1:04
ただいまから、厚生労働委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに石垣紀子君、長谷川秀春君及び星北斗君が委員を辞任され、その補欠として石橋道博君、井口名昭子君及び古川俊春君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、厚生労働省保健局長井原一人君、ほか9名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差弱を決定いたします。全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
2:11
自由民主党の上山幸でございます。本日は質問の機会いただきありがとうございます。まずは加藤厚生労働大臣に改正法案全体に対して伺います。前回の厚生労働委員会においてもたびたび今回の改正法案の名称が話題となりました。全世代型対応というその名称の通り様々な世代の視点から社会保障を考えると気になるところも多々あろうかと思います。現役世代からすれば果たして国民会保険は本当に持続可能なのだろうかという不安の声が聞こえます。また高齢者の視点からすれば日々の生活を考えれば自己負担の増加は懸念材料でありながらも未来を担う世代のため思う複雑な心境もあろうかと思います。それぞれが現在の自身の世代の足元だけを見てしまうと今回の名称の真意が伝わりにくいのではないかと思います。それを踏まえて今回の法律案にどのような思いを込めて作成をされたのか厚生労働大臣にお聞きします。
3:17
まず本格的な少子高齢化人口減少時代を我が国は迎えている中でこれまでの給付は高齢者中心負担は現役世代中心というこうした社会保障の構造を見直しをし年齢関わり枠すべての国民がその能力に応じて社会保障制度を公平に支え合うとともにそれぞれの世代に必要な社会保障サービスが提供されていくそれによって制度の持続可能性も併せ高める改革を行うことが必要だと考えておりますこの法案でもおいても子ども子育ち世代に対する支援の拡充について出産育児一時金等を盛り込ませていただいておりますけれどもそれにおいては高級高齢者の方々にもご負担をお願いする中身になっています他方で高齢者医療をこれから持続可能的な形で支え合うということにおいて高級高齢者と現役世代の高級高齢者支援金高級高齢 者の保険料と現役世代の高級高齢者支援金の比率これを同じようにするということでその持続可能性を高めていくまた医療や介護を受ける高齢者等を支えるため医療介護の連携機能やかかりつけ医機能の制度化を含む医療提供サービスの基盤強化とそれぞれの世代それはもちろん世代によって見方は異なるところは当然あろうかと思いますけれどもそうした先ほど申し上げた視点に立って制度の充実強化を図ることとしているところでございます全世代型対応型の持続可能な社会保障制度を構築するにあたってはまさに世代間の対立ではなくてむしろ世代間がそれぞれ負担能力に応じて支え合っていくということが必要だと考えており今後ともそうした考え方を基本としつつ全ての世代が安心して生活していける社会の実現に向けて取り組んでいきたいと考えております
5:20
ありがとうございます全ての世代が安心してその実現に向けては様々な取組を同時に動かしていくことになると思います がぜひ丁寧に説明をして引き続き取り組んでいただきたいと思いますその際公的医療保険運営の持続可能性を考えると適切な医療の確保というものが必要となります続いて医療費適正化計画について伺います現在第4期医療費適正化計画に向けた見直しが進められていると承知をしていますその上で現状として現在最終年度を迎えている第3期の計画では後発医薬品の普及や重複多剤投薬の是正が進められているところであります私も後発医薬品の普及に関して長年現場で取り組んでまいりましたその都度患者さんの理解と同意また協力を得て進めていくことになり使用割合が80%を超えることは大変な時間と労力を要することだと実感をしていますまた重複多剤投薬の適正化には医療機関と薬局などがしっかりと情報共有を行ってこそなしていると感じていますそのような様々な現場の努力が積み重なっている第3期の計画の現状について評価と受け止めを厚生労働大臣にお伺いをします
