19:50
これより会議を開きます。国際情勢に関する件について調査を進めます。この際お諮りいたします。本件調査のため、本日参考人として、独立行政法人国際協力機構理事井本幸子君の出席を求め、意見を聴取することとし、
20:13
また、政府参考人として、外務省大臣官房国際文化交流審議官金井正明君、大臣官房審議官石瀬元幸君、大臣官房審議官石月秀夫君、大臣官房審議官岩本啓一君、大臣官房審議官中村和彦君、
20:38
大臣官房審議官原啓一君、大臣官房参事官林誠君、大臣官房参事官池上正樹君、大臣官房参事官中村清滝君、大臣官房参事官大高知昭弘君、
21:00
北米局長神戸康裕君、中東アフリカ局長長岡慧君、内閣官房内閣審議官青柳一君、内閣審議官吉田義孝君、文部科学省大臣官房審議官永井雅則君、経済産業省貿易経済協力局長木村聡君、
21:29
防衛省防衛政策局次長安藤敦志君、統合爆量幹部総括官大和太郎君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:54
委員長、自民党の伊藤慎太郎です。本日は歴史的な視点も交えて、外交戦略について質問いたします。1949年、中華人民共和国が成立いたしました。その40年後、1989年、天安門事件が起きました。また同年5月より日本の金融政策の転換が行われ、
22:21
いわゆるバブル経済の崩壊が起きたわけであります。同じ1989年11月にドイツではベルリンの壁の崩壊があり、それまで東西に分断されていたドイツが統一されました。この3区間、起きた地域、事件、事象の種類は違うわけでありますけれども、国際社会の構造変化と関連して起きたと考えられます。
22:47
それは東西冷戦の終結だと思います。これにより日本の立ち位置は大きく変わりました。それまでの西側諸国の間における日本の相対的優位が失われて、日本はグローバル社会の新しいパラダイムの中で、自らの存在利用を獲得しなければならない状況になったと思います。
23:12
この34年間は、その戦略を構築する新たな座標軸を模索してきた年月でもあったと思います。少し歴史を遡りますと、レニー・ヒール・ボルシェビキの赤軍が勝利し、1922年12月、ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ザフカースからなるソビエト連邦が占領 し、
23:36
その69年後の1991年12月に、ウクライナ・ベラルーシが独立し、ソ連は崩壊しました。そしてその31年後の2022年に、ロシアによるウクライナ侵略が行われ、今日に至っています。これはソ連成立の100年後にあたるわけであります。そして今は日本も世界も大変な状況になっているわけであります。
24:03
これを見てみますと、今後の外交戦略を考える上で、グローバルにマクロの時間軸で、また副眼的視点で構築するということが可用ではないかと資料をいたします。ここで国際社会の状況の変化というのをデータで見てみたいと思います。まず軍事力防衛力の変化です。配付資料の1ページをごらんください。国防費の計算方法というのは国によって違うわけでありますけれども、
24:31
防衛白書によりますと、中国の国防費は1998年に325億ドルでしたが、2022年には10.7倍の3470億ドルになっています。これは日本の防衛予算の535億ドルの約6.5倍になります。中国は国防予算増額を急ピッチで進めており、米国の国防予算7410億ドルに近づいていくことが予想されます。
25:00
ロシアの国防費は1998年の251億ドルから2022年の1328億ドルと5.3倍になっていますが、最近伸びが止まっておりまして、中国の38%にとどまっています。次は経済力GDPの変化ですが、IMFの統計によると、
25:21
中国のGDPはこの間3965億ドルから18兆1000億ドルと45.6倍になっています。明らかに中国の成長率が群を抜いているわけであります。貿易の関係を見てみます。配付資料の3ページをご覧いただきたいと思います。
25:45
1990年の日本の対中貿易総額は153億ドルでしたが、2021年になると3295億ドルとなり、台北貿易総額の2107億ドルを抜いています。配付資料の4ページをご覧ください。
26:04
1990年の米国の対中貿易総額は101億ドルでしたが、2021年の対中貿易総額は7287億ドルとなり、対日貿易総額を遥かに超えています。しかも対中国では4265億ドルの輸入超過となっています。また今サプライチェーンを見ますと、旧東西次元の枠を超えてグローバルなものになっています。
26:32
日本を含む全ての国は濃淡の差はあるものの、何らかの国際的相互協力依存関係にあります。このような状況の中で、東西冷戦時代のように個別の国、自衛に分けてリカプリングをすることはもはや不可能になってきていると思います。日本は尖閣諸島、北方領土の問題をはじめ、中国、ロシアとは多くの懸案を抱えています。
26:59
北朝鮮の核ミサイル、ラッチも大きな問題です。日本の領土、領海、領空、日本人の生命財産なりわい、日本の国益名誉を守るために、林大臣はどのような戦略を持って、中国、ロシア、北朝鮮と外交を行っていくおつもりか、先日の中国との会談内容も踏まえてお聞きしたいと思います。
27:26
日中関係につきましては、日中間には今お話のあったような尖閣諸島をめぐる情勢、さらには法人拘束問題をはじめ、さまざまな可能性とともに、数多くの課題や懸案が存在するわけでございます。同時に日中両国は地域と世界の範囲に対して大きな責任も有しております。
27:49
昨年11月の日中首脳会談、ここで得られた前向きなモメントも維持しながら、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、所見案を含めて対話をしっかりと重ねて、共通の課題については協力するという建設的かつ安定的な関係、これを日中双方の努力で構築をしてまいります。
28:12
この点、先般私が報中した際にも、新郷外交部長、そして大きい中央外事工作委員会弁護室主任、そして李強総理に対して我が国の立場を改めて伝達いたしました。引き続き首脳外相レベルを含めて、あらゆるレベルで緊密に一措を行っていきたいと思っております。
28:34
ロシアですが、このロシアによる暗いな侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、引き続き毅然と対応してまいらなければならないと思っております。同時に漁業などの経済活動といった、隣国として対処する必要のある事項、これについては外交全体において何が我が国の国益に資するかという観点もしっかり考えながら、適切に対応してまいりたいと思っております。
29:00
それぞれで、北方領土問題に関しては領土問題を解決して平和条約を締結するという方針、これは堅持をしてまいりたいと思っております。そして北朝鮮ですが、北朝鮮による核ミサイル開発、これは我が国及び国際社 会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと考えております。また岸田内閣の最重要課題である拉致問題、これは時間的制約のある人道問題であります。
29:26
これについては、我が国として日朝共和の宣言に基づいて、拉致核ミサイルといった所見やこれを包括的に解決し、不幸な過去を生産して日朝国交正常化を目指す考えでございます。いずれに対しましても、政府として国民の生命財産、そして我が国の領土、領海、領空、これを断固として守り抜くという方針の下で、引き続き緊張感を持って関係省庁間で連携して情報収集に努めつつ、引き続き冷静かつ毅然と対応してまいりたいと考えております。
29:58
以上。次に、インドをはじめとするグローバルサービスと呼ばれる国民党の関係を、今後どのように構築する考えなのかもお聞かせください。
30:12
いわゆるグローバルサービスでございますが、ロシアによるウクライナ侵略が国際秩序の根幹を揺るがす中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化していくためには、やはり国際社会の幅広い支持と関与が不可欠であります。
30:41
そうした観点から、このグローバルサービスと呼ばれる国々との関係を強化するということが重要になります。こうした考えに立って、外務大臣就任以来、個別の会談・訪問に加えて、昨年8月にキカット8、そして9月には国連総会、そして11月のAPECやG20、こうしたマルチの場も捉えて、いわゆるグローバルサービスへの関与に取り組んでまいりました。
31:08
こうした各国と対話を通じて再確認をしたのは、こうしたときだからこそ、我々は日本らしいきめ細やかな外交を主導すべきだということであります。今般、私が主催いたしましたG7の軽い座外相会合でも、いわゆるグローバルサービスへの関与の重要性、これを改めて確認をいたしました。
31:31
国として、ODAも活用しながら、多様性と包摂性を重視するきめ細やかな外交を通じて、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化が国際社会全体にとって極めて重要だという点を強く訴えていく。それと同時に、気候変動、エネルギー、食料保険、開発等のグローバルな諸課題の解決に積極的に貢献してまいりたいと考えております。
31:57
そしてその成果を、今年はインドがG20の議長国を務めておりますので、このG20へしっかりと引き継いでいきたいと考えております。
32:08
(条君) 委員長、時間が押したのでちょっと飛ばしますけれども、太平洋諸島フォーラムの国々との関係構築についてお伺いしたいと思います。
32:24
(竹井外務副大臣) 太平洋当初国につきましては、日本と長年の友好関係を有すると同時に、一方で地域を分断するような動き、そしてまた標高数メートルという国もございますので、気候変動の影響などのですね、非常に脆弱性を抱えているところでありまして、我が国、そして多くの同志国と連携をして関与を強めていく必要が高まっていると認識しているところであります。
32:49
我が国の取組といたしましては、太平洋島サミット、パルムでございますが、加えまして2国間の様々な交渉などを通じまして、政治レベルでの各国での間のですね、地域情勢を含めた率直な意見交換を行うなどとともにですね、先方のニーズにも寄り添いながら、そして協力を行うことで信頼関係を構築しているところであります。
33:12
直近では、3月にですね、ハイセカイム大臣によるソロモン諸島及びクック諸島の訪問に続きまして、先日私もですね、バヌアーツ及びフィジを訪問いたしまして、首相、そしてまた太平洋諸島フォーラム、先ほど委員からお話ございました、この事務局がフィジにございますので、この事務局長等を通じまして、地域自らが策定をいたしました、地域将来のビジョンである、ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略、
33:41
そしてまたこの地域の安定と繁栄に対する我が国のコミットメントを直接伝えてきたところであります。
33:50
さらに来月のG7広島サミットのアウトリーチ会合におきましては、このPIFの議長でありますクック諸島のブラウン首相の参加を得ることになっております。
34:02
