2:45
ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに新居妻秀樹君が委員を辞任され、その補欠として下野六太君が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い、現在理事が一名決院となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により委員長の指名にご一任願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に岩本強人君を指名いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。外交防衛等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官青柳はじめ君ほか21名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用決定いたします。外交防衛等に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
3:59
自由民主党の堀井和雄でございます。早速質問に入らせていただきます。まず、陸上自衛隊ヘリコプターの事故から今日で2週間となりました。迅速された隊員の方々に、心より哀悼の誠を捧げたいと存じます。そして、10名全ての隊員の方々が、ご家族のもとに1日も早く戻れることを、ただ願っております。これまでの捜索の状況、また事故原因等々について、現在までにわかっていることを教えていただきたいと思います。
4:37
お答え申し上げます。本件事故に関しましては、これまで自衛隊として、海上保安庁とも連携し、懸命の捜索活動を継続してまいりました。まだこの捜索活動は続いております。この中で、これまでの水中捜索によ って、要求助手は6名と損壊したヘリコプターの一部を水中で発見しました。その後、5名を引き上げ、亡くなっていたことを確認しました。昼夜を問わず、これまで懸命な捜索活動を行ってきたわけですが、その中でこういった法事を施して、残念になりません。ごめんなさい。仲間たちを一日も早く家族の元に戻すよう捜索を続けてまいります。あと、事故原因の究明というのが非常に重要でありまして、今、陸上爆料幹部に設置した調査委員会において調査中であります。事故原因の究明のためにも、機体の引き上げや現場の捜索が必要でありまして、これにつきましては、自衛隊と海上マンションに加えて、民間力の強む支援によって進めてまいります。ごめんなさい。厳しい安全保障環境の中で、我が国の平和を守るため、そして国民の身体、生命、財産を守るために身をとして、国防という数個の任に当たってこられた10名の隊員の皆さんに、心より敬意と感謝を申し上げたいと存じます。そして、また今、上司や同僚の事故に遭われた中で、多くの隊員の方々がご家族のケア、そして捜索、また海上マンションの方々も含めて、様々な活動に一生懸命従事されていると思います。そういった隊員の方々に対して、大臣の方から一言お願いしたいと存じます。
6:57
長らく安否を案じてこられたご家族のため、まずは国民のため、日本に防衛に全身全霊を捧げてきた10名の隊員が、そのもとに、一日でも早く帰ることができるよう、最優先で取り組んでいかなくてはなりません。そして同時に、昼夜を分かたず現場で仲間の捜索に懸命に当たっている隊員にも感謝したいと思っております。引き続き、発見された全員の引き上げ、そして未だ不明のままの4名の捜索のために、全力を尽くしてもらいたいと思います。そして、今回の事故に関し、国民の皆様には大変ご心配をおかけしております。国民の皆様の安心につながるよう、防衛省として、自己調査にもしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところであります。
7:50
