1:09
ただいまから環境委員会を開会いたします。委員の移動についてご報告いたします。昨日までに石井純一君が委員を辞任され、その補欠として若林陽平君が占任されました。参考人の出席要求に関する件についてお分かりいたします。気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、議事会協議のとおり、環境省大臣官房環境保健部長上野田雅宏君を、他15名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の出説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次ご発言願います。
2:26
おはようございます。自由民主党の朝日健太郎でございます。西村大臣をはじめ、今日御答弁いただける皆様よろしくお願いいたします。まず、本法案に対しまして、賛成の立場で質問をしていきたいと思います。西村大臣と環境省の皆様に、まず恩礼を申し上げたいと思っています。というのも、私、これまで自民党の熱中症議連で、政府に対しまして熱中症の対策の強化、こういったものを幾度か申し入れを行ってまいりました。この熱中症議連なんですけれども、実は、環境大臣を経験された、餅月義男先生が設立をされました。まさにそういった中でリーダーシップを発揮されて、政府に対してこの熱中症対策というものを強化をお願いをしてまいりました。その後、丸川委員、こちらにいらっしゃいます。丸川委員が議連の会長のバトンを 受け継いで、令和2年7月、令和3年3月と、引き続き政府に対しまして、この熱中症対策への申し入れを幾度となく行ってまいりました。昨年の秋は、いよいよ我々も熱中症対策の法制化、こういったものも視野に入れながら議論を重ねてまいりました。その中で、議員立法、こういったものを視野に入れながら議論を重ねてきたんですけれども、環境省の担当部局の皆様のご努力によって、気候変動対応法の改正という、確保として取りまとめていただき、今回国会の提出に至ったと、こういった経緯がございますので、大変私たちは感謝をしておりますし、議連のメンバーも喜んでおります。ありがとうございます。それでは質問に入りたいと思います。今回のこの熱中症対策ですけれども、熱中症対策の被害をゼロにしていく、ゼロを近づけていくというのが、至る目的だというふうに思っています。その上で、今回の法改正によって、熱中症対策が実効性のあるもの、こういったものにしていかなければならないというのは、皆さんもご承知のとおりだというふうに思いますけれども、今回新たにこれまで、熱中症警戒アラートという形で情報発信にとどまっていたものが、特別警戒情報という形で一段上げた形で、政府から発令をされるということが主なポイントだというふうに思いますけれども、それに伴っ て、国民の皆さんどういった対応を取ればいいのかとか、実際どのように行動変容を起こすべきなのかということを、事前に説明であるとか、丁寧な情報共有というものが必要だと思いますけれども、その点について政府の見解をお聞きしたいと思います。
5:11
今、朝日の方からお話がございました、熱中症議論。餅月義雄氏を元環境大臣の思いを丸川会長を引き継がれて、また朝日委員をはじめ、多くの皆様方が丁寧な議論を積み重ねていただいて提言をいただいたことに、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。今、ご質問のございました熱中症特別警戒情報。これは、熱中症による甚大な健康被害の発生を防止するために、国民の皆様に最大限の警戒を促すものでございます。今回の改正法案には、イベントやスポーツ大会の中止といった民間の活動を制限する内容は盛り込んでおりません。しかしながら、特別警戒情報が発表された場合には、司会者が適切に判断を行うための行政支援が必要であるというふうに考え ております。関係府省といたしましては、各業界において、熱中症による健康被害を予防するための適切な対応をとっていただけるように、関係府省とも連携しながら、分かりやすい情報提供に努めてまいりたいというふうに考えております。
6:28
大臣、ありがとうございます。まさにこれからしっかりと情報を共有しながら、国民の皆さん、またいろいろな主催者、事業者の皆様の理解を広めていくことが重要だというふうに思っています。今、大臣からスポーツ大会の御言及がありましたけれども、実はこれまでも熱中症警戒ラット33以上というのが屋外での運動中止というのが一応ガイドラインとして示されているわけですけれども、私ごとで恐縮ですけれども、アラートが33以上の中でも、ビーチバレーという特殊な競技環境の中で、毎朝ニュースで屋外の運動を中止してくださいという中で公式戦をやってまいりました。非常にいろいろな意味で緊張感があったわけですけれども、ただ今回こういった形で特別警戒情報というのが示されるわけです。ただどこかでやっぱり そういった競技団体、スポーツイベントの主催者のそういった難しい判断だと思います。こういったものが求められる場合もあると思いますし、一方で競技団体も今回の法改正によって今まで以上にこういった熱中症に対する対応というものが必要になってくると思うんですけれども、この辺りについて現在の取組について確認をさせていただきたいと思います。
7:44
スポーツ庁では、毎年夏前に地方公共団体及びスポーツ団体等に対し通知を発出し、公益財団法人日本スポーツ協会等の関係機関と連携して、スポーツ活動中の熱中症予防のためのガイドブックの周知を図っているところでございます。また、近日中にスポーツ庁長官による熱中症予防のための啓発動画をホームページに掲載予定でございます。熱中症警戒アラートにつきましては、委員御指摘のとおり、圧差指数33度以上を予測された場合発表されるものと承知しておりますけれども、ガイドブックでは、スポーツ大会等の主催者が開催の可否を判断する際に参考となるよう、圧差指数31度以上の場合運動は減速中止とすることを含め、目安を指針としているところでございます。例えば、公益財団法人日本サッカー協会でございますけれども、この指針を踏まえまして、圧差指数に応じて試合中の意図的な水分補給時間を設ける、会場に医師・看護師などのいずれかを常駐させる、あるいは、圧差指数が基準を超える場合は試合の開催を不可とするといった対応をガイドラインとして示しており、各主催者において適切に判断するものと考えております。スポーツ長といたしましては、スポーツ団体等に対し、ガイドラインの周知を図るとともに、熱中症特別警戒情報の創設など改正法案の内容を踏まえ、通知やガイドブック等について必要な見直しや充実を図り、関係機関と連携し、熱中症事故の防止に引き続き取り組んでまいります。
9:05
ありがとうございます。まさにこれから夏のシーズンに入ってまいりますので、今年度から実効性のある対応をお願いをしたいと思います。続きまして、熱中症の発症時における対応、処置についてお聞きをしたいと思います。事前の予防対策をしっかりと整備をしていくのが主たる目的だと思いますが、実際に体調に異変をきたした場合、こういった時の処置が非常に重要だと思っています。そういった意味で、やはりこういった理解を広げていくということになると思うんですけれども、そのあたり、例えば冷やすとか、湧きの下を冷やすとか、いろいろ皆さんもそういった熱中症を疑った場合に、いわゆる素人の方が何かしら処置をする、そういったことが発生をしていると思うんですけれども、こういったところも丁寧に情報共有しておくべきだと考えますけれども、その点について対策をお聞きか確認をさせていただきたいと思います。
10:06