我が国といたしましては、自由で開かれたインド太平洋新プランの下、10回目を迎えます来年の太平洋島サミット、そして本年行います外省レベルでの中間閣僚会合、2国間での対話等を通じて取組を深めてまいりたいと考えております。
34:20
時間がおしてきたので、5678をまとめてお聞きしますけれども、G7が彼らで会ったばかりですけれども、G7、EU、フラッド、NATOといろいろな世界の枠組みがある わけですけれども、
34:37
今後外交戦力をどのように有機的総合的戦略に組み合わせ、防衛力だけでなく外交力、経済力、分解力、信頼の醸成力を重ねた重層的なデタランスを高めて日本の国益を守り、世界平和を達成しようとのかを、今回のG7の会合の結果も踏まえお答え願いたいと思います。
35:04
日本は、国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に置かれる中で、危機に対する抑止力を高めて、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化するということが大変大事になってまいります。
35:21
まず優先されるべきは、積極的な外交の展開であり、世界のどの地域であれ力による一方的な現状変更、また核兵器を入力する種は断固として許さないという観点から、種のレベルをはじめ、多層的、多面的な外交各国、各レベルとの間でしっかりと展開していきます。
35:45
これは、この間のG7の外相会合でもしっかりと確認をしたところでございます。さらに、この戦後一貫して平和国家としての道を歩んできた、そしてアジア太平洋地域や国際社会の平和と安定に貢献した、この歩み、例えば国連平和維持活動への貢献、そして平和構築分野における人材育成、こういうことに取り組んできました。
36:11
これを通じて、紛争の予防や緊急人道支援、さらには平和の定着や国づくりの支援など、継ぎ目のない取り組みを行ってまいりました。
36:22
「平和ワード」というお言葉もありましたけれども、こうしたバイア、そうしたマルチも重層的に活用しながら、やはり日本らしい多様性とそして豊節性を重視する、きめ細やかな外交、こういうことを推進していくということによって、まさに委員が御指摘されました抑止力の向上につながると考えておりまして、
36:46
これからも未来に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化、これを主導して平和で安定した国際環境、これを能動的に創出してまいりたいと考えております。伊藤君、ありがとうございました。これで質問を終わります。
37:35
おはようございます。米都会派金城でございます。大臣におかれました先日までのG7外省会合、大変にお疲れ様でございます。
37:47
はじめに大臣に、そのG7の外省会合の成果と課題についてお伺いしたいと思います。4月16日に始まり4月18日、昨日まで、長野県カルイザーにおいてG7外省会合が開催されました。
38:05
この会合は、ウクライナ侵攻や台湾有事、頻発北朝鮮のミサイル発射など、我が国を取り巻く環境が厳しい状況の中での開催であり、大変意義深い会合であったのではないかと思います。今回のG7外省会合の成果、そして今後取り組むべき課題について、外務大臣に御所見をお伺いしたいと思います。
38:32
4月16日から3日間にわたりまして、G7長野県カルイザー外省会合を開催いたしました。国際社会が歴史的な転換期を迎える中で、G7の外務大臣の間で率直かつ踏み込んだ議論を行うことができました。また、会合の成果としてG7外省コミュニティを発出いたしたところであります。
38:55
今回は今年2回目となります対面でのG7会合でありまして、セッション全体を通じて、5月のG7広島サミットに向けたG7外省間の連携を確認をしたところであります。また、今年のサミットが広島で開催されるということも念頭に、核軍縮不拡散につきましても詳細に議論を行ったところでございます。
39:22
そして、G7として初めて日本が重視をいたします、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序、これへのコミットメントや、世界のどこであれ一方的な現状変更の試みに強く反対する、こういうことを文書の形で確認をすることができたところであります。
39:43
この成果も踏まえて、参席する外交課題の対応にあたって、日本として本年のG7議長国として、G7広島サミットを念頭に引き続き国際的な議論を積極的にリードして、国際社会の平和と繁栄に貢献してまいりたいと考えております。大臣、御答弁ありがとうございました。これからも日本を取り巻く環境の情勢の安定のために取り組んでいただきたいと思います。
40:12
2点目に、中国の航空、宇宙活動のための飛行制限区域設定について伺いたいと思います。中国は、4月16日から4月18日にかけて、ちょうどG7外相会合の期間中、航空、宇宙活動のための航空機の飛行の安全に影響する可能性がある区域を設定し、それに対し台湾が抗議を行いました。
40:36
結果、飛行制限時間が当初の4月16日から18日の毎日、午前9時から午後2時までだったのが、4月16日の午前9時半から9時57分の間に短縮、変更されたとのことでした。中国が設定した区域は、東アジアの南北航路の要所であり、また、西太平洋の交通の大動脈であります。
41:01
中国の国際航路が行き交う区域に、3日間にも及ぶ飛行制限区域を設定したということは、我が国にも、また関係する国々にも深刻な影響を及ぼすものであると思います。また、この3日間は、G7外相会合を開催された期間でもあり、最終的に約30分の飛行制限に変更されたものの、今後の課題を残したと思います。
41:25
国会の件に対しまして、内閣官房、防衛省、外務省において、それぞれの御所見を伺うとともに、どのような対応を行ったのか、また、課題などを整理し、我が国に影響を及ぼすことがないように対処する必要があると思います。それぞれ、御答弁を伺いたいと思います。
41:58
まず、内閣官房からお答え申し上げます。今般の中国による航空宇宙活動につきまして、内閣官房といたしましては、打ち上げ前の段階から関係省庁間で情報の共有に努めてきたところでございます。
42:12
そして、台湾から管轄内に対する航空情報、ノータムが発行されるとともに、海上保安庁や水産庁から航空警報や漁業安全情報等を排出して、船舶や漁業者等に注意喚起を行うなど、安全の確保に努めたところでございます。
42:29
また、当該警報区域に隣接する沖縄県に対しまして、内閣官房より消防庁を通じて、また、海上保安庁や水産庁から関連部署に対しまして、事前に警報の排出等について情報提供を行ったところでございます。また、打ち上げ後におきましては、関係省庁を通じ被害情報の確認を行っており、船舶航空機等の被害情報等を含む異常は確認されておりません。
42:55
加えまして、沖縄県に対し関係省庁から警報の執行等についても情報提供を行ったところでございます。本県について、内閣官房といたしましては、今申し上げましたような関係省庁と連携し、船舶や航空機の安全確保に進めるとともに、地元沖縄県に情報提供を行うなど、然るべき対応を行ったところでございます。今後とも様々な事態を想定し、対応に万全を期してまいりたいと考えております。
43:43
防衛省自衛隊は艦艇、航空機、地上各所に設置されたレーダーなど、様々な手段を使って我が国周辺、海空域における警戒監視、情報収集を平素から切れ目なく行っております。人工衛星の打ち上げと推測される今般の中国の航空中活動に際して、具体的に我々がどういう活動をしていたか ということについては申し上げられませんが、必要な警戒監視、情報収集を行っていたところであります。
44:13
我が国は安全を確保するため、今後とも引き続き、中国の動向に関するものも含め、様々な警戒監視、情報収集に取り組んでまいります。外務省の田井大夫についてお答え申し上げます。
44:38
我が国に対しまして、我が国の船舶との安全に影響を与えないようにすること、また、沿岸国とある我が国の権利及び義務に対して妥当な考慮を払うことを含めて、累次申し入れを行ったとともに、技術関係の詳細な説明を含め、適切な対応を強く求めていただくことでございます。
44:58
しかしながら、今般、中国側が我が国に要請にもかかわらず、このような形でロケットを打ち上げたことにつきましては極めて遺憾であり、直ちに外交ルートを通じて厳重な抗議を行うとともに、再発防止を強く要請したところでございます。引き続き、中国側に対しまして、適切な対応をまとめていくところであります。
45:21
外相会合を行なわれる期間において、中国のこのような行為、言うべきことはしっかりと言って、抗議すべきはしっかりと抗議していくところも必要だと思っております。3つ目に、日米地域協定に関する質問、前回は時間がなくて聞けなかったものですから、伺わせていただきます。昨年5月、毎日新聞と琉球新報社が社会調査研究センターに委託をし、沖縄復帰50年に関する世論調査が実施されました。その調査結果の中で、米軍基地の運用や米軍関係者の権利を定めた日米地域協定について、全国で55%、沖縄県で71%の使徒が抜本的に改定すべきだと答えたとの結果でした。このアンケート調査結果について、外務大臣としてはどのようにお感じになられましたでしょうか。ご所見をお伺いしたいと思います。
46:15
この日米地域協定についてでございますが、今ご紹介いただきましたアンケート調査も、はじめとして、様々な意見があるということを承知しているところでございます。政府といたしましては、これまでも米側と様々なやりとりを行いながら、事案に応じて効果的に、かつ機敏に対応できる最も適切な取組を通じまして、一つ一つの具体的な問題に対応してきているところでございます。今後もそのような取組を積み上げてまいりたいと考えております。昨今の情勢から見ますと、やはり国民の生命財産を守る取組というのは、日米とのしっかりと補助を合わせた取組は非常に重要だと思います。しかしながら、その一方で沖縄県のように基地が集中する地域におきましては、事件、事故などが起こったりするわけです。そういった地元民に対する安心を与える取組も一方で必要だと思っています。そこで提案いたしますが、基地のある市町村で、国、米軍、市町村が日常的に意見交換を行い、意思疎通を図り、友好関係を築き、関係者が課題解決を行えるような体制づくりを、外務省として取り組んでいただきたいと考えております。ちなみに、三沢市や横須賀市においては、連絡協議会を設置するなど、友好関係の維持、課題解決に取り組んでいると伺っているところでございます。外務大臣に御所見をお伺いしたいと思います。
47:50
在日米軍の安定 的な駐留及び活動にとって、やはりこの地元の皆様の理解というのが重要でございます。政府といたしましては、平素から在日米軍が所在する市町村や米軍と緊密に意思疎通を行うと同時に、地元と在日米軍との間の対話の維持促進に努めてきているところでございます。こうした取組の一環として、今挙げていただきました三沢市や横須賀市をはじめとする、この地元の中高生を対象にした在日米軍市場との交流事業等などを通じて、人と人との関係構築を促進する取組というのを推進してきているところでございます。外務省といたしましては、こうした取組を通じまして、関係者が日常的に意思疎通を図って、さらなる交流や意見交換の機会、これを追求することができるように、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。