ぜひ、頑張っていただきたいと存じます。次に、自衛隊員の方々の手当について質問したいと存じます。私、先日の質問で地域手当について質問させていただきました。茨城県土浦市にある霞ヶ浦の中途に勤務する方は、10%の地域手当が出る。しかし、その隣の阿弥町にある土浦中途に勤務する方は、0%であると、こういうことになっていました。ちなみに、茨城県職員の方は、茨城県内どこで勤務していても、6%というふうになっているわけでございます。これについて、ぜひ、何らかの工夫なり改善ができないかということを申し上げました。それに合わせて、今日は、いわゆる移動の際の手当について質問したいと思います。これは、国家公務員を含めて、自衛隊員の方もそうですけれども、移動する場合には、地域手当の移動保障というのが2年間にわたって行われます。それと、広域移動手当というものがあるというふうに、これが3年間あるというふうに承知をいたしております。しかしながら、現行制度でありますと、端的に言えば、市がやに勤務していた方が、やっぱり遠くに、例えば、沖縄方面に行ったときには、ど んどん金額が下がっていくというのが、今の移動の実態で、手当の現行の仕組みでございます。これは、国防の任意に当たる方というのは、むしろ、本当にこの重要な地域に派遣をされて、そこで活躍することが求められておりますので、一般職の国家公務員の広域の移動に対する手当の考え方を、もちろん原則としながらも、この自衛官に即した手当の考え方というのが、やはり重要ではないかと思うんですけれども、その点について、防衛省の見解をお聞かせいただきたいと思います。
9:45
お答えいたします。国家公務員に支給される手当のうち、都市部に所在する官署が多い、一般職の国家公務員は、地域手当の支給対象者が多く、他方、非常に不便な生活となる、いわゆる、敵地に所在する官署が多い自衛隊員は、特地勤務手当の支給対象者が多い、という特性がございます。こうした観点から、防衛省では、首に敵地に勤務する隊員に着目し、その中で も、例えば一般職の国家公務員の官署が所在しない離島の、さらに先にある離島、いわゆる二重離島や、島に中心的な地区がなく、島内での生活が著しく不便な離島のような、より過酷な勤務環境にある部隊には、そうした厳しい勤務環境にふさわしい水準となるよう、特地勤務手当の給別区分を上位の給位に格付けするなど、適切な処遇を確保しております。今後は、特に、南西地域において増大する任務に対応するため、委員が御指摘されました広域的な人事異動を余儀なくされる自衛官が増加することが予想されます。その任務や勤務環境の特殊性を踏まえ、適切な処遇となるよう、不断の検討を進めてまいりたいと考えております。
11:12
ありがとうございます。大臣、ぜひ、これは自分ベースだけではなかなか解決しないかもしれません。しかし、現場で頑張っている隊員の方々の声が聞くと、やっぱりこの手当に対する声が大きい。私も直接伺いました。大臣、ぜひこの点ご留意いただきたいと存じます。一言だけお願いできませんでしょうか。
11:34
ただいま、政府参考人からお答えしたとおりに、自衛隊の人的基盤の強化を図る上で処遇の向上は重要と考えております。私のもとに設置した防衛省自衛隊の人的基盤の強化に関する有識者検討会の提言に加え、委員御指摘の点も参考にさせていただきながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
12:02
ありがとうございました。次に外務省の方に質問させていただきます。まず、外務大臣に伺います。G7長野県軽井沢外省会合が、私は成功率に終わったというふうに存じて おりますけれども、その会合の成果についてお聞かせいただきたいと思います。特に中国との関係について、G7どのような結束も確認できたのかということも併せて教えていただければと思います。
12:29
4月16日から3日間にわたりまして、このG7長野県軽井沢外省会合を開催いたしました。国際社会が歴史的な転換期を迎える中で、G7外省間で率直かつ踏み込んだ議論を行いまして、会合の成果としてG7外省コミュニケーを発信することができました。今回、今年2回目となる対面でのG7外省会合でありまして、セッション全体を通じて、この5月のG7広島サミットに向けたG7外省間の連携を確認いたしました。また、今年のサミットが広島で開催されるということも念頭に、核軍縮不拡散についても詳細に議論を行ったところであります。さらにG7として初めて、日本が重視いたします、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序、これへのコミット メントや、世界のどこであれ一方的な現状変更の試みに強く反対すること、これを文書の形で確認をすることができました。