お答えいたします。麻痺院御指摘のとおり、熱中症の症状が出た方の命を守るためには、速やかに必要な措置を講じることが重要であるというふうに考えております。このため、環境省では、熱中症環境保険マニュアルを取りまとめまして、涼しい場所へ避難させる、服を緩め、体を冷やす、水分、塩分を補給させるといったような適切な応急措置を呼びかけてまいりました。また、意識障害があるというような場合には、すぐに救急車を呼ぶというようなことも重要なポイントでございます。民間企業、学校等での普及啓発につきましても、関係省庁が連携をしまして、キャンペーンの実施やガイドラインの作成等の取組を進めてまいりました。今回の法改正を契機にいたしまして、応急措置に関する普及啓発等について、一層の強化を図ってまいりたいと存じます。熱中症の疑いであるとか、発症した場合の初動が非常に重要だと思いますので、こういった情報共有を引き続きお願いしたいと思います。次の質問ですが、今回の法改正の目玉、クーリングシェルターについて質問をしていきたいと思います。ある意味、自治体が熱中症の危険が高まった場合に、指定初熱避難施設ということでクーリングシェルターをご利用くださいというような指示が出ると思うんですけれども、公共の施設であれば比較的そういった連携を取りやすいと思うんですけれども、やはり民間の施設というものも連携を取りながら、広くこういった避難の場所というものを確保していくことが重要だと思いますけれども、その点についてどういった協力体制を取ろうとお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。
12:04
お答えいたします。クーリングシェルターといたしましては、市役所等の庁舎ですとか公民館といった公共施設のほか、ショッピングセンター等の民間施設ですでに冷房設備が整っている既存施設の利用を考えております。施設の指定に際しましては、民間施設も含め少しでも多くの施設の指定がなされるよう、市町村の実情をよく確認しながらガイドライン等をまとめるとともに、市町村や民間団体等への積極的な働きかけを通じまして、相互の連携を促進してまいりたいと存じます。
12:46
はい、ありがとうございました。これからそういった皆さんご自身で熱中症の対策というのは、事情努力というものもこういったものを活用しながら進めていっていただきたいなというふうに思います。それでは最後の質問になります。地方公共団体の熱中症対策計画について伺っていきたいと思います。やはり今回の崩壊性で、いわゆる世界では熱波と言われるような災害級の高温、こういったもので多くの方々が命を落としている現状がございます。それに伴って先ほどのクーリングシェルター、さまざまな対応策をこれから整備をしていくことになると思うんですけれども、今回は政府が国の方で熱中症対策計画というものを今後示されていくというふうなプロセスになっていくと思うんですけれども、やはりそれを実際に稼働させるのは地方公共団体の皆様かなというふうに理解をしています。ただこういったいろんな行政の皆様の業務の中で、さまざまな計画であるとか整備計画であるとか、いろんなものが求められているわけですけれども、それに加えて熱中症対策計画までしっかりやりなさいというのも、人材不足であるとかいろんなことで負担も大きくなるのかなというふうに思います。議連の方も、これまで熱中症というのは例えば熱波、こういったものではある意味災害としての扱いというものも考えられるのではないかというような議論も進んでまいりました。なので今回各地方自治体の皆様が熱中症対策計画をこれから整備をしていくにあたって、今ある防災計画、こういったものもある程度参考にしながら、避難をどうしていくのかとか、もしそういった場合発生した場合どうしていくのか、そういったこと が計画に盛り込まれることになると思うんですけれども、こういった点について防災計画をある程度参考にしながら地方自治体の皆さんの負担を軽減していく、このようなことも考えられるのではないかと思いますけれども、その点について対応をお聞かせをいただきたいと思います。
14:45
お答えいたします。内閣府では災害発生時における熱中症対策ということで、環境省など関係省庁と連名で事務連絡を発出しまして、その中で防災担当部局と熱中症予防対策担当部局がよく連携して対応するよう促してきたところであります。自治体における熱中症対策に関する計画の検討に当たりましても、委員おっしゃりますように各種蓄積が防災の方でございますので、そういった各種の防災計画の策定などの災害対策の知見、経験などの共有等が適切に図られるよう、内閣府としてもしっかりと協力をしてまいります。
15:25
はい、ありがとうございます。今回の熱中症対策の肝はやっぱりいろんな各行政部局が連携をしていく、総力戦だというところが大きなポイントだと思いますので、引き続きそういった連携をお願いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
16:17
立憲民主社民の辻元清美です。今日は本委員会での議題である気候変動適用法等の改正、特に熱中症対策の強化という点、それからやっぱり熱中症の原因は対策をしても気候変動、この大元を食い止めなきゃいけないと。熱中症の一つ、都市などではヒートアイランド現象とも言われておりますので、これも原因の一つ。で、都市の緑化をどうすればいいのか。そんな中で、今問題になっている人工外園の再開発の問題などですね、質問していきたいと思っております。まずですね、今までの経過なんです。いろんなお取り組みをされてきた。例えば省庁連絡会議をつくり、そして熱中症対策行動計画を策定し、さらに熱中症警戒アラートと。どんどん熱中症の対策、いろいろ政府でもお取り組みされているんですけれども、実態を見るとですね、年間の死亡者数は増加傾向。そして、2018年5年前から3年連続で1000人を超えてしまった。そして昨年においても1387人に達しているということで、昨年改定された行動計画ではですね、1000人を超えないようになんとか頑張るんだと言っているわけですけど、なかなか目処が立っていないんですね。今回改正するにあたり、今までの熱中症対策のどこに問題があって何が足りなかったから今回改正するのか。まず今までの問題点はどこだったのか。大臣いかがでしょうか。
18:13
これまでの熱中症対策としてはですね、国民の皆様に適切な熱中症の予防行動、これに努めていただけるようにですね、普及啓発活動、これを中心に行ってまいりました。しかし近年は気温が徐々に上昇しておりまして、熱中症による死亡者数が今、辻元委員御指摘のようにですね、非常に高水準で推移をしております。また、気候変動の影響もございまして、極端な高温の発生リスクというものも 増加しております。こうした状況を受けまして、普及啓発にさらに加えた手立てが必要だということで、今回の改正法案では次の3点を盛り込んだところでございます。1つが政府一体となった取組、これを強化するために、熱中症対策実行計画を閣議決定計画とすること。そして、2点目が、現行の熱中症警戒ラウトを熱中症警戒情報として法律に位置づけるとともに、より深刻な健康被害が発生し得る場合に、一段上の熱中症特別警戒情報を発表することによって、国民の皆様の認知度を高めていきたいと考えております。また、3点目は、地域における熱中症対策の強化のために、市町村長によるクーリングシェルター、指定初熱避難施設や熱中症対策普及団体を指定し、制度化することとしました。この熱中症対策普及団体が声掛け等々積極的に行っていただくことで、熱中症による死者を減らしていかなければならない。こういったことを通じまして、熱中症死亡者数の顕著な減少、これを目指してまいりたいというふうに考えております。
20:04
効果的にということなんですけれども、今までの実行計画を閣議決定に格上げすると、それから警戒アラート、これ法的位置付けをするという、紙の上では閣議決定とか法的位置付けできるんですけれども、それをどう実行性を持たせていくのか。この閣議決定を法的位置付けにすることによって何が変わるのでしょうか。