6:34
平成30年度からスタートいたしました第3期医療費適正計画について今年度が最終年度となります現状の状況でありますが後発医薬品の使用割合は令和3年度には79.6%と目標の80%をほぼ達成する水準になっている一方で特定検診の実施率は目標の70%に対し令和2年度が53.4%特定保険指導の実施率は目標の45%に対し令和2年度は23.0%と実施率の向上に向けて更なる取り組みが必要という状況であります今後高齢化が更に進展していく中で医療保険制度の持続可能性を高めていくためには医療費の適正化は重要な課題であります地域の事情に応じて更に効果的な取り組みを進めていくことが必要と考えております令和6年度からは第4期医療費適正化計画がスタートするわけでありますが同計画においては後発医薬品の使用割合については医薬品の安定的な供給を基本と一つ新たな目標を設定するとともに培養後続品についても目標を 設定し更なる使用促進の取り組みを進めていくことまた特定健診特定保険指導については特定保険指導へのアウトカム評価の導入またictの活用による実施率の向上に取り組むことなどを盛り込んでいきたいと考えております加えて第4期計画から新たにがんの化学療法の外来の実施など医療資源の投入量に地域差がある医療に関する目標を設定すること当法案により計画の実効性を確保するため都道府県ごとに保健者協議会を筆地とし計画の策定評価に関与する仕組みを導入するなど都道府県が関係者と連携して取り組みを推進する体制を構築することなどの取り組みを通じて都道府県における医療費適正化に向けた実効性ある取り組みの推進も併せ図っていきたいと考えております
8:49
ありがとうございます現状を踏まえた上で次の第4期のそれぞれの地域の実情に合った計画を今検討いただいているというふうに理解をいたしましたそれを踏まえまして大きく分けて3点で検討されているというふうに伺っております第4期の計画を検討されていると伺っております既存目標の取り組みの推進新たな目標の設定実効性向上のための体制構築であると伺っておりますその3点についてさらに深く質問させていただきます先ほど後発医薬品についてお話がありました使用促進に向けて新たな通知目標が設定されると思いますが先ほど加藤大臣からもお話がありましたとおり安定した供給が基本にあるべきだという意見はさまざまな場でも指摘がされているところであります多岐にわたる要因があることは承知をしておりますがすでに後発医薬品の供給問題は2年以上続いております薬局や医薬品流通業の現場の疲弊はピークに達しとおり一刻も早い状況改善が必要です昨年10月27日に行われた厚生労働委員会において具体的な対策を質問したところ供給状況の見える化を進めるという旨の回答がありましたそれに対する現在の状況をお聞かせください
10:02
はいお答え申し上げます後発医薬品メーカーの薬器法違反を契機とした供給量低下新型コロナウイルス感染拡大による需要度増加等によりましてメーカーの限定出荷による供給不足のほか薬局や医療機関が正確な供給状況を把握することが困難であるために先々の医薬品の確保に不安を感じて課題の注文があるといったことによりまして更に需給が逼迫するという事態が生じているのというふうに承知をいたしておりますこのため御指摘いただきましたよう に業界団体を通じまして後発品を含む全ての医薬品について欠品が生じたものはその代替品について供給状況を把握した上で供給量が十分な製品については製薬企業に対しまして限定出荷の解除を求めるとともに医療関係者に対しましてはこれらの製品の供給状況を取りまとめて公表をして医薬品の安定供給に取り組んできたところでございますこうした供給状況の公表につきましてこれまで医薬品メーカーの在庫状況を業界団体を通じて3ヶ月に一度という頻度で発行してきたところでございますが今後足元の後発品を中心とした医薬品の供給部が不安に速やかに対応する観点から本年4月から医療用医薬品供給情報緊急調査事業によりまして毎月全ての医薬品の供給状況の調査を行った上で迅速に各医薬品の供給状況等を医療現場に対して提供するということとしたところでございますまず本事業につきまして着実に実施をし引き続き流通関係者とも議論しつつ医薬品の様々な供給リスクに対処するために流通関係者において迅速に情報が共有される仕組みの検討を進めてまいりたいと考えております