また、中国に関しましては、G7として中国と率直な対話を行い、懸念を直接伝える重要性、また、グローバルな課題や共通の関心分野では中国と協力する必要性、これを確認いたしました。その上でG7として中国に国際社会の責任あるメンバーとして行動する意を呼びかけるとともに、対話を通じて中国と建設的かつ安定的な関係を築く要意があるということを確認いたしました。またG7として、東シナ海・南シナ海情勢について引き続き深刻な懸念を表明するとともに、力または威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対することで一致いたしました。さらに、国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認いたしました。インド太平洋地域において開催するG7外相会合にふさわしい充実した意見交換を行うことができたと考えております。5月のG7サビットにつながっていくことを期待しております。次に、海面上昇について伺います。太平洋と諸国は気候変動によって海面上昇を大変危惧をしています。そのことによって、両界の気線が変更されてしまうことも危惧をしている。そのことについては、日本も国々の国際法上における主張についても深い理解を示していると承知しております。このことは、国々との関係においても非常に重要なことだと思います。こういった海面上昇に伴う気線の考え方について、日本としてどのように取り組んでいかれるか伺いたいと思います。
15:17
この海面上昇は、四方を海に囲まれた我が国にとっても重要な問題であります。また、我が国として、本県が太平洋と諸国等にとっていかに切迫した問題であるか十分に認識をしております。先般、我が国は、気候変動に起因する海面上昇について、太平洋諸島フォーラム(PIF)による海域維持に関する宣言等を踏まえまして、気候変動により海岸線が交代した場合も、国連海洋法条約に従い設定された既存の気線の維持は許容されるという立場を取ることといたしました。この立場は、本年2月のPIF代表団の訪日の際等にも、私か ら先方に伝達をしまして、歓迎の意が示されたところでございます。国連においても、同月の海面上昇に関するアンポリの公開討論におきまして、我が国からかかる立場を改めて表明をいたしました。また、御指摘のG7外相コミュニケにおいても、G7として多くの国々の懸念を共有する旨の一致したメッセージを発出したところでございます。今後も国連等の会合及び各国との会談等の機会を捉えまして、我が国の立場を伝達しつつ、我が国として国際社会における議論に積極的に関与し、引き続き海洋秩序の維持・発展に貢献していきたいと考えております。堀井和夫君。時間の関係であと2問続けて質問したいと思います。日本の外交戦略上、2つ質問したいんです。1つはやっぱり情報戦、偽情報対策を含めて、しっかりと情報戦、情報収集、分析、そして発信能力の強化、AIと活用して抜本的に行っていくことが重要ではないか。特に外務省の場合は様々な言語に通用しておられますので、外務省としてもしっかりとした強化のための予算を確保していく必要があるのではないかというふうに思います。もう1点は、中南米諸国での日系人の方々の存在というのは、これは私も中南米諸国に訪れたときには、本当にこれは日本外交の財産だというふうに思います。こういった日系人とのつながりというのも、外交戦略上極めて重要ではないかというふうに思いますけれども、この2問を合わせて質問したいと思います。
17:35
外務省大臣官房大月サイバーセキュリティ情報課参事官
17:43
お答えいたします。委員御指摘のとおり、国家間の戦いにおいて情報戦がますます重要な意味を持つようになってきております。我が国として情報戦に効果的に対応するためには、情報空間における各国の動向やその意図、期欠を的確に分析し、その結果を踏まえた効果的な戦略的発信を行っていくことが、まったなしの課題であると考えております。かかる認識の下、次の5点の取組を強力に推進してまいりたいと考えております。第一に、AIをはじめとする振興技術を導入し、情報収集分析能力を強化すること。第二に、公伝情報も含め、外務省が収集管理するあらゆる情報を組み合わせるとともに、情報、政策、発信の各部門が有機的に連携し、情報収集分析の結果を効果的な戦略的発信につなげること。第三に、同盟国、同志国とのさらなる情報共有のためにも、サイバー安全保障分野での対応能力を欧米諸国と同等以上に向上させること。