20:32
先ほど申し上げたように、これまでは普及啓発、こうしてくださいね、こうした方がよろしいですよという呼びかけだけだったわけですけれども、こういった法的なものを明確にすることによって、より情報発信等々が強化されて、実行性が高まっていくものだというふうに認識しております。
20:57
私は地方自治体の役割が大きいと思うんですよ。北海道と沖縄では全然違うじゃないですか。また都市の、例えば東京や大阪と長野とか、また違いますよね。そうするとこの地方自治体からいろんなですね、意見書のようなものも提出されております。その中でですね、全国一律の個別具体的な施策の実施や当該施策に関する数値目標の達成を求めることなどにより、都市自治体の自主性が損なわれることがないようにすべきというような、閣議決定してもそれぞれの地域によって全く違うのでですね、この実施制度を担保していけるのかと。それから地方自治体に対してアンケートも取られております。これによりますと、熱中症対策等に関するアンケート、熱中症対策に何らかの取り組み計画があると回答した自治体は全体の17%にとどまると。その中のできない理由としてですね、回答の自治体の52%が予算不足、40%が人手不足、関係部署間の連携が取れていないという組織体制における課題を挙げている自治体も27%あるんですね。そうしますと、本改正によって自治体ではですね、さらなる啓発活動とかクーリングシアターの設置とか、いろんな団体普及活動を自治体も関わってやっていくわけで、仕事が増えるわけですね。こういうような自治体の現状を踏まえてですね、政府としてはどういう支援を行っていくのか、自治体とそれぞれどう連携していくのか、これキーになると思うんですが、いかがでしょうか。
22:59
熱中症対策は住民お一人お一人への直接的なお声掛け、こういった働きかけが大変重要でありまして、地域の実情を把握をし、住民に身近な市町村が自主的主体的に取り組んでいくことが効果的であります。この際、辻元委員御指摘のとおり、地域の実情に応じた柔軟な運用を行っていくことが重要と考えております。従って、地方公共団体に係る全国一律の目標というものはございません。改正法案に規定をしているクーリングシェルターや熱中症対策普及団体も、既存の施設や既存の民間団体を市町村が幅広く指定をできるというように、各種ガイドラインをまとめて地域の自主的な取り組みを促進してまいりたいと考えております。以上です。
24:04
今、副大臣の方からお話がございましたけれども、まず基本的に熱中症対策は地域の実情に応じて、住民の皆様に身近である市町村が自主的主体的に取り組んでいくということが非常に効果的だというふうに考えております。そうした中でクーリングシェルターについては、まずは冷房設備が整っている既存の施設を積極的に活用いただく。また、熱中症対策普及団体は、現在すでに地方自治体と連携して高齢者の支援等を行っている既存の団体を最大限活用していく。そうしたことによって、まず地元にご指摘の予算の話がございましたが、地方公共団体に大きな追加的事務負担が生じないように配慮していきたいと思っておりますし、今回の改正法案におきましては、全国知事会、市長会にも丁寧に説明したところでございまして、先ほどご指摘のあったように、全国市長会からは地域の自治的、自治体的な取組の尊重を求めるというご意見もいただいておりますので、こうしたものをしっかり市町村の実情を確認しながら、各種のガイドラインを取りまとめて地域の取組を支援してまいりたいと思っております。また、併せて予算の話がございました。今回も環境省として予算を組んでいる部分もございますけれ ども、どちらかというと非常に内数になっているものが多くて、例えば学校におけるエアコンの設置は文部科学省の学校設備の中に内数として入っているということで、なかなか切り出しが難しいものはございますけれども、そういったものを含めて支援すると同時に、今年、この改正法案が成立しましたら、今回のその今年の状況を市町村ともよくお話をしながら、今年法案が成立するということであれば、またそういった実情を見て来年度以降の予算にまた検討してまいりたいというふうにも考えております。
26:09
私もちょっと予算を見ますと、例えば省庁縦割りの予算になっているわけです。今大臣がおっしゃったように、学校の施設とか学校の体育館とか、これですね、例えばこれから大きな地震のリスクもあります。そのとき学校の体育館とか教室が避難所になるわけですね。クーラーが全く設置されていないところがまだたくさんあるわけですよ。ですからこれですね、私は、それは文科省だとかっていうのではなくて、災害対応、それから熱中症、そして子どもたちの教育、もう総合的にこのクーラーであったりですね、設備を整えていくということを、私は環境大臣の立場で、相当リーダーシップを取っていただいた方がいいんじゃないかというように思うんです。私はもう環境っていうのは、今や気候変動は人類の危機とも言われてますから、一番大事な観点ですので、それはしっかりやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
27:12
この問題は縦割りでやるということではなくてですね、今回その熱中症対策の様々な施策の予算について、今ご質問ございましたので、現状においては、例えば学校のエアコンであれば、この設備費という形でやっていると。そしてまた、熱中症の警戒情報を発出するにあたっては、気象庁の様々なシステムを利用するわけでございますので、そういったところに打ち鋭として入っているということでございます。今、辻元委員がおっしゃいましたように、環境省として全体の取りまとめをしっかりしながらやっていかなければならないと考えておりますので、今回、熱中症対策推進会議を設置いたします。これの中で、これは関係府省庁がメンバーでございますので、そうした中で私も議長を務めさせていただきますが、この会議において確認して、政府全体とし て更なる対策の必要性、こうしたものをしっかりと検討してまいりたいと考えています。
28:16
私は地方自治体がどう取り組むかということの政府の後押しと、それから縦割りを背した環境省のリーダーシップ、これがいくら閣議決定にしたり法的に書き込むといっても、絵に描いた餅にしたら駄目だと思うんですよ。そこに一応通わせて魂を入れるのは、実際にやっぱり自治体と省庁を超えた連携だと思うんですね。人の命がかかっていますので、それはしっかりリーダーシップを取っていただきたいと思います。そこでもう一つ、大都市では気候変動の影響のみならず、以前からヒートアイランド現象の影響も熱中症の大きな要因とされています。ですから、エアコンをつけたものの中に入るんだって言うんだけど、エアコンから出る今度、この人口排熱で、これがまた都市の気温を上げてしまうという、これいろいろ指摘されているわけですね。このヒートアイランド現象、私は今回の先日のG7サミットに向けても大臣会合がありました。その中でも都市の緑 化であったり、大きく言えば生物多様性も含めて森林の保護とか言われてますけれども、都市の緑化というのも非常に重要だと思うんですが、この点いかがでしょうか。
29:48
辻元委員の今の御指摘のとおり、地球温暖化、また都市のヒートアイランド現象、こういったことによって、都市等において実際に人が感じる熱さ、これは厳しさを増しているというふうに認識しております。実際、夏になってオフィス街歩くときと、地元に戻って山を歩くとき、同じ温度でも体感する熱さというのは違うというのは、私のみならずみんなが感じているところではないかと思います。こうした真夏の樹木の陰に入ったときと日向に比べて、大体体感温度が7℃程度低くなるという報告もございますので、水とか緑、風といったこういった自然の力を利用して、熱さをコントロールする、街中の熱さ対策、これの重要性が高まっているというふうに思っております。今、環境省では、街中の熱さ対策ガイドラインといったものを策定いたしまして、地表面や壁面の緑化、また、熱さを和らげる技術の普及啓発、これに努めているところでございます。辻元君 おっしゃるように、世界の潮流は、むしろ都市の中に森を作ろうとか、それを計画して、相当、公園ではないんですよ、森まで行っちゃうということで計画してやっていると。ヨーロッパなんか、それで街づくりをやっているんです。これは国交省の分野だと言わずに、私は環境省がしっかりとこのG7サミットでも、先日まとめられたコミュニケの中にも、ネイチャーポジティブの観点からもしっかり進めてリーダーシップを取ってほしいと思うんですね。ある試みで、ある住宅会社が、自分のところの住宅を建てたときに、できる範囲があれば5本ずつ木を植えるということをセットで売り出していると。そうすると、その街には昆虫とか鳥が戻ってきたと言うんですよ。ですからそういう意味でも、私は都市の緑化というより、都市の中に緑だけじゃなくて森を作っていく。そこで懸念されるのが、この神宮外苑の再開発、市長並木皆さんご存知ですよね。あそこでオリンピックの大会も行われて、このオリンピックをきっかけに、規制が緩和されて、あそこ再開発するという計画。今大きな波紋を投げています。大臣もこの国会でも何人か取り上げられて、東京都が所管ですけれども、私は環境大臣として、これはいい意見聞きたいなと。言ったことあると思うんです、皆さん。市長並木、外苑前の世界に誇るべき、これは100年前に渋沢栄一氏らが募金を集めて、それであそこに木を植えた んですよ。日本で初めて風知地区に指定されたのも、あの地域なんですね。非常に伝統と歴史と、多くの当時の先人たちが東京の中に森というか、作ろうということで作られたもので、そこを開発をして、野球場とラグビー場がありますから、それを入れ替えるということともなって、あそこに高さ40メートルにも及ぶ、40階建ての商業ビルとか、それから38階建ての糸柱東京本社ビルを、あの地域に建てるという計画なんですよ。それで反対運動が起こって、今日の、これ偶然でしたけど、東京新聞坂本隆一さんが亡くなる前に、小池知事とそれから文科大臣にお手紙も書いていらっしゃって、見直しをしてほしいと。東京新聞にも自分の思いを伝えていたようなんですね。オリンピック招致活動の頃より、オリンピックを利用して、あの地域を再開発するために規制緩和がなされたと聞き及んでいました。歴史や自然をないがしろにする開発を憂慮していましたが、現実になろうとしていると。そして子どもたちに美しい日本の姿を残せない、さまざまな現実にはじくじたる思いがあります。病床からでもできることはしていきたいと。そして未来のことを考えたとき、美しい場所を守るために何もしなかったのではと、過去を残すことになると思い、後悔しないように、自分は病床なんだけど、というのが起こっていたというのが、今日の記事にも出ているんですね。これですね、東京都の書館ですけれども、先日の4月22日には、あの開学館ありますね、一応並木の一番向こうに明治記念館。前で大きな反対集会も開かれているんです。最初に反対の声を上げたのは、日本に住んでいるアメリカ人なんですよ。それでアメリカとかヨーロッパではもう考えられないと、その何十階建てのビルをああいうような地域に作るということは、ということで、そこから広がったんですね。環境大臣はこのような再開発、その影響を私は懸念されているんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
36:07
神宮外苑というのは、国民の皆様やまた競技者の方々が、スポーツに親しむ拠点でもあると思います。また、都市の住民にとりましても、まさに身近な自然との触れ合いの場でありますし、今ご指摘があったように、100年にもよる歴史のある場所だというふうに認識しております。都の環境影響評価条例に基づいて提出された都知事の意見においても、環境保全の観点からの指摘がなされているというふうに承知しております。このように、この事業につきましては、都の条例に基づいて適切に環境影響評価手続が実施されておりまして、事業者において都知事意見に基づく対応が適切になされていくものというふうに認識しておりますが、より良い環境の保全といった観点から、一般論として申し上げますと、様々な条件とか課題があるといった中で、環境へ最大限の配慮をした事業、これの実施を期待したいというふうに考えております。
37:23
例えば、この計画によると、1000本の樹木を切ると、それからさらに明らかになってきたのは、背の低い樹木もあって、これも3000本ぐらいは切ると。そしてイチョウ並木については、あれは切らないんですけれども、イチョウ並木の8メートルの近距離に高さ20メートルのホテル付きの球場に変えると。ということは、これ火が当たらなくなるんじゃないかとか、あそこの周りは今までは15メートルのものしか建てられなくなっていたわけ。だからあのイチョウ並木が朝日に輝いて、夕日に輝いて、本当にきれいだったわけですね。多くの人が慣れ親しんだというか、世界にも誇れるような場所だと思うんです。そうしますとですね、高さ20メートルのホテル付きの球場が新設されると、日差しにきらめく木々の風景は損なわれるんじゃないか。それだけではなく、地下40メートルに及ぶ杭を打ち込むということで、このイチョウの根を傷つけて水系を建ってしまって、これで長きに渡ってちゃんと生育ができるのか、その阻害まで心配されているんですね。私はですね、環境大臣、確かに東京都の所管というのは分かっているんですけど、もうちょっと踏み込んだ方がいいんじゃないですか。これね、私は先ほどの熱中症とかで、いくら対策をしてアラート鳴らしても、今まである木や森を壊してコンクリートジャングル、あそこにですね40階建てのビル欲しいですか。私は反対ですね、これ。各地方自治体に任せて日本はいろいろやってきた結果が乱開発があったわけですよ。これは大臣ですね、こういう発言、イコモス国際記念物遺跡会議も見直しの提言を出しているわけです。国際的にも今問題になってきているわけですね。ですから大臣はですね、先日の衆議院の予算委員会で環境総といたしましては、都から相談があった場合には必要な情報や助言をしっかりと提供してまいりたいとおっしゃってたんです。相談はまだ来てないと思いますけど、来たらどういう助言を出しますか。この開発に対して。さらにですね、 それをちょっとお聞きしましょう。どういう助言を出すのがいいと思いますか。
40:01
都の方からは確かにご相談はございませんが、先ほど申し上げたように、この事業につきましては都の条例に基づいて環境影響評価手続きが実施されているものでございますので、事業者において適切に対応されるものというふうに認識をしておりますが、その上で一般論として申し上げますと、都道府県といったところから相談があった場合には、環境配慮に関する事例の紹介や調査方法等に関する技術的な助言といった必要な情報を提供しているところでございますが、東京都から具体的なご相談がございましたら、そういったものを踏まえながら助言をさせていただきたいというふうに考えています。
40:50
国会で衆議院の方で取り上げられたときに、文科省、スポーツクラスターを作るということで 、文科省がですね、この国会でも問題になったということを都に伝えるというように、で、都から何か返答があったかということを、2週間ぐらい前のまた審議で聞かれて、そのときはありませんということでしたけど、何かありましたか。
41:19
