19:35
これより会議を開きます。東日本大震災復興の総合的対策に関する件について調査を進めます。
19:48
この際、本件調査のため、本日、参考人として東京電力ホールインディングス株式会社代表執行役副社長坂井大輔君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として、
20:05
東京電力ホールインディングス株式会社代表執行役副社長坂井大輔君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として東京電力ホールインディングス株式会社代表執行役副社長坂井大輔君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、
20:21
本日、本件調査のため、本日、参考人として東京電力ホールインディングス株式会社代表執行役副社長坂井大輔君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として東京電力ホールインディングス株式会社代表執行役副社長坂井大輔君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、
20:37
資産省大臣官房危機管理政策立案 総括審議官前島明なりくん
20:43
経済産業省大臣官房原子力事故 災害対処審議官宇本圭一君
20:49
経済産業省大臣官房福島復興推進 グループ長片岡光一郎くん資源エネルギー長長官官房資源 エネルギー政策統括調整官山田人しくん 国土交通省大臣官房審議官井嵜靖之君 国土交通省大臣官房審議官楠木紀君 国土交通省大臣官房審議官石原
21:20
河野豊くん 国土交通省道路局長庭勝彦くん観光庁観光地域振興部長中村裕樹 くん
21:30
環境省環境再生資源循環局長 土井健太郎君
21:35
及び原子力規制庁長官官房審議 官森下康史君の出席を求め説明を聴取したいと存じますが御異議 ありませんか御異議なしと認めます 予定そのように決しました質疑の申出がありますので順次 御礼を許します
21:55
おはようございます住民支障の 谷川智です本日は質問の機会をいただきまして ありがとうございます東日本大震災特別復興委員会で 初めて質問に立たせていただきますよろしくお願いいたします 東日本大震災から今年で十二年が経過をいたしました阪神淡路 大震災からは二十八年が経過をいたしました 私は阪神淡路大震災の被災した一人であります 当時私は高校三年生で兵庫県の実家に住んでいました 実家の被害というか実家は半壊家を建て直すのに約二年を許しました また西宮に住んでいた親戚は三名とうとう命を失いました屋根 が崩れその下敷きになって即死だったと思われます 二十八年が経過してもやはり忘れることはありません 同居していた家族は幸いにも無事でした 先ほども申しましたけれども家が半壊でしたので不自由がありました けれども神戸に比べればまだ被害はましだったので発災直後私も ボランティアに参加して神戸に行って一軒一軒歩かせていただき まして何か困っていることがないかというふうにお伺いをさせて いただきました私が回っていたお家はまず水と 食料がほしいそしてお子さんがいらっしゃるご家庭はやはり子供 の食事とかまたおむつ等がほしい女性の方が住んでいるところは やはり生理用品がほしいといったことを聞かせていただきまして 発災直後でしたので救援物資がなかなかまだ届いていない状況 で本部に向かってこういう意見がありましたとただからこういう ところにはこういうのをできるだけ早く持っていけるようにして ほしいということも言わせていただいておりました 東日本大震災と安志淡路大震災の被害の違いというかちょっと 質が違うとちょっと表現が難しいんですけれども安志淡路大震災 は盾と火の被害が多かったと思います東日本大震災はやはり平面横と 原子力災害ドーンという地震で一気に家屋が崩れてしまってそこに 人が埋まっているというのをわかっているんですけれどもなかなか それは救助ができないとそこに長田区においてはそこにも大火災 がありますからもう全然手出しができないと いう状況があった というふうに思います東日本大震災はそこに比べて平面 横というか津波でどんどんどんどん全部流されていくわけですから なかなか救助もしんどいですしもう津波が収まらないと何もできない それにプラス原子力災害というものがあったというふうに思います いずれにせよ大規模な地震やまた自然災害が起こればやはり 人間我々の力は無力だなというふうに感じることもあるんですけ れども私であれば親戚も亡くなっていますからつらい思い出は ありますけれどもそれをしっかりと受けとめて我々生き残った者 