話せないと、このように回答しています。また、約7割は誰かに相談したいと思いながらも、自分の政治人から4年余り、誰にも打ち明けられなかったと答えています。非常に深刻な状況です。こうした子どもたちをはじめとする、性的マイノリティが孤独・孤立に陥らないように、一人じゃないんだ、ありのままの自分でいいんだと思えるこの社会にしていく。そのためには、性的マイノリティに関する理解促進の取組を、より一層進めていくことが不可欠になります。そこで、小倉大臣、改めてですね、性的マイノリティの孤独・孤立対策の強化、またそのための性的マイノリティに関する理解促進に向けた取組の強化について、見解をお伺いします。
1:19:14
はい、お答えをいたします。私も当事者の方々に実際にお会いをいたしまして、ご意見を伺いますと、委員御指摘のとおり、家族に理解されず、誰にも相談できない、心が許せる人間関係が作れず、孤独といった事例ですとか、あるいは性的マイノリティの方は自殺におけるハイリスク層であるといった切実な声がございました。私がまず担当いたします孤独・孤立対策におきましては、一つの番号からNPOなど関係団体が連携をして相談を受け付ける相談窓口、孤独・孤立相談ダイヤル#9999の施行を行ってございます。これまでの施行においては、利用者が選択できる分野の一つに、性別の違和や同性愛に関して相談したい方を設けて施行を行い、孤独・孤立に悩む方が声を上げやすい環境整備に取り組んでおりますので、引き続きこうした環境整備に取り組んでまいりたいと思っております。また、理解増進の方でございます。政府においては、性的指向、性自認について、職場や学校等をはじめとして社会での理解増進に向けた啓発活動の充実、適切な相談対応や人権救済等を行っていく必要があると考えており、共生社会担当大臣といたしましても、関係府省が連携協力することにより、政府全体としてこれを取り組みとして進めてさらにいけるように努力をしてまいりたいと考えております。
1:20:41
今、御答弁いただいたように、政府全体としてしっかり取り組みを進めていっていただきたいと思います。そして、この理解促進のための取り組みを一層進めていくと。そのために、今、議員間で、これに関する議員立法、性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案、いわゆる理解増進法案について議論が進められております。仮に、この法案が成立したとす るならば、今は各府庁庁バラバラで進められているこの取り組みというのが、内閣府の強力なリーダーシップのもとに基本計画が定められて、総合的、計画的に、より一層この取り組みが力強く進んでいくことになります。国や自治体、そして事業者や学校にも、性的指向、性自認の多様性に関する知識の着実な普及、また啓発などを行う努力義務、これが課されることになります。この法案によって、性的マイノリティの方々が少しでも生きやすい社会を実現していくのはもちろんですけれども、この法案は決して性的マイノリティの方々だけのものだけじゃないんですね。性的マイノリティも、そのほかの方々も、ともに生きやすい社会を実現していくということが、この法案の目指すべきものであります。しかし、中には、この法案が成立することによって、性的マイノリティの権利だけが優先されて、他の人たちの権利が脅かされてしまうんじゃないかと。具体的には、自分は女だと主張するだけで、体が男性であったとしても、女性スペースに入れるようになってしまうと、それによって女性の権利が著しく害されるようになるんじゃないかというような不安の声が、例えばSNSとか、そういうところで散見されます。今日は質問時間が限られておりますので、懸念の声が大きくてですね、身体的露出、これがされているお風呂について確認をさせていただきます。これまでの内閣委員会でも一部取り上げられておりますけれども、ちょっとこの法案との関係も含めてですね、確認をさせていただきたいと思います。公衆浴場、いわゆるこの銭湯や旅館等の宿泊施設の共同浴室について、現在それぞれ衛生等管理要領が定められておりまして、その中で男女別のこの定めがされています。これらはですね、風紀の観点から婚欲禁止を定めていることから、男女の別は身体的な特徴の性をもって判断することとされていると、事前に政府の方からも説明を受けております。そこで念のため確認をさせていただきたいんですけれども、これらの共同浴場における男女の判断基準はトランスジェンダーにも当てはまる。つまり、トランスジェンダーの場合もですね、性自認ではなくて身体的特徴に基づいて判断することになると理解をしていますけれども、これで間違いないかどうか答弁を求めます。