48:53
ご答弁ありがとうございます。沖縄県内でも、米国総領事などの方々が、定期的に地元の首長さんや関係者の方とも、交流などもしている状況も、私も伺っておりますので、やはり交流という部分も、地元民に対する取組、強化していただければと思いますので、よろしくお願いします。最後に、日中韓の三角区首脳会談の再開の可能性と開催意義についてお伺いしたいと思います。日中韓三角区は、年一回、持ち回りでサミット首脳会談を開催することで合意しており、2019年、令和元年12月に中国で開催したのを最後に、その後、岸田政権としてまだ開催されておりません。先日、韓国のユン・ソン・ヨル大統領が、12年ぶりに単独来日をし、岸田総理と首脳会談を行いました。日韓関係の課題となっていた徴用工問題も話し合われ、解決への方向にあります。今後、日韓でシャトル外交を再開する確認がなされました。日韓関係の大きな前進であり、評価したいと思います。このような日韓関係の雪解けともいえる状況の中、日中韓三角区首脳会談開催には、まだハードルはあるかと思いますが、世界の情勢が不安定なこの時期にこそ、積極的な平和外交を展開するために、日中韓三角区首脳会談を開催すべきであると考えております。日中韓三角区首脳会談の再開の可能性と開催意義などについて、外務大臣の決意、御所見を伺いたいと思います。
50:35
地域の平和と繁栄に大きな責任を共有いたします日中韓の三首脳が一同に会し、日中韓の協力の方向性、そして具体的な協力の在り方、そして地域の諸課題等について議論するということは大変有意義だと考えております。今後の日中韓協力の具体的なプロセスや日程につきましては、先般の日韓首脳会談の結果、そして私が報酬した際の日中外相会談で、首脳外相レベルを含む日中韓プロセスを再稼働させていくということで一致したということも踏まえて、まず三角区の事務レベルでしっかりと検討を進めていきたいと考えております。
51:21
大臣ご答弁ありがとうございました。これからも日本を中心としたアジアの平和と安定、そして世界の平和と安定のために引き続き頑張っていただきたいと思っております。以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
51:55
日韓民主党の玄馬健太郎です。今日もよろしくお願いいたします。まずは大臣、G7外相会議に大変お疲れ様でございました。有意義な会談、会合が続いたというふうに思います。今日はそのことについてはお聞きをしませんが、また成果を教えていただければと思います。まずはじめにカンボジアの状況について伺いたいと思います。今年カンボジアまた総選挙が行われます。5年前の総選挙、2018年に行われた総選挙の際には、その前年に与党が最大野党を解凍して、野党の幹部を逮捕し、言論、メディアなんかも弾圧をしながら、結果的にその125の議席をすべて与党が取った。100%与党の議席になった。これが前回の総選挙で、国際社会も非常に厳しい目を向け批判の声を上げました。残念ながら日本は注視したいというような、そのぐらいの発言にとどまっていて、結局その選挙の際にも選挙支援として8億円の税金をカンボジアに継ぎ込んだ。こういうことがありました。その後、民主化がまた元に戻ったかというと、決してそうではないと私は認識をしております。確かに解凍された野党はそのままで、一部また野党のようなものができて、キャンドルライト党というのができて、少し地方議会で議席を取りましたが、それでも昨年行われた地方議会では8割の議席を与党が占めて、99.8%の地域で与党が第一党を取った。こういう状況になっています。そしてさらに、いろいろ元の野党の幹部たちに対する、あるいは元議員に対する弾圧も強まっているということを聞いています。まず、この今の状況について、カンボジアで人権状況であるとか、民主主義的な状況がどういう状況になっていると認識をしているか、大臣の御認識を伺いたいと思います。
54:19
今御指摘のございました、この2018年7月のカンボジアにおける総選挙でございますが、無公表が多く出るといったことをはじめ、さまざまな残念な結果があったというふうに認識をしております。我が国としては、カンボジアにおいて民主主義に根差した自由公平な選挙が円滑かつ安定して実施されるということが重要であると考えております。そうした観点から、日本政府として、カンボジア政府との対話、これを継続するとともに、そのような環境情勢のための支援、これを行ってきているところでございます。
54:58
民主主義的な政治が行われることは大事という大臣の御答弁がありましたが、果たして野党を解凍した上で選挙を行い、そして元野党の党首であった、例えば今年の3月には、ケムソカというカンボジア旧国党、これ解凍された野党ですが、ケムソカ氏に対して、明確なる証拠はないんだけど、国家反逆罪で27年間の有罪判決を、現地の裁判所は言い渡したということもありました。さらには、同国の独立系のメディアへの弾圧も強まっている。こういう状況で行われる今度の7月の総選挙が、民主主義的な、大臣が今御答弁された民主主義的な仕組みの下で行われる選挙になるというふうに大臣はお考えなのか、お伺いしたいと思います。
56:02
この御指摘の判決や、カンボジア内での様々な動きについては承知をしておるところでございます。先ほども申し上げましたように、やはり民主主義に根付いた自由・公正な選挙が、円滑かつ安定して実施されるということが重要であり、そのための対話を継続し、環境情勢のための支援 を行ってきております。私自身、1月にプラクソコン、福祉保健外務国際協力大臣と会商会談を行った際に、今年の7月の総選挙が、自由・公正かつ多様な声、これを反映した形で実施されるように働きかけを行ったところでございます。また、カンボジアの民主的発展を後押しするための取組の一環として、今週なんですが、カンボジアの与野党の若手政治関係者を招聘して、地方選挙の様子、これを視察してもらう予定になっておるところでございます。大臣、対話もやはり大事ですし、日本はカンボジアにとって、いろいろとレイバルチが利く国だと思いますので、対話をしていただくことは大事ですが、同時に、やはりカンボジアにとって大事な日本が、今の状況に有料しているということを、こういう状況が続けばですけれども、国際社会に向けて発信していただくということも、態度として示すということも大事なところでございます。大事なことだと思いますので、ぜひカンボジアの民主化に向けて、また力を注いでいただきたいと思います。こういう状況の中で、我が国政府は、今度の2020、今年の7月の選挙に、カンボジアの選挙に何か支援をする予定があるのか、参考人で結構ですので、教えてください。
58:07
お答え申し上げます。我が国としましては、本年7月の総選挙におきまして、カンボジアにおいて民主主義に根付いた自由・公正な選挙が円滑かつ安定して実施されることが重要と考えておりまして、その観点から、選挙や民主主義に関するカンボジア国民の理解を深めるため、2021年から専門家を選挙管理委員会に派遣しておりまして、有権者に対して、同委員会が実施する主権者教育を支援しているところでございます。また、UNDPと連携しまして、政府と市民社会との間の双方向の対話促進のための研修も実施しているところです。引き続き、カンボジアにおける総選挙が多様な声を反映し、自由・公正な形で実施されるよう、支援を継続していく考えでございます。
59:02
前回の選挙のときには、必ずしも民主的と言えない状況の中で、その選挙自体を支援したということに私は反対の意見を持っていたわけですが、そういうことはないということでよろしいですね。同時に、選挙監視団を仮に送ればですね、それはやっぱりお墨付きをある種与えることになると思うんですけども、そういうことは、選挙監視団を送るということはないということでよろしいですか。
59:40
お答え申し上げます。現時点におきましては、先ほど申し上げました有権者に対する主権者教育の支援、また政府と市民社会との間の双方向の対話を促進するための支援、こういったものを実施しており、継続する予定でございます。
1:00:04
一回言ったことを答えなくていいので、監視団は送らないということでよろしいですか。
1:00:16
お答え申し上げます。7月の総選挙に選挙監視団を保険するかという質問でしたけれども、対応につきまして現在検討しているところでございまして、余談をもってお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。
1:00:31
いやだって余談をもってて、我が国がどういう支援をするかということは、だって我々外民会で質疑するのは大事なことじゃないですか。しかもこういう状況で監視団を送るということは、カンボジアの今の政治状況にお隅つきを与えるということなので、そこは慎重に考えていただきたいと思います。これ事前にレクで聞いたら、監視団は送らない方向だと思うが、スペシャルゲストを送るという、そういう意味がよくわからないんですよね。名前を変えただけでスペシャルゲストを送ったら、お隅つきを与えるじゃないですか。前回の選挙のときも、実は監視団は送っていなかったけど、スペシャルゲストは送っていたんですよ、日本は。大使館から。レクのとき聞いたら、他の国も送っていたんじゃないかと言いましたが、それをもう一回確認してもらったら、他の国の特別ゲストというのは回答がありませんでした。結局他の国は送らなかったわけですよ、お隅つきを与えてしまうから。今回も日本だけ監視団は送らないけど、特別ゲストを送るなんてこともないですね。
1:01:45
お答え申し上げます。対応につきまして先ほど述べたとおり、現在検討しているところでございまして、現時点で油断を持ってお答えすることは差し控えたいと思います。
1:02:00
慎重に考えていただきたいと思います。政務官に伺いたいんですけど、こういう状況にある中で援助をするということは、やはりさっきから繰り返すとおり、お隅つきを与えるということにつながると思うんですね。もし仮に援助をするんだったら、やはり人権状況の改善を条件にするとかですね。これは他のODAでも同じだと思うんですよ、戦略的に考えていくということで。こういう状況が改善されない限り、この分野しか援助をしないとかですね。これは欧米がよくやることです。こういうこともやるべきではないかと思いますが、政府の考えを聞かせていただきたいと思います。
1:02:42
源馬先生の御質問にお答え申し上げます。民主主義の定着には、その国なりの道筋や速度がございます。内戦が長年続いたカンボジアは、国民和解や制度、人材の構築を今なお進めている状況と承知をいたしております。カンボジアの民主的発展は、日本にとっても地域にとっても重要でございまして、その観点から日本政府として、カンボジア政府との対話を継続するとともに、そのための具体的な取組を継続し、カンボジアの民主的な発展を後押ししていきたいと考え ております。
1:03:25
通り一遍の当たり障りない答弁でした。もっとODAを有効に使うためにも、ツールとしてしっかり使うべきだと思います。カンボジアが大事な国というのは、多分、それは政務官にお答えいただかなくてもわかっていることだと思います。次に、ODA対抗の改正案について伺いたいと思います。まず、大臣に、この新しい改定案、現行のものとどこがどう変わったのか、わかりやすく教えていただければと思います。