が何をすべきかということを考えたときにやはり何か起きたときに 震災復興その教訓を生かしてやっていかないといけないまたできる だけそういう災害に備えるような取組防災減災対策をしっかりと 進めていかないといけないなというふうに感じております そこでまず阪神淡路大震災また東日本大震災インフラの整備は 概ね終わったと聞いておりますただ心のケアというものがなかなか 終わりがない私も二十八年たっていますけれどもやはりやはり思い 出しますそういうところでやはり地震や 災害が今自分が住んでいるところで起こらなかったとしてもその 光景や情報を見聞きするだけでフラッシュバックしてしまった りとかまた不安になってしまうことというのは多々あると思うん ですそこで心のケアの支援の現状について 渡辺大臣から御答弁いただきたい
26:25
お答えいたします 東日本大震災の被災者の震災体験によりますptsdや震災後の 環境の変化によります心身の影響など被災者の心のケアのニーズ に対することが大変重要であると考えております このため被災産県に心のケアセンターを設置しまして保健師 精神保健福祉士等の専門職が被災者の心のケアに関する取組を実施 しているところでございます具体的に申し上げるならば被災者 への相談支援訪問支援さらには自治体職員等の支援者への支援 人材育成研修心の健康に関する普及啓発を実施しているところ であります被災者の心のケアにつきまして は発災から12年たちましたけれども現在でも相談件数は依然として 高い水準に推移しているところでありますから引き続き支援して いくことが重要であると認識をしているところでございます そのため被災者支援の総合交付金等によって厚生労働省とともに 必要な支援を引き続き行ってまいりたいと思います 谷川徹君ありがとうございます今御答弁ありましたとおりまだまだ 相談件数が非常に高いということがありますので引き続きしっかり と支援策を講じていただければなというふうに思います 東日本大震災からの復興においては今の心のケアをはじめとする 被災者支援の身のあらずインフラ整備や産業再生などさまざまな 分野で多くの教訓が蓄積されたものと認識をしております 将来の大規模災害から早期の復旧復 興のためにはそうした教訓 を継承することが非常に重要であると考えておりますが復興庁として どのような取組を起こっている
28:44
のか御答弁願いたいと思います 岡本復興庁審議官
28:49
お答え申し上げます 将来の大規模災害に備えるため東日本大震災の記憶と教訓を構成 継承し今後の防災減災対策や復興に生かしていくことは大変重要 と考えてございますこのため復興庁におきましては 関係省庁と連携いたしまして国営追悼記念施設の整備の取組教訓 ノウハウ集の公表学校教育における防災教育の推進被災者の生き合い 作りに資する伝承活動への支援などを行っております また国土交通省や被災自治体で構成される震災伝承ネットワーク 協議会に参画をいたしまして震災の記憶と教訓を伝える各地域の 伝承施設と連携した情報発信などにも取り組んでいくところでございます また今後の大規模災害からの復興に当たりまして東日本大震災の 復興政策を参照し教訓としてしっかり活用できるようこれまでの復興 政策の振り返りを現在進めているところでございます 昨年度から有識者会議を開催いたしましてその課題や教訓などについて現在 整理を進めておるところでございまして夏ごろまでには最終的な 文書を取りまとめる予定でございます今後におきましてもあらゆる機会 を通じて東日本大震災の風化防止教訓の継承がなされるよう自治体 関係省庁と連携して取り組んでまいりたいと考えております 谷川智子君 ありがとうございます国民一人一人が防災認識を高めて いかないとだめだというふうに思いますなかなかやはり自分の ところは大丈夫だというふうな思いがあります 私も阪神大震災を経験する前は近畿地方は基本的に余り地震がない ということで何の備えもしていなかったと思います こういうところをしっかりとまたいろいろとりまとめいただき まして各自治体やまた国民にも多く広め ていく取組を引き続き 進めていっていただきたいというふうに思いますのでどうぞよろしく お願いいたします次に子どもの支援の現状について お伺いをいたします 東日本大震災は子どもたちを取り巻く環境も 激変させたと思います大好きな家族や親戚友達を失った子もいます 今まで住んでいた家や地域から離れざるを得ない状況になったり 天候を余儀なくされた子も少なくないと思います また遊び間も減ってもう生活環境がもう非常に変わったと 震災から12年が経過しました現状どのような支援を行っているのか ご答弁を願います済み文部科学省大臣官房審議官 お答えいたします文部科学省では被災地や被災者 に寄り添いながら復興に向けて就学支援や児童生徒の心のケア 大学等を活用した地域の再生などに取り組んでおります 具体的には被災した子どもが安心して学ぶことができるよう東日本 大震災により被災した児童生徒