1:24:10
お答えいたします。公衆浴場や宿泊施 設の共同浴場につきましては、厚生労働省が管理要領を定めております。具体的には公衆浴場における衛生等管理要領や旅館業における衛生等管理要領になります。この中で、おおむね7歳以上の男女を婚約させないことなどと定めております。この要領でいう男女は、風紀の観点から婚約禁止を定めている趣旨から、トランスジェンダーの方も含め身体的な特徴の性を持って判断するものであり、公衆浴場等の営業者は、体は男性、心は女性の方が女優に入らないようにする、こういう必要があると考えております。実際の適用につきましては、都道府県等が条例を定めております。この条例によって、基本的にこの要領と同じような形での男女の浴室を区別し、婚約を禁止しているものと承知しております。国務大臣 国務大臣 トランスジェンダーの方であっても、心ではなくて身体的特徴で判断するというようなことだったと思います。では、共同浴場において、先ほど答弁いただいたとおり、風紀の観点から心の性ではなくて身体的特徴を持って男女を区別する、このような現在行われている取扱いというのは、憲法14条に照らしても差別に当たらないと念のため確認しますが、差別に当たらないということで間違いないかどうか、答弁を求めます。
1:25:42
憲法14条、いわゆる法の下の平等でありますが、この原則が規定されております。この趣旨としては、合理的な理由なしに区別をすることを禁止するという趣旨でございます。つまり、合理的と認められる範囲内の区別を否定するものではないというふうに理解をしておりまして、先ほど委員御指摘の公衆浴場における入浴者については、男女を身体的な特徴の性を持って判断するというこの取扱いは、風紀の観点から合理的な区別であるというふうに考えられております。憲法第14条に照らしても差別に当たらないものというふうに考えております。国務大臣谷川貴司君 合理的区別で あって差別に当たらないということでした 政府としてその要領を出しているわけですからこれが憲法違反に 当たるものを出すわけもないですしこれは合理的区別として憲法十四条 差別には当たらないというような答弁をいただきました ただ今議員 間で協議をされている理解増進法ができることによって 体が男性のままでも女優に入れるようになってしまうそのように 社会のルールが変わってしまうんじゃないか男性気のある人が女 優に入るのを拒むと差別になり許されなくなるんじゃないかこう いった懸念の声がありますしかしそもそも今現在議論協議 をしている理解増進法案というのは調査研究とかまた知識の着実 な普及を図るとかそういった理解を促すための取組を進めるための 法案なんですね確かに差別は許されないという 文言はあるんですけれどもこれはあくまで全ての人々がお互いに 人権や尊厳を大切にしながら生き生きとした人生を享受できる共生 社会の実現を目指していくという立法動機であるところの立法者 の認識を表現したものにすぎませんこれに具体的な法規範性がある わけではありませんこれ議員立法ですから衆議院の 法制局ともさまざまやりとりをしていますけれども法制局としても 当然そうだというようなことでこれは認識が共有されている ものであります ですからこの理解増進法案ができることによって共同浴場に関する ルールを変えないといけないというふうになったりまた体が男性である 人が突然オンラインに入ってくるような事態こういうものは生じ ませんさらに言えば先ほど確認しました とおり共同浴場において身体的特徴をもって男女を区別することが 差別には当たらないこのことからすると仮にまずは私は理解増進 法を成立させるべきだと思っていますけれども一歩これが進んで 仮に法規範性のあるいわゆる差別禁止法案が成立したとしてもその ような身体的特徴をもって共同浴場の区別をすることについては差別 に当たらないことに変わりはないそのように考えます 要は憲法十四条の差別に当たらないんだから差別禁止法ができたとして