第四に、情報戦を戦う上での基礎能力であるカウンターインテリジェンス能力を強化すること。第五に、本省在外交換双方において、民間部門のさらなる活用も含め、情報収集分析発信能力強化のための体制を整備すること。以上の取組を通じまして、外務省としまして、令和6年以降も、情報収集分析発信能力の戦略的強化に着実に図っていく考えでございます。外務省大臣官房中村審議官、時間が来ておりますので、簡潔にお願いいたします。中南米の日系社会についてのお尋ね、簡潔にお答えいたします。ご案内のとおり、中南米には世界の各地域で最も多い約230万人の日系人が在住しておりまして、この日系社会が現地で尊敬と信頼を集め、各国で親日感情の基礎となり、日本との駆け足として中南米との関係強化に大きく貢献していただいていると認識しております。政府としては、これらの方々の支援し、共に歩んでいくべく、しっかり取り組んでいくという方針でございます。その一方で、世代交代の進展といった理由で、既存の日系社会、あるいは日系人としての意識にも変化が現れつつありまして、この日系社会との連携、再強化する必要があるとも認識しております。このような状況を踏まえまして、そ うした取組を総合的に立案実施すべく、今年1月、外務省内に中南米日系社会連携推進室というものを設置いたしました。政府といたしましては、この新設された室を中心に、次世代を担う若手の日系社会の指導者や、SNSで発信力のある日系人の方々の招聘、現地における日系社会同士のネットワークづくりの支援、在下などと連携いたしまして、現地の日系人団体の活動施設等に対する各種支援、こうした取組を推進していく所存でございます。
20:56
おはようございます。日系民主党の福山でございます。先ほども堀委員からもありましたけれども、陸上自衛隊のヘリの事故について、いくつかお伺いをしたいと思います。日々状況が明らかにされ、先ほどもご報告があ りました。現在6名の隊員が発見され、5名が引き上げられて、死亡が確認されたということです。機体の一部も発見され、4名が実は未だに発見されていないと。お亡くなりになられた隊員の見た目に心から哀悼の意を表するとともに、隊員のご家族に悔やみを申し上げたいと思います。また、懸命な救助活動を行っている海上自衛隊艦艇、海空自衛隊航空機、陸上自衛隊の部隊及び海上保安庁の皆様にも敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、地元のいろいろな漁船と漁業関係者の方も救助活動に応援をいただいていると聞いておりまして、このことも感謝を申し上げたいと思います。水深100mを超える海底での作業というのは過酷を極めると察しておりますが、大臣におかれましては十分に救助に当たっている隊員の疲労や厳しい作業ということもあり、そのことについてもご利用いただきながら作業を進めていただければと思っておりますが、大臣から一言まずいただければと思います。
22:42
委員から大変温かい言葉をいた だきました。本当にそういう意味では我々としても大変残念であるわけでありますけれども、しかし、今、一生懸命全員の機関を目指して頑張っているところでございますので、今後ともしっかりとこれに対応していきたいと思っているところでございます。いくつか事実関係だけ確認させていただきます。調査委員会が立ち上がっていると思いますけれども、現実にはレーダーが消失した地点から北北東に約4.2km離れた水深106mの海底で機体は発見されています。レーダーにその4.2km離れたところまで移動しているにも関わらず、レーダーには捕捉されずにこれだけ離れたところで見つかったということでございまして、まだ原因等は調査中ということだと思いますが、どういう原因が考えられるのか、現状でよろしいのでお答えいただけますでしょうか。今回の事故発生前後の状況につきましては、事実関係の調査について現在、自己調査委員会において調査する中で確認・精査を行っているところです。こうしたお尋ねについても確定的な答えや予断を与えられないようなお答えをすることは差し控えたいと思います。その上 で一般論として申し上げれば、極低高度を飛行する航空機についてはレーダーに映らない可能性もあり得ます。また、現場海域において機体に搭載されていた救命イカダが展開されていない状況で発見されたということはこの間申しました。これを踏まえると、非常な状況の急変によって事故後につながった可能性も考えられるところであります。フライトデータレコーダーはまだ回収していないのですが、こういった状況の詳細を把握するためにも、この回収も含めて捜索に全力を傾注していきたいと思います。