1:03:57
この新たな開発協力対抗案におきましては、国際社会が、地政学的競争、そして地球規模課題の深刻化、こうした複合的危機に直面している中で、開発協力の役割、課題、手法の変化、こうしたことを踏まえまして、開発協力の一層の効果的、戦略的活用を打ち出しているところでございます。具体的には、基本方針において、新しい時代の人間の安全保障として、民間企業、そして市民社会といった様々な主体との間の連帯、これを柱としておりますほか、途上国と共に社会的価値を作り出す、競争、共に作る、この考え方を盛り込むとともに、公正で透明性の高い開発協力のルール指針の普及と実践を掲げることとしておるところでございます。また、重点政策において、複合的危機の時代に特に取り組むべき課題として、食料、エネルギー安全保障やデジタル、そして自由で開かれた国際秩序の維持・強化、気候変動、環境、保健等に分量を割いて記載をしておるところでございます。そして実施においてですが、3つの進化したアプローチとして、民間企業や国際機関、市民社会等の様々な主体との連携による開発効果の最大化、そして日本の強みを生かした魅力的なメニューを提案するオファー型協力による能動性・戦略性の強化、そして柔軟かつ迅速な協力を可能とする制度面の不断の改善、こういうところを示したところでございます。今後も幅広い国民の皆様 の御意見を賜りながら、新しい時代にふさわしい大綱を作り上げていきたいと考えております。
1:05:46
今、なぜ大臣にわざわざ新しいところを伺ったかというとですね、これ今、パブコメやっていると理解していますが、外務省のホームページを見ると、この新しい改定案のPDFへのリンクが貼ってあるだけで、何か御意見があったら、みたいな感じになっているんですね。もうちょっとわかりやすく、ここがこうなりました、みたいな対象表でもいいですけれども、そういう説明もあった上でパブコメを求めるとか、もう少し丁寧にしてもいいんではないかなというふうに思いました。ちょっとそのことについて御意見を求めませんが、ぜひ今後もこういうことがあると思うので、何がどう変わったからパブコメを求めているんだということをわかりやすくしていただいた方が丁寧かと思います。それから2022年の12月に開発協力対抗の改定に関する有識者懇談会が大臣に提出をした報告書がありました。この中で人権に関する提案というのがかなり大きく含まれていたと思いますが、なぜ今回の対抗改定案にこの部分が盛り込まれなかったのか、御認識を伺いたいと思います。
1:07:17
委員御指摘のとおり、昨年12月に提出された有識者懇談会の報告書では、日本の開発協力が重視すべき観点やODA実施上の原則において、基本的人権や人間の安全保障に関する提案がなされているところでございます。その上で、新たな開発協力対抗では、開発協力は基本的人権の推進を含む概念であるとして、基本方針、重点政策及び実施原則においても、人間の安全保障を柱として、人間の主体性を中心においた開発協力を行っていくとともに、基本的人権の尊重及び基本的人権の保障をめぐる状況に十分注意を払う旨を述べております。その趣旨はしっかりと盛り込まれていると認識いたしております。対抗案の文言については、委員の御指摘やパブリックコメントにていただく御意見などを踏まえながら、引き続き検討し てまいりたいと考えております。玄馬君、有識者懇談会が提案したものを無視しておいて、パブリックコメントの意見なんか聞くはずがないじゃないですか。今、政務官がおっしゃった、人権の保障をめぐる状況に十分注意を払うというのは、原稿のものと変わっていないわけですよね。ただやっぱり、今その表記だけだと、例えば相手国の人権の状況が悪化したり、日本の政府のODA事業が軍事転用されたりしたときに、一方的に停止できたりしない、そういう状況じゃないですか。だから、やっぱり新たにその人権にしっかり配慮する必要があるのではないかということを盛り込むべきだという提案があったと思うんですが、なぜそれをされないんですか。
1:09:20
ただいま申し上げたことの繰り返しになりますが、しかしながら、ご指摘も踏まえて、これから検討させていただくということでございます。
1:09:33
ここは変わることを大いに期待したいと思います。人権についてもそうですけれども、非軍事原則が守られているか、目的外使用されていないか、あるいは人権侵害されていないかということを、どうやってモニタリングしていくかという運用については一切記されていないんですけれども、これをどうやって徹底していくべきかを、やはり対抗にも欠くべきではないかと思いますが、この点について御所見を伺います。
1:10:06
このモニタリングでございますが、この案件の実施前において、相手国と結ぶ全ての国際約束や実施の際に取り交わす文書に、軍事目的の使用の禁止を明記をいたすとともに、相手国に対して非軍事原則の説明、またその遵守の申し入れを徹底して、事後のモニタリングや相手国の状況確認等を徹底するということによって、この適正利用の一層の確保に努めてまいりたいと思っておるところでございます。このことについて、今の御質問は対抗にというようなことでありましたけれども、そうしたことも含めて、このパビーコメント等も踏まえて、しっかりと作り上げていきたいと考えております。
1:11:02
モニタリングをするといっても、結局できていない現状があると思うんですよ。例えば、先日の徳永筆頭の御質問の中にあったミャンマーの船がですね、軍人を乗せたり軍事物資を輸送した。それどうだったかと聞いても、モニタリング調査をして4ヶ月も経ってもよくわからない。それが今の日本のODAのモニタリングの現状じゃないですか。それで本当に事実が把握できるのか。それを作り上げたミャンマーの軍系企業へのお金が流れている件も、結局ちゃんとモニタリングできていないからこういうことが起きていると思うんですよ。しかも発覚した後も止める術もない。だからやはりここはちゃんとODA対抗を改定するに合わせて、しっかりモニタリングなどの運用の部分も変えていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。ちなみに1個聞きたいんですけど、またカンボジアの話ですが、2016年に日本政府が約14億円の無償資金協力で、プノンペン市にバス80台を供用した。それが2021年にプノンペン市内で起きたある企業の首都ですね。この首都を行った人たちに突入して、その現地当局は首都来機中の組合活動家数十人の身柄を拘束した上で、その2本が供用したバスに乗せて首都現場から強制排除して、プノンペン郊外やコロナ隔離施設に移送していると。こういう報道がありました。この認識はありますか、外務省。
1:12:46
お答え申し上げます。委員ご指摘の件につきましては、昨年7月に在カンボジア大使館からカンボジア当局に対して事実確認を行いました。カンボジア当局の説明によれば、当時カンボジアでは新型コロナ感染が拡大しており、抗議活動参加者の中にも新型コロナウイルスの感染者が確認されていたことから、感染者や感染の可能性のあるものをコロナ検査会場や隔離施設へ移送するために、我が国が無償資金協力で供与したバスを使用したということでございました。これを受けまして、我が方の中、カンボジア大使からカンボジア政府閣僚に対しまして、人権侵害と受け止められない、受け止められかねない形での使用は厳に行わないよう申し入れたところでございます。政府としましては今後ともカンボジア側と緊密にやりとりを行い、本県バスの利用状況の確認に努めてまいる所存でございます。
1:14:05
カンボジアが言ってきたことをそのまま鵜呑みにしただけだと思いますね。調べたんですか、それ。人権侵害、ストライク中の人たちを移送したのではないかということを報道されましたが、そうではなかったということを調べたんですか。聞いただけじゃない。
1:14:34
お答え申し上げます。現地の大使から閣僚に対して申し入れを行って、先方政府 から説明を受けたということでございます。実際にその当時、カンボジアでは新型コロナ感染を拡大していた当時でございますので、カンボジア政府からの説明を受け止めたということでございます。
1:15:02
これが今の日本のモニタリングの状況なんですよ。大使館が向こうの政府に聞いて、そうですかと。人権侵害ではありません。コロナの人たちを移送しただけです。そうですかと。ミャンマーの国運企業にお金が流れています。今、ODAを止めたら医薬金がかかりますと。調べもしないで、ああそうなんですねと。それで本当に、ODAが目的外使用されたりですね、軍事利用されたりすることを防げるのかと。モニタリングがそれで足るのかということを問題にしているわけです。もう時間が来ましたので、ちょっとまたにしますけど。やはり今の状況だと、せっかく日本の税金を使って有効に使わなきゃいけないこのODA資金がですね、有効に使われているかどうかをしっかりモニタリングできていないと。今まさに聞いただけということをお答えになったじゃないですか。だからやっぱりその状況を変えなきゃいけないというふうに、それは強く申し上げておきたいと思います。で、終わる前に、もう一度だけあの、カンボジアの選挙支援について、一言言っておきますが、監視団は送らない。監視団を送ると、あの、今のカンボジアのこの民主、非民主的と言われる状況が、状況にお住み付けを日本が与えたことになります。で、スペシャルゲストという名前を変えても、結局向こうは日本の外務省の職員がちゃんと見に来てくれたと。これもお住み付けを与えることになるので、厳に控えていただきたいということを強く申し上げております。
1:16:59
まあ、外交政策で中、ロの連携が進んでいるというのは書いてありますが、中国の李国防部長の発言で、冷戦時を超える軍事政治の連携であるということを言っています。大変に刺激的な表現でありますが、このことについての外務省の分析を問いたい。
1:17:29
お答え申し上げます。4月16日になりますけれども、ロシアを訪問中の李正福、中国国防部長がプーチン大統領と会談をいたしました。その際のやりとりとして、ロシア側が発表したところによりますと、委員御指摘のとおり、李部長から、中ロ関係は冷戦時代の軍事政治的同盟を超えるという、こういう趣旨の発言をしたものと承知しております。また3月20日から22日まで、習近平国家主席がロシアを訪問したわけでございますけれども、その際には、共同会場航空パトロール、あるいは共同演習を定期的に実施すると、あるいは両国軍の相互信頼を深化させていくこと、こういった要素を盛り込んだ共同声明が採択されているところでございます。実際、共同での軍事演習の実施、それから共同航行、それから共同飛行といった日本近辺での一連の動きなど、中ロ関の軍事協力は最近、緊密化しているところでございます。我が国と地域の安全保障上の観点から、我が国として重大な懸念を持ってい るところでございます。両国の対外政策を含む動向につきましては、我が国として引き続き関心をもって注視し、米国をはじめとする関係国と連携しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。
1:18:44