11:43
ありがとうございます まずは業界団体を通じて3ヶ月に1回たった情報の更新が4月から毎月に変わっているということに関しては感謝を申し上げますしかしそこでさらに踏み込んで使用する状況と環境にまで目を向けていただくことをお期待をいたします検索する時点で当該医薬品の供給がない状況に直面をしているわけでありますから一刻も早く代替品を検討する必要がありますその際は時間のロスを起こさないように1ヶ月に1回の更新される情報ではなくできるだけオンタイムの状況が把握できる必要がありますまた本来であれば大臣業務に先退時間を欠品対応に使っているわけでありますから代替品を速やかに検索しやすい仕組みにシステム化されていることも重要になってきます現在医療用医薬品供給状況データベース通称DSJPと言われるシステムでは当該医薬品名で検索すれば同一成分で在軽規格違いの製品まで検索できるようになっていますこちらは任意の薬剤数名が製薬学者からの限定出荷告知を手作業で入力管理運営をして広告費のみで運営をしているというものになりますこのような仕組みは広発医薬品の使用促進をすると同時に国としてもしっかりと責任を持って作り上げてさらに薬広分類での幅広い検索もできるようにすることなどが必要ではないかと考えます現在抗がん剤や省異の抗テン漢薬のような重要性の高い製品も限定出荷がかかっている現状も踏まえてぜひこの供給状況の見える化による医薬品の安定供給確保は確実に進めていただきますように予防いたします次に広発医薬品の産業構造について伺います安定供給のための取り組みのほか産業構造にも課題があると認識をしておりますまた令和3年の富山県薬事審議会医薬品製造品質管理専門部会の医薬品の不正製造事例の再発防止及び富山県の医薬品産業に対する信頼回復の方策についての取りまとめには薬価の極端な低下により共同開発を行わなければ採算が取れないといった制度設計に関する指摘もあります広発医薬品の使用を加速的に進める段階では様々な企業の参入は有益でありましたが少量多品種の製造となる企業も多く余裕を持った製造体制が取られていないように思われますまた薬価も毎年改定により引き下げられ採算が合わない品目を多数抱えている企業もありますこのような産業構造の課題について有識者検討会での検討を進めていると承知をしていますが現在の広発医薬品産業の課題や今後の対応の方向性について政府のお考えをお聞かせください
14:23
はい お答え申し上げます広発医薬品を 中心としまして現在生じております供給不安の背景原因につきましては製造能力に乏しい企業が多数存在する産業構造が大きく影響をしているということに考えてございますこのような産業構造はジェネリック医薬品の使用促進と併せまして共同開発や製造移住宅の制度が利用されたことなどに伴いまして小規模企業や同一の製造ラインで少量多品目の生産を行う企業が増加したことにより形成されたものと認識をいたしております少量多品目の生産につきましてはこれは事前準備や洗浄等の工程が多発して非効率であることそれから製造工程の管理上の不備や汚染等による品質不良のリスクが増大するということそれから緻密な製造計画が必要となりますために緊急増産等の柔軟な対応が実現困難であるということこういったメテオメニュートがございますこのような非効率な生産体制が現在の品質や安定供給の問題の要因の一つであるとい うふうに考えてございますこのために医薬品の安定供給の確保におきまして現在医薬品の迅速安定供給実現に向けた相互対策に関する有識者検討会におきましてジェネリック医薬品の産業構造のあり方も含めて検討を進めているところでございます本検討会における議論の内容も踏まえて必要な対策を講じてまいりたいと考えております
15:51
ありがとうございます高発育品の産業構造の改善や課題についてはさまざまな問題があると思いますので一気に解決するのは難しいとは思いますが患者さんのためにも問題解決に向けて努力を続けていただきたいと思います次にバイオ高発品に関して伺います経済財政運営と改革の基本方針2022ではバイオ高発品の目標設定と着実な推進について触れられています他方製造コストがかかり薬事承認においても臨床試験が必要になるなど一般的にイメージする科学合成品である高発育品とは取扱いが異なりますバイオ高発品の主要促進は医療費適正化の観点から必要なことと理解をしていますが単に目標値を定めるだけでは不十分であり選抜品から切り替えるための生産体制の確保を着実にしておかなければ現在の医薬品の安定供給問題のような事態が生じる可能性もあると考えます患者さんや医療従事者が安心して切り替えられるような事前の準備対応が不可欠ですバイオ高発品の目標をどう設定をしそのためにどのような安定供給の確保対策を取りながら進めていくお考えなのかお伺いをいたします