24:57
1点の距離がありますから、時間があったと見ようと思えば見れる。救命衣の装着がない、仕様がないということも含めて、脱出もなかなかしにくい状況だったというのがどういう状況か、私も全く専門家ではないので分からないのですが、少しそこについては調査委員会で原因究明をしていただきたいと思いますし、2問目、フライトデータレコーダーが発見されているのか、と聞こうと思いましたが、今お答えがあったようにまだだということですので、フライトデータレコーダーが発見され次第、いろいろな解析をお願いしたいと思います。前回の質疑でお願いしたのですが、4月6日午後に実施されたこの航空偵察は、一体いつどの時点で意思決定がされたのか、お伺いしたら、委員会ではそこは後でお知らせしますということで、お答えいただけますでしょうか。
25:57
この航空偵察につきましては、3月29日に大八地断指令部において計画をして、最終的に行くというふうになったのは4月3日でございまして、坂本大八地断庁がこの計画の実施を決定したということであります。
26:19
お答えいただいたのでよく分かったのですが、29日に、市団長着任の前の日に市団の中で計画をして、翌日着任されて、31日着任式と、3日に市団長がこの計画で行こうということを決められたということでございます。この間申し上げましたように、5日、6日、その後、中国の感染がこの周辺で非常に活発な動きがあったものですから、この計画をそのまま実施したのがよかったのかどうかということも含めて、調査委員会で御議論いただければと思います。この時の我が国周辺会議における中国の動向について、新しいことが分かれば御報告しますということを大臣に前回の質疑で言っていただいたのですけれども、中国との関連等々、大臣何か新しいことが分かれば、確認できたことがあればお答えください。
27:31
前回、委員から御指摘をいただいたような、我が国周辺会区域における中国軍の動向について、警戒監視、情報収集に万全を期す中で、今回の事故に関連するような動向は確認されておりません。このことは前回も申 し上げたとおりでありますが、そして前回の質疑後、一連の捜索活動の中で様々な部品を回収してきていますが、中国との関連を示すような痕跡は現在のところ確認されておりません。
28:07
ありがとうございます。明確なお答えをいただきました。一方で、実は10日から16時にかけて、中国海軍の宮古島や沖の鳥島等での活動は、極めて活発に行われておりまして、このことについては多少気にはなるなと思います。国防大臣としては、初めて来た空母の3頭をはじめとして、非常に活発に動きが10日から16日まであったことについては、大臣はどのようにお考えなのかお知らせください。
28:56
この内容については、我々とすれば、各タロモのことを申し上げる情報はございませんけれど も、しかしながら、3頭からの離着艦訓練等々をしているというような情報は入っておるところでありまして、その意味では、空母のいわゆる運用の向上を図っているということはわかりますし、そしてまた、空母を中心とするいろいろな運用についての確認もしておったのではないかということは考えられます。
29:42
中国軍の活動と、坂本大司団長による国軍偵察の関係について、ちょっと御従ったものですから、ちょっと申し上げます。ご案内のとおり、近年、中国軍の湾区周辺における活動は、拡大・活発化しております。いずも申しましたとおり、6日には中国海軍の情報収集艦の1隻が、沖縄本島と宮古島との海峡を航行しているということは確認されています。ただ一方、こういった航行は、決して珍しいものではありません。中国軍は本当に様々な活動を湾区周辺でしております。そして、こういった動向について把握するために、自衛隊は艦艇・航空機などによって、警戒監視・情報収集をしていくと。一般論で申しますけれども、演習があれば、そこに近くに艦艇・航空機を派遣して、その様子を見ると。実際、3島からの航空機の発着などは、写真も撮って公表などさせていただいているところであります。