19:34
これより会議を開きます。来閣提出「孤独・孤立対策推進法案」を議題といたします。この際、参考人出当要求に関する件についてお分かりいたします。本案審査のため、来る26日水曜日午前9時、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長にご一人願いたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。引き続きお諮りいたします。本案審査のため、本日政府参考人としてお手元に配付いたしておりますとおり、内閣官房孤独・孤立対策担当室長山本真理君ほか15名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
20:49
はい。おはようございます。立憲民主党の早稲田幸でございます。本日は内閣委員会で質問の機会をいただきまして誠にありがとうございます。それでは、孤独・孤立対策推進法について伺ってまいります、小倉大臣に伺います。どうぞよろしくお願いします。コロナ禍で顕在化をした我が国の社会問題の一つとして、この孤独・孤立の問題があろうかと思います。人と人との接触機会が激減をし、そしてまた感染拡大防止措置などによりまして、特に子ども、それから高齢者、障害者などの見守り、それからまた地域での交流、それから相談支援、そうしたものの機会が失われた結果、今まで水面下で進んでいたと思われるこの孤独・孤立が、改めて炙り出されたということではないかと思います。その中で政府は2021年の2月に孤独・孤立担当大臣をきまして、内閣官房においては民間支援団体とともに連携をしてこの対策を講じてきたところではありますけれども、支援団体からはこの孤立・孤独の根拠法、この制定を当初から早くやってほしいと指摘をされていたと思いますが、このように2年もたってしまったこと、私は非常に遅くなって、遅れてしまったことはどうしてなのかと思いますが、大倉大臣、法案提出がここまで遅れたこと、その理由をお聞かせください。
22:19
お答えいたします。孤独・孤立の問題は長引くコロナ禍の影響等により孤独・孤立の問題が深刻化、顕在化したものであり、政府では委員御紹介のように、令和3年2月に孤独・孤立対策担当大臣が司令塔となって、政府一体で迅速に孤独・孤立対策に取り組むことといたしました。具体的にはこれまで孤独・孤立の実態把握に関する全国調査 、孤独・孤立対策の重点計画の策定及び改定、国における官民連携体制の構築、地方における官民連携体制のモデル構築、一元的な相談支援体制の施行など様々な施策に取り組んできたところであります。社会に在在する孤独・孤立の問題については、コロナの感染拡大が収束したとしても、政府として必要な施策を着実に実施する必要があります。また、単身世帯や単身高齢世帯の増加によりまして、今後孤独・孤立の問題の更なる深刻化も懸念されます。そうした中で、孤独・孤立対策の安定的継続的な推進体制を整備することが今後必要になるとともに、これまでの施行やモデル開発の段階から、ようやく本格実施の段階へと進めていく必要も生じたところであります。今申し上げたような状況に鑑みまして、これまでの政府における約2年間の孤独・孤立対策の取組状況を踏まえた上で、今回国会に法案を提出することになったというのが経緯でございます。
23:42
今2年間踏まえたとおっしゃいましたが、本気でこの法律を制定する気持ちが終わりになったのかどうか。私は何となく、この孤独・孤立がコロナ禍でわーっと社会的に注目をされる大変な問題だということになったので、とりあえずその単年度予算で、事業は今までもやられている支援団体がいっぱいやられている、そういうものを繰り返してやっていって、本当にこの法律を制定してやる気持ちがあったのかどうか、非常に疑問なんですが大塚君いかがでしょうか。
24:17
これまでの取組も、孤独・孤立の全国的な相談台やる、これは試行をさせていただきました。これは当然試行ですので、その後の本格実施に向けた試行を何度かさせていただいたということであります。またNPOの支援に対しましても、継続的にこれを支援するということを重点計画に変えてございます。重点計画自体も見直しておりますし、実態調査も2回ほどさせていただきました。そういう意味では、コロナ禍を踏まえて一家制に何かをやっているということではなくて、その先を見据えてこの2年間着実に取組を進めてきたということだと思います。以上。
24:55
大臣から一家制ではないというきちんとした御答弁をいただきましたが、それでは一家制ではない、本気で取り組んでいただくということでございますから、特にこの孤立・孤独対策の重点計画について、次のことを進みたいと思います。この重点計画も既にできているわけですね。これ第1条では対策本部を置く、第8条ではこの孤独・孤立対策の重点計画をつくると法にも制定をされましたけれども、既に2021年にできている。そしてまた改定もしている。その上でですけれども、この重点計画を見てみますと、この官民連携の孤独・孤立の官民連携のプラットフォームを通じて、