17:09
お答え申し上げますバイオシミラーにバイオ高続品につきましてはその普及促進のためには医療関係者や保健所を含めた多様な主体と連携をしながら取り組みを進めるということが必要でございますその方向性や基準を明確にするために数値目標を設定することをしているところがございますその上でこのバイオシミラーの目標の達成に当たりましては足下で高発医薬品を中心とした供給不安が継続しているということも踏まえますと安定的な供給を確保することも同時に進めるということは非常に重要であると考えてございますこのためにこれまでも国内で開発生産できる体制の整備を進めるということのために厚生労働省におきましてバイオシミラーを含めたバイオ医薬品製造のための高度な専門知識を有する人材を育成するための技術研修事業を実施をしておりますまた経済産業省におきまして平時にはバイオ医薬品を製造し有時にワクチン製造に切り替えられるデュアル輸出設備の導入等に係る支援を行うこういった取組を連携して行ってきたところでございますまた外部依存性が高くなっている薬品につきましては在庫の積み増しに関する備蓄の支援事業によりまして安定供給を支援するといったことも行っております引き続きバイオシミラーの普及促進に向けて目標を設定をし安定供給の確保が図られるように関係者の意見も十分に伺って必要な取組を進めてまいりたいと考えております
18:37
ありがとうございますしっかりと関係者の意見も伺ってしっかりと進めていくというお話でありました現在起こっている広発品のような問題が起こらないようバイオ広発品について適切な対応を取りながら進めていただきたいと思います次に重複投薬多剤投与の適正化について電子処方箋の活用の観点から伺いますご承知のとおり令和5年1月から電子処方箋の運用が開始されました医療機関側では処方決定時に重複投薬を発見できまた薬局ではこれまで以上に患者さんの併用薬情報を正確に把握をしたり検診の情報データを閲覧できることで服薬指導時の薬物療法の適正化をより効率的効果的に実施できることにつながると期待をされていますまさに医療DXの効果を国民に分かりやすく伝えて認めてもらうために大きな役割を果たすと確信をしています次の第4次医療費適正化計画において重複投薬多剤投与の適正化と電子処方箋の活用を検討していると理解していますこの点について政府では具体的にどのような取組をされる予定であるかまた目標設定等についてお聞かせください
19:54
重複投薬多剤投与などに関しまして電子処方箋の活用ということでお尋ねをいただきました重複投薬多剤投与の抑制ということにつきましては医療機関・薬局の連携体制の構築といったことまた患者の服薬情報を一元的にまた継続的に把握をするということが大事でございますまたこれが課題であるというふうに認識をしておりますこうした課題に対しまして今議員からお話しございました今年1月から電子処方箋のシステムの運用を開始してございますこの仕組みを活用しますと医療機関・薬局におきまして過去の処方・超剤情報の閲覧といったことがより直近の情報まで活用可能となるということそれから重複投薬等のチェックが自動的にできる結果が表示されるといったことがございますこうしたことから電子処方箋が普及をして医療機関・薬局で活用が進んでいくということでより重複投薬多剤投与の抑制に効果を発揮できるというふうに考えてございます電子処方箋につきましては2025年3月末までにオンライン資格確認を導入したおおむね全ての医療機関・薬局で運用開始をされるということを目指して普及を進めていきたいこのように考えてございます
21:24