お答えいたします。人群外援の一応なめきに関しましては、文科省としましては、過去平成24年にまとめた報告書の中で、名称指定の候補となり得るもののうち重要事例の一つとして、これを選定し、以後、毎年度、東京都を含め、地方公共団体向けの担当者会議を通じて、当該報告書の内容の周知や文化財保護に係る普及啓発に努めてきたところでございます。その上で、ただいま御指摘ありましたとおり、先日2月3日の衆議院予算委員会において、人群外援地区の再開発に関する審議が行われた際、長岡文部科学大臣から、本日の国会でのやりとりを文科庁から地元自治体に伝えると答弁させていただきました。これを受け、委員会当日に文科庁から東京都の文化財担当部局が一報するとともに、その後、議事内容を文科庁において整理の上、2月13日付で事務連絡にて東京へ伝達するとともに、関係区への周知をいら したところでございます。その後、今日、現時点まで東京都からこれに対する見解というものは示されておりませんけれども、今後自治体から相談等がございましたら、文科庁としては専門的な助言を行うなどの対応に努めてまいります。
42:37
先日の審議は東京都にお伝えになったということですけれども、今日も私指摘してますので、今日も伝えてください。これ。よろしいでしょうか。いかがですか。
42:52
今、そういうご意見ご要望があったということを受け止めて検討させていただきたいと存じます。
42:59
問いますのは、このスポーツクラスターを作る、それは結構なことなんですけれども、今まであそこは、難式野球場とかゴルフ練習場とかフットサルコート、バッティングセンターなどがあって、一般市民が利用できたんです。これは全部潰して、唯一残るのが、会員制のテニスクラブだけなんです。会員制の。これでスポーツクラスターと言えるのかというように思うんですよ。あそこは割とみんな行くじゃないですか。で、そこに高層ビル40階建てとか建てるということなんです。これね、スポーツを所管する文科省として、そういうですね、一般市民が行っているところは壊しちゃって、会員制のテニスクラブだけということも承知してるんですか。
43:53
はい。あのー立って答弁してください。失礼いたしました。本日、私ども文化庁の文化行政の観点からの通告をいただいていたものでございますから、このスポーツ行政の観点からのお答えにつきましては、今日のご意見を受けたまいりまして、またちょっと検討内部で検討させていただければと存じます。
44:15
やはり多くの市民が、市民というか、本当に世界からも来られて、またそこで安価にスポーツを楽しめたわけですよね。ですから、私はこの環境の観点からもそうですし、それからのやっぱり、体力増進というか熱中症と絡めますとですね、やっぱり高齢者も含めてスポーツに親しんでいただくのはいいんだけれども、そしたらスポーツの森にすればいいと思うんですよ。森とスポーツ。なぜそこに40階建てとか18階建てのビルとか、この糸柱の本社までそこに来るのかということ、私大臣、これ今日取り上げましたのは、やはり元から立たなきゃダメだと思うんですよ、熱中症も。原因はやっぱり気候変動ですよ。この気候変動の原因は、今日他の委員の方、資料を見せていただくと、この石炭火力の問題やアンモニア根性の問題点というのも触れられる他の委員がいられるようですけど、この石炭火力を含めてCO2を出さなくしていくということと、やっぱり緑をどういかに都市の中にも回復させていくか。この視点がないと、これは視点だけじゃなくて実行する計画を国としての私ビジョンというか、どういう国家を作りたいのか 、どういう日本にしたいのかという大きなビジョンの中で熱中症対策をしないと、確かに私学校の体育館はクーラーつけるべきだってこれもやりますよ。いくらクーラーつけたってその配熱でまた温度が上がっていくわけですよ。ですから私は環境大臣にしっかりとこのG7サミットもありますので、日本の国家ビジョンとして私はその一つがこの人工外園の再開発、一体どうするのかというのは大きく一つ関わってきていると思うんですね。ですから大臣、東京都がっていう小池さんの顔色を見るのもいいけれども、小池さんの顔色を見るよりもこの場でちょっと影響力のあることを一言ぐらい環境大臣として最後におっしゃってくださいよ。いかがですか。怯えることないですよ。大臣、時間ですのでお答えは簡潔に願います。地球の温暖化に対応する中においてはですね、様々な方策、そしてまた都市の緑化というのは非常に重要だというふうに思っております。そしてこの人工外園に限らずですね、再開発事業、これを行っていく上においては環境へ最大限の配慮をした事業の実施、これを期待したいというふうに考えております。文科省、ちゃんと伝えるかどうか、後で私の方に結果を教えていただいて終わります。
47:23
公明党の宮崎正です。まず法案について伺いたいと思いますが、朝日先生、辻元先生となるべく被らないような形でご質問をしたいと思います。まず今回の法改正ですけれども、熱中症で亡くなる方を可能な限り少なくするために、これまでの対策を強化するものであり、重要な法案と認識をしているところです。内容的には、熱中症対策実行計画を閣議決定計画に閣挙げたり、現行の熱中症警戒アラートより警戒レベルがもう一段上の熱中症特別警戒情報を新たに発表すること、また市町村が初熱避難施設、クーリングシェルターを指定できることなどを規定しているということですけれども、そこで今回の法改正の効果ということについてまず伺いたいと思います。海外におきましては、日本より井戸の高い地域が熱波に襲われて、甚大な被害が発生している事例が報告されております。我が国におきましても、顕著な公衛に備えた対策ということが急務となっております。これまで我が国の熱中症対策は地域差が大きくて全国的に展開できていないという指摘がありましたけれども、今回の法改正によってこれまで熱中症リスクが高くないと思われていた地域、例えば北海道などでも対策が強化されることになるのかどうかまず伺いたいと思います。
49:02
宮崎御指摘のとおり、海外ではカナダや欧州などの日本よりも井戸の高い地域におきまして、熱波による甚大な健康被害が生じております。また今後地球温暖化が進行すれば、極端な高温の発生リスクも増加していくということが見込まれておりまして、日本におきましても、寒冷地を含めた全ての自治体におきまして、熱中症対策を強化していく必要があると認識をしております。今回の改正法案では、今後発生する可能性のある極端な高温に備える仕組みといたしまして、熱中症特別警戒情報の発表や指定初熱避難施設、熱中症対策普及団体などの制度を盛り込んでおります。さらに熱中症対策実行計画の中で、関係府省庁が一体となって進める具体的な対策を規定するとともに、自治体における取組強化のための各種ガイドラインも策定をしていく予定となっております。寒冷地も含めた全ての自治体に対し、今回の改正法案の趣旨をしっかり説明をし、ご理解をいただく中で、各自治体での積極的な取組を促してまいりたいと考えております。
50:18
ぜひよろしくお願いいたします。その上で、熱中症特別警戒情報を発表する場合の自治体への情報伝達ということについてお伺いしたいと思います。熱中症特別警戒情報を発表する際、環境大臣は、その期間、地域、その他環境省令で定める事項を明らかにして、関係都道府県知事に通知をし、都道府県知事は関係市町村に通知をして、市町村長は住民や関係団体に伝達するという段階的な伝達方法になっております。この迅速に情報を現場に伝えるという観点からは、こうした段階的な伝達方法ではなくて、対象地域に一斉に情報を伝達するといった方法を考えるべきではないかと思いますけれども、こうした点についてどうご認識されているかお伺いしたいと思います。
51:16