31:52
等に対するきめ細やかな学習支援 や心のケアを行うための教職員
31:58
定数の加配措置やスクールカウンセラー 等の派遣への支援東日本大震災により経済的な理由から就学が 困難になった児童生徒等に対する学用貧乏などへの支援そして被災 した世帯等の学生に対する授業料等減免措置や無利子奨学金の対応 等を行っているところでございますまた教育学びを通して復興や持続 可能な地域づくりに貢献する人材を育成するため福島県立二葉未来 学園や被災地域十二市町村の小中学校等におけるふるさと創造学 等の特色ある教育や福島イノベーションコースト構想を担う人材育成に対して 財政的技術的に支援するとともに地域住民の皆さんが学校を支え また学校が地域づくりの一翼を担うコミュニティースクールと 地域学校共同活動を一体的に推進しているところでございます 文部科学省といたしましては引き続き被災地や被災者に寄り添い ながら復興に全力で取り組んでまいります 谷川崇君 ありがとうございます引き続き子どもたちのためには あらゆることをやっていただきたいなというふうに思います 続きまして祭り文化の継承についてお伺いをいたします 私の選挙区で選出地域も太古大や断塵やぐらなど祭りの盛んな 地域ですしかし新型コロナウイルスの影響で2年中止となりました 東北地方もいろいろと地域の祭礼行事や伝統芸能など抽出であ られない状況が長く続いているところもあると思います途絶え た団体もあるのではないかなというふうに思いますけれども この祭り文化をしっかりと継承していくためにどのような支援 策を講じているのか御答弁いただきたいと思います 文部科学省鈴木大臣官房文部科学戦略官 お答えいたします地域の伝統行事や民族芸能等の 分解さんはその地域に暮らす人々の心の拠り所として地域のコミュニティー を形成する上で重要であり地域の振興や活性化にも資するものである と認識しておりますまた御指摘の東日本大震災や最近 のコロナ禍の例にあ るとおり災害によって行事等が中断することは 伝統文化の継承にとって深刻な影響を及ぼしかない問題と捉えて おりますこのため文科庁といたしましては 地域に根差した伝統行事等が時代にしっかりと継承されるよう地域 文化財総合活用推進事業をはじめ令和5年度予算や令和4年度第2次補正 予算において所要の経費を計上し出し衣装等の用具の修理・新調 や後継者要請などの取組を支援しております本年度の第1次補修におきましても 東日本大震災の影響により中止となりその後再開した伝統行事 等における用具の修理後継者要請などの取組について東北の被災 産県それぞれ採択したところでございますまた本事業につきましては現在 6月1日を締め切りとして2次補修も行っているところであります ので被災地における伝統行事等の再開にもぜひ積極的に御活用 いただきたいと考えております谷川智子君 ありがとうございます 引き続きまつり伝統文化というのは非常に重要でありますから 施策を講じていただきたいなというふうに思います 次は公的な施設や行政と災害協定を締結している避難所等には災害時 に救援物資等が運び込まれますしかしお寺や神社が地域住民の 避難所等の役割をにわざるを得ない状況であってもなかなか救援物資 が運び込まれている実業があります災害時にはみんなが困っている わけですから憲法20条89条政権分離規定もありますけれどももう 少し柔軟に対応すると同時に事前にいろいろと対応施策を講じて おくことが必要であると考えます最近ではお寺や神社も各地方公共団体 と災害協定を結ぶ取組を進めて地域住民の安全安心を守るための 尽力をいただいている国としてもこのような社会貢献活動をしっかり と支援していくべきであると考えますけれどもいかがお考えか御 答弁を願います小見内閣府大臣官房審議官 災害時における避難所を確保するに当たりましては地域の実情に応 じましてお寺や神社を活用することも有益であると考えております 内閣府では災害時に必要な避難所を確保し適切な運営がなされる よう避難所 運営ガイドライン等におきましてお寺神社等施設の 利用を検討すること指定避難所として指定した施設にはあらかじめ 応急的に必要と考えられる食料飲料水の備蓄に努めること備蓄 拠点から各避難所への配布に対応できるようにすることなどにつきまして 自治体の取組を促しているところでございます また昨年7月には自治体における先進的な避難所に係る取組をまとめ た事例集の作成周知を行っておりましてこの中で災害時に寺院を 避難所として活用する協定の締結事例を紹介いたしまして自治体 の取組を促しているところでございます内閣府におきましてはお寺や神社 を避難所として活用することも含めまして災害時に避難所が適切 に確保運営されるように引き続き取り組んでまいります 谷川君 ありがとうございます東日本大震災の風化することなく できることをこれからも引き続きやっていっていただきたいなという ふうに思います時間が参りましたので質問を終 えますけれども政府参考人の皆様質問できなかった 人は申しわけ ないというふうに思います以上で質問を終えます ありがとうございました次に庄司健一君 公明党の庄司健一でございますどうぞよろしくお願いいたします 今日宮城と岩手つまり地震津波被災地域のことについてお伺い をしたいと思います福島のことはまた特措法があります のでそちらで質疑をさせていただきたいと思っております 十二年前の東日本大震災のとき私は宮城県の県会議員をしており ました連日被災地被災者のもとに足を 運んで本当に困難な課題に向き合って悲鳴を聞いてまいりました そのとき思ったのはやはり従前からこうした大きな災害に備える 国の組織と予算というのが必要なんだということを実感をした ことを今でも覚えておりまして実際に復興庁が設置されました のは震災から一年後二〇一二年のことでございました 刻一刻変化をする被災地の現場被災者の皆様そうしたことを前 にして時間がかかり過ぎているということを議員の一人として 非常に悔しい思いをしたことも覚えているところであります 今後も東日本大震災と等々もしくは被害想定でいうとそれよりも大きな 自然災害が起きるという予測がある中で平時からつまりこの今の 段階から災害対応への準備検討これを専門的に行っていく組織 と予算と機能これが必要ではないかというふうに思っておりまして この点考えを伺いたいと思います中野内閣内心政務官 お答えいたします大規模災害への政府の対応について は内閣総理大臣の指揮の下内閣官房や内閣府が中心になって省庁横断 的な取組を行い関係省庁と自治体の適切な役割分担のもと被災地 の迅速な復旧早期の復興に取り組んできたところでございます また政府の迅速円滑な所蔵対応と応急対策を強化する観点から 内閣危機管理官のもとに関係省庁の局長級が集まる自然災害速応 連携チーム会議を定期的に開催するなど平時から自然災害対応 における連携強化を図っておりますまた新たな組織を直ちに設置する 必要性は低いと考えておりますが防災体制の充実強化は重要な 課題であり関係省庁 や地方自治体の連携のあり方についても不断 の見直しを進め万全の防災体制の確保にこれからも努めてまいり ます総理君 申しわけありませんが今の ご答弁は少し私は納得がいきません平時から訓練され準備された組織 そしてその組織を動かす予算これがなければ何かことが起きてから その組織を立ち上げるという御手を踏んでしまうことが東日本 大震災でも明らかになりましたそうしたことを繰り返さないために 平時からそうして準備をしておく必要性が私は高いという認識を していますこの点ちょっと見解が違います のでこれからも時間をかけて議論をさせていただきたいと思って おりますので大臣もどうぞよろしくお願い申し上げたいと思っております 二点目ですけれども宮城そして岩手の地震津波被災地域ここは 二〇一六年失礼二〇二六年までに復興庁の役割を全うするということ になっています私は単にその期限を延ばすべき だというものでもありませんしいやもっと急げというふうにせ き立てるつもりもありませんけれどもしかし今から約三年余りの中で この宮城と岩手の復興庁の役割が全うするんだということを政府 は示しているこの具体的なS型というのはどういう ふうにイメージをしていらっしゃるのか私も宮城に住む一人として ここはもう少し具体的にどういうことをすれば役割が全うできると政府 は考えていらっしゃるのかそこを
43:08
聞かせいただきたいと思います 渡辺副総理大臣
43:11