ありがとうございます電子処方箋の活用によって患者さんが安心安全な薬物療法をさらに受けることができるように今回の取組に期待をしたいと思います続いてその電子処方箋の実際の運用状況についてお伺いをします先ほど御答弁の中にも大変な期待感があるというような感じのお話があったかと思うんですがその一方で現場からはシステムベンダーに問い合わせをしても反応がないまた電子処方箋を発行する側と受ける側の両方の整備が進まないと実動にはまだ程遠いんだなど戸惑いの声も聞こえておりますベンダー側の技術者のマンパワーもある程度限られています診療報酬改定DXの対応方針はこのような改定時の作業負担軽減を意識したものだと思われます今後様々なEODX案件が展開されることを見据えて迅速かつ効率的にシステムの導入が行えるよう根本的な現状に対する解決策を考えていくべきではないでしょうかそこでお伺いをいたします現在の電子処方箋の運用状況と効率的なシステム導入について政府の見解をお聞かせください
22:34
電子処方箋の普及状況と普及状況まずお話をします現在の普及状況でございます4月16日時点で3045の医療機関薬局で運用が開始をされております一方でこの普及を進めるに当たりましては先ほど議員からも御指摘ございましたベンダーの作業という観点ではオンライン資格確認等システムの導入対応これでシステムベンダーの作業が逼迫をして電子処方箋のシステム回収が追いつかないしたがって先ほどお話しあったようになかなか対応に時間がかかっているというようなことがまずございますまた電子署名に必要な医師薬剤師等の資格を確認するためのHPKIカードこれが図っているというようなところがあるこういった課題があるというふうに承知をしてございますこうした課題がございますのでまず電子処方箋の対応が可能なシステム事業者これを拡大をしていこうということで私どもかねてより情報提供のサイトを開設したり説明会などを開きまたシステム事業者向けの技術解説書といったものを厚労省ホームページで公表してベンダーの拡大ということに努めるまたHPKIカードにつきましてはこの発行が遅れて電子処方箋の普及の阻害にならないようにすでにシステム解消が終わってあとはカードがあれば間に合うとできるというようなところHPKIカード以外の導入に必要な対応を済ませた対象者に対して優先的に発行するといったような仕組みの構築などの対応を行ってございますまた医療従事者システム事業者等の関係者を構成員といたしまして電子処方箋推進協議会というまたこういう場を開催をしまして関係者から積極的に状況課題等を伺いつつ検討を進めておりますこうした場を活用して関係者とともに電子処方箋の普及拡大に努めてまいりたいとこのように考えております
24:44
ありがとうございます今回の電子処方箋ですが我が国の医療DXのまさに基盤となる部分の整備ですので導入には様々な混乱があることは一部やむを得ない部分もあるかとは思います一方で様々な今対応していただいているという話もありましたのでできるだけスムーズに国民がその恩恵に預かれるよう対応を引き続きよろしくお願いをいたします続いて実際に電子処方箋を庁材の現場で活用する際の環境整備についてお伺いをいたします現在オンライン資格確認システムや電子処方箋の薬剤情報に対応しているのは処方箋情報入力作業を行うレセプトコンピューターであると思いますがこれは概ね受付カウンターに設置されていることがほとんどでございます一方で実際に薬剤師が庁材をして服薬指導を行う際に扱う のは庁材室や投薬カウンターに設置されている電子薬液のシステムでございます近年ではレセプトコンピューターと電子薬液システムはベンダーが異なるケースも多々ありますそのため電子処方箋でチェックができる患者さんの薬剤情報これはレセプトコンピューターでしか確認ができず薬剤師が本当に必要とする庁材室の中や投薬台でその情報が確認できないという事態が発生してしまいますまたその薬剤情報もシステムによってはpdf形式で出力されるケースがあると聞いておりそれではテキストワイルドと異なり薬剤情報の活用は難しい面もあるのではないかと思います現状において現場の件では使いやしシステムと言い難いという印象があり政府としても何らかの形で改善指導されてはと思いますがお考えをお聞かせください
26:19