お答えいたします。まず、現行の熱中症警戒アラートの取組状況についてご説明いたしますが、都道府県から市区町村の流れで情報を伝達するということとともに、報道機関にご協力をいただきまして、一斉に市区町村や国民が直接情報を得られるような報道等もしていただいているということでございます。今回、法制化いたします熱中症特別警戒情報につきましても、報道機関の協力を求めて、広く一般の国民に周知をするほか、市町村も含め、一斉に情報を伝達する方法につきましても、検討していきたいというふうに考えております。情報伝達手段につきましては、専門家等の関係府省庁、専門家等ですとか、また関係府省庁のご意見も伺いながら、運用開始後も検証・改善を重ねてまいりたいと考えております。
52:21
ぜひ、効果的な方法をお願いしたいと思います。次に、小エネ節電との関係についてお伺いしたいと思います。経産省は、電力需給の変化や国際エネルギー情勢の変化が継続する懸念がある中で、需要側である家庭や産業界に対して、小エネ節電の取組を積極的に進めていくことにしております。その際には、熱中症予防に留意した具体的な行動メニューも周知・広報するということになっているわけですけれども、実際に電力需給が逼迫する中で、熱中症特別警戒情報を発表する事態になった場合に、停電を防ぎつつエアコンの使用を促すという難しい対応になると思いますけれども、そうしたケースで、環境省としては、どのような対応、また呼びかけを行うのかお伺いしたいと思います。
53:23
お答えいたします。今ご指摘の熱中症特別警戒情報が発表されるような事態というのは、極端な高温が発生したというような事態になりますので、そういった中では、熱中症から自らの命を守るためには、エアコンの使用が不可欠であるというふうに考えておりまして、躊躇なくエアコンを使用していただきたいと考えております。その前提で、国民の皆様には日頃から節電につながるエアコンの適切な利用の取り組みとして、クールビズとかクールシェア等の工夫、こういったものを可能な範囲で取り組んでいただくということで、その啓発に努めているところでございます。電力需給が逼迫する中であっても、国民の皆様には何よりも健康を守るということを最優先に考えて行動していただくという ことが重要であると考えております。熱中症特別警戒情報の発表時には、指定初熱避難施設の開放や熱中症対策普及団体による声かけ見守りといった実態による取り組み、また関係府省庁と連携した積極的な情報発信などによりまして、極端な行為による健康被害の防止に努めてまいりたいと存じます。宮崎君、ぜひよろしくお願いします。それから、指定初熱避難施設についてお伺いしたいと思います。クーリングシェルターですけれども、市町村庁は市町村内の冷房設備を有する施設をクーリングシェルターに指定することができて、当該施設の管理者と協定を締結した上で、施設の名称、所在地、開放可能日などを公表するということになっております。住民への周知ということが重要だと思っておりますので、当該施設がクーリングシェルターであることを事前に看板等によって掲示して、普段から周知を図るということも必要かと思うんですけれども、こうしたことを促していくのかどうかということについてお伺いしたいと思います。
55:47
お答えいたします。市定初熱避難施設といたしましては、市役所の庁舎や公民館といった公共施設のほか、ショッピングセンター等の民間施設で既に冷房等の設備が整っている既存施設の利用を考えております。市定初熱避難施設につきましては、市町村庁が施設の名称や所在地、開放可能日等を公表しなければならないという規定を置いております。ご指摘のとおり、普段から周知を図るということは重要であり、管理者の協力のもとに市定初熱避難施設であることを掲示するなどの具体的な周知方法等について検討を進めてまいりたいと考えております。
56:36
はい、ありがとうございます。次に、先ほどもちょっとありましたけれども、クーリングシェルターを指定するにあたって、市町村庁と協定を結ぶ際にかかる費用であるとか、あるいは施設の冷房設備等のメンテナンスなどにかかる費用についてですね、国としても大分の支援を行うべきではないかと考えますけれども、これについてはどうでしょうか。
57:05
お答えいたします。市定初熱避難施設については、まずはすでに冷房等の設備が整っている施設を積極的に活用していただくよう、市町村への働きかけを行ってまいります。その上で改正法案成立後は施工に向けた準備の状況等も見極めながら、地方公共団体への支援事業など関連する既存の事業の見直しや活用など、熱中症対策に取り組む市町村への支援の在り方を検討してまいりたいと存じます。
57:41
次に、熱中症特別警戒情報などが発表された場合に、住民などがクーリングシェルターに移動することで、かえって熱中症リスクが高まる懸念が指摘されております。このため、クーリングシェルターの数や配置の仕方を工夫すること、例えば小学校区単位で考えるとか、移動の際の留意点などをしっかり広報することが必要であると考えますが、これについてはどうでしょうか。
58:18
指定初熱避難施設への移動については、例えば熱中症特別警戒情報を前日に発表するなどによりまして、当日暑くなる朝の段階で住民が施設に移動できるような方法について検討してまいりたいと考えております。また、指定初熱避難施設の数や配置、移動の際の留意点等については、現場を担う市町村における実行可能性を考慮しつつ、ガイドライン等において基本的な考え方を示してまいりたいと考えております。
59:00
ありがとうございます。次に大臣に1問お伺いしたいと思います。法律の施行日ですけれども、熱中症対策実行計画の策定に関する規定については、交付の日から1月以内で政令で定める日ということになっております。その他の規定は、交付の日から1年以内で政令で定める日ということでございますけれども、まずは、実行計画の策定を今年の夏、本番に間に合うように速やかに行うということだと認識しておりますけれども、これによって今年の夏の熱中症対策が強化されるのかどうか、その辺に取り組む大臣のご決意を伺いたいと思います。
59:49
政府といたしましては、改正法案の成立後、夏の本番を迎える前に、閣議決定計画でございます熱中症対策実行計画を取りまとめる予定でございます。この計画に関係府省庁の対策をしっかりと盛り込んでいくことによりまして、一層の対策推進が期待できると考えております。また、早速、この夏から環境大臣といたしましても、リーダーシップをしっかりとはっきりして、関係府省庁や産業界と連携しながら、政府一体となった情報発信を行ってまいりたいと考えております。
1:00:31
ぜひよろしくお願いいたします。次に、生物多様性についてお伺いしたいと思います。先日のG7札幌気候エネルギー環境大臣会合では、環境や気候変動、エネルギー分野での幅広い議論を行って、その結果がコミュニケートして発表されました。このうち、生物多様性については、どんな議論が行われて、どんな成果があったのか、大臣のご見解を伺いたいと思います。
1:00:59