もこの差別禁止法でいう差別には当たらないこの法律の文言という のは厳密に作られることになっていましてこれは例えば実務立法 演習という中にもさまざま書かれてありますけれども非常に法律の 文言が同じであれば同一の意味内容であるということが法の大原則 になります そういった観点からしますとちょっと繰り返しになります けれども仮に法規範性のあるいわゆる差別禁止法案が成立したとして もそのような身体的特徴をもって共同浴場の区別をすることについて 差別に当たらないことに変わりはないそのように考えますがこれ に関する政府の見解をお伺いします広瀬参事官 お答えいたします御指摘のいわゆる差別禁止法案 が差別を禁止する趣旨の法案だとすればこの法案によって差別 に該当しないことは禁止されないものと考えております 国務大臣石垣君 一応先ほどの実務立法演習の中の法律の文言のルール というかそれを少しここで御紹介させていただきたいと思います けれども法律の立案の世界では前例党首主義といって前例となる 法令用語や法令表現を踏まえそれに従って立案するということが非常 に大事ですこの点は厳密かつ厳確にそのようにしなければなりません 言葉を変え自己流の勝手な用語や表現を絶対に使ってはならない のですその用語や表 現が法律ごとに異なっているとどうしてもその 解釈が分かれてしまって定まらずしたがって法律の運用ができない ということになります確かに憲法十四条差別は国が名手になりまして 公権力が名手になって法律を言うのはまた国民が名手にもなります けれどもただ差別という意味内容一緒であれば憲法十四条差別に 当たらない差別禁止法ができたとしてもこれまでに取り扱う差別 に当たらないというような論理的規決になるわけであります その上で仮にトランスジェンダー女性であることを偽って女優に 入るような y 施設目的の男性がいるとすればそれはただの犯罪者 です建造物侵入罪また公然y施設罪に当たり得ますしまた施設管理 者が出ていけと言って出ていかなければ不退去罪にもなります 一方で私がトランスジェンダーの方たちからお話を伺っている 限り私もいろいろな団体とかまた個人でお話をお伺いした限り皆さん そもそも例えば心は女性で体が男性の方とかそういう方という のはそもそも女優とかの銭湯とか温泉に入ろうと思っていないんです 自分自身が誰よりも自分の体に対してネガティブな感情を持っています だからそれを他人に見せるなんて苦痛で耐えられないというような 悲痛な声切実な声というのが私が聞いている私が聞いている限り もう世の中にいろいろな人がいるかもしれませんけれども私が聞 いている中ではこれが全てになります今回の法案で目指しているのは 先ほども申し上げましたとおり共生の社会の実現ですその中には 性的マイノリティの方々だけじゃなくてマジョリティの方も当然 含まれます 私は共生社会の実現のためにはさまざまな社会のルール また取組を検討するに当たってまさに多様な立場の人たちの声 を聞いて副眼的にバランスよく進めていくということが非常に 重要であってそのようにして初めて真の共生社会が実現できるんだ というふうに考えていますこのことは性的指向成人の分野も 同じであってこれまで生きづらい思いをして社会の中でもがき苦しん できた性的マイノリティの方々の声を聞くことはもちろんのこと それ以外の方々の声も聞いて混乱がなくお互いの人権を尊重し合える ように取り組んでいくことが極めて重要なことだと思っております 小倉大臣にこれについての見解と大臣の目指す共生社会とは何 なのかその実現のためには何が重要と考えるかについてお伺い したいと思います小倉大臣 国資原委員のお話を伺 っておりまして私もやはりこうした議論において当事者以外の 方々の意見もしっかり聞いて丁寧に議論を進めながらお互いの理解 の増進に努めた上で共生社会の実現を目指すべきというそういう 御意見に全く同感でございますその上で政府といたしましても 多様性が尊重される性的マイノリティーの方もそれ以外の方も含め全ての 人々がお互いの人権や尊厳を大切にし生き生きとした人生を享受 できる共生社会の実現を目指してまいりたいと思っております 共生社会はまさしく全ての人々が生命と自由を確保しそれぞれの 幸福を追求する権利あるいは人間が人間らしき生きる権利で生まれ ながらに持つ権利が尊重される