お答えいたします 現在の復興の基本方針であります第二期復興創成期間以降における 東日本大震災からの復興の基本方針におきましては地震津波地域 においては過去大規模な災害における取組事例等を踏まえまして令和 3年度から令和7年度までの5年間の第二期復興創成期間において 国と被災地方自治体が協力して被災者支援をはじめとする残された 事業に全力を挙げて取り組むことによって復興事業がその役割を 全うすることを目指すとされております東日本大震災からの発災から既に 12年が経過をしておりまして被災地の方々や関係者の絶え間ない御尽力 によりまして住まいの再建やインクラの整備などは概ね完了している ところでありますがその一方で残された課題もあると認識をして おります例えば産業なりわいの再生については被災地の中核産業 である水産業の売上げの回復が課題であり引き続き販路回復等の 取組を支援することをしておりますまた人口減少や産業空洞化等の 全国の地域に共通する中長期的な課題については地域の特性等 も踏まえながら政府全体の施策の総合的な活用を図ることとして おります副校長といたしましても引き続き 被災された方々お一人お一人が安心して暮らせる日常を取り戻し 希望を持って生活できるよう引き続き政府一丸となって取り組んで いく所存でございます復興の状況は地域によってさま ざまでありますまだ残された課題もさまざまありますが関係自治体 と連携しながら復興事業が早期にその役割を全うできますよう 全力を尽くしてまいりたいと思います清水君今大臣が水産業を具体的 に触れていただいたことは大変うれしく思います三陸の沿岸地域 はお忍べて水産業は基幹産業でもありますのでここの販路の回復 とか成り上げをもう一回立ち直っていただくという支援を今大臣 がおっしゃっていただいたのは非常に感謝申し上げますしこれから ぜひ御期待をさせていただきたいと思います加えてやはり被災の 沿岸地域の大きな課題がある課題残された課題の一つはやはり 人口減少これが自然源に加えてこのやはり大規模災害によって 失われた人口を回復できていないという地域の空洞化という問題 が本当に大きな問題だと思っておりましてここはぜひリーダーシップ を発揮していただきまして人口が元に戻るということを想定して 申し上げているわけではありませんが地域の空洞化を防ぐということ はぜひ大きな課題として捉えまえていただきたいというふうに 思っております先ほ どの谷委員の御質問にもありました ハードの整備はいざ知らずこのソフトの部分の特に被災された 皆様の心のケアをどうするかといった問題については私はこの 2026年度までの3年間でとても完了するだろうという確証はありません 最大災地でもあります石巻ここにカラコロステーションという 相談支援センターがございます先日このカラコロステーション の資料を拝見をさせていただきましたが年度ごとの延べ相談件数 2012年度から2020年度にかけては平均1年間で9500件余り2021年度では1885 件の相談が寄せられておりますこれらが全部震災由来かという とそうではありませんがしかしああした一つの市の相談センター にこれだけ多くの相談が今もひっきり出しに寄せられているということ を考えるとこれは2026年度で役割を全うするとは到底思えないわけ でありまして当面の間政府から財政的な支援等も含めて力強く 支えていただく必要があるこう思いますが改めて認識を伺いたい と思います小島副大臣 お答えいたします 東日本大震災から12年が経過いたしました避難生活の長期間ともなって被害者 の状況が多様化個別化していくことは十分に認識しています その状況につきまして被災者の支援を厳格な方向に回っていき たいというふうに認識をいたしております そういう中で具体的に申し上げますと災害公営住宅等への移転 後のコミュニティ形成への支援被災者の個々のケアをさせるための 個別相談人と人とのつながりをつくり被災者の被害をつくるための 個々の復興事業高齢者等に対する日常的な見守り相談など自治体 の取組に幅広く講演をしているところでございます 今質問になりました第二期復興創生期間以降の復興の基本方針 において個々のケア等の被災者支援は事業の進捗に応じた支援 を継続とされているところでありまして引き続き被災自治体等の ニーズを丁寧に行いながら被災者に寄り添った取組を行っていき たいと考えているところでございます障子健一君 ぜひよろしくお願いいたしますさて来月五月ニューヨークの国連 本部で開かれます首脳級会合に仙台市の郡市長が出席をされまして 東日本大震災からの復興や防災の取組について仙台防災枠組への 中間評価という形で演説をすることになりました この仙台防災枠組というのは二千十五年国連で採択をされまして 二千三十年までの災害による死者数を削減するなど七つの指標を 掲げた国際的な大きな指針でございますこの仙台防災枠組への取組とその 中間評価これは大震災を経験した地方の教訓と知見を反映をしている という点で極めて重要だと私は理解しています 政府はこの中間評価についてどのように捉えていらっしゃるかまた 国の防災対策にそれをどのように
50:58
反映するお考えがあるのか伺います 中野内閣大臣政務官
51:08
お答えいたします 平成二十七年に我が国の主導により国連が採択した仙台防災枠組は 今年二〇二三年が推進期間の中間