G7札幌気候エネルギー環境大臣会合においては、今、宮崎君がご指摘の生物多様性分野について、コンメイモントリオール生物多様性枠組みの実施を中心とした議論が行われました。G7が率先して取り組むことを国際社会に示すことができたと考えております。コミュニケーションにおいては、30×30目標を日本国内、また世界で達成するというコミットメントを再確認いたしました。OECMの登録を推進することや、OECMのベストプラクティスを共有することなどが盛り込まれたところです。また、全てのセクターにおいて、生物多様性を主流化させるためのG7ネイチャーポジティブ経済アライアンスの設立に合意をいたしました。新緑的外来種に関するG7ワークショップを開催することなども盛り込まれたところです。こうした成果を生かしまして、国内外において、また産官民の連携をさらに強化してまいりたいと考えております。ありがとうございます。今、大臣からもご答弁がございましたけれども、この陸域と海域の30%保全する30×30目標の達成に向けて、このOECM、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域ということですけれども、この指定を推進することが確認されたということであります。環境省はこのOECMの一環として、生物多様性の保全に資する民間所有地などを自然共生サイトとして認定することにしていると承知しております。この自然共生サイトの対象には、ゴルフ場やスキー場、建物屋上なども例示をされておりますけれども、どんな基準でこれを認定するのかお伺いしたいと思います。また、認定後の調査や、それに基づいて認定を取り消すということもあるのかどうか、環境省の御見解をお伺いしたいと思います。奥田局長、お答え申し上げます。自然共生サイトの認定基準は、国際的なガイドライン、もしくは専門家の意見等を踏まえ て、空気が明確であること、豊かな生態系が維持されているなど、生物多様性の価値を有すること、そして適切に管理されていることなどの観点から設定をさせていただいているところでございます。委員御指摘のような、様々な場所においても、例えば企業や民間団体等の適切な管理や保全の取組が行われることによって、生物多様性の保全が図られている場合がございます。このため、自然共生サイトの認定に当たっては、これら企業や民間団体等からの申請を踏まえて、認定基準に照らして、これを満たしているかどうかを個別に判断していきたいと考えております。また、認定後は、5年ごとにサイトの状況等を確認を行いまして、認定基準が適合しなくなった場合には、認定を取り消すこともあり得るというふうに想定しているところでございます。ただし、認定自体が目的ではなくて、認定された状態を維持していただくことが重要と考えておりますので、各サイトにおける管理の継続、質の向上が図られるよう、搬送支援を含めたインセンティビの方策等について、引き続き検討していきたいと考えております。
1:04:43
最後の質問ですけれども、青ヶ島としても、今年の2月28日に施行した「生物多様性の保全・ネイチャーポジティブ」の実現に向けた提言の中で、30×30目標の達成に向けて、OECM登録を推進するためのインセンティブとなる法整備や税制上の措置の検討を求めてまいりました。現在の検討状況はどうなっているかをお伺いしたいと思います。
1:05:19
お答え申し上げます。今、御指摘の御提言で御指摘をいただいたとおり、30×30目標の達成のためには、自然共生サイトの認定が促進され、管理の継続ですとか質の向上が図られるよう、生物多様性の保全に取り組む企業や民間団体等へのインセンティブとなる方策が必要と考えているところでございます。環境省では昨年度、これに関する検討会を立ち上げまして、企業等へのヒアリングによるニーズ調査も実施しながら、企業や民間団体等に対するインセンティブの方策等について、鋭意検討を進めているとこ ろでございます。具体的には、自然共生サイト認定を受けた土地の管理を支援した際に、公権証書というものを発行するということ、そういった制度ですとか、もしくは経済的・人的なものも含めた支援等について、有識者のご上言もいただきながら検討を進めているところでございます。引き続き、多様な主体のニーズも踏まえながら、提言にもありました法整備等も含めて、より効果的な制度の在り方、支援策についての検討を進め、多くの区域を自然共生サイトに認定できるよう取り組んでまいりたいと考えております。宮崎君、ぜひ検討をよろしくお願い申し上げたいと思います。時間が来ましたので、以上で終わります。ありがとうございました。
1:07:01
日本医師の会の清水です。よろしくお願いいたします。今日は熱中症対策の法案の審議ですが、地球温暖化対策という大きな枠があっての熱中症対策だと思いますので、大臣、まずは先日のG7 環境大臣会合についてお話を伺わせていただけたらと思います。一昨日のこの委員会でも様々な議論があったところではありますが、まずは化石燃料の段階的廃止のこの部分ですね。この化石燃料の使用については、大臣、先日の委員会でもおっしゃっておりますが、各国様々な事情があると。この日本の現状を見ますと、いろいろエネルギーミックスを考えている中で、すぐになくすわけにはいかないというのは理解はするのですが、国際的な流れから見ますと、他国は全廃を要求したりとか、いつまでにどうするんだという、ちゃんと期限を区切るべきだとこういった意見が出ていたという中で、なかなか日本としてはその辺りが対応できないというのは、やっぱり今回は特に議長国の我々日本ですから、少し残念というか悲しいと言いますか、いろいろな思いもするところではあります。もっと思い切って日本がリーダーシップを取って、国際的な流れをつくっていくようなことも進めてほしいなというふうに思います。その中で今回共同セミに入った内容としましては、天然ガスも含め 排出削減対策が取られていない全ての化石燃料の段階的排出を加速するという、こういった文言が入ったと聞いていますけれども、これもなかなかちょっと分かりにくい文言だなというのでお聞きしたいんですけれども、まず天然ガスも含め排出削減対策が取られていないものを排出していくということですから、取られていたら今度は逆に生き残っていけるということになるんですが、じゃあ排出削減対策とは何かというのがここでよく分からないんです。何をどうしたら、どういった対策でどれぐらいのCO2の排出量が減ったら対策していると言えるのかとか、こういったものがなかなか見えてこないんですが、これはどういう基準で進めていこうとしているんでしょうか。
1:09:19
お答え申し上げます。先生ご指摘の排出削減対策が講じられていない化石燃料でございますけれども、先生がいろいろご指摘いただきまし た基準ですとか、具体的にどういう手法が取られているかとかですね、そういったことに関しては明確に定まったものはございません。二酸化炭素の排出を実質的に削減する対策が取られているかどうかということだろうというふうに私ども考えております。そしてその具体的な排出削減対策の方法ですけれども、これは各国の実情や技術の進展度合いに応じてそれぞれが判断していくと、こういうことだろうと思います。ご指摘のコミュニケのところに書かれている大事なことは、1.5度目標に整合しているかどうかと、こういうことだろうと思いますので、その1.5度目標に整合した形で各国がそれぞれの実情ですとか、技術の進展度合いに応じて取り組んでいく、判断していくというこういうことだろうと思っております。
1:10:24
ただ今の説明でしたら本当に、例えばちょっとだけでもですね、これ減っているようなものが作れたらとか、技術の革新で新しいものが、その発電施設ができたらですね、これで丸ということになるわけですよね。それでも対策をしている。ほんのちょっとですよ。ほんのちょっとだけ削減量が今、排出量が今の現状よりも減ると、それでもこの目標に合致しているということになるんです。そういった内容でいいもんなんですかね。もっとこれは大きなスケールと言いますか、もっと大きな目標を持って進めていくような話ではないんでしょうかね。
1:11:03
先生御指摘の点は、まさに1.5度目標に沿った道筋かどうかということであると思います。それが大きな目標だと思います。それをその我が国の実情とかそういったことを考慮しますと、我が国としては水素、アンモニア、これはグリーン水素とかブルー水素、あるいはグリーンアンモニア、ブルーアンモニアという形で実質的に排出ゼロの水素アンモニアということを最終的には目指していくべきだと思いますけれども、そういう前提での水素アンモニアの活 用ですとか、あるいはCCUSと言われるものがございますので、こういったカーボンリサイクル、カーボンの貯蔵、こういうものの導入に向けた取組を進めていくというのが我が国としてのやるべき方向だろうと思っております。