薬局におけます電子処方箋の運用ということでお尋ねをいただきました薬局におきましてはまず電子処方箋管理サービスと接続できる端末ここにおいて処方箋データを受け付けてこのデータに基づいて薬剤師の方が庁材を行うこういう流れになります今、議員御指摘ございましたすでに電子処方箋を導入して薬局の現場からの声といたしましてまず受付には電子処方箋を受け取ることができるレセプトコンピュータのシステムの端末があると一方で庁材室にそうした電子端末自体がないという場合また庁材室に電子端末自体があるとしかし電子薬力管理システムといった別のシステムのために導入をされているもので電子処方箋を受け取ることができるレセプトコンピュータシステムと接続されていないといった場合もありこのために処方箋データをせっかく電子処方箋のデータが来ていても紙にプリントして運用するというような例もあるやに伺ってございますこうしたことから私どももそもそも庁材室に電子端末自体がないといった場合にはタブレット等をうまく使って必要なシステムを導入して業務効率化を図ることができるといったことを厚労省においても周知をしておりますまた薬局におけるレセプトコンピュータシステムと電子薬歴システムとの連携が重要だという観点からこれまでもシステムを手掛ける事業者に対しまして連携を行うように働きかけを行うとともに両方のシステムの接続をする際の標準仕様といったものを業界団体において定めていただくという方向で調整をしておるところでございます電子保護線を庁材室を含めデジタルで取り扱うことができるといった環境整備は薬局事務の効率化の観点からも非常に重要だというふうに考えてございます引き続きシステム事業者業界団体とも連携をしてしっかり対応してまいりたいとこのように考えております
28:33
ありがとうございます標準仕様というのは色々なところで問題になっているかと思いますが実際に使いやすいシステムとならなければせっかくの医療DXの基盤を整備しても期待する医療費適正効果は得られない可能性もありますぜひ政府としても先を見据えた対応を引き続きお願いいたします続きまして新たな目標設定としてがん科学療法の外来での実施についてお聞きをします第4期の計画検討に当たり医療資源の投入量に地域差がある医療として先ほど加藤大臣からもがん科学療法の 外来での実施を新たな目標設定として検討されるというお話がありましたがんの科学療法については丁寧な服薬指導と副作用等のモニタリングが必要となってきます諸外国において科学療法は外来での実施が基本とされていますが日本でも資の高い新薬開発の恩恵等により副作用のコントロールをしつつ外来で治療を行うケースが増えています一方で入院で科学療法を実施するケースも一定程度存在をしていますそのことを踏まえると地域における薬局での適切な薬物管理と服薬機関中のフォローアップそして医療機関との連携を充実させることでがん科学療法の外来での実施が安全に行えると考えますが政府のお考えをお聞かせください
29:41
お答えいたします2024年度からの第4期医療費適正化計画におきましては新たな目標としましてがんなどの科学療法の外来での実施など医療資源の投入量に地域下がる医療これの適正化を位置づけまして関係者が地域における医療サービスの提供状況を把握検討し地域ごとに適正化に向けた取組を進めていきたいと考えておりますまたその薬物療法につきましては今先生から御指摘のありましたようにがん治療を受けている方など専門的な薬学管理が必要な患者の方に対しまして入院時外来時そうした両方の患者の状態を継続的に把握しまして適切な薬物療法を提供することが重要でございまして地域の薬局薬剤師と病院の薬剤師の連携いわゆる薬薬連携を促していく必要があると考えております令和元年に医薬品医療機器等法を改正しまして医療機関の薬剤師との連携体制やがんの薬物療法全般に係る薬剤師の配置等を要件としました専門医療機関関連薬局の認定制度を設けたところでございますこれらの取組によりまして各都道府県が関係者と連携し地域の実態を踏まえて医療費の適正化や薬薬連携を促進する取組を推進してまいりたいと考えております
31:06
ありがとうございます 先ほど専門医療機関連携薬局のお話もありました実際にフォローアップにより不障害の副作用を把握をしてそれに対して処方されている保湿剤やステロイドなんかをの使い方を改めて丁寧に説明をしたり正確とするというようなケースやまたフォローアップによって得られた情報を基にした薬局からのトレーシングレポートがきっかけで