孫首の兵法じゃないですが、我が国の力、外交、展開ですね、また特に我々の東南アジア地域においては、中国の様々な動き、その勢力拡大、この飛河の状況の比較の中で、どう優位にさすかということが重要なんだと、私は思っております。つまり、我々がそれぞれのグローバルサービス的なアセアンの国々と連携を深めるというだけではなく、中国の影響をいかにして抑制するかということが、後でも質問いたしますが、法の支配による、秩序ある世界を維持する、人権を尊重するという、我々のですね、側の発想、我々のプリンシパルからすると重要なんだというふうに思っているわけであります。その場合、やはり連携というのは、いろいろな理念だけでは連携はできない。経済的な釈迦や、いわゆるODAを含む、こういったもののメリット、また、例えば宗教的に、イスラムの国々であれば、シーアハやスンナハは宗教的連帯もあるだろう。また、もう一つは、いわゆる理念ではなくて、理念ですね、今言った法の支配に基づいて行動する、現状を守る、こういった理念もあるでしょう。この三つの分野で、我々はどのようにして、中国と退除していくかということが、言葉を得らず馬不得意に言うならば重要だろうと私は思っております。だから、その意味ではですね、我々はアセアン諸国との関係というのは、そういった宗教的連帯とかですね、こういった部分というのは歴史的にあまりないわけであって、何が重要かというと、その国の政治的指導者、ステーコフォルダーとの間で、深い人間関係を作る、遠い親戚より近くの他人ではありませんが、そういったものを作っていくということが必要だと思っております。今から十四、五年前ですか、私がラチギデンの一人の幹部としてですね、平沼ミッションでアメリカを訪問したとき、上院会員の議員と会うということで日程調整しましたが、思うように会えなかった。場所によっては平沼団長以下ですね、自民党の国会議員や我々も、また救う会や家族会も一緒になって、その政治家の秘書に会うような、こういったことで終わってしまったこともある。非常に我々はですね、残念でありました。これを当時の大使館の方に聞きますと、そこまでの人間関係はできていません、ということでありました。私がここで申し上げたいのは、恐らく当時、中国とか、もちろん恐らくイスラエルなんかもそうでしょう。頻繁にそれぞれの議員の事務所を訪問し、具体的に言えばですね、結婚記念日や花を持っていくとかですね、極めてそういうですね、目先というか、そういうですね、接触を増やすことによって一体感を作る。これは三つの要素の一体感で大事だと思っております。その上でお伺いします。こうした一体感、人間関係を作る上で大使館の活動は重要でありますが、現在大使館の役割というのはどんなふうに、簡単に言ってください。時間がありません。お答えください。
1:22:05
お答え申し上げます。一般論として申し上げれば、大使館等の在外交換は、我が国の存在感を高め、総合的な外交力を強化すること等を目的とし、海外で国を代表し、外交関係の処理に携わり、外交の最前線での情報収集、戦略的な対外発信などの分野で重要な役割を果たしております。また同時に法人保護、日本企業支援や投資、観光の促進、資源、エネルギーの確保など、国民の利益増進に直結する活動も行っております。これら在外交換は、在外交換自身としても主導的に外交業務に取り組むとともに、本省との間で緊密な連携及び連絡もなされており、情報関心や外交課題に関する認識等の共有がなされていることに加え、本省側から在外交換に対し、具体的な取組や働きかけ等についての指示も出すこともございます。
1:23:05
一般論的にはそういう話でしょうが、具体的にどういう具体的項目に落とし込むかということなんですよ。ちょっと尖った表現をするならば、例えばブラジルのような国、日系のブラジルに3世4世がいる国ではですね、実際そういった日系の方、特に日系の方が全員そうだとは言いませんが、日本にシンパシーを持つ議員を一体この10年間で何人に増やしたのか、とかですね、そういう具体的なことが単なる友情を増幅するよりも大事だというふうに思っております。具体的にそこにおける日系のですね、商合会社をどう作るのか、そこの日本との関係の疑伝をどのように拡充するのか、10人でなく20人、20人でなく30人、こういう具体的なことがなければですね、非常に曖昧もことしていては国境的にですね、十分に資することはないと私は思っております。そこでお伺いしますが、インドネシアを始めつつるアセアン諸国、東洲国、グローバルサーフスの国々の大使館は、政治家を始めつつるステークホルダーとの面会等、関係強化をどれぐらい行っているか、その結果の実績評価をどうしているか、簡潔にお答えください。簡潔にね。
1:24:23
お答え申し上げます。我が国の大使館は、それぞれの人口において、その国の状況に踏まえまして、政府関係者、政治家、在会人、有識者等、幅広い関係者等の関係強化を始めとします。日々の外交活動を通じまして、我が国の立場に対する理解の導進に努め、直面する多様な外交課題への対応を強化しているところでございます。このような外交活動の成果につきましては、人口政府関係者の間で形成された人脈と、必ずしも一概に評価することは難しいところでございますけれども、いずれにせよ、我が国としてグローバルサービスへの関与を強化し、国際社会の諸課題への対応を指導していくことが重要だと考えております。その上で、国会議員の方々が海外の要人と意見交換を行い、交流を進めることも日本外 交の強化の観点から重要だと考えております。
1:25:15
時間的に制約があるので十分に言いませんが、インドネシア等において、そこの大使館の中枢の方と話したときに、その在会の極めて有力な人の名前も十分に知らなかったという事例があります。面談もしていないと。これですね、個別のことは言いませんよ。はっきり言って活動不十分だと私は思います。もっと他の国は中国なんかものすごいやっていると思うんですよ、私。だから中国はそれだけ細かく、ディテールにわたって面談をし、在会人、政治側のステークホルダーやっている。日本はそこはですね、なんかそこまでやってないんですよ。やってないんですよ。やってない証拠がたくさん出てきますよ。言いませんよ、ここでは。時間がないから。そこで大臣にお伺いしますが、こういったことに関して、アセアン諸国やグローバルサウスの国々をはじめとした、大使館に対して外交的成果を収めるための明確な指示、今ここでなくてもいいですよ。出すべきだと思うんですよ。日経、日本に対してのアシストする議員を増やすとか、そこの在会人の人たちをグルーピックするとか、こういう具体的な指示をやっぱり出すべきであって、中国はそれをやっていると思いますよ。お答えください。
1:26:28
まさに今、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に我が国が置かれております。この支配に基づく自由で開かれた国際秩序、これを維持強化するためにも、アセアン、そしていわゆるグローバルサウス、こうした国々の幅広い支持と関与、大変大事であります。まさに今松原委員がおっしゃいましたように、どの国がどういう仕組みなのかということによって、当然在会、議会、いろんなところがあるのではないかと、こういうふうに思っておりまして、先ほどこの事務方から答弁いたしましたように、一律に国会議員何人とか、そういうことでは必ずしもないと思いますが、やはり本省とこの公館との間で、しっかり連絡を取り合って、この国はこういうところがあるから、こういうところを重点的にやれ、というのはもちろん今までもやってきたというふうに考えておりますが、やはり具体的にどういうふうに取り組むのか、どういうふうに働きかけるかということを、さらにしっかりと工夫をして、今までもご指示を出してきたところですが、さらにこれを強化していきたいというふうに思っております。松原君。はっきり言って、私は不十分だと思っています、現状では。やはり我々はもっと明確な指示を、抽象的な指示ではなくて、この場で言わなくていいですよ、外交上の部分ですから、しかし明確な指示を与える、こういうことが必要だと。同時にその中には中国がその国でどれぐらい、この段階で影響力 を持ってきているか。日が対比が問題なんですよ。それは後で様々な中国の経済的な支援の部分で話をしたいと思っています。次に一問飛ばしまして、中央に対する我々の基本的理念は、G7外相会議で林大臣が既におっしゃっているように、法の支配に基づく、地位の維持、つまり力による現状変更はさせないと、また人権であると考えておりますが、その上で法の支配や人権といった理念的な対立意向を、国際的連携にいかに結びつけていくか、大臣のご所見をお伺いします。
1:28:49
まさにこのロシアによるウクライナ侵略が国際秩序の根幹を揺るがす中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化するということ、これはグローバルサウスを含めた国際社会の幅広い支持と関与が不可欠であります。まさにこのカルイさんの外相会合でも、グローバルサウスへの関与の重要性をG7で確認をいたしました。そして我々議長国として多様性と法設性、これを重視するきめ細やかな外交を通じて、法の支配に基づく国際秩序の維持強化、これが国際社会全体にとって極めて重要だという点を、グローバルサウスをはじめ国際社会全体に向けてしっかりと強く訴えていきたいと考えております。
1:29:43
そのためには、私やはり日本が自らが、いわゆるマグニスQをつくり、また人権D.D.を法制化して、こういったものをグローバルサウスの国々にも、法律を守る、国際法の中で現状を力によって変更しないということ、また人権を尊重する、この辺はさすがに敷衍的に、今大臣がおっしゃったように通る話ですから、そういった意味ではマグニスQ法や、今言った人権D.D.を我々もつくると、そしてそういったものは必要であるということを、今我々が退治している国々にも訴えていくということが、中国やロシアの権威主義対立対抗する、極めて重要な対立力になると思っております。次に、いわゆるメリットという点があるわけですね。メリットということで、中国にしても日本にしても、さまざまな資金的な支援をしたりしているわけでありますが、中国の場合はちょっと強烈でありまして、存外資金支援はするものの、過酌なく取り立てをすると。スリランカのハンバントタークの件は有名でありますが、こういった事例がいくつかあるのか、明確になっているのはこれぐらいかもしれませんが、1999年の咀嚼といいますか、所有を許してしまったということであります。お答えいただきください。他にどういう事例があるか。林大臣官房3時間。お答え申し上げます。今お話がございましたのスリランカ南東部にございます。ハンバントタークでございますけれども、2017年にスリランカ政府が中国国有企業との間でコンセッション合意文書を署名した結果、中国国有企業ハンバントタークの管理運営会社の株式の70%を所有し、港の運営権が99年間譲渡され ることになったと承知しております。我が国としましては、スリランカの公安を含めインフラ整備につきましては、インフラの開放性、透明性、経済性、さらには対象国の財政、健全性等など、国際社会共通の考えを十分取り入れることが重要と考えておりまして、ハンバントタークをのみについても引き続き注視していく考えでございます。松原君。中国が世界戦略で極めてこういったことを意欲的にやっているわけであります。エチオピアの債務額というのは、エチオピアの国内総生産の今59%、中国が持っているというところであります。トルクメニシスさんに関しては40億ドルの債務があり、輸出の83.2%が中国であると。これは数字のデータであります。