こういう中で、自衛隊として湾区周辺において中国軍の活動が行っていることを理由に、今回の経路偵察のような、湾区領域内での活動を見合わせるというようなことは基本的にはないということであります。今回の航空偵察は、南西諸島への展開を想定される第8指段を指揮する坂本陸将が、非常に厳しい安全保障環境に対峙していく中で、南西地域の防衛に万全を期していくということから行ったものであるということを申し上げておきたいと思います。全く私はそのことは前回の委員会から否定しておりませんので、ことさらに中国の感染の演習と事故を結びつけるということも、私はこの間からあまりしておりませんので、そこは今の御説明を理解しているつもりでございます。ただ、頻繁にこういう演習が行われると、やはり緊迫した緊張感ある任務が多くなりますので、そこも含めて御留意いただければと思います。航空事故調査委員会、今の現状の開催状況についてお答えください。
32:15
第一回の事故調査委員会は、事故当日の4月6日に実施をしております。その上で、二回目以降の委員会については、事故の原因を調査するために必要な機体の回収の結果を踏まえつつ実施していく考えであります。
32:35
すいません、メンバーは発表されているのでしたっけ。
32:44
この事故調査委員会でありますが、委員長は陸上爆量副長でありまして、委員は陸上爆量幹部の各課長、それから部隊等委員というんですが、西部方面隊の隊員などで構成されているところでございます。
33:03
この機体の回収等がありますから、あまり慌てることはできないと思いますが、速やかに原因究明をお願いしたいと思います。そうでないと、この機体は全国で運用が止まっているはずですので、そのことも含めて御留意いただければと思います。4月13日、北朝鮮から弾道ミサイルが発表されました。私はJRアトのことは、前回の審判委員会で言われたとおりだと思っておりまして、我が国領土内に、特に北海道に着弾する可能性がある限りは、JRアトはならしておかなければいけないことだと思いますので、それはそのとおりだと思います。ちょっと別の観点からお伺いをしたいと思います。まずは、日本の領土内に北朝鮮からのミサイルが着弾する軌道であった、予測がされるようなミサイルが発射されたのは、過去にはありましたでしょうか。
34:20
これまで、北朝鮮の弾道ミサイルの発射については、様々対応してきております。ただ、それぞれについて、どんな情報を得ていたかを、逐一申し上げることは避けたいと思いますが、いずれにせよ、我が国の領土に着弾する可能性があるということで、国民の皆様に警報を発したのは初めてと理解しております。
34:51
そうなんですね。初めてなんですね。結構重たいことだと思っております。それから、北朝鮮の報道というか、相手側は、新型の固体燃料を使用した三段式の長距離弾道ミサイルだと言っていますし、火星18と、新しい名前のミサイルを言われています。この火星18、それから三段式のICBMの発射が起こるか、この2つについても初めてということでよろしいですか。
35:31
お答え申し上げます。先週13日に発射されたミサイルにつきましては、固体燃料推進方式の新型のICBM級弾道ミサイルであった可能性ということを含めて詳細分析しているところでございます。
35:49
我が国の領土内に着弾するかもしれないと予測されたのも初めて、それからこの火星18とか、固体燃料、さらには三段式も初めて、非常に懸念をせざるを得ない状況だと思っております。そうすると、大臣、途中でレーダーから消失しましたけれども、一方では日本の領土に着弾するかもしれないということでJRアラートを出された。それは僕は、先ほど申し上げたように理解はしているんですが、これ本来なら迎撃体制を取る可能性もあるということですか。
36:43
総理がお話しされたように、我が国に弾道ミサイルが実際に飛来する恐れがあるという場合には、自衛隊として迎撃を含む必要な措置を行うことは当然でありまして、13日においても必要な体制を構築していたとこ ろであります。この痕跡は1回生成されましたが、その後消えています。ただ、その後もずっと監視をしておりまして、その結果飛来するものがないということを確認して、また国民の皆様にもその旨をお知らせしたということであります。迎撃の機会が生じた場合には、迎撃ができるように必要な体制がとっていたということを申し上げたいと思います。
37:27
これ落下地点について政府から正式に発表が出ていませんが、落下地点についての把握はされているというふうに思っていいんでしょうか。