1:11:54
大臣にお伺いしたいのですが、段階的排出の部分なんですけれども、これもなかなか分かりにくくて、化石燃料の段階的排出を加速するとあるんですね。段階的排出を加速するということは、排出とは言わないんですね。排出に向かって進んでいくというような文脈になっていまして、これもどれぐらいのスピード感を持ってやるのか、いつまでどれぐらいやるのか、こういったものも大臣なかなか見えてこないんですけれども、その辺もやはりある程度、数値目標今回入れなかったので、なかなかピシッと言うのは難しいのかもしれませんが、目標がないと進んでいかないと思うんですよね。この辺り大臣、いかがでしょうか。
1:12:40
先日のG7の札幌大臣会合、ここにおいておさえてきたコミュニケーにおきましては、1年後と目標に沿って、遅くとも2050年までにエネルギーシステムにおけるネットゼロを達成するために、排出削減対策が講じられていない化石燃料のフェーズアウトを加速させる、このことを確認したところでございます。我が国におきましては、再生可能エネルギー、こういったものなどのダストアンス効果の高い電源、これを最大限活用する中で、火力発電につきましては、その比率を可能な限り引き下げていくということが従来の方針でございます。今回のG7札幌大臣会合でのコミットメントとも整合しているものと認識しております。引き続き、電力の安定供給を大前提といたしまして、2030年に向けて、非効率石炭火力のフェードアウトを着実に進めるとともに、2050年に向けては、今、局長からもお答弁ございましたけれども、水性アンモニア、またCCUS等の活用によりまして、脱炭素型の火力、これに置き換えていく取組を促進してまいります。
1:14:00
その排出削減対策で今おっしゃったアンモニアについて伺いたいと思いますが、先ほど松澤局長もアンモニアのお話をされていらっしゃいました。これもなかなか世界的に見ますと、決してこれいい技術だね、いい話だねというふうにはなっていないと認識をしています。その理由としていくつかあるんですけれども、これを進めることによって、アンモニアを入れていたらいいんだね、排出量が減るんだったら使っていいんだねということで、石炭火力の温存につながるという話ですよね。そもそもアンモニア、これ以前の委員会でも質問させていただいたことあると思うんですけれども、アンモニアを入れたところで、混焼したところで、天然ガス火力よりも、例えばCO2の排出量が多かったりとか、そもそもアンモニアを生成する時点でCO2が出てしまうとか、こういった問題もあります。そもそも電力業界からコストが高いということで、これは実用的ではないんじゃないか、こんな意見も出ているんですね。こういうこともありますので、大臣、日本としてはこの技術を進めていくという話なんで すが、国際的な、国際会議に出席されて、国際的な理解というのが、アンモニア混焼に関しては得られているというふうに感じられますでしょうか。
1:15:20
先日のG7札幌大臣会合、ここにおいて各国の合意の下で採得したコミュニケーション、この中におきまして、低炭素及び再生可能エネルギー由来のアンモニアを開発すること、産業及び運輸といった特に排出削減が困難な分野において、脱炭素化を進めるための効果的な排出削減ツールとなるときに使用すべきこと、これが位置づけられております。また、電力セクターでの水素アンモニアの活用につきましては、1.5℃への道筋及び2035年までの電力部門の完全又は体操の脱炭素化という目標と一致する場合、ゼロエミッション火力発電に向けて取り組むために使用を検討している国があると記載されておりまして、一定の理解を得たものと認識しております。
1:16:19
今、いろいろと実験などを進めているということなんですが、これ、なかなかそんな簡単な話ではないかなと思うんですけれども、今いかがでしょう。実験していて、実用化のめどといいますか、これが本当に動き出して、本当に素晴らしい技術で、本当にこれが排出量削減してという風な流れになっていくものでしょうか。いかがでしょうか。
1:16:48
お答えを申し上げます。アンモニアの根性についてでございますけれども、エネルギー基本計画においては、2030年までに石炭火力へのアンモニア20%根性の導入、普及、こういった取り組みを通じて、2030年度の電源構成において、水素アンモニアで1%程度の発電電力量を賄うと、こういう風にしております。そこにめがけまして、すでに株式会社、JERA、この発電会社で、IHIと共同で、2021年度からアンモニア20%根性に向けた実証を進めております。バーナーの開発とかということで、実際に根性も実機で行われているところです。今年度、特にこの実機でアンモニア根性を本格的に開始するということになっておりまして、それが順調にいけば、2027年頃を目途に本格的に商用運転を行っていく、こういう計画になっております。環境省といたしましても、2050年カーモニュートラルの実現に向けて、脱炭素型の火力への転換が進んでいくように、こうした取組を注視していきたいと考えております。
1:18:06
続いて、EV車、ゼロエミッション車導入目標について伺います。先日のこの委員会でも、各国とか日本も進めている中で、参議院が持っている高揚車に一台も電気自動車がないと。ハイブリッド車とかあるんですけれども、電気自動車がないというのは、おかしいんじゃないですかと率先して、やはり国が進めている政策なんですから、国が率先してやるべきではないですかということを話をさせ ていただきました。このゼロエミッション車、電気自動車の導入に関しても、やはり日本の現状は、日本は非常にこの自動車産業が大きくて、雇用も非常に大きいですし、関連産業も大きいですので、そういったところに留意も必要かなというふうに思うんですけれども、日本が強みを持っているハイブリッド車とかプラグインハイブリッド車、こういったものが日本では主流になっていると。ただ国際的に見ますと、やはり電気自動車、ガソリンを使わない車、これをどんどん広めていこうとしています。私は思うのが、こうやって日本のある意味産業とかを守らなきゃいけないという意識が、政府にはあるのではないかというふうに思うんですけれども、これ一方、逆に守りすぎますと、世界の流れは電気自動車の方に行っていますので、中国なんかも力入れて今開発をしているので、以前は携帯電話とかもそうでしたけれども、国内だけで産業を進めようとしますと、世界的な流れに置いていかれてしまって、逆に自動車産業自体の首を絞めることになるんじゃないかなというふうにも考えます。ですので、こういったことも、いろいろ配慮するとか、守るべきところは守るというのも、バランスをとるのは必要なのかもしれませんけれども、やはり世界の流れに合わせていくことが大事で、これも見ていかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、ですから、もっと積極的にここも取り組んでいく。ある程度目標が決まったら、メーカーとか企業もそれに合わせていくんだと思うんですよね。ですから、もう少しここは前向きでもいいのかなと思うんですが、大臣いかがでしょうか。
1:20:21
今の清水委員のお話、非常に理解できるところもございます。今般のG7の気候エネルギー環境大臣会合、個々の共同声明におきまして、自動車分野につきましては、2050年までにネットゼロ排出を達成することにコミットすると、そして、ネットゼロ達成への中間点として、2035年までにG7の保有車両からのCO2排出を、少なくとも2000年比で共同で50%削減する可能性に留意する、こういったことなどを示した上で、