スリランカは今のような話で、ハンバントタークを99年間中国が所有すると。マレーシアは2018年段階で27兆2000億円の中国の借金を抱えていると。モルデビアは825億円の借金を抱えていて、国家歳入の50%を超えると。バナナアーツは1400億円。回収された港には従って中国の海軍の艦隊がいると。こういう話になっている。タジキスタンは2006年はゼロだったのが、10年経った16年1000億円。この中国から借りてま して、中国人民解放軍が駐留をしているという情報になっているわけであります。こういう状況というのは、この海外投資を使った多くの国に対する植民地化というふうに私は言えるのではないかと、強く懸念を持っております。国資管大学の助川教授の分析によりますと、中国のこういった支援というのは3つあると。問題がですね。それは借りてが債務の条件や、自由市の大きさ債務を公表できないような、支払義務を与える場合があると。2つ目は、いわゆる我々が先進国は、このG7の国々なんかは、相手に対して上場を借りをしてですね、債務を安くする。または防備費というか、返済期限を延ばしたりする。それを過酌なく取り立てる。従ってそれなんかのような港の話が起こる。3番目なんです。これも問題なんですが、融資とは直接関係のない政治的経済的な動き。例えば中国に対する敵対行為など、様々な状況下で、その場合融資を取り消す。即時返済を要求する等の条項が含まれているのではないかと。こういう話になっているわけであります。私はですね、これはもうある種の新しい時代の植民地化のですね、1つの方便だというふうに思っておりまして。これは非常に問題であり、こういう罠にはまって、多くの国々が国連の総会においても、駐路と一緒になって、本来の国の国際的な 治安、法の支配や人権をですね、G7の国がその部分に関して一緒に押しようとした時に、それに対して反対をするような動きが、ある種起こってくるんだろうと。ある種の植民地、新しい新植民地のような気がしているわけであります。これは質問通告しておりませんが、大臣、どんなふうにお考えですか。
1:35:14
今委員がご指摘の問題は兼ね兼ねですね、いろんなマルチの場でも問題になってきておりまして、先ほどご紹介いただいたスリランカの例もですね、いろんなところでこういうことをですね、紹介しつつ、相手にもですね、注意を促すことも含めてやってきているところでございます。この中国のですね、この途上国向けの融資というのは、我々ですとこのOECDとかですね、パリクラブというのがございますが、そういうところでルールを作ってですね、再建者がみんなで集まってどうしましょうか。これ国内の再建者も一緒でございます。再建者みんな集まってどうするか、こういうことをやるわけですが、これが中国の場合はですね、そこに入っていない。また、今おっしゃったような指摘も含めてですね、どういう契約を結んでいるのか、この非常に不透明である。こういうことがあるわけでございまして、まさに委員がおっしゃったようにですね、途上国がいわゆる債務の罠に落とし入れているという指摘がですね、多くなされているところでございます。そうしたですね、中国の開発協力の動向、これを注視しているわけでございます。我が国はG20またパリクラブ等の国際的な協議の枠組みに参加して、まさにこの債務の透明性の確保、そして全ての再建国間での公平な債務措置、この債務措置というのに、今委員がおっしゃったようにですね、少し伸ばすとかですね、一部免除するとこういうことですが、こういうことの重要性をみんなで透明性を持ってやるということの重要性をですね、訴えてきておりまして、国際的な合意に基づいて延債有用等の債務措置を実施しています。これを実施してきているのが我々でございます。また、途上国に対してもですね、債務管理能力をしっかりとつけてですね、財政の健全化に資することを目的として、公共財政管理等の分野の専門家の派遣などを通じてですね、それぞれの国が債務管理に必要な知識業務ができるように、こういう定着をですね、支援をしているところでございます。
1:37:20
中国の先ほどの隙川教授の話もありますが、直接債務と関係しない政治的経済的な部分で中国に対する反発するものがあった場合は即座に返済させるとか、そういった秘密契約も入っているんじゃないかと。こういうのがよく研究する必要があると思うんです。ただ、先ほど言ったように、我々がどうそういった国々にアプローチするかだけではなくて、その国々がどのように中国によって、言葉を選ばず言うならば荒らされているかというのは確認し、それを止める作業が必要だと思います。その上では、さっき言った政治家だけではなくて、それぞれの国のですね、インドネシアでもマレーシアでもいいですよ、すでにちょっともう来てしまっているかなと、厳しくなっているかなと。インドネシアも中国の投資すごいですからね。というふうに思いますが、それでも今からでもですね、それがこういったことになるんだということを警告をしていかないと、彼らのいわゆる国家の自立性も損なわれていくんじゃないかと私は思っております。極めて重要であって、そのことは、やっぱりネガティブキャンペーンをしろというわけではなくて、事実をですね、やっぱりそれぞれの国の経済家やそれぞれの国の政治家、それぞれの国のマスメディアに強くですね、アピールするというのも大使館の作業ではないかと思っております。それではですね、その次に参ります。日本の、今言ったパリ協定の話とか、大 臣が触れましたので、次はJICAの話に入ります。日本国として海外支援事業、民間が独自に行っております。私の知っている民間医療本人である特集会なんかはですね、シリアの大地震のときに、すぐにそのテクホースを送ってですね、20人ぐらいで、現地の様々な救援活動を行った。僕は大変素晴らしいと思っています。即座にこれを行っているわけでありますが、この場合ですね、2020年末までにアフリカ17カ国に対する、まあ人不全治療をずっとやっているということでありまして、それがまあ非常にこの医療の問題で貢献するというのは、非常に喜ばれるということを申し上げておきたいわけであります。まあ透析水の生成装置を持っていくとか、また併せてアフリカの医療スタッフに対して、日本に呼んで教育を行ったりしている。また、2018年から行っているタンザニアでの支援事業では、同国の依頼を受けて透析センターバックアップ、国の方の依頼を受けてですね、特集会がやっているわけでありまして、それで人移植治療5年の臨床成績は30例。報告が導入した病院で報告がされている。その場にまた、その民間医療団体も同席をしですね、素晴らしい臨床結果の報告を受け、その病院に臓器移植センターを設立するということを特集会としても表明をしている。非常に素晴らしい民間セクターの行動であると思っています。問題はですね、こうした事業について、資金的なものをJICAはですね、出したりするわけでありますが、で きればですね、こういった民間セクターの日本の存在感と、存在感を高くするというのは先ほど、理事者の答弁にもあったわけでありますが、存在感と日本のですね、こういった医療における貢献、これは世界において非常に誰もが否定できない。そのためにですね、いわゆるJICA、公園もしくはJICAの認証といったものが活用できないか、これについてお伺いいたします。国際協力機構 井本理事お答え申し上げます。特集会グループによるアフリカでの活動については、JICAとしても承知しておりまして、これまでJICAも同会とアフリカに合同ミッションを派遣させていただいており、同会によるアフリカの人材に対する日本での研修に連携させていただいております。JICAといたしましても、さまざまなスキームや取組によりまして、日本の民間セクターの海外支援事業を後押しする重要性を理解しております。委員御指摘の公園認証ではございませんが、途上国の開発課題の解決や、現地でのSDGs推進に貢献する意欲と技術を持つ企業等から、公募による提案を受け、JICAが企業等を後押しする中小企業SDGsビジネス支援事業がございます。例えば、アフリカの保険分野では、同事業によりまして、日本の民間企業が現地で生産を行っているアルコール手指消毒剤を活用いたしまして、医療従事者の人材育成等を通じた啓発普及活動により、衛生環境の改善を図る事業を行いました。この事業の終了後、人材育成の成果を生かして、継続的な教育啓発を現在も継続されていると承知しております。また、JICAが実施する衛生啓発のキャンペーンに、開発途上国で衛生関連の優れた技術、製品を普及展開する複数の日本企業に賛同いただきまして、タイアップすることにより、日本企業を後押しし、現地の衛生改善に行う、インドでこのような事業を実施しております。こうした多様な取組を通じまして、途上国の開発課題の解決につながる民間セクターの取組を引き続き後押ししてまいりたいと考えております。
1:42:47
非常に頑張っているということは評価したいわけでありますが、JICAのお金を使うのではなくて、今言った特殊化の場合は、認証もしくは公演みたいな名義ですよね。やっていることは立派なものですから、そういったものはその事業ごとに出すような柔軟な仕組みをお考えいただいたらいいのではないかというのが私の趣旨でありまして、今日、李一郎さんはもうここにはいないわけですから、よく自治会で問っていただいて、単にお金をつけてうんうんではなくて、今みたいな、今私が申し上 げたようなことも検討していただきたいということを強く要請しておきます。次にですね、このアジアが今、東アジアが大変に今、リスクが中路の接近で高まっていると。東アジア首脳会議の参加国はどういう国か、そこに中路入っているのか、簡潔にお答えください。
1:43:41
お答え申し上げます。東アジア首脳会議の参加国は、アセアン10カ国に加えまして、日本、ゴーシュ、中国、インド、ニュージーランド、韓国、ロシア、米国の計18カ国となっておりまして、中国、ロシアとも含まれております。
1:43:58
私、前から言っているように、中国、ロシアはウクライナ侵略以降、ロシアの完全に大国としての享受を失っていると。力による現状変更を行うことに何ら痛揚を感じないとするならば、これはもう昔の中国、ロシアじゃないと。15年前、20年前のそれぐらいに変容してしまったと私は思っているわけであります。こういった権威主義国家が参加しない形での、法の支配と人権を尊重する国際的な枠組みを、アジアにおいて作るべきだと思いますが、大臣御所見をお返します。
1:44:37
今、中国やロシアが入っていない枠組みと言いますと、例えばこの日米同盟ですとか、クワッド、これは日米合意ですが、この法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に取り組んできているところでございます。その上で、やはりこの地域の平和を作って維持していく。そのためには、この法の支配、国際法の遵守、これが全ての大前提であるという考えに基づきまして、必ずしも枠組みではないわけですが、このビジョンでありますけれども、FOIP、すなわち自由で開かれたインド太平洋というのは、まさにこの法の支配を重視することを含んでおります。これの新プランをこの間発表させていただいたわけですが、このプランに地域にある各国との連携を強化して、さらにFOIPのビジョンを共有する各国の輪、これをさらに広げていくとい う考えを明確に打ち出しておるところでございます。まさにこのアジアにはですね、ASEANというものがあるわけでございますが、こうしたASEANの中心性というものを引き続き尊重しながらですね、アメリカやゴーシュ、韓国、インドといった地域の国々とも連携を図って、FOIPを実現するための取組を一層強化して、インド太平洋地域においてもしっかりとこの国際秩序を守り抜いていきたいと考えております。松原君。私はとにかく、中路を除いた枠組みを重層的に作っていくことが、やっぱり法の秩序を守る、人権を守る上で重要だと思っております。時間が参りましたら最後の質問いたしますが、こういったことを統括してですね、省庁横断的に行うような、司令塔本部というもの、マセアン及び太平洋グローバルサウス国に対する連携戦略を進めるための、そういったものをですね、総合的に作ることっていうのはやっぱり、極めて戦略的に重要だと思うんですが、大臣のご所見をお伺いいたします。