37:44
お答え申し上げます。今月13日に発射されました弾道ミサイルについては、既に発表しましたとおり、我が国領域内への落下や、我が国EZへの被害は確認されておりません。その上で、被焼の距離や被焼の対応 、そして落下地点などの詳細につきましては、このとき発射されました弾道ミサイルの軌道が被焼中に変わった可能性も含めまして、引き続き分析を進めているところでございまして、分析の結果を取りまとめ次第、速やかに公表させていただきたいと考えているところでございます。ということは、まだ今分析をしている最中で落下地点については特定に要請はしていないということですね。
38:29
お答え申し上げます。現在、様々な情報を基に、被焼距離や落下地点などの詳細について分析をしているところでございまして、この分析の結果を取りまとめ次第、速やかに公表する考えでございます。現時点で公表できるものはございません。
38:46
韓国の軍の方では、落下地点はこの辺だということを発表しているようですので、この日にちのずれも含めて分析をしていただいて発 表いただければと思いますし、その発表をいただければ、日本の領土内に着弾するはずだったのがここに落下していると、そのギャップについてのいろいろな解析等もできると思いますので、そこについてはですね。これ実は、自荒等を出されて一旦国民に避難をお願いしている限りはですね、こういったことについてもしっかり説明をしていただかないと不安が広がるので、そこはよろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
39:31
委員御指摘のとおりでございまして、我々としてしっかりとですね、分析いたしまして、国民の皆様に先般政府の方で公表いたしました、発信いたしました情報がどうだったというかということにつきまして、また自衛アラートの体制も含めまして、ご説明をしたいと考えております。
39:51
よろしくお願いします。もう一点、破壊措置命令は自衛隊法の82条の3に基づいて、現状は出されているという認識なんです。大臣の記者会見も一応そのように言っているんですけど、若干曖昧な表現をされていまして、破壊措置命令は2016年から常時発令されている状況だということでよろしいですか。
40:24
この件につきましては、我々といえばこの破壊措置命令については、お示しをすることを控えさせていただいておるところであります。
40:37
そして加えて言うとですね、2018年の時点で、当時は破壊措置命令による常時展開を解除したという報道も出ているんですね。これは事実かどうか分かりません。先ほど、 撃機体制は取れる状況だったというふうに統括官はおっしゃっておられるんですが、これは本当に我が国の領土に着弾をしなかったのでよかったと僕は思っていますけれども、もし我が国の領土に着弾をされるような事態になると、相手からの攻撃を受けたことになります。そうするとなぜ迎撃しなかったのかという議論が出てきて、加えて体制は本当に取れていたのかと。2018年の時点で一旦常時展開を解除しているという報道も出ていますので、若干そのことの実感を確認したくて、今ご質問したんですが、お答えになられないと思いますけれども、私の問題意識について大臣何かあればおっしゃっていただければと思います。
41:47
戦績の点については、我々も常に迎撃できる体制というのは今回も取らせていただいておりますし、その意味ではあらゆることを想定しながら対応していくということだと思っております。
42:05
これも衆議院でも議論があったと思いますが、仮の話で恐縮ですけれども、北海道に防衛省の予測通り着弾をしていたとされたら、これは武力攻撃自体になるということでよろしいでしょうか。
42:31
ご指摘の北海道に着弾していた場合といったような過程のご質問についてはお答えできないことはご理解いただきたいと思いますけれども、その上で申し上げますれば、いかなる事態が武力攻撃自体に該当するかにつきましては、その事態における国際情勢、相手国の明示された意図、攻撃の手段、対応等を踏まえて、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、政府としてその持ち寄り全ての情報を総合して、客観的合理的に判断することとなるため、一概に申し上げることは困難でございます。いずれにいたしましても、政府といたしましては、厳しさを増す安全保障環境の中で、いかなる事態におきましても、我が国、領土、領海、領区、そして国民の生命と財産を守り抜いていくため、引き続き様々な努力をしてまいりたいと考えております。
43:19
それは当然のことだと思います。よろしくお願いします。着弾しなかったからよかったのですが、着弾していたら多分、大詐欺です。先ほど、迎撃の準備は、体制は整っていたと統括官がおっしゃったのですが、そのときに誰が意思決定をして迎撃をしているのかどうか、意思決定をどうしているのか、
43:42
総理までに、上げて意思決定していただく時間があったのか、JRとの発出の時間から見ても、なかなか厳しいなというふうに率直に思いますので、今回のこのことも含めて、対応については、国民に信頼たるようにご説明いただきたいと思いますから、どうぞ統括官。
44:09
かねてより申し上げているとおり、命令が出ているか否か、あるい は、そういった命令に基づいて、具体的に弾道ミサイルの迎撃につながるにどういった体制をとっているかということについては、お答えを差し控えたいと思いますが、これは一般論でありますが、弾道ミサイルの破壊措置命令が出ている際には、迎撃の判断というのは、BMD統合任務部隊司令官、これは具体的には航空自衛隊の航空総隊司令官でありますが、彼が行うことになります。繰り返しになりますが、4月13日の際にどうなっていたかということについては、我が国のままほうの手の内ということになりますので、お答えできないことをご理解いただければと存じます。
45:00
正直に言っていただいたから、僕は別に責める気はないんですけれども、レーダーから消失した、訂正しますという発表をしたことでも、実は手の内を晒したことになるのではないかというふうに懸念をしておりまして、そこも含めて、今、統合官が言われたことを僕は理解しているつもりですけれども、よろしくお願いしたいと思います。いろいろなことがあって、今日、他のことを実は用意していたんですが、今のことが気になったので質問させていただきました。最後に、外務大臣、日中の外省会談で中国に行かれ、また先般、ついこの間ですが、G7の外省会談と、日々外交努力をしていただいていることに心から敬意を表したいと思います。また、外省の込み抜けも非常に大分な、詳細なものを発表していただいたことにもご苦労いただいていると思います。一方で、スーダンの状況もありますので、これも防衛大臣と連携を取っていただいて、法人保護についてもご努力をいただきたいと思っております。本来、今日、私が聞きたかったのは、今度の質問の機会にありますが、お手元に資料を配らせていただいているのですが、アステラスの日本人が拘束されていることも含めて、2015年だけでも中国による法人拘束事案というのは、こんなにあるわけです。現実の問題として言うと、懲役5年とか6年とか、実刑を食らっている場合もあって、今回のアステラスの社員の方について言えば、非常に懸念をしておりまして、大臣が中国に行かれて、向こうでこの法人を返せと、法人を釈放しろということを強く言われたと思いますが、その時の中国の対応や様子など、これだけ法人が拘束されると、日本企業も中国に脱出に当たって非常にリスクを背負うことになりますし、それぞれ拘束されている方々が、どれほど法的に根拠があって中国が拘束 しているのかどうか等も含めて、少し大臣とやり取りをさせていただきたいと思ったのですが、今日は時間が来ましたので次回に譲りますが、今後とも、ぜひ、まずはアステラスの社員の方の釈放に向けて、ご努力をいただきたいと申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。
48:05
【旗次郎】 一見民衆、社民の旗次郎です。先ほど堀井先生と福山先生からも言及ありましたが、私もまず、宮古島の陸自衛隊の事故について、任務を果たす中で亡くなられた5名の隊員の方のご冥福をお祈りすると同時に、突然愛する家族を失ったご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。他にも、隊員と見られる1名の姿が確認されたということですが、一日も早く全ての隊員がご家族のもとに帰られることを、私も切に祈っております。先ほど大和総括官から、フライトレコーダーについての言及がございましたが、