1:46:47
政府全体のことということですので、私からなかなか全体ということでお答えしにくいところもございますが、しかし今年はですね、東南アジア対東 諸国が自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた重要地域であるということを鑑みても、アセアン関連首脳外省会議、また日アセアン特別首脳会議、そしてまさに広島サミット、こういうものが予定されておりますので、関係省庁と連携してしっかりとですね、外交主導していきたいと考えております。
1:47:21
ディスインフォの部分とかですね、たくさん質問を用意をしたんですが、今日はそこまで行きませんでした。次回に譲りたいと思います。ありがとうございました。
1:48:07
日本維新の会の和田雄一郎でございます。では一部時間の環境を見ながら、通告の部分を飛ばしたりしな がら、なるかもわかりませんが、質問を始めさせていただきます。まず大臣、G7会合、本当にお疲れ様でございました。これに限らずずっとこれから広島のサミットもありますし、その前に外遊もありましょうし、大変国益を背負って活動されている、ご苦労を与えないと思いますが、しっかり頑張っていただきたいと思います。まず、今日は多くの委員からG7のことも、あるいはそれに絡みながら対中国をどうするかということも随分と議論になったわけでございますが、繰り返しになる部分もありますが、私からも聞いていきたいと、このように思います。まずはやはりG7外省会合でございます。これは、仮座で行われましたけれども、非常に成果が大きかったというふうに報道はございました。いろいろな話が突っ込んでできた。そういったことも報道ベースではありますが、まず率直に大臣のご感想なり、今回の成果についてどう捉えているのか、もう一度繰り返しになるかもわかりませんが、お願いいたします。
1:49:26
4月の16日から3日間でございましたが、G7長野県軽井沢外省会合を開催いたしました。まさに国際社会が 歴史的な転換期を迎える中で、外省間で率直かつ踏み込んだ議論を行うことができました。また、コミュニケも発出をしたところでございます。このミュー編で一度対面で行いましたが、それに続いて、今年2回目の対面での会合であったわけでございますが、このセッション全体を通じて、この5月のG7広島サミットに向けたG7外省間での連携を確認したことが一つございました。また、このサミットが広島で開催されることも念頭において、核軍縮不拡散について詳細に議論を行ったということでございます。そして、我々が重視をしております法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序、これに対するコミットメント、そして世界のどこであれ一方的な現状変更の試みに強く反対する、こういうことを文書の形で確認をすることができたということでございます。
1:50:43
法の支配を確立して、この現状変更は認めないということを文書で確立したということなんですが、事前に、実はフランスのマクロン大統領が、欧州は米中いずれにも組みしない、追従しないんだと言ってみたり、台湾有事は我々のものではないんだ、みたいな ことを発言したような報道がございました。そういったことについて、しっかりと正すというんでしょうか、確認をし、その結果、現地というものを取ったというんでしょうか。例えば、コロナフランス外相はどのように言われたのか、一度ここで確認をさせてもらいたいんですが。
1:51:34
今回のG7外相会合におきましては、私から、世界のどこであれ、力による一方的な現状変更の試みには強く反対するという旨を述べまして、G7外相から同様の認識が示されたわけでございます。この台湾海峡の平和と安定については、我が国の安全保障はもとより国際社会全体の安全と繁栄にとっても不可欠な要素でございます。我が国がずっと一貫した立場として申し上げておりますのは、台湾をめぐる問題が台湾により平和的に解決されることを期待するということでございまして、今回のG7外相会合において、改めて国際社会の安全と繁栄にとって不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の重要性、これを再確認をいたしました。もちろんフランスも含めてということでございます。両岸問題の平和的解決を求めることで完全に一致をいたしました。なおコロナ外務大臣フランスからは、フランスは現状の尊重、そして台湾海峡の平和と安定の維持に深い思いを持っており、力による一方的な現状変更に反対し、両岸問題の平和的解決を求めていると。そしてマクロン大統領も法中寺にもこのようなメッセージを習近平主席に伝えた、こういう旨の説明があったところでございます。
1:53:06
わかりました。いろんな報道でマクロン大統領がこう言った、こう言ったというのがありましたが、そこできちっと抑えることができた、大事だったと思います。あとでフランスのことを若干私、かする部分がありますので、ちょっと今聞かせていただきました。そこで今台湾有事の話が出てきたわけで、要は我々にとってとにかくこの大陸中国とどう向き合うかというのが我々にとってはもうとにかく最大の課題であります。これはもう私が最初に外務委員会に、この議席というか委員に請求をいただいて、最初のときもこういうことを申し上げたと思うんですが、とにかく我々は日本人はこの日本列島で大陸とどう向き合うかで、2000年来ずっと苦労してきたわけでありまして、そういう中でですね、対中問題についてお伺いをしていくわけですが、しばらく前に日中外省会談が行われました。そのことについてもいろんな方がお聞きになり、いろんなご発言もありましたけれども、ちょっと詳しくですね、もう一回振り返って私お聞きしたいと思うんです。素朴な疑問もお聞きしたいと思うんです。まずはですね、この選択っての日中外省会談の成果なり大臣の評価というものについてもう一度お聞かせてください。
1:54:34
4月1日と2日でございましたが、この外務大臣としては約3年ぶりに中国を訪問をいたしました。滞在中、新郷国務委員兼外交部長、そして大木外事工作委員会弁護室主任との間で会談を実施をいたしました。また李強国務委員総理へのですね、表敬を行ったところでございます。特にこの新郷部長との初の対面での日中外省会談にお きまして、所見案を含めてですね、長時間にわたって率直な議論を行ったということは大変有意義だったと考えております。今回の会談ではですね、木下の建案でありました、ある法人拘束事案、そして安全保障分野を含めて我が国の立場をしっかりと申し入れたところでございます。同時にこの建案があるからこそハイレベルを含めたですね、意思疎通、これが必要であり、建案を含めて率直な意見交換を行い、今後とも首脳外省レベルを含むあらゆるレベルでですね、緊密に意思疎通を行っていくということで一致をしたところでございます。この関連でですね、新郷部長との間ではさらに日中韓ですね、韓国、この日中韓プロセスの重要性についても意見交換を行いまして、首脳外省レベルを含む日中韓プロセスを再稼働させていくということで一致したこと、これも重要な成果だったと考えております。今後とも主張すべきは主張し、責任ある行動を求めつつ、所見案も含めてですね、対話をしっかりと重ねて、共通の課題については協力する、この建設的かつ安定的な関係、これを構築するために中国側と意思疎通に努めていきたいと考えております。
1:56:27
意思疎通をするための第一歩が築けたんだと、だから非常に成果があったと、こういうふうなことだと思うんですね、おっしゃられていることは。確かにお帰りになった後に官房長官もですね、記者発表のときにそういったことが今後考えられるので、要は意思疎通を図っていく枠組みを作れたので成果があったと、こういうふうな表現があったと思うんです。ところがですね、ここからなんです。私が申し上げておきたいことは。昨日のG7外省会議も終わるやいないやですね、中国外務省は何と発表したかというと、台湾問題は中国の内政であって、いかなる外部の干渉も許さないと、こういうふうに即座に言っているわけですね。で、じゃあ大臣も今言われたように、いろんな懸案について申し上げたと。申し上げたんですが、じゃあ解決はしたかと。いや当然そんな今日の言って明日になるわけないだろうと、こう言われるかもわかりませんけれども、しかしこの拘束されている日本人は一人として解放されない。そして尖閣諸島には中国の航戦が入り続けている。懸案を伝えたからといって引いたかというと引かない。台湾海峡の平和と安定について重要性を指摘しても台湾問題の解決は許さないと。こういう発表を即座にすると。これでは全然この中国の軍事活動の活発化や南シナ海の問題でも、行動を改めるというようなニ ュアンス、雰囲気は何にもないわけです。強硬姿勢が全然変わらない。ということは何を言っても聞く耳を持っていない。聞く耳を持っていない人に我々は何か一生懸命言っているだけ。これは本当にことが悪いですけれども犬の遠吠えみたいなものです。あれが悪いこれが悪いと言っても、そしらんふりをしている。これでは話にならないわけでありまして、やはり結果を出していかなければならない物事なわけでありまして、そういった意味でそんな中でさらに加えて言うと、林大臣が日中外相会談に臨んでいる時というのはちょうど台湾の蔡英文総統が訪米をした時。中国から見れば、プロパガンダ戦として見れば、まるで日本と台湾を分断したかのように見えるような状況になってしまっている。そういった状況があるわけですね。さらに、いわゆる中国の中華人民共和国の在外における派出所、いわゆる警察の肩代わりをする組織なるものが日本にもあると言われている。これについて、以前お聞きしたら、私が聞いてもこれはちゃんと抗議をしていると、断固として抗議しているんだと言われましたが、抗議しているわりには何も撤退したわけでもなければどうもならない。そう思っていたら、アメリカはとうとう豪雨をにらして、昨日ですか、FBIが逮捕したと。その外交官なのか、その担当する人間なのかが逮捕したということですね。外交官ではないですね。いわゆるそれにつながる人々。そういったことも、抗議はしていても何にも変わっていない。そこらへんについて、もう一度、非常にお聞きにくいですけど、どう考えておられるのか、コメントがあればお聞きしたい。
2:00:09
この御指摘の中国にある軍事演習でございますが、政府として一貫して大きな関心を持って中止をしているところでございます。この台湾海峡の平和と安定、これは我が国の安全保障はもとより国際社会全体の安定にとっても重要でございます。我が国の従来からの一貫した立場は、台湾をめぐる問題が台湾により平和的に解決されることを期待するというものでございます。この点、これまでも米国、またG7との間で、台湾海峡の平和と安定の重要性について一致をしておりまして、昨日まで開かれたG7外相会合においても、先ほど申し上げましたように再 確認をされたところでございます。我が国としては、こうした立場を中国側に首脳レベルを含めて直接しっかり伝えるとともに、今後とも共通の立場として明確に発信してまいりたいと思っております。また、4月16日の中国によるロケット発射でございますが、中国側に対し、我が国の船舶等の安全に影響を与えないようにすること、また沿岸国とある我が国の権利及び義務に対して妥当な考慮を払うことを含めて、類似申し入れを行うとともに、事実関係の詳細な説明を含めて適切な対応を強く求めていたところでございます。しかしながら、今般中国側が我が国の要請にもかかわらずロケットを打ち上げたということは極めて遺憾でありまして、直ちに外交ルートを通じて厳重な抗議を行うとともに、再発防止を強く要請をしたところでございます。また、中国警察の海外拠点の問題につきましては、中国側に対しまして、外交ルートを通じて我が国の主権を侵害するような活動が行われているのであれば、断じて認められない旨申し入れを行っておりまして、先般の日中外証会談においても、私から提起をしたところでございます。また、外務省といたしましては、関係国とも適切な形で情報共有を行ってきているところでございまして、引き続き国内関係省庁や関係国とも連携して適切に対応していくとともに、我が国における活動の実態解明の結果に応じまして、適切な措置、これをしっかりと講じてまいりたいと考えているところでございます。
2:02:35
いわゆる在外、何て言うんでしょうね、中国の警察というんでしょうか、何て言うんでしょうか。これだって質問取りのときは警察関係の方も来ていただきましたけれども、外務委員会で外務大臣に、今日はそのことを外交上の話として聞こうと思ってしておりますので、答弁はする方もおられませんから聞けませんけれども、これはやはり断固としたこの抗議をするならば、裏打ちのある政策をとらなきゃいかんと思うんですよね。それは、今日は呼んでませんけれども、やはり警察が日本でも逮捕するとか、そういうふうなつまびらかにここにあってこういう人間がこんなことをやっているとか、そういうことをつまびらかにして、大臣がこんな事実があるんだということを、やはり中国の強硬姿勢は受け入れないんだと、許さ ないという行き通りを示さなきゃいけないと思うんです。今さっき大臣も触れました、このロケットの空域制限の話も、これ日本のEZにかかっているんですよ。これは国際法で制限できるかというとできないようですけれども、しかし、この長野のカルイザーの日本が主催をしている、このG7サミットの最中にかけているんですよ。日本のEZの中に。これもうはっきり言えば、言葉悪いですよ。日本のメンツに泥を塗っているようなもんですよ、中国は。あえてそこにわずかでもかけたということは、そのことについて行き通らなきゃいけないと思うんです、私は。そういう意志を持って、これからきっちり抗議をしていただきたいと思いますが、もう一回行き通っていただきたいんですが、どうですか。
2:04:23
先ほども申し上げましたように、この4月16日の中国によるロケット発射、これは中国側に対しまして、我が国の船舶等の安全に影響を与えないようにすること、そして沿岸国とある我が国の権利及び義務に対して妥 当な考慮を払うことを含めて、累次申し入れを行って、行うとともに事実関係の詳細な説明を含め適切な対応を強く求めていたところでございます。今般、この中国側が、我が国の要請、これにもかかわらずロケットを打ち上げたということは極めて遺憾でありまして、直ちに外交ルートを通じて厳重な抗議を行うとともに、再発防止を強く要請したところでございます。
2:05:13
これ以上言っても、同じことを繰り返しながらも言いませんけれども、やはり我々は顔に泥を塗られているんですよ。そういう思いで生きどらなきゃいけないと私は思います。次にもう一つよく似た話をここで取り上げたいんです。それは先般ある報道を見ておりましたら、南極の日本の昭和基地の近所に中国が観測基地を設けたと。観測施設をつくっちゃったと。そこで何かを観測しているらしいと。ところがそれが何をやっているのかもよくわからないと。もちろんこれ南極条約では、これは規制されているわけでもないし何でもないんですけれども、しかし一般的にはマナーとしてはありえないと。そういう状況があると言うんですが、この南極の昭和基地の近所の中国の観測施設について、まず担当する省庁はいかが捉えておられますか。
2:06:29
お答え申し上げます。昨年12月、我が国の南極地域観測隊が昭和基地から約20km離れた場所において、半球形の中国と記載された簡易な小屋のような構造物、さらに倒壊した自動気象観測装置と思われるものを発見したことは承知してございます。これらの構造物等がどのような性質のものであるか、現時点では確定的なことは申し上げることはできませんが、これらの発見場所は我が国の観測隊が観測活動を行う場所からも山を隔てて数km離れた場所でございまして、現在、あの同観測隊の活動に直接的な影響は生じてはいないと聞いております。いずれにしましても、文科省といたしましては、これらの構造物等に関する情報収集も行いながら、関係省庁と連携しつつ、適切に対応してまいります。
2:07:18
何かわからないと。あんまり今のところ日本には影響が出ていないということなんですけれども、よく似た話を思い出すわけですね、これを聞くと。だって気球が飛んできたと。初めの頃何年か前かはこれは観測気球だろうと。気象の気球だと言ってたわけです。いやひょっとしたら防衛省はわかったのかもわからないですよ。自衛隊の基地の上を飛んで無線を取ってたり、色々してたのかもしれないですよ。でも基本的に観測気球だと。ああ、観測の気球かというふうに言ってたわけです。同じような話に私は聞こえるんです。いや気球だったらいいと思うんです。でも日本の昭和基地の使っている、例えば色々な機器の発する電波を探ってたり、あるいは情報をそこから取ってたり、あるいは色々なそういうことに関わるシステムについて、それを見てたりしてるのかもわからない。そういったことがあってはいけないからしっかりと調べるべきだと思うし、外交的な色々な取り組みをすべきだと思うんですが、その点について外務省はどのようにお考えになっておられますか。
2:08:34
お答え申し上げます。先ほど答弁ございましたように、小屋のような構造物、観測装置と思われるものが発見されているということでございます。南極条約第7条5項におきましては、各提案国に南極地域における探検体及び基地等について、事前の通告を行うということを求めております。この構造物が事前の通告を行うべき活動に当たるかどうかということにつきましては、過去の南極条約協議国会議の勧告におきましては、基地もしくは補助的な観測所において、または船舶もしくは航空機により行われた、また計画された科学的調査を含む活動等を挙げてございます。現地からの報告によれば、今回の発見された構造物による活動は、事前の通告を行うべき活動として挙げられている補助的な観測所による、における科学的調査に該当する可能性はあるものと考えておりますけれども、事前の通告は確認されていない状況でございます。こうしたことから、政府としましては、まずは先ほど答弁ございましたように、当該構造物等に関する情報収集が必要だと思っておりますけれども、その結果も踏まえ、南極条約に基づいて適切に対応してまいりたいと考えております。
2:10:04
南極条約に基づいて適切に対応するということですが、後から思えば、あああれだということにならないように、しっかりと対応をしていただきたいと思います。次にちょっと質問を飛ばしまして、中国とどう向き合うかということを話してきたわけでございますが、議論をしてきたわけでございますが、台中、台湾融資を踏みとどまらせるためには、台中抑止をしなければいけないと私は思います。では台中抑止をどのようにするのかということになるんだと思います。アメリカは台湾に対して核の仮想を、かつての西ベルフリンのようにかけているかという、そこまでは意思は示していないと思います。NATOも革新的利益はこの極東アジアに持っていない。英国だってインドだってそうです。知識学的には革新的利益は持っていないです。唯一あるとしたら、実は何だかんだこの間波風がたったフランスが、実はこの太平洋に領土を持っていて、軍隊を駐留させている。知識学的には利害を持っているんです。実を言うと。だから非常に大事なんですフランスというのは。フランスの航空母艦や艦艇というものは、ここまでやってくる必要があるんです。あそこら辺を通って。そういったこともあるわけでありまして、そういう中でどのように中国をこれから跳ね上がらないように封じ込めていけばいいのか、そのためには新しい国際秩序をこの極東アジアでしっかりと組み立てていく必要はあると思うんですが、その点についてどのように大臣はお考えでしょうか。
2:11:45
今回、昨年の暮れに作りました国家安全保障戦略には、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中で、同盟国、同志国間のネットワークを重層的に構築するとともに、それを拡大して抑止力を強化していく。こういう方針を打ち出しているところでございます。この同盟国、同志国と連携して、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組み、これを戦略的に推進していくことで、地域の平和と繁栄に貢献していきたいと考えております。その上で申し上げますと、アジア地域は欧州と比較して、いきなり各国の発展段階、政治経済体制、安全保障政策、これが欧州と比較しますと少し異なっているという側面がございます。こうしたアジア地域の多様性、そしてアセアンというのもございますが、これが地域協力の中心として重要な役割を担っている、こうしたことを踏まえて、まずは日米同盟、これを基軸としながら、東アジアサミット、EAS、そしてアセアン地域フォーラム、ARF、そして拡大アセアン国防省会議、ADMNプラス、こうした様々な対話の枠組み、これを重層的に活用してまいりたいと考えております。
2:13:14
重層的にいろいろなものを使いながらやっていくと、新しい国際秩序が生まれ始めているわけでして、前にも申し上げましたが、やはりこういう表現がいいかどうかは抜きにして、いわゆるロシア、中国、イランという一つの数軸関係というのでしょうか。人に言わせれば、アメリカのあるシンクタンクの方から言わせれば、邪悪な数軸体制とこう言うんですが、こういったものができつつあるところに我々は向き合わなければならない。それを単に抑え込むというだけではなしに、対話をしながら、重層的にいろいろなものを使いながら、作っていかなければならないという時期が来ておりますので、しっかりとちょうどパラダイムシフトが、パラダイムシフトでしょうね、これね。やはり価値観が変わりつつあるんですから、そういう中でしっかりと舵取りをやっていただきたいということを申し上げます。もう一つ、そういった中で我々がしなければならないことがあって、大臣は4月末に中南米諸国を訪問するというふうに報道ベースで知りました。台湾と現在外交関係を持っている、パラ具合も